【泥乱】償いの刃

革酎

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シナリオID:3081

オープニング

●男達の邂逅
 ギシュム族の集落内にある冒険者ギルドの簡易出張所に、帝国近衛連隊長マクシミリアン・ミルドが再び姿を見せたのは、彼がレイウェスト・バルダスからの言葉を受けた直後だった。
 リザードマン達を救う為に今一度、剣を振るって欲しい。だが、従えとはいわぬ。ただ助力を頼みたい。
 今やシルトラース帝国の代表として立とうとしている若き皇子から、その様に手を差し伸べられた。マクシミリアンのみならず、彼に付き従う帝国近衛連隊兵には断る理由など無い。
 寧ろ、進んで命を捧げようというのが彼らの総意だった。
 怒り狂う雲霞鳥の巨大な群れを遊撃的に叩いて廻る、攻撃的防御。
 それが、彼ら近衛連隊が取ろうとしている戦術であった。
 しかし場合によっては、襲われているリザードマン達を救い出して安全な場所へ送り届けるという事態にも遭遇する可能性がある。
 そこでマクシミリアンは冒険者に協力を求め、自分達と行動を共にしてくれる者を募ることにした。
 大湿地帯内を駆け巡って雲霞鳥の群れを叩くのは飽くまでも自分達近衛連隊の仕事だが、救出したリザードマン達の保護や後方への護送、或いは諸々の緊急事態への対応には矢張り冒険者の協力が不可欠だ。
(この戦いでは我らは全員命を落とすだろうな……だが、それでも構わん。これは我らの償いであり、そして民草の為に軍人が命を懸けるのは寧ろ義務だ)
 宿敵たる幽界分樹を利用してでも雲霞鳥を叩いてみせようという作戦は、完全に失敗した。のみならず、雲霞鳥共は怒りに震え、逆襲の進撃を開始した。
 この状況をもたらしてしまったのは、作戦に失敗した自分達近衛連隊の責任である――少なくともマクシミリアンはその様に考えていた。
 だからこそ、自分達が全員死ぬことになっても、絶対にリザードマン達だけは守り抜いてみせる。
 彼らのその意志は強固であり、恐らく誰の言葉を以てしても翻らせることは出来ないだろう。
「……随分、思いつめた顔をしているな」
 依頼票にペン先を走らせていると、不意に懐かしい声が横合いから飛んできた。
 驚いたマクシミリアンが顔を上げると、そこに元シルトラース帝国魔導院エスタル支部長クライス・アクバーが、いつもの渋い表情で静かに佇んでいた。
「クライス……お前、無事だったのか。エスタルも幽界樹の被害を受けたと聞いていたが……」
「随分と情報が古いな。エスタルは既に解放され、復興に向けて動き出しているぞ」
 黒眼鏡の奥で苦笑するクライスに、マクシミリアンは何ともバツの悪そうな調子で頭を掻き、はにかんだ笑みを返した。
「ところで、龍逓架を使ったそうだな」
「うむ……だが、失敗した。幽界分樹では雲霞鳥を滅ぼすどころか、逆にあの魔鳥共の怒りを誘発するだけに終わってしまった」
 沈痛な面持ちで応じたマクシミリアンだが、クライスはそんなことは全くどうでも良いとばかりに鼻を鳴らした。
「封印地帯の奥に龍脈の接続ポイントがあると伝えたのは誰だ? 俺が興味があるのは、その一点だけだ」
「私がこんなにも滅入っているというのに、お前は相変わらずだな……確かセティア・オルストフとかいう女性の吸血鬼だった。何か気にかかるのか?」
 するとクライスは今まで以上に渋い表情を浮かべ、腕を組んで低く唸った。
「もうそれ程の龍脈探知能力を身に着けたか……吸血鬼の力は侮れんな」
 そこで踵を返しかけたクライスだったが、その背中にマクシミリアンがちょっと待てと声をかけた。
「お前も手伝え、格闘魔導師。確か冒険者として登録してあるんだろう?」
「やれやれ……俺は龍脈絡みの情報を確かめに来ただけなんだがな……まぁ良いだろう。丁度、森の賢者殿もご一緒されておられる。彼の力も借りれれば、相当な戦力になるだろう」
 クライスが、簡易出張所の外で子供のリザードマン相手に談笑していた人物を呼んだ。その人物は、フィルエス大森林に住まう森の賢者フェアロス・アーラ・アスプロスと名乗った。

解説

状況:  PCの皆様はギシュム族集落の冒険者ギルド簡易出張所で帝国近衛連隊長マクシミリアン・ミルドからの依頼を受け、襲い来る雲霞鳥の巨大な群れを叩いて回る攻撃的防御戦のサポートに入るというところからスタートして頂きます。  状況はOPに書かれてある通りで、マクシミリアン率いる近衛連隊と共にディズル大湿地帯内を駆け巡り、雲霞鳥との戦いをサポートしたり、リザードマンを救出した場合には彼らを安全地帯まで護送するなどの任務を請け負って頂きます。  敵は群れを作ることでより強大な力を発揮する雲霞鳥ですが、通常個体のみならず、更に強い特異個体が各地で目撃されています。非常に危険な戦場へ足を運ぶことになりますので、相応の覚悟を以て臨んで下さい。 敵:  雲霞鳥の群れが出現しています。  個体であれば然程の強敵ではありませんが、群れを作ることで各個体の戦闘能力が格段に向上します。  その強さや脅威度はこれまでのシナリオで十分にご理解されていると思いますが、今回は今まで以上に特異個体の出現率が跳ね上がっています。ディズル大湿地帯全体が恐ろしく危険な場所に様変わりしてしまっているとご認識下さい。 NPC:  主なNPCとしてはマクシミリアン・ミルドとクライス・アクバーの他、帝国近衛連隊の精鋭や、EXCのフェアロス・アーラ・アスプロスも登場します。

マスターより

 皆様、こんにちは。  ディズル大湿地帯を舞台とした連動【泥乱】のシナリオをリリース致します。  遂にレイウェスト・バルダスと邂逅したマックスおじさんことマクシミリアン・ミルド近衛連隊長ですが、彼は今回死ぬ覚悟で戦いに臨もうとしています。  彼だけでなく、大湿地帯に足を運んだ近衛連隊兵のうち、少なくない人数が同じ気持ちで戦線に立つことになるでしょう。  近衛連隊の死に様をその目に焼き付けるか、それとも彼らと共に敢えて危険を冒して雲霞鳥に挑むか、皆様の胸ひとつです。  それでは、ご縁が御座いましたら参加のご検討を頂けますと幸いです。

