赤き隻眼の逆襲
空色みなも
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シナリオID:1065
オープニング
ディズル大湿地帯の空に、濛々と煙の柱が立ち上る。
襲撃があったことを知らせる狼煙の合図だ。
狼煙が示す襲撃の対象は――ヤキト族の集落。
かつて亡くなった子供たちの慰霊を冒険者に依頼したこともあるリザードマンの部族だ。
やはり、リザードマンたちが帝国奪還に出兵する背後を突いてきたか――。
一帯の警護を引き受けた冒険者たちが駆けつける間に、襲撃を指示したであろう人物を思い浮かべる。
メドゥの指先幹部、赤の示指ラスリャマス――かつて大湿地帯に大きな混沌をもたらした、紫の鱗を持つリザードマン。
あの男がまたもディズルの地を、混乱の渦に陥れようとしていた――。
●
冒険者たちが大湿地帯の警護を依頼として受けた場面に、時は遡る。
「帝国奪還のためにリザードマンの兵力が結集した今、各集落の防備が手薄になっておる」
今回の依頼の主はギシュム族の大酋長、アシムベート・グリオウであった。
ギシュム族は大湿地帯の中でも特に武威に優れた部族であり、アシムベートは代表としてリザードマンの兵を率いる立場にあった。
「ラスリャマスの奴めがこの機を逃すとも思えぬ。奴めはきっと、仕掛けてこよう」
忌々し気な顔をして、アシムベートがぎり……と歯を噛みしめる。
ラスリャマスはこれまで、外法の生贄としてリザードマンの同胞を数多く連れ去り、その手にかけてきた。
集落の住民を守るべき兵力が外部にある今、ラスリャマスにとっては生贄を手に入れる絶好の機会とも言えよう。
「奴めがどの集落を襲うか分からない以上、こちらは戦力を分散せざるを得ない。一方、奴めはその気になれば戦力を集中して投入できる状態にある」
そのため厳しい戦いが予想されるだろうと、アシムベートは表情をよりいっそう険しくする。
「ゆえに、場合によっては敵の殲滅に固執せず、住人の無事を優先して貰いたい」
アシムベートにとっても、これは苦渋の決断なのだろう。
可能であるならば、憎きラスリャマスの一味は残らず潰して欲しいはずだ。
「各地に冒険者による警護を依頼しているところだが、お主らには大湿地帯の中でもこの一帯の担当を願いたい」
地図を広げ、一点を指さしたアシムベート。
指が示す先にはぐるりと円が描かれており、その中にはヤキト族の集落もあった。
「各集落には戦士を一名ずつ派遣しておる」
アシムベートによると、もしもの際には集落を担当する戦士から狼煙による合図が行われるであろう、とのこと。
中でもヤキト族の集落には、ギシュム族の戦士が割り当てられているという。
サディーク・アルトゥフーラ。
ギシュムの生まれであるラスリャマスと年齢を同じくし、同じ孵化場で生まれた因縁を持つリザードマンの男。
ラスリャマスへ対処する戦士を募ったところ、積極的に手を挙げたのが彼であったのだとか。
「もし何かが起こったら、現地で協力して対処にあたって欲しい。では――ディズルの地を、どうかよろしくお願いする」
アシムベートがこうべを垂れ、かくして冒険者たちに大湿地帯の平和が託されたのだった。
●
「来てくれたか! 間に合ったのは流石だな」
逃げ惑う住人を掻き分け、冒険者たちが狼煙の上がった地点まで辿り着くと、そこにはサディークと見られる灰色の鱗を持つリザードマンが居た。
「襲撃者が来ているのはあっちの方角だ。そして、その中には――ラスリャマスの姿があった」
ここでサディークから冒険者たちに告げられたのは、意外とも言える事態であった。
大湿地帯に巣食う『泥血啜る月吸蟲』の封印戦以降、ラスリャマスは影で配下を操ってきた。
まさかこの段階でラスリャマス本人が直接、襲撃のために動こうとは――。
「この手で奴に落とし前をつけさせたいのはやまやまだが……住人たちの避難が必要だ。俺は避難誘導を受け持とう」
サディークの申し出に冒険者たちは頷くと、襲撃者たちが迫る集落外縁へと向かい、駆けた――。
●
「狼煙が上がったので増援があるだろうとは思っていたが――冒険者どもが来たか」
現れた冒険者たちを目の前にし、ラスリャマスはただでさえ鋭い右目を、糸のように細める。
