禍水獣

革酎

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シナリオID:2210

オープニング

●暗鬱たる予感
 リーンエス王国ルクサリア領内のロクリル村は、ごく一般的な普通の農村である。周囲を森と丘に囲まれ、農業に必要な水源として二本の川が村の東西に走っている。
 ある日、このロクリル村が水害に見舞われた。原因は、普通ではあり得ない程の集中豪雨であった。

 ルクサリア領は、リーンエス王国内でも雨が多い地域であるとされている。何故それ程に雨が多いのかは謎に包まれているが、その雨量の多さから、水害が領内の各地でたびたび発生していることだけは事実として知られていた。
(嫌な感じがする……)
 ロクリル村近くをたまたま歩いて移動中だった冒険者だわは、分厚い暗雲が午後の陽射しを遮って空一面を覆い尽くし、ロクリル村方面が霧の様な水煙に覆われている状況に内心で眉をひそめた。
 実のところ、だわは生まれ故郷が天変地異級の水害に見舞われたという辛い過去を心の奥底に抱えている。当時、だわはまだ幼い子供に過ぎなかった。あの時は家族や村人を誰も救うことが出来ず、ただ恐怖と悲しみに暮れる以外に無かった。
 しかし、今の彼は違う。授恵者だ。同じ様な状況に直面した時、きっと何か出来ることがある筈だ。
 そんなことを漠然と考えながら歩を進めていると、ロクリル村へ入る馬車道が右手に見えるところで、全身ずぶ濡れの中年男性が慌てて馬を走らせてくるのが見えた。
 何があったのかと問うと、件の中年男性はロクリル村が洪水と土砂災害に見舞われ、更には雨中に正体不明の化け物が出現しているという恐るべき事実を口にした。彼は村民の多くが脱出すらもままならない現状を打破する為に、近隣の町に馬を走らせ、冒険者ギルドに駆け込もうとしていたらしい。
「分かった。俺が先んじて直行する。貴方はそのまま冒険者ギルドまで走って貰いたい」
「た、助かるよ。あんたも気をつけてな」
 中年男性はそのまま、だわが通ってきた道を逆行する形で馬を駆けさせていった。
 一方、だわはロクリル村へと繋がる馬車道を一気に走った。

●雨中の災厄
 ロクリル村は、一部が濁った水に浸かっていた。村全体が丘の斜面に沿う格好で形成されていることもあり、川近くの低地から斜面沿いに丘の上を目指せば、水害から免れることは出来るかも知れない。
 だが集中的に降り続ける豪雨の為に地盤が緩み、どこで地滑りが起きてもおかしくはない。本来であれば一刻も早く村を離れ、ルクサリア領警備隊に助けを求めるべきであろうが、領民には老人や子供も多く、全員がすぐに一律で脱出可能という訳でもなかった。
 しかも、巨大な桶をひっくり返したかの様な土砂降りである。まるで大きな滝の中に呑み込まれたかと、錯覚する程の強烈な雨量であった。
 授恵者ならば兎も角、一般人では足元が取られ、歩行に支障が出るだろう。
(何だ……この気配は……?)
 だわは村民の多くが避難しているという丘の頂きの富農邸宅へと走りかけたが、途中で足を止めた。
 視界を遮る雨量の中で、何かが動いていた。それは明らかに、ひとではない。
 巨大な粘性物質が、蛇の様な形で村道を蠢いている様にも見えた。それが、屋根と薄い板壁だけで構成されている貧相な牛舎へと接近してゆく。
 突然、牛の悲しげな断末魔が雨音の中に聞こえてきた。謎の気配は、牛舎内に取り残されていた牛を襲い、食い殺したらしい。事実、その牛舎から緩やかな坂を形成する村道に、大量の血が流れ出してきた。
(まさか……禍水獣か)
 だわはルクサリア領に頻発する水害の中に、妙な魔獣が紛れ込んでいるという調査結果を、騎士訓練の際に知った。
 その名は、禍水獣。魔獣の一種らしいのだが、正確な正体はよく分からない。巨大なアメーバやスライムといった粘性生物ともいわれているが、全身が水に近い構成である為か、雨中歩いは河川の中でしか生きられないと推測されている。
 禍水獣は群れで動く。恐らく、あの牛舎に侵入した個体以外にも、相当な数がこの周辺に潜んでいる筈だ。
 この豪雨災害から村民が逃れる為には、すぐにでもロクリル村を離れる必要があるが、禍水獣の群れをどうにかしなければ、外に出ることもままならない。
 地面は場所によってはぬかるみ、滑り、或いは地盤が緩んで陥没している箇所もある。更にこの激しい雨は視覚と聴覚の両方に支障をきたす上に、体温をも容赦無く奪い去ってゆく。
 人間にとっては最悪極まりない状況だが、禍水獣にとっては最も有利な環境であった。
(だが……やるしかない)
 だわは覚悟を決めて、得物を手に取った。

解説

状況:  PCの皆様は冒険者ギルド経由でロクリル村からの要請を受けて、現地に急行した直後というところからスタートして頂きます。  状況については概ねOP本文に記載している通りです。  雨は非常に激しく、打たれるだけで痛みを伴う程の強い降り方をしています。一般人でも雨中を移動することは出来ますが、視界や足元の悪さから、通常の半分程度の歩行速度しか出せません。  敵は禍水獣と呼ばれる特殊な魔獣で、普段は河川の水の中でしか動けない化け物ですが、これ程の雨ともなれば地上にも上がってきて、家畜や人間を襲います。  サイズはバラバラで、2メートルを超える個体もいれば、数十センチ程度という小さな個体も居ます。連携を取る様な知能はありませんが、本能だけで獲物を探し求める為、束になって一斉に襲い掛かってくることもあり得ます。  正確な数は不明ですが、おおよそ100体程が居るものとお考え下さい。通常はこれ程の数が集まることはありませんが、この豪雨で幾つかの群れが一カ所に集まってしまった様です。  また冒険者側は視覚、聴覚、嗅覚の全てに不利な補正が入り、命中率も極めて悪くなります。体温が一気に失われる為、敵に与える物理的な打撃力も時間を追うごとに失われていきます。  逆に禍水獣は水の中が本来の領分ですので、長期戦になればなるほど、どんどん強さを増していきます。  豪雨災害から村人が無事に脱出する為にも禍水獣の完全討伐が望ましいですが、少なくとも半数以上は斃さなければなりません。授恵者としての能力を対禍水獣戦に全て投入するぐらいの意識で臨んで下さい。 敵:  禍水獣、およそ100体です。  個体ごとに大きさも戦闘力もばらばらですが、平均的な禍水獣は駆け出しの冒険者が一対一で戦うと相当に手こずるものの、辛うじて倒せるといった程度です。  PL情報としては、この化け物は超巨大な単細胞生物として分類することが出来ます。浸透性の細胞膜に覆われた粘性細胞液の化け物といったところでしょうか。獲物を食す際には覆いかぶさり、溶解液を滲み出して捕食対象の肉や骨を溶かして吸収する様に食い尽くします。 NPC:  ロクリル村の村民がモブNPCとして登場するでしょうが、名前付きのNPCは居ません。

