あざなわれる業と縁

九蓮宝燈

コメント 38

シナリオID:1071

オープニング

●あがないの連鎖
 サウゼル大樹海中部。
 体格のいい男(ゴブリン)が率いるレッドブーツ構成員の武装集団が、さきの抗争中に見つかった新素材『母蜘蛛の糸』を求めて進んでいた。

 彼らの目的はまだブラックデスに取られていない採取ポイントを先に押さえること。
 発見の功績こそ先取されたものの、素材の現物が全てブラックデスに取られたわけではない。手つかずのものを奪取すれば、まだまだ十分利益を得ることができる。

 ブラックデスとの衝突により、レッドブーツは大きな打撃を受けた。
 この男もその戦いで失態を犯し、落とし前をつけるためにいくらかの『換金性の高いブツ』を手放すことになった。
 その中には男が気に入っていたものもあった。男はそのあたりの巨木を蹴っ飛ばしてイライラを発散させる。
 部下たちは男の怒りの矛先が自分に向かないようにビクビクしていた。
 索敵がおろそかになったのはそのためであった。

 部下の一人が消える。
 そばにいた別の部下がきょろきょろすると、ポタリポタリという水音が。
 滴をたどって上を見れば、先ほど消えた者が首を変な方向に曲げてぶら下がっていた。

「標的(ターゲット)だァ!」
 構成員たちはおのおの武器を取る。
 頭上。巨木の幹や枝に糸を張り巡らした巣の中心にいる、八つの赤い目。
 原生生物『母蜘蛛』。
 こいつを倒し、巣を奪えば富を得ることができる。

 戦況は悪く、構成員たちは一人また一人と糸に絡め取られてぶら下がる繭と化していく。
 撤退を決めた男がその場を離れようとした時、背中に激痛が。
 男の背には矢が刺さっていた。

 その見えない死神を放ったのは小柄な豚鼻のゴブリン、ゲッコー。『正義の射手』を自称する暗殺者(ヒットマン)だ。
 不意討ちの一射目はあくまで動きを止めるため。二射目は確実に命を刈るために、向こうに気づかれることもいとわず短弓につがえた矢へと力(エーテル)を収束させていく。
「てめぇ……! どこの組の者だッ! 何が目的だッ!!」
 自分を狙うエーテルの光に男が誰何(すいか)する。
 ゲッコーは答えるより先に矢手(めて)を離す。
 蒼い光が軌跡を描いて男の胸を貫く。

「アンタがモノだと思って売ったのは、ヒトだった……ってコトさ」
 男の死体が蜘蛛の糸で包まれ、物言わぬ繭となったあと、ゲッコーは誰に聞かせるわけでもなくつぶやく。

 レッドブーツ構成員の全滅を確認し、ゲッコーはその場を離脱。
「じゃ、帰ろうか。索敵してくれるか?」
 ゲッコーはパートナーである黒い狼のニシキへ指示を出す。

●交差するよすが
 レッドブーツ構成員が戦っていた場所のすぐ近くを冒険者たちの一団が通りかかっていた。
 この冒険者たちの受けている依頼も『母蜘蛛の糸』の採取。
 この新素材の利用法は研究が進んでいるものの、開発されたものを流通させるほどの量が確保できていない。商品化するには、一カ所だけでなく、複数の採取ポイントの確保が必要ということらしい。

 冒険者たちを先導するのは、拠点となった地元の町の唯一の授恵者、シューターのマリリン。
 マリリンの本業はペット商人である。荒事は好きではなく、どのマフィアからも中立の立場を取ることを望んでいるので、ブラックデス絡みの仕事の手伝いなどしたくはなかった。
 だが危険な原生生物が多く住む森に、土地勘のない冒険者たちだけで行かせるほど冷たくもなれず、同行を申し出たのである。

 捜波と絆(エーテルリンク)を結びし相棒ゴリラのダーリンとの視覚の共有で安全を確認しながら進むマリリン。
 木に登って高所から索敵していたダーリンの視界に、見覚えのある黒い狼の姿。
(ダーリン! そのコを確保してちょうだい)
 マリリンがダーリンに指示を与える。しばしの追いかけっこの末、狼はダーリンによって確保された。

 ダーリンと狼に追いついたマリリンと冒険者たち。
「やっぱり! このコ、ニシキね。ゲッコーが近くにいるのね」
 ニシキはマリリンが友人であるゲッコーへ売ったペットである。そして、自分を正義と称しながら決して褒められないような仕事をしていることも。
 どうせ今も、人に知られたら困るような仕事の途中に違いない。
「ちょうどいいわ~ぁ。見逃してほしかったら手伝ってちょうだい! 最近見つかった『母蜘蛛』の居所、しらない? YESなら一回、NOなら二回吠えてみて」

 ゲッコーは耳(ニシキから共有されている聴覚)に響くやたら愛想のいいバリトンボイスにため息をついた。
「メンドくせぇとこでメンドくせぇヤツに見つかったモンだ……」
 しかしゲッコーは、憎まれ口をたたいても、あの面白い友人に頼られて本気で面倒くさいと思うような人間ではない。
 ニシキに一回吠えるようにと思念を飛ばした。

解説

●目標  原生生物『母蜘蛛』の討伐 ●敵情報 ・母蜘蛛 ×1  体長5メートルほどの、黒い体に赤い目の蜘蛛。  通常攻撃は牙と脚による近接物理のみ。  スパイダーウェブ(メインアクション)  蜘蛛の巣を【O召喚】。  赤い目(セットアップ)  目にエーテルをまとわせて動体視力を強化する。  そのラウンド中、自身のイニシアチブと命中をアップ。毎ターンは使えない。  バンジーウィップ(サブアクション)  射程10。ゴム質の糸を吐き出し、命中した対象を強制的に自身と同一ヘクスまで移動させる。  捕食(メインアクション)  エーテルを奪う近接魔法攻撃。敵に与えたダメージの半分と同値、自身の生命を回復する。 ・蜘蛛の巣  発生しているヘクスから移動する場合、移動力の消費が通常よりも2増加する。 必要な移動力が消費分に足りない場合は移動できない。  発生しているヘクスに存在するキャラクターに対し【回避低下:20%】を付与。  サイズは厚さ1ヘクス未満、水平方向に1~3ヘクス。  両防御0、生命値は300。 ●NPC ・マリリン&ダーリン  ホブゴブリンのシューターと相棒のゴリラ。 ・『正義の射手』ゲッコー  ゴブリンのシューター。  マリリンの友人。  リプレイ開始時には静観しているが、ニシキが危なくなれば加勢するつもりのようだ。 ・ニシキ  ゲッコーの相棒の狼。  マリリンおよびPCたちによって確保されている。  PCたちを『母蜘蛛』の巣まで案内してくれた。 ・レッドブーツ構成員  全員死人。  ゲッコーのターゲットを含む。 ●状況  サウゼル大樹海中部の密林。  晴天だが、うっそうと茂る木々のためほんの少し暗い(光源の準備は必要ない程度)。  地表の7割を占めるのは高さ30メートルを超す巨木。あとの3割は鉄分を多く含んだ赤い土が露出する平地。  巨木にはツル性植物やコケ類が付着。  ところどころ巨木と巨木の間に蜘蛛の巣(糸)が張り巡らされている。これは【O召喚】で設置されるものと同一。  枝から丈夫な糸でぶら下がる大小の繭が存在する。中身は蜘蛛が捕らえた餌で、多くは獣の死体。  幸い、子蜘蛛や卵はないようだ。

