【紫蜂】能ある華は棘を隠す
弓月 蒼
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シナリオID:2205
オープニング
「皆様、お集まり頂きありがとうございます」
王都グランスパーダ内、『紫水晶』侯爵家別邸。
パンクリアース学園六学年の優等生と名高い侯爵令嬢、『紫の君』クリスタリアが盛装の裾を摘む。
恐らく、普段であれば個人的な夜会などで使われるだろう大きな舞踊室。
その一角には彼女の家臣である幼馴染リオネスと、その母親であるラフェット。ヴェンルーダ母子が座っている。
「隣領、『迅雷』侯爵家からリオを救い出して暫く。
どうもベルゼン商会からの批判はお父様と『迅雷候』との領主会談で決着が付いた様です」
「……私の所為、ですね」
「それは……違う、とも言えませんが。お陰で立場が整理され介入し易くもなりました。
強ち悪いことばかりとも言い難いかと思います。リオ、説明をお願い出来ますか?」
「はい、先ず皆様に知って頂かなければならないのは、現在コー様が置かれた状況です」
「えっ、そこ……?」
思わず声を上げたラフェットにリオネスが首を傾げるも。彼女にとって最優先事項がそこに在る事は揺ぎ無く。
「コー様が現在、ベルゼン商会で微妙な立場に置かれている事は間違いないと思います。
ベルゼン商会は以前『薬師』が傾いた際に巻き込まれで潰れ掛けたことが有り———――……」
「そうなんですか!?」
「えっ、はい。なので『紫水晶』には良い印象が無いと思っています。
ただ、コー様はそれについて私に怨恨はないと明言して下さいました」
話がいきなりややこしくなって来た……と各人が顔を見合わせる傍ら、リオネスだけが言葉を続ける。
「なのでコー様を救い出すにはベルゼン商会本体ではなく、『迅雷』侯爵家を経由するのが近道かと」
「いえ、確かにコーライト様が救い出せるに越した事は無いのですが。
どちらかと言うと問題は、“リオネスの政略結婚”が未だ契約として生きている事なのです」
「……? 私は、別に構わないのですが……」
“リオネスの政略結婚”とは、『紫水晶』が『迅雷』と秘密裏に交わした契約とされる。
リオネスをベルゼン商会に嫁がせる代わりに、次期商会長を『紫水晶』が貰い受けるという物だが。
それが“秘密裏”である以上某か表沙汰にする事で不利益が有る筈であり。
しかし一方で、その契約が実現化する事で現在王国内で広く危険視される『過激派』貴族筆頭『迅雷』と。
『穏健派』貴族重鎮である『紫水晶』の間に縁が結ばれてしまうという損失が浮かび上がる。
当然、現『紫水晶』当主であるクリスタリアの父がそれに気付いていない訳がなく――――
●『紫水晶』の難題
「――――さて、『迅雷』の御老人は随分と物分かり良く引いてくれたが……クリスタリアにはどうしたものか」
『紫水晶』侯爵、執務室の一角。領主オルジェント・ラズベリルは報告書を一瞥し嘆息する。
現在進行しつつあるリオネス・ヴェンルーダの婚姻契約。正直、彼の娘は今後使い道の無い令嬢付き侍女でしかない。
家令長ストレインが可愛がっている為手元に置いているが、旧学園長セオドアが失脚した段で一度消そうか試みた程度の人材だ。
その為にストレインの誕生日にベルゼン商会の次期商会長まで招き、ラフェットを遠隔地に派遣してまで準備を整えたが。
当のベルゼン商会に謀殺を阻止されたのは想定外だった。思えばこの誤算がこれ程後を引くとは。
現状を鑑みるに、今からもう一度リオネスを消すことは現実的ではない。事故に持ち込むには内情が露出し過ぎた。
となれば、『迅雷』が手元に欲しがっているリオネスを内々に引き渡す事で此度の一件から手を引く。
契約上、対価であるコーライトを受け入れなければ縁故は表出しない。
ストレインの後継者問題は早めに片付けなければならないが、現時点ではこれが最も手堅い落とし所ではある。
(とは、いえ――――クリスタリアがどう動くか。見極めてからでも遅くはない……か)
次期後継者であるテオドールは、オルジェントの見立てでは凡庸な領主である。
ストレインの尽力により極めて治安に優れる『紫水晶』侯爵領だ。“現状維持”するだけなら問題ないだろう。
だが、今以上の発展は望めない。他方、男性社会である社交界で女領主と言う選択肢も考え難かったが。
新学園長の就任、第一王女の盛名を通し、“貴族令嬢”に対する貴族間の見方には若干変化が訪れている。
先のリオネス脱走時これを回収したとの連絡を『騎士団』からは受けたが、クリスタリアが実家へ戻る事は無かった。
恐らくは、この後の流れを優位に進める為に匿っているのだろう。その見識は強ち間違ってはいない。
王国内の追い風が何処まで吹くかは分からずとも――――クリスタリアの政を見る目は恐らく、テオドールを上回る。
「……今は叶わぬとしても、或いは」
ちりちりと、灯された洋燈の火が揺れる。オルジェントの眼差しは今より先を見越している。
今後帝国が治安を取り戻すに当たり。武器流通の支配者『黒鋼竜』はまず当分揺らぐまい。
だが、その直下となれば話は変わる。“有力貴族”の一家門でしかない現状を打破するならば――――
———――今、打つべき手は打っておかねばならない。
●分岐点
「かつてはともかく『過激派』の先代学園長が失脚し、同派閥の侯爵家が王家に弓引いた現在。
この契約は『紫水晶』側の損失が重過ぎます。破約したいのがお父様の本音の筈」
「……そうでしょうね。流石に父がそれに加担するとは思いたくないけれど」
クリスタリアとラフェットの言に、リオネスだけが瞬くも。冒険者達もまた貴族の契約など良く理解している訳ではない。
落ちた沈黙を割いたのは、やはりと言うか。重い感情を吐き出すようなクリスタリアの言だった。
「こういった婚姻契約を最も容易に破約するには、前提を崩す事が基本。つまり――――当事者に消えて貰うことが、です」
「……え?」
まさか、話の焦点がまた戻って来ると思っていなかったリオネスが事態の深刻さを理解して蒼褪める。
クリスタリアはこう言っている。彼女の父親は、政略結婚破約の為に彼女を『迅雷』へ売る可能性が高い……と。
「『過激派』と縁故を結ばず、かつ契約を断ち切る……効率優先のお父様なら、低くない可能性で“そうする”かと」
「まあ……だから私も此処に居るのだけれどね」
本来、『紫水晶』に臣下の礼を取っているラフェットは現『紫水晶』当主側に居なければおかしい人材だ。
それが別邸に滞在しているという事は、彼女とクリスタリアは既に利害が一致していると言うこと。
王国における『領主』は自治領の小さな王だ。その権限は多岐に渡り、例え家族であれ決定を覆す事は不可能に近い。
「ですから、戦います。例えお父様が相手でも」
クリスタリアは、決然とした表情で繰り返す。普段の穏やかな空気は冷たく張り詰め、その言を覆す気は無い事が分かる。
しかしてもし、現在の立場を徹底するならば取れる方策は大きく2つ。1つに領主権限の停止。そして2つに破約の締結だ。
「正直、どちらも一長一短で動きについては決め兼ねています。其処で、皆様の知恵を御貸し頂けたら……と」
