【魂禍】ジャンヌとシャルル見守り隊
おおくまねこ
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シナリオID:2094
オープニング
●ジャンルとシャルル
「ねえ、ジャンヌ! 明日一緒に遊びに行かない?」
「うん、いいよ」
ジャンヌを訪ねてきたホムンクルス、シャルル・トロワが声をかけると、ジャンヌは二つ返事で了承した。何を隠そう、シャルルはジャンヌの親友である。『ジャンヌ』と『シャルル』という名前も、フラスコで出会った時にお互いに名付けあったものなのだ。
「やったー! じゃあさ、服を見に行こうよ! この街は大きいからきっと可愛いのが見つかるよ!」
「うん。そうだね。……あれ、そういえばシャルル、今日はリーガンさんは、どうしたの? 『ほごかんさつやく』の……」
「いやー、楽しみだなー☆」
ジャンヌの問いかけに対し、シャルルはわざとらしく話を逸らすのであった。
●一日前
「はい、ちゅうもーく! 皆さんに冒険者ギルドのお姉さんからの依頼があります。明日、ホムンクルスのジャンヌちゃんとシャルル君がリブラネスタで遊びます。そこで、皆さんにこっそり保護観察をお願いしたいのです」
踊る小熊亭の受付嬢の一人、リーガンは食事をとっていた冒険者の注意を引くと、一枚の依頼書をカウンターの上に置いた。彼女はホムンクルス・シャルルの保護観察を担当する職員でもある。彼(?)はアルルカンの洗脳が強かった為、冒険者達によって『フラスコ』から救出された後も、ギルドによって拘束されていたのである。一度はアルルカンの部下による誘拐騒ぎもあったが、先日の皇帝ヨゼフとの戦いでアルルカンが討たれ、シャルルはついに自我を取り戻した。晴れてシャルルは自由の身になったのだ。
「とはいえ、シャルル君は生前の記憶も曖昧で、かなり子供っぽいところがあるの。そこで、私が彼の保護観察を今も続けている状態よ。でも、一つ問題があって……シャルル君は軟禁生活が長かったせいか、よく私の目を振り切って脱走してしまうのです」
リーガンはハア、と溜息を吐いた。シャルルはシーフのクラスの授恵者である。シャルルが本気で逃げに回ると、ベテランシューターであるリーガンにも補足は困難らしい。
「私はついてくるなと言われたので、あまり二人には近づけません。私は遠巻きに二人をストーキング……じゃなかった、見守るので、皆さんは依頼のことは伏せて、通りすがりを装って二人を近くから見守って下さい。私が依頼を出したことだけはナイショにしてもらえれば、あの二人と一緒に遊んでも、デートのついでとかでもOKです! よろしくね!」
「ねえ、ジャンヌ! 明日一緒に遊びに行かない?」
「うん、いいよ」
ジャンヌを訪ねてきたホムンクルス、シャルル・トロワが声をかけると、ジャンヌは二つ返事で了承した。何を隠そう、シャルルはジャンヌの親友である。『ジャンヌ』と『シャルル』という名前も、フラスコで出会った時にお互いに名付けあったものなのだ。
「やったー! じゃあさ、服を見に行こうよ! この街は大きいからきっと可愛いのが見つかるよ!」
「うん。そうだね。……あれ、そういえばシャルル、今日はリーガンさんは、どうしたの? 『ほごかんさつやく』の……」
「いやー、楽しみだなー☆」
ジャンヌの問いかけに対し、シャルルはわざとらしく話を逸らすのであった。
●一日前
「はい、ちゅうもーく! 皆さんに冒険者ギルドのお姉さんからの依頼があります。明日、ホムンクルスのジャンヌちゃんとシャルル君がリブラネスタで遊びます。そこで、皆さんにこっそり保護観察をお願いしたいのです」
踊る小熊亭の受付嬢の一人、リーガンは食事をとっていた冒険者の注意を引くと、一枚の依頼書をカウンターの上に置いた。彼女はホムンクルス・シャルルの保護観察を担当する職員でもある。彼(?)はアルルカンの洗脳が強かった為、冒険者達によって『フラスコ』から救出された後も、ギルドによって拘束されていたのである。一度はアルルカンの部下による誘拐騒ぎもあったが、先日の皇帝ヨゼフとの戦いでアルルカンが討たれ、シャルルはついに自我を取り戻した。晴れてシャルルは自由の身になったのだ。
「とはいえ、シャルル君は生前の記憶も曖昧で、かなり子供っぽいところがあるの。そこで、私が彼の保護観察を今も続けている状態よ。でも、一つ問題があって……シャルル君は軟禁生活が長かったせいか、よく私の目を振り切って脱走してしまうのです」
リーガンはハア、と溜息を吐いた。シャルルはシーフのクラスの授恵者である。シャルルが本気で逃げに回ると、ベテランシューターであるリーガンにも補足は困難らしい。
「私はついてくるなと言われたので、あまり二人には近づけません。私は遠巻きに二人をストーキング……じゃなかった、見守るので、皆さんは依頼のことは伏せて、通りすがりを装って二人を近くから見守って下さい。私が依頼を出したことだけはナイショにしてもらえれば、あの二人と一緒に遊んでも、デートのついでとかでもOKです! よろしくね!」
解説
目標:リブラネスタを観光するホムンクルス・ジャンヌ&シャルルを見守る。
依頼人:心配性の受付嬢リーガン
舞台:港町リブラネスタ
備考:依頼があったことはジャンヌとシャルルには伏せる約束ですが、接触は特に禁じられていません。
状況:ホムンクルス・ジャンヌとアルルカンの洗脳から解放されたトロワはリブラネスタを観光します。二人だとちょっと危なっかしいのでシャルルの保護者は二人に内緒でこっそり彼女たちの保護観察依頼を出しています。通りすがりを装い、彼女達が巻き込まれたトラブルを解決したり、思い出作りに協力してあげましょう!
