【帝国】闇の足音
真柄 葉
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シナリオID:2103
オープニング
街の一角にある倉庫の一つに、大量の物資が搬入されていた。
「食料及び生活物資が1カ月分。その他医療品、衣料、し好品、全て滞りなく積載いたしました」
部下からの報告に『ケイト・コスロー』は大きく頷いた。
ここはコスロー商会。リブラネスタのセルッティ商会とは懇意の間柄だ。商会主ケイトは盟友であるヴィルジニアからの要請を受け、健在が確認された帝国東部鎮守都市エスタルの救援に向かうべく準備を行っていた。
「フランツ、危険な道中になる事は想像に難くありませんが、くれぐれもお願いします」
「はい、お任せください!」
主人であるケイトの指示に、番頭『フランツ・カッパー』はどんと胸を叩いた。
物資の殆どはリブラネスタから海路でこの街まで送られ、ここからキャラバンを組んでイェルノー荒野を踏破する予定だ。
第一陣にしてその数、実に二頭立ての馬車で10台。かなり大規模なキャラバンになる。
二年近くも生存が確認されていなかった『エスタル』。あの大異変の後を孤立無援で生き抜いたのだ。その生活が困窮している事は想像に難くない。
一度の支援でそれが足りる訳ではないが、それでもこれだけの支援品があれば、生活基盤を建て直す足掛かりにはなるだろう。
「明朝、日の出と共に出発する! 長旅になるぞ、各自出発の準備をしておけ!」
フランツが共にキャラバンを組む仲間達に声をかける――。
●時は数週間前――。
「冒険者ギルドへのご支援、誠にありがとうございます」
リブラネスタ冒険者ギルドの一室で、冒険者ギルド職員ホリー・アッテンボローはヴィルジニアに頭を下げた。
「なに、困っている時はお互い様さね」
「そう言っていただけて助かります」
東部鎮守都市『エスタル』健在を知ったヴィルジニアはすぐにレイウェストに掛け合うと、支援を決めた。そして、実質的にエスタルを守護している冒険者ギルドに支援物資を送る手はずを整えたのだ。
「まぁ、帝国軍が上手く動けてないみたいだからね。実質、エスタルで活動の中心は冒険者ギルドになっているんだろう?」
「仰る通りです。まだ情報収集の段階ではありますが、現時点では現地の冒険者ギルドが主体となって援助活動を行っているようです」
「なら好きに使ってくれたらいい。どうせ請求先は帝国の黒曜の君だ」
そう言ってヴィルジニアはおどけるように肩をすくめた。
「ご厚意はありがたく頂戴いたします。……しかし、何故あのような危険な道を? 都市が点在する辺境都市群東部はまだ安全でしょうが、イェルノー荒野や、特に国境を越えた帝国東部はクリーパーや魔獣が跋扈する危険地帯です。ヴィント経由の方が確実で安全だと思うのですが」
「ああ、確かにケンタウロスどもを蹴散らして、勢力圏を取り返した場所を通る方が安全だね」
「ええ、であればこそだと――」
「それじゃぁ遅すぎるんだよ」
ヴィルジニアはホリーの返事を遮る様に話すと、二ッと口元を吊り上げる。
「このリブラネスタから王国を経由して帝国入り、ヴィントであの子にこんにちはして、そこから帝国を横断? 一体、何日かかる。エスタルの生活は随分と困窮しているらしいじゃないか。なら、物資が届くのは一分一秒でも早い方がいい」
「それはその通りなのですが……随分とリスクが」
「リスクのない商売なんてものは、商売と言えないのさ」
相変わらず不敵に微笑んでいるヴィルジニアに、ホリーは納得する。
これもすべて『商売』。ヴィルジニアにとっては、支援物資を届けるだけで、大量の金貨と多大な『貸し』が手に入る、またとない商機なのかもしれない。
そして、そんなおいしい商売に目をつけない商人はいない。今この瞬間にも、レイウェストの元へ名のある商人達が支援の申し出に訪れている事だろう――――帝国が復興するという先見がある商人達は、という条件付きだが。
「難しい世界ですね」
「そうかい? 至極単純で忠実な世界さね」
ヴィルジニアの思惑を読み取ったホリーに、彼女は答え声なく笑う。
「だから、護衛の件は頼んだよ。流石に商人達に剣や槍を取って戦えとは言えないんでね」
「はい、現地の冒険者ギルドの為でもあります。我々も全力をもってご支援させていただきますよ。報酬額に見合ったご支援を」
「っ……ははは、当然だね、リスクには相応の報酬が必要さね。頼りにしているよ」
眼鏡の奥でにこりと微笑むホリーに、ヴィルジニアは声を出して笑った。
●荒野
季節は春だというのに乾いた風が吹き抜ける荒野は肌寒い。
外套をしっかりと体に巻き付けて寒さをしのいだ。
乾いた土と岩だけの世界に馬車の車輪の音と馬の蹄の音だけが響く。
「とまれ!」
日没を前にキャラバンリーダーが声を上げた。
「今日はここを野営地とする! 各々旅装を解いて準備を始めてくれ」
先頭の馬車に続き馬を止めた後続の馬車は、街道を外れ野営場所へと馬を繋ぐとすぐに野営の準備に入る。
「噂の盗賊の目撃情報があった地域も近い。準備は念入りにしてくれ!」
野営を進める仲間達にリーダーが指示を出す。
野営場所として選んだのは、三つの大きな岩が囲む場所だった。
馬を離し休息を与えると、馬車を岩の間に配置しバリケードとする。
何時しか夜の帳も降り、辺りを闇が包んだ。
「奴等は君達も知っているとは思うが、盗賊は人ではない」
フランツが冒険者達を前に話し始める。
盗賊団の噂。それは辺境都市群にも届いていた噂で、帝国との国境近いこの周辺では、最近盗賊の出没が確認されていた。
これまでの道中にもクリーパーや魔獣の散発的な襲撃があったが、噂の盗賊たちはまだ姿を見せていない。
件の盗賊に襲われ生き残った者の証言から、その正体は二足歩行する猫型の魔獣であるとわかっている。一部地域では「ケット・シー」と言われる種だ。
「可愛らしい見た目とは裏腹に狡猾な種だという。そして、夜目が利くらしい。充分に気を付けてくれ」
そう言うとフランツは空を見上げる。
厚い雲が空を覆い、月明かりを遮っていた。
煌々と焚かれた松明が野営地を照らしている。
しかし、一歩荒野に出れば、真っ黒の闇が広がっていた。
突然、岩の上に設置してあった松明が掻き消えた。
「て、敵襲!!」
見張りに立っていた男が必死で声を張り上げる。
瞬間、残り二つの岩の上にあった松明の灯が消失した。
「くそ、噂をすれば! 冒険者の諸君、すまないが任せられるか。我々は荷物の護衛に当たる!」
そう言うとフランツは、脇に置いてあった剣を取り立ち上がる。
そうしている間にも、野営地の周りを照らしていた松明が次々とその光を失っていた――。
解説
マスターより
リプレイ
見張りが敵襲を告げる。
同時にいくつかの松明が消失し、闇に気配を感じた。
「……来たか。ヨル、そっちは任せるぜ」
「ああ、そちらも気をつけて」
ナハシュとヨル・スレイマンはすぐに岩へと登り、闇に視線を遣る。
【暗視】のおかげで日中と変わらぬ視界を確保する二人は、じっと荒野を見つめた。
――ヒュン!
