【虚夢】トモダチの契り

明乃そら

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シナリオID:2893

オープニング

 冒険者が調査に向かった『祝福の村』――そこは住民達が吸血鬼を崇め、自ら血を捧げる異様な世界が展開されていた。
 報告を受けたドミニク・ログナーは、村の実態を解明するべく、新たに冒険者を派遣して、動向を探ろうとしたが――。
「あれから調査を何度か試みたんだけど、吸血鬼が裏に潜んでいる以上、迂闊に踏み込むのは流石に危険でね。今は遠巻きに村の様子を観察する事だけで精一杯なんだ」
 招集した冒険者達を前にして、ドミニクは現在の進捗状況を伝えるが、どうやらあまり芳しくないようである。
 事の発端は、メドゥの指先と繋がる貿易商『ガストーニ商会』による麻薬の密輸――リーンエス王国に運び込まれた内の一カ所が、地方都市にあるその地域であった。

 不幸な境遇で居場所を失くした者が縋る思いで辿り着く、誰もが幸福になれる理想郷。
 一見、平穏な生活を過ごしているように思えるが、全ては吸血鬼が仕組んだ、甘い罠。
 最後の希望の地だと、楽園を謳い、住民達を洗脳していく。ただ血を欲するがままに――。

「連中は儀式に麻薬を用いて、幻覚を奇蹟と錯覚させて、思考を奪っていったみたいだね。自身を救済者と騙って、住民達を狂信者に仕立て上げていく……あの場所は、言わば吸血鬼にとっての餌場だったんだ」
 わざわざ獲物を探すまでもなく、進んで血を捧げる人間ほど都合のいいモノはいない。
 ドミニクは一連の事件について考える。もしこのような場所が増え続け、王国中を蝕んで、人知れず吸血鬼の支配に浸食されてしまったら――。
「それこそが連中の狙いなのかもしれないね。民衆が不幸になるほど、より多くの贄を搾取出来る。場合によっては、貴族と結託して企む事も不可能ではないからね」
 王国貴族の中にはガストーニ商会と親交があった者もいた。今回の件に関しても、裏で貴族が手を貸していたとするなら一大事である。
「悪政を敷いて民を苦しめる領主も、残念ながら少なからずいる。そちらの方は別件で当たってみようと思うから、キミ達は他の仕事を手伝ってくれないかな」
 祝福の村へは直接乗り込めないが、それでも可能な限り情報収集し、判明した点がいくつかある。
 それらを手掛かりとして、ドミニクは新たな任務を依頼する。

 一行に伝える内容は、村から不定期に連れ出される住民達がいるとの事だ。
 彼らは馬車に乗せられた後、近隣の街に移動させられる。そこから先の足取りだが、街の外れの屋敷に連れて行かれるのを目撃している。街で聞き込みした結果、その屋敷は現在、所有者不明であるらしい。
「元々はとある富豪が暮らしていたそうだけど、数年前に亡くなったという噂みたいだね」
 話では、屋敷の主であった富豪の男は、突然姿を見かけなくなったらしい。生死も分からず、召使いの少女に殺された、なんて与太話まで出回るほどだ。
「ひょっとすると、ガストーニ商会の方とも関わっているかもしれないね。何れにしても、調べる価値はあると思うよ」
 即ち、件の屋敷への潜入調査というのが、今度の依頼だ。
 とはいえ、屋敷が吸血鬼の拠点であれば、不用意に立ち入るのは危険が伴う。
 従って、冒険者達には村から連れて来れれた住民を装って、屋敷の中に侵入してもらうのだが――。
「一つだけ条件があってね。連れて行かれた人達は、全員10代くらいまでの少年少女らしいんだ」
 狙われているのは若者のみになるのだろうか。何れにしても、調べてみない事には分からない。
 しかしそうなると、屋敷に入れる対象が限られてしまう。条件に合わない者は、代わりに屋敷の周辺を探索したり、街で聞き込みをするなどしながら、情報収集を行うのが良いだろう。
「ついでにもう一つ。屋敷の中に連れて来られた人達がいたら、可能な限り救出してほしいんだ」
 おそらく彼らは自分の意思で来ているだろう。だから説得なども必要になるが、新たな犠牲者が出るのを黙って見過ごすわけにはいかないのだ。

●或る少女の記憶
 ――数年前。リーンエス王国の小さな街で起こった、凄惨な事件。
 裏の仕事に手を染めて、財を築いた、富豪の男。
 自ら抱いた欲望が、破滅を招き、己を死へと至らしめてしまうとは、彼は未だ知る由も無かった。

 その日はひどい雨だった。
 屋敷の前で、男は血溜まりに沈んで息絶えていた。
 横たわる男を見下すように、一人の少女が無表情で佇む。
 血染めのナイフを握り締め、衝動で火照った彼女の肌を、冷たい雨が濡らしていく。
 意識も朧げに、呆然と立ち尽くす少女に、不意に何者かが声を掛ける。
 当時の記憶は曖昧だが、虚ろな瞳にその光景は今も鮮明に焼き付いている。
 少女に救いの手を差し伸べる、黒いドレスを纏った妖艶な女性。傍らに髭面の男を従えながら、彼女は少女に囁いた。