リプレイ

●無限の死地
 ディズル大湿地帯は、極めて広大だ。
 リーンエス王国やシルトラース帝国、或いはエラトゥーン都市同盟などは地形に様々な変化があり、全く同じ風景が延々と連なり続け、何日歩き続けても視界に変化が無い場所というのは、海洋や砂漠という例外を除けば思いの他、少ない。
 フィルエス大森林は逆に多くの場所が樹々によって妨げられる為、遠大な光景を眺めることが出来るところは比較的限られている。
 ところがこのディズルでは広大な平面湿地が非常に多く存在する為、経路によっては変化に乏しくなる。単一の開けた地形がこれ程に長い距離で続くのは、先述した砂漠や海洋を除けば、このディズル大湿地帯こそが最大級の広さを誇るといって良い。
 今回、ディズル全地域のリザードマンを守る為にと攻性防御戦術に打って出た近衛連隊長マクシミリアン・ミルドは、どこまで進んでも地平線が途切れない湿地の連なりに、改めて感嘆の息を漏らした。
「これだけ開けていると敵を発見し易い反面、逆にこちらも見つかり易いな」
「だから、避難民の皆さんを誘導するのも本当に大変なんだよね……」
 マクシミリアンの傍らで、ララベル・サン・ディーベルが幾分疲れた表情を見せた。ララベルは近衛連隊に同行して、救助したリザードマンを安全地帯まで誘導する任に就いている。
 しかし、隠れる場所が少ない地域では単なる誘導でも大いに神経を消耗する。周辺に敵は居ないかと常に警戒し、索敵は十分に行われなければならない。作戦開始から現在までに、ララベルは何度も避難誘導に当たってきたが、その都度神経をすり減らし続けてきた。
 尤も、その甲斐あって救助したリザードマン達からはひとりの被害者も出ていない。
 逆に近衛連隊兵からは既に複数の死者が出ていた。作戦開始から僅か数日で、マクシミリアン以下近衛連隊兵23名のうち、8名が帰らぬひととなった。
 実に、三分の一もの兵力が僅か数日で命を落とした。その致死率は異常といって良い。
 勿論彼らとて、自殺行為に及んだ訳ではない。作戦の結果として死を迎えることは覚悟しているものの、積極的に自ら死を望んでいる訳ではなかった。ひとりでも多くのリザードマンを救う為には、自分達自身も必死の思いで生き残る必要があるからだ。
 それでも、結果としてこの8名という戦死者数は避けられなかった。
「あんた達が自暴自棄になって、無闇に死地へ突っ込む様な真似をしなくて安心したよ」
 ララベルとは反対側の位置に、ディレイン・オールドケイジが静かに佇んだ。
 当初、ディレインは近衛連隊兵が全員、償いの為に安易な死を選ぶことを危惧していたが、事実は違った。
 近衛連隊の矜持は『民草よりも先に軍人が死すべき』ではあるが、それは飽くまでも任務の結果としての話である。現実から逃れる為に死を選ぶことは、近衛連隊兵にはあってはならぬ卑怯者の発想だ。
 今回マクシミリアンが死を覚悟していたのも、リザードマン達を守る行動の結果として死が避けられないのであれば止む無し、というだけの話であり、自ら死を選ぶ為に無謀を通すという訳ではなかった。
「近衛連隊は長い伝統を誇る歴戦の戦士集団だ。責任逃れの為に死を選ぶ様な、そんなヤワな卑怯者はひとりも居ないよ」
 どうしても死が避けられない時は、民を逃して自分達が盾となり、そして命を散らす。それが近衛連隊のあるべき姿だ、とマクシミリアンはいう。
 だがそれも、冒険者達の支援が無ければ成立しない。今回ディレインが避難誘導の指揮を執っているのは、マクシミリアンとしても大いに助かっていると頭を下げてきた。
 ディレインの避難民に対する指示は迅速で、的確で、そして避難民達の折れそうな心を寸前で繋ぎ留める役割を果たしていた。ディレイン自身の治癒師としての高い能力もリザードマン達に大いに安心感を与えている。
「そしてララベル。君の避難誘導時の支援も、我々としては非常に助かっている。これからも宜しく頼むよ」
「うん、頑張るよ。絶対、誰ひとり傷つけさせやしない」
 この絶望的な状況の中でも、ララベルの瞳には強い意志の光が宿っていた。

●深謀遠慮の罠
 攻性防御戦術作戦開始から、数日目の夜。
 近衛連隊兵と冒険者達は、比較的大きめの藪密生地近くで夜営に入った。
 この日もまた、近衛連隊兵がひとり、命を落とした。恐ろしく巨大な雲霞鳥の群れからリザードマン達を逃がす際に、彼は逃げ遅れた子供を庇って特異個体の一撃を浴びて絶命した。
 まさに必殺の強撃だった。あれではディレインの治癒術でも間に合わなかっただろう。
 今回の作戦開始前、アルベルト・V・シュタールシュヴェーアトはギシュム族の集落で近衛連隊に対し、
「死んでも償いにはならないんだ! 償いたいなら、生きて償え! どんなに無様でも、生きて戦い抜いて償うんだ!」
 と腹の底から吠えた。ディズル大湿地帯を滅亡の危機に陥らせておきながら『死んで償う』などと逃げようとしているのが気に入らなかったからだ。
 そしてベルク・オスマットは、
「決死の覚悟は素晴らしいが、今ここで刺し違えて斃し切れるなら兎も角、そうでないなら責任を取った振りしてあの世に逃げて、後始末を他の者に押し付ける行為でしかないぞ」
 と静かに告げた。
 また、キオルティスは、
「罪は死では贖えない……分かってる筈だ。死を以て与えられるのは無だけだよ。貴方たちは無という楽に逃げるの? 贖罪を望むなら生きて。そしてどうか忘れずに、逃げないで」
 と頼み込んだ。
 しかしそれでも、9名の死は避けられなかった。彼らは決して逃げた訳でもなければ、楽な道を選んだ訳でもない。ただ単純に、力を持たぬリザードマンを守る為に死が避けられなかった。そして、その死を受け入れた。受け入れざるを得なかった。
 かつてない程に巨大な規模の雲霞鳥が攻め寄せる危機的状況の中では、生きて償うべきという精神論だけではどうにもならない局面が幾つも出てくる。その時に誰が命を落とすのか。
 近衛連隊兵は、その命の選択、命の消費を自分達に課した。
 アルベルトもベルクも、そしてキオルティスも、近衛連隊兵の覚悟をここで漸く理解した。
「お前達は、近衛連隊を少し甘く見過ぎじゃないのか?」
 冒険者達が焚火を囲んでいる傍らで、元シルトラース帝国魔導院エスタル支部長クライス・アクバーが苦笑を滲ませた。
 ここまで特異個体をほぼ一対一の状況で斃し続けてきたクライス。その力量は流石のひと言だが、辛辣な態度も相変わらずだった。
「第一、死を覚悟して臨んでいる者には生きて償えだの、逃げるなだの、そんな精神論は馬耳東風だ。誰の心にも響かないさ」
「しかし、連中が浅はかな行動を取らなければ、こんな事態にはならなかった筈だ」
 ここでアルベルトが口にした『浅はかな行動』とは即ち、龍逓架を持ち込んでの幽界分樹召喚を指している。これに対してもクライスは、読みが浅いと肩を竦めた。
「あいつらが仇敵たる幽界分樹を利用することに、何の躊躇も無かったと本気で思っているのか?」
 幽界分樹召喚を決めたのは恐らくヨゼフ・バルダス皇帝か、或いはバルバスティン宰相のいずれかであろう。皇帝の命令に対しては絶対服従が是である近衛連隊には、この命令を拒否することは出来なかった筈だ。マクシミリアン達はそれこそ、血反吐を吐く思いだっただろう。
「そうか……最初から近衛連隊を切り捨てることが目的だった皇帝としては、マックスさん達の心をへし折る為にも失敗の可能性が高く、逆にマックスさん達を最大戦犯として追い詰める為の策として、敢えて龍逓架使用を命令したという訳だね」
 キオルティスは魔窟と称された帝国宮廷の恐るべき思考法に、低く唸った。
「我ら冒険者達に感情的な思考で近衛連隊を責めさせ、彼らを更に追い込ませる……これももしかして、バルバスティン宰相か皇帝の意図なのか?」
 ベルクは、帝国過激派の心理戦に自分達が危うく乗りかかっていたことに身震いする感覚を覚えた。敵は、そこまで読んだ上で諸々の策を仕掛けてきている。その術中に、まんまと乗せられるところだった。

