【蒼炎】復活の魔人
おおくまねこ
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シナリオID:2311
オープニング
それは、ある夜更けのことだった。ドンドンと乱暴に窓を叩く音に気付き、スノウクレスト村の領主エドワウ・マクドガルは目を覚ました。窓の外に写っている女性の姿を見て、エドワウは目を見開く。ここが二階だとか、来訪者が人並外れた美人だったからとかいう理由ではない。その人物が、本来なら決してここを訪れるはずがない人物だったからだ。
「君は……蒼炎の魔女……いや、ラピスラズリ……」
エドワウがその名を口にすると、ラピスラズリは不満そうに頷いた。
「『さん』ぐらい付けろ、若造。……いや、そんなことはどうでもいい。今すぐスノウクレスト村……いや、お前の領民全員に村を出るように伝えろ。魔人の封印が破れかかっている」
「なんだって!? 一体どうして!」
その言葉の意味することは重い。ラピスラズリが口にした魔人とは、百年前にスノウクレスト村を焼き滅ぼした大型クリーパー、『蒼炎の魔人』に他ならないからだ。
大型クリーパーとは、異界からの侵略者の内おおむね全長か全高、全幅などの最大値が5mを上回る個体を指す。いずれの個体も中型よりも遥かに強大な力を持つ大型クリーパーの多くは固有の名を持ち、存在が確認された地域では神とされているケースすらある。なお、2000年前にこの世界に張られた結界により、大型以上のクリーパーは滅多にこの世界に出現することはないとされている。
「経年劣化だ。あれを封じ込めていた遺跡の結界は私の寿命ぐらいの期間は保つと踏んでいたが、読みが甘かった。最近エーテル溜まりが発生する頻度が少し多くなったとは思っていたんだ。……何か、世界規模でエーテルが不安定になるような事件でもあったのかもしれんな。このままいくと、あと数日で封印が破れ、魔人が復活してしまう。お前のこの辺り一帯の土地は奴に焼き尽くされるだろう。私は仲間と共に奴を封印しただけだ。その仲間も今はもういいないし、封印が内側から破られれば、封印の要石も使い物にならなくなる。打つ手はない」
「……すぐ寄親に連絡して、騎士団を出動させてもらおう。近隣の領主にも協力してもらって、数百人規模の討伐隊を……屈強な兵達を擁する北方辺境伯なら……いや、駄目だな。このご時世に帝国との国境から兵を動かすなんてできっこない」
「……いくら数を揃えた所で無駄だよ。蒼炎の魔人は超高熱のエネルギー体。凄まじい熱のせいで剣士は近づくことすらできんし、矢も投げ槍も刺さる前に燃え尽きてしまう。魔人は誰にも倒せない。授恵者だけで構成された軍隊でも無ければな!」
魔女はヒステリックに叫んだ。
「……なら、冒険者を雇おう。百年間一人で封印を守っていた君は知らないだろうけど、今の時代には百年前とは比べ物にならないぐらい、授恵者がたくさんいるんだよ。……また借金が増えそうだけど、そうも言っていられないからね。ラピスラズリさん。僕は領主としての責任を果たす。どうか、君も力を貸して欲しい」
●緊急の依頼
「リーンエス王国の貴族から大型クリーパーの討伐依頼が出ているよ。場所は王国北部、スノウクレスト村の奥の森にある、神代の遺跡……固有名は『蒼炎の魔人』だそうだ」
冒険者の店のマスター、クママンは厳かに告げた。
「現在魔人は封印中だ。だが、その封印はじきに破られそうで、現代の魔法技術では神代の技術による封印を修復することは難しい。そこで、いっそこちらから封印を解除して大型クリーパーを倒してしまう、という作戦を取ることになった」
目撃者の証言によれば、サイズは約10メートル。人間ならば目線はクリーパーの足首あたりの高さだろう。大型クリーパーとしても相当な大きさだ。
「魔人は全身が炎の塊で、半径100メートルほどの範囲に超高熱のフィールドを発生させるらしい。ただし、この熱は生物にしか影響を与えないようだ。特殊能力は火を吹く程度だけど、サイズが大きいからそれだけで厄介だね。普通にパンチやキックを打つだけでも、範囲攻撃として成立してしまうだろう。大型クリーパーは体力も中型とは比較にならないほどあると見ていい」
危険な相手だが、朗報もある。冒険者達の陣形が崩れないよう、情報提供者である魔女ラピスラズリが魔人に重圧の魔法をかけ、2~3分の間拘束し続けてくれるらしい。魔人が移動ができない間に集中砲火を仕掛ければ、一気に仕留められるかもしれない。
「油断は大敵だけど、過剰に恐れる必要はない。君達は超大型クリーパーである『瘴気纏う腐緑獣』や『魂喰らう黒泥晶』(とっとと死ね太郎)などの超大型クリーパーも退けている。きっと魔人だって倒せるはずだ。討伐成功の一報を期待しているよ」
●
蒼炎の魔人を封印した遺跡の前で、身支度を整えた魔女は冒険者達が来るのを待っていた。ペットのヤマネコは領主に頼んで預けてある。ひとたび魔人が目覚めれば、ただの猫など一瞬で燃え尽きてしまうからだ。
「まさか、授恵者が大量に生まれていたとはな。……百年か。少し、長く引き籠もり過ぎたかな」
魔女は自嘲気味に笑った後、瞳を閉じる。振り返る記憶は今も脳裏に焼き付いて離れない、魔人を封印した時の記憶だ。
――連中を甘く見過ぎたなァ。まさかあの吸血鬼がこんなバケモノを召喚しやがるとは。もっとも、ろくに制御できていないから、奴がくたばった後も好き放題に暴れてやがるわけだが。
――こうなった以上、あの遺跡を使ってなんとか封印するしかないわね。村人たちを犠牲にしてしまったこと、少しでも償わなきゃ。……でもラピス、あなたは下がっていて。
――何を言ってるんだ、レイチェル! 嫌だ、私も戦う!
――ダメだラピス! あの魔人は僕達では勝てない。だけど、なんとか1分ぐらいはあの魔人を遺跡に押し留めてみせる。だから、君はその間に封印を! それができるのは、キャスターである君だけだ!