『今日から貴女は、私の〝娘〟にしてあげる』

 ――時は移ろい、舞台は現在。
「……フィリアお嬢様。もうそろそろ、本日の〝ご友人〟が到着する頃です」
 屋敷の中で話し掛けるのは、執事服を着た初老の男性。
 お嬢様と呼ばれた白いフリルの衣装に身を包んだ少女は、男性の言葉に小さく頷き、分かったと一言、返事する。
 そして屋敷の地下に降りてゆき、目の前の部屋の扉を開けて、中へと入る。
 光の射さない真っ暗闇の室内で、フィリアは〝誰か〟と会話する。
「ねえ、イリヤ。またオトモダチが増えるみたい。賑やかになりそうね」
 淡々とした口調で語るフィリアに対し、イリヤと呼ばれた相手は言葉を発せず、無言のままだ。
「でも、ワタシの一番大事なオトモダチは、アナタだけ。今までどれだけ想っていたか、分かるでしょ?」
 フィリアはまるで独り言のように話を続ける。相手の返答は気にしていない。
 何故ならば、その人物は疾うの昔に死んでいる――ただの屍人形(アンデッド)なのだから。

 死体は誰も裏切らない。だから永遠に、ワタシとずっと、オトモダチ――。

解説

●目的  屋敷の調査並びに、住民達の救出。 ●舞台について  リーンエス王国南東部に位置する地方都市。  『祝福の村』近隣の小さな街の外れにある屋敷に、村の住民達が連れて行かれています。 ・屋敷に潜入調査を行う場合は、10代くらいまでの少年少女に限定されます。  もし実年齢がそれより上であっても、容姿が幼く見えれば特に問題ありません。 ・街では聞き込み調査や、屋敷周辺の探索活動が行えます。  酒場や路地裏辺りには、情報に精通した人物がいる可能性があります。  屋敷の裏手側には森があり、普段は誰も立ち入る事はありません。 ●NPCについて 『フィリア』  屋敷の現在の主と思われる少女。  その正体は吸血鬼で、日中は地下に篭って姿を見せず、行動するのは夜間になります。 『初老の執事』  フィリアに仕える男性で、屋敷内での対応係。  授恵者でクラスはキャスター。 『村の住民達』  祝福の村から連れて来られた住民達。屋敷にいるのは5~6人程で全員10代の若者です。  洗脳によって吸血鬼を盲信しており、会話は普通に行えますが、説得するのは余程の状況にならない限り困難です。  日中は屋敷でおもてなしを受け、夜は屋敷の外でフィリアと会う流れになります。

マスターより

お世話になっております。明乃です。 個人連作【虚夢】、前回に続いて第二作目をお届けさせて頂きます。 敵との戦闘が発生した場合、救出優先の為、撃破までする必要はありません。 当シナリオでは、ドミニクが同行NPCとして紐付けされています。 シナリオ内での要望などございましたら、プレイングにてお願い致します。

リプレイ

●不穏な噂
 ――小さな街の外れにある、ひと際異彩を放つ豪奢な屋敷。
 建物の所有者だった富豪の男は、既にこの世に存在しない。
 男の死後、新たな屋敷の主となったのは、素性不明の一人の少女。
 メドゥの指先が巡らす血腥い陰謀。若い少年少女をこの地に集め、果たして何を企てているのか。
 その目的を解き明かすべく、冒険者達は疑惑の屋敷へ足を踏み入れるのだった。

「もっと警戒されるかと思ったけど、意外と簡単に通してくれたね」
 『祝福の村』から連れて来られた若者を装い、潜入調査に赴いた冒険者達。
 相手に疑われることなく屋敷へ入れたことに、アドルフ・ジーノは若干拍子抜けしつつも安堵する。
「第一関門突破だな。だが……敢えて気付かないフリをしているだけかもしれん」
 フェイクカバーで少年の姿に擬態したナハティガル=ラーが、アドルフにそっと耳打ちする。
 ここに少年少女を集めているのは、おそらく彼らの血が狙いだろう。連中にとっては相手を餌程度としか思っておらず、いつでも殺す心算でいるわけだ。
「この事件にはメドゥの指先の幹部も関わっています……油断しないで行きましょう」
 裏で糸を引く吸血鬼。その存在を危険視しながら、トーラが屋敷の中を見回していると――初老の男性が一行の傍に近付いてきて、礼儀正しい姿勢で頭を下げる。
「本日はようこそいらっしゃいました。当屋敷に来られた皆様を、私どもは心より歓迎させて頂きます」
 男性は屋敷の主に仕える執事と名乗る。ニコリと微笑みながら快く一行を受け入れ、こちらへどうぞと促されるままに、冒険者達は屋敷の応接間に案内される。
 部屋に入ると、数名の男女が寛ぎながら過ごしている。どうやら先に祝福の村から連れ出された者達だろうか。
 彼らは特に不審な様子もなく、老執事が声を掛け、冒険者達を紹介すると、顔を綻ばせながら挨拶する。
「貴方達も、〝フィリア様〟に選ばれた同志なのですね。なんて幸運なのでしょう」
 一人の少女が、幸せを噛み締めるように手を組みながら、感慨に耽る。
 彼女らは、吸血鬼への〝贄〟として連れて来られたのだ。そしてその事実を知りながら、喜んで命を捧げようとする。
 血の呪縛から解放されて、楽園に至る――それこそが唯一の救いの道だと信じているから。
 否――そう洗脳されているだけなのだ。辛い現実から目を背け、幸せな夢を見続ける為に。
 冒険者達は、今の状態では説得するのは困難だと判断し、様子を窺いながら解決策を探っていこうとするのであった。