マスターより

 皆様、こんにちは。  圧倒的に不利な状況を戦い抜くショートシナリオRをご提供致します。  OP本文を見て頂ければ分かる通り、何かとマイナス補正が付く様な状況のオンパレードです。  PCの皆様が死ぬことはありませんが、下手を打てばロクリル村のひとびとが豪雨災害の犠牲となってしまいますので、一刻も早く禍水獣討伐を成し遂げる為に、上手く知恵を絞って対処して下さい。

リプレイ

●雨中の決意
 ロクリル村の丘の頂きに建つ富農邸宅の玄関口から、ザスキアが飛び出してきた。持参したブランケットを、この大きな邸宅内に避難している村民に手渡していたのだ。
 屋内とは異なり、外は激しく叩きつける雨の中。ザスキアはマントを羽織っているが、それでも身震いする程の寒さを感じずにはいられなかった。
「待たせたね。それじゃあ、始めようか」
「はい、頑張りましょう……少しでも……お役に立てる様に……!」
 ザスキアに呼びかけられたマリィ・スノードロップは、やや緊張した面持ちで頷き返した。ふたりは群がりくる禍水獣の足止め役を担当することになっている。
 が、その前にマリィが軽く短い言葉を発した。途端に仲間達の体躯が淡い光に包まれる。この異様な豪雨の中で多少気分が滅入りがちだったが、皆一斉に腹の底から湧き起こる様な活力を感じた。
「雨はきらい……土と水の臭いしかしなくて、寒くて、暗くて……」
 得物を二本同時に抜き払いながら、シファーが口の中で小さく呟いた。降りしきる雨の音で、その声は誰の耳にも届かなかったが、幾分暗鬱とした表情から、彼女が雨中での戦闘に嫌悪感を抱いていることは、誰の目にも明らかだった。
 それでもシファーは、前を向いた。誰も死なせやしない。その強い意志が、青い瞳の奥に煌めいている。
 作戦としては先ず、ザスキアとマリィで四方から近づいて来る禍水獣共を一斉に足止めし、そこへ最大火力を叩き込んで一気に数を減らす、というものであった。しかし敵の配置を正確に見抜かなければ、効果は半減どころか、力の無駄打ちに終わる可能性もある。それだけは避けたい。
 その為には、司令塔が必要だ。今回はジュスト・ヴェルジーが、その役を担う。
 ジュストはザスキアとマリィの足止めが発動する前に、全員に水上歩行を施術した。次いで一歩丘の斜面へと踏み出し、迫り来る敵の配置をざっと俯瞰する。ものの数秒で、ジュストの頭の中では最も的確な戦術が構築された。
 雨の中でジュストは両手を左右に広げ、手信号で仲間達に指示を送る。激しい雨の中では、声で説明するよりもこの方が早いし精確だ。
 全員、一様に頷いた。
(大丈夫です……戦えます)
 ジュストの指示を受けて、ゲルダ・クラインは少しばかり斜面を降りた位置に陣取った。今回程の豪雨の中での戦闘は経験が無かったゲルダだが、それでも自分に出来ることはある筈だと心の内で自らを励ます。
 禍水獣という存在にも初めて触れることになるが、ゲルダが戦場で担う役割はこれまでと変わらない。ひと呼んで、豆戦車――小さな体で、当たりは岩並み。行く手を阻めば死あるのみ、だ。
 そんなゲルダの頼もしい背中から、サラはふと、傍らのだわに視線を視線を転じた。
 だわはいつでも冷静で、如何なる戦場でも顔色をほとんど変えない。しかし今回は少しばかり様子が異なる。見た目には平時と変わらないだわの表情だが、その瞳の奥に常からは見られない感情の変化を、サラは敏感に察していた。
(雨……水の、魔物……前に、だわおにいちゃんが、いってた……同じか、どうかは、分かんない、けど……だわおにいちゃんは、大丈夫、かな……)
 マントのフード奥から覗くだわの面に並々ならぬ決意の色が見て取れる。その余りに強い念が却って、サラの不安を煽った。いつもの如く冷静に見えるだわだが、その心の奥底に流れる感情の波を、サラは見抜いた。
 それは、サラだからこそ分かる変化であったろう。
 しかしサラは、それ以上は考えないことにした。わたしが、だわおにいちゃんを、守れば良い――単純にそう割り切ることにした。
「さて、それじゃあ禍水獣とやら……お手並み拝見と行こうじゃないか」
 僅かに押し上げられたマントのフード奥から、ローザリカ・L・ディオールの挑戦的で妖艶な笑みが零れる。打たれ強さには自信があると胸を張るローザリカだが、しかしただ敵の餌食になるつもりはない。自慢の溢れる魔力を徹底的に叩きつけ、群がる下等生物共を薙ぎ払ってやろうという強い意志が、その美貌の端々から滲み出ていた。
 そんなローザリカの不敵な笑みに応ずる様に、ジュストは僅かに頷き返してから、右手を横薙ぎにさっと振った。
「さぁ、蹴散らそう」
 ジュストのそのひと言が、戦闘開始の合図となった。

