【恨源】その過去はいつかだれかのために
広大野人
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シナリオID:2933
オープニング
「それは、本当なのだろうな?」
領主であるユーゴ=ダルダニエが険しい表情で筆頭執事のオーキサ・ゼィパムに問い直した。
「確証はありません……ですが、直接お会いする事が一番かと。ただ養子縁組の話も決まりそうな所ですので……」
「分かっている。他人の空似とはいえ、要らぬ噂を立てられる訳にもいかないからな」
正妻は立て続けに4人の子を失ったショックで手が付けられない状態になり、跡継ぎができないのであればと、ユーゴは妻の侍女の一人に手を出した。全てはダルダニエ家が続く為の事で、いわば、保険だった。
それを正妻は受け入れられなかった。早逝の子しか産めぬ自分は領主から用無しの烙印を押されたと思い込み、ユーゴが仕事で領地を留守にした隙を見て、侍女と生まれた娘を追放したのだ。
母子は長らく行方不明のまま、時は過ぎ……そして、今になって一つの噂が飛び込んで来た。
領主の子によく似た少女が冒険者として街に訪れている――と。
「鉱山であれば人の目も少ないかと。労働者は私共が管理しております故」
「妥当な所だな。もし、私の血を引いていれば、事の真相は私から話す必要がある。適切な場を手配しておくように」
「畏まりました」
領主の命令に執事は丁寧に頭を下げる。その口元は酷く歪んでいた。
●
任務を終えて、一度王都に帰還した王国騎士エナハルト・ティルムは改めて、プラザ・ゼィパムからの呼び出しに応じ、隠家へと訪れていた。
「まだ日取りは確定していませんが、舞台は整ったようです」
「いよいよか……しかし、本当に大丈夫ですか?」
確認するエナハルトにプラザは力強く応えた。
「こちらは夜逃げ屋ですよ」
プラザには秘策があるらしく、暗殺されかかった領主を一時的でも保護する事ができるという。ただ、それはプラザに危険が伴うという話だ。
冒険者の活躍により陰謀に使われた毒茸の正体は突き止めた。しかし、過去に遡れない以上、100%毒茸によって領主の子が死んだとは証明できない。オーキサを確実に断罪出来る方法として現場を抑える事にしたのだ。
リスクはあるが……夜逃げ屋が言うのだから、信じるしかないだろう。
「父から情報は得られませんので領主様の動きを見て行動する都合上、連絡には多少のズレが発生しますが、よろしくお願い致します」
「最善を尽くすよ。君が死なれては……とても悲しむ子がいるからね」
「勿論、生きて帰ります。エナハルト様もお気をつけください。なんでも人材派遣の商会を通じて『腕利き』を雇ったと聞いていますので」
「油断はしないさ」
互いの健闘を祈るように二人は堅く握手をするのであった。
●
領都から馬で1日ほどの距離に、その鉱山はあった。岩盤は硬いが良質な鉄鉱石も産出する為、扱いを持て余していたのだが、運営を執事に任せてからは比較的、スムーズに鉱石を採掘している。
即席であるが豪華な調度品を持ち込んだ一室にユーゴは入った。生き別れた親子の再会だった場合に備え、執事団により手配された家具が並び、露骨な鉱山の天井や壁には美しい生地で見えないように目隠ししてあり、まるで、屋敷の応接間のようだった。
「別室で待たせていますので連れてきます」
オーキサが仰々しく頭を下げてから退室。ユーゴは落ち着かない様子でソファーにどかりと座る。
(緊張しているというのか?)
これから娘かもしれない少女と会う事でなければ、ユーゴは気が付いていただろう。胸の奥から表出しそうな気の迷いは――自分の命を狙われていたものだったと。
この段取りすらも、優秀な領主を騙す為に計算されていた訳だ。
(……見捨てた事を謝った所で許しはしないだろうな……)
もっと手を尽くせば探し出す事も出来たはずだ。だが、そうはしなかった。欲しかったのは男子だったし、一度、追放された者を屋敷に戻しても軋轢にしかならない以上、面倒な事はしたくなかったからだ。
その結果が、この状況を生んでいるのだから、皮肉といえよう。
(まぁいい。使えそうなら使う……それだけだ)
暇を持て余すようにユーゴは視線を巡らしていると、ローテーブルが不自然に見えた。台形の重厚な造りで鉱山に相応しいデザインだが……。
「……っ!?」
その直後、唐突に天井が崩れ出し、ユーゴは成す術もなく、暗闇の中に引きずり込まれた――。
●
領主が待っていた部屋の天井を崩落させる罠の発動を確認したオーキサは心の中で歓喜していた。だが、手放しで喜ぶのはまだ早い。
(計画はダルダニエ家を我が物にしてこそ完遂するのだ)
ここからの動きが大事だ。何故なら、『領主は鉱山視察の折、崩落事故に巻き込まれて死んだ』という筋書きなのだから。
今、領主が死ねば後継者は養子縁組予定の娘とプラザの婿入りで血族達は話を進めるだろう。頓挫しても、その時は隠し子とその婚約者の事をチラつかせれば、面倒な事を嫌がる血族共はほぼ必ず日和見するとオーキサは考えていた。
「大変だ。領主様が生き埋めになられた。救助の使いを領都へ、急げ!」
何も知らない家臣の一人に告げると、突然の状況に驚きながらも与えられた役目を果たすため、馬に飛び乗った。
領都へと続く街道を一気に駆け抜ける。
生き埋めになって生存の可能性があるのは、おおよそ3日間。往復で2日掛かる計算だから……ギリギリ、間に合うのかもしれない。
そんな僅かな希望を胸に抱き、街道を真っ直ぐ進む――と、道の真ん中に東方の巫女服を模したワンピース姿の女が立っていた。
「誰だかしらないけれどぉ~。ごめんなさいねぇ」