「俺の名は『ナハト』。ところでこの屋敷には、アンタら以外はいないのか?」
 ナハティガルが偽名を告げつつ、若者達に問い掛ける。
「うん、村から来た子だったら僕達だけだよ。先に来た子達は、今頃あの世(マトリクス界)で神様の祝福を受けているんじゃないかな」
 質問に答えた少年が、窓から見上げる空を眺めながら、呟いた。
 つまり、彼ら以外の人間は、既に吸血鬼の犠牲になっていた。更にこの後は、彼らも同様に殺されるだろう。
 生贄にされる人達が目の前にいる。それを分かっているなら尚の事、絶対に敵の目論見を阻止しなければならない。
 どうにか彼らの洗脳が解ければと、アドルフはその方法を試行錯誤する。
「あの、ちなみにご主人様……フィリア様はどこにいらっしゃるんですか?」
 先程の少女が発した名前が、屋敷の主に違いない。トーラはそれを確認しようと執事に訊ねる。
「フィリア様でしたら、今は休息中でございます。心配なさらずとも、陽が沈む頃には皆様とお逢いなさるでしょう」
 やはり主の正体は、吸血鬼。日中は屋敷のどこかに潜んでいるということか。
 もしかしたら、秘密の部屋があるかもしれない。夜まで出てこないなら、調査を急ぐ必要もありそうだが。
「日没まではまだ時間もありますからな。宜しければ、屋敷の中を散策して頂いても構いませんよ」
 部屋の中で待っているだけでは退屈だろうと、執事が冒険者達を気遣い、提案する。
 ただし、フィリア様を決して起こさないように、と忠告を添えて――。

 場面は変わり、こちらは街の中心地。
 屋敷に潜入した組とは別に、街で情報収集を行う冒険者の面々。
 今回の事件に関する情報を得るべく、一行は目星を付けて聞き込みを開始する。
「消えたとされる屋敷の主か。後ろ暗い噂なんかもありそうだな」
 屋敷を所有していた富豪の男と、ガストーニ商会との関係。裏の仕事で繋がっていたとしたら――その手の話を調査するなら、ソッチの世界で聞くのが早いと、ルイドは脇道から逸れた路地裏を闊歩する。
 日中であっても薄暗く、行き交う人は見当たらず。だがこういう場所こそ、お宝が眠っているという確信がある。
 やがて、ルイドの視線の先の奥。フードを目深に被った小柄な少年らしき人物が、こっちに向かって近寄ってくる。
「……ちょっくらごめんよ」
 道幅の狭い通りを擦れ違う二人。その瞬間、ルイドは少年の手をぐいっと掴んで、離さない。
「今、俺から盗もうとしただろう。事と次第によっては、容赦しないが?」
 スリを働こうとした手を捕まえたまま、ルイドは力を込めて握り締め、低い声音で凄みを利かせて少年を脅す。
「ひいぃっ……!? ご、ごめんなさい!!」
 ルイドの威圧感に慄く少年は、涙目になりながら平謝りして赦しを乞う。
「少し聞きたいことがあってな。街の外れの屋敷のことだが……知ってるか?」
 少年を逃がさないよう捕まえたまま、ルイドは矢継ぎ早に尋問する。
 知っていることを全て答えてくれるなら、この場は見逃してやると約束すると、少年は首を大きく振って頷いて、素直にルイドの言うことに従った。

 ――そうして少年から聞き出した話。
 富豪の男は裏で非合法な取引を行っていた。主に麻薬の密輸を請負っていたそうで、路地裏でも小悪党な連中がおこぼれに与り、売買されていたらしい。
 しかし数年前から富豪の姿を見なくなり、路地裏における麻薬の流通自体も、減ってしまう。
 男は誰かに殺されたのではないか。それくらい、多くの者から妬まれていた。故に相手の特定は難しく、召使いの少女が犯人だとする噂話まで広まった。

