対決大魔獣ハイドラ~南海の砂糖航路の開拓者達~
望月誠司
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シナリオID:1511
オープニング
ロスガリア大陸のちょっと南方、エメラルドブルーに輝く海原に浮かぶ、サトウキビが特産の常夏の島だ。
このメデイラ島だが先日クリーパーに襲われたり近海で海賊が暴れてたりと近頃の世の中物騒なので、島の守兵を増やす事にした。
しかし古今東西、常備兵というのは金がかかる。金食い虫である。
そこで島の領主は防衛費を賄う為に新たな財源を求め、諸々の政策を進める一方、島の主産業である砂糖をより高く売る事は出来ないかと考えた。生産経費削減の方向に進まなかったのは領主の性格だろう。
メデイラ島の領主は伝手の伝手の伝手を辿ってゆき、新たな売り込み先に、大陸との交易で大層儲けているというコッコ島の富豪と渡りをつける事に成功する。
奇跡的にも良顧客を確保した領主だったが、しかしこのコッコ島、メデイラ島からは直線だとほどほどの距離だが、通常航路だと割かし遠いのである。
ロスガリアにおいては遠洋航海の技術が未発達な為、基本的には沿岸を航海してゆかねばならないからだ。
ただ、調査によれば、メデイラ島とコッコ島の間には小さな島々が点在しており、これを辿って航海してゆく事も不可能ではないのだという。
「で、その航路は何が問題なのだ?」
良い航路があるのに現在まで使用されていないという事は、何か問題があるという事を意味する。
そう思って領主が問いかけると案の定側近答えて曰く、
「実は、点在する島の一つに強大な魔獣が棲息しているのです」
その為、島の付近を通ると大魔獣に襲われ船が沈められてしまう危険性が高いのだという。
「ふむ、強大な魔獣とな。クラーケンか何かか?」
「いえ、ハイドラです」
「九頭水蛇!」
伝承にも登場する大魔獣だ。
「あの、伝説のか。体長は船よりも大きく、毒の息を吐き、九つの首を持ち、首を切り落とすと二本に増えるという?」
「いえ、その島にいるものは、報告によれば首は三本で体長は10メートル程ですね。伝承歌の中に登場するものほどに強力ではありません」
切った傍から二本になって生えて来るような、そこまで強力な再生能力は持っていないらしい。
しかし、多少の傷ならば時の経過と共にすぐに治ってしまうのは伝説と同じで、正確な日数は不明だが、日を跨げば斬り落とした首も生えてくるのだとか。
そして毒の息は吐き出さないが、エーテル光波を口から吐き出すのだという。
「水中でも構わず撃って来るので船底に大穴をあけられて沈められてしまうそうで」
「なるほど……恐ろしい魔獣だな」
「島の入り江の洞窟を棲家としており、夜になるとその奥底で眠る習性があるそうです。しかし眠っている所を襲撃しても簡単には倒せません。十年程前に三十名もの島の猛者達を率い、ハイドラの寝込みを襲い討とうとした男がおりましたが、帰っては来ませんでした」
「詳しいな」
「その男は私の父でしたので」
「なるほど。ではお前に命じる。魔獣ハイドラを討ち、コッコ島への航路を切り開け」
「一命に変えましても」
かくて魔獣ハイドラを討つ為に人員がメデイラ島に集められ、一艘の船が、名もなき無人島を目指し出港したのだった。
解説
マスターより
リプレイ
風を受け大きく膨らんだ白帆を三本マストに備える帆船に一行は乗り込み、南海の島より出港した。
「さぁ、大物退治と行きますか」
甲板にて腕を組み、潮風に鉄黒色を靡かせながら不敵に笑うのはエルフのような顔立ちとドワーフような筋肉質な褐色の体躯を持つ青年、ケン・Z・ブラッドリーである。
久しぶりに大物の首が狩れるぜ、と愉しそうだ。
「伝説のハイドラ退治たぁ腕が鳴るぜ!」
同じく上機嫌で笑っているのは赤銅色の肌に銀色の髪を持つ妖鬼ハヤト=ガラン=ヴォルファングである。
「この地の農作物の流通のため、必ずや打倒せねば!」
船首に立ち、使命感に燃える茶瞳で大海原を睨んでいるのはターミル族の大柄な青年ハリス・アル・ターミルだ。
蜥蜴人として大魔獣との決戦には興味があったが、しかし最も優先すべきはそれよりも農業の発展であった。
メデイラ島のサトウキビ農園、これの発展は新航路の開拓が不可欠であり、そしてその成功はハリス達が大魔獣ハイドラを退治できるかどうかにかかっている。
「大魔獣ハイドラ、か……確かに、大物狩りだな」
背中にかかるまでの銀髪を持つ猫科の半獣人、セリオス・オーガストが真顔で静かに頷く。
「三頭水蛇……どうにか無事に勝利したい所だねぇ」
船縁に背を預けつつ飄々と言ったのは、動物の頭蓋骨を頭に被った長身の男、ヨル・スレイマンだ。
「伝承歌にある程の存在ではないとの話ですが……」
「聞いてる分でも十分に強敵よね」
「かなり厄介な魔獣だよなぁ」
白鱗の蜥蜴人アクティオンの言葉に、緩いウェーブのかかった紫髪を持つ娘エミリア・シバと、大雑把に切られた銀髪を海風に靡かせているシグルド・オルセンが頷く。
「まぁ、安全のために排除しろってんなら依頼通りそうするしかねぇけど」
蒼碧眼の傭兵エルフの言葉に、緑色の外套に身を包んだ蜥蜴人は思う、このまま排除されずに成長すればその島のハイドラも、伝承に歌われるそれのような存在になることもありうるのだろうかと――
(見たいものではありません)
アクティオンは言った。
「勝ちましょう。後々、災いになりかねない。我々なら出来る筈です」
「そうだね。海を行く人達の安全の為にも、放ってはおけない。僕達で退治して航路の安全を確保しよう!」
頷いたのは、やや小柄で整った顔立ちの為、良く女の子に間違われる美少年、ララベル・サン・ディーベルだ。
「しかし……伝承に語られるレベルのものと同種の魔獣か……再生能力が一番厄介かな」
顎に手をやりつつ唸ったのは、温和そうな眼つきのやや小柄な黒髪青年アスティン・ヴェルラインである。
