怪しい忘れ物

真柄 葉

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シナリオID:1505

オープニング

 リブラネスタ冒険者ギルド。
 日々訪れる依頼者たちと、依頼解決に沸く冒険者達の熱気で今日も大いににぎわっていた。

 そんなギルドの受付カウンターで、貴族の執事の様に身なりの整った男が受付係リーミルと問答していた。
「……ご依頼の内容はわかりました。しかしながら、我々冒険者ギルドは犯罪への加担はいたしません」
「これは異な事を。我々が犯罪組織だと仰るのですか?」
「いえ、そうは申しませんが、この様に内容のはっきりしない依頼はお受けできないと申し上げております」
「内容がはっきりしないとはどういう事でしょう。私は『箱』を『ある場所』へ『同時』の届けていただきたい。そう申し上げているだけです」
「問題なのはその箱の内容物です。内容物を開示できないのであれば、ギルドで配達の依頼をお受けすることはできません」
「ですから、内容も申し上げておりますように、箱の中身はまだないのです。お見せしたくてもできないのですよ」
「中身の無い箱を配達だなんて……申し訳ありませんが、信用できません。今この場で内容物を開示していただけるのであればお受けいたしますが、出来ないとなればやはりお受けすることはできません」
 話し合いは難航しているのか、ぐいぐいと押してくる執事に対し、リーミルは首を振り拒否している。
「どうかしましたか?」
 と、そこへ割って入ったのは、同じ受付係であるホリー・アッテンボローだった。
「あ、ホリー先輩。えっと、こちらのお客様がご依頼をお持ちくださったのですが……」
 リーミルは男を紹介しつつ、ホリーに困ったような表情を向ける。
「……なるほど、私が代わりましょう」
 ホリーはリーミルの困った表情を見て何かを悟ったのか、交代を申し出た。
「あ、ありがとうございます。お客様、別の者と代わりますので、私は失礼いたします」
「おお、そうですか。それはよかった」
 リーミルが執事に頭を下げると退席し、ホリーが代わりに椅子に座る。
「では改めて内容をお伺い出来ますか?」
 席に着いたホリーは、執事から改めて依頼内容を聞いた。

「……なるほど、ご依頼の内容は把握いたしました。依頼内容自体に問題はありませんが、やはり内容物ですね。我々ギルドは犯罪には加担いたしません。その内容物が禁制品ではないか確認するため、ギルドの授恵者によるチェックを挟ませていただきますが、かまいませんか?」
 男がカウンターの上に置いた小さな箱を眺めながら、ホリーは問いかける。
「ええ、もちろん構いません。ただ……」
 と、ホリーの出した条件に笑顔で答えたものの、執事は言葉を濁した。
「ただ?」
「箱の中身がなんなのかを理解していただけるとは思えませんが、その場合はどうなるのでしょうか?」
「理解していただけるかわからないとはどういう事でしょうか?」
「そのままの意味です。箱の中に入る予定の物は、我々が苦心の末に作り出した『品』です。いくらギルドの方であろうと、あんな『品』は見たことはないでしょう。ですから、その正体不明の『品』を『禁制品だ!』などと言われてしまえば我々にはどうする事も出来ない」
「……なるほど。お客様はその『品』を、無知な我々ではその判別はできないだろうと」
「ええ、そうです。それほどまでに革新的な品ですから」
 執事は自らの功績を誇る様に、胸を張りながら満足げに頷く。
「……わかりました」
「おお、わかっていただけましたか。では――」
「お断りさせていただきます」
「……」
 きっぱりと拒否したホリーに、男の顔が一変した。
「冒険者ギルドは有能で公平無私な組織と聞いていましたが、この程度の依頼もお受けしてはもらえないという訳ですか」
「この程度、とは我々は思いません。これは非常に難易度の高い依頼になります。残念ですが、我々ギルドとしましては、これほどの高難易度の依頼をお受けするに足る冒険者をご用意できません」
「ははっ、なんと! 天下の冒険者ギルドがたかだか配達一つできないと!」
 執事は冒険者や依頼者が見つめる中、高らかに声を上げギルドを批判する。
「何と申されようとも、我々はこのご依頼をお受けできません。申し訳ありませんが、お引き取り願えますか?」
 しかし、ホリーはそんな執事の態度にも動じることなく、にこりと笑顔を向け退席を促した。
「……ええ、わかりました。それではここでの依頼は諦めましょう。ここでお受けいただかなくても、やり様はいくらでもありますから」
「やり様?」
「おっと、なんでもありませんよ。お嬢さん」
 執事は訝しむホリーに不敵な笑みを浮かべる。
「では急ぎませんと。私は冒険者ギルドが配達もまともにできない組織だと、主へと報告せねばなりません」
「そうですか。では、主様にもよろしくお伝えください。次回ご依頼の際は、素敵な中身を期待しておりますと」
「……ふんっ!」
 執事は乱暴に立ち上がると、集まる野次馬の視線に唾を吐き、まるで執事らしさの欠片もない態度でギルドを後にした。

