【西局】砂の如く、塵の如くに

弓月 蒼

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シナリオID:2461

オープニング

●砂上を金で満たす者達
 それは、何をやっても上手く行かなかった元王国貴族。ザスタファ・ザルムザーリ乾坤一擲の大勝利だった。
 私財を投じて動かした達人級の魔獣使いにゴールディから呼び寄せた亜人(ゴブリン)の傭兵大隊。

 全てを惜しみなく投じての勝利は劣等感(コンプレックス)に塗れた男の自己顕示欲(プライド)を心地良く満たした。

「――――ぐ……ぐっ、はははははは!! 見よ! これが力だ!! これが金の力だ!!!
 がははははは!! あの護兵団が! 授恵者共が!! 尻尾を巻いて逃げ出しおったわ!!!」

「キヒヒ……お見事、お見事……で、次はどう為されまサァ?」

「がっはははははは――――がは、げほ、ごほ……ぺっぺっ、ちぃ、砂が口に、ごほ……っ!
 あ、うん? 次? 次とは何だ。わしはこれほど見事に勝利したではないか。大戦果だろう?」

「ヘェ……然り、然り。でありゃあ当然、御党首のウザリ殿は依頼主様を戦力として数えられまサァ」

 まるで当たり前の事を聞かれた、とばかりに応じる『砂蟲使い』ラディスラーヴァの問い掛けに。
 ザスタファはまるで妄言を喚かれたとでも言う様な嫌悪の表情を浮かべた。何? 何だそれは? おかしい。

 彼の目算ではこの功績を以てウザリは自分を『太信党』のNo2と認め、後は悠々自適の日々が待っている筈だった。
 彼に戦術眼何てものは微塵も無い。ただ数を揃え、全戦力を突入させ、結果たまたま勝利を掴めただけだ。

 現場において各戦力を運用する者達はその時その時で適切に動いていたが、それは彼の先見の明故ではない。
 
「ば、馬鹿な……!? わしはもう下がるぞ、こんな最前線などわしの様な貴人が居る場所では――――」

「キヒヒ……そりゃあいけネェ。敵は未だ下がっただけ。最前線での敵前逃亡は、死で報いられるが戦場の常でサァ」

 奇妙な音調(イントネーション)で喋る小男の背で、人など寝返りで挽肉(ミンチ)に出来る巨大な甲蟲が身動ぎする。
 後先を考えずただ我欲にのみ従い前線へやって来たザスタファは、気付けば全く望んでいない評価を得てしまっていた。

 そして彼の抱え込んだ決して小さくは無い戦力は、最早無かったことには出来ない。
 金で雇い、自らの手駒として操っていた筈が。自身の望みで得てしまった勝者と言う立場故、最早手綱を離す事が許されない。

「ば、ば、馬鹿な……! そんな、そんな事があってたまるか!!? いや、ウザリ殿ならば分かってくれる筈だ!
 わしは、わしはこんな危険な場所に居て良い人間では無いのだ、わしは――――!」

「”……『太信党』……より、連絡来た。速達”」

「お、おお、丁度良い! 見よ、これは恐らく労いの――――」

 勿論『太信党』からすれば西方辺境伯の防衛線。その一部を突破した部隊を放置・解散するなど有る訳が無く。
 彼らの部隊は配置として最も『領都』に近いのだ。先遣隊を担うにこれほどうってつけの戦力も無い。

「――――……ば、な、え……――――えぇ? な、何でこうな――――」

「……キヒヒ……キヒヒヒヒヒ……お次は……領都が、餌になるネェ」

「……“何でも良い。追加料金、宜しく”」

 三者三様、それらを結び付けた人間の思惑などまるで関係なく。使える物は使えと言うのが『太信党』の。引いては党首ウザリの方針である。
 そもそも、ザスタファは今日この日の勝利まで、名前すら満足に憶えられていなかった。幹部の地位を金で買った必然である。

 である以上、当然彼が党首に重用されることなどある訳も無く。偶々掴んだ勝利は戦力の有効性を証明しようとも。
 それを運営した人間の価値を著しく高める作用などもやはり無い。考えてみれば何も不思議ではない当然の帰結。

 『大砂蟲』と『砂蟲使い』。亜人の大隊を率いる『九十九鬼』。
 まるでそれらに手綱を引かれる豚の如くザスタファは自失したままそれらに続く。所詮は使い捨ての駒だ。
 
 この戦いが終わるその時まで。彼に安堵の時など訪れることは――――無い。  

●砂塵と共に生きる者達
 ”悪いがこちとら、常日頃から攻め込まれた時を想定して訓練を重ねてきた”――――とは。
 此度の防衛線を総括する、西方辺境伯、ルーヴェン・アクファリテの言である。

 転じて、此度の戦いはつまりその証明であると言い換える事が出来る。
 西方辺境伯麾下、護兵団四小隊。本来兵站維持の為の後方支援を担う者達を領都へ呼び戻し。

 昨日より契約を果たした『砂狼』率いるシラードヴォルフェン傭兵団の全構成員を投入。
 希少な『砂蜥蜴(ラプトール)』をも探し出し、これを与えたと言うのだからいよいよ西方辺境も本気だ。

「此度の戦、敗北は赦されん」

「だろうよ。そんで、ダルヴィンの野郎は何処に雲隠れなされたんで?」

「団長殿には領主殿を護ると言う最優先の役割が在られる。流石に所在を明かす訳にはいかんよ」

 西方辺境伯の片腕、ダルヴィン・ケルソーは護兵団団長であると同時に熟達の盗賊(シーフ)でもある。
 いざ領都へ進軍されつつあると言う状況下、同人物がすべき事は、”万が一への対応”だ。

 少なくとも、本気のダルヴィンの警戒網に踏み入ったなら。並の暗殺者であれば鎧袖一触は免れない。
 問いを投げた『砂狼』に、かつて後方兵站拠点の防衛を担った初老の護兵団小隊長が白い髭を撫で付ける。

「へぇ、そうかい。オゥケイ、それじゃあ仕事(ビジネス)の話と行こうか。
 勿論俺たちゃ金の分だけは働くがね。なあ北方の黒いの、砂蟲の強酸塗れになる覚悟は出来てるかい?」

「――――先の敗戦、自分にも慢心が無かったと言えば嘘になりましょう。
 その程度の覚悟、とうに。それでも――――此処で息絶える心算は有りませんが」

「ハッハ―、結構。実に結構だ! 傭兵ってな生き穢くなくちゃなんねえよなあ! そうだろ爺さん?」

「左様。『太信党』だか知らぬが、墳墓を暴き死者を蔑ろにする様な者共に殺されてはやれぬ」

 彼らの――――護兵団4小隊、及び『砂狼』、継続して呼ばれた『黒フードの傭兵』。
 そしてそんな如何にも我の強い面々に招かれた冒険者達。凡そ、西境が揃えられる総力の一部。

 ――――その役割は、正面より迫る『太信党』先遣部隊――――とは言え領都攻略を目論む以上。
 少なくとも中規模都市を占領出来る規模の兵力が想定される――――の、迎撃であり撃破。
 
 領民の避難が終わっているとは言え、完全に無人である確認が取れている訳でも無く。
 何より残されている物は紛れも無く領民の私財である事を鑑みれば領都侵入を果たす戦力は少ない程良い。

 つまり防衛拠点を間近に控えての威力偵察と遊撃を兼ねる訳であり、有り体に言って『決戦』だ。
 機動力が尽きれば最悪取り残される可能性すら存在する。しかし同時に――――

「此処で一矢報いる事は、無辜の民の哀しみを1つ減らす事に直結する。
 同胞達よ! 砂漠に生きる者達よ! そして我らが戦友達よ! 此処に己が血と鉄と誇りを示せ!!」

 人の背程もある戦斧が掲げられた。薄く切れ味鋭い曲刀が。黒で塗り潰された槍の矛先が。
 獲物が振り上げられ、切っ先が交わった――――同時に、此度の勝利とは西方辺境の興亡そのもの。

 砂の如く、塵の如くに、一粒では時流に呑まれる他無い者たちが、抗わねばならぬと力を合わせる。
 ある者は金の為。ある者は矜持の為。ある者は己が義務の為。ある者はただ守るべきものの為に。

 領都の重厚な門が開くと視界の彼方に砂埃が見えた。退路は、既に無い。

解説

 ――――西方辺境領先遣遊撃戦、開戦。 ●勝利条件  敵軍の撤退or殲滅 ●友軍 ・『黒槍の守り人』ガレス・コーニッシュ   標準的な冒険者より若干格上程度の力量を持つウォーリア。  物理特化した能力を持っており、特に物理防御に関しては極めて頑健で丈夫。   ・『砂狼』シャムハーン・ラハマディ  外見年齢は30代中盤、標準的な冒険者より若干格上程度の力量を持つウォーリア。  対魔法に特化した装備で身を包む為、一般的な戦士より遥かに魔法に対する耐性が高い。 ・『シラードヴォルフェン』  合計9名からなる『砂狼』麾下の傭兵団。射手6、治療師2、魔獣使い1で構成されている。  尚、魔獣使いが操れる魔獣は下記の『砂蜥蜴』のみ。 ・『砂蜥蜴』  ラプトール。すらっとした二足歩行の蜥蜴。群れで行動し、群れの長の挙動に合わせる性質を持つ。  傭兵達の移動手段。搭乗時は移動力8相当。冒険者も利用可能だが傭兵達との同行を余儀なくされる。 ・護兵団  合計80名からなる大集団。小隊長である白髭の老兵と、彼と同格の射手3人以外非授恵者。  全員で掛かれば小型の『大砂蟲』を討伐出来る程度の戦力で、領都防衛の主戦力。  団員も『百鬼衆』の雑兵相手なら1対1でまず勝利出来る程度の練度を誇る。 ●敵軍 ・ザスタファ・ザルムザーリ  敵軍指揮官。恐らく敵陣の遥か最奥に隠れている為、そもそも到達が困難。非授恵者。 ・『砂蟲使い』ラディスラーヴァ  知名度の一切無い謎の魔獣使い。支配対象は『大砂蟲』。  どうもそれなり以上に高い隠蔽技術を有している様で、先の戦いでは結局発見出来なかった。 ・大砂蟲  シラー砂漠最大級の魔獣の一種。戦場には合計3体存在しておりそれぞれ3m級×2、8m級×1。  『砂蟲使い』の支配下に居るのは今回は8m級でほぼ確定と推定される。 ・武装集団『百鬼衆』  ゴブリンの授恵者8人を中心に、非授恵者ゴブリンが40人集まった大規模な破落戸の集団。  授恵者8人中5人は冒険者に匹敵する実力を持ち、指揮官は『九十九鬼』のガランドゥーム。  シューター4、ウォーリア4と言う物理偏重の脳筋集団だが、実戦経験豊富。 ●注意事項 ・このシナリオでは、『青燕兵曹』の称号を持つPCがNPC部隊(約20名)に対し、  部隊規模での行動を依頼することが出来ます。(今回の場合、護兵団が相当)  但し依頼内容によっては部隊の了承を得られない場合もあります。 ・平野での遊撃戦です。障害物などはありません。

マスターより

 73度目まして。シリアス&ダークに愛され過ぎて夜も病まない諸君、私は戦争が好きだ。  【西局】の戦い、領都直前即興曲『乱戦』をお送ります。  勿論、此処から西局の戦いに参戦為される方も、遠慮呵責なくどーんとぉ! ご参加下さい。  死んだり死なせたり殺したり殺されたりしましょう。します。  尚、友軍は行動依頼無しだと各自判断で好き勝手に動きますのでご注意下さい。  また、勿論今回も結果次第で以後の【西局】戦線に悪影響を与える可能性があります。  難易度は嘘を吐きません。どうぞ、くれぐれもあらかじめご了承ください。

