【呑竜】血風のパトリオット【黒森】
おおくまねこ
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シナリオID:3282
オープニング
「ふざけるなッ! このような要求、呑めると思うか!」
パトリオット子爵家の当主、グラム・パトリオット子爵は顔を紅潮させ、王家から届いた書状を床へと叩きつけた。
――パトリオット子爵家は男爵家に爵位降格の上、次女エマ・パトリオットを新当主とする。旧当主並びにその一族は、速やかに新当主に屋敷を明け渡すべし。
それが、王家からパトリオット家に下された命令だ。先月、王国騎士アリエスの調査報告書と、冒険者達のエマへの減刑の歎願書を見た王家と法衣貴族は、パトリオット家の家宅捜索を行うことを決定し、寄親を代行していたレギンレイヴ領の代官から、同家に対し通告した。
これに対し、パトリオット家領主は「不当な内政干渉だ。エマと侍女ジゼルの証言は出鱈目である」と抗弁し、王国騎士による屋敷への立ち入り検査を拒否した。
さらに、子爵は懇意にしている貴族達にも王家に抗議するよう書簡を送ったが、パトリオット家に協力する者はいなかった。パトリオット家の寄親であったレギンレイヴ侯爵家は冒険者に当主を討ち取られてすでに滅亡しており、パトリオット家に近しかった貴族も以下の二つに分かれていたからだ。
一つは、貴族の時代の終焉を悟り、集権派に鞍替えし、少しでもいい待遇の確保を図った者。そしてもう一つは、『黒鋼竜』の『死の茶会』に参加し、今も冷たい地面に埋まっている者達だ。パトリオット家の抵抗を受け、王家は「王命に背いた」として、とうとうパトリオット家を処罰することを決定。最後通牒として、パトリオット一族に上の通告を行ったのだ。
「家督をエマに譲れ、だと!? あのエマに当主が務まると思っているのか、王家は! あの娘には、後継者としての教育などしておらん! それ以前に、裏切り者を後継者にするなど、あり得ぬ!」
パトリオット子爵には四人の子がいる。長男のダインスレイブ、次男のバルムンク。長女のアンサラー。そして、パトリオット家の悪事を内部告発し、今は王家の保護下に置かれている次女のエマである。グラム子爵は長男と長女には後継者としての教育を施したが、次男と次女は好き放題に遊ばせていた。
「お父様、戦うしかありませんわ」
その時、いつの間にか部屋に入ってきていた長女アンサラーが父へと声をかけた。
「アンサラー……しかし、王国騎士を相手取れる戦力など、当家には……いや、そもそも、戦ったところでもはやパトリオット家に未来など……」
グラムはかぶりを振った。
「お父様、恐らく王家は王国騎士など出してこないでしょう。王家は今、『死の茶会』とグランスパーダでの騒動の収拾をつけるのに手いっぱいです。恐らく屋敷の押収については、エマに任せるはず。となれば、この屋敷に踏み込んでくるのは王国騎士ではなく、冒険者です。その程度の戦力なら、返り討ちにできますわ」
「なるほど、しかし、冒険者とて手ごわいぞ。当家に仕える授恵者の衛兵はわずか数名。闇社会の伝手で授恵者の傭兵を雇ったとしても、勝てる保証など……」
グラムの言葉に、アンサラーはくすりと笑う。
「お父様、当家に伝わる『秘宝』をお忘れですか? あの神具を使えば冒険者など虫けら同然。蹴散らしてしまって、王家が本腰を入れる前に財産を持って辺境都市群にでも逃げましょう」
「神具……? アンサラー! まさか、『支配者の箱庭』のことを言っているのか? あれは……!」
娘の言葉に、グラムは顔色を変える。確かに、パトリオット家には代々受け継がれる、戦闘向けの神具が存在する。だが、その神具『支配者の箱庭』は強力な反面、重い代償を伴うものだ。あまりにも危険なもののため、使用法は歴代の当主にのみ伝えられているはずなのだが……。アンサラーはいつの間にか、勝手に封印の書を読んだのか?
「ねえ、お父様。こうなってはもうなりふり構ってはいられません。いいじゃないですか。一人ぐらい減っても。お父様と財産の維持……それこそが肝要です。それに、もしもの時は、お父様の跡目は、この私が継ぎます。エマなんかじゃなくて、この私が」
アンサラーは父であるグラムさえぞっとするような妖艶な雰囲気を醸し出しながら、父の肩に手を置いた。
「う、うむ……わかった。段取りは全てお前に任せる」
「ありがとうございます。お父様」
アンサラーは我が意を得たりとばかりに、にんまりと笑った。
●
そして、数日後。エマ率いる冒険者達の屋敷の差し押さえが来るという情報を掴んだパトリオット一家は秘密の地下室に籠り、神具起動の為の儀式を行っていた。
「この魔法陣の中に立てばいいのかい? アンサラー」
「ええ、ダインスレイブお兄様。そこから動かないで下さい。その魔法陣は当家に伝わる神具。起動すれば一時的にお兄様は授恵者すら寄せ付けぬ超越者となれるでしょう」
「ほう、そんなものがこの屋敷の地下に……だが、それだけの神具なら、何か代償があるのでは?」
長男ダインスレイブは魔法陣の中に立ちながら、妹と父の方をチラリと見る。すると、妹は頷いた。
「ええ、この神具は起動する際に、領民の生命力を吸収するのです。この屋敷の中は安全ですが、戦いが長引けば領民からは死者も出るでしょう」
「……なるほど。そういうことか。その程度なら問題ない」
「ご理解いただけて幸いですわ、お兄様。では、起動を始めます」
「ああ」
アンサラーは一族の秘伝書を開き、神具起動に必要な呪文を唱えた。
すると……。
「ぐああっ……! な、なんだ、胸が……! 苦しい!」
(ここから出なければ……!)