「変なのに当たったな」
「まぁ、こういう事もありますよ」
 ふぅと溜息をついていたホリーに声をかけたのはアナンディーンだった。
 その後ろには『先輩ありがとうございます!』と頭を下げるリーミルの姿もある。
「それよりアナンディーンさん」
「……ああ」
 ホリーは立ち上がりリーミルに『気にしないで』と席を返すと、アナンディーンと共に奥へ向かった。
「どう思います?」
 物陰へと下がった二人は、辺りに『耳』の無い事を確認すると話を進める。
「確かめる必要はあるとは思うが、ギルドが首を突っ込む内容かというと微妙だな」
「うーん、そうですか」
「納得しないか?」
「そう言う訳ではないんですけど……なんていうんでしょうか、長年の勘っていうんですかね。そう言うのが、ちょーっと騒いでるんですよ」
「ふむ、長年の勘か」
「む。どうせ、年増ですよ。悪かったですね」
「……誰も一言もそんなこと言ってないがな」
 べーっと大人げなく舌を出すホリーに、アナンディーンは呆れたように肩を落とした。
「……たぶん、あの人諦めないと思うんですよね」
「なぜそう思うんだ。それも勘か?」
「あの人が言った『やり様』って言葉です」
 アナンディーンが見つめる中、ホリーは頭の中で考えを纏めていく。
「ギルド本部で受けないのであれば、支部ではどうか」
「支部だと? ここで受注しない依頼を支部で受ける訳がないだろう」
「本当にそうでしょうか。支部といっても辺境であれば、個人で運営しているような場所もあります。それに中身を偽りさえすれば依頼自体はすごく簡単です。ただの配達ですから」
「支部では判断を誤る可能性があるという事か」
「あの人が言う様に、『やり様』はいくらでもありますからね」
 深く考え込むアナンディーンに、ホリーは示指を立てた。
「……それでどうする。動くなら早い方がいい」
「流石ご意見番、話が早い――と言いたい所ですけど……予算出ます?」
「結果次第だな」
「むむ……」
「冗談だ。俺の名前で出すようにする」
「だからアナンディーンさん好きです。今度クッキーでも焼いてきてあげますね」
 アナンディーンの答えに、ホリーはパンっと手を叩いて微笑む。
 これで話はまとまった。杞憂であればそれでいい。だがもし何かの前兆なのであれば早めに対処しておくに越した事はない。
 ホリーは早速と掲示板へと向かう。その手に真新しい依頼書を握って――。

解説

●目的 執事風の男を追って、その正体や目的を突きとめてください。 ●場所 リブラネスタ市街地。 男はリブラネスタ郊外にある馬車待機場まで行くと思われます。 リブラネスタの街は人々で賑わっていますので、まずは聞き込みや痕跡探しなどで男の居場所を特定してください。その後は気付かれないように追尾する形になります。 ●手がかり 男が持ち込んだ金属製の小さな箱が手掛かりになるでしょう。 箱は掌に収まるほどですが、大きさの割に頑丈で精巧な作りをしており、かなりの衝撃にも耐えられそうな構造をしています。 箱はギルドの床に転がっていました。男が忘れたのか、それともわざと置いていったのかわかりませんが、今はギルド(皆様の手元)にあります。 ●補足 男は王国のとある貴族に使える執事だと名乗りました。しかし、王国の貴族の使いである執事がわざわざ同盟領のリブラネスタにまで来てギルドに依頼する理由がわかりません。王国にも主要な街にはギルドの出張所が完備されており、依頼を出すだけであればそこで可能だからです。 ホリーとアナンディーンの見立てでは、男は授恵者だろうとの事です。追跡されていると知られれば、スキルを駆使して逃走を図る可能性もあります。 男の目的は現時点でわかりません。 「なぜ冒険者ギルドを使おうとしたのか」「なぜ悪態をついて退出していったのか」「なぜ、わざわざ手がかりを残していったのか」この辺りをうまく予想してもらえれば、意図に気付けるかもしれません。 以下、PL情報(という名のネタバレ) この一連の出来事は、全て仕組まれています。仕掛け人は冒険者ギルドの上層部。 冒険者ギルド職員の対応力。そして、冒険者の即応力を試すための抜き打ちテストです。 職員の対応力は一先ず合格。あとは冒険者の皆様の即応力が試されます。

マスターより

OPをご覧くださりありがとうございます。 本シナリオを担当させていただきます、真柄 葉(まがら よう)と申します。 今回のシナリオは、怪しげな忘れ物のお話。 ギルドに訪れたちょっと困ったお客の残していった「忘れ物」を手掛かりに、謎に挑んでみてください! 一見シリアスなシナリオに見えますが、実はコメディなのかもしれません。さて、どのような物語になるか。それは皆様次第です! ミドルシナリオが実装されましたね! というわけで、早速ミドルシナリオです! 波には乗りたい真柄です! よろしくお願いします! 不明な点がありましたら、ギルド職員であるNPCホリーが回答させていただきます。相談掲示板へ「Q:」から始まる形で発言してくださると助かります。 それでは、シナリオ内容をお気に召していただけましたら、ぜひご参加ご検討ください! ロスガリアの大地で皆様にお会いできることを楽しみにしております。

