『征竜の巫女』と安息の刻
真柄 葉
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シナリオID:1633
オープニング
「ううーん……」
小さな湾に突き出でた桟橋の上で、一人ん少女が頭を悩ませる。
そんな少女を、少し離れた所からじっと見つめるもう一人の少女。
二人は言葉を交わすことなく、ただじっと見つめ合っていた。
「ねぇ、どうするのがいいと思う?」
桟橋の少女が、水中から顔を覗かせる少女に話しかける。
しかし、水中の少女は口を開くことなく、変わらず桟橋の少女を見つめていた。
「おい、ヒルルク。もうすぐ雨が降るぞ。そんなところに座ってないで小屋に戻ってこい」
そんな桟橋の少女――ヒルルクに、浜辺から声がかかる。
声の主はゆっくりと桟橋へと入り、先端まで歩いてきた。
「ラルゴ」
ヒルルクが振り向き、声の主の名を呼んだと同時に、背後の湾からチャポンと水音がする。
「隠れたか。すまんな」
「別にかまわないわ。いきましょ」
ヒルルクの答えにラルゴは小さく頷くと桟橋を戻っていく。
ヒルルクも立ち上がり、一瞬だけ湾に視線を向け、桟橋を後にした。
●
「はぁ……どうするのがいいのかしら」
マヘリアが入れてくれた食後のホットミルクの湯気を散らし、ヒルルクは大きなため息をついた。
「あのマーメイドの事か?」
「うん……街の人にはああ言ったけど、結局何も決まってないのよね」
「まぁ、簡単な問題ではないな」
向かいでコーヒーの香りを楽しんでいたラルゴが答える。
「ねぇ、ラルゴ。あなたこの辺りに詳しいんでしょ?」
「うん? まぁ、軍におったしな。それなりに詳しいが」
「それじゃ、どこかいい移転先を知らない?」
と、ヒルルクはホットミルクに口を付けながら、特に期待するでもなく問いかけた。
「まぁ、無くはない」
――ガタッ!!
「あるの!?」
思わず口に含んだホットミルクを吹きだす勢いで叫んだヒルルクが、椅子から勢いよく立ち上がる。
「落ち着け。そんなに期待されても困る」
「む。困るってどういう事よ。わたしには教えられないって事?」
「違う、そうじゃない。あるにはあるが……まぁ、色々と『問題』がある」
「問題?」
グッと身を乗り出すヒルルクに、ラルゴは咳払い一つ。その『問題』について説明した。
●
「……そこって、安全な場所なの? マーマンの住処なんでしょ」
ラルゴの話を聞いたヒルルクが眉を顰めた。
マーメイドの少女は、マーマン達に生贄として捧げられた経緯があり、ヒルルクはその勢力圏に戻すことを懸念している。
「まぁ、心配なのはわかる。だが、泉があるのは内陸だ。それに途中、滝や急流があるからな、マーマンは登ってこんよ」
当然、少女の経緯を知るラルゴもその懸念はわかっていた。それを理解した上で、少ない選択肢の中からその場所を提案したのだ。
「そうなんだ。それじゃ、そこにしましょ!」
「いいのか? 泉がある場所はかなりの秘境だぞ。マーメイドの住環境の事はよくわからんが、環境を整える必要もあるだろうし、なにより魔獣がいる」
「大丈夫! そういうの得意な人たち知ってるもの!」
と、ヒルルクは自慢げに胸を叩いた。
「得意そうな人たちってのは冒険者だろう? お前さん雇う金を持っているのか?」
「え……? わたし、今まで冒険者の皆といっぱい仕事してきたけど、お金なんて払わなかったわよ?」
「それはお前さんが冒険者の依頼に勝手に首を突っ込んだからだろう」
「うっ……」
「冒険者へ依頼するっていうのは、冒険者ギルドとの一時的な雇用契約だ。ちゃんと仕事に見合った報酬がいる」
むむむと唸るヒルルクに、ラルゴは懇切丁寧に説明してやる。
「ちなみにいっとくが、わしは金を持ってないぞ」
「む……それじゃ、どうすれば――」
ヒルルクは机を囲むもう一人の人物――マヘリアを見るが、彼女は我関せずとお茶をすすっていた。
「他人を当てにせず自分で何とかしろ……と言いたい所だが、征竜の巫女殿にそれ言うのも酷か。となると、ここはやはり議会に相談するしかないだろうな」
「うえー……またあそこに行くの?」
「金が用意できるなら行く必要はないが、これはローレラウラの問題でもある。議会にも話を通す必要があるし、報酬金の件も征竜の巫女殿が願い出れば嫌とは言わんだろう」
「むむむ……」
ラルゴの言葉に、ヒルルクはあからさまに嫌な顔をするが、他に思い当たる出所もない。
「……わかったわ。議会に行ってくるわよ」
「そうだな、それがいい。ただ、言いくるめられないようには注意しろよ」
「ふふん、わたしと誰だと思ってるのよ、大丈夫に決まってるじゃない! それに、マヘリアもいるしね!」
と、何故か自信満々なヒルルクは、相変わらずお茶をすすっているマヘリアを見る。
「私は巫女殿の護衛です。交渉役ではありません」
「うっ……そう言わずに、ね?」
「ありません」
「うー! マヘリアのけち!」
「何と言われようと自分の職務は護衛ですから」
つーんと目を背けるマヘリアに、ヒルルクはいーっと歯を見せた。
●
ローレラウラ第四衛星都市ケラエノ。
観光地として名高い街の議会に、ヒルルクは訪れていた。
「……なるほど、話はわかりました。こちらとしても、アレを人々の目の届かない所へやっていただけるのであれば何も文句はありません」
「それじゃ!」
「はい、冒険者を雇用する予算は議会で用意いたしましょう」
「ほんと!? ありがとう!」
議長からの色よい返事に、難しい顔だったヒルルクは一転、笑顔になる。
「それで、依頼はご自身で出されますか?」
「え?」
「冒険者ギルドへの依頼は、征竜の巫女殿ご自身でお出しになるのかとお伺いしました」
「えっと……ギルドへ行ってお願いして来ればいいのよね?」
「ええ、書式に沿った依頼書を用意し、報酬金と共にギルドへ赴けば受け付けてもらえますよ」
「そうなんだ。それじゃ――」
と、議長に依頼の流れを丁寧に説明されたヒルルクは、その足でギルドへと赴こうとして足を止めた。
「お金がなかった」
「おっと、そうでしたね。報酬金の問題がありました。さて……困りましたね。巫女殿がギルドへ赴くのが一番いいのですが、流石に現金をそのままお渡しする訳にはいきません。これは市民から徴収した血税ですからね」
「そ、そうなんだ」
「ええ。いくら巫女殿とはいえ、市の者でない人間に貴重な税金をお渡しする訳にはいかない。……ふむ、どうしたものか」
不安気に見つめるヒルルクの視線を受け、議長はじっと考え込む。
「しかたありません。我々が巫女殿に代わってギルドへ依頼しておきましょう」
「え、お願いできるの?」
「ええ、巫女殿たってのお願いですからね。我々も協力は惜しみません」
「あ、ありがとう! 何から何までごめんね!」
「いえいえ、巫女殿がこのローレラウラの事を気にかけてくださっている事に比べれば、この程度何という事はありません。――――それで依頼の内容はマーメイドの少女を人の生活圏の『外』へ移動させるでよろしいですか?」