「火力で畳み掛ける以外の戦法が思い付かんな」
シグルドがうぅむと同じく首を捻りつつ言う。
「その能力を封じることができれば話は別だが……」
「焼くとかどうかな?」
とララベル。
「火か。試す価値はあるかもしれないが、大魔獣を焼ける程の火となると……何処から確保する?」
「火系のスキルを持ってきた人は……いないかぁ」
「他の生き物は、例え再生能力や分裂能力があっても、急所を突かれると上手く発揮できなかったりするんだよな。そういった、再生の要になってる何かを破壊すれば……とも思うが……」
「どこ狙う?」
「頭が定番だが三つあるしなぁ」
冒険者達はあーでもないこーでもないと話し合い、
「再生能力が厄介なら、それを抑えるように削っていくしかないな」
というのがアスティンが出した結論であった。
「それにしても……頭が三つもあると誰が体を動かすのかとかで喧嘩したりしないのかしらねぇ?」
エミリアがふと呟いたが、その疑問について知る者はいなかった。
●
陽が落ちて黄金の月が昇り、黒い海に月光が煌めく。
大魔獣の棲む島へと接近した船は洋上で停泊した。ボートを海面に降ろし、授恵者達のみが島へと向かう。
パウロがランタンを掲げ、ラウリがボートを漕ぎ、やがて島の砂浜へと一行は辿り着き上陸した。
以前にハイドラの討伐を試み敗れ帰らぬ人となった男を父に持つという家臣の案内の元、入り江の洞窟へと向かう。
洞窟は事前の情報の通り海と繋がっており、海水が侵入していた。
「よーし、お前ら集まれ、詰めろ詰めろ」
最奥まで一時間以上もかかるような深い洞窟ではない、との話だったので、紫髪のハーフリング術師バーネット・フォーサイスは冒険者達を呼び集めるとウォーターウォークを発動させた。
水上歩行が可能になった一行はハリスやシグルドらウォーリア達を先頭に暗い洞穴内へと侵入してゆく。
パウロはランタンの火を消すとエンライトを出現させた。頭蓋を被り、全身を隠すゆったりとした装束に身を包んでいるリザードマンの女、ルチル・プルメリア・グレイハーツもまたエーテルを操ると浮遊する光玉を宙へと出現させ、洞窟内を照らす。
さざ波の音と落下する水滴が水面を叩く音が響いていた。
一行は水上を歩行しつつ闇の奥へと進んでゆく。
海水の上故にセリオスはバランスを崩さぬよう足元に注意して歩いた。
「いびきとか聞こえて来てたら寝てるってわかりやすいんだけど……」
ララベルは超聴覚で耳を澄ませている。今の所はそれらしいのは聞こえてきていない。
「――もしかして起きてるのかも」
そう一同に警戒を促した。
「こっちの侵入に気付いていると考えておいた方が良さそうだな」
シグルドが頷く。
「狩りの基本として獲物の寝込みを襲うのは常套だが……一撃で仕留められなかった時は気の立った獣と狭い空間で争う事になる」
ルチルが己の付近に浮遊させている光玉で闇の洞窟の奥を照らしながら言った。
「事前に気づかれていたら余計にね」
ルチルの言葉にララベルは昔何かで聞いた酒がめ用意して酔わせるトラップも必要だったかなぁと思う。
一同は迫る戦いに気を引き締めながら、奥へと進んでゆくのだった。
●
やがて一行は洞窟の最奥に広がっているホールの入口前へと辿り着いた。
「なんとか持ち堪えたいね」
ヨルが波動を開放した。
一同のエーテルが急激に上昇・増幅され、その身より鬼火のような蒼白い光が立ち昇ってゆく。蒼炎咆吼だ。
さらにヨルは輝刃をハヤトへとかけ、その手甲具足と逆手に構えた忍刀を光輝かせてゆく。
またハリスは発光により全身を光輝かせ周囲を照らした。最初は戸惑ったものだが、なかなか役に立っているスキルらしい。
「さて、準備は良いな?」
最後にバーネットが一同を見回し問いかけた。
「これから伝説の一端に挑むんだ……後悔しない様にいこうぜ」
紫髪の小柄なハーフリングの言葉に一行は頷くと、ハリス、シグルド、ラウリの三人が得物と盾を構えホール内へと侵入を開始する。
すると、ホールの奥の水面が音を立てて噴水の如く――否、塔の如くに盛り上がった。
全長10mの長大な体躯。
水面から覗く胴体より生える三つの水蛇。
それぞれが5mもの巨体を誇っている――三頭水蛇だ。
「やっぱり起きてたか!」
「我々の働きが生命線となる筈! 油断なく参りましょう!」
「はいっ!」
エンライトに照らされる闇の洞穴ホールの水上をシグルドが駆けつつ蒼碧眼を鋭く細め、同じく駆けるハリスが咆吼をあげ、ラウリが頷く。
事前に打ち合わせていた作戦通りにハリスは向かって左、ハイドラの右首を目がけ、シグルドは中央の首を狙い、そしてラウリは向かって右、左首へとシーザーロアを飛ばす。
ハヤト、ララベル、エミリア、アスティン、アクティオン、ルチル、バーネットら七名はハイドラの注意がウォーリア達にしっかり向いているかその確認を待つ。
一方、セリオスとケンはハイドラの登場を視認すると即座に駆け出しホール内へと突入している。
ホールに入ったセリオスは短弓に矢を番え月が満ちるが如くに引き絞ると、不可視のエーテルを纏わせ撃ち放った。
弦音を響かせながら旋転する矢が飛び出し、三つ首の根元、水面上に覗いているハイドラの太い胴体に突き刺さる。
凶悪なまでに生命を蝕むエーテルが、ハイドラの全身へとまとわりつくように広がってゆく。インベイシブアローだ。
「んじゃ……一狩りいきますか」
ケンが瞬間的に加速し、赤黒い首狩刀SHIMADZUを担いで前傾姿勢で水上を駆けている。刀身に光を纏わせると水面を蹴り跳躍、ハイドラに向かって右側面に回り込みつつ宙で身をひねりざま袈裟に一閃した。唸る刃がハイドラの左首の分厚い表皮を切り裂き、その奥へとエーテルを流し込んでゆく。毒撃だ。
直径1m程の巨大な頭部を持つ三つ首達は、金色に輝く禍々しい蛇瞳でそれぞれハリス、シグルド、ラウリを睨み、そして開いた顎の奥より青色の光を灯らせ、閃光波と成し撃ち放った。
(速い!)
