【追憶】群衆の中に降る彗星
影絵 企鵝
コメント 23
シナリオID:2506
オープニング
王都グランスパーダの外郭。そこでは、都市の空気は自由にするという謂れを信じた者達が王国地方の各地から集まり群れを成している。もちろんその言葉を現実の者とする成功者もいるにはいるが、大抵の人間は自らが幻想に憧れていたことを知るのである。そんな田舎者達は都市の“賢い”連中に騙され利用され搾取され、故郷には帰るに帰れずこの外郭のスラム街の奥深くで泥のように生きていくしかなくなるのだ。
ところで、ゴーレムとはとある高名な魔術師が作り上げた精巧な泥人形の事だという。ならば、この泥のように生きる者達で作られた組織は一体どんな名前が付けられるのが相応しいだろうか。
「聞け! 時は来た!」
錆びた剣を手に、ボロボロのケープを身に纏った男が一段高い木箱の上に立って声を張り上げる。めいめい武器を手に取った男女が、彼の周囲を取り囲んでその言葉を待っていた。
「今、都の真ん中ではゴルティエ伯爵なるものが失脚しようとしている。理由を知っている者はあるか」
身を清める事すらままならず、みすぼらしい装いの男女は何も言わない。学のない彼らが殿上人の世界を知っていようはずもないのだ。男は周りをぐるりと見渡すと、威勢よく言い放った。
「ゴルティエはメドゥの指先と通じていたのだ。この世界を己が目的の儘にしようとする者達の尖兵となっていた!」
演説者を見上げるだけでどこかぽかんとしていたスラム街の住人達だったが、メドゥの指先、の言葉を聞いた途端にどよめきを上げる。貴族の事は知らなくても、このスラム街にも根を張っている組織の名前を知っている者は多かった。
「さあ思い返そう! 貴族とはいかなる者なのか! 我々から生きる糧を取り上げて生きている者達だ。故に彼らには我々を護る義務がある! しかしゴルティエはその義務を捨てるばかりか、むしろ進んで秩序紊乱を齎していたのだ!」
演説者は勢い任せにまくしたてる。怒りを込めた叫びが、スラム街の住人達の眼の色を変えていく。焚き火に薪をくべるように、憎悪を焚きつけていく。
「ゴルティエだけではない! 貴族共は我々によって生かされている事も忘れ、互いの権力闘争に精を出す始末である! さあ皆に問おう! 彼らに我々を統べる事を許すか? 我々はただ鳥に啄み殺される虫けらに過ぎないのか?」
男は言葉を切る。剣を掲げ、天を見上げ、彼は叫んだ。
「違う! 我々は狼なのだ! 偽りの神に飼われ、その偽りの神威により己を絶対と過信している哀れな羊を皆まで狩り殺す狼なのだ!」
そして、泥水を啜って生きている泥濘の民を見渡す。魔術師が泥人形をゴーレムとして捏ね上げるように、演説者は叫んだ。
「全てを噛み殺せ! 今や王国は朽ち果てた納屋である! 我々の一蹴りで蹴倒し、そこに新たなる国を築くのだ! ただ神のみが君臨する『しあわせのくに』を!」
「おお!」
盛り上がる貧民達。彼らは今や狼だった。王都の中枢に乗り込み、貴族を纏めて噛み殺そうとする無謀で愚かで獰猛なだけの狼となっていた。
しかし、彼らは士気高揚に夢中で、光の首輪に繋がれた一匹の黒猫がその様子をじっと見下ろしていたことに気付いていなかったのである。
「はいはい。貴族代表として海より深く反省しておりますよ、っと……」
旅籠の一室で胡坐をかき、エレアノール・シュヴァリエは呟く。彼女の小指には、使いの黒猫と繋がるエーテルリンクが結ばれていた。
●メアリー王女の憂鬱
「貴族屋敷の襲撃ですって? その者達は正気なの?」
メアリー・リーンエス王女は椅子から引っくり返りそうになる。エルはそんな彼女を見て肩を竦めた。
「心中穏やかならぬところは承知の上ですが、確かな事実です。元より王都を中心として生活している冒険者達から何らかの陰謀が動いているという噂は耳にしていたのですが、この度王都外郭へと赴き……まさに彼らが決起する場面に出くわしたという次第で」
「もう少しでゴルティエ伯爵の一件も一段落しそうというところですのに……エレアノール、その集団の構成はどのようになっているのです?」
近くの羊皮紙の切れっ端を一枚引っ張り寄せ、メアリーは尋ねる。エルは姿勢を正して答えた。
「主にスラムの住人達です。武装もスラム周辺で投棄されたものばかり、特別に脅威とはならないかと。ただ……」
「ただ?」
「襲撃を住民に煽っていた者はわざわざ難しい話し方をしていました。群衆を煙に巻いて煽りたてようという魂胆と思われますが……少なくともそれをやるだけの学がある人間も今回の事件に関わろうとしているのは確かです」
メアリーは肩を落とした。問題の根は小さくない。それを考えただけで頭が痛くなってくる。
「次から次へと……心が休まる日は中々来そうにないですわね。暴動の鎮圧は冒険者の方々に委ねるようにします。エレアノール。貴方には背後関係の調査を引き続き依頼してもよろしくて?」
「承りました。報告をしばしお待ちください」
●暴徒現る
王都の中心に程近い、法服貴族達が暮らす貴族屋敷の立ち並ぶ一角。貴族達が屋敷に運び込む金品の荷物に紛れた群衆は、銘々武器を持って決起の時を待っていた。標的はノディオン伯爵。王城の管財吏の一人である。特に彼自身に黒い噂は無かったが、王城への出勤時間と退勤時間が常に同じという几帳面な性格が災いして標的に選ばれてしまったのである。