●主な登場NPC
ジャンヌ・アン
アルルカンの元から脱走したホムンクルスです。最初に成功したホムンクルス。好物は甘い物全般です。人込みは苦手で、すぐ路地裏とかに行きたがります。賢者の石は右眼にあります。別にデートではないので、シャルルと二人きりにはこだわりません。
シャルル・トロワ
ジャンヌの親友である性別不詳の美しいホムンクルスです。造形美を追求して製造された個体で、見た目は超美少年、あるいは超美少女。外見年齢は11,2才ぐらい。アルルカンの洗脳が深かった為リブラネスタに監禁されていましたが、アルルカンが討伐されたことにより、本来の人格を取り戻しました(洗脳中の記憶はちゃんと残っています)。今回が初の自由外出となります。
ジャンヌとお揃いの服を買おうと思っているようです。性格は明るく、好奇心旺盛です。賢者の石は右目にあります。別にデートではないので、ジャンヌと二人きりにはこだわりません。
ならず者や悪徳宝石商など
二人に出会えば、賢者の石や二人の体に興味を示すかもしれない人々です。
リーガン(21)
今回の依頼を出したギルド職員です。シャルルの後見人で自宅に住ませています。変装術とフェイクウッドを駆使し、二人を影ながら見守ります。ちなみにショタコンです。
マスターより
こんにちは。おおくまねこです。今回魂禍の事後シナリオです。平和なリブラネスタをぶらぶらするホムンクルスコンビを見守ったり、一緒に遊んだりしましょう!
リプレイ
●ナキルとシルディス
ナキルとシルディスは直接ジャンヌとシャルルに接触し、同行を見守ることにした。無論、二人が嫌がらなければの話だが。
「じゃあ、よろしくね。何かあったらすぐに呼んで頂戴。私も少し離れた所から二人を見守ってるから」
「ええ。見守り、任せてちょうだいね。大人としてしっかり頑張るわ」
依頼人のリーガンの言葉にシルディスは頷いた。彼女もつい最近『フラスコ』から解放されたばかりのホムンクルスなのだが、幼さが目立つジャンヌやシャルルに比べると、かなり大人びた雰囲気の女性だ。
(皆大変だったものね……もう怖い思いなんてしてほしくないわ。せめて、依頼のない日くらいは穏やかに、普通の子どもとして過ごせますように)
「おう、じゃあ行くとするか」
「よろしくね。シルディスさんからあまり離れないように。あと、依頼を引き受けてくれたご褒美にこの飴も君にあげるわ」
「オレは子供じゃねェからな? 15才だ」
ナキルは飴玉を差し出してきたリーガンをジト目で見上げた。ナキルはハーフリングゆえに小柄だが飴をもらって喜ぶ歳ではないし、そこそこベテランの冒険者でもある。ウォーリア男性は体格に恵まれている者も多いが、ナキルの実力は決して彼らに見劣りするものではない。
(ナキルちゃん、子供じゃなかったのね……)
シルディスは衝撃を受けていた。ちょっと変態っぽいリーガンほど極端ではないが、シルディスもなかなかに子供好きの自覚がある。もしリーガンが勇み足をしなければ、シルディスもうっかりナキルにおやつを買い与えてしまっていたかもしれない。身長186cmもあるシルディスから見れば、140cmのナキルは小さな子供に見えるのだ。
「さて、気を取り直して二人を追いかけるとするか。あの二人はけっこう子供っぽいしな」
「……ええ、そうね。頑張りましょう」
●
「へへへ、お嬢さんたち、お買い物かい? 俺達が荷物持ってやろうか?」
「おーい! ジャンヌにシャルルじゃねえか!」
いかにもガラが悪そうな二人組が声をかけた瞬間、人込みから彗星の如くナキルが飛び出し、フレンドリーに声を張り上げた。さらに反対方向からもスッとシルディスが登場し、それとなく少女達の前に立つ。本能的に同胞だと察したのか、ジャンヌは背の高いシルディスの背後にさっと隠れた。
「あ! 君はボクを誘拐しようとした人だ! しかも二回!」
ナキルの顔を見てシャルルが叫んだ。
「違う! いや、違わねーけど! あん時はお前が正気を失っていたからだな……」
「シャルル、ちがう、よ。私が、頼んだの。この人は、シャルルを、助けてくれたんだよ」
「そうなの? あー、そうか。そうなるのか……その節はお世話になりました」
「おう、無事で何よりだ」
事情を理解し、素直にお辞儀をするシャルルにナキルは笑いかける。
「おい! なんだか知らねーが俺達を無視するんじゃねえぞ、ガキ共!」
蚊帳の外だったチンピラ達が怒声を上げる。
「テメェもオレの武勇伝にしてやろうか?」
