【刻時】時留めの針

白葉うづき

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シナリオID:3411

オープニング

●
 学術都市ヴェルクリエ、その中に在るキャンティ地区はそこそこ大きな街だ。ユールフェスなど祭りの時期には観光客で賑わい、住民である技術者や発明家、芸術家は自分の作品を見てもらえる機会だと張り切って創作に熱を入れる。
 けれど今年は、様子が違った。
「聖霊節がちゃぁんと開けなかったなんて、困った地区代表さんよねぇ」
 煌びやかな指輪を嵌めた手をカーテンへと伸ばし、そのまま引く。光が差し込むとともに現れた街並みは、白く染まり、外にはちらほらと人が見えるだけだ。
「だからあたくしたちが手を貸してあげるの。皆は最近フラストレーションが溜まっちゃってるから。あたくしってなんて器が広いんでしょ」
「その通りです、デボリア様」
「なのにあたくしに逆らう一派がいるなんて許せないわぁ。徹底的に潰してしまいなさい。数がいるなら雇った子たちを連れて行ってね」
 従うのなら愛しましょう。そうでなければ価値はない。暴君は嗤う。
「あの男は」
「ヴィリは、この街の紋具職人を連れて消えた模様です」
「ふうん……ちゃぁんとアレをあたくしに持ってくればいいのだけれど。この街を手に入れたって、アレがなきゃ意味ないわぁ。だからこそここを選んだのもあるのだから」
 傍らの鏡に目を移したデボリアはうっそり瞳を細めた。こんな不安定な世の中であるのに、自分の思い通りにできる街に加え、若さを保つ道具まで手に入れられる。
「まあいいわ、この街から離れないでしょうし。地区代表……テオドールは?」
「姿をくらませました。身の危険を感じたようです」
「ふふ、大変そぉね」
 歓喜に身体が震える。もう少しで望んだものがすべて手に入る。
「あなたに与えられた屈辱、あたくし忘れたことがないから。跪いて靴をなめたら許してあげるわぁ、テオドール」

●
 そこは隠された場所だった。水路が通る街の中、橋の下にはいくつかトンネルがあり、その一つから古い遺構に繋がっている場所。椅子や机など最低限のものが揃っている。昔もここは避難場所だったのかもしれない。どうして知っているのかと聞けば、伊達に代表はやってないよ! と胸を張っていた。
「来てくれてありがとう、いきなりギルドに手紙を送りつけてごめん。過激派の人たちから逃げてるんだ」
 キャンティ地区、地区代表として働いてきたテオドール・ヘルツィンはいささか痩せたようだ。着込んだ姿のまま続ける。
「街の様子を見たかな。今年は事故が相次いでいたのもあるし、自粛も兼ねて聖霊節が開催できなかったんだ。それで、帝都での戦いに勝利したら季節外れの聖霊節をやりたいって声がたくさん届いて。開催は決まったのだけれど……今は、デボリアの主導になってる」
 あの後も事故が続き、解決をするのはデボリア。どうしても後手に回る。その積み重ねで、事情を知らない住民も多くがデボリアを信頼し始めていた。その一方でデボリア派に反発する地区代表派も一定数おり、街中で小競り合いを起こしている。
「元々よくない噂をもっていた彼女でね。『良いことをした』という面がことさらよく伝わるんだろう。困った……けど、そうも言っていられない。これ以上、彼女たちの好きにさせるわけにはいかないから」
 地区代表、テオドール・ヘルツィンの眼差しは力強い。それから、はっきりとした口調で伝える。
「引き続き皆さんの力を貸してほしい。僕らだけじゃ彼女に太刀打ちできないんだ。情けない限りだけど、よろしくお願いします」
「街を見てきたぞ」
 奥の方から長身の男が顔を出す。ネーベルと名乗った男は、この街の近くに昔から住んでいるエルフだ。
「テオドール派、デボリア派に分かれて一触即発の雰囲気だ。このままじゃ滅茶苦茶になるな……それと前に、ゲルダとナハティガルと引き続きこの街の伝承について調べた」
 どうやら豪商の女が狙っている神具はこの街でしか効果を発揮しないらしい。逆に言えば、それこそがこの街に固執する理由とも考えられる。
「なら、先に神具を確保して、それを盾にデボリアの元へ殴り込む。そこで話し合いの機会を設けるのはどう、だろう。その時誰か傍にいてくれたら嬉しい」
 あくまで一案だ。けれど、先に神具を抑えるのは悪くない。ネーベルも続く。
「遺構の中に吸い込まれたと言ったが……神代から存在する遺構と言っても、全体に魔法がかかっているわけでもない。どこか一部、例えば時計塔の側面を破壊すればあるいは」
 中に入ることも可能かもしれない。