すれ違い様に馬を強引に止める。
騎乗していた家臣は街道脇の草むらに投げ出された。
「な、なにをする!?」
「なんでもこの辺りに窃盗団が出たから、街道を通る者は例外なく止めてって言われているのよぉ~」
「そんな話、聞いてないぞ! こっちは急用なのだ! って、聞いているのか!」
べしッと馬を気絶させたファンゾムは人の話を聞いていないようだ。
「非授恵者に手を出す趣味はないんだけどぉ。大丈夫よぉ。君が窃盗団の一味でない事が分かれば、解放してあげるからぁ」
妖艶な笑みを浮かべながら近づいてくる見慣れぬ風貌の女に後退りする家臣。
しかし、ファンゾムの足が突然、ピタっと止まった。
「あらぁ? 思ったよりも、人の通りがあるのねぇ」
領都の方から一団が近づいて来るからだ。
先頭を行くイケメンの騎士にファンゾムが両手を広げて道を塞ぐ。
「ここから先は通せないわよぉ」
「王国騎士エナハルト・ティルムだ。貴女は何者か?」
「ただの雇われよぉ。ここで街道を通る人を止めるようにぃ、お願いされているのぉ」
「大人しく下がらなければ、王国騎士に逆らう事になりますよ?」
「そうねぇ~。単に旅費が欲しかっただけなんだけどぉ~。フフ。気が変わったわぁ。だって~冒険者がこんなにもいるんだものぉ」
蛇眼をキラキラと輝かせて拳を握るファンゾム。視線は王国騎士の後ろに並ぶ冒険者に向けられていた。
どうやら戦いは避けられそうにないようだ。
「イケメン騎士さんもぉ、美味しく食べちゃいたいけど~」
「悪いけど、僕には婚約者がいるからね。それに、こっちは急いでいるんで……押し通ります!」
王国騎士が抜刀した剣先が太陽の光を反射して戦いの合図を示すのであった。
解説
マスターより
リプレイ
街道を立ち塞がったファンゾムを避けるように数名の冒険者達が抜けていく。
ルイドの目配せに応え、王国騎士エナハルト・ティルムが軽く頭を下げる中、残った冒険者達に向かってファンゾムが、一歩踏み出して声を掛けようとしたナハティガル=ラーよりも先に、喜々とした表情で拳を突き出しながら一気に間合いを詰めてきた。
それをナハティガルはギリギリの所で受け止める。
「アンタはこの間の雷狼退治に居合わせた旅人――路銀稼ぎに用心棒稼業か?」
「そうよぉ。強そうな冒険者と戦えるなんて、嬉しいわぁ~」
すかさず間合いを取り直し、白顎を構えた。
先日の依頼で共に戦っただけに敵対している今の状況に不思議な縁を感じる。
「どうしても俺達とやるのか?」
「当然よぉ。それが依頼内容だもの」
不敵に笑うファンゾムの前で冒険者達を怪しいピンク色のオーラが包む。
シルク・メイプルリーフが行使したウェイブ・オブ・インフィニティロアだ。出来れば開戦前に展開しておきたかったが、ファンゾムの急襲が先だった。
「そちらも依頼コチラも依頼、それでは仕方ないですよね」
「もちろんよぉ」
「では、ファンゾムさん、力づくで押し通らせていただきます!」
続けて放たれたエーテルが、ピンク色のオーラに包まれるナハティガルの前にハート型の障壁となった。一見、冗談のような光景だが笑える状況ではないのは明らかだ。
挟み込むような位置を取ったルイドが油断なくファンゾムを見つめる。
「今度会った時にゃ、この間の礼がてらメシにでも、と思ってたんだが……今日は敵だってことなら仕方ねぇ」
「フフ。ルイド君もいるのねぇ。私を止められると思ってぇ?」
「奢りは次の機会にするとして――押し通らせてもらうぜ?」
集中させたエーテルを解き放ちつつルイドは暗剣黄昏で斬りかかった。同時にナハティガルも素早い動きで白顎を繰り出す。
三つ、交差するようなナハティガルの刃をファンゾムは両手と足を使って捌く。しかし、簡単に攻撃が通らないのは承知の事だった。
「手と足の数には限界があるだろう」
タンク役に負担を掛けさせない為にファンゾムの注意を引くナハティガル。
ファンゾムは身体を捻ってルイドからの攻撃も避けようとしたが、そこまでは間に合わなかった。
僅かとはいえ、ルイドが振るった剣先が掠め、悪影響を及ぼすエーテルが放たれる。
その流れにファンゾムが嬉しそうに笑った。
「フフ。しっかり前回の内容を活かしているのねぇ。回復役もいるみたいだしぃ」
「回復が主ですが、機会があれば攻撃にも回りますよ」
旋棍を構えたシルクの返しにファンゾムは拳を突き上げる。
「いっぱいぃ楽しみましょう!」
その拳にエーテルが強く光る様子を見て、シルクは回復魔法を唱える為に意識を集中させるのであった。
●
鉱山前にはオーキサとその手下が待ち構えており、エナハルトからの呼び掛けを無視して、問答無用で襲い掛かってきた。
オーキサがやった事は決して許される事ではない。部下も同罪であり、もはや後が無いので必死になるのは当然の事だろう。
仲間からの支援魔法を受けつつ感知スキルを使用後、一呼吸置いてから、ルベア・ベルニが迫って来るヘディンと私兵共を空間跳躍で飛び越した。
「事故にみせかけて領主を殺して乗っ取る……ね。その手の陰謀ってなんかこう、失敗しがちなイメージがあるけど」
「企みは露呈した時点で失敗したようなものですからね」
そう応えたのはエナハルトだった。
流石にルベア一人で敵陣に殴り込みさせる訳にはいかないと判断したようだ。
互いの背を守るように二人は着地するとオーキサ側の授恵者達にエーテルの塊を叩きつける。
「この陰謀、確実に失敗させてみせるわ……ミアさんの為でもあるから」
狙うべきは敵の回復役と決めていたが見た目で判断がつかなかった。
しかし、運が良かったのか続いたエナハルトの攻撃によって倒れたのが、ヒーラーだったようだ。