気配を探るより早く、次の矢が襲来し松明がまた掻き消える。
「3本……敵の射手は3匹か」
ヨルが消えた松明の数を照合する。敵の初手で消えた松明は3本。次いで3本が消え、最初に設置してあった岩の上の松明がすべて消えた。
「次に狙うのは下だな」
ナハシュが予想した通り、次の矢に狙われたのはバリケード代わりにしていた馬車の前に立てられた松明だった。
「消えたのは2本。なるほど、そこか」
ヨルは矢の軌跡から敵の射手の位置は割り出し、全体図を【天眼】で把握する。
二人は互いに敵の位置の割り出すと、下で待機する仲間達に伝えた。
「……そちらか」
セリオス・オーガストが馬車の隙間から闇の彼方を見る。
岩に隠れて蠢く姿がその眼に映った。
「迎撃を開始するぞ」
セリオスは短く用件だけを仲間に伝えると、弓を引き絞った――。
●数時間前
「はい! 二本だけで大丈夫です! 残り四本はそのままで!」
エルナ・クルプファルツが大岩に登ったナハシュに声をかけた。
ナハシュはエルナに言われたように、6本ある松明の内2本に火をつける。
残りの二つの大岩も同様に仲間達の協力を得て松明の設置を終えた。
「皆さん、ありがとうございます! それじゃ、今度はバリケードを固めていきましょう!」
日没までそう時間がない。エルナは急ぎ野営地の設営に取り掛かる。
「『ケット・シー』か」
「猫型の魔獣という位だから愛らしいのかもしれないな」
黄昏の空を見つめるローザリカ・L・ディオールに、ジュスト・ヴェルジーが話しかけた。
「どの様な見た目であろうとも害獣を愛でる趣味はないね」
「なるほど、害獣か。確かにそうだ」
夕焼けに染まる婚約者(仮)の顔を、ジュストが覗き込む。
「何か言いたげだな、従弟殿」
ローザリカは視線を下げジュストと眼を合わせると、小さくため息をつき続けた。
「……商人の命にも等しい品を狙うなど、害獣以外の何者でもない」
「そうか、それならいいさ。さぁ準備をしよう。闇夜の猫が懐に紛れ込まない内に」
ジュストは立ち上がり、ローザリカに手を差し伸べた。
「一か所はあえて隙間を空けるようにしてください! 代わりに他の二か所は重点的に厚くします!」
エルナはバリケード代わりの馬車の位置を細かく指示した。
キャラバンの面々と協力し、エルナの指示通り馬車を移動させる。三つある大岩の間に置かれた馬車は、馬車同士が隙間なく埋められた二か所と、かなり余裕のある配置になった一か所。
続いて、馬車が密集している所には松明がランダムに8本ずつ置かれていく。
「最後の一か所の松明は一本だけでいいです! それとは別に、少し離れた場所にもう一本設置しておいてください!」
その指示の意図を読めずキャラバンの面々は首をかしげるが、エルナはにこりと微笑み「任せてください!」と胸を叩いた。
大焚火に火が入り、辺りが一気に明るくなった。
「隊長、敵が人間の場合もあるから、合言葉を決めておこう」
フランツの元を訪れたヨルが提案する。
「簡単なものでいいんだ、『逃げる』『隠れる』『一斉に投げる』程度のものでね。もし相手が人語を理解するのなら、こちらの動きを悟らせない方がいい」
そう言ってヨルはフランツに何かを手渡した。
「これは……閃光塗弾か」
「ああ、一応、用心の為に持っていてくれるかい。使う機会は、無いように努力するからさ」
ヨルがそう説明していると、ローザリカがやってくる。
「相手は夜目が利くらしい。ならば、その逆を突いてやるのもまた一興だろう」
見れば他のキャラバンの面々も閃光塗弾を受け取っていた。
「ただし、それはあくまで緊急時の自分用だ。僕達の援護に使う必要はない。下手に光源を焚けば、敵の集中砲火を受ける可能性があるし、そうなれば僕らも君達の援護に意識を割かざるを得なくなる。
とはいえ、君達は商人だ。単純な損得勘定だろう? うまくやってくれると信じているよ」
試すように微笑むローザリカに、フランツはゆっくり頷いた。
「よいしょっ!!」
ローザリカの話が終わるのを待って、エルナが大焚火の傍に大きな樽を運んできた。
「いざとなればこれも使ってくださいね!」
それは出発前に『黒帽子』の噂を聞いたエルナが用意していたものだった。
エルナは皆が見つめる中、樽の蓋をわずかにずらす。
「うぇっ、ひでぇ匂いだな」
漂ってきた臭いに、アーテミシアはたまらず樽から距離を取った。
「確かに服についたら落ちなさそうな臭いですね。これは……魚の発酵食品ですか」
一方、エルファリアは客観的な感想を述べつつ、興味深そうに樽を覗き込んだ。
「はい! ニシンの発酵食品です!」
エルナが樽の蓋を閉めると、臭いは幾分かましになる。
「猫型の魔獣は匂いにも敏感だと伺ったので、きっと役に立つと思って、ヴェルクリエで用意してもらったんです!」