リプレイ


●地平の向こう

「砂煙が近付いて来たな……」

「そうね、今回は確りと汚名返上しないと」

 西方辺境伯領都からは、少し高所を選べば地平線が見える。であれば、遥か彼方に見えるその痕跡も。
 思う程は遠くは無い。それは、“天眼”で以て索敵に専念する『銀の双刃鬼』ナハティガル=ラーから見ても。

 或いは、敵陣を確認した上での伝達を目的とする【結実ナル獗烙】エミリア・シバから見ても同様であり。
 “待ち受ける側”の利であると言って良い。彼我の距離は然程時を置かずとも音が伝わるだろう程に近付きつつある。

 そろそろ警戒を促すべきかと視線を向けてみれば、護兵団の面々は既に武器を構え臨時の野営地で臨戦態勢で居る。
 どちらかと言えば冒険者達の方が遥かに好き勝手な配置にばらけており。流石は領境の守護者だと感心する一方――――

 ――――まあ、冒険者と言うのは元々個々が一騎当千な分。綿密な連携には向いていない物だ――――とも。
 再度認識を改める。その為に、エミリアの様な役割の人間(掃除屋)が必要だと言うのも、間違いなく事実であるのだから。

「今回も8m級を囮とし、その隙に3m級2体と百鬼衆で領都の城壁を攻撃――――と、来る事が想定されるな」

「でしょうね。少なくとも亜人(ゴブリン)達で都市城壁の破壊は困難。でも蟲で都市制圧も困難……だもの」

「となれば、本命は“百鬼衆”側か」

 2人の見解は共通する。例えば兵たる百鬼衆が全滅し“大砂蟲”だけ残ったとしたなら。その時点で戦略的勝利が成立する。
 『太信党』の目的は領都の破壊や王国の破滅などではなく、あくまで戦線の拡張と支配体制の構築なのだ。

 領都を破壊し尽くす事だけなら“蟲”でも出来る。が、それが誰に利するかと言えば西方辺境伯側だろう。
 自国を好き勝手に蹂躙されたとなれば王国騎士団が出張って来る。そして彼我の誰も、其処までは望んでいない。

 戦争とは――反社会的組織(テロリスト)による物であれ原則――武力交渉。即ち“落し処を付ける”事を前提とするからだ。

「キーゼさんはサポートをよろしくお願いします」

「……はあ」

 そんな眼下。『1221年度パンクリアース学園生徒会 書記』コルネリウス・アーラの申し出に。
 黒衣の治療師キーゼは困惑した様に眉間を揉んだ。何と、他冒険者の助勢が有るとは言え8m級の対応である。
 
 意気軒高と言う他無い眼前のコルネリウスは、つい先日まさに同じ魔獣を単独で止めようとして死にかけた訳だが。
 果たしてその辺り分かっているのだろうか。否。分かっていたらもう一度挑戦(ワンモア)とはならない筈だ。

「まあ、そう仰るのであれば……今回は少し真面目に働きましょうか」

 どう捉えてもやる気(モチベーション)は無い。が、立ち塞がる当人から助力を乞われて断る理由も特にはない。
 であれば報酬分は少なくとも働こうとするのが彼の長所であり短所である。

 仕方なく頷いたその足で顔見知りの傭兵の下へ向かうと、そちらはそちらで中々面白いことになっている様だった。

 ――――

「相乗りねえ……オゥケイ、北方の騎士候補ってのは皆イカれてるらしい。振り落とされねえ様に掴まっておけよ」

「ええ、初撃の時だけでも結構よ? どうぞヨロシクね♪」

 『青燕兵曹』ザザ=ステルヴィナに捕まった『砂狼』が目に見えて大きく肩を竦ませる。
 “砂蜥蜴(ラプトール)”は軍馬より速い分旋回性に劣る。慣れた者ならともかくも騎乗技術は必要不可欠だ。

 其処に来てザザは搭乗経験の無い魔獣に無警戒で相乗りすると言うのだから、命知らずと言われても仕方あるまい。
 とは言え――――

「……『砂狼』殿。差し支えなければ俺も乗せて貰って構わないだろうか?」

「お? あんたは騎馬か何かに乗り慣れてるみてえだな。なら……まあ任せても問題無いか」

 同様に、相乗りを希望したのは『青燕兵曹』ジュスト・ヴェルジーのみであり。
 彼が貴族の嗜みとして騎乗技術に精通していた事も手伝って、事態は然程致命的な事にならずに済む。

 結果的に、最も砂蜥蜴の操縦に優れた『砂狼』の後ろにザザ。そして最も後衛に位置する魔獣使いの後ろにジュストが。
 それぞれ相乗りする事で当座は凌げそうだと言う結論に至ったのは幸運だったと言って良いだろう。

「……やあ、その射程と機動力頼らせて貰います。終わったら一杯やりましょう」

「ハッハァ! ここらで一番良い酒を用意しとくぜ? 精々財布を膨らませておくんだな……!」

「あら、それはモチロン私も御相伴に預かっても良いのかしら?」

「戦勝会か……西境での戦いでは随分厳しい経験もさせて貰ったし、多少は羽目を外しても良いよね」

「おいおいまさか天下の冒険者様が一介の傭兵に集らねえよな? 割り勘だぜ割り勘」

 キーゼの申し出に相乗り勢が乗り気で沸くと。如何にも嫌そうな顔を作り褐色の美丈夫が大仰に掌を振ってみせる。
 自らの頭領の如何にも情けない言には傭兵団の方々から野次が飛び、居合わせた冒険者達3人もそれに乗ってみせた。

 戦場で明日の事を語る者は長生き出来ぬと言う。が、そんな与太話(ジンクス)を真っ当に信じる者などこの場には居ない。
 冒険者にせよ、傭兵にせよ、いつ死ぬとも分からない稼業なのだ。笑える時に笑っておかなければ――――損と言う物だろう。

 ――――

「あのっ、ガレス様……!」

 ――――声を掛けるには、勇気が必要だった。
 『夜に咲く白月』レティシア・レインフィールは心身ともに疲弊していた。自覚もある。

 本来であれば、気候すら厳しい西境の戦いに参陣出来る体調ではない。
 彼女には“取り零す”ことを殊更に気負い、自縄自縛に陥る悪癖がある。以前は、それで事態が好転した事もある。

 が、物事には表裏ある物だ。彼女の護衛を自認するイヴェール・イリュジオンや、或いは対照的と言える治療師(ヒーラー)。
 『気が向いた分だけ仕事する』キーゼなどであれば、好き好んで自分を追い詰める理由が分からない、と言うだろう。

 奇しくも。黒フードの傭兵が抱いた感想もそれに近しい。索敵を兼ねていた丘陵より滑り降り、レティシアの顔色を窺う。

「その、“砂蜥蜴(ラプトール)”と“黒汗馬”について伺いたかったのですが……」

「自分が使うのであれば馬の方が良いでしょう。砂蜥蜴はどうしても進路が『砂狼』任せになってしまいますから」

 久々に顔を合わせた、と言う気がした。この人はいつも、いつでも戦場に居る。
 結果失くす物も多いだろうに。何故戦い続けられるのだろう。胸に沸いた疑問を指し、お互い様とは気付かない。
 
「――――それで、何がありました?」

「……え」

 膝を曲げて、まるで迷子に問う様に向けられた問に。意味を吟味しようと無理に作った平然の演技が、割れた。
 思わず喉が詰まりそうになり嚥下する。だって何も言っていないのだから。何も気付かれているわけがなくて。

「自分は無作法者故失礼ながら。貴女がそういう目をする時は、何か話せない事柄を抱えている時だ」

 揺れて、黒い外套へと彷徨った指先を数度迷い握った。頼ってはいけない。縋ってはいけない。勘違いしてはいけない。

「だい、丈夫です。何も……」

「以前――――話した事を憶えていますか?」

 以前の、どれだろう。ぐるぐると回る思考。黒フードの傭兵は瞳を細める様にしてその手首に巻いた布を指した。
 それが、彼女が彼の生誕を祝い贈った物であると。レティシアは漸く気付いて繰り返し瞬く。

「自分は、貴女が生きる限り生きましょう。自分が恥知らずにも生き足掻くのは、貴女が足掻いているからです。
 少なくとも貴女は生きているだけで、今日も、今も、この瞬間も、愚かな一人の男を救っている」

 ――――話半分に、聞いていた訳ではない。彼女なりに真摯に、その言葉を受け止めていた筈だ。
 けれどそれは、誠実と呼ぶには感傷的で。優しさと評すには一方的で。ちっとも――――甘くはなくて。

「自分には他に何も無い。それでは、足りませんか?」

 普段であれば、もっと丁寧に以て回った言葉を用いる人だろうに。その語調はあんまりにも直截で。
 眼を見開いて固まったまま言葉が出ない――――何を問われているのかも、良く分からない。

 だってそれは。

 ――――――――それは。

 ――――

「此度は、宜しくお願いします」

「ほう……生粋の戦士と聞くドワーフの剣士と戦地を踏めるとは。団長殿に良い土産話が出来た」

 領都外野営地。事前に斥候が得た情報に依ると、夜が明ければ接敵となるのだと言う。
 その前に最後の配置確認を進めていた白髭の老兵に、同じ立ち位置で戦う事になった『碧天』ヴィルヘルミナが頭を下げた。

 鷹揚に頷いて口元に笑みを描く老兵は戦斧使いであり、一見したなら彼の方が遥かに山人(ドワーフ)らしいが。
 王国兵の主流は現在もあくまで唯人(ヒューマン)であり、実力主義の護兵団と言っても大きく例外ではない。

「『大砂蟲』、なる魔獣には先に敗戦を喫したと伺いました。……此度は勝てますか」

「ふむ、痛いことを聞く……が。勝たねばならぬならば、勝とう」

 軽く拳を打ち合わせ、白髭の老兵が会議用に設えた大きな天幕を開く――――と。其処には静かに腕を組む赤い肌の亜人の姿。
 『ブレイブファング傭兵団団長』ハヤト=ガラン=ヴォルファングは今、独り静かに怒りに燃えていた。

「……襲撃は未だか」

「逸るでない。仇となれば気炎を吐くのも分かるが、長とは構える物、であろうて」

「コルネをボコしてくれたクソ共がいんだよ……必ず報わせてやる」

「若いの。焔の如き戦意よ、されどその意気や良し。貴公もそう思わんかね」
 
 くつくつ笑ってみせた老兵の視線の先。つい先程天幕へ戻った黒フードの傭兵が座ったまま視線を伏せる。
 此度は連戦になる事が目に見えている。僅かでも体力は温存しておくに越した事は無い。

「自分は役割を果たすのみ。仮の主が乱戦を望むならば、それに従うだけです」

 そう応じる男には如何にも遊びが乏しい。傭兵ならば――――と。件の『砂狼』ならば一家言投じたろうが。
 老兵はその答には何も言わず腰に紐で結んだ水袋を2つ。同数の傭兵達へ放り投げた。

 砂漠よりある程度離れてはいると言え、晴れの西方は決して過ごし易くはない。水分補給は命綱だ。

「飲んでおくと良い。いざと言う時こういった工夫が――――……うん?」

 その瞬間。水袋が震えた事に先ずハヤトが気付き。顔を上げる仕草にヴィルヘルミナとガレス。
 つまり天幕に集っていた面々が獲物を握り直した――――地を震わせるほんの微かな振動。

 そう、それは――――

●鮮血の大地

「――――――――敵襲!!」

 砂丘より滑り降りて来たエミリアの声――――けれど視線は最早、そちらを向くだけの余裕が無い。
 話には聞いていた――――“大砂蟲”なる魔獣の。けれどその先陣を切って向かって来る8m級を視界に入れ。

 『一口サイズ』ゲルダ・クラインは思わず両目を数度瞬かせた。話と実物とでは衝撃が違い過ぎる。
 全長で決して少なくない数の大型級這者(クリーパー)を超えるその巨体。体躯が跳ねる度に平野に響く確かな振動音。

 それは元々唯人(ヒューマン)より小柄な彼女の基準に於いて。ヒトが個で敵対して良いサイズ感を完全に逸していた。

(ま――――負け、られない……!!)