マスターより

 九蓮です。  自分のこと正義とか言ってる人ほど頑固だということはあるもので。  当シナリオは、おおくまねこMSの『【大変動】ゴリラ・コリジョン』と、そうすけMSの『ツリーハウスと母蜘蛛糸のロープ』と関連しますが、読まなくても大丈夫です。だけどできれば読んで欲しいな、面白いから。  質問があれば【質問】と書いて相談卓に書き込めばマリリンが答えます。  OPの不備や「ここもうちょっと詳しく」は答えられますが、OPに書いていない新しい情報を得ることはできません。

リプレイ

●母蜘蛛の糸を求めて
 サウゼル大樹海で見つかった新素材『母蜘蛛の糸』。
「数がそろう、研究が進むとくれば、将来軽さと強靭さを兼ね備えた防具ができたりするだろうか」
 ナタリア・フィッツジェラルドの言うとおり、軽くて丈夫で、防具を作るなどの用途で役立つのではと言われているらしい。現在のところ、エーテルを流すと粘着力を持つという性質を活かしてロープを作ろうという話になっているのだとか。
 しかし、母蜘蛛の糸を入手するには、母蜘蛛の巣を発見し、その主を倒さなくてはならない。

 母蜘蛛討伐のために集められた八人の冒険者を先導するのは黒い狼ニシキ。その後ろを現地の案内人であるマゼンタ色のホブゴブリンのマリリンと、その相棒(パートナー)ゴリラのダーリンが続く。
 ニシキはマリリンの友人ゲッコーの相棒である。

 テテリカは悪役顔の大鼬(いたち)のベニテングとともにマリリンのすぐそばを歩いていた。ベニテングはバンダナを羽織っている。
 蜘蛛の糸で相棒たちの毛皮が汚れないようにという配慮だ。
「ニシキもどうだ?」
 テテリカが先導者に声をかける。ペットのほう(ニシキ本人)は嫌がる様子はないが、主人(パートナーであるシューター)からの合図とおぼしき吠え声はない。
「やましい仕事してるコだから、カタギと仲良くなって迷惑かけるのがイヤなのよ~ぅ。好意は嬉しいはずよ」
 かわりにマリリンが答えた。その方が守りやすい(利がある)と考え、テテリカはニシキにもマントをかけた。
「ところで、マリリンから教わったアイシャドーは品質がよかった。ありがとう」
「あら、買えた? それはよかったわ。アタシも紹介した甲斐があるってもんよ~ぉ」

 テテリカとマリリンが会話している間に、ロイ・アウレアが自身の相棒(パートナー)の狼ルプスとニシキとの交流を試みていた。ちなみに、ルプスもマントを羽織っている。
 ニシキは愛想のいいタイプの狼のようだが、はるかに年長のルプスに対してなれなれしい態度はとりづらいらしく、仲良しとはいかなかった。初対面という事情もある。
 しかし、お互いの主人の指示のもと、ともに行動するには支障はなさそうだった。
「ニシキはルプスと同じく誰かの大切な相棒だ。戦闘中危険がないようにしないと」

 サマエラ=フォリウムは現地までのルートをマッピングしながら進んでいた。
 冒険者たちの仕事は母蜘蛛の討伐まで。糸の回収はあとから別のチームが派遣される。
 彼らが迷わないために正確な地図は必要だった。
 対して、ナタリアもメモをつけていたが、ルートよりも現地の情報に重きを置いていたためサマエラのものとは若干内容に差異があった。

 ヴィルヘルミナとサイラスはすでに一度母蜘蛛との戦闘を経験していた。
「あのときはゴリラと戦ったあと逃げましたが」
「別個体といえどある程度は同じだろうからね。だいたいの糸の強度とか」
 樹上を見てヴィルヘルミナが味方に警告する。
「それっぽい糸が見えてきましたね」
 遠目に見えるのは白いもやのような蜘蛛の巣と、ぶら下がる白い丸いなにか。
 そろそろ戦いの始まりが近いことを皆が感じ取る。

 ところどころ頭上に巣が張られている場所に来たころ。
 血痕の散らばった地面の上に赤い靴が落ちているのを見てマリリンは事情を察した。
「先客(レッドブーツ)がいたみたいね~ぇ……姿が見えないことを考えると、あの中かしら?」
 樹上からぶら下がるたくさんの繭のうちのいくつかは人間大の大きさをしていた。
「危険な生物だが、狩り尽くしたら糸は取れない……厄介な関係だ」
 ロイが糸の採取が孕む矛盾を指摘する。危険だからこそ追い払うにとどめることはリスクになる。
 巣を取り返しに来た母蜘蛛に奇襲されるなどの事故が起きれば、死体の数などたやすく増えてしまうのだ。
「レッドブーツを勢いづかせかねんのが気がかりだな」
 ナタリアがため息をつく。樹海での決戦が終わったといえどマフィアの抗争がなくなったわけではない。

 エルナ・クルプファルツの視覚が黒い影を捉えた。
 赤く光る目をしたおぞましいモノはまさしく標的だ。
「マリリンさんダーリンさんゲッコーさんニシキさん! 案内ありがとうございます! ここからは私たちの仕事ですね! がんばりますよ!」