困惑顔で佇むクリスタリアが貴族の作法を完璧になぞり頭を下げる。どうか力を貸して欲しいと。
それは冒険者達が積み重ねた信頼の結果だ。未来を諦めていた籠の鳥は今、漸く必死に羽ばたき始めたのだから。
解説
マスターより
リプレイ
「政争を仕掛ける本当の目的を教えて欲しいんだ」
『王都』グランスパーダ内。ラズベリル別邸。
その一角、談話室にて何処かへ手紙を書き付ける『紫の君』クリスタリアへの問を抱え。
『春燈の朋』エルゼリオ・レイノーラが訪れたのは冒険者間の相談が一段落付いた頃だった。
しかしてその第一声に。手を止めたクリスタリアが淡く曖昧に首を傾げる。
「本当の、と言うのはどういう意味でしょうか」
「現在の紫水侯の統治に問題があるなら兎も角、そういうわけでもない。
弟から継承権を取り上げる事になる上、ラズベリル家や領地を混乱させる事になるのは明白でしょう?」
「うぅん……そうですね。前者はその通りです。ただ、後者はむしろ、そうならない為……と言えましょうか」
「そうならない為……?」
「つまり、ラズベリルはこのままだと遠からず消えてなくなる。と、私はそう見ているという事です」
「消え……!?」
驚いたように瞬くエルゼリオに、こんこんこん、とノックの音。
どうぞ、と入室を促せば、踏み入って来たのは『紫百合の盟友』アウレーリア・フォン・ネーベルベルク。
それに続く『蒼玉の麗人』シルヴィア・A・カペルの姿。前者は興味深そうに瞳を輝かせて。
後者は意図せず盗み聞きの様な真似をしてしまったことでバツが悪そうに苦く笑み。
「御機嫌よう、紫水姉様。面白そうなお話をされていますね。私も混ぜて頂いて宜しいかしら」
「友として協力する以上は、真実全てを知りたいとは思っていたのだけれど……同席して構わないかな?」
片やスカートの裾を摘み、片や胸元に手を当ててそう告げる"盟友”達の眼差しに。
そう言われては仕方有りませんね……と『紫の君』が困ったように微笑み応じる。
真意を知らなければ未だ引き返せる。最悪自身を"売る"ことで幾許かの罪滅ぼしにもなると。
そう思っていたと伝えたら、怒られてしまいそう。こんな社会で、それはとても有り難いことで。
「では、お茶をご一緒頂けますか? 少し長い話になりそうですから」
此処まで覚悟を決めて踏み込まれたなら、信に応えなければ貴族とは言えない。
――――
「失礼、宜しければワインとチーズでもどうです?」
「あら? 紳士から密会のお誘いなんて私も捨てたもんじゃないのかしら」
そんなこんなで食事室に雪崩込んだ『弁舌の魔術師』キーゼと治療師のラフェット。
酒蔵庫から出してきた侯爵家秘蔵の果実酒で乾杯までは良かった物の……
「こちらの思惑は読まれているかと」
「ま、そうでしょうね」
色っぽい展開など微塵もない悪巧みの時間である。何せ相手は専門的間諜だ。
情報操作に長ける『紫の君』と組んだのであれば、実働担当の彼女が事情に精通していない筈もない。
「そも、例の商会と御当主との間は誰が仲介したのですか?」
「うん? ああ、多分君が考えているのとは方向性が逆よ。
今回の政略結婚は迅雷候からの仕掛け。だから仲介も何もなのよ」
ベルゼン商会は『迅雷』の御用商人である。主人からの申し出であれば断る余地は無いだろう。
しかしそうなると前提が変わって来る。つまり『迅雷』には――――
(其処までしてリオネスを欲する理由がある……?)
だとすれば領主会談で"決着"は明らかにおかしい。領境で揉めたのは『紫水晶』側の過失だ。
批判を退けて要求が何も無いは有り得ない。むしろ……
「となると現在。目的は達成され次の段階に進行している可能性が高いのでは」
「ええ、そうね。でも多分『迅雷』はリオが欲しいって姿勢を崩さないと思う」
「それはどういった理由で?」
「でないと、こちらが『迅雷』の目的を簡単に推測出来てしまうから」
目的を隠しているなら挙動の切り替え。その『起点』は重要だ。
行動から目的を逆算する材料を態々取引相手に与える貴族は、政の担い手として三流と言える。
その起点を誤魔化せるという利は、既に要らない人物を抱え込む損に勝る。
言うまでも無い話だ。人の命は幾らでも代わりが効く。けれど過ぎ去った時間は、代わりが効かない。
「それはまた――――『狸』、ですね」
『紫水侯』は決して無能な領主ではないが、それでも人命を"相応に重い"と判断する程度まともだ。
であれば恐らく、互いに謀を仕掛けた場合『紫水候』は『迅雷候』に劣る。それは確信に近い直感だった。
人は棄てる物が少ないほど手段が増える。枷を度外視する『狸』は、役者の格が一枚以上違う。
――――
「誕生パーティ当日、リオネスさんがコーライトさんに一目惚れする"前"。
ストレインさんの誕生日に、クリスタリアさんが家に帰るのが遅くなったのはどうして?」
「そう言えばエルゼリオ様はシセラと面識を得られたのでしたね。
私はその日、シセラ経由でコーライト・ベルゼンに"リオネスが消される可能性"を伝えていました」
机に紅茶を並べ、その四方をクリスタリア、エルゼリオ、アウレーリア、シルヴィアが固める。
茶杯を置いて応じたクリスタリアへ、問を投げたエルゼリオが瞬いた。
「2人は知り合いなの?」
「元々同じ街の住人で、片や商人ですからね。まあ、私も最初は知りませんでしたが……
学園の動乱が未だ収まりきっていない頃から、地道に情報を集めて来ましたので」
そもそもは、『侵蝕』の影響で心身の均衡を崩した彼女が帰省した事に端を発する。
本来内々に完結し知る由も無かったクリスタリアが、『紫水候』の不手際により事態の進行に勘付いた。
「相手が『迅雷候』と言う事で、最初はあくまでリオを守るに徹するつもりだったのですが。
あ……ええと、つまりですね。隣領の領主様は少々奔放と言いますか……」
突然勢いを落とし、ごにょごにょ喋るクリスタリアにシルヴィアが遠い目をする。
ある程度高位貴族には良くある話だが、確か迅雷候オーガスタスは70過ぎではなかったろうか。
「こほん、まあ、そうだね。それは放っておけない」
「友を失いたくない、自分も売られたくない。えぇ、大事なことです。
でも此処までなら他にも手はある筈。有るのではないですか、絶対にリオネスを渡せない事情」
問い糾すアウレ―リアに。一つ呼気を吐きクリスタリアが瞳を伏せる。
「推定が混ざっている事。私見が含まれている事をご承知置き下さい。
単刀直入に言えば、当家の家令長、ストレイン・ヴェンルーダは現『紫水晶』の核なのです」
突然出て来たリオネスの祖父の名に。今度はエルゼリオが怪訝の色を浮かべる。
確かに以前から"有能"な人材であるとは聞いていたが、それと今回の一件がどんな――――
「いえ、確かに家令長は役割として家臣団の長ではありますが。ストレインはそういう次元では有りません。
彼が担当する領主業務範囲は6割強。つまり家臣の管理をしつつ領主の仕事の過半を担っていると言う事です」
空白が落ちた。何度か瞬きが続くが誰一人声を漏らさない。それは、人間が出来る仕事量か……?