●機動力と範囲攻撃の親和性
 翌朝。
 足場の悪いぬかるんだ沼のほとりで、リディリディ・トゥラ・イェレミースの華奢な体躯を即席の背負子に担いだハヤト=ガラン=ヴォルファングが、気合十分の雄叫びを放って駆け回っていた。
「頼りにしてんぜ、お姫様!」
「え、えと、頑張ります……」
 快活に笑うハヤトとは対照的に、昨晩もミルド家秘伝のタレで味付けされた肉料理を腹一杯堪能したリディリディは幾分申し訳無さそうに頭を下げた。結構な量を食ったから、その分、重量が上乗せされている筈だ。
 ハヤトが背負子でリディリディを背負って高機動砲台と化す戦術は、作戦開始当初から既に始まっていた。しかしそれでも肉を食う手を止められないのは、最早飢え喰らうエルフの性といって良い。そもそも、ハヤトはその程度の重量差は気にしないだろうが、リディリディ自身が申し訳ない気分だった。
 でも多分、今夜も腹一杯食うのだろう。彼女は育つ子、元気な子。
「リディリディさんの強力な範囲攻撃魔法は、群れの外縁部を崩すのに大いに有効ですね。私も、その支援に入りましょう」
 フィルエス大森林に住まう森の賢者フェアロス・アーラ・アスプロスが、ハヤトの周辺に群がる雲霞鳥を単体攻撃魔法で蹴散らしつつ、リディリディが強大な攻撃火力で突き崩した群れに留めの一撃を喰らわせる役割を買って出た。
 リディリディ自身も雲霞鳥に対して諸々の足止め術を仕掛けるものの、矢張りひとりではどうしても限界がある。そこでフェアロスの出番という訳だ。フェアロスは足止め、治癒術、援護射撃など実に多岐に亘ってハヤトとリディリディを支援し続けた。
「しっかし、マックスのおっさんも相変わらず気合十分だったな。こりゃ、負けてらんねぇ。ま、おっさんらの命を散らすにゃ、もっと別の相応しい死に場所があるだろうから、そこまでは死なせらんねぇな」
「そうですね……作戦に失敗したからといって、近衛連隊に命を賭けさせる訳にはいきませんね」
 リディリディの脳裏に、過日の作戦で命を落としたアーギス・マーレイの、どこか間の抜けた昼行燈の顔がふと浮かんだ。
 ヒューマンの寿命はエルフより短いとはいうものの、余りに早過ぎ、そして呆気無さ過ぎる命だった。
 だが今は、感傷に浸っている場合ではない。少しでも多くの敵を斃し、近衛連隊兵の生存率を高めなければならない。ここでこれ以上の犠牲を出してしまっては、それこそアーギスに申し訳が立たない。
 この時、左手の遠方でララベルがリザードマンの避難民集団を発見したと声を上げた。
 そのララベルが数羽の雲霞鳥相手に奮戦している様を、フェアロスが後方に控えていたルチル・プルメリア・グレイハーツに伝えた。
「ようし、任せな。昨晩の藪のところまで避難させれば、何とかなるってもんさね」
 ルチルは更に後方で待機している大型の馬車に視線を流した。御者台にはディレインの姿がある。あの馬車に避難民を乗せれば、後は馬の足で一気に群れとの間合いを離すことが出来るだろう。
 狼の相棒アルと手分けしつつ、ララベルが誘導してきた避難民を馬車へと走らせ、その一方でルチルは追いすがる雲霞鳥共に正確無比な迎撃を叩き込んだ。
 ララベルも鋭い刃を縦横に走らせ、迫り来る雲霞鳥を蹴散らしてゆく。
 そうして避難民達が必死の思いで馬車に辿り着いた時、ハヤトとララベル、ルチルの三人が別方向に素早く視線を向けた。その先に、雲霞鳥の群れが接近してくるのが見えた。
「邪魔はさせねぇ!」
「ついでだから、あれも始末しとこうかね」
 ハヤトがいち早く駆け出し、その後に弓を構えたルチルも続く。リディリディは早い段階で範囲攻撃魔法の発動態勢に入っていた。
 フェアロスの単体攻撃魔法とルチルの鏃で群がり来る敵を押しのけ、ハヤトが一気に距離を詰めたところでリディリディの巨大な岩弾が宙空で炸裂した。