その一方で、大きな傷が刻まれた左目は、きつく閉ざされていた。
「その程度の人数で私をどうにかできると思われたのであれば、心外だが――」
ラスリャマス本人がメドゥの指先の幹部であるうえに、ラスリャマスは数多くの配下を従えており。
また、ラスリャマスは生贄を用いて自身に力を蓄えることができるため、以前より強化されている可能性もある。
真っ向勝負で勝ちに行こうとすれば、冒険者側も何かしらの犠牲を払うことは免れないかもしれない。
「しかし、冒険者どもにかつて辛酸を舐めさせられたのも事実――あのときは油断したが、今度は不覚は取るまいよ」
リザードマンの頭骨が先端についた杖をラスリャマスが振りかざしたのを見て、冒険者たちも戦闘態勢をとった。
解説
マスターより
リプレイ
ラスリャマス襲来の報せは、ヤキト族の住人を瞬く間に混乱に陥れていた。
悲鳴や怒号が飛び交う集落で、住人に避難を促すべく動いた冒険者たちがいた。
「まだ傷が癒えない地への襲撃に憤りはあるけど――何故またここなのかね」
頭に被る頭蓋骨に空いた眼窩の奥で、ルチル・プルメリア・グレイハーツは目付きを鋭くする。
ルチルがヤキト族の集落を訪れ、ラスリャマスによる犠牲者の慰霊を手伝ったのも、遠い昔の話ではない。
再びヤキト族が戦乱の渦に巻き込まれたことに、はたして理由はあるのだろうか。
それは、ラスリャマスからしてみれば何かの偶然に過ぎないのかもしれない。
しかしディズルの地に所縁を持つ者からすれば、理不尽に対し怒りを覚えるのも無理からぬ話であった。
「生贄ねぇ……ホント、ダサいわねぇ。一人だって連れ去られないように頑張りましょ!」
紫の髪をなびかせつつ集落を駆けまわるエミリア・シバは、ラスリャマスの手口にうんざりとした様子を見せながらも、集落の住人の助けとなるべく自らに活を入れる。
まずはラスリャマスの迫る集落外縁部付近に逃げ遅れた者がいないか確認するため、外側から範囲を潰していく心積もりだ。
「あれがラスリャマス……外道を討つ時は必ず来る、今はそれよりもやることがある」
アクティオンは優れた視力でラスリャマスの姿を遠目に捉えながら、己に使命を言い聞かせる。
ラスリャマスはリザードマンにとっての仇敵のような存在、ここで討ち果たせるものであればそうしたい。
しかし、護るべき同胞を前にして助けざるは勇なきも同じだ。
「あちらの方でまだ逃げていない、逃げるのに支障がある者の覚えはあるか」
アクティオンは同じく避難誘導にあたるサディーク・アルトゥフーラに尋ねかける。
集落の防備を担当する戦士であれば、ある程度は住人も把握しているだろうと考えてのことだ。
「向こうに住むはずの者で、まだ避難を確認できていない者がいるな。おそらく、逃げ遅れているんだろう」
そうした安否の確認ができていない住人の中でも、サディークは特に老人や子供の心当たりを中心に述べた。
「それと族長のチャキが避難していないが、おそらくあっちに向かっている。住人を置いて、我先にと逃げる族長でもないからな」
「チャキが……! やれやれ、あたいらをもう少し信じてくれても、と言いたいところだけど」
さらにサディークの告げた言葉を聞いて、ルチルが目を見開く。
護るべき対象が危険地帯に追加されたとも捉えられるが、集落を熟知した族長が避難誘導に加わることは実際に有益かもしれないだけに、チャキの行動もあながち責められたものとは言えなかった。
「よし、じゃあ向こうはあたいらに任せとくれ。そっちは頼んだよ」
こうしてルチルとサディークが頷き合ったのを皮切りに、冒険者たちは集落各地へと散ったのだった。
●
「ラスリャマスの野郎……! 今度も返り討ちにしてやんぜ!」
襲撃の報せがあった集落外縁部を目指しながら、ハヤト=ガラン=ヴォルファングが吠える。
道中も逃げ遅れた住人の匂いを嗅ぎつければ避難誘導のサポートに入るべく、ハヤトは鋭い嗅覚を有する鼻をひくつかせていた。
幸いと言うべきか、現状ハヤトが辿ったルートに住人の気配はなく、ラスリャマスが住人と接触するまでは一定の猶予があると考えられた。
「うるぁ! 俺たちが来てやったぞ!」