「射線は……」
 サマエラが状況を確認する。巣の外から射線が通るのであれば、巣(敵の有利な戦場)からおびき出して戦えば……と考えたが、深い密林(ジャングル)の中である。
 水平で考えるととれる距離はせいぜい十、とれて十五メートルといったところか。
 しかし巣は樹上。地上から斜め上方に距離を取ればアウトレンジを取れる場面も少なくなさそうだ。
「まずは、引き撃ち。敵が逃げるようであれば、挑発しよう」
 サマエラが案内人(マリリンたち)を含む全員に作戦を提案。
「俺は後衛にいる。マリリンも後衛にいてはどうだ?」
 テテリカがマリリンを誘う。
「そうね~ぇ。アタシも射手(シューター)だし、後ろにいることにするわ」
「孤立して各個撃破を食らうことは避けたい。一方向からまとまって行こう」
 ナタリアが提案する。
 冒険者たちはそれぞれ得物を持ち、得意とする戦法に適った配置につく。

●樹上の母蜘蛛
 前衛が後衛をかばいながら敵のテリトリーに接近。
 彼らの目的は蜘蛛の糸であるが、戦いにおいてはその糸が厄介となる。
 引っかかれば動きを阻害する巣(スパイダーウェブ)と、隊列を崩す粘着質の糸(バンジーウィップ)。
 その二種の糸への対応が肝要となる。

 ロイが傍らに光球を召喚する。
 薄暗い密林の中に張り巡らされた細い糸が光を反射してキラキラ光る。

 巨木の一本にベニテングが登る。
 テテリカが天眼で正確な位置関係を把握。天眼は使用者が認識していないものまで俯瞰することはできないが、その欠点は超視覚およびベニテングと視覚を共有することで補うことができた。
 ロイが巣を光であぶり出したことも状況把握に大きく寄与し、冒険者たちは現時点で設置されている巣を完璧に把握した。

「さすがに母蜘蛛は先ほど見つけた場所から移動しているでしょうけど! さてさて」
 エルナの長い耳がわずかな葉擦れの音をキャッチ。
 宿り木の長杖から、巣を狙ってエーテルを射出。その震動を敵と判断したのか餌と思ったのかはわからないが、母蜘蛛が姿を現す。
 サニー・フォン・オルライトが爪の先にエーテルを収束。
「一番面倒くさい攻撃、対処させてもらうよ」
 射出されたエーテルは母蜘蛛に着弾し、印を刻む。

 侵入者が餌ではなく敵であると認識した母蜘蛛。最も目立つロイめがけて何らかの予備動作に入る。
 その射線にサイラスが割り込む。攻撃がなんであるかの判断を抜きにして、どんな攻撃でもかばうという心づもりをしていたことが動きを早くした。
 後方への反動(ブレ)とともに射出された糸は粘着質のもの。
 おそらく射出直後の糸はジェル状の液体なのだろう。サイラスに着弾、たこ足のように枝分かれし凝固。
 母蜘蛛は捕らえた獲物を一気に引き寄せる。サイラスは空中に引っ張り上げられ回避することもままならない。しかしもとより防御の方針だ。エーテルをまとって光る母蜘蛛の牙を盾で受ける。
 粘着質の糸が自身の体重を支えきれずブチブチとちぎれているのを感じたサイラスは、脱出ついでに片手半剣で母蜘蛛の頭をガツンと叩く。
「この組み合わせ(魔乱印+盾装備+重点硬化)なら完封できそう(最低保証ダメージ止まり)やね」
 分析しながらきれいに着地。
「攻撃動作も見れたしいいんじゃないの」

 糸の攻撃を防ぐために巨木の影から衝撃刃を飛ばしていたヴィルヘルミナはサイラスの身に起こったことを見ていた。
「木の上にいられるのは厄介ですね」
「それなら巣を破壊する作戦でいきましょう!」
 前衛は母蜘蛛の糸の射程内にとどまってヘイトを集めつつ、後衛は巨木を盾にしながら巣を狙うことに。しかし、隠れるということは自分の攻撃の射線をも塞ぐのと同じことであった。

 母蜘蛛の糸がヴィルヘルミナを捕らえる。
 ヴィルヘルミナは表情を変えない。そのまま糸に身を任せ、引き寄せられるにあわせて銀月を抜く。
 糸が縮みきってヴィルヘルミナがガクンと前かがみになる。緑の髪のむこうで、銀色の刀身が母蜘蛛の頭に深々と突き刺さっていた。
「腕の可動域が無事ならたいした問題じゃないです」
 テテリカが母蜘蛛に追撃。その隙にヴィルヘルミナが脱出。

 負傷したヴィルヘルミナを回復しているナタリアをかばい、今度はサマエラが粘着質の糸にとらわれる。
「好きに貪ればいい……どちらが先に力尽きるか、だ」
 サマエラは救出の手助けをしようとしているテテリカを制止。
 引っ張られたのは計算ずく(ヘイト管理)のうちだ。
「今のうちに、巣を――……」
 母蜘蛛に朱殷の霊刀を突き刺し、落下しないようにする。
 サマエラが自身に堅甲を使用したことから冒険者たちは彼女の言うとおりに動くことが最善と判断。
「恩に着るっ。エルナさん!」
「ええ! 一秒でも早く巣を落としましょう!」
 母蜘蛛がサマエラと殴り合っている間は後衛に危険が及ぶ可能性は低い。
 この好機にロイとエルナが動く。
 巨木の影に隠れるのをやめ、攻撃に有利な場所へ。母蜘蛛とサマエラのいる部分の両側から、ロイの貫通衝撃射とエルナのタイダルストリームが巣を破壊する。
 三角形に切り取られた巣ごと、母蜘蛛とサマエラが落下した。
「まったく、無茶をしてくれる。しかしおかげで敵の地の利を幾分か覆したようだな」
 ナタリアがサマエラを回復する。

 落下地点で待ち構えていたのはサイラス。
「今更だけど? とりあえず?」
 盾を前に母蜘蛛に突進。その衝撃で母蜘蛛は巣の中心部から辺縁部へと吹っ飛ぶ。
「では今のうちに機動力をそいでしまいますか」
 母蜘蛛が衝突の衝撃から未だ復帰できない隙にヴィルヘルミナが攻撃に集中。
 弾指の間に放たれた高速の一閃で黒い脚を断つ。
「この巨躯と跳躍力は厄介ですので」
 ヴィルヘルミナとは逆の方向からサニーが、赤い光をまとった爪を母蜘蛛に向かって振り下ろす。
 チャージングで駆けつけたサイラス、そしてサマエラによって母蜘蛛は四方から囲まれる形になる。 

 母蜘蛛はサイラスへ襲いかかるが、サイラスは牙を片手半剣で受ける。
「折っとこうか。いけそうだし」
 そのまま二本の牙に斜めに噛ませた剣をひねると、てこの原理で片方の牙が折れた。