●
 謎は面白い。
 思考を深めることも解明に動くことも視界がどんどん別の景色に移り変わっていくのも楽しくて仕方がない。だから謎を求める。育って、住んでいたこの街にまだまだ謎が眠っていただなんて、聞いただけでわくわくした。怪しい人が持ってきた情報だって、信じてみなければ何も始まらない。
「できれば青年に起動してもらいたい」
「オレ?」
 時計塔の遺構の中、神具を鍵として入った空間は気になるものであふれていた。神代の時代から遺された建物、調度品、武器、調べたくない人なんていない! 夢中になって見ていたら、少し広い空間に出た。中央に丸いくぼみがあるそこ、それにちょうどはまりそうな円盤を持って男が傍にいる。
「これを嵌めてエーテルを流せば効果が発動するらしい。そうしたら君の老化が止まる! かもしれない。若返ることもありそうだ、周辺のエーテルを吸い取って自身に還元させるみたいだからね。神代の人々はなかなかのことを考える」
 円盤に手を伸ばしかけて、止まった。
 エーテルを吸い取る。生き物が必要なものを奪う。
「みんなのエーテルを、もらうの? この街の?」
「ああそうだ! はたして全員から同量を吸い取るのか、はたまた規定量になるまで吸い取るのか、どの範囲まで効果が及ぶのか。さあさあやってくれ今すぐに」
 目の前のこれを嵌めれば、謎の答えが手に入る。でもどうしてか、オレの頭の中にたくさんの映像が浮かんだ。ドワーフのじいちゃん、はす向かいの服屋、通り沿いのパン屋、いつも煙を吐いている発明者、星みたいなガラス細工を作る職人、広場に散らばる芸術家たち、頑張ってるテオドール。冒険者たちもきっと近くにいる。もしかしたらオレが連れまわした人たちも。皆、楽しそうにしてる。
「副作用も話しておこう! これを起動するたび人間らしい感情が失われる。けれどそんなもの必要ないだろ? 私たちの探求心や好奇心に邪魔なものだからね! そもそも君にもないか、」
「……い」
「ん?」
「やりたくなーい」
 ぱっと距離を取って男と対峙する。そう決めたらなんだか笑えた。そうしたら、男も笑っていた。
「クク……なんだ、凡庸に育ってしまったんだな。名前も似た響きになったのは面白い結果だったが、何てことはない。すべては環境次第という訳か。そうだ、ひとつ教えてなかった」
 手元で小ぶりのナイフがきらめいた。あ、と思う。多分力で従わせようとしてる。前も、あれで攻撃されたら光の糸がまとわりついて逃げられなくなった。ポケットの鉱石を確認する。
「この神具を起動するにふさわしいのは、この街の構造、人々を含めすべてを把握している者だ。知識が神具に伝わり誰一人余すことなく効果の範囲内に収めることが出来るらしい」
「やーば」
 逃げ切れるかな。

解説

●目的  被害を少なく、キャンティ地区を取り返す ●キャンティ地区 ・広場  時計塔のある広場。雪化粧で彩られ、少しずつ祭りに向けての装飾がされている。  デボリア派と地区代表派の衝突が起こり、小さくない被害が予想される。  持ち込まれた発明品や紋具が使用され、ラウンドごとに『煙による命中力の低下(BS能力低下:命中:1)』『足元が何故かぬかるむ(移動阻害1)』がランダムで付きます。  デボリア派……レベル30ほどの授恵者二人、発明者技術者など数十人  地区代表派……発明者技術者など数十人 ・時計塔の遺構  時計塔の煉瓦部分が剥がされた側面から現れた、古い遺構。武器が多く出土した。そこから発掘が進み、時計塔側面から道路にかけて遺構が露出している。破壊の責任は代表が取る。 ・プフェンベルク邸  デボリアがいる。護衛はレベル30ほどの授恵者二人。 ●NPC ・テオドール・ヘルツィン  キャンティ地区の地区代表。不思議なことや楽しいことを愛する三十代の男性。独身。住民たちからの信頼は厚く、今は仕事を頼んでいた部下しか周りにいないが、街にも味方は多い。 ・ネーベル  街に古くから住むエルフ。テオドールに協力している。 ・ヴィンツ・ラッテ  授恵者で紋具技術者。この地区で育てられ、よく地区で行うイベントの紋具を作成したりしている。 ・デボリア・プフェンベルク  キャンティ地区の豪商。発明家や技術者と契約して商売し店を広げている。自身の美貌に固執している。 ・謎の男  キャンティ地区の遺構に詳しい男。現在は正体不明。 ●備考  一話目で称号を獲得した方は、それをコネとして使用することが可能です。

マスターより

お世話になっております。白葉うづきです。 ヴェルクリエを取り巻く騒動、【刻時】第二話目となります。 全三回のさくっとしたシリーズであり、次回が最終回です。前作は「【刻時】時計塔と謎の遺構」となります。 年末年始ということで、相談期間を一日長くしております。 ヴェルクリエのキャンティ地区で、陰謀が成就しようとしています。 ぜひ事態の打開をしていただければと思います。 NPCはヴィンツが紐づけされていますが、今回も質問などお答えすることが出来ません。 ご縁がありましたらよろしくお願いいたします。 皆さんのアニエピカライフが素敵なものになりますように!