「出来るのです。『薬師』が焼け落ちるまで領主として難題を処理し続けた半生故でしょう。
私は、ストレインが抜けるだけで『紫水晶』の内政は実務能力が半減以下になると見ています」
それはつまり、『紫水晶』の家令長と言う地位にはそれ程の比重が置かれている……という意味であり。
その地位に、契約が執行され家令長の後継者としてコ―ライトが据えられたと仮定すると――――
「もしコーライト・ベルゼンが真実リオを愛しているなら、『迅雷』領に囚われるあの子は格好の人質。
逆に、コーライト・ベルゼンがリオをあくまで政略結婚の道具として扱っているとするなら……」
ベルゼン商会は『迅雷』の御用商人だ。あくまでコ―ライトの信が商会にある場合。
「いずれにせよ――――契約が遂行された段階で、『紫水晶』は喉に剣を突き付けられたに等しい、か」
シルヴィアの声が、僅かな嘆息を滲ませて茶卓へと零れ落ちる。
●盟友
「コ―ライトを救い出せなくて、すまなかった」
「いえいえいえ、いえ、私の方こそ色々とご迷惑をお掛けしてしまったようで……」
『紫百合の剣』海神・江流が頭を垂れるのに、リオネスが慌てた様に両手を振る。
その表情は領境で見た時より随分真っ当だ。思い詰めた様な眼差しも色を戻している。
恐らく、この別邸に着いてからクリスタリアとの間でじっくり会話出来たのだろう。
その一点については、問題の一つが片付いて本当に良かったと思えたが――――
「リオネスさん、少し宜しいでしょうか」
「一緒にお茶でも如何ですか?」
そんなリオネスに、『気高き白』コルネリウス・アーラが手を振りながら声を掛ける。
後方からお茶会に誘ったのが『夜に咲く白月』レティシア・レインフィールである。
明らかに女子会の気配を感じて江流がリオネスに道を譲ると、一瞬交互に顔を見たが。
確かに女性3人に男性1人では居心地も良くはないだろうと。納得色で2人に続いた。
かくて3人はまず露台へ向かうも、クリスタリアが。食事室にはラフェットが。
それぞれ深刻そうな会談をしている事を確認し、最終的に客室へと辿り着く。
「ほんの短い間だけ、2人きりにして頂けますか?」
「では、その間にお茶を淹れて来ますね」
目配せされたコルネリウスが一時席を外すと、漸く腰を落ち着けるに至ったわけだが。
然して当然のように、口火を切ったのはレティシアだった。
「以前、貴女に敬意を抱いていると申し上げましたね」
リオネスが恋の話に興味津々であることは彼女も知っていた。先ずは興味を引こうと思った訳だが――――
「私は貴族の婚約者が居ります。……でも本当は、以前は別に好きな方が居たのです」
躊躇いがちに話は続く。その人は"平民"だったこと。本当はずっと一緒に居たかったこと。
それでも――――"家族"と"役割"を棄てる事が出来なかった――――こと。
「だからこそ、貴女達には幸福になって欲しいのです。その為には情報という武器が――――」
細部は相当に誤魔化した筈だが、気付けばリオネスが涙ぐんだ瞳に手巾を当てていた。
眼差しには心からの同情の色。同時にその輝きの強さに思わず話した側が気圧される。
これが恋に恋する淑女の、 周囲を顧みないが故の強さなのだろうか。
自分がどうだったか既に思い出せないレティシアからすると、羨ましい様な、そうでもない様な……
「……レインフィール様……いいえ、レティシア様」
「? ……はい」
「幸せになりましょう!」
「はい。……え、はい?」
真剣な眼差しで両手を握られ、ぐいぐい詰め寄られる勢いに却って恐縮してしまう。
何かレティシアが想像していた反応とは違っていたが、とりあえず信頼は得られたようだった。
――――
「ラフェット様、少々お時間を……え、お酒?」
「あら、確かベイカー商会のお嬢様よね。どうしたの?」
「キーゼさんとラフェットさん……悪巧みの気配を感じますね」
「大いなる誤解です。この僕に限って悪巧みなどと」
食堂に顔を出した『御用商人の戦友』リサ・ベイカーが席についてはチーズを齧る。
話の経緯を伝え聞くだに、どうも幾つかの線が混在し随分複雑な様相を為している様だったが……
「つまり、基本軸として『迅雷』がリオネスさんを欲しがっている。
『紫水晶』はこれを受けるつもり、という路線は変わらない訳ですね」
「あの御当主様の事だから、リオの事は渡すけれどコーライト君は預からない。
みたいな形で事態に強引に決着を付ける方向性も考えられるけれどね」
「そもそも、何故今回の契約は"秘密裏"に為されたのですか?」
あー……という顔で眉を寄せたラフェットが、ワインを煽る。
「良い、他言無用でお願いね。特に、王国貴族に漏らしたら命の保証は出来ないから」
酒の力も借りなければ言葉に乗せるのに抵抗があったのだろう。指一本立てて念押しする。
その真剣さに、リサがこくこくと頷きキーゼが首を傾けてみせた。
「『迅雷候』は『過激派』貴族のまとめ役だけれど、あの爺様、『王党派』にも顔が利くの」
「……? それはどういう……」
「昔、大きな乱が起きた時誰より早く王の下へ馳せ参じ、王家の為に剣を振るった武門。
故にその銘は『迅雷』ってね。その忠誠心を王家は高く買ってるわけ」
「……なるほど。つまりこういうわけですか。
『迅雷』が何かを企んで『薬師』を欲しがっている。それそのものが――――」
「そう。『薬師』は典型的な古い王党派の家系で、抱えている情報は同じ王党派に関する物ばかり。
そんな家の人間を強固に自家に引き入れようとすれば、どんな邪推を招くか分かった物じゃない」
『迅雷』は、周囲に腹を探られたくない。此処までは、よく分かった。
……では、『紫水晶』は? リサのその問は至って当然のものであり――――
――――
「つまり……コ―ライトを受け取りたくない、という事ですか?」
「はい。ただ、ストレインも老齢、後継者が早急に必要不可欠なのは事実。
そしてストレインの事務処理能力は、結局の所"過酷な領主経験"に裏打ちされた物なのです」
「……ああ、そういう事か。今『紫水晶』内で十分な領主教育を受けているのは――――」
「――――弟君だけ、だね。他の誰でも代わりが効かない」
アウレーリアが難しい表情で黙り、シルヴィアとエルゼリオが漸く状況が掴めたと頷きあう。
一度結ばれてしまった契約、というのはそうそう片側だけの都合で捻じ曲げられる物ではない。
"コ―ライトを受け取る"までは既定路線、恐らく其処には"次期家令長として"まで盛り込まれている筈。
かつては『過激派』との間に縁を繋ぐため、という意味で効率の良い契約だったのだろう。
しかし現在、『過激派』は王国における危険分子だ。縁を繋ぐ価値は大きく減じている。
どころか、裏目に出てしまった契約の失点を補う為に方々火が点いている状態だ。
そして『紫の君』の考える『紫水晶』の大改革は、『紫水侯』のそれとは一欠片も相容れない。
「……"戦います"と仰いましたね。それはこの私にとって重い言葉。
なればこそ今一度覚悟を問います。何も失い得ぬ戦などない。貴女は何処まで損失を許容しますか」
何せ現領主。家門の支配者を相手に取るのだ。彼女も、冒険者達も、背負うリスクは余りに大きい。
一手間違えれば全員が罪に問われ、貴族であれば家名に傷を。庶民であれば懲罰を負う。
「今の私が貴族の立場を失えば、何も持たないただの娘。賭せる物などほんの僅か。
ですから――――私は、私の良心以外。その全ての喪失を許容します」
冒険者達を護る、とは言わない。言えない。それが今彼女の示し得る誠意の全てだ。
息を止める様に沈黙を保っていたエルゼリオが、大きく息を吐いて頭を垂れる。
「弟君にシセラさんを近づけたのも思惑あっての事なの……?」
「シセラはあれでとても顔が広いのです。最悪、『紫水晶』が失くなった時。
弟が生きていける道を残しておく必要がありました。テオを傀儡になどさせられませんから」
最初から自分の命は考慮の外。其処まで考えて既に動いているなら、彼女はもう止まるまい。
先ずシルヴィアが、茶机の下で小さく震える。握られた拳に手を重ねた。
「以前交わした約束に嘘はない。叶う限り、君を助ける」
「……分かった。分かったよ、協力する。ただ、弟君とは必ずもう一回話をして」
念押しに頷くクリスタリアに、ずっと考え込む様にしていたアウレーリアが視線を合わせる。
「盟友として加勢する以上、勝利に身命を賭します。結果、全てが焼け落ちたとしても」
「はい、皆様。心より有り難く存じます」
交わった視線が笑みで解ける。差し出された手に、3つの影が重なった。
