【帝国】重なる宿星【緑陰】

炙りとろ左門

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シナリオID:3397

オープニング

 帝都を舞台に繰り広げられる大戦は、幽界樹の消失を機に流れが変わった。しかし火の手は収まることなく、瓦礫も死体も積み上がり続けている。
 それを、冲南はただ静かに見つめていた。
 帝国過激派に連れ子である「やちよ」を人質に取られ、冲南は戦いに参加させられていた。だがこの状況では、やちよが無事であるかどうかもわからない。
「お、ここにいたか!」
 冲南が混乱に乗じてやちよの救出を考えていると、草むらをかき分けて一人の男が姿を現した。
「迷ってしまってな、いやあ、見知った顔がいてよかった」
「モーグレイ殿も、もはや彼らに与する必要はないのでは?」
 冲南は刀の柄を撫でながら、大剣を担いだモーグレイを見据えて尋ねる。
 征竜を追って極北から出てきたというエルフの男は、あろうことか帝国領内で道に迷い、帝国過激派の世話になっていた。この戦いにも参陣しており、圧倒的な力で並み居る兵士たちを吹き飛ばしている。
「確かに寝食分は払ったが、酒代がまだなあ」
「……酒に関しては、彼らを哀れに思います」
 モーグレイは金色の瞳を細めてにやりと笑った。
「よってもうしばし彼らの側で戦う。冲南殿はどうする?」
「そうですね……」
 帝国過激派の思想に興味はないし、少なくとも冲南は彼らと縁を切りたく思っている。そしてモーグレイは、ここで冲南がやちよを探しに行くと言ったとして「では斬る」などと仕掛けてくる人間ではない。
「おい! 何をぼうっとしている!」
 しかし間の悪いことに、過激派の兵士がぞろぞろと集まってきてしまった。
「お前たちにはもうひと働きしてもらうぞ。陛下をお助けするのだ!」
 彼らが信望するヨゼフが征竜の背から叩き落とされたのは二人も確認している。帝国過激派も自身の命運に薄々勘付いているのだろう。それでも尚戦おうとするのを、冲南は冷めた目で見遣った。
「な、なんだ……あの子供がどうなってもいいのか?」
「彼女は無事なのですね?」
 兵士が頷いたのを見て、冲南は小さく息を吐いて刀を抜く。
「わかりました。それで、何を斬ればいいんです?」

● 再会
 【ひよこ隊】は帝都を囲む城壁周辺にて奮闘を続けていた。黒い霧は失せ、授恵者ではない者もここで活動しやすくなっている。このため前線援護のための中継拠点を設営しようということになったのだが、ヨゼフを助けるべく動く帝国過激派によって執拗な横槍を入れられている。
「こいつら、状況がわかってンのか!?」
 斧を奮って敵兵を殴り倒したナルシルはそういうが、【ひよこ隊】も召集されてからようやく事の次第を知ったのだ。
 とはいえ、もはや人の領分を超えてしまったヨゼフはともかくとして、帝国過激派(かれら)はまだ言葉が通じるはずだ。人間同士で争っている場合ではないのにと、ナルシルはもう一人を振り払う。
「ごめんね、悪いけど」
 ミュルグレスも、設営中の拠点に突撃してくる兵士たちに向かってエーテルの雨を降らせる。が、敵兵の大半が着弾域を避けるように動いた。
 残りは単に逃げ遅れただけだ。それに、ミュルグレスは眉を顰める。
「指揮官はどこ?」
 こちらの動きが読まれている。ならばと先を読んで仕掛けてみても、相手のほうが一枚上手のようで、のらりくらりと躱されてしまう。
 ミュルグレスも相応に経験を積んできたが、軍団指揮の経験はない。統率の高い兵隊に対する応戦術についても、学ぶような機会がそもそもない。
 このままでは押し負けてしまうとミュルグレスが唇を噛んだ時、ナルシルの体が宙を舞った。
「うぉおーッ!?」
「んぐぇ」
 なんとも色気のない叫びと共に放り出されたナルシルの下敷きになり、ミュルグレスはこれまた色気のない声で潰された。後方で支援魔法を展開していたドゥリンが慌てて駆け寄る。
「大丈夫!?」
「おもい」
「重くねえよ!」
 ドゥリンは頬を染めて反論するナルシルを助け起こした。ミュルグレスもナルシルの下から這い出すと、リディルの姿を探す。ナルシルのそばで戦っていたはずだが。
「おお! なかなか良い身のこなしだ」
 土煙の向こうで上がる笑い声、武器が地面に突き立てられる鈍い響き。直後に土煙のなかからリディルが逃げ帰ってくる。
「うわーっ! あんなの食らったらひとたまりもありません! ひしゃげちゃいます無理無理無理ーッッ!」
 泣きべそをかきながらもドゥリンの後ろに隠れたリディルは、幸い大きな怪我を負っていないようだった。しかしナルシルを吹き飛ばした膂力の持ち主となれば油断はできないと、ミュルグレスはこちらへ近づいてくる人影を睨む。
「なかなかに骨のある相手がいるみたいだな?」
 現れた男は引きずっていた大剣を大きく回し、肩に担ぎ上げる。旅装の頭巾(フード)から覗く金色の瞳は、猛禽類を思わせる鋭さだ。そしてその男の背後から、対照的に細身の剣士が歩み出る。
「適当にやれば良いものを……あなたという人は」
 剣士の腰には二振りの刀があるが、剣士は柄に手を置いているだけだ。隣にいる男ほどの威圧感はないが、どこか得体の知れない印象を与えてくる。
「加減するというのが、昔から得意ではなくてなあ」
 大剣を担いだ男は空いた片手で頬をかく。その態度に、ナルシルは憤慨した。
「舐めやがって! ……でも、こいつらをどうにかしねえと」
「そうだね……」
 ミュルグレスはじっと二人を観察する。
 帝国兵を指揮しているわけでも、指揮されているわけでもない。だが彼らの動きに合わせている――であれば、敵だ。
「じゃあ、適当にやるのは貴殿にまかせるとして。俺は残りの酒代を払うとしよう」
「酒代……?」
「……!!」
 ミュルグレスが首を傾げたあと、ドゥリンが直感に任せ、仲間たちを守るように光縛封を展開する。
 次の瞬間、目にもとまらぬ速さで突っ込んできた男が大剣を粗雑に振り回し、光の壁が砕け散った。
「嘘でしょ!?」
 これにはドゥリンも驚いた。リディルが悲鳴をあげてミュルグレスに抱きつく。ナルシルは男を睨め上げて笑うと、斧を杖がわりに立ち上がった。
「おもしれえ。どこの誰だ、あんた」
「俺か? 俺はモーグレイ、極北からの……」
 男が言い終わる前に、ミュルグレスがリディルの腕の中から姿を消した。目を瞬くリディルの目の前で、モーグレイを名乗る男が殴り倒される。
「そう――わかった。あなたを、ぼっこぼこにする」
 杖を思い切り振り抜いてモーグレイを転倒させたミュルグレスの瞳は、極北の吹雪よりも冷ややかだった。