 一瞬、確かに呑まれていた自分を慌てて立て直す。分かっていた筈だ。そういう戦場だと。理解していた筈だ。西境は激戦区だと。 

「前回は中途半端で終わっちゃったから、リベンジね!」

 大剣を肩掛けに背負って今にも向かっていこうとする『威風凜然』デイジー・ロックウェルに。
 同じ学園の第五学年(同級生)として気圧されたままではいられない――――と。ゲルダもまた彼女には大き過ぎる剣を構える。

「こちらです! 支援をお願いします……!」

「すみません、遅れました……っ!」

 果たして――――これまで何処に居たのか。愛用の剣を抜き身で携えたイヴェールがレティシアと合流すると。
 迫る8m級を喰い止めるべくコルネリウスとキーゼ、そしてナハティガルが先駆けとして駆けだした。

 レティシアの奏でる"黄金色の波紋(ウェイブ・オブ・インフィニティ)"が周囲へと響き合い。それを受けてゲルダとエミリアが後を追う。
 しかし、それらをまるで割る様に響いたのは地を強く、鋭く踏み込み駆ける――――複数人の。或いは複数体の足音。

「8m級を足止め出来る内に百鬼衆の主力を討伐できなければ――——多分、今回も失敗するわ。所謂“後背の竜(背水の陣)”って所かしら」

「ハッ! だったら雑兵共をさっさと潰して追加報酬(ボーナス)と洒落こめば良いだけだろうがよォ――――!!」

 “砂蜥蜴(ラプトール)”の圧倒的機動力が、8m級の左右をすり抜ける事を可能とする。
 窮地を指して愉しむが如きザザの笑みに、ふざけた様な言葉と裏腹、獰猛その物の笑いを描いて『砂狼』が切り込む。

 以前は唯一、ナハティガルのみが到達し得た敵陣の右翼、左翼を捉える敵陣浸透。其処には一歩遅れた3m級と共に。
 前回同様8m級を投下し、敵陣に負荷を掛けた上で後詰を担う筈だった『百鬼衆』の亜人(ゴブリン)――――の姿。 
 
「今回は――――蹂躙される前に蹂躙させて頂く!!」

 悔恨は、後で良い。不甲斐なさの苦さも、一旦は置いておく。今は――――“魔術師”としての役割を果たせ。
 この絶好機を逃したなら、また1つ傷が増え、今度は悔やむ時すら喪うかもしれないのだから。

「――――雷精(アーケイン)よ来たれ!」

「流星よ――――」「光芒よ――――」「「――――今此処に!!」」

「ハッハァ! さあ――――餓えた『砂狼』のお通りだぜえ―――――!!」

 それは、正に戦況を勝利に引き寄せる一手。側方から貫かれた亜人(ゴブリン)達の部隊は悲鳴を上げる暇すら与えられず。
 降り注ぐ純白の流星煌(メテオライト)と、その術者を相乗りさせた“砂蜥蜴”を率いるシラーの狼達(シラードヴォルフェン)達。

 その圧倒的機動力と広射程の前に大穴を空けられ陣列は大混乱へと雪崩れ込む。他方――――彼らと連携する護兵団の面々はと言えば。

 ――――

「構え良し! 狙い良し! さあ我らが鍛錬の成果を見せる時よ! 掃射――――開始!!」

 矢嵐、と言う言葉がある。文字通り、豪雨の如く降り注ぐ、数えきれない程の飛矢の弾幕。
 白髭の老兵の指揮の下、放たれたそんな矢嵐の中を四影が駆ける。中でも突出するのは紅き稲妻――――そう評される一匹の獣だ。

「おぅ、うちのコルネをやってくれたのはテメェか?」

「"キィ――――!? てめェ! 同じ亜人(ゴブリン)の癖に唯人(ヒューマン)なんかとつるみやがってェ!
 この、この、『八十二鬼』のレッピーネ様の前に立つたァギャアアアアアアアア目がァァァァァァァァ!!"」

「うるぁ! ブレイブファング傭兵団が五十六鬼の二の舞にしてやんぜ!!」

 接敵最初の一撃こそ往なされるも、唯でさえ矢の雨を避けねばならず視線が上向いていた所。
 閃光塗弾で目を焼かれた『八十二鬼』が悲鳴を上げるも、ハヤトは全く斟酌せずに両手に爪と短刀を携え突っ込んだ。

 瞬く間とすら言える突貫と連撃に異なる意味の悲鳴が再度上がるも、さりとて乱戦の最中。声に注意を向ける暇はない。

「ハヤトちゃん、突出しちゃダメ……って言っても聞きそうに無いか。もう、仕方ないわね……!」

 『八十二鬼』の周囲に居た弓兵達が健在であればさしものハヤトも授恵者のみに集中とはいかなかったろう。
 が、飛び道具持ちの雑兵はエミリアが静かに。けれど確実に狩り続けておりじわじわ数を減らしている。 

 他方敵の応射による手傷は回復魔法(ヒール)で自己解決し、1人斬り捨てては次と陣中を進んでいたヴィルヘルミナは。
 誰よりも早くその亜人の王(ゴブリンロード)と相対した。子供よりは多少大きな体躯。手には大太刀。

「太刀使い……! 見つけました、貴方が――――」

「“……して、やられたみたい……だね。でも……進み過ぎ……だよ”」

 高速の踏み込みから弧を描く一閃。合わせが間に合ったのは幸運の後押しもあったろう。
 青い澱(エーテル)が光帯を引き、甲高い金属音が手応えを返す。一撃が重い。しかし、競り合えない程ではない。

「――――『九十九鬼』のガランドゥーム!!」

「"……正解"」

 ヴィルヘルミナ自身。自らの戦闘能力には相応の自信があったが、世界は広い。在野にもこれ程の使い手が居るか。
 自ら打った水天一碧(大太刀)を正眼で構えると、『九十九鬼』が後方へ跳ぶ。碧の山人(ドワーフ)がこれを追う。

「イヴェールさん、その、このまま敵陣中進んで良いんですか!?」

「敵首魁らしき剣士が居ました。追撃します……!」

 他方、遊撃を担うレティシアの声を受けて対面の雑兵を切り捨てたイヴェールもまたその歩を進める。
 幸い“砂蜥蜴”による奇襲が功を奏し敵陣は乱れに乱れている。指揮も隊列も有りはしない。

 視界に入る先から斬れば良いのだからこれ程に速い話もない。レティシアの護衛(カバリング)の範囲を維持しつつ。
 推定敵の首魁と交戦に入ったヴィルヘルミナの後を追う――――と、その最中。割り込んで来たのは射手である。

「"ンフフ……珍しく『九十九』の坊やが手こずってるみたいねえ"」

 弓に三本の矢を番えた女亜人(ゴブリナ)は見慣れない物の。その振る舞いから“授恵者”であることは見間違え様も無く。

「"アタイは『四十三鬼』のユーディーン。散々やってくれたけれど、アンタは此処でおしまいだよ"」

「こんな――――こんなところで足踏みしている暇はないのです! 其処を――――退け――――!!」

 攻撃射程、と言う敵の最大優位点を潰す為、虹の花弁を散らしながらイヴェールが彼我の距離を突貫(チャージ)で縮める。
 しかし、戦士(ウォーリア)を前にして射手(シューター)が1人で姿を現す筈も無い。

 特に――――視界が明瞭ではない、多数の雑兵が入り乱れる乱戦であれば尚更――――

 ――――

「来ます! 皆さん気を付けて下さい……!!」

 ゲルダの声は悲鳴じみた色を滲ませて響いた。領都野営地前の最前線、即ち――――対8m級対応班。
 戦闘は順調に進んでいた。前衛の主力盾を担うコルネリウス。治癒と戦線維持に尽力するキーゼ。

 コルネリウスに掛かる過剰な負荷を分散するゲルダと、ダメージを稼ぎ続けるナハティガル、デイジー、そして黒フードの傭兵。
 実に6名もの授恵者と、後詰めの百鬼衆を引っ掻き回す魔術師2人の尽力により8m級の外皮はじわじわ余力を削られて行く。

 が――――此処に来て。ゲルダが看破した通り最前線に出現したのである。計2体の3m級の"大砂蟲"が。

「よぉーし! 一匹は、あたしの担当ね! 今回は最期まで付き合ってもらうわよ?」

「もう一匹は私が……お役に立てるよう、精一杯頑張ります……っ!!」

 デイジーとゲルダ。2人がそれぞれ3m級へ向かうもその位置は文字通り8m級の認知空間内。
 以前5m級を討伐した時に8m級がどれほど怒り狂ったかを知る面々からすれば、順序を取り違える訳にはいかない。

(味方を、最低限、巻き込まない様に……)

 特に。8m級魔獣――――と言う有り体に言って“怪物”――――の直撃を被る可能性があるコルネリウス。
 彼女の立ち回りは死活問題だ。何せ牙を剥いての体当たりだけで10mは大地を抉られる。そんな物を受け止めるのだから。

「こ――――――のおおおおおおお――――——っ!!!!」

 超重量を“流血を覚悟した”全身全霊の回避運動と、白翼の盾を斜面として用いた技巧的な受け流しで“逸らす”。
 ただ重く、巨大な物が勢いを付けて降って来る。それだけで腕は軋み、筋肉は裂ける。それでも――――まだ、動ける

 その所業が、自らに宿る澱の粋を極め、経験を積み重ねた結果であるとして。
 キーゼは継続再生(リジェネレーション)を施した側の人間として見たところで、彼女の所業に呆れる他は無い。

(……良くやる物です)

 何せ治療師として言わせて貰えば、傷は癒えるとして。さりとて"痛みと恐怖"は消えないのだ。

「こっちです! まだ……倒れはしませんよ!」

「うわ、わっ、あぶ、なっ……!!」

 擦り傷を作りつつ小柄な体躯を生かし必死に避けるゲルダや、小器用に盾を使い3m級の勢いを加算して直撃を往なすデイジー。
 両名の様な立ち回りは理解出来る。大人3人分程度の重量である3m級ならばあれで時間を稼ぐことも可能だろう。

 しかし、8m級はそうはいかない。いかないからこそ――――その眼前に立ち続けるなど"割に合わないにも程がある"筈。

「畳み掛けるぞ"黒槍"、一手でも早く此処で決める――――!」「委細承知、いざ参ります……!!」

 畳み掛ける、ナハティガルと黒フードの傭兵。双方とも一撃入れるや噴き出す酸の体液にそれぞれ手や腕を焼かれるも。
 キーゼは治療師として過不足無く。被害度合いを見て主回復(ヒール)と副回復(サイドヒール)を使い分け戦線を支え。

 そうして幾許かの時が過ぎる。僅かな不運、僅かな事故が戦線を瓦解させ得る――――無限にすら感じる刹那の繰り返し。
 敵も味方も血みどろの中、再度刺突剣を突き刺したナハティガルが手応えの変化に気付く。