一方、冒険者達も通りや庭の中に隠れて様子を窺っていた。メアリーに暴徒鎮圧を依頼されたのである。課せられた条件は暴徒全員の生存。取り調べをする必要もあるが、何より王都で起きた沙汰は国王の名において裁かれねばならないからである。
ややあって、ノディオン伯爵と護衛の兵士達が王城から下ってくる姿が通りに現れる。その瞬間、何発もの閃光塗弾が激しく明滅した。
●さりとてそれが望みなら
こうして暴徒の集団と冒険者達がぶつかろうとしていた頃、とある狼頭の男は自室で紅茶を飲んでいた。ゆらめく燭台の火を見つめ、彼は小さく微笑んでいる。
「あまりにも雑な計画だ。上手くいくとは思えない」
壁にもたれたもう一人の青年が狼を見下ろし呟く。その右眼には真紅の宝石が埋め込まれていた。狼はこくりと頷いた。
「君の言う通りだ。この作戦が成功することは万に一つもないし、もし仮に上手く行ったとしても、貴族を一人や二人葬ったところでこの世界のカタチはびくともしないだろうね」
「なら何故止めない」
「彼らがそれを望んだからだよ。自分の手でこの世界を少しでも断罪したいと望んだんだ。ただ彼らの苦しみを聞いただけの私がどうしてそれを止められるんだい?」
狼はぐいと背もたれに身を預けると、そのまま青年へと眼を向ける。
「……それに、これで茨の先が見えるよ」
青年は顔を顰めると、ぐいと身を乗り出して窓の縁に飛び乗る。その視線の先には、煌々と輝く月が浮かんでいた。
「それもそうか」
「全て灰燼に帰せ」
青年は歯を剥き出しにすると、窓から外へと飛び出した。
解説
マスターより
リプレイ
ミゼリア・L・ステュクスは閃光を合図に走り出した。ノディオン卿と護衛の兵士はすっかり目が眩み、その場で立ち尽くしてしまっていた。錆びた槍を手にした暴徒の群れが、そんな彼ら目掛けて襲い掛かる。
「……だめっ」
咄嗟にその正面へ回り込んだミゼリアは、その身を挺して錆びた穂先を受け止める。そのまま彼女は両刃の大剣を地面に突き立て、エーテルの力場を周囲に展開して暴徒達の道を封じる。
「邪魔だ! どけ!」
「……どきません」
ミゼリアは盾を振るって暴徒の攻撃をいなすと、そのまま正面まで押し込んできた一人の顔に手を翳し、彼のかけていた木製の遮光器を引き剥がした。
「わたしが、相手を……します。だから、この先には……一歩もとおしません」
彼女は剣を構えたまま、あくまで一歩も踏み込まない。あくまで自分からは手を出さない構えだ。ノディオン卿はようやく立ち直り、彼女の背中を見つめる。
「……君は?」
「説明は……あとでします。だから、今はにげて」
突っ込んできた暴徒を手で押し留め、ミゼリアは何とか声を張り上げる。ノディオン卿は兵士と顔を見合わせると、来た道を取って返した。暴徒はそんなノディオン卿の背中を見て叫ぶ。
「逃げるんじゃねえ!」
暴徒達は纏めてミゼリアに押し寄せ、数人がかりで押し込む間に脇を抜けようとする。上手く行ったかに見えたが、突然巻き起こった光の竜巻に行く手を塞がれ立ち止まる。
「待ってください!」
塀の上に立ったルアンナ・ミュラーが、杖を構えて叫ぶ。
「ノディオン伯爵はなんにも悪い事してないですよ! 襲ってどうするんですか!」
「違う! 貴族ってのは生きてるだけで悪いんだ! どいつもこいつも奴らが生きてるだけで俺達は死ぬような思いをするんだよ! だから俺達は生き残るために戦うんだ!」
「そんな無茶苦茶な……」
ルアンナは膨れ上がったスラム民の憎悪の前に閉口しかける。しかしくらくらしてばかりもいられない。ルアンナは塀を飛び降りると、自らノコギリ鉈を構えてスラム民の前に立ちはだかった。
「大人しくしてください。痛い目には遭いたくないでしょう!」
ルアンナの鉈が歪にぎらつく。彼女の気迫に気圧され、スラム民の群れは思わず立ち止まる。じりじりと間合いを窺う冒険者と暴徒達。その姿を、アーテミシアは近くの屋敷の屋根の上から窺っていた。
(おーおー、いるわいるわ)
血気盛んに貴族の屋敷まで乗り込んできたはいいものの、二人の女を前にしただけで足踏みしている。戦を求める彼女にとっては退屈もいいところである。
(金でもばら撒いてその間に取っ捕まえた方が早いンじゃねえの? 全くつまらねえ……)
乗り気はしないが、既に前金を受け取った以上は仕事をしないといけない。水の入った桶を担ぐと、素早く前線へと駆け出した。
グレイブ・ヤードも塀の影から群れの様子を窺っていた。スラムから放たれた野良犬たちの群れは、一人一人が勝手に動いているように見える。最低限仕切ろうとしている人間が見当たらない。
(襲撃情報を拾ってきた彼女の言葉が正しいなら、彼らを扇動した人間が確かにいたはず)
しかし、目の前にはいない。
(羊飼いならば常に羊と共にあり、彼らを導くからこそ意味がある)
彼らはただの商人に煽られただけだ。我欲によって羊を動かし、己が利益に代える者に。
「……何はともあれ、まずは止まっていただきましょう」
グレイブは塀の影から身を乗り出すと、水を入れた鍋を思い切り振り抜いた。放たれた水の塊が暴徒達に襲い掛かる。遮光器に水が引っかかり、視界が一瞬奪われ動揺の声が洩れた。その隙を突いて、レティシア・レインフィールが彼らの正面に立ちはだかる。
「そこまでです。これ以上の乱暴狼藉はレインフィール家のレティシアが許しません」