解説

黒い霧が消えたことで非授恵者も城壁に近づけるようになり、中継拠点の設営が進んでいます。が、それに対して帝国過激派が強襲を仕掛けています。彼らを掃討し、中継拠点の設営を援護してください。 == 依頼目標 == 中継拠点を強襲する帝国過激派の掃討 == 戦域情報 == 帝都城壁周辺 時刻:昼 天候:晴天 視界:良好 == 討伐対象 == ▼ 帝国過激派の皆さん(いっぱい) ヨゼフの配下として従軍し、冒険者たちの前に立ちはだかります。 個々の戦闘力はバルバスティンやエフレムには遠く及びませんが、統率が取れているだけでなく、油を用いた火矢や腐乱した魔獣の死体等を用いた破壊活動に特化しています。 ▼ 〈帰還者〉モーグレイ 極北からの帰還者であり、帝国過激派に傭兵として雇われているエルフです。 クラス:ウォーリア 特性 :〈豪雷撃〉 メインアクション/自分を中心に範囲2へクス/対象識別 雷を纏わせた大剣で周囲を薙ぎ払う。命中後、対象をスキル範囲外へ強制移動させ、【麻痺】付与判定を行う。 ほか、ウォーリアのスキル。 【麻痺】:手番が回ってきた時に1d6を振り、出目が奇数の場合、その手番中は行動できなくなる。この状態は行動不能となった手番の終了時に自動で解除される。 ▼ 〈湖水斬り〉冲南 連れの子供と共に帝国を回っていた折、運悪く帝国過激派に与することになった剣士です。 クラス:シーフ 特性 :〈明鏡止水〉 メインアクション/射程2/2体/使用後ラウンド終了まで移動不可 予備動作のない居合斬り。物理防御力、魔法防御力を無視する強力な一撃。使用後、自身に【幻影】を付与する。 ほか、シーフのスキル。 【幻影】:攻撃を受けた際、1回まで確定で回避する。回避後、自動で解除される。 == 関連NPC == ミュルグレス:【ひよこ隊】の隊長。ナイスバディのエルフ、キャスター。 ドゥリン  :同隊のイケメンヒューマン、ヒーラー。 ナルシル  :同隊の平坦ドワーフ、ウォーリア。 リディル  :同隊のボクっ娘ハフビ、シーフ。 モーグレイ :ミュルグレスの実父。極北で生き延びてきた相応の強者。 冲南    :かつて「代官斬り」と恐れられた浪人。 やちよ   :冲南の連れ子であり、人質として利用されています。

マスターより

【緑陰】、その最終回となります。【帝国】連動も兼ねており、【ひよこ隊】のみならず、皆さんの望む未来に辿り着くためには、この大戦を制さねばなりません。 でもなんかわちゃわちゃしてる帝国過激派が……邪魔ッ! 彼らに動きを合わせている傭兵っぽい2名も……邪魔!! 相談日数がいつもの7日から4日にと短くなっております! ご注意ください~。 というわけで、皆様のご参加&プレイング、お待ちしております!

