【怨都】Another Emergency【災怪】

弓月 蒼

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シナリオID:2567

オープニング

●事の発端
 『帝国』南部。とりわけ『帝国』南部鎮守都市『ヴィント』の西側の地域では現在、行方不明者の報告が相次いでいる。
 事態を重く見た冒険者ギルドは、これら行方不明者の捜索と並行し原因究明の為の情報収集を実施しているが。

 問題はその最中、各所で"白いローブを頭から被った女"の姿が度々目撃されたことに端を発する。
 かつて、ケンタウロスの聖地において同様の服装の人物を見たことがある帝国軍人たちの証言によると。

 その装いは現在領内で手配されている『メドゥの左腕』の物と酷似している――――と、言うのである。

「ま、これを聞いたメアリー姫が"この時期に姿を現したとすれば何らかの理由があるのではないか"
 ……などと仰られたそうでな。結果的に、此方へお鉢が回って来たって訳さ」

 ――――『王国』最北端。北方辺境伯領、城塞都市『ノストガルデン』。その冒険者ギルドにて。
 中年の職員より告げられた内容は、要約すればそんな胡散臭い土地における”大量行方不明の原因調査”依頼だった。

 『王国』を出て北へ暫し。旧帝国領国境『ヴァイセントラフ砦』を超えると鎮守都市『ヴィント』を中心とした南部復興地区へ着く。
 この近郊には現在も開墾が進む難民村が幾つも点在し。そのいずれにも"白いローブの女"は出没してたらしい。

「とは言え、先にも説明した通りこの辺りの治安は今ロクなもんじゃあねえ」

 冒険者らの尽力(豊穣の雫)により瀬戸際で喰い止めているとは言え。旧帝国領内で蔓延する不作の影響は根深い。
 喰うに困る者が出ればまともな市民生活すら脅かされるのが中原と言う土地だ。おまけに間もなく冬がやって来る。

 将来性を見据えれば、"行方不明者"等と言いつつも体の良い口減らしではないか。等と口さがない者からは毀れる程。
 十分に戦う力を持つ者でなければ、そんな土地に組織的支援も無く調査に行ってくれ等とは口が裂けても言えまい。

「現地じゃ吸血鬼が出没する。なんて噂もある。極力気を付けてくれよ」

 たとえ同じ不作に見舞われようとも。国内の余剰在庫を買い込む事で飢えを凌げる『王国』とは。
 根本的な部分での危機感がまるで異なるのだ。彼らにとって、治安の乱れは生命の危機そのもの――――なのである。

●待ち人来たらず
 ――――そんな旧『帝国』領南部の平野部。真昼の陽射しの下、"白いローブを頭から被った女"が大きく息を吐いた。
 吐き出した吐息は一瞬淡い白に染まり。この時点で、同人物が"吸血鬼"でない事は凡そ間違いない……と、言える訳だが。

「こんな季節にこんな僻地に呼び出すなんて、あの方淑女への気遣いとかありませんの……?」

 赤から桜色へと変化する髪に特徴的な金銀妖眼(オッドアイ)。この時点で、彼女が『メドゥの左腕』でないことは瞭然。
 とは言え"手配されている事"だけは一致する。即ち、『王国』における最悪の大量虐殺犯の一人としてではあるが。

 ともあれ彼女とて組織に属する身。自らより格上の幹部から話が有ると言われ、忙しくも無いなら応じない訳にも行かない。
 こう見えて、メドゥの"指"の中では未だ会話が通じる部類なのである。

「おまけに……! 誰も……! 居ませんし……!」

 つい先日まで残暑の『王国』南端に遊興に出掛けていた身としては。冬を控えた帝国領は人が生きていてはならない土地だった。
 元々温暖な『王国』生まれ『王国』育ちである。寒さは苦手だ。寿命と言う頸木は抜けていても体感温度は常人である。

 まさか『メドゥの指先』の幹部『赤の薬指』ともあろう者が冬将軍で凍えて死んだ、では流石に笑い話にもならない。
 そもそもが"待たす"ならともかく"待たされる"のは大嫌いなのだ。

「全くこれだから『帝国』は、無神経、無遠慮、無配慮極まりないですの! ああもう、だから寒いったら……!」

 其処らに生えていた枯れた木々の残滓を赤い澱(エーテル)へと分解し周囲に散らしながら。
 最寄りの村へ進路を見定め歩き出す。何処かで暖の一つでも取らなければやってられなかったからである。

 尚――――この段階で赤い少女。『呪殺公主』マリエン・D・カーネェジは気にすら留めていない話ではあるものの。
 彼女の待ち合わせ相手は"吸血鬼"の筈であり――――余程特殊な、或いは極端に歪んだ血統の持ち主でも無い限り。

 大抵の吸血鬼(ヴァンパイア)は陽光の下をホイホイ歩いたり、しない。『貴族喰(ヤコブ)』が例外なのである。

●今其処にある危機
 その夜。待ち合わせ場所に一向に現れない自組織の幹部(赤の薬指)を、それはもう一頻り罵った3人の吸血鬼達はと言えば。
 例え目的を果たせずとも、せめて主の為に無駄足を踏んだだけでは終わるまいと、近隣の村に潜伏を始めた。

 この時期、『王国』へと逃げた旧『帝国』難民はその多くがヴィントへ帰還を果たしていたが。
 未だに旅費の工面の問題などでぱらぱらと、散発的に旧帝国領へ踏み込んでくる旅人と言うのも、やはり居ないでもない。

 彼らもそれらに交じり難民村の一角を借り受ける事に成功した。数日の内にはこの村でも行方不明者が出る事になるだろう。
 極力噂になり難く。身体能力に優れ。そして何より単独行動の多い個人。それを見定めるのにそれ程時間は必要ない。
 
 そしてこの場合最大の問題点として。吸血鬼達が潜伏した村は『赤の薬指』が引き籠った村の隣だったのである。

「――――にしても、確かに呼び出したと聞いていたが。まさか影も形も無いとはなぁ」

「主に限って勘違いなど有り得ません。『赤の薬指』等と言っても結局臆病風にでも吹かれたのでしょう」

「有り得ん話だ……彼奴めは組織内の序列と言う物を何だと心得ているのか」

 彼らは互いの居場所に気付かぬまま、待ち合わせ場所には来ない。連絡も付かない相手を散々に虚仮にした上。
 現在も未だ――――とりあえずもう少し位は。と言う酷く曖昧糢糊とした理由で帝国南部に滞在を続けている。

 さて。然るに現状彼ら、彼女らは知らぬ話ながら。実の所現在帝国南部は複数名のメドゥの指先幹部が闊歩する火薬庫と化している。
 此度も凡その御多聞に漏れる事無く。彼らはまるで連携と言う物を知らず当人ら同士割と好き勝手に活動している訳だが。