リプレイ

●
「テオドール様から受けた恩を忘れたかこの恩知らず!」
「これからはデボリア様の仕切りだ、関係ねえ!」
 雪が街を飾る広場では、今まさに大人数同士の争いが発生していた。各々が掴みかかり、好き勝手なことを叫んではその熱が増していく。
「ストーーップ! です! ストップ! ストップーー!」
 駆け付けたゲルダ・クラインが衝突する市民を両腕で押し、叫ぶ。
「なんだ邪魔するな嬢ちゃん」
「わからず屋どもにわからせないといけねえ!」
「皆様、誤解をされているのです! それを解けばきっと、きゃっ」
 必死の説得の傍ら、ばん! と大きな音がして薄煙が舞い降りる。誰かが紋具を発動したらしい。視界が悪くなり、一気に広場の混沌が増していく最中――

 どごん!!

 上空で、大きな爆発が起こった。
「……」
「……」
 突然の爆音に静まり返る中、杖を下ろしたロゼットが進み出る。
「誰が代表かなんて小事に時間を浪費している暇があるなら、自分の発明や芸術に打ち込む。それがこの都市の職人でしょう」
 それこそが彼女の知るヴェルクリエ。誇り高き向上心を忘れ、何をしているというのだ。
「聖霊節を病院で過ごしたくなかったら大人しく家に帰りなさい」
「けど、このままじゃ職人として暮らすのも難しくなる。こいつらのせいでな!」
「だから従えなければ出て行けと、ウッ!?」
 突然、人々が膝をつく。まるで上から重たいものに押されているように、何かが邪魔をする。
「双方、少し頭を冷やした方がよさそうだ」
 先ほど爆発が起きた上空から、にこやかなジュスト・ヴェルジーが語りかける。空に浮かぶ彼に何か言おうとする者もいたが、謎の重力波が邪魔をして容易に動くこともできない。まさに争おうとしていた前線十数人にその効果は及んでいる。
「悪いことは言わないので両陣営とも落ち着いて貰えるかな。怪我は勿論だけれど……」
 ジュストの下で深紅の焔が舞い上がっていた。正確にはローザリカ・L・ディオールが、薔薇の装飾をまとい圧倒的な迫力をもって鋭く睨みつけている。ゲルダも、ロゼットも視線は厳しい。気付けば冒険者たちが自分たちの周囲にいた。ジュストはまた微笑む。
「命は落としたくないだろう?」

 舞い散る雪の中、露出した遺構部分の調査をナハティガル=ラーは行っていた。さすが五百年と言われる歳月を耐えてきた建築物、古くとも丈夫な素材で出来ている。入り込む面も探してみたが、それらしき痕跡は見当たらない。
「壊したところからまた新しい遺構が出るかもしれませんよ!」
「それはそうだが、こんな貴重なものを壊すのか……」
 遺構研究の研究者たちは溜息を吐く。レラ・F・ギュンターが中に入らなければならないこと、地区代表テオドール・ヘルツィンの許可はもらったことを迅速性と共に伝えたため、恐らく作業に移っても問題ないだろう。ただ少し気の毒に見えて、レラは近場にいた年若い研究者の手を握る。
「だいじょぶです、最小限に済ませますから! ギュンタが保証しますよ!」
「は、はい、よろしくお願いします! あと今度、その」
「ん?」
「そのぬいぐるみ見せてください!」
 もじもじと何を言い出すかと思えば。
「ええと、他にもあるんだけれど。いいかな」
 ルーンス・ラグネルは研究者たちに直前までの情報を確認する。冒険者たちが出てくるまで外で待っていてほしい、との頼みもすぐに聞き入れられた。
「もし他の人が出てきたら教えて。今回の黒幕かもしれないから」

「あっちは派手にやっていたな」
「あんまり被害を大きくしないように、だからね。多少の脅かしは許されると思うよ」
「大きな花火でしたね! けど、研究者さんたちが驚きもしてなかったのに驚きましたですよ」
 あれくらいの爆発でも日常茶飯事なのかもしれない。レラはそれよりも、とナハティガルを見る。
「遺構への入り方は見当もつかない、とのことでした。やっぱりどこかしらを壊して入る必要がありそうです。あ、この辺がいいんじゃないかーってのも教わったのですよ!」
「それはこの辺りか?」
 駆けだす寸前だったレラを手招き、ナハティガルが箇所を示す。
「そこです!! なんでわかったのですか、すごいですよ!」
「視ただけだ。ならここにするか」
「中の様子もわかった?」
 ルーンスの言葉に頷く。
「あまり広くないようだ。それでも人を発見するには至らなかったがな」
 ナハティガルが走らせたエーテルは、古い遺構に阻まれることはなく内部を教えてくれた。これならばもし罠が仕掛けられていても対応が出来る。
「それじゃギュンタがえいやっとするですよ。だいじょぶです、人が通れるくらいにしますから!」
 研究者たちに聞こえるよう叫んでから、レラは露出した遺構に戦槌を構える。
「ほりゃ!」
 ばこん! 素材の分からない建物の壁が一部壊れた。幾度か打ち付ければ、最低限通行可能な穴が開く。
「それじゃ行こうか」
「徹底捜索なのですよっ」

