【北乱】サンダールビー号
革酎
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シナリオID:2956
オープニング
エラトゥーン都市同盟は、遂に南北に割れた。
宣戦布告を発布したエスト・ポーラ市長ローヴィス・クレイヴラーは、リブラネスタ海軍との決戦海域に向けて自慢の海軍船団を進発させた。
その一方でローヴィス市長は自らもリブラネスタ海軍を叩く為に、中型軍船サンダールビー号に搭乗するであろうとの情報がリブラネスタ側に舞い込んできた。
リブラネスタは市長という立場の者が自ら決戦海域に足を運ぶという異例の事態に戸惑ったものの、これはひとつの好機だと捉えた。
即ち、ローヴィス市長を捕縛し、その正体を見極める絶好のチャンスだと考えたのである。
リブラネスタ内では現在のローヴィス市長は偽物で、本物は既に殺害されているとの疑惑を抱いている。もしこれが事実であれば、元凶たる偽市長さえ押さえれば事態を収束へ向かわせることが出来るだろう。
その方向性を踏まえた上で、リブラネスタ市政議員のひとりエルムダール・スアレスは冒険者ギルドに駆け込んだ。
彼はそこで、リブラネスタ海軍に同行してサンダールビー号へと突入し、ローヴィス市長捕縛作戦を実行する為の冒険者を募った。
しかしながら、今回はふたつの都市間での海上戦闘である。双方ともに真正面からの艦隊戦に臨むことになるだろう。
そうなればサンダールビー号への接近は容易ではなくなる。少なくとも複数の軍船による突撃支援が必要となる筈だ。冒険者だけの力でどうにかなる問題ではなかった。
更にそこへ、いささか面倒な未確認情報が舞い込んでいた。サンダールビー号にはローヴィス市長の他に、魔獣使いと思しき人員が乗り込む可能性が高いというのである。
もしもローヴィス市長が偽物で、且つメドゥの指先と繋がっているのであれば、それらの魔獣使いもメドゥの指先が投入してきたと考えるべきであろう。
サンダールビー号への突入戦は、大掛かりな海上戦闘及び船上での白兵戦になることが予想される。
結構な人数を雇い入れなければならない――スアレス議員は最低でも十数名程度の人員を揃える様にと、冒険者ギルドに申し入れた。
「集団戦か……陸上は経験あるけど、海上は初めてかも、ね」
雇い入れられた冒険者の中には、リーヴァー・シュランドルの姿もあった。
彼女はかつてロモズ歩兵団を率いて、陸上での集団戦を何度も経験してきたものの、海上戦闘は今回が初めてだ。
果たして、己の技量がどこまで通用するのか。
リーヴァー自身も、その点だけはまるで未知数だった。
●青の中指と三人の魔獣使い達
エスト・ポーラ沖。
中型軍船サンダールビー号内の船室で、ローヴィス・クレイヴラー市長は何人かの男達と一緒になって、卓上の海図を覗き込んでいた。
「何もわざわざ、お前さんが出てこなくても良かったんじゃねぇのか?」
フードを目深に被った白銀虎の半獣人――メドゥの指先幹部『青の中指』ジルベルは幾分呆れた様子で、傍らのローヴィス市長の横顔を覗き込んだ。
これに対しローヴィス市長は、自分が前線に出た方が士気が高まると嘯き、自信ありげな笑みを浮かべた。
他の面々は、ジルベルとローヴィス市長いずれの意見が正しいとも判断出来ず、若干困惑気味に顔を見合わせる。彼らはいずれも、ジルベルが呼び集めてきた魔獣使い達であった。
「リブラネスタ海軍を破ったところで、私が自らの声で戦勝の鬨を響かせます。そうすることでエスト・ポーラの完全勝利を世界に印象付けることが出来るでしょう」
「そう上手くいきゃあ良いけどな」
実際のところ、エスト・ポーラの勝敗については余り関心が無いジルベル。勝利に拘っているのは、この場に於いてはローヴィス市長ひとりだけであった。
「けどよぉ、折角レッドペリカン部隊を投入するんだ。中途半端な戦果に終わっちまったら、お前さん勝っても負けても相当叩かれるだろうぜ」
「ご心配ご無用。必ずや満足のいく結果をご覧に入れましょう」
ジルベルの忠告に対し、飽くまでも自信を崩さないローヴィス市長。これ以上はいうだけ無駄だと判断したのか、ジルベルは何もいわなくなった。
その時、サンダールビー号の船長が入室してきた。もう間も無く、リブラネスタ海軍との戦端が開かれるとのことだ。
ローヴィス市長は自身の両頬を軽く叩いて、己に気合を入れ直した。
「では、参りましょう」
意気揚々と前方甲板へと駆け出してゆくローヴィス市長。
ジルベルはやれやれと小さく肩を竦めてから、得意とする総刃製の大型ブーメランを数本、小脇に抱えて後に続いた。
そして三人の魔獣使い達は、後方甲板へと足を向ける。
サンダールビー号からやや遅れた位置の上空には、三羽の巨影が気流に乗って悠然と舞っていた。
真紅の羽毛に身を包んだこれらの巨大鳥型魔獣レッドペリカンは、魔獣使い達が繰り出す合図を受けて、左右へと散っていった。
解説
マスターより
リプレイ
何処までも広がる青い大海原を、耳を劈く程の鬨の声が殷々と揺さぶる。
エラトゥーン都市同盟の両雄リブラネスタとエスト・ポーラが、遂に海上決戦の火蓋を切って落とした。