ナキルは目を細め、殺気を二人へと叩きつける。その瞬間、シルディスが音もなく二人の背後に回り、二本の短剣を二人の背中に突きつけた。
「とっとと消えなさい……」
「ひぃい!」
チンピラ達は一目散に逃げ出した。
「邪魔しちまったな、お詫びにクレープでも奢るぜ」
「クレープ! なんだか美味しそうな響き!」
ナキルの提案にシャルルは目を輝かせた。
「ありがとう、ナキル。それと……」
ジャンヌはそこでシルディスを見上げた。
「シルディスよ。私も貴方達と同じ。私達はこれのせいで目立つんだから、もう少し防犯意識を持ったほうがいいと思うわ」
そう言ってシルディスは自身の額についている宝石を示した。
「じゃあな。またどっかで会ったらよろしくな!」
「また、どこかで会いましょう。困ったことがあればいつでも言いなさい」
シルディスおススメの喫茶店で一緒にクレープを食べた後、ナキルとシルディスは二人と別れた。保護者がいたせいか、ナキルとシルディスが側にいる間にジャンヌ達が悪漢に絡まれることはなかった。
●警護人サイラス
「じー」
サイラスは遠巻きに二人を観察していた。特に注目しているのはジャンヌではなく、シャルルの方である。サイラスはジャンヌとは共に戦ったことがあるので彼女の人となりはある程度理解しているが、シャルルの方は良く知らない。過去に二度遭遇した際は、シャルルはアルルカンの洗脳下にあり、ぶんなぐってでも捕縛する対象だったからだ。
(保護観察の人を撒いてしまうあたり、シャルルの方は子供やな……子供感覚でスキルまでぶっぱなす奴なら流石にまずい。冒険者全体のイメージにも関わるしな)
保護されたホムンクルス達は全員冒険者ギルドに登録されている。信用第一の商売なので、サイラスにとっても冒険者ギルドのイメージは大事だ。そんなわけで、サイラスはシャルルの人となりを見極めようと、ひっそり監視を続けているのであった。
「ふむ……まあそこまで変なやつではなかったか」
路地裏からホムンクルス二人を監視していたサイラスは息を吐いた。
「えーと、次は……ちょっとガラの悪い商会があるとこやな」
サイラスは手元の資料に目を落とす。リブラネスタと交渉して入手した「札付き」のリストだ。大都市ゆえにここには闇が多い。前科者の類の情報はあちこちで売り買いされていた。
「宝石ぶら下げて歩いてる子供二人やからな……問題起こしそうな奴は先に手を売っとこう。一番やばそうなのは……『聖なる福音の教会』……死者蘇生の秘密を知りたがってる連中か。このマークの聖印付けた牧師を見たら要注意、と」
ジャンヌとシャルルには多数の冒険者達による監視が付いている。サイラスはそれとなく他の冒険者達に離席を伝え、自身は怪しい連中がいないか索敵を始めた。
「いたぞ、ターゲットの二人だ」
「もうじきここを通る。いいか、お前が目の前で小銭をぶちまけてターゲットの注意を引け。その隙に―」
トントン。誘拐作戦の打ち合わせをしていた怪しい団体の信者達は後ろから肩を叩かれた。
「?」
「あんた達、ちょっといいか?」
二人が振り向くと、2mを超すデカい竜人がニッコリ微笑んでいた。
●監視者姉妹
「妹の月ちゃんと二人で、シャルルさんとジャンヌさんについていくよぉ~♪」
「気づかれないようにこっそりですね。姉さん」
御邑 都と御邑 奈月の姉妹(注:血は繋がっていないので正確には義姉妹)は適度な距離を保ちつつ、ジャンヌとシャルルを尾行していた。姉妹は人込みに紛れ、二人の周囲や行き交う人達を、それとなく観察しながらついて行く。しかし、人込みが苦手な奈月は人通りの多い大通りでは居心地悪そうにしていた。
「……やっぱり月ちゃん、人込みの中に居るのは居心地が悪いみたいだよねぇ~……あ! そーだぁ~♪ 僕が月ちゃんの腕にくっついて、安心させてあげよぉ~! えーへへぇ~♪ 僕の可愛い月ちゃんが、不安にならないようにしなくっちゃぁ~」
ぎゅう、と奈月の腕に絡みつく都。奈月は少し恥ずかしそうな顔をしたが、大人しく都にホールドされたまま、ジャンヌとシャルルを追いかけて行った。
「二人が安全なように見守るお仕事だけど、ついでに僕達も観光しちゃお~♪」
都はウキウキだった。冒険者ギルド本部があるここ、リブラネスタは大陸有数の大都市だ。したがってキラキラしたものもたくさんあるからである。出店のタピオカドリンクやらクレープやら、音が鳴って光る紋具やら、都は通りすがりにあった品々を山のように買い込んでいた。