 さしもの冒険者ギルドもまさかそんな事になっている事など露知らず。依頼を受けた憐れな冒険者達が。そんな内の一つへ。
 "行方不明者多発の原因調査"――――なる目的の下訪れたのは、まさにそんな選りに選った折の事であった。

解説

 帝国南部にて発生した行方不明者多発事件を調査せよ。 ●成功条件  帝国南部で発生している、「行方不明者多発事件」の原因証拠確保。 ●失敗条件  成功条件の未達成 or 冒険者の全滅 ●帝国南部都市『ヴィント』近郊  『ヴィント』近郊に複数点在する難民村の内隣り合う2つ。東村と西村。徒歩15分程度の距離。  『豊穣の雫』効果でとりあえず飢え死には免れているが、将来不安からじわじわ人心は荒んでいる。  村の規模は吸血鬼達が潜んだ西村の方がやや大きく、旅人に対する応対も緩やか。  『赤の薬指』が潜んだ東村は余所者に対し当たりが厳しく、特に”帝国人"以外に対して差別的。  いずれも村人が増えた時の為の空き家が幾つか存在し、滞在しているのはその1つ。  一切接点を持たずに3日が経過すると痺れを切らして村を去って行く。  この際、『赤の薬指』は自分に対して礼を欠いた振る舞いをした東村を更地にし、  吸血鬼達は西村の住人の中で”各自が設定した条件に合致した”3名を行方不明者として連れ去る予定。 ●『赤の薬指』  マリエン・D・カーネェジ。王国では『呪殺公主』と呼ばれるメドゥの指先の幹部。  戦闘能力特化型の魔法使い。『紅華(アルストロメリア)』と名付けられた未知系統の魔法を用い、  過去依頼の結果から「移動阻害、澱の吸収、障壁の展開」の効果を持つ澱嵐型O召喚魔法と推定される。  尚、待ち合わせをすっぽかされた事を根に持っている為、  依頼当初の状態では同時交戦したとしても吸血鬼達と連携する気は無い。 ●吸血鬼達(3名)  マリエンの迎えに差し向けられた吸血鬼達。全員クラスこそ異なる物の1対1なら冒険者達より格上。  各人が好みで村人を1名につき1人攫う予定で算段を付けている。相互連絡用に汎用スキル有。  最悪の場合に備え全員が物理攻撃系のクラスに属するが、実際のところは捨て駒。  尚、待ち合わせをすっぽかされた事を根に持っている為、  依頼当初の状態では同時交戦したとしても『赤の薬指』と連携する気は無い。 ●注意事項 ・冒険者達が最初に訪れるのはあくまで『東村』か『西村』のいずれか1つです。 (双方調査しようとすれば、順繰りに巡るかいずれか到着後に手分けする必要があります) ・いずれの村を訪れるかは多数決で決定し、同数の場合『西村』が選択されます。 ・成功条件は「証拠の確保」であり必ずしも戦闘を経由する必要はありません。

マスターより

 80度目まして。シリアス&ダークに愛され過ぎて病む。胡散臭い帝国南部へようこそ弓月蒼です。  新番組、『メドゥの指先』は報連相が出来ない。このあとすぐ!  尚、当シナリオは【怨都】連動の一部でありどなた様でも遠慮なくご参加頂けます。  ただし【災怪】連作の外伝でもある為、同シナリオ連作の過程~結末に影響を及ぼす可能性を内包します。  また、結果的に得た評価。積み重ねた物。人物の立場や心情。国家の未来や展望などは、  取り返しがつく物では無い上、最終的な王国や要人の興隆、生死に影響を与える可能性が有ります。

リプレイ

●一日目

(誘拐など幹部の仕事とは思えませんが……それにしても冷え込みますね)

 帝国南部都市『ヴィント』近郊。文字通り、旧帝国領南方に位置するこの地方は。
 それでもまだ領内では、"人が生きられる"地方だ。本格的な冬までも未だ暫しの時がある。

 『王国』育ちのイヴェール・イリュジオンにとっては"真冬の様な寒さ。
 一方『帝国』育ちの『血染めの戦旗』アウレーリア・フォン・ネーベルベルクからすると。

(涙と共に奪われ、文字通り血と汗を流して取り戻した祖国の地。でも……未だ全てじゃない)

 記憶の中の冬の『帝国』に比べれば未だ大分"マシ"とは思えるものの。
 郷愁を憶えるには中途半端に過ぎる。帝都には、今もあの厄介な幽界樹が聳え立っているのだろう。
 
 こんなところで立ち止まっている訳にはいかない。"吸血鬼"も"指先(ヤコブ某)"も今更だ。
 そんな程度で恐れ、心折れるようなら此処には居ない。そして、何一つも終わってはいないのだ。

「先ず行方不明者の調査に来た冒険者、と言う名目で聞き込みをする。此処までは良いわよね?」

「異論はねえ。さ~て、帝国南部で何が起きてやがるのか突き止めてや――――ん……ん゛!?」

 西の村の門前で確認を取った『ソードダンサー』エミリア・シバに。
 頷く『ブレイブファング傭兵団団長』ハヤト=ガラン=ヴォルファングが眉を寄せたのはそんな折。

 自慢の鋭敏な嗅覚が探知したのは、薄く引き延ばされ方向こそ定かではない物の。
 確かに――――嗅ぎ覚えのある。否、これだけ何度も遭遇したなら誤りようもない"百合の香水"の芳香。

 勿論『豊穣の雫』により食糧事情が劇的改善を見せても、旧帝国南部に野花が咲き乱れたりはしていない。

(おいおい、マジかよ……)

 ハヤトが視線を村の外へ向けるとほぼ同時。周囲を見回し『ハイスピード・コントローラー』バンビが眉を寄せる。
 周囲に野花は無いにせよ、流石に僅かな雑草は生えている。土地の澱(エーテル)の枯渇により作物は育ち難くとも。

 完全に植物が死滅するよりは幾らか手前。帝国領内の他の土地でも似たようなものだろう。けれど村までの道中雑草を見た記憶がない。
 
 では何故、枯れた雑草すらも見かけなかったのか。

「この状況……匂いますわね」

「嘘だろ、どー考えてもヤベぇヤマじゃねーか……!」

 少なくとも、あの赤い淑女が絡んでまともな事件だった例が無い。犬歯を剥き出しに無理矢理笑ったハヤトへ。
 その意味する所を察したアウレーリアと、『夜に咲く白月』レティシア・レインフィール。