リプレイ

 ギルドの一室に集められた冒険者に、ホリーから内々に依頼書が手渡された。
「杞憂であればいいのですけど、どうにも嫌な予感がします。どうかよろしくお願いします」
「任せてよ。サクッと捕まえ――じゃないな。目的を探ってくるからさ」
「ほんとは捕まえて話を聞ければ早いんだろうけど……まぁ、仕方ないね」
 頭を下げたホリーに海神・江流とヨル・スレイマンが答える。
「しかし、不思議、といいますか、不可解な依頼ですね」
 ホリーから出された依頼書にサインしながらアクティオンが首をひねった。
「それにこの箱なのだ。わざわざおいていく必要があるのだ?」
 机に置かれた小さな箱をストレガ・L・リベルガストラが指でツンツンする。
「手がかり……とでも言いたげであるな」
 ストレガにコロコロされる箱を見下ろしつつ、夕霧が呟いた。
「まぁ、見るからに怪しさ炸裂じゃったしな、あの男。案外、ご丁寧に手がかりを残していったのかもしれんぞ?」
 と、ク・サーヤ・クッセーワが、仲間達の懸念を悟り部屋の隅から声をかける。
「そうかしら。身なりだけはきっちりしていたわよ? ま、言動はお察しだけど」
 サーヤの声に応えるようにザザ=ステルヴィナが皆を見渡した。
 先ほどギルド職員達と揉めていたやり取りを聞いていたザザとサーヤは、会話の内容を思い出す。
 執事風の男は口論の中でこう言っていた。
 『届けるべき内容物はまだ無い』『内容物を尋ねても理解できないとはぐらかす』『断られるや、すっぱりとここでの依頼を諦めた』。
 そして何より、『輸送の要であろう箱を床に転がしていた事』
「ともかく、この『箱』の持ち主の動向を探る事が先決だろう。この時にも、ギルドから離れ別の街へと向かっているかもしれないんだ」
 最後の空欄にヴァン・ローラントがサインをする。
「ともかく動こう。案外、時は待ってくれないものだ」
 ペンを置いたヴァンの提案に、部屋に集まった皆が深く頷いた。

●
 依頼を受けた8人は二班に別れる。
 一つは男を追跡する組。そして、もう一つは謎に挑む組だ。
「一通り観察していたのだけど……演技とは感じなかったわね」
「演技ではない……という事は、本物の王国貴族付きの執事であるという事ですか」
 ザザの呟きに、アクティオンが質問を返す。
 男に逃げられてはと、ギルドを飛び出した追跡組を見送った四人は、箱を前に謎に挑んでいた。
「そう、と言いたい所だけれど、どこか違和感を感じるのよね。ただそれがなんなのかと言われると返せないんだけどね……はぁ、洞察には自信があったのだけれど、情けないわね」
 と、ザザは肩を竦める。
「ザザ程の眼でも見抜けないとなると……やっぱり本物」
「それか、高位の授恵者なのだ」
 二人のやり取りにヴァンとストレガが推論を添える。
 本物の執事である可能性もあるが、その言動はあまりにも執事像からかけ離れているようにも見えた。
 高い洞察力を持つ彼女(?)の力をもってしても断定できないのであれば、それはかなりの手練れである証拠である。
「ああ云う輩が執事にいないでもないが、確かに違和感があるな。この箱からは何か情報は得られないのか?」
「それはもう視てみたのだ」
 ヴァンの問いにストレガが手を上げる。彼女は【残留思念感応】で箱の記憶を探っていた。
「この箱から感じたのは感情のみだったのだ」
「あの男の感情ですか。何らかの目的等の記憶は感じ取れなかったのですか?」
 箱を持ち上げたストレガにアクティオンが答えを求める。
「視えないのだ。マジカルポケットにでも入れていたのかもしれないのだ。それを用意周到とみるか、偶然とみるかは……要相談なのだ」
「なるほど……それで視えた感情と言うのは?」
 と、アクティオンが問いかけると――。

「『挑戦』だったのだ」

 ストレガの言葉にその場にいる者は一様に眉を寄せた。
「挑戦? どういう事だ……それはこれから行おうとしている商売への挑戦という意味か?」
 ヴァンがストレガに問いかける。
「そこまではわからないのだ。ただ、何かを試したい、そんな感情が視えたのだ」
「何かを試す……それは私達をっていう事も考えられるわね」
「私達冒険者が滞りなく運搬依頼を遂行できるかどうか、とそういう事ですか」
「どうかしら。普通ならそう考えるけれど……こうは考えられないかしら」
 と、アクティオンの推察に頷きつつも、ザザは指を一本立てた。

「冒険者の実力を試している」

「……まさか、自分を追って来れるか試しているとでもいうのか?」
 ザザの推論にヴァンが問いかけた。
「あるいはそうね。もっとも、なんでそんな回りくどい事するかはわからないわ」
「ですが、無い話ではないですね。あれほど箱をアピールしたのです。その中身も相当に自信のある――大切な代物でしょう。であれば、市井の運搬業者などには任せておけない。ではどうするか。やはりギルドの冒険者への依頼が思いつくわけですが、その実力を見てみない事には信用が置けない、と」
「ふむ……確かにアクティオンの考えが正しいとすれば、ザザの違和感の正体とも合致するな。ただの忘れ物、ただのホリーの絡まれ損と思っていたが、これは中々に思惑の深い案件かもしれない」
 ヴァンは仲間達の話を聞き、呟きながら考えを纏めていく。
「ともかく、それが仕事を託すに足る実力を見定める為の行為なのか、それ以外なのかは直接聞いてみないとわからないのだ」
「そうね。追跡組がうまくやってくれるといいのだけれど」
 と、ストレガの意見に頷いたザザは窓から街の風景を見下ろした。
「俺達も出よう。まだ何かできる事があるはずだ」
「ですね。あの男が我々の実力を試すのであれば、偽装くらいやっていそうです」
「ああ、それを見破る為にも眼は多い方がいい」
 ザザに倣い窓の外を見つめるアクティオンの言葉に頷いたヴァンが、改めて仲間達を見渡した。