「ええ、そうすればみんなに迷惑が掛からないのよね?」
「そうですね。出会う事がなくなれば市民や観光客に迷惑は掛からないでしょう」
「うん! それじゃ、それでお願い!」
「はい、確かにお受けいたしました」
ヒルルクが嬉しそうに差し出した右手に、議長は恭しく腰を折りながら自らの右手を重ねた――。
解説
マスターより
リプレイ
「本日は貴重なお時間を作っていただき、ありがとうございます」
ケラエノの議員達を前にゼラルム・エルホワイトとトゥーリが頭を下げる。
「えっと、早速なんだけど議長さん。ちょっと確認があるの」
と、一番奥に座る議長にトゥーリが話しかけた。
「この依頼書の事なんだけど……」
トゥーリは依頼書の写しを手に、議長の下へと歩いていく。
「この『生活圏』ってところ。これって、今から行く泉は含まれないって認識で間違いないよね? 後から、やっぱ水源として利用するから生活圏! とかそう言う後出しはなしだよ?」
「ええ、場所は伺っていますし、その場所は我々の生活圏外で間違いありません。マーメイドを移すのに何ら問題はありませんよ」
含みのある議長の物言いにトゥーリは一瞬むっとなるも、言質はとれたため渋々と引き下がった。
二人が議会と話をしている頃、ラルゴの小屋では冒険者達数名がヒルルクと打ち合わせを行っていた。
「……なるほど、『マーメイドを人の生活圏の外へと移動させる』。そう約束したのですね」
「そ、そうだけど?」
「……相違は確認した。それでは私はこれで」
Alexandra・Hexe・Claudiaは予想通りの返事に溜息をつくと、さっさと踵を返し小屋を出ていく。
「な、何だったの」
「何だったのじゃない」
Alexandraに代わりヒルルクに詰め寄ったのはルチル・プルメリア・グレイハーツだった。
「な、なによ、ルチルまで怖い顔して」
「生まれつきだ、悪かったね。そんな事はどうでもいいんだよ。それよりもこれだ」
と、ルチルはヒルルクに依頼書を突きつける。
「Alexandraも言ってたが、この書き方じゃマーメイドに手を出されても文句は言えない」
「手を出す? 誰が」
「冒険者がだ」
「えっ!?」
ルチルの言葉にヒルルクは驚き声を上げた。
「やっぱり気付いてなかったのですね」
と、そんなヒルルクを見て大きなため息をついたのはセツリだった。
「この件は既にギルドが正式に受けた依頼です。それを受けた我々冒険者も、ギルドの名の元に正当な職務に当たります」
「え、なに……? どういう事?」
「わからないのであれば、簡単に。要はマーメイドは討伐してもいい。その事で依頼主である議会とギルドとの話はついているという事です」
「ちょっ!? 何よそれ! どういう事!」
セツリの話を聞き、ヒルルクは彼女の胸ぐらを掴み上げる。
「ヒルルク、落ち着きな」
無抵抗にされるがままのセツリと、今にも噛みつきそうなヒルルク。
そんな二人の間にルチルが割って入った。
「ヒルルク、極北から出てきてまだ1年のアンタに言うのは酷かもしれないけど、ちょっと世間知らずにもほどがあるよ」
ルチルはヒルルクの腕を下ろさせると、セツリの側に立つ。
「何かあったら冒険者が何とかしてくれる。ああ、確かにアタイ達は便利屋さ。でもね、アタイ達は誰かさんの保護者じゃないんだよ」
ルチルは不信感に顔を曇らせるヒルルクに、きっぱりと言い放った。
「私達はギルドから派遣された冒険者です。依頼者の意向に沿った形で依頼を遂行します。それだけはわかっていてください」
そう言って、セツリがまず小屋を後にする。
「悪いようにはしない。だけど、少しは自分のやった事、言った事に責任を持ちな」
続いてルチルが小屋を出ていった。
残されたヒルルクの背後からラルゴが肩を叩く。
「言わんこっちゃない。とはいえ、ややこしくなるぞ。守ってやりたいのなら覚悟を決める事だな」
ラルゴに掛けられた言葉に、ヒルルクは無言でドアを睨み付けていた。
●
「まだ何か?」
トゥーリは依頼に向かうと建物を後にした。しかし、ゼラルムに動く気配はない。
「これでは不十分です」
訝しむ議員達を前にゼラルムは更なる行動に出る。
「依頼書にある『生活圏』の文言、これが該当地域を含まないと確たる証明を頂けませんと、我々は動きようがない。アレを排除するのも手ではありますが、最善策でない以上、巫女殿に臍を曲げられてはお互い面倒でしょう?」
「ふむ」
「生活圏とは人が社会的存在として行動する範囲や地域の事です。先ほどの水源云々の話もありましたが、あの森が非生活圏であると『証明』していただけますか」
そう言うとゼラルムは机に一枚の誓約書を置いた。
「――なるほど、冒険者殿の言い分はわかりました。わかった上で拒否します」
誓約書を一読した議長は、それを机の上に放り投げる。そして、返ってきたのは侮蔑を含む溜息だった。
「……何故だか伺っても?」
机の上を滑ってくる誓約書を手で止めて、ゼラルムが問いかける。
「説明しないとわかりませんか? ……まぁいいでしょう。説明しましょう」
再び大きな溜息をついた議長は、改めて口を開いた。
「色々と条件を付け、我々と巫女殿双方を納得させようと画策した案は、実に素晴らしい。冒険者など廃業して、政治家に転身される事をお勧めしますよ。しかし、今貴方がやらなければならない事は一体何ですか?」
「生活圏でない確たる証拠を残せ? 相互不干渉を確約した公文書を巫女殿と調印しろ? 何を言うかと思えば……一体、貴方に何の権限があってそのような事を言っているのでしょう。
いいですか。我々はそのような事をして欲しいと一言たりとも依頼書に書いていません。受けた依頼をやる気がないのであれば、即刻辞退していただいて結構です」
議長は反論しようと口を開きかけたゼラルムを遮り、話を続けた。
「これ以上依頼と関係ない事をされるのであれば、流石にギルドへ報告せねばなりません。貴方達が派遣してくれた冒険者に内政干渉された、とね」
出しかけた言葉を止めたゼラルムを前に、議長は口元に笑みを作る。
「付け加えて、一つだけご忠告を」
「忠告……?」
「貴方達はアレがなんなのか理解していない。せいぜい気を付ける事です」
「それはどういう――」
「さて、ここまで言えば聡明な貴方ならわかっていただけますね。では、依頼の成果を期待しますよ」
議長はそれ以上話すことはないと、ゼラルムに退室を促した。
●
冒険者達は鬱蒼と茂る藪を切り払いつつ、慎重に進んでいた。
この先には件の泉がある。しかし、行く先に道らしい道はなく、行軍は難航していた。
「ヒルルクとの話は纏まりましたか?」
遅れて合流したルチルに、ナイフで藪を裂きながらトーラが問いかける。
「どうだろうね。あれで何かに気付いてくれればいいけど」
しかし、ルチルの返事はいつもの饒舌な口ぶりとは程遠かった。
「その様子だと、あんまり芳しくなかった、です?」
歯切れの悪いルチルの返事に蒋・璃龍が首をひねる。
「怒っていましたね。正直言って」
と、ルチルの代わりにセツリが答えた。