 『公主様の付添い』エルゼリオ・レイノーラと言った彼女と縁深い面々が周囲に視線を巡らせた。

「吸血鬼とメドゥの指先が別個に居る? ……全く、我が祖国が求めぬ来客に大人気だこと」

 赤頭巾の没落令嬢が溢した溜息が、冷えた外気に触れて白に染まる。 

■

「……もしもあの公主様なら、"行方不明"なんて迂遠な事をするとは思えませんね」

「吸血鬼出没の噂があるみたいだし、行方不明者を攫っているのは連中の気がする……かな」

 村の規模は全村民で100名以下。この規模であの『呪殺公主(あかいせかい)』が本気なら村民は全滅している筈だ。
 エルゼリオが頷くも、とは言えハヤトが"近場に居る"と断言しバンビが首肯する以上、居るには居るのだろう。

「厄介事が増えたことに変わりは無く。どうも村の中には居なさそうですが……
 では人が集まりやすい場所は基本的に避け、極力耳と足で稼ぐのが最優先となりそうですね」

 そんなゼラルム・エルホワイトの呟きを拾い、ここぞとばかりにエルゼリオが手を挙げた。

「とりあえずボク、誘拐犯を捕える為に囮やろうか?」

「レイノーラさん……以前この辺りでどんな目に遭ったか忘れたんですか?」

「こ、今回はちゃんと、男の格好でするから……!!」

 長く冒険者をしていると色々とある。を地で行くエルゼリオとイヴェールのやり取りに。
 果たして何が有ったのか露知らぬレティシアが瞬くも。流石に時期尚早とエミリアが首を傾げる。

「せめて滞在先が確定してからにしたいわね。囮はー……おねえさんも頑張ってみようかしら?」

「なら私は滞在場所の確保と、此処での情報収集を進めます」

「聞き込みですね。私も其方に回りましょう」「オレもそちら向きですわね。亜人(ゴブリン)は目立ちますもの」

「私は治療師として傷病者の方の方に回ろうかと……」

 エミリアを筆頭に、アウレーリア、イヴェール、バンビ、そしてレティシアの5名が表。

「なら、私と彼は極力姿を晦ました方が良さそうですね」

 ゼラルムと、"別行動"を希望したエルゼリオ、ハヤトは裏。
 情報収集はこの両面から進められる事となり――――共有の際はアウレーリアが臨時の食糧で借りた一軒家。

 流石に8人が集まるとなるとやや手狭な家へ集まると言う事で、この場ではそれぞれ解散となる。
 そうして――――……その夜。

「妙な事になって来たぞ。夜出歩いているのは唯人(ヒューマン)3人に、亜人(ゴブリン)が1人か」

「調査の冒険者、ね。昨今の冒険者は警戒心が強いわ。避けた方が良いんじゃない?」

「余所者を狙えばあと腐れが無い、とも言えようが……罠、の可能性も高い」

 西の村は他の難民村よりやや大きいが、それでも街と呼べる規模ではない。
 村民の殆どは顔見知りで、冒険者達が方々で情報収集をした以上その存在は他の難民より強く浮き上がる。

 冒険者達が"最近やって来た三人組"の情報を掴むのと時間を置いて幾許か。
 村へ入ったその夜には、吸血鬼達もまた冒険者達の入村に気付いていた。

 そして――――彼らとて。其処で何の警戒心も抱かないほど愚かではないのである。

●二日目

 翌日、冒険者の一部は東の村へと旅立ち――――結論から言えば、その遭遇は至極簡単に成った。
 何せ相手は寒波程近い旧帝国領で、見るから仕立ての良い服を着た供さえ連れぬ王国貴族令嬢である。

 難民村の村民からすればこれ程鼻に付く人間も居ない。異物への敵意と反感が風説と結びつくのは必然。
 西の村でも噂になっていた"白いフードの女"はあれで、あれこそ誘拐事件の犯人に違いないと。

 アウレーリアが尋ねた村唯一の酒場では、概ねそんな論がこの一週間程での主流となっていた。

「全く、小間使いなんて飽きずに良くやりますわねえ」

 故に、その赤い髪の娘。マリエンの滞在する小さな家屋へ辿り着く事は酷く容易で。
 彼女が如何に不機嫌であるかは対面の時点で語るに及ばない。澱(エーテル)がぴりぴり張り詰めている。

 此方へ来たのは4人。中でもじっと視線を向けられたレティシアが一歩進み出る。

「公主様に置きましては、御心痛如何ばかりかと存じます。此度は何故此方へ?」

「貴女、あの黒い騎士はどうしましたの?」

 応じる気が無い、と言うより別に重要ではないとばかりに告げられた問に。
 一瞬銀月の娘の瞳が泳ぎ、継ぐ言葉に迷うも――――

「え、いえ、私も別に……何時も、一緒と言う訳では……」

「失くしますわよ」

「……――――え」

 何を言われたのか。瞬間、レティシアは良く分からなかった。けれどそれを改めて反芻し。
 確かめてみて漸く、自分の指先が震えている事に気付く。淡々と、冷え切った言葉にはただ真実味しか無い。

「大切な物は往々にして、見えない間に欠けたり壊れたりするものですの」

 まるで見て来たように。知っている事の様に。語る言葉には厭世観が強く強く蟠り、声が出ない。
 逸れた視線には疲弊のような、諦観のような、或いは――――それは失意のような。

 言うべきは言ったとばかりに大きく嘆息。そうして、視線は次いでエルゼリオへ向く。

「病など拾わなかった様で何よりですわ」

「いや、別に海に突き落とされた事とか根に持ってないし。今回は公主さんは関係無さそうだし……」

「ふふ、どうかしら。案外私が“悪巧み”の黒幕かもしれませんわよ?」

 冗談めかした言葉に何処まで信を置いて良いのか。それは勿論、情報提供に関してもだが。

「……最近、行方不明事件が多発してるんだ。何か知ってるなら教えて欲しい」

 真っ向切っての問に。気分屋と自称のみならず他称までされる娘が考える様に首を傾げる。
 その様に悪意は見られないが、一つ逆鱗に触れれば周囲諸共だ。呼吸すら忘れる数秒が空き。

「例えば……噂の吸血鬼など」

「つーか、西の村(あっち)の吸血鬼共はお前の手下か?」

 レティシアとハヤトの言葉に、考える素振りをしていたマリエンの金銀妖眼(オッドアイ)が2度瞬いた。
 どうも彼女、互いがすれ違っていた事に気付いていなかったらしい……と面々が悟るには十分なその仕草に。