●数vs戦術
 ロクリル村の東西を流れる川から這い出して来ている半透明の魔物を、ジュストは東から70、西から30の割合だと勘定した。
 しかし迫ってくる勢いは西側が早い。丘の傾斜度が西の方が緩いからだ。東側も傾斜度が緩い箇所はあるものの、それはごく一部。そこに多数が殺到すれば自ずと渋滞が発生する。
 ならば、先に叩くのは西側だ。ジュストはマリィに、東側の渋滞箇所に向けて祈雷を放てと指示する一方、ザスキアに対しては西側の比較的歩みの遅い敵の群れにエーテルの刃を叩きつけろと声をかけた。
 一斉に全てを足止めするのではなく、一部の敵だけを釘付けし、残りの一部を敢えて自由に進ませる。そうすることで一対一の状況を現出せしめようという訳だ。
「状況は見るものでもなければ、読むものでもない。作るものさ」
 天は陽を遮る分厚い雲に覆われているが、ジュストの戦術眼には一点の曇りも無い。
「成程ね、一理ある……じゃあ早速、一発喰らって貰おうかな」
 ザスキアはジュストが示すポイントにエーテル光の長大な刃を叩きつけた。
 と同時に、ローザリカが薔薇色に輝く扇を振り下ろす。炎を纏った槍が突出しつつあった禍水獣の数体を一気に薙ぎ払った。
「ここから先には行かせない」
 直後、だわが禍水獣の群れの中へと飛び込んでゆく。その後には青い斬影の様な筋が宙空を割いて尾を引いていった。ローザリカと共に自らを囮としつつ、群がり来る敵に積極的に近付くことで禍水獣を村民ではなく、己に引き付けていた。
 しかし全ての禍水獣がだわの攻撃で仕留め切れた訳ではない。まだ辛うじて生き残っている敵には、サラが片っ端からとどめを刺していった。そのサラをサポートすべく、大きな白フェレットのジュジュが辺りを駆け抜けてゆく。
 直後、ザスキアが足止めしていた一部の禍水獣が再び動き始めた。ザスキアはローザリカに一瞥を送る。
 ローザリカは任せろといわんばかりに祈雷発動の態勢に入った。
「とっておきを振る舞ってやろうというんだ、逃がしやしないさ」
 その宣言通り、動き始めた筈の禍水獣共は再び、その出足が封じられた。その隙を突いて、ゲルダが得物から光塊を振るい、同時にジュストも豪雨を破る勢いで光弾の群れを降り注がせた。
(大丈夫……斃せる敵、です)
 ゲルダは得物を振るいつつ、自らにいい聞かせ続けている。誰かに信じて貰うのではなく、自分のことは自分で信じる。まさに文字通り、自信だ。少しでも負の念が生ずれば、その時点で己の弱気に押し潰される。
 冷静さは必要だが、過剰な弱気は死を招くこになるだろう。
 一方、東側からも徐々に禍水獣が富農邸宅に迫りつつある。その数は未だ少ないながらも、放っておく訳にはいかない。
 ここで走ったのが、シファーだ。
 マリィの祈雷をすり抜けた個体を的確に探り当て、驚く程の速さで一気に間合いを詰める。雨も寒いのも嫌いだと正直に白状していたシファーだが、戦いになれば話は別だ。その疾風の如き一気呵成の戦闘術は、見る者に息をもつかせない。
 苦手な状況だろうとも、一切手は抜かない。シファーの前で禍水獣が一体、また一体と切り伏せられ、ただの不気味な半透明の骸へと化してゆく。
(流石、シファーさん……ひとりでも、凄いです……)
 懸命に敵の大多数を抑え込みながらも、マリィはシファーの脅威的な高速戦闘に感嘆の息を漏らした。西側の掃討はもう間も無く終わるだろうが、その間にもシファーは着実に、東側の敵の数を減らしつつある。
 たったひとりで雨の中の丘を駆け巡るシファーの姿は、マリィの目には舞い降りた美の軍神にすら思えた。

●多くを救う為に
 西側の凡そ30体はザスキアが主な足止め役として敵の出足を封じつつ、ローザリカとジュストの火力を中心にして攻め、打ち漏らした個体をだわ、サラ、ゲルダで確実に仕留めていった。
 そうして視界内に動く敵が見えなくなったところで、今度は戦線を東側へと転じる。ここからが少々、キツかった。
 シファーとマリィで敵を少しずつ小出しで丘を登らせて数を削っている間に、残りの大多数は丘の下方で十分に雨水を浴び、全体に強化されつつあった。これを全て、斃し切れるかどうか。
 それまで単独で走り回っていたシファーを退かせ、ジュストとローザリカで東側の丘下方に屯する敵に魔力を一気に叩きつけた。
 が、矢張り数の減り方が鈍い。かなり手強くなっている。
「ここからは、ふた手に分かれよう」
 だわの呼びかけに、全員が頷き返す。だわはサラ、マリィと連れ立ってロクリル村内を走り回り、富農邸宅へ逃げそびれた村民の捜索に当たることとなった。
 一方でジュスト、ローザリカ、ゲルダ、シファー、ザスキアの五人は避難支援へと入る。確実に救える命の為に人数を多く割いた格好だ。
 冒険者達の呼びかけに応じた富農邸宅内の村民達は、雨具を纏って、少しずつ誘導されてゆく。
「大丈夫、ですよ……大丈夫」
 老人や子供達に、穏やかに呼びかけるゲルダ。これまでの戦闘で多少の傷は負ったものの、すぐに回復術を施すことで元気な姿を村民達に見せつけることが出来た。これだけの悪天候の中での戦闘で、それでも元気な姿を見せる冒険者の存在というものは、非力な一般人にとってはこれ以上は無い励ましとなった。
 一部の村民からは、矢張り逃げ遅れた者の安否を問う声が漏れ聞こえてきたが、ゲルダは仲間が探しに行っている旨を伝え、兎に角一刻も早く脱出する様にと促し続けた。
 東の丘を登りつつある禍水獣は雨を吸って、少しばかり体格が大きくなった様にも見える。これらの敵に対してはザスキアが引き続き足止めを仕掛け、ジュストとローザリカの魔術で少しずつ数を削り、減らしてゆくという地道な作業だった。
 もっと近づいて一気に、という選択肢は無かった。敵の数は多く、包囲されれば一環の終わりだ。魔力、精神力共に大きく消耗を強いられる戦術ではあったが、これ以外の方法は無い。
 少しして、近隣の町へと延びる馬車道を偵察して走り回っていたシファーが駆け戻ってきた。崩落や地滑りの恐れが少ない移動経路を探していたのだ。
「さあ、いこう。シファーも、できるだけ頑張るから、村のひとも、頑張って、生きて」
 先導するシファーの朴訥とした口調に、濡れそぼった村民達も信頼の眼差しで頷き返してくる。ここから先は完全に、シファーとゲルダの手に彼らの命が委ねられることとなる。責任は重大だ。
「それにしても、本当にタフだね。まぁ斃し甲斐があると受け止めれば良いのかな」
 斜面上の敵に魔力を叩きつけつつ、同時に回復の為の頼りになる仲間を召喚しながら、飽くまでも余裕の表情を崩さないローザリカ。気持ちの面で負ければ、その場で敗北の足音を招き寄せることになるということを、その鋭い感覚でよく理解していた。
「こっちもそろそろ、殺界が打ち止めだ。腹ぁ括るっきゃないかな?」
 ザスキアが巨大な斧をぶんぶんと軽く素振りして、迫り来る禍水獣の群れへと一歩踏み出した。ここからは可能な限りの接近戦タイムだ。ただの一匹たりとも、ジュストやローザリカに近づけさせるつもりは無かった。
「体力魔力の限界が近づいてきた辺りが、判断のタイミングかな」
 ジュストは懐の閃光塗弾を軽く叩いた。捜索組の成果に関わらず、撤収すべき時は撤収する。二次被害を出す訳にはいかない為、場合によっては厳しい決断を下さなければならないことも想定して然るべきだ。
「その時の判断は俺が下す。責めを受けるのは俺ひとりで良い」
 この時のジュストの面には、覚悟の念が滲み出ていた。それはひとの命の重さを背負う者の、確固たる意志でもあった。

