【澹世】蠢く影【求和】
崎田航輝
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シナリオID:1530
オープニング
応接間に招いた冒険者達に、そう言って部下に茶を出させ――自分もソファに座り込むのは、スーツを着込んだゴブリンの男だった。
「組の困り事を、部外者に泣きつく形になっちまって情けねぇが」
声音は鋭く嗄れ、体躯は一見して頑強。
相貌にも凄絶な凄みを湛える彼は、確かに一つのファミリーを束ねるに相応しい威容を持ったマフィア。
――ジーモンファミリーのボス、ジーモン・グレンダ。
「だがお前達は、頼まれた仕事はやってくれるんだろう。確かに、修羅場はくぐってるって面構えをしてる」
だからお前らを見込んで仕事を依頼したい、と。
言いながら彼は冒険者達を真っ直ぐ見据えていた。
「内容は単純だ。俺達の金を、取り返してきてほしい」
●影
ゴールディの片隅にある街、ドネルズ。
決して大きくはないが、周りに荒れたスラムも少なくない中では比較的、治安の良さを保っている。そんな一角に居を構え――同時に街を支えるマフィアでもあるのがジーモンファミリーだった。
組自体は小規模だが、部屋を見れば金回りが良い事は窺える。
ここは事務所とは違う別の家らしいが、それでも調度はどれも質が高い。街の空気も鑑みると、ジーモンが“上手くやっている”事が判った。
「ウチは小競り合いより、金稼ぎを重視していてな」
シノギの多くは樹海の産物の取り扱いで、少なくない利益を得ているという。見れば確かに、不思議な観葉植物や珍しい鉱物などが飾られていた。
「目的は、街をでかくする事さ。その点は、ウォーグスファミリーも一緒だ」
ウォーグスファミリー、というのはドネルズに存在するもう一つの組の事だ。
ドネルズを牛耳る二大巨塔の一角とも言えるが……抗争関係ではなく、ボスのウォーグスはジーモンとは旧友。
共に街を発展させてきた良い競争相手だと言った。
「ここは昔、名もないスラムでな。他所に潰されそうになる事も多々あった。だからガキの頃、決めたのさ――『金を稼いで舐められねぇ街にでもしてやろう』ってな」
ウォーグスとジーモンは今も、互いにそのスタンスで動いてるという。
「故郷を良くする、なんて善人ぶるつもりはねぇが……どれだけ酷ぇ環境でも、生まれた場所に愛着くらいはある。だから少しは快適にしたかったのさ」
果たして現在、ファミリーは街を支え、牛耳っている。
つまり、武闘派というよりは堅実派。ジーモンは他の組とも上手く距離感をとりつつ――金の力で街を大きくしてきたやり手でもあるようだった。
「実際、この街は今、ジーモンとウォーグスのもんだと言ってもいい」
だが、とジーモンは瞳を細めた。
「目を光らせていても――舐めたやつが出てくるもんでな」
始まりは、ジーモンファミリー傘下の金貸しから、大きな額を借りた人間が失踪した事だったと語った。
「偽物の担保を掴まされて、金をとられた訳だ。これだけなら、ない事件って訳じゃないが」
当然、組の若い衆は犯人を探した。だが、まるで消え失せてしまったかのように、全くその存在を追うことが出来なかったという。
街を牛耳る組が人一人追えないのは、よくある事ではない。
続けて、また別の金貸しで同様の事件が起きた。
「今度は逃すまいと、若手も必死だったろうさ。何とか捕まえる寸前までいったらしいが」
結果は、返り討ち。
若い衆の一人が大怪我を負い、犯人は逃走。そのまま姿を消したのだという。
「判るか。ジーモンファミリーに喧嘩を売ったも同然の出来事さ」
かたぎの仕業じゃないと踏んだ若い衆は、もう一つの組であるウォーグスファミリーに疑いの目を向けたが――
「ウォーグスが何かをやらかしたとでも思ったんだろうが……そうじゃなかった。向こうでも、抱えてる金貸しから巨額が盗まれる事件が起きていた」
それから別口の被害も判明した。
投資を呼びかけて、金を持ち逃げ――典型的な詐欺だ。被害者はジーモンファミリーとウォーグスファミリー、両方の若手だ。
「ウォーグスはウォーグスでウチを疑って、一時期は険悪になった。直々に会談して、何とか収まっちゃいるが」
金銭的被害を受ける事件は、それからも散発的に起こったのだという。
「いい度胸してるやつが、いるもんだろ」
ジーモンの声音は憎々しげだ。
「マフィアに唾吐いて、陰で笑っていやがる」
直接的に組の金が奪われたケースばかりではないが、街の金は即ち、“故郷”の金であり……ジーモンやウォーグスの金でもある。
それを大胆にも掠め取り、逃げおおせている者がいるのだ。
現状、犯人の足取りすら追えていない。ジーモンはその理由が判ると言った。
「要するに、マフィアのやり口を知ってる人間なんだろう」
ジーモンやウォーグスを破門になった誰かなのかも知れないし、他所の組がこちらを調べ上げたのかも知れない。