ハイドラのエーテル光波の前兆や予備動作を見切らんと注視していたハリス、ヨル、ルチル、ララベル、アスティン、エミリアが胸中で驚嘆の声をあげる間もあればこそ、まさしく光の如き青波動が空間を一瞬で制圧し、ハリス、シグルド、ラウリへと襲いかかってゆく。
意識を防御へと集中させているハリスは盾を翳し、シグルドもやはり盾を翳して、輝くエーテルを武具に収束させ、光輝かせながら受け止める。重点硬化だ。
青色の光波が蜥蜴人の男とエルフの男に激突し、強烈な衝撃を巻き起こしてゆく。
ハイドラの閃光波は高い破壊力を誇っている。
だが、ヨルの蒼炎の援護を受けさらに重点硬化しているハリス、シグルド、ラウリは非常に頑強だった。さしたるダメージも無い様子でこれを耐えきっている。
防御に優れるウォーリアの三人ならば、耐えられない威力では無い様子だった。しかし予備動作を見切らんとしていた六人は、事前の妨害や回避行動は不可能だとも悟った。
ほぼノーモーションで撃って来る。
強いていうなら口が開いている事と顔が向いている事が予備動作だったが、口は常に閉じている訳では無く、撃ち終わった後の今も顔は三人に向けられている。
見切れるような動作が存在しなかった。
(体温の上昇も特に無いみたいね……)
サーマルアイも用いて観察していたエミリアは胸中で呟く。
パウロらの父が『まず避けられない』と断言しているだけはある攻撃のようだった。
一方、ハヤトがその間に水面の上を疾風の如くに駆けている。瞬く間にハイドラの脇を抜けると背後へと回り込み、そしてエーテルを操って自身の気配を急速に薄れさせ始めた。隠蔽だ。
ララベルもまた闇の洞穴内の水面の上を素早く駆け側面に回り込みつつ跳躍、
「喰らえ、烈風三連突!」
左右の細剣を高速で繰り出し三連突きを放った。
細剣が次々とハイドラの左首側面を穿ってゆく。赤毛の美少年は放物線を描いて再び水面に降り立つと、風の如くにステップして再び駆け即座に間合いを広げてゆく。
他方、夜空を凝縮したような濃い紫色の髪を靡かせながら、金色の瞳の女が踊るように踏み込んでいた。
エミリア・シバは右手に振り上げた剣に赤光を収束させると刃と成し、鋭く袈裟斬り一閃、ハイドラの胴体の皮膚が裂かれ鮮血が吹き出し、さらに赤い光が束縛するようにハイドラへと纏わりついてゆく。
が、次の瞬間、赤光が爆ぜ吹き飛んだ。ハイドラの抵抗だ。縛糸刃は決まると強力だが、付与が難しい側面がある。
細い腰程までに伸びる緩くウェーブした髪を躍らせつつ、女は軽やかにステップして一旦間合いを外す。
他方、後方で弓を手に立つアスティン。
セリオスの放ったインベイシブアロー、効いただろうか? 効いたのならスリップ以外を入れたいのだが、インベイシブのエーテルは不可視なので見た目ではわからない。
インベイシブは付与しやすい特性を持っていてセリオスは歴戦の授恵者だ。パウロの父らの話によればハイドラの抵抗は並との話だから恐らく効いたものだろうとあたりをつける。
「攪乱するよ!」
アスティン、120cmの魔弓に呪文の刻まれた矢を番えると目一杯に引き絞る。ハイドラの左首へと狙いを定め、放つ。
矢は闇の洞穴内を鋭く裂いて跳び、ハイドラの首の分厚い皮膚に突き立った。対象を冒すエーテルがハイドラの身に浸透してゆく。
ヨル、中央に立つシグルドの少し後ろの位置まで水上を駆け前進している。
ウォーリア三人の中で誰が最もエーテル光波でダメージを負ったか? 三人とも余裕そうに立っているので、外見からだけだとぱっと見、判断がつかない。
ただ、暗視も用いて良く観察するならハリスが最も被害が少なく、ラウリの被害が最も高いように見えた。
ヨルはラウリにヒールを飛ばし南国娘が全回復する。
アクティオン、前衛に続いてホール内へと突入している。
卓越した洞察能力にて状況より考えを巡らせつつ、弓に矢を番える。鏃の先端へと強力な重力波のエーテル力場を収束させてゆくと、ハイドラの中央首へと狙いを定め、はっしと撃ち放った。
旋転しながら鋭く飛んだ矢がハイドラに命中すると炸裂し、重力波のエーテルを三頭水蛇の全身へと纏わりつかせてゆく。
(なんとか妨害したい所だな……それと悪影響の効きはどうなっている?)
攻撃集中しているルチル、思考を巡らせている。
三つの首それぞれに意識があるというハイドラは、シーザーロアには各首が各人へとそれぞれ反応したようだが、攪乱具合も別個なのだろうか?