敵の授恵者は脅威ではあるものの、一人ひとりは冒険者よりも力量的にも低いと分かった。
一方、キオルティスは敵の一団を乱すような軌道を描きながら、授恵者の一人に斬りかかっていた。
「キミ、思った以上に大したことないんだ」
「は……や……」
防御の為に展開したエーテルを砕き、恐ろしい程の速さで繰り出す三連撃でダウンを取ると左右から伸びてきた私兵の槍先に身体を反らしただけで避ける。
「そんなんじゃ、掠りもしないよ」
立て続けに襲い掛かってくる攻撃を踊るようなステップを踏んで捌く。
キオルティス一人に隊列の動きに乱れが生じた――オーキサの私兵は数が多いようだが実戦経験が少ないのかもしれない。
苛立つようなヘディンの声が響いた。
「何をやっているか!」
大剣を掲げた所でシルヴィア・A・カペルが言い放つ。
「侍衛殿、もう一度お手合わせ願おう」
「この状況で応じるとでも思ったか!」
「そう答えると思っていました」
シルヴィアは微笑を浮かべ、軍刀に宿したエーテルを放つ。
ヘディンは受け止めたが取り巻きの非授恵者の私兵はひとたまりもない。
反撃とばかりにシルヴィアが衝撃波のエーテルを撃って来た。かなりの威力がありシルヴィアは一歩下がる。
「あの日、俺が手加減していた事を知らなかったようだな」
勝ち誇った叫び声を挙げたヘディン。しかし、次の瞬間、自身を囲むように発生した光輝く柱に驚く。
「小賢しい事を! だが、こんなものすぐに壊せるのだぞ!」
「知っています。でも、その僅かな時間が勝敗を左右する事も、私達は知っていますから」
光縛封を放ったのはミア=リゼルだった。
偶然だったが、絶妙なタイミングとなった。光柱の中に閉じ込められたのはヘディン一人。しかも、つい先ほど攻撃を繰り出した後だ。
「まずはその数の有利を削ります!」
そしてミアは細剣を握り締め最前線へと向かった。
●
激しい攻防が繰り広げられる。
ルイドとナハティガルは微妙な間合いを維持しながら圧倒的強さを見せるファンゾムに対し、辛うじて戦線を維持していた。
各自のスキル使用回数が尽きかけた所で、タイミングを見計らって投げられた閃光塗弾――そして、気合の声と共に踏み込んだルイドの鋭い一撃。
「悪いな!」
不意を突いた強襲だったが、そもそも、ファンゾムに目くらましは通じないようだった。
ニヤリと笑ってルイドの攻撃に避けると拳を脇腹に叩き込んだ……が、次の瞬間、別方向から派手に衝撃を受けたのはファンゾムだった。
「忘れていた訳じゃないけれどぉ、ルイド君はぁ、ずるいよねぇ」
「痛み分けじゃないからな。こっちは回復役がいるんだ」
そう応えて追撃から逃れるルイド。
ファンゾムは衝撃が飛んで来た方向へと視線を向けた。これまで近接戦のみで仕掛けてきたナハティガルが手傷を受けて後退するように見せかけた所で、衝撃刃を放ったからだ。
油断していた訳ではないが、ルイドの囮に引っ掛かってしまった。
「これだとぉ、今から追いかけても間に合わないわよねぇ。報酬、減っちゃうわぁ」
「路銀分は充分に働いたのではないか?」
立ち位置を調整しながら、ナハティガルが問いかける。
乱れた服を整えつつ質問に答えるファンゾム。
「そうよねぇ。確かに前金分は働いたかしらぁ」
「依頼主に大した義理がないのなら、ここいらが潮時だろう」
その言葉にファンゾムが自身の指をねっとりとした様相で舐める。
「『潮時』ねぇ……王国までの道のりは分かったしぃ、依頼主も悪い事してそうだしぃ、このままだと、私もぉ色々と困るからぁ、確かに『潮時』と言えば、そうかもぉ」
もったいぶった話にシルクが首を傾げた。
「引いてくれるのですか?」
「逆よぉ~。『最後』まで楽しむのよぉ!」
まるで面白い玩具を手にした子供のようにファンゾムは瞳を輝かせた。
今にも飛び掛かって来そうな様子にシルクは左右の旋棍を交差させて構える。
「結局、こうなるのですね!」
「足止めの手段は無さそうだから、貴女から落としてあげるわぁ!」
大地が割れるほど強い踏み込みからの必殺の一撃は、エーテルの不可思議な動きに支配され、対象がシルクからルイドに変わった。
「きっちり受けてやるよ、遠慮せず来やがれ」
カバリングの弱点は回避行動が取れない事だ。それでも耐えられたのは流石と言うべきだろう。
「すぐに回復します!」
シルクがエーテルを絞り出し、立て続けに回復魔法を行使してルイドの傷を癒すが、これでサイドヒールは打ち止めだ。しかし、ファンゾムの強力無比な攻撃は止まらない。
「だったら、先に倒せばいい」
攻撃に専念するファンゾムに対し、ナハティガルが好機とばかりに白顎を繰り出す。
ルイドが倒れるよりも早くファンゾムを倒せればいいのだが……。
「君達にぃ不足があるとしたらぁ、殲滅力よねぇ」
壮絶な殴り合いのような攻防はファンゾムが競り勝った。
回復量を追い越したダメージによって、ルイドが追い詰められる。もう一手、冒険者側にアタッカーがいれば状況は変わっていただけに惜しい。
シルクは回復魔法の為のエーテルを練り上げ続けた。他に出来る事はないし、これを止めると全滅してしまうからだ。
「後、少しなのに……」
「攻撃が当たり難くなったか」
やや間合いを取ってシルクとナハティガルの二人は肩で激しく呼吸しながら並ぶ。
ルイドを倒した事で全力での攻撃を止めたファンゾムに対し、ナハティガルだけの攻撃では届きにくい。かと言って、シルクがヒールを止めてしまうと立っていられなくなる。
「フフ。出遅れたけどぉ、逆に良い形になるかもぉ?」
「まずいな……」
ナハティガルは悪い予測しかできなかった。
もし、鉱山入口前で戦闘になっていたら、ファンゾムがその背後を突く形となる……最悪、全滅という状況を招きかねないからだ。