 呆れ混じりの眼差しで、けれどアウレーリアが思わずお節介を焼く。

「何故旧帝国領(こちら)に居るかは知りませんけど、何かお探し? 多分こっちじゃないのではないかしら」

 座った瞳に薄く伸ばしたような笑みを描き。漸く状況を把握した赤い娘は大きく嘆息すると肩を竦める。

「ええ。どうもそのようですわねえ」

■

(お酒を奢れば大抵の人は口が軽くなる、とは聞きましたが……)

 帝国人は極寒の冬場に自らの身を温める用途もある事から、比較的酒飲みが多い。
 そして庶民と言うのは例え国境を跨いだと言っても、それ程劇的な違いはないものだ。

「おうどうした姉ちゃん、酒杯が止まってるじゃねえか! 親父、次の持って来いよ、次の!」

 がははは、と笑う中年と壮年の間位の男が酒臭い息を吐き。イヴェールは思わず眉間を抑えた。
 村内で個々人が持っている情報に大きなぶれはない。やはり明らかに怪しいのは最近余所から来た三人組。

 だが初日は夜間に囮捜査をしても引っ掛かっては来なかった。
 何か条件が足りないか、或いは……囮役が多過ぎて変に警戒させたか。いずれにせよ――――

 ――――思考を裂くように――――響いたのはあまりにも大きな高い笛の音。
 慌ててイヴェールが立ち上がると、村唯一の酒場の前を駆けるゼラルムの姿が過ぎった。

「何だあ? 何が――――」

「すみません私は此処で失礼します。決して、店外に出ないで下さい!!」

 強く言い含めて駆け出す。時は――――それより、暫し前。

「……見つけた」

「え、どれですの?」

「多分あの麻の外套を羽織った男女、両方とも体温が低過ぎるわね」

 エミリアが吸血鬼を特定したのは正に日が落ちて直ぐの事。東の村へ行った冒険者の面々は既に戻っているが。
 2日続けて調査に力を割いていた面々の方が、流石に村人には精通している。

 特に、体温差に注意して温感眼(サーマルアイ)を利用していた彼女の特定は早かった。
 大っぴらに調査する風を装うバンビの存在もあり、狭い村では避け得ない中央を闊歩した事も効果的だったろう。

 ただそれは同時に、透視など無くとも視認出来る範囲に近付いた事も意味しており。
 念には念を、と放った宗波に男の側2人がはっと気付いた体で周囲を見回す。

 冒険者達の知る由もない話ではあるが、彼ら3人は揃って重複しない物理攻撃職(シューター、ウォーリア、シーフ)であり。
 盗賊(シーフ)と射手(シューター)には逆探知(感波効果)を伴う技巧(スキル)が在る。隠密活動する側がこれを用いない可能性は酷く低い。

「不味いな、やはり罠だった様だ」「様だ、じゃないわよね!?」

 吸血鬼の男が隠し持った小弓を麻の外套から取り出すのと、"気付かれた"と察したエミリアが笛を取り出すのは同時。
 そうしてエミリアの行動を映すかのように吸血鬼の女もまた、揃って笛を取り出し唇に当てる。

 しかし、前者と後者は同一ではない。吸血鬼の女が吹いた笛は文字通り"爆音(サウンドボマー)"で以て周囲に響く。

 ――――そうして、イヴェールとゼラルムとが到着した頃には既に。

「何ですか、今のあまりにも派手な音は……!」

「おや、2人ですか。1人足りない様ですが……」

「言ってる場合ですの!? 今の音明らかに隣町まで響いてましたわよ!?」

「ああ……それは、少しばかり想定外でしたね」

 村人達は、目に見えて明らかな厄介事を嫌って速やかに家に引き篭もった後だった。

●決着、そして……

 咄嗟に耳を抑えた物の未だに音がぐわんぐわんして聞こえるバンビからすれば悠長に過ぎる。
 何せ望まずして2対2となった2人は、明らかに吸血鬼達を取り逃がしつつある。

「1人だけ残って残り2人を逃がす気? 愁傷なこと」

「勘違いして貰っては困るわねおばさん、下等な人間如き私一人で十分よ」

「下等、ね。……まあ、おねえさんにも他人が馬鹿に見える(そういう)時期は有ったかしらね」

 即時放たれた濃煙炸弾に突っ込んだエミリアは、応戦して来た女吸血鬼に確かに一撃入れたが。
 盗賊の常として一撃離脱(フェザーステップ)を意識した所、射手(シューター)に一気に距離を取られた。

 魔法使い(キャスター)と射手(シューター)では撃ち合うにも射程の差が諸に響く。
 おまけに、敵にはまだ1人増援が居る筈なのだ。適うなら此処で押し切ってしまいたい。

「確実に倒せる相手でもなし、先ずは敵の手を減らしましょう」

「言われなくても――――」

 ゼラルムが放った極大の閃光波(スタンブラスト)が夜闇を灼く。流石に抵抗された手応えが残るも。
 元々決して魔法防御には長けない戦士(ウォーリア)にはそれでも相応の被害を叩き出す。

 その上に重ねるように、バンビの体躯に澱(エーテル)が周囲から一気に収束する。
 実質1度きりの加速装置(高速多段補助)付き超魔法。畳み掛けるなら今を置いて他にはない。

「さぁ、ぶちかましてやりますわ!!」

 それは、魔矢と呼ぶにはあまりに分厚く凶悪過ぎた。
 或いは魔砲と呼ぶべき激烈な発光を伴った魔力塊が――――吸血鬼の女へと突き刺さり、爆ぜる。

「チ、魔法使いね、小賢しい……」

 恐らく被弾覚悟で防御に徹したのだろう。炭化した片腕が痛々しいが、相手は不死者(アンデッド)だ。
 この程度の傷ならいずれ治る。けれど、そうして築かれた一瞬の空白は必要十分な隙を生み。

「――――余所見をするとは、流石に余裕がありますね」

 身を低く。地面に付く程低く構えながら突撃(チャージング)による急加速。
 敵の攻撃射程に踏み込む事も厭わず振るった最速の一閃が、確かな手応えで以て吸血鬼の女の足を薙いだ。

■

 同胞から高い悲鳴が上がるのを聞いて、射手(シューター)の吸血鬼は直ぐに踵を返す事を選んだ。
 あれはもう駄目だ。4対1。回避と防御それぞれ対応した前衛各1人に魔法使いが2人。これは相性が悪過ぎる。

 せめて自分の安全だけは確保しようと退いた側方。突然に太陽を想わせる強烈な澱(エーテル)が輝いた。
 思わず視線を向けた彼は知らずとも、その黄金色の波動こそはレティシアが奏でた補助魔法の極致(ウェイブ・オブ・インフィニティロア)。