スキル効果は見た目だけでは良くわからない物も多い。
頭蓋をかぶったリザードマンの女は、比較的最新の技術で作られたクロスボウを構えると、装填した弩矢に対象を侵すエーテルをまとわせ撃ち放った。空を裂いて鋭く飛んだ矢が、ハイドラの左首の分厚い皮膚を貫いて突き立ち、エーテルを浸透させてゆく。
「今回の為に用意した新技だ。ちゃんと通じてくれよ」
紫髪のハーフリング術師バーネット・フォーサイス、黄色の装丁が成された魔導書を掲げ、中央の首を標的と定め、エーテルを操り呪力を解き放つ。
目に見えない凄まじいまでの呪詛のエーテルがハイドラへと纏わりついてゆく。カースだ。
凄まじい、半端ではない呪力。
これを破らない限り、ハイドラは敵性のエーテルがもたらす全ての悪しき影響から回復できない。自然消滅を待つ以外に解除は不可能そうであったから、それはかなり先の事になりそうだった。まぁせいぜい十五秒といった所だが、戦闘の場で十五秒は長い。
他方、パウロが杖を翳し、高速多段式超魔法で魔力を激増させハイドラの左首へと魔弾を撃ち込み首の一部を爆砕、大量の鮮血を噴出させている。
ハイドラの傷口が蠢く。
急速に再生していっているのだ。
その傍らインベイシブのエーテルがハイドラを蝕んでゆく。
三つ首の大魔獣の背後へと回り込み隠密中のハヤト。
(可能なら目を狙いてぇが……)
問題点は二つ、ハイドラの首は長いので目を刀で狙うにはよじ登る必要があるが、水気を帯びて滑らかな皮膚を持ち、かつさほど素早くはなくとも動いている首を無事に登れるかという事。
あと、触れられればさすがにそこに何かがいると気づかれるだろうから、奇襲になるのかという事。
喧嘩のパンチでもそうだが、無意識の所に不意にあたるから奇襲は効くのであって、意識している箇所からだとダメージは半減する。
(――着実に行く)
銀髪の妖鬼は確実性を取る事に決め、静粛に水上を駆け跳躍、宙で身をひねりざま旋風の如く逆手に握った忍刀を一閃する。
暗殺撃バックアタック。タナトスバイトだ。
水没した島の祭殿から持ち帰られた刃が唸りをあげて走り、ハイドラの左首を熱したナイフでバターでも裂くかの如く鮮やかに断ち斬ってゆく。大量の鮮血が噴出した。
着水したハヤトは再び素早く後退しハイドラにその気配を悟らせぬように位置を変えてゆく。
同様に後方に回り込んでいるララベル、水上を駆け跳躍するとハイドラの背に飛び乗り、その首の根元目がけ駆けてゆく。
「烈風三連延髄斬りだっ!!」
バックアタック。一刹那のうちに嵐の如くに振るわれた三連の刃が、ハイドラの首裏を滅多斬りにし壮絶な破壊を巻き起こしてゆく。
鮮血が噴き上がる中、ララベルは素早くステップして身を翻し間合いを広げる。
他方、正面エミリア。
先の手応えはまったく目がないという具合でもなかった。
「もう一度!」
夜空の髪の女は素早く踏み込むと赤光を剣に宿し一閃、ハイドラの胴体が斬り裂かれ、赤光が纏わりついてゆく。
エミリアは流れるようにステップして間合いを広げ、赤光がハイドラの胴、そして各首まで広がってゆく。
今度は通った。
そして、基本的な悪影響は三つの首すべてにも作用するようだ。恐らく、意識に関わるものだけが別個なのだろう。
セリオス、意識を攻撃に集中させ、構えた弓に光を急速に収束させていっている。バスターアローだ。
太陽の如き眩さにまで光が強まると、猫科の半獣人は全力で引き絞った光の弓より烈光の矢を撃ち放った。
解き放たれた閃光が、旋転しながら空間を真っ直ぐに一瞬で貫きハイドラの左首の分厚い皮膚に命中、回転する錐の如くに抉ってゆき、深々と矢が突き立つ。
「おいおい……よそ見なんてしてんじゃねぇよ」
一方、ハイドラに肉薄しているケン、注意がラウリに向いているのを見て、シーザーロアを飛ばした。
執着を呼び起こすエーテルがハイドラの左首に叩きつけられる。
ラウリを睨んでいた首が振り向き、黄金色の蛇眼がギロリとケンを見下ろした。
アスティンが魔弓に呪矢を番え、アクティオンがエーテルを収束させつつ弓に矢を番え、ルチルもまたエーテルを収束させながら弩に矢を装填する。
並ぶ三人の射手より唸りをあげて矢が撃ち放たれ、次々にハイドラの左首へと突き立ってゆく。目を狙ったルチルの弩矢は、ハイドラが咄嗟に首を傾けた為、目の付近の肉を抉りながら抜けてゆく。
「むんっ!」
防御に集中しているハリスは、向かって左、ハイドラの右首側の側面へと肉薄すると根元の胴体目がけ三本爪の鋤を竜巻の如く振るった。
エーテルが収束された三本爪の刃が、ハイドラの分厚い皮膚を抉り裂き、三本の傷跡を残しながら抜けてゆく。
エミリアが纏わせた赤光が首を含む全身まで及んだのを見たバーネットは、黄色の魔導書を掲げると、エーテルを操り、物緑色の光弾を発射した。
鋭く飛んだ緑色光弾がハイドラの左首に命中して破裂、その皮膚を爆ぜさせると共に緑色の光を纏わりつかせてゆく。アシッドブリットだ。物理装甲を劣化させる。
シグルド、槍へとエーテルを収束させるとハイドラの首を狙い一閃。遥かに間合いの外、しかし、巨大な衝撃波が唸りをあげて飛び出し、三つの首をまとめて薙ぎ払い打撃を与えてゆく。
パウロが杖をかざし、高速展開式超魔法で魔力を増幅しつつハイドラの左首へと魔弾を爆裂させ、ラウリが水上を踏み込み曲刀を一閃している。
ハイドラの三つ首は、人を丸呑み出来る程に巨大な顎を上下に開くと、耳をつんざく咆吼を轟かせた。
並ぶ巨大な牙に光が収束し、青く青く強烈に輝いてゆく。
向かって左、ハイドラの右首が、金色の蛇眼でハリスを見下ろし睨むと、長い首を伸ばし猛然と迫ってゆく。
防御に集中している緑鱗のリザードマンは、翳す盾と糧守の鎧にエーテルを収束し光輝を纏う。重点硬化だ。
目一杯に広げられた巨大な顎に並ぶ、青い光を纏った牙が、凄まじい勢いと剛力とで閉じられ、ハリスの胴を横から挟み込んだ。
金属が歪み砕けてゆく鈍い音を響かせながら、大魔獣の光纏牙がハリスの身に喰い込み、鬼神の破壊力を炸裂させてゆく。
大柄なリザードマンの茶瞳から光が消え失せた。その四肢から力が抜け落ち、鋤が水面に落下してゆく。
ぼちゃんと音が鳴った。
昏倒した。
他方、中央の首と相対しているシグルド。
(この攻撃だけはあまり食らいたくはねぇな)
相変わらずの笑顔だが内心には危機感があった。
出来ればかわしたい所だが、しかしシグルドはあまり回避が得意ではない。積極的に回避しようという意志も無かった。故に回避に賭ける踏ん切りがつかない。
(ままよっ!)