無数に思える程の大小の軍船が両陣営から一気に押し出され、双方から一斉に矢が打ち出された。余りに数が多かった為、上空を舞う矢の群れが海上に降り注ぐ陽光を一瞬遮った程である。
両軍の船団は徐々にその距離を詰めてゆき、今度は船首に設置した石弓が巨大な鏃を放ち始め、船体そのものへの攻撃が新たに加わる。
やがて軍船同士が激しくぶつかり、接舷するや、鉤付きロープを投擲した両海軍兵が互いに相手の船に飛び乗り、甲板上での白兵戦へと突入してゆく。
血飛沫が舞い、悲鳴と怒号が折り重なり、剣戟の乾いた金属音が海上を支配した。
中型や小型の軍船は衝突の瞬間に船体が激しく軋み、中には初撃で大破する船もあった。斬り伏せられた者や船同士の激突の衝撃でバランスを失った者は、次々と海中へと放り出されてゆく。その都度、絶望の悲鳴が糸を引く様にして甲板上から海中へと吸い込まれていった。
そんな中、リブラネスタ海軍中型軍船シャープウィンド号は十数名の授恵者を乗せ、一隻のエスト・ポーラ軍船目掛けて突撃してゆく。
狙うは、サンダールビー号。
エスト・ポーラ市長ローヴィス・クレイヴラーが乗船している船であった。
「リーヴァー、頼んだぜ!」
「えぇ、任されたわ!」
舷側上で振り向いたハヤト=ガラン=ヴォルファングに対し、リーヴァー・シュランドルは軽く笑みを返してから左右に構える海軍弓兵達に素早く指示を出す。
リーヴァーの命令を受けた十数名の弓兵達はサンダールビー号の甲板に向けて一点集中射撃で鏃の群れを叩き込んだ。
この少し前、ハヤトを含む先行突入班にはジュスト・ヴェルジーによる水上歩行が魔導施術されていた。
船団同士の激突で海面は激しく荒れ狂っているが、水上歩行が可能になれば盛り上がる波が少々邪魔にはなるものの、サンダールビー号の舷側に向けて一気に駆け寄ることが出来る。
「赤いペリカンの鳥型魔獣だ。奴らはこっちで引き付ける。その間に、サンダールビー号への潜入を」
上空をちらりと見遣ったジュストが、ナハティガル=ラーとロゼットに声だけで呼びかけた。
「先に行って……私とファヌで、邪魔な護衛船を足止めするから」
「了解だ。サンダールビーで会おう」
ロゼットに応じてから、ナハティガルは舷側上の手すりから数メートル下の海面へとひと息に飛び降りていった。
次いでレティシア・レインフィールとアンジェが甲板からの縄梯子を伝って海面上へと降り立ち、最後にハヤトとレピド・クロサイトの両名が軽やかに舞って波打つ水面上へと着地した。
この間、リーヴァーの指揮のもとで十数名の弓兵達がひたすら矢を撃ち続けている。サンダールビー側は海面上を駆け抜けてくる潜入班の動きには、気付いていない様子だった。
「さ……来たわよ。私達はまず、あの二隻の護衛船を足止めね」
ロゼットが呼びかけると、それまでローヴィス市長の似顔絵をじっと凝視していたファヌも面を上げて、サンダールビー号の左右から迫り来る護衛船へと視線を流した。
「わたしは左を……ロゼットさんは右側を足止め、お願い出来るかしら?」
獰猛な雄叫びが飛び交う戦場の中にあっても、ファヌは決して慌てず騒がず、ゆったりした調子で艶然たる笑みをロゼットに向けた。
護衛船の針路は、極めて分かり易い。特別な考察をするまでも無く、二隻の護衛船はサンダールビー号とシャープウィンド号の間に割り込む意図で猛進し続けている。
であれば、この二隻とシャープウィンド号の間を結ぶ直線状に、障害物を叩き込めば良い。
「タイミングを合わせましょ。あの二隻がこちらの航路に接する直前の位置に光縛封を撃ち込んだら、すぐにはリカバリーも出来ずに右往左往することになるわ」
ファヌの提案を受けて、ロゼットはその手で行こうと頷き返す。
その間も、両軍の間に交わされる鏃の群れはその激しさを更に増していった。
●荒れ狂う波間の中で
息継ぎの為に水面上に顔を出したイヴェール・イリュジオンは、遥か上空を舞う三羽の巨大な鳥型魔獣を、どこか恨めしそうな瞳でじっと睨みつけた。
今回イヴェールは水中から襲い来る敵を警戒し、自ら海中に飛び込んで文字通り水面下に於いてシャープウィンド号の船体を守る任に就いていた。
開戦直後、一羽の赤い大型ペリカンが凄まじい速度を発揮しながら垂直方向に海中へと飛び込んできた。
イヴェールはすぐさまこの巨大鳥型魔獣に挑みかかったが、赤いペリカンはイヴェールの想定以上の速さで海中をすいすいと泳いで、彼女の傍らを一気に駆け抜けていった。
それ以後、ペリカン共は一切海中に飛び込んでこなくなった。恐らくは海中にイヴェールという強敵が潜んでいることが分かり、迂闊な手出しはしてはならぬと判断したのだろう。
イヴェールの戦闘力であれば、あの巨大鳥型魔獣を接近戦で足止めすることも可能だろうが、敵が彼女の存在に気付いた後は、もう二度と近付く気配が無い。
そして上空のあの位置では、衝撃刃などは到底届かない。
海中の脅威を排除することには成功したが、かといってイヴェール自身も狙った敵が攻撃可能範囲に近寄ろうとはしない為、打てる手が無くなってしまった格好だった。
(これならいっそ、サンダールビー号に乗り込んで……)
ふとそんなことを思いかけた時、盛り上がる波や小型軍船の間を縫う様にして水面上を駆け抜けてくる冒険者達の姿が視界に飛び込んできた。
先行突入班の面々だった。