「なるほど……しかし、逆に寄ってくるって事はないのか?」
「え?」
フランツの疑問に、エルナは首をかしげる。
「いや、すまない。猫って魚が好きなイメージがあったからな」
「なるほど……そういう可能性も。あ、でもそれはそれで大丈夫です! その為に馬車の位置を調整しましたから!」
そう言うとエルナは一か所だけ防備の薄い場所を指さした。
元々、この防備の薄さを利用して敵を誘い込むつもりだったエルナ。
「あ、でもローザリカさんの言う様に無理に迎撃しないでくださいね。もし内側に入られても、私達が心を鬼にして倒しますから!」
そう言ってエルナは「任せろ」と胸を張った。
●時は戻る
ナハシュ達の報告を聞き、ジュストは戦術を巡らせる。
「射手だけじゃこれだけの荷物は奪えない。他にも仲間がいるはずだ。ロゼ、何か聞こえるかい」
「わずかだが、複数の足音が聞こえる。肉球のせいか微弱ではあるが」
そんなジュストの傍で、彼の眼、そして耳として侍るローザリカ。万が一大焚火が消されてはいけないと光縛封で囲いながら、ジュストに周囲の情報を伝えた。
「それともう一つ」
ローザリカが必要な情報を伝えた後に付け加える。
「うん?」
「動きが組織的なように感じる。――ヨルくん」
そう言って、ローザリカは岩の上に視線を遣った。
「ああ、確かに。矢の精度やタイミングから見て、指揮者がいる可能性はあるね」
答えたヨルもじっと闇を見つめ、その『指揮者』を探している。
「魔獣である以上、鳴き声でコミュニケーションをとっているだろう。何か捉えたら伝える」
「わかった。頼りにしている。――――皆! 組織的な動きが見える。どこかに指揮者の姿があるかもしれない、注意深く見てくれ!」
ジュストは闇を見つめるローザリカの肩に手を触れ、仲間へ声をかけた。
●
ジュストの指示を受け、最初に動いたのはナハシュとエルファリアだった。
ナハシュは松明の消えた、三つ岩の上を飛んで移動する。
「増える光にどう対処するんだ?」
敵の戦術はわかっていた。夜目が利く事を活かし、対象の光を全て奪ってから襲撃するのだろう。しかし、そうはさせないと、ナハシュは予備の松明に点灯していく。
そして、エルファリアも光源の確保に動いていた。
彼女はバリケードの前に飛び出し、弾き飛ばされた松明の代わりを設置した。
「いくら消しても無駄ですよ。そちらの行動は事前にわかっていますからね」
夜目の利かない風を装い慌てて松明を再点灯させようと動くエルファリア。まるで、狙ってくれと言わんばかりの無防備っぷりだが、それこそが彼女の狙いだった。
再び放たれる矢。
その狙いは正確で、二人が松明に再点灯していくたびに、消し飛ばされた。
「そこだ」
敵射手は岩に身を隠し射線が通らない。しかし、矢を射る時は姿を見せる必要がある。
セリオスは松明の消えるタイミング、風切り音、そして【天眼】を駆使し、射手が体を覗かせるタイミングを読み切った。
闇の中で矢が交差する。
セリオスの矢と敵射手の矢は、僅か数cmの至近を通り過ぎ互いの目標へ。
射手の矢が松明を射貫くと同時に、遠くの岩陰から小さな悲鳴が上がった。
「ヤったか?」
「……いや。だが、弓は砕いた」
アーテミシアが問いかけるが、セリオスは首を横に振る。
矢が交差する時にわずかに軌道がずれたのか、敵射手は壊れた弓を捨て岩に隠れた。
一方、別の射手に狙いを定めたヨルは。
「残念だけど、もう位置はわかっているんだよ」
ピンと跳ね上げた銀貨を掴むと同時に、逆の手に持った松明を大きく振った。
「さぁ、俺は仲間に合図を送っているぞ?」
闇の中で揺れる松明はとても目立つ。当然、敵射手がそれを狙わない訳はなく――。
「単純で助かる」
遠くで蠢く影を天眼で捉えた瞬間、ヨルは指を弾く。
高速で吐き出された銀の弾丸が、闇を切り裂いた。
「一先ず一匹っと……うん?」
見事、敵射手の肩にヒットした【銀貨】。肩を押さえしゃがみ込んだ敵射手は、仲間と思われる影に引きずられ岩陰に運ばれる。
「仲間か。やっぱりいた」
ヨルはすぐに仲間へ伝えた。
射手が二匹戦闘不能になった事で、敵に動きが出る。
「来やがった。結構な数いるぞ」
大地を踏む肉球の音がいきなり増える。
アーテミシアが鋭い聴覚でその動きを捉えた。独特な足音は一斉に野営地へ向け移動を開始する。
●
「……西に3匹。早いな、シーフか」
セリオスがその姿を捉える。
「東にも2匹きたぞ」
岩の上からナハシュが。
「北は5。多いね、主力かな?」
ヨルが北を見れば、一塊となり突撃してくる魔獣の姿。
「どうやら、防備が手薄な場所を狙ってくれているようだ。残りの射手に注意しつつ迎撃態勢を!」
三人の報告を聞き、ジュストがすぐさま指示を出す。敵の狙いはエルナがわざと作った『隙』。一か所だけ松明も密度も低い箇所だ。