●
光柱が壊されるまで、他の授恵者や一般兵士をかなり打ち倒し、数的な不利が薄くなった事で戦況は冒険者側に有利となった。特に授恵者からの援護が全くなくなった事で私兵達は浮足立つ。
「こっちは全部片づけたよ」
敵陣で暴れ回っていたルベアの勝鬨に生き残っていた敵が狼狽える。
挟み撃ちされるのは明らかだからだ。
この状況にシルヴィアが進み出ると朗々と勧告する。
「オーキサの悪事は露見した。その上領主を殺そうとしたのであれば死罪は逃れられない。当然、その仲間も重罪だ。これ以上、彼に義理立てする必要はあるのかい?」
降伏を促すようにエナハルトも続く。
「今、武器を捨てるのであれば命だけは保障しよう」
兵士達は互いに顔を見合わせ……このままでは敵わぬと思ったのか、武器を捨て始めた。だが、幹部級と思われる授恵者の一人が激怒して拒否。
「馬鹿者共め! ここで勝たなければ生き残った所で無意味だぞ!」
そして、部下に向かって振り下ろした凶刃。
けれど血飛沫は起こらなかった。ギリギリの所でキオルティスが割って入ったからだ。
「しつこいのは嫌われるよ」
「貴様を切り捨てて立て直すだけだ!」
エーテルが込められた一撃をキオルティスは苦も無く見切ると反撃を叩き込む。
「これ以上、抵抗するなら、俺も遠慮しないけど?」
両脚に深手を与えて無力化させる。
敵の授恵者を確実に倒して、ヘディンを孤立させるのが目的だ。いかに強者とはいえ、一人で冒険者数人を同時に相手にはできない。
ここに至り、ヘディンは冒険者達の狙いに気が付いた。
「なるほど。こちらの作戦負けか。だが、まだ俺は諦めないぞ」
「領主や王国騎士の暗殺計画は即ち王家への反逆。領民への今までの悪逆非道……何よりミアの友人として彼女からお父様を奪う事も許さない」
真っ直ぐに軍刀を向けてシルヴィアが言い放つ。
敵が諦めないのであればここで制圧するだけの事だ。
「そうだろう、な!!」
ヘディンは叫ぶとエーテルを放って突撃した――投降した一般兵を巻き込むような形になり、ルベアが咄嗟にカバーに入る。
「危ないっ!」
辛うじて兵士は守れたが、その隙にヘディンは鉱山脇の森の中へと逃げ入ってしまった。
追いかけようとしたシルヴィアだったが、すぐに無理だと悟る。あれほどの力量の持ち主だ。纏まって行動しないと各個撃破される可能性が高い。
「指名手配にはなるのかな?」
だから、シルヴィアはエナハルトに訊ねた。
「当然です。運が良ければ足止め班かあるいは応援の隊が行方を掴めるかもしれませんが……」
「先にオーキサさんの方ですね」
ミアの台詞に王国騎士は頷く。
真っ先に鉱山入り口に駆け出したのはキオルティスだった。ヘディンは逃してしまったが、オーキサは確実に捕縛しなければならない。
「勝負ついた。大人しく縄につきなよ」
入ってすぐの角で短刀を握り締めていたオーキサが自暴自棄になって奇声と共に襲い掛かって来た。勿論、そんなものキオルティスに通じることではなく、手刀一つで制圧する。
「自害する気もないんじゃ話にならないね」
引っ張られるように一行の前に突き出されるオーキサにシルヴィアが諭すように告げた。
「貴方の息子は領主と共にいる。このままでは崩落に巻き込まれて死ぬだろう。二人の居場所を教えて欲しい」
「……適当な事を言うな。領主は崩落した部屋に一人で居たのだ。あれは、もう死んだ! 手遅れだ! ざまぁみろ!」
捕まった事で覚悟がついたのか、オーキサは叫ぶと高らかに笑う。
その反応に怒りを覚えながらもシルヴィアは静かに問う。
「何故、このような事を?」
「仇だ! 領主は歳と病で動けなくなった母を死に追いやったんだ! 当然の報いだ! 子が死んだ事も! ここで死ぬ事も!」
目が飛び出しそうなほどの勢いで、ずっと心の奥底に閉じ込めていたであろう感情をむき出しにするオーキサ。
ミアが意を決した表情で訊ねた。
「……それが理由だったのですか。領主の子を……私の兄達を殺したのは貴方だったのですね」
「そうだ! 事故や病気に見せかけてな! あの時の彼奴の顔……トレゾル! お前にも見せたかったよ! お前だって恨んでいるのだろう。自分を捨てた父親に!!」
狂ったように笑いだしたオーキサに冷たい視線を向けるルベア。
「全く、どうしてこんな親からあの息子が生まれたのやら……ミアさん、もう無理に此奴に関わる必要はないわ」
「はい、ルベアさん」
エナハルトに引っ立てられるオーキサ。
これから先、必要な情報は尋問と言う名の拷問で洗いざらい話す事になるだろう。
「尋問はエリザさんに任せるので、皆さんは足止め班や応援の隊員の誘導をお願いします」
オーキサの話によると領主は崩落した部屋に居たとの事だから、救助する為には人手や諸々の準備がいる。事態が一段落したとは言えるが、無事の姿を確認できるまでは依頼は終われないのだから。
●
(今のでヒールは打ち止めだよ)
(分かった。これ以上は粘れない。次、仕掛けるぞ)
ひそひそと話すシルクとナハティガルに対し、ファンゾムもいよいよ決着をつけようとエーテルを拳に集中させる。
「私もぉギリギリだけどぉ」
踏み込もうとした足が上がらなかった。
見れば、這ったままのルイドが足を掴んでいたからだ。
「ルイド君。往生際が悪いわよぉ」
「行かせない。守れなかった何かの代わりにはならねぇが、それでも」
彼の紫色の左目に強い意志が宿っているようにファンゾムは見えた。
思わず息を呑む。その輝きに、その想いに……けれど、それは一瞬の事。そして、小さくルイドだけに聞こえるように呟いた。
(それならぁ~私の事もぉ~……マモリツヅケテクレルノ?)