●
「何をしている、デボリア様に報告するぞ!」
「そうすればお前らにした話は無しになるなぁ!」
 突然、後ろに控えていた男が叫ぶ。その一言に動かされるよう、技術者たちの瞳に再び戦意が見え始めた。ロゼットが睨みつける。
「ここまで騒ぎが大きくなったのは、貴方たちが扇動していたからね」
「それがどうした、俺たちは必要なことをやっている」
「住民同士が争うことがどうして必要なんですか!」
「この街を住みやすくするためだよ、オレたちにとってな!」
 ぶおん! と巨大なこん棒がゲルダを掠める。もう一人も杖を取り出した――やる気だ(戦闘開始)。ローザリカが薔薇の宝棘(ヒール)と共に一歩進み出た。
「雪に煙と冬に合った景色だが、見通しが良い方が美しく見えるだろう」
 ふわり、ふわり。蜜色の薔薇の花弁が舞い降り、ほどなくして視界がより一層クリアになる。ロゼットが飛び出し、祭棍を振りかぶった。
「ええ、とってもよく見えるわ」
「ぐっ!」
 戦士らしき男の胴体を打ち付ける。思ったようなダメージは出なかったが、当たっただけの身体を僅かに吹き飛ばした。
「先ほども言ったように、怪我をするのはあなた方になります。もしデボリア様に弱みを握られているのならば、必ず力になりますから、今は大人しくしていてください」
 住民たちが作る集団は今もなお重力に場が支配されているが、それが無くなれば一触即発の雰囲気。そこに先ほどの言葉、そしてゲルダの洞察力から言葉をかけると、幾人かの戦意が喪失したように思える。これを続けていければ。ゲルダは手応えを感じた。
「ここでひとつ君に忠告なんだが」
「あぁ?」
 杖を持つ男に対峙しながら、ローザリカは笑う。
「さっきも見たとおり、婚約者殿に敵対するのはやめておいた方がいい。確実に君たちは……ひどく怪我をして痛い思いをするだろうな」
「婚約者だぁ?」
「俺のことだ。なあ君、君も同じクラス(キャスター)ならばわかるだろう」
 ジュストが風の精霊に働きかけ、その指先に高出力のエーテルが集中する。それを見た男は見る見るうちに青ざめていく。反比例するよう、ジュストは薄く笑った。
 戦況は冒険者たちの圧倒的な優勢。鎮圧も時間の問題に見えた。
 ――が。

「え?」
 ぐらりと、ゲルダの視界が揺れた。体が重い。視界も先ほどまでよりずっと悪い。傾ぐローザリカの身体をジュストがしっかり抱きとめる。
「なんだ……?」
「大丈夫かロゼ。俺も感じる、まるで力を吸い取られているような……」
「まさか!」
 ロゼットが弾けるように周囲を見る。冒険者だけではなく、敵方の授恵者も、住民たちも膝をついていた。これは、もしや。
「神具が使われた……!?」

●
 遺構の内部は静まり返っていた。動くごとに纏わりつくよう空気が動くように思えるのは、数百年という歳月を経た空間に自分たちが入り込んだからかもしれない。レラの翳すランタンの灯も、ゆらゆら揺れながらあまり遠くまでは照らし出せないようだ。
「ナハティガルさん、この先は?」
「一本道だ。部屋もいくつかあるが小部屋に過ぎない」
「そこにも珍しいものがあるかもですね、研究者さんたちが喜びそです」
 ルーンスはマッピングをしながら、ナハティガルは前後方共に索敵と罠を探しながら進んでいく。やがてしばらく進んだところで、ナハティガルが止まった。
「人だ。気配が二つある、ここからそう遠くない。しかしこれは……急いだ方がいいな」
「どしたんですか!」
「もしかして……戦闘?」
 ルーンスの問いに、頷く。