ダインスレイブは異変を感じ、急いで魔法陣から逃げ出そうとした。しかし、その瞬間にアンサラーは光の六角柱で魔法陣を包み込み、兄を出られないようにしてしまった。
「おい、姉さん! 何をしてるんだ!?」
「黙っていなさいな、バルムンク。これは必要なことなの」
アンサラーは一瞥さえくれずに弟の訴えを一蹴した。
「領民の生命力を犠牲にすると言ったけど、あれは嘘。本当の代償は、『授恵者一人分の命』。生贄のエーテルを以て、この結界は起動するのよ」
「が、かはっ……! 謀ったな、アンサラー! ぐああ……! と、父さん! 貴方も、僕を……!」
父に縋るような視線を向けるダインスレイブ。しかし、父はばつが悪そうに目を逸らすだけだった。弟のバルムンクは、事態が飲み込めずにオロオロするばかりだ。
「感謝します。お兄様。貴方の犠牲によって、私達は不埒者を誅殺する力を得る。あとのことは心配しないで」
ハンカチを顔に当てるアンサラー。しかし、兄からはアンサラーの口元が吊り上がっているのが見えた。
「おのれ……! 呪ってやる! 祟ってやる! 許さんぞ! パトリオット一族に呪いあれ! こんな一族、この代で果ててしまえ……!」
血走った目で怨嗟の声を上げるダインスレイブ。そして、彼がこと切れた瞬間、パトリオット家の屋敷の全域を不可視の力場が覆った。
「お父様、これで『支配者の箱庭』は発動しました。私達の許可を得ずに屋敷に侵入した者には神具の呪いがかかります。多少腕の立つものが出てこようとも、我々に勝つことはできないでしょう」
「うむ……すまぬな、ダインスレイブよ……」
「ね、姉さん……!」
兄を殺してなお、眉一つ動かさずに地下室から出ていくアンサラーに続き、領主と次男は地上への階段を登った。
解説
マスターより
リプレイ
「あそこがパトリオット家のお屋敷です。ここで一旦止まりましょう」
昼間にも関わらず不気味なほど静まり返っているお屋敷を見据え、リーンエス王国騎士アリエス・クレストが言った。パトリオット家の元当主グラム・パトリオットおよび、長男ダインスレイブ、長女アンサラー、そして次男のバルムンクは王家の屋敷の明け渡し命令に対し、期日までに返答をしなかった。そのため、これよりアリエスは王家の名のもとに、屋敷の強制差し押さえを行う。これについては新当主である次女エマも了承している。この差し押さえ自体も、厳密には王家の仕切りではなく、エマの当主権限において実行されるものだ。なお、エマ本人は授恵者ではあるものの、戦闘経験など全く無いため、安全な場所で結果を待っている。
「連中は俺たちを迎え撃つ気は満々らしいぞ」
門の前にいる衛兵の視界に入らないように注意しながら、ロッカード=キリヤが言った。彼は依頼を受けてから今日までの間、ずっと屋敷を見張っていた。そして数日前、パトリオット家に覆面で顔を隠した十人の男女が入っていくのを目撃している。その連中は身に纏った雰囲気から、明らかに『カタギ』ではなかった。おそらくはパトリオット家に雇われた傭兵だろう。ちなみに屋敷の窓は数日前から全て遮光カーテンで隠されており、外から中の様子を伺うことは難しくなった。
(そして、まだ確証があるわけではないが、今朝、屋敷の方からただならぬ気配を感じた。パトリオット家が俺達に対し、抵抗を試みるつもりなのは明白だ)
「……パトリオット一族は阿保の集いか? 今を凌いでも後がつらいだけだろうに」
ベルク・オスマットは溜め息を吐いた。
「逃げられても面倒だ。斥候を送り込むか」
「ああ。手分けして中の様子を調べようぜ」
ベルクの言葉に、ハヤト=ガラン=ヴォルファングの眼がすっと細まる。重心を下げた彼の姿勢は、獲物を探して森を彷徨う飢えたオオカミを思わせた。
「ああ、屋根の上にシューターと、庭にシーフもいるはずだ。気を付けてくれ」
「何人配置されているかだけでも事前に知りたいですね。行きましょう」
ハヤト、ロッカード、トーラ、ベルクは散開し、屋敷の周囲の様子を探り始めた。エルもペットの栗鼠を放ち、煙突から屋敷の中に潜り込ませ、中の情報を探ってみた。
(木の上に一人……あれは、シーフでしょうか)
屋敷の敷地の外から宗波で敵の気配を探っていたトーラは、木の上に隠れていたシーフを発見し、さっと木の陰に身を隠した。この距離ならば普通は気づかれないはずだが、相手が授恵者ならば、油断はできない。まずあのシューターをなんとかしないと、正面からの侵入したらすぐに察知されてしまうだろう。王家のお墨付きの作戦なので堂々と突入してもいいのだが、敵の逃亡の可能性を考えると、今の段階で敵に気取られるのは避けたい。
(もう少しだけ、奥へ……)
慎重に、トーラは屋敷の塀を乗り越え、敷地へと足を踏み入れる。その時――。
(体が重く……! それに、なんだか小さく……?)
