花の領地と劇場の妖精と
空色みなも
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シナリオID:2054
オープニング
●
天を仰げば満月。
見下ろせば、月がもたらす薄明りに劇場が照らされて。
劇場を囲む庭園から、一筋の光がふわりと浮かぶ。
小さき光を放つは妖精。
妖精に導かれるように、来訪者は足を踏み入れる。
リーンエス王国カペル侯爵領――『花の領地』の劇場へと――。
●
「あれは――小さい頃の私?」
冒険者としても活動するパンクリアース学園の学生ルウ・エリオは、立ち入った劇場の舞台を見て、目を見張った。
今現在のルウ本人は、確かに観客席にいるはずだった。
だが、薄暗い舞台に立っている影もまた、紛れもなくルウの姿をしていた。
ただし、その背は今のルウと比べても低く、容姿も明らかに幼い。
ふとルウが自らの肩のあたりを見やれば、小さな妖精が宙に浮かんでいる。
そう、舞台に立つ幼きルウは、劇場の妖精が映し出した幻。
この妖精は、カペル侯爵家お抱えの芸人――王家の諜報員・広報員でもある通称『青薔薇』の友とされている。
冒険者の過去に興味を持った妖精に、物語を提供して欲しい――それが『青薔薇』の依頼であり。
ルウは依頼を受けた冒険者の一人として劇場を訪れていたのだ。
やがて、暗闇に一人たたずんでいた幼きルウの前に、うっすら光が浮かび上がった。
おもむろに光はベッドの形を成していき、そこに臥せる人物の姿も露わとなっていく。
この物語の主であるルウにはもちろん、ベッドで寝込んだ人物の顔に見覚えがあった。
ルウによく似た金髪と、青い瞳を持つその女性は――ルウの母親である。
ルウが幼いころ、母親は大病を患っていた。
貴族である家庭が金に糸目をつけず様々な医者を探し、数々の薬草を試したが、なかなか完治に至らない――。
「そんなとき、お母さんを助けてくれた薬があったんでしたね――」
寝込む母親を心配そうに見つめる幼き自身の姿を眺めて、ルウは目を細める。
ルウがパンクリアース学園で薬について学びたいと考えたのは、その日の思いがあったから――。
妖精の映し出した過去を『観劇』することで、自らの原点を改めて確認したルウ。
その母親譲りの青い瞳に、妖精の放つ光が映っていた。
●
時間を過去に戻す――それはあるいは不可能の象徴である青薔薇のようなものかもしれない。
ただ、映し出された過去に浸る――それを『青薔薇』の友である妖精は可能としてくれる。
妖精と貴方、たったそれだけが観客の舞台に、貴方は何を見るであろうか――。
天を仰げば満月。
見下ろせば、月がもたらす薄明りに劇場が照らされて。
劇場を囲む庭園から、一筋の光がふわりと浮かぶ。
小さき光を放つは妖精。
妖精に導かれるように、来訪者は足を踏み入れる。
リーンエス王国カペル侯爵領――『花の領地』の劇場へと――。
●
「あれは――小さい頃の私?」
冒険者としても活動するパンクリアース学園の学生ルウ・エリオは、立ち入った劇場の舞台を見て、目を見張った。
今現在のルウ本人は、確かに観客席にいるはずだった。
だが、薄暗い舞台に立っている影もまた、紛れもなくルウの姿をしていた。
ただし、その背は今のルウと比べても低く、容姿も明らかに幼い。
ふとルウが自らの肩のあたりを見やれば、小さな妖精が宙に浮かんでいる。
そう、舞台に立つ幼きルウは、劇場の妖精が映し出した幻。
この妖精は、カペル侯爵家お抱えの芸人――王家の諜報員・広報員でもある通称『青薔薇』の友とされている。
冒険者の過去に興味を持った妖精に、物語を提供して欲しい――それが『青薔薇』の依頼であり。
ルウは依頼を受けた冒険者の一人として劇場を訪れていたのだ。
やがて、暗闇に一人たたずんでいた幼きルウの前に、うっすら光が浮かび上がった。
おもむろに光はベッドの形を成していき、そこに臥せる人物の姿も露わとなっていく。
この物語の主であるルウにはもちろん、ベッドで寝込んだ人物の顔に見覚えがあった。
ルウによく似た金髪と、青い瞳を持つその女性は――ルウの母親である。
ルウが幼いころ、母親は大病を患っていた。
貴族である家庭が金に糸目をつけず様々な医者を探し、数々の薬草を試したが、なかなか完治に至らない――。
「そんなとき、お母さんを助けてくれた薬があったんでしたね――」
寝込む母親を心配そうに見つめる幼き自身の姿を眺めて、ルウは目を細める。
ルウがパンクリアース学園で薬について学びたいと考えたのは、その日の思いがあったから――。
妖精の映し出した過去を『観劇』することで、自らの原点を改めて確認したルウ。
その母親譲りの青い瞳に、妖精の放つ光が映っていた。
●
時間を過去に戻す――それはあるいは不可能の象徴である青薔薇のようなものかもしれない。