●次の一手
「暗号文の解読表……?」
「はい。『薬師』に古くから伝わる物だとお祖父様からは聞いています」
「ええと……何でそんな物をベルゼン商会に流したんですか?」
「コー様が仰られるには。それが"私を自由にする鍵"だと。
であれば、それは恐らく商会にとって小さくない価値のある物の筈なんです」
「自由にする、鍵……」
戻って来たコルネリウスによる、他に何か話していないことは無いか。と言う問から始まった。
リオネスの告白に。問い掛けた側が眉を寄せる一方で、レティシアが両目を閉じて困惑を露わにする。
暗号文。『迅雷』。解読表。脳裏を過ぎるのはとある子爵家の一件である。
断片的に聞いていた内容が一本の線で繋がるような、どうにも居心地の悪い異物感。
「他にコーライトさんから聞いている事は有りませんか?」
「コー様は、何かあった時に私に係累が及ばない様に……と。
本当に最低限の事しか教えてくれませんでした。ただ――――『迅雷』は危険だ、とだけ」
コルネリウスの視線が向くと。レティシアも応じて頷く。
恐らく、コーライトは明確に何か知っている。十中八九、今回の一件の全貌に繋がる何かを。
「コー様がご無事だと良いのですが……」
「……そう、ですね」
無事かそうでないかと言えば、無事な可能性の方が高いが。
対価は小さくない。少なくとも、それによってリオネスの身の安全は大きく失われた。
そしてそれら全てが――――此処まで危惧していた想像が正しければ――――
王家にとっての醜聞を記したと言う文書。通称『秘文』と呼ばれる物へと収束する筈なのだ。
――――
「侍女長オクタヴィア・ウィロー、水晶騎士長ランドール・グッドマン。
家督継承権第一位のテオドール様、それと父様……家令長ストレイン・ヴェンルーダ」
指折り数えるラフェットに、概ね事情を汲んだ上で、尚リサが思わず瞳を細める。
やっぱりそこが難題だ。"家督継承権を認めさせる為に、説得が必要な『紫水晶』内の要人"
その問に応じ挙がったのは僅か四名。しかして当然の様に含まれて来るのが『家令長』である。
弟さんを次期家令長の地位に付けるなら後者2人の説得は必要不可欠。
けれど聞けば聞く程一朝一夕に行かないのは目に見えている。正攻法での説得は不可能だ。
「一応侍女長はリオの上司で、面識も縁故も深い。騎士長はクリスタリアお嬢様の熱烈な信奉者ね。
ただ、その感情が騎士の忠義を上回る程ではないでしょう。何がしか搦め手は必要だと思うわ」
「テオドールさんは家督継承を阻まれて納得して下さるんでしょうか?」
「穏やかな気質の方だから、家を2つに割ってまで争う姿勢はまず取らないでしょう。
ただ、心から納得して頂けるかは別問題。優先順位が重要かもしれないわね」
く――――と、果実酒の杯を煽ったリサを眺めラフェットがころころ笑うと。
それを眺めていたキーゼが呟く。
「……手が足りませんね」
「そう思う? でも今の私達はこれで精一杯。良く進めた方だと思うけれど」
明らかに、後手を踏んでいる。此処で『迅雷』を自由にさせれば詰ませる手が幾らも浮かぶ。
「『黒鋼竜』が欲しがるような情報は手元に在りませんか?」
――――其処に。不意に振って湧いた言葉に。ラフェットがこの日最大と言う驚愕を目に浮かべた。
「ど、何処から出て来たのその名前。え、何か伝手が!?」
「……はい。その――――"利が有るなら"と言われると思いますが……」
幾度も瞬き、口元を隠したラフェットに。リサは確かに頷いてみせた。
――――
「……江琉様」
各人各所で策を講じる傍ら。一際早く盟友らとの合意に至ったクリスタリアと。
廊下で待っていた江琉と相対するのはある種当然と言えた。何せ他の面々は其々室内なのだから。
「少し話せるかな?」
「はい。では……此方にどうぞ」
導かれた先は白と淡い紫の壁紙で彩られた一室。机の上の菫青石の腕輪に視線が止まる。
其処で漸く、その部屋が『紫の君』と呼ばれる彼女が誰も通さない私室なのだと気付いて。
一瞬視線が泳いだ江琉を眺めて、クリスタリアが悪戯っぽく微笑んだ。
「未婚の身で、男性を部屋に招くなんてこと。私に限って絶対に無いと思っていました」
瞳を閉じて笑うクリスタリアは、そのまま大気に融けてしまいそうに儚くて。
その在り様を指して華に例える人の気持ちがやっと分かる。仮面を象るのが得意な彼女だから。
まるで当然に。冷静に。正しい手ばかり指している様に見えても、そんな筈がない。
江琉が磨いだ洞察力は、漸く、綺麗に見せる事に慣れ切った令嬢の本当を映していた。
「――――恐い?」
「……はい。恐いです。本当は全部放り棄てて逃げてしまいたいくらい」
彼女が贈り物を身に着けないのは、何時失くしてしまうか分からないからだ。
何時でも微笑んでいるのは、そうしていれば弱い自分を見せないで済むからだ。
――――あの時、『塔』で泣きじゃくる姿を見た筈なのに、どうして忘れていたのだろう。
この、本音を晒す事を恐れて仮面で隠す女の子が。無理をしているなんて分かり切っていたのに。
「俺は、君に味方が必要な時には必ず。と決めていて」
何故彼女が、此処まで自分に信を置くのか。江琉には未だ良く分からない。
けれど、彼が見た彼女は完璧な。多くに慕われる。学園の優等生なんかではないその少女は。
「君が好きだから。どんな立場でも君の味方で居るつもりだけれど」
助けて、と言っている様に。
彼女を想う沢山の人に囲まれて尚、差し出される手を待っている様に見えたから。
「君が如何して欲しいのか。間違えたくないから教えて欲しい」
「……意地悪」
漏れた呟きは解ける様に小さく。握り返された掌は少しだけ冷たくて。
数度の逡巡と迷いの末に、困った様に微笑むと。まるで誰にも聞かれないよう、囁くように声を溢した。
「……皆を、全部護って下さい」
――――
――――――――
――――――――――――
かくて。クリスタリア、ラフェット、リオネスそれぞれからの情報を受け。
内憂を抱えたまま外交に至るは悪手との結論に達した冒険者達は先ず『紫水晶』家臣団の攻略へ着する事を基軸と決める。
これに当たりリサが『竜』の商人と交渉の場を設けた事は果たして吉と出るか、凶と出るかは未だ知れぬまま。
『迅雷』の真意は知れずとも、その領主たる『狸』の狡猾さ。周到さの一片が詳らかに明かされるに至る。
『王国』に咲いた紫の華の往く先は、いまだ多く難題を抱えたままである様だった。
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2022年05月31日 19時04分52秒 公開
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(1/2) さて、挨拶などは不要ですね。 まず、一番初めにしなければならないことは、落としどころ…有り体に言えば「目標地点の策定」ですね。 今回提示されているのはルートのみ。そもそもどこに向かうつもりなのか、をはっきりさせないとまずい。 領主権限の停止も、破約も手段であり目標でありませんからね。 暫定的ではありますが。 〇主目標 ・リオネスの当面の身の安全の確保 ●副目標 ・時期家令長問題の解決≒コーライト確保? ・紫水領へのダメージの可能な限りの軽減 先に触れた通り、提示されている方針二つはあくまで手段ですから。 目標達成の為に効果的、効率的だと思えば採用する、というところでしょう。 また、目標を達成するにあたり 【1】に関しては利点は出ていますが、隠された欠点が多いですね。 紫の君が”平和的に”継承したとして、そこから結局は【2】に移ることになる上で。 今後の紫水領の立ち位置という面では結局のところ変わりない。 政を見る目があるにせよ、貴族社会の中ではしょせん小娘ですからね…この先を生き延びるための手段まで見ておかないとまずい。