トーラは自分の体が普段にも増して小さくなったことに気付き、急いで屋敷の敷地の外へと引き返した。
●
「なるほど、屋敷の敷地の全域に体を小さくする結界ですか」
「そんなすごい魔法、聞いたことがないのですが……」
イズレンディル・パラリムとルアンナ・ミュラーは難しい顔をした。
「なら、神具でしょうね。私もヒューマンより長生きはしてますけど、そんな魔法は聞いたことがないです」
「同じくだ。まあ、私はリディリディさんほど長生きはしていないが……」
エルフ・キャスターのリディリディ・トゥラ・イェレミース(67)とライナ・フレイヴァルツ(19)も心当たりはないようだ。となると、恐らくは神代の遺失魔法を使用しているのだろう。このレベルの大魔法ならば、もはや個人の創意工夫でどうこうできるような次元ではない。
「小さくなるだけじゃなく、体が重くなるのも感じた。十中八九、相手方が有利になるデバフの結界だろう。ああ、専門的には『霊験』って言うんだったか?」
ロッカードはキャスターたちに尋ねた。
「境界面の出入りが自由ならば、分類はおそらく『霊験』ですね。我々が戦闘で使うようなものなら、数分も保たないはずですが、神具ならば話は別です。要石とか庭にありませんでした?」
イズレンディルが尋ねると、偵察してきたシーフ達はみな首を横に振った。
「庭には奇妙なものは特に見当たらなかったが……霊験の中心が屋敷ならば、基点も屋敷の中にあるのではないか?」
「その可能性はありますね。お屋敷を壊しちゃってもいいなら手っ取り早いですけど、今回の作戦の目的は屋敷の押収ですし……使用人の方もたくさんいます。まずは投降を促すべきでしょう」
ベルクの言葉に、トーラは渋い顔をする。
「そうですね。旧パトリオット家当主の悪事の証拠を掴むのも目的の一つですし、ここはエマさんが住む家になりますので、屋敷を燃やしたりするのはナシでお願いします」
指揮官のアリエスは苦笑した。
「パトリオット一族の居場所は分かったのでしょうか?」
ヴィルヘルミナが問うと、エルが頷いた。
「アンサラーさんは、二階にいるみたいです。バルムンクさんは、玄関ホールにいました。でも、元子爵と、ダインスレイブさんはどこにいるか、分かりませんでした」
●
作戦会議を終えた後、冒険者達は三か所から屋敷に突入することにした。二階の窓からエルの栗鼠、フロマーシュ・ダイヤドロップ、ライナの二名と一匹が、アンサラーを捕まえる為に突入する。敵の逃亡を阻止するため、ヴィルヘルミナとベルク、ハヤトの3名が裏口から。そして、残りのメンバー……アリエス、アンジェ、トーラ、リディリディ、ルアンナ、ロッカード、ロゼットの7名は正面からの突入だ。そして、エルとイズレンディルは敵の数を減らすため、正面からの突入と同時に、敷地の外から庭にいる授恵者の使用人に奇襲を仕掛ける手筈だ。
「では行きます! 王国騎士です! この屋敷の当主が次女のエマさんに代替わりしたおとはご存じですか? 王家のご意志に従い、この屋敷は押収します! ここを通しなさい!」
アリエスは正門を守っていた衛兵二名に向かって叫んだ。
「な、なんですって……?」
「投降すれば、悪いようにはしません。新当主のエマさんにはできる限り穏便にとりはかるように言われています」
「ここでわたし達を退けても、王国は威信をかけて制圧に来ます。諦めて投降して下さい!」
トーラはまだ剣を抜かず、衛兵に投降を促した。
「わ、分かりました」
「お、俺も投降します」
衛兵は槍を捨て、両手を上げた。
「……アンジェ、にも、できることがあれば……」
アンジェは正面から突入する7名をすっぽり包むように、『ハウリング・オブ・ブルーフレア』をかけた。
(生きて罪を……。……難しいかもしれないけど……そうなるといいです……)
アンジェは依頼人の言葉を思い出しながら、正面から屋敷へと突入していくグループに後ろからついていく。衛兵たちを無力化した冒険者達は屋敷の敷地へと足を踏み入れた。その瞬間、冒険者達とアリエスの体が小さくなり、体が鉛のように鈍くなった。
「帰れ! 屋敷には入れさせんぞ!」
そして、領主に命じられたのか、屋敷の扉が開き、中から武装したパトリオット家の私兵がわらわらとたくさん出てきた。
「怪我をしたくない人は伏せなさい! ガサ入れですよ!」
「抵抗、しないで下さい……」
ルアンナはぶんぶんと杖を振り回し、私兵をなぎ倒しながら屋敷の門の前まで歩いていく。アンジェは閃光塗弾のピンを抜き、屋敷の正面で炸裂させた。外に出てきた連中は皆非授恵者だったのか、目を抑えて戦闘不能になったり、武器を捨てて投降する者が相次いだ。
「さあ、仕事の時間だぜ」
その時、雑兵を囮にして冒険者達に攻撃をしかけようと、狙っている者達がいた。屋根の上にいた使用人のシューター。木に潜んでいた使用人のシーフ。そして、狙撃手として二階に配置されていた傭兵のシューターの三名である。
「始めましょう」
シュッ。
しかし、それよりも早くイズレンディルの放った魔弓での一撃が屋根の上にいたシューターを射抜いた。シューターが屋根から転げ落ちた瞬間、庭にいた私兵たちに動揺が走る。
「……行きます」
(……やっぱり、抵抗、は、します、よ、ね……でも、ここまできたら、留まるのは無理、と、思うし。どうする、つもり……?)