ただ、映し出された過去に浸る――それを『青薔薇』の友である妖精は可能としてくれる。
妖精と貴方、たったそれだけが観客の舞台に、貴方は何を見るであろうか――。
解説
●目的
リーンエス王国カペル侯爵領の領都にて、劇場に住まう妖精に冒険者たちの過去を物語として上映させる。
●状況
舞台はリーンエス王国において文化や芸術を発信する拠点の一つとして知られるカペル侯爵領、その中でもランドマークとなる絢爛豪華な劇場です。
この劇場は周囲に広大な庭園を有しており、『花の領地』のランドマークに相応しく、季節ごとに様々な花を咲かせています。
そうした植物に囲まれた環境であるからか、この劇場には古くから美しい妖精が住んでいます。
カペル侯爵家お抱えの芸人――王家の諜報員・広報員でもある通称『青薔薇』は友である妖精を芸術で楽しませ、妖精はカペルの芸術を祝福する――そんな関係が築かれているようです。
そして満月の夜、劇場の舞台で、妖精は幻影として来訪者の過去を映し出します。
妖精が冒険者たちの物語に興味を持ったため、『青薔薇』は冒険者たちに劇場を訪ねるよう依頼を出した――それが今回の経緯となります。
妖精により映し出される幻影の観客は、基本的には妖精と、その過去の持ち主の来訪者一人になります。
プレイングで互いの了承があれば、他のシナリオ参加者が観客となることも可能です。
ただし、依頼を成功させるためには、一人以上は過去を上映する側に回る必要があります。
●劇場の妖精
劇場に古くから住まうとされ、『青薔薇』から友とされている妖精。
背中に昆虫のような翅が生えた小人のような姿で、美しくも中性的な容姿をしている。
満月の夜、劇場の来訪者の記憶から過去を読み取り、幻影として映し出す能力がある。
無口なようだが人語も理解する珍しい個体で、汎用スキル[テレパス]があれば、カタコト程度であるが思念を受け取ることも可能。
とはいえ、こちらの意思を伝えるだけでよければ口頭で話しかければよいので、もし[テレパス]がなくとも依頼に支障はない。
●その他
オープニングで描写されたNPCのルウ・エリオは、リプレイでの描写のされ方の雰囲気をお伝えするための登場なので、特にプレイングでお声かけがなければリプレイに登場しない可能性もあります。
参加人数によっても変動しますが、最大人数の場合、一人あたりの描写はだいたいオープニングでルウが書かれたパートくらいだとお考えください。
マスターより
お世話になっております、空色みなもです。
ショートシナリオRとしてリクエストをもとにお送りいたします。
劇場の妖精が映す幻の中で、皆さんの過去を存分に再演して頂ければと思います。
関連NPCにルウ・エリオが紐づけられています。
相談掲示板では基本的に出発48時間前までに行われた質問に回答します。
過去に戻るという不可能を可能にしたような皆さんのプレイングをお待ちしております。
リプレイ
●
そこは『花の領地』の劇場、その舞台上。
劇場という場に似つかわしくない、禍々しい竜の遺骸が横たわっている。
否、それは竜ではない――竜のなりそこないだ。
「まぁ正直、思想的には好きだったよ。相容れないし、合わないが」
それを客席で眺めるサイラスが、ぼそりと呟く。
そう、舞台の幻はかつてサイラスが見た景色。
「竜になる為にエーテルを集めるのは良いけど、人から回収するのはねー……そら、自分がこうなったらって恐怖を建前で誤魔化して、悪だからとかで潰されるよなと」
サイラスが見ているのは、今生にて竜へと至らんとしたリザードマンである。
その思想そのものは、サイラスが抱く思いと同じであった。
違いがあるとすれば、その者は生贄という手段に頼ってしまったことだろうか。
サイラスも目的のため手段は選ばない。
だが生贄はダメだ。
別に倫理的な理由からではない。
かえって目的から遠ざかる手段であることを、サイラスは理解しているからだ。
竜のなりそこないは、ギシュムの大酋長に拘ったのか、あるいは人の力に拘ったのか――それは分からないが。
「まあ、おかげでガワは竜になれるのは確信できたわけで。後は『邪魔になりそうだから人には関与せずさせず』『魂を弄り』『現実を捻じ曲げて』やれば」
これまで得た知見から、先の計画を練るサイラス。
魂調整のためエーテルを注入する方法に、現実を捻じ曲げるため幻影を生む方法――。
学園を騒がせた筆のように、現実改変はできるだろうか――あれは神具らしいが。
最後は魔獣の素材を元に補強してはどうか――。
ディズル大湿地帯の事件、ドワーフ王国を騒がせた邪竜、シグモル火山を脅かした超大型クリーパー。
冒険者として関わった出来事が、筋道を見せてくれている――サイラスはそう考えていた。