 体躯各所で傷付き剥がれた体皮、流血、それらが積み重なり遂に8m級が弱って来たのだ、と。ならば、押し切るのは今しかない。

「キーゼ、コルネリウス、やれ――――!!」

 黒槍に切り上げられ大口を開けた“大砂蟲”。その擂鉢状の牙の奥の奥めがけて雪割草の剣から衝撃波が。
 そして駄目押しとばかりに黒衣の治療師が手繰った魔弾が放たれ、蟲の体躯を貫いた。

●鬨の声

 それはこの戦場における最大の脅威の喪失と。何より戦いの趨勢が大きく片側へと傾いた事を示す。

「おお、あんな嬢ちゃんがやりおるわ! これは負けてはおれぬ! 今こそ護兵団の誇りを示せ――――!!」
 
「「「「「おおおおぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」」

 戦場の何処からでも見える敵勢最大の魔獣の討伐は、兵達の士気を盛り上げるに十分過ぎる効果を発揮した。
 未だ3m級と相対するゲルダとデイジー。年若くとも勇ましき少女2人を援護せんと護兵団の弓兵達がこぞって矢を射る。

 それも当然と言うべきか。本来彼らが相対すべき亜人(ゴブリン)達はその主力を大いに削られ潰走と言って良い有様だった。

「飛び道具を使えば数の暴力でどうにでもなるかと思ったかい?」

「頑張りは認めるけれど、こっちも時間を掛けてる暇はないの……!」

 嵐の障壁(ハリケーンウォール)に矢を散らされた亜人達が右往左往するど真ん中に打ち込まれる流星煌(メテオライト)。
 ジュストとザザの連携に巻き込まれ、また1人亜人の名も知れぬ戦士が魔力の弾幕の藻屑となる。

 それを見届けた『砂狼』が周囲の仲間達に指示を送ると、戦線は更に奥――――繰り返し響く鋭く高い剣劇の音。

「"……硬い……上に、やるね。業物だ"」

「……貴方も。ですが――――」

 数合打ち合い確信する。ただ純粋に武具の扱いだけに絞るのであれば、『九十九鬼』はヴィルヘルミナを上回る。
 ほぼ一騎打ちに専念させて貰っていたにも関わらず、未だ打破し得ていないのがその証明だ。

 けれど、神鉄体躯(アダマントボディ)で死角を潰している彼女には未だ余力がある。
 一方その小柄故か。鎧すら纏っていないガランドゥームは徐々に体躯に手傷が増えている。決めるなら、此処しかない。

「そろそろ決めます」

 大上段。踏み込み一足。その刃は雷より速く“雷光そのものを叩き切る”……と、伝えられる絶技。
 『九十九鬼』はそれでもヴィルヘルミナの挙動に合わせて来た。受けより後の先――――流し切り。

 切っ先が澱を帯びて加速する。碧色の閃光が亜人の王の視界から確かに一瞬――――

「――――――"ああ、綺麗だ"」

 消えた。大太刀を折られ、肩口より半身を縦に両断。鬼はそれ以上言葉もなく、自らの血に沈んだ。

 ――――

「っ、……まだ、まだ倒れませんっ!!」

「今日こそはぁ――――! あたしが勝――――つ!!」

 3m級“大砂蟲”との戦いも佳境である。既にお互いスキルを使い果たし自力のみでの戦いへと移行している。
 回避に極端に力を振った2人は此処まで明確に痛打(クリーンヒット)を被っておらず。

 8m級に振られていた戦力がそのまま3m級へスライドした為回復面も火力面も問題は無い。
 消化試合、と言って良い戦況を俯瞰して、此処に来て不意にナハティガルが呟いた。

「……そう言えば、結局魔獣使いを見なかったな」

「言われてみれば確かに。何処かに隠れていたのでしょうか?」

 槍を構えたまま応じた黒フードの傭兵に。再び3m級の突進を避けたゲルダが冗談めかして言った。

「実は8m級のお腹の中に隠れていたりしませんか?」

「……自殺志願者でもない限り、それはないと思うわ」
 
 呆れた様にデイジーが応じた暫しの後。3m級は2体とも。ほぼ時を同じくして横倒しに倒れていき。
 ――――他方、乱戦に見舞われた百鬼衆陣中。

「……伏兵如きで、私を止められると思いましたか?」

「"ンフフフ……威勢の良いこと。でも、ちゃんと効いてはいるみたいねえ?"」

 授恵者の、けれど眼前の『四十三鬼』よりは明らかに腕の落ちる射手を切り捨てたイヴェールだったが。
 体躯を蝕む澱の重力波を自力解消出来ず、その体躯は大きく自由を損なっている。

 幸い物理防御力に優れる彼女に対してユーディーンもまた決定打を持っておらず。戦況は文字通りの泥仕合と化していた。

「イヴェール様、お怪我を……!」

「大丈夫です。なので、レティシアさんは下がっていて下さい」

 最大の盲点は、治療師であるレティシアが状態異常の専門家と言える射手を相手にするにも拘らず。
 一切の状態異常除去手段を有していなかった事だ。その分手厚い回復手段によってイヴェールは無傷を保っている物の。

 現状只管に攻撃されるがままで、両者は徒に時間を浪費していた――――その時だ。後方より高い笛の音が響いたのは。

「な、まさか……『九十九』の坊やが負けた……!?」

 それは恐らく撤収を告げるもの。『百鬼衆』は自殺志願者の集団ではない。退くべき時には速やかに引く。
 とは言え、それはつまり想定以上の――――許容範囲を超える―――被害が出たと言う事に変わりは無く。

「待ちなさい! 逃げる気ですか……!」

「"――――チッ、仕方ないね。その首預けて置くよ銀髪のお嬢ちゃん……!"」

 ゴールディ訛りのキツい発声でそう告げ、踵を返す『四十三鬼』を追う手段は2人には無く。
 止む無く攻撃の手が届く範囲で少しでも敵の数を減らそうと、亜人(ゴブリン)を膾斬りにしていた所。
 
 意気揚々と自陣へ戻ろうとする『砂狼』が通りがかる。と言う事は――――奥は最早、ほぼ片付いたと言う事であり。

「よぉ、"ブレイブファング"。随分のんびりなお出ましじゃねえか」

「……テメェらにはいつか借りを返す……が、今回はお預けにしてやんぜ」

 片や、目を潰され切り傷だらけになった亜人の射手の首をぶら下げるハヤトと対峙しては。
 揶揄する様なやり取りに、殺気めいた視線が向けられる。どうも満足出来る様な相手ではなかったらしい。

 お互い商売敵と言う関係でもある2人の間に微妙な空気が流れると。結局"砂蜥蜴"に同乗し続けたザザがふと視線を巡らせる。
 後方からやって来る、特徴的な刀の持ち主はヴィルヘルミナだろう。勝敗は決し、最早此処からは覆しようも無い。

 紛れも無い勝利であり――――被害も最小限。冒険者達は軒並み健在。凡そ快勝――――と、評して相違無い。
 しかし、だとして。で、あるならば――――

「ところで、エミリアは?」

 ――――

 敵陣最奥。恐らく、ここから地に潜った――――のだろう。3m級の“大砂蟲”が通過した穴。
 その穴の端に腰掛けていたのは灰色のフードを被ったやや小柄な人影だった。

「キヒヒ……1人カイ? そりゃあ結構。お目当てはこの中ダヨ」

 “得体が知れない”――――それが、エミリアの第一印象だ。本来、魔獣使いは魔獣有りき。
 丸腰で、真っ当な授恵者と相対して無事で済む保証はない。で、あるにも関わらず……緊迫しているのは彼女の側だ。

「お目当てと言うのは何かしら? おねえさんに分かるように説明して貰える?」

「お目当ては、お目当てサア……キヒヒヒ、この戦いの首謀者、勝っても負けても捕えないと困るだロウ?」

 フードの下からは仮面が覗く。それほど素性を隠したい理由でもあるのか。そんな事を考える暇もあればこそ。
 その不気味な男は、第一印象違わぬまま要件は終わったとばかりに立ち上がっては踵を返す。

「な――――待ちなさい、あなた――――」

「『砂蟲使い』ラディスラーヴァ、サァ。キヒヒヒ日、また会おうネエ、幸運なおねえサン?」

 指を鳴らす。砂が隆起する。砂漠そのものが持ち上がる様な錯覚。――――明らかに、8mを更に超える巨大な影。
 それが何かを理解するより前に、砂の上を滑る様にその奇妙な魔獣使いは姿を砂煙の彼方へと消す。

「ちが、違う、違う違う違う、わしじゃない! わしは知らん! 嘘じゃない信じてくれ、なん、何でこんな――――」

 蟲が掘っただろう穴を覗き込むと、其処には汗と涙とで顔をべしょべしょにした肥満体の中年男が。
 悲鳴を上げながら蹲っていた。まさかそれが――――敵の首魁であり、この戦いの指揮官である何て悪い冗談が。

 或いは、そんな男の虚栄心が発端となってこれ程多くの市民と兵士が犠牲になったなどと言うふざけた諧謔が。
 何の衒いも無い真実だとは、流石に裏社会に精通したエミリアにすら。理解するのに暫しの時間が必要なようだった。

 西方辺境領先遣遊撃戦。首謀者ザスタファ・ザルムザーリ捕獲。大砂蟲8m級1体、及び3m級2体討伐。
 百鬼衆、主力授恵者2名。一般授恵者3名。雑兵36名討伐――――護兵団、被害4名。全授恵者、健在。

マスターコメント

 皆様お疲れさまでした。弓月 蒼と申します。   この度はご参加ありがとうございました。この様な結末に至りましたが如何でしたでしょうか。  お見事です。無事リベンジ達成、快勝と言って良い戦果でしょう。  各人それぞれに良く備え、良く連携し、使える手札を生かしきっての勝利と言えるかと思います。  MVPは8m級大怪獣討伐の立役者と、百鬼衆首魁討伐の功績を称えてお送りします。  長く続いた【西境】での戦いもこれにて一端区切りとなります。皆様お疲れ様でございました。  ご縁がありましたらまた次の機会にお会いしましょう。
ロングシナリオ

ロングシナリオ難しい 報酬:多い12 / 12〜12人

2022年09月23日 18時53分27秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. キーゼ

    さて、なんのことはない迎撃制圧戦ですね。余分なものがないぶんやりやすいかと。 >方針 敵の主力は前回同様『百鬼衆』。ここを徹底的に叩くことになりますから。 NPC部隊を動員してある程度は正面切っての迎撃が必須かと。 指揮官級はこちらで対応必須になりますね。 >>蟲 ここは前回の轍も踏まえ、あくまで奇襲警戒からの抑えで充分です。 魔獣使いが金で雇われているとすれば、割に合わないとなればおそらく引くでしょうから。金にならない戦に大事な駒を消費するのは二流の傭兵ですからね。そうでない場合は最後まで交戦必須でしょうが、足場硬めが先決かと。 後は、敵がエーテルリンクでの視界共有で戦場を見ているなら、一瞬ですが目を潰す手もあります >>『砂蜥蜴』 ここの使いみちは、 1:機動力を活かして相乗り、百鬼衆の削りに用いる 2:機動力を活かして相乗り、蟲の撹乱に用いる このあたりがベターですかね。 うまくハマれば引きうちなども出来ますし、それによる敵の隊列伸長で傭兵団、護る兵団の集団戦法が活かしやすくなりますから 軽く思いつく触りとしてはこんなところですかね