「ええっ!? それって大丈夫なんですか……?」
「怒るって、一体何に対して? 何か怒らせるような事でも言ったの……?」
そんなセツリに、ルアンナ・ミュラーとハーヴィが詰め寄る。
「別に特別な事は言っていません。依頼の内容を確認したら怒っただけです」
しかし、セツリは顔色一つ変える事無く首を振った。
「まぁ、あの子は少し世間知らずな所があるからね。少し……きつく聞こえたかもしれないね」
言葉少ないセツリをフォローする様に、ルチルが肩を竦める。
「そうです……あまり自分のわがままに、周りを巻き込まないで、欲しいです……」
そんな仲間達の後ろで、リディリディ・トゥラ・イェレミースは小さく呟いた。
そんな時だった。森の奥で閃光が弾けたのは――。
●
「はぁはぁ……二匹いるとは聞いていたが」
臭いを感じなくなった鼻を擦りながら、Alexandraは大きく後方に飛び退いた。
自ら切り裂いた腕から、ぽたぽたと血が流れ落ちる。
Alexandraは他の冒険者達に先立ち、件の泉へ現れた。確認した地図を元に最短、最速で駆け抜けた道中。息が切れるのも擦り傷に血を流すのも構わず、誰よりも早く泉へと辿り着いた。
危険な単独行を彼女に強いたのには彼女なりの考えがあったからだ。
Alexandraは考えた。泉を縄張りとする魔獣は、一帯の調停者なのではないかと。
ヒト、マーマン、魔獣が入り乱れる複雑な地勢にありながら、人が踏み込める秘境が存在し得るなら、そこは何者かが管理しているのではないか。
そう考えた彼女は、調停者である可能性のある魔獣を倒させるわけにはいかない、泉を確保するとしても、魔獣は別の場所に移すべきだと考え行動に移した。
結果――。
泉へと近づき、魔獣寄せにと泉に血を垂らしたAlexandraに魔獣は牙をむく。
動物交感を使い、意思を伝えようとしたAlexandraだったが、縄張りを侵された魔獣は怒り聞く耳を持たなかった。
間一髪、魔獣の攻撃を避けたAlexandraだったが、もう一匹が吐き出した毒息を吸い込み、一時的に臭覚を失った。
二匹の魔獣は泉から上半身を出し、再び毒を吐く構えに移る。
「そうはさせない」
Alexandraはすぐさま目くらましの為の閃光塗弾を投げ放つ。調停者である可能性がある為、攻撃はできない。そう思いAlexandraは行動阻害に徹するが――。
「くっ、怯まない」
怒りに我を忘れている魔獣は目を潰されてもなお、毒液を吐き出した。
再び毒の霧が辺りに立ち込める――。
●
「戦闘が始まってる!」
森の奥に見えた閃光弾を真っ先に発見したのはトーラだった。
「一体誰が……なんて、一人しか思い当たらないか」
ルチルは小さく舌打ちすると、懐から相棒を呼び出し先行させる。
「まだ泉までは随分距離がありますよ! このままじゃ間に合いません!」
ルアンナが地図を開きつつ、森の奥を指さした。
「それならちょっと遠回りだけど、沢を登ろう。そっちの方が早いよ」
道のない森を切り開くより、多少険しくても開けている場所を行く方が効率いいと、ハーヴィが提案する。皆も異存ないと頷いた――その時。
――がさっ。
突然背後の藪が揺れる。
冒険者達はすぐに武器を構え戦闘態勢をとるが。
「ぷはっ! うえぇ、葉っぱだらけだぁ……ってあれ? みんなどうしたの?」
藪から頭だけを出し「?」を浮かべるのは、トゥーリだった。
「驚かせないでください……もう少しで、消し炭にするところでした……」
さらりと物騒な事を言いつつ、リディリディは杖をしまう。
「トゥーリさん、よくここがわかった、です」
藪に埋まっているトゥーリを引っこ抜きつつ、璃龍が問いかけた。
「皆が通った跡があったからね! あ、そうそう。議会の人に――」
藪を抜け出たトゥーリは葉っぱを払いながら、議会であった話を皆に伝える。
「――なるほど、一先ずは依頼に集中できるという事か」
不干渉の言質を取ったとの報告に、ルチルが頷いた。
「一緒に行ってたゼラルムさんはどうしたんですか? まさか先に行ったとか」
と、交渉にあたっていたもう一人の姿を探すルアンナ。
「えっと、まだ話すことがあるって残ったよ」
「そうなんですか。ふーむ、あの人にはあの人の考えがあるんでしょうか」
一人残ったゼラルムの事を思い、ルアンナは首を傾げた。
「議会との認識のすり合わせが出来ただけで、いいんじゃないでしょうか……。これで、心置きなく魔獣を潰せます……」
「そうだね。魔獣を倒すのはちょっと申し訳ないけど、これも平和の為、だよね」
トゥーリの話にリディリディがこくりと頷くと、ハーヴィも同意し頷く。
「え? なんで、申し訳ないんです……?」
「え? 何も悪さしていない魔獣だよ? 討伐も完全にこちらの都合だし、申し訳ないかなって……リディリディさんは思わない?」
「え? 魔獣ですよ……?」
「ま、魔獣だけど……」
二人は認識の違いに、互いに首をかしげる。
「そんな事より急ぎましょう。もし戦闘なら彼女が危ない」
トゥーリの登場で思わず立ち止まってしまったが、立ち話をしている暇はない。
トーラが皆に声をかけ、こっちですと、藪の中に入っていった。
●
「くっ……」
ガスによって視界が潰された。
魔獣の気配から逃れようと下がるが、地形が悪い。Alexandraは地面から突き出た小岩に足を取られ転倒する。
魔獣は縄張りを犯した者をゆするまいと、その巨体を陸に揚げAlexandraに歩み寄る――。
『災厄を齎す契機となりしは氷雨の刃――』
静かだが力強い言葉と共に氷の雨が降りそそぎ、立ち込めていた毒の霧が一気に掻き消された。
魔獣は危機を察知し、泉まで下がる。
「大丈夫ですか!」
森を抜け飛び出してきたトーラが、Alexandraの元へと駆け寄ると、毒にやられた彼女を森の奥へと下がらせた。
「まったく、無茶するよ! 一先ず休んでて!」
森に下がったAlexandraにトゥーリがヒールをかけると、彼女はすぐに飛び出していく。
「さぁ、相手はお怒りだ。皆、一気に行くよ」
そして、ルチルが仲間達に声をかけ、戦闘が開始された。
「これが無害な魔獣……? とてもそうは見えませんよ……」
リディリディが杖を構え、再び詠唱に入る。
「できれば穏便に済ませたかったですけど、あれだけ怒っていたらそうも言ってられませんもんね!」
「え……? 別に穏便にとは……」
隣で杖を振るうルアンナの気合に首をかしげながらも、二人が放った魔法の刃は、魔獣へと襲い掛かる。
しかし、魔獣は魔法が着弾する寸前に、水中へと潜ってしまった。
「それなら!」
代わりに飛び出したのはトーラだった。
トーラはハーヴィから魔法を貰い、水面に出ると底を覗き込む。幸い水は澄んでおり、水中を泳ぐ二体の魔獣が目視で来た。
「水の中なら、ワタシに任せろ、です」
トーラが示した魔獣の位置に、璃龍が反応する。
大きく飛び退いたトーラを確認した璃龍は、じっと槍を構えると――。
「――そこ、です!」
穂先を水面に突き込んだ。
――ドッ!