イズレンディルの狙撃とほぼ同時に、エルの弓から矢が放たれ、庭の木に隠れていたシューターの胴を射抜いた。
屋敷の二階にいたシューターは、窓を開け、イズレンディルに向かって矢で反撃しようとしたが、イズレンディルはサッと木の陰に身を隠した。放たれた矢は木に突き刺さって小さく爆発し、バキバキと音を立てて木がへし折れていく。
エルはすかさず二本目の矢を放ち、シューターへと反撃する。すると今度は、シューターが窓の内側に引っ込み、エルの矢を躱した。互いに姿を隠しての睨み合い。エルはすでに屋敷に侵入していたリルを後ろから回り込ませ、リルの視界を頼りに、炸光矢を窓から放り込んだ。部屋に飛び込んだ瞬間にエーテルが弾け、部屋の中がズタズタになる。そして、壁が破壊されて敵の姿が見えた瞬間を狙い、イズレンディルが矢を放ち、シューターを倒した。
「どうやら敵は屋敷に籠城する構えのようです。私達も突入しましょう」
「はい。わたしは(今破壊した)、あそこの部屋から、行きます」
イズレンディルとエルは二手に分かれ、先行した冒険者達の後を追った。
●
「ここを逃れても、王家の面目を潰すような真似をしたお前達は追われ続けるぞ! 最後くらい貴族としての誇りを見せて潔くしたらどうだ!」
扉をぶち破って屋敷の中へと突入したロッカードは玄関ホールを素早く駆け抜け、一番近くにいたヒーラーへと斬りかかった。玄関ホールにいる敵は7名。覆面で顔を隠した傭兵が6名と、次男のバルムンクだ。非授恵者の私兵は外で全員倒してしまったのか、見当たらなかった。
(ヒーラーは一人だけだ。こいつを倒してしまえば、一気にこちらが有利になる)
ロッカードの短剣が燃え上がるように輝き、ヒーラーの胴を薙いだ。しかし、一撃では仕留めるには至らず、ヒーラーはすぐさま自身の傷をヒールで回復した。
「来たな! 出会え、出会え!」
傭兵たちは陣形を整え、すぐさま冒険者達へと襲い掛かってきた。ウォーリアらしき3名が闘気の槌を突入してきた冒険者目掛けて連続で放つ。ロッカード以外の前衛が攻撃に巻き込まれたが、トーラは二発は綺麗に回避し、残りの一発はスキルによる緊急加速で回避した。アリエスは激しく傷ついたが、戦線離脱は免れている。シューターがアンジェ目掛けて矢を放ち、アンジェの肩に深々と矢が突き刺さる。シーフらしき男は天井を走り、後衛のリディリディに奇襲を仕掛けてきた。リディリディはシーフの一撃で深手を負ったが、なんとか二本の足で立っていた。
「あの女は……!」
バルムンクはロゼットに向かって猛突進し、思い切り斬りつけた。
「全部お前らのせいだ! お前らさえいなければ、全てうまくいっていた! みんな殺してやる!」
狂気を孕んだ瞳で、バルムンクは叫んだ。
「諦めて投降してください!」
トーラはロゼットに加勢すべく、バルムンクに振り子を投げつけた。攻撃に集中していたバルムンクの膝にトーラの振り子は命中し、バルムンクの下半身に鉛のような重みを持つエーテルが纏わりつく。
「無駄な抵抗はやめなさい!」
アリエスはバルムンクへ警告しながら、雷光の一撃を叩きつけた。
「うるさい! お前らを皆殺しにして、僕達は外国に逃げるんだ! そうすればうまく行くって父上も姉さんも言っていた!」
「すぐに回復を……!」
アンジェはシューターの射線から身を隠しながら、大ダメージを負ったリディリディにヒールをかけた。ロゼットとアリエスもかなり危ない状況だが、ロゼットは自力で回復ができるヒーラーだし、アリエスは頑丈なウォーリアなのでリディリディの治療が最優先だと判断したのだ。
「このっ!」
ルアンナは後衛に奇襲を仕掛けてきたシーフ目掛け、緑色の光弾を放つ。たまたまルアンナに注意を払っていなかったシーフはまともに光弾を浴び、一撃でダウンした。
「纏まっていますね。好都合です」
リディリディはアリエスとロゼットに攻撃をしかけてきたウォーリア三人目掛けて光弾の雨を放った。リディリディは全力で『支配者の箱庭』に抗ってみたが、出力はやはり普段の半分程度に落ちている。しかし、元々の魔力がかなり高いため、ウォーリア達に与えたダメージは小さくないものだった。
「すみません、遅くなりました」
このタイミングで、少し遅れて出発したイズレンディルが合流した。
●
正面突入組がバルムンク達と激闘を繰り広げていた頃、裏口から屋敷に侵入したベルク、ハヤト、ヴィルヘルミナの三名は地下室に隠れていた領主と対峙していた。入り口は巧妙に隠されていたが、宗波でベルクによって入り口が発見され、ヴィルヘルミナが床板を破壊して強引に侵入したのだ。
「――来たか。王家の犬共が……」
領主は剣を冒険者達に向け、憎しみの目を向けてきた。領主の側にはヒーラーとウォーリアと思しき二人の傭兵と、忠臣らしき壮年の騎士が一名いた。そして、地下室で輝きを放っている魔法陣の内側では、身なりのいい服装をした青年のミイラ化した遺体が転がっていた。
「もう逃げられねえぞ、大人しくこの魔法を解け!」
ハヤトは領主を制圧するべく、様子を伺う。ここは地下だ。見たところ、脱出路らしきものもない。ハヤト達が侵入してきたルートは天井なので、グラムは脱出には使えないだろうし、正規の入り口は領主自身がカギをかけて封鎖していた。つまり、敵を倒さなければすぐには脱出できない状況だ。
(あの魔法陣が、この厄介な霊験の根源か? あれを破壊すれば止まるかも……)
ベルクはすぐさま魔法陣へと駆け寄り、床を短剣で抉ってみた。しかし、床が欠けても、魔法陣は欠けることなく、そのまま光っていた。
(すでに起動した魔法は容易には止まらんということか……それにしても、逃げるにしても先に財産を隠しておいて、ほとぼりが冷めてから隠しといたのをもって逃走すれば追手など形だけになるだろうに。ここまでやったら逃げようとも王国が威信にかけて国際指名手配かけて追いかけることになるのも分からんのか。面子を潰すとはそういうことだと言うに)
その瞬間、近づいてきたベルク目掛けて領主の側にいたウォーリアが衝撃刃を放ってきた。ベルクはエーテルを体内で活性化させ、すんでのところで斬撃を回避する。外れた刃は地下室の壁に命中し、壁に深い切れ込みを入れた。
「無駄だ、一度起動した『支配者の箱庭』はそう簡単に消えはせん!