「なかなかしぶといなぁ、……ん?」
 鋭い魔法の矢が横切る。細い通路を抜け、出てきた広場で魔法が飛び交っていた。魔法が飛んできた方向を見れば、ちょうどヴィンツ・ラッテが物陰に身を隠したところだ。謎の男も冒険者たちに気付きひらりと手を振る。
「ああ、遺構を壊して入って来たのか。歴史的な建造物に傷をつけるなんていけないな」
「ここで戦ってるあなたに言われたくないのですよっ! 大人しく神具を渡してお縄につくがいいですっ!」
「同感だ。――アンタが・ヴィンツ・ラッテか?」
「そだよ」
 ヴィンツだろう青年の元へすぐさま駆け付け確認する。怪我はしているが動けるようだ。
「神具は今何処にある」
「敵が持ってる、神具を嵌める台座が向こうにある、嵌めさせたらまずい!」
 周辺へ素早く目を走らせると、男の近くにそれらしき空間がある。台座は恐らくあそこだ。
「了解した」
「ギュンタが回復しますっ」
「頼むね。僕らはあれを捕まえるから」
 ルーンス、レラも青年と男の前に立ち対峙する。ナハティガルは両の手に短剣を構えると、彼を守るように立ちはだかった。
「捕まえる! それは困るな」
「ならさっさと投降した方が身のためだよ? 蜥蜴の尻尾で見限られる屈辱を受け入れる程の黒幕かな?」
 ルーンスの言葉には首を捻ったが、すぐにああ! と言葉が返った。
「僕とデボリアはただの協力関係だよ。ちょっとした情報提供をしただけだ。おかげでこっちへの警戒は薄くなったし助かったけどね、僕の目的も果たせる」
 言いながら男は徐々に移動をしていく。はっと気づいたナハティガルが咄嗟に地面を蹴った。
「そこから離れろ!」
 飛びつき、連続した神速の刃が男に届く。けれど、その行動を止めるまでには至らない。男が円盤を掲げる。
「さて……何が起こるかな!」
 かちり。
 円盤が遺構に嵌まる。
 エーテルの奔流が巻き起こる。
 円盤から蔦のような光が遺構を這いまわり、部屋中が淡い光で染まった。それと同時にナハティガルから力が抜ける。ルーンス、レラ、ヴィンツも立っていられず、片膝をついたり壁に手をついていた――力が吸い取られている!
「ふむふむ……ん? なるほどな……おっと」
「チッ」
 ルーンスから放たれた魔法の矢がひょいと躱される。どうやら効果を発揮している男は何の制限もかかっていないらしい。興味深げに頷いたり手を動かしたりと何かを確認しているようだ。
 とにかくこれを止めなければ。この効果は街中にも広がっている。ナハティガルが立ち上がろうとすると、男が急にこちらを向いた。
「!?」
 体が動かない。今度は、指先一つも動かすことが出来ない。膝をついた状態で停止したナハティガルが必死に体を動かそうとするも、瞬きもできなくなってしまった。
「ナハティガルさん大丈夫!?」
「どしたのですか!」
 ルーンスが、レラが叫ぶ。そうして理解した。
 ――ナハティガルは疑問に思っていた。神具『時留めの針』というものは具体的にどんな効果を発揮するのか? 人のエーテルを吸収し、自身の時を止めるなど出来るものなのだろうか。どうも上手く噛み合わない。俺たちの見つけた伝承も、推測が多く確実なことが書いていなかったではないか。
 この神具は、使用者自身の時を止めることが出来るのではない。
(任意の存在の時を止めることが出来るのか――!)

●
「時計塔周辺、および広場には入らないように!」
「怪我をした者はいないか? 無理をせずその場に座っているんだ、すぐに駆け付ける」
「大丈夫? ここから離れた方がいいわ。さあ、もう少し頑張って」
 力の抜ける感覚がする。けれどそれは目の前にいる市民たちも同じだ。幸いなことに冒険者たちは市民よりも体を動かすことが出来たため、周囲の人々への対応に奔走した。ジュストとローザリカは広場から人を誘導しながら周囲を見て回り、ロゼットは近場にあった研究者たちのテントを訪れ、声をかける。
「なぜ、あなた方はデボリア様を支持しているんでしょうか?」
 武器を取り上げて、授恵者二人をロープで縛り上げ移動した後。ゲルダはデボリア派のリーダーに問いかける。報酬の話を出せば、苦い表情が返ってきた。
「従えば良い場所に店が出せるし、融資も優遇してくれると約束してくれた。逆に従わなければあいつらみてえに邪魔されて潰されるだけだからよ」
 半ば脅しのようなものか。それならば、打つ手はいくらでもある。
「今からデボリア様の真実をお話しします。これが広まれば、あの方に与する者もいなくなるでしょう。地区代表派の皆様もお聞きください」
 ゲルダが語るのは、デボリアが地区代表になった際の不利益やデメリット。彼女はこの区を大切に思ったり、ましてや盛り上げていくことが目的ではない。
「デボリア様の目的は、とある『神具』を手に入れること。そして、先ほどの力が抜ける感覚。あれは恐らく神具が使われたのだと思います。その神具はもしかしたら、周囲から若さを奪って自分のものにしてしまうものかもしれません。少なくともあの方はそう信じているのかと」
「なんだって!?」
 自身の欲望のために市民から力を奪い、市民の命を危険にさらす女豪商。彼らの表情から、十分に危険性が伝わったようだ。話し終えたゲルダはひとつ息を吐く。何となく、先ほどよりも体が軽くなったように思えた。