「巣に戻られる前に母蜘蛛さんを倒してしまいます!」
 エルナが水平に構えた杖の先端にエーテルを収束させる。
 発射された光弾が前衛の脇を抜けて母蜘蛛に着弾。
 サマエラの霊刀から光の矢が飛翔するのに次いで、テテリカの引き絞られた筋肉が魔弓を引き、赤い目をうがつ。
 軽い蜘蛛の体が冒険者たちの攻撃の衝撃で踊る。

「これで終わらせるっ!」
 ロイの弓が十分に引き絞られ、爆ぜるがごとくの勢いで矢が放たれる。
 母蜘蛛の腹部が貫かれ、巨木に縫い止められる。
 それ以上母蜘蛛は動かなかった。

●物言わぬ肉塊に宿るもの
 持ち帰れる分だけでも糸を回収しようということになった。
「なるべく綺麗な状態で蜘蛛糸を回収していきましょう!」
 エルナは樹上の獲物が引っかかっていないものを中心に回収していく。
 ナタリアも使用回数が残っていたタイダルストリームで高所の巣を切断し、落としていく。
「聞いていた通り軽くて丈夫なようだね」
 ナタリアは糸を一束引っ張って品質を確かめた。糸を出す蜘蛛そのものが大型であることもあり、繊維は太く長い。だが、にもかかわらず風に舞うほど軽いようだ。

「中身のある繭は使えるのでしょうか」
「蚕の繭玉はゆでると糸がほぐれてくるよね」
 ヴィルヘルミナの疑問にサイラスがコメント。
「切り開こう」
 ロイが繭に刃物を入れた。蚕の繭玉をゆでるのは、羽化に伴い繭の繊維が切断されるのを防ぐため。繊維が長いほうができあがる布の質はよくなるとマリリンは言ったが、ロープに使うのなら別に長くなくてもいいとも言っていた。
 ロイが開いた繭の中身の多くは干からびた動物だったが、いくつかには生々しい人間の死体があった。
「さっき落ちてた靴の主はこの中の誰かだろうね」
 ロイの言葉にテテリカが渋面を作る。樹海の案内人であるテテリカは樹海の評判が悪くなる事件を嫌う。
 ロイは遺族に連絡するために遺体の身元が確認できるものを探す。その過程で気になるものを見つけた。
「……この遺体は矢が刺さってる。蜘蛛にやられたのではないみたいだ」
「そのへんにしといてあげてくれる?」
 マリリンがロイを止める。ロイの行いは正しいが、ゴールディは正しさだけで成り立っているわけではないのだ。
(見逃してほしかったら、という約束だったな。事情や矜持もあるのだろう)
 テテリカはニシキに案内してもらう約束を取り付けたときの、マリリンの言葉を思い出していた。
 ニシキに貸したマントを返してもらい、持てる分だけの巣を包んで背負う。

「中身は捨てる?」
 糸をほぐす湯を準備していたサイラスが目線も合わさずに言った。
「埋葬するのか、放って報告だけするのかどちらかですね」
 ヴィルヘルミナが言う。声色は心底どちらでもよいと思っているふうだった。
「埋葬しよう」
 サニーが片手鍋の柄の反対側を伸ばすようにハンマーで変形させてシャベルを作った。
 作業するサニーをニシキが興味深そうに見ている。
「たしかに善人じゃなかったんだろうし、むしろ極悪人の部類だったのかもしれない。けれどキミがヒトであったように、彼もヒトで在ったのなら、こうするのは当然、でしょ?」
 サニーがニシキの聴覚を通してゲッコーに言う。
 ――ヒーローは助ける人を選ばない。
 世の正義から弾かれ、見捨てられた者にこそ手を差し伸べる。それがサニーの正義であった。

 冒険者たちのいるところからやや離れた樹上。
「ヒト? オイラがヒトだって? そう言ったのか、このお嬢ちゃんは」
 身を潜めていたゲッコーは笑う。その笑いはサニーに向けたものではなく、自分に向けたものか、もしくはゴールディの闇(マキャベリズム)に向けたもの。

 ドン・ゴーフルは言った。ゴブリンは『ヒト』だと。
 しかしそれは世界(外側)に向けたもの。
 ゴールディ(内側)は? 裏取引に利用されやすい立地をふまえて作られ、未だ犯罪都市として成り立っているこの国は?
 それは、ゴブリンたちが『交流可能な人類』として他の種族の中に入っていくにはやむを得なかったに違いない。
 しかし『そのための必要な犠牲』となったゴブリンは、果たして『ヒト』であるのか。

「――オイラの正義は、ヒトならざるモノの正義だ」
 ゲッコーのつぶやきを聞いたのは、相棒のニシキのみだった。

マスターコメント

 ご参加ありがとうございました。  MVP該当者多数につき大成功判定とさせていただきました。  全体作戦は、すごくいい感じだったのですが、メタい事情でプレイングからちょっとアドリブで変えているところがあります。つまり、変わっているからといってなにかいけなかったわけではありません!  地形がちょっとわかりづらい表現だったかなと……。水平方向の射線全然通らない地形だったのと、蜘蛛は頭上に配置してるのとがポイントでした。  かなりの人数の方がその可能性は考慮していただけていたので作戦としてはOKだったのですが、斜めに射線取ればアウトレンジ策有効では? と思ったので、プレイング採用率を上げるためにアドリブしました。  しかしその代わりに序盤にこそすべき部位破壊プレイングが後回しになってしまったのはちょっとスカッとしなくて申し訳なかったかなと思ったり。  ともあれ、お楽しみいただけていれば幸いです。
ショートシナリオ

ショートシナリオ難しい 報酬:標準8 / 4〜8人

2021年07月11日 22時35分25秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. ナタリア・フィッツジェラルド

    自己紹介がミスった。 ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく 標的とされる1体の母蜘蛛はと、体長5メートルほどの黒い体に赤い目の蜘蛛。 通常攻撃は牙と脚による近接物理のみだが、後述のバンジーストリングからの捕食に持って行かれかねんかねえ。 蜘蛛の巣を【O召喚】するメインアクションあり。 発生しているヘクスから移動する場合、移動力の消費が通常よりも2増加する。 必要な移動力が消費分に足りない場合は移動できない。 発生しているヘクスに存在するキャラクターに対し【回避低下:20%】を付与。 赤い目(セットアップ) 目にエーテルをまとわせて動体視力を強化する。 そのラウンド中、自身のイニシアチブと命中をアップ。毎ターンは使えない。 バンジーウィップ(サブアクション) 射程10。ゴム質の糸を吐き出し、命中した対象を強制的に自身と同一ヘクスまで移動させる。 捕食(メインアクション) エーテルを奪う近接魔法攻撃。敵に与えたダメージの半分と同値、自身の生命を回復する。 バンジーストリング対策としてこちらからも光縛封を用意して弾除けのオブジェクトを作るなりといった所だとか、蜘蛛の巣に引っ掛かっても聖別1での解除を試みるくらいか? ガチの殴り職だと捕食されて殴っての繰り返しで泥仕合になりかねんぞ。