●現れた絶望
 鋭い剣戟が、湿った空気を切り裂いた。
 全身から淡い光を放つアルベルトが、愛用の刃を一閃させた。その勢いに押される格好で、雲霞鳥の特異個体が巨大な翼をはためかせて後退してゆく。
「行ったぞ!」
 アルベルトの叫びを受けて、コルネリウス・アーラが愛剣を横薙ぎに振り払った。
 十分な手応え。
 宙空に煌めいた刃が特異個体の頸部を斬り落とし、その場に絶命せしめる。
 周囲を飛び交っていた通常個体の群れは、ロゼットの振るう祭棍に阻まれ、コルネリウスの背後を取ることが出来ない。特異個体という中心点を失った群れは、別の空間で新たな群れを形成しようとした。
 と、そこへキオルティスとベルクが駆け込んできた。
 再集合はさせぬとばかりにキオルティスが超人的な速度で連撃を繰り出す一方、ベルクは少し離れた場所で燻している肉塊の匂いを利用して、一部の雲霞鳥を誘い出してゆく。
 雲霞鳥は群れさせなければ、大した敵ではない。特異個体も複数で連動するケースは少ないから、冒険者同士で連携を取れば確実に斃せる相手だった。
(あの時も、私が居れば……)
 巨大な特異個体の死骸をじっと見つめながら、コルネリウスはアーギスの死への突撃を止められなかった自分を今尚、責め続けた。
 勿論あの時、傍らに居たとしても彼の死を止められたとは思えない。しかし、だからこそ、手が届く命を喪いたくないという思いが更に強くなっていた。
「少し、休んだ方が良いわよ」
 ロゼットが歩を寄せてきて、コルネリウスの傷だらけの体躯に治癒術を仕掛けた。彼女もまた、マクシミリアン達に決死の覚悟を翻意させたいと考えていたひとりではあるが、感情的な言葉や精神論だけでは彼らの意志を覆らせることは出来ないと理解している。
 だからこそ、彼らが死ぬ前に目の前の敵を全て平らげて、近衛連隊が死ぬ理由を潰そうと懸命に戦っていた。が、雲霞鳥の数は一向に減る気配が無く、この作戦がいつ終わるのか、その目途も立てられない状況に陥りつつあった。
 そして、新たな訃報が舞い込んできた。
 近衛連隊兵が更にもうふたり、命を落とした。これで都合11名。今回の作戦に参加したマクシミリアンの部下は既に半数近くがその命を散らしている。
「アーギスさんが繋いだ命が……灯がどんどん、消えていく……私は、どうすれば……」
 まだ温かさが残る遺体を、拳を握り締め、ぐっと歯を噛み締めて見つめるマクシミリアンの歪んだ表情を、コルネリウスは正視することが出来なかった。
 コルネリウスもアーギスという有能な部下を喪ったが、マクシミリアンは既にこの戦いだけで11名も死なせてしまっている。その胸中たるや、察して余りあるだろう。
 そのマクシミリアンに、ロゼットが歩み寄って静かに声をかけた。
「貴方がたの決死……もう少し先に延ばすことは出来ませんか?」
「……それが可能な相手なら、そうしたいところだがね」
 マクシミリアンは、自分可愛さで己の命を大事にすれば、リザードマン達を守ることは出来ないとかぶりを振った。これは紛れも無い事実であり、ロゼットも返す言葉が見つからない。
 矢張り、このままでは近衛連隊は全滅してしまう――コルネリウスがそう危機感を抱いたその時、遠方からキオルティスとララベルの幾分切羽詰まった声が響いてきた。
「特異個体だ! それも、今までの奴とは比べ物にならない!」
「早く、ここのひと達を避難させないと!」
 コルネリウスがその方向に視線を走らせると、まるで小山の様に巨大な影が、地面をのっそりと歩いてくる姿が見えた。
 本当にあれも雲霞鳥なのか。
 誰もが同じ疑問を同時に抱いたが、通常個体の群れを従えている以上は、間違い無く雲霞鳥の特異個体であろう。

●最強の雲霞鳥
 グランドマザー、と呼ばれる特異個体が居ることは既に分かっていたが、あれ程の規模の怪物であろうとは流石に予想外だった。
 この強敵を前にして、マクシミリアンとクライスが、表情を消し去った冷静な顔つきで進み出た。
「団長、アルベルト、キオルティス、ベルク、それにロゼット。あれを始末する。付き合ってくれるか」
 クライスに指名された五人は否応とも無しに頷き返す。あんな化け物を見てしまった以上、斃さない訳にはいかないだろう。
 一方、フェアロスはハヤトとリディリディに周辺の通常個体掃討を手伝って欲しいと声をかけた。残るディレインとララベル、ルチルの三人で、逃げ遅れたリザードマン達をここから一気に離脱させる。
「我々リザードマンは命を賭けて守られるばかりのヤワな生き方はしてない……とは思ってたけど、あんなの見たら、そんなこともいってられないね」
 頭蓋面の奥で、ルチルが乾いた笑いを漏らした。
「グランドマザー! 貴様を駆逐する!」
「壁エルフの本領、発揮してみせます!」
 盾役としてアルベルトとコルネリウスが先行して駆けた。その直後に主火力たるマクシミリアン、クライス、キオルティス、ベルクが続く。ロゼットは彼らの回復及び防御支援として最後尾に付いた。
 ハヤトとフェアロスは、グランドマザー攻撃班を通常個体から守るべく、左右に展開。残る近衛連隊兵達も彼らに従って戦場全体へと散っていった。
「ちょっと今回は、かなり揺れまくるかも知れねぇけど、勘弁な!」
「えっと、大丈夫です。今朝も一杯お肉食べてきてお腹一杯ですから、酔ったりはしません……」
 ハヤトに応じながら、リディリディは上空を埋め尽くす無数の魔鳥共に向けて早速、岩弾を炸裂させた。
 一方、グランドマザーに接敵したアルベルトには、巨大な翼がまるでハンマーの如き勢いで振り下ろされてくる。その一撃だけでアルベルトは意識が飛びかけた。それでも耐え抜いたのは、流石というべきであろう。
 更にコルネリウスがもう一撃を受け止めたところで、キオルティスとベルクがグランドマザーの脚に疾風の如き刃の連弾を叩き込む。これ程の巨体を支える以上、脚さえ潰せば何とかなると踏んだのは正しい判断だといえるだろう。
 敵の動きが僅かに止まったところで、マクシミリアンとクライスの超人コンビが恐るべき速度で、巨岩を軽々と叩き割る程の破壊力を続けざまに撃ち込んでゆく。
 怒りに燃えたグランドマザーがこのふたりに反撃を仕掛けようとしたが、そうはさせじとアルベルトとコルネリウスの盾役二枚が上手く間に割り込み、全ての攻撃をことごとく引き受けた。
 やがて、キオルティスとベルクの刃がグランドマザーの両脚をほぼ完全に破壊し尽くしたところで、避難民の離脱を完了させたルチルとララベルも参戦してきた。ふたりはやや手数が足りていない通常個体への対応に当たり、雲霞鳥共の能力を跳ね上げる霞の組成を妨げることに集中した。
 アルベルトとコルネリウスは何度か意識が飛びそうになっていたが、その都度、ロゼットが驚く程の速さと的確なタイミングで治癒術を仕掛け、ふたりを辛うじてその場に踏み止まらせた。
「倒れるのは、まだ早いわよ!」
 冗談交じりに叫ぶロゼットに、アルベルトもコルネリウスも血まみれの凄惨な表情の中で苦笑を返した。
 やがて――。
 周辺一帯の空を埋め尽くしていた雲霞鳥は、完全に消えた。グランドマザーを斃された群れは、その大半が討伐され、残りは蜘蛛の子を散らす様に逃げていった。