穂先を中心に水面を波が奔る。
璃龍の穂先から放たれた衝撃波が、泉の水を大きく揺さぶった。
『グルアアァァ!!』
震える水と衝撃に、魔獣達はたまらず水面へと顔を出す。
「もう水中へはいかせませんよ!」
そのチャンスを逃さず、トーラが再び水面を走った。
トーラは手近に居た一体に向け刃を振り下ろすと、その魔獣を足場に再び跳躍。もう一体へ切りつけた。
「足止めするよ! 皆、攻撃用意して!」
二体の意識がトーラに向いたことを確認したハーヴィが、魔獣に向け足止めを狙う。
虚空より現れた雷球が魔獣達に纏わりつき、その動きは目に見えて緩慢になった。
「始末しますから……いいですよね、文句ないですよね」
それを見てリディリディが独り言のように呟き杖を振う。
リディリディの直上に現れた収束する魔法の槍が魔獣へと放たれ、一直線に空を切り裂いた。
致命傷は避けたものの、頭部に大きなダメージを負った魔獣は痛みに暴れまわる。
「来るよ! 退くんだ!!」
怒り狂う魔獣が毒吐きの気配を見せた。しかし、戦場全体を俯瞰していたルチルがいち早く気付き、仲間達に撤退を呼びかけた。
魔獣が手あたり次第に毒を吐き散らかす。しかし、ガスの効果範囲内に敵の姿はない。
「そのガス、邪魔ですよ!」
泉周辺に濃いガスが充満する中、森の奥からルアンナの声が聞こえる。
ルアンナの放った力ある言葉が、泉の前のガスを吹き飛ばした。
「まずは手負いからだ!」
視界が開けたと同時にルチルが、必殺の一矢》を放つ。
矢は雷球に囚われていた魔獣の眉間を正確に捉え、一撃で絶命させた。
一方、もう一体の魔獣は仲間を失い潜るそぶりを見せる。
「ここで逃げられるわけにはいかない、です!」
しかし、それを察知した璃龍が水面を走り剣域に囲う。
動けば斬られる結界の中、魔獣は憎々し気に咆哮を上げ毒を吐き出した。
揮発した毒が璃龍を襲う。
「うわっ! ほんとに何も聞こえなくなった!」
ガスをもろに受けたのは璃龍だけではなかった。彼女のすぐ背後に控えていたトゥーリが、毒を食らう自分の事など気にせず、璃龍を解毒する。
トゥーリの援護を受け、剣域を解いた璃龍が魔獣に槍を突き刺すと――。
「釣りだしだ、ます!」
全身のばねを使い、まさに釣り上げた。
釣り上げられ、空中に放り出された魔獣。
「ごめん! 君達に恨みはない……でも、どうしても僕達にはこの場所が必要なんだ!」
空中にある魔獣にハーヴィが叫ぶと同時に、練り上げた魔力を放った。
魔獣が漂う空間に不可視の波紋が広がり――衝撃波が弾けた。
荒れ狂う衝撃波が泉の水を波立たせ、周りの木々を強く揺さぶる。
衝撃波が収まった時には、そこに魔獣の影は欠片も存在しなかった――。
●
「ふぅ、これでよしっと。いいよー、引っ張ってー!!」
トゥーリが泉に浮かぶ魔獣の死体にロープをかける。
「引く、ます!」
岸で待つ璃龍がトーラの合図にロープを引いた。
空中で消し飛んだ魔獣は既に跡形もないが、ルチルが仕留めた方はまだ泉に浮かんでいる。冒険者達は協力し残った死骸を陸に揚げた。
「この魔獣も……消しますか?」
埋めるにしてもデカすぎる死骸を前に、リディリディが首をかしげる。
「わわっ! 待ってください!」
杖を上げようとしたリディリディの手を慌てて押さえたトーラがナイフを抜いた。
「せめて素材として使って、この討伐に意味を持たせたいんです」
いくら魔獣とはいえ、人知れず生息していたものだ。人の勝手で倒してしまったのだからせめてと、トーラは死骸を解体していく。
「他に何かないか探る、ます」
トーラが魔獣を解体している間に、璃龍達は泉の調査に乗り出した。
マーメイドをここに移すとしても、住むに適した場所か判断する必要がある。
ローレラウラに流れ込む水源の一つであるから、水質は問題ないとしても、生活をするとなると色々と必要になる物があった。
魔獣の血で汚れた泉の水は、湧水により徐々にきれいになるだろう。
マーメイドが何を食べるのかはわからないが、泉の中に小魚が結構な数泳いでいるのが見えるので、一先ずはそれを食べて飢えを凌げるはずだ。
「後は――」
と、璃龍があるものを探し泉を見渡す――。
「鳴子の間隔をもう少し広げようか」
「こんな感じ?」
一方、泉と森の境ではルチルとハーヴィが警戒用の鳴子の設置を行っていた。
「これで近づくものがあったら、わかるだろう」
「そうだね。ロープも見えないし、いいんじゃないかな」
二人は泉周辺の木々に結び受けたロープに鳴子を吊るし、草などでわからないようにカモフラージュしていく。
冒険者達が忙しなく整備を進める中、森の中では――。
「……精々、ここが戦地にならない事を祈るのだな」
Alexandraは小さくそう呟くとその場から姿を消した。
「あった。卵、です!」
璃龍が泉の奥で魔獣の卵を見つける。
「うわ、繁殖してたんだね。それにしてもでっかい!」
「孵化されたら大変な所でしたね」
璃龍の声にトゥーリとルアンナが駆け寄った。目の前には岩に張り付くように拳大の卵が幾つも見える。
「ちょっと可哀そうだけど、潰してしまう、ます」
璃龍の提案に二人は頷き、卵の排除に取り掛かった。
「……あれ」
璃龍達と共に嫌々ながら整備を手伝っていたリディリディが、ふと気付く。
「……うーん、そうですか。ま、いいんじゃないですか、私もそっちの方が手っ取り早いと思います……」
そう呟いたリディリディは、下流へと続く沢をじっと見つめた。
●
「ゆっくりでいいからね。足を滑らさないように」
少女の手を引いてヒルルクが沢を登っていた。
ヒト化の魔法を使い二足歩行で歩くマーメイドの少女は、覚束ない足取りながらも懸命にヒルルクについて行く。
そして、難所の滝を登り終えた時――。
「危ない!」
殺気を感じ咄嗟に少女を庇ったヒルルクに礫が直撃する。
ヒルルクは少女の無事を確認すると、礫の飛来してきた方向を睨み付けた。
「やっぱり庇うんですね」
「セツリ、何してるかわかってるんでしょうね」
森の中から出てきたセツリに、ヒルルクは背に少女を隠し怒気を膨らませる。
「わかっています。わかっていてやっています」
セツリはそう言って棍を取り出した。
「……そう」
対するヒルルクは虚空から巨大なハンマーを抜き出した。
異変を感じ取った護衛のマヘリアも合流し、セツリと相対す。
「二対一です。止めておいた方がいいのでは?」
マヘリアが進言するもセツリは小さく首を振った。そして――。
「魔獣と亜人。どちらが危険なのでしょう」
「……言いたいことはわかります。ですが、これは悪手ですよ」
「そうですね。自分でも不器用だと思います。でも、人里に危害を加える可能性の低い魔獣を斃し、人に危害を及ぼす可能性の高い亜人を生かすのは間違っています」
槍を構え間合いを詰めるマヘリアに、セツリは淡々と答える。
「貴方は軍人とお聞きしました。なぜマーメイドを庇うのですか? 本来ならこちら側に立っている人間ではないのですか?」
そして、逆にマヘリアに訴えかけた。
「言葉での揺さぶりは無意味です。私は巫女殿の護衛ですから」
「そうですね。わかっています。では――」
と、マヘリアの言い分に頷いたセツリが地を蹴る。
棍を構え一直線にマヘリア――ではなく、ヒルルクの後ろに隠れる少女を狙った。
「そんなもので!」
だがその程度で抜ける程マヘリアは弱くない。すぐに槍を回転させると、石突きでセツリの横腹を痛打した。
「ぐっ……」
しかし、セツリは止まらなかった。打撃を受けるのは当然とし、それは致命傷ではないと予測した。ならば回復すればいい。
これがヒーラーとしての戦い方だと、痛打を食らった隙から回復したセツリが、ヒルルクへ迫る。
――ゴンッ!!