 そんな金色の光を帯びて、横道から高速で踏み込んで来たのは赤い肌の亜人(ゴブリン)である。
 視野の狭さはペットを用いぬ射手の明確な不利要因(デメリット)だ。気付くまでの僅かな誤差が逃走の是非を分けた。

「しまっ――――」

「見つ――――けたァ!!」

 疾風よりも尚早く駆け抜けたハヤトの拳爪蹴牙が吸血鬼の射手へ一撃入れると、続け様に忍び刀で切り刻む。
 不死者(アンデッド)特有のしぶとさからか、それで一気に押し切られたりはしないものの。

 傷を抑え目の当たりにしたのは祭刀を構えた桃色髪の青年の姿。
 その背の後ろには魔矢を構える治療師と、雷精を招く魔法使い。彼が先に自ら脳裏に描いた通りの条件だ。

「馬鹿な、人間風情にこの私が――――!」

 間髪入れずレティシアが放った魔矢が体躯に刺さり、その周囲でアウレーリアが呼んだ雷精が澱嵐と共に舞う。
 踏み込んだエルゼリオが、祭剣を大地へと突き立て叫んだ。

「光の檻よ、此処に在れ……!!」

 象られた六角形の光の柱に、番えた矢が弾かれるのを目の当たりにして吸血鬼が愕然と瞬く。

「どうにか、間に合いましたか」

「本当にギリギリだったみたいですけどね。誰かさんが我儘を言う所為で……」

 ほっと息を吐いた銀月の娘に、焔の魔女が呆れたように後背を見遣る。
 其処には彼らの合流が遅れた主な要因が、まるで冒険者達に歯が立たなかった吸血鬼達へ。

「あはは、皆様良いお働きでしたわあ。脳まで筋肉で出来ている方々は嵌まると脆いですわねえ」

 文字通り嘲る様な色を滲ませる笑みを描き、ぱちぱちと手を叩いていた。

■

「公主様を待たせた吸血鬼は私達が倒すので、穏便に村から立ち去って頂けませんでしょうか?」

「あらあら。そんな口約束を妄信しろと言うには私達の間には因縁が挟まり過ぎていますわあ」

 レティシアの申し出に頭を振ったマリエンは、かくの如く告げる。

「とは言え、そう言う事であれば私も一度東の村へ訪れなくてはなりませんの。
 折角ですから、確かに倒した。と言う証拠を示して下さいまし」

「は!? 出来る訳ねえだろ! 今自分で言った通り俺達は敵同士」

「赤わんこ様は黙っていて下さる?」

「だったらせめて立ち位置をはっきりさせろよ――――!!」

「あは、あんな吸血鬼共生きようと死のうと知った事じゃありませんわあ」

 困惑したのは残る冒険者達だ。提案した以上主張者(レティシア)は"それは出来ない"とは言い難い。
 情報を求め、明確に敵対していない状況下。”吸血鬼”が居る、と言う確証は得られた。

 である以上、紳士的であれと自らを戒めるエルゼリオは中立に徹さざるを得ず。
 そうして3人の視線が集まったアウレーリアは、一考した後――――

「……まあ、一緒に行くのも面白いのではないかしら?」

 拮抗した理性的判断とささやかな興味本位は――――最後の最後で、後者に傾いた。
 ――――勿論。その結果貴族令嬢の旅支度、なる過剰な時間の浪費を強いられた事は言うまでもなく。

 結果、それが現場到着を遅らせる事に繋がった物の間一髪と言って良いだろうか。

「……確かに光縛封は時間稼ぎにしかならない。でも――――引っ繰り返すのは難しいんじゃないかな」

「先に相対した娘には生きていて貰わないと困るからそうしたのだけれど、貴方はどうするのかしら?」

 既にして捕縛された同胞を一瞥し、周囲を計8人の冒険者に囲まれた吸血鬼の射手。
 例え光の檻が消え去ったとしてもここから逆転の一手など有ろう筈も無く。

 視線を向けた先。面白がるように事態の推移を眺めていたマリエンを憎々し気に睨むと。
 代表して声を上げたエルゼリオとエミリア。2人に対し男は携えた弓を構えて見せた。

「面白い事を言うな。だが、私に主を裏切る選択肢など有る訳が無い……!」

 その一言に。何人かの冒険者には一瞬迷いの様な物が過ぎった物の……

「殺しましょう。今回の目的は解決ではなく”証拠”の確保、1人で十分の筈です」

 何を迷う必要が有るのか、と言った風に応じたゼラルムの一言で趨勢は決した。
 ハヤト、エルゼリオ、イヴェール、エミリア。4人の前衛の一撃を受けて尚、男は最後まで弓を構え続け。

 無念を怨嗟に載せる様に、その体躯が限界を迎え澱へと滅び逝く瞬間まで。
 この事態を笑って見逃す『呪殺公主』へとじっと視線を向け続けていた。

●辿り着いた結末

「ええと、公主様?」

「あら。貴女の方は気が変わりまして?」

 以前、勧誘の誘いを断った関係にあるバンビとマリエンであるが。
 『公主様』の機嫌はどうも常ならず回復したようで。そのご機嫌さを維持するのが彼女の最後の仕事である。

「いえ、それは……こほん。ただ、出来ましたら今日の所は穏便に御引き取り願えれば、と」

「断固私の敵に回ると仰るなら、別にここで美味しく頂いても構いませんのよ?」

 少なくとも――――そう、バンビの見立てにおいては。件の魔女は以前見た時より遥かに澱で満ちている。
 挑発されても乗るべきでないと。警鐘の大きさは一年前の比ではない。

「それには、俺の側がまだまだ学びが足りませんわ」

 引き攣った様に笑いを象る亜人の娘の応答に。赤い魔人は嗜虐的な眼差しと共に黙って微笑んだ。
 ――――かくして事態は、無事解決した。捕えられた吸血鬼の女は轡と拘束を噛まされ自害すら出来なくされ。

 帝国側の役人へ正規の手段で引き渡された。この後、事件の詳細が明らかになる日も遠くはないだろう。
 事実として、誘拐された者は生まれず村への被害も最小限に留められた。

「……あ、そうだった。これ、お礼に」

「お礼?」

「協力してくれたからね」

「協力した心算は一切全く皆無なのですけれど……ま、頂いておきますわ」

 南部都市『ヴィント』へ向かう冒険者達と袂を分かつ様に踵を返すマリエンへ、エルゼリオが蜂蜜瓶を差し出す。
 金木犀。秘されし言葉は謙虚、気高さ、初恋。数度瞬き、公主は意味有り気に微笑むに留め。