他にどうしようもなかった。仲間を見殺しにして魔人を封印することが、あの時の自分にできる最善の行動だった。だが、それでも。あの日の事を悔やまなかった夜はない。百年の月日が流れ、もはや仲間達の顔も声も思い出せなくなった今でさえ、消えない罪の意識が心の片隅にこびりついている。
「……だがようやく、お前との決着が付けられそうだ。蒼炎の魔人よ。刺し違えてでも、お前は私が倒してみせる」
解説
マスターより
リプレイ
「ここだ。この結界の内側に奴を封じてある」
蒼炎の魔女ラピスラズリに案内され、冒険者達は森の奥深くにあった神代の遺跡へとやってきた。
「あれがスノウクレストの村を滅ぼした『蒼炎の魔人』なのですね」
リコリス・アデュラリアが見上げた先には、10メートルほどの大きさの黒い何かが立っている。それは分厚い雷光の奥に閉じ込められてぴくりとも動かないが、代わりに、結界を形づくる石柱が微かに揺れていた。
「ああ。昔からこの森にエーテル溜まりが定期的に発生していたのも、こいつの封印のせいでこのあたりのエーテルが不安定になっていたからだ。だが、この封印はもう保たない」
ラピスラズリは頷いた。
「ああ、確かに尋常ではない炎のエーテルを感じるね。内側は亜空間になってるのかな? 後でお茶でも飲みながらぜひ詳しいお話を……」
ジュスト・ヴェルジーがそこまで言ったところで何者かが後ろから足を思いきり踏みつけてきたので途中で言葉を切った。激痛に耐えつつも笑顔を崩さなかったのは、紳士としての矜持が為せる技か。
「この軽薄な男の言葉は聞き流してくれたまえ。この作戦は貴女が要だ。僕は従弟殿と一共に貴女の護衛につこう」
ローザリカ・L・ディオールも魔女へと微笑む。
「あれが魔女が使役したと伝えられる魔人か。でっけぇな。あれを倒さなければならんのか」
シグルド・オルセンが魔人を見上げる。そして魔女へと向き直り、こう続けた。
「ラピスラズリだったか、名を呼ぶのは初めてだな。あれをお前さんが抑えている間に皆で倒してしまえば良いのだろう?」
「さんを付けろ。……そうだ。死力を尽くすが、あの図体だ。奴を抑えておけるのはせいぜい2、3分が限界だろう。その間に奴を仕留めてくれ」
「分かった。相手が相手だ、無茶はしなければならんだろうが、無理はするなよ。できれば命は賭けるな。まだお前さんと茶をしばいておらんしな」
「……まだ私と茶を飲むつもりだったのか。あれの相手では保障できんが、まだお互いの命があれば、そのうち茶ぐらいは付き合ってやるさ」
魔女は呆れたようにそう言った後、魔人を拘束する為の魔法の触媒を地面に並べ始めた。
「私は護衛班の回復役をいたしますね」
レティシア・レインフィールはラピスラズリの護衛の回復班を志願した。ラピスは位置的には後衛に当たり、あまり攻撃されない可能性もある。レティシアは彼女達より少し前に出て前衛の回復役と護衛班の回復を兼任するつもりである。
冒険者全員の役割分担を確認した後、魔女はセリオス・オーガストへと声をかける。
「……準備はいいな。ではセリオス。要石を壊してくれ」
「分かった」
セリオスは魔女が示した石碑に向かって弓を引いた。直後、矢が封印の要たる石碑の中心を射抜き、バラバラに打ち砕く。その瞬間、大気が震え。エーテルを扱う者はみな、強烈な存在感に一様に寒気を覚えた。
パキパキパキィン。
ガラスのような音と共に結界が砕け散り、少し遅れて結界の要石が全て爆砕した。
「るぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
解放された魔人の咆哮と共に遺跡の周囲半径百メートルほどの空間が一気に熱を帯び、森が蒼い炎に包まれた。獣の肉や草木が焼け焦げていく匂いがあまりに充満していく中、冒険者達はみな武器を構える。
「!」
戦術眼で敵の力量を察知したナキルは咄嗟にサーマルアイをひっこめた。敵の熱量があまりに高すぎる。サーマルアイを発動したまま直視すれば目を焼かれてしまう。それほどの高熱源体の正体とは、語るまでもない。全長10メートルにも達する巨大な炎の巨人――、蒼炎の魔人である。
「ようやくまた会えたな。だが、今日がお前の命日だ」
ラピスラズリの杖から紫色のエーテルが迸り、魔人を覆っていく。魔女のドームに覆われた魔人は、まるで空でも背負わされたかのように姿勢を歪めていき、腰の曲がった老人を思わせる姿勢となった。
「森が燃えているが、延焼はしない! このままなんとか三分、もたせてみせる……その間に、なんとしても奴を仕留めてくれ!」
魔女がそう叫んだ時、既に冒険者達は魔人を仕留めるべく動き出していた。
「でけぇしクソ熱いし、なんつー迷惑な巨人でございましょう……皆様、やっちまってくださいまし!」
イルシオ・リスティヒは一か所に集まっていた前衛志願者へと守護の防護円を発動した。淡い光に包まれながら、冒険者達はめいめい魔人へと突撃していく。
「こんな怪物が王国に封印されていたとはな。このようなデカブツ、絶対に野放しにはできぬ」
頭から水を被り、疾走する獣の如き足運びで真っ先に飛び出したのは、ベルク・オスマットであった。
「見た目は炎の塊だが。急所はあるのか?」
ベルクは敵の能力を暴くべく、出来る限り魔人に近寄る。が、あまりの高熱に顔を歪め、すぐに数メートルの距離を取った。
「剣士は気を付けろ! とんでもない熱量だ! 備え無しで近付けば恐らく30秒も持たずに焼き殺されるぞ!」
大声で仲間達に警告しながら、ベルクは地形探知用のエーテルを飛ばした。人間サイズならともかく、ここまでの巨体なら内部の構造も調べられるかもしれない。だが、跳ね返って来たエーテルの感触を感じ取り、ベルクは舌打ちした。
「あと、奴の体は見た目通りだ! 恐らく内臓やら核やらはない!」
「さて、おっぱいの大きい姉ちゃんの頼みだ。聞かねーってのは男が廃るぜ」
「俺達に力がなかったせいで誰かが死ぬとかそういうのは御免被る。ましてやそれが美女だとか尚更なのよな」
ベルクに続き、ハヤト=ガラン=ヴォルファングと海神・江流が魔人へと駆けて行く。二人は魔人の右足を狙い、左右から挟み込むのように集中攻撃を仕掛けた。
「あっつ! ただ立ってるだけでこれは反則じゃねえか!?」
「ベルクの言った通りだな。これは、温度耐性があってもキツイ……!」