「!?」
次の瞬間、ルイドの背中を思いっきり踏みつけてトドメを差すとシルクとナハティガルに視線を向けた。
「それじゃ、行くわよぉ~」
ありったけのエーテルを込めて放つその一撃は、確実に傷ついた二人を戦闘不能にできる威力はあった。
だが、放たれる事は無かった。
倒れたはずのルイドが灰のようなエーテルの中から突然立ち上がり、ファンゾムの体を背後から羽交い締めしていたからだ。
「ルイド君? な、なんでぇ!?」
「問答している暇はねぇ! 今だ!!」
この状況に、身体の最後に残っていたエーテルを出し切り、ナハティガルは衝撃刃を放つ。
「終わらせる!」
しかし、体幹の身動きがとれない姿勢ながら、ファンゾムは両腕を使って受けて凌ぐ。
「これで私のぉ、かぁ~ちぃ!?」
「たぁ!!」
飛び込むように身体ごと肉薄してきたのはシルクだった。それが冒険者達の本命の攻撃だと理解した時には遅かった。
旋棍がガツンと脛を直撃した事でバランスを保てなくなったファンゾムにルイドが自分諸共、勢いを付けて倒れ込む。
こうなっては流石のファンゾムも続く攻撃を避けられない。ナハティガルの三連撃をまともに喰らった事で、ついに体が塵となって徐々に消えていく。
「ここまで、ねぇ~。フフ……とっても楽しかったわぁ。またねぇ」
「……最後に。依頼主の名を教えて貰おうか」
ナハティガルの台詞にファンゾムは一言、依頼主の名を応えてから完全に消え去った。
その名が筆頭執事である事を知っている冒険者達は互いの顔を見合わすと頷くのであった。
●
ルベアが行使した宗波によって領主と執事の息子の正確な居場所が判明していたおかげもあり、夜を徹した救出作業の末、陽が昇る前には無事に二人を助け出す事が出来た。
少し衰弱しているが問題は無い様子だった。
キオルティスが身体を解すように動かしているプラザに声を掛ける。
「石造りの頑丈なローテーブルを運び込んでいたんだね」
「えぇ。豪華な調度品を鉱山に持ち込むという話を聞いて手配しました」
崩落よりも前に、こっそりローテーブルの中に隠れ潜んでいたのだ。
家具の中に隠れるというのは夜逃げの技術なのだろうが……心臓に悪いのは確かだ。
「領主様と二人っきりというのは、それはそれで気まずかったですけど」
「そうだろうね。何を話していたのかい?」
「陰謀の事を……そして、領主様のお子様の事を」
つまり、今から順を追って領主に状況を説明する必要は無いという事だ。
微笑を浮かべたキオルティスは彼の肩をポンと叩いた。
「お疲れさまだよ」
「冒険者の皆様も、ありがとうございました」
そして、二人の視線は親子に向けられるのであった。
領主とその娘を同じように見守っているルベアは神妙な表情を浮かべていた。足取り班の面々も無事に合流した事で懸念する事はないのだが、心配するようにシルヴィアが横に並ぶ。
「いいのかい?」
ミアの傍に居なくて……という意味の質問にルベアは首を横に振った。
「……促されるような事があるなら挨拶はするけど……親友だって事を言うかは領主の態度次第かな」
領主は貴族派らしいので、わざわざ悪目立ちする必要も無いと思ったからだ。
控え目な視線を向けつつ言葉を紡ぎ続ける。
「もうミアさんがダルダニエ家に戻る事は無いと思うけど……ちゃんと対面して色々とスッキリして欲しいかな」
「ルベアはスッキリしなそうに見えるけど」
「うん……まぁ、ね」
言葉を濁すルベア。
領主の娘としての名前を聞くとちくりと胸が痛む。まだ自分自身には、彼女にすら打ち明けていない事があるから……。
シルヴィアは話題を変えるようにオーキサを尋問したエリザ・A・ミシャールが聞き出した情報を伝えた。
「この鉱山で働けなくなった者は病死という扱いで人買いに売っていたそうだよ……狼の餌になるそうだ」
思いもしない話に驚きの表情を浮かべるルベア。
「狼の、餌……?」
「ただの狼か、魔獣かまでは分からないらしいけど」
人買いしている行商はペディグという名前らしい。主に王国北西部で活動しているとの事だ。
「そう……北西部に行く機会があったら調べてみるかな」
一つの出来事が終わり、そして、新しい出来事が始まる――ルベアはそんな予感がするのであった。
●
身体に異常が無いか確認し、念のため、回復魔法を施した所でミアは領主の眼前へと回った。この人が父と思うと不思議な気分になる。
「……名は師からもらいました。ミア=リゼルと申します」
「ユーゴ=ダルダニエだ。君の事はプラザから聞いている」
その言葉、顔立ち、瞳……ミアは母が繰り返し吐いていた言葉を思い出した。
確かに似ている――この人の血を私は引いているのだと。だが、今、問うべき所はそこではない。
「オーキサさんが陰謀を企てた事。あなたも……多少なりとも関与していたのではありませんか? 恨みを……底が知れぬ程の恨みを、あなたは」
そう、例えば子を産むだけに使い捨てられた女性が恨み続けたように。
責めている訳ではないと分かりつつも、ミアからの視線を外して、ユーゴは答える。
「必要が無い者を切り捨てて来た。その中に……オーキサの両親が居たなど……」
苛烈な領政が恨みの源になっていたのだ。
捕縛される際にオーキサ自身から発せられた台詞が、陰謀の目的全てであり、それを見抜けなかったのは、ある意味、領主としての不覚だろう。
「……君も、私を恨むのか?」
絞り出したような台詞にミアは静かに首を横に振った。
「過去や宿運というものからは逃れられません。でも……向き合い方ひとつで未来は変えられると……私は、師や仲間からそう教えてもらいましたから」
ミアはそう言い切ると軽く頭を下げてから、ずっと様子を見守っていた王国騎士に向かって駆け出した。
「ツィトリ!」
ユーゴが呼んだ名にミアは足を止める。
少女は振り返らなかったが、ユーゴはそれで十分だった。どんな顔をしていいか分からなかったから。
「……すまなかったと言っても、今更だろう。だが……一つだけ、許して欲しい。我が子の未来を……祝福する事を」
「私はミアですので……ですが、きっと、ツィトリは許してくれると思いますよ」