(くそ、体が思うように動かん!)
領主はあざ笑いながら、ベルクへとサーベルを振り下ろす。ベルクはサーベルを躱し切れず、領主の一撃で片膝を突いた。
「グラム子爵、もう逃げられませんよ」
ヴィルヘルミナは敵をまとめて始末するべく、闘気を纏った太刀を一閃した。放たれた斬撃は『支配者の箱庭』の影響下にも関わらず、領主に致命傷を与え、傭兵にも深手を負わせた。
「なっ……」
驚愕の表情を浮かべ、崩れ落ちる領主。彼はそのまま意識を失ったが、『支配者の箱庭』が消えることはなかった。
「うらぁ! どこの連中か知らねーが、ブレイブファング傭兵団団長の力を見せてやる!」
ハヤトはフリーとなっていたヒーラーと距離を詰め、猛烈な勢いで襲い掛かる。だが、頑丈なヒーラーはハヤトの力が普段より落ちていることもあり、まるでダメージを受けていない。傭兵ヒーラーは味方のウォーリアの傷をヒールで塞ぎながら言った。
「高名なブレイブファング傭兵団団長と手合わせできるとは光栄だ。だが、死ぬのは貴様の方だ、ハヤト=ガラン=ヴォルファング!」
●
「始まったようだ。行こう、フロマーシュ」
「はい、ライナ様」
ライナとフロマーシュは仲間が正面から突撃してしばらくした後、エルと合流して屋敷の二階に突入した。狙うは二階の自室に立てこもっている、長女のアンサラーだ。
「ライナ様、あの部屋です! 敵はアンサラー様らしき方と、傭兵の方が二人と……死体?」
壁と扉を透視して部屋の中を覗き見たフロマーシュは困惑した。アンサラーの部屋では、なぜか女が机に突っ伏して一人死んでいたのだ。
「……どうやら自身の死を偽装して逃げおおせる腹積もりだったらしいな。壁越しに奇襲をかけるぞ! フロマーシュ、扉を破壊してくれ!」
「はい!」
フロマーシュは扉の前に立った後、殺界を放った。フロマーシュの斬撃で扉がバラバラに吹っ飛び、中にいたアンサラーと傭兵二人がフロマーシュの闘気の檻の中に囚われた。
「アンサラー様、降伏してくださいませ!」
フロマーシュはアンサラー達に対し、降伏勧告をする。しかし、アンサラーと傭兵たちが警告を無視し、こちらを迎撃しようと動き出した為、ライナとエルはすかさず中にいた敵に対し、攻撃を仕掛けた。
「王家に逆らってもお前達に未来などないぞ。投降しろ」
ライナはそう呼びかけつつ、黒い霧でアンサラー達を包み込んだ。アンサラー達は重い鎖に囚われたように、体に重みを感じた。フロマーシュの殺界もあり、部屋の出口は言うに及ばず、窓から脱出を図ることも難しいだろう。
「アンサラーさんが、二人……?」
エルは困惑しつつも、部屋の中に炸光矢を叩きこんだ。部屋に飛び込んだ光球は部屋の内側で炸裂し、敵全員が光の破片で傷ついた。しかし、エルのエーテルの出力が普段より落ちていたので、敵の損傷は軽微だった。
「やってきたわね、王家の犬共! やってしまいなさい!」
アンサラーはヒステリックに叫ぶと、フロマーシュ目掛けて鞭を振るってきた。フロマーシュは鞭に打ち据えられ、流血の呪いにより、傷口からとめどなく血が溢れ出す。威力自体は、フロマーシュの強固な防御の前では控え目だったが。傭兵の二人はフロマーシュに集中攻撃を仕掛て来た。部屋の出入り口である扉の前にはフロマーシュが陣取っており、彼女を倒さないと部屋からは出られないし、ライナとエルに攻撃しようにも、射線を塞いでいるフロマーシュがジャマだったのだ。
「どけ!」
「くそ、硬い!」
傭兵たちの攻撃でフロマーシュは傷ついていくが、フロマーシュは自力でヒールし、扉の前からどかない。その隙にエルとライナが少しずつ、アンサラー達にダメージを与えていった。
●
フロマーシュ達がアンサラー相手に奮戦していた頃、地下室の戦いはすでに決着がついていた。ヴィルヘルミナは死にかけの領主にヒールをかけ、死んでしまうのを阻止した。
「ぐ、うう……」
「依頼主のエマに感謝することですね」
ヴィルヘルミナは淡々といい放ち、武器についた血のりを拭き取った。
「おい、この屋敷を覆っている妙な魔法はなんだ! 解き方を教えろ!」
「話さんと、生まれたことを後悔することになるぞ」
ハヤトとベルクは領主に詰めより、問い詰める。
「アンサラーだ……この屋敷を覆っている『支配者の箱庭』は、アンサラーしか止められん」
領主は咳き込みながら、そう答えた。
「術者は二階にいた長女か! この男は我が見張っておく。ハヤト殿とヴィルヘルミナ殿は早く二階に行け!」
血だらけのベルクに促され、ハヤトとヴィルヘルミナは地下室の扉を吹き飛ばし、アンサラーの元へと急いだ。
●
「あそこだ! 人の気配が集まってやがる!」
「急ぎましょう」
ヴィルヘルミナは壁や扉を壊し、最短ルートでアンサラーの元へと急いだ。二階に上がってしばらくすると、フロマーシュとライナとエルが廊下から部屋の中にいる者達に攻撃を仕掛けているのが見えた。