魔人に肉薄した瞬間、あまりの高温にハヤトと江流の顔が歪む。攻撃の瞬間だけ肉薄して、さっさと距離を取った方がよさそうだ。
「うるぁ! 勇牙嵐撃!」
「まずは脚をもらう……!」
ハヤトは魔人に激突する前に飛び上がると、嵐のような勢いで回転し、両腕の爪を使った連撃を浴びせながら後方へと抜けて行った。それと同時に彼の射線と交差するように江流が魔人の脛のど真ん中に脇差しの一閃を叩き込み、そのまま魔人の後ろへと切り抜けた。
「ウオオオオオッ!」
二人の攻撃で魔人の足に細かな4つの傷が刻まれ、足の炎が小さく揺らぐ。だがすぐに周囲の炎が傷口に流れ込み、足の傷を塞いでしまった。しかし、江流が仕掛けた蝕みのエーテルは魔人の足に打ち込まれたままだ。
「こいつはまた厄介な野郎が相手だな………」
「足をもぎ取るのは無理そうだが、蝕みのエーテルは効いてる。死ぬ気で連打を浴びせよう、ハヤト」
「おう!」
「ぴぇええええ!! あついよー! おっきいよー! こわいよー!」
アシュリー・レドルナンは泣き叫んでいた。実のところ、アシュリーはこの極めて危険な戦場は丁重に辞退するつもりであった。そっと冒険者達に紛れ込み、高く売れそうな封印の要石だけちょろまかしたり、未だに未踏領域になっている魔女の家を漁る腹積もりだったのだが、途中でフクシア・S・シュルツに見つかってしまい、戦場まで引きずってこられてしまったのである。とても癒し手とは思えぬ鬼の所業である(アシュリー談)。一応、堅甲は付与してもらえているが、こんなバケモノにぶんなぐられれば即死してもおかしくはないので、アシュリーのチキンハートはもう限界だ。
「さて、あの魔女には借りがある。ここで少しでも返さねーとな」
ナキルの闘志の高まりに呼応し、手にした剣の刃が蒼く染まっていく。魔女なんて物騒な名で呼ばれていた女性だが、村で行方不明になった子供も保護してくれていたし、本当は心優しい女性なのだろう。エルフだし。少なくともナキルはそう思っている。
「最初から全力で行くぜ!」
ナキルは一息で魔人と距離を詰めると、渾身の力で蒼剣アルサリアを叩きつけた。使用した技は切り札たる一撃『雷神剣』。もったいぶっていられる状況ではないため、体力に余裕があるうちにぶちかますことにしたのだ。
「くそっ……やっぱり熱いな……」
近接戦では30秒と保たないと判断したナキルは、すぐに魔人からの離脱を決めた。
「ここまではさすがに熱は届いていないが……長期戦は不利だな」
弓の有効射程ギリギリまで距離を取り、セリオスは全力で魔人へと矢を放つ。魔人は的がでかい上に、動きも鈍いのでこの距離でもまずは外すことはないだろう。
「グオオオオ!」
巨大な光の矢が直撃し、魔人の体に人間大の穴を空く。しかし、すぐに穴は塞がってしまった。
「さすがにタフだな」
「おぅおぅ狩りがいのありそうな敵だな」
魔人の巨躯を見上げながら、ケン・Z・ブラッドリーは不敵に笑う。
「蒼炎の魔人! 貴様を斬る!」
アルベルト・V・シュタールシュヴェーアトの蒼い双眸にも炎のように熱い闘志が滾っている。相手にとって不足無し――二人の表情は自信を雄弁に語っている。
「まずは小手調べだ」
ケンは自身のエーテルを込めた一閃で魔人の足を薙ぎ払った。その瞬間、魔人の足にケンのエーテルが纏わりつき、炎の勢いが少しだけ弱くなった。
直後、アルベルトの全霊を込めて放たれた一刀が、稲妻めいた速度で魔人へと叩きつけられ、炎に亀裂を入れた。だが、その代償は決して小さくはない。魔人へと肉薄した二人の体力を、魔人の放つ高熱が急速に奪っていく。
「もたもたするとバーベキュー待ったなしと啓示にも出ていました。短期決着を目指して頑張りましょう」
フリーダ=ブロムヴィストは魔人へと接近していく。何かに引っ張られるような奇妙な足運びで魔人へと肉薄したフリーダは、瞬時に魔人の顔面まで飛び上がり、刺突剣を突き刺した。
「私が居れば、こんなクエストは華麗に優雅に華憐に達成して差し上げますわ!!」
リリリリスは意気揚々と魔人へと駆け寄ると、ドヤ顔で闘気を浴びせた。
「グオオオオ!」
リリリリスへと執着し始めた魔人は、逃げようとするリリリリスを狙い、大きく足を振り上げた。
じゅっ。
「アツゥイ! たまりませんわ!! 日焼けになりそうですわね!」
炎のキックが直撃したリリリリスのお肌は痛々しい有様になったが、なんとか意識は保っている。
「まるで火山の溶岩近くにいるみたいな熱気ね……」
魔人から20メートルほど離れた位置に陣取ったロゼットは黒焦げになったリリリリスへとヒールをかけた。魔人は周囲に放つ熱だけで冒険者達の体力を奪っている。ロゼットは部隊の治療役として尽力するつもりだ。
(私たちの『先輩』が命がけで封印したクリーパー……その人たちの後輩として、今度こそ決着をつけましょう)
「せっかく、ラピスラズリさんが知らせてくれた、から。被害が出ないように、しない、と。ラピスラズリさんの、仲間の人たちのため、にも」
エルは弓の射程ギリギリまで下がり、魔人へと矢を射かけた。魔人の放射熱は100メートル離れたここまで伝わってくるほどの凄まじいものだが、温度耐性のおかげかエルはなんとか普通に暑い程度の影響で済んでいる。ドス。魔人の首に突き刺さったエルの矢からじわじわと行動阻害のエーテルが浸透していく。魔人は首が気になるのか、少し動きが鈍くなった。
「ブルーフレアを使います。ラピスラズリ様を中心に集まって下さいませ」
レティシア・レインフィールが白銀色の杖を掲げると、蒼い炎がラピスラズリ、シグルド、ジュスト、ローザリカを包み込む。魔人と同じ蒼い炎だが、これは魔人のものとは違いどこか聖なる輝きを感じさせる灯火だった。
「木も燃えてやがりますの……この辺りが更地になるのは時間の問題ですわね」
イルシオは光縛封に身を隠し、汗を流しながらぼやいた。この光縛封は魔人に攻撃された時に射線を遮るためのものだ。当初は木か岩陰に身を隠そうと考えていたが、木は全部燃えているし、岩陰だと頭上からの攻撃は防げない。立ち昇るこの光の柱だけが、魔人の攻撃を防ぐ唯一の頼りであった。
「クレネルウォールを張ります。ラピスラズリ、あなたはこの後ろにいてください」
リコリスは光の防護壁を展開し、ラピスラズリを退避させた。魔人は偽りなく強敵だ。もし魔女の拘束から逃れて自由に動き回られると、戦線が一気に崩壊してもおかしくはない。