仲間達はバリケードの外へと飛び出し、向かってくる魔獣の迎撃態勢に移った。
ジュストは野営地の中に残り、指揮を執りつつ魔法で援護する。
――ヒュン。
密度の薄いバリケードの一本松明が掻き消える。
煌々と照らされた野営地に、一か所だけ闇が生まれた。
突っ込んでくる魔獣達は冒険者達の姿を捉えているのか、ゆっくりと進路を変更し、闇が深くなった一か所へと集中してくる。
「意外と単純ですね。組織的に動いているので、もう少し頭を使うかとも思ったのですが」
動きを変えた敵盗賊たち。しかし、エルファリアの眼はその動きを確実に捉えていた。
エルファリアは、周囲から集まってくる敵盗賊の矢面に立つ。
「さぁ、標的はここですよ」
エルファリアは夜目が利かぬふりを続け、エルナの用意していた予備の一本に慌てて火をつけた。敵盗賊はエルファリアを標的と捉え短剣を抜く。
闇を駆ける3体が先行しエルファリアに肉薄した。
「これくらいで騙されてくれるなら楽な戦いですね」
一斉に飛び掛かってくる敵盗賊に、エルファリアは突然振り向くと――一閃。敵3体を纏めて吹き飛ばした。
エルファリアに吹き飛ばされた3体はからくも致命傷を避けたようで、後退を始める。
「逃がさないさ」
しかし、後退する3体をヨルは見逃さなかった。
敵と同じ数だけの銀貨を取り出すと、三連続で弾く。
闇を裂く銀の軌跡。【銀貨】は敵盗賊達の頭を砕いた。
野営地は仲間に任せ、ナハシュは一人闇を駆けていた。狙うのは松明を消した最後の射手。
岩に隠れる射手を見つけたナハシュは、懐から小さな陶器を取り出すと、そのまま投擲した。
陶器は岩に当たり砕け、中からすごく臭い発酵食品(魚)が飛び出す。
「うげぇ、相変わらずひでぇ臭い!」
射手が怯んでいるのが見えた。ナハシュは鼻を押さえ口呼吸に切り替えつつ、一気に距離を詰める。
「鼻がいいときついよなぁ。わかるぜ、その気持ち」
ナハシュは敵射手に同情しつつも、容赦のない一撃を見舞った。
●
こちらが一筋縄ではいかないと悟ったのだろう、敵の攻勢は止み、野営地に不気味な静寂が流れる。
既に敵盗賊を3体。射手を2体戦闘不能にした。しかし、敵は今も闇の中に蠢き続けている。
「どう思う」
ジュストが仲間達に問いかけた。
「ほっとくのも手だが、いつ突っ込んでくるかわからねぇってのは、気分のいいもンじゃねぇな」
「……この後、第二陣のキャラバンも控えている。ここで落とすべきだろう」
アーテミシアとセリオスの意見を聞き、ジュストが改めて他の仲間へ問いかける。
他の仲間達も異論はないと頷いた。
「わかった。それじゃ討って出よう」
ジュストはそういうと、ローザリカに声をかける。
ローザリカは応えるように耳を澄まし、その『声』を聞く。
闇の中、幾つもの足音が動く音。そして鳴き声が、ローザリカの鋭敏な耳へ届いた。
「……南西、距離は300ほどだろう。ただし、複数いる……取り巻きか」
「よしっ。アーテミシア嬢、ヨル君、ナハシュ君、セリオス君、行ってくれるかい」
戦力、そしてクラスのバランスを考えての人選。ジュストは4人に声をかけた。
4人はジュストの指示に頷く。
「残りは防衛だ。まだ敵が残っている、ここを死守するぞ」
残った3人に声をかけたジュスト。
戦局は次のフェーズへ移行した。
●
「結構いやがんな」
4人の先頭を行くナハシュの鋭い聴覚が、その集団を捉えた。
「……7匹か。装備が違うな」
「ああ、盾持ちがいる。指揮官の護衛といった所か」
天眼を持つ二人が敵の陣容を看破する。
剣と盾を持つ個体が5匹。そして、後ろに大柄な2匹が控えていた。
「ふンっ! 猫モドキが一丁前に騎士気取りか!」
護衛の姿を視界にとらえたアーテミシアが叫ぶ。
敵集団は整然と陣形を整えて、こちらを迎え撃つ用意をしている様だった。
「……ただの獣って訳じゃなさそうだな」
「ああ」
ナハシュの呟きにヨルが答えると、他の二人に声をかける。
「取り巻きは俺とナハシュで受け持つよ。二人は指揮官を頼めるかい?」
「ン? 美味しいとこ貰っていいのかよ」
「適材適所というやつさ。セリオス君はどうだい」
「……問題ない」
「それじゃ」
二人の同意を得て、ヨルはナハシュと共に前に出た。
「まずは引き剥がすよ、ナハシュ」
「おう! またぶちまけてやるよ!」
二人は闇の中を並走していく。敵戦士がヨル達の存在に気づき迎撃態勢を取った。
彼我の距離は30mを切る。
ヨルはすぐさま急ブレーキ。敵の中に『霞』を呼んだ。
「5!」
「おらっ、霞なんかに気を取られてる暇はねえぞ!」
ヨルの声を聞いたナハシュが、手に持っていた『包み』を投擲する。
それに気付いたのか、敵は盾を掲げ防御姿勢に入った。
――ドシャっ!