「……冒険者どもか。見覚えのある顔もいるようだな」
先陣を切って飛び出してきたハヤトを、暗緑色のフードを被ったラスリャマスがねめつける。
「あらあら、ラスリャマスさんお久しぶりね」
挨拶の内容から察せられるように、イーヤ・レプリスは以前、ラスリャマスが現れた戦場に参加していた。
「残念だけど、ここにアシムベート様はいないわよ? それとも調べに調べて、アシムベート様がいないって確信があるから攻めて来たのかしら?」
「ぬかせ……! 生贄さえ十全に集めれば、アシムベートも恐れるに足るものか」
イーヤは前の戦場でもラスリャマスがアシムベートを心のどこかで畏怖しているのではないかと推察していた。
表向き大きな態度を崩さないラスリャマスであったが、イーヤにはその言葉にどこか動揺の色が見えた気がした。
「その様子だと冒険者も怖がっちゃって、腰巾着たちもお守りが大変ねぇ。おむつの替えはしっかり持ってきた?」
「ふん、大きな口を叩いていられるのも今のうちだけだ。すぐに物言わぬ骸に変えてやろう」
冷静さを奪おうと煽るイーヤに対し、ラスリャマスは極力、耳を貸さないように努めている様子だった。
(それにしても幹部が自ら動くなんて、ここらのリザードマンを攫うのがそんなに重要なのかしら)
相手の様子を見て取り、挑発を切り上げたイーヤは、ラスリャマスが直々に生贄の確保に動き出した事情に思いを巡らせていた。
「ラスリャマスの野郎もやる気になったみてぇだし、始めるとすっか!」
ハヤトはラスリャマスが杖を構えようとする動作より早く、ラスリャマスの前方で壁を成している配下の一体に強襲をかける。
彼我の距離は一瞬で詰まり、ハヤトの手にした直刀が、そして具足に包まれたハヤトの脚が、目にも留まらぬ三連撃を紡ぎ出した。
「はっ、随分と丈夫みてぇだけどよ。ちったあ効いたろ?」
肌から鱗の剥がれ落ちた配下が反撃してくるのを悠々とかわしながら、ハヤトは配下の注意を引き続ける。
「さて……救援に間に合ったのはいいが、こっからが厳しい時間の始まりか。避難が終わるまでは持たせるつもりだが、早く終わらせてくれよ」
激戦の予感を覚えつつ、バーネット・フォーサイスは素早く周囲を見回して得た情報を元に、俯瞰視点で整理する。
ラスリャマスは現在、少々の距離をあけて6体の配下に周りを囲ませている。
おそらく、エーテル吸収の糧とするため近くに置いている配下であろう。
そして残った4体の配下は前方で壁を成すように展開されており、そのうち一体をハヤトが抑えている状態である。
「俺たちを無視して、集落に向かうやつが出ると一番やっかいなんだよな……となれば、こうだ!」
足止めのため、バーネットが選んだ魔法は、絡みつく雷光の召喚。
渦巻く稲妻は、ラスリャマスの周囲から離れようとする動きを見せていた2体の配下を巻き込み、その足を鈍らせる。
「ついでにこいつも貰っとけ!」
追い打ちのようにバーネットが光り輝くエーテル球をまとわりつかせると、それらの配下は雷光を抜け出すのも困難な状態となった。
「んじゃま、ちょっくら相手させてもらおうかね」
軽い調子で言ってのけたサイラスが、剣を振りかぶって敵陣へ突っ込む。
エーテル光の塊をまとった黒塗りの刃が振り下ろされる様は、さながら死刑執行の宣告のようで。
光塊が叩きつけられ、閃光が走った後には、傷ついた2体のリザードマンの姿があった。
「んー、なんかこいつらね。やるみたいよ?」
このとき、サイラスは手応えから気付いた。
自身の攻撃した2体は、ハヤトの相手する配下とは練度が異なる――精鋭であると。
面倒な相手を引いたものだと思いながらも、サイラスは2体の精鋭が打ち付けてくる剣を盾で捌いていく。
「勇敢なる戦士たちを無事に結集させるため、にせよ。相手として不足はない自負がある。存在でも目標でも、お互い至高を目指す者である事に相違はない」
心情を吐露しつつ、ナタリア・フィッツジェラルドは戦場全体を一瞥し、状況を把握する。
ナタリアは今回の交戦を通じて、ラスリャマスの情報を得るつもりでいた。
過去に一度、冒険者たちが対峙して退けたというラスリャマスは、この雪辱戦に向け何を究めたのか――。