●
「何のつもりだ……?」
 動けない状態から解放されたナハティガルは、男を睨みつける。その手には遺構から外された円盤が握られ、ナハティガルに差し出していた。
「もう十分調べたから、返すよ。貴重な体験をさせてもらった! 君もありがとう、最高のサンプルだった」
「逃がすと思ってるの?」
「おっと、さすがに多勢に無勢だ」
 コバルトグリーンの刃から衝撃波が飛ぶ。それを避けた男は円盤を押し付けるとナハティガルにも劣らない速度で逃げ、やがて足音は聞こえなくなった。ルーンスは祭刀をしまい、ナハティガルに手を伸ばして立ち上がらせる。
「あれ授恵者だったね、結局何者だったの」
「さあな……ロクなものではないだろうが」
「ヴィンツさん、だいじょぶですか?」
「ヘーキ、回復もありがと。キミもだいじょぶ?」
「はい、元気いっぱい! とはいきませんが……!」
 ぽんぽんとレラの頭を撫で、ヴィンツが立ち上がる。青年と目が合ったルーンスはそのまま隣を歩き、顔を覗き込んだ。
「面白い、ワクワクするから、信じたかったんでしょう?」
 青年は謎と聞けばすぐ飛びつく。だからこそ危ういし、周りも巻き込まれる。
「意地悪なこと言うけど、エーテルが奪われるって聞いて発動させた? 先方に感謝した方がいいよ? 僕ならそんなの説明しないから」
 にこ、と笑みを浮かべたルーンスに、ヴィンツは唇を尖らせる。
「その辺は商人さんの言う通りかも。反省。でも、……そうだね、説明されずに起動しても後悔はしなかったよ。結果誰かが死んじゃったら、って聞かれたら何も言えないけどさ」
「へえ?」
 珍しく口ごもったと思ったら、それは何とも傲慢な話だ。けれどそうではないらしい。謎を解くのは好きだけれど、訳の分からないものをそのままにしておく方がよほど危険だと彼は言う。
「オレは自分のやったことから逃げないよ。というか、今回だってオレ、めーわくかけたでしょ?」
 その分の責任は取るよと、人間らしい言葉が響いた。

「皆さん! ヴィンツも無事でよかった!」
 隠れ家に帰ると、テオドール・ヘルツィンが皆を迎える。遺構組、広場組と簡単な報告をした後、ナハティガルから神具が渡された。ネーベルが考察する。
「なるほど、そうか。伝承の中で細部が異なったまま伝わってしまったんだろう」
「男のことは気になるけど、今は放っておくしかないかな……皆さん、ありがとうございます。これで彼女と話し合いが出来る。お疲れのところすみませんが、もう少しだけご協力をお願いします」
 目指すはプフェンベルク邸。最後の大仕事だ。

●
「神具はどしますか、ギュンタが隠し持ちます?」
「テオドール氏に任せよう。その方がインパクトがあるだろうから」
「なるほど、そですね……代表さん、頑張ってくださいですよ!」
 話し合いに自分は向いていないとレラは思っていた。だからせめて、始まる前にエールを送る。
「任せて!」
「それと、デボリア女史とは何か因縁が?」
「昔馴染みなんだ。よく遊んだりしてた……あ、関係ないかもしれないけど……僕がお付き合いをお断りしたことがある。他の子を好きって言っちゃって」
「逆恨みしている可能性はありますね」
「ち、小さい頃だよ?」
「それでもレディだ」
 ゲルダとローザリカも頷いていると、前を歩いていたロゼットが振り向いた。目的地に着いたのだ。
「お喋りはここまで。それじゃ行きましょうか」

「何だ貴様ら……テオドール!?」
「デボリアに重要な話があり、会いに来た。緊急の要件にてすまない、時間が無くてね。通してくれるか? ……地区代表としての話だ」
「通せるか! それに今、お前を代表と認める者など」
「通しなさぁい」
 上から声が降る。見ると、デボリアが窓からこちらを見下ろしていた。