リプレイ

 モーグレイが振り上げた大剣の周囲でばちばちと火花のような光が弾ける。それを見たルイドは陸拌(指輪)を嵌めた手を翳した。豪雷が周囲を薙ぎ払うと同時に、ルイドの指輪から迸った光が壁(たて)を形成する。
「ぐっ……!」
 陸拌(くがわり)では殺しきれない衝撃を、空亡(そらなき)を地面に突き立てることで緩和する。剣身が足元の砂礫を割り、ルイド自身は柄から手を離さずに空中で身を翻した。
「よく耐える」
 荒れた銀髪を掻き上げ、モーグレイは興味深そうにルイドを見つめた。ルイドは身体にエーテルを巡らせ、雷撃のおまけと言わんばかりにまとわりつく電磁波を弾く。
「それが仕事なんでな」
 ルイドはそう言いながら、空亡(そらなき)を地面から抜いて下段に構えた。
「俺は耐えられるが、お前は無理だからな」
「わかってる」
 声をかけたのは、ルイドの背中に庇われているミュルグレスだ。むうと頬を膨らませ、モーグレイを思い切り殴り倒した衝撃で杖にヒビが入っていないかを確認していた。
「で、結局あいつはなんなんだ」
「……おとうさん」
 ナハティガル=ラーがモーグレイを引きつけている間に、ミュルグレスはルイドにかいつまんで事情を話した。ルイドは再びモーグレイを見遣ると、閉口する。
「どこまでも傍迷惑な親父だ。とはいえ、娘より酒代の支払いが大事とは言わねえだろ……多分」
 ミュルグレスはますます膨れっ面になる。モーグレイを父親と呼ぶのが不服らしい。
「でも、極北を単身で旅するような御仁だからね。引きつけるには多少工夫が必要かもしれない。それに私たちの目的は帝国過激派を一掃し、周囲の安全を確保することだし」
 シルヴィア・A(アルヴィン)・カペルは周囲に目を走らせた。帝国過激派が持ち込む魔獣の死体で衛生環境が悪化すれば、ここに中継拠点を置くどころではなくなってしまう。傷跡からの感染による病や二次的な疾病に対して、治癒魔法は無力なのだ。
 その帝国過激派の兵士たちについては、イズレンディル・パラリムと【ひよこ隊】の残りの面々が対応している。
「うん……まだあちらは心配なさそうだ。そして見たところ、彼は酒の次に強者に興味があるようだね」
 シルヴィアの観察通り、モーグレイはルイドやナハティガルといった実力者たちとの渡り合いに興味を移している。それを聞いたルイドは腰を落として、【土読】(チャージング)の準備に入った。
「じゃあつまり、あいつの前で派手に暴れてりゃいいってことだ。多少手荒でも構わねえな?」
「ん」
 問いかけられたミュルグレスは即座に頷く。シルヴィアは苦笑いを漏らしつつも、軍刀にエーテルを奔らせた。
「誘導先については支援(サポート)するよ。もちろん、治療もね」


 目視も厳しい居合い斬りから逃れたヴァンゲルス・ロッドは、回避の足運びから続けて剣士の懐に潜り込んだ。が、ヴァンゲルスが暗針を突き出した先に剣士はおらず、柳が揺れるように躱されてしまう。
(妙だな)
 目の前の男が放つ殺気は、どうにも生ぬるい。戦意こそ感じるが首を落とそうという冷酷さがないのだ。一方でこちらを侮っているわけでもない。
「……お前さん、何か理由があってここにいるのか?」
 剣士はヴァンゲルスの問いには答えず、刀の柄に触れて低く腰を落とした。またあの居合い斬りが放たれることを察知して、ヴァンゲルスも半歩退く。
「待った、たったった!」
 そこへ、フリューリングスルフト=ティエラが割り込んだ。剣士はすでに刀を抜き放っており、驚いたのか目を瞠る。
 しかしフリューは細剣を咬ませ、いなすようにして攻撃を避けると、さらに踏み込んだ。甲高い音と共に刃が交わり、フリューは剣士の顔を至近距離で確認する。
「……やっぱり! たぬ茶屋の冲南さん!」
「こうなるとやりにくいので、避けたかったのですが」
 刃が擦れて離れ、二人は再び斬り結ぶ。フリューは剣士(冲南)と鎬を削るふりをして問うた。
「こんなところで何を……ひとり?」
 何か事情を抱えていそうだと判断したフリューが問うと、冲南は眉根を寄せる。
「連れを人質に取られていまして。大恩あるあなた方にこのような……申し訳ありません」
「もしかして、君を追いかけてたあの子?」
 冲南は頷き、フリューは一度距離を取った。
「知り合いか?」
 近くに戻ってきたフリューにヴァンゲルスがそう尋ねると、フリューは「ええっと」と言葉を探した。
「連れの子を人質に取られてて、それで仕方なく従ってるみたいなんさぁ」
 仔細を説明しては長くなるためにそう要約すると、ヴァンゲルスは「だから、か」と納得した様子で頷く。
「じゃあ、無事が確認できれば引き込めそうだな。お前さん、その連れ子の見た目はわかるか?」
 フリューはヴァンゲルスに手早く連れ子(やちよ)の情報を伝える。ヴァンゲルスはそれらを頭に入れると、素早く離脱した。
「おおっと、君の相手はうちさぁ!」
 ヴァンゲルスの動きに一歩身を乗り出した冲南に対し、フリューはそう声を張って牽制する。できれば協力して救出に行きたいが、冲南はやちよの無事を実際に目で確認しなければ納得しないだろう。ヴァンゲルスがやちよを見つけて保護するまで、時間を稼がなくてはならない。
 それに、とフリューは武器を構える。
「君の本気の一撃、うちに躱せるのか……ちょっと気になってる」
 周囲の目を騙すためにも手抜きは無しだとフリューが示すと、冲南はしばし瞑目したのち、真っ直ぐにフリューを見据えた。