●絶望と希望のはざま
 小さな子供をジュジュの背中に縛り付けてから、だわは崩れ落ちた家屋横の浅瀬から這い出した。
 サラが両手で、だわをぬかるんだ路面上へと引っ張り上げる。その傍らで悲哀の嘆きと、マリィの震えを帯びた声が同時に響いた。
「弱気になってはいけません、きっと……きっと生き抜いてください!」
 マリィが必死になって呼びかけているのは、息子夫婦を喪って涙に暮れている、ひとりの老婆だった。
 命が失われた者は、最早どうにも出来ない。非情だが、これが現実だ。だが死した者達とて、愛する者に跡を追って欲しいなどとは思わない筈だ。
 死者の声を代弁することは出来ないが、マリィは犠牲者達の想いを汲んで欲しいと、生き残った遺族に対して必死に呼びかけていた。
 死んだ者よりも残された者の方がつらいという話を、どこかで聞いたことがあった。今、目の当たりにしているのはまさに、そんな光景だった。
 だわはしかし、泣き崩れる遺族に意識を囚われてはならぬと心を鬼にした。今は己の為すべきことに集中せねばならぬ、と。彼らを落ち着かせ、慰めるのは後になってからでも出来る。
 その時、丘の上で眩い光が炸裂した。ジュストが放った、閃光塗弾である。撤収の合図だ。どうやら、富農邸宅付近で大規模な土砂崩れが起きようとしているらしい。
 捜索組として雨が降りしきる村内を駆け巡っていただわ、サラ、マリィの三人にも危険が迫っているとして、即刻捜索打ち切りが命じられた格好だった。
 去るしかないのか――だわは、かつて隊長と呼んだ人物が亡くなった時のことを思い出した。しかし今は冷静に判断を下さなければならない。
 ところが丘の斜面を登りかけたその時、西の川べりで一組の親子が水中から現れた禍水獣に襲われようとしていた。ここから駆けつけても到底、救える距離ではなかった。
 だわは一瞬、その場に凍り付いた。すぐにでも駆け付けようとする衝動が、だわの全身を襲った。
 しかし、行ってはならない。折角救い出した老婆と幼子を土砂災害に巻き込まれる危険の中に放置したまま、万が一にも助かる可能性の無い親子を救う為に走ってはならない。
 頭では、理解出来ている。問題は、だわ自身が地獄の様な苦悩に耐えられるかどうか、だ。
 絶望が、だわの瞳の奥に暗い翳を差した。
「……だわおにいちゃん、大丈夫だ、よ。わたしが、支える、から」
 今にも崩れ落ちそうな、だわの心。闇の中へ引きずり込まれる寸前で辛うじて光の側に繋ぎ止めてくれているのは、傍らに寄り添うサラのぬくもりであった。

 そして――ロクリル村は辛うじて、壊滅を免れた。

マスターコメント

 皆様お疲れ様でございました。  非常に的確な判断と連携で、必要数の禍水獣を討伐し、富農邸宅内の村民を無事に避難させることが出来ました。  今回は物理的、戦術的な困難だけでなく、精神的な苦痛をも味わって頂こうかと思ったのですが、如何でしたでしょうか。しっかりトラウマを刻みつけることが、出来ましたかね。  鬼畜ないい方ですが、苦しんで頂けたなら幸いです。
ショートシナリオR

ショートシナリオR難しい 報酬:標準8 / 4〜8人

2022年06月04日 19時22分59秒 公開

成功

相談掲示板

  1. だわ

    リ……だわと呼んでもらえれば。よろしく頼む。 ……よく降るものだ。天候には為す術ないが、魔物相手ならまだ。 今回の大目的は、村の住民が脱出するための援護になる。 そのために魔獣の足止めや範囲攻撃による大規模討伐を行うことになるだろう。手分けしつつ、主に脱出ルートの邪魔になるものから処理していく形になるか。 こちらは8人、敵は100体程。1人あたりおよそ13体殺せば討伐完了となる計算だが……。 環境が非常に厳しい。見ての通りの感知能力低下、足元の悪さ、体温低下など。加えて敵が次第に力を増すとなれば、開幕から畳み掛けるのが良さそうだな。 住民の誘導も行いつつ洪水や地滑りを抑える策も取りたいところだが、とにかく手が足りない。 敵は単体でもそれなりに強力な部類だな。 大きさと脅威度は概ね比例しそうだが、切れば分裂するかもしれないし、寄り集まってでかくなる可能性も。 襲われたものから魔獣を引き剥がそうにも、粘液性の体では掴めないかもしれない。単体攻撃や範囲識別攻撃なら魔獣だけを狙えそうではあるが。……厄介なものだ。 戦闘で使えそうな汎用スキルは、超感覚系、足元対策のバランス感覚、体温低下対策の温度耐性、意思疎通用のテレパスなど。住民誘導用にもいくつか候補はあるが。