「俺達の面が割れてるから、向こうは警戒したまま動ける。狡猾なやつだ」
ファミリーの者には近づかない。それでいてファミリーに損害を与える。こちらの顔ぶれを知っているからこそ出来る事だろう。
逆にこちらは街で存在感があるからこそ、目立ってしまって動けない。
「自縄自縛だ。正直、困ってる。そこで、お前らさ」
●依頼
冒険者達は当然、ドネルズを取り巻くマフィアではない。
「だから金のある場所を張り込んだり、怪しいやつを尾行するにはうってつけだ」
これまでかなりの額が被害に遭っているが、ジーモンらの金回りを考えれば多すぎる程ではない。
だから犯人はまた確実に現れる、と言った。
「穏便な方法か、強盗か、空き巣かは判らねぇがな。何にせよ、こっちを舐めてやがるんだ」
事件の黒幕が同一なら、実行犯だけでも複数いる事になる。
組織かどうかは判らないが、向こうもそれなりのリソースを割いているわけで――奪えるだけ奪いに来る、というのは尤もだろう。
「そこを捕まえてほしい。おびき出すんだ」
ファミリーが用意した金品を、目立つ形で金貸しや質屋などに運び込ませる。そうして敵の出現を待つのだ、と。
「金品を運ぶ場所は、お前達が選んでくれて構わない。寝泊まり出来る場所は用意する。滞在中や張り込みの間は、好きに動いてくれ」
ドネルズの街でも、裏通りを歩けばファミリーを嫌う者やたちの良くない輩もいるだろう。
或いは、そういった人間からファミリーでは聞けない情報を収集する事も出来るかも知れない。
「そういう情報から、犯人が現れる可能性の高い場所が判りゃ、一層いい。そこで待ち伏せして、多額を盗んだり持ち去ったりしたやつを見つけたら尾行するんだ」
犯人は授恵者かも知れねぇが、とジーモンは続ける。
「そういう敵こそ、お前らは不得意じゃないだろ。敵対してくるなら痛めつけて……これまでの分も含めて金を取り返せ。正体や背後関係を聞き出せりゃ、なおいい」
金はもちろん大事だが、と。
「ファミリーとしちゃ、メンツも大事でね。コケにされたまま、終われねぇ。だからひとつ――俺らの手足になって動いちゃくれねえか」
解説
マスターより
リプレイ
裏通りは静寂、という訳ではなかった。
表のような明るさはないが、雑多で、後ろ暗いざわめきに満ちている。
(この辺りはゴールディらしいな)
ヨル・スレイマンはその間を歩みながら、心に呟いていた。
調査を始めたヨルの成りは、殊更に街に溶け込むでもない『単独の冒険者』。まずは最近盗難被害のあった金貸しの店舗へ向かっていた。
そうして一応周囲への警戒をしつつ、調べ始める。
すると――
(……成程)
裏口から金を持ち出されたというそこは、扉を破壊されていたらしい。今は新しいものに変わっているが、地面や壁には確かに跡が残っていた。
(力も、常人を超えているな)
侵入も脱出も力づくだったのだろう。
授恵者である事は勿論、よく調べれば持っている武器までもが類推出来る。
痕跡は多く、それを消した跡もないから――
(ジーモン内部に敵がいる訳じゃないか)
だとすれば、やはり何らかの敵性勢力だろうか。
ヨルは逃走経路が裏通りの奥の方向らしいと確認して、更にそちらへ歩みを進めた。
敵の正体については、ナハシュも調査中。
話を聞きに向かったのは、敵に傷つけられたという組の若手を治療した、医者だ。
「そんなに酷かったのか?」
「ああ、何とか命は助かったってレベルだった」
ゴブリンの医者はそう応える。
若手とは言え、荒事も不得意ではないマフィアである。そんな男達が手も足も出せずに瀕死に追いやられたらしいのだという。
「細かい記録はあるか?」
「ああ」
医者は言って、奥から治療の記録を出す。
それに視線を落として……へぇ、とナハシュは目を細めた。
「随分派手にやられたんだな。魔法のような火傷もあり、か」
「少数だが、治癒魔法を使えるやつもいたらしい。数がいても負けた理由の一つだ」
医者はそう応える。
(ちょっとした戦闘集団だな)
ナハシュはその情報を纏めて、場を辞した。
それから、街へ。地形などを把握しながら、情報収集も兼ねて商店街や居酒屋を巡り始めた。
「見ねえ顔だな」
と、隣で酒を飲む男に聞かれると、ナハシュは頷きを返す。
「こっちの街が居心地良いって聞いてな、ざっと見て回って本当なら引っ越そうかと思ってよ」
「確かに他所に比べりゃ、ここはいい」
彼の話を聞く限り、基本的に両ファミリーの評判は悪くない。逆らうつもりがなければ、よく街を護ってくれるからという事だ。
「まあ、それでも治安の悪い場所なんかには、ファミリーを嫌うようなやつもいるだろうけどな」
そう言う彼に、その場所を教えてもらい――ナハシュは調査を続けてゆく。
ファミリーについてはハヤト=ガラン=ヴォルファングも調べている所。
ただ聞き込みではなく、こちらは直接的に――ウォーグスその人を尋ねていた。