エーテルを全開に盾と鎧に輝きを宿し防御に集中する。果たして耐えきれるか。
青い光を纏った牙が並ぶ巨大な顎が迫り、シグルドの胴へと轟音と共に喰らいついた。
金属や諸々が盛大に砕けてゆく音が鳴り響き、エルフ傭兵が吐血し、その手から槍が滑り落ちる。
意識が消えた。
三本目の首。
向かって右、ハイドラの左首が牙を青く輝かせながら顎を開きケンへと襲いかかる。
(来た)
鉄黒髪と赤胴色の瞳を持つドワーフとエルフの血を引く青年は、迫る大魔獣の首を不敵な笑みを浮かべ睨み返した。
硬い凄絶な音を洞穴内に鳴り響かせながら大魔獣の口が閉じられ、そしてそこにケンの姿は既になかった。
男は瞬間的に素早く加速して駆け間合いを外し、回避していたのだ。
「おせぇよ」
ドワーフの青年が言葉を投げハイドラを引き続き挑発する。
言葉は通じないだろうが嘲られたのは感じたのか、ハイドラの左首がその金色の瞳でケンを睨み、顎を開き、耳をつんざく怒りの咆吼をあげる。
ハリスとシグルドの身が水面に落ち、海水を赤黒く染め上げながら水底へと沈んでゆく。
行動を遅らせていたヨルは、祝詞が刻まれた武骨な両刃直剣を急ぎ振り翳しエーテルを練り上げるとハリスへヒールを、シグルドへとサイドヒールを放った。
癒しの光が透明度の高い水底へと沈んだ二人の男へと差し込み、その傷を急速に癒してゆく。
ハイドラの傷口が蠢き急速に癒され、そして毒のエーテルが巡ってゆく。
虚ろとなっていたリザードマンの瞳に再び光が宿った。
ハリスは朦朧としながらも状況を把握すると、傍らの水底に沈んでいた鋤を掴み浮上、再び水面の上へと立つ。
(野郎)
ハヤトがエンライトに照らされる洞穴の薄闇の中に金色の瞳を輝かせた。
気配無く、風の如くに水上を駆ける赤銅色の肌の妖鬼は、跳躍すると忍刀を一閃、再度鮮やかにハイドラの左首を斬り裂いた。
大量の鮮血が噴出し、ケンを睨みながら上げていた魔獣の咆吼が途絶える。左首は糸が切れた操り人形の如く脱力して、水面にその頭部を叩きつけ盛大に水柱を吹き上げた。
が、
(ま……首の一つくらいじゃ終わらねぇよな)
ケンが胸中で呟く。
他の二つの首は止まる気配無く動いていた。
ララベルは再度、ハイドラの背後へと突撃して左右の細剣を嵐の如くに振るって中央のハイドラの首を斬り刻み、エミリアも正面よりララベルとハイドラを挟み込むようにして水上を跳躍、右の剣と左の短剣を閃かせ三連斬を浴びせてゆく。
セリオスとアクティオンがエーテルを収束して中央の首へと鋭く矢を撃ち込み、ケンが再度跳躍し肉体を蝕むエーテルをまとわせた首狩刀を一閃、ハイドラの中央の首を斬り裂いた。
アスティン、ヨル、バーネットはシグルドへとヒールを飛ばし、ヨルはさらにサイドヒールをハリスへも飛ばす。
身を癒す光が放たれ、傷ついている体躯が急速に癒され、痛みが引いてゆく。
ルチル、戦闘不能者が発生している故、緊急に濃煙炸弾の使用が脳裏をよぎったがどのように使えば効果的かがわからない故に見送った。下手に使うと味方を遮るだけになる。
「むぅぅっ!」
鮮血と海水に塗れたハリスが歯を喰いしばり再び一同の前に立ち、ハイドラを睨んで胴へと鋤を叩き込んでゆく。ラウリがシーザーロアと衝撃波を放ち、パウロが魔弾を中央の首へと撃ち込んでゆく。
ハイドラの二本の首が咆吼し、牙に青い光を纏わせた。
「来るぞ!」
ルチルが叫んだ。
光纏噛み付きは予備動作が大きい。
その隙を捕らえた女リザードマンは、極限まで狙い澄まして中央のハイドラの金色の蛇瞳へと弩矢を撃ち放った。
鋭く飛んだクォレルが、吸い込まれるようにハイドラの右目へと突き刺さってゆき、しかしハリスとラウリが噛み砕かれて、鮮血を散らしながら海中へと沈んでゆく。
水底にてシグルドがカッとオッドアイを開き目覚め、槍を掴み水上へと浮上し立ち上がる。
ハヤトが今宵三度の暗殺撃、薄闇に金色の瞳を輝かせ宙を舞った銀狼妖鬼が中央のハイドラの首後を斬り裂き、赤毛を靡かせながらララベルが首元へと三連斬を、紫髪を躍らせながらエミリアが舞うように三連斬を浴びせている。
アスティン、ヨル、バーネットがハリスへと癒しの光を放射し、ヨルはさらにラウリへとサイドヒールを飛ばす。
セリオス、アクティオンが鋭く、強烈に、それぞれ矢を撃ち込み、パウロが光の魔弾を爆裂させる。
海水と鮮血に濡れながら水上に立つシグルドは、蒼碧眼の瞳を細めると、光魔弾の爆裂に重ねるように、中央ハイドラの唯一残った目を狙い槍を一閃した。
衝撃波が飛び出し唸りをあげてハイドラへと襲いかかってゆく。大魔獣は咄嗟に瞳を閉じて防御した。しかし一瞬、その動きが止まる。
刹那、唸りをあげて弩矢が飛来し残った左目を貫いた。ルチルが撃ち放ったクロスボウの矢だ。
「なかなか楽しかったぜ……」
声と水面への波紋を残し、鉄黒髪のドワーフが瞬間的に加速した。
突撃したケンは投石器から放たれる石弾の如く跳躍、ハイドラへと迫ると、
「安心してその首狩らせろやぁぁぁ!!」
赤黒い刃を掻き消す程の速度で振り抜く。紫電一閃。
赤い閃光が空間を鮮やかに断裂した。
間にあったハイドラの首が鮮血を撒き散らしながら二つに別れ、転げ落ちてゆく。
水上にケンが着地し、ハイドラの右首が巨大な顎を開いてケンへと迫り激怒と共に噛み砕いた。
盛大に吐血しながら首狩刀と共にドワーフ青年が水底へと沈んでゆく。
最後に残ったハイドラの首は怒りの咆吼を轟かせ、なおも闘志盛んに死に物狂いで暴れ続けたが、シグルドがシーザーロアを飛ばし噛み砕かれてまた昏倒しながらも引き付け、
「――俺が最後の前衛だ。けど、そっちもラスト一本、負ける気はさらさら無いな」
シグルドの後を継いでヨルが前衛に立ち、両刃直剣を振るっている間に、残りの面子が総攻撃を仕掛けてゆき、最後の一本もやがて倒れた。