(2/2) 【2】に関しては、そもそも今のリオネスに既に相手が欲しがる価値があるか、ですね。 ここはそもそもあちらが彼女を欲しがっていることが前提です。 僕らはあずかり知りませんが。先の最後に、「無事、"雪"は融けた―」と触れている以上、向こうの目的は果たされている。ここからすれば、接触した目的は既に半分以上果たされている、と見ていいかと。 恐らくOPでの会談も、貴族という生き物ならではのポーズ、目晦ましとしての抗議と会談でしょう。そうでなければ、向こうもここぞと食いついてくるでしょうからね。 というわけですので。 まあ、領主権限、とまでいかずとも。現当主への抑えないし時間稼ぎは必須。 次いでリオネスの口を割らせてあちらの目的が何だったのか、と押さえ、迅雷の狙いを明らかにする。 この二つが必要ですかね。その手段の一つとしてコーライト確保はありでしょう。 正直、1と並行して裏側の調査、どちらも進める必要があるかと。 紫水領自体をどうしたいか、は当主なり紫の君なりその辺りの胸先三寸で決まりますから。 幸いここには白銀や黒の後継に縁がある方もいるようですからね、そこの伝を使うのもありでしょう。 とはいえ、政争の道具として売られる覚悟や傘下という意味では変わらない、というところもありますが。 はっきり言って、紫の君が政争を仕掛ける本当の目的も不明瞭ですからね。本気でたかが友人一人の為にこの時期に家を混乱させる、というのなら、それはそれである意味肝が据わっていますがね。
確かに、見知った顔ばかりですね、よろしくお願いします。 キーゼさんが仰るように、クリスタリア様の目指すところが何処にあるのか、そこがちょっと気になっています。 リオネスさんの命や自由だけを考えるなら、それこそ亡くなったことにして、何処か別の貴族のところや、平民として今後を生きさせる事も出来る気はするのですよね。 迅雷との手打ちにしても、これもキーゼさんが仰ってますが、既に彼らにとってリオネスさんの価値が無くなっている場合や低い場合、価値の無いものに対して不必要に高い対価を取られる可能性…足元を見られる可能性もあるので悩ましいところですね。 コネクションという意味では、わたしの持つものはそんなに強くないですが…黒鋼竜に少しの縁と、アルベイル様通して話を持ちかけられるくらいでしょうか。 オルファさんは…助力を請えば動いてくれるとは思いますが…政治的にはあんまり向いてないかな、と。 と、まずはこんな感じでしょうか。
ごきげんよう。 今回はご存じの方ばかりですので、大変頼もしく存じます。 皆様、改めてよろしくお願い致します。 >方針 確かに、キーゼ様の仰るようにクリスタリア様の目標をお伺いさせて頂く必要がございますね。 あくまでリオネス様をお助けしたいだけでしたら リサ様が仰るような手段でも、ある程度は目的を果たす事は充分に可能でございますから。 【2】の『迅雷』侯爵家との手打ちに関しましても、キーゼ様やリサ様と同意見でございます。 >リオネス様 彼女がベルゼン商会経由で『迅雷』侯爵家に何の情報をお渡ししてしまったのか。 特に今回、この情報を得る事は方針を決定する上で必要不可欠と認識しております。 現状ですと私やコルネリウス様がその辺りについてお伺いしやすいかと存じますので 私はその点を今回注力させて頂く事の一つとして予定しておりますね。 >家督継承 現当主、場合によっては家臣団要人にも認められる事で 次期後継者と定められるのが一般的ではございますね。 現状ではクリスタリア様もこちらを想定していらっしゃるようです。 あとは……現当主、あるいは最有力後継者に予期せぬ不幸があった。 もしくは即座に退かざるを得ない犯罪行為等の瑕疵が判明した場合 別の方が家督を継がれる場合がございますけれど こちらは相応にデメリットのある賭けとなりますし 出来ればこのような手段……特に最初のものは避けたく存じます。
>コネクション 私自身はあまり強い繋がりはございませんが 既に挙げられた方も含めて、何人か候補者はいらっしゃいますね。 勿論、お互いに利のあるご提案をされる事は必要不可欠でございますけれど。 『貴族派穏健派』であれば『黒鋼竜』のアルベイル様。 彼の後見人で学園の校長でもある『夜鷹』当主ファルゲン侯爵様。 『王党派』であればオルファレナ様自身というよりも 彼女の伝手で彼女の父君である『白銀』当主様や学園長様。 『王党派』であり現状、恐らく一番『迅雷』と敵対していらっしゃる アーチボルト辺境伯様。 『貴族派過激派』は……推定される『紫水晶』当主様のご意向的に ご協力を得る必要性は薄いかもしれません。 『中立派』であれば一応、当家がございますが……。 家格や次期後継ではない私の影響力的に、あまり『紫水晶』に利は無いかと。
エルゼリオ・レイノーラです。今回も引き続きヨロシクね! キーゼさんは主目標と副目標の提示をありがとう。 >リオネスさん ただの侍女ではない事は明白なんだけど、迅雷侯にとって現状でも利用価値があるかどうかは確かに謎だよね。 但し紫水侯も気付いていない価値がリオネスさんにはあって、それを敢えて黙っている可能性もあるかも? この辺は調査してみない事には何とも言えない部分ではあるけれど……。 >クリスタリアさん 彼女が政争を仕掛ける本当の目的は何なんだろう? 弟のテオドール君から『家督継承権』を取り上げる事になる上、ラズベリル家や領地を混乱させる事になるのは明白なのに。 そこまでして実行しなければならない理由って……。 現在の紫水侯の統治に問題があるなら兎も角、そういう訳でもなさそうだし。 新時代の潮流に乗り遅れない為とか?……うーん。 >各派閥への介入要請 「藪をつついて蛇を出す」結果にもなりかねないし、介入させるのは極力避けた方が良いんじゃないかな? 各派閥の窓口(オルファレナさん、アルベイル君など)になる人物にそのつもりが無くても、そこから現当主やその周辺に情報が流れたら高確率で政争の道具にされるかと。 メリットもあるだろうけど、現状ではリスクの方が大きいと思う。 最悪、紫水晶自体が獲って喰われても不思議じゃないし。
海神江流です。 今回も宜しく。 【1】【2】【3】どれも最終的には対処が必要なのだとは思うけれど、優先順位をつけるなら【1】かなとは思う。 外の相手に事を構える前に、自分の足元を固められるならその方が良かろうと思うからってだけだが。意見として出しておくよ。 俺には特にコネクションもない。そういった働きかけは素直にお任せした方が良さそうかな。 家や背景の立場があると動きづらい役割があるならそういうのに回るのがいいのかとは思うが。 クリスタリアには何処までを見据えているのかは聞いておきたいし、個人的にも聞きやすい立場なのかと思うので彼女の弱みにならない範囲で尋ねてはみたいと考えている。
シルヴィアだ。引き続き今回もよろしくね。 クリスタリアとリオネス、ラフェットの中でもそれぞれ最終目的が違うだろうし、キーゼが言ってくれたように目標地点を決めておきたいね。各自、特にリオネスが持っている情報も欲しい。 バルヴィック侯爵家との手打ちについても皆と同じ意見だ。 コネクションについてはフォルトゥナ様に紹介して貰った事があるけれど強い繋がりは無いよ。 今の所、私もクリスタリアに話を聞く予定だ。目標地点や狙いについて詳しく聞きたい。彼女がお家騒動によってラズベリル領の人々に与える影響について考えていない事は無いだろうし……特にテオドールに関しては、エルゼリオが言ってくれているように家督継承権を取り上げる事になる。何か別の事情があるのかもしれない。
コルネリウスです、引き続きよろしくお願いします。 >方針 概ね既に挙げて頂いていますけれども、主目標・副目標はキーゼさんの仰っている方向性で私も同意です。 >リオネスさん 迅雷侯側にとっての利用価値については、渡してしまった情報も含めてまだリオネスさんが隠している事はそれなりに多いのではないか、と思います。 話して頂かないといけませんし、私はリオネスさんからお話しを聞きやすいかと思いますので、そちらに回れたらと思っています。 >家督継承 レティシアさんの仰るように「予期せぬ不幸」があれば致し方なくなる、のでしょうけれど…。 前提に据えるには先へのリスクや懸念もやはり大きいと思うので、調査をして瑕疵がないかの洗い出しを行う方が良いですよね。 >コネクション 私は助力を請えるのはアルベイルさん辺りでしょうか。 とはいえ、断られる可能性は大いにありますけれど。 それを置いても他派閥からの紫水領への介入は避けた方が良いかなと、私もエルゼリオさんと同じ意見です。