  2. レティシア・R・クラティアス

    ……ごきげんよう。 ヒーラーのレティシア・レインフィールと申します。 皆様、よろしくお願い致します。 >方針 正面での迎撃となりますと、基本的には打って出て敵の足止めや撃破を行いつつ 討ち漏らした敵は最終防衛ラインである門付近で撃破する、という流れになりますでしょうか? 撃破優先度としては百鬼衆>大砂蟲で異論はございません。 あとは、百鬼衆の中でも指揮官や授恵者への具体的な対応を考える必要がございますね。 >大砂蟲 成程……確かに、あくまで雇われた者としての以外の意図が無ければ あちらから退かれる可能性はございますね。 無論、退かれなかった場合も想定して作戦を組み立てる必要はございますけれど。 3m級は護兵団全員でなら討伐も可能とございますし そうなりますと8m級の足止めの方が重要となるかもしれません。 例えばBSの移動阻害や物攻低下付与を行いつつ 足止めと回復役の役割分担を行った上での班対応が必要となりますかと存じます。 >砂蜥蜴 「群れで行動し、群れの長の挙動に合わせる性質を持つ」とございますし 敵対時でも複数での陣形を維持されて戦っておられましたので 傭兵団単位での行動をお願いされるのでしたら 百鬼衆対応をお願いされるのがよろしいかもしれません。

  3. ジュスト・V・ケレス

    キャスターのジュストだ、よろしく。 ……前回は色々至らなかった分、今回は反省を活かして尽力したいね。 取り急ぎ挨拶と、幾つか既に出ている意見について触れるよ。 >方針 砂蟲はあくまで抑え、奇襲警戒と奇襲時に備えておく程度で百鬼衆、特に授恵者や指揮官級対応優先で依存ない。 指揮官級が倒せれば雑兵や砂蟲も散りそうだし。 レティシア殿が触れてくれているけれど、基本は前に出るイメージだった。 キーゼ殿が挙げてくれたような砂蜥蜴や傭兵達の活用方法で敵隊列を伸ばして百鬼衆雑兵は一般兵に対応して貰って最終防衛ラインより前で荒方掃討出来るのが理想だけど。 砂蜥蜴の性質と魔獣使いは一人という情報を見るに、俺も傭兵団は傭兵団単位で運用するのが前提という認識。 砂蟲の撹乱に動いて貰うのも良さそうだけれど、少し勿体ない気もするし百鬼衆対応の方に回って貰うのが良いかな、と。

  4. デイジー・ロックウェル

    ウォーリアのデイジーよ、よろしくお願いするわ! 前回は消化不良…欲求不満?…えーと、ともかく個人的には凄く中途半端になっちゃったから、今回はリベンジね!! 蟲は、一番大きいのはあたし達で抑える必要あるかしら? 前回からして、流石にタンク1人では厳しいみたいだから、盾型ウォーリア+回避型ウォーリアorシーフ+ヒーラー辺りが無難かしら? ただ蟲が一匹でくるとは限らないし、そのあたりも考えないとね? メンツ的に、ヒーラー少なめだから、そのへんも注意必要かしらね。 あたしは念の為ヒール持っていくけど、 キーゼ、あんたも少しは回復に手を割いてよね?

  5. コルネリウス・アーラ

    ウォーリアのコルネリウスです。引き続き、よろしくお願いします。 前回は護兵団の方々に無茶をさせた上に、最終的に倒れてしまいお手数お掛けして申し訳なく…反省を踏まえてリベンジしたいです。 取り急ぎとなってしますのですが。 >方針 現状挙げられている方向性で異論ありません。 砂蜥蜴の運用についても、私も百鬼衆の対応に回って頂く方が良いのでは無いかなと。 >大砂蟲 8m級を抑える際にはデイジーさんも仰るように複数名は必須ですね。 1体に対してタンカーと、ヒーラーの方の回復補助は必須として、レティシアさんの仰るようにBS付与をして頂ける方も居ればと思いました。

  6. イヴェール・アーチボルト

    ウォーリアのイヴェール・イリュジオンです。 どうぞよろしくお願い致します(ぺこり) >方針 百鬼衆については前に出て叩く流れで私も良いと思います。 砂蜥蜴に関しては傭兵団単位で、百鬼衆対応に回って貰うのが良いかと。 砂蟲に関しては8m級を抑えるだけでも私も複数人は必要と思いますね… コルネリウスさんの仰ってる通り、惹き付ける事が可能な盾役が1人、ヒーラーの方が1人は最低条件だと思いますが、前衛張れる方をもう一人付けるか、BS付与出来る方を付けるかは少し悩みます。 前回は百鬼衆の横槍もあったので不測の事態に他に守れる人がいても良いと思いますし、長く足止めするなら弱体化出るBS付与出来る方は欲しいと思いますので。 8m級は3m級の対処の方法次第ではまた暴走する恐れとか、不確定要素を含む対象なのでそうなる前に狩ってしまう事も考えた方が良い気もしますね… お金で雇われている傭兵にとって採算の合わない戦いになるなら引くとは思いますが、魔獣使いにとって大砂蟲はどの程度の手駒なのか、調達の難易度などにもよりそうな気はします。

  7. キーゼ

    >戦力配分 百鬼衆の手練も考えると、戦力配分は 百鬼:6〜8 蟲:4〜6 が骨子ですかね。 蟲8mは出来て2名。3m1名ずつか。 3m担当を百鬼に仕込みつつ、襲ってきたら振り分け、ですかね。 護兵団が通常で雑魚兵サシで討てるならば、そこに補助が入れば更に楽にはなります。 傭兵団については蟲の知識もあるようですし、3m吸血鬼抑えられるかと思いましたが。 皆さんの要望としてはそちらですか。 >最初の一当て 交戦の入り方をどうするか、ですね いやまあ、正面衝突は必須ですが。幸い護兵団に射手授恵者がいるなら、射撃による一当てで勢い潰しと設置型状態異常による速度低下ですかね。通常ならば。 傭兵団についてはある意味虎の子なので護兵団が抑えつつ横から食いつく形でしょうか。 そこで同乗してもいいですし、一気に肉薄することもできるかと。 領都門から出撃の威力偵察+遊撃である以上、こちらは討って出るしかなく。どう迎え撃つか、の形が必須ですね。 >8m級 今回は僕が回復サポに回りましょう。 前に出れてサポ可能ならレティシア氏よりこちらかと

  8. エミリア・シバ

    シーフのエミリアよ、今回もよろしくね。 >砂蟲 抑えというのは3mを殺さないという前回と似たような方針? 前回のことを踏まえると、正直一切攻撃せずに抑えているだけでも、8m級がどう思うかが読めないが怖いわね。 そうなると、もういっそ交戦することになったら集中攻撃して、イヴェールちゃんの言うように倒すことを目指して、こちらの割かれる手を減らすのもありじゃないかしらと思ったわね。 私は砂蟲と直接交戦はしてないのでどのくらいで倒せるかの感触があいまいなのだけれど。 >最初の一当て 護兵団の射撃担当がどのくらいいるかしらね? 授恵者の射手は小隊長と同格3人の計4人の射手がいるらしいけれど、そこに傭兵団の射撃も足したほうが効果がありそうかしらって思ったわ。 幸い傭兵団に関しては移動力があるので、最初の射撃による勢い潰しに参加してもらった後に、護兵団が正面衝突をするまでの間に移動力を活かして横に回り込むことはできないかしらね? >個人 私の固いのやウォーリアーの相手の戦法は今回のような状況では向いてない戦法なので、百鬼のシューターを潰しに行けたらと思ってるわね。

  9. ジュスト・V・ケレス

    >交戦の入り方 護兵団に四名の射手授恵者がいるなら彼らに正面から範囲射撃をして貰ってある程度勢いを削ぎ。 大砂蟲抑止も込みで不可視ということで意表をつけるグラビティ、もしくは牽制範囲が広いアーケインストリームで移動力減衰。 その間に傭兵団及び同行する冒険者は側方に回り込み、単独で一気に攻め込める冒険者は傭兵団とは別方向側から斬り込んでいく、というような形とか? 傭兵団を最初の射撃に参加させた場合、いくら足が速くてもマークされて側方から攻めにくくなるのではと思ってね。 その分護兵団の射手には範囲系のスキルで面をカバーして貰ったり、冒険者側で支援すると良いのでは、と。 >戦力分配、砂蟲対応 百鬼衆に多めに割くとして、砂蟲の対応方法に関しては限られた人数を前提に立ち回り方を考えた方が良いのかなって。 食いついてきたら百鬼衆側に誘導して暴れさせるとか。

  10. キーゼ

    >緒戦の動き 詳細に言語化すると、ジュスト氏のあげるような形ですね ただこれはあくまで敵が一眼となって突撃してくる前提なので、小分けや複数班の場合は冒険者側で対応も余儀なくされるかと >蟲対応 3m級の早期撃破も考えたのですが、戦力比における集中と選択で後回しですかね、僕から見ると。 3m級1体=護兵団全員と見ると、つまり早期討伐を狙うと二体分護兵団2隊分か1隊分を2体掃討までつぎ込むことになります。 百鬼衆の総数は護兵団より少ないですが、なおかつ授恵者も8体、うち5体はこちら同等の戦力と考えると。 防衛でなく殲滅を主体とすると、ほぼ砂漠平野での衝突となる今回はここは少しでも押し込まれた時点で詰みです。 虫の振り分けは自由ですし黒いウォーリアは換算してませんから。 例えば蟲7に割り振り、3m級4〜3,8m級2〜3,3m級1と割り振り、3m級1体早期に潰す方向でもいいかと。 あと、前回から疑問でしたが。抑えではありますが攻撃はくわえる前提ですね。遅滞戦闘というイメージになります で

  11. ゲルダ・クライン

    ウォーリアのゲルダです。 今回からの参加ですが、少しでもお役に立てるように頑張りますねっ よろしくお願いします。 >戦力配分 その、おそらくですが。砂蟲の8m級は早期の討伐を目標とした方が良いかもしれません。 『3m級の仔を傷つけられて怒り狂った』とありますので、今回もそのような状況になった際に補佐がついただけで対応可能なのか、と思いまして。 一時的に攻撃リソースをすべて割いてでも、早期の討伐もしくは撤退に追い込んだ方が得策かなと。 それに、8m級が討伐もしくは撤退となれば魔獣使いも割に合わないとして撤退する可能性もあるかなと。 ……報告書に目を通しただけなので、認識に齟齬がありましたらご指摘ください。 ですので…… 『百鬼衆』の抑え2~3+ガレス様、護兵団の皆様 『砂蟲』抑え2~3 を基本として、他の方は砂蟲8m級の攻撃とするのが良いかなと思いました。 シラードヴォルフェンの皆様も、シューターの方に砂蟲8m級への攻撃をお願いするのがよいかなと。 >個人行動 今回は攻撃手が多い方がよさそうかな、と思ったので、現状では攻撃に重きを置いて弓を持つ想定です。 ――ですが、方針や他の方の行動次第で調整はもちろん可能です。

  12. レティシア・R・クラティアス

    >緒戦 こちらに関しては敵が纏まって突撃されるようでしたら キーゼ様やジュスト様が仰るような形で行動し 班単位で散開された場合は事前に振り分けた班で各対応、という流れになりますでしょうか。 >戦力配分 これまでに出ている8m級に関するご懸念はご尤もですし イヴェール様の仰るように対応班に対する百鬼衆の横槍の対策も行うのであれば なかなか調整が難しい問題ではございます。 他に思い付く案ですと、例えば百鬼衆の残存数で3m級対応班以外の 一部の方の対応を徐々に移行されるのは如何でしょう? 残存数は全体的なものより、敵授恵者の人数が判断基準となりそうですけれども。 緒戦時の敵の動向次第ではございますが、敵授恵者優先担当者は撃破後 8m級対応班と合流し、そのまま撃破を目指す形になるかと存じます。 >大砂蟲 勿論抑える際、キーゼ様の仰るように攻撃は行った方がよろしいですし BSの移動阻害や物攻低下付与以外ですと、スリップも付与出来ましたら 撃破を目指す際に多少は有利になるのではないかと。 そして8m級対応ヒーラーはキーゼ様にご担当して頂けるのでしたら 適任でございますし、大変有難く存じます。