袋は敵の盾に当たり、その中身をぶちまける。
一瞬呆気に取られた敵戦士達。しかし、次の瞬間、一斉に鼻を押さえた。
「ははっ! 飛ぶだろ!!」
その間にもナハシュは一気に距離を詰め、最前列の一体に肉薄し、その短い脚を薙いだ。
膝から崩れ落ちた一体をカバーする様に、他の四体が集まりナハシュに剣を向けるが。
「遅いっての!」
そこにナハシュの姿はない。彼は既にヨルの元まで後退していた。
「面白いように纏まってくれたね」
「作戦通りだろ?」
「ああ、まったく君の機転にはいつも驚かされるよ」
再び並び立った二人が言葉を交わす。
「それじゃ、作戦の仕上げと行こうじゃないか。天の裁きに撃たれるといい!」
ヨルは天へと掲げていた祭刀を一気に振り下ろす。瞬間、霞は暗雲と化し激しい雷鳴が轟いた。
「おー、お前の雷喰らって生きてるぜ、あいつ等」
敵を包んでいた雷雲は晴れた。
プスプスと艶やかな毛皮から煙を上げながらも、5体の敵戦士達は何とか耐えていた。
「意外とタフなようだね。とはいえ、これで――」
と、ナハシュに答えたヨルが後ろを振り向けば、後続の二人が戦場を大きく迂回する。
「ボスは任せたぜ! 奴等はここで仕留めとく!」
ナハシュがアーテミシアに声をかける。
「こちらを片付けたら援軍に向かうよ。終わってなければ、だけどね」
ヨルがセリオスに声をかける。
二人は小さく頷くと、敵戦士達を避け、その後方へ――。
「こそこそと下僕の影に隠れてンじゃねぇよ!」
護衛だった敵戦士達の後方、大柄の二体の魔獣が戦闘態勢を取っている。
「猫モドキが群れで強盗の真似事なんて生意気なンだよ。生皮剥いで楽器にしてやろうか!」
アーテミシアは突撃した勢いを駆り、問答無用に一撃を叩きつけた。
しかし、その一撃は大地を抉る事になる。二体いる敵首魁は素早く別れ、アーテミシアの攻撃をかわした。
「……読みやすいな」
別れた一体を狙うのは、アーテミシアの影となり接近していたセリオス。その手には既に限界まで引き絞られた矢がある。
アーテミシアが立ち上げた砂礫をカモフラージュに、黒い一体に狙いを定めた。
砂礫が地面へと落ちると同時に、セリオスは矢を放つ。
矢は光の筋を引き、黒猫へと襲い掛かるが――。
「うおっ!」
「……くっ」
二人は大きく飛び退く。
立っていた場所は、地面が大きく隆起し土の壁を形成していた。
セリオスの放った矢も、この土の隆起に阻まれ敵首魁までは届いていない。
「やるじゃねえか。ただの毛皮じゃなさそうだな!」
再び寄り添う二匹の首魁を見つめながら、アーテミシアが戦槌を構える。
●
「これで7匹目ですね。後は――」
野営地へ襲撃を仕掛けてくる敵盗賊の一体を討ち、エルファリアは闇を見つめる。
「そろそろこちらは片が付きそうですね!」
野営地の防衛に徹していたエルナがエルファリアの隣に立つ。
「まだとどめを刺しきれていない射手が残っている。油断は禁物だ」
艶華扇についた血を振り払いながら、ローザリカも合流した。
「とはいえ、随分と数は減らせたみたいだ。ロゼ、後は任せられるかい」
闇の中にはまだいくつか気配はあるものの、攻勢はすっかり鈍くなっている。
ジュストがローザリカに声をかける。
「加勢に行くのか」
「君達がいればここは問題ないだろう。それよりも、敵の首魁を逃がす方が後々の憂いになるからね」
「……」
「ど、どうした? 何か変な事を言ったかい?」
「いや、いい顔をしているなと思っただけだ。わかった、ここは任されよう。存分に働いてくるといい」
そう言うとローザリカはジュストの背をおもいっきり叩く。
「ぶっ! ちょっとは加減をだな……ああ、任せるよ、ロゼ」
強烈な𠮟咤激励に咽つつも、ジュストは微笑むローザリカに別れを告げ、野営地を飛び出した。
●
「リーダーの元にはいかせない」
ヨルの光の柱が敵戦士3体を囲む。
逃げ場を無くした3体が光の中で右往左往する中、残りの2体は――。
「毛皮は堅ぇが、弱点晒してりゃ世話ねぇな」
ナハシュの速度に翻弄され、為す術無く尻尾を落とされた。
敵の悲痛な鳴き声が夜闇に木霊す。
「とどめを、ナハシュ」
「ほっとけ、どうせ助からねえ。それより残り3匹もやるぞ」
二人が同時に武器を構えたと同時に、光の柱が輝きを失い、消滅した――。
●
セリオスと駆け付けたジュストの援護を受けつつ、アーテミシアは敵首魁と相対す。
「ンなもんで、オレが止まるかよ!」
地面から湧き出る黒い尻尾の呪縛を無理やり振り切り、アーテミシアは戦槌を横薙ぎ。二匹はたまらぬと両手を交差してガードした。
「ついでだ、『貰っとけ』!」
それはヨルと決めた『合言葉』。
二匹が反撃だとガードを解いた瞬間、アーテミシアが閃光塗弾を投げた。
辺りが白で埋め尽くされる。
『ギャッ!』
光の向こうで断末魔の叫びが聞こえた。
「……まずは一匹」
光が去り闇に戻った世界で、セリオスが呟く。
アーテミシアの発した合言葉に、セリオスはすぐに目を閉じる。
敵の位置は閃光前に既に把握していた。動きを止めた敵を射るのは彼には容易かった。
「よぉ、相棒は先に逝っちまったぜ? 後を追わなくてもいいのかよ」
こと切れた黒猫に視線をやり明らかな動揺を見せる白猫は、アーテミシアが近づくに合わせじりじりと後退していく。
「おっと、逃がしはしないよ」
ジュストが地面に打ち込んだ【魔弾】に、白猫の足が止まった。
「もうお終いだ。諦めろ……」
さらにセリオスが白猫の背後に回り込む。
『シャァァ!!』
三方を塞がれ、為す術がなくなった白猫が破れかぶれに地面を打った。
激しい振動と共に、冒険者達を隆起する地面が襲う。
白猫は地面の隆起とまき上がった土煙に隠れ逃走を図ろうとするが――。