「敵の指揮官も場数を踏んでいるようですが……それ頼りとも言えますね」
 イズレンディルは盤面を俯瞰し、そう結論づけた。敵兵はよく訓練されてはいるが、受けた指示を遂行することに特化しており、指揮官を失えば瓦解する類のものだ。
 そして今、敵から射程の利を奪うために自ら弓を引き、同じ弓兵や飛び道具から積極的に排除していった結果、目論見通り敵は前進を余儀なくされている。
 この戦いで敵が持ち込める資源も底なしではない。それは彼らの武装が、火矢や魔獣や動物の腐乱死体といった「現地での調達と準備が容易なもの」が多くを占めている点からも推測できる。
「我々も前進を! 設営場所に近づけないようにしなくては」
 イズレンディルは周囲に声をかけると、【ひよこ隊】のナルシルとドゥリンを振り返る。
「敵はできるだけ私の方で足止めしますので、その間にお願いします」
「あいよ」
 【ひよこ隊】のナルシルが斧を担ぎ、【チャージング】で敵陣に斬り込んでいく。ドゥリンがそのサポートに続いた。
「前方を抜けてくる敵を我々で迎えうちましょう」
「わかりました! ミューさんのお父さん相手じゃなければなんでもいいです!」
 ぴぃと足を震わせながらもリディルは短剣を構える。イズレンディルはその様子にふっと微笑みかけると、ナハティガルらがモーグレイと戦っている場所へと視線を移した。
(やはり、あの二人にかまけていては攻めあぐねてしまう……)
 帝国過激派の数は多い。押し負けることはないだろうが、傭兵二人が健在では撃滅も不可能だ。設置型魔法の展開が続けば、指揮官は間違いなく一時撤退を決定する。その瞬間に、指揮官を打倒するか、最大戦力でもって攻め入ることができれば理想ではある。
 イズレンディルは持ち替えた杖を掲げる。できれば初手で指揮官を巻き込めるといいが――。
 その時、イズレンディルの前に躍り出た影があった。すわ敵の隠蔽を見逃したかと身構えたイズレンディルだったが、それがヴァンゲルスだとわかるとほっと胸を撫で下ろす。
「どうやら、間に合ったみたいだな」
 ヴァンゲルスは立ち上がり、衣服に引っ掛かっている枝葉を払う。
「あの剣士を引き込んだぞ。人質を救出して剣士に指揮官の居場所を聞き出して……とにかく走りっぱなしだ」
 イズレンディルはヴァンゲルスの視線の先を追った。敵兵の一部がモーグレイに合流しようとしている。
「まとめて相手することになりそうですか?」
「ああ。だがまあ、敵はミュルグレスの親父さんを盾にするのが精々だろうよ」
 指揮官はモーグレイを従わせようとは考えないだろう。それはイズレンディルとヴァンゲルスの共通見解だった。
「であれば、好都合ですね。私は後から向かいます」
 ヴァンゲルスはイズレンディルに軽く手を挙げて答えると、再び駆け出した。