●生きてこそ
 グランドマザーを一体討伐したことで、この周辺の雲霞鳥はその勢いが大いに削ぎ落とされた。
 攻性防御戦術は、一定の成果を叩き出したといって良い。
 その夜、近衛連隊と冒険者達は今後の進軍ルートを検討する為に、少しばかり早めの夜営に入った。
 そうしてある程度の案が固まったところで、ルチルがふと思い出した風にクライスに水を向ける。
「ところでクライス、アンタが調べに来た封印地帯の龍脈だけど、アレは特筆に値すべきということかい?」
「龍脈接続ポイント自体は何の変哲も無い。問題は、封印地帯の遥か外側から探知し得た敵の能力だ」
 応じてからクライスは、フェアロスに視線を向けた。フェアロスは、余程の浄化者能力でなければ、あの位置の龍脈接続ポイントを遠隔で探り当てることは不可能だとかぶりを振る。
「セティアはもう、そこまで力を……」
 ロゼットは、緑の人差し指の子吸血鬼と化したかつての伯爵令嬢の細面を脳裏に思い浮かべた。これに対し、クライスは然程に悲観はしていないものの、やるべきことがあると低く応じた。
「龍逓架が使用された際に生じる龍脈の乱れを、遠隔から探知する新たな装置を開発中だ。状捜楔というんだがな……ただ、これの開発に対して面倒な連中がちょっかいをかけてきている」
 クライスはフェアロス、そして冒険者達に視線を流してから、マクシミリアンに顔を向けた。
「マックス、お前死んでいる暇があるなら、俺の開発を手伝え。どうせあの世に行っても暇だろう」
「お前、何ていい草だよ、それは……」
 一瞬苦笑を浮かべたマクシミリアンだが、しかしその直後には真剣な色が面に張り付いていた。
「だが確かに、そうだな……殿下をお助けする為にも、お前の開発に協力するのは吝かではない」
 この時、ルチルは内心で成程、と膝を打つ思いだった。実はこの少し前、ルチルは龍脈接続ポイントについて別の場所で一度訊いていたのだが、クライスはマクシミリアンの前で改めて訊き直せと妙な指示を出していたのである。

 夕食の焚火を囲む席で、ルチルはマクシミリアンの決死の覚悟を僅かひと言で翻意させたクライスの発想に、ただただ感心していた。
 が、クライスはルチルの抱いた疑問が無ければそれも不可能だったと苦笑を返す。
「しかし、これで分かったろう。決死の覚悟を翻らせる手っ取り早い方法は、次なる任務を与えることだ」
「で、では、ヨゼフの楔から離れたフリーの高練度部隊が、今後は殿下派閥として……」
 ベルクは嬉しさの余り、卒倒しそうになった。
 知のクライス、武のマクシミリアン――ふたりの超人がレイウェスト・バルダス皇子の虎の子の戦力として、手を結んだ瞬間だった。

マスターコメント

 皆様、お疲れ様でございました。  近衛連隊からは少し多めの犠牲が出てしまったものの、マックスおじさんと残りの近衛連隊兵は無事にレイウェスト閥に加わる運びとなりました。  さて、ここからが対ヨゼフ攻略の本番へと突入、といいたいところですが、その前にクライス先生が開発しようとしている新装置の完成が先ですね。  ではまた、機会があれば宜しくお願い致します。
ミドルシナリオ

ミドルシナリオ非常に難しい 報酬:多い10 / 6〜10人

2023年07月17日 03時18分32秒 公開

成功

相談掲示板

  1. アルベルト・V・シュタールシュヴェーアト

    ウォーリアのアルベルト・V・シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 俺としては、【帝国近衛兵】(=帝国の恥部である【帝国過激派】)の連中がどうなろうと知ったことではない。 但し、【帝国近衛兵】の連中が浅はかな行動でディズル大湿地帯を滅亡の危機に陥らせておきながら「死んで償う」と逃げようとしているのが気に入らない。 また、このまま雲霞鳥を放っておくとギシュム族を始めリザードマンの集落が危機に陥ってしまう。 そんな訳で、俺は今回【特異個体の撃破】に向かうぜ。 雲霞鳥は低空とはいえ飛行しているので弓を装備するぜ、いつもより攻撃力は低下してしまうがどうにななると思う。

  2. コルネリウス・アーラ

    ウォーリアのコルネリウスです、よろしくお願いします。 >帝国近衛兵 帝国近衛兵に対してはそれぞれ感じていることも異なるかと思いますので、個々の印象に関してはなんともいえません。 …ただ、私は前回龍逓架設置の際に参加されている方はご存知の通り、同行されていたアーギスさんの死を、無駄にしたくありません。 これは非常に個人的な気持ちではあるのですが、他にも色々と思うことはありまして…マックスさん達は死なせたくはないと、私は思っています。 >方針 目標の確認ですが、リザードマンの救出及び 雲霞鳥の数を可能な限り減らして行くこと、という認識です。 雲霞鳥と戦って戦闘に集中する方と、リザードマンを救出を優先する方大まかに決めて動くのが良いでしょうか? リザードマンの対応は安全を確保しながら護送するところまで入っていますので、彼らがひと纏まりになっていると幾分楽なのですが、散っている場合どう集めて移動させるかまで考える必要がありますね。 雲霞鳥の対応については特異個体も数が増えているようですし、引き付けや抑えが必要ですから、戦闘に集中される方は特異個体を優先する方を更に決める。 …という流れかなとひとまず考えています。