向き合い方ひとつで未来は変えられるのだから。
ミアは気持ちを切り替え、爽やかな微笑を向けて待っている婚約者の元へと向かうのであった。
その後、ユーゴへの血族が養子縁組する件とプラザの婿入りの話は中止となり、オーキサはダルダニエ領外での様々な悪事も問われ王都へ連行された。跡取り問題は残されたままであるが、ユーゴはこれまでの苛烈な治政を緩和しているという。
【恨源】――了。
マスターコメント
ミドルシナリオ難しい 報酬:標準8 / 6〜9人
2023年05月07日 23時40分17秒 公開
参加者
相談掲示板
ヒーラーのシルヴィアだ。 最後の戦いになりそうだね。今回もよろしく頼むよ。 >分担について まずは対応班の分担をした方が良さそうだ。 私は『鉱山強襲班』に行かせて貰いたい。オーキサは生かして捕縛したいから、配下達を無力化する予定だ。以前ヘディンと手合わせした時に、私より実力は上だと書かれていたから用心しつつ……彼の対応もしていけたらと思っているよ。 ●『腕利き対応班』 ●『鉱山強襲班』 シルヴィア
ヒーラー、ミア=リゼルです。いよいよですね…よろしくお願いします。 どちらの班に分かれても苦戦を強いられることかと思います。 特にファンゾムさんについては、別格の強さ…戦闘力についてはマスターコメントに記載のシナリオにもある通りですが、私たち8人がかりでようやく、といったところでした。 その上で、現状出ている分担ですとヒーラーの私は腕利き対応班に回るべきなのでしょうが…ううん 心情としては領主様やプラザさんのことも気にかかります。ので…エナハルトさんをどちらに連れていくかも含めて、他の皆さんの希望を見ながら決めたいと思います。
シーフのナハティガル=ラーだ。――今回は宜しく頼む。 >分担について 詳しい事情(PL情報)はよく分からんが。ユーゴの心情も依頼達成度に影響する事を考えると、 ミアには『鉱山強襲班』の方に行って貰った方が良いように思う。 俺は『腕利き対応班』に行くとしよう。 ●『腕利き対応班』 ナハティガル ●『鉱山強襲班』 シルヴィア
>ミア ミアは領主がいる『鉱山強襲班』に加わった方が良いと思っていた。 勿論各班に回復役がいれば安定だとは思うけれど、ヒーラーでなければ回復出来ない訳ではないよ。私個人の願いとしても、ミアには『鉱山強襲班』に加わってお父様と再会して欲しい。 ……と同時に私もヘディンと戦いたい気持ちがあって。最終決戦になるなら尚更。今回の目的はあくまで「オーキサ・ゼィパムの捕縛」だから、ファンゾムを戦闘不能にする必要は無いと考えているのもある。 だからミアには、もし良ければ君の婚約者のエナハルトと一緒に『鉱山強襲班』に来て欲しいな。
ウォーリア、ルイド。良しなに。 >分担 ヒーラー不在なら不在でやり様はあると思うんで、各々後悔無いように選択すんのが一番かなと俺も思うぜ。 俺自身はどちら担当でも構わねぇからちょい様子見するわ。今んとこウォーリア一人なのもあって、作戦次第だがどっちに行くとしても概ね壁役が適当そうかね。
No.6
シスターシルクです 微力ながらお手伝いさせていただきたいのですが個人的には特に因縁もないことですし『腕利き対応班』にて足止めに加わりたいと思います
シーフのルベアよ、宜しく。 >分担 私もミアさんには鉱山強襲班に行って欲しいなって思ってる。 理由ももう出てるけど…お父さんに再会して欲しいし、メタ的には心情も達成度に関わるし。 私自身はどうするかはまだ考え中。
>分担 あわわ お気遣いありがとうございます…! では、鉱山強襲の方へ向かおうかと思います。 明示があった方も、敬称略で追記させていただきますね。 ●『腕利き対応班』 ナハティガル シルク ●『鉱山強襲班』 シルヴィア ミア >友軍NPC エナハルトさんについてはシーフですので、差し支えなければ鉱山内の地形把握・索敵のお手伝いをしていただきたいかな…と考えています。もちろん腕利き対応班に人が欲しいという場合は、そちらでもいいかなと。
シルク、分担について気遣ってくれてありがとう……! 出来るだけ急いでオーキサを捕縛するよ。 >ルベア ルベアはミアと仲が良い友人同士だし、前回真っ先にミアとお父様の再会を願っていたのも君だ。個人的には是非『鉱山強襲班』に来て欲しい。 戦力的にも索敵能力や地形把握能力が高いシーフだから、エナハルトと連携して鉱山内を調べればオーキサやダルダニエ卿の居場所も迅速に判明すると思う。どうか検討よろしく頼むよ(あ、勿論『腕利き対応班』でやりたい事があるなら気にせずに……!)
>分担 了解、エナハルトは鉱山強襲で勘定に入れておく感じで問題ねぇと思う。 なら俺はひとまず腕利き対応の方に回っておくわ。調整はいつでもOKだ。 >ファンゾム 提示されてるシナリオでのことを抜き出すと ・範囲攻撃持ち ・火力は高いが、回復が十分なら一撃で倒れない限りは戦線維持可能な範疇 ・命中は、回避高めなら避けられなくもないくらい ・回避も高め、ただし連続して攻撃を仕掛けることで回避精度を下げることが可能 ・バッドステータスは有効(抵抗はさほど高くないか?) こんなとこかね? 火力に関しては、個人的に模擬戦頼んだこともあるんだが、俺のそん時の所感だと『防御に専念した上で防御スキルで補強すれば少しは耐えられなくもない』……って感じだった。 それら踏まえて、今んとこ破脚砕や装甲防御あたり持っていこうかと考え中だ。
●『腕利き対応班』 ナハティガル シルク ルイド ●『鉱山強襲班』 シルヴィア ミア エナハルト(NPC)
おっと、顔出しが遅くなって申し訳ない。 アタシは今回の件に特に因縁も何も無いから、素直にファンゾムの対応に回らせてもらおうかな。 倒す必要もない時間稼ぎが主体っていうなら、ペット混みで壁役でもやろうかね。 ●『腕利き対応班』 ナハティガル シルク ルイド エリザ ●『鉱山強襲班』 シルヴィア ミア エナハルト(NPC)