「横から回り込みましょう」
ヴィルヘルミナはアンサラーの部屋の隣の部屋に入ると、壁を破壊して横からアンサラーの部屋になだれ込んだ。
「もう逃げられねえぞ!」
「くっ……!」
アンサラーは歯ぎしりした。すでにフロマーシュの殺界は消えているものの、ライナの『虚栄の監獄』の効果はまだ続いているので、身動きが取れない。この状況で敵に加勢が来るのはかなりまずい状況だ。傭兵のウォーリアを盾にしてライナの『黒雷』や『晦冥の燐火』を凌いできたが、頼みの綱のすでにウォーリアも倒れている。
「降参するわ」
「よっしゃー! 確保!」
アンサラーは観念し、両手を上げた。すると、すかさずハヤトがアンサラーを確保するため、彼女に飛びかかった。
「屋敷を包んでいる支配者の箱庭はあなたが術者だそうですね。すぐに解きなさい」
ヴィルヘルミナはハヤトに床に引きずり倒されたアンサラーへと詰め寄った。
「あら、お父様、しゃべってしまったのね。娘を売るなんて、酷い人……」
自分のことは棚に上げて呟いたアンサラーは、支配者の箱庭を解除した。
●
「体が……軽くなりました!」
ルアンナは支配者の箱庭の効果が消えたことに気付き、ニヤリと笑った。すでにアリエス、リディリディ、イズレンディル、ロッカード、ヒーラーのロゼットとアンジェまでもが倒され、正面玄関の戦いは危機的状況だったが、結界が消えてしまったなら、負ける要素はもはや無い。あとは、敵の生き残りである傭兵のシーフとシューターを倒すだけだ。
「これなら、楽勝です!」
トーラは回避中心から攻撃中心にシフトし、猛然と傭兵のウォーリアに攻撃をしかけた。本来の動きを取り戻した今なら、無傷で敵を圧倒できる。
「うおりゃあああああ!」
「たぁああああっ!」
ほどなく、正面玄関の戦いは冒険者達の勝利で決着がついた。
●
こうして、パトリオット家の屋敷の制圧作戦は冒険者達の勝利に終わった。アリエス、ロッカードが複雑骨折となるほどの激しい戦いとなったが、捕縛対象であった領主とアンサラー、バルムンクは生きたまま捕縛された。バルムンクだけは手当が遅れた為、腕に後遺症が残ったが……。
(個人的な感情であれば種族への忌避感というのはあるかもしれません。それは許容される範囲でしょう。しかし、領主やそれに準じる立場を以って種族を害するというのは決して行ってはいけない類のものでしょう)
リディリディは投獄されたというパトリオット一族のことを考え、遠い目をした。
「冒険者達よ、本当にありがとう。父や姉の沙汰については、王家の代官と相談して決めたいと思う。この土地のあるべき治世についても……。未熟なわらわがまた困った時は、どうか力を貸してほしい」
報告を聞いたエマは深く頭を下げ、冒険者達を労った。
マスターコメント
イベントシナリオ難しい 報酬:標準13 / 6〜25人
2023年10月31日 14時41分01秒 公開
参加者
相談掲示板
ヒーラーのロゼットよ。よろしくね。 …屋敷で何があったのかを知るのは、すべてが終わってからに なりそうだけど、ますます逃がす訳にはいかなくなったわね。 とはいえ、難しい仕事になりそう。 どう仕掛けるのが良いかしら…。
うーん、本来は『支配者の箱庭』の使用法は当主のみが知る でも存在自体は、エマは知っているんだろうか? あらかじめ(PC情報として)存在自体を知ってるかどうかで、難しさが変わってきそうだ そのあたりで気になったことを、質問の形で置いておきます (答えは無くても大丈夫です) Q:『支配者の箱庭』の存在自体はエマは知っていますか?
アリエスです。皆さん、よろしくお願いいたします。今回OPノベルにブリーフィングのシーンがなかったため、「神具の存在は冒険者に知らされていたのか」については分かりにくいですね。これについては私から補足いたしましょう。 パトリオット家が隠し持っている神具については、王国騎士である私もエマさんも全く把握してませんでした。そのため、効果が発動して初めて分かる情報となります。 (NPCへの質疑応答が可能な場合、OP・解説でそれを開示するのが原則のため、なんでも回答するわけではございません。ご了承下さいませ)
シーフのトーラです。 よろしくお願いします! 王国に刃向かっても先がないでしょうに、まさに乱心ですね…。 神具の効果は強烈ですし、しっかり役割分担をして不利な状況に対応できるようにしたいところです。 とりあえず、魔導書を持ってBS付与型で行こうと思います。 魔乱印と魔蝕で攻撃力を下げてステータス低下の差を埋めていこうかと。 あとは回避低下の魔糸にしようかと考えていますけど、何か希望があれば言って下さい。
シーフのベルクだ、よろしく頼む。 とりあえず、自主降伏しない限りは殲滅でいいかね? 我は物理で殴るだけなので雑兵の処理に回るかね?