そのラスリャマスを見れば、杖を構えたまま、値踏みするような視線を冒険者たちに向けていた。
おそらく、誰を狙うべきか吟味をしているのだろう。
ラスリャマスがどのような考えで相手を定めるかは未知数だが――このとき、ナタリアは何故か肝が冷えるような嫌な予感を覚えた。
「今からすぐに動けそうなのは――レプリスだね」
癒し手として治療にまわるにはまだ早いと、ナタリアはイーヤの持つ杖を強化の光で包み込んだ。
「少しでも巻き込むには――こんなところかしら」
隠れていた遮蔽物から顔を出したイーヤが、今しがた強化を受けた杖を掲げ、五感を総動員する。
あらゆる感覚により集められた情報をもとに、イーヤの脳裏に戦場を見下ろしたような映像が浮かび上がり。
そこから導き出される爆撃ポイントに向け、イーヤは光弾の雨を降らせた。
「ちっ……お前たち、もう少し間隔をあけておけ」
結界を光弾で穿たれたラスリャマスは、攻撃に配下が1体巻き込まれていたのを見て、配下たちに範囲掃討に対策するよう指示を送る。
「こっちに来るのかよ……まったく、冗談じゃない」
配下が目前に迫って来るのを見て、バーネットが小さく舌打ちをした。
ラスリャマスに指示を受けた配下たちが散開するとともに、足止めされていない配下から1体ずつが、バーネット、イーヤ、ナタリアへと向かってきたのだ。
バーネットもラスリャマスの範囲攻撃を警戒して密集を避けている。
それは正しい戦術であったが、代わりに数の不利がある中で互いのカバーに入るのは難しい状況にあった。
そのうえで、未だラスリャマスが周囲に4体ほどの配下を残しているのは、エーテル吸収のための保険のつもりだろうか。
「さて、おそらくだが冒険者どもの治療の要は貴様だな?」
「……来るか!」
ここで、ついにラスリャマスが動きを見せる。
手近にいた配下から徴収したエーテルで結界を修復しながら、ラスリャマスが睨みつけたのはナタリアだった。
どうやらラスリャマスは、ナタリアが手にした祭刀や、使用した術などを見て、ナタリアが癒し手であることに当たりをつけたらしい。
「手始めに貴様から沈んでもらおう」
配下から献上されたエーテルを練り上げ、ラスリャマスの口が短く呪文を紡いだのをきっかけに、巨大な卵のような形の光の塊が杖から飛翔し、ナタリアを押し潰した――。
●
「本当は声を上げるなりして貰いたいところですが、敵にも居場所を教えることになりますからね……」
避難誘導に回ったアクティオンは、住人に大声で呼びかけることは避け、自身の捜索能力を総動員する。
遠く小さくしか目に映らない存在を見逃さない視力と。
射手としての野外活動適性に、隠れた気配の察知。
そして相棒を連れていない射手の、研ぎ澄まされた探知用の波動を駆使して。
だが現状、ラスリャマスと戦端が開かれた外縁部に近い土地で、逃げ遅れた住人らしい気配は見つかっていない。
エーテルの波動に引っかかる存在もないということは、隠れるのがよほど上手い住人がいるのでなければ、ここら一帯の避難は完了しているのだろう。
そのように見たアクティオンは、集落のより内部へと捜索範囲を移していく。
「家の中にも、姿は無し。この辺は大丈夫みたいね」
透視能力を発動したエミリアの目には、壁も透き通って見えていた。
近辺まで到達していた敵がいても見つかることがないよう家屋の隙間を縫って移動し、エミリアは一軒一軒、逃げ遅れの確認を行っていく。
また、視覚情報だけに頼らず、耳を澄ませて人の息遣いなどが聞こえることがないか注意を払うのも忘れない。
時折、感知エーテルの波動を走らせながら、エミリアは捜索範囲を順に潰していった。
「アルの視界に住人らしい姿が映った。あれはもしや……」
感覚共有した狼が見つけた住人のもとへ、ルチルは急ぎ足で向かう。
依頼を受けた際、あらかじめ担当する地域にある集落の情報を得ていたことが、ルチルに適切な経路で移動することを可能にさせていた。
「陽動組の負担を考えても、早く済まさないとね」
ルチルはラスリャマスと戦う冒険者たちのことを思い、現場へと向かう足をさらに速めた。
●
「いたた……やってくれるじゃないか」
光の塊が弾けた後、ナタリアは辛くも立っていた。
こうなれば、今は攻勢に出る余裕もない。