  2. サラ

    えっと……シューターの、サラ、です。よろしくお願い、します。 水の魔獣が、すごく、沢山…。全部、倒し切れる、のかな…。ううん、頑張らなく、ちゃ。 開始と同時に、全力で攻撃しちゃうのが、わたしも良い、と思う。 洪水も抑えたい、けど、それよりまずは、討伐をしないと…根本的な解決には、ならない、から。 でも、わたし、範囲攻撃って、炸光矢くらいしか無くて…ちょっと、不安。 住民の誘導は、ペットにもお願い、しようかな…って、思ってる、よ。 後は、えっと、捜波で索敵、出来ないか、な。汎用は、看破も有効かな、って、思うの。

  3. ジュスト・V・ケレス

    キャスターのジュストだ、よろしく頼む。 既に触れられているが、ある意味環境が最大の敵だね。 時間をかければかける程こちらは消耗し、相手は強くなる。 それならやはり開幕から畳みかけるのに賛成だ。 全員である程度纏まって行動するか、何手かに分かれて行動するかはどちらが良いだろうね。 後者の方がカバーできる範囲は広がりそうだけれど、単独行動はかなり危険じゃないかと思っている。 命中がかなり下がる環境上、サラ嬢には範囲攻撃に拘らず命中精度の高い攻撃で敵を確実に仕留めていって貰えると心強いと思ったよ。 俺は威力を増強させた範囲魔法で一掃しようかなと考え中。 前衛が接近していない箇所や近くに住民がいない場所であれば識別しない系の魔法もありかなと。

  4. ゲルダ・クライン

    ウォーリアのゲルダです。よろしくお願いしますね。 >方針 現状の、開始から総攻撃という案に異論ありません。 解説に『授恵者としての能力を対禍水獣戦に全て投入するぐらいの意識で』とありますので、行動の殆どを禍水獣戦に割くことになるかなと。 ……村の方々は心配ですが。今の状況ですと、確実に数を減らすことが最善だと思います。 >雨 命中率が極端に悪くなる、……とのことですので。 もしよければ――ですが、ヒーラーのマリィ様、ローザリカ様に祈雷をご準備いただけたらとても助かるなと思いました。 その場合は、ウォーリアのどなたかがエーテルブレード+殺界で禍水獣の足止めを。 祈雷の間は行動が行えなくなりますので、その間にヒールでの回復支援をする方もいるとよさそうでしょうか。 殺界でも回復支援でも対応可能ですが、他の方の行動に応じて調整しますね。 >分担 この雨中では、分担での戦闘は難しいかなと思いました。 囮を兼ねることも考えると、纏まって動いた方がよさそうかな、と。

  5. マリィ・スノードロップ

    ヒーラーのマリィ・スノードロップです。 この様な苛烈な戦況へ赴くのは、初めてとなります。 皆さんのご意見を参考に動きたく思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 敵勢力の殲滅を第一にした総攻撃、ですね。 時間の超過により敵方がより厄介になる…短期決戦が望ましいのですね。 万が一取りこぼしがあった場合、村の人にも危険が及びそうで。そこだけ怖いですね…。 一纏まりの方が安全かなと、わたしも思います。手分けても4:4くらい…でしょうか。 ゲルダさんに提案いただいた祈雷に関しまして、準備できます。足止めていただける方いらっしゃいましたら、お願いいたします。 あとは…開幕支援に、皆さんへ命中の底上げバフを配れるレゾナンス・オブ・ヴァローなども有用でしょうか。

  6. ザスキア

    ウォーリア、ザスキアだ。よろしく頼むよ。 >方針 開幕から全力攻撃で異論は無いよ。下手に村民を気にしすぎて最悪の状況に陥るのは避けたいからね。 >スキル 私もアクションについては命中重視で固めようと思う。あとは念の為闘気槌も積んで行こうか。 汎用は皆との兼ね合いを考えて後で決めることになりそうかな。 特性はエーテルブレード+殺界でも可能だから、他の2人が希望しないなら足止めは私が受け持とう。 >分担 数と状況を考えればあまりバラけるのは怖いかな。 私は纏まって動く方に賛成だ。

  7. ローザリカ・D・ケレス

    ヒーラーのローザリカ、よろしく頼もう。 >方針 開幕からの総攻撃に異論はないよ。 まずは禍水獣を片付けねば脱出も叶わない状況と、長引けば不利になる状況…… 僕もまずは殲滅(戦闘)を主軸に動くべきだと思ったかな。 ……それが、村人たちを助けることに繋がると信じたい。 >スキル 逃さないように留めおいての必中攻撃という連携だね、喜んで手を貸そう。 祈雷2と祈雷3で二回分持っていってもいいが動けない時間が増えるのが迷いどころか。 今のところはゲルダくんの作戦用の祈雷3とサイドヒールを持っていこうと考えているよ。 サイドヒールであればメイン行動での攻撃をしながら回復が出来るからね。 もちろん、相談次第で変えるつもりなので要望があれば遠慮なく伝えて欲しい。

  8. シファー

    シーフ、シファー。よろしく。 方針、だいたいわかった。シファーもそれでいい。 ただ、たんきけっせんにするなら各個撃破は時間がかかりそう… 囮をたてて小さめの個体を一箇所に追い込んで範囲で殲滅出来るならまとめて倒したいかも 大きめ個体は各個撃破とかかな? ただしファーもあんまり範囲攻撃無い…から持っていくものは相談しながら ついかするかどうか決めるかも 脛撃とか足止めスキルはもっていくつもり