●
 一方、依頼を受けてすぐ街へと飛び出した追跡組は、人々で賑わうリブラネスタで男を探す。
「――なるほど、わかった。ありがとう」
 ストレガからのテレパスで情報共有した江流。
「なんだって?」
「スレイマンさんが言っていたような感情は見えなかったそうだ」
「そうか、怒りはなかったのか」
 江流からの報告にヨルは深く頷いた。
「ふむ、という事はぬしが言うとったように……」
「ああ、たぶん演技だろうね」
 ヨルは夕霧の言葉に合わせるように答える。
「考察組も言ってたけど、こちらを試してるんじゃないかって事だ。まぁ、何にせよ、本人を見つけ問いただすのが一番早くて確実だろうね」
「捕まえるのは無理でも、話しかけるくらいはできるであろうしな。どれ、早速追ってみるか」
「待つのじゃ。闇雲に追っても見つからぬかもしれぬぞ? なにせ、相手は試しているらしいからの。ここはしっかりと役割を決め、計画を立てて追い詰めるのが得策じゃ」
「何を言うのじゃ。のんびりしておれば、街中でどのような醜聞を振りまかれるかわからぬのじゃ。もし、その試しているが外れておったらどうする。ギルドの威信が地に落ちる、とまでは言わぬが、あまり楽しい事にはならんじゃろう」
「はいはい、熱くならないならない。考察組も出てきてくれるから、俺達は捜索の範囲をできるだけ狭めていくように動くべきじゃないか?」
 と、江流が口論に発展しそうなサーヤと夕霧の間に割って入り、提案した。
「それならまずは出口を押さえるべきだ。よし、俺は先行して馬車の待機場を押さえるよ。王国の貴族って肩書なら、豪華な馬車で来てるだろう」
 ヨルは人混みの先にある馬車の待機場の方角を見やり、三人にそう告げる。
「では、わらわは範囲を狭めてくるかの。この臭い、有効に使えるやもしれんのじゃ」
 と、サーヤが纏っていたローブを翻すと、途端に異臭が広がった。
 三人はゆっくりとサーヤから遠ざかると、こくりと頷く。
「夕霧さんはどうする?」
「わらわは聞き込みじゃ。執事服を着ているのであれば、それなりに目立つじゃろう。街往く奴等に話を聞いてみるとするかの」
「わかった。俺は連絡役兼見張りで動こう。それじゃ、各自健闘を祈るよ」
 江流が解散を告げると、三人は即座に行動を開始した。

 人々でごった返すリブラネスタの街を、まるで梢を走るかのように疾駆していくヨル。
 目指すのはギルドから最も近い馬車の待機場だ。
「先を越されている可能性もなくはない。急ぐか」
 ヨルはリブラネスタの街の人混みを、軽やかに駆け抜けた。

 江流が近くにあった高い建物の壁面を登る。
 視界が開け、眼下に人々の往来が見えた。
「さて……これで見つかれば苦労は無いんだけど」
 江流は超越した視覚をもって、人混みの中に執事の姿を探した。

 街中にサーヤが現れた途端、人混みが割れた。
 悠々と石畳を歩くサーヤに、街の人々は困惑した視線を向ける。
「そうじゃ、わらわの行く先を開けるがいい」
 サーヤがこうするだけで、人々の動きが止まる。そうすれば、静(住民達)と動(執事の男)の動向が分かれるだろうと、サーヤは『囮』となり執事を探した。

「――そうか、あちらに。すまぬな、助かった」
 夕霧は露店の主人に頭を下げると、指さされた方角に向かう。
 後は同じように定点の眼(露天商など)を頼りに男を追えばいい。
「何せわらわは、今日の生活にも困窮するはぐれ授恵者じゃからな」
 仕事を求め必死で執事(金をもってそうな男)を探す演技を続ける夕霧は、男の向かったとされる方へ足を速めた。

●
「そうそう、こんな感じの貴族の執事が乗ってきた馬車を探してるんだけど、どれかな?」
 馬の世話を焼く小僧をつかまえて、ヨルは話を聞いた。
 小僧は眉を寄せてヨルの描いた似顔絵を睨み付ける。ギルドで本人を見ているだけに、似顔絵はそこまでかけ離れたものではない。それに平服の多いリブラネスタで執事は目立つ。馬の世話をする者なら見ているだろうと、ヨルは待機場の者達に話を聞いていたのだが……。
「これだけ聞いて誰も見てない、か。ふーん……」
 素顔に秋風を感じつつ、ヨルは空を見上げる。
「これは、もしかするとそういう事なのか?」
 そして、小僧にチップを手渡し、街へと引き返していった。

「見ていない? そんなぁ……」
 露天商の言葉にがっくりと項垂れる夕霧。露天商の女将は、執事風の男は見ていないという。
 がくりと項垂れる夕霧はトボトボと街を歩き、倒れ込むように路地へと入っていく。
「ここで痕跡が途切れるか……」
 路地で待っていたヴァンが夕霧に話を聞き考えこんだ。
 夕霧の話では、前の通りの露店で聞いた話では、執事が向かったのはこの方角だとの情報を得た。しかし、この通りの入口に店を構える店主はそんなものは見ていないという。
「たまたま見ていないのかもしれないのじゃ。他にもいくつか聞いてみるとしようかの」
 そう言って、路地を出た夕霧は別の露店へ向かう――。

「ここで目撃情報がぱったりと無くなる……あからさまに怪しいのじゃ」
「……この道を通っていないだけかもしれない。一旦戻って洗い直すべきか」
 しかし、どの店に話を聞いても全て空振り。通行人にも問いかけてみたが、誰も見ていないという。
 二人は建物の壁に背を預け、話し込む。
「別の道へ行った者の報告はまだ無いのじゃ。他に通りそうな道があったかの?」
「もしかしたら、見落とした路地か……最悪どこかの建物にでも入ったのかもしれない」
「ふむ、その辺りも注意深く見ていたつもりじゃが……」
 と、二人が次の行動を決めあぐねていた時、突然、通りの人の波が割れた。