「あ、イヴェールさん……こちらにいらっしゃったんですね」
途中アンジェが足を止めて、立ち泳ぎしているイヴェールに声をかけてきた。
するとレティシアもアンジェの傍らで立ち止まり、ゆらゆらと波間に漂う格好のイヴェールに軽く会釈を送った。
「市長捕縛作戦、もし手が足りていない様でしたら援護に入りましょうか?」
そう問いかけてきたイヴェールに対し、レティシアはふと上空を見上げてからイヴェールに視線を戻し、その時がくれば是非お願いします、と頷き返した。
「それまでは、ここで鳥型魔獣に睨みを利かせておいて頂けますでしょうか。イヴェール様が海中に陣取って下さっているお陰で、私共は安心して海上を通り抜けることが出来ております。また海中からシャープウィンド号の船底を襲われる心配もしなくて良くなりますので……」
レティシアの応えに、イヴェールは任せろとばかりに胸を張った。
今ここで海中を脱してしまえば、あの赤いペリカン共は好き放題に水中を泳ぎ回り、シャープウィンド号の船底に穴を開けてくるだろう。それは確かに拙い。
「市長の身柄確保が為りましたら、甲板上から合図をお送りします。その時にもしお手隙であれば、是非ご助力をお願い致します」
「承知しました。それまでは、あの三羽を海中に潜らせない様に睨みを利かせておきましょう」
イヴェールの言葉を受けて、アンジェとレティシアは再びサンダールビー号へと駆け出した。既にナハティガルとハヤト、レピドの三人は一気に舷側をよじ登り、甲板上の陰に身を潜めている。
アンジェとレティシアには舷側を自力で登る手段は無かったが、ハヤトが用意した母蜘蛛糸のロープで無事に甲板上に到達することが出来た。
と、その時、後方で二本の光り輝く柱が海面上に出現し、サンダールビー号を守る護衛小型軍船二隻を見事に足止めしていた。
恐らくファヌとロゼットが仕掛けたものだろう。
●赤いペリカンの脅威
海中のイヴェールが上空を舞う三羽の鳥型魔獣の動きに警戒の視線を投げかけていた頃、シャープウィンド号の甲板上ではハリーヌ・ヨツユビとエルが互いに顔を見合わせていた。
「あの鳥型魔獣、本当にすばしっこくて、厄介で御座いますね」
「そう、です、ね……この距離、だと、ちっとも、当たら、ない」
ふたりは射撃担当として突撃支援の他、敵の飛び道具無力化や接近する魔獣の対処にも当たっていたのだが、三羽の赤いペリカンは恐ろしく機動力が高く、遠距離での射撃は悉く外されてしまっていた。
そうこうするうちに、二隻の護衛小型軍船との距離が狭まってくる。
既にファヌとロゼットが仕掛けた光の柱でシャープウィンド号への突撃は不可能な状況に陥っているが、甲板上からの射撃は依然として可能だ。
サンダールビー号との接舷までに少しでもこちら側の戦力は温存したい。そこでハリーヌとエルは敵護衛小型軍船に対して濃煙炸弾を叩き込んだ。
張り巡らされた濃厚な煙幕は敵護衛小型軍船の甲板上を闇の中に覆い尽くし、シャープウィンド号の位置や距離を完全に見失わせることに成功した。
逆にシャープウィンド号からは敵の甲板位置は十分に把握出来ている。リーヴァーは弓兵達に、狙いは適当で良いから兎に角敵の甲板上に矢を撃ち続けろと指示を出した。
二隻の護衛船は足止めを喰らったばかりでは済まず、更に一方的な鏃の雨を浴びる格好となった。
その間もシャープウィンド号は悠々と戦闘海域を走り抜け、サンダールビー号との距離を詰めてゆく。だが全ての状況が常に上手くいっているという訳でもなかった。
「ヴィルヘルミナさん、来ます!」
「全員、上空は見ないで下さい!」
コルネリウス・アーラの警鐘に続いて、ヴィルヘルミナから鋭く指示の声が飛ぶ。
ふたりは急降下突撃を仕掛けてくる二羽の巨大鳥型魔獣に対し、ほぼ同時に閃光塗弾を投擲した。
二本の円筒は巨大な鳥型魔獣の鼻先で炸裂し、眩い光を炸裂させた。ところが――。
「あ……ヴィルヘルミナ様」
ハリーヌはその想定外の事態に、思わずその場で硬直してしまった。
二羽の鳥型魔獣は確かに、閃光を浴びて一瞬視界を奪われた。ところが既に直線状の突撃態勢に入っていた二羽は閃光を浴びたからといって瞬間的に軌道を逸らす訳でも無く、そのまま一気に標的目掛けて急降下していったのである。
恐らく、あの巨大なペリカン共は一度突撃態勢に入ったら的がどの様な状況になろうとも、突撃が完了するまでは軌道を変えることは出来ないのだろう。その直進性が、今回ばかりは魔獣の側に吉と出た。
コルネリウスもヴィルヘルミナも投擲態勢からすぐには回避運動を取ることが出来ず、突撃してくる巨大な嘴を真正面から喰らう格好となってしまったのである。
弾き飛ばされたふたりはしばらく呼吸も出来ず、その場で大の字に倒れ込むしかなかった。一方、二羽の鳥型魔獣はハリーヌとエルが矢継ぎ早に打ち出す鏃に追い立てられる様にして、慌てて巨大な翼をはためかせて上空へと舞い上がってゆく。
「おい、大丈夫か!」
同じく鳥型魔獣の対応に当たっていたローザリカ・L・ディオールが慌てて駆け寄り、順に治癒術を施してゆく。この場にローザリカが居なければ、コルネリウスとヴィルヘルミナは早々に戦線離脱を余儀無くされるところであった。
「……閃光塗弾は、あの鳥型魔獣には却って悪手かも知れないな」