「いいところを見せてくれよ」
ローザリカはジュストへと輝刃をかけた。たちまちジュストの杖がローザリカのエーテルに包まれ、輝きを放つ。
「いいとも。呼び掛けに応え、至れ。至りて流れよ、地の果てと。海の果てまで流れ、我らの敵を貫き運べ――大飛燕」
ジュストの詠唱と共に杖から無数の花弁が放たれ、光の波となって魔人の胴を貫いた。
「手応えはあった。けど、大きいから特別よく効くということはなさそうだな」
ジュストは肩を竦めると、再び杖へとエーテルを注ぎ込む。魔女の体力が尽きるまでに勝負を決められるか否かが勝負の分かれ目だ。こうなれば、一発でも多く魔弾を浴びせるしかない。
「やっぱり魔人まだいたか。エネルギー体やったとはな……」
サイラスの持つ竪琴から放たれた矢が魔人の胴で炸裂し、背中へと突き抜けた。射程ギリギリまで離れており、温度耐性も強化しているサイラスは魔人の熱は気にせずに戦えている。
「ラピスラズリ様の拘束が終わらぬうちに、なんとしても倒し切らないと……」
フクシアは冷静に戦局を観察しつつ、後退してきたアルベルトへとヒールをかけた。常に皆がダメージを受けているこの戦場において、ヒーラーの重要性は極めて大きい。自身の回復も視野に入れつつ、適切な対象に味方に回復を続ける必要があった。
(魔人の動きはさほど早くない。特に危険なのは、やはり魔人に張り付いている前衛ウォーリアの方々ですね)
シーフ達は魔人の攻撃を余裕を持って躱せており、攻撃直後にフェザーステップで距離を取っている為、高熱でのダメージも小さく抑えられている。ナキルはウォーリアだが、初撃以降は距離を詰めず、衝撃刃で中距離から仕掛けていた。したがって特に激しく攻撃を受けているのはアルベルト、ケン、リリリリス、フリーダの四人だ。魔人の周囲に常に白兵戦を挑む者達がいるせいか、魔人の攻撃もやはり前衛達に集中している。
「うう、実質の初陣がこんな化け物なんてお姉ちゃん容赦なさすぎるよ」
ヤウズ・オスマットは姉へと恨み節をこぼしていた。今回の敵は「一般人への殺傷力が高すぎて万が一にも討ち漏らせない」、「おまけに討ち漏らすとリーンエス王国の王家と貴族のパワーバランスにも影響が出る」という事実を憂慮したベルクが、強引に妹を戦場まで引っ張ってきたのだ。人造授恵者となった挙句冒険者としての初の戦闘依頼が対大型クリーパーとは実にお気の毒だが、そこはスパルタな姉を呪ってもらうしかない。
ヤウズはマジカルポケットから取り出した水袋の蓋を開け、交代してきた味方の頭にぶっかけた。冷水が冒険者の体温を冷やし、気休め程度にダメージを和らげる。この場所にも熱の影響は出ているので、ヤウズ自身も水を少し飲む。こまめに水分補給をすれば、ヤウズ自身は他の冒険者よりも長く熱に耐えられそうだ。
「……アンジェ、にも、できることがあれば……」
アンジェは魔人から35メートルほど距離を取り、魔人から少し下がった位置で回復をしているヒーラーたちの回復を担当していた。魔人の熱は戦場にいるほとんどの冒険者達に常にダメージを与え続けている。後方支援の担当者にすら回復役が必要なのだ。アンジェ自身も熱による影響を受けていたが、魔人からはかなり距離が離れている為、アンジェは魔人に直接狙われなければ、かなり長時間の活動が可能そうだ。
「さすがは魔人。大きいですね! ですが、ここで仕留めてみせます!」
エルナ・クルプファルツは魔人から距離をとり、渾身の魔力を注ぎ込んだ魔弾を叩きつけた。
「魔人。大きい。でも倒す」
コハクは訥々と呟きながら二振りの黒い剣で魔人へと斬りかかり、一瞬で三度その足を切り刻む。そしてそのまま、背中側へと切り抜けた。
「グオオオオオッ!」
冒険者達の激しい攻撃に晒された魔人は右腕を大きく伸ばすと、薙ぎ払うように腕を回転させた。ただそれだけの動作にも関わらず、魔人の周囲の空間が大きく薙ぎ払われ、ケン、アルベルト、フリーダ、リリリリスの四人が炎熱の洗礼を受けた。常人ならば一撃でチリになりそうな凄まじい炎だったが、ケンは攻撃を飛び越えて回避し、残りの三人も直撃を受けたものの、かろうじて意識を保っていた。
「魔法攻撃はきついですね……後退します」
「悪いが、俺も一旦後退させてもらう」
ケンとフリーダは一旦後退していく。その直後、魔人の後ろから戻って来たベルクと江流が背中側から斬りかかりながら、魔人の注意を引いた。
「ウオオオオオッ!」
魔人は冒険者達の集中砲火を一身に浴びながら、両腕、両脚を振り回して暴れ回る。いかに巨大とはいえ、攻撃手段は格闘。身動きがとれない以上、攻撃の射程は限られる。必然的に攻撃は前衛達へと集中していた。
ヒーラーたちは前衛ウォーリアの治癒を優先させつつ、高熱のフィールドの影響で疲弊していくシーフや中衛たちも適宜回復していった。
●死闘
魔人討伐戦が始まって2分ほどが経過した。荒れ狂う魔人の攻撃と、存在するだけで近付くものの命を奪う高熱のせいで、負傷者は絶え間なく発生し続けている。癒し手達のヒールの残り回数は少なくなってきているが、2分間、常に癒しを受け続けることができた冒険者達に脱落者はまだ出ていない。
「少しずつ炎の勢いが弱まってきてる気がするが……まだ倒れる気配がないな」
江流は魔人の後方から攻撃を仕掛けながら、魔女の方をチラリと見た。やかりこれほどの大型クリーパーを拘束し続けるのは負担が大きいのか、全く余裕はなさそうだ。護衛はそれなりの人数が付いているから、不意討ちで彼女が倒されることはなさそうだが。
「!」
突然、魔人がこれまでとは異なる動きを見せたため、冒険者達は身構えた。大きく息を吸いこんだ魔人は燃え盛る火炎を口から吐き出し、魔女と、その護衛達を攻撃したのだ。
斜め上からの攻撃ゆえにリコリスのクレネルウォールを突破した魔人の火炎は、冒険者達を炙ったが、ラピスラズリはカバリングでシグルドが、ジュストは前に立ち塞がっていたローザリカが戦闘用の傘で庇ったため、無傷だった。
「無事ですか、シグルド」
エーテルバリアで炎のダメージを抑えたリコリスは最もダメ―ジの大きいシグルドに尋ねながら魔人に魔弾で反撃をした。
「ああ、なんとかな」
二人分のダメージを食らったシグルドだが、最初から護衛に徹するつもりだったためかまだ余裕がありそうだった。