 ナハティガルは顎を伝う汗を拭った。回避に専念してまで行った交渉は、のらりくらりと躱されてしまっている。
「まさかこんなところで遭遇するとは思わなかったが……親子の感動の再会にするつもりはないのか? モーグレイ」
「いやいや、ならんよ。さっきの一撃を見ただろう?」
 モーグレイは若干赤くなったままの片頬をさすった。ナハティガルは目を細め、問いを重ねる。
「……帝国過激派に与する理由、酒代だけではなさそうだが?」
「いや、さっきまでは確かに酒代の支払いだったんだが」
 モーグレイは大剣を構え、ナハティガルに狙いをつける。
「娘の成長が喜ばしいんでな。貴殿も子ができると分かるぞ、壁として立ちはだかりたいという気持ちが」
「……」
 ナハティガルは『親とは斯くあるもの』と語る気こそないが、この男が父親としてあまりにも身勝手だということはわかる。後方(ミュルグレス)からの殺気も一層膨らんだ気がした。
 モーグレイは敢えてそれを無視しているのか、怯む様子もない。
「俺にかまけていては、攻めあぐねるぞ?」
「言われずとも……」
 交渉は決裂した。であれば、速やかに敵の指揮官を見つけ出して首級を挙げることで戦いを決着させるのみだ。ナハティガルは攻勢に出ることを決め、武器を構え直した。
 二人のやりとりを見守っていたシルヴィアも、作戦を次の段階へ進めることにする。
 すでに人質に取られていたやちよは救出され、冲南は戦闘を演じながら冒険者たちの指揮下に入っている。敵を一網打尽にするには、このまま敵指揮官に不利を悟らせずに一手で決めること――タイミングが重要だ。
 冲南の話によれば、敵指揮官は一般兵に紛れているのだという。シルヴィアは即興詩『花領』(【ワイドヒールプラス】)を披露したのち、【戦術眼】にて狙いを定める。
 指示を飛ばすような動きを見せている敵兵がひとり――だがその時、イズレンディルが対応している区域から隊が移動してきた。
(イズレンディルが足止めに失敗したとは思えない)
 僅かな違和感と仲間への信頼が、シルヴィアに確信をもたらす。指揮官らしい動きを見せるあの兵は、偽物(フェイク)だ。
「ナハティガル!」
 シルヴィアが声を上げると同時に、モーグレイがナハティガルに向かって大剣を振りかぶる。
「――行け!」
 それを、ルイドが割って入って受け止めた。向こうへ吹き飛ばしたはずのルイドが瞬時に距離を詰めたことに、モーグレイは驚きを隠せない。
「さっきの(【チャージング】)とは違うな……俺があの鬼公(ゴブリンロード)の兄さんをやる、それそのものに反応したのか?」
「は……どうだかな」
 ルイドとモーグレイが鬩ぎ合う中、ナハティガルは瓦礫の裏に身を隠す。そして気配を消したまま標的を探した。
 ナハティガルもまた、シルヴィアと同じ結論に至っていた。この用意周到さを鑑みれば、姿を偽る技術を会得していても不思議ではない。
(だが、だからこそ、見抜けるものがある)
 同じ技能を持つということは、利点も弱点も互いに把握しているということだ。
 シルヴィアが放った華炎灯し(【メテオライト】)が、偽の指揮官とその周囲の軍勢を巻き込んで炸裂する。その爆炎に紛れ、ナハティガルは地面を蹴った。
 神速の暗殺剣、凰牙。人喰い鬼が振るう凶爪の如き一撃が、粗末な武装の一般兵の首を屠らんと迫る。それにモーグレイが反応を見せたあたり、やはり狙いは間違っていなかったとナハティガルは確信した。
「行かせんっ、さぁ!」
 一歩踏み出したモーグレイに向かって、フリューが飛びかかる。切り裂くような三連撃に合わせて冲南も容赦なくモーグレイに斬りかかっていた。
 敵将はナハティガルの一撃を躱そうと身を捩る。思ったよりも反応が早い。ナハティガルは歯噛みするが、突然、敵将の動きが不自然に鈍くなった。
「――そうそう、動くなよ」
 駆けるままに強襲をかけたヴァンゲルスが、敵将の背に暗針を突き立てたのだ。そうしてナハティガルが放った暗殺剣は、敵将の首を一刀のもとに斬り飛ばす。
 一瞬時が止まったかのような静寂の後、動揺が広がっていく。
「さて、全員逃すわけにはいかないんだ。悪いね」
 シルヴィアが朗々と宣言すると、兵士たちはようやく我に返って動き出す。それを疾る稲妻(【アーケインストリーム】)が阻んだ。
「遅れてすみません。でも、こちらはもう片付きましたよ」
 現れたのはイズレンディルだ。優雅な微笑みのまま、ちらりとモーグレイを見やる。モーグレイは【アーケインストリーム】の効果範囲内に含まれ、頬を引き攣らせていた。
「んんん? これは……」
「お、ミュルグレス。敵が固まってるな、こりゃ好機だ。思いっきりやるといいぞ」
 ヴァンゲルスがミュルグレスの肩を叩く。モーグレイが制止の声を上げる中、ミュルグレスは今までに見せたことがないほどの満面の笑みを浮かべて、杖を掲げたのだった。

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 冲南は保護された少女を見つけると駆け寄った。そして膝をついた瞬間、少女に頭をはたかれる。
「全っ然助けに来ないし! 来たのは別のおっさんだし!」
「おっさ、い、痛……いえ、すみません」
 人質となっていた「やちよ」は、以前冲南を親の仇として狙っていた少女だ。紆余曲折あって少女が同行している冲南はというと、帝国の復興事業に関わっており、二人は運悪くこの決戦に巻き込まれたというわけだ。
「冒険者さんたちには、またも助けていただきましたね。本当にありがとうございます」
「気にせんでええよ~二人にはまた、ひまりさんのお弁当、食べて欲しいからね!」
 やちよはフリューと話す冲南の様子に「でれでれしやがって」と眉を顰めつつも、ヴァンゲルスに改めて礼を述べた。
「助けてくれて、ありがとう」
「構わんさ。だが『おっさん』はずっと走り回って疲れたから、少し休ませてもらうぜ?」
 年だねえと言いつつ、ヴァンゲルスはミュルグレスのもとに向かった。そこでは杭に縛り付けられたモーグレイが座り込んでいる。
「あれだけ魔法を撃ち込まれたってのに、ぴんぴんしてやがる……」
「おう、秘訣を教えてやってもいいが?」
 呆れ顔のルイドに対してモーグレイはそう嘯きつつ、冒険者たちに賛辞を送った。
「娘は随分頼り甲斐のある友らと出会えたのだなあ」
「……あなたは確か、おひとりで旅をされていたのでしたね」
 モーグレイの呟きに一種の寂寥を感じたイズレンディルは、静かに尋ねる。
「そう。だが昔話は、戦いが落ち着いてからだな」
 周辺の帝国過激派は一掃された。しかしその時、咆哮が響き渡り、空気がびりびりと揺れる。
 征竜と皇帝と、穴から這い出てくる者――人類が打倒すべき敵は、まだ健在であった。