  13. レティシア・R・クラティアス

    >百鬼衆指揮官 前回の報告書を改めて拝見致しますと 此度も武器変更等が無ければ大太刀使いのウォーリアであり シーフであるエミリア様も回避スキル無しでは見切るのが困難な高い命中率持ちであり ザザ様の魔法攻撃が有効打であったと記録されておりますね。 つまり、恐らくは避けるよりも物理防御が高い方が抑えつつ その隙に魔法攻撃でダメージを与えるのが有効なのではないかと存じます。 そうなりますと、事前に指揮官対応班を決定されていた方が スキル選択も含め、対応をしやすいかもしれません。 もしそうされるのでしたら、希望者がいらっしゃればそちらを優先しつつ 抑え役希望者が不在でしたら……ガレス様が適任かもしれません。 >個人 最終的な全体作戦の方向次第ではございますが 8m級対応班の回復はキーゼ様にお任せ出来るのでしたら 恐らく前回に引き続き、私は遊軍の回復役のような動きになるかと存じます。

  14. ヴィルヘルミナ

    ヴィルヘルミナです。今回はよろしくお願いします。 砂蟲対応の割り振りで意見が分かれている感じでしょうか。一長一短なのでどれが正しいという訳でも無さそうですが。 『砂蟲使い』が叩ければ、砂蟲の動きも乱せそうですけど余力がなさそうですね。 障害物のない平野でどうやって隠れるんだろうとは思いますけど。 方針次第で近接武器持つか弓持つか決めようと思います。 前衛の手が足りてるなら、無理に前出る必要もないので。

  15. キーゼ

    >蟲 危険な蟲を冒険者で分担して畳んでしまおうというのが前回の流れでしたか。 結果、8m級はほぼソロ、5m級を4人がかりで時間もかかり、ゴブリン部隊に押し切られた、というところですから。 今回はサイズからしてその上ですからね···抑えるだけならやりようがありますが、中途半端に戦力集中させるなら、一番畳みやすいゴブリン部隊がいいかと。 横槍についても指揮個体にそれだけの余裕を与えなければいいだけですから。 百鬼衆の圧を弱めて手すきが出次第、順次蟲に回る、というレティシア氏の案でいいかと思いますよ。 指揮個体さえ潰せば護兵団で十分対応可能でしょう。 雑兵の戦力比は2:1以上。そこに機動力と射程を有する傭兵団と冒険者で圧をかける。更に相乗りで指揮個体に一気に肉薄することも可能ですからね。8体授恵者うち5体こちらレベルというのは、初めから潰す勢いでかかるべきかと。 8m級に戦力集中するのは、徹底的にこちらを無視して雑兵蹂躙の時ぐらいですかね ···まあ、前回勝ち戦で波に乗ってるぶん、そこに付け入るスキもありますが。

  16. ナハティガル=ラー

    すまん、顔出しが遅くなった。 シーフのナハティガル=ラーだ。今回も宜しく頼む。 >蟲 前回は8m級を囮として護兵団側を浮足立たせ、その隙に3m級と5m級で防壁を奇襲攻撃して百鬼衆を防壁内へ雪崩れ込ませるのが敵側の戦法だった事を鑑みるに。 今回も8m級を囮として俺達先遣遊撃隊の意識を惹き付け、3m級2体と百鬼衆で領都の城壁を攻撃――もしくは8m級対応とその他で分断された先遣遊撃隊を包囲し、各個撃破する戦法で来る可能性が考えられる。 8m級が囮だと分かっていても放置する訳にはいかない以上、足止めは必須。 かと言って『大型の削岩魔具の如き『大砂蟲』の牙は"足を止めて耐える"戦士と相性が悪い』と記述されている様に、防御型との相性は悪い。 そうなると回避型が可能な限り攻撃を躱して時間を稼ぐ(躱し続けられるなら一番効率が良い)、もしくは前衛2人以上で8m級の狙いを分散させる……くらいしか思い浮かばんな。 その場合は【シーザーロア】を持って行く者が居るなら、【エーテルイミテイト】で模倣させて貰った上で8m級の執着を引き付ける回避盾として動く事を考えている。 >百鬼衆 基本的にはキーゼと同意見だ。 授恵者8名を最優先で撃破、その後の対応は護兵団に任せて8m級と3m級に戦力を移行させるのが手堅いかと。 >傭兵団/護兵団 3m級と百鬼衆は帯同して来る事が考えられる為、3m級の対応と同時に百鬼衆の対応にも当たって貰うのが良いように思う。 両団のシューターには、敵シューターの現在地割り出し・狙撃阻止も行なって貰いたい所。

  17. コルネリウス・アーラ

    >蟲 そうですね…前回対処して実感しましたけれど、8m級については盾でなんとか防いでいたものの、非常に厳しい状況ではありました。防壁を背にしていたので回避を選択しなかったというのもありますね。 ナハティガルさんの仰るように、引きつけをしながらの回避が可能であれば、それに越したことはないと思いますので、回避盾をして頂けるのは非常に助かるかなと。 >百鬼衆 こちらに関しては、私もレティシアさんとキーゼさんの仰る流れで特に異論はありません。 >個人 私はまだどこに回るかは検討中ですね…。 8m級に2名以上でタンクを入れ時間を稼ぐのであればそちらへ回りますが、必須でなければ指揮官対応へ向かおうかと。 方針次第で決めたいと思います。

  18. ジュスト・V・ケレス

    >方針 百鬼衆の圧を弱めて手すきが出次第、順次蟲に回るで俺も異存なし。 冒険者は百鬼衆授恵者を倒し次第蟲対応に加勢。 百鬼雑兵は一般兵に任せる形で。 百鬼衆の圧を弱めるまでの蟲は蟲対応組で回避盾で撹乱したり、ダメージやBSを与えていくことで最終防衛ラインを突破されたり、百鬼衆対応組が崩されないようにして貰えると安心かな。 >戦力分配 黒槍殿は得意分野を活かす形で百鬼衆の抑えに回って貰う形で良いと思う。 護兵団シューターに百鬼衆ないし3m級を狙って貰えば百鬼衆シューターが反応する気がするし、矢が飛んできた方向から百鬼衆シューターの凡その位置は割れるかも。 狙撃の妨害などもして貰えると確かにその間に接近しやすくて良いね。 俺自身は今のところ傭兵団に同行して百鬼衆授恵者、特にウォーリア対応で考えているよ。

  19. デイジー・ロックウェル

    〉8メートルの蟲 あたしとしては、回避前衛が引き付けが安定だと思うけど、万一避けられなかったり、横槍で避けられなかったとかあると、耐久的に厳しいんじゃないかしら?って思うから、 8メール相手は回避、防御、回復 の3人がいいかなって思ってるわ。 余裕で回避できるなら、その時は防御型前衛は他に回っても良いしね。 ぶっちゃけ、蟲は敵の道具、兵器よね。 強力な道具だけど、細かい意思は無さそうだし、『百鬼衆の圧を弱めて手すきが出次第、順次蟲に回る』 で良いんじゃないかしらね。

  20. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 『砂狼』の野郎には一度やられてっから味方として動くっつーのもムカつくが、リベンジはお預けにしとくぜ。 んで、今んとこの流れだと蟲と百鬼衆に分けて潰しに行くって方針は理解したが、『ガレス』と『砂狼』の傭兵団は百鬼衆にぶつけるって認識でいいのか? ガレスと砂狼をセットで動かすなら機動力確保の為にガレスも砂蜥蜴に乗せて貰えばいいと思うが、分かれて動いて貰うならガレスに馬を貸すってのも考えた方が良さそうか? ハナティガルが回避盾として蟲に対応してくれんなら俺は百鬼衆の授恵者を優先的に殺る感じで動くつもりでいんぜ! ガレスと組んで盾になってもらってる間に俺が剣としてアタックするコンビネーションで動くか検討中だが、青燕兵曹として何人か百鬼衆の雑魚の抑えに率いるって中隊規模での運用もありかなって思ってるが意見があれば教えてくれ!

  21. イヴェール・アーチボルト

    >蟲 3m級の早期撃破は8m級を怒らせる分、状況によっては悪手になりそうな… シーザーロアの誘導が効かなくなる恐れがありますので、8m級の早期撃破を目指さないのであれば3m級に対してはより慎重な対応が求められると思います。 >方針 私もレティシアさんの百鬼衆の圧を弱めて手すきが出次第、順次蟲に回る案で良いと思います。 8m級が暴走する前に敵授恵者の数を減らしておきたいところですね… ガレスさんに関しては馬には乗せた方が強いかと。

  22. ザザ=ステルヴィナ

    発言が遅くなってしまってゴメンなさい。 キャスターのザザ=ステルヴィナよ。今回もどうぞよろしくね。 >方針 百鬼衆の圧を弱めて手すきが出次第、順次蟲に回る方針で異論はないわ。 >8m級 そうね。回避盾は攻撃が当たってしまったら一発退場になってしまう可能性が捨てきれないし…… 回避、防御、回復のスリーマンセルで当たって頂くのが一番安定しそう。 基本的にタゲ取りは回避型に担当して頂いて、防御型は攻撃担当&回避型が回避できなさそうな時は【カバリング】で割って入って頂くとか。 >個人 砂蜥蜴に相乗りさせてもらえるなら、相乗り状態で戦場を移動しつつ百鬼衆や3m級を狙って【アーケインストリーム】による移動阻害、【メテオライト】等による範囲攻撃を試みたいと思っているわ。

  23. キーゼ

    >ガレス氏 戦場の必要域に運ぶ為砂蜥蜴を利用するのは有効ですが、乗ったままの戦闘は正直旨味がないんですよね。 傭兵団の構成上、その強みは数と機動性、射程にあります。ハヤト氏は身をもって体感していると思いますし、その特性はガレス氏の強みと反するわけで。 それに既に触れられていますが、群れという特性上、傭兵団全てで一駒と見たほうがいいかと。 指揮官級を捉え次第、傭兵団を足代わりに我々が一気に肉薄、交戦かと。 特に敵シューターの射程と火力を考えれば、ですね。 >蟲対応 まあ8m級が暴走して3m級対応者に注視するなら、数は適当ですが。1vs2+1vs1という状況が2vs3みたいな形になるだけですね。 むしろ暴走して誰かを集中的に狙うなら、そこを利用して百鬼衆を巻き込むこともできますかね。 この派生でイヴェール氏が触れた形を利用。 蟲全てに6人割り振るとして、8mを2,3mαを1、3mβを3で3m級1体のみ討伐狙い。運良く倒せればその後暴走した8m級と3m級1体ずつvs6人、という構図には持っていけます >エーテルイミテイト 残念ですが、あれ確か特性スキルはコピー出来なかったかと。 それと、仮に出来てもシーザーロアはウォーリア武器が必須になりますので、火力や機動性と両立しようとするとなかなか厳しいですよ?