「ヴァイオレットレオンか。聞いた事はあるぜ」
そう言って迎えたウォーグスはジーモンに負けぬ威容を持った男だ。ジーモンから話も通っているからか、歓待してくれた。
「聞きたい事は?」
「あんたら二勢力を疎ましく思う勢力がいるか、ってとこだ」
ハヤトは単刀直入に尋ねる。
ウォーグスは顎をさすった。
「心当たりはねぇな。ただ大小恨みは買ってるだろうから、誰が犯人でも驚きゃしねぇが」
「じゃあ、あんたらが潰し合ったら得するやつは?」
「……新しく組をやりたい奴なんかがいたら、俺達は邪魔だろうな」
「成程な」
ハヤトは頷く。
街は実質二つの組のものだ。そこに割って入ろうとするなら、確かに二者は目の上のたんこぶだろう。
ウォーグスは他には心当たりはないという。ジーモンより被害額が大きいからなのだろう、内々でも忙しいらしく……あまり協力も出来ないらしかった。
ハヤトは礼を言って去り――そのまま街へ。ブラックデスがビジネス拡大に動く為の下見を任された、という形で情報収集を続ける。
「この街もでかくなりそうだな」
と、その名に感心を示す人々は……治安の良くない場所やならず者のいそうな場所をしかと教えてくれた。
裏通りを奥へ進み続けると、空気も淀んでくる。
オゴスはそんな一角を歩んでいた。
冒険者らしいものは身に着けず、風体はゴロツキ。流れ者として街にやってきたという想定だ。
だけに、同じような輩には目につくようで。
時折因縁も付けられはしたが――
「俺はすぐにビッグになる。喧嘩売ってきたこと、後で謝っても許さねぇからな!」
オゴスは喧嘩に対して悪戯に抵抗はせず、タイミングを見て小物らしく言うと、そのまま退散するだけに留めていた。
すぐに忘れられるだろうし、これで問題はない。
そうして歩みを進めながら、各所を巡り……エーテルの波を走らせつつ、一帯の地形を素早く把握。
手元でメモを走らせて――後の尾行や待機の為、適した場所を選定していった。
(この辺りは悪くなさそうですね)
と、見回すのは街の南西にあたる一角。
過去被害にあった現場からも遠くなく、治安も程々に“悪い”。この近辺にあたりを付けておくと良さそうだと、歩みを続けた。
そこから遠くない別の裏通りでも、喧嘩沙汰が起こっていた。
雑貨店と客の、盗った、盗ってないという争いだ。尤もそれは契機に過ぎず、段々と互いの縄張り争いに発展している。
途中で客側が複数人の仲間を連れてきた事で、形勢は一方的となりかけていたが――
「随分、多勢に無勢だな」
かつん、と。
そこに割って入ったのがライラ・サンダーソン。
『何だてめぇ!』『邪魔するな!』とかかってきた客側の輩へ……軽く数発。拳でのして撃退していた。
「助かったよ。あんたは……」
「通りすがりの傭兵だよ」
ライラは店主の男にそう言って、仕事を探しているのだと自己紹介した。腕の立つ流れ者として、街に溶け込む算段である。
実際、店主は喜んで……礼にと酒場でライラに酒を奢ってくれる。ライラはそれを機に彼の知り合いの輪に交ざり――雑貨店の用心棒も引き受ける事になった。
「この辺りは治安が良くないんだな」
ライラがその店から見回すと、店主は頷いた。
「ここと、少し南西。その辺りが特に喧嘩も多いな」
彼の言葉にライラは頷く。
調べるべきが近場なら、こちらとしては好都合。故に近隣に宿に決め、一度皆と合流する事にした。
「やっぱ、大体その辺りか」
宿にて、皆を見回しながら言うのはハヤト。
丁度、調べた情報を共有したところで――敵が現れるなら街の南西付近だろうと、皆の意見との一致を見ていた。
セリオス・オーガストも頷く。
「こちらでも、質の悪い事件が起きるならその辺りだと、複数の酒場で話を聞いた」
「過去の被害現場も、おおよそその近辺が中心だ。敵なりに、手を出しやすく逃げやすい場を選んでいたんだろうね」
ヨルが返すと、ハヤトは息をつく。
「しっかし、マフィアから金の強奪、か。ゴールディじゃこの手の悪事は日常茶飯事だろうけどよ。今回の件はやっぱキナ臭ぇな」
「そうだな。十中八九、金を奪う事だけが目的じゃなさそうだが……」
そう応えるのはバーネット・フォーサイス。
「これ以上を突き詰められるかどうかは――こっからだな」
「ええ。使えそうな店は大体、絞れました。情報を総合すれば、この金貸しが良いでしょうか」
オゴスは言って、地図とメモ書きを示す。
敵をおびき出す候補地だ。
バーネットは礼を言ってそれを見下ろす。
「了解。じゃあ、その前提でやっておくな。金の運び込みも、手配は任せてくれ」
オゴスはそれに頷いた。
上手くいくかは半々、だがそれなら上手くいくまでやればいい。少なくともジーモンはそのつもりだろうから。
(悪党ってのは面子が大事な生き物ですからね)
舐められたままじゃあ引き下がれない。ならこちらも出来る協力はしよう、と。
よし、とヨルも頷いた。
「こちらでももう少し調べを進めてみるよ」