相変わらずのいつメンね。引き続き宜しく。 >方針 言わずもがなですが、クリスタリア様ご自身の身の安全も大切ですね。 リオネスと天秤に掛かるような事態にならぬよう、努めて一体化したいところ。 最悪、紫水領が紫水侯派と紫の君派で完全に割れた場合に、何を切って何を最後まで残すか。 確認というか、覚悟は問うておかなければいけませんね。 まず【1】ですが、括弧付きはともかく真の意味での平和的禅譲って相当難しいですよ。 手段はレティシアの言う通りですけど、余程反論の余地もない瑕疵を公表して芽を潰さない限り、今後ずっと要注意人物として領内に抱え込むことになります。外から焚き付けるにはもってこい。 良くて隠居という名の幽閉、往生際が悪ければ或いは……という感じです。 弟君も立場はほぼ同様ですが、シスコン気味とのことですから、此方は方針の如何に依らず協力者として引き込んでしまった方が安全でしょう。 このルートを選ぶなら、迅雷との密約か薬師絡みの醜聞を穿り返す必要があるでしょうね。 「全部父が悪い、新生『紫水晶』には一切関係ない」と言えれば良いのですが……。
次に【2】ですが、リオネスに実質的価値があるか否かに関わりなく何かしら要求するのが当然なので、相手の言い値で交渉しては損ですね。 でも【1】の利点にしれっと「『リオネスの』知識や人脈」と書いてあるので、何か持っているのは間違いないでしょう。尤も、それが重大であるほど代価がエビデンス付で高騰するだけですが。 そもそも過激派『迅雷』からすれば、穏健派『紫水晶』関係者の時点で完全に無価値ということはあり得ませんし。 寧ろ、積極的に価値を毀損する工作が必要なのではないかと思います。 何か秘密を持っているなら、それが明るみに出てしまえばもう意味はないのですし。 紫水晶が迅雷にとって関係深化に値しない、ないし不都合な体制になってしまうのも手ですか。 それは殆ど【1】ルートのような気もしますが。 ともかく、既出の通りリオネスに隠し事を話してもらい、迅雷から見た「見積価格」を評価した上で値引材料を用意して臨む必要があるかな、と思います。 >コネクション 派閥の性向に依らず、基本的に外部勢力の引込は避けるのが無難でしょう。 その相手の力で解決出来てしまっては、大きな貸しになってしまいますから。 もしやるなら泥沼覚悟の場合、つまり派閥単位で戦線を張る想定ね。 例えば黒鋼竜の下に付いて穏健派vs過激派の最前線となるか、一族丸ごと王党派に鞍替えするか。 前者は紫水侯の野心とも大枠で一致しますけど、保有兵力に些か不安がありますか。 後者は少なくとも現体制下では無理なので、実質的に【1】とセットでしょう。 まぁそういう感じで現状、適宜他案を取り込みつつも【1】ベースが有力かな、と思っています。
〉他派閥の関与 そうですね、「借り」という形になると、なかなか面倒なことになるのはその通りなので、基本的には使わないほうがいいのかなとは。 個人的に使える可能性があると思うのは、迅雷と敵対する派閥と言う意味で、迅雷の醜聞というか、弱みになり得る情報があれば、それを流すとかですかね? 迅雷がほかへの対応を必要とすれば、少しこちらへの譲歩を引き出せるかも知れないです。 そう云う情報があるか、というのはありますが。
>他派閥の関与 既にご指摘がございましたように、ただ「借り」を作られるだけでは 後々『紫水晶』への悪影響が懸念されますのは事実かと存じます。 そうなりますと、リサ様が仰るように『迅雷』にとって不利益となる情報を 各方面に流されるのが少ないリスクで利を得る事は可能でございますね。 その情報の存在し、かつ入手出来ましたら、という前提がつきますけれど。 ただ『紫水侯』様は『黒鋼竜』の直下となられる事を望まれているように見受けられますので 例えばクリスタリア様が次期侯爵となられる事によりそれを得られる確約がございましたら その利を取られるのでは、と推測しております。 そこまでいかずとも『黒鋼竜』方面を完全に放置された場合 『紫水侯』側の動きで予期せぬ事態が起こる可能性も予想されますので それを防ぐ意味でも何かしら行動の用意は必要なのではないかと存じます。 >テオドール様 彼の協力を得るのはクリスタリア様からのお願いでしたら 恐らくそこまで難しい事ではございませんし、私も賛成を致します。 連絡方法としては楽器の定期点検時に接触等されるのもよろしいですけれど 彼の家庭教師であるシセラ様のご助力を願うのも一つの手かと。 >リオネス様 では、他に希望者がいらっしゃらなければ 私とコルネリウス様でお話をさせて頂く形となりますでしょうか。 内容的に他の方の目は無い方がよろしいでしょうから お茶のお代わりのご用意等の名目でお手伝いをして頂き 別室でお話をさせて頂くのがよろしいかもしれません。
…さて、色々と推測部分が多くなりすぎて、話が混迷を極めてますかね。 一つずつ、軽く触れていきますか。 >『家督継承権』を認めさせる ここはあくまで認めさせるだけで、即座にオルジェントを追いやる必要はなく…むしろ、クリスタリアそのものを担保として一時的にクリスタリア自身による問題の解決をオルジェントに交渉する、というのが一つ。 【1】の亜種ですね。紫水晶領の維持、という意味では。成功すればクリスタリアの価値を認めさせることができますし、失敗してもクリスタリアが処分されるか、道具としてどこかに売られるか、という具合で、オルジェントへのダメージは少ないですからね。 >「全部父が悪い、新生『紫水晶』には一切関係ない」 まあそちらの貴族のご令嬢であるようですから、自分自身でこの言葉の説得力が皆無、というのは重々承知でしょうかね。 繋がりがあったかもしれない、という疑惑だけで充分ダメージでしょうし。 それと、薬師周りの醜聞があるとしてそれを掘り出しながらリオネスを抱えるというのは、明らかな矛盾状態になるかと。 まあ、あちらの狙いが情報ならば、その情報を対価にリオネス自体の引き渡しはしない、という手は取れますが。
>婚約の密約 さて、どちらがどちらに言い出したこと、というのがありますが。 まあ、恐らくコーライトが欲しい紫水晶側が迅雷側に打診した、というのが濃厚ですかね。 その場合、そもそもこちらから破約、となると、相当の代価が欲しくなりますでしょうか。 それと、情報の使い方が少し誤っているかと。迅雷側にとって不利益な情報があるのなれば、それは手札にするべきであり、流すべきではない気がします。 流した時点でそれは既にこちらの手札でなくなり、交渉の場に乗せたところで何の効力も持たなくなる。 >迅雷側 迅雷側が必要としているのが、 ”紫水晶との関係性”なのか。 あるいは”紫水晶が抱えてる何か”なのか。 ここがずれるとそもそもの交渉点がずれますね。 もし既に必要なものが手に入っているとすれば…さて、次はどんな手を打ってくる、というところでしょうかね。 >『黒鋼竜』の直下となられる事を望まれている …見識が少し異なりますかね。 >武器流通の支配者『黒鋼竜ライゼンナクト』はまず当分揺らぐまい。 > だが、その直下となれば話は変わる。 僕としては、今後『黒鋼竜』の直下程度では現状維持すら出来ない可能性を見越しているきもしていますね。 >他勢力の関与 これは今後、紫水晶がどう生き残りたいか、によるでしょうね。 今までの紫水晶の交友や利便性を生かすなら、平和的譲渡が必須になりますから。 ここについては、この事態、というよりは。 無事にこの事態が終われたときにどの方向に進むか、という意味に近いですかね。
>クリスタリアさん ボクも政争を仕掛ける真意の確認はしたいと思ってる。 この部分が不透明だと色々と動き辛いし、心情的にも引っ掛かるしね。 ……とは言え。問われて正直に答えてくれるかは分からない訳だけれど。 >家督継承 紫水侯的にはクリスタリアさんに才覚があるのなら、家督を譲るのも吝かではないんじゃないかな? クリスタリアさんの動きを見極めようとしてるみたいだし、その結果によっては平和裏に継承権を認めてくれる可能性は低くはないように思う。 逆に『資格なし』と見做された場合は――普通に政略結婚の駒として使われそう。 >テオドール君 いくらシスコンって言っても…… 侯爵家の嫡男として後継者教育を受けて来たのに、突然、姉に継承権を奪われたら相当ショックだと思う。 人によっては存在意義を全て否定されたように感じても可笑しくないかと。 クリスタリアさんが家督継承を目指すなら、テオドール君には退いてもらうしかない訳だけれど……。 その事についてテオドール君がどう考えているのかの確認と、場合によってはクリスタリアさんと話し合ってもらう場を設ける事を考えてるよ。 >黒鋼竜 紫水侯が『“有力貴族”の一家門でしかない現状を打破』する事を目指してるなら、黒鋼竜に取って代わる――もしくは同程度の利権を有する大貴族になってやる……!位の野心は抱いてるかも。(熟年の燃え立つ野心!)