キャスター、ライナ・フレイヴァルツだ。 皆よろしくな。 エマ自身は生きて罪を償ってほしいとのことだが、 パトリオット家が行ってきたことを考えればなかなか、な。 そもそも『支配者の箱庭』の効果がある以上、私たちも手加減しにくい状況だろう。 そしてそれを事前に私たちが知らないともなると…。 考え至る所は、武装した集団が屋敷内にいるか単純に立て籠っているかくらいなものだ。 何らかの理由で屋敷内から自主的に撤退させるか屋敷を出なくてはならない状況を 生み出すことができるなら、効果のことを考えなくてもよいのかもしれないが。 例えばこれはあくまで一案だが、火事に見せかけた小火騒ぎ(煙など)の状況を複数箇所で作って、火元の確認などで出てくるであろう使用人や傭兵をおびきよせたりできないだろうか? 良い案があれば、それでも良いと思うしみんなで話し合いしたいところだ。 中で挟み撃ちになって消耗戦になるよりかは、屋敷外に傭兵や私兵を分散しおびき寄せて撃退し侵入するのが余力を持って入れそうな気がしている。 問題はそういった手法を取れるかどうか(そこに王家としての正当性があるか)だが。 「屋敷の押収および、「王家にさからった逆臣」である他の一族の処罰については新当主のエマに任せている。」とあるので、諸々の判断はエマが判断することになるのかな。
ウォーリアのフロマーシュ・ダイヤドロップと申します。皆様よろしくお願いいたしますっ! エマ様の願いを叶えてあげれればよいのですが、状況が状況なだけにこちらの被害を抑えながら生け捕りにするのはなかなかに大変そうです… 神具の効果に加え、それを止める条件も厳しいようですし… ライナ様が提案していただいた作戦は、上手くいけばこちらが弱体化されている状態を上手くフォローできそうですっ! ひとつ気がかりなのは、神具の効果範囲である「敷地内」の詳細でしょうか… 屋敷の中だけなのか、周囲も含まれるのか… 周囲も含まれるのでしたら、どれくらいの距離まで効果があるのかもはかりながらおびき寄せる必要が出てきそうですっ。
No.8
キャスターのリディリディです。 よろしくお願いします。 パトリオット家が相手ですか・・・。 まあ、殲滅が妥当でしょうね。 手加減の事は考えなくても良いと思います。 先ずは神具を発動している長女を討ちたいところですが、向こうもそれだけは避けようとするでしょうね。 パトリオット家に近づく前に傭兵授恵者たちが仕掛けてくるというのが考えられますが、私たちの能力が落ちているので中途半端な攻撃では難しいでしょう。 >例えばこれはあくまで一案だが、火事に見せかけた小火騒ぎ(煙など)の状況を複数箇所で作って、火元の確認などで出てくるであろう使用人や傭兵をおびきよせたりできないだろうか? そうですね・・・。 おびき寄せられるのが一番良いのですが、小火では使用人はともかく傭兵は来ないと思います。 向こうは私たちが来ると分かっているようなので、陽動と分かってしまうかもしれません。代案も立てられず申し訳ないのですが。
(不躾な質問に丁寧に答えていただき、PLとして感謝です) 他の皆さんと比べて、冒険者としての技量が低いので、立ち回りは考えないとな(汗 ・押収当日まで、パトリオット一族の動きについて情報収集。屋敷の監視とか、聞き込みとか。 (→PC情報として、迎撃準備をしていることを落とし込み) ・攻撃を向けられるかもしれないエマの警護、彼女の屋敷の使用人への説得を促す。 ということを考えている。 よろしくだ。
あまり加減も出来る状況でもないので、パトリオット家の処遇は気にしない方向で。 もし生きていたら引き渡す程度でいいんじゃないでしょうか。生きていても針のむしろでこちらの方が辛そうな気もしますが。 ここで幕を引いてあげる方が多分楽でしょうね。 全ステータスが半分というのが非常に厄介ですね。レベル換算で言えば半減どころでは済まない下げ幅ですし。 屋敷内へ馬鹿正直に玄関から入る事もないので、窓とか壁とか破壊してもいいかもしれませんね。建物が神具そのものなので破壊できるかは知りませんが。 邸内へ騒ぎを起こすなら、非常に臭う食べ物を持っているので投げ込むこともできますが…ある意味でひどい事になりそうで。
玄関からの突入は馬鹿正直ではあるけれど 壁に比べて破りやすくて、多人数が1度に入り込める メリットもちゃんとあるから、必ずしも悪くはないと思う。 ある程度、参加者の数を見込んでだけど。 「正攻法:玄関を破って集団で突入する」 「絡め手:窓から少数で侵入して攪乱する」 とか、かしら。工夫してるとは言い難いかもしれないけど。 >『支配者の箱庭』の効果範囲 「屋敷の敷地全体を覆う」とあるから、 たぶん建物内だけじゃなく、庭とかも含まれると思うわ。 線引きするなら、門とか塀の内側が範囲内かなって。 相手が無警戒なら、ボヤ騒ぎでも大勢を引っ張りだせると 思うけど、籠城中の相手だと思うと、使用人が警戒しながら 様子を見に来るぐらいかな、と。 >降伏しない限りは殲滅 …仕方ないでしょうね。 ただ個人の自由で良いから、使用人にしろ傭兵にしろ、 投降すれば命は助ける、とかの呼びかけは入れたいわ。 命運を共にするまでの覚悟の人は限られるでしょうから。
>全ステータス半減 確かにレベル半分くらいの感覚でいたら痛い目に遭いそうです。回避型の場合、半減前の自分の回避と同じ命中の攻撃を受ければまず回避できませんし。 傭兵含めて全ての敵が格上と思った方が良さそうです。 >降伏しない限り殲滅 やむを得ないと言うか、わたしも手加減する余裕は無いと思います。 ただ、王国騎士であるアリエスさんから傭兵へ投降の呼び掛けをやって貰うのはありではないでしょうか? 傭兵がどれだけの報酬を貰っているかは分かりませんけれど、王国に逆らう事になるのですから詳細を聞いていないなら降伏や動揺を誘えないかと。 それに、失敗しても状況は悪くなりませんし。
警戒して立てこもる相手を、切り崩すのは難しいわね…。 今のところ、私はヒーラー1名だから回復が主になるかな。 傭兵戦から、一族との決着まで回復を切らさないように。 ヴィルヘルミナの壁を破壊で思い出したけど、ウォーリアの 高位スキルには、壁や物に特攻の破壊技があるのね。 そういうのを活かせば、待ち構えてるのとは別の場所から 突入できたりするかしら。
意見頂いた皆ありがとう。 警戒する相手に対して講じる策というのは難しいものだ…。 「正攻法:玄関を破って集団で突入する」 「絡め手:窓から少数で侵入して攪乱する」が基本線かな。 籠城作戦を向こうがとっているなら、入り口の玄関を封鎖しているのは十分考えられるな。 そういった意味では、ロゼットがあげたハンマーブレイクという特性スキルは有効かも。 窓から侵入するなら、適している者は隠蔽値が低い人やシーフ…もしくはシューターの人がいればエーテルリンクなどでパトリオット一族の籠城場所を探るのも良い手段かと思う。 まぁあとはそうだな…。 対多数を相手取るなら【グラビティ】とか【アーケイン】とかは持って行ってもいいと思う。 移動速度を低下させ移動不可にして、トーラさんが言うように王国の名のもとに降伏を促したり動揺させるのも戦術として使えそうだ。
屋敷の押収がなぁ。 それさえなければ正直難しい話ではなくなるのだが。 (単純に火攻めすればいいので) 数十人規模がいる屋敷となると、燻し責めも効果が薄いだろうし、それこそ当主や姉、次兄の立て籠る場所付近でやるぐらいか?