「……でもね、決して与太話ではないと思うの」
 まだ日の明るい、客が疎らな街の酒場で、女店主がそう語る。
 街中の情報が集まりやすい場所なら、酒場をおいて他にはない。
 リコリス・アデュラリアは客を装いながら店に入って、酒を注文しつつ、さり気なく事件の話について訊いてみた。
 女店主もその手のゴシップ話が好きなのか、含み笑いを浮かべながら、話を続ける。
 屋敷の主であった富豪の男は、子供の奴隷を買うのが趣味だった。
 表向きは召使いとして雇っていたが、どうせ欲望の捌け口にでもしていたのだろう。
 元から女癖が悪い男だったから、飼い犬に手を噛まれるどころか、命までも奪われた。
 その話が真実だとする証拠はないが、これは女の勘だと、女店主は力説する。
「ところで、屋敷の方は今はどうなっているのでしょう?」
 女店主の話を聞きながら、リコリスがふと訊ねる。
 主がいなくなった屋敷なら、普通であればもう誰も住んでいないはず。
「あの屋敷はね、付き合いのあった取引先の貿易会社が買い取ったらしいの。別荘にでもしているのかしら」
 女店主が言う貿易会社とは、十中八九、ガストーニ商会のことに違いない。
 点と点とが線で結ばれ、二つの接点が繋がった。やはり富豪の男は、クロである。

●秘密の森の隠し事
「お屋敷の裏手側にある森、ね。いかにも何かを隠してありそうじゃない?」
 旅の踊り子として街で調査をしていたザザ=ステルヴィナは、これまでに得た情報から、森に秘密があると睨んで探索に出向いた。
「富豪の男に捨てられた奴隷の子達、その亡霊が彷徨ってるなんて……調べる価値がありそうね」
 ザザが聞いた話とは、森には子供の亡霊が出没し、出会った者は取り憑かれて呪われてしまう、といった類のモノだ。
「話にあった召使いの少女……男が奴隷のガキを買い漁ってたなら、色々と繋がってきそうだな」
「亡霊が実際に出るか分からないけど、森から人を遠ざける為、無気味な噂をわざと流している可能性もありそうだね」
 ルイドとドミニク・ログナーもザザの補佐役として森の調査に同行し、敵の監視がないか目を光らせ、注意を払う。
 森と言えば思い当たるフシが一つある。前回の祝福の村での調査時、〝ヤツら〟は森で儀式を行っていた。
「祝福の村から連れ出した住民を贄としているのなら。この森の何処かに儀式用の祭壇があっても可笑しくないわよね」
 ここでも同様の儀式が為されていると推測しながら、ザザはその痕跡がないか慎重に探す。
 自分達以外の人間の足跡、それは他の誰かがこの場所に来た事の証である。
 例の噂話のせいもあり、気味悪がって普段は立ち入る者などいないと聞いた。わざわざ危険を冒してまで来るのは、余程の怖いもの知らずか、もしくは森の秘密を知っている者だけだ。
 三人は足跡を追って森の奥深くへと歩を進め、やがて開けた空間に辿り着く。
 そこは色とりどりの花が咲き乱れる、花畑。広場の中央には、目の紋様が描かれた円形の舞台。
「あの村と全く同じってわけか。連中はよっぽど儀式が好きみたいだな」
 刺激的(センセーショナル)な祭典(イベント)こそ、人の心を惹きつけやすい。洗脳された狂信者には、人生における最高の瞬間なのだろう。
 他人の不幸に付け込んで、騙す手口は詐欺師と何ら変わりない。とは言え、吸血鬼にまで縋ろうとするのは、世も末だ。
 などと考えながら、ルイドがぐるりと見渡せば、無造作に地面に突き刺さった、無数の木の十字架の群れが視界に入る。
「あれは、お墓かしら……?」
 地面の下には、贄にされた子供達の遺骸が埋まっているのだろうか。
 ザザは広場を囲むように乱立する十字架群を見遣りつつ、それらを確認しようと思ったが――。
 地面を掘り返しても、痕跡を残してしまえば、却って調査に来たことを知られてしまうだけになる。
 とにかく今は、この森で儀式が行われている証拠を得られただけでも十分だ。
 吸血鬼共は夜になったら、贄をこの場に連れてくる可能性が高い。であれば、その時こそが、若者達を救出できる絶好の機会と言えよう。
 ならば冒険者達がやるべきことは――森に隠れて待ち伏せし、不意打ち狙いで奇襲を仕掛け、若者達を引き離す。
「ドミニクはリコリスに連絡してくれ。潜入組には俺が伝達しておこう」
 作戦の方向性は決定した。その内容を仲間と共有すべく、ルイドが動く。
「了解したよ。では後ほど、改めてこの場所で合流しよう」
 ルイドの指示に頷いて、ドミニクは一旦森を離れて、街へと赴く。
 決行の時は日没後。作戦の本番に向けて、冒険者達は分担しながら準備を着々と進めていった。

「ねぇ、あなた達はフィリア様に会ったことがあるんです?」
 屋敷で時間を過ごす傍ら、トーラは若者達から少しでも手掛かりを得ようと、会話する。
「ええ、一度だけ。あの日は月が綺麗に映える夜でした。血の儀式に立ち会いましたが、とても神秘的で美しく、この御方なら私達を必ず救ってくれる……そう思えるほどの神々しさがありました」
 語る少女は、心酔した様子で目を輝かせ、すっかり虜になってしまっているようだ。
 これも麻薬の影響ならば、まともに説得するのはほぼ不可能。だったら多少強引にでも連れ出すしかない。
 吸血鬼が活動しない昼間なら、とも考えたが、他にも調査するべきことがまだ残っている。
 更に言うなら、この状態で救出しても、彼らは再び祝福の村に救いを求めて戻ってしまうだろう。
 ここは可能な限り情報収集に徹し、街で行動している仲間からの連絡を待った方が賢明だ。