「む、どうしたのじゃ。二人共、何故ここにおる」

 割れた人の波から現れたのはサーヤだった。
「サーヤだと……? なんで、アンタがこっちに……いや、こっちに来たという事は……」
「まかれた、かの……」
「ああ、その可能性が出て来た」
「何じゃ、どういう事じゃ」
 合流したサーヤを加え、三人は一旦路地に入る。

「サーヤ、アンタがここに居るっていう事は、そっちの道にも男は行っていないという事か」
「見かけなかったのじゃ。あ奴の顔はよく覚えておるからな、見間違うはずはない」
 サーヤは二人とは別の道を行っていた一人であり、大いに目立ちながらもスキルを駆使し男を探していた。
 しかし、そのサーヤが何の成果もなく合流したという事は、男の行方が完全にわからなくなったという事を指している。
「となると、最短ルートだと思っていたこの道はハズレ。目撃情報もフェイクという事かの」
「目撃情報は流石にフェイクではないと信じたいな……だが、こんなに簡単にまかれるとは――」
 三人は忽然と消え失せた男の思惑を予想するが、どれも核心には至らない。そんな時だった。

「みーつけた」

 通りの方から声がして、三人は咄嗟に身構える。
「おーい、俺だって。武器向けるのは勘弁して欲しいな」
 両手を上げ路地へと入ってきたのはヨルだった。
「ヨル殿じゃと? そちは馬車待機場へ向かったのではないのか」
「向かったさ。それで引き返してきた」
 予想しなかった人物の登場に首をかしげたサーヤにヨルは答える。
「引き返してきたという事は、待機場には居なかったのか」
「居なかったというより、そもそも居た痕跡がなかったよ」
 ヨルは馬車待機場で収集した情報を三人に話して聞かせた。

「経歴詐称、かの。いよいよ怪しいのじゃ」
 ヨルの話を聞き夕霧が考え込んだ。
「執事……かどうか怪しい所じゃが、そ奴は外に逃げる気はないと見るが、どうじゃ?」
「……ああ、そうだろうね。そもそも外の人間かも怪しい」
 夕霧の問いかけにヨルが答える。
「なら、まだ街中に居るか。一旦他の仲間にもこのことを知らせた方がいいな」
 と、二人の話を聞きヴァンが結論づけた。
「では早くここを出んかの。その、なんじゃ……そろそろきつい」
 と、夕霧が袖で鼻を押さえながら皆を見る。
「同感だ。という訳で、お先!」
「あっ! ずるいぞ、置いていくな!?」
 もっとも出口に近かったヨルが踵を返すと、ヴァンと夕霧も続いた。
「……わかっとる。ああ、わかっとるのじゃ……」
 一人残されたサーヤの眼には、光るものが浮かんでいたとかいないとか――。

●
「見失った?」
 超越した視覚でヴァンの合図を受け取った江流が、建物の屋根の上で眉をひそめた。
 江流自身も高所から執事男の姿を探していたが、まだ見つけられずにいる。
「冒険者8人がかりの捜索から逃れるって、どんな執事だよ」
 江流は驚きつつもヴァン達に目を遣った。すると、彼等はギルド方面へと戻ってきている。
「引き返してくる……なるほど、ターゲットはギルドを諦めていないと言う事か」
 江流はヴァン達の行動を見て、考えていた可能性を再考した。男は貴族の執事などではなく、どこかの非合法の組織の一員なのではないか。箱に詰めるべき物は、とても口にはできない代物なのではないか。
 考え得る最悪のシナリオを思い描き、江流は行動を開始する。
 江流は高所から別の仲間、アクティオンとザザの姿を見つけ、後を追った。

●
「――ふむ、ヴァン殿達は空振り。男は行方知れずなのだな」
 テレパスにより江流からもたらされた情報に、いまだギルドにいるストレガは窓から街の様子を見下ろした。
「ホリー殿、やはり早馬を飛ばして注意喚起する必要があるかもしれないのだ」
「わかりました。すぐに伝書鳩を近隣の支部に飛ばしますね」
 ストレガの言葉にホリーはすぐに反応し、部屋を出ていく。
「挑戦……なるほど、本気だったのだ」
 それは箱の残留思念を捉えた時に見えた男の感情。
 ストレガはすぐに目を閉じると、江流へとテレパスを繋いだ。

●
「……どうやら、男の挑戦は本気らしい」
 アクティオンとザザの二人と合流した江流が、ストレガからの考察を伝える。
「本気……ね。冒険者相手に実力を測るなんて、いい性格しているじゃない」
 江流の話を聞き、ザザが僅かに口元を歪ませた。
「となると……かくれんぼか。さて、どこに居るのか」
「外周部にいないとなると、ギルドの近くの可能性があるわね」
「港にもいませんでしたし、その可能性が高いでしょうね」
 アクティオンは男の発した「ここでは諦める」の言葉を元に、馬車の待機場は他の者に任せ、最も長距離移動に適した『船』、そして『港』を重点的に探していた。しかし、目撃情報が乏しく、見たという人間も証言は曖昧で、確たる証拠を見つけられずにいた。
「しかし、ギルドの近くとなると更に人の密集度が高いですね。どう探したものか」
 アクティオンは長い顎をこすりながら考える。
 探索スキルは持ち合わせているものの、これほど人が多い場所では人一人の特定は難しい。

「執事は冒険者ギルドの関係者」

「え?」
 突然呟いたザザに、江流が顔を向けた。
「――なんて仮説は立たないかしら」
「どういう事でしょうか。この一連の依頼はギルドが仕向けた八百長とでもいうのですか?」
 ゆっくりと二人を見るザザに、アクティオンが怪訝な表情を向ける。
「そう言う訳ではないんだけど……そうね、仮定の話として聞いてもらいたいのだけど――」
 と、ザザは自らの推察を話して聞かせた。