  2. ロイ・アウレア

    シューターのロイ・アウレアです。 母蜘蛛依頼に続け関わった縁もあって参加させて頂きました。宜しくお願いします。 ナタリアさんスキル抜粋ありがとう。 自分ならどうするって視点のみになるが… 赤い目→効果中は遠攻で様子見し、切れた瞬間にスキルでの積極攻撃へ移行。 バンジーウィップ&捕食→ひたすら回避、エネルギー補給をさせない。 蜘蛛の巣→移動力3以上をキープ、両防御0、生命値300=攻撃し断ち切る。 戦闘突入前に糸の張り位置を確認する事と、汎用はバランス感覚、もう一つは未定。 出来るだけ移動と回避を上げる。…今思いついてるのは以上です。 戦い方としては、巣から誘き出して …少なくとも周囲に糸が張り巡らされた状態は避けたいがどうかな? 前回、背や肩に油を塗って糸が張り付かない様にとプレを書いたが… 有効だったかを覚えてないので、今夜となるが読み直してきます。

  3. サマエラ=フォリウム

    ゴブリン、ヒーラー。サマエラだ。 よろしく頼む。 ひとまず雑感として、 ナタリアが言うように捕食での回復も鑑みると、下手をすれば泥仕合になりそうだな。 となると、回復を上回る勢いで一気に始末しに掛かるか、 あるいは端から長期戦のつもりで、壁役に守りを重ねて捕食の被ダメをしっかり下げながら、 じわじわ削るか……に、なるのだろうか。 どちらにしても、火力も守りもある程度は確保すべきと思うので、 メンバー的にどちらに寄せる方が戦い易いか、等で考えるのもありやもしれない。 毎ターンの使用はないとは言え、敵が命中アップと回避低下を両共に持っているならば、 よほど回避に自信がある者以外は、物魔の防御を高めておくのが無難かな、という気もするな。 とりあえず個人としても防御面を確保して、壁役にでもなれたらと思うが、 全体の作戦やバランスに応じて、他に必要なところがあればそちらを担いたい。

  4. No.5

    サイラスだ、よろしくなー とりあえず防具は知覚防御優先して吸収軽減するとして、攻撃系に全力割くかカバリングかけるかは様子見てだなぁ。 あ、一番威力落ちる闘気槌でも俺は蜘蛛の巣一回で破壊できそう。 とりあえず引き摺り出すの?それとも相手の巣も含めでぶっ壊してくの? とりあえず泥試合はこっちの数で多少誤魔化すしかなさそやなと。術師いなそうだから破鎧砕使えば耐久意識しても多少はダメージソースマシになるかねー

  5. テテリカ

    テテリカ。シューターだ。よろしく頼む。 基本的に距離をとって弓で戦うが、地形によっては充分距離をとれるとも限らないか。 単純な対策になってしまうが魔法防御と移動力には気を付けておこう。 誘き出しも巣ごと襲い掛かるのにもどちらもメリットがあるように思う。 誘き出しはまず成功させる必要があるが、有利な場所で戦え、素材となる蜘蛛糸を多く得られるかもしれない。 巣ごと襲う際に範囲攻撃の一撃で巣を破壊できる者が多ければ、既に設置された蜘蛛の巣を早めに除去できる点が安心だ。敵の動きにあまり左右されないのも良い。 俺は一撃破壊可能な火力に届かないため、いずれにせよサポート的な立ち回りになりそうだ。

  6. サニー・フォン・オルライト

    サニー・フォン・オルライト、クラスはシーフ。よろしくね? さてと、まずは既に出てる事について触れていくね >捕食 >泥仕合 私の方で魔乱印持っていけるから、これである程度軽減は可能かな 15%は回復量減らせるはずだから、ある程度マシにはなると思うよ >蜘蛛の巣 これは既に設置されている物よりも、新規に召喚される方が面倒くさそう 召喚の射程がどれくらいかは知らないけど、私たちの内の誰かを中心に召喚されると強制的に中に入れられる事になるからね。脱出に手間取ってる隙に後衛を狙われるとかなると、ちょっと面倒かも 高さ1メートル以下だからエアーライドで無効化できるけど、今回シーフ私しかいないからね >巣からの誘引 射程自体では勝ってる訳だし、前衛は後衛の防御に徹して、弓持ちの人が全力で引き撃ちってのは全然アリだとは思う 入らなくていいならわざわざ敵の陣地に入る必要性はないし、こっちの勝ってるとこで勝負したいね ただ、射線の有無とかそもそも敵にこっちを追う意義があるのかとか色々あるから、やるにしても副案は必要かなぁ

  7. エルナ・クルプファルツ

    エルヴンシューターのエルナです!皆様よろしくお願いしますね! 私は杖装備で行く予定です!どちらかというと近接戦闘の方が得意ですが、状況に応じて遠近切り替える立ち回りで動こうかなと思います! 誘き出しか巣破壊かは私もどちらでも大丈夫ですね! テテリカさんの言うように、誘き出しの場合は方法を考える必要がありそうですね!上手く誘き出せれば蜘蛛糸を沢山確保できそうですね! 巣は私の攻撃力なら通常攻撃でも一発で破壊できますので、巣破壊の場合はタイダルストリームで一直線上の巣をまとめて破壊していこうと思います!