「それだけか?」
アーテミシアの声にびくりと肩をすくませた。
土煙が晴れ、敵の姿が現れる。
そこにはヨルとナハシュを含めた、5人の冒険者が立っていた。
「終りにしてやンよ」
絶望に目を見開く白猫に向け、アーテミシアの戦槌が振り下ろされる――。
●
「おや、敵の姿が見当たりませんね?」
「という事は、終わったのでしょうか」
きょろきょろと闇を窺うエルナの呟きを聞き、エルファリアが武器を下ろす。
散発的に続いていた攻撃は、すでに無くなっていた。
「ああ、彼等がやってくれたのだろう。逃げた者もいるようだが、あの程度の数であれば脅威にもならぬはずだ」
ローザリカが二人の元へ足を運び、癒しの光を浴びせる。
リーダーの敗北を知り、残党は闇の中へと消えた。
イェルノー荒野を騒がせていた『黒帽子』は壊滅したとみていいだろう。
「あ、帰ってきましたよ!」
ローザリカの癒しを受け一息ついていたエルナが闇を指さす。
そちらに視線を向ければ、ゆっくりと歩いてくる5人が手を振っていた――。
荒涼とした大地、光も届かない闇夜での戦いは、周到に準備した冒険者の勝利に終わった。
物資の損害は0。もちろん、人的損害もない。この完全な勝利に、野営地は沸いた。
互いに酒を酌み交わし、その労をねぎらう。荒野の野営地は興奮の中、朝を迎えた。
目指すエスタル迄、あと数日。キャラバンは再び荒野を行く――――。
マスターコメント
ミドルシナリオ難しい 報酬:多い8 / 6〜8人
2022年04月27日 09時22分06秒 公開
相談掲示板
エルファリアと言います、よろしく。 とりあえず、暗視がない方がいるようなら光源確保が第一、ですかね。 逆に暗視がきちんと確保できるなら、光源を囮に出来そうですけど。
キャスターのジュストだ、よろしく頼む。 一応戦闘開始時点では野営地の大焚火はまだ生きているようだけれど、前に出るなら暗視はあった方が良さそうだね。 クレネルウォールで大焚火を守りつつ戦えばアーチャーの攻撃はある程度惹き付けられそうかな? 後ろとかに回られる危険性もあるけど。 松明も用意はあるようだし、アーチャーの誘導用にキャラバンの人に手伝って貰って任意の場所に松明を立てるというのも一案として挙げておくね。 あと光を極端に嫌うのと夜目が効くなら閃光弾も牽制に使えそうとは思ったよ。
ヒーラーのヨル・スレイマン。宜しくね。 目標は2つだけど、「エスタルへと送る物資」は今バリケードになってる馬車に乗っているという認識でいいんだよね? キャラバンの人達は荷物の護ると言っているし、それらを守ることも考えると戦場はバリケードの馬車付近とその外側になる⋯⋯のかな⋯⋯? それを考えると、だいぶバラけなきゃいけなさそうなのが頭痛いな。敵に移動力を低下させるスキルも多い。 となると、できれば殲滅ではなくリーダーの撃破を狙うのが望ましいだろうか? あとは、1つくらいわざと持っていきやすい馬車を用意してしまうか⋯⋯。 そうするとある程度、敵がまとまってくれる可能性はあるかもしれない。 >光源 あちこちに松明を立てるのは良さそうだね。 キャラバンの人に手伝って貰うのも良いと思う。ただ、松明を持つ時間が長くなるとその分持ち手をアーチャーに狙われる可能性はありそうだから注意かな。 閃光塗弾はかなり良さそうだね。是非持っていきたい。 暗視もあった方が良さそうだけど、それはそれとして大焚火を消すのを防げるのはありがたいな。 キャラバンの人達は暗視無いだろうからね。光源ゼロの状態にはならないようにしたいところだ。
ウォリアーのアーテミシアだ オレは暗視と嗅覚があるから戦闘自体は問題ない 閃光塗弾も使い方次第で有効かもしれねえな。アーチャーを先に潰せば光源を減らされにくくなるだろうし、そっちを優先してもいいかもしれねえ。 リーダーさえ倒せば動揺するか最悪逃げるだろうし、それを狙うのもアリだな。
エルヴンシューターのエルナです! みなさまよろしくおねがいしますね! 積荷を護るためにも、悪いもふもふさんを心を鬼にして退治しなければいけませんね……! >場所 三方を大岩に囲まれていて、その間に馬車でバリケードを築いた内側が野営地……という感じなのですね! 大岩三箇所、バリケード三箇所の計六方向から攻められる可能性がありそうな感じでしょうか! 配置的に内から外を見るにも外から中を見るにも肉眼での確認は難しそうな地形ですね! ただ、オープニングの描写的に包囲されているのは間違いなさそうですね……! 敵さんの数やクラスはPL情報ですから、総数不明の敵の包囲の中にこちらから打って出るのはややリスクが高そうな気もします……! >光源 松明を立てる数を増やすのはありな気がします! 敵さんが光を嫌うことは分かっていて、もともと松明も多めに準備してあるみたいなので、予め松明を多めに立てておくということは可能な気がします! 閃光塗弾も効果的だと思います!緊急の防衛等で利用できそうですね! >作戦 大岩三箇所とバリケード三箇所のそれぞれに立てる松明の本数に濃淡をつけて、あえて侵入しやすい場所を作ることで、対応箇所を絞るのはどうでしょうか! 2箇所ずつ、少本数、中本数、多本数と松明を配置することで、敵の突破に時間差を与えれば、包囲の一部ずつを切り崩すように相手取れるかなと思いました!
(華麗にお名前を間違えてしまいました……!) ヴィルジニアさんへ質問です! Q1:襲撃時点での積荷はどちらにあるのでしょうか? また、それはプレイングで変更可能でしょうか? Q2:大岩上の松明の本数はプレイングで指定可能でしょうか? もし可能な場合、大岩上にはおおよそ何本くらいまで松明を立てられるでしょうか?