 ザザの推察を纏めるとこうだ。『1、執事の対応が場当たりすぎる』『2、わざわざ理解不能の品であると暴露した』『3、ただの輸送に冒険者を使う意味が希薄』『4、ご丁寧に証拠(箱)を残して去った』
 二人はザザの推察にじっと耳を傾ける。

「その可能性は俺も考えたよ」

 と、ザザの推察を聞いていたのは二人だけではなかった。話の途中で合流したヨルもザザの推察に同意を示す。
「ザザ君の推察に概ね賛同するね。何より、箱に残っていた挑戦の感情がその推察を後押ししているように感じる」
 ヨルはずっと引っかかっている『挑戦』の二文字を口にし、仲間達を見渡した。
「男の挑戦の感情は、俺達冒険者を試しているので間違いないと思う。それが正負のどちらに寄ってるかはわからないけどね」
「あるいは、どちらともじゃな」
 ヨルの考察にサーヤが頷く。

「――えっ!?」

 そんな時だった、突然江流が声を上げた。
 皆がどうしたと江流の返事を待つと――。
「リベルガストラさんからだけど……男がギルドに戻って来たって」
 江流の言葉を聞いた皆が、一斉にギルドの建物へ視線を移した。

●
「これはこれは冒険者の皆さんじゃないですか」
 男は皆が最初に集まった応接室にいた。
「なんだか、皆さん怖い顔をしていますね。どうかされたのですか?」
 そういって、男は入室して来た冒険者達に、わざとらしく問いかけた。
「それでは、これは返していただいて――」
 と、男が机の上に置かれた箱に手を伸ばし――。
「待つのだ」
 先にストレガに箱を押さえられた。
「私達の働きはどうだったのだ? 先にそれを聞きたいのだ」
「……私達の働き、と言われましても、一体何の事やら」
 確信めいたストレガの問いに、男は肩を竦めて首を振る。
「まぁそう返されることはわかっていたのだ。なので、ここからは理詰めさせてもらうのだ」
 と、男の反応に溜息を吐いたストレガは仲間達を見た。誰から行く、と。
「わらわから行こう」
 最初に男の前に歩み出たのは夕霧だった。
「執事殿……いや、授恵者殿。その手腕見事であった。ここまで綺麗にまかれるとは思いもせんかったのじゃ」
 夕霧は男の行動を素直に褒めたたえる。一方、男はその話を静かに聞いていた。
「それだけの実力があれば、わざわざギルドなど使う必要があるのかの? なぁ、ぬしよ?」
 と、夕霧は艶めかしく肢体をくねらせ男に問いかける。
「それに、その箱が貴方の物である証拠が欲しいですね」
 夕霧の話を聞き沈黙を守る男に、アクティオンが話しかけた。
「何を言っているのでしょう。これは私の物ですよ。ねぇ、職員さん」
 アクティオンの質問を受けた男はホリーを見る。
「……申し訳ありませんが、存じ上げません」
 しかし、ホリーからの返事は男の予想するものではなかった。
 それもそのはず、男の後ろから江流が「しー」とジェスチャーでホリーに合図を送っていたから。
「予測の域を出ないから、あなたの正体に関してははっきりとは言わないけど、ギルドはそんなに安い場所じゃない」
 江流はホリーの視線の動きに気付き振り返った男に、そう告げた。
「そして、愚かな組織でもない。もちろん、冒険者もだ」
 江流の言葉を継ぐ様にヴァンが男を睨み付ける。
「それを承知で、あれだけ悪態をついたんだ。色々わかってるよな、アンタ」
 ヴァンは男を挑発する。
「箱一つ届けられないような組織が、優秀であると? それこそ、貴方がたの実力を疑いますがね」
 しかし、挑発には乗らないと、男は肩を竦めた。
「もう、ぶっちゃけてよいのではないのか?」
 と、男の態度に業を煮やしたのか、サーヤがすたすたと男の前に立つ。
「何を……くさっ!?」
「……こいつは『黒』なのじゃ」
 突然の接近、そして、あまりの匂いにのけぞった男に、サーヤはビシッと指をさした。
「いやいや、根拠がね?」
 そんなサーヤの短絡的な行動に、ヨルが苦笑しつつ男の前へと立つ。
「まぁ、彼女の言う様に、いつまでもとぼけるのは感心しないな」
 と、ヨルは男の肩に手を置いた。
「……ふーん、感心ね」
 ヨルは男と目を合わせると、にこりと微笑んだ。
「人の感情を読むのは感心しないですね」
 ヨルの笑顔に、男は溜息をつき肩に置かれた手を払った。
「で、本当の所は何者なの? ギルドの内部監査官あたりだと予想しているのだけど」
「抜き打ちでギルド職員の対応を見る。後は冒険者の質もついでに見る、と言った所なのだ?」
 最後にザザとストレガが男に詰め寄ると――。

「なるほど、それが貴方達の回答なんですね」

 男は満面の笑みを浮かべ、優雅に腰を折った。

 その話を横で聞いていたホリーは驚いていたが、冒険者達は一様に脱力した。
 結局、男の正体はギルド職員。それも冒険者達の推測通り内部の監査役をしている人物との事だった。
 ギルド職員の難客への対応を測り、冒険者達の即応力を試す。
 それが男に課せられた仕事だったのだ。