「うるせえ、そこをどけ!」
しかし暴徒達は喚くばかりだ。レティシアはロープを手に取ると、素早く振り回して先頭の足を引っ掛け転ばせる。その流れるような手捌きに、暴徒達は咄嗟にその場で武器を構えて後退りした。レティシアは彼らを見渡し問いかける。
「ノディオン卿は『時告鳥』とまで呼ばれるほど職務に忠実なお方です。そのような方を傷付けて為される事の一体どこが正義と呼べるのですか?」
「何が正義だ! またそうやってお前らは難しいことを言って俺達を丸め込もうとする!」
聞く耳を持たない暴徒だが、レティシアは辛抱強く訴えた。
「違います。私は皆様を傷つけたくないのです。貴族として皆様の事も守りたいと思っています。……ですから、どうか武器を捨ててください。皆様の気持ちも、可能な限り殿下へとお伝えし、対応を嘆願します。家名に懸けて――」
暴徒は止まらない。またしても一人がレティシアへと閃光塗弾を放り投げた。閃光が弾ける中、コルネリウス・アーラは暴徒の集団の真ん前まで踏み込む。一人が吼えながら襲い掛かってきたが、コルネは素手で錆びた剣を叩き折り、籠手を嵌めた拳を固める。
「鎮まりなさい!」
彼女は叫ぶと、そのまま傍の塀を殴りつける。灰煉瓦とスタッコで出来た固い壁が罅割れ、授恵者の圧倒的な膂力を見せつけられた暴徒達は一瞬固くなった。
「自らの足で立ち、現状を変えようとする行動力は称えます。けれど、彼が貴方達を虐げたのですか?」
コルネは固まった暴徒を相手に、必死の声で訴える。
「私達が皆同じでないように、貴族も一枚岩ではありません。『貴族』を一括りにして無差別に攻撃しては、貴方達を傷つける者達と変わりません。憎悪をぶつける対象を見誤らないでください!」
暴徒達は尻込みする。コルネの呼びかけの意味するところは理解できていないようだが、少なくとも圧倒されかけていた。
「ゴルティエって奴はどうなんだ。あいつらがメドゥの指先と組んでたせいで、俺達の仲間も相当死んだんだろ? そんな奴と同類なら……」
「確かに、ゴルティエの所業は非道なものだった。それは確かだ」
レピド・クロサイトは短剣を構えたまま首肯する。先日垣間見た自分の過去。自分が昔のままなら、この群衆に紛れていたのかもしれない。だが彼は二度目の生を享け、様々な人間に会ったのだ。
「だが、そんな奴らを成敗しようと俺達冒険者に依頼してきた『貴族』がいなかったのなら、今ゴルティエは捕縛されていない。……貴族にも色々いるんだ。その事実に目を向けないまま暴れるのは単なる八つ当たりだろ」
レピドは貧民達へ噛んで含めるように言う。グレイブもレピドの言葉に続いた。
「その怒り、その憎悪は一定までは理解しますし共感もしましょう。ですが、誰かに言われるがままなのは頂けません。貴方の言葉で、貴方が元々何を求めていたのかを思い出してください。誰かを傷つけることですか? 奪うことですか? 何かに取って代わってふんぞり返ることですか?」
貧民達は黙り込む。多少なりと良識を弁えた人間なら、レピドやグレイブの言うことも理解しただろう。だが彼らは一切学のないスラムの人間だ。限りない劣等感に喘ぎ苦しむ彼らは、時ここに至っても暴力以外に解決法を知らなかった。
「ちくしょう! 偉そうに俺達を見下しやがって!」
貧民達が手にした武器を投げつけようと振り被る。しかしその時、小さい光の散弾がバラバラと飛び、彼らの足下に突き刺さった。石畳が割れて欠片が飛び、前線に立っていた男女は泡を喰ってその場にひっくり返った。
「この攻撃は一つの線引きだ。そこを越えたら容赦は要らねぇと判断する」
ルイドは酷然と言い放つ。構えた得物が、殺気が嘘偽りないことを貧民達に知らしめる。
「……今の状況分かってんのか、テメェら。まともに考えりゃ成功の目がねぇことくらい気付くだろ。とっとと武器寄越して投降しろや」
本気の威圧に怯み、暴徒達はいよいよ膝を折って小さくなる。ルイドは溜め息を吐くと、ロープを取ってスラム民へと歩み寄る。
「そうだ。そうやって大人しくしとけば悪いようにはしねえよ」
ルイドは彼らの腕を後ろ手に取って縛り上げ始めた。
「ったく、つまらねえ仕事だったな……」
アーテミシアは水桶を担いだまま手持無沙汰にその光景を眺めていたが、小さな耳鳴りを感じて顔をしかめる。
「何だ……?」
空を見上げると、鍔無しの長剣を担いだ人影が見える。それは紅玉の義眼をギラリと輝かせると、貴族屋敷の通り目掛けて一直線に突っ込んでくる。
「下がれ、何か来やがった」
言い終わらないうちに、謎の剣士は彗星のように青白い尾を曳きながら地面に激突した。石畳が砕け、エーテルの波動が周囲へ一斉に襲い掛かる。
「八人か。……丁度いいかもな」
男は裾長の黒いコートを翻し、深紅の義眼に歪んだ光を宿す。鍔無しの長剣に刻まれたルーンが銀色の輝きを放った。
「俺の剣が如何ほどのものだったか、試させてもらう」
「……ちと物足りなさそうだが、あんな連中の相手よりはマシか」
アーテミシアは肩を竦め、背負った得物を手に取った。
●降り注ぐ彗星
突如降り注いだ一条の彗星。その身に纏う無差別の殺気にあてられて、周囲のスラム民達はいきなり恐慌した。
「こ……殺される!」
「逃げろ!」
自分達が縛られている事も忘れ、彼らは芋虫のように這って逃げ出そうとする。剣士は首を傾げると、いきなり剣を握り直した。
「ふん」