「婚約者殿も無事だな? すぐに全員を治す」
ローザリカはヒーリングオーラを放ち、自身と護衛達を癒した。
「……嫌な臭いだ」
キーゼは自分の近くまで流れてきた焦げ臭い匂いに顔をしかめた。自分が狙われたわけではないが、射撃を続けながら移動し、位置を変えることも忘れない。キーゼの位置は魔人からかなり離れており、魔人は近くにいる者の攻撃を優先しているようなのでそうそう攻撃は来なさそうだが、念の為だ。
「エネルギー体なのでいまいち体力が分かりづらいですが……弱っているのは間違いなさそうです」
キーゼは魔人を見上げる。敵は未だ五体満足だが、出現した瞬間と比べると幾分炎の勢いが弱まってきている。だが、こちらの方の損耗も無視できない。普段なら無傷で生還することも珍しくないベテランシーフ組や、中距離から遠距離攻撃に専念しているキャスター達まで高熱で体力を消耗している為、ヒーラーたちは常に回復を続けている。
キーゼ自身は今日の私はシューターですといわんばかりに遠距離なら弓での攻撃にエーテルを注いでいるが。
「ヒールにはまだ余裕がありそうですが……そろそろ攻め手のスキルが尽きてくる頃です。この辺りが勝負どころですね」
キーゼは呟いた。戦いが始まってからそろそろ2分。魔女の拘束魔法が解けるまでは、甘く見積もってあと60秒ほど。それまでに勝負を決めなければ、あの怪物が自由に動けるようになってしまう。
「負傷者は回復は他のヒーラーにお任せするとして、私は自分の仕事をしましょう」
キーゼは呟き、エーテルを矢へと注ぎ込んでいった。
●タイムオーバー
「駄目だ、これ以上は奴を抑えておけん……!」
戦闘が開始しておよそ三分。魔女が膝を付いた時、魔人を抑えつけていた紫色の力場が完全に消滅した。
「グオオオオオオオッ!!」
怒号と共に魔人が頭を上げ、完全に立ち上がった。魔女の拘束から逃れた魔人は、とうとう本当の意味で封印から解き放たれてしまったのだ。
アタッカ―達は既に疲労困憊。エーテルを消耗する技を使える余力を残している者は少ない。ヒーラーたちのエーテルも、残り僅かとなっている。
「やはり、無理だったか。かくなる上は……」
魔女が杖を支えに身を起こすと、彼女の杖が恒星の如く輝き始めた。
「あれは、まさか!」
シグルドはその優れた洞察力を持って直感した。あれは、大きな代償を必要とするスキルだ。おそらくは、彼女の命全てを燃やしてしまうほどの。
「待って下さい。ラピスラズリ様の奥の手を使わずとも、もう少しできっと倒せます」
レティシアもラピスがやろうとしていることに気付いたのか、彼女の前に立ち塞がった。
「邪魔をしないでくれ。あの魔人がスノウクレスト村に向かえば、何人もの村人が死ぬんだぞ!」
二人が問答をしている間も、他の冒険者達は必死に魔人に抗い続けていた。
「いい加減終いにさせてさせてもらおうか!! この一閃で迷わず逝けやぁぁぁぁ!!」
その時、雄叫びと共にケンが魔人の眼前まで突進し、魔人の首に渾身の一刀を叩きつけた。その首が千切れ飛ぶことはなかったが、強力な一撃を受けた魔人の炎の勢いはますます弱まっている。出現した時は篝火のように燃え盛っていたその炎の勢いは、今や蝋燭の炎ぐらいの勢いしかない。
「奥の手、いきますわよ!」
リリリリスは一回だけ残しておいたシーザーロアを魔人へと浴びせた。彼女への執着を呼び起こされた魔人は、誘うように森の奥へと逃げる彼女を追いかける。
「……もう、誰かが自身を犠牲にする姿は、見たくないのです」
レティシアはそう言うと、泣き笑いのような微笑みをラピスラズリへと向けた。
「しかし! このままでは私以外の犠牲者が……」
「ラピスラズリ。あなたは英雄になりたいのですか?」
「なんだと?」
リコリスの言葉に、ラピスラズリは彼女を睨み付ける。
「……封印した者として刺し違えても魔人を倒すつもりなのでしょうが。そんな事をすれば、永遠に英雄として語り継がれる事になりますよ」
「……それは、違う。私は、決して英雄などではない。むしろ……」
「それが嫌なら、石に齧りついてでも生き延びればいい。少なくとも同族を見捨てる程私は薄情ではないつもりですよ、ラピスラズリ」
「いや、私は……」
魔女がリコリスに反論しようとしたその時。シグルドは強引に魔女から杖をむしり取った。その瞬間、魔女が準備していた魔法の術式が霧散し、杖を包んでいた輝きが消えた。
「悪いな」
(誰かのために誰かが犠牲になるなんてことが、俺の目の前で起こってたまるかよ。じゃなきゃ強くなった意味がない)
「くそ、どうなっても知らんぞ! お前達のおかげで奥の手がパァになったので魔力が尽きるまで水流波を連射する。しっかり私を守れ!」
魔女はシグルドから強引に杖を奪い返すと、ヤケクソ気味に叫んだ。
「ああ、最初からそのつもりだ」
シグルドは笑った。
「ええ、レインフィールの名にかけて、必ずや」
レティシアも微笑む。今度は穏やかな笑顔だった。
「ええ、もちろん」
一際大きい魔弾を撃ちながら頷いたリコリスは相変わらず無表情だった。
●
「ぴええええええ!! 動き出したよー!」
泣き叫ぶアシュリー。魔人はそれほどすばしっこくなかったので直撃は避けられているが、それもいつまでもつか。あと、アシュリーが「そろそろ限界だ!」という絶妙なタイミングでフクシアがヒールをかけてくれるため、アシュリーは後退する口実もなく、ずっと最前線で魔人と戦わされている。
「あと少しです、アシュリーさん! がんばって!」
フクシアはアシュリーへとエールを送りながら、魔矢で魔人を射抜いた。フクシアだけではない。ヒールを使い果たしたロゼットやレティシアも魔法攻撃で魔人を攻撃している。
「皆様! あと少しですわ! ぶっ殺せー!」
スキルを使い果たし、もはや戦う力が残っていないイルシオは精一杯声を張り上げ、冒険者達を鼓舞していた。その傍らでは、気絶するまで戦ったナキルが倒れている。
冒険者達は歯を食いしばり、魔人へと攻撃を続けた。そして……。
「消えろ!」
セリオスの放った矢が魔人の額を射抜く。技を出せるほどのエーテルはもう残っていない為、これはもう普通の攻撃だ。
「オオオ……オオオ……」
だが、その一撃が致命傷となったのか。魔人はとうとう人の形を保てなくなり、どろどろと溶けるように消滅していった。
うわあああああああ!