日を跨ぎ、ヨルは南西部の酒場を訪れていた。
薄暗い空間のそこは……ファミリーの目も届きにくい僻地だ。
「ジーモンやウォーグスに恨みがある者は?」
「ここじゃ、少なくないだろ」
荒くれもいる街では、二勢力に馴染めない者もいる。ヨルと酒を交わしたその男はそんなふうに応えていた。
「じゃあ、その中でも授恵者らしい者は?」
「……絡んできた酔っぱらいを一撃でのした奴なら。この辺の酒場を行き来してたらしい」
男がそう言うと、ヨルは礼を言って辞した。
(やっぱりこの辺りで間違いないか)
心に呟いて、ヨルが歩んでゆく――そのすぐ傍の別の酒場に、ライラもまた訪れていた。
信頼を得た雑貨店主やその仲間から、“組をも恐れぬ犯罪者が出るなら?”と、聞き出した場所がそこだったのだ。
店に入ると、一人で飲んでいる客を見つけて一杯奢り、尋ねる。
「……犯罪者を探してる」
「マフィアから金盗んだってやつか?」
ライラがそれに頷くと、男は酒をあおってから言った。
「余り見ない顔が最近、この辺の酒場に来てた。そいつだと断言は出来ないが、金回りは良さそうだったぜ」
男によれば、自分以外にも見た者はいるはずだと言う。
それは事実で――二軒程離れた酒場で、セリオスもまた情報を手に入れていた。
静かに飲むふりをして、聴覚を研ぎ澄ませて周りの会話に集中していたときの事だ。
『今日は来てないんだな』
『ああ。誰か知らねぇが、奢ってくれてラッキーだったな』
そんな会話が聞こえた。
どうやら、金を持っているらしい男がいたようだ。誰かは不明だが、最近現れたらしいという事も噂も耳にした。
「――成程な」
と――そんな皆の報告を纏めたメモを見て頷くのが、バーネット。
酒場にも程近い南西の金貸しの店内だ。バーネットはそこの従業員を演じて、既に朝から勤務しているのだった。
「怪しい奴は南西に消えてったって噂もあったぜ」
そう言うのはハヤト。
こちらも視察の体で動きつつ、事情に通じてそうな飲み屋の人間に金を握らせ……それらしき客の目撃情報を得ていた。
「なら、囮はここで問題なさそうだな」
そう結論づけたバーネットは――それを機に次の行動に移る事にした。
即ち、囮のための仕込み。
目撃証言があった酒場に向かうと、羽振りの良さを見せつけるように……まずはその場の皆へ一杯奢ってみせる。
「景気がいいじゃねぇか」
酒を受け取った男が言うと、バーネットは自身も杯を傾けながら応えた。
「まぁな。いい仕事にありつけたんだ」
「お前、確か向こうの金貸しだったか。ジーモンファミリーのとこの」
バーネットはそれに否定せずに頷いた。
だけでなく寧ろ、店が儲かっている事を匂わせた上で話を広めさせるようにする。
こうする事で、噂は巡ってゆくだろう。マフィア傘下の店に金の蓄えがある――そんな事実を、敵はいつか耳にするはずだ。
だからバーネットは目撃証言があった酒場に次々に入り、派手に遊び回った。
敵でなくとも、ファミリーの事をよく思わぬものも中にはいたが……目の前に酒をちらつかせられれば話は別。
奢られた人々は上機嫌に、バーネットの思惑に乗って話を広めてくれそうだった。
●作戦
そして、夜。
「さて。今日あたり、くるかね」
「どうだろうね」
暗む路地の陰から、隣の道を眺めているのはナハシュとヨル。
敵に気づかれにくいよう、予想される尾行経路から一本外れた位置に待機していた。店が見える位置にいるのは――
『そちらはどうだい』
『今の所は異常なしです』
ヨルのテレパスに応えるオゴス。カモフラージュのための酒瓶も片手に持って北側、道の脇の植え込みに潜んでいた。
オゴスが視線を道の対面に向けると――そちらにはセリオスがいる。二人で道を挟むように尾行出来る位置取りだ。
その上で、バーネットは店の中でいつでも出られるように待機。
ハヤトは嗅覚を活かし距離を取り――ライラもこちらと無関係を装い別方向から追う算段だった。
万全の布陣。それでも、敵が本当に現れるかどうかすら定かでない見張りは、楽なものではないが――セリオスは一切油断なく、静けさを保って気配を殺している。
(狩りのようなものだな)
そう考えれば、自然の猛威の中で獲物を探すのに比べて苦でもない。
耳を研ぎ澄ませ、無数の足音の中から常人とは違うものを探して――
(……居た)
警戒心、そしてこれから仕事を行うという静かな敵意。それを感じられるような注意深い足音をセリオスは捉えた。
南方から現れたその気配は、確かに店に近づいてくる。オゴスと軽く頷き合ってから、セリオスは更に身を低めてその様子を窺った。
すると現れたのは一人のゴブリン。目深にフードを被り、雑踏に紛れるように歩み――店の裏口側に回って鍵を破壊する。
間違いなく、授恵者だろう。
「……」
バーネットは陰からその姿を捉えつつも、その場で手は出さない。
存在を気づかれぬように潜み――その男が金を袋に詰めてゆくのを確認した。