「フワッとしてた道を形にできたんだから、本当に好きだなぁと。人を使いたがる頭とか、ドゥジンシにされた愛憎とか理解不能だが」
サイラスの呟きが静寂に溶けると同時、舞台上にあった遺骸の紫も闇に溶けて消えた。
●
舞台上に少年が一人。
「これが過去を映す舞台なら……」
あれは俺だ、と客席で呟くはイズル・M・ヴォルゴール。
その過去を映し出しているはずの幻が、次に描きだしたのは――大勢の女性。
二十人はいようかという女たちの大半は、舞台の少年を取り囲んでおり。
残りの数人が、舞台奥に立つ男に付き従っていた。
これはイズルの家族全員だ。
少年を囲むのがイズルの姉たち。
そして壮年の男――イズルの父の周りにいるのが、父の正妻と側室たち。
側室の存在も、血を重んじる名家ゆえ。
イズルの母もそうした側室の一人だった。
気づけば、舞台は背景に明るい森を浮かび上がらせていた。
そうだ、これは家族でピクニックに行った場面だ。
大所帯で地方貴族ゆえに、全員で外出も難しい家。
食事以外では、領内の風光明媚な土地で共に過ごすことが度々あった。
(姉上たちは皆、母が違っても俺を大事にしてくれたな……)
イズルは舞台の幻に引っ張られるように、記憶を辿っていく。
現に舞台の少年も姉たちからお菓子を貰って喜んでいる。
姉の一人から花冠を頭に乗せられ笑顔になる少年、釣られて笑みを見せる姉たち。
(父上は、自分の女性を分け隔てなく大事にしていた……と思う)
だがイズルは知っている。
父の周りの女性たちは、自分だけ見て貰おうと必死だったのだ、と。
舞台上の女性たちは今も、貼り付けた笑顔の裏で互いに牽制しあっているのだ。
遠くない未来、父の場所にイズルが立つだろう。
今は逃げられても『この娘と結婚して家を継げ』と命令されたなら従う他ない。
血を守る為あてがわれる女性たちと、幸せな家庭を築けるだろうか――。
「あれ?」
そこで改めて父の周囲を目で追ったイズル。
正妻、母親、側室たち。
全員存命の側室が――。
「一人、足りな……」
イズルが最後まで口にする前に、舞台は唐突に終幕を迎えた。
『ありがとう』
イズルは思念で妖精に礼を告げ――。
(何だ――いったい何が、欠けて?)
考え込みながら劇場を後にするイズルを、妖精の光が見送った。
●
(俺の過去ってそこまで珍しいものじゃないと思うが)
カイン・ステラは劇場に足を踏み入れる前に、庭園を歩いていた。
花が美しいと聞き及んだ通り、月明かりに照らされた庭園では種々の花々が咲き誇っていた。
「モクレン、カモミール、ヤグルマギク、ペラルゴニウム、タイム……タイム、か」
カインは記憶にある花の名前を独り言つ。
(故郷は医者もいない農村だったから、民間療法的に育ててたのもあるな……)
己の過去に浸りながら劇場へ入ったカインを舞台で出迎えたのは、子供の時分のカインであった。
屈みこんで作業している手許を見ると、そこにあるのは花壇。
木に咲くモクレンを除き、花壇に咲いているのは全て先程カインが名前を呟いた花だ。
それらは全て、薬効のある花。
(ガキ背負って花壇を整えてるとこ見ると、孤児院に行って少し経ったくらいかな)
カインが記憶を辿っていると、肩の近くに妖精がふわりと浮かぶ。
『おはな、きれいだろ』
『きれい、ね。ここの、おにわみたい』
カインが思念を送ると、妖精もカタコトながら返事を返してくれた。
『おくすりになるおはなだから、大事に育ててたら、みんな大事にしてくれるようになったんだ』
卒業する頃には家庭菜園みたいになって、皆で色々と育ててたな、とカインが思い出に浸っていると。
舞台はカインが年少の子供を世話しながら、慌ただしく家事を手伝う場面へ。
(……眠れないってベッドに潜り込んできた年少の兄妹に『ママ』って言われる場面もあるとか再現度が高いな)
俺はママじゃないんだが、と苦笑しながらもカインは懐かしそうだ。
言われた当時は十歳で、複雑な気持ちになりつつも、否定したら泣かれそうになってブランケットを掛け直したものだった。
『俺はおるすばんしてるんだ』
カインは語る。
家族が先に旅立ったから、自分が現世で留守番しているのだと。
『でも、おるすばん一人だと大変だからって預けられた先でも、俺なりに楽しくやってたよ』
カインは最後に妖精へと笑顔を向けた。
皆、色んな物語があるんだぜ、と。
●
「私の代わりに色んなところを見てきてくれるから、話が聞けるだけで楽しいよ」
舞台に浮かび上がったのは、ふわりと笑みを浮かべる一人の少女。
寝床で身を起こした少女が笑顔を送った先にいたのは、かつての海神・江流。
過去の自分の肩越しに、少女――妹と視線が合った気がして。
しかしそんなはずはないと客席の江流は首を振る。
江流の妹は授恵者であったにも関わらず病弱で、十八で他界した。