ふたりの負傷を癒してやりながら、ローザリカは渋面を浮かべて上空を旋回する三つの赤い姿を睨み上げた。対するコルネリウスとヴィルヘルミナは、人間相手だけにしておきますと苦笑を浮かべる。
「しばらくは、甲板上に接近させない様に努めるしか御座いませんね」
ハリーヌの提案に、他の面々も同意して頷いた。
ローヴィス市長の身柄を押さえてしまいさえすれば、後は逃げの一手で十分なのである。それまで、このシャープウィンド号を守り切る以外の方策は無いだろう。
尤も、鳥型魔獣が甲板に降りてこないということは、ローザリカの接近戦能力を披露する機会が失われることでもある。それはそれで残念ではあったが、個人の希望を優先するよりもまずは作戦を成功させることの方が重要だ。
ローザリカは、新たに修得した必殺奥義の試し打ちは、またの機会にと頭を切り替えた。
●肉迫
ローヴィス市長は、どこに居るのか。
サンダールビー号内に先行で忍び込んだ五人のうち、ハヤトを除く四人はローヴィス市長の現在地の特定に注力した。
そんな中、最初にローヴィス市長を発見したのはレピドだった。彼は短い捜索時間内にサンダールビー号の構造も大体把握した上で、標的の位置を正確に割り出していた。
「甲板上の操舵台か。確かにそこなら船の針路を決める際にも航海士とすぐに話が出来るし、周辺戦況を見渡すことも可能だな」
ナハティガルは後方甲板の物陰裏で得物を抜き払い、そっと前方を覗き見た。
多くのエスト・ポーラ海軍兵が舷側に張り付き、リブラネスタ海軍船に向けて矢を撃ちまくっている。彼らの意識は甲板上の内側には無く、今なら操舵台へ一気に近づくことも出来るだろう。
と、そこへハヤトが苦虫を噛み潰した様な顔つきで引き返してきた。
どうしたのかとレピドが訊くと、ハヤトは予想外の応えを返してきた。
「ジルベルが? それも影武者を用意して?」
レピドは思わず訊き返した。
「あの野郎がこの件にも絡んでやがったのは予想通りだが、まさか市長じゃなく、あいつ自身が影武者を用意してるなんてな」
ハヤト曰く、目深にフードを被ったマント姿の男が数名、いずれも巨大な総刃製の巨大ブーメランを背負って甲板上や船内に居座っているとの由。
どのフード男も隙だらけだが、そのうちのひとりは間違い無くジルベルの筈だ。その隙に乗じて下手に攻撃を仕掛ければ、どの様な反撃が待っているのかも分からない。
「こちらが考え得ることは、奴もまた考える、か」
レピドはかつてジルベルが冒険者達に語ったという台詞を思い返していた。
しかし、ここで二の足を踏んでいては先に進まない。ジルベルがどう動こうが、まずはローヴィス市長の身柄を確保してしまおうという話になった。仮にその時にジルベルが正体を現して襲い掛かってくれば、その時に対応すれば良いだけの話だ。
「では、行くか」
ナハティガルが立ち上がったところで、アンジェが仲間達にエーテルの助力を与えた。冒険者達は全身が淡い青光に包まれ、その身体能力が大幅に向上した。
既に全員、開戦前に手渡された人相書きでローヴィス市長の顔立ちは記憶している。今更、他のエスト・ポーラ海軍兵と見間違えることは無いだろう。
「では、参りましょう」
レティシアがナハティガルに続いて後方甲板の物陰から飛び出し、操舵台を目指して駆け出してゆく。
ローヴィス市長の周辺には、数名の護衛兵が張り付いていた。
甲板上は、少しばかりの混乱状態に陥っていた。それは先行班がローヴィス市長に肉迫しているから、ではなく、シャープウィンド号が物凄い勢いで接舷しようとしていたからだ。
甲板上の全てのエスト・ポーラ海軍兵の意識は迫り来るシャープウィンド号に釘付けとなっている。奇襲を仕掛けるならば、今しかない。
「ルトルガー様、お迎えに上がりました」
レティシアが不意を衝く形で呼びかけた。ローヴィス市長は幾分驚いた顔つきでレティシアに振り向いた。この瞬間、レティシアは確信した。
(矢張り、この御方はローヴィス市長御本人ではなく……)
ならば最早、手加減は無用だ。
レティシアは誓銀の月を周囲の護衛兵に向けて、光の矢を撃ち放った。
同時にナハティガルがローヴィス市長の後方から躍りかかる。
ローヴィス市長は驚くべき反応速度で、ナハティガルが繰り出した柄頭の殴打を躱した。その身体能力はどう見ても、一般人のものではない。
(授恵者か)
ナハティガルは相手が手強いと判断した瞬間に、戦法を変えた。気絶させてどうこう出来る敵ではないことだけは、間違いが無かった。
●重なる想定外
世界が揺れたかと思う程の激しい衝撃が、サンダールビー号を襲った。
シャープウィンド号の接舷による振動によって、甲板上のエスト・ポーラ海軍兵達は大きくバランスを崩し、中にはそのまま船から投げ出されて海中へ没してゆく者も少なからず居た。
そんな中で、シャープウィンド号からロゼット、ファヌ、ヴィルヘルミナ、コルネリウスといった面々が一斉に舷側を飛び越えてサンダールビー号の甲板に乗り込んでくる。
「ローヴィス市長!」
ナハティガルやレティシア相手に防戦を余儀無くされているローヴィス市長に対し、ロゼットが光の鎖を叩きつけた。今のロゼットはファヌのエーテルの助力を得て、全身が青い輝きに包まれている。その身体能力はナハティガル達と同様、格段に向上していた。