それから男が店を出てゆくと……バーネットも遅れて出て、皆へ合図。距離の近いセリオスから尾行を始めた。
反対側からオゴスも進みつつ、テレパスで通達。それを受けたヨルと共に、後続のメンバーもまた進み出す。
敵も尾行に気をつけてはいるのだろう、時折細道に入っては、周りの視界から消えるような動きを繰り返すが――
(離されませんよ)
オゴスが既にマーク済み。
気配を逃さず細かな動きまでを把握して、本来の経路を推測。素早く壁を歩いて近道し、距離を保ってゆく。
セリオスも男の背を見逃さぬ位置で追いながら――同時に壁や地面に小さな傷を付けていた。
味方にだけ判る目印だ。後続のヨルとナハシュはそれを確認しつつ、近づきすぎない位置で移動を続けた。
一方、ライラは男の後方ではなく横側に近い位置を保っている。
仲間と離れているのは、いざという時にも第三者としてしか認識されぬようにするためだ。
故に男の動きを辿るわけではなく――時折正面からすれ違いながらも、不自然のないように男の進む道を特定していった。
それで判るのは――
(どんどん南西に進んでるな)
治安の悪い一帯よりも更に先へ行っているようだ。
ハヤトもまた嗅覚を頼りに追跡を続け、その違和感に気付いていた。
(……街を出るのか?)
感じたのは木々の匂い。
どうやら樹海の端に位置する林に入ってゆくようだった。
アジトが街にないなら、ジーモン達が動きを掴めなかったのも道理ではあるだろう。ハヤトはその中でもしかと匂いを辿りつつ、木から木へ跳んでゆく。
バーネットも地面側から後に続いて、ナハシュ達に合流していた。
(アジトは森の中か)
(ああ)
ナハシュは小声で応えつつ景色を見やる。
その頃にはもう周囲にひとけはなくなっていた。
木々の深さが増し、足元は獣道になってゆく。ナハシュは逃さぬよう、探知用エーテルも走らせてつぶさに男の気配を確認していた。
すると男が向かう場所は――森の中の開けた場所。
前方で追跡を続けていたセリオスとオゴスは……そこに一つの建物があるのを見つけていた。
(潜伏場所か)
大木の陰に身を隠し、セリオスは様子を窺う。
すると男は周囲の様子を確認してから内部に入っていった。
オゴスがセリオスと視線を交わす。気配を探ると――その内部におおよそ十人程の人影がある事が判った。
おそらくは、全員が戦闘能力を持っている。
二人は後続の面々に合図し、一度距離を取ってから状況を伝えた。
「組織ってのも間違いじゃなかったみてーだな」
ハヤトは呟いてから、篭手をしかと握りしめる。
金を盗み、こんな場所で潜伏する無法者だ。当然、荒事の備えくらいはしてあるのだろう。なら――こちらもその気で行くだけ。
瞬間、ハヤトは入り口を蹴破って素早く小屋に侵入した。
ハヤトが猶予を作らなかったのは、今なら隙もあるだろうと考えての事。実際、中では男達が金の計算をしている最中で――無防備な者も多かった。
とはいえ彼らも素人ではない。中でも戦闘力の高そうな一人が素早く剣を握り、こちらにかかってこようとする――が。
そういう敵こそハヤトの標的。
「やる気なら、容赦はしねぇぜ?」
言葉と共にテーブルを蹴り上がって跳んだハヤトは――宙で回転。その男が振り上げようとしていた腕を蹴って下方へ払った。
勢いのまま、二撃目の拳で胸部を打って男の体を壁に叩きつける。男はそれでも体力を失っていなかったが――ハヤトはそのままその場に抑え込んでゆく。
その頃には他の敵もナイフを手に立ち上がっていた、が。
破砕音と共に木片が散る。
はっとして男達が視線を向けると――窓代わりの小さな木枠を突き破って、ライラが侵入してきていた。
「……!」
男達はそちらに刃を向けようとするが、遅い。
「問答無用か。ならこっちも、遠慮はしないからな」
言いながらひらりと降り立ったライラは、そのまま斧を大ぶりに一撃。殴りつけるような斬撃で肩口を抉り、床に沈めてゆく。
時を同じく、セリオス達も突入していた。
攻撃の前にまず、胸の前で十字を切っていたのがヨル。瞬間、自身のエーテルが周囲の仲間のエーテルと共鳴し――皆の手の甲に印が浮かび上がってゆく。
それは飛躍的に能力が引き上げられた証。
「頼むよ」
「ええ」
応えたオゴスがそれを活かすよう、まず最前の敵へ狙いを定めると――相手が守りの体勢を取る前に懐に飛び込んで一撃。暗器を深々と突き刺していた。
その男がくずおれる間にも、他の一人が走り込もうとしてくるが……そこへはナハシュ。
「行かせないぜ」
滑り込むようにその眼前へと至ると、暗針にエーテルを込めて刺突。鋭利な衝撃に毒の作用を交え、敵の体を蝕んでいった。
同時、そのすぐ傍にいるもう一人の敵へ――セリオスが高速で迫る。
「――!」
「遅い」
魔法を放とうとする男に対し、そう言ったセリオスは既に至近。細剣を真っ直ぐに突き出して、相手の足を貫いて膝をつかせていた。