 触れた指先はひんやりと冷たく。けれど、彼女が結局のところ未だヒトでしかない事を示していた。
 そうして事態の推移を結局何もせず見守った少女は、まるで散歩に出る様な気楽さで姿を晦まし。

 敢えて竜の尾を踏む物でもないと。利害の一致と言う意味でその足跡は見逃されることとなった。
 否。或いは――――見逃されて、しまった。

(ふぅん……呼び出しの内容はそういった事情だったんですのねえ)

 元より情報通達が目的の旅だったのだ。緊急に備え対話手段(スキル)位は用意して来る。
 吸血鬼の射手が末期に残した念話(テレパス)を受け取った『呪殺公主』は、一路王国への帰路を辿りつつ考える。

 事態はどうも思った以上に、彼女にとって“好都合”な方向へ舵を切りつつあるらしい。
 吸血鬼達の――――即ちメドゥの大幹部『右腕』の目的は単純だ。“王国と王家に打撃を与える”こと。

 それは彼女の後援者……『狸』の意図と概ね一致する。妨害(ジャマー)すら用いなかったお人好しの冒険者達。
 彼ら、彼女らはここからの事態をどう捉えるだろう。蜂蜜瓶の贈り主(あの青年)はこの悲劇を――――どう受け止めるだろう。

 けれど彼女の。マリエン・D・カーネェジの経験上。理不尽とは、罪など無くともある日突然降り掛かるのだ。

「残念、残念、残念ですわあ。私もしかしたら――――」

 花が咲く様に。花が綻ぶ様に。花が朽ちる様に、赤い魔人は微笑んだ。嗚呼、“悪巧み”の前倒しが必要だ。

「あなた達とは同胞になれるかもしれないと思ってましたのに」

 であれば北方辺境騎士団の方は間に合わないだろう。仕方ない、それもまた――――仕方ない。
 だって運命と言うのは何時だって、最大限の警戒心を抱く者にしか微笑まない。

 200年前から変わらない。この国では、いつも、何処でも、信じる者は、掬われるのだ。

「ふふ、あはは、あははははは……!」

 後日囚われた吸血鬼への尋問結果から“3人組の最後の1人”の捜索が行われたが、その足跡は不明。
 ただ、西の村で彼らが使っていたと言う家屋はその土台ごと一夜にして幻の如く消え去っていたという。

マスターコメント

 皆様お疲れさまでした。弓月 蒼と申します。   この度はご参加ありがとうございました。この様な結末に至りましたが如何でしたでしょうか。  成否判定は無事『成功』。成功条件を過不足無く達成され、誘拐事件は一歩前進するでしょう。  同時に、厄介事を引き寄せることしかしない人物が厄介事を引き寄せる条件が揃いました。  この後どうなったかにつきましては、次回の展開を楽しみにして頂けますと幸いです。  MVPは事態の進行を一手早く進めた事で村の被害を最小限に抑えた方にお送りします。  【怨都】、【災怪】、共に此処からは一気に雪崩れ込むが如く展開して参ります。  それでは、ご縁がありましたらまた次の機会にお会いしましょう。
ミドルシナリオ

ミドルシナリオ難しい 報酬:標準8 / 8〜8人

2022年11月13日 10時42分29秒 公開

成功

相談掲示板

  1. レティシア・R・クラティアス

    ごきげんよう。 ヒーラーのレティシア・レインフィールと申します。 皆様、よろしくお願い致します。 >最初の訪問 先ず『東村』と『西村』の内、どちらを最初に訪問されるかでございますね。 私としては村の方の反応や「行方不明者多発事件」の原因証拠確保という依頼目的から 『西村』の方がよろしいのではないかと判断しております。 >訪問理由 「行方不明者多発事件」の調査依頼を受けた冒険者として訪ねるのもよろしいのですけれど 既に犯人が潜伏していた場合は警戒を招くかもしれないという理由から 例えば帝国出身の商人とその護衛といった変装をされるのもよろしいかもしれません。 飢えによる死は免れそうでも蓄えはあるに越した事はございませんから 同じ帝国の民の誼として平時に近い価格での販売 あるいは情報も含めた物々交換での商売から調査が進められますとよろしいのではないかと……。 >東村 依頼目的としては完全に放置されても支障はございませんけれど 『西村』での戦闘等の騒ぎから介入される可能性はございますし 何よりPL情報ではございますが、このまま村が滅ぼされるのは避けられますよう 私個人としては『東村』も調査対象に含めたく存じます。 勿論、全体方針として放置すべきという意見の方が多ければ 私はそちらに従わせて頂きます。

  2. バンビ

    ハイスピードキャスターのバンビですわ。 依頼の成否だけ考えれば西の村だけみればいいわけですから、東は放っておきたいところ。 ですが、呪殺公主様が起こしと有ればご挨拶はしておきたいところですわね。 俺としては冒険者として言った方がいいと思いますわ。 あえて警戒させることで尻尾を出してもらった方がよいでしょう。 商人への擬装では村内のことを根掘り歯掘り聞くわけにもいきませんし。

  3. イヴェール・アーチボルト

    ウォーリアのイヴェール・イリュジオンです。 どうぞよろしくお願い致します(ぺこり) >最初の訪問 私も西村から行くべきかと思います。 行方不明者が西側から増えてきている点、また調査するにあたって情報を得るにも東より西の方が人を選ばずやり易いかなと… 到着後に手分けをして同時並行で調査する事も出来ますが、戦闘の可能性を考慮すると避けたい気がします。 >訪問理由 私は挙がってる二つからなら冒険者で寄りでしょうか… どこにでもいる冒険者に対し、難民村という商機の乏しい場所で商人として訪れるのは返って目立ってしまうのではないかなと… 元より治安に不安のある場所ですから、治安維持の目的で兵士や無名の冒険者が訪れても不思議ではない場所ですし。 >東村 場所はそれほどの距離ではありませんし、調査対象に含めるという事でしたら私も賛成です。

  4. ゼラルム・エルホワイト

    エルホワイトと申します。クラスはキャスター どうぞよろしくお願い致しますね >訪問先 私としましても西村からがよろしいかと 最低限の情報はこちらのみで揃いますし、まだ雰囲気としてはマシというのもございます。また、村の規模もこちらの方が大きいですから 戦闘突入時のリスクも比較的小さい点も見逃せません 東村に関しましては、正直私としましては行く価値がそこまでないかなぁ、とは 村の気風からして情報が得にくいのもそうですが、万が一件の赤と交戦する様な事態になった時のリスクが大きすぎます リスクとリターンが釣り合わないかと 今回の目的は事件の解決などではなくあくまで証拠の確保 不必要なリスクを取って全滅しましたでは笑えませんから >訪問理由 私も商人としてよりかは冒険者としての方が良いと考えます 商人としての潜入であれば ・政府ないしそれに準ずる組織から依頼を受けて無償で物品を配る ・周辺の危険性を承知で高値で売りつけにきた のどっちかの形を取った方が自然かと また冒険者として行動する場合もですが、最初から全員が表立って動く必要はないでしょう 何名かは潜伏していただくことで、表立って動く事では得られない情報を得ることも可能かと