何が起きたかわからなかった。目の前がいきなり暗転し、全身に耐えがたい痛みが走る。
まったく見えなかった。見えない衝撃に――吹き飛ばされた。
「がはっ……」
吐き出された大量の血が沢を染める。
ヒルルクが巨槌を引きずりながら近づいてくる。
「セツリ、残念だわ」
「……そう、ですね。私も……ざんね、んです……」
目の前で巨槌が振り上げられる。
そもそも、勝てるとは思っていなかった。それでも、亜人を囲う事の危うさを知ってもらいたかった。
セツリは小さく笑って、静かに瞳を閉じる――。
「やめなさい、ヒルルク!!」
沢の上流から悲鳴にも近い声が響いた。
そして、矢の如き勢いで赤い影が近づいてくる。
「なにを! やって! るんですか!」
赤い影は二人の間に割って入ると、巨槌をグッと抱え込んだ。
「トーラ。なに、邪魔しに来たの?」
「邪魔! 違います! とにかく、こんな物騒な物はしまいなさい!」
小さな体を振り払おうと巨槌を振るヒルルクに、トーラはしがみ付いたまま訴えかける。
そうしている間にも、他の者達が息を切らし駆け付けて来た。
「ヒルルク、落ち着くんだ」
「落ち着く? 私は別に慌ててないわよ」
目の前に立ったルチルに、ヒルルクは首をかしげる。
「とにかくだ。少し話をしよう」
巨槌にしがみ付くトーラを剥がしたルチルは、沢にある岩を指さした。
ヒルルクはむすっと口を尖らせたものの、骨面から覗くルチルの視線に何かを感じたのか、巨槌を虚空にしまい素直に従った。
「うっわ……バッキバキだ……」
ヒルルクが退いた事を確認し、セツリに駆け寄ったトゥーリが思わず顔を引きつらせる。
それほどまでの状態だった。もし祝福がなければ……。
トゥーリは浅い息を繰り返すセツリに急いでヒールをかけはじめる。
「傷は治すけど、血は戻らないから安静にしてるんだよっ!」
トゥーリはそう言って意識の混濁するセツリを癒しの光で包んだ。
「あの子、人になってますね……」
離れた場所で警戒する少女を見てルアンナが驚く。
「うん、初めて助けた時もあの姿だったんだ」
そうルアンナに説明するハーヴィの顔色はすぐれない。二人はヒルルクを通して少女との絆を深めようと画策していただけに、セツリの行動は痛恨だった。
「あの子、すごい警戒してますね」
「仲良くなれるチャンスは……なくなったのかな」
「えっ……そんな、せっかく名前まで考えて来たのに」
「そうなんだ。実は僕も考えてたんだけど……今はそれどころじゃなさそう」
少女は冒険者からもヒルルクからも離れ、こちらに牙をむいている。まるで、さっきの魔獣の様に――。
「あそこまでできるんですか……」
回復を受けるセツリの状態にリディリディは驚愕していた。セツリとて決して弱いわけではない。それをあそこまでぼろぼろにできるのがヒルルクの力なのかと。そして、同時に考えを巡らせた。
(アレを倒すのは、やっぱり面倒そうですね……)
ヒルルクが傍にいる限り、少女に手を出すのは得策ではないと、リディリディは考えを改める。
「あの子の居場所は確保した。いつでも移ってもらえるよ」
岩に腰かけたルチルが少女を見つつヒルルクに説明する。
「そこでまた襲うつもり?」
「……外敵から身を守れるように、色々と仕掛けを施した。あの子が一人でも暮らせるように環境を整えたから、安心して移ってくれていい」
ルチルはヒルルクの問いには答えず、話を進めた。
「ふーん」
「万が一があったとしても、あの子もそこまで弱くないだろう? リディの魔法を防いだくらいだからね」
ルチルは何やら難しい顔をしているリディリディをちらりと見やる。
「魔獣ももういない。毒の始末もトゥーリがやってくれた」
そう言って今度はトゥーリを見ると、ぐっと親指を立てていた。
「卵もあったがそれも排除した。残ってないかも今璃龍が確認しているだろう」
ルチルは沢の上流へ視線を移す。璃龍は泉へ残り居住地の最終確認を行っている。
「ルアンナもハーヴィも、もちろんアタイ達も皆、あの子の平穏を望んでいる」
ルチルの横でトーラも何度も頷いている。
「ゼラルムも議会へ掛け合いに行ってくれている。だから、安心して移してくれていい」
ルチルはそう言って、ヒルルクの肩に手を置いた。
●
「大丈夫? 冷たくない?」
少女はヒト化の魔法を解き本来の姿に戻ると、泉へと身を沈めた。
ヒルルクは少し心配そうに見つめていたが、元気に泳いでいくマーメイドにほっと胸を撫で下ろした。
「仲良くなれないかなぁ」
泉の奥の方で警戒しているマーメイドを見つめ、トゥーリが呟く。彼女は少女が生贄として捧げられていた所を助けた一人だ。その時から縁を結んでみたいと望んでいた。
「うーん、今はまだ無理かなぁ」
「むむー」
ヒルルクに言われがくりと肩を落とすトゥーリ。
「せめて近寄れれば、こちらの気持ちも伝えられるんじゃないかと思うんですけど……」
隣ではトーラがケーキとチョコをちらつかせながら少女を誘っていた。
「トーラ、亜人語わかるの?」
「わかるというか、大体こんなこと言ってるかなって感じるくらいですけど」
「へぇ、すごいわね」
「何言ってるんですか、亜人とあんなに触れ合えるヒルルクの方がすごいんですよ」
「そう?」
首をかしげるヒルルクに、トーラは溜息をつく。
「ヒルルクさんヒルルクさん。あの子ってお名前ないんですか?」
と、今度はルアンナがヒルルクに問いかけた。
「名前は……? さぁ、知らないわね」
「ふむふむ。でしたら、お名前つけたいんですけど!」
「え?」
「ほら、呼び方がマーメイドの子とか、あの子じゃ、不便というか可哀そうじゃないですか! だから可愛いお名前を付けたいなって」
「うーん、どうなんだろう」
「あれ、ダメです?」
「たぶん名前あると思うのよね。言葉通じないからどんな名前かわからないけど」
マーメイドは亜人だ。知性があり独自の文化もある。個体を識別する名前も存在するだろう。
「……それじゃ勝手につけるのはまずいですか」
「別にこっちが勝手に呼ぶ分にはいいんじゃない? 答えてくれるかまではわからないけど」
「なるほど! では『ローラ』! 私は『ローラ』って呼びます」
そう言ってルアンナは泉の奥でこちらを覗く少女に、つけたばかりの名前で呼びかけた――。
●
マーメイドが泉に馴染むまでにはまだ時間がかかるだろう。だが、それをずっと見ているわけにもいかない。一行は今後の相談をする為に一度小屋まで戻ってきた。
小屋ではゼラルムが待っていた。どこか浮かない表情のゼラルムは、議会であった事を皆に伝える。
「……元も子もない言い方だね」
ゼラルムの話す議会の対応に、ハーヴィが顔をしかめた。
「議会の人は……別に、間違った事を言っていないと、思います……」
しかし、リディリディは議会の言い分に理解を示す。
「何よリディ。あなた、まだあの子をどうにかしようとしてるの?」
「だからそういう話じゃないです……ちゃんと、居場所を作ったじゃないですか……」
「む。そうだけど……」
先日の事もあってか、やたら絡んでくるヒルルクに、リディリディは溜息をついて応えた。
「ともかく、これ以上この件に私達が介入する事は出来ないでしょう。後は議会とヒルルクさん次第です」
と、ゼラルムがヒルルクに進言するのに合わせ、皆に視線で同意を求める。
ヒルルクはきょとんとしていたが、皆の視線に押される様にゆっくり頷いた。
「議会との交渉はヒルルクさんに任せるとして、公表はどうする、ます? 結局、あの子の存在を隠すのかどうか、決まってない、です」