首をすべて失ったハイドラは、しかし残った胴体だけでも動いていたが、
「しぶとい、いい加減くたばれ」
ララベルの言葉と共に立っている一同が攻撃を加え続け、完全に息の根を止める事に成功したのだった。
戦後、ヒールによって負傷者の手当を行うと、
「怪我人の手助けを――」
「ハリス、あの大魔獣の牙を二度も喰らったんだ。お前が一番か二番かの重傷者だったよ、今回は無茶せずに休んどきな」
とルチルに諭され、今回は前回の討伐メンバーの遺品の捜索回収のみに留めておくハリスであった。
「有難うございます」
ハリスが遺品らしき複数の剣を水底から拾い上げる事に成功すると、パウロが礼を言ってきた。他の島の遺族達も喜ぶだろうと。
その後、一行はハイドラの三つの首を討伐の証として切り取り洞窟から出ると、ボートへと乗り込み、船へと帰還した。
船員達は驚いていたが、メデイラ島へと帰還し討伐成功を報告すると島民達は大喜びした。
領主もまた満足げに労いの言葉をかけ、一行は屋敷で盛大な歓待を受けた後に、島から船に乗って大陸へと帰還したのだった。
かくて、冒険者達の活躍により南海の大魔獣ハイドラは討伐され、新航路が開拓された。
メデイラ島では砂糖を売り込む為に、今回切り開かれた航路を使用して、コッコ島へと向けて交易船が出される事になったという。
マスターコメント
ロングシナリオ非常に難しい 報酬:標準12 / 6〜12人
2021年10月26日 11時25分33秒 公開
参加者
相談掲示板
ヒーラーのヨル・スレイマン。宜しくね。 考えることはいろいろありそうだけど、目下は同対象が連続で攻撃を食らうとやばそう⋯⋯かな。 首に対して多少散開してかかった方がいいのだろうか。現状は単体攻撃しか出てないけど、出てる情報が全てではないかもしれないし、あった場合の範囲攻撃対策にもなるね。 青色閃光波は散開じゃどうしようもないから、執着付与も大事そうだ。 ハイドラのINIが最低と仮定するなら、回復は急務でない場合3首の途中でも割り込めるように備えておきたいとは思っている。 >暗闇対策 エンライトを頼む、ランタンとかを持ち込む、暗視を持ってく⋯⋯のどれかになるかな。 俺は暗視を持ってくことは可能だよ。 一応所感はこんな感じかな!
シューターのアクティオンです、よろしく。 高い生命力+常時回復、ということで、多少は無理をしてでも攻め手を厚くしないとジリ貧になりそうですね…… あちらの攻撃手段はいずれも高火力で、チャージが必要だが射程も命中精度もある閃光波と、射程はなく命中も並だが縛りがない噛みつき。 抵抗は普通ということで、相手の命中力を落とせればまとわりついて噛みつき誘発の方が良さそうですが……
シューターのアスティン。よろしく。 常時回復で抵抗が普通、ってなると。付与を高めにしたうえで【スリップ】とか を狙って回復量と同等、とはいかなくても回復量に迫るぐらいの継続ダメージを与えられれば やりやすいかもだね。 真ハーツベインショットを持ち込もうかな…。 …というかバッドステータスを色々付与して切らさないように立ち回る、 のが意外と重要そうなのかな、ハイドラ・・・
ウォーリアのハリスと申します、どうぞ宜しく。 神話に語られるが如き大魔獣との一戦…私は一介の農民ですが、リザードマンとして興味を 惹かれますね…まあそれはそれとして農作物の流通を妨害するならば全力を以て処するのみ。 >戦法 どうやら見る限り敵は物理攻撃が主のようですね。ならば壁役はお任せください。 そう何発も耐えられるものではないかもしれませんが、一発ならば確実に止めましょう。 ヨル殿も仰っていますが、首の攻撃を分散させ的を絞らせないのが重要になるでしょう。 幸いにして、今回同行して頂くラウリ殿はシーザーロアを多く積んでいるようです。 彼女の力を借りれば、最低でも首1つは釘付けにできるかと思われます。 他に参加者の中で防御型のウォーリアは私とシグルド殿ですから、3人で1首を受け持てば 丁度分担できますね。ケン殿は攻撃特化型のようですから、アクティオン殿の指摘にある 敵の自動回復を勘案しても、防御は考えず攻撃に集中して頂くのが良いかと思われます。 他、シューターの方ならばヒドラの眼や口を狙うことで命中低下や光波射出の妨害などが 可能かもしれません。ただ、光波は相当長射程なようですから、敵が我々ウォーリアを 狙い始めたことを確認した上で仕掛けて頂いたほうが安全かと思われます。 >暗所対策 ああ、私は発光が可能ですので、昏倒しない限りは永続的な光源になれると思います。 昏倒すれば消えてしまうので万一はありますが、暗視をお持ちでない方の一助になるかと。
キャスターのバーネット・フォーサイスだ。 まぁ、よろしく頼むわ。 >方針 今回の敵は高威力、あるいは高命中の攻撃を三つの首それぞれが仕掛けてくるって事だから、 既に出ている意見だが、シーザーロアでそれぞれの首の注意を引きつけて、 攻撃を受ける面子を分散させた方が良いな。 ハイパーバイトファングを喰らった後、別の首からもう一撃喰らうのは避けたいし。 ただ、ヒーラーがスレイマンだけだから、他の面子も回復系を用意して、 被弾した奴をすぐさま回復できる態勢を作った方が良さそうだ。 あとはBSで諸々の能力を下げたり、スリップを付与して少しでも毎ラウンドの回復量を 減らすってところだな。 >暗闇対策 特に周辺が暗闇の方が良い理由もないし、各自で暗視を持ち込むよりは、 エンライト等の照明を用意した方が、スキル枠を圧迫しなくていいとは思う。 あとは使用者が倒れた時のリスクを考えて、2,3人が用意しておくのがベターか?