  3. ロゼット

    ヒーラーのロゼットよ。よろしくね。 依頼内容としては、近衛連隊に同行して彼らの戦闘をサポート、 そしてリザードマン達の保護から安全地帯への護送まで、ね。 >リザードマンの救出 リザードマンの救出が1回で終わらない前提なら、護衛しながら 湿地帯を移動して、もう生きてるリザードマンが居ない見極めを 付けてから、近衛連隊と分かれて安全地帯まで護送…かしら? リザードマンを連れ歩くのはリスクがあるけど、救出する度に 引き返して、また合流して、と繰り返すのは今の湿地帯だと、 かえって危ない気がしたのだけど、どうなのかしら。 >帝国近衛兵の生存 彼らを生還させたいなら、雲霞鳥の群れを全滅させるか、 彼らに玉砕を思いとどまらせるか、このどちらかよね。 前者は数から、たぶん無理なのでしょうから後者、作戦前か 作戦中に玉砕はやめるように説得する、という感じかしら。 …感情的な部分は脇に置いて、ヨゼフ皇帝の「切り捨て」の 証人として、生き残ってもらうことに利益はある、のかなと。 とりあえず私は、帝国近衛兵の生還に反対はしないわ。

  4. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 大見得切って雲霞鳥を殲滅するって特攻んでった割には情けねぇ結果に終わって散々な気分だろーし、そのうえ皇帝にもトカゲの尻尾切りにあったとなっちゃ自暴自棄にもなるわな… とはいえ、マックスのおっさんは悪い奴じゃなさそーだしこんなとこでくたばらせちまうわけにゃいかねーな! 湿地帯の中を駆け巡ってリザードマン達を助けて回るってんなら機動力&範囲攻撃がモノを言いそうだよな。 今回の面子で考えっと、雲霞鳥の群れに対処出来そーなのは人数が限られそうだからな… 特異個体を叩く班、群れを叩く班、避難誘導を優先する班ってのには賛成だぜ! ちなみにマックスのおっさんとクライスには特異個体優先、フェアロスのとーちゃんには群れ優先って感じで頼む形になりそーか? 個人的には俺の機動力を活かしてリディかフェアロスあたりを即席の背負子かなんかで背負って術士のスキルが尽きるまでは高機動砲台として走り回ろーかと思ってんぜ! 良ければリディは背負われてくれっか?

  5. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    ……こうなってしまったか。 情報屋のルチルだ。 クラスはシューター、よろしく。 >帝国近衛兵 気持ちとしては、コルネリウスと同じだね。 聞こえのいい言い方ではないがこれではアーギスが無駄死にしたようなものだ。 マクシミリアンはあの皇帝の直属にしては驚くくらいにまともな男だ。アーギスが命を賭けた事も、その結果が徒に雲霞鳥を刺激するだけに終わった事にも責任を感じているだろう。 しかし…その償いが「死ぬ事」であってはならないと考えている。償いを死ぬ理由にして欲しくはない。 アーギスの死が、マクシミリアンらを生かす意味を持って欲しい。 ……多分に感傷も含んだが、彼らを生還させる難しさも理解している。 我々の依頼目標に「近衛連隊の生存」は含まれていないからね。 少なくとも全体の方針がブレないようにしっかり話を詰めておこう。

  6. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    (※考え中に書き込みが増えていたので、拾えきれていないレスもあるが勘弁を) >方針 雲霞鳥との戦闘とリザードマンの保護、大まかに二つの目的にわかれて動く。 更に戦闘部隊の中で特異個体を優先して倒す者を立てる方針に異論はない。 別の依頼からの参照になるが、特異個体には霧を発生させる物もいる。 同じ物が出てくるなら本当に面倒だからね。出て来たならさっさと倒しておくべきだ。 >>戦闘 繰り返し言われているが最も厄介なのは群れを作って強くなる、執念深い、戦闘中に合流して更に群れが拡大するという性質だ。 まだ群れの規模が小さい内に手早く対処する、群れを切り崩してバフ効果を小さくする、場合によっては下がって群れを大きくさせ続けない、という対策が必要だろうか。 >>保護 散り散りになっている可能性も有るだろう。 索敵スキルの存在は重要だ。悩む所だが…アタイは、今回はペットも使って逃げ遅れた一般人の捜索と誘導に当たるかと考えている。 確かに戦場になっている状態で一々連れて帰るのは考え物だ。 保護対象を集めておくための場所を用意するのに賛成だね。具体的なプランはまだ思いついてないが…。

  7. ディレイン・オールドケイジ

    ヒーラーのディレイン・オールドケイジ。よろしく。 亡くなったっていう人も、マクシミリアンさんも、おじさんは面識がないんだよね。 でもまあ面識とかそういうの関係なく、決死の覚悟なんて勘弁してくれって思っちゃうんだよねお医者さんとしてはさ。 連れて帰るべきリザードマンの総数や場所なんかは、とにかく最初に見つけたリザードマンに聞いてみれば多少なりとも予測がつくかな? ロゼットちゃんが懸念してる「行って帰って」の繰り返しは、疲労も重なりそうだしなるべく回数を減らしたい… とはいえ、あまりにリザードマンの人数が多ければ守り切る難易度も上がりそうだもんね。 怪我の程度的にまだ戦えるリザードマンがいるなら護送の時とか手伝ってもらえるのかも、って思ったよ。応急処置はもちろんやらせてもらうし。

  8. ベルク・オスマット

    シーフのベルクだ、よろしく頼む。 近衛関係と面識はないのだが、とはいえヨゼフのひも付きでなくなったというのは実に素晴らしい。 正直近衛級の練度持ちは殿下閥としては喉から手が出るほど欲しいので、玉砕は勘弁してほしい( 死んで償えることなどないはずなのでそのあたりを説得材料に出来ないものか。 群れの妨害か、匂いや煙などで誘導できたりしないものだろうか。

  9. ララベル・サン・ディーベル

    僕は、シーフのララベル・サン・ディーベル。 みんな、宜しくね。 機動力生かして、リザードマンさん達探して、護衛と避難誘導に動けたらなとは思うけど……確かに、複数回避難誘導するより、早いうちに集めて誘導出来るのがいいよね。

  10. コルネリウス・アーラ

    >帝国近衛兵の生存 彼らを生かすことが難しいのは、私も重々承知しています。 覚悟が出来ている方々を言葉で説得する事自体「彼らのその意志は強固であり、恐らく誰の言葉を以てしても翻らせることは出来ない」とある以上、不可能に近いのだろうとも思いますが…。 勿論、依頼の成功が最優先となりますのでルチルさんの仰るように全体の方針をしっかり固めた上で、各々が後悔の無いように出来たら…と思います。 >方針 群れの規模を大きくさせない、というのがやはり一番大事な所かと思います。 マックスさん、クライスさん、父さんについてはハヤトさんの仰る形で周って頂くのが良いかなと。 私個人は範囲攻撃も持ちますが、特異個体を優先して引き付け対処をメインに行えればと考えています。 >保護 連れ歩く・留まらせるのもそれなりにリスクはありますけれど、引き返し・合流しを繰り返すのは消耗が恐らく厳しいのと、リザードマンの犠牲が増える可能性を考えて、私も余り得策ではないかなと思いました。 救助すべき人数はディレインさんが仰るように把握は可能なのでは、と思いますので護送に入る為に見切りをつける目安に出来たら良さそうです。 集める場所についてはどうしましょう…バリケードでも張れれば良いのでしょうけれど、大湿地帯内ですしシンプルに後方に下がらせるくらいしか今の所浮かびませんが…。