 屋敷の元の所有者がガストーニ商会と繋がっていたなら、関連する資料も残っているはず――。
 アドルフは書棚に並んだ本を眺めつつ、商会絡みの帳簿などが書物の中に紛れていないか、探っていた。
 監視の目を掻い潜りながら、書棚以外に机の引き出しの中を覗くなど、手当たり次第に調べるアドルフ。
 暫くして、彼が漸く発見したのは、褪せた表紙の日記帳。
 富豪の男の筆跡か、そこには商会との関わりを示す内容が記されていた。
 そして、一番後ろの頁に綴られているのは、男の最期の日の記録であった。

 ――召使いの分際で、屋敷から逃げ出そうとする小娘がいる。
 腹立たしいが、ブルーノ殿を屋敷に招待する日の余興としては、悪くない。
 後は彼女がどんな絶望的な顔をするのか、想像するだけでも愉しみだ――。

(『祝福の村』を支配していた〝イドラ〟は若い女の姿をしていた。多分、屋敷の主を殺した少女とやらが、現在の屋敷の主だろう)
 現在の屋敷の主、その正体は何者なのか。ナハティガルは祝福の村との接点を見出しながら、思考を巡らす。
 吸血鬼であれば、昼間は室内に籠っているはず――そう、〝クロエ〟のように。
 屋敷の中を散策しながら、嗅覚を研ぎ澄まし、匂いを頼りに本命の居場所を見つけ出そうと試みる。
 執事以外にいるのは、使用人が数名。ふと甘やかな香りが、ナハティガルの鼻腔を擽る。これはおそらく妖艶香。
 麻薬との組み合わせを考えるなら、密輸の取引の舞台として、ゴールディの歓楽街の娼館が使われていたのか。
 使用人の目を盗みつつ、屋敷内を探るナハティガル。しかし今のところ目ぼしい収穫はなく、フィリアと呼ばれる主の姿も見当たらない。
 もしや隠し部屋でもあるのだろうか。だとしたら、人目に付かないところと言えば――。
 地下へと通じる場所がどこかにあると確信し、施錠されている扉に手を掛けようとした瞬間――背後に気配を感じたか、振り向くと、老執事が様子を窺うように立っていた。
「ナハト様、どうなされましたかな? 少々顔色が優れないようですが」
「いや……トイレはどこかと思ってな」
 迷ったように装って、咄嗟に誤魔化すナハティガル。そこは単なる物置ですよと、執事は説明しつつも、一刻も早くここから離れてほしいと急かす様子が垣間見える。

 ――あの扉の奥には、秘密がある。
 執事の態度だけでなく、扉へ近付いた時、ナハティガルが感じた匂い――それは、吐き気を催すほどの悍ましい死臭。
 屋敷の地下にいるのは、吸血鬼に殺された若者達の死体に違いない。しかも、かなりの数が犠牲になっているようだ。

 一旦、情報を整理しようと、トーラとアドルフ、ナハティガルの三人は客間に集い、報告し合う。
 すると、窓にコツンと、小石か何かが軽く当たったような音が聴こえた。
 アドルフが窓を開いて確認すると、遠くの方に人影が見える。
「あれはルイドさん……? 何かを伝えに来たのかな」
 不用意に接触すれば、相手にこちらの行動を知られてしまう。だから、窓越しから見えた三人に、距離を置きながらでも伝達したかったことがあるのだろう。
 ルイドがクイッと指を差し、手を振りながら元来た道を引き返す。彼が示した方向は、屋敷の裏手側にある森だ。
「森、か。成る程、あの村の時と同じというわけだな」
 その先で何が行われるのか、ナハティガルはすぐに察して、理解した。
 即ち、吸血鬼が動く夜の時間こそ、救出作戦の実行の時だ――。

●永遠の生命と、不変の絆
 ――どうして、約束を破ったの? 二人でここから逃げようって言ったのに。
 全部アナタが悪いのよ。あんな悪い男に告げ口なんてしちゃうから。
 だけど、結局アナタはワタシに殺され、今はワタシが、アナタの主。
 これからも、ずっとオトモダチでいようね。ワタシのとっても大切な、イリヤ――。

 白いロリータファッションに身を包んだ儚げな少女が、屍人形(アンデッド)の少女との一方的な会話を終えて、部屋を出る。
 夜になったら、新しいオトモダチがいっぱい増える。もっともっと、オトモダチを作らないと。
 屋敷の主たる少女――フィリアはその身を蝙蝠の姿に変化させ、建物の隙間から外へ抜け、森に向かって飛び立った。

「では皆様、お揃いですかな。準備が整いましたので、参りましょう。これより儀式のお時間です」
 太陽が西に傾き、沈んだ空は、蒼と緋色の鮮やかなグラデーションが描かれていた。
 執事の案内に誘われるがまま、潜入班の面々は先にいた若者達と一緒に、屋敷の裏手にある森を目指す。
 森の中では仲間が既に待機している。後は仕掛けるタイミングだけ――。