いきなり男は駆けだした。左肩に巻かれた包帯が棚引き、風のように軽やかに男はスラム民へと襲い掛かる。コルネは咄嗟にその間に割って入り、剣と盾を構えて男の一撃を真っ向から受け止めた。岩のように重い一撃。コルネは剣を弾いたが、自分も一歩二歩と退いた。
「こんな奴らも守らねばならんとは大変だな」
「何者ですか。貴方は」
剣を構え直して尋ねる。剣士は姿勢を直すと、周りを取り囲む冒険者達を見渡し言い放つ。
「俺の名前はイザーク・デュヴァル。この国から西方警備の任を仰せつかっていた者だ」
逃げ出そうとする群衆を何とか抑え込みながら、レピドはイザークの横顔を窺う。その首筋には鋭い傷痕が残っていた。
「イザーク・デュヴァル……」
同じホムンクルスのレピドはすぐ違和感を覚えた。自分の名前を名乗るにも、生前の経緯を語るにも迷いがない。強い確信を抱いている。
(自分ならそんな言い方は出来ない……どういうことなんだ)
彼は“憶えている”。程度はわからないが、自分よりも遥かに。彼が剣を構えて空へと跳び上がった時、レピドは咄嗟に飛び出していた。足元にエーテルを集め、瞬間的に浮かび上がる。針と短剣を手にして、一息にレピドはイザークへ突っ込んだ。イザークは身を翻し、レピドの突き出した腕を踏みつけ受け止める。
「ホムンクルスがどうしてこんな暴動に参加するんだ?」
「暴動に参加したつもりはない。……俺は戦いに来ただけだ!」
「戦いに? ……なおさらどうして」
レピドは短剣を突き出すが、イザークはレピドを踏み台にしてさらに跳び上がる。剣を腰に構え、今まさに突っ込もうとした。
「……来る」
ミゼリアは咄嗟に幅広の剣を盾のように構えると、全身にエーテルとバネを溜めて力任せに跳び上がった。イザークは身体を縮めると、ミゼリアの刃を踏みつけ押さえつける。二人の視線がぶつかった。
「その頭の宝石……そうか。お前もか」
「いきなり、こんな……いったいどうして」
「どうして? 決まっている」
イザークはさらに高く舞った。剣を再び脇に構えると、脚に溜め込んだエーテルを放って一気に地面へ突撃する。地面へ下りたミゼリアは、スラム民の正面へ飛び込み盾となった。
彗星が墜ち、石畳は砕けてエーテルの波動が一面に迸る。歯を剥き出したイザークは賢者の石を赫赫と輝かせて叫んだ。
「俺は憎む。俺を見捨てた故郷を。俺を殺した後もなお現世に縛り付けるこの世界を!」
剣を構え直し、彼は激しく気を吐いた。
「全てこの俺の憎悪で塵に帰してやる!」
「……憎悪」
ミゼリアはその言葉を口の中で転がす。“目覚めて”から一度も抱いたことの無い、自分の外にあるものだった。
「おなじ、ホムンクルスのはずなのに……」
イザークは剣を諸手に握り、手近な標的を探る。アーテミシアは戦槌を担ぐと、一足飛びで彼の懐目掛けて突っ込んだ。振り抜かれた剣と鎚が触れ合い、激しい火花が散る。
「人形野郎か。まあ暇つぶし程度にゃなるかね……」
互いに一歩間合いを取り、アーテミシアは籠手を嵌めた左手でイザークに挑発的な手仕草を送る。
「ほら、来いよ」
イザークは眉間に皺を寄せると、切っ先を地面すれすれに構え、蛇のように下からアーテミシアへ襲い掛かる。眼前で跳ね上がる剣先を籠手で受け流すと、さらにイザークは身を捻って肩口へと切りかかる。アーテミシアは籠手の掌で受け止めると、不敵に歯を剥き出す。
「勢いだけは大したモンだが、この程度じゃ温すぎンぜ。巨人並みに腕力付けて出直しな!」
アーテミシアは片手で鎚を振り抜く。イザークは宙返りでその一撃を躱した。彼はさらに仕掛けようと剣を大上段に振りかぶるが、その足元が不意に光り出し、六角の柱が作られた。取り囲まれたイザークは柱を破ろうと切りかかるが、強烈な斥力がその刃を受け容れない。
「憎悪で塵に帰す、ですか」
グレイブは祭祀用の刀を振るい、イザークの喉元へ切っ先を向ける。
「それは無茶というものです。あなた一人のちっぽけな感情一つでこの世界は揺らがない」
冷然とした口調で言い放つ。イザークは苦虫を噛み潰したような顔でグレイブを睨んだ。
「故郷が憎いという感情も、世界が憎いという感情も、終わりにするのは簡単です。自ら命を断てばよろしい。そうしないでこの世界に害を為そうというなら、須らくそれは八つ当たりというものです」
それを聞いた瞬間、イザークは急に表情を消した。右目だけにただ消えぬ憎悪を揺らめかせたまま、彼は彫像のような顔で周囲のスラム民を見渡す。
「どうしてこの世界には幸せになれない者がいる?」
今度はミゼリアを、ルイドを、それからレピドを睨めつける。
「何故俺のような存在が、お前達のような存在がこの世にある事が許される? 一度死んだら全てお終いではないのか?」
押し殺した感情が再び燃え上がる。剣を地面に叩きつけ、彼は吼えた。
「生きた人間どころか、死んだ魂の管理すらおぼつかない無能共だろうが! 何故そんな奴らを、貴様らは神と持て囃す!」
イザークはぎりぎりと歯を鳴らし、グレイブを睨む。
「いっそ可哀想だと思うよ、俺は」
神を祀るグレイブと、神を貶めるイザーク。二人は徹底して相容れない。
「……愚かな」
グレイブが深い溜め息を吐いた時、光の柱が消えた。刹那、大量の光の弾が雨霰となってイザークに降り注いだ。柱に閉じ込められていた彼には到底それを避けきれず、全身を光に打ち据えられる。
「くそっ……!」