  8. サマエラ=フォリウム

    誘き出しは、私も試してみて良いと思う。 とはいえ成功前提でなく、巣に向かうことになった場合にも通じるように、 戦闘方針は整えておくべき、か。 誘引手段自体は、そうだな…… 奴の捕らえた獲物がそこらにぶら下がっているなら、 それを奪うように動くことができれば、追う理由は作ってやれるやもしれないな。

  9. ナタリア・フィッツジェラルド

    私の装備は、蜘蛛の巣に囚われたりバンジーウィップを受けた際と、両方のケースに対応出来るように祭刀と短杖のままにしておく。 特性は光縛封とリヴァーオブヴァイタル、パッシブスキルも魔法攻撃重視にすれば、祭刀によるエーテルブロー2で蜘蛛糸を一撃で破壊する事は可能だが、範囲攻撃となるとタイダルストリーム頼りになりそうだ。 メテオライトだと威力が落ちる。 あとは捕食に持ち込まれた味方に堅甲3をかけて被ダメ軽減とか相手の生命回復を抑える工夫もするつもりだ。 >誘き出し ところどころ巨木と巨木の間に糸が張ってたり、繭をバラせば食糧を奪える上に依頼主のオーダー通り蜘蛛糸を確保出来て一石二鳥か。 射程に関して分かっている事といえばバンジーウィップの射程が10くらいだから、弓矢辺りでちょっかいをかけ続ければその内痺れを切らすかね。

  10. ヴィルヘルミナ

    私が最後ですか、ヴィルヘルミナです。今回はよろしくお願いしますね。 誘き出すもこちらから攻めるも、私はどちらでも構いませんよ。 移動力がどれくらいあるかは分かりませんが大きさが大きさなのでそれなりの距離を進んできそうです。 捕食は引き寄せから繋げて行うでしょうし、とりあえず射程10以上からであればいきなり喰われる事もないでしょう。 何かしらの方法で口を封じられればとも思いますが。 巣は私の方でも少し処理しておきましょう。たぶん一撃で壊せるはずなので。

  11. No.12

    どっちでもいい人多いねぇ いやまあ俺もどっちでもいいけどね。 ドラチャリ持ち込めば、俺が引っ張られたらぶち込めば誘き出し失敗しても巣から多分引き摺り出せる。三発あるから一回でダメな時追加で殴り飛ばせばいいし。まあぶっ飛ばすので陣営とか意識せんと大変なことになるけど 踏み込むなら射程ギリ外からチャージング乗せてけば二手で行ける。 武器は剣の方が火力出る分速攻には寄与するから考え中やね

  12. ロイ・アウレア

    話を進める為に、誘い出す方向にひと押しするよ。 誘い出しは、ぶら下がってる獲物を狙ってるフリで射れば気を引けそうだね。 ドラチャリもあるし(安心顔) >やるにしても副案は必要かなぁ 誘い出しに失敗したら巣を落とす方向へ移行するのはどうだろう? 考えてたのは逃がさないように、巣を3方から囲むように待機し 1方向へ誘い出して囲い込みして、巣に戻させずに戦うか 或いは2方向から巣を落として巣に戻れない様に出来たらと思ってました。 (※巣の規模が膨大なら難しいと思う) それで『落す』だけど破壊ではなく、テントをクシャッとつぶすように樹木から切り落とすのをイメージしてました。 糸の回収が目的での蜘蛛退治なので破壊したら再利用できない気がしてね。 だが、命と糸を天秤に掛けたら、仲間の無事が優先なので マリリンさんに質問です。 Q1:戦闘によって巣にも被害が及ぶと思いますが、形状はある程度維持した状態なら構わないでしょうか?    または、極端な表現となりますが、細かく分断しても差しさわり無いですか? ここから個人の話ですが、防御or回避を上げると火力が300に満たなくなるので 自分も誘き出しとサポートに力を入れて動こうと思う。

  13. マリリン

    みんなヨロシクね〜ぇ。 【回答】 A1 素材の質としては、繊維は長くて傷んでないほどいいんだけど〜ぉ。 作るモノはドレスじゃなくてロープみたいだし? そんなに高い質を確保してなくてもいいと言えばいいと言えるわね。 商人としては理解しがたいけどね! だから、母蜘蛛ちゃんの討伐に必要だからやむを得ずそうなるぶんには全然文句は言わないわ〜ぁ。 あなたの言うとおり、糸より命のほうが大事だものね。

  14. サマエラ=フォリウム

    誘き出しは、方法についてはまだ詰めるとしても、 行うこと自体への反対は無いように見えるので、試す予定で相談を続けて良いかと思う。 ドラゴンチャリオッツは、確かに方向なり状況なり考慮の必要はありそうだが、 保険として用意してもらえるなら、是非頼みたいな。 能動的に動かせるかもしれないのは、ありがたい、 巣を落とすのは……そうだな、離れ過ぎて分散するのは厳しそうなので、 行うならば、規模次第で可能なら組み込む形だろうか。 現状、私は壁役想定のままで良さそうか。 攻撃の方はあまり寄与できないが、その分後衛への射線をしっかり遮るよう、 堅甲や重点硬化を持ち込みつつ、立ち回れたらと思う。 素材についても了解した。 それなら質については、できる範囲で気に掛ける、くらいでもいけそうか……。

  15. ロイ・アウレア

    マリリンさん、早い回答をありがとうございます。 依頼としては『母蜘蛛』の討伐ですが、本文中に『母蜘蛛の糸』の採取。とあるので 採集内容も難易度に関わってるのかも?と気に成りました。 深くは考えず、蜘蛛に勝つ事優先で行かせて貰います。 >規模次第で可能なら組み込む形 ありがとうございます。 巣の規模はマリリンさんでも案内して貰わない事には判らないでしょうから オレからはこの件には触れず、皆さんの意見を待たせて頂きます。 それと、オレは誘い出し以外の手でも構いません。 日付もまだあるので、他の手も遠慮せずに聞かせて下さいね。

  16. テテリカ

    まず誘導を試みて敵が動かない場合こちらから攻める、という流れの賛成者が多そうだな。俺もこれに賛成する。 弓で遠距離からちょっかいをかけてみようか。 樹海の木々で射線が確保できない場合は、遠くから物音をたてて襲撃を誘う手もある。 上手くいかなかった場合でも、ドラゴンチャリオッツもあるなら心強い。 蜘蛛の巣がところどころに設置されている森の中では、シンプルな陣形や配置がとりやすいと思う。 一つの案として、前衛・中衛・後衛ていどの非常に単純な陣形とかな。 三方向や二方向にわかれる案でいく場合、配置完了まで敵の注意を引く組と隠密で移動する組にわかれると、配置の途中で襲われるリスクを減らせるかもしれない。

  17. ヴィルヘルミナ

    誘い出しを試みて、駄目そうならこちらから攻め込むという流れでしょうか。 相手優位の場所にわざわざ踏み込む事も無いと思いますし、相手から来てくれるならそれに越した事はないですね。 蜘蛛は樹の上の方にいるようですので衝撃刃を持っていく事にします。引きずり降ろさない事には接近戦は無理でしょうし。 誘い出しを試みる際は射程的にあまりやる事もないので、近くの巣の除去をやっておきます。

  18. No.19

    三方向から仕掛けるの? その場合俺いない方の人さらわれたら割とフォローしようがないのでそこは了承してね?弓で相手の射程ギリギリから仕掛けてもキャスター武器の人とほぼ射程同じだから別方向の人カバリングは無理かつフォローに走っても一手番はフォロー出来んよ?