「シャルル。あれ、何かな? すごくいい、匂いが、する」
「おでん? なんだろ、食べ物かな? ジャンヌ、行ってみよう!」
「シャルル、私、ちょっと人に酔っちゃった」
「分かった、少し休もう」
(……。ジャンヌさんを見ていると、なんとなく私と似ている部分が幾つかありますね…)
「ねえねえ、月ちゃん月ちゃん♪ …ジャンヌさんって、月ちゃんみたいで可愛いよねぇ~」
そんな風に思っていると都が笑いかけてきた。都の方も奈月と同じ風に感じていたらしい。
「……ジャンヌさんって、月ちゃんの姿が重なって見えちゃうなぁ~」
「……あぅ……。でも……私……あんなに可愛くない……です……)
「うーん。いわれてみると……そんな部分もあるような…ないような……? ……子供だった彼は、あんな感じだったのかも……です♪」
「あとねぇ~……シャルルさんって、月ちゃんの好きな人に似てるよねぇ~?」
ころころと笑う都。
「は、はひ?! シャルルさん…が…あの人に?!」
都はなんとなく言ってみただけだったのだが、奈月の赤くして慌てた反応がとても可愛いかった。シャルルのジャンヌさんを見る優しい視線やさりげない気遣いが、奈月の想い人に重なるのだ。
「だってぇ~。あんな感じだよぉ~? 月ちゃんと恋人さんってぇ~」
(耳まで真っ赤にしてる月ちゃんも可愛い~♪)
「……あぅ……あぅ……」
そんな風に仕事もそこそこに仲睦まじい様子を見せる二人ではあったが、突然奈月が張り詰めた声で都に囁いた。
「――お姉ちゃん、二人がこちらを見ています」
張り詰めた声で警告する奈月。
「もしかして、バレたぁ~?」
「分かりません。あ、近づいてきます」
シャルルがジャンヌの手を引き、二人の方へと近づいてきた。二人は内心緊張しながらも、柔和な笑顔を作り、二人と相対する。
「双子コーデ、可愛いですね! この辺にそういうの売ってる店ありますか?」
バレてなかった。単に二人のファッションに感銘を受けただけだったらしい。
「ありがとうございます。この辺りでお探しなら、職人通りの……」
奈月は冒険者とは名乗らず、観光客を装い、シャルルとジャンヌをロリータファッションの専門店の店まで案内してあげた。
「よし、ジャンヌ! ボクたちもお揃いの服を買おう♪」
「私も、ああいう、お洋服、似合うのかな……?」
「あれ、いつの間にか奈月ちゃんが消えた~? どこに行ったのかな~?」
「お姉ちゃん、ごめんなさい。ちょっと怪しい人がいたので、あの二人に近づかないように邪魔してきました。今頃は路地裏で動けなくなっていると思います」
「流石、僕の可愛いしっかり者の妹だよねぇ~♪」
都はよしよしと奈月の頭を撫でた。
●
「ふむ、あの時の小童がいい顔をするようになった、アルルカンに心酔させられていたあの時の歪んだ顔とは大違いだな」
ベルク・オスマットは元気よくジャンヌをエスコートしているシャルルの姿を見て、満足そうに頷いた。以前あった時は会話こそできたものの、彼(?)本来の人格は洗脳に塗り潰されていた。ジャンルをリードしている、あの屈託のない笑顔こそがシャルルの本来の姿なのだろう。
「そうですね。脱走するのは褒められた事ではありませんが……まあ、私もあまり人の事は言えませんか」
リコリス・アデュラリアは溜息を吐いた。脱走はよろしくないといえばもちろんそうなのだが、リコリス自身も故郷の森を飛び出して放浪している身である。自分からは強くは言いづらい。
「本来なら双波で警戒したいが気づかれかねんからな、聞き耳を立てておくとしようか」
「あの子は確かシーフでしたからね。私も距離を保っておきましょう」
ベルクの獣耳とリコリスのエルフ耳がぴくぴくと動く。耳が大きいからというわけではないのだろうが、この二人は常人離れした聴覚を持っている。普通に歩いているだけなら音だけでも追跡が可能だ。
……。
二人は陰ながらジャンヌとシャルルを追い続けた。
「む。どうやら二人は道に迷っているようだぞ。地図をぐるぐる回しておる。どうする、リコリス殿」
「しばらく様子を見ましょう。いつまでも保護観察を続けるのも難しいでしょうし、色々外で経験を積んだ方が精神的な成長も見込めるでしょう」
「うむ。同感だな。我らは二人の手に余る事態だけ手を貸そう」
地図の件に関しては結局シャルルが通行人に道を尋ね、事なきを得た。
●
「――ベルク」
「うむ、我にも聞こえた」
リコリスとベルクの目が細まる。彼女達の監視網に引っかかった者達がいたのだ。