情報屋のルチルだ。 クラスはシューター。よろしく。 既に言われてる通り、相手は三回行動ができるようなものだから各首の狙いをそれぞれ向けた方がよさそうだね。 頭同士の意識が独立していると書かれているから、首毎に対象を分けて【執着】をかけられそうな気がするね。上手くやれば互いの頭が邪魔し合うように誘導なんかもできそうだ。 で、シューターが各頭に妨害をかけるなら最低一人一つという形で妨害に貼り付く事はできるか。 防御と生命があれば耐えられるとはいえ、光波も噛みつきもやたらめったらに撃たれたら立て直しが厳しいからね。 後、気になる事があるとすれば既に敵が侵入者に気づいているという状態か。 察知して構えておかないと、不意打ちで何がしら不利を受けるんじゃないかと。 >暗闇 暗視やサーマルアイの用意はできる。エンライトを持ち込むかはアクティブスキルの空き枠との相談だね。 手を塞がずに照明を用意できるという利点は大きいが。
ウォーリア、シグルド・オルセン。よろしく頼む。 すでにハリスが言っている通り、防御型のウォーリアとしてシザーロアで首の一つでも引き付けておこうかと考えている。同行者のラウリも含めてちょうど一人一頭を相手にできるな。 再生持ちで持久戦になると厄介だし、他の攻撃できるやつはガンガン攻めていくしかなさそうだな。 俺は戦槌を持っていってヒーラーの補助もするつもりだ。その代わり移動距離は落ちるが。 暗闇対策は暗視を持っていこう。
・・・・ん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む とりあえず3手に分かれてで俺もいいと思う。 毎ターン1割回復されるからアスティンの言う通りスリップで継続ダメージがいいだろうな。 今のところいちばん高いのはおれはインベイシブアロー(強度12)持っていけるが。 まあ長期戦になりそうだから各自持って行って切れたら交換でがいいか。
>スリップダメージ 真ハーツベインショットはこちらも用意できますので持っていく予定です。 >侵入者に気づいている 分かりやすいのは突入と同時に閃光波で出鼻をくじいてくるパターンでしょうか。 とはいえ、ホール内に入るまでは水中にいるようですし、「攻撃を受けるかも」の前提で突入するしかないですね。
おーっす! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! さ~て、なかなか厄介そうな相手だよな。 方針はあらかた今出てる感じで異論はねぇ。 俺は一気に後ろに駆け抜けて死角からの攻撃に効くかどうかわかんねぇが目潰しでも仕掛けてみよーかと思ってんぜ!
ごめんなさい、顔出しが遅くなったわ シーフのエミリアよ、よろしくね。 水深浅くて移動は歩いて出来るとしても、戦闘時には足場不利あつかいで移動や回避にペナルティありそうかしらって思ったわ。 三つの首に執着は大賛成ね。つけてもらえるのなら、回避を下げて火力やバステ付与寄りの装備に出来るし。 で、付与でふと思ったけど、胴体と三つの首があるけれど付与の扱いも首ごとになるのかしらね。 胴体にかけたら全部の首に効果出るとかならないものかしらねぇ。 個人行動は付与型で足りないのを補うか(シーフの命中や回避を下げるのはスキルの効果値的にはシューターさんより低い感じだし) 火力特化にするかは相談次第って感じで考えてるわ。
>洞窟内 そうか、奥のホールも海水が溜まってるんだったな…… それなら、俺の方でウォーターウォークを用意しておこうか? 戦闘で水面が荒れるとしても、足腰が浸かっている状態よりは動きやすいと思う。 ただ、その場合エンライトとかは他の面子に頼る事になりそうだが。 >個人行動 全体的にバステ付与する面子が多そうだし、少しでも長持ちする様にカースを持ち込もうか? 呪いで3ターンは効果が延長するし、かけ直し回数が減る分攻撃に手を回せるし。
顔出しが遅れてすまん ウォーリアーのケンだ いい首がいっぱい狩れそうなんで参加したんだが結構大変そうな状況なんだな >暗闇対策 俺は暗視で対応するつもりだな 前に出て接近するから、何かしらで視界が確保できない状況は避けたいからね >敵がこちらの侵入に気がついている そういや俺らの侵入してるのバレてるのか・・・・・・敵が水中にいるってんなら、雷系の魔法で感電とか衝撃波系の技で水中に衝撃伝播させて意表を突くとかできたりしないかな?
<バッドステータスは首ごと?胴体で全体? シバの疑問は俺もちょっと感じたんだけど。 首には3つの意識がありそれぞれ独立してる。 でも体は一つ。 って考えると、執着みたいに意識に影響を与える場合は別々。 スリップや行動阻害みたいに体に影響を与えるのは胴体から全体 って感じなのかな、って気はした。 ・・・でないと執着を付与したら一人に3つの首の意識が向くことになるし、 それはそれで意識3つっていうのと矛盾しそう…。 <ヒーラー少ない あ、確かにヒーラーが少ないね。 俺は魔弓装備してヒールを持ち込むよ。 バッドステータスと回復に寄せて火力はほかの人に任せる
>ハイドラへの付与の扱い ・胴体が一つなので生命力は共有 ・意識に作用する執着や混乱などの付与は首ごとで別個 ・生命力に作用するスリップダメージ系、移動に作用する拘束などは共通 ・攻撃力や回避力などの低下系は不明(恐らく首ごと?) アスティン君と同じ感じで、俺も上記のイメージだったね。 生命力が首ごとであれば、遠距離攻撃系は集中狙いで各個撃破した方が被弾数が減って良いだろうけど……胴が同じなら多分共有だろうなぁ。 >個人行動 俺は回復メインで動くのが良さそうかな。 皆が良ければ、突入直前にハウリング・オブ・ブルーフレアを全員にかけられたら良いなと思っている。 >回復 首が5mで長いんだよね……。範囲回復スキルで前衛全員回復、とかは範囲が足りないかもしれない。 とはいえ攻撃手が回復に手を回しすぎても総火力が減ってしまうし、なるべくなんとかできるように頑張りたいとは思う。 基本的には、首を引きつける前衛優先の回復にはなるかなとは思う。