  9. だわ

    > 全体方針 意見をありがとう。 開幕総攻撃。引き付けて範囲攻撃で殲滅、あるいは殺界等で足止めしたところに祈雷を叩き込む、という方針で良さそうだな。 動くものや温度の高いものに寄ってくるとか、そういった習性がもしあれば利用したいところ。 > 祈雷殺界 こちらも足止めを見越して殺界の持ち込み予定はあったから祈雷対応に回ることも可能だが、ザスキアが担当してくれるなら任せよう。 祈雷は1枠で1回、殺界は1枠で5回だから祈雷の使用タイミング(ラウンド)をずらせば問題なさそうか。 > 班 祈雷や殺界のような不動スキルを使用するなら尚のこと「8人全員が相互カバー可能な範囲で纏まって行動する」のが安全かと思うが、少し悩んでいることがあってな。 役割分担ではないが、このような「4人ずつの2班」に分かれるのも一つの手かと。 ●村人の多くが避難する富農邸宅の防衛と、そこから村外への脱出ルート作りを担当する班 ●村内を徘徊する禍水獣を討伐して回り富農邸宅への殺到を抑えつつ、村内の逃げ遅れた者を捜索する班 ……どちらも主な行動は討伐だが目的が少し異なる。ただ当然ながら8人行動より危険性は増すから、意見を聞かせてほしい。 > ジュスト 唯一のキャスターだから名指しですまない。 良ければ、足元対策として「ウォーターウォーク」の持ち込みを検討してもらえるとありがたい。 斜面は滑ったりぬかるんでいたりと歩きづらそうだし、水溜まりに突っ込んだ足を禍水獣に捕えられるなどあれば拙いかと。 アクション枠を1つ潰すのは痛いが、もし有用そうなら。

  10. サラ

    >班 8人一緒は、手堅いと思う…けど。 村の人達の防衛及び誘導と、捜索は、8人一緒だと両立し難い、かも。 だから、だわおにいちゃんの案に、賛成。 その場合、ヒーラーのローザリカおねえちゃんとマリィおねえちゃんは別々の班で、捜波が使えるわたしとシファーおねえちゃんも、別の班がいいと、思うの。 あと、シーフは探波で地形情報も探れるから、脱出ルート作りの方がより、向いてると思う、かな。 あくまで、二班に分ける場合、だよ。勿論、全員一緒の方が安全なのは、間違いないとは、思ってる、の。 >ジュストおにいちゃん あの、アドバイス…ありが、とう。 あんまし、攻撃力も高くない、から…命中優先に、組み替える、ね。

  11. ゲルダ・クライン

    >班 ……そう、ですね。現状の不利な状況で二手に分かれるのはリスクが高いかな、と思います。 最優先事項は「富農邸宅の防衛」。ここが瓦解してしまうと、多くの人が犠牲になってしまいますので、……少なくとも【禍水獣を半数以上討伐】するまでは全員で富農邸宅の防衛に当ったほうがいいかなと。 ですので、最初は全員で『富農邸宅防衛』。禍水獣が少なくなったタイミングで『避難経路の確保』班と『要救助者の捜索』班で役割を分担する――という方針を推します。 逃げ遅れた方がいる可能性を無視したくない気持ちもありますが。……わたしたちは万能ではありません。やりたいこと、できること。――どこかで、折り合いをつける必要があるかなと。 >祈雷 マリィ様、ローザリカ様、ご準備ありがとうございます。とっても心強いです……! ザスキア様も、殺界での足止めとても心強いです! では、わたしは回復でのフォローに回らせていただきますね。 後は……範囲攻撃で間引きしつつ、覆い被さろうとしてくる敵を『ドラゴンチャリオッツ』で吹き飛ばしてしまおうかなと。

  12. だわ

    > 班 意見助かる。 班の件についてひとつ補足を。 早期殲滅を狙うなら富農邸宅周辺で待ち構えるだけでなくこちらから攻勢に出るべきだろうか……と悩んでの意見だ。会敵が早くなる分、各班が手薄になるといった形だな。 どのような見解でももらえるとありがたい。 > 富農邸宅防衛 敵が攻めてくるのは主に斜面下方および村の東西に流れる川からかと考えている。……知能から考えれば、川を遡上して川上側から攻勢を掛けてきたり目の前の生物(冒険者)より建物の壁破りを優先したりする可能性は低いか。 富農邸宅はそれなりに大規模だろうから全員で囲む配置だと各個の手が薄くなりそうだ。 防衛にあたっては斜面下方側への警戒を厳とした上で東西の禍水獣から見つかる程度に狭範囲散開しつつ、時折は川上側へも捜波等の手を借りて索敵を行えたらと思うがどうだろうか。 > 誘引 ……肉など投げておけば囮代わりに使えるだろうか。そんな余裕ができればだが。

  13. ジュスト・V・ケレス

    >班 こちらから攻勢に出る、というのが環境的に少し厳しいかなと考えている。 確かに会敵は早くなるし、『連携を取る様な知能はありませんが、本能だけで獲物を探し求める』という敵の性質上、自分から寄ってきた獲物には遠慮なく襲いかかってくるだろうから村民から注意は逸らせる。 ただ、最初の段階では数の関係で押し負けする危険性が高い。 弓や魔法で引き撃ちして囲まれないようにする案もあるが、足場と視界の悪さ的にね。 包囲されても何とかなる構成で行くならやはり最初は固まっていた方が良いのではないかな、と。 防衛する為の布陣場所は少し悩んでる。 攻める形ならだわ殿が挙げてくれた形。体力を温存するなら避難所である富農邸宅より少し離れた川寄りの場所の方で釣るか、だろうか。 数を減らせて、体力的にも余裕はあればゲルダ嬢が挙げてくれたような役割で二手に別れるのならもう少し安全性が増すかなと。 ただこの状況で大勢の村民を移動させるのは大分厳しいものがあるので、避難経路の確保はあくまでも避難経路周辺の敵を優先的に排除して避難に備えるという意味合いで認識しているよ。 >ウォーターウォーク スキル効果的に活用できるか確約は出来ないが持参自体は問題ないよ。 少しでも動きやすくなれば儲けものだし、用意しておこう。