イザークが怯んで守りの構えを取った隙に、さらにルアンナは畳み掛けた。細い糸状に練り上げたエーテルを指先から放ち、彼の両手両足を縛り上げる。
「どんな理屈を並べても、今あなたはこの国に刃を向けようとしているんですよね? ……それなら、到底見過ごすことは出来ません。大人しくしてください」
「ふざけるな。……この程度で俺は止められん!」
イザークは口角泡を飛ばすと、腕や足が裂けるのも構わず、力任せにエーテルの糸を引きちぎった。剣を握り直し、彼はルアンナへ正対する。
「傷が塞がってる……治癒魔法も使ってないのに」
「俺は止められんと言っているだろうが!」
狼のように真っ直ぐ襲い掛かる。コルネが再び間へ割って入り、白刃を交錯させた。
「止められますよ。私は」
びくともしないエルフ娘を見下ろし、イザークは舌打ちする。その背後で鼓舞の光を放ちながら、レティシアは努めて冷静に彼へ尋ねた。
「貴方は、デュヴァル男爵家の人間なのですね。数年前に、蛮族の襲撃で滅んだ……」
「中央貴族の人間のくせによく憶えてるな。その通りだ」
コルネとひたすら切り結びながら、イザークはへらりと笑う。レティシアは怪訝な思いに顔を曇らせる。
「貴方こそ、何故憶えているのです。今の貴方は……」
ホムンクルス。生前の記憶などほとんど消え去っているはず。そこまで言いかけて、レティシアはふとある者の存在に気付く。自分の記憶の中に眠る死者に会わせると言って、他者の記憶に触れて呼び覚ます一人の狼。
「……まさか」
レティシアは尋ねようとしたが、それよりも早く背後から飛んだ魔弾がイザークへと襲い掛かる。灰色の鞘を短杖のように持ち、ルイドがイザークの胸元へぴたりと狙いを定めていた。
「うるせえ奴がいたもんだな。さっさと帰るかとっ捕まるかしてくれや」
ルイドは七面倒と言わんばかりに唸る。イザークは躱そうと身を捻るが、ルイドはそのまま彼の肩口を射貫く。顔をしかめ、イザークはルイドの鼻白んだ顔を睨む。
「お前は何とも思わないのか。自分がいかにしてこの世に縛り付けられているか、わからないわけではないだろう」
「知るかよ。いくら御託並べられようが、知らねえ奴のことなんざ知らねえし、知らねえ奴を恨んだり憎んだりするほど暇じゃねえんだわ、俺は」
ルイドは肩を竦めると、鞘を再び構え直す。
「退け。仕事の邪魔だ」
放たれる光の散弾。イザークが飛び退いた隙に、アーテミシアが再び得物を担いで懐まで飛び込んだ。
「デカいクチ叩くなら、一人でドラゴンでも殺してみな!」
突進の勢いも載せた強烈な一撃をイザークへ叩き込む。イザークは後ろへ飛んで受け身を取り、剣を構え直す。その魂の昂りを示すように、その瞳が歪に輝く。
「殺してやるとも! この刃、いつかは征竜にも突き立てて――」
だがその時、イザークはその場に崩れた。右目の石を押さえ、苦悶にその顔を歪める。
「……くそっ! こんなところで!」
イザークは唸ると、塀の上に飛び乗り、そのまま空高く跳び上がって姿を消す。その背中を見送り、アーテミシアは舌打ちした。
「1から10までヌルいンだよ、ったく……」
やがて、屋敷の方から警笛の音が響く。武器を構えた衛兵の一団を引き連れ、青年が一人駆けてきた。
「そこまでだ、諸君。後のことは我々が引き受ける」
彼が言うなり、衛兵達はきびきび動いて貧民達を引き上げ始めた。冒険者達がその光景を眺めていると、片眼鏡を首から下げた壮年の男もやってくる。
「皆の協力に感謝する。ご苦労だった」
「……ヘーゼル卿」
レティシアがその名を呟く。総白髪に目尻の鋭い双眸。彼こそは現ヘーゼル伯爵、『白頭鷲』のゲオルク・ホーエンバッハであった。
●敵の影
腰を紐で括られ数珠繋ぎにされたスラム民。ヘーゼル伯屋敷の庭に置かれた彼らは、使用人達が用意する炊き出しの粥をひたすら貪っていた。その様子を眺め渡し、グレイブは隣のヘーゼル伯に頭を下げる。
「ご厚意に感謝します。ヘーゼル卿」
「構わんさ。腹が膨れれば大抵の不満は忘れられるものだ」
「全くその通りだと思うけどよ、随分と冷めたモノの見方だな」
炊き出しの手伝いを終えてきたルイドが肩を竦める。
「人間を何者かたらしめるのは何を学んだかだ。何も学んでいない者に何を期待する」
ヘーゼル伯は冷静に、そして淡々と言い放った。コルネは小さく俯く。“実家”の家族にも、運命が違えば今夜の暴徒と同じように過ごしていた者もいたかもしれない。
「それでも、私は彼らにも言葉を届けられるようになりたいものです」
誰かを導く立場にある事を自覚しつつあるコルネ。その呟きを横で聞いていたフリッツは、不意に崩れた塀を見遣った。
「しかし困ったな。塀をこんなにされては……」
「これだけの数を取り押さえるのは並大抵の事ではありません。ホムンクルスの横槍もありましたし……気付いたらこんな風に」
コルネは戦いの前から用意していた言い訳を繰り出す。エルから『建前』を使えと習い、忠実に実行したのである。
「どうだろうな」
だがフリッツは全てを見透かしていた。コルネは思わず肩を強張らせる。しかし、彼はそれ以上詰め寄ろうとはしなかった。
「まあいいさ。そういうことにしておこう」
一方、レティシアとレピドは並んでイザークの作ったクレーターの前にいた。二人でイザークの残した残留思念を探っていたのだ。
「どうでしょうか。……何か判明するでしょうか」