ナタリアは全力を挙げ、治療術で自らの傷を塞いでいくが、それでも完全に傷が癒えることはないほどであった。
傷ついたナタリアへ、さらに配下による追い打ちがかかる。
「ラスリャマス、攻撃するときにもエーテルを吸収するみたいだけど、結界なおすときほどは使わんぽいね」
その間に、サイラスは魔法に関する知識をもとに、ラスリャマスの魔法を分析していた。
また、状況からして、範囲攻撃に同時に巻き込まれない程度の距離があいているだけであれば、エーテル吸収は可能なようであると、サイラスは結論づける。
「てめぇ、やられっぱなしで悔しくねぇのかよ?」
目前の配下が攻撃を牽制程度に留め、防戦に徹し始めたのを見て、早期に配下を片付けたいハヤトは苛立ちを声に滲ませる。
配下は攻撃が当たらないものと諦め、ハヤトを自由にさせないのが自らの役割と割り切っているのだろう。
「だーっ、こっちくんなっての!」
バーネットが杖から光を弾として飛ばし、迫る配下を撃ち抜く。
強烈な衝撃に一度は身体を仰け反らせた配下であったが、それでも配下は止まらなかった。
頑強とは言い難い魔術師であるバーネットに対し、配下が振り上げた剣が打ち付けられ――。
「ふぅー、だからあぶねぇって……」
それに対し、バーネットは咄嗟に光の膜を張ることで被害を和らげ、戦闘不能に追い込まれるのを免れた。
「もう、しつこい男は嫌われるわよ?」
付きまとう配下にイーヤも光球の群れをけしかけ、自身に対する圧を減じようと試みる。
イーヤに向かった配下は光球を受けるのが二度目であったが、それでもなお倒れる気配はなく、剣でイーヤの肌に傷を刻んできた。
「これでも飲んで落ち着いたら?」
サイラスは目の前の精鋭1体の顔に、携行していた酒瓶を叩きつける。
それにより精鋭が顔を拭う間、攻撃の手を止めさせることに成功するが、サイラスの相手はもう1体いる。
「思ってたより一撃が重いみたいね」
精鋭の剣捌きが鋭いのを見て取って、サイラスは身にまとった防具に光を収束させ、瞬間的に強化したうえで受ける。
防具を通して、鈍い衝撃がサイラスの身体を震わせた。
「一度目を耐えたことは褒めてやろう。だが、二度目はないぞ」
ラスリャマスが再び配下からエーテルを奪い取り、術式を編み上げる。
「くっ……」
そうして放たれた光の巨大球を受けたナタリアは、いよいよ膝をついてしまう。
倒れ込んでしまわぬよう、祭刀を杖のようにして体を支えるのがやっと――身動きが、とれない。
「たいした威力ね……腐ってもメドゥの指先幹部、といったところかしら」
切りつけてくる配下を相手取りながらも、得物を祭刀に持ち替えたイーヤがエーテルの光による治療を施すことで、ナタリアを起こす。
医療の心得からナタリアの傷の程度を推し量ったうえで、全身全霊の力による治療が必要との判断だった。
「このままだと、ちとまずいかね……おう、ラスリャマス」
「なんだ貴様。文句でも言いたそうな顔だな?」
振り返ってその様子を確認したサイラスは、精鋭たちの隙をついてナタリアに治療術を飛ばしつつ、ラスリャマスに低い声で呼びかけた。
「ああ、文句っていうか、苦情? アシムベートとラスリャマスの掛け算とかいう、いわゆるナマモノありましてね?」
「掛け算……? ナマモノ……?」
サイラスの口から飛び出た文句の内容が、思っていたものと違う、という顔をするラスリャマス。
それも、単語の意味が通じていない。
特定の信徒に伝わる用語は、一般人には馴染みのないものなので、無理はない。
ラスリャマスは別の意味で一般人ではないのだが、この際は置いておくべきだろう。
「今生で竜化を狙う奴はストーカー気質とか思われたら迷惑なんで? 俺は単独で頑張ってるし」
「まるで意味が分からんぞ。まあいい、先に死にたいようなら願いを叶えてやらんこともない」
サイラスの挑発が功を奏してかは分からないが、ラスリャマスはサイラスを次のターゲットにとったようだ。
子供を攫ったことから少年狙いだとか、エーテルを吸収することから配下ネタだとかも用意していたが、この段階で注意を引いたからには、今はそれどころではない。
エーテルの光を身にまとい防御姿勢をとったサイラスを、光の玉が飲み込んだ。