ロゼットの光の鎖に左手首を絡め取られたローヴィス市長は、目に見えて動きが鈍くなった。
対するエスト・ポーラ海軍兵の側はローヴィス市長が集中的に狙われていると察し、彼の周りに何とか防衛線を築こうとするものの、レピドの繰り出す刃に遮られ、思う様にローヴィス市長を守ることが出来ない。
「眠らせるのは……無理ですか」
この時ヴィルヘルミナはローヴィス市長の意識を混濁させることが出来ればと考えていたが、ヒュプノシスは戦闘中では使用出来ない。今回は諦めざるを得ないだろう。
一方、コルネリウスは魔獣使いの姿を探していた。
熟練の戦士としての技量が、敵の位置を正確に割り出した。どうやら後方マスト付近に居る様だ。
「魔獣使いさえ斃せば、あの鳥型魔獣もどこかへ飛び去っていく筈」
コルネリウスは三人の魔獣使いと思しき男のうち、ひとりに対して獰猛な雄叫びを叩きつけた。次いで、別の魔獣使いに愛用の刃を振るって襲い掛かる。
だがここで、想定外の事態が生じた。
上空を旋回していた赤いペリカンの一羽が、コルネリウス目掛けて急降下してきたのである。
エルやハリーヌは相変わらず鳥型魔獣をシャープウィンド号には寄せ付けぬ様にと、効果的な鏃の弾幕を張ってはいる。が、サンダールビー号の甲板上は流石に守備範囲外だ。
魔獣使いだけならばどうということはないが、鳥型魔獣一羽が参戦してきてしまっては、流石のコルネリウスも打つ手が無い。
だが想定外だったのは、魔獣の動きだけではなかった。
「ん? あれはジルベルか?」
乱戦に巻き込まれつつも『青の中指』の姿を追い求めていたハヤトは、フードを目深に被った男が逆にサンダールビー号からシャープウィンド号へ飛び乗ってゆく姿を目撃した。
が、その直後にはフード男は乱戦の中に姿を消した。恐るべき隠蔽技術の高さだ。
(野郎……まさかもう逃げるのか?)
ハヤトは内心で、焦りを覚えた。
ジルベルと遭遇した際の戦術的な対策は用意していたものの、そのジルベルが逃げ回った場合に追跡し、そして発見する為の手段は何ひとつ揃えていなかったのである。
ジルベルがこそこそと逃げ回ることは今までに何度もあったことだし、珍しい話でもない。が、与し易い相手を探し、強敵を避けるという戦術的逃走であるという点は想定出来ていなかった。
一方、レピドはその気になれば身を隠したジルベルを見つけ出すことも出来ただろうが、今回レピドは積極的にジルベルを探して追跡しようという準備はしていない。その為、今も尚、エスト・ポーラ海軍兵の対処に意識を集中させていた。
(確証は無ぇが……追うか!)
ハヤトはシャープウィンド号に引き返そうと腹を括ったが、エスト・ポーラ海軍兵とリブラネスタ海軍兵が互いに刃を振るい合う乱戦の中では、素早く戦線離脱することも叶わなかった。
●青の中指、逃げる
ジュストは右手前方から飛んできた巨大なブーメランを突風の渦で叩き落とした。
アーケインストリームをサンダールビー号か、或いは上空の鳥型魔獣のいずれに叩き込むのが有効かを見極めようとしていた最中、意識の片隅に置いていた難敵が乱戦模様の甲板上に突如現れたのである。
青の中指がこの戦いに絡んでいるだろうとは思っていたが、まさかリブラネスタの軍船上にまで踏み込んでくるとは。
「何故ここに……?」
「何故ってそりゃおめぇ、一番厄介な奴を最初に仕留める為さぁ」
相手の出方を伺いながら、メテオライト発動の態勢に入る。ジルベルの目から見て、ジュストはいの一番に沈黙させなければならない標的だと考えていたらしい。幹部クラスの敵からその様な評価を受けること自体は決して悪い気はしないのだが、出来れば余り直面したくない相手でもあった。
対するジルベルは、じりじりと後退を始めている。奇襲が失敗に終わった以上、さっさと逃げてしまうのが吉だと判断したのだろうか。
「市長を守らなくても良いのか?」
「うーん、まぁ、あいつはちょっとなぁ……」
ジュストからの問いかけに対し、やや微妙な表情を返すジルベル。何か思うところがあるのか、それとも敵は敵で一枚岩とはいえない事情があるのだろうか。
その時――。
「ジュスト! 今行くぞ!」
ローザリカが慌てて駆け付けてきた。
この直前まで上空の鳥型魔獣に対して警戒の視線を投げかけていたのだが、ふと目線を下げると、ジュストがジルベルとまさかの対峙状態だ。慌てない方がおかしいだろう。
これにはジルベルもヤバいと感じたのか、ジュストがメテオライトを発動させるよりも早く、両軍の海軍兵が繰り広げる乱戦の中へと飛び込み、あっという間に姿を晦ませてしまった。
ところがその直後、ジルベルは別の位置から姿を見せた。ハリーヌとエルの背後である。ふたりはジルベル出現にはまるで意識を向けていなかった為、手痛い奇襲を浴びてしまった。
だが幸いにして、ふたりとも急所は外れていた。ハリーヌの相棒のゴリラがジルベルの奇襲に素早く反応し、急所への正確な攻撃を未然に防いだからである。
「ま、ずい、です……鳥が……」
苦痛に顔を歪めながら、エルは上空に視線を向けた。ジルベルの刃は中々に強烈な斬撃を与えたらしく、エルは愛用の弓を満足に握れない。