  11. No.11

    キャスターのリディリディです。 よろしくお願いします。 先日の雲霞鳥との戦いでは厳しい状況で犠牲が出てしまいました・・・。 救出する対象が居るということで、今回は更に難しいかもしれませんね。 それでも静観するわけにはいかないでしょう。 >ヴォルファングさん 私を背負って・・・、ですか・・・。 わかりました。よろしくお願いします。

  12. キオルティス

    遅くなってごめん! シーフのキオルティス。今回は宜しくね。 マックスさん…それにアーギスさん…思う所は沢山有るけれど 今やるべきだと思えることは、依頼の成功と近衛連隊の 無事な帰還かな、と思っているよ。 勿論、彼我共に無傷でなんてことは無理な話だろうけれど なるべくなら後悔したくないと先日の依頼結果からして思うよ。 >索敵 そうだね…どうやって探すかにも掛かって来そう。 捜波とかで探すより、サーマルアイとかの方が、雲霞鳥と救出対象との 大きさの違いから分かり易そうな気もしないでは無いけれど… その辺りどうなんだろう。 >救助 何度も往復するよりも纏めて退却させる方が俺も良いか、と。 それこそ探波と戦術眼なんかでなるべく安全な位置に、護衛2名くらいと 一緒に要救助者を集めておくのがベスト、なのかな。 その際にまだ戦えるリザードマンには護衛…とまで行かずとも、 敵影発見くらいは担って貰うとか? あとは要救助者の総人数が思うよりも多かった場合は、集めきる前でも 一旦退却させても良いかな、と。 とりあえず、触りだけだけれど、挨拶までに。 俺が出来そうなこととか諸々はまた後でゆっくり来れる時に。

  13. ロゼット

    (長文失礼) >>>方針案(まだ相談中) 冒険者は近衛連隊に同行する。 冒険者は【保護救出】と【戦闘支援】の役割を分ける。 【保護救出】は同行中に遭遇するリザードマンを保護、 保護したリザードマンから生存者の情報を聞き取る。 残存リザードマン無しをもって安全地帯まで護送する。 【戦闘支援】は近衛連隊と共に雲霞鳥を積極的に叩く。 「特異個体」と「一般個体」の優先目標を各自で設定、 戦闘の限界(重傷者、生命値などの条件)で撤退する。 護送後の【保護救出】に余力があれば【戦闘支援】の 撤退を援護、近衛連隊と共に撤退できるかは未確定。 「近衛連隊の生存」のための説得他の行動は自由とする。 >>> こんな感じかしら。 リザードマンの人数によっては【保護救出】は早めに離脱できて、 余力があるかもしれないから、迎えに動いても良いかなと。 >保護 索敵をしつつ、リザードマンを隠しておけるような場所も探す? 場所があればそこに一時隠して、全員がそろってから離脱する。 場所が無かったら連れて護衛して、人数がそろってから離脱する。 >ハヤト >リディリディを背負う 私の想像だけど、人間を背負った状態でステータス通りの移動や 回避を行えるとは思えないし、2人とも危ないんじゃないかしら。 難易度「普通」なら、敵も弱いから試してみても良さそうだけど、 今回の難易度で2人が倒れたら、その時点で撤退になりそう。 >ディレイン ヒーラーは私とEXCフェアロスさんを含めて3人、 とりあえずディレインとは役割で分かれた方が良いかと 思うのだけど、どちらか希望はあるかしら。

  14. ディレイン・オールドケイジ

    >ロゼットちゃん まあヒーラーは少なくとも手分けすべきだよね。 おじさんは【保護救出】にしようかなって思ってるよ。 性に合うのと、おじさんのスキル的にもこっちかなって。

  15. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    >ロゼット アドバイスあんがとな! 特殊状況でのルールを確認してみたが ■何かを抱えての行動 キャラクターが自身の装備アイテム以外の荷物を担いで行動を行う際には、サイズや重量などを鑑みて、マスターが能力値に適宜修正を加えます。 何かを抱えている間のスキル使用などについて メインアクション、サブアクション、リアクションスキルの使用などについてはの制限は原則ありませんが、その際のキャラクターの状況によっては、マスターの判断によって使用できない可能性があります。 ってことで完全にMS判断みてーだな。 授恵者と一般人の感覚の違いで言うと俺達授恵者が手加減しても一般人は簡単に重症負っちまうか殺しちまうくれぇの膂力の差があるって認識でいたからリディを背負って移動に集中ってくれーなら致命的な制限を受ける程じゃねーんじゃねーかと思っての案だったんだけどな… 現に別MSにはなるが、非常に難しい依頼でも仲間を抱えあげて敵結界から抜け出すとかはやってたことあるからよ。 とはいえ、確証はねぇから不安に思うのもごもっともだし、リディを背負って移動や回避に著しく制限がつくならやらねぇって条件付きで試させてくんねーか? リディの火力や行動阻害魔法を高機動で扱えりゃ強力な武器になると思ってよ。 >リディ ってなわけで、条件付きで背負わせて貰う方向で考えてっから、2パターンでのプレイングになるかもだし文字数制限的に厳しそうなら却下してくれ! さすがにフェアロスよりはリディの方が軽いと見込んでんだけどよ…←

  16. コルネリウス・アーラ

    そうですね、父さんを背負うのは……縦のサイズ的にも結構大変だとは思います…。 ロゼットさんの懸念は御尤もですから、リディさん同意の上で条件付きなら良いかもしれませんね。 ■方針 ロゼットさんはタグ分けと方針の纏めをありがとうございます。 現状の認識に相違はありません。 >保護 保護の仕方についてはロゼットさんの案がベターかと思いました。 隠れる場所がなかった場合は護りながらになりますので、そこも含めても【保護救出】の人数もある程度は必要ですよね…ディレインさんを含めて3名〜4名程度かなと思いますが、どうでしょう。 >撤退条件 近衛連隊が一緒に撤退してくれるとは思えませんけれど…私達の条件として、こちらもボーダーを決めなければいけませんね。 これ以上雲霞鳥の対処が出来ない、という状況で引き際の判断なると思いますが、戦闘不能者を連れて帰ることも含めると、クライスさんと父さんを含め半数が戦闘不能などでしょうか。