  19. サマエラ=フォリウム

    戦闘前: ・巣の規模を確認 誘き出し: ・射線が通るなら引き撃ち ・追って来ないなら獲物を奪うなりで誘う →成功したら巣に戻らないよう囲む? 誘き出し不可時: ・規模的に可能そうなら一旦仕切り直して3方向に散開 →1方向が注意を引く役(人数多めに確保すべき?) →他はなるだけ隠密しつつ、敵を囲い込むか巣を落とすか ・散開できない場合はそのまま攻め込む(ドラゴンチャリオッツを待ってからの方が良い?) ざっくりかつ個人の疑問込みだが、今のところ案を纏めるとこんな感じなのだろうか。 認識違いがあったら、訂正を頼めたら幸いだ。 散開して仕掛ける場合、配分も決めねばならないな。 1方向が注意を引くとしても、前衛後衛はどこもバランス良くしておかないと、 不意に狙われた際に後衛へ素通ししては、私もフォローが厳しそうに思う。

  20. エルナ・クルプファルツ

    まずは誘き出しを試して、無理そうだったら巣を破壊……の流れで私もよいかなと思います! 三方から仕掛ける場合は巣の破壊が先になるでしょうし、私が一方向受け持ちましょうか! 巣さえ破壊できていれば私は前衛でも戦える相手のはずですから!

  21. テテリカ

    発案者のロイや協力を宣言してくれたエルナには申し訳ないのだが、俺としては全員同じ方向から攻める案をお勧めしたい。 一方向案では、配置完了前に【バンジーウィップ】で崩されるリスクを抑えられる。 巨木が多く蜘蛛の巣も設置された地形では、安全な接近ルートも限られてくるだろう。 ルート探しや進行に邪魔な巣の破壊といった行動も、八人で協力し一つのルートさえ確保できれば良い。 散会案のメリットも理解しているが、一方向案もどうだろうか? 俺は一方向案を推してはいるが、相談で散会案に決まってもパーティの行動に沿って動く。よろしくな。

  22. サマエラ=フォリウム

    そろそろ、方針は決めてしまわねばまずいな。 色々試すのは好きなので、私は散開も視野に入れて動いてみたいところ、だが。 分かれ方なり考えるべきことが増えるのもあり、今日中に決まり切らない様子ならば、 分かり易く1方向に絞ってしまって、良いのではとも思う。

  23. サニー・フォン・オルライト

    3方向で攻めるんだったら、少数になる2人の方にある程度単独戦闘出来る人を割かないと、かな? 私は戦闘する分には特に支援とか必要ないし、2人の方に行ってもOKだよ 巣を破壊するには火力が全然足りないからそっちは任せっきりになっちゃうけど とはいえ、シンプルに1方向から攻めるのでもいいと思う 数的不安を考えたら、どっちかと言えば私はこっちに賛成かな

  24. ロイ・アウレア

    サマエラさん、判りやすく纏めてくれて感謝します。 3方に分かれる件にな同意くれた方々もありがとうございます。 サイラス、不安点の提示に感謝、テテリカも案に感謝と意見は大歓迎だよ。 オレも現地の状況が判らないので、力を分散する事や【バンジーウィップ】への備えと 不安が多いのは確かで(※巣の規模が膨大なら難しいと思う)と但し書き入れてるくらいだからね…。 それで、賛成してくれた方々には申し訳ない! 一昨日から、メリット・デメリットを考えて…理由は色々とあるが… オレも1方向に絞る方を押させて貰います。 変えた理由の一番は火力を集中する事で短時間で仕留められるからです。 個人で一番の不安は、バンジーウィップ&捕食のセットは 誰かが陥る=蜘蛛が獲物に気取られる事になるので それを《上回る火力》で押せばアドバンテージを取るチャンスでもあるなぁ…と (捕まらないのが一番だからね!) なので良ければ、蜘蛛を引き出す事に成功したら巣を破壊し退路を断つ。 失敗しても巣を破壊し追込む、でどうだろう?

  25. ヴィルヘルミナ

    3方と1方であれば、1方に1票でしょうか。 以前に4本腕のゴリラと戦っているのを見ましたが、あれと普通にやりあえているようなクモなので戦力の分散はちょっと怖いかなと。 向こうの大きさが大きさなので位置取りで散開する事はあるかもしれませんが。 相手側優位の領域ですしね。こちら側が主導権を握れない事も想定できますし。 とりあえず足を何本か壊せば地上には落とせそうですけど、直接倒すのとどちらが早いのやら。 バンジーウィップで誰かが捕まったら衝撃刃で伸ばした糸を斬れないか試してみようかなとも思いましたが、引き寄せ中の味方に当たる可能性がありそうでどうしようかなと。

  26. No.27

    まあこっから決めれるか分からんから一方こうならそっちの方推すねー。前の発言の懸念もあるし とりあえずバンジーウィップ対策は俺タゲの時要らんね。ドラチャリで飛ばす役も兼ねるし、回復量抑えたいから剣で行くことにするから近寄らんとあかんし。他のバンジーウィップ対策に関してはエナジーブレードとか闘気槌とかもありじゃないかなと。ぶっちゃけウォーリアより後衛への攻撃に対する警戒として見るなら糸に反応できるかだろうし。シーフはだいたい気合いで避けてくれるやろなと。

  27. ナタリア・フィッツジェラルド

    ヴィルヘルミナの言うのは別件の依頼でも母蜘蛛と戦ったという事か? であれば貴重な情報は有難い。 私は1方向から、の案に賛成したい。 複数方向でも単一方向でも、その為には戦場となる森の下調べが要される訳だし、複数方向からとなればより一層調査を入念に行わねばならない。 リサーチが不十分だと環境の過酷さが想像以上だった、なんて事も有り得るし行軍速度の差でどうしても連携が乱れかねん。 加えて言えば配置そのものにも手間取る可能性がある。 巣の規模とか配置の調査には天眼や超視覚を使うとして、連絡用にテレパスもあったほうがいいか?

  28. No.29

    あれ受信側も必要だけどテレパス受けれる人いる?いや俺テレパス持ち込めばいけるけども、採集とマジカルポケットに回そうかと思ってたんだが採集捨てれば良いかな? 多分その戦闘蜘蛛がゴリラにボコられたやつだね。マスターよりにある『【大変動】ゴリラ・コリジョン』。 もう一つの『ツリーハウスと母蜘蛛糸のロープ』は昨日納品されたけど、目的の母蜘蛛の糸がエーテル流すと強いくらいしか戦闘に役立つことは?ないきが?