璃龍の疑問を受け、各々がマーメイドの存在の公表・隠匿について議論する。そして、出した結論は――。
「では、隠匿する方向で」
マーメイドの存在を隠す事に決まった。
これはヒルルクが議会に進言し受け入れてもらう。ヒルルクの提案であれば議会も受けるだろうとの判断だった。
こうして、慌ただしくもマーメイドの少女の移転は完了する。しかし、依頼を受けた冒険者の心はけして晴れやかなものではなかった――。
マスターコメント
ロングシナリオ難しい 報酬:多い10 / 6〜10人
2021年11月26日 10時51分13秒 公開
参加者
相談掲示板
キャスターのルアンナです。 引き続きの方も今回からの方もよろしくお願いします! 初っ端ですけど質問です! Q1 お金さえあれば、泉周辺の土地を購入して私有地化する事は可能なんでしょうか?
質問ね! えっと、なになに……(眼鏡くいっ Q1:お金さえあれば、泉周辺の土地を購入して私有地化する事は可能なんでしょうか? A1:…………(え、なに、どういう事? 普通にわかんないんだけど あー、ちょっと待ってて、ラルゴに聞いてくるわ! お待たせ! えっと、それについては―― 『あの場所は所有者のいない土地だから、誰かから『購入』というのはできないだろうな。だが、敵の勢力圏とはいえ形式上はローレラウラの管轄内であるから、ローレラウラの行政府に掛け合い泉周辺の土地の『開拓権』を求める事は可能だろう。 しかし、注意してもらいたいのは、もし仮に『開拓権』が認められて、泉周辺を開拓した場合でも、その場所はローレラウラに服属する。つまりは、ローレラウラの庇護を受け、指示に従う『義務』が生じる。勝手に『ここは俺達の土地だ! 独立国家だ―!』とかは言えないという訳だな』 …………よっ! わかった? ちなみにわたしはぜんぜんわからない!
キャスター、クラウディアです。 私は今回からの参加となります。よしなに。 しかしまあ、今回の依頼。 (依頼書を読み落とし、次いで先んじて話していたルアンナを見遣り) …、…。はあ。 ヒルルクさん、私からも質問を。 Q2,《依頼主は誰ですか》? (※ヒルルク当人の認識を問うている。 当該PC主観では、依頼書の目標に対してルアンナ、ヒルルクの初動に違和感あり)
またまた質問ね! ふむふむ(眼鏡くいっ Q2:《依頼主は誰ですか》? A2:依頼主? わたしがお願いして、議会の人がギルドに依頼を出してくれたんだけど? これでいいの?
ヒルルクさん、ラルゴさん、回答ありがとうございます。 これは今回やることではなくこれからを見据えて質問してみました。 あまり皮算用な解釈で行動したくなかったもので…。
キャスターのハーヴィだよ。継続組も新規の人達も、みんなどうぞよろしくね。 まずはヒルルクさんとラルゴさんは質問回答感謝。 ルアンナさんの質問はびっくりしたけど、なるほどなー。んん、開拓権となると、ちょっと難しいのかな……? ええっと、僕自身はマーメイドの少女を庇護して新しい住処を作りたい立場。 なんで、魔獣討伐へ行きたいところだけど……んん、ちょっと良心の呵責を感じているところ……。 他の手が浮かべば提案はするつもりだけど、今のところは討伐へ行く方向で話すよ。
エルホワイトと申します。どうぞよろしくお願いします さて。まずは幾つか質問を Q3.道中、もとい巨木の森に敵性生物等は出現或いは生息してしますか? 泉の魔獣以外、という意味で Q4.巨木の森で恒常的に生産されているものはありますか? 例えば木をこの森から刈り取っている、ですとかキノコ等の自然の幸を採取する事ができる、ですとか
十分な回答です。…この場においては。 私は今回、依頼行動時(出発後)にヒルルクさんへ、改めて依頼概要の説明をしていただくつもりです。 というのも、先のルアンナさんとヒルルクさんのやり取り。 依頼書上の"排除対象"であるマーメイドを"保護"する体のものでしたね? この認識上の矛盾ははじめに解決させていただく。 ―さておき。 ハーヴィさんの言は、 『"マーメイドのため"と言って原住の魔獣を討伐するのは気が引ける』 この解釈で間違いないでしょうか。 仮定としてこれを真としますが…私も同意見です。 そも泉に定住する魔獣の戦闘能力と気質が、周辺に一定の秩序を与えている可能性すらある。 考慮なく討伐したとして、その後マーメイドを含め周辺環境が平穏を保てるか。 諸々、再考の余地があるものと。
ウォーリアーの蒋・璃龍、です。よろしくお願いする、ます 今回からの参加になるので、過去依頼についても見てきた、です >方針 ワタシも、引っ越しを手伝うほうで考えている、ます 読んできた前回の依頼みたいに、「討伐」ではなく「排除」 になっているので、引っ越しすること自体は依頼に反してはいないと思う、ますので、問題はないはず、です ただし、泉が「形式上はローレラウラの管轄内」と言う意味では、未来の人類の生活圏と難癖を着けられるかもしれないので、念頭においておいたほうがいいかもしれないと思う、です >公表・隠匿 メリット、デメリットについて少し考え中、ですけれど、基本的にはマーメイドの少女の不利益を避けたいと思う、ます
ヒーラーのセツリと言います、よろしくお願いします。 >方針 前回は中立という、ある意味卑怯な立場でいましたが、さて…… 「(原則的に敵性の)亜人の住処のため」に「(人域に出てきている訳でもない)魔獣は討つ」のか、となると、自分の中でバランスが悪くなってきました。 今回の依頼は「人の領域からの排除」であるので引越でも反していないといえばそうなのですが…… 個人的に、ここでヒルルク君の意思を汲むと、同じこととは言わないまでも似たようなことが続く気はするのですよね。結局今回も「議会のお金で」「議会が依頼を出している」わけで「そうすればうまくしてくれる」と乗せられていますし。 前回、討伐の依頼を保留にしておいてなんですが、今回はヒルルク君との対峙もやむなしかな、と。 ただ、これについて全員の意思統一ができるものでもないですし、極端に言えば「引越賛成派含む相手とやった結果負ける」のも仕方ない、ぐらいのつもりです。 負ける為にはやりませんが。 >公表・隠匿 結果としてマーメイド引越になったとしてですが、公表の意義は薄いような。 勿論、露見した時に「隠していた」という騒ぎになる可能性はありますが……公表したとしても前回の討伐保留で結局「何故だ」という話になりますし、「遠くへ行ったとしても安心できない」で追加の討伐の依頼でもでたら元の木阿弥ですし……
はいはーい、質問ね! えっと、ふむふむ(眼鏡くいっ Q3.道中、もとい巨木の森に敵性生物等は出現或いは生息してしますか? 泉の魔獣以外、という意味で Q4.巨木の森で恒常的に生産されているものはありますか? 例えば木をこの森から刈り取っている、ですとかキノコ等の自然の幸を採取する事ができる、ですとか A3,4:この二つもわたしにはわからなかったから、ラルゴに聞いて来たんだけど、あの辺りはローレラウラの人達でもほとんど踏み入らない場所だから、調査もあまり進んでないんだって。 一応、水軍の人が過去に調査に行っているらしいんだけど、その時は危ない生物は確認できなかったってラルゴは言ってたわ。あ、泉の主は別ね。 あと、森自体は肥沃な場所らしいから、食料に関しては心配ないんじゃないかって言ってたわ。 マーメイドが何を食うか知らんがな、とも言ってたけど……。 わかるのはこんな所よ。参考になりそう?