激戦を制し、勝鬨を上げる冒険者達。
「やった……倒した……のか……」
魔女はそれを聞いて安堵するように意識を失い、シグルドがそれを支えた。
●大団円
「ふう。際どくはありましたが、なんとか死者も出さず倒せましたか」
無傷で戦闘を終えたキーゼは岩に腰を降ろし、一息ついていた。
「ん……俺は……」
「おはようございます。あのクソデケェ巨人はなんとか倒せましたわ。魔女さんも無事ですわよ」
仰向けに転がされていたナキルが目を覚ますと、イルシオが茶を飲んで休憩していた。
「そうか、途中で気絶しちまったか……。あの魔女にまた借りが増えたな。そのうち返さないと」
ナキルはボリボリと頭を掻き、立ち上がる。
「いやはや、ロゼがいなかったら俺はロクに動けないまま退場していただろうね。君が傍にいて良かった」
ジュストはすっかり煤だらけになったローザリカにマントを差し出しながら微笑む。
「……当然だ」
ローザリカはそっけなく返し、差し出されたマントをむしり取るように奪ってぷいとそっぽを向いた。
「なんとか狩れたな。首が落とせなかったのは残念だが」
「ああ。ここで倒せてよかった。これで、この地の人々も安心してくらせるだろう」
ケンとアルベルトは血まみれの体で満足そうに笑い合った。
「ふう。なんとか勝てましたね。バーベキューにならなくて良かったです」
フリーダも剣をしまい、岩に腰かけて安堵している。なお、彼女のその晩に神(?)から「次はもっとタイム短縮を目指しましょう」という啓示を受けたという。
「よかった……アンジェも、役に立てた……?」
アンジェは隅っこに腰を降ろし、遠巻きに仲間達を見つめている。
「ぴええええ! 怖かった! 怖かった!」
「お疲れ様でした、アシュリーさん」
死の恐怖から解放され、泣きじゃくるアシュリーをフクシアがよしよしと慰めていた。
「し、死ぬかと思ったよ、お姉ちゃん……」
「うむ。よく頑張ったな、ヤウズ」
ベルクはヤウズと共に水を頭から被り、一息ついている。
「なんとかエーテルの欠片ぐらいは……」
サイラスは空き瓶をブンブン振り、消えゆく蒼い火の欠片を瓶に詰めていた。しばらくサイラスはじっと瓶を眺めていたが、一応クリーパーの肉体だからか、自然に消える心配はなさそうだ。思わぬ収穫である。
「あっつ! あっつ! 刺激的なお味ですわね!」
サイラスの近くでは煤だらけになったリリリリスが魔人の欠片(まんま炎)を踊り食いしつつ、瓶に青い炎を詰めていた。宣言通り、後で調理して食べるつもりなのだろう。
「この要石……集めたら、魔女さんの役に立つ?」
エルは砕け散った要石を拾い集め、一か所にまとめている。封印が解放された際にほとんどが破損しているが、魔女なら何か使い道があるかもしれない。
「よーし、終わったな。シグルド! そのねーちゃんをおんぶする権利を賭けて俺とジャンケンを……」
「……」
割と酷い火傷を負いながらも平常運転のハヤトはシグルドにラピスラズリに男の勝負を挑もうとしていた。だが、その様子をセリオスがつぶさに観察している。通報待ったなしである。
「大型クリーパー討伐成功か。ちょっとは武勲になったかな」
江流は地面に寝っ転がりながら、この国のとある姫君の姿を思い浮かべていた。
「終わったわね。これでやっと、ラピスラズリさんの仲間と、魔人に殺されたスノウクレスト村の人達もゆっくり眠れるでしょう」
「そうですね。これからはラピスラズリ様も平穏な人生を歩めるといいのですけど」
ロゼットとレティシアはシグルドの背中で眠っているラピスラズリを見ながら微笑んでいた。
マスターコメント
イベントシナリオ(50人)非常に難しい 報酬:多い25 / 20〜50人
2022年07月19日 10時00分13秒 公開
参加者
相談掲示板
ヒーラーの神官戦士ロゼットよ。よろしくね。 攻め手がしっかり攻撃参加できるように、回復させてもらうわ。 >焦熱地獄 割合ダメージということは、生命が高いとダメージも大きくなるのね。
ウォーリアのフリーダです。よろしくお願いします。 相手との距離に応じて割合ダメージも高くなるようですし、 近接組の消耗はかなり厳しいかと思います。 ですので、近接組は最低でも2組位に分けて片方が接近中はもう片方は後方で回復中…… といった形にしたい所ではあります。 熱によるダメージ対策としては温度耐性による軽減だけでなく、 あらかじめ水袋に水を用意しておいて熱に対抗するといった方法も良さそうです。 その場合、水袋による機動力の低下が問題になりそうですが…… あとはできれば20ターン以内には敵を倒したい所ですね。
No.3
サイラスだ、よろしくなー とりあえず温度耐性つけて後ろから弓で戦おうかと。そうすれば温度耐性と射程でほぼなんとかなると思うし。 後はタゲ取りする人いれば良いかもなと。術者が攻撃を受けなかったらとあるんでブレスの延長線上にいるとか、狙われる可能性はあるだろうし。炎のブレスだから直線範囲系の可能性があるから、遠くまで届くからできるだけ直線上に並ぶのは避けたいところかな?