●
「助けに来たよ――チャキ」
「……ルチル殿か!」
ルチルが狼を通して見つけていたのは、ヤキト族の族長、チャキであった。
聞けば、サディークの予測した通り、チャキは率先して危険地帯の避難誘導にあたっており、すでに何人かの住人を逃がした後であるらしい。
「向こうに、まだ避難を確認できていない者が」
チャキはルチルが姿を現してなお、逃げ遅れている住人を気遣っていた。
「これまでよくやった。ならそいつのことはあたいたちに任せて、チャキはもう退避するんだ」
「しかし――」
ルチルに避難を促され、チャキは一瞬、躊躇う様子を見せた。
「……分かった、あなたのことを信じよう」
「背中は守る。後ろは振り返らず、真っすぐ進みな」
しかしチャキもルチルの真っすぐとした視線を受け、冷静さを取り戻したようだった。
チャキの姿を見送ったルチルは、チャキの言う逃げ遅れた住人を見つけるため、優れた視力を持つ目を凝らし、エーテルの波動を走らせた。
「……見つけました」
アクティオンが走らせた波動が、ひとつの気配を拾った。
死角に紛れているため、その正体はまだ分からない。
しかし、敵は陽動組が抑えることができているはずのため、気配は住人のものである可能性が高い。
気配のもとへ、アクティオンが急ぎ駆け付けたところ、そこには一人の老リザードマンの姿があった。
「自分は貴方たちを助けに来た者です」
アクティオンは安心させるように老リザードマンへ声をかけつつ、敵が陽動班の足止めを抜けてきてもカバーに入れるよう、それとなく戦場と老リザードマンの間に体を滑り込ませる。
避難民の居場所を敵に教えてしまわぬよう、この場から無暗に射撃を加えることは避けた。
「なるほど、普段から世話をしているお子さんと、はぐれてしまったと」
アクティオンが老リザードマンに、この場に長く留まっていた理由を問えば、集落で育てている子供を探し回っていたためだという。
「お気持ちは分かりますが、互いに探し回るよりそれぞれ逃げて、避難先で合流するのが得策です。それに、今は自分たち冒険者もいます」
他にも冒険者たちが避難誘導にあたっていることを伝え、老リザードマンを説得するアクティオン。
「お子さんは必ず、自分たちが避難先までお届けします」
アクティオンがそう約束したことにより、老リザードマンも迷いを捨て、指示された先へと向かった。
「あっちで子供の泣き声が……!」
エミリアの鋭い聴覚が、普通であれば聞き逃してしまうような、遠くかすかな音を捉える。
助けを待つ子供のもとへ一刻も早く駆け付けるため、エミリアは足の運びをグンッと加速させた。
「おねえさんが来たわ。もう大丈夫よ」
エミリアの姿を見て、子供も気持ちが軽くなったのか泣き止んだようだった。
「そう、転んで怪我しちゃったのね。痛かったわね……」
エミリアが子供の傷の具合を確かめたところ、命に係わるような怪我ではない。
しかし、小さな子供に怪我をおして歩けというのも、そうでなくとも一人で逃げろというのも酷な話である。
「おねえさんがおぶってあげるわ」
せめて子供を預けられる相手のもとまではと、エミリアは子供を背負い、避難先の方角へと引き返した。
「あれは……」
子供を送り届けるべく駆けるエミリアが、前方に大柄なリザードマンの影を認めて、一瞬、警戒を深める。
しかし、見ればリザードマンは武装している様子もなく、それにサディークから聞いていたある人物に特徴が合致していた。
「アナタ、族長さん?」
「冒険者の方か。いかにも、私が族長のチャキだ。その子供は……」
警戒を解いたエミリアが声をかけると、チャキもエミリアの背中にいる子供に気付いたようだった。
「この子、怪我してるのよ。ちょっとこの子を預かって貰えるかしら。おねえさん、ラスリャマスとの戦いへの加勢にも向かわないとだし」
「無論、構わない。これなら私もここまで退いて来た甲斐があるというものだ」
エミリアの願いをチャキは快諾し、これによりエミリアの背中も軽くなる。
「一度、サディークちゃんのもとで避難状況を集約したほうがいいかしら」
この段階で、まだ避難誘導を続ける必要があるのか確認を行うため、エミリアは情報の伝達に