今、舞台にいるのは、あくまで劇場の妖精が映す幻なのだ。
当時の江流は、ロスガリアを旅して回りたいという妹の望みを叶えるため。
そして妹の寿命を少しでも伸ばすため。
東方大陸の伝承に聞いた仙術を求め、冒険者として各地を巡った。
しかしロスガリア大陸で東方伝承の術を探すなど、それこそ仙人の食する霞のように掴みどころのない話だった。
最終的には寿命にまつわる話さえあれば調べに回ったが、成果は芳しくなく――。
(思えばもう少し、妹と一緒に居てやるべきだったのかもしれない)
江流は舞台上で微笑む妹を見て、胸の内に靄がかかったような気分になった。
この後、妹が口にするであろう言葉も、江流には容易に想像がつく。
「でも、お兄は私のコトより、早く恋人とか作らないとずっと一人になっちゃうよ」
妹は少し困ったような顔をして、いつも決まって口にしていた言葉を江流に投げかけた。
今、江流の両親は実家を引き払い、ロスガリアを旅しているらしい。
妹があの場所に縛られないように、一緒に世界を見て回るのだという。
では江流はどうか。
今でも仙人への道を探りながら、旅を続けている。
好きな人たちと、少しでも長く一緒に居る方法を見つけるために。
「まだカノジョとは言い難いけれど、好きな娘くらいはできたんだよ――池瑠」
江流の口から、妹の名前がポツリと漏れる。
すると劇場の妖精が、江流に寄り添うように近づいた。
思念を通じて満足のいく感想を聞けたのだろうか。
江流はただ一言、ならよかった、と口にして。
舞台で薄れゆく妹の姿を見送ったのだった。
●
「過去の物語ですか……私の過去は帝国のお話が少し関わってきてしまうので、それでもよければ」
劇場の客席に収まったガルシアは、傍らの妖精に話しかける。
「私の生まれはシルトラース帝国でした」
ガルシアがポツリ、ポツリと身の上を語りだすと。
舞台に映る幼きガルシアの姿。
「能力至上主義の帝国では、たとえゴブリンであっても実力さえあれば重要なポストに就くことができます。裏を返せば、実力を示すことができなければ、ロクな生活ができませんでした」
淡々と言葉を紡ぐガルシアの視線の先にいる幼きゴブリンの背が。
どことなく悲哀を背負っているように見えるのも、気のせいではないのだろう。
すると、舞台上の小さなガルシアと背中合わせに。
ゴブリンの男と思われる影が投影される。
「親は独立部隊として暗躍する身でした。親は私を護ってくれず、頼れる知り合いもいない――『自分』には後ろ盾が一切なかったのです」
どうやらガルシアの口振りからすると、現れたのはガルシアの父親らしい。
本来、父としてガルシアを護るべきはずのその男の目は。
なるほど、ガルシアのことを見てはいない。
ガルシアは独白する。
なにより自身はガタイで周りを威圧できるわけでもなく。
ヒューマンになりすますこともできない風貌のため、差別的に扱われていた、と。
「だから幼い頃から教育もろくに受けられず、親が率いる部隊で人を殺めるという厳しい任務をこなさなければならなかったのです」
小さい頃から実力を示さないと生きていくことさえできなかった――そう語るガルシアの視線の先で。
幼きガルシアの握る武器が、血に濡れていた。
「帝国も、部隊も失って。冒険者に身を置くことにして以降、皆様と過ごすうちに様々な知見を学び。違う生き方に憧れていたかもしれませんが、今の自分は過去の自分があったからこうして生きている……そんな風に感じます」
ガルシアの言葉を、妖精はただ静かに聞いている。
「つまらない話を長々と、失礼しました」
最後にガルシアは、妖精に向けて一礼を送った。
●
『初めまして、シルヴィア・A・カペルだ。ずっと故郷を見守っていてくれてありがとう』
妖精に思念で伝えながらシルヴィア・A・カペルがふっと微笑む。
カペルの姓から分かるように、カペル侯爵領はシルヴィアの郷土なのだ。
「妖精か……俺の過去がどれほど面白いものかはわからないが」
同行者のエル=バ=ノイアンが、シルヴィアの掌で戯れる妖精を見て呟く。
極めてプライベートな場を共にしていることから分かるように、二人は良い仲なのだ。
「気づいたら傭兵だったからな。戦いに明け暮れる日々だ」
ノイアンは己の過去をそう評価する。
「ただ、シルヴィアとのことは……見せられないからな。だめだぞ」
しかし妖精が寄ってくると、ノイアンはそう念を押した。
それを分かったのかどうか、妖精は悪戯に笑った――ように見えた。
すると、ノイアンの視界が霞んでいく。
シルヴィアの姿を探してみるが、それも見えない。
(これが、俺の過去? 目を怪我したことはなかったはずだが……)
ノイアンが訝しんでいると、その鼓膜を女の声が震わせる。