こちらの実力を見て取った男達は、その内の後方の数人が、壁を破ってでも逃げようとする構えを見せたが――
「悪いが、そうはいかない」
バーネットが魔導書を開いて魔力を巡らせている。
刹那、男達の周囲に現れるのは不可視の重力場。それがまるで体を地面に縫い付けるような感覚をもたらし――彼らの移動力を奪う。
だけでなく、バーネットは眩い光の槍を顕現させてもいた。それを重力場の外にいた敵に放つ事で、取りこぼしなく逃亡を阻止してみせる。
逆に部屋の正面から出ようとする敵に対しては――ヨルが光縛を形成。己もろとも閉じ込めて、逃げ場をなくした。
「後は叩くだけだよ」
「任せろ!」
応えたハヤトは、眼前の敵へ。
その男も足掻くように剣を縦横に振るってくるが――ハヤトは体をずらして紙一重で回避。逆に後ろ回し蹴りを打ち込んで意識を奪った。
それでも更に二人ほどが迫ってこようと目論むが……そこにはライラ。
「往生際が悪いな」
ま、いいけどな、と。
斧を握って自ら間合いを詰めてゆくと――刃に明滅する光を纏わせて一閃。強烈なまでの薙ぎ払いで二人を一度に斬り抉る。
二人は反撃してくるが、ライラは倒れない。逆に再度の攻撃で打倒してみせた。
その頃にはセリオス達も目の前の敵を気絶させ……ヨルもまた魔法で光の柱の中の敵を倒れさせている。
「ま、大体生きて捕らえられたな」
と、ナハシュが倒した男を部屋の中程へ集めてゆくと――皆もまた頷き、それぞれに男達を捕縛してゆくのだった。
バーネットは息をついてから改めて彼らを見下ろす。
「じゃあ、必要な事を聞くとするか」
「で、何もんなんだ?」
ハヤトの第一声には、初め男達は口を開こうとはしなかった。
ただ、彼らも自身らが窮地にある事くらいは判ったろう。こちらを見回して、その一人がゆっくりと言葉を零す。
「俺達はただ、金で動いてるだけだ」
「……雇われたってことか?」
ハヤトが返すと、ヨルは建物の中を見回していた。
「確かにここは組織の拠点、って感じじゃないな。盗まれた金はあるけど、それ以外は最低限のものしかない」
一時的な待機所であり、金の保管場所でもあったのだろう、と。
それを男達は否定する様子も見せなかった。
ナハシュは一歩近づいて視線を下ろす。
「じゃ、その雇ったやつは誰なんだ」
「……詳しくは判らない」
男は偽りのないらしい口調で言った。
「エンゾファミリー、と名乗っていたらしい事は確かだが……姿は見た事がない」
曰く、指示は男達とまた別に雇われたらしい者を使って出される。男達はそれに従って仕事をして、そこから分け前を取っているだけだという。
エンゾファミリーというのも知られていない名だと言った。
「新興の組、か」
セリオスは呟きつつも、懐疑的だ。
「ならず者とは言え授恵者を雇って、マフィアから金を盗んでいたと考えると……ただ新しい人間だけが集まったわけじゃないだろうな」
「現状で既に大金を手にしているはずですし、それだけの知恵はある連中でしょうからね」
オゴスもそう声を継いでいた。
「或いは新興ファミリーを名乗る何者か、でしょうか」
だとすればその敵は、ただのマフィアだと思われるよりも都合の悪い正体を持っている事になる。
「他に何も手掛かりはないのか?」
ライラは腕を組みながら男達に目を向ける。
「例えば、指示は何処で出されたとか」
「場所か。……ドネルズの東にある、掃き溜めだ」
ドネルズは二つのファミリーの支えで立派な街の形をとっている。ただ、周囲にはまだ街とも言えないスラムが点在していて――そこはそんな一つだと言った。
「そこに行けば、エンゾファミリーとやらを見つけられるか?」
バーネットが尋ねると、男達は黙してから口を開く。
「こっちから会う事はできない。探すなら自力しかないだろう。尤も、危険な場所だが」
そこはあらゆるものから見捨てられた人間が集まっているという。文字通りの、無法者の掃き溜め。
「本物のスラムだ。行くつもりなら……はっ、お前達が逆に“狩られる”かもな」
すぐに「痛ぇ!」と男達が声を上げる。連行するためにセリオスが彼らを引きずり始めたのだ。
皆も頷き合い、彼らを連れて森を出る。
そろそろ、明け方が近いはずだ。けれど――空を見るとまだ夜色。まだまだ暗がりは続く、そんな印象を与える景色が広がっていた。
マスターコメント
ミドルシナリオ普通 報酬:多い7 / 6〜8人
2021年11月06日 18時51分15秒 公開
相談掲示板
おーっす! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! さ~て、ゴールディのマフィアの揉め事ったらほっとくわけにもいかねぇな! まずはどんな身分として滞在するかを決めるとこからって感じっぽいな。 ひとまずどーすっか考えてみんぜ。