「チンピラか。授恵者ではないだろうし、一人おれば十分だな」
「では私が行きましょう。泳がせる意味もありませんし、ちょっとお引き取りを願ってきます」
「心得た。二人のことは任せてくれ」
リコリスは二人の追跡をベルクに任せ、路地裏に潜むチンピラ達の方へと近づいていく。その直後、攻撃魔法の炸裂音とチンピラ達がダッシュで逃げる足音がベルクの耳に届いた。
「もう夕暮れですね。二人もそろそろ家に帰るようです」
「うむ、何事もなく何よりだ。我らも少しぐらい二人に声をかけておくか。知らぬ仲でもなし」
ベルクとリコリスは最後に二人に挨拶しておくことにした。
「おや、ジャンヌ嬢と……確かシャルルと言ったか? 遺跡の時とは違い、いい顔をするようになったな」
ベルクは饅頭を片手に偶然を装い、二人に声をかけた。
「あ、誘拐犯……じゃなくてあの時助けてくれた人達だ!」
「ベルクさん、リコリスさん、お久しぶり、です」
「うむ」
「ジャンヌ、シャルル。二人共元気そうで何よりです」
二人の言葉にベルクは微笑む。リコリスの表情は変化に乏しかったが、その声は穏やかだった。
「あなたたちも冒険者として生きるつもりなのですね」
「は、はい……。よろしくお願い、します……!」
「ボクたち親もいないし。自分の食い扶持は自分で稼がなきゃね。センパイ、何かあったらよろしくね♪」
「ええ。」
「……あ、あの。リコリスさんは、どうして冒険者に……?」
「私は……そうですね、見識を深める為でしょうか。国や土地が変われば常識すらも変わるものです。時にはそれが研究の何かしらの役立つ事もあるかと」
「あの塵のせいで一度は歪んだ生だ。この後は良き生であってほしいものだな」
(アルルカンを野放しにしていたヨゼフは必ず討つ)
皇帝に付けられた古傷が疼くのを感じながら、ベルクは誓いを新たにしていた。
●
「良かった。二人共楽しい一日を過ごせたみたいね」
自身も陰ながらジャンヌとシャルルを見守っていたリーガンは、笑顔で家路について行く二人の背を見送り微笑みを浮かべたのであった。
ナキルとシルディスは直接ジャンヌとシャルルに接触し、同行を見守ることにした。無論、二人が嫌がらなければの話だが。
「じゃあ、よろしくね。何かあったらすぐに呼んで頂戴。私も少し離れた所から二人を見守ってるから」
「ええ。見守り、任せてちょうだいね。大人としてしっかり頑張るわ」
依頼人のリーガンの言葉にシルディスは頷いた。彼女もつい最近『フラスコ』から解放されたばかりのホムンクルスなのだが、幼さが目立つジャンヌやシャルルに比べると、かなり大人びた雰囲気の女性だ。
(皆大変だったものね……もう怖い思いなんてしてほしくないわ。せめて、依頼のない日くらいは穏やかに、普通の子どもとして過ごせますように)
「おう、じゃあ行くとするか」
「よろしくね。シルディスさんからあまり離れないように。あと、依頼を引き受けてくれたご褒美にこの飴も君にあげるわ」
「オレは子供じゃねェからな? 15才だ」
ナキルは飴玉を差し出してきたリーガンをジト目で見上げた。ナキルはハーフリングゆえに小柄だが飴をもらって喜ぶ歳ではないし、そこそこベテランの冒険者でもある。ウォーリア男性は体格に恵まれている者も多いが、ナキルの実力は決して彼らに見劣りするものではない。
(ナキルちゃん、子供じゃなかったのね……)
シルディスは衝撃を受けていた。ちょっと変態っぽいリーガンほど極端ではないが、シルディスもなかなかに子供好きの自覚がある。もしリーガンが勇み足をしなければ、シルディスもうっかりナキルにおやつを買い与えてしまっていたかもしれない。身長186cmもあるシルディスから見れば、140cmのナキルは小さな子供に見えるのだ。
「さて、気を取り直して二人を追いかけるとするか。あの二人はけっこう子供っぽいしな」
「……ええ、そうね。頑張りましょう」
●
「へへへ、お嬢さんたち、お買い物かい? 俺達が荷物持ってやろうか?」
「おーい! ジャンヌにシャルルじゃねえか!」
いかにもガラが悪そうな二人組が声をかけた瞬間、人込みから彗星の如くナキルが飛び出し、フレンドリーに声を張り上げた。さらに反対方向からもスッとシルディスが登場し、それとなく少女達の前に立つ。本能的に同胞だと察したのか、ジャンヌは背の高いシルディスの背後にさっと隠れた。
「あ! 君はボクを誘拐しようとした人だ! しかも二回!」