マスターコメント

周辺の帝国過激派は一網打尽にされ、中継拠点の設営に成功しました。お疲れ様でした! 【緑陰】にもながらくお付き合いいただきありがとうございました~。これにて完走となります。色々判明していないことを書くだけの字数は……なかった! 何か機会あったら出します。あれば…… またこのリプレイ納品をもって、各ぶりとろ担当NPCの発注利用が解禁されます……1名を除いて! セウェルスはすみません、見目が大きく変わっているので、イラストつき次第処理します。よろしくお願いします。 それではまた、お会いしましょう~!
ショートシナリオ

ショートシナリオ難しい 報酬:多い6 / 4〜8人

2024年01月04日 00時19分23秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. シルヴィア・A・カペル

    ヒーラーのシルヴィアだ。今回はよろしく。 モーグレイと冲南には帝国過激派に対する忠義は特に無いようだね。モーグレイは酒代についての返済の目処が立てば娘や友人を優先してくれる可能性があるし、沖南はやちよを急いで助けたいだろうし。交渉次第では二人を味方に引き込めるかも。表立っての共闘は難しくとも、手加減や融通はしてくれそうだ。 勿論、二人について詳しくは知らないし、「関連NPC」だけではなく「討伐対象」にも名前が書かれているから、手を組むにしても次回になるもしれないけれど……今後の事も考えて、交渉はしてみたいと思っているよ。 あと、ミュルグレスも宥められたら。 殴りたい気持ちはとてもよく分かるんだけど、とりあえず事情を聞いてからになれば……無理かな……( まだ確定ではないけれど、参加メンバーとひよこ隊、拠点の兵士への聖印の後光の使用を考えている。今後の相談次第では別のスキルに変更するつもり。

  2. ナハティガル=ラー

    シーフのナハティガル=ラーだ。――今回は宜しく頼む。 成立まであと1名か。 >腐乱した魔獣の死体等を用いた破壊活動 これは一体どういった戦法なのだろうか? >モーグレイ ミュルグレスが娘だと分かった上で、尚も助力する程の恩義を帝国過激派に感じている訳でもなさそうではあるな。 俺達とは敵対を装いつつ、帝国過激派を内部から崩すように動いてもらえると理想的なんだが……。 >冲南 今直ぐにでも帝国過激派から離脱したがっているように見えるな。 連れの子供の救出を約束できれば、その『切っ掛け』にできるかもしれん。

  3. ルイド

    ウォーリア、ルイド。盾役が要るかと思って参加させてもらった。 これで成立だな、良しなに。 >腐乱した魔獣の死体等を用いた破壊活動 投げ入れたりばらまいたりするんじゃねぇかね? 拠点にしようって場所の衛生面を悪化させられると割と面倒そうだな。 >モーグレイ&冲南 交渉目標となると、まず事情を知るとこから始める必要があんのかね。……ミュルグレスの方の事情はあんま詳しくねぇ身なんで任せることになっかな。 んで、ぱっと見で帝国兵と指揮被指揮の関係にないと分かるんなら、なんで組んでるのかとりあえず訊いてみるのも流れとして不自然じゃねぇか。 冲南については俺も連れ子が切っ掛けとしちゃ適切かつ唯一かと思う。 モーグレイの方は……今回は派手にやりあった上で、「これで酒代分には十分だろ?」と言ってみるとか? 現状の働き具合がネックだってんなら、そこを解消すりゃすっぱり帝国過激派から離れてもらえねぇかね。 >個人行動 今後の参加者次第にゃなるが、今んとこ前衛・壁役が良さげかと思ってる。 相性的にはモーグレイの方の抑えがいいか。俺は抵抗が低いから麻痺考えると相性良好ってほどでもなさそうなんだが、冲南との相性がそれ以上に悪ぃ。 光縛封がぶっ壊されたのを見るにモーグレイも単純な物理攻撃ってわけじゃなさそうなんで、そこは気を付けておくつもり。