>家督継承権 オルジェント様は極めて良い領地経営をしているようだから、何か不幸があった訳でもないのに突然家督を譲渡するのは怪しまれるし、領民も不安に思うだろう。瑕疵を見つけて公表したりオルジェント様を追いやったりするのは今後の紫水領に禍根を残しそうだ。 それならオルジェント様にクリスタリアの後見人になって貰った方が良さそうだと思う。クリスタリアが問題を解決して領主としての適性を示すという交渉の仕方は有りだと思うよ。引継ぎ期間として領主地位はまだ据え置きでも。 もし問題解決に失敗した場合は……クリスタリアも自分が勝負に出ている事は分かっているだろうし、政略結婚等はあるだろうけど、ね。オルジェント様はクリスタリアに侯爵になって欲しいという気持ちもあるようだから、可能性はあるんじゃないかな。『黒鋼竜』は当分揺らがないけれど、その下の順位変動や家の存続の有無は不明、なら政治力の高い方に領主について欲しい……という事かもしれない。 >テオドール テオドールが家督についてどう考えているかという確認や、姉弟の話し合いの場を設ける事は賛成だよ。いきなり跡継ぎの立場を譲れとなると流石にショックだと思う。先述通り、テオドール側にも何か事情があると知った上での案かもしれないから、その辺りも確認したいな(自身が領主には力不足と感じている、病を持っている、音楽家や姉の補佐等の別の道が良い……等)。 リオネスに以前の事をまだ謝罪出来ていないから、可能であれば最初か終わりのタイミングに謝ることが出来ればと思っているよ。私はクリスタリアに話を聞く予定だし別室には行かないけれど一応伝えておくね。
>黒鋼竜 認識が少しずつ違うような印象ですね。 黒鋼竜自体を揺らがせるのは現状は不可能、しかしその直下の立ち位置ならば紫水晶が取って代わる事は可能…である、という意味で捉えていました。 黒鋼竜の直下になる事を望んでいる、というよりはその位置ならば現状打破として狙えるという事かなと。 >他派閥の関与 直接的な助力を願うのではなく、迅雷側の弱みになる情報を尋ねる程度なら借りについての懸念も最小限に出来るでしょうか…? あとはキーゼさんの仰るように、情報は手札として持っておく方が交渉やり方として良いかなと思います。
すみません、抜けがありまして。 >リオネスさん 特に異論がないようでしたら、レティシアさんと私でリオネスさんにお話しをさせて頂ければと思います。 別室の方が良いのも同意ですので、レティシアさんが仰るようにお茶についてのお手伝いですとか、他にも自然に別室でお話出来る流れが作れないか少し考えてみます。
まぁ、仰る通り推測が多いので、今ここで議論しても仕方ない部分はあります。 今後の細かい手順手段は仮決めに留めて、大方針の選定以上は欲張らないようにしたいですが。 それを踏まえて、以下現時点での個人的見解ということで。 >家督継承権 これは結局目的次第で、どれくらい「急ぎ」なのかに依存するのです。 多少時間に余裕があるなら、クリスタリア様の適性をアピールして紫水侯を説得し、改めて選び直してもらう選挙活動で良いのでしょうけど。 何か対応すべき動きがあって出遅れは致命的なのだとすると、多少拙速でも直ちに領主権限を掌握する革命の様相を呈することになります。 紫水侯ご本人が目的に対して好意的か否かでも、抵抗の有無は変わってくるでしょうし。 そこは真意を隠し別の納得できる理由を立てて実権掌握、という流れはありますが。 全体的にこう、お家騒動を企てる程の動機となると、そのまま言っても通らないからこういうプランになったのではないか、と思わないでもありません。 >テオドール様 後見人を立てるなら寧ろこちらかな、と思っていて。 つまりクリスタリア様を摂政として将来的に、今15歳ですから3~5年先ですか、成人後は彼が正式な家督継承者となる手筈とすれば、角は立ちにくいかと思うのです。 勿論、そもそも家督にどれくらい執着があるか、姉にどれだけ協力する気があるか次第ですが。 その辺りも追々探っていかないと決めきれません。今後二人で直接対話する機会は必要ね。
>リオネスの扱い 紫水晶に生かす実利が確保できれば、臆面もなくこういう事言っても通るのでしょうけどね。 説得力が無くても黙ったら全面敗北ですから……貴族はケーキと面子を食べて生きています。 それはさておき、リオネスの身柄をずっと紫水晶で抱えておく必要もないわけで。 何かあっても目の届く範囲であれば、形式上は暇を与えて町の薬草屋なり、流しの治療師見習いなりにしても良い。ほとぼりが冷めた頃には家令長の奥方になっているかも知れませんが。 これがどこまで現実的かは、キーゼの言う通り迅雷が何を欲しているか、彼女の無価値化処理が通るかどうかによります。つまりは彼女が何を隠しているか次第。 もし迅雷の不都合な真実が出てきても、すぐ流すには早いというのは賛成ね。 カードを切るのは開戦の時。内政を整え一撃で仕留める準備が出来るまでは、出来れば持っている事自体も悟らせたくない。 ……最悪なのは、このカードをリオネスが持っていたときよねぇ。買い戻さずにいきなり消そうとするまで行くのは、何かそういう雰囲気があります。 >野心 私は黒鋼竜がトップは既定として、その下で数ある有力貴族の集団から一歩抜けた「揺るがぬNo.2」の座を得たい、というように解釈したわ。 将来的には黒鋼竜に取って代わる事も視野に入れているかも知れないけれど、初手ではない。 恐らくはクリスタリア様の代で……というようにも読めます。 そうね、家督継承を迫るなら「私がこの家を王国第一の家にしてみせます」くらいの啖呵を切っても良いのかも知れないわ?