ごきげんよう。 ヒーラーのイルシオですわ。よろしくお願い致しますの。 何だかすげー大変な事態になっていますのね。 延焼はしねぇって話なのであれば……水というよりは、熱風や熱気への対策が必要かもしれませんわね。つっても壁くらいしか思いつかねーですけど。 敵さんの攻撃(高熱)のタイミングで、光縛封で作った柱の陰に隠れてやり過ごす…なんて出来やしねーでしょうか。
「ナキルだ、よろしく頼むぜ。 個人的には各関連に参加してたけど……正直その中で敵に対して有用な情報ってのは印象がねーぜ。 強いて言うと、この大型クリーパーが「召喚市が召喚したモノ」ってくらいだな 媒介みてーなモンのひとつくらいはあるかも知れないって予想に確証はねーけど。 とりあえず、サーマルアイで温度差くらいは見てみようと思ってるぜ。」
よろしくお願い致しますの。 うーん? PC情報としての有益な事前情報はあまりなかった、って事かしら?
「>イルシオ あぁ、ちょっと言葉が足りなかったか……。 その通りだな。 もちろん、読み手が変われば気付く所も変わるかもだけど。」
さて···· 戦場は敵を中心に半径20hexのダメージ発生型FOE 友軍NPCは敵拘束のため敵より10Hexの位置で術式行使 大体の皆さんの要望としては20R以内の討伐 ということですか。 ある程度の駒数は必要になりますが。理想で言うなら 交代式の近接攻撃班が2~3部隊 射撃部隊が回復付きで別働 NPC保護専任が1部隊 ですかね。 まず敵の意識は自らを拘束するNPCを優先にするでしょうし。 割合ダメージがどれほどかわかりませんが。距離10HEXに位置する以上常に削られ続けるNPCへの対処は必須です。 万が一の被弾とR毎固定ダメージ回復のための専任部隊は用意しないと危険です。 ついで攻撃部隊についてですが。射撃部隊は可能な限り距離を取り固定ダメージの軽減をしつつダメージソースでしょうかね。 敵の攻撃がほぼ範囲型となれば近接部隊が損害は大きくなるでしょうし。 3部隊用意できたとして回復役付きならば6~7Rぐらいでスイッチとして、動ければ随時再投入。スキル回数もありますから、移動の兼ね合いも考えれば全力攻撃はできてそれぐらいでしょう。 下がって回復も重要ですが、下がり切る前に損耗する可能性も高いですから、各部隊に一駒回復役の準備が必要ですかね。 敵はエネルギー体らしいので明確な弱点があるか怪しいところですが···言い換えればどこを当てても消耗させられる可能性もありますかね
要石かあ……。 売れたりしないかな。 おっと、シーフのアシュリーだよ、よろしく。 サイラスの言うところの「タゲ取り」役になるかな。 って言っても、危なくなったらすぐ逃げるからあてにしないでね。熱いのは苦手だしさ。 魔女のお姉さんから聞いたのは、遺跡に要石があったからそれで封印したってことだったね。 今回は封印が目的じゃないから、前にお姉さんに会った時の情報は関係なさそうだもんね。
>ナキル様 なーるほどですわ。 いえ、認識に齟齬がねぇようで安心しましたの。 確かに、PL情報とPC情報は気をつけねぇといけませんものね。 >タゲ取り ふむふむ。 なーんか見てる感じ、敵さんの情報を見ている感じ、あまり知能は高くねぇって事ですので 厄介なNPCを優先して狙うーなんて思考にまで至らねぇって思っていますわ。……わたくしだけ? っつーわけですので、アシュリー様達が担ってくださる(予定)の「タゲ取り」等で ある程度のヘイトはコントロール出来そうですの。 そのうえで、仰るようにスイッチしながら戦闘出来ればラッキーですわね♡ ちなみにわたくしも熱いの嫌いですの。
今の様子だと、成立はしても満員は難しい?って感じかしら。 >熱風や熱気への対策 とりあえず火災現場に倣って、頭から水袋の水を被っておくとか? 水も滴る…間もなく乾いちゃいそうだけど、乾くまでの間くらい 「温度耐性」に似た効果を期待しても良いかなと。 >『蒼炎の魔女』ラピスラズリ 彼女は「焦熱地獄」の影響は受けない、と明記されてるわね。 「タゲ取り」の人には頑張ってもらうとして、流れ弾への 対処のためにも、回復に付く人はいた方が良いかしら。 ただ彼女の位置からでも、攻撃や支援に参加できることが優先かな。 立ってるだけの置物になっちゃうのは勿体ないし。 私は付いても良いのだけど、【蒼炎】参加者で希望があるなら、 特にこだわらないわ。 >暑いの苦手な方 シグモル火山の、溶岩修行で良ければ紹介状を書くわね。
エルヴンシューターのエルナです!皆様よろしくお願いしますね! キーゼさんはまとめありがとうございます! 近接の方は十分な人数いそうな感じですので、私は射撃で行こうかなと思います! 付与メインのデバフ中心で行くか、火力メインでダメージを重視するかは考え中です! 魔女さんは焦熱地獄の効果を受けないみたいなので、遠距離攻撃からの防御を考えれば大丈夫みたいですね!