心を鬼に、か。たしかに、見た目ばかりは幾ばくか良いようだし。 付け込まれないように気は確かに持った方がいいかもしれない。 ヒーラーのローザリカ、よろしく頼むよ。 >作戦 暗視と閃光塗弾は僕も持っていこう。多くて困るモノではないし。 あからさまに指揮系統とわかるであろうリーダー格と、 光源確保およびキャラバンの人々を守るためにもアーチャーを早めに潰す方針にも賛成だ。 エルナ君が挙げてくれた、誘い込むための配置なども面白そうだ。 一応懸念点としては相手の知能が高いということくらいかな? >大焚火 大焚火の守りについては光縛封を用いるのはどうだろう? クレネルウォールは味方の移動や斜線は遮らないようだし、バリケードの補強だったり キャラバンメンバーや遠距離職の壁として使ってもいいかもしれないと思った次第だ。
今回、障害物はうまく使いたいところだし…… 自分用ではあるが挙がっているものの纏めを失礼。 ■クレネルウォール【銃眼光壁】 分類:魔法の壁 形状:幅1m高さ2m厚さ30cm程度の光の壁 通過:召喚者が味方と認識している存在は通過可能 射線:味方の射線は遮らない 消滅:10ラウンド経過、一定以上の『各種の攻撃』を受けた時 ■光縛封【光縛:3:3】 タイプ:結界 形状:直径1ヘクス 高さ20メートルの六角形の光の檻 (1へクスおよそ直径5m、進入は4体まで) 通過:敵味方問わず、侵入・脱出が不可 射線:敵味方問わず、ヘクスの内外とも射線が通らない 消滅:3ラウンド経過、一定以上の『魔法攻撃』を受けた時、召喚者の任意タイミング
・・・・ん、シューターのセリオスだよろしく頼む 光源をいくつも用意するのはいいと思う。発光のスキルとかを使えば消せないから囮とかやるなら便利かもな とりあえず俺は暗視とアーチャー狙いでいくつもりだ あと相手は超嗅覚をあるからスーパーめちゃくさいのスキルとかダンジョン報酬のすごく臭い発酵食品とか使えば嗅覚も潰せるというか相手の行動にマイナスつけられそうだな
シーフのナハシュだ。今回はよろしく。 敵についての詳しい情報が基本PL情報なのがな。 なんならこっちで最初岩に上り松明を置きなおしつつ、暗視等でざっと周囲の敵の数と種類を確認するくらいはたぶんできるぜ。 リーダーに関してはスキル発動、もしくは片言でも人語を離さねえと湧かないかもしれねえが、わかり次第優先的に狙うのもありだと思う。 >光源 いくつも用意し囮とするのは同じく有用だと思う。 キャラバン連中にやらせると確かに連中の被害が大きくなる可能性があるから、そいつらにやらせるならエルナの言う灯の密集度の仕込みくらいで使ったほうがいいとは思ったな。 閃光弾も同じく有用だろうし持っていこうと思うぜ。 >嗅覚 同じくこの辺旨く使えば、相手の行動に制限かけることもできるんじゃねえかなと。 発酵食品は用意できるから、近接系が近づいてくる、もしくは弓連中の居場所が分かればそこに打ち込んで発動させればいい感じに怯ませられるんじゃねえか?‥‥とも思うが、他に超嗅覚を持っていくやつがいるなら無しの方がいいな。
とりあえずオレはボスの方行くか。 閃光塗弾も一つ持っていくかね。嗅覚は一応あるけど、臭いで攻めるなら別なもの付けていくか。 開始時点で襲撃されてるから事前準備は不可だな…障害物スキルは使うならまあ、馬車か。一箇所でも通行止めにできれば迎撃も楽だ。
ああ、質問だね。 Q1:襲撃時点での積荷はどちらにあるのでしょうか? また、それはプレイングで変更可能でしょうか? A1:襲撃時には10台ある馬車の荷台それぞれに積んであるよ。 変更というのは荷下ろしするという事かい? 10台分全部というのは流石に現実的じゃぁないが、一台~二台分であれば下ろす事も出来るだろうね。 Q2:大岩上の松明の本数はプレイングで指定可能でしょうか? もし可能な場合、大岩上にはおおよそ何本くらいまで松明を立てられるでしょうか? A2:ああ、もちろん大丈夫だ。その為の予備松明だからね。 本数? そうだねぇ、岩は身を隠せるくらい大きいから、立てようと思えば10本でも20本でも立てられるんじゃないかい。 (とはいえ、あまり本数が多すぎるとOP中にある様に松明が消えた事に気づけないかもしれないので、齟齬がない範囲で設置をお願いします) 以上かね? また何かあれば呼んでくれるかい。
言い忘れてましたが、こちらも暗視の準備は大丈夫です。 >作戦 >明かりを増やす それじゃあまあ囮兼光源確保で松明もって明かりを増やしに行く(なんならつけ続ける)のと、向こうがそれに重点的に対応してる間にアーチャー優先で敵を削る(守りを固める)のと、とっとと退却してもらうためにリーダー狙いで突っ込むのと、概ね3役ってところでしょうか。 キャラバンの人達も守るとなれば、遠距離の攻撃が豊富な人達がキャラバンを守りつつ接近してくる敵の撃退やアーチャー狙い、残る冒険者がリーダー狙いと松明係で……みたいな。 狙われても多少はしぶといと思うので、松明係やっておきますか。
>役割分担 そうだね、リーダー格さえ倒してしまえば統率はとれなくだろうし早めに倒せたら倒してしまいたい所。 とりあえず人語を話すなどの特徴や他と比較しての動きから識別自体は可能かな? でも同時に灯り消しのアーチャーも優先的に削りたいし、この二つは役割分担した方が良さそうというのは同意。 俺は大焚火を守りつつキャラバンを狙ってくる奴らの迎撃を主体に動こうかなと思っているよ。 >灯り 灯りを複数立てる案に関してはキャラバンの人達に手伝って貰うとしたら確かに仕込み段階、交戦開始前が安全だね。 >スキル関係 俺は超嗅覚を持っていく予定ないし、他に持参予定の人がいなければ相手の嗅覚を麻痺させる案は異存ないね。