 木々が生い茂る暗い小径を、ランタンで照らして進んでいくと、開けた空間が目の前に広がる。
 広場の中心に座する円形の舞台は、祝福の村の時と全く同じ。後は今宵の〝主役〟の登場を待つばかり。
 夜空に浮かんだ月が地上を照らし、射し込む淡い光に導かれるように、一羽の蝙蝠が羽搏いてくる。
 虚空をくるりと旋回し、中央の儀式の祭壇に舞い降りたソレは、人の形を成して彼らの前に姿を見せた。
「ここは楽園に最も近い、死と生とを結ぶ場所。〝月夜の狂宴(ルナティックパーティー)〟へ、ようこそ――」
 口元から小さな牙を覗かせながら、淡々と語る赤い目の少女。多分、彼女がフィリアと呼ばれる吸血鬼だろう。
 今日は誰の血を戴こうかと、ご馳走を見定めるように贄たる若者達を一瞥する。

 相手はまだ〝伏兵〟の存在に気付いていない。仕掛けるならば今こそ、好機だ――。

 トーラが念じるように魔力を注ぐと、夜煌石の首飾りに光が灯る。
「――行くぞ」
 光を合図に、木々や草叢に身を隠していたルイド達が揃って飛び出し、吸血鬼の背後を取って包囲する。
「悪いけど思い通りにはさせないわよ。痛い目に遭いたくなければ、その子達から離れることね」
 いつでも戦闘に入れるように身構えながら、ザザがフィリアと老執事に観念するよう呼び掛ける。
「貴女が今回の首謀者ですね。マリアベルは健勝ですか?」
 想像するに、この吸血鬼の少女も、一連の事件の黒幕であるマリアベルの縁者だろう。
 リコリスはそのことを確認しようと、名前を出して相手の反応を確かめる。
「そう……お母様(ママ)を知ってるの。だとしたら、イドラの邪魔をした連中というのも、アナタ達ね」
 フィリアが名前を耳にした途端、気配が一変し、真上に手を翳して意識を集中させて、小声で呪文を囁やき始める。
 そして彼女の詠唱に呼応するように、地面が蠢き、眠っていた死体の群れが一体、また一体と起き上がってくる。
「死霊術師……殺した住民達をゾンビにしていたわけですか」
 ただ血を搾取するだけでなく、死体を手駒として利用する。リコリスは相手の能力を冷静に見極め、警戒する。
「この子らは、みんなワタシのオトモダチ。そして、アナタ達もこうなる運命。ヒトは所詮、餌に過ぎないのだから」
 血を捧げることで魂が救われる。そんな明白(あからさま)な嘘を信じて縋る若者達を、実に哀れで滑稽だと見下すフィリア。
 本性を曝け出した吸血鬼の少女に、若者達は信じられないと落胆し、迫るアンデッドの群れに恐怖する。
 真実は余りに無慈悲で、残酷で。絶望に打ち拉がれる子羊達に、冷酷な吸血鬼が牙を剥いて襲い掛かる。

「この子たちには指一本触れさせません。わたし達が守って、助けます」
 若者達を庇うようにトーラが割り込み、フィリアに敵意を示して向かい合う。
「死人の数は、数十体か……守りながら倒すには、少々骨が折れそうだな」
 変装を解いたナハティガルが敵戦力を瞬時に把握。多少の負傷は已む無しと、腹を括って立ち向かう。
「きみ達は騙されていたんだ。死にたくなければ、僕達の言うことを聞いてくれるね?」
 吸血鬼の贄になったら、醜悪な死人の仲間入りをするだけだと説くアドルフ。
 若者達は訳が分からず混乱するが、徐々に吸血鬼への疑念が芽生え、アドルフの説得に黙って耳を傾け、頷いた。
「……やはり〝鼠〟が紛れ込んでいましたか。罠に引っ掛かったのは、むしろ貴方達の方ですよ」
 老執事が殺意を露わに、杖を構えて冒険者達と対峙する。
 もはや話し合う余地など微塵もない。一行は覚悟を決めて、敵との戦闘に挑むのだった――。

 生者を仲間に引き摺り込もうと、死人の群れが押し寄せる。その眼前に突如光の壁が出現し、死人の移動を阻害する。
「足止めは引き受けましたから、早く彼らを連れて、脱出を」
 リコリスが救出の援護をするべく、術を発動させてアンデッドの行く手を遮る。
「自力で動ける奴はさっさと逃げろ。後ろのことは心配するな」
 戦う力のない一般人を巻き込まないよう、ルイドは自ら盾となり、剣に昏き靄を纏わせ、敵集団を薙ぎ払う。
 とにかくここは危険だと、若者達は気が動転しつつも助かる為に慌てて駆け出す。
 その一方で、怯えて竦み、行動できない者もいた。
「少し静かにして下さいね……。ドミニクさん、お願いします」
 トーラは彼らに術を掛け、睡眠状態にすると、ドミニクが眠った者を担いで森から運び出す。
 しかし敵も簡単には見逃さない。老執事が魔力で生成した光の槍を投擲し、逃走を妨害しようと攻撃してくる。
 相手の反撃に冒険者達も抵抗し、ザザが執事目掛けて光の鎖を投げ飛ばし、四肢に絡めて、捕縛する。
「ゴメンなさいね? でも……こんな場所にあの子達を置いていくことは出来ないの」
 数の上では形成不利でも、冒険者達は互いに連携し合って相手の攻撃を耐えながら、必死に突破口を見出そうとする。
「ここから先へは行かせないからね。命を奪った上にアンデッドにまでするなんて、絶対に許せない」
 アドルフが精神を高めて祈りを込めると、眩く輝く六角形の柱を周囲に展開。敵の進路を塞いで逃走までの時間を稼ぐ。