  17. No.18

    え、えっと・・・。 軽いか重いかはともかく・・・。 (重くないですよね、たぶん) かまいませんよ。 私はあまり早く移動できず、魔法を行使する時も棒立ちになりかねませんし。 でもロゼットさんはご心配ありがとうございます。 難しいと感じるようでしたらすぐ、ハヤトさんに適当なところへと降ろしてもらいます。

  18. ロゼット

    ならディレインと分かれる形で、 私は【戦闘支援】にしましょうか。 今回は回復スキルに振り切った方が良いかしらね。 >索敵 視界が悪いかもしれないから、クラススキル以外に 聴覚や嗅覚、サーマルアイなんかは有効そうね。 >撤退条件 そうね。撤退も安全地帯までの移動があるのだし、 冒険者側の半数が重傷、というのは続行は難しそう。 >ハヤト 分かったわ。 気を悪くしないでね。ハヤトが強いのは分かっているけど、 シーフの強み(身軽さ)が低下するのは不安だったの。 革酎MSはプレイングの採用基準で、 「非常に難しい:結果が不利となる行動も積極的に採用し、 その結果としてシナリオ失敗率が高まります」って 注意がある人だから慎重になってしまって。 これ以上は言わないから、後はお任せするわ。 >>現時点で希望を挙げている人(相談中、変更可) 【雲霞鳥との戦闘】(近衛連隊、クライス、フェアロス) アルベルト ハヤト リディリディ ロゼット 【リザードマンの保護】 ルチル ララベル ディレイン 「私は違うよ」って人がいたらゴメンなさい。

  19. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    >ロゼット 難易度からすりゃロゼットの懸念も当然だからな! むしろ意見貰えてありがてぇぜ!! 『俺の機動力に支障をきたすならやらねぇ』って前提で試しに高機動砲台が可能なのかチャレンジさせてもらうな! >リディ んじゃ、行けそうなら背負って動き回らせて貰うからよろしく頼むぜ! 途中で降ろすべきってシチュエーションになりゃカバーして貰える面子のとこまでしっかり送り届けっから安心してくれ!!

  20. ロゼット

    明後日が出発ね。 とりあえず配置は今のままで全体回復、単体の回復スキルを 多めに持っていく予定。攻撃は短杖での魔法射撃にしようかと。 これなら弾切れの心配はないし、多少は対空にも使えるから。 >ベルク >匂いや煙などで誘導 戦闘の参考に「【泥乱】皇帝陛下の先触れ」の依頼を読んだけど、 煙幕や干し肉で雲霞鳥を誘導したりしてたわ。 最後は数の暴力に押し切られてはいたけど、効果はあるみたい。

  21. ベルク・オスマット

    >ロゼット殿 ほう、干し肉や煙幕は効果ありか。 情報提供に感謝を。

  22. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    すまない。こちらの用事で暫く顔出しができなかった。 アタイは表明した通り【保護救出】のままで結構。 救出対象を集めるのにいい場所が見つかればいいんだが、メインでの戦闘が陽動になる事を見越して避難経路も探っておこう。 馬車で一気に運ぶという手も考えたが、自前で荷馬車と引手が用意できないのと湿地帯だから足場はよくないって懸念から主軸にするのはよしているね。 借り出せるなら用意しておこうと思うが。 >撤退条件 こちらもEXC・NPC含めた冒険者側が半数以上戦闘不能で撤退、で異論ないよ。 それが妥当かと。 できればマクシミリアン達も程々の頃合いで撤退を選んで欲しいのだが…そうなるかは本番での立ち回り次第だね。 ところで、全体の方針とかブレさせておきたくない所は共通項として誰かのプレイングに明記しておくのかい? 自分でできればいいんだが、どうにも心情面で文字を使いそうなんでちょっとな…といった所だ。

  23. キオルティス

    まだ自分の方針を出していなかったね。 どちらと言うワケでは無く、雲霞鳥をメインに据えて動くことで 保護救出に一役買えれば良いな、と思ってるよ。 ハッキリと「どちら」と言えなくて申し訳ないんだけれど。 うーん…敢えて言えば戦闘、かな。 雲霞鳥の討漏らしに因る再集合化や、更なる増大化、それから 保護したリザードマンたちへ意識が行かないようにすることを 視野に置いておきたいかな…と。 >撤退 異論ないよ。 うーん…でもやっぱりマックスさんたちのことが気に掛かるね。 巧く生存して一緒に帰りたいものだけれど。

  24. コルネリウス・アーラ

    臨機応変に対応される方もいらっしゃれば助かりますし、キオルティスさんの方針も良いと思います。 すみません、私の立ち位置をハッキリ表明していませんでしたね。 雲霞鳥との戦闘へ周り、特異個体を優先して抑えます。味方が攻撃に集中出来るよう、壁として攻撃をなるべく引き受けられたらと思っています。 全体方針については【保護救出】、【戦闘支援】、【撤退条件】をそれぞれ分担して共通項として認識出来たらブレの心配もないと思いますね。 ただ、私も心情面で少し字数を使ってしまいそうなので、どれかひとつなら記載が出来そうです。 分担可能な方、いらっしゃいますでしょうか?

  25. ディレイン・オールドケイジ

    じゃあ、おじさんが【保護救出】の方針を書くとしますかね。 内容は、前にロゼットちゃんが言ってたこれ↓でいいのかな。 >【保護救出】方針 同行中に遭遇するリザードマンを保護 保護したリザードマンから生存者の情報を聞き取る 残存リザードマン無しをもって安全地帯まで護送する

  26. ロゼット

    >【戦闘支援】【撤退条件】方針 なら、こちらで記載しておくわ。 撤退条件は戦闘支援の方針に含まれそうだし。

  27. コルネリウス・アーラ

    ディレインさんとロゼットさんはありがとうございます。お手数おかけしてすみません。 その分プレイングに力を入れて頑張りますのでよろしくお願いします。

  28. ロゼット

    >【戦闘支援】【撤退条件】方針 ・【戦闘支援】、【保護救出】に役割を分担すること ・【戦闘支援】は近衛連隊と共に雲霞鳥を叩くこと ・クライスに特異個体、フェアロスに群れ対応で共闘を頼むこと ・冒険者側が半数以上戦闘不能(重傷)で撤退すること この辺りでまとめておくわ。これ以上はちょっと厳しいかな。 【戦闘支援】、【保護救出】って言葉を使ってもらえれば、 どっちの役割側かは分かりやすくなると思う。 >ディレイン 良いと思うわ。

  29. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    遅くなったが…ディレインとロゼットは全体方針の記載をしてくれてありがとう。 こちらも良い結果を得られるように尽力しよう。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0