  24. ゲルダ・クライン

    >蟲 そう、ですね。イヴェール様の仰るとおり、わたしも3m級に攻撃をするのは悪手かな、と。 暴走した8m級の強さが未知数な状況で、それに対してわたしたちの中の3人で対応できる算段がわからないと言いますか。 であれば『百鬼衆』に余分な戦力は割かずに彼らを抑えられる最小限の人数に抑えて、8m級が出現次第わたしたちの総火力を以って8m級を早期撃破、8m級の囮としての役割を敵の算段よりも早く潰す――とした方がリスクは少ないかな、と考えた次第です。 その後に、蟲(3m級、5m級)の抑えと『百鬼衆』の授恵者対応に分担、その後に授恵者の数に応じて蟲対応へと移行、という流れがよいかと。 >ガレス様 蟲の対応よりも、『百鬼衆』の抑えに回っていただいたほうが彼の強みを活かせるかなと。 傭兵団には、機動性と射程から、蟲対応に回っていただくのが良いかなと考えています。

  25. ゲルダ・クライン

    あ、勘違いしていました! 5m級はいないですね……!! 3m級2体の間違いですっ

  26. キーゼ

    >方針 とりあえず過半数の賛意はとれてますし、ここでひたすらどうするこうすると足踏みするのが一番まずいですから。 レティシア氏の挙げた案でいいのではないですかね? 3m級に関しては危険性を伴うなら手出しは極力控える、で。 先にも触れましたが、3m級2体の押抑えやエミリア氏に当ててくるような授恵者率いる部隊の抑えまで入れると、思うほど火力の集中もできないかと。 指揮個体に8体、うち強力なものが5いますからね。護兵団+ガレス氏で雑兵32+3体、残り強個体を一人1体だとしてそこに5人取られますから。 傭兵団に3m級1体頼めたとしても3m級と 8m級の相手を結果7人という概算ですかね。

  27. キーゼ

    3m級2体をこちらで傭兵団側を8mに加えるという案なのでそれをしても、結果そこまで言うほどの総火力を出せるか、となると疑問ですかね

  28. ナハティガル=ラー

    >エーテルイミテイト 指摘に感謝する、キーゼ。 確認した所、エーテルイミテイトは『味方の汎用・パッシブ・アクション』のみに適用と記載されていた。 ……となるとシーザーロアは使えない為、BSや手数で嫌がらせして執着を引くor無視されるなら背後から攻撃に専念する方向で考えている。

  29. コルネリウス・アーラ

    >8m級 そうですね、でしたら今回は回避スキルも持つ予定ですので、私は8m級の引き付けと抑えに回ります。 ナハティガルさんがBS付与などをしてくださるのであれば、対象も分散されて非常に動きやすくなると思いますので。 >方針 前回、抑えをしているところで横からの攻撃で倒れてしまったのもありまして、今回は8m級へのサポートもありますので、現状はキーゼさんの仰る形で良いかなと思います。 >ガレスさん ガレスさんについては、私も百鬼衆対応に回って頂く形が良いかなと現状は考えています。

  30. ジュスト・V・ケレス

    3m級には手出しは極力控えるというのは承知した。 8m級を優先して早期撃破したいゲルダ嬢の考えも一理あるとはいえ、百鬼もそれなりの戦力を割かないと圧を弱められず、8m級の相手をしている間に3m×2に授恵者8名に攻め込まれると立て直しも巻き返しも難しいことを考えると今回は難しそうだなと思った次第。 >百鬼 現状表明しているのは俺、エミリア殿、ザザ殿、ハヤト殿の四名(魔術師2、盗賊2)。 それと足として傭兵団(射手6、治療師2、魔獣使い1)、抑えに黒槍殿(戦士)に加勢して貰う案が出ているところだね。 もし表明で抜けがあったら申し訳ない。 黒槍殿の実力は知っているけれど、現時点だともう少し抑えに回れる前衛がいないと圧を弱めにくいのではないかというのが懸念かな。 別途馬を用意して貰えるか不明というか、その馬は砂蜥蜴ほど足が速くないかもしれないしガレス殿は傭兵団に運んで貰い、指揮官級を捕捉次第砂蜥蜴から降りて戦った方が良いように思う。 エミリア殿とハヤト殿に関しては傭兵団を足にするメリットはあまりないかもしれないから、自前の機動力や隠蔽を活かして別方向から一気に距離を詰めて交戦に入るとか。 その場合授恵者ではない漠兵隊はハヤト殿についていけないと思うし、黒槍殿と連携するなら尚の事今回は無理に兵達を引っ張らなくても良いのでは?

  31. ザザ=ステルヴィナ

    >方針 実は私もゲルダさん同様に百鬼衆を最小限の戦力で抑え、その間に8m級を討伐する事も考えたのだけれど… それだと結局前回と同じ采配になってしまうのよね。 それに加え、8m級に対応している所を百鬼衆シューターに狙撃される可能性も高いわ。 それと前回、 「ダルヴィンさんと護衛の射手2名には後方から護兵団の指揮と、敵射手や砂蟲使いの現在地特定に専念して頂けるよう要請。上記対象の現在地特定後は伝令or信号弾代わりの閃光塗弾A打ち上げ等により、現在地を冒険者達に周知して貰う」 上記の旨を行動に記載したのだけれど、採用されなかったのよね。 敵の現在地特定や周知等に関しては、NPCはアテにしない方が良いのかもしれないわ。

  32. ヴィルヘルミナ

    >砂蟲 皆さんの話を聞く限り厄介な囮として機能しているみたいですね。放置も出来ないし無駄に打たれ強いと。 3m級は砂蟲遣いの支配下に入っていない可能性もあるようですし、弓とかで引き撃ちして引き剥がせたなら対処もし易かったのですが。 >百鬼衆 こちらの対処が主のようですし、私はこちらに参りましょう。 接近する前に相手側の弓で削られそうなのでヒールは持っておきます。 守りに関してはガレスさんがいるようですし、私は攻撃に寄せようかと。

  33. レティシア・R・クラティアス

    >方針 キーゼ様の仰るような懸念等もございますし 一先ず「百鬼衆の圧を弱めて手隙が出次第、順次蟲に回る」方向で仮決定し 出発前日までに更に良い案が思い浮かびましたら そちらに変更されればよろしいのではないかと……。 >大砂蟲 3m級の対応なのですけれど、攻撃を控えた方がよろしいのは私も同意見ですので 例えばその、どなたかが引き付け、追いかけっこのような形にされるのは如何でしょうか……? ただ「砂上の移動速度は同じ環境ならば駱駝並」との事ですので 傭兵団との最初の戦闘時の駱駝と同じ移動力であれば5と推測されますので 仮に行うのであれば同等以上の移動力を求められますけれど……。 あとは、前回の依頼でキーゼ様がシャムハーン様から 大まかな生態情報を受け取っておられましたけれど もし好む物や嫌う物が分かり、この場でご用意が可能な物がございましたら 防衛時等での利用が可能かもしれません。 >ガレス様 馬は私達の方でご用意させて頂く事は可能ですけれど ジュスト様の仰るように傭兵団の皆様と途中まで同乗された方がよろしい場合もございますので 百鬼衆指揮官との距離が馬で接敵可能な範囲内であれば馬に 不可能であれば傭兵団の皆様と同乗と、条件付けされるのは如何でしょうか?

  34. レティシア・R・クラティアス

    >戦力配分 現時点で出されている希望や案等を僭越ながら纏めさせて頂きますね。 もし間違い等がございましたら、恐れ入りますがご訂正をお願い致します。 そして具体的な8m級への戦力移行なのですけれど 恐らく状況的に各自の撃破数の把握や合図等は難しいでしょうから 相対された授恵者を一人倒した時点で移行等 条件は各個人で把握出来るものにされた方がよろしいかもしれません。 あと、傭兵団の皆様は射手殲滅後の動きは彼らの判断に任せるのか それとも具体的な次のお願いか、戦況不利な所への援護等 何かしら決められる必要があるのではないかと存じます。 ・大砂蟲(8m級) コルネリウス、キーゼ、ナハティガル ・大砂蟲(3m級) 未定 ・百鬼衆 ザザ(傭兵団同行)、ヴィルヘルミナ、ハヤト、エミリア(射手優先)、ジュスト(戦士優先) ガレス(指揮官優先) ・遊軍 レティシア ・護兵団 百鬼衆の非授恵者を中心に対応、最終防衛ラインへ配置 ・傭兵団 百鬼衆の射手優先で対応 (敬称略) >砂蟲使い、敵軍指揮官 こちらは可能であれば、という範囲内となりそうですけれど 後者は傭兵団の皆様に同乗させて頂ければ捕縛は可能な気が致しますね。 無論、優先度は低めとなりますので余裕がありましたら、と。

  35. キーゼ

    追記ありましたので。 >戦力配分 >>護兵団 ちょっとここを間違えると致命的なので触れますが。 レティシア氏が何度か最終防衛ラインと触れてますが、今回は既に領都門からなのでそこに規定するのは危険かと。 "防衛拠点を間近に控えての威力偵察と遊撃"ですから足を止めて待つのではなくこちらから打って出る訳です。 ですので、護兵団も前進、迫りくる砂埃に向かうわけですね >>傭兵団 ここについては射手専門というわけではなく、指揮個体に急襲するための足代わりと、以後機動力と射程を用いた遊撃かと。そのまま対指揮個体の援護に回ってもらってもいいでしょうし。 それともここのいう射手は指揮個体に相当します? 護兵団は数に勝るので、指揮個体の横槍がなければ雑兵なら順当に勝てるでしょうからね。 サザ氏、ジュスト氏も緒戦の一撃後は可能な限り指揮個体対応に入り、火力と手数を集めてもよいかと。 >馬 度々話に出ますけど···そもそも使えます? 黒汗馬は戦闘軍用に向かないというのがあるので、平時の移動用ならともかく、戦闘に耐えられますかね?

  36. ジュスト・V・ケレス

    >傭兵団 ・指揮個体に急襲する為の足代わり ・機動力と射程を用いた遊撃、対指揮個体の援護 俺も彼らに求めるのは上記のような役割って認識だった。 彼らと相乗り状態で魔法を行使し続けるのは彼らの射程や強みを殺してしまう可能性があるから、俺も緒戦の一撃である範囲攻撃後は黒槍殿のカバー範囲で指揮個体対応に入って徹底的に威力が高めの魔法を打ち込もうかと考えている。 >ガレス殿の足 レティシア嬢の言うように条件付けして提案するのは文字数に余裕があれば良いけれど、今回も文字数がかなり厳しくなりそうじゃない? 馬に拘るメリットがあまりないように思うし、それなら傭兵団に搬送して貰うで確定してしまった方がメインの行動に注力できると思った。 ちなみに他依頼で出てきた砂漠向き品種の馬は駱駝程度の速度で、こちらも戦闘には参加させられるけど戦馬という訳では無いって説明されていた記憶があるね。

  37. エミリア・シバ

    昨日は来れなくて申し訳ないわね。 >方針 百鬼衆の圧を弱めて手すきが出次第、順次蟲に回るで了解したわ。 ついでに傭兵団を最初の射撃に入れないのも了解よ。 >護兵団 おねえさんも護兵団は迎え撃つために前に進んで百鬼衆と交戦するイメージだったわ。 なので最終防衛というよりはむしろ最前線側になるっていう認識だったわね。 さすがに雑兵相手なら1対1で勝てて二倍いるので抜かれるのはそうそうないかなと。 >傭兵団 ・機動力と射程を用いた遊撃、対指揮個体の援護 イメージはこれのみだったわ。 ・指揮個体に急襲する為の足代わり 傭兵団はどこまで敵に近寄るのかしら。 弓の射程を活かす距離から攻撃してもらうとすると、前衛職のガレスちゃんが降りてから戦闘参加に1~3Rぐらいのラグが生じるんじゃないかしらって思って。 それならいっそ彼には初めから正面というか護兵団側と一緒にいてもらうのもありじゃないかしら、と。 >百鬼衆 前回は物理攻撃254、回避209で『九十九鬼』にはほとんど攻撃が通らずスキルあっても回避が難しそうだったわね。 手下のウォーリアーも似たような傾向だったら物理には堅そうよね。 ところでちょっと皆の意見を聞いてみたいのだけれど、 前言通り敵シューターを狙いに行く予定なんだけど、敵のシューター達ってある程度固まっていると思う? 固まってるなら、攻撃偏重にして真バーストストライクと近接範囲スキルを組み合わせればシューターなら複数まとめていけるかもしれないと思ってて。 固まってなければトリプルファングで確実に潰していこうと思ってるのだけれども。