 屋敷の中を通り、デボリアの執務室へと案内される。彼女の両脇に一人ずつ控え、こちらを鋭く睨みつけていた。
「どぉせここまで来るだろうから招いてあげたの。時間は有限よぉ、早く要件を話しなさい、テオドール。不甲斐ないばっかりだったから代表を譲りに来てくれたのよねぇ?」
「久しぶり。残念ながらそうではないよ、今日は話し合いに来たんだ」
「ふん……脅し? そんなに冒険者を引きつれて」
「彼らは必要でない限り手出しはしないよ。それに、今回の一連の事件を知る方たちとして、同行をお願いしたんだ」
「ええ。お噂はかねがねお伺いしておりますわ、プフェンベルク様」
 優雅に一例をし、ローザリカは続けてデボリアの事業について賛辞を贈る。
「デボリア商会がここまで成長したのは、プフェンベルク様のお力があったこそと聞き及んでおります」
 彼女の商会についてはローザリカも聞いたことがあった。そもそも資産のあった豪商だが、技術者の作品と買い手を結び付ける手腕が評価されているらしい。それと同じくらい、黒い噂も聞こえてきたが。
「貴方の方がよほど愛されてるように見えるわぁ、まあそれも今の内だけだと思うけど」
 どうやら彼女はローザリカを、自身の持ちえない美しさを持つ者と認めたらしい。思った通り嫌悪感を出してきた。同時に瞳を細める。
(腐った心根で美を求める己の滑稽さに気付けないとは、哀れなものだ)
「聞き捨てならないな。俺は、ロゼがいくつになっても美しいと思うよ。容貌もそれ以外もすべて」
 ローザリカの肩を抱き、ジュストが前に出る。
「人は老いるが、その時にしかない美しさを併せ持つ。それに……君の追い求める若さにはそれ相応の代償が付きまとうことを、知っておくべきかな」
「……何を仰ってるのかしらぁ?」
「もう知っているの、デボリアさん。貴方が神具のためにここまで街を滅茶苦茶にしたことを」
「な、何を根拠に」
 ロゼットの言葉に、取り繕った態度もぼろぼろと崩れ始める。脇に控えていた授恵者たちも殺気立ったが、ジュストの一瞥によって黙らされた。
「貴女は若さを求めますか。もし――貴女自身の、『美しいと感じる心』が失われるとしても?」
 ゲルダは神具の代償について続ける。使用する代わりに『人間らしい感情が失われる』。それはつまり、自分自身を美しいと思う心も失われておかしくない。それは彼女にとって本意ではないだろう。ロゼットが続ける。
「そもそも神具は若さを留める道具ではなかったんです。貴方に永遠の美貌は手に入りません」
「何ですって!?」
 人々からエーテルを得て、誰か一人の時――動きを止める神具。それはかつて、この街を襲うクリーパーや魔獣に対して使われたのだろう。彼女が欲していたのは、幻だ。
「市民をないがしろにし、そんな不確かなものを追い求めた貴方が代表となっても、この街から人は居なくなるでしょう。それとも欲望で都市を遺構へと変えた代表として、名前を残されますか?」
「嘘よ、そんなの……それじゃ、あたくしのやってきたことに何の意味もなかったじゃない!!!」
 ロゼットの言葉が届くと同時に、デボリアの爛々と光っていた瞳からその光が失せ、頭を押さえながら座り込んだ。もうこれ以上続ける気も見られない。テオドールが歩み出る。
「デボリア。もうやめにしよう。幸い……と言っていいね、君が矛を収めれば解決できる問題ばかりだ。協力、してくれるかい?」
「……甘い男ねぇ。時間をくださる? ただ、もう邪魔はしない。それで十分でしょう」
 その声にはもう、先ほどまでの覇気は見られなかった。

 その日のうちに、テオドールは街頭で演説を行った。内容は今度行われる祭りに邪魔は入らないこと、冷遇される技術者もいないこと。テオドールが妨害もされずにやりきったことで、街にも安堵のような波が広がっていった。
「街の混乱は少しずつ治まっていくと思う。君たちのおかげで扇動者だった授恵者たちは捕らえられたし、扇動されていた市民の皆が元に戻るのも時間の問題だ。この街も静かになる。いや、賑やかに戻る、かな」
 神具や遺構についても今後話し合いが行われ、決定が下される。デボリアについても今回の首謀者であり、地区を混乱に陥れた責任が問われるだろう。謎の男はなおも指名手配が続いているが、ほとんどが一件落着だ。
「今度開かれる祭りには必ずいらしてくださいね。心から歓迎します!」
 さあ忙しくなるぞ、とテオドールは笑う。その顔は今まで見たどの表情よりも晴れやかに見えた。

マスターコメント

お疲れ様でした! 皆様の活躍のおかげで、キャンティ地区は大きな被害もなく元の日常に戻ることが出来そうです。 ありがとうございました。 MVPは、効果的なスキルと行動によって被害を最小限に抑えた方へ。 最終回は、一月中に出せればと思います。 ご参加いただきありがとうございました!
ミドルシナリオ

ミドルシナリオ普通 報酬:多い7 / 6〜10人

2024年01月15日 15時10分15秒 公開

成功

相談掲示板

  1. ロゼット

    ヒーラーの神官ロゼットよ。 年末年始の忙しい期間だけど、お仕事ね。 >目的 ・被害を少なく、キャンティ地区を取り返す >できそうなこと ・広場 デボリア派と地区代表派の衝突に介入する 授恵者、技術者あわせて数十人同士の規模がある 「被害を少なく」から、なるべく非殺傷が良さそう ・時計塔の遺構 地下にある空間を探索し『神具・時留めの針』を確保する 誘拐されたヴィンツと謎の男の捜索も兼ねる 「被害を少なく」から、遺構の破壊は少ない方が良さそう ・プフェンベルク邸 神具を持って、デボリアの元に向かう 「話し合い」の場に持ち込むために行動する 大雑把にまとめた感じだと、こんな感じかしら。 もちろん縛られず、他にできることもあるでしょうけど。 広場と時計塔に分かれて、それぞれの目的を達成してから、 全員あるいは希望者で、プフェンベルク邸に行く感じかな? とりあえず思いつくままに。それじゃ次は新年かな。 よいお年を。