  5. アウレーリア・フォン・ネーベルベルク

    キャスター、アウレーリアです。宜しく。 >訪問先 まぁ、調査対象としては西村ですよね。 東で幾ら待っていても、行方不明者も出なければ犯人もいませんし。 余所者がぞろぞろ押し掛けていくこと自体、非協力的となる理由として十分でしょう。 >訪問理由 私は元々こちらの出ですから、身分を隠す理由は特にありませんね。 ヴィントは交通の要衝、通りすがりの冒険者がいても別に不自然ではありません。 他の皆様も冒険者で良いのではないですか。まぁ、商人混じりでも構いませんが。 商人役は戦力外のように振舞えば、吸血鬼相手に釣り餌を演じられるかも知れませんし。 王国からの行商が一人行方不明になっても、ここでは騒ぎになりにくいでしょう。 護衛が付いている事にはしない方が良いかも知れませんね。互いに他人の振りなど。 >東村 公主様を吸血鬼のとこまで引っ張ってきたら面白いかな、と思いましたけど。 村の外でやらないと、多分更地になるのが西村に代わるだけですよね。 或いは公主様に直接聞いたら、案外そのまま喋ってくれるかも。 別に私一人で潜って来ても良いですよ、村の風土は問題になりませんから。

  6. エミリア・シバ

    シーフのエミリアよ、よろしくね。 おねえさんも西村からで異議はないわね。 東村を完全に無視っていうのはちょっと冒険者として避けたいかしらね。 「現地じゃ吸血鬼が出没する」っていう噂は出ているようだから、最悪それの警告だけでも、かしら(無駄な気もするけれど) ただ、どのタイミングでいくかは相談だと思うけれど。 そういえば、各村で聞き込みとかする場合は一人じゃない方がよさそうかしら? 強襲されそうなときのために、音や光を出すアイテムなど合図できるようなものは持って行ってとかも必要かしらね? 現状個人の調査方法としては、行方不明者の情報を聞きこんで共通点を探して、次に狙われそうな人のあたりをつけてその人に事情を話してフェイクカバーで姿を写させてもらって、誘き出せないかしらとか少し思ってはいる感じね。

  7. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 西村からの調査で異論はねぇぜ。 変装するかどうかは土地柄を考えっと、わざわざ商人が商売しに来る様なとこでもなさそーだし、普通に冒険者として振舞ってもいいんじゃねーかと思うけどな。 東村の呪殺公主だが、徒歩15分程(恐らく1.5km前後)しか離れてねぇとなると超嗅覚があれば西村にいても臭いで気付くと思うぜ? 何度も嗅いできた匂いだし、ついこないだも会って嗅いできたばっかだしな! 呪殺公主が隣村にいると事前に察知できる算段があれば行方不明者の件と関連付けても警戒出来ると思うんだよな。

  8. エルゼリオ・レイノーラ

    ヒーラーのエルゼリオ・レイノーラです。どうぞヨロシクね! >最初の訪問 今回の成功条件は「行方不明者多発事件」の原因証拠確保だし、吸血鬼達が潜んでる『西村』から訪問する感じで良いと思う。 >東村 (PL情報だけど)このまま放っておいたら、公主さんに更地にされちゃうし…… 行方不明者調査の名目で介入しておきたいよね。 >連絡手段 テレパス、閃光塗弾、笛とか?

  9. レティシア・R・クラティアス

    >最初の訪問 特に異論は見受けられませんので こちらに関しては『西村』で決定してよろしいでしょうか。 >訪問理由 授恵者八人は一般的には過剰戦力とされておりますので 仮に全員が冒険者として訪問されるのでしたら 警戒防止の為、一部の方が非授恵者を装う等の工夫が必要となるかもしれません。 現在はPL情報ではございますが、誘拐対象条件は少なくとも 『極力噂になり難く。身体能力に優れ。そして何より単独行動の多い個人』ですから アウレーリア様の仰るように囮となる事も可能かと。 条件については村での情報収集で推測が確実に可能とは申し上げられませんが 一般的に誘拐されるのなら一人か犯人達よりも少数でいらっしゃる時ですし 単独や少数での行動を行えば囮は可能なのでは、と思い至る事は可能かと。 そしてゼラルム様が仰られたように全員で行動される必要はございませんので 一部の方が潜伏されたり、パーティ内で揉めた演技を行いましたら 自然と孤立して単独行動が増えたように見せ掛ける事も出来ますのではないかと存じます。

  10. レティシア・R・クラティアス

    >東村 ハヤト様が香水の香りで判別が可能なのでしたら 彼女と直接対面する前に警戒は出来ますでしょうか。 彼女の訪問理由は現時点では私達は知り得る事ではございませんが 気分を害されるような事をされない限り、確かに会話はある程度は可能かと。 最終的な作戦方針に合わせますけれど 私も出来るだけ穏便に村から立ち去って頂けますよう動ければ、と。 >原因証拠 一番確実であり明確なのは囮役の方への誘拐未遂という現行犯として吸血鬼の方の一人を捕らえ 然るべき所まで送り届ける事でございますけれど 私達の証言だけでもよろしいのでございましょうか……?

  11. ゼラルム・エルホワイト

    >訪問理由 4人程度の集団まででしたら、まぁ依頼を受けてヴィントに向かう冒険者の集団としては無理のない範囲かと あえて本来の目的を告げて敵の注意を引く、という手段もありますがこれは一長一短ですので現状ではなんとも どの道規模がどうであれ、冒険者の集団という時点で警戒されるのは避けられない気もいたしますが ”この時期、『王国』へと逃げた旧『帝国』難民はその多くがヴィントへ帰還を果たしていたが。  未だに旅費の工面の問題などでぱらぱらと、散発的に旧帝国領へ踏み込んでくる旅人と言うのも、やはり居ないでもない。” との事ですので、単独であれば授恵者とはいえ警戒されにくそうではあります。単独の流れ者の授恵者など敵にとっては絶好の獲物でしょうし、多少の不自然は飲み込んでくださるでしょう >連絡手段 調査の事を考えるとスキルの枠はあって損はないので、スキルに依存しない方が望ましいでしょうか となると先に挙げていただいた通り閃光塗弾辺りになるかと >証拠 犯人も情報を吐くとすれば証拠の一つにはなりそうですが、より確実を期すならば被害者もいた方が確実だとは思います 誘拐されかけた被害者から証言を引き出す事が出来ればより強度の高い証拠になり得るかと また、犯人と被害者の輸送などの点を考慮するに馬車があった方が望ましいでしょうか