◼️全体目標 ・リーダーの撃破 ・キャラバンの人達の護衛 ●序盤にやらなければならないこと ・敵情報のPC情報への落とし込み(暗視などで敵隊全体を確認等) ・アーチャー3体の早期撃破 ●アーチャー撃破までやるべきこと ・松明やその他の手段で光源を増やす(火消し役アーチャーの囮) ・大焚火を消さないように守る ●敵のバリケード突破を防ぎ安全圏を確保する ・接近してくる敵の迎撃 ・臭い系アイテムによる敵への妨害(弱体化狙い) ●リーダーを倒す ・リーダーの撃破を優先的に狙う ◯敵がばらけて包囲してくることへの備え案 ・あえて侵入しやすいところを作り誘導 ・他光源や松明を立てる密度の差で誘導 ーーー 手段と目的が結構複数にまたがっている感じがするので完全ではないんだけど、こんな感じかな⋯⋯? 思い違いをしていたらこっそり教えてほしい。こっそりじゃなくてもいいけど。
>包囲への対処 敵数が多いので、バリケードをぐるっと囲んで包囲して突入に来られるのが一番怖い気はするな。 キャラバンの人達がいなければ違ったんだろうけど。 敢えて侵入しやすい箇所を作ってみるのは結構アリと思ったけど、臭い系アイテムや閃光塗弾でもある程度誘導できるかな。敵が固まってくれた方が戦いやすいし、キャラバンの人達も守りやすいね。 >大焚火 光縛封でも守れそうだね。1人1回3Tであることがネックだけど、一度かければ後は術者が自由に動けるのはいいところだ。 大焚火をガチガチに守るのはきっとアーチャー撃破までだと思うから、アーチャーを倒すまでの動きでバランスをみてみてもいいかもしれない。 >臭い系アイテム 俺も超嗅覚は持っていかない予定。
ヴィルジニアさんご回答ありがとうございます! 馬車の荷を動かすのは難しそうですね……! そうなると馬車はバリケード兼略奪目標になるので、なるべく敵さんを接近させないようにはしたいところですね! ヨルさんまとめありがとうございます!私も大体そんな感じの認識でした! >包囲への対処 馬車10台を並べているところからも、全部を同時に守るには手が足りなそうなので、なんとか守る箇所は絞りたいですね……! とりあえず問題なければ、三方のうち二方の馬車前の松明は多めに設置しておくようにプレイングに書こうと思います! 大掛かりなものでなければ物資は準備できるみたいですから、キャラバン隊の皆さんに閃光塗弾とめちゃくさい缶を持ってもらって、万一の際の時間稼ぎなんかも出来たりするのでしょうか……! 全部の馬車内にめちゃくさい缶を仕掛けておくとかでも良さそうかもですね! >個人 暗視は私も持っていこうと思います!もう一つは超聴覚にしようかなと!多分音で松明の破壊に気づけるはず……! 動きはアーチャー狙いか接近する敵さんの迎撃かにしようかなと思っています!
ヨル君はまとめをありがとう、確認に役立って助かるよ。 認識違いや取りこぼしは避けたいしね。 >嗅覚 嗅覚関連はすでにわかっている情報だし、阻害するのは効果が大きそうだ。 僕も超聴覚を持ち込む予定はないからやって貰って構わない。 >閃光塗弾 なるほど、たしかにキャラバンの者たちに閃光塗弾を渡しておくのは名案だ。 ヘイトを買わないよう、積極使用ではなくあくまで護身用にと言い含めつつ渡したいかな。 >個人 ひとまず光縛封は持っていこう。 一応、大焚火への使用を考えてはいるが、もしそこに使わなかったとしても リーダーを隔離したりキャラバンの人々を守ったりするのにも使えそうだ。 近接戦闘の方が性に合っていてね、接近してくる敵の迎撃メインで動こうかと思っている。 ヒーラーとして回復手段も多少は持っていくけどね。
ヨルは纏めありがとさん。非常に助かる。 質問も割と知りてえことが書いてあって助かったぜ。キャラバン員に護身用に閃光塗弾を持たせるのや2方向に松明多めにしておくのも賛成だ。このくらいは事前情報的にやっててもおかしくねえしな。 >個人 なら初手は岩場や馬車に上り、暗視や聴視覚で敵情報収集と伝達、ついでに松明を置く感じで動くか。特にアーチャーの位置は早急に特定できるようにしておくつもりだ。 その後は今んとこアーチャー狙いが少な目のようだからそっちに回ろうと思っている。パッと行って近くで缶を開けるだけでも1体はそこそこ使い物にならなくなる‥といいな! 弓撃退後は状況に応じて、リーダーか馬車付近の奴を相手しておくぜ。 >馬車 1方向のみ松明を少なめにすることで誘導するなら、この開けた穴の1方向に臭い缶を仕掛けておくのは十分ありな気がする。近接共やリーダーが近づいてきたところで開ければ十分威力がありそうだ。
確認ありがとう、間違ってなくて良かった。 同じくキャラバンの人にアイテムを持たせるのは良いと思う。 閃光塗弾も事前に用意しておいて貰えればベストだけど、渡してもいいように多めに持っておくようにするね。 >個人 最初の状況からして、アーチャーは初手からバラけた位置にいるのでは⋯⋯と思うので、ナハシュとは別方向のアーチャーの撃破をまずやるようにする。松明も置こう。 アーチャー撃退後は馬車周り、主にファイターの輸送への対応を中心に考えているよ。
ヨル殿は纏めありがとう、助かったよ。 三方のうち二方の馬車前の松明は多めに設置して守る箇所を絞るようにする案や、閃光弾をキャラバンの人に持たせる案も賛成だ。 ただ閃光弾はロゼも触れてるけれど、ヘイトを寄せる可能性もあるから気をつけたいね。