「感情が強過ぎて、細かいことはわからないな。怒りと、無念と……他にはなんだろうか」
レピドは感情を反芻する。肌が痺れるほど強い怒りがほとんどの情報を掻き消していたが、それでも一つの無念が砕けぬ石のように残っていた。彼の言葉を聞きながら、ルアンナは首を傾げる。
「随分と神様を目の敵にしていましたよね。ホムンクルスでしたし、それだけの酷い目に遭ったということなんだと思いますが……」
「暴動へ手を貸しに来たわけではない、と言っていましたが……少なくともここで暴動がある事は知っていたはずです。でなければ、これほど丁度良く彼が現れる事も無かったはずですから」
「……あの人と、スラムの人達、それぞれと結びつく人がいる……?」
「そう考えるのが妥当かもしれませんね」
ミゼリアの呟きに、レティシアが頷く。レピドは顎をさすってうんと唸る。今も弾ける閃光が、今も瞼の裏に張り付いているような気がした。
「閃光塗弾も適当に投げられるだけ持ってたからな。それだけの財力はあるかもしれない」
「財産があるかはわかりませんが、一つ心当たりがあるような気がします」
レティシアは顔を曇らせる。偽りの聖霊節の景色が、ふと脳裏に蘇る。それを彼女に見せつけた、一人の狼人間の姿も。彼女は臓腑が鉛のように重くなる心地がした。
「……死人占い師。もしかすると、彼に何らかの関わりがあるのかもしれません。もう一度、彼に会ってみる必要があるのかもしれませんね」
深刻な顔をするレティシアを横目に、アーテミシアは欠伸をする。
「何でもいいぜ。もっと骨のある相手とやれンならな」
かくして、謀都事件の影で起きた貴族襲撃事件は冒険者の手によって食い止められた。しかし、さらにそれの陰に隠れた一つの計画が、刻一刻と動き始めていたのである。
つづく
気を付けてね。魔弾の射手が放つ七発目の弾丸が、きっと君達を射貫くから。
マスターコメント
ミドルシナリオ普通 報酬:標準8 / 6〜8人
2022年10月13日 18時40分04秒 公開
相談掲示板
ヒーラー、グレイブ・ヤードです。 よろしくお願いしますね 暴動とは穏やかではないですねぇ
レピド・クロサイト、シーフだ。よろしく頼む。 閃光塗弾なんて下手な武器より高い物をよくそんなに集められたな……というのはともかく、閃光への対策はどうしようか。 形状がわからないが相手の遮光器を奪ってこちらが活用する、とか?
ごきげんよう。 ヒーラーのレティシア・レインフィールと申します。 皆様、よろしくお願い致します。 ご相談をさせて頂く必要がございますのは ・標的となった貴族の逃走の補助 ・市民の暴動の鎮圧(全員の生存は必須条件) ・閃光塗弾への対策 ・途中で介入する謎の剣士対応(PL情報) 以上の四点となりますでしょうか? 閃光塗弾に関してはレピド様の仰るように、遮光器を奪取及び活用は有効かと存じます。 形状としては目を覆う物(眼鏡かゴーグルタイプ)か、盾形が推測されますね。 奪取も含めて鎮圧に関しての注意点としては 非授恵者に対する手加減は大変難易度の高いものとなりますので ダメージの無い手段での無力化が推奨されるかと存じます。 謎の剣士対応についても鎮圧との並行は勿論 市民の皆様が攻撃に巻き込まれませんよう、注意が必要でございますね。 場合によっては庇われる必要がある場面もあるかと存じます。
ウォーリア、ルイド。よろしく頼むわ。 レティシアは相談事項提示感謝、ひとまずそれをなぞって発言させてもらうな。 > 貴族の逃走補助 『一応カバーしてあげよう』か……護衛の兵もいるから、そこまで手厚くする必要はない感じか。 万一何かありゃ誰か盾になれるような位置取りをキープする、とか 念のため射線は切るよう心掛ける、くらいでもいいのかね。 >暴動鎮圧 威嚇目的とかを除けば、直接攻撃するスキルは避けねぇとダメそうだな。 何とか加減して意識刈ったりロープや光縛呪で捕縛すりゃ大人しくなりそうだが、 その場に放置だと下手すりゃ後続に踏み潰されたり剣士に巻き込まれっかね? 手間だが、端に転がす方がいいか。 >閃光塗弾対策 遮光器奪うのはいいな、手っ取り早い。 あとは超聴覚なりの視覚以外の感覚研ぎ澄ませておくのも多少役立つかもしれねぇな。 >謎の剣士対応 半端に削ったところで回復されるだけか。 んじゃ一旦何人かで抑えておいて、他で暴動鎮圧済ませてから改めて全員で対応するか? 暴徒の生存が条件の内なら、そっち先に片付けた方が安心してやれっかなと。
ウォリアーのアーテミシアだ 逃走の補助には1・2人張り付かせとくか 非受恵者って軽く小突いただけで骨折れたりするから面倒くせえな……金でもばら撒くか? 群がって逆に邪魔になる可能性もあるけどな 剣士はオレが行くか。今回硬いやつ多いし、3人もいれば抑えるだけなら難しくはねえだろ。
ウォーリアの、ミゼリアです。よろしく、お願いします……。 初めは、にげる貴族さんの、お手伝いというか、護衛をしようかと、思って……ます。 馬車か何かで、この場所を離れるまでは……そばで、まもってあげようかと……。 >暴徒鎮圧 ケガをさせないように止めるの、むずかしそうですが……がんばります。 そういえば、殺界って……ターン最後での範囲内の相手への攻撃は、必ず発動する……んでしょうか……。もし、足止めだけして、攻撃はしない……みたいな使い方ができるなら、暴れてる人たちを抑えるのに、使ってみようかと、思いますが……。 >剣士 ……わたしも、抑えておくの、お手伝い……しようかと……。