『無事にあなたを産めてよかった……ねえ、セドリック。あなたの子よ、抱いてあげて』
察するに、声はノイアンの母親のものらしい。
『落としてしまいそうで……首も据わってないのに』
『大丈夫よ、こうやって……ほら』
ならば男の声はノイアンの父親か。
それに答える母親の柔らかい声。
『……ノイアン。君にそっくりだ』
『大きくなったら、あなたに似ているところも見つかるわ』
父親と母親の会話は続く――互いの名前を呼び合いながら。
『名前はゆっくり考えましょう』
『生まれてきてくれて、ありがとう』
徐々に両親の声がフェードアウトしていき――上映は終わる。
「祝福されて生まれてきたのだね、君も」
「……どうやらな」
同じ幻を共有していたのだろうシルヴィアの声に。
ノイアンの返事が重なった。
「満足して貰えるかは分からないけど、次は私の物語を捧げるよ」
シルヴィアが見つめる先で、かつてのシルヴィアが面と向かうは男の子。
少年の琥珀色の瞳が、シルヴィアを映している。
「……そうだな。シルヴィアは貴族だから『そういう話』もあったのか、というのは」
「旅から戻って来た頃に、某侯爵家の令息と一応、話は出た」
その光景を客席で青の瞳に映すはノイアン。
シルヴィアは舞台の少年を、婚約の話が出た相手であると紹介していた。
「いや、なんでもない。心配はしていない、といえば嘘にはなるが……良くも悪くも、イザベラ様のご意向に従うことになるだろうからな」
ノイアンは小さくかぶりを振ると、再び舞台に向き直る。
どのような現実があろうと、それを直視しようとするかのように。
「ただ、その侯爵家はいかにも王国貴族らしい家風でね」
シルヴィアは再演される己の過去を物語る。
カペルの大切な友『青薔薇』のマイスターは二代続き、エルフ。
今のマイスターはシルヴィアの姉貴分、そして先代マイスターが――先生。
『森人を師と仰ぐなんて独特ですね』
顔合わせ早々、少年が宣ったものだから。
少年が帰った後、シルヴィアは祖母に訴えた。
『結婚は私の役目。とはいえ尊敬できない方と寄り添うのは難しい。許して頂けるのであれば、しばらくの間は故郷の盾になりたく存じます』
それが当時、シルヴィアの口にした言葉。
結婚は外交手札。
婚約しそうな話は多ければ多いほど良い、と祖母も言う。
けれど同時に、本当に婚約してしまうと余計な係累とのいざこざに悩まされる、とも。
「お祖母様は笑っていたよ。婚約の可能性を匂わせ、実際に私が入学する時には『私と同じように在学中に独力で相手を見つけるのも素敵だわ』ってね。卒業後どうなるかと思っていたけど……君との仲を許して貰えて良かった」
そう語ったシルヴィアもまた、笑顔を見せた。
舞台で微笑む祖母のように。
「……なるほど、話してくれてありがとう。とはいえイザベラ様も、学園の外の傭兵崩れを連れて来るとは思わなかったんじゃないか? それも笑って受け入れてしまえるほどの方……俺もイザベラ様には感謝している」
ノイアンは舞台で消えゆく幻を見送ると。
シルヴィアと並んで劇場を後にする。
隣り合った二人分の背を。
妖精の放つ光がほのかに照らしていた。
そこは『花の領地』の劇場、その舞台上。
劇場という場に似つかわしくない、禍々しい竜の遺骸が横たわっている。
否、それは竜ではない――竜のなりそこないだ。
「まぁ正直、思想的には好きだったよ。相容れないし、合わないが」
それを客席で眺めるサイラスが、ぼそりと呟く。
そう、舞台の幻はかつてサイラスが見た景色。
「竜になる為にエーテルを集めるのは良いけど、人から回収するのはねー……そら、自分がこうなったらって恐怖を建前で誤魔化して、悪だからとかで潰されるよなと」
サイラスが見ているのは、今生にて竜へと至らんとしたリザードマンである。
その思想そのものは、サイラスが抱く思いと同じであった。
違いがあるとすれば、その者は生贄という手段に頼ってしまったことだろうか。
サイラスも目的のため手段は選ばない。
だが生贄はダメだ。
別に倫理的な理由からではない。
かえって目的から遠ざかる手段であることを、サイラスは理解しているからだ。
竜のなりそこないは、ギシュムの大酋長に拘ったのか、あるいは人の力に拘ったのか――それは分からないが。
「まあ、おかげでガワは竜になれるのは確信できたわけで。後は『邪魔になりそうだから人には関与せずさせず』『魂を弄り』『現実を捻じ曲げて』やれば」
これまで得た知見から、先の計画を練るサイラス。
魂調整のためエーテルを注入する方法に、現実を捻じ曲げるため幻影を生む方法――。
学園を騒がせた筆のように、現実改変はできるだろうか――あれは神具らしいが。
最後は魔獣の素材を元に補強してはどうか――。
ディズル大湿地帯の事件、ドワーフ王国を騒がせた邪竜、シグモル火山を脅かした超大型クリーパー。