そしてハリーヌも意識があるとはいえ、弓が手に付かない程の重傷だ。今すぐに上空に矢を撃つことが出来ない程度には傷が深い。。
ふたりの矢が途絶えれば、鳥型魔獣はシャープウィンド号への攻撃を再開するだろう。
しかしジルベルはハリーヌとエルを仕留められなかったことには然程執着していない様子だった。重傷者が出るということは、治癒師としてのローザリカの仕事が増える。
生きている以上は、負傷した仲間を救う為に奔走しなければならない。ローザリカに治癒師としての技量を優先させることで、彼女の格闘戦能力を封じてしまおうというのがジルベルの戦術らしい。
「おい、ちょこまか逃げてんじゃねぇ!」
ここで漸く、ハヤトが駆けつけてきた。
ジルベルはやっとお出ましかと、妙に可笑しそうに肩を竦めた。
「俺が態々こんな格好してる理由、分かるか? かくれんぼして遊ぶ為さぁ」
いいながらジルベルは、目深に被っているフードの縁に軽く触れた。
更にいえば、ジルベルは愛用の巨大ブーメランを複数用意して、他の似た様な格好の男達に装備させていた。己の存在を晦ます為だ。徹底した逃げの意識である。ここまでくると、潔い程の逃げっぷりだった。
「ふざけんな!」
ハヤトはジルベルとの間合いを詰めようとした。が、それよりも早く上空から巨大な赤いペリカンが急降下してきた。ハリーヌとエルという対魔獣射手が失われた今、鳥型魔獣はシャープウィンド号上空を我が物顔で飛び回ることが出来る。
これが意味するところとは――。
「まさか……!」
ペリカンの巨大な嘴攻撃を躱しつつ、ハヤトは上空を仰ぎ見た。
すると、もう一羽の鳥型魔獣がシャープウィンド号の帆をずたずたに切り裂いていた。これでは、推進力は欠片も無い。シャープウィンド号は完全に、ただ波に流される巨大な木の葉と化してしまっていた。
「ハヤト! そいつを甲板から追い払え!」
どこかでリーヴァーが叫んだ。今、彼女は乗り込んできたエスト・ポーラ海軍兵の対処に手一杯だ。鳥型魔獣にまで手を廻す余裕が無い。
そして気が付くと、ジルベルは既にハヤトの前から逃げ去ってしまっていた。鳥型魔獣に割り込ませる間に、再びその隠蔽術を駆使して乱戦の中に紛れ込んでしまったのだ。
今のハヤトでは、一度隠れられてしまうと最早ジルベルを発見する術が無い。だが兎に角、リーヴァーのいう様に鳥型魔獣を甲板上から追い払うことが先決だった。
「野郎! この次ゃあ、只じゃ済まさねぇからな!」
ハヤトの怒声がジルベルの耳に届いているかどうかは、この時点では分からなかった。
と、そこへ少し遅れて、レピドがハヤトの元へ駆けつけてきた。
「サンダールビーが拙いことになった」
レピドの言葉に、ハヤトは敵を口汚く罵った。
●撤収
ナハティガルの疾風の如き剣捌きとヴィルヘルミナの重い一撃、そしてレティシアの攻撃魔術によって、ローヴィス市長は遂に取り押さえられた。
エスト・ポーラ海軍兵達が何とか救出しようと挑みかかってきたが、ロゼットやファヌ、或いはアンジェといった面々に蹴散らされ、近づくことも出来ない。
だがローヴィス市長を連行しようにも、シャープウィンド号は推進力を失っている。身柄確保後の離脱手段を失ってしまった格好だった。
「身柄確保までは上手くいったけど、これじゃあジリ貧ね」
「行きは良い良い帰りは怖い、ということですか」
ファヌとアンジェは得物を構えて肩を寄せ合いつつ、互いに渋い表情を見合わせた。
更に拙いことに、赤いペリカン魔獣が二羽、襲い掛かってきた。
エスト・ポーラ海軍兵がどれ程の数を揃えたところで全く脅威ではないが、魔獣が二体も現れたとなれば話は別だ。冒険者達はレティシアが用意したロープで身動きを封じたローヴィス市長から意識を離すことも出来ないまま、二羽の巨大な鳥型魔獣の相手をしなくてはならない。
そして更に、厄介な事態が転がり込んできた。
散々逃げ回っていたジルベルが戻ってきて、ここで乱入してきたのである。
「あぁもう……どうしろっていうのよ」
ロゼットが珍しく、悪態をついた。つまりそれだけ拙い状況だと見て良い。
折角ローヴィス市長の身柄を確保出来たものの、二羽の巨大鳥型魔獣に青の中指まで参戦してきた。流石にこれ程の敵戦力を、僅か数名の冒険者で捌き切るのは至難の業だ。
加えて唯一の強固な盾役であるコルネリウスは、別の一羽のペリカンと三人の魔獣使いを相手に廻して激戦を繰り広げている。こちらにまで意識を廻す余力は無かった。
「拙いわね……シャープウィンド号から離れ始めているわ」
ファヌが祭刀を振るってエスト・ポーラ海軍兵を蹴散らしつつ、警鐘の声を放った。
見ると、漸く光の柱と濃煙から解放された二隻の護衛小型軍船がぐるりと大回りしてシャープウィンド号の前後に突撃を仕掛けていた。
この衝撃を受けて、帆を失ったシャープウィンド号は力無くサンダールビー号から離れ始めている。推力を失った軍船は、最早ただの巨大な的だ。エスト・ポーラ海軍の他の軍船から集中砲火を浴び、衝角の突撃を無防備に浴びて撃沈される悲惨な未来が待っている。
「一旦、退きましょう……!」
レティシアが苦渋の決断を口にした。サンダールビー号は尚も推力健在であり、更に赤いペリカン魔獣とジルベルという強敵まで揃っている。このままエスト・ポーラ海軍の防衛線まで後退されてしまっては、完全に袋の鼠だ。