ナキルの顔を見てシャルルが叫んだ。
「違う! いや、違わねーけど! あん時はお前が正気を失っていたからだな……」
「シャルル、ちがう、よ。私が、頼んだの。この人は、シャルルを、助けてくれたんだよ」
「そうなの? あー、そうか。そうなるのか……その節はお世話になりました」
「おう、無事で何よりだ」
事情を理解し、素直にお辞儀をするシャルルにナキルは笑いかける。
「おい! なんだか知らねーが俺達を無視するんじゃねえぞ、ガキ共!」
蚊帳の外だったチンピラ達が怒声を上げる。
「テメェもオレの武勇伝にしてやろうか?」
ナキルは目を細め、殺気を二人へと叩きつける。その瞬間、シルディスが音もなく二人の背後に回り、二本の短剣を二人の背中に突きつけた。
「とっとと消えなさい……」
「ひぃい!」
チンピラ達は一目散に逃げ出した。
「邪魔しちまったな、お詫びにクレープでも奢るぜ」
「クレープ! なんだか美味しそうな響き!」
ナキルの提案にシャルルは目を輝かせた。
「ありがとう、ナキル。それと……」
ジャンヌはそこでシルディスを見上げた。
「シルディスよ。私も貴方達と同じ。私達はこれのせいで目立つんだから、もう少し防犯意識を持ったほうがいいと思うわ」
そう言ってシルディスは自身の額についている宝石を示した。
「じゃあな。またどっかで会ったらよろしくな!」
「また、どこかで会いましょう。困ったことがあればいつでも言いなさい」
シルディスおススメの喫茶店で一緒にクレープを食べた後、ナキルとシルディスは二人と別れた。保護者がいたせいか、ナキルとシルディスが側にいる間にジャンヌ達が悪漢に絡まれることはなかった。
●警護人サイラス
「じー」
サイラスは遠巻きに二人を観察していた。特に注目しているのはジャンヌではなく、シャルルの方である。サイラスはジャンヌとは共に戦ったことがあるので彼女の人となりはある程度理解しているが、シャルルの方は良く知らない。過去に二度遭遇した際は、シャルルはアルルカンの洗脳下にあり、ぶんなぐってでも捕縛する対象だったからだ。
(保護観察の人を撒いてしまうあたり、シャルルの方は子供やな……子供感覚でスキルまでぶっぱなす奴なら流石にまずい。冒険者全体のイメージにも関わるしな)
保護されたホムンクルス達は全員冒険者ギルドに登録されている。信用第一の商売なので、サイラスにとっても冒険者ギルドのイメージは大事だ。そんなわけで、サイラスはシャルルの人となりを見極めようと、ひっそり監視を続けているのであった。
「ふむ……まあそこまで変なやつではなかったか」
路地裏からホムンクルス二人を監視していたサイラスは息を吐いた。
「えーと、次は……ちょっとガラの悪い商会があるとこやな」
サイラスは手元の資料に目を落とす。リブラネスタと交渉して入手した「札付き」のリストだ。大都市ゆえにここには闇が多い。前科者の類の情報はあちこちで売り買いされていた。
「宝石ぶら下げて歩いてる子供二人やからな……問題起こしそうな奴は先に手を売っとこう。一番やばそうなのは……『聖なる福音の教会』……死者蘇生の秘密を知りたがってる連中か。このマークの聖印付けた牧師を見たら要注意、と」
ジャンヌとシャルルには多数の冒険者達による監視が付いている。サイラスはそれとなく他の冒険者達に離席を伝え、自身は怪しい連中がいないか索敵を始めた。
「いたぞ、ターゲットの二人だ」
「もうじきここを通る。いいか、お前が目の前で小銭をぶちまけてターゲットの注意を引け。その隙に―」
トントン。誘拐作戦の打ち合わせをしていた怪しい団体の信者達は後ろから肩を叩かれた。
「?」
「あんた達、ちょっといいか?」
二人が振り向くと、2mを超すデカい竜人がニッコリ微笑んでいた。
●監視者姉妹
「妹の月ちゃんと二人で、シャルルさんとジャンヌさんについていくよぉ~♪」
「気づかれないようにこっそりですね。姉さん」
御邑 都と御邑 奈月の姉妹(注:血は繋がっていないので正確には義姉妹)は適度な距離を保ちつつ、ジャンヌとシャルルを尾行していた。姉妹は人込みに紛れ、二人の周囲や行き交う人達を、それとなく観察しながらついて行く。しかし、人込みが苦手な奈月は人通りの多い大通りでは居心地悪そうにしていた。
「……やっぱり月ちゃん、人込みの中に居るのは居心地が悪いみたいだよねぇ~……あ! そーだぁ~♪ 僕が月ちゃんの腕にくっついて、安心させてあげよぉ~! えーへへぇ~♪ 僕の可愛い月ちゃんが、不安にならないようにしなくっちゃぁ~」