 結果、ギルド職員、冒険者達共に、男の期待に応えて見せた。

「私を発見できなかったのは、少しマイナスですけどね」

 と、最後に男は冒険者達へ似合わないウインクを向けたのだった。

マスターコメント

シナリオの解決、お疲れ様でした! ネタバレを元に皆様がどのような考察で男を追い詰めてくのか、とても楽しくプレイングを拝見しました。 皆様の所持スキルが重複していたこともあり、捜査可能範囲が少し狭まったかな、というのが印象です。視覚ばかりに頼るのではなく、超嗅覚とかあれば、また違った展開で捜査が出来たのではと思いました。 この度は、ご参加と冒険者としての実力の誇示、ありがとうございました! ホリーに代わりお礼申し上げます!
ミドルシナリオ

ミドルシナリオ普通 報酬:標準8 / 6〜8人

2021年10月18日 11時24分36秒 公開

成功

相談掲示板

  1. ストレガ・L・リベルガストラ

    ストレガなのだ。よろしくなのだ。 とりあえず、箱に残留思念感応かけてみるのだ。

  2. アクティオン

    シューターのアクティオンです、よろしく。 ふむ……堂々と捨て台詞まで吐いていった以上、外に出た途端こそこそと逃げるようなことはしないような気はしますが、それだけに追跡には気を配っていそうですね。 追跡についてはリブラネスタの街中と考えると、隠密より案外堂々といった方がバレない、かも?

  3. ク・サーヤ・クッセーワ

    シーフのサーヤである。 どうせ体臭でバレバレになるのじゃからわらわは堂々と行くつもりじゃぞ。

  4. ヨル・スレイマン

    ヒーラーのヨル・スレイマン。宜しくね。 わざわざ箱置いていったんだ。面白いこともあるものだね。 流れとしては「聞き込みや痕跡を探して居場所を特定」→「男を追跡」という感じになるということでいいのかな。どこに辿り着くかはお楽しみということで。 堂々と行く場合、やっぱりスキルを駆使して逃走を図ることに対しては対策しておくべきなのか。とはいえこそこそ行くにしてもそこは考えておくべきだろうし、堂々と行くのはありかもしれない。 でもそうだな、皆堂々と行くなら俺はちょっとこっそり追跡をしてみてもいいかな。

  5. アクティオン

    >流れ >「聞き込みや痕跡を探して居場所を特定」→「追跡」 そんなところでしょうね。 ギルドを出る際に挑発的なことを言っていたので、外に出てもそのような言動をしている可能性も……流石に、退散したのにそこまではしませんか。 あとは箱を残したのが故意でなければ探しているかもしれないので、その辺りも聞き込みの際には使えるかもしれません。「全く探している様子がなかった」とかだと故意に残したとも判別できますし。 >追跡 >堂々?こそこそ? 堂々組が敢えて目立つことでこそこそいく組が気取られにくくはなるでしょう。どうあれ、目に見えて追ってくる相手からは逃げないといけないわけですし、逃走行動をとっていれば注意力は通常より落ちますから。

  6. ザザ=ステルヴィナ

    キャスターのザザ=ステルヴィナよ。今回は宜しくね。 >追跡 解説には『まずは聞き込みや痕跡探しなどで男の居場所を特定してください。その後は気付かれないように追尾する形になります。』って記載されているし、 敢えて囮になる人以外は、基本的に隠密行動に徹した方が良いんじゃないかしら? >個人 街での情報収集で男の居場所を特定した後、目立たない服装で通行人等を装いつつ追跡するつもりよ。 天眼と看破は持って行く予定。

  7. ヴァン・ローラント

    探偵をやっているヴァンだ。 明らかに怪しい奴が来たもんだな…。 持ってきた箱を置いていったんなら、忘れ物を届ける為に探してる体でやっても良いと思う。 行動的には普通に通行人に聞き込みして追う感じで行く。

  8. 海神 江流

    出遅れてすまんね。海神江流だよ。 今回は宜しくね。 残留思念感応は俺もあるから用意はしておこうかな。 聞き込みで足取りが追えた先でも役に立つかもしれない。 忘れ物の主を探す体での聞き込みはとっかかりとしてやりやすそうだね。 手分けした方が効率はいいだろうから、捜査開始してから1時間~とかで一旦集合して情報統合するなり整理するなりできたらいいのかな? 情報をどうやって共有するか気にしておこうと思うよ。

  9. 海神 江流

    Q:OPでのやり取りの後、俺達の行動開始までどれくらいタイムラグがあるんだろう? あまり時間が経過していないようなら、聞き込みの情報収集の精度も高いだろうから案外スピード勝負みたいなのもあるのかな?とか 先に港とか長距離移動の手段になる場所を押さえるってのが現実的なのかってあたりでね。

  10. 夕霧

    シーフの夕霧である!よろしく頼むのじゃ。 またけったいな依頼じゃの…… >堂々といく これについては、わらわはやり方次第じゃと思っておる 相手からしてみれば特に何か違法行為や逃げ隠れしなければいけない理由がある訳でもない 監視されている、という疑念があるのであればほとぼりが冷めるまでのんびり時間潰しされるだけではないのかの? >こっそりと行く とはいえ、これ一本鎗というのは何かあったときの保険が欲しいという気持ちも分かるのじゃ 既に出ている囮、という視点は活用しつつ、フリーの授恵者として積極的に執事の男から依頼を貰うように仕向けることは出来るのではあるまいか 緊急事態など、事後的にギルドの依頼という体にする場合もたしかあったじゃろ?