No.12
先日の依頼ではろくに相談に顔を出せずに申し訳ありませんでした。 その・・・、キャスターのリディリディです。 えっと、出発まであまり時間がないのですね。 意思統一する相談があるかは人に依るのかもしれませんが、その・・・、よ、よろしくお願いします。 人類の敵であるマーメイドの住処の為に、人類の敵である大人しい魔獣を掃討するということですか・・・、皮肉な形となっていますね。 えっと・・・、とはいえ私はあまり魔獣討伐に抵抗感はありませんが、マーメイドを亡き者にした方が早いでしょうし、結論は未だ出ていません。
トゥーリだよ、よろしくね! とりあえず今のところにマーメイドさんを置いておくわけにはいかないから、どこかへ引っ越しするか、退治しなくちゃいけないんだね。 引っ越す場合の候補としてはイモリが住んでいるところが第一候補だけど、他の場所を考えるならそれがどこになるかは考えなきゃいけない。ワタシとしては引っ越し推奨かな?いろいろと思うところもあるし。 マーメイドを討伐しないってなった時に、その存在を隠匿するか、公表するかは個人の自由じゃないかな?これは意思統一する必要も、相談の時に個人の意見を公開する必要もないと思ってるよ! どちらかと言えば、ヒルルクさんとしてはイモリを倒して、その後にマーメイドを住まわせたい感じだから…… 確実にイモリを倒す相談が大事そうかな?
>クラウディアさん 君の僕に対する解釈はその通りで、だけど今、他にお引っ越し先の候補も無いんだよね。 僕自身はマーメイドを助けた縁もあり、やっぱりあの子の住処を見つけてあげたいんだ。……それがエゴだとしてもね。 >隠匿か公表か これは僕もトゥーリさんと同意見で、この場で話す必要は無いと思ってるよ。 各々のプレイングによる投票で決まるって解釈してる。 >イモリを倒す相談 ってワケで、この場ではこの話をしたいところ。 近づくと毒をモロに受けて危なそうだから、アーケインで足止めしつつ遠距離攻撃が良いかな? とりま僕はその方針で動こうかなって思ってる。 他の引越し派の人達はどう考えてるか聞きたいな。
前回に続いて参加のトーラです。 よろしくお願いしますね。 わたしも前回に続いてヒルルクの希望通り魔獣の討伐と、マーメイドの引っ越しに付き合うつもりです。 マーメイドを保護した時点で人のエゴですし、関わった以上は最後まで付き合おうと思います。ヒルルクにだけ負担をかけたくないですし。 イモリ魔獣はマーメイドの子と共存出来ないかとも思いますけど、どちらも意思の疎通が出来ないので難しそうですね。 気が引けるのは分かりますけど、ヒルルクの要望ということなら退治しましょう。 その時は前衛に出ますね。 公表するかどうかは、今はしない方がいいかと思いますけど、知らずに人が入って見つかって、討伐依頼とか出されると大変ですし何時かは公表した方がいいかなと思います。
情報屋のルチルだ。よろしく。 さてと、引っ越し先は見つかったようだが…各々の柵は拭えなさそうだね。 亜人のために縄張りにさえ入らなければ無害な魔獣を倒す事へ矛盾を抱える気持ちは理解するが、だから「やっぱりやめます」なんて言えるような気持でもないから一応、引っ越し賛成派の立場となるかね。 他の場所を見繕うにも年季の長い現地住民が提示している場所がここという事は、他の候補地があると期待しない方がいいだろうね。 まあ、戦闘中ずっとやるかやらないかで靄を抱えたり、戦闘後に闇討ち的に人魚を排除とかやられるくらいならいっそ殴り合って白黒決めてもいいんじゃないかという気持ちがあるが、そうもいかないか( >隠匿か公表か 公表した場合のメリットは人魚を密かに排除されたり、闇討ちされた場合に泣き寝入りをしなくて済む事。デメリットは住民に人魚がいるという不安を延々と抱えたままにさせてしまう事。 隠匿した場合のメリットは表向きにはローレラウラの平穏を守れる事。デメリットは事情を知り且つ人魚に敵対的な者が密かに排除してしまえば、文句を言えなくなってしまう事か。 まあ、それぞれに思う所があるし意思統一が困難であるのは否めない。 各々の投票に任せるなら「言わない」方向でいいと思うよ。 >イモリの討伐 毒ガス攻撃が特に危険だね。安全に倒すなら遠距離攻撃主体になるだろう。 幸い今回の面子は遠距離職が多いから攻撃手段には困らないか。アーケインを使うのもいいと思う。 相手は番という訳で二体いるのも用心するポイントだね。纏めてアーケインの範囲内に抑えておけるとは限らないしな。
成程。ご回答いただきありがとうございます 私としましてはそもそもマーメイドの取り扱いをどうするのか、というのが気になりますが ここで処分してしまった方が今後も不都合がないのは事実ではありますし。彼女の感情を抜きにすれば、という話にはなりますが どちらにするにせよ私自身は攻撃されなければ先に攻撃する事もありませんし、この場における多数派の意見に従いますが。依頼が成功するのでしたらそれで良いですしね >隠匿or公表 これはまぁ、わざわざ各々の意見を統一する必要は無いかな、とは 私としましては公表する方針ではありますが。こちらとしても一応いくつか考えもありますし
追加で申し訳ありませんが質問を Q5.今回の引っ越しの件は議会も把握しているとは思いますが、引っ越し先の具体的な場所は把握しているのでしょうか? Q6.恐らく件の泉にはヒルルクさんも同行なされるとは思いますが、他に同行される方はいらっしゃいますか? 魔獣の討伐時に、という意味で Q7.極めて私的な質問となりますが、ヒルルクさんはローレラウラもといケラエノでどのように過ごされていますか? 具体的には住民の方との交流やケラエノでの活動などの評判についてお聞きしたいのですが この質問に深い意味はございませんので、お気軽にお答えいただければと
>公表か隠匿か とりあえず、これについてはここで意思統一(表示)をせずに各々の意見で、ということで承知しました。 >魔獣退治 私は先にいった通り、今回については引越反対(というかそのためだけの魔獣討伐反対)派となりますのでこちらについては意見はなし、とします。 ただ、依頼自体はあくまでも「マーメイドを人類の生活圏から排除」なので、それに繋がらない形で妨害のみといった行動はしない、とも。