 迫り来る死人の群れの攻撃を凌ぎ、若者達が森から遠ざかっていくのを確認しながら、一行も離脱の準備に移行する。
「どうにかあの者達は離れたようだな。俺達も急いで後を追おう」
 あの距離であれば安全圏だと、ナハティガルが戦況を分析。これ以上この地に留まる必要はないと、右手を上げて仲間に撤退の合図を送る。
 直後に閃光塗弾が一斉に放たれ、缶が破裂し、目も眩むような強い光が敵集団の視界を奪う。
 その隙に冒険者達は脇目も振らず、全速力で森から抜け出し、敵の追撃を振り切った。
「よく戻ってきたね。おかげで彼らも全員救出できたよ」
 一足先に若者達を連れて脱出したドミニクが、一行を出迎えながら無事を伝え、優しく労をねぎらうのであった――。

マスターコメント

今回もお疲れ様でした。 皆様の活躍によって、屋敷に連れて来られた若者達は全員無事に救出することができました。 更には敵の企みをまた一つ阻止したことで、マリアベル側も徐々に追い詰められる形となっています。 このシリーズにおけるマリアベルとの決着も、何れそう遠くない未来に起こり得るかもしれません。 今回のMVPですが、森での儀式を読み当てて、被害を未然に防ぐ結果に至った貴方に贈らせて頂きます。 お見事でした! この度はご参加下さいまして、誠にありがとうございます。 次回もご縁がございましたら、引き続きよろしくお願い致します。
ミドルシナリオ

ミドルシナリオ普通 報酬:標準6 / 6〜8人

2023年04月12日 09時42分05秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. ドミニク・ログナー

    ヒーラーのドミニク・ログナーだよ。今回も集まってくれてありがとう。 こちらとしても出来る限りの協力はさせてもらうから、改めてよろしくお願いするね。

  2. ルイド

    ウォーリア、ルイド。良しなに。 >調査 潜入調査……は、俺は厳しいな。今んとこ街での情報収集をメインにする予定。 住民の説得に役立つ情報とかもありゃいいんだが。とりあえず、聞き込みに回るわ。 >戦闘 敵は撃破しなくてもいいみたいだが、どこまで狙うにしろ救出のこと考えるとある程度の引き付けはできるようにしておいた方がいいか。 カバリングやら持って壁役やろうかと思ってるが、他の動き方でもいいんで作戦に合わせるぜ。

  3. アドルフ・ジーノ

    ヒーラーのアドルフだよ。よろしくね。 僕は潜入捜査と行こうかな。 これだけの大きい家なら調べるところはたくさんあるだろうし。 以前、ここのお屋敷の方と取引したことがある商人さんに、間取りと資料とかがある場所を聞ければいいのだけれど… あと、夜に潜入することだし念のため閃光塗弾を持っていこうと思うよ。 一応光縛封で敵の動きを制限出来るとはいえ、手数が大いに越したことはないからね。

  4. ナハティガル=ラー

    遅参申し訳ない。 シーフのナハティガル=ラーだ。――引き続き宜しく頼む。 >調査 俺は【フェイクカバー】で10代の少年か少女に擬態して屋敷に潜入する予定。 調査の際は【宗波】による索敵及び、屋敷の構造・罠の有無の調査も行うつもりだ。 >スキル 特性:【フェイクカバー】【宗波】 アクション:【フェザーステップ】【疾風足】【強打4】【見切り3】 ――上記を予定している。

  5. ザザ=ステルヴィナ

    キャスターのザザ=ステルヴィナよ。どうぞヨロシクね。 >調査 そうねぇ~。変装スキルで十代に若作り(!)して、屋敷に潜入する事もできるし、 街での情報収集に回る事も可能よん。 >戦闘 移動阻害系や行動不能系のスキルを装備して行こうと思っているわ。 視界確保用に暗視も持って行く予定。

  6. ナハティガル=ラー

    依頼成立まで残り1名だな。 取り敢えず、俺の行動予定の一部を上げておく。 ▼事前 宗波の探波で屋敷とその周辺の地形・罠の有無等を調査 仲間と情報共有し、定期報告の場所や脱出ルートを複数選定 ▼擬態/潜入 フェイクカバーで15歳前後の唯人の少年に擬態 擬態時の名前は『ナハト』 住民が屋敷に連れて来られるタイミングを見計らい、隠蔽状態宣言+どさくさに紛れて屋敷に潜入 ▼脱出 屋敷外に出る時を狙い、村の住人を連れての脱出を画策 決行タイミングは戦術眼で判断 事前調査で選定した脱出ルートを使用 閃光塗弾で敵の目を晦まし、村の住民達を仲間と共に両脇に担いで逃走する 脱出中は回避集中宣言 ――現時点では上記の行動を予定している。 何か提案等があれば気軽に言ってくれ。