シーフのベルクだ、よろしく頼む。 実体のないエネルギー体なら核の一つや二つ。 もしくはどこか離れた場所に本体となる何かがありそうな気がするな。
>彼女は「焦熱地獄」の影響は受けない、と明記されてるわね そこは落としてましたね、失礼。 なら守りは最低限でいいかと
溶岩修行?! そんな罰ゲームみてぇな修行は、自分を虐めるのが好きなドMな方だけで行ってくだせぇまし! …こほん。ぇー、魔女様…ふむ、攻撃の影響が受けづらいって事でしたら やっぱし標的への有効な攻撃方法を詰める方が優先でしょうか。 離れた場所に本体……有り得なくはねぇでしょうが それを特定する為のリソースがこちら側にあるかってのが懸念ですわ。 あの巨人と対面するってだけで、ヤバそうですし。 それにしても攻撃手段…… 専門家(攻撃役)の人達の意見をもっと聞きてぇところですわね。 わたくしみたいなか弱くて可愛いヒーラーにはいい考えが思いつきませんの。
No.16
至近距離でやる人は水被るのは避けたほうがいい気がするなぁ怖いなぁと(水蒸気と高温の水滴) 10メートル級の大型だから面攻撃は単体攻撃より少しだけボーナス期待できそうかもしれないなと。識別必須だろうが 一応参加してたから前までの情報だけど ・一話の子供捜索で大失敗条件有り(MSよりにある通りボス直行)2話で魔女に会いに行く系だと条件はあるがまず満たさないと書いてあった →封印解除条件を満たす何かはあった? くらいかねー?なんか殆ど私は罪人ですって魔女がやってた内容と、蜥蜴型クリーパーがなんかチョロチョロ出てた記憶しかあんまりない 本体があったとしても俺は特に捜索できる何かは知ら無いなぁ。興味無いと思ってた所にあって気にしてない可能性もなくはないが、だったら何かしら描写あるんで無いかなー?と。前の話の召喚の様子とか辺りに。 俺はゴーストとかみたいな人の形にした存在とかエレメンタル的なイメージで見てるから本体ないんで無いかと?というか今20人ギリギリだから満員ならともかく今探すのは厳しいなと
>どこか離れた場所に本体となる何か 「非常に難しい」だから想定外はあるかもしれないけど、 過去に、あの魔人を相手に戦って封印はできたのなら、 本体であることは間違いないんじゃないかしら…。 >水被るのは避けたほうがいい気がする んん…?水蒸気と高温の水滴…? ゴメンなさい。何かマズかった?思いつかない…。 現時点ではウォーリア6、シーフ5、キャスター1、 シューター3、ヒーラー5という内訳ね。 前衛・近接型が多そうだし、私は魔人から4へクスの距離で 回復と攻撃にあたろうかと。4へクスなら魔人周辺にヒールは 届くし、負傷者が増えてきたら距離を詰めて、魔人周辺で ハイパーヒーリングオーラの範囲回復をかけようかなって。 >攻撃手段 実体なら足から潰して膝をつかせて、頭部をガツンとかが 良くある手だけど、エーテル体って脚部破壊とか効くのかしら。
出発まであまり日が無い所からの参加で申し訳ない。 人手があった方が良さそうだと思って参加させて貰ったキャスターのジュストだ、よろしくね。 戦い方に関してはキーゼ殿が挙げてくれたようなある程度フィールドダメージを受けること前提で回復体制を用意した複数部隊を運用をするのが手堅いかなと思った。 俺は弓を持って射撃部隊に入ろうかな、と。 サイラス殿が触れてくれているのは水蒸気爆発かな? 非常に高温になった物、例えば金属製の武器や鎧などに水が触れて一瞬で気化すると爆発を引き起こす現象。 よく熱した鍋に水滴を垂らすと弾け飛んだりするアレ。 エーテル由来の炎だから延焼は起こさないけれど、高熱によるダメージを受けている以上熱に起因した現象が起こり得る可能性は否定しきれないのが怖いところだよね。
No.19
遅くなりまして申し訳ありません、ヒーラーのフクシアと申します。 熱風や熱気への対策は、焼け石に水かもしれませんけれど。 口元を覆うなどの、直接熱気を吸い込まないようにする対策位はあってもいいかもしれませんわね。 私は杖を持っての回復支援に集中する予定でおります。 ラピスラズリ様のサポートなども可能ですわ。 近接で抑えや攻撃に回る方はキーゼ様も仰っておりますが無茶のないようにスイッチしながら動くほうがよろしいと思います。
おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! こいつはどー転んでも厄介な相手だな。 今んとこの人数で近接攻撃手段がメインの面子が過半数超えるってのはそれぞれスイッチする為の班わけやタイミングと連携の取り方までキッチリ詰めておかねーとマズそうだな。 熱風対策は温度耐性くれーしか今んとこ思いつかねぇしな…
ええと、現状蒼炎の魔女のフォローを表明している人はいないよね? 見落としていたら申し訳ない。 彼女の魔法の効果は彼女が一切攻撃を受けないことが条件だし、魔法の壁も多少は役立つかもしれないから回復役1人伴って俺はそちらに向かおうかな。 他に壁役をしてくれる人もいたら頼もしいけれど、いなければいないで安全圏に退避出来る余力を見極めて可能な範囲でフォローするつもりでいる。
出発の迫った参加、失礼。 ヒーラのローザリカ。よろしく頼もう。 どうやらそこの男(ジュスト)に伴われるようなので、蒼炎の魔女殿のフォローに入ろう。 魔女殿はともかく、付近で戦闘・護衛する者へ蓄積していく熱ダメージ回復を主に、 長射程のブレス攻撃を防ぐために盾を持って立ち回ろうかと思う。
失礼、フクシア嬢も魔女殿のサポートが可能かもしれないと発言を見落としていた。 ただやはり複数名いた方が安全だと思ったのは表明はこのままで。 距離が近くなる分魔法の射程にも入るし、攻撃魔法も用意して少しでもダメージを与えられればと思う。
出発直前の参加失礼いたします。 キャスターのヤウズと申します。よろしくお願いします。 姉の攻撃の補佐と遠距離からの攻撃を担当する予定です。
No.25
>ラピスラズリ様のサポート そうですわね、前衛の方への回復もありますので手が足りなくなるのが予想されますし複数名居たほうが宜しいと思いますわ。 私も攻撃手段は念の為用意しますので、必要な際には対応致します。
私(ワタクシ)、リリリリスですわ!! いっぱい焼かれると聞いてきましたわ(わくわく)
…あの、…アンジェ、です。ヒーラー…、です。 よろしく、お願いします…。(ぺこり) あの、後ろで、回復していようと、思います。 えっと、射撃のひとたちの辺りで…。
皆様よろしくお願い致しますの。 んー、ならわたくしは前衛さんのサポートと回復を担当致しますわ。 熱いのはヤなので、無理のねぇ範囲で前衛さんのサポートが可能な位置まで前に出ますの。 ヤバくなったらちゃんと引いてくだせぇましね?
出発は今夜7時だ。冒険者達よ、よろしく頼む。