建設的な意見が出せてないあたり申し訳ない。 せめて、流れは追っておかないとと思っているんだけれど、失敗条件に「陣営の方針が迷走してしまう」があるので、最終的には皆が1~3のどれかを同じように掲示する必要があるんだろうと考えているけれど、それの認識は皆も同じで良かったかな? 今の段階ではそれを定めるのはまだ早いともとは思うが、俺達側の着地点も共有しておかないといけないかなと思うのでね。 依頼人の真意や最終的な目標、調整すべき人物が抱えている情報の整理が必要というのは皆の共通意見のように見えるれど、全部、今の段階では不確定な上に確認した所で開示されるとも限らない。 そういった不確定情報の整理と、クリスタリア陣営の方向性の策定までが今回の結果で見えてくれば、次回以降で具体的な動きとなるのかとも思うのだけれどね。 他勢力との関与について、俺個人が心配する事ではないのかもしれないけれど、今回の依頼はギルドが関与していない。 王国貴族の立場を持つシルヴィ、レティシアさん、エルゼリオさんが動くようなら気を付けて。 いち冒険者として動きました。という建前が今回は通じないと思う。 例えば、オルジェントから、自分の家がラズベリル領の内政に干渉したと訴えられた場合抵抗できないうえに別の政争に発展してしまう。 そういう意味では名の知れているベイカー商会からの立場のあるリサさんにも多少影響があるんじゃないかと気にしている。 当然承知の上って事なのかもしれないから、そうだったならごめんね。 俺は皆の内情については何も知らない立場なので、知らない故に気になってしまって。
わわっ!書き間違えた……!!(汗) >個人 とりあえず、ボク個人の方針とかを記載しておくね。 ●方針 【1】 ●行動 ・各方面への確認関連 ①クリスタリアさんの真意を確認。 ②テオドール君の心情を確認。クリスタリアさんとの話し合いの場を設ける。 現状ではこんな感じの行動を予定してるよ。 >他派閥の関与 ボク個人としては極力関与は避けた方が良いと思ってるのは変わらず。 同じ派閥だからといって利害関係が一致する訳でもないし、『敵の敵は味方』の論理が必ずしも適応される訳でもない。(敵対しているのなら、別件の手打ちの材料にされる可能性すらある) 現状ではリスクコントロールしながら高位貴族達と渡り合うのは荷が重すぎる上、場合によっては海神さんが指摘してるように『公務不介入』に抵触する危険性もあるかと。
連投ゴメンね! >公務不介入 クリスタリアさんの政争に加担する時点でかなり危険ではあるんだよね……。 その点を踏まえても、紫水候と全面対決する事態は避けた方が良いかも。
>クリスタリア様 現在の勢力図をみると、王党派への鞍替えというのも…流石に考えてないですかね… ま、目的というか、目指すところは聞いておきたいですね。 真の目的かは別としても、お手伝いする上では、名目上でも指針は必要ですから。 >公務不介入 エルさん、ご心配ありがとうございます。 まあ、わたしの場合は、他国の人間なので法律に触れなければさほど問題ないのと、割と今更ではありますから…生徒会だとかあれこれ(苦笑) もちろん、そうは言っても…というか、他国民だからこそ、出来る範囲は限られちゃうのですけどね。 ともあれ、出来るラインは改めて気を付けますね。ありがとうございます。 >家督継承権 これは、平和的に行うなら結局は、オルジェント様に認めて貰う事を目指す事になるのでしょうから 既に話に出ていますが、オルジェント様にクリスタリア様の資質を測ってもらうため時間を貰う交渉をする。 キーゼさんの仰る〘方針【1】の亜種〙 にわたしも賛同ですね。 で、それだけではなく、ある程度迅雷側への対処の布石も打ちたいところですが… 〉キーゼさん と、言うことで、もし、何かされるのであれば、お手伝いしますよ?
>公務不介入 お気遣い等、感謝致します。 現状は情報の少なさから推測部分が多いのもあり 私も現時点ではそこまで思い切った行動は予定しておりませんね。 ただ各方面にご迷惑をかけない範囲内で、出来る限りの備えはしたく存じます。 >テオドール様 あ……言葉足らずで失礼致しました。 既に仰って下さっている方もいらっしゃいますけれど 私もクリスタリア様が彼のお気持ちを無視し、継承権を求められているとは思えなくて。 ご姉弟のそれぞれのご事情もおありでしょうから お二方が何かしらの形でお話出来ますよう備える事に異論はございません。 >リオネス様 コルネリウス様、改めてよろしくお願い致します。 出来る範囲内でお話をさせて頂くとして 他の皆様にもお話をしてもよろしいか、交渉させて頂く必要もございますね。 場合によっては情報公開範囲等の条件付けも必要となるかもしれません。 そこまでせずとも、これまでのように彼女には内密にお話をすればよろしいのでしょうけれど 今後の事も考慮致しますと、信頼関係を築くのも大切でございましょうから。
>紫水侯様 黒鋼竜に対する思いや行動は現状ですと推測しか出来ませんから これまで挙げられたパターンをそれぞれ可能性の一つとして考慮しつつ 必要な備え等が出来ますとよろしいでしょうか……? >家督継承権 確かに、出来る限り平和的な解決を目指すのでしたら 私もキーゼ様の方針【1】の亜種案がよろしいのではないかと存じます。 勿論、クリスタリア様のご意思やリオネス様から得た情報等によっては アウレーリア様が仰るように時間的余裕が得られない場合もございますので その点も考慮しつつ、となりますでしょうか。 >他派閥の関与 成程……確かに、迅雷側の情報は必要となるまでは伏せたままの方がよろしいですね。 そしてキーゼ様が仰るように将来の展望次第では 必要な家や人物と交渉される事なども視野に入れる、というのも異論ございません。
>「急ぎ」 紫水領で根回しすることを考えれば、一気に頭に食いついた方が掌握速度は早いですね。 どのみち根回ししたあとも当主を説得する必要があるわけですから。
>公務不介入 江流は心配ありがとう。 私も特段思い切った行動は予定していないけれど、そうだね。ラインを見極めつつ出来る限りのことをするよ。 >紫水侯 どの解釈も有り得そうだし悩ましいね……レティシアが言ってくれたようにまだ推測段階だし、色々な可能性を考慮しつつ備えていきたいな。 >個人行動予定 方針については私もキーゼの【1】の亜種に賛成。 ・クリスタリアの目的や、現在持っている彼女視点の紫水侯と迅雷侯、ベルゼン商会の情報を聞く ・家督継承権に関して、テオドールについても併せて将来の展望確認 ・最終的に方針の統一
すみません、間が空きまして。 取り急ぎ。 >家督継承権 現状出ている平和的に、という方針が良さそうですね。 【1】の亜種という方向性で特に異論ありません。 >リオネスさん レティシアさん、今回もよろしくお願いします。 そうですね、どこまで周りにお伝えしてもいいかは交渉した方が良さそうです。 此の場に居る皆さんにまでは、せめて開示が出来るようにしていきたいところです。 バランスが難しいところですが…なるべくリオネスさんがリラックスできる場所を選んで、信頼を厚くできるようにも余り圧を掛けすぎず、なるべく情報は聞き出したいですね。
さて、思いの外食いつきが良かったわけですが。 言い出した手前ですからね。紫の君への提案はこちらでしておきましょう >リサ氏 嫌ですね。まるで僕がなにか企んでるみたいじゃないですか。 今回はあくまで会合でしょうからね。仔細の聞き込み等は皆さんにおまかせしますよ
個人行動の面を言い忘れていましたね。 紫の君やリオネス氏に個人的興味や親しい間柄、というわけでもないですし。 皆さんが色々とお話ししている間、僕は僕で、42歳麗しの未亡人とお茶でもしていますよ。
>キーゼさん あら?企むなんて言ってませんよ? 何か妙案お持ちなのでは?と期待してるだけです(笑) >個人行動 クリスタリア様にお話を伺うのと、 わたしも、ラフェット様ともお話させて頂こうかなと。 色々と情報をお持ちかと思いますし。