  4. シルヴィア・A・カペル

    無事成立して良かった。改めてよろしく頼むよ。 最初に何故帝国過激派と組んでいるのか聞くのは良いね。そこから説得に進めていけたら。 >腐乱した魔獣の死体等を用いた破壊活動 油を用いた火矢と同列に並べられているということは、魔獣の腐乱死体に周囲を腐らせる効果や毒の効果があるとか? 確かにばらまかれるだけで衛生面は悪化しそうだ。 >帝国過激派 兵士達の統率がよく取れている事も気になる。範囲攻撃を避けられるのは厄介だし、指揮官を早めに見つけ出したい。 >モーグレイ 帝国過激派を内部から崩すように動いて貰えればというのに賛成だよ。指揮官の居場所を示唆して貰えるだけでも有難い。 いっそ、親子喧嘩を装って帝国過激派を攻撃して貰うのも有りかな。ミュルグレスのぼっこぼこにしたい希望も通るし、ルイドが言ってくれた『派手にやりあった上で、「これで酒代分には十分だろ?」』も出来るかなって。 >沖南 私は沖南たちの事情については詳しくないから、詳しい人がいればお任せ出来ればと思っている。運悪く巻き込まれてしまっただけのようだし、事情を聞けたらやちよの救出を約束して味方になって欲しいね。 >戦闘 モーグレイと沖南の射程外から回復や魔法攻撃をしつつ、指揮官を探して討伐を狙うつもり。沖南が【幻影】を発動したら優先的に攻撃して確定回避を消費させたい。 目的は帝国過激派(沢山)の掃討だから長く持続するバフを持って行きたいのだけれど……敵の統率が取れているのなら標的にされる可能性も有るのかな。もう少し考えてみるよ。 【麻痺】は奇数なら確定で行動不能か。直ぐに解除されるようだし解呪は今の所考えていないよ。

  5. フリューリングスルフト=ティエラ

    シーフのフリューさぁ。 このシリーズには参加してなかったんやけど、今回「冲南さん」がおるのを見かけて参加したさぁ。たぶん、十中八九、99%の確率でうちが知ってる人……だと思う。 「たぬき茶屋」シリーズのシナリオにおった人だと思う。 なので、もし他に対応希望の人おらんかったらうちが行こうかなと思っとる。 取り急ぎ表明だけ失礼するさぁ!

  6. ヴァンゲルス・ロッド

    シーフのヴァンゲルスだ。顔出しが遅れてすまねぇな。よろしく頼む。 親子喧嘩を装う案は面白ぇな、他に異論がなきゃ乗ってみたいね。ミュルグレスもスッキリするんじゃねぇか? ミュルグレスの事情に関しちゃ、まぁまぁ知ってる方だと思う。ルイドと一緒にモーグレイ対応に当たりつつ、指揮官が分かり次第そっちへ急行するって動き方が出来るだろうか。 冲南の方は知らねぇが、ここまで話にも出ている通り連れ子を持ち出すのが良い気がするね。 フリューの嬢ちゃんが詳しい事情を知ってるってんなら、より効率的に説得出来るかもしれねぇな。 俺個人はデバフを積み重ねる戦闘スタイルなんで、どっちの対応になるにせよ、動き方としてはデバフを狙う形になると思うぜ。

  7. イズレンディル・パラリム

    キャスターのイズレンディルです。 決戦の準備でばたついてしまって危うくこちらの連動を見逃す所でした…! 遅くなってしまいましたが、よろしくお願いします。 今のところは、帝国過激派の対応が空き気味、でしょうか? 練度が高いとしても仕掛ける際の動きは限定的になりますからそこを突きたいですね。 一旦は待ちに徹して魔弓で迎撃をしてみたいと思います。敵の弓兵は先に落としたい所です。 弓が無くなれば射程の都合で踏み込んでこざるを得なくなる、のでそこを魔法攻撃なり指揮官狙いなりで潰しにかかれそうかな、と。 モーグレイと沖南の対応はお任せすることになりそうですが、何か動いた方が良い事があれば仰って頂けると助かります。

  8. フリューリングスルフト=ティエラ

    親子喧嘩装って〜って案、面白そうで良いと思うさぁ。 うちも冲南さんの説得が無事出来たら戦闘してるフリしていっぱいおる過激派の数減らしにいこかな? または指揮官見つけたら速攻協力して生け捕りにし、やちよさん捕まえとる場所吐かせにかかる方がええかな? とりあえず、冲南さん説得しつつ過激派数減らしに行くさぁ!