  7. ルイド

    行動予定の共有ありがたい。 事前調査も助かる、定期報告ができるならこっちも足並み揃えやすくなるわ。 バレねぇよう、報告時は隠蔽で自分の痕跡は隠しておくな。 >住民 説得するのは余程の状況にならない限り困難、ってあるのがちょい気になってて。 例えば戦闘の光景を目の当たりにするとか、屍人形であるイリヤとやらを見るとか、そこまで待たねぇと説得できない人もいんのかなと。 そうすっと、脱出タイミングもフィリアと接触するまで待ってからの方が、大変ではあるが救出人数は増やせる……かもしれねぇ。 もちろんそれより前に概ね説得できてるなら、外に出てすぐ機を見て脱出で問題ねぇと思う。良けりゃ、定期報告の際にそこも話し合うような感じで書いておこうかと。 >調査 街での聞き込みもあるんで配分は考え中だが、森も軽く調べられたらと思ってる。 夜にフィリアと会うことになるのってたぶんこの森……なのかね? だとするなら今までの犠牲者の痕跡なり残ったりしてねぇかな。何かありゃ説得材料のひとつになるかもしれねぇ。

  8. トーラ

    シーフのトーラです。 あと一人必要そうなので参加させて頂きました。よろしくお願いします! とりあえず、わたしは変装して屋敷に潜入しますね。 他の行動はもう少し読み込んでから決めようと思います。

  9. アドルフ・ジーノ

    (途中送信。お目汚し失礼) 行動予定の共有ありがとう。 僕はナハティガルお兄さんが調査してくれた屋敷とその周辺の地形を元に、資料が保管されている場所を目指してみるよ。 ガストーニ商会が関わってかもしれないって話だから、帳簿とか見つけられればなって。 ただ灯りをつけるとバレそうだから暗視を持っていくつもりだよ。 >説得 洗脳されてるって話だから、説得はサブプラン程度でいいんじゃないかなとも思うけどどうかしら…? ちょっと可哀想に感じるけど、ガストーニ商会とか吸血鬼とかの原因を断たないとまた連れ去られたりしちゃうと思うから、物的証拠とかを集めるのに専念したいなって。

  10. トーラ

    住民の説得が難しいなら、ヒュプノシスを持っていって眠ってもらった上で担ぎ出すのはどうでしょう? 賛同頂けるならヒュプノシスと看破を持っていこうかと思います。

  11. ナハティガル=ラー

    無事成立したな。 依頼参加に感謝する、トーラ。 改めて宜しく頼む……! >説得 説得を成功させるのは至難だと思う為、住民の意思に関わらず身柄を確保して脱出する方向で考えている。 この場に置いておくと〝贄〟にされてしまうだろうしな。 >ヒュプノシス そうだな。持って行って貰えると非常に助かる。

  12. ルイド

    >救出 説得なども必要……ってとこで説得がメイン手段かと思ったが、そうか、特にこだわる必要もねぇのか。了解だ、合わせて動くぜ。 ヒュプノシスは確か戦闘に巻き込まれちまうと使えない場合もあったよな? ならその場に敵がいる時は極力こっちで気も引けるように立ち回ってみるな。 念のためのカバリングも変わらず持ち込んでおくんで、戦闘発生した時は殿を務める予定。脱出できたの確認したら俺も退くわ。

  13. ザザ=ステルヴィナ

    >行動 それじゃ、私は街での情報収集の方に回るわね。 屋敷の裏手側の森も探索する予定よ。 ……儀式用の祭壇があるかもしれないし、ね。

  14. トーラ

    はい。ではヒュプノシスを用意していきますね。 フォロー助かります! 5ー6人ということなので、ドミニクさんへも担ぎ出しての移動に協力して貰えるよう、行動に書いておきますね。

  15. トーラ

    あ、すみません。 どなたか執事への対応というか気を引いて貰えないでしょうか? ヒュプノシスを使うにしろ担ぎ出すにしろ障害になると思うので……。

  16. ザザ=ステルヴィナ

    >脱出 脱出時に戦闘が発生したら、フィリアと初老の執事にアーケインで移動阻害を試みる予定よん。 スペルバインドでの束縛も試してみるわね。

  17. アドルフ・ジーノ

    >執事への対応 僕も光封縛を用意するよ。 これだけあれば、敵の動きを完全に封じれるんじゃなかしら?

  18. リコリス・アデュラリア

    ……いつの間にか揃っていましたか。 挨拶が遅れ、失礼しました。 改めて、キャスターのリコリス・アデュラリアです。 よろしくお願いします。 全体の方針に関しては了承しました。 私個人は街での情報収集を主にする事になるでしょうか。 潜入班の脱出時は援護出来るよう動くつもりです。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0