ぎゅう、と奈月の腕に絡みつく都。奈月は少し恥ずかしそうな顔をしたが、大人しく都にホールドされたまま、ジャンヌとシャルルを追いかけて行った。
「二人が安全なように見守るお仕事だけど、ついでに僕達も観光しちゃお~♪」
都はウキウキだった。冒険者ギルド本部があるここ、リブラネスタは大陸有数の大都市だ。したがってキラキラしたものもたくさんあるからである。出店のタピオカドリンクやらクレープやら、音が鳴って光る紋具やら、都は通りすがりにあった品々を山のように買い込んでいた。
「シャルル。あれ、何かな? すごくいい、匂いが、する」
「おでん? なんだろ、食べ物かな? ジャンヌ、行ってみよう!」
「シャルル、私、ちょっと人に酔っちゃった」
「分かった、少し休もう」
(……。ジャンヌさんを見ていると、なんとなく私と似ている部分が幾つかありますね…)
「ねえねえ、月ちゃん月ちゃん♪ …ジャンヌさんって、月ちゃんみたいで可愛いよねぇ~」
そんな風に思っていると都が笑いかけてきた。都の方も奈月と同じ風に感じていたらしい。
「……ジャンヌさんって、月ちゃんの姿が重なって見えちゃうなぁ~」
「……あぅ……。でも……私……あんなに可愛くない……です……)
「うーん。いわれてみると……そんな部分もあるような…ないような……? ……子供だった彼は、あんな感じだったのかも……です♪」
「あとねぇ~……シャルルさんって、月ちゃんの好きな人に似てるよねぇ~?」
ころころと笑う都。
「は、はひ?! シャルルさん…が…あの人に?!」
都はなんとなく言ってみただけだったのだが、奈月の赤くして慌てた反応がとても可愛いかった。シャルルのジャンヌさんを見る優しい視線やさりげない気遣いが、奈月の想い人に重なるのだ。
「だってぇ~。あんな感じだよぉ~? 月ちゃんと恋人さんってぇ~」
(耳まで真っ赤にしてる月ちゃんも可愛い~♪)
「……あぅ……あぅ……」
そんな風に仕事もそこそこに仲睦まじい様子を見せる二人ではあったが、突然奈月が張り詰めた声で都に囁いた。
「――お姉ちゃん、二人がこちらを見ています」
張り詰めた声で警告する奈月。
「もしかして、バレたぁ~?」
「分かりません。あ、近づいてきます」
シャルルがジャンヌの手を引き、二人の方へと近づいてきた。二人は内心緊張しながらも、柔和な笑顔を作り、二人と相対する。
「双子コーデ、可愛いですね! この辺にそういうの売ってる店ありますか?」
バレてなかった。単に二人のファッションに感銘を受けただけだったらしい。
「ありがとうございます。この辺りでお探しなら、職人通りの……」
奈月は冒険者とは名乗らず、観光客を装い、シャルルとジャンヌをロリータファッションの専門店の店まで案内してあげた。
「よし、ジャンヌ! ボクたちもお揃いの服を買おう♪」
「私も、ああいう、お洋服、似合うのかな……?」
「あれ、いつの間にか奈月ちゃんが消えた~? どこに行ったのかな~?」
「お姉ちゃん、ごめんなさい。ちょっと怪しい人がいたので、あの二人に近づかないように邪魔してきました。今頃は路地裏で動けなくなっていると思います」
「流石、僕の可愛いしっかり者の妹だよねぇ~♪」
都はよしよしと奈月の頭を撫でた。
●
「ふむ、あの時の小童がいい顔をするようになった、アルルカンに心酔させられていたあの時の歪んだ顔とは大違いだな」
ベルク・オスマットは元気よくジャンヌをエスコートしているシャルルの姿を見て、満足そうに頷いた。以前あった時は会話こそできたものの、彼(?)本来の人格は洗脳に塗り潰されていた。ジャンルをリードしている、あの屈託のない笑顔こそがシャルルの本来の姿なのだろう。
「そうですね。脱走するのは褒められた事ではありませんが……まあ、私もあまり人の事は言えませんか」
リコリス・アデュラリアは溜息を吐いた。脱走はよろしくないといえばもちろんそうなのだが、リコリス自身も故郷の森を飛び出して放浪している身である。自分からは強くは言いづらい。
「本来なら双波で警戒したいが気づかれかねんからな、聞き耳を立てておくとしようか」
「あの子は確かシーフでしたからね。私も距離を保っておきましょう」
ベルクの獣耳とリコリスのエルフ耳がぴくぴくと動く。耳が大きいからというわけではないのだろうが、この二人は常人離れした聴覚を持っている。普通に歩いているだけなら音だけでも追跡が可能だ。