  14. ローザリカ・D・ケレス

    >班 僕も最初は全員行動、別れるとしたらその後状況を見て二班に……というのに賛成かな。 別れる際は回復役や索敵役がそれぞれ分かれるというのに異論はないよ。 本能的に獲物を探し求める敵、受恵者でも体温が一気に失われていくような雨。 状況から見て屋内に避難し損ねた住民が無事でいる可能性は低く、 唯一屋外に存在している格好の標的である僕らに敵は群がってくるのではないかと思ったから。 それを迎撃するには纏まって動いていた方が損害が少なく、 戦っているうちにさらに寄ってくるようならそのまま団体行動で討伐…… そうでもないようなら二手に別れて攻勢に出るという流動的な作戦も取りやすい気がした。 同様の理由で富農邸宅防衛についても取り囲むような配置にしなくとも 付近に戦えればそれで敵を引き付けられるのではないかと思っている。 少し希望的な見方だとは我ながら思うので、皆の考えを頼りにしている。 >祈雷 動けない間のフォロー、とても心強いよ。 よろしく頼む。

  15. ザスキア

    >殺界 わかった、それじゃあ私が持ち込んでおこう。 >班 そうだね、私ももし班分けして動くとしたらゲルダの案に賛成かな……。……希望は捨てたくないが、分かれる際の主目的は捜索よりあくまでも多数の脱出の為に完全討伐になるべく近づけること、としたほうが個人的に良いと思う。 早いうちから要救助者を動かすにしても、歩行速度による時間の経過が不安だ。それにもし片側の班に殺到されてそこから形勢を崩されたら困るからね。 >布陣場所 川寄りの場所で固まる形で良いと思う。建物の中にいる村人より外で動く私達を狙いにくると思いたいね……。

  16. マリィ・スノードロップ

    >班 たしかに、初手から別行動をとった時、片側へ雪崩れ込まれたら怖いですね… 一応応戦できるものも持っていきたいですが、祈雷で動きを制約する以上、 カバーを即座に行えないですもんね。祈雷が1度きりなのも併せて見誤らない様にしないと… 敵の知能があまり高くない、ような感じはしますものね。 その場所に新鮮な獲物がいれば襲いにくるなら… 頭数があるうちに叩けるだけ叩く。より安心な印象です。 一定の討伐後に索敵いただいて、如何次第で二手にという案、良いと思います。

  17. だわ

    > 方針 ん。序盤は全員で富農邸宅防衛、ある程度討伐が進んだ頃合いで分担、の流れが良さそうだな。 ●分担後。避難支援班は、村人の避難経路を確保。防衛に引き続き、寄ってくる禍水獣を引きつけ討伐を行い村人の安全を確保。 ●村内行動班は、禍水獣討伐を優先しながら要救助者の捜索・救助を行う。 ……という感じだろうか。 村内行動での救助対応時は特に人手が欲しくなるな。避難支援も疎かにはできないが、人数比を 5:3 にするのも手か。 > 邸宅防衛 「川寄りの場所で釣る」案に関してイメージを確認させてもらいたいのだが、村が東西を川に挟まれていることを考えると「富農邸宅を中心として東西それぞれ(川寄りの方角)に位置取る」という理解で合っているだろうか? 表現が難しいが、東と西で別個の班として分かれる程ではなく、東西間で相互にフォロー可能な距離を保つような形を想像している。 > ジュスト ウォーターウォークの快諾ありがとう。世話になる。 ……裁量次第だが、有効にはたらいてくれることを祈ろう。 > 低体温対策 恐らくマントで体温保持をする者が多いのではと思っているが、もうひとつ……途中で温かい湯でも飲めれば幾分かマシになるんじゃないだろうか。 後方援護ではないが、富農邸宅にいる人々に一声掛けて鍋で水を温めておいてもらうよう頼んでみるのはどうか、などふと思った。意思疎通の取り方やタイミングは考える必要があるが。

  18. シファー

    >方針、班分け 半分討伐時点でどれくらい時間も経過してるかわからないけど、 >>逆に禍水獣は水の中が本来の領分ですので、長期戦になればなるほど、どんどん強さを増していきます。 から残り半分でも分担後のほうが人数も減ってきついとおもう 5:3でもちょっと不安かもとシファーは思う 6:2だと偏りすぎ…?

  19. サラ

    >班分け んと、6:2はちょっと、偏り過ぎてる、かも……って、思うの。 避難支援班も結局、禍水獣を引きつけての討伐は、引き続き行う、から……その時、2人だけだと、大分心許ない、かな……って。 もしも6:2で分ける、なら、敵を1/3以下まで減らしてから、でも、いいかも……。 出来れば、だけど。テレパスとか、ペットとか、何か連絡手段を確保しておけたら、緊急時に駆けつけられて良いのか、な。

  20. ジュスト・V・ケレス

    > 邸宅防衛 固まって行動はするけれど、東西の川に対して注意警戒は分散させるイメージでいたかな。 >班分け OPで見落としていたが、すぐにでも村を離れた方が良いことが示唆されているね。 少なくとも半数以上斃せばなんとか脱出可能、だが安全に犠牲無く脱出をとなると完全討伐が望ましいと。 私見ではあるけれど人数の多い避難支援の方を厚めにした方が良いんじゃないかな? 数は少なくなっても強くなった禍水獣排除には手間取るかもしれないし、人数の多い方に寄ってくる可能性があるから。 一応俺は避難支援の方に回ろうと思っている。 取り残された村民の救助に関しては最低限の戦闘、要は確保する為の戦闘だけして討伐は無理せず速やかに避難組へ合流するという形なら3でもなんとかなるか、というのが俺の意見。要救助者がまともに動けないことを考えたら流石に2はきつそうだ。 ただ此方は場合によっては諦めるということも視野に入れて行動しないと危険だから、そこは覚悟しておいた方が良い。 両班の連絡はテレパスでとった方が良さそうだ。この環境下だとペットも危険だと思う。 あとは緊急時の連絡手段としては閃光塗弾やサウンドボマーかな。