  9. ルイド

    >帝国過激派 少なくともモーグレイがガッツリ敵対している間は、俺はあんまり気を配る余裕がねぇかもしれないんで、悪ぃが任せ気味になりそうだ。 とはいえ、近場に敵がいりゃ対象識別の範囲攻撃で巻き込むようにはしておくな。親子喧嘩案等交渉が上手く行ってくれりゃ、状況次第でモーグレイや冲南は対象からひそかに外しておくわ。 >指揮官 こっちも対応頼めるんなら助かる。位置を掴んだ後、誰か向かう時にはなるべく道を切り開くとか盾になってきそうな敵を抑えるとかで貢献できりゃと思う。 >スキル やや守り寄りで構成予定、ひとまずロングレンジカバリングは用意しておく。シルヴィアが聖印の後光を使う場合は優先して庇いに動くわ。あとは味方の消耗具合を見つつ。 英雄再起や装甲防御も持つ予定なんで、俺への回復は後回しで問題ねぇ。

  10. シルヴィア・A・カペル

    日が空いてしまって申し訳ない……! とり急ぎでお返事を。 >ルイド 気に掛けてくれてありがとう。 今回ヒーラーは私一人だし、ロングアクションを使うと回復が不十分になってしまうかもしれない。聖印の後光は止めて、持久戦用の回復重視で行く事にするよ。

  11. シルヴィア・A・カペル

    フリュー、沖南の依頼について教えてくれてありがとう。彼の事を知っている君が説得してくれるなら心強いよ。イズレンディルに帝国過激派に対処して貰える事もとても助かるよ。 >親子喧嘩案 皆に賛同して貰えて感謝しきりだ。親子間で禍根を残さないよう、ミュルグレスには思っている事は全力でぶつけて欲しいと思う。プレで提案しておくね。 >指揮官 そうだね、見つけたらまずやちよの居場所を吐かせたい。 ヴァンゲルスとイズレンディルが指揮官を狙ってくれるなら、私は仲間への回復支援に注力しよう。余力があれば、イズレンディルやフリュー、ミュルグレスの攻撃に合わせて過激派に範囲攻撃も撃てればと思うよ。 >予定スキル 特性はヒーリングワールドとワイドヒールプラス 汎用は指揮官を探すための戦術眼と、布陣把握の為の天眼 アクションはヒール、ヒール3、魔霞4(命中低下)、メテオライト4(識別範囲攻撃)の予定だ。魔霞は変更するかも。

  12. ナハティガル=ラー

    すまん、前回の発言から間が空いてしまった。 >腐乱した魔獣の死体等を用いた破壊活動 成程、衛生面を悪化させる為か……。疫病が蔓延すると厄介だしな。 >冲南 ……たぬ茶屋!(記憶を辿り) 確かに冲南らしき男がいた記憶が……? 一体、彼等の身に何があったんだ……。(遠い目) >モーグレイ 親子喧嘩案に賛成だ。 戦闘を装いつつ、モーグレイと交渉。(交渉スキル使用) 帝国過激派を内部から崩すように動いてもらえないか提案を試みるつもりだ。 >敵指揮官 宗波で索敵を行ない、敵の布陣を確認。 モーグレイや冲南から得られた情報も参考にし、戦術眼で分析して敵指揮官の現在地を割り出せればと。 >スキル 特性:フォアクロウズ、宗波 汎用:戦術眼、交渉 アクション:フェザーステップ、疾風足、見切り3、魔矢 ――上記のスキル構成を予定している。

  13. ルイド

    >シルヴィア 了解だ、そんじゃプレイングはそれに沿った内容に直しておくな。 消耗した味方の他、状況的に狙われ易そうな味方がいりゃ特に気にする形にしようかと。 >汎用 あんまスキルレベルは高くねぇが、洞察持っていって声かけした時や交渉してる時の表情なりを見ておくわ。何か気付くことありゃ指摘なり共有なりする。 あとは……レベル高いのが威圧感くらいしかないんで、これで帝国過激派共に圧をかける予定。意味は薄いかもしれねぇが多少でもこっちに意識向けてくれりゃ、他行動の補助くらいにゃなるかもしれねぇ。

  14. イズレンディル・パラリム

    私は予定通り帝国過激派の対応に集中して頑張りますね! 設営地点で銃眼鉄壁を設置して魔弓で迎撃します。敵の弓兵を叩けば、帝国過激派の皆さんは接近して来ざるを得なくなる筈ですので、そこをアーケインストリームで足止めするつもりです。 一応、帝国過激派一人ひとりの動き方を記憶力で細かく把握して、行動予測や指揮官割り出しに役立てられればと。シルヴィアさんとナハティガルさんに情報共有するようにしますね。 親子喧嘩作戦が上手くいきそうでしたら、モーグレイさんの方に移動しつつ引き撃ちをして帝国過激派の皆さんを誘導出来るようにも動きますね。 距離が近くなれば皆さんの範囲攻撃で巻き込みやすくなるかなと思います。 持参スキルは、弓戦用のクレネルウォールと足止め用のアーケインストリーム 後は範囲攻撃各種と自衛用のエーテルバリアになります。

  15. ヴァンゲルス・ロッド

    おっと、モーグレイ交渉はナハティガルが当たってくれるんだな。 んじゃ冲南の方がちと手薄だし、俺もそっちへ当たろうと思う。 交渉さえ上手く行きゃ、冲南の方からでも指揮官の情報は得られるだろうしな。分かり次第指揮官対応へ移るのは変更無しだ。 ミュルグレスには俺からも親子喧嘩をけしかけてみたいと思ってる。親父さんに対するあれやこれやはこれまでに聞いてきてるモンで、個人的にちょっくら話したいんでね。 そんじゃ、後は現地で。作戦の成功を祈っとくぜ。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0