>分担 ん…。 腕利き対応班でやりたいことがあるというより、(種族RP的に)私が居ていいのかな、と思うところがあったりはするんだけど…。 確か、ダルダニエ家って貴族派だったはずだしね。 …でも、それでも動きようは色々あるかしらね。それじゃあ、鉱山強襲班で。 ●『腕利き対応班』 ナハティガル シルク ルイド エリザ ●『鉱山強襲班』 シルヴィア ミア エナハルト(NPC) ルベア
顔出し、遅くなって申し訳ない。今回も宜しくね。 >分担 うーん、俺以外は割と綺麗な編成になってるみたいだね。 …どちらの敵とも、またどのNPCとも縁はないので、俺的には どっちに行くのも大丈夫なんだけれど、鉱山班、かな…。 人数が要りそうなのと、オーキサの逃走防止も必要かな、と。 ファンゾムの強さ的にそちらへ回った方が良ければ 喜んで強襲班に回るんで、いつでも言って貰えれば幸い。
>ルベア 『鉱山強襲班』に来てくれてありがとう……! ミアのお父様は有能であれば積極的に登用する性格らしいから、種族はあまり気にしないのではないかなと思っているよ。ルベアの索敵、頼りにしている。 >キオ ちょっとメタな考え方になってしまうのだけれど、NPCさんについてはあくまで冒険者のサポート役だと思っていた方が良いと思っているんだ。解説で「『鉱山強襲班』の戦闘が一定ラウンド経過した場合、救助が遅れる事によりユーゴの容態に悪い影響が発生します」とあるから、出来るだけ多く人手が欲しい、とも。 キオは索敵も得意だし、もし良かったら一緒に『鉱山強襲班』に参加して貰えたら有難いよ。 >『鉱山強襲班』 オーキサは配下が無力化したら投降する。出来るだけ早く配下を倒したいね。 ヘディンと数人の授恵者、十数人の私兵……今回は火力重視で行こうかな。範囲魔法攻撃と、ウェイブ・オブ・インフィニティロアを持って行く予定だ。 >ミア ミアは今回どんな立ち回りをする予定かな? ヒーラーのスキルを手分けして持っていけたらと思っているよ。
>腕利き対応班 対ファンゾムの情報感謝する、ルイド。 連続攻撃で回避精度を落とせるのなら、包囲して集中砲火する形が有効だろうか。 俺は回避盾兼アタッカーとしてH&Aでファンゾムを攪乱しつつ、隙を見て攻撃する予定だ。 手数対策に真トリプルファング、BS攻撃用に真・死齎刃を持って行こうかと思う。 何か希望があれば気軽に言ってくれ。
>鉱山強襲班 シルヴィは意見、有難う。それじゃ、喜んで鉱山の方へお邪魔するね! オーキサも気にしつつ、配下無力化で投降するならある程度は放って置きつつ なるべく早く決着が付くように頑張ってみるよ。 >ヘディン 孤立させて囲ってしまうのがベスト、かな。 現状、シルヴィよりも実力が上だと明言れているのなら、多対一を 目指した方が確実か…と。せめて遠近合わせての対応が良いかなとか。 仲間内を盾にすることも出来ず、遠近多段攻撃で個別対応に苦戦させる感じ? 勿論、配下を早々に淘汰もしくはヘディンと場を切ることも大事かな。 …と、すると。 配下とヘディン、分けて対応しても良いかもしれないね。
起きるのが遅れてお返事が遅くなってしまってすみません…! ヘディンさんの実力も侮れるものではありませんし、地の利もあちらにあるとすれば、足元や天井を崩落させられたり…ということもあるかもしれませんので、オーキサさんの動きを注視するのがいいのかな、と。自分を危険な場所には追い込まないでしょうから。 スキルは…そうですね、先輩がその構成であれば、光縛封を持ち込もうかと思います。分断に役立てようかと。
>腕利き対応班 集中砲火仕掛ける形で異論ねぇ。味方がBSや火力高めのスキルを使う時は、極力先に囮として攻撃するようにしてみるな。 今回目的そのものにはファンゾム撃破は含まれないとはいえ、火力高めな相手に耐久戦狙うってのもなかなか大変なんで、可能なら撃破まで狙えりゃ安心かなと。 とはいえ手応え見て厳しそうに感じたら、そん時は防御に集中しておくわ。 ナハティガルが回避盾も担ってくれるんなら、支援用の破脚砕はなるべく早めに当てにいった方が良さげか。フェイントも使いつつ初手から付与を狙ってみるな。
キオ、鉱山強襲班に加わってくれてありがとう! とても心強いよ。改めてよろしくね。 >鉱山強襲班 オーキサに戦闘能力はないようだから、配下の無力化に注力して良さそうだね。 ヘディンについてはキオが言ってくれたように、配下と分断させつつ近距離攻撃と遠距離攻撃を合わせて攻めていくのが良さそうだと思った。配下とヘディンに分けて対応するのも妙案だと思う。 (あ、ヘディンと戦いたいとは言ったけれど一騎打ちをしたいという訳ではないし、皆と連携して戦えるならそれが一番良いなと思ってるよ。自分より強い人に単独で挑むのは流石にきつすぎる( 私は先述通り、ヘディン対応を希望したいな。 キオ、作戦案を考えてくれたのは君だし、もし良かったら一緒にヘディンと戦って貰えないだろうか。検討是非よろしく頼むよ(もし別の動きを考えていたら遠慮なく断ってね)。 エナハルトについては、配下の人数も多いし配下対応で良さそうだと考えている。 >ミア スキルを教えてくれて感謝だ。敵の分断も有難い。 インフィニティロアは初手で全員に付与させて貰うつもり。もう一つの特性スキルはエーテルリヴァイブ(回復+全解除)を考えているよ。アクションスキルはヒール、メテオライト、輝刃(初手で同対応の人に付与)、魔霞かな。変更は可能だから、何か希望があれば遠慮なく言って欲しい。 (誤字に気付いて書き直したよ。ごめんね)
>鉱山強襲班 ミアさんの言うようにオーキサの万が一も考えておいても良いかな…と 俺も思ってるよ。通常/スキル関係無く、余波に巻き込まれないように 注意しておくに越したことは無いかな。生捕りを目指すならより一層ね。 で。シルヴィはお誘い有難う。喜んでお供するよ。 そうすると、俺はヘディンの目を攪乱するような動きをする感じとか? 機動力を活かせられれば役立てるかもと思ったけど…どうだろう。 俺をフェイクにシルヴィが本命って感じとかも良さそうかな。