……。
二人は陰ながらジャンヌとシャルルを追い続けた。
「む。どうやら二人は道に迷っているようだぞ。地図をぐるぐる回しておる。どうする、リコリス殿」
「しばらく様子を見ましょう。いつまでも保護観察を続けるのも難しいでしょうし、色々外で経験を積んだ方が精神的な成長も見込めるでしょう」
「うむ。同感だな。我らは二人の手に余る事態だけ手を貸そう」
地図の件に関しては結局シャルルが通行人に道を尋ね、事なきを得た。
●
「――ベルク」
「うむ、我にも聞こえた」
リコリスとベルクの目が細まる。彼女達の監視網に引っかかった者達がいたのだ。
「チンピラか。授恵者ではないだろうし、一人おれば十分だな」
「では私が行きましょう。泳がせる意味もありませんし、ちょっとお引き取りを願ってきます」
「心得た。二人のことは任せてくれ」
リコリスは二人の追跡をベルクに任せ、路地裏に潜むチンピラ達の方へと近づいていく。その直後、攻撃魔法の炸裂音とチンピラ達がダッシュで逃げる足音がベルクの耳に届いた。
「もう夕暮れですね。二人もそろそろ家に帰るようです」
「うむ、何事もなく何よりだ。我らも少しぐらい二人に声をかけておくか。知らぬ仲でもなし」
ベルクとリコリスは最後に二人に挨拶しておくことにした。
「おや、ジャンヌ嬢と……確かシャルルと言ったか? 遺跡の時とは違い、いい顔をするようになったな」
ベルクは饅頭を片手に偶然を装い、二人に声をかけた。
「あ、誘拐犯……じゃなくてあの時助けてくれた人達だ!」
「ベルクさん、リコリスさん、お久しぶり、です」
「うむ」
「ジャンヌ、シャルル。二人共元気そうで何よりです」
二人の言葉にベルクは微笑む。リコリスの表情は変化に乏しかったが、その声は穏やかだった。
「あなたたちも冒険者として生きるつもりなのですね」
「は、はい……。よろしくお願い、します……!」
「ボクたち親もいないし。自分の食い扶持は自分で稼がなきゃね。センパイ、何かあったらよろしくね♪」
「ええ。」
「……あ、あの。リコリスさんは、どうして冒険者に……?」
「私は……そうですね、見識を深める為でしょうか。国や土地が変われば常識すらも変わるものです。時にはそれが研究の何かしらの役立つ事もあるかと」
「あの塵のせいで一度は歪んだ生だ。この後は良き生であってほしいものだな」
(アルルカンを野放しにしていたヨゼフは必ず討つ)
皇帝に付けられた古傷が疼くのを感じながら、ベルクは誓いを新たにしていた。
●
「良かった。二人共楽しい一日を過ごせたみたいね」
自身も陰ながらジャンヌとシャルルを見守っていたリーガンは、笑顔で家路について行く二人の背を見送り微笑みを浮かべたのであった。
マスターコメント
お疲れ様でした。トラブルの種は事前に排除され、ジャンヌとシャルルは無事に休日を過ごすことができました。結果は大成功とさせていただきます。
ショートシナリオ普通 報酬:標準7 / 4〜8人
2022年04月30日 21時54分34秒 公開
大成功
相談掲示板
さて、4人になったから成立ね。 シーフのシルディスよ、皆よろしくお願いするわ。 ……もう、誰も怖い目に遭ってほしくないもの。ワタシもここに来たばかりのホムンクルスではあるけれど、2人の為に精一杯頑張るわね。
「ナキルだ、よろしく頼むぜ 役回りとしては、ジャンヌ達と一緒に行動して直接守るか ならず者や悪徳宝石商見たいな邪魔者を二人に近づけさせない様にするって 所か? オレ個人としては ジャンヌ達とは、少し話せればいいかなって程度だけどな。」
キャスターのリコリス・アデュラリアと申します。 ……よろしくお願いします。 今回に関してはそれぞれ好きなように行動する形となりそうですね。 恐らく、私はジャンヌとシャルルの様子を見ているかと。 直接話すかは未定ですが。
御邑 都だよぉ~。よろしくぅ~♪ 僕は、妹の月ちゃんと一緒に後ろからついて行こうかなぁ~って考えてるよぉー。 観光客って感じで、二人と付かず離れずな距離をとって行こうかなぁ~。 危ない時には、お話しよーと思ってるぅ~♪
No.5
サイラスだ、よろしくなー まあ自由にふらふらしようかなと。
ベルクだ、陰から護衛に徹するとしよう。 何かあれば偶然を装うなりして助けるとするか。
御邑 奈月…です。よろしゅく、お願い…します…。 えと。姉の……姉と、見守ろう…かと、思って…います。 き、危険な…目には、合わせたく…ない、です…。