  11. ホリー・アッテンボロー

    質問ですね、お答えします! Q:OPでのやり取りの後、俺達の行動開始までどれくらいタイムラグがあるんだろう? A:依頼内容を聞いて皆さんが即座に集まっていただけましたので、対象の人物が出て行ってから約10分と言ったところですね。 ※人物自体は、ギルドで騒いでたら目につくと思いますので、PC様が見ていた事にしていただいて構いません。もちろん、見ていないとしても大丈夫です。その辺りはRPがやりやすいように使ってください。 以上ですっ。参考になりますか?

  12. ヨル・スレイマン

    >連絡手段 俺もちょっとこれが気になってた。江流君の言うように定時合流できたら一番いいけど、一旦追いかけ始めるとそうはいかないかもしれない。特に対象の発見時は、それを全員に伝えたいとはいえ現場を離れることは難しいと思う。 少し難儀するけど、「追っている最中で会う者同士で軽く情報交換したり、メッセージを残したりする」「対象発見時は何らかの方法でそれを広範囲に伝える」あたりできたらいいなって思うな。バレないようにするとなると後者が難しそう。楽器鳴らすとかでいけるかな⋯⋯⋯⋯。 テレパス持ちが多いなら、それを踏まえて別れてもいいかもしれないね。 >フリーの授恵者として依頼を貰う 執事の男と接触が可能な場合は有効だと思う。準備していてもいいかもしれない。 「ほとぼりが冷めるまでのんびり時間潰しされる」のに対する対抗策になるね。 逃げの一手を取られた場合は想定通り追えばいいわけだし。

  13. アクティオン

    >連絡手段 問題の男が出てから10分程度、ということは「探し回りつつ集まって情報交換」よりは、外で何らかの手段で連絡を取れるようにした方が良い、ですね。 ……基本はツーマンセルで行動し、各組は「どの辺りをどういう手順で捜索するか」を決めておく。 この状況で『誰かに連絡を取らなくてはいけない』のは対象発見時になると思うので、発見した組からは1人が他の組に連絡に走る、もう1人は見失わないように追う、とか。 事前に他の組の捜索ルートを把握しておけば「追いかけて合流」は可能ではないかと(「発見した組」が連絡に走る以上、手分けをしている他の組は「発見できていない」になり、ルートが変わる要因も少ない) まあ結局「見失わないように張り付く役」は相手を追って移動するのでそこからの連絡は必要ですが、そこは「周囲に伝言を残す」「なんらかの目印を残していく」といったことは可能かと。 連絡役は「最初に発見した場所」は分かるわけで、そこから確実に追跡する手段があれば良いので。 >フリーの授恵者として 「何故その話をしっているか」「現在『箱』はない」点をクリアすればいけそうですね。 「何故その話を知っているか」については、問題の騒動(ギルドに持ち込んで断られた)を知っている以上ギルドで話を聞いていたと判断されるわけで、「ギルドが断った依頼を、ギルド(またはその近く)にいた授恵者がフリーで受ける」というのは警戒されそうなので…… たまたま外で聞いていた、どうしてもお金に困っている、で押す手もありますが。 あと、現在執事の手に箱はないので、依頼しようにもどうにもならない、という展開を避けられれば……

  14. 海神 江流

    ホリーさんは回答ありがとうね。 流石の手際。仕事のできる女、有能!(よいしょ >連絡手段 んじゃ、テレパス用意しておこうか。 追跡開始とかで効果範囲から外れそうな時は、外れる前に方角を共有できてるといいのかな。 定時合流とかも、可能な範囲で視野に入れとこ。

  15. ザザ=ステルヴィナ

    >連絡手段 基本ツーマンセルで異論は無いわ。ただ振分けはどうしましょう? それと、私はテレパスは持っていないわ。

  16. ストレガ・L・リベルガストラ

    ひとしきり箱調べてから行くのだー。 テレパスはあるからこれと残留思念感応で堂々と探すのだ。

  17. ヨル・スレイマン

    >連絡手段 アクティオン君のツーマンセル案が一番安定しそうだけど、かっちり班決めするのは時間が厳しそうかな? 今回動き方が人によりそうだから、勝手に分けるわけにもいかないだろうし。 ・各々の探索域を把握しておく ・行動の似た者同士で連携を取る ・周囲に伝言や、目印を残していく ・テレパス使用者、途中で会った者同士で逐次情報共有 ・音や光を伴う何かで合図をする あたりでできそうなことを適宜入れておく形にしておくといいかもか。 追っているものは同じだから、共有の意思があれば蚊帳の外になる人は出なさそうだし。 テレパスは実は俺も持ってないんだよね。今回はあると便利そうだったな。 正体や目的を探るアプローチにも手を割かないといけないだろうしね。 情報はうまく共有しつつ、謎も解いていけるといい。

  18. アクティオン

    >ツーマンセル 分ける時間がない、というのは確かに……もう少し早く振れれば良かったですか。 同意が取れていないところに無理やりも出来ないので、スレイマン君のいうように大雑把にやるしかないですね。 少なくとも『誰かが発見する→周りに伝える』までの時間をなるべく短くできれば、発見箇所からの相手の移動量も少なくなるので追いつきやすくはなるでしょうし。 >行動 こちらはリザードマンでどうしても目立つでしょうし、隠密行動向きでもないので…… 基本は聞き込み・看破・ホークアイ・超視力あたりを活かしての地道な捜索と、ある程度囮気味な追跡になる、でしょうか。

  19. ヴァン・ローラント

    ツーマンセルで行動するのは賛成だ。もう明日には出発だし、班分けはお任せにしてしまおうか。

  20. ザザ=ステルヴィナ

    >ツーマンセル 現場で適時判断する方向で了解したわ。 男が『馬車待機場』に向かう事までは把握できる筈だし、 皆向かう方向は同じだから相互連携可能な距離での活動になると思うしね。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0