  29. サマエラ=フォリウム

    それでは、1方向で確定して良さそうか。 引き撃ちし、誘いを掛け、乗って来なければ攻め込む……と。 火力寄りで倒しに掛かるなら、巣については適宜進行や戦闘の邪魔になり次第対処、 でも、良さそうにも。 バンジーウィップは私の方も、狙われた際にはそのままにしてもらって、大丈夫だ。 ひとまず自身でも、後衛への射線を切るようには、立ち位置を意識しようと思う。 良ければ後衛の皆からも、攻撃時などには声掛けをもらえたら、 その間は身を屈めるなりして、なるだけ邪魔にならぬようにしようかと。 汎用枠は……見通しは良くはなさそうなので、敵を見落とさぬよう看破で1枠。 残りは未定だったゆえ、私の方でもテレパスは持ち込めるな。 と、マリリン&ダーリンについてだが。 作戦は事前に伝えるとして、あとの動きはお任せ……で、良さそうだろうか?

  30. エルナ・クルプファルツ

    私も特にどちらがいいとかはないので、一方向で決まりですね! 流れも了解です! バンジーウィップ(サブアクション)と攻撃(メインアクション)を同時に行うには、そのラウンド移動していない必要があるので、母蜘蛛さんが常に移動し続けなければならない状況を作り出せれば戦いを有利に持っていけるかも?という気がしたりしました! その為にも母蜘蛛さんの足元の巣は常に破壊した方がよさそうですね! 私もバンジーウィップに狙われてもそのままで大丈夫かもです! むしろ当たった方が殺撃者の効果が発動する分強くなったりするので! 汎用は超視覚と超聴覚にしようかなと思っています! どちらかをマジカルポケットに変更することも可能です! マリリンさん達はお任せで良さそうですね!

  31. ロイ・アウレア

    流れが…「捕まりに行くぞー!(とは言ってないが)」と、積極的で流石ベテラン揃いだ。 では、壁役の皆様に頼らせて頂いて、なるべく距離を取り攻撃を仕掛けるね。 その際と戦闘中に動く時は忘れず声掛けさせて貰います。 『ツリーハウスと母蜘蛛糸のロープ』からは 母蜘蛛の糸は1本なら弱いが複数本絡まるとかなりの強度が出るって事と エーテルを流すと縮む=蜘蛛がエーテルをコントロールして操るだろうから 目視での情報よりも広い範囲に動けると認識して、距離の取り方を用心しようとは思った。 マリリンさんは動きお任せで良いと思う。 ダーリンは人のとは言え大切なペットなので ルプスに護衛をして貰う…と言うかフォローする方向で考えてます。 汎用はもう少し考えるね。

  32. ロイ・アウレア

    ダーリンじゃなく、ペット名《ニシキ》だね。修正します。

  33. テテリカ

    どの案にもメリット・デメリットはあるものだ。 今回は一方向からむかう内容でいくが、ロイも作戦の発案をありがとう。 サマエラの言うように、作戦はマリリン達にも伝えた方が親切だな。 マリリンはシューターだし後方にいることを軽く提案してみようか。それ以上の動きのお願いは特になしで、お任せだ。 もともと後衛にいくつもりかもしれないが、オープニングでは索敵と先導をしていたしな。 矢を射る際の合図についても了解した。攻撃の前に発声で報せる。 敵に近づきたい仲間は、サイラス、サマエラ、エルナだな。 思いつきだが、すぐに外れる程度にマントなどを羽織れば、一回きりだが糸で攫われるのを防げるかもしれない。 人体をすっぽり布で覆うと視界や行動が鈍りそうなので俺自身はやらないが、シューターの獣の背中にかけておこうかと……。 ロイやルプスがニシキを気にかけてくれるなら安心だな。嫌がられなければニシキにマントをふわっとかけてみるつもりだ。 汎用スキルは、天眼と聴視覚の予定。

  34. ナタリア・フィッツジェラルド

    卓の流れを見るに、前衛後衛に分かれたような感じか? ならば私は中衛に入るが、どちらかといえば前衛寄りになるな。 捕食されたり、ガチで殴り掛かりに挑んだりと、とにかくそういう面々を支えられるように回復スキルをかけ続けるのが私の仕事だ。 あとは前にも言った通り、最適と見た場所に光縛封を設置して弾除け代わりにだな。 テレパスに関しては出発日の6日の深夜0時までセットしておくから、その間に誰も居なかったらテレパスを糸回収用のマジカルポケットに変えておく。

  35. ロイ・アウレア

    自分の仕度として移動と回避を上げると話しましたが 壁役が多数なので、命中を上げて蜘蛛の動きを阻害する方向に仕度しますね。 汎用は前回サーマルアイで蜘蛛を確認できてたので準備し もう一つはバランス感覚の予定です。 ニシキはテテリカがマントなどを羽織らせるのを予定してくれてるのと ルプスにも護衛して貰うので、信じ戦闘に集中しようと思うよ。

  36. サマエラ=フォリウム

    声掛け、考慮をありがとう。活かせるように、私もしっかり耳を澄ませておく。 汎用の方、看破を持つと言ったが……距離が離れた場合も考えて、 これは、超聴覚と入れ替えておこうと思う。もう1枠は、先の通りテレパスを。 ニシキには、そのまま下がっていてもらえたら……とも思っていたが、 直接気に掛けてもらえるならば、確かにその方が安心だ。護衛、ありがとう。 マントもなるほど、尻尾切りのごとくか。上手くすれば、透かせるかもしれない。 私は引き寄せられても構わないものの、離れていても魔矢を撃つなりはできるので、 動きに選択肢を増やせるよう、羽織っていってみよう。

  37. ナタリア・フィッツジェラルド

    マントを申し訳程度の強度に留めてバンジーウィップの無効化を試みるという手もあったか。 1回だけしか使えない手だろうけど、それによって隙が生まれるかもしれないな。 >フォリウム こちらこそ、協力に感謝する。そして我儘に付き合わせる形で済まないな。 場所が密林となれば、蜘蛛糸の配置しかり木々の群生具合しかり、行軍においてなるべく多くの情報が必要だと思ってな。

  38. テテリカ

    マントは……まぁ上手くいけば儲けものぐらいの感覚だ。 獣達の毛に蜘蛛の糸のベタベタがつかないようにしたい、という発想で思いついただけだからな……。 ナタリアとサマエラはテレパスの用意をありがとう。 俺は覚えていなくてテレパスはできないが、声や手ぶりで仲間に情報を伝えるようにしよう。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0