>鉱山強襲班 キオが同班に来てくれた事にも感謝を。全力で頑張るよ(ぐっ 私は今回、ヘディン対応の遠距離攻撃役を担当したいと思っている。 キオにはヘディンの目を攪乱するような動きをして貰いつつ、もし良かったら回避盾役もして貰えたら有難いな。キオの攻撃とタイミングを合わせたり、わざと時間差攻撃にしたりしながらヘディンに遠距離攻撃を撃ちこみたいと思っているよ。連携して有効打を与えていけたら。 キオに前衛をお任せしたいと思っているし、私は後衛の位置取りで、出来るだけ魔法攻撃力を上げていこうと思っている。回避や防御は低めになってしまうと思うけれど、その分攻撃で尽力したい。 他にも作戦があれば協力したいと思っているから遠慮なく言ってね。 >オーキサ 成程、戦闘の余波に巻き込まれてしまう可能性もあるね……生け捕りにしたいし、鉱山に異変を起こさないよう出来るだけ注意したい。 >ミアのお父様 プラザと共に応接間のような部屋にいるらしいね。オーキサや部下を生け捕りにすれば場所を吐くだろうか……。
No.25
初動に【異界神の呼び声(ウェイブオブインフィニティロア)】を発動します。 ファンゾムさんおそらく戦闘前であればある程度の融通は効く方かとは思いますのでアンブッシュをするのでもなければバフを受け取ってください。
No.26
プラスでナハティガルさんには事故防止に防御力アップのバリアを張らせていただきます。 ご活用ください。
No.27
基本回復役に終始するので攻撃はお任せします
>鉱山強襲班 オーケー。 それじゃ俺は攪乱することでヘイトを稼いで回避盾の役割も熟してみるよ。 反応強化と見切りを付けて臨むね。 あとはなるべくシルヴィの所作をヘディンに悟らせないように動こうと思う。 勿論、他にヘディンに対応する人が居れば、この限りでもないけれど 基本的にこういう動きで…ってことで。 ヘディン以外の部分は索敵と全体像の把握/共有かな。 今回は攻撃系は近距離のみに割り切って持ってくことにするね。 >オーキサ 位置の確認と冷静な判断てトコかな。 過保護にし過ぎすると逆にウィークポイントとして数えられそうで。杞憂かな。 逆にもう初手で捕縛してしまって、此方側の管理下に置いてしまうほど 徹底的に過保護にしてしまうのも一手のような気もするけれど…うーん…
>鉱山強襲班 作戦の快諾もありがとう。キオに前衛と回避盾役をして貰える事、とても有難い。 私は出来るだけキオの後ろで、ヘディンに所作を悟らせない様に動くつもりだ。攻撃は遠距離攻撃主体で行くね。識別範囲攻撃のメテオライト4がキャスター武器必須だから悩ましいのだけれど、もしかしたら遠距離に強い魔弓に変えてヘディン単体特化にするかも……何方にするかは考え中だけれど、とにかく仲間やオーキサには被害が及ばないようにするよ。 >オーキサ 過保護にし過ぎるとウィークポイントになる、は大いにありそうだ。 初手でオーキサを確保しようとすれば配下が黙っていないだろうし、流れ弾でオーキサを傷つけてしまう危険もある。ミアのお父様はプラザが守ってくれるだろうし、オーキサが鉱山に籠るならそれはそれで良いかもしれないね。私はヘディン>配下の無力化に注力しようと思う。 索敵と全体像の把握をして貰えるのは本当に助かるよ。どうかよろしくね。
(着席) ふむふむ…もし差し支えなければ私も前に。攻撃を受け止めるのは、ウォーリアさんほどではありませんが得意です。ヘイトを管理するということはできないのですが、多少なりお役に立てるかと…
ごめん。背後が寝落ちてしまった! >鉱山強襲班 識別出来るなら範囲攻撃の方が良いかもしれないね。 ミアさんもこちらに少し振ってくれるなら、配下…特に授恵者のことも 多少なりとも考えた方が良いだろうし、何より孤立させるつもりとは言え、 絶対にヘディンの周りに配下が一切来ないとも限らないしね。 >オーキサ 初手で確保はやっぱり難しいよね…。ならば鉱山に籠らせるのが一番なのかな。 領主さまの許へ行かせない為に足だけ撃抜いても、とも思ったけれど それで狙いが外れた時の生死の保証は無いしね。
連投失礼。 そう言えばオーキサはプラザさんのことは知らないし、 ましてやヘディンたちが時間を稼げいで俺たちが撤退したり負けたりして 時間を置けば領主さまのことは勝手に始末出来るはずだと思っているワケだし 大局を決せない限り、わざわざ領主さまの許までは行かないかな、とも。 ギリギリで色んなことを言って申し訳ない。
寝落ちてギリギリになっちゃった…。 ヘディン対応に集中すると他の授恵者に邪魔されそうだし、私は索敵行動を済ませたら露払いに回るわ。 火力に自信はないけど非授恵者くらいなら闘気槌で一掃できると思うし、ヘディン対応に集中できるようにはしたい、かな。
ごめんね、背後が寝落ちてこんな時間だ……! ミアは前衛の加勢を、キオは攻撃の助言をありがとう。ルベアの露払いも本当に助かるよ。 スキルは識別範囲のメテオライトでいくね。 オーキサについては…確かに領主のもとには行かないかも。むしろ自分の安全を確保できる、鉱山内でも落石がない場所に行きそうな気がしてきたよ。
初手の輝刃については、敵の非授恵者を一掃してくれるルベアに付与しようと思う。次手でヘディンへの近距離攻撃を担ってくれるキオに付与するよ。
了解。ルベアさんには負担を掛けるけれど、どうぞ宜しくね。 シルヴィはスキルについて何とか役立てたみたいで良かった。 オーキサについてはヘディン捕縛後のことだけ、少し触れておいたよ。 その分、プレは戦闘のみになってしまったけれど(苦笑) それじゃ、あとは現地で!巧く行きますように。
敵の分断が難しい時、ルベアの範囲攻撃に合わせてメテオライトを使う事も書いておいたよ。 オーキサが領主とプラザの居場所を話してくれれば二人の生存確率が上がるかなと、私も捕縛後に領主達の居場所を教えて欲しいと頼むプレをねじ込んでみた。本当に少しだけになってしまったけれど……! 相談とても楽しかったよ。皆に心から感謝を。 現地ではよろしくね。