ウォーリアのコルネリウスです、よろしくお願いします。 レティシアさんは要点を纏めて頂きありがとうございます。 取り急ぎとなりますが。 > 貴族の逃走補助 放ったらかしというわけにはいきませんので、1名はどなたか付けるようにしたいと私も思います。 >市民 参考までに、過去に一般人に対して必要があり攻撃したことがありますが、木製の剣で最小限(攻撃力は20以内だったと思います)までダメージを抑え足を狙って粉砕骨折レベルでしたので、かなり慎重にならなければいけませんね。 ダメージを与える直接攻撃はなるべく避けられるように検討していきたいですね。 >殺界 ターン終了時の攻撃キャンセルは可能ですね。 伯爵に向かおうとする暴徒を足止めしたりなど使えると思います。 >謎の剣士対応 彗星は一度見切れば対応は可能そうですが、初見では厄介ですし最初から複数で抑え込まずに彗星直後にフォロー出来るようにしたほうがいいかもしれません。 あとは市民を利用されるのも怖いですから、レティシアさんの仰るように市民へのカバーリングも並行しつつ、剣士を引き付けして引き離すことも必須となりそうですね。
キャスターのルアンナです、よろしくお願いします。 閃光弾対策については、遮光器を1つ拝借するとかしか思い浮かびませんね…。 >暴動鎮圧 とりあえずノディオン伯爵が逃げるまでの時間稼ぎをするだけだったら、全然別の方向から「伯爵がいたぞー!!こっちだー!!」と叫んだらある程度の人数は釣れたりしますかね?
>暴動関係 ん-、思い付きですが、 「真上から水ぶっかける」とかで遮光器関係の視界の狭さを逆利用する手段はとれないかなと思っています。 濡れた衣服は動きづらいですし、下手に動けば寒さも加わりますから多少は楽になるかと。 あと風邪ひいたら致命的なのはスラムではあるあるかなと思いますし そこらで命の危機を感じてくれればこちらの言葉も通じる可能性があるかなと >謎の 集団の暴動ですし、何らかの形の中心人物がいる可能性は意識できますよね。 予測、というのはできるかなと思います。 念のため、一応光縛封を準備しておきます。 被害が出ないようにしたいですし
>貴族の逃走の補助 素直に速やかに避難してくれるのはありがたいな。 そこにミゼリアがついてくれるのであれば大丈夫かと思う。 >暴動の鎮圧 恥ずかしながら、先日うっかり否授恵者を殺りかけた経験があるんだが「スキルは手加減出来ない」ものらしい。 ダメージの出るスキルはどんなに威力が低くても直接撃つのは避けた方が良さそうだ。 ……と言っておいて難だが、対象識別のスキルで「誰も攻撃対象にしない」ことで威嚇にならないかな、とはちらっと考えていた。 これも危険そうなら控える。 >謎の剣士対応 暴動鎮圧が終わってから本格対応に賛成を。 彗星が範囲攻撃である以上、下手な位置で戦うと市民が巻き込まれかねない。
まあ何でもいいから暴徒は気を逸らせればいいンじゃねえか? アレコレとこまけー事考えるアタマなさそうだしな。 ちなみにオレが見たときは盾でふっ飛ばされただけで腕折れてたぞ。勢いよく接触した時点で無事じゃ済まねーってこったな。 鎮圧してから対応じゃちと遅くねーか? あるいはこっちもドラチャリでぶっ飛ばして離してから足止めするか ドラゴンチャリオッツ系は本来ダメージはねえけど…巻き込ンだらどうなるかねえ? 吹っ飛んだ衝撃で怪我くらいはするかもしれねえが…
>貴族の逃走補助 ミゼリア様にお任せ出来るのであれば大変有難く存じます。 よろしくお願い致します。 あとは、標的は個人ではなく貴族という事であれば 私も貴族の一員ですので、名乗る事で囮となる事も可能かもしれません。 >暴動の鎮圧 別の依頼で私も一般人の方の鎮圧を行った経験がございますが その際、こちらとの力量差を示す事で武器を持つ無意味さを理解して頂きましたので レピド様の仰るように対象識別スキル等で攻撃対象から外した上での 威嚇、もとい警告でしたら特に問題は無いかと存じます。 グレイズ様の水使用案も、冷静さを取り戻して頂く意味でも有効かと存じます。 そしてある程度の会話が可能な状態となりましたら 武器を捨て投降されるのであれば減刑嘆願も可能と、私の方で説得を視野に入れております。 >謎の剣士対応 グレイブ様に光縛封をご用意して頂けるのであれば、ある程度の足止めは可能でございますが もし攻撃手段に一定威力以上の魔法攻撃がございましたら 早期破壊が可能な点が注意点ではございますね。 私も最低でも二人、例えば前衛と回復役で抑え役を担当して頂き その間に残りのメンバーで鎮圧し、終わり次第全員で対応とされる方が確実かと存じます。
> 貴族の逃走補助 ミゼリアが対応で了解、ありがたく頼らせてもらうな。 一応そちら側に閃光塗弾が直に飛ばないように、とかは気にしておくわ。 >暴動の鎮圧 各実例助かる。 個人的にゃ、暴れる奴相手なら足へし折るくらいはいいんじゃねって感じではあったが、 怪我させねぇ方向ならそれに合わせる。 水でも威嚇でも損なく試せることは何でも試していいと思うんで、 ひとまず対象識別は俺も持ってみるか。 >謎の剣士対応 光縛封はありがてぇな、抑えの準備なり整える時間にもなる。 剣士は貴族でなく俺らの方に向かってくるみたいなんで、 言葉や執着付与なんかで気を引けりゃ、引き離しもそう難しくはないかもしれねぇな。