冒険者として関わった出来事が、筋道を見せてくれている――サイラスはそう考えていた。
「フワッとしてた道を形にできたんだから、本当に好きだなぁと。人を使いたがる頭とか、ドゥジンシにされた愛憎とか理解不能だが」
サイラスの呟きが静寂に溶けると同時、舞台上にあった遺骸の紫も闇に溶けて消えた。
●
舞台上に少年が一人。
「これが過去を映す舞台なら……」
あれは俺だ、と客席で呟くはイズル・M・ヴォルゴール。
その過去を映し出しているはずの幻が、次に描きだしたのは――大勢の女性。
二十人はいようかという女たちの大半は、舞台の少年を取り囲んでおり。
残りの数人が、舞台奥に立つ男に付き従っていた。
これはイズルの家族全員だ。
少年を囲むのがイズルの姉たち。
そして壮年の男――イズルの父の周りにいるのが、父の正妻と側室たち。
側室の存在も、血を重んじる名家ゆえ。
イズルの母もそうした側室の一人だった。
気づけば、舞台は背景に明るい森を浮かび上がらせていた。
そうだ、これは家族でピクニックに行った場面だ。
大所帯で地方貴族ゆえに、全員で外出も難しい家。
食事以外では、領内の風光明媚な土地で共に過ごすことが度々あった。
(姉上たちは皆、母が違っても俺を大事にしてくれたな……)
イズルは舞台の幻に引っ張られるように、記憶を辿っていく。
現に舞台の少年も姉たちからお菓子を貰って喜んでいる。
姉の一人から花冠を頭に乗せられ笑顔になる少年、釣られて笑みを見せる姉たち。
(父上は、自分の女性を分け隔てなく大事にしていた……と思う)
だがイズルは知っている。
父の周りの女性たちは、自分だけ見て貰おうと必死だったのだ、と。
舞台上の女性たちは今も、貼り付けた笑顔の裏で互いに牽制しあっているのだ。
遠くない未来、父の場所にイズルが立つだろう。
今は逃げられても『この娘と結婚して家を継げ』と命令されたなら従う他ない。
血を守る為あてがわれる女性たちと、幸せな家庭を築けるだろうか――。
「あれ?」
そこで改めて父の周囲を目で追ったイズル。
正妻、母親、側室たち。
全員存命の側室が――。
「一人、足りな……」
イズルが最後まで口にする前に、舞台は唐突に終幕を迎えた。
『ありがとう』
イズルは思念で妖精に礼を告げ――。
(何だ――いったい何が、欠けて?)
考え込みながら劇場を後にするイズルを、妖精の光が見送った。
●
(俺の過去ってそこまで珍しいものじゃないと思うが)
カイン・ステラは劇場に足を踏み入れる前に、庭園を歩いていた。
花が美しいと聞き及んだ通り、月明かりに照らされた庭園では種々の花々が咲き誇っていた。
「モクレン、カモミール、ヤグルマギク、ペラルゴニウム、タイム……タイム、か」
カインは記憶にある花の名前を独り言つ。
(故郷は医者もいない農村だったから、民間療法的に育ててたのもあるな……)
己の過去に浸りながら劇場へ入ったカインを舞台で出迎えたのは、子供の時分のカインであった。
屈みこんで作業している手許を見ると、そこにあるのは花壇。
木に咲くモクレンを除き、花壇に咲いているのは全て先程カインが名前を呟いた花だ。
それらは全て、薬効のある花。
(ガキ背負って花壇を整えてるとこ見ると、孤児院に行って少し経ったくらいかな)
カインが記憶を辿っていると、肩の近くに妖精がふわりと浮かぶ。
『おはな、きれいだろ』
『きれい、ね。ここの、おにわみたい』
カインが思念を送ると、妖精もカタコトながら返事を返してくれた。
『おくすりになるおはなだから、大事に育ててたら、みんな大事にしてくれるようになったんだ』
卒業する頃には家庭菜園みたいになって、皆で色々と育ててたな、とカインが思い出に浸っていると。
舞台はカインが年少の子供を世話しながら、慌ただしく家事を手伝う場面へ。
(……眠れないってベッドに潜り込んできた年少の兄妹に『ママ』って言われる場面もあるとか再現度が高いな)
俺はママじゃないんだが、と苦笑しながらもカインは懐かしそうだ。
言われた当時は十歳で、複雑な気持ちになりつつも、否定したら泣かれそうになってブランケットを掛け直したものだった。
『俺はおるすばんしてるんだ』
カインは語る。
家族が先に旅立ったから、自分が現世で留守番しているのだと。
『でも、おるすばん一人だと大変だからって預けられた先でも、俺なりに楽しくやってたよ』
カインは最後に妖精へと笑顔を向けた。
皆、色んな物語があるんだぜ、と。
●
「私の代わりに色んなところを見てきてくれるから、話が聞けるだけで楽しいよ」
舞台に浮かび上がったのは、ふわりと笑みを浮かべる一人の少女。
寝床で身を起こした少女が笑顔を送った先にいたのは、かつての海神・江流。