  38. ゲルダ・クライン

    >蟲 なるほど……! 確かに、現在の戦力では『百鬼衆』を抑えつつ8m級への集中攻撃でも、8m級を倒すのは難しそうです。 3m級を倒さない前提で、『百鬼衆』の授恵者対応を優先――という方針がよさそうですね。 ……その、いろいろとご教示いただいて、ありがとうございました。 >3m級 回避しながらシーザーロアで引き寄せる――といった行動でしたら可能ですので 攻撃手が十分そうでしたら、わたしがこちらの対応に回りますね。 もちろん、他に希望者がいましたら調整は可能です。

  39. ジュスト・V・ケレス

    エミリア殿の疑問に対する答えというか、あくまで一意見として。 俺の中での敵の攻め方、配置のイメージを述べておくね。 まず百鬼の射手は指揮官級の後方をキープして少数の雑兵を随行しているか単独で、弓でカバーする範囲を極力広くする為に射手同士は少し距離が離れているのではと思った。 敵全体としては数が多くてそれなりに練度が高く統率のとれた護兵団と真正面からぶつかる場合、砂蟲で護兵団の足並みを崩して、そちらに気をとられている間に弓の範囲射撃で削りつつ一気に距離を詰めてくるのが百鬼衆的に一番蹂躙し易い方法と想定している。 雑兵一人だと護兵団一人には敵わないし、護兵団の方が数が多いから距離を詰めてくるのはウォーリアが幾らかの雑兵を率いたグループ複数。 もしくは砂蟲で崩れた所に雑兵を一気に群がらせて、冒険者や黒槍殿含め傭兵を捕捉次第授恵者か別の砂蟲を当ててくる。 指揮官級は戦況が把握できる場所、射手前方あたりが初期位置で、こちらの出方や戦力に合わせて前に出てくるのでは、と。 前回直接交戦した面々はクラスや特性が割れているから、対応策をとられる可能性もある。 だから黒槍殿を最初から正面に立たせると、百鬼衆と会敵する前に厄介な8m砂蟲をけしかけられる可能性があるんじゃないかと危惧しているんだけれど。 全く見当違いな想定しているんじゃないかって不安なところも多いし、認識誤りの指摘含め皆の意見も聞かせて貰えると嬉しいな。 >傭兵団輸送 範囲魔法や移動阻害魔法の射程圏内まで接近して貰えれば目標との交戦も、その後の傭兵団の移動もスムーズにいくかと思っていたけれど軽率短慮かな?

  40. キーゼ

    >動き 大枠としてそんな形でしょうね。 恐らく指揮官1に対し雑兵約4の分隊を8あたり。それが2分隊などでぶつかるかと。 前回も僕が抑えていないところから徐々に綻んでいましたからね。僕のところもその際、名前付きが2体いて、砂狼に相手を頼みましたので。 そういう点では、敵が密集しているならともかくこちらも兵の分散が多少起こりえることは念頭に入れてください。 場合によってはウォーリア分隊とシューター分隊もありえますので。 それとエミリア氏の問ですが。火力分散させるより1回あたりの火力を上げたほうがおそらく早いかと。 >シーフの方々への依頼 前回同様蟲の接近警戒をしていただけると。 ····ゴブリンを囮に蟲を突破させてくる、という流れもあり得るわけですから。

  41. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    >青燕兵曹 ジュストの言う様にガレスと組んで動く感じなら今回は兵は率いずに俺達だけで自由に動いた方がいいかもしんねーな。 >馬 砂蜥蜴を使うと砂狼達とワンセットでの行動になっちまうって考えっと、やっぱこっちで馬用意してガレスの機動力を確保した方が良いと思うんだよな。 確かに黒汗馬は軍馬じゃねーから戦闘時に騎乗してってのは無理だろうが、戦場間での移動手段としての活用なら前回の砦防衛の時にも上手くいったからイケんじゃねーかと思ってよ。 戦闘に入る時はガレスも飛び降りて暴れ回んだろーし。 一応、これがそん時の報告書な! https://alpaca-connect.com/world/world0/scenario/2316 >個人行動 ガレスをガランドゥームって奴にぶつけんなら攻撃手はジュストとか魔法攻撃の方が効率的なんだよな? そう考えると俺はシューター共を潰してった方が戦略的には良いかもしんねーと思い直してよ。 前回は俺は参戦出来なかったが、うちのコルネを寄ってたかってイジメてくれたって話も聞いてよ。 きっちり御礼参りしてやんなきゃなんねーかとも思ってな! >蟲警戒 これって、ナハティガルは8m級対応だから問題ねーと思うが、百鬼衆の方に向かっちまう俺とエミリアも警戒した方が良いのか?

  42. デイジー・ロックウェル

    んー、色々と難しくなってきたわね? なってない?? まあ、あたしは、前回同様に3メートルのちび蟲一匹相手にすれば良いかしら? 前回も出来ていたし回避も足りるのかなと。 二匹だから、一匹はゲルダにお願いして、もう一匹をあたしが。 なつもりだけど、合ってるかしら?

  43. キーゼ

    仮ですがこんな形で。タグ化して置くので。 あと、護兵団への細かい依頼は誰か対応して頂けると。 傭兵団には砂狼とも既知ですし、こちらで動きます。 【交戦方針】 護兵団、砂狼+傭兵団、冒険者複数を導入しての百鬼衆襲撃、早期駆除 数的有利の護兵団が非授恵者、その他で授恵者担当 蟲は被害の及ばぬようそちらに抑える 対百鬼衆手が空き次第、蟲討伐に移行 余裕あらば魔蟲使いに手も回す >蟲警戒 こちらを無視しないかつ前回と同じ行軍速度なら、虫の方が先に届きますからね。 スキルの問題などもありますし、あくまで可能なレベルで動いていただけると、ですか。

  44. イヴェール・アーチボルト

    ゲルダさんとロックウェルさんが3m級に行くなら私は百鬼衆相手になるでしょうか。 ヒーラーのレティシアさんが単独で遊撃は拙いと思いますのでそちらの護衛兼でになるかと思います。 ひっっじょうに眠いので取り急ぎ表明まで。

  45. レティシア・R・クラティアス

    どうやら一部、私が勘違いをしていたようで……大変失礼致しました。 ご指摘やタグ作成等、感謝致します。 >護兵団 基本的にはキーゼ様が仰るような形でよろしいかと存じますが 万が一討ち漏らしがあった場合の事が少々気掛かりなのですけれど そちらに関しては一部の護兵団の方か百鬼衆対応の方に気に掛けて頂き 優先して対応して頂けるようにすれば、対策としては充分でございましょうか? >敵戦法 私も、基本的にはジュスト様が挙げて下さったような形になるかと存じます。 そして前回交戦された方々への対抗策は、確かに懸念点でございますね。 物理偏重との事ですので、魔法攻撃の備えは恐らく無いのは幸いでございますが……。 >ガレス様 馬への騎乗に関しては私自身は拘りはございませんが キーゼ様やジュスト様、ハヤト様が仰る事にはそれぞれ一理はあるかと存じます。 悩ましいのですけれど、騎乗希望者の方が馬等の備えが可能なのであれば 最終的なご判断はお任せしてもよろしいのでは、と。 私も前回、騎乗時の方が有利であると彼が判断した場合のみ 騎乗して頂けるようお願いを致しましたので……。 >イヴェール様 お疲れの中、お気遣い感謝致します。 今宵はごゆっくり、お休み下さいませ。

  46. レティシア・R・クラティアス

    >戦力配分 各希望が出揃いましたので護兵団と傭兵団の皆様を除いた 役割分担を改めて纏めさせて頂きました。 もし再び間違い等がございましたら、お手数ですがお訂正をお願い致します。 ・大砂蟲(8m級) コルネリウス、キーゼ、ナハティガル ・大砂蟲(3m級) ゲルダ、デイジー ・百鬼衆 イヴェール(兼レティシア護衛)、ヴィルヘルミナ 戦士優先:ジュスト 射手優先:ハヤト、エミリア 指揮官優先:ガレス 傭兵団同行:ザザ ・遊軍 レティシア (敬称略)

  47. ザザ=ステルヴィナ

    >一撃後 了解。私も最初の一撃後は指揮個体を優先的に狙うようにするわね。 傭兵団の方々が敵と11hex以上間合いを取って戦うつもりなら、砂蜥蜴からは降ろして頂いて指揮個体対応の味方の傍で戦うようにするわ。

  48. ジュスト・V・ケレス

    では黒槍殿の移動手段に関しては彼に一任するということで。 蟲に関しては百鬼対応側でも1人は警戒しておいて貰えると安心かなと。 護兵団に関してはどの程度協力をお願いできるかは分からないけれど、提案という形で俺の方で触れておこうか。 レティシア嬢は度々纏めありがとうございます。 そういえば此度も黒槍殿へのお願い等々はお任せしてもよろしいですか? ・大砂蟲(8m級) コルネリウス、キーゼ、ナハティガル ・大砂蟲(3m級) ゲルダ、デイジー ・百鬼衆 イヴェール(兼レティシア護衛)、ヴィルヘルミナ 射手優先:ハヤト、エミリア 指揮官優先:ガレス(傭兵団に同行するか別途馬に騎乗するかは一任) 傭兵団同行:ザザ、ジュスト(緒戦の一撃後は共に指揮個体優先) ・遊軍 レティシア 傭兵団への要請:キーゼ 護兵団への要請:ジュスト (敬称略)

  49. エミリア・シバ

    今日は取り急ぎになってしまうけれど 意見を聞かせてくれた方たちはありがとう。 完全物理特化なら530ぐらいの範囲は出るから、シューターなら一気に行けるかしらと迷ったけれど、シューターがまとまってなさそうな気もするから単体を確実に仕留める方向を意識するようにするわ。 >蟲の索敵 シューターの探しやすさを考えて、序盤どう行動しようか考え中だけれども、とりあえず方向を見極めるために超視覚とついでに戦術眼を持っていくので、できる範囲ではプレにねじ込んでおくわ。

  50. レティシア・R・クラティアス

    ジュスト様も纏めの修正等、感謝致します。 ガレス様に関しては馬の備えと移動手段の一任、指揮官優先対応のお願いでよろしければ 僭越ながら私の方でご対応をさせて頂きます。 >個人 使用タイミングについて少々迷っていたのですけれど 此度は緒戦でどれだけこちらが有利な状態で敵を削れるかが重要と判断致しましたので まだ全員が揃っている状態、もとい敵への突撃直前に 可能な限り多くの方へのウェイブ・オブ・インフィニティロア付与を予定しております。 敵に遅れをとっては本末転倒ですので 1ラウンド分は無為に消費してしまうかもしれませんけれど 行動順を皆様に調整して頂かなくてもよろしいように出来れば、と存じます。 その後は基本的にはハイパーヒーリングオーラやヒール3での回復に専念しつつ 戦況把握の為に超視覚をご用意させて頂きますので 大砂蟲の動き等、何かございましたら口頭か笛での合図で情報共有をさせて頂きます。

  51. ナハティガル=ラー

    すまん、前回の発言から間が空いた。 纏め等に感謝する。 >8m級 では、同じく8m級を対応するコルネリウスとキーゼは宜しく頼む。 とりあえず8m級接敵直後に正面から攻撃を加え、執着が俺に向くよう試みるつもりだ。 無視される場合はそのまま攻撃に専念しよう。 BSは【真・死齎刃】を持って行く予定。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0