ヒーラーのヨル・スレイマン。宜しくね。 「ファミリーの金を盗んだ犯人を捕らえる」までが仕事内容なら、尾行からの戦闘までを視野に入れて動くことにはなりそうか。 尾行するにあたっては犯人の目星を付ける必要もあるから、事前聞き込みや情報収集→尾行→全員合流の後戦闘、という流れになるかなと思ったけどどうだろう? であればとりあえずすり合わせたほうがいいのは「情報共有の方法」「戦闘時の合流の方法」かな……? あと尾行要員は少人数を決めておいた方がいいかもしれない。怪しまれないためにも、尾行する人は聞き込みの方は控えておいた方がいいかもだし。 >どんな身分として滞在するか これは、俺は決まった作戦に合わせて調節するね。 恐らく俺はあまり変装に向かない。ヒューマンだし目立つし、索敵も得意じゃないから、特別な役割でも演じない限りは、足を引っ張らないために尾行する者とはそもそも離れて行動した方がいいだろうと思っている。 聞き込みとか情報収集とかに重きを置いて動くのがいいかなぁ。
ウォーリアのライラだ。よろしくな。 で、何から決めたら良いんだ? >流れ 合流するかしないか、出来るか出来ないかが不透明だが、概ねその流れで良いと思うぜ。 >合流と情報共有 集まってるところを周りに見られるのは良くないから、どこか人目につかない場所で時間を決めて少数で、ぐらいが理想だな。 具体的に考えるのはあとにする。 >身分 あたしは流れてきた傭兵か流れ者か、そんなところかな。腹案としては酒のんで騒いで喧嘩して、柄の悪いところに馴染んでから街を詳しく知りたいって体裁で話を聞くつもりだ。 乱暴者ってイメージがついたら、暴力で脅して話聞いてても目立たないだろ。
シーフのナハシュだ。今回はよろしく。 >流れ 同じく情報取集→尾行→戦闘・捕縛で異論はない。 尾行の段はつまり、囮にする店を選んだ後の話だよな。 囮の店を1つにするか複数にするかでもちょいと変わってきそうだが、尾行者が何かしら目印を落としていく、等で後方からさらに追うとかになるのかね。 テレパスとかで位置情報や襲撃タイミングを共有できるなら複数でもいいと思うが、そうでなけりゃ1ヵ所で張った方が安全な気がすんな。 >情報共有 寝床用意してもらえんなら、そこでするのもありじゃねえの。 場所を複数に分けるにしても、同じ宿同士は楽に共有できる気がするぜ。 他は酒場や人目につかねえとこで逐次行うのも賛成だな。そういう場所なら口頭ではなく、ぱっと渡せるメモ用紙でも良いんじゃないだろうか。 >身分 まだ決めてねえ( 状況に寄りけりだろうが、まあゴブリンだしな、普通に観光に来たか最近コッチに棲み始めた体で行ってもいいと思っている。
シーフのオゴスと申します。どうぞよろしく。 >情報共有 テレパスでしたら用意できます。 状況や距離に応じて、メモの受け渡しなど他の手段も取り混ぜることにも賛成です。 >尾行 実行犯が授恵者である可能性が示唆されていますね。 敵に使われたら面倒な汎用スキルがいくつか思い浮かびますが、全てに対策を打つのは現実的ではなさそうですね……。 シューターだった場合、捜波を逆探知してくるスキルがある関係で迂闊に捜波を使えません。 シーフの場合は壁歩きや疾風足。キャスターは多彩な移動妨害スキルとクラスによって尾行中の注意点が違ってきます。 早い段階でクラスの割り出しができると尾行も上手くいきそうです。 >身分 俺は他の街からきたゴロツキということで一芝居打たせてもらいます。 ジーモンの者と路上や店で揉めたことにして、ジーモンファミリーに恨みを持つ流れ者になりますね。 情報収集をするか尾行をするかは、まだ決めかねています。
キャスターのバーネット・フォーサイスだ。 まぁ、よろしく頼むわ。 >方針 大まかな流れはスレイマンの挙げてくれたもので良いと思う。 まずは目星をつけるためにも情報収集が必要だろうし、実力行使に出るなら 纏まった面子で動きたいしな。 >情報共有 活動拠点が有るならそこに帰ってきた時でもいいが、同じタイミングでの出入りを 怪しまれるのなら、各個人で拠点の出入りのタイミングをずらしたり、 書置き等で情報を残しておいて共有、ってのも有りだな。 >身分 今のところ未定だが、情報収集の時に酒場に出入りしようと思っているから、 それに不自然でない位の役柄でいくつもりだ。
・・・ん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む 流れは俺もそれで問題ない とりあえず俺は隠蔽やらで追跡をするつもりだ <情報共有 少なくともバラバラに入って集まれるという感じの場所がいいだろうな。 <身分 俺も傭兵なりそんな感じだな