過去の自分の肩越しに、少女――妹と視線が合った気がして。
しかしそんなはずはないと客席の江流は首を振る。
江流の妹は授恵者であったにも関わらず病弱で、十八で他界した。
今、舞台にいるのは、あくまで劇場の妖精が映す幻なのだ。
当時の江流は、ロスガリアを旅して回りたいという妹の望みを叶えるため。
そして妹の寿命を少しでも伸ばすため。
東方大陸の伝承に聞いた仙術を求め、冒険者として各地を巡った。
しかしロスガリア大陸で東方伝承の術を探すなど、それこそ仙人の食する霞のように掴みどころのない話だった。
最終的には寿命にまつわる話さえあれば調べに回ったが、成果は芳しくなく――。
(思えばもう少し、妹と一緒に居てやるべきだったのかもしれない)
江流は舞台上で微笑む妹を見て、胸の内に靄がかかったような気分になった。
この後、妹が口にするであろう言葉も、江流には容易に想像がつく。
「でも、お兄は私のコトより、早く恋人とか作らないとずっと一人になっちゃうよ」
妹は少し困ったような顔をして、いつも決まって口にしていた言葉を江流に投げかけた。
今、江流の両親は実家を引き払い、ロスガリアを旅しているらしい。
妹があの場所に縛られないように、一緒に世界を見て回るのだという。
では江流はどうか。
今でも仙人への道を探りながら、旅を続けている。
好きな人たちと、少しでも長く一緒に居る方法を見つけるために。
「まだカノジョとは言い難いけれど、好きな娘くらいはできたんだよ――池瑠」
江流の口から、妹の名前がポツリと漏れる。
すると劇場の妖精が、江流に寄り添うように近づいた。
思念を通じて満足のいく感想を聞けたのだろうか。
江流はただ一言、ならよかった、と口にして。
舞台で薄れゆく妹の姿を見送ったのだった。
●
「過去の物語ですか……私の過去は帝国のお話が少し関わってきてしまうので、それでもよければ」
劇場の客席に収まったガルシアは、傍らの妖精に話しかける。
「私の生まれはシルトラース帝国でした」
ガルシアがポツリ、ポツリと身の上を語りだすと。
舞台に映る幼きガルシアの姿。
「能力至上主義の帝国では、たとえゴブリンであっても実力さえあれば重要なポストに就くことができます。裏を返せば、実力を示すことができなければ、ロクな生活ができませんでした」
淡々と言葉を紡ぐガルシアの視線の先にいる幼きゴブリンの背が。
どことなく悲哀を背負っているように見えるのも、気のせいではないのだろう。
すると、舞台上の小さなガルシアと背中合わせに。
ゴブリンの男と思われる影が投影される。
「親は独立部隊として暗躍する身でした。親は私を護ってくれず、頼れる知り合いもいない――『自分』には後ろ盾が一切なかったのです」
どうやらガルシアの口振りからすると、現れたのはガルシアの父親らしい。
本来、父としてガルシアを護るべきはずのその男の目は。
なるほど、ガルシアのことを見てはいない。
ガルシアは独白する。
なにより自身はガタイで周りを威圧できるわけでもなく。
ヒューマンになりすますこともできない風貌のため、差別的に扱われていた、と。
「だから幼い頃から教育もろくに受けられず、親が率いる部隊で人を殺めるという厳しい任務をこなさなければならなかったのです」
小さい頃から実力を示さないと生きていくことさえできなかった――そう語るガルシアの視線の先で。
幼きガルシアの握る武器が、血に濡れていた。
「帝国も、部隊も失って。冒険者に身を置くことにして以降、皆様と過ごすうちに様々な知見を学び。違う生き方に憧れていたかもしれませんが、今の自分は過去の自分があったからこうして生きている……そんな風に感じます」
ガルシアの言葉を、妖精はただ静かに聞いている。
「つまらない話を長々と、失礼しました」
最後にガルシアは、妖精に向けて一礼を送った。
●
『初めまして、シルヴィア・A・カペルだ。ずっと故郷を見守っていてくれてありがとう』
妖精に思念で伝えながらシルヴィア・A・カペルがふっと微笑む。
カペルの姓から分かるように、カペル侯爵領はシルヴィアの郷土なのだ。
「妖精か……俺の過去がどれほど面白いものかはわからないが」
同行者のエル=バ=ノイアンが、シルヴィアの掌で戯れる妖精を見て呟く。
極めてプライベートな場を共にしていることから分かるように、二人は良い仲なのだ。
「気づいたら傭兵だったからな。戦いに明け暮れる日々だ」
ノイアンは己の過去をそう評価する。
「ただ、シルヴィアとのことは……見せられないからな。だめだぞ」
しかし妖精が寄ってくると、ノイアンはそう念を押した。
それを分かったのかどうか、妖精は悪戯に笑った――ように見えた。
すると、ノイアンの視界が霞んでいく。
シルヴィアの姿を探してみるが、それも見えない。