>引っ越しについて 確かに原住の魔獣を追い出して人魚さんを住まわせるという事になるので可哀想にはなるんですが…、また他に移転先を探すのも時間がかかりますし、その間の時間稼ぎもまたしなきゃになります。 なので今回は毒イモリを倒す事にしましょう。 >公表・隠匿 私は言わなくても良いと思っています。
質問ね、ちょっと待ってよ……(眼鏡くいっ Q5.今回の引っ越しの件は議会も把握しているとは思いますが、引っ越し先の具体的な場所は把握しているのでしょうか? A5:ええ、お願いに行く時にその辺りの事も話したわ。現地を確認したって訳じゃないでしょうけど、書面上ではどこにあるかわかってるはずよ。 Q6.恐らく件の泉にはヒルルクさんも同行なされるとは思いますが、他に同行される方はいらっしゃいますか? 魔獣の討伐時に、という意味で A6:いかないわよ? 皆に任せて私は後から行くから、よろしくね! Q7.極めて私的な質問となりますが、ヒルルクさんはローレラウラもといケラエノでどのように過ごされていますか? 具体的には住民の方との交流やケラエノでの活動などの評判についてお聞きしたいのですが この質問に深い意味はございませんので、お気軽にお答えいただければと A7:な、なに……? それって教えなきゃダメな感じのお話? ごめん、評判とかはちょっとわからないかも。
>引っ越しについて 賛成、反対、両方の意見がある、ですけれども、できればどうするかは共有しておきたい、です 依頼を成功させたいと言う意味では、みんないっしょだと思う、ますけれども、すり合わせが不十分だと、プレイングが矛盾して、そもそも行動できない、とかもありえそう、です 個人的な心情としては、マーメイド少女をたすけたいと思う、ます それはそれとして、無害な魔獣を倒すことと、かろうじてヒルルクさんとコミュニケーションが取れるマーメイド少女を倒すことに、違いが有るのかと言われると、心情的な面がほとんどになってしまうので、議論すると妥協点のすり合わせが難しそう、です 別の観点から言うならば、ヒルルクさんとの関係性を維持する、という点で、マーメイド少女を保護する、と言う選択をとれるかなと思う、ます >毒トカゲ 戦闘担ったときのことを考えると、ワタシは前衛なので、遠距離攻撃も持っていくつもり、ですけれど、毒の影響を受けやすい立ち位置になりそうだと思う、ます 一応、殺界を持っていって、アーケインの範囲外でも足止めができるようにするつもり、です
私個人としては、冒険者である以上受け持った依頼が絶対。 なので、依頼内容に沿った行動にはなると思います。 …仮にヒルルクさんが正確な説明を怠るようであれば、依頼書の通り排除するだけ。 …さて。議題に挙がっている泉での戦闘ですが。 こちらは私が参加するとしてもかなりの後発になると思います。 間に合うようであれば支援射撃に回ることとなりましょうが…
No.24
えっと、すみません。引っ越しの反対というと語弊が生まれるのでは・・・。 魔獣の討伐の反対ということですよね? 依頼内容としては「マーメイドの少女を人の生活圏の『外』へ移動させる」なんですよね、なので依頼に沿うならば、引っ越しはしなければなりませんし。 マーメイドが魔獣に危害を加えらえて、また街に来てしまうようでは本末転倒だと思いますし、魔獣は討伐するという方向で私は考えています。 マーメイドを亡き者にとも考えましたが、前回の依頼を考えてみると、それは得策ではないでしょう。 それならば、魔獣を討伐しかない・・・、と考えています。 それと、あの・・・、マーメイドを移した後ですが「マーメイドの住空間を構築」が待っていますので、あまり時間をかけずに討伐したいと思っています。
>引越の反対というと語弊が生まれる そう、ですね。依頼には反しない前提なので、「マーメイドの排除」は必要なので。足りない言葉を足していただき感謝します。
あーヒルルクは泉に後から来るんですね。 それならイモリ魔獣の討伐をして、住環境を整えながら待つ感じになるでしょうか。
成程、成程。ご回答いただきありがとうございます 再三申し訳ございませんが、追加でもう一つ質問をしたく Q8.ケラエノに冒険者ギルドの支部は存在しますか?
>引っ越しの反対 語弊がある言葉だったの、申し訳ない、です >住環境を整える 毒トカゲ討伐後の話になるます、けれど、実際、水辺があれば比較的整えるところも少なさそうだと思う、ますので、付近の捜索をして毒トカゲの卵がないかの確認と、食料があるところを見つけておいて、簡単な道の作成をして、ヒルルクさん経由でマーメイド少女へ伝えてもらうのが良さそう、です
質問ね、なになに……(眼鏡くいっ Q8:ケラエノに冒険者ギルドの支部は存在しますか? A8:う、うーん? ちょっと待ってね、聞いてくるから―! ぜーはー……おまたせ! えっとね、それは――。 『ギルドの直轄支部があるのはローレラウラ中核都市マイアだな。 ただケラエノにもギルドの窓口はある。どこかの酒場の主人が委託を受けてギルドの窓口をやってるはずだから、必要なら街で聞いてくれ。まぁあくまで委託ギルドだから、主要な手続きなんかはマイアに行かないと無理かもな』 だそうよ。これで大丈夫?
あー・・・・・・成る程。そうなりますか ご回答いただきありがとうございます
住環境を整えながらヒルルクの到着を待つ、という形だと他所で待機中のヒルルクに討伐終了を報告する役回りも必要になるだろうか。 問題なければアタイが引き受けるよ。
ルチルさんが報告してくれるのなら、その間に住環境を整えて準備するのがよさそう、です ただ、同行して向かうとマーメイド少女に攻撃されるかも、なので、お気をつけて、です
あ。すみません。 そういうことならわたしもルチルさんと一緒に行って大丈夫でしょうか? ヒルルクと話したいこともあるので。
マーメイドから攻撃される危険については対処法を考えているから大丈夫だよ。 要はヒルルク以外の存在に気づいて、警戒するのが問題なのだろうしね。 トーラが同行しても構わないが、現場に戻る時の対処法は他者への適用が難しい。 人魚に攻撃されず現場へ戻る手段については、そっちはそっちでという具合で任せる事になるね。
ありがとうございます。 マヘリアさんも離れて着いてくるそうですし、刺激しないよう距離を取るつもりです。
とりあえずイモリ魔獣を倒すところまでは共通で大丈夫かな? 解呪とヒール関係は私が持っていくから、頑張ろうね! (その後は割と個人で分かれるかな、と思っているのでそれぞれ最善を尽くしましょう!)