  2. ジュスト・V・ケレス

    今年も残り僅かだね。 キャスターのジュストだ、今回もよろしく。 ロゼット殿は纏めをありがとう。 被害を少なく、ということで俺は神具確保までは広場での騒ぎを鎮圧する方に回ろうかなと考えている。 オブジェクト召喚系のスキルなら非殺傷で行動抑制を図れると思うし。 神具確保後のデボリア女史との交渉も参加出来ればと考えているよ。

  3. ゲルダ・クライン

    ウォーリアのゲルダです。 今年もたくさんたくさんお世話になりました! 来年もよろしくお願いしますねっ ロゼット様、まとめをありがとうございます! そうですね……広場鎮圧と時計塔の遺構での神具捜索班で別れて――神具確保後に合流。その後、交渉班がプフェンベルク邸へ……という流れでしょうか。 あとは、確保した神具の取り扱いについても方針を決めておいた方がよさそうです。 デボリア様に渡してしまうのは良くないと思いますので、あくまでも盾……人質のような扱いになるかな、と。 個人行動は悩み中ですが、捜索よりも荒事の方が得意ですので、現状では広場鎮圧にまわろうかな、と思っています。

  4. ローザリカ・D・ケレス

    旧年中はどうも、ヒーラーのローザリカだ。 途中参加にはなるが募集人数自体が増えたようだったので邪魔をした。よろしく頼む。 ロゼット君はわかりやすいまとめをありがとう。参考にさせてもらったよ。 インフィニティロアの支援で味方が被る不利益を相殺するような支援など 僕自身の行動が思い浮かんでいて動きやすそうなのは広場の方なんだが 今回からの参加という立場や現状の表明に偏りがあるから分担は様子を見ようかな。 時計塔側を希望する者が少なければそちらで回復支援などで動こうと思うよ。

  5. ロゼット

    あけましておめでとう。年の初めから大変ね。 私のところも結構、揺れたのだけど大丈夫だったかしら。 とりあえず私は神具を探しに行きましょうか。 どちらでも何かはできそうだし、人数を見て移動できるわ。 ・広場での衝突に対処する ジュスト、ゲルダ、ローザリカ ・時計塔で神具を確保する ロゼット

  6. ルーンス・ラグネル

    新年おめでとう。 ルーンス・ラグネルだよ、よろしくね。 ロゼットはまとめありがとう。 僕は時計塔で神具を確保に回った方がいいかなと思ってる。 前回遺構の研究者と知り合ってるので、一応コネっぽいのは使えるみたいだし、上手く使えれば。 ・広場での衝突に対処する ジュスト、ゲルダ、ローザリカ ・時計塔で神具を確保する ロゼット、ルーンス

  7. レラ・F・ギュンター

    あけおめことよろです! ウォーリアのギュンターですっ! ロゼットさんはおまとめありがとうございます。 ギュンタも神具探しに回れたらと思ってます。 どちらかと言えば広場の方に人数割いたほうがよろしなのでしょかね。 移動することも考えてますので、ご指示いただければと。 ・広場での衝突に対処する ジュスト、ゲルダ、ローザリカ ・時計塔で神具を確保する ロゼット、ルーンス、ギュンター

  8. ナハティガル=ラー

    シーフのナハティガル=ラーだ、今回は宜しく頼む。 そして明けましておめでとう。 新年早々に大変な事となっているが――大丈夫だっただろうか? >行動 俺も神具確保に向かおうかと。 【宗波】で時計塔の構造を把握すると共に、時計塔内部を索敵してヴィンツと謎の男の現在地を特定する予定。 ・広場での衝突に対処する ジュスト、ゲルダ、ローザリカ ・時計塔で神具を確保する ロゼット、ルーンス、ギュンター、ナハティガル

  9. ロゼット

    今年は初日から大変ね…。 やっぱり火災は怖いから、火の管理にはご注意を、ね。 なら私が広場の対応に移動しようかな。 ルーンス、ギュンターは遺跡の研究者との面識があるし、 地下空間の把握にナハティガルは適任でしょうから。 ・広場での衝突に対処する ジュスト、ゲルダ、ローザリカ、ロゼット ・時計塔で神具を確保する ルーンス、ギュンター、ナハティガル >流れ 1.それぞれ広場、時計塔で目的を果たす 2.鎮圧の報告と神具を持って地区代表の隠れ家に集合 3.地区代表とデボリアさんの邸宅へ「話し合い」に行く (どこに重点を置くかは個人次第) こんな感じかな?

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0