書き忘れ >暴動の鎮圧 説得もするんなら、先に威圧感込みで強めに声掛けておくか。 鞭を先に振っときゃ飴も良く効くんじゃねぇかなと。
>貴族の逃走補助 ミゼリアさんにお任せしますね、よろしくお願いします。 >暴動の鎮圧 そうですね、「生存」が条件ですから話を聞ける状態であれば問題ないのかと認識はしています。 こちらとしては手加減にも限界がある点、私も個人的には骨折といった怪我は許容範囲ですけれど、なるべく怪我をさせない全体方針であれば沿う形にしたいなと。 圧をかけて気力を削ぐのであれば、ハンマーブレイクで何か壊したり、なんて思ったのですが…壊していいもの、ありますかね…屋敷街ですし、塀とか破壊したらやっぱり怒られるでしょうかね…識別攻撃での威圧に留めましょうか。 説得は私も行う予定でいます。
>殺界・ターン終了時の攻撃キャンセルは可能 ……ありがとう、ございます。では……足止め用に、殺界を、攻撃無しで使うのも視野に……伯爵さん達の、出発までは、護衛に……つきますね。 ルイドさんも、気にかけてくださって、ありがとう……ございます。一応、レピドさんのおっしゃってたやり方で……暴れてる人から、遮光器を奪えそうなら、使ってみるのと……目がくらんだ時用に、超嗅覚をもっていこうかと、思い……ます。 >鎮圧 ……ちょっと叩いても、大ケガになってしまう……んですね。……なるべく、ケガをさせないように……ひとりずつ縛っていくような感じで、対処してみようかと……。 暴れてる人たちに、どう声をかけたらよいのか、よくわからないので……説得や威圧は、皆さんにお任せします……ね。
>足止め アーケインストリームを使おうと思ってますが、道の幅が4Hexでスキル範囲が1座標×3なんですよね。 ルールを見たら1つが3Hexの大きさらしいので、上手く置けばかなり邪魔できると思います。 >剣士対応 光縛封での拘束ありがたいです!その隙に攻撃を叩き込みますね! 私も念の為に拘束魔法を持っていきましょうか?
>暴動 とりあえず私は水で頭を物理的にも心情的にも冷やさせての演説等で説得をもくろむつもりではあります。 多少の血は洗い流せますけど、どんな流れであれ生じた死に関しては拭いようがなくなります。 幾らでも「こじ付けて」レッテル張り出来るようになる要因はできる限り取り除いておきたいですからね。 >光縛封 これは「物理攻撃で壊れない(耐久値の減らない)結界で包み込む」というものですから、専門キャスターでもなければ限界ターン(3ターン)まで持たせられる、と思います。多分 (ほぼ4桁耐久値になる、はずです) 射線も通らなくなりますし、その間に取り囲めるような態勢を整えるための時間稼ぎ、と思っていただければ。 お話をするためには頭を冷やさせたうえで、こちらに有利な状況を構築してから、だと思いますからね。
>暴動の鎮圧 あんま細かく決めすぎなくてもいいかもしれねぇが、流れとしては 水で怯ませる→威嚇・威圧で更に抑える→説得で投降呼び掛け→抵抗するやつは怪我避けつつ制圧 ……とかで、認識大丈夫そうか? 威圧用にぶっ壊すのは……地面叩き割るくらいなら、あとで剣士の彗星のせいにできねぇかな。 >謎の剣士対応 今んとこ抑えで表明してるのはアーテミシアとミゼリア、で合ってっかね? んじゃ捕縛に注力するが、俺も念のため魔蝕持っていっておくわ。キャスター武器持つついでだ。 カバリングも備えとく。
>暴動の鎮圧 流れとしては、ルイド様の認識で間違いはないかと存じます。 威圧目的の破壊については……破壊しても良い物を予めご用意されるか 市民の方から奪取された武器なら、破壊されても問題は無いのではないかと……。 あとは、捕縛用に最低でも一つはロープ等をご用意された方がよろしいかもしれません。 >個人 私は説得と捕縛を行いつつ 剣士対応班の状況次第では回復の援護を致しますね。 剣士対応に全員が専念出来る状態となりましたら ウェイブ・オブ・インフィニティロアを付与致しますので 付与をご希望の方は効果範囲内に居て頂けると有難く存じます。 一応、大勢の市民の方の回復対応に備え ハイパーヒーリングオーラはご用意させて頂きます。
>暴動の鎮圧 ルイドさんの仰るように「彗星のせいでうっかり壊れた」らエルさんがなんとかしてくれるかな、なんて思いました(多分あとで怒られます)けど、レティシアさんの武器を奪って破壊するのはデメリットも少なくて良さそうですね。参考にさせて頂きます。 ロープも持ち物に持参するようにしますね。 >個人 私も威圧や説得からの捕縛がメインになります 剣士対応は状況に応じて援護となるかなと
とりあえず終了後の治療と炊き出しを少し入れてみました。 おなかがすいていればイラつくものでもありますしね
>暴動の鎮圧 流れの確認助かった、ありがとな。 武器奪取して壊してみせるのは確かに良さげ。 威圧時点でも「武器寄越して投降しろ」って一文は入れておくか。 と、縛る用には光縛呪、抵抗されて使えないならロープ、としておいた。 終了後の行動予定は入れられなかったが、何か手伝えることありゃ手伝うようにはしておくな。 もうじき出発か。あとは現地でよろしく頼むわ。