>情報共有 概ね外から来た面子ということであれば、ナハシュの言うように用意してくれた宿で固まってしまうのがいいかもしれないね。行動自体はバラバラになるように調整しよう。 書き置きでのやりとりも了解だよ。 >尾行 これも「尾行担当者が印を残しながら尾行する」でいいと思う。 それで合流できなかった場合は、戦闘開始時くらいに音を出すなり魔法でも上空に撃ってくれたりするといいかも。 オゴス君も言ってるけど、クラスの割り出しは事前にできるととてもいいよね。あと実働人数とか。 怪しまれること前提だし、ジーモンファミリーの内部や前回の事件現場中心に調べてみようかなあ。
>囮 一か所だけだとなかなか引っかからない事も有りそうだが、 囮が多すぎても有事に集合に時間がかかるし、2カ所くらいで網を張っておくのがベターか? >尾行 印を残してそれを辿るのなら、隠密行動が得意でない面子でも気付かれない様に合流出来るな。 クラスの割り出しに関しては、相手が何かしら特定のクラスしかできない行動をしたり、 スキルを使ってこないと判断が難しそうだな。 まぁ探れるだけ探ってみて判別できれば御の字位の想定で、 どのクラスが居ても大丈夫な様に備えておくのが良さそうか。
>囮 二ヶ所くらいがちょうど良さそうですね。 >尾行 予めバンダナを細かく裂いておいて、それを結び付けるなり落とすなりしましょうか。 >クラス ペットを連れているなどクラス特有のわかりやすい要素がないと判別しきれないってのもありそうですね。 事前にわかれば楽だがわからなくても対処できるようにしておく、ってな心構えで挑みましょうか。 >役割分担 俺は尾行側に回ります。 深い情報収集はせず、よそ者がぶらつく体で街を見て地形を把握する程度に留めておきましょう。
>囮 2カ所くらいで行く感じか。同じく分けるなら2組で丁度いいと思う。 >敵のクラス これは解かりやすい特徴以外となると、聞き込みである程度判断するくらいしか事前は出来ねえ気がするな。後は連中が行動に移した時の動き方辺りか。出来たら御の字くらいで考えておくので異論はない。 >役割 尾行優先が二人いるなら、情報収集>尾行で動こうと思う。 適当に酒場やその辺うろついてみたりしておくわ。
>追尾者の残す印 方針としては賛成だが、わかりやすい目印を使うのは反対だな。 敵は複数だ。追跡中の相手以外の別の敵に見られる可能性もある。 ペットが背後を見張ってる可能性もな。 じゃあ何を目印にするんだって話になると妙案は無いんだが、 目印は下手するとやらない方が良いかもしれない、って話だけはしておくぜ。 2人1組で敵が建物に入ったところで1人が監視して1人が連絡。 みたいなやり方のほうがいいかもな。
>尾行者の印 なるほど。そうしたらぱっと見ではわからないような、壁に十字の傷とか、それ単体を見ても印とわかりにくいものにするのがいいかも。 ライラ君の言うように、建物を確認した後に合流の形でもいいと思う。 途中でバレた時とか連絡を取りにくいエリアに入っちゃったりとか、イレギュラーに弱い可能性はあるので、印案も数を減らして併用するか、尾行者以外は街に点在してた方がいいかもね。 敵が複数でまとまらずに連携する可能性はあるかもなーと思っていたので、尾行時に別に囮的に動いておくかは悩んでいたところだった。 俺は情報収集時に怪しまれてしまう可能性が高いので、併せてそうしてみておこうかなと思う。連絡は取りにくくなるかもしれないので、テレパスを持っていくね。
>尾行の印 これについては尾行優先する奴に対しマークを付与することで印の代わりにしてもいいとは思っていたが、2人一組で発見後合流でもいいかもな。とはいえアジトにつく前に戦闘が発生する可能性はあるから、点在するにしてもそこまで離れすぎねえほうがいいとは思う。 尾行者とそれ以外でテレパスが使えるなら問題もねえだろうが、それ以外の奴は場所を決めておくかテレパスで随時連絡が取れる奴と一緒にいれば比較的容易にできるかね。 後此処まで細かくするとなると、囮自体2組囮作るよりは1組に絞った方がいいんじゃねえかな。
>目印 街の中。敵に気づかれず。ってな条件だとなかなか難しいもんですよね。 テレパスありでって話も出てるんで、俺は特に痕跡は残さずに尾行するとしましょう。 100m以内でしたら情報を連絡しますね。 >戦闘 軽装の暗針装備です。 物理攻撃を扱う方が多そうですね。敵の防御を下げる破鎧砕を使ってみます。
>尾行 テレパス使ってやり取りするなら、印とか残さなくても行けるし、 ルートの指示も細かく出来るから追跡しやすそうだな。 まぁ便利な分使える面子が限られるし、そうなると囮は一か所に絞った方が良さそうか。 >個人行動 いっそ俺は酒場でエサを撒いてみようと思う。 囮店舗の店員を装って、昼は偽装の為にも働きつつ、 夜には酒場で店が儲かってるとかの話を遊び回りながら話し回って、 囮店舗が犯人に目を付けられ易くなるようにしてみる。 尾行の時は後追い側の面子に同行して目立たない様に追いかけつつ、 荒事になったら敵の足止めとか、捕縛をメインに動くつもりだ。