なるほど、神具の効果はやっぱり屋敷内だけとはいかないようですね… ハンマーブレイクで封鎖を破ったり、別の場所からの侵入もできそうなのですね。 それを用意するか、相手の数とこちらの弱体化が合わさっている状況と、回復役や防御役が少なめな感じがありますので、守りを重視するかが悩ましい所です… 少数行動側が閉所で多数に追い込まれると特に危険ですし… あと、ライナ様が出した移動阻害を使った作戦は、私も殺界で似たようなことができそうですっ。 真殺界なら範囲もそこそこありますのでっ。 あと、ヒールは私も用意していこうと思いますっ。
…あの、…アンジェ、です。 ヒーラー…、が少ないみたいなので…。 よろしく、お願いします…。(ぺこり) ええと、二手、に分かれるのですか…? どちらかに付いて行けばいいでしょうか…。
屋敷の押収も目的のひとつならあまり壊す訳にもいきませんね。 壁の一つくらいを打ち崩すならお目こぼしを貰える可能性もありますけど。あまり派手にやるのは…という感じですか。 ハンマーブレイクは持っていますので、壁の破壊が必要ならセットしておきます。 なければ別のスキルを持っていきます。 神具は使用者が停止するか死亡するまで止まらないとありますけど、起動した当人は事切れてますね。使用者はまた別という感じでしょうか。 最初から神具の存在が割れていれば、効果切れまで待つという手段も取れたのでしょうが。
私は正面から、突入を試みるわ。 最初は難所になりそうだし、「インフィニティロア」で デバフされたステータスを、多少なり底上げするわ。 一緒になりそうな人は、強化させてもらうわね。 >ヴィルヘルミナ 神具の使用者はパトリオット家の長女、アンサラーね。 オープニングで亡くなったダインスレイブは起動の生贄。 正面以外からの、突入はあって良さそうに思うわ。 ただハンマーブレイク、特性スキルの枠は大事だから、 他に使いたい、やりたいことがあるなら、お任せかな。 >アンジュ 提案はしたけど人数も11人だし、分かれるかどうか未定。 決められなかったら、正面をヒーラー2人にして回復を 厚くしてしまうかね。 >ベルク >屋敷の押収 まあ火攻めでなくとも、外からシューターやキャスターの 攻撃で連打して屋敷を半壊とか、実行したくなるからね。 仕方ないわ。部屋内に閃光塗弾を放り込むぐらいかな。
遅く、なり、ました。 エル、です。…シューター、です。 どうぞ、よろしく。 リル(ペットの栗鼠)、に、偵察、行ってきて、もらい、ます。 …今度は、ちゃんと、ついてきてもらわない、と…(溜息)、すみません、でした…。
…、あの、思ったのですが…。 光縛封で閉じ込める、とかするのは、少しは有効でしょうか…? 例えば、次男さんをとか…。 うまく閉じ込められるかどうか…、それに、お姉さんに壊されるかもしれないですけど…。
わたしは正面に回りますね。 宗波で内部の敵と罠の警戒、隠し扉や通路が無いかを調べて突入前に皆さんへ伝えますので。 >光縛印 敵の連携を封じれる可能性か高いですし、破壊されるにしても敵の攻撃がそこへ行くので有効だと思いますよ!
ギリギリの参加になり申し訳ありません。 キャスターのイズレンディルと申します。 少しでもお役に立てればと思います。よろしくお願い致します。 取り急ぎは正面から、火力担当として動きます。念のためヒールも持参しますね。 屋敷外から屋敷内への攻撃であればステータス半減の効果を受けなさそうですね。 傭兵や使用人であれば多少の陽動は効くかもしれません。 もしも今から調整が可能でしたら、一部の敵だけでも構いませんので劣勢を装う等して庭等に誘き出して頂ければと。 魔弓を持参しますので、屋敷外からの狙撃を狙ってみます。 貴族の方には陽動が効かないでしょうが、他の授恵者を倒せたら強引に数で押せるかと。 >光縛封 私も有効だと思います。壊す行動を取らせて1ターン稼げるのも大きいですよね。
>光縛封 …答えていただいて、ありがとうございます。 じゃあ、やってみます。 …その分ちょっと、ヒールの回数が減りますけど…。