今離脱しなければ、全員討ち死にだろう。
「……総員、撤収だ」
ナハティガルは眉ひとつ動かさず、冷静にひと言放った。
その瞬間、冒険者達は分厚い防衛線を構築しつつ、敵の追撃を押し戻しながらシャープウィンド号へと一気に後退していった。
中でもレティシアが召喚した光の柱は、敵の追撃を阻止するには大いに役立った。ここまで温存しておいた彼女の慧眼が光った一瞬であろう。
冒険者という強力な防衛手段を得たシャープウィンド号はその後、友軍の軍船によって曳航され、リブラネスタ海軍の防衛線裏側へと引き返していった。
甲板上で意識を回復させたエルは、傍らのハリーヌに視線を流した。
ジルベルから浴びた刃は想像以上に深く、激痛で気を失ってしまっていたらしい。
一方のハリーヌはロゼットとヴィルヘルミナに、ジルベル出現後の状況を説明している。
「正直、ジルベルの、あの嫌らしい性格を忘れていましたね」
尚も激しい戦闘が続く海域を凝視しているリーヴァーに、コルネリウスが沈痛な面持ちで語りかけた。
この時リーヴァーは僅かに表情を崩し、小さく肩を竦めた。
「元々が戦力的に厳しかったもの。あそこまで追い詰められただけでも上出来よ」
リーヴァーは気にするなと笑ったが、しかし結果を出せなかったこともまた事実だ。
冒険者が考えることは、敵もまた考える――ジルベルがこれまでに何度も口にしてきた台詞を、コルネリウスは改めて思い返した。
その時、ずぶ濡れになったイヴェールが縄梯子を登って甲板に降り立った。
ローヴィス市長の身柄確保の際には駆け付けたかったイヴェールだが、海面から数メートル上の甲板には、チャージングでは到達出来ない。水中と軍船甲板間に於ける移動手段確保の難しさが、浮き彫りになった格好だった。
「鳥型魔獣は、どうなりましたでしょうか?」
その問いに答えたのは、エルとハリーヌだ。
ふたりが三羽共ぴんぴんしていると告げると、イヴェールは次こそは必ず、と意気込んでいる。
果たして、『次』はあるのだろうか。
マスターコメント
イベントシナリオ難しい 報酬:多い14 / 4〜25人
2023年05月10日 15時10分32秒 公開
参加者
相談掲示板
ヒーラーのロゼットよ。よろしくね。 >目的 ローヴィス市長の身柄確保 (生死は問いませんが、下手に死なせてしまうと 後々面倒なことにもなりかねませんので注意が必要) >状況 舞台は艦隊同士の戦場であり、短弓や石弓から放たれる 鏃が飛び交う中での突入戦となります。 サンダールビー号には数隻の小型護衛船舶が張り付いていますので、 ただ無闇に突撃するだけでは中々成功しないでしょう。 >敵 ・ローヴィス市長 ・ジルベル ・レッドペリカンと魔獣使い×3 ・サンダールビー号の船員 ・護衛小型軍船の船員 >補足 スキルを乗せた攻撃は基本「手加減」が効かない
エル、です。…シューター、です。 どうぞ、よろしく。 ロゼットさん、まとめ、ありがとう、ございます。 ええと、護衛小型軍船、に、ついて。 濃煙炸弾、で、視界、を、塞ぐ、のは、どうでしょう、か…。 とりあえず、前方甲板、に、発生、させられれ、ば、石弓、は、防げる、かも?
シーフのナハティガル=ラーだ。――今回は宜しく頼む。 ロゼットは概要をありがとう。 >濃煙炸弾 有効かと。石弓や短弓の命中精度を落とせるのは非常に助かる。 >行動 俺はサンダールビー号に忍び込み、ローヴィス市長の身柄確保を試みよう。 ……まあ、確実に横槍が入るだろうがな。
>濃煙炸弾 良いと思う。特に石弓は甲板に備え付け、 移動できないなら煙幕の効果中ずっと封じられるわ。 >行動 サンダールビー号への接弦を邪魔してくる護衛小型軍船の 進路に光縛封を設置して、船の足止めをかけようかと思う。 ナハティガルへの援護に、ローヴィス市長に「神迅縛鎖」で BS行動不全を仕掛けてみるわ。成否は分からないけど、 ワンチャン成功すれば防御や回避、逃走もできなくなるから、 戦闘不能に落としやすくなるかなと。 他は魔獣や使役者、敵の船員への時間稼ぎと回復行動かな。
>濃煙炸弾 では、やって、み、ます、ね。 他、は、皆さん、が、サンダールビー号、に、乗り込む時、や、離脱時、の、援護、とか…?
ワタクシはハリーヌ。しがないヨツユビハリネズミのシューターでございます。 皆様、今回はよろしくお願いするでございますよ! なるほど、濃煙でございますか。素晴らしいアイデアでございます! 相手は数隻とのこと、ワタクシも濃煙を用意して行くでございます。 ワタクシは市長を捕縛に向かう皆様の援護、特に魔獣の攻撃を防ぎつつ派手に暴れて敵の目を引き付けたいでございます。 ペットは戦力補強のためゴリラを連れて行く予定でございますが、他の種類で何か役割があれば変更も可能でございますよ。
おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! どー考えても、今回の任務で一番の障害になんのはジルベルの野郎だろうからな… 俺はジルベルからナハティガルへの妨害が入らねーように奴に攻撃を仕掛けに行くつもりでいんぜ!! とはいえ、奴はブーメランの遠距離攻撃も持ってやがるから油断しねぇように頼むぜ!!