  21. ローザリカ・D・ケレス

    >すぐにでも村を離れた方が良い そうだね。禍水獣だけでなく、酷い雨による水害そのものも脅威だろうから。 いっそ雨自体も禍水獣の能力ならどんなによかったか。 ……ままならないな。 >班分け 半々もしくは5:3に賛成かな。あまりバラてしまうことは不安が大きいかな。 連絡はテレパスがいいと僕も思う。1班に最低1人いれば間に合うだろうか。 出発も迫っているし、ひとまずリストを用意しておくよ。 僕自身はどちらでも構わないから、ヒーラー同士別れるべくマリィ君とは別の方へ行こう。 ■避難支援[禍水獣を引きつけ討伐、避難経路の確保] ・ジュスト(術) ■村内行動[要救助者の捜索・救助]

  22. ザスキア

    >班分け 私も半々か5:3で。 分担については、問題なければ避難支援で引き続き抑えに回らせてもらおうかな。

  23. ゲルダ・クライン

    >防衛 そう、ですね。東西を流れる川のどちらかに集中、というよりも、ジュスト様の仰るように双方からくる敵を警戒、撃破――というイメージでした。 配置位置は、富農邸宅よりもやや前方。【本能だけで獲物を探し求める】という敵の特性を利用して、禍水獣の注意を惹きつけながらの戦闘、といった形の動きになるかなと思います。 抜けられたら――という懸念もありますが、防衛対象に近い方が敵も纏まりますし、戦いやすいかと。 >班分け そうですね。避難支援=引き続き富農邸宅を護りながら残りの禍水獣を討伐という形になるかなと思います。 敵の数が減り次第、3名が場を離れて要救助者を探しに行くイメージですね。 分担についてですが、現時点では避難経路の確保側に手を挙げておきます。 もし人数が偏るようでしたら移動も可能です。 ■避難支援[禍水獣を引きつけ討伐、避難経路の確保] ・ジュスト(術) ・ザスキア(戦) ・ゲルダ(戦) ■村内行動[要救助者の捜索・救助]

  24. シファー

    >班わけ わかった。 シファーもサラとかぶらないほうがいいから先に決めちゃうね ■避難支援[禍水獣を引きつけ討伐、避難経路の確保] ・ジュスト(術) ・ザスキア(戦) ・ゲルダ(戦) ■村内行動[要救助者の捜索・救助] ・シファー(盗) ※画像はイメージです 川 | | 川  ↑ 川 | 森 森 | 川 低 川 | 村(戦闘エリア) | 川 川 | | 川       高 丘上(富農邸宅)  ↓     備考:地滑りの危険有り

  25. サラ

    >シファーおねえちゃん あの、えっと、班分けで、相談しても……いい? あのね、わたし、捜波は使えるんだ、けど、探波は、使えない、の。 つまり、人の捜索は出来ても、地形情報は探れないん、だ。 だから前、班分けの話をした時に、シファーおねえちゃんは避難誘導側の方が、いいんじゃないかな、って話したんだけ、ど……どう、かな。 んと、でも、ペットで何とかならないか、も考えてはいる、から……最終的にはシファーおねえちゃんの行きたい方、で、大丈夫だ、よ。

  26. シファー

    >サラ ん、よみおとしてたごめん。 とくにこだわりがあるわけじゃないからシファー避難誘導のほういくね ■避難支援[禍水獣を引きつけ討伐、避難経路の確保] ・ジュスト(術) ・ザスキア(戦) ・ゲルダ(戦) ・シファー(盗) ■村内行動[要救助者の捜索・救助]

  27. マリィ・スノードロップ

    行動指針ありがとうございます。 リストの用意もありがとうございました。 分担後の班分けなのですが… ローザリカさんのお言葉に甘えまして、村内行動の方を取らせて頂こうと思います。どうしても練度はわたしの方が落ちてしまいますので…。 避難支援の方がより難を極めるかと思うのですが、どうかよろしくお願いいたします。 サラさん、だわさんが村内行動いただけると仮定すると、 挙げていただいていたように、5:3で綺麗に分かれられたかな…? お二人により有用な汎用を…と思っておりまして。 宜しければ、連絡手段となり得るテレパスはわたしが持っていこうかと考えています。 (とはいえ不都合あれば仰ってください…!) ■避難支援[禍水獣を引きつけ討伐、避難経路の確保] ・ジュスト(術) ・ザスキア(戦) ・ゲルダ(戦) ・シファー(盗) ・ローザリカ(癒) ■村内行動[要救助者の捜索・救助] ・だわ(戦) ・サラ(射) ・マリィ(癒)

  28. サラ

    わ、ごめんなさい……っ。発言、入れ違いに、なっちゃった上に、遅くなっちゃって……! 要救助者の探索、がんばる、ね。 >シファーおねえちゃん お話、聞いてくれて、ありがとう。 地滑りの危険がある、なら、おねえちゃんの探波が、探るのに良いんじゃないかな、って、思ったの。なるべく安全なルートを見つけられたら、良いなって。 >マリィおねえちゃん テレパス、ありがとう。持ってないから、マリィおねえちゃんが持って行ってくれたら、助かる、の。

  29. だわ

    すまん、昨日一日バタバタしていて顔を出せなかった。 班分けありがとう。取り急ぎ。 > 村内行動班 「テレパス」はマリィに任せよう。ありがたい。 こちらは「バランス感覚」や「位置感覚」など戦闘と村内捜索に有用そうなものを準備していく予定だ。 「看破」はホークアイのあるサラが持ち込んでくれそうだが俺の方でも持ち込むか検討中だ。 あとは、自力で歩けない者がいたら俺が運ぼう。

  30. マリィ・スノードロップ

    >だわさん、サラさん よかった。どうぞよろしくお願いいたします…! わたしも、禍水獣に対しては有用ではないでしょうけれど、サーマルアイで…生きていらっしゃる方の捜索を行う所存です。 索敵も含め探し出す目は、サラさんを頼りにさせていただきますね。 足を怪我した、などの村の方にはヒールを行うつもりですが、お年寄りの方や体力のない子どもなどは、回復させても動けないでしょうね… わたしも無理のない範囲で、運ぶ一助になりたく思います。

  31. ゲルダ・クライン

    >テレパス 出発直前でごめんなさい……! テレパスについてですが、避難支援側での表明が現時点で無いみたいですので、わたしが持っていきますね。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0