  12. エルゼリオ・レイノーラ

    >訪問理由 【演技】スキルで帝国難民を装って訪問する予定だよ。 >原因証拠 それじゃ、囮役に立候補するね! 吸血鬼達を誘き寄せる為、基本的には単独で動く事になるかと。 証拠は…吸血鬼を捕縛できるならソレが一番確実だと思うけど、無理だった場合はボク達の証言+村人からの証言頼りになっちゃうよね。 >連絡手段 テレパスを持って行く人がいるなら、ボクもテレパスをセットして行く予定。 居ないなら、閃光塗弾か笛を持って行くよ。

  13. イヴェール・アーチボルト

    >訪問理由 冒険者として集団で動く人達と単独あるいは変装して潜り込む感じでしょうか? 吸血鬼が出没するという噂を考慮するなら、日の落ちた夜中にも囮の方に単独行動をして貰うのが良いかも知れませんね。 日中から誘拐する事は恐らくないと思いますが、潜んでる家屋から誘拐対象の選定くらいはしているかも知れませんが… 私個人はどの役割でも構いませんが、出発が明日なので冒険者として動くつもりで考えておきます。 >東村 香水の香りで存在を予測は出来そうではありますね… ただこの前も嗅いだとか匂いがしたからいたのが分かった、みたいな話は本人には避けた方がいいような… 機嫌の悪い公主への最後の一押しになりそうなので。

  14. エルゼリオ・レイノーラ

    >囮 「帝国崩壊の際に家族を失い、以降は1人で生きて来たので集団に馴染めない」 「人目を避けるため、夜間等の人目に付きにくい時間帯を選んで行動する」 ……って設定で行く予定。 吸血鬼の誘き寄せに成功した時は【光縛封】で吸血鬼の動きを封じ、 その隙にテレパスか笛で応援を呼ぶつもりでいるよ。 >東村 こっちはどうしよう? 西村で原因証拠確保した後に向かう感じになるのかな?

  15. レティシア・R・クラティアス

    >訪問理由 冒険者か変装されるかは各自の判断に任せられるとして 冒険者側はヴィント周辺の治安調査の為に立ち寄った、とするのが丁度良いかもしれません。 行方不明者多発事件については既にある程度は知れ渡っているようですし 村の皆様に注意喚起しつつ、情報を集められたらよろしいかもしれません。 現状ですと私は冒険者として 積極的に村の皆様とお話をさせて頂く予定でございます。 >東村 流石に残り時間的に意思統一が難しいですから 恐らく希望者のみ調査を行う形となりますでしょうか……? >予定 全体としては一日目は『西村』で調査を行い 二日目は『東村』と『西村』で希望される方の調査を。 そして三日目に『西村』で囮役の方が狙われるよう 敢えて隙を作る形にされれば、戦闘で全員での対応がしやすいかもしれません。 ただ、先に村の方が狙われる可能性も充分にございますので 『東村』調査に行かれる方も夜には必要な時に応戦が可能なよう 『西村』に戻られる方がよろしいかと存じます。

  16. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    >匂い 流石にマリエン本人に匂いでわかったってなぁ言わねぇから安心してくれ。 そんな性癖もねーだろーしよ← >テレパス 一応、連携し易い様に俺も持ってくことにすんぜ。 基本、俺は目立つだろーし単独隠密の動きの方がいいだろうからよ。

  17. アウレーリア・フォン・ネーベルベルク

    >テレパス 村同士が徒歩15分ですと、距離にして1kmくらいでしょうか。 テレパスの射程は100mですから、それぞれの村にいながら通話は流石に無理ですが。 合流より早く詳細に連絡できる点では、出先調査でもあるに越したことはなさそうです。 一応私も持っていきましょう。即時緊急連絡用に、閃光塗弾と楽器も持参です。 >個人行動 では、私は二日目に東村調査を。村長宛で手土産の一つでも持っていきましょうか。 支援物資持参なら需要がありますし、流石に無碍にはされないでしょう。 公主様は見つけたら、間に入って上手く宥め透かしておきます。

  18. エミリア・シバ

    >訪問理由 冒険者でいく予定ね。 ただちょっと前述のフェイクカバーは外す予定。 よく考えたら村の人より流れの冒険者の方が狙われそうだしね >個人行動 一日目の昼間は西村、二日目の昼間は東村で行動して夕方には滞在先を借りた西に戻るって感じにしようかと。 夜間はどちらも西村の方で囮を兼ねて夜間調査、になるかしらね。 テレパスはほかのスキルの都合上ちょっと持っていけないかもなので、とりあえず連絡用は閃光塗弾と楽器は持っていく予定

  19. エルゼリオ・レイノーラ

    >予定 一日目の昼間&夜間は西村、二日目の昼間は東村・夜間は西村、三日目は昼・夜共に西村で行動する予定。 >連絡手段 それじゃ、テレパスはセットして行くね。 閃光塗弾と笛も持って行くよ。

  20. ゼラルム・エルホワイト

    >予定 おおよそ異論はございません 西村の対処は希望される方にお任せする形にはなってしまいますが >個人行動 では私は全日程を通し東村に隠蔽スキルで潜入をしつつ、超聴覚での情報収集を致しましょう 適宜情報共有はさせていただきますが、スキルの枠の関係上テレパスの活性化は不可能ですので、万一に備え得た情報のメモを各地に残しておく形になるかと

  21. イヴェール・アーチボルト

    申し訳ないですが初日から東村にという話であれば反対ですね。 東村にそこまで行く価値がない、行く事にリスクとリターンが釣り合わないという話をされたの貴方ですよね? それで全日程東村に潜入して情報収集します、というのは清々しい程の掌返しというか、筋が通らないかと。 それならまだ帝国出身で東村で疎まれる事のないネーベルベルクさんに初日に潜入して頂いた方がマシなのですが。 不必要なリスクを取って東村が全滅させられても困りますし、行くなら不測の事態に対応し易い多人数で行動出来る2日目以降にして頂ければ。 >個人行動 1日~3日目まで基本的に西村の予定ですね。 西村に集中する方、限られてそうですし。

  22. ゼラルム・エルホワイト

    (やべ、間違えたと言う顔) あ、大変申し訳ございません、西村でしたね 全日程を通して西村で潜伏し情報収集の間違いです。大変申し訳ございませんでした ご指摘ありがとうございます

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0