>バッドステータスの扱い 意識や知覚(死角や聴覚)は頭ごと、他は共有のイメージでしたね、こちらも。まあ頭が別なら脳の処理も別ではないか、というぐらいの根拠ですが。わざわざ頭が3つあっても一つを撹乱されたら全部が駄目になる、というのも間抜けではありますし。 ただ、個別の生体ではないのも確かなので、「絶対」ではないですし、纏めて執着などがかかる可能性も考えた方がいいのかもしれません。 ただ、その場合でも結局「全部の頭を封じればまともに動けなくなるのは変わらないだろう」ぐらいの対策になりそうですが。
<生命は共有 まあ俺もそこは同じ認識だな。あくまで首三つで意識が別々なのは三回攻撃するぐらいの考えだったな。 スリップダメージもその場合共通だからそれぞれ効果が切れたら次のやつがでいいと思う。 あとはとりあえず執着をつけて三つ首全部が攻撃集中するようなら耐えるの厳しそうだから掛けたら三つ首全部行くのか、別なのか両方に備えておいた方がいいだろうな そういえば三つの首にそれぞれ対応するが班分けとかしておくべきか? 123でもABCでもいいが、12人いるから4:4:4で分ければいいと思うが
>BSの適用範囲 俺の認識としては、生命とか敵全体に共通する箇所に対するBSは共通、 攻撃とか認識とかの首ごとに異なるものに対するBSは個別、って考えだったな。 まぁ、その辺は実際掛けてみないと判らないし、やってみた結果に応じて対処するしかないな。 >分担 首ごとに注意を引く前衛や、その援護をする面子は個別に分担をする方が動きやすいとは思う。 それ以外の面子は……実際効果があるか判らんが、特定の首に攻撃を集中して、 首一つを先に潰せないか試すのはどうだ? 生命は共通だろうが、一つの首を集中的に痛めつけて脱落する様なら、 敵の攻撃回数も減らせて楽が出来るかもしれない。
>BSの扱い 既出だが、【執着】のように意識に影響を及ぼす効果は首毎、それ以外のBSや生命の減少は共通という認識でいた。 まあ【執着】が全ての首に纏めてかかる場合を考慮するなら、最も狙われている一人に回復を集中させて【執着】が抜けるまで耐えるって具合か。 この場合になっても大幅な立て直しが必要になるほどではないと思うよ。 >分担 各首の狙いを引き受けるタンク、首の動きに妨害をかける役は分担した方がいいと思うがそれ以外は攻撃を集中させておくのに賛成。 流石に生命力がまだ残っていても負った傷に応じて動きが鈍らない訳ではないと思う。 >個人 頭だけで1hexあるのは確かにでかいが…ヨルのカバーにアスティンが入れば前衛の維持はできそうか。 一応こちらでもヒールを用意して足しにはするが、ダメージを与えての妨害を狙うから魔弓ほどは回復量は伸びないと思う。 まあ、こちらは噛みつかれないようになるべく距離を取る予定だからね。ヒールが届くかはあまり期待してくれない方がいい。 言うまでもないがウォーターウォールの必要性は薄いよ。 エンライトの準備は…攻撃スキルの回数は減るが用意できる。 特性の方は真ハーツベインの他に、奇襲対策の捜波か煙幕で緊急時に光波を当てづらくするか、普通に攻撃へ力を向けるかってとこだね。
ごめんなさいね、取り急ぎになってしまうのだけれど >BS みんなありがとう。大体みんな同じ認識ね。 で、シューターさんはスリップ系を持って行ってもらえるようだから おねえさんは基本火力によらせようと思うわ、ただ合間に縛糸刃を入れてみるようにしようと思うわ >呪いやウォーターウォーク 持っていく方のの負担でなければあると私としては助かるかしらと思うわ。 >分担 同じく、攻撃メインは一つの首に集中して戦闘不能に持っていけるといいのかしらって思ったわ。
発言の間が開いてしまい申し訳なく。 >持込スキル ・特性 キャッスルガード シーザーロア ・一般 戦術眼 発光 ・アクション チャージング 鋭撃2 強打3 重点硬化 役割である前衛盾役(と照明)として特化したもので、他の事はほぼできません。 ただ、攻撃には最も長く耐えられるかと思います。有事は回復を他の方に回して頂いても。 >ウォーターウォーク 近接攻撃しかできない私には必須のものですね。是非お願いします。 >4人ずつのチーム分担 見る限り広大な範囲攻撃があるわけではないようですから、執着さえ取れるならそこまで 散開する必要はないかと思われます。バーネット殿の言うように役割分担のみ行い、戦線の 展開は相互支援が可能な範囲に留めるべきかと。 >首への集中砲火 有効な策かと思われます。ただ遠距離攻撃を持たない私では効果的な攻撃ができませんね…。 一先ずこちらは胴体を殴ることに注力致します。 >全体の流れ 時間も差し迫って参りましたので一先ず纏めを。 1:巣までは警戒しつつウォーリアを先頭に進行。エンライトや発光で視界確保 2:巣の手前で安全確保できるギリギリの位置でヨル殿のブルーフレア他補助呪文を展開 3:ウォーリア3人が突入しシーザーロアで注視付与 4:ハイドラの注意がウォーリアに向いた所で後続が突入 5:役割分担に応じ戦闘展開。初手から火力集中し長期戦を避ける 以上で宜しければ私のプレイングに記載致します。修正点があればご指摘ください。
僕はシーフのララベル・サン・ディーベル。 みんな、宜しくね! 僕は動き回りながら、攻撃加えていこうと思うよ。 >暗闇対策 暗視を持って行くね。
方針纏めと記載助かる。 内容にに関してはそれで大丈夫だと思う。 >味方NPC そういや、ラウリにはシーザーロアで敵の抑えをしてもらうとして、 パウロに関してはどう動いてもらう?。 短期決戦指向で高速多段式超魔法とか、高速展開式超魔法を用意してもらって、 序盤に最大火力を発揮できる形とかどうだろうか? 問題無ければ、俺の方で記載をしておく。 >個人行動 再掲になるが、交戦時はBS付与を優先として、カースで呪いを付与しBS回復を遅らせつつ、 アシッドブリットで物理防御を、魔霞3で命中をさげておく。 あとは回復用のヒールと、ウォーターウォークは持っていこう。
ハリス君は丁寧なまとめありがとう。助かる。 >ウォーターウォーク 俺も貰えたら欲しいなと思う! 遅くなってしまったので、タイミングが突入直前でかつ範囲hexに入れそうだったら自発的に貰いに行くように書いておくね。 >味方NPC バーネット君の指示でいいと思う。記載もありがとうね。
まとめの記載助かる。その内容で問題ないと思うよ。 NPCへの指示もその内容でいいと思う。