(これが、俺の過去? 目を怪我したことはなかったはずだが……)
ノイアンが訝しんでいると、その鼓膜を女の声が震わせる。
『無事にあなたを産めてよかった……ねえ、セドリック。あなたの子よ、抱いてあげて』
察するに、声はノイアンの母親のものらしい。
『落としてしまいそうで……首も据わってないのに』
『大丈夫よ、こうやって……ほら』
ならば男の声はノイアンの父親か。
それに答える母親の柔らかい声。
『……ノイアン。君にそっくりだ』
『大きくなったら、あなたに似ているところも見つかるわ』
父親と母親の会話は続く――互いの名前を呼び合いながら。
『名前はゆっくり考えましょう』
『生まれてきてくれて、ありがとう』
徐々に両親の声がフェードアウトしていき――上映は終わる。
「祝福されて生まれてきたのだね、君も」
「……どうやらな」
同じ幻を共有していたのだろうシルヴィアの声に。
ノイアンの返事が重なった。
「満足して貰えるかは分からないけど、次は私の物語を捧げるよ」
シルヴィアが見つめる先で、かつてのシルヴィアが面と向かうは男の子。
少年の琥珀色の瞳が、シルヴィアを映している。
「……そうだな。シルヴィアは貴族だから『そういう話』もあったのか、というのは」
「旅から戻って来た頃に、某侯爵家の令息と一応、話は出た」
その光景を客席で青の瞳に映すはノイアン。
シルヴィアは舞台の少年を、婚約の話が出た相手であると紹介していた。
「いや、なんでもない。心配はしていない、といえば嘘にはなるが……良くも悪くも、イザベラ様のご意向に従うことになるだろうからな」
ノイアンは小さくかぶりを振ると、再び舞台に向き直る。
どのような現実があろうと、それを直視しようとするかのように。
「ただ、その侯爵家はいかにも王国貴族らしい家風でね」
シルヴィアは再演される己の過去を物語る。
カペルの大切な友『青薔薇』のマイスターは二代続き、エルフ。
今のマイスターはシルヴィアの姉貴分、そして先代マイスターが――先生。
『森人を師と仰ぐなんて独特ですね』
顔合わせ早々、少年が宣ったものだから。
少年が帰った後、シルヴィアは祖母に訴えた。
『結婚は私の役目。とはいえ尊敬できない方と寄り添うのは難しい。許して頂けるのであれば、しばらくの間は故郷の盾になりたく存じます』
それが当時、シルヴィアの口にした言葉。
結婚は外交手札。
婚約しそうな話は多ければ多いほど良い、と祖母も言う。
けれど同時に、本当に婚約してしまうと余計な係累とのいざこざに悩まされる、とも。
「お祖母様は笑っていたよ。婚約の可能性を匂わせ、実際に私が入学する時には『私と同じように在学中に独力で相手を見つけるのも素敵だわ』ってね。卒業後どうなるかと思っていたけど……君との仲を許して貰えて良かった」
そう語ったシルヴィアもまた、笑顔を見せた。
舞台で微笑む祖母のように。
「……なるほど、話してくれてありがとう。とはいえイザベラ様も、学園の外の傭兵崩れを連れて来るとは思わなかったんじゃないか? それも笑って受け入れてしまえるほどの方……俺もイザベラ様には感謝している」
ノイアンは舞台で消えゆく幻を見送ると。
シルヴィアと並んで劇場を後にする。
隣り合った二人分の背を。
妖精の放つ光がほのかに照らしていた。
マスターコメント
お疲れ様でした。空色みなもです。
このたびは当シナリオにご参加頂き、誠にありがとうございました!
皆さんの紡いだ物語。
マスターも観客になったつもりで観劇させて頂きました。
また皆さんにシナリオ参加して頂けるのを心よりお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ショートシナリオR易しい 報酬:標準7 / 4〜8人
2022年04月11日 09時17分12秒 公開
大成功
相談掲示板
リクエストさせて貰ったシルヴィアだ。 素敵な依頼にして下さった空色みなもさんに心からの感謝を。今回はよろしくね。 (ご参加どなたでもご自由に。良い夜になりますよう願いを込めて) 私の過去か……どの場面を観劇するかじっくり考えてみよう。テレパスで妖精と話してみたいとも思っているよ。
カイン・ステラ。 よろしくな。 カペルは行ったことないんで、ちょっと楽しみ。 過去かー 俺の過去は割と普通だと思うけど、妖精が退屈しないといいな。
海神江流だよ。カペルはちょっと久し振りかな? 俺の過去だと、あれかなぁ…楽しむような内容でもない気がするが。
ノイアンだ。ようやく書き込めた… 一応成功条件は上映側が最低1人、だそうだが…問題はなさそうか? 妖精といい関係が築けるといいな。
遅くなりましたが、イズル・M・ヴォルゴールです。 よろしくお願いします。 稀な機会を用意してくれたカペルのご令嬢には感謝を。