こんにちは。ヒーラーのファヌよ。 こちらはローヴィス市長の顔を知っているとしていいのかしら? もし可能なら…だけど、ダメ元で事前にローヴィス市長の人相書きを手に入れられるかやってみるわ。 あとは回復役と、ロゼットの光縛封が足りなかったときの備えとして準備していくわね。 ジルベルが市長に化けるようなことはないかしら? 市長らしき人を見つけても安心できないわね。他に怪しい人はいないか注意する必要があるかしら。
ウォーリアのコルネリウスです。来るのが遅くなってしまい申し訳ありません。 ロゼットさんは概要をありがとうございます。 弓や鏃は濃煙があれば大分助かりそうですね。 私も全体の補助がメインになりそうですが、ペリカンの対処が足りていないようですのでそちらに行きます。 水中から来られるのを対応するのは私は難しいので、魔獣使いを叩く方向でいこうかと考えています。
レピド・クロサイト、シーフだ。ギリギリの参加だがよろしく頼む。 ジルベルにはとっとと撤退して貰いたい為、ハヤトを手伝えればと考えていた。
キャスターのジュストだ。 遅れ馳せながら手伝わせて頂くよ、よろしく。 まずはサンダールビー号に如何に被害を抑えて突入するかが課題だと思ったけれど。 ひとまず護衛船の弓の方はシューターの濃煙で防げそうだね。 それなら俺はコルネリウス嬢が魔獣使いを討伐するまでの間はアーケインストリームでレッドペリカンを牽制したり、サンダールビー号の足止めをして市長やジルベルを抑えにいく皆を支援しようかな。 あとウォーターウォークも持っていくから希望者にかけても良いし、コピーして使用して貰っても構わないよ。 市長捕縛の手が足りなければそちらも手伝えたらと思う。
ヴィルヘルミナです。今回はよろしくお願いします。 人手が足りないと小耳に挟みましたので、微力ながらと。 相手側の弓などは煙幕でかく乱するのは良いと思います。 問題は水中から攻めてきたペリカンですか。三羽全員水中から攻めてくるかは不明ですが、船底に穴でも開けられたら大事ですしね。 水中から攻めてくる相手がいなければ、逆に相手の護衛船に穴を開けて嫌がらせしても良かったのですが。 市長が非授恵者ならヒュプノシスで無力化とかも試してみるのですが、どちらかは不明のようですね。いっそどちらかに確定していればやりやすかったのですけど。 死なせると上手くないのは市長だけで他は…という感じですか。まあ、戦場なので無理に手心を加える必要もありませんが。
そういえば……市長確保にいく奴の中で「テレパス」を持てる奴はいるか? ジルベル撤退時にこちらからジルベル撤退情報をそちらに流せれば、市長への降伏勧告もしやすいかなと思って。 後は船に乗り込む時に市長にマーキングを試みるつもりだ。 やっておけばジルベル撤退後にスムーズに市長確保組に合流出来るかなと。
>レピド >テレパス 私が持っておきましょうか。字数が無いから 応答のプレイングは入れられないのだけど。
レピドはサポートしてくれんなら心強ぇな、よろしく頼むぜ! それとペリカンは空からも襲ってくる可能性があんだよな? 空からも海からもって考えるとある程度の人員でカバーする腹積もりも考えとかねーと厳しいかもな… 早々に魔獣使いを見つけて潰さねぇと厄介そーだ。 >ジュスト ジュストにはウォーターウォークを掛けてもらえるとありがてぇな! それがあればサンダールビー号に到達するまでの道程で海上を走りながら小型船団の船体に蹴りで穴ぶあけて敵の船員の戦力を船体改修に割かせることも出来そうだしな! ちなみにレピドとナハティガルも同じ様に海上から敵船体を攻撃しながらサンダールビー号に向かうのはどーだ? 一応、今んとこ出てる面子の動きも纏めとくな! >市長捕縛 ナハティガル ※ロゼット(神迅縛鎖) ※ジュスト(サポート) >ジルベル妨害 ハヤト レピド >石弓対策濃煙炸弾 エル ハリーヌ >護衛小型船団 ロゼット(光縛封) ファヌ(光縛封) ※ハヤト(船体攻撃) >サンダールビー号 ジュスト ※ハヤト(船体攻撃) >ペリカン魔獣 ハリーヌ(&ペットゴリラ) コルネリウス(魔獣使い撃破) ジュスト(アーケインストリーム) >回復役 ロゼット ファヌ >ウォーターウォーク(味方支援) ジュスト
>ロゼット ありがたい、それではこちらもテレパスを持っていく前提で修正しよう。 >ハヤト 海上からか、面白そうだ俺は異論はない。
ジュストさんがアーケインストリームを使用してくださるのはとても助かります。 ヴィルヘルミナさんが仰るように、ペリカンは船体に穴を開けられる事を特に危惧しておりまして。 魔獣使いを成るべく早く対処できるよう、私は今回は防御ではなく火力に振って動きますね。
ペリカンは飛んで向かってくる方は閃光塗弾でも当ててみますか、操る方も咄嗟に目を塞ぐのは難しいでしょうし。 あとはロープでも持っていきます。
あまりにギリギリだが、少しでも力になれればと思い失礼した。 ヒーラーのローザリカ。よろしく頼もう。 ペリカン魔獣の対応で動こうかと思っている。 魔獣使いの対処や市長確保まで耐えるのにも少しでも人手があった方がいいかと思って。 なるべく臨機応変に動けるよう努力しよう。
>市長捕縛 各種支援、感謝する。 >ジルベルが市長に化ける 充分に考えられるだろうな。 替え玉の可能性を考慮して対応するつもりだが……市長の顔を直接見た事がない為、直ぐに気付く事はできないかもしれない。 >ハヤト 海上からサンダールビー号に向かう件、了解した。 ただ流石に護衛船の船体に穴を開けるのは難しいように思う。 時間も掛かりそうだしな。
ウォーリアのイヴェール・イリュジオンです。 どうぞ宜しくお願いします。 水中の魔獣対応に行きます。 複数でなければ惹きつけながら倒すので空は任せることになると思います。 その後は状況次第ですが帰りの邪魔にならないよう、小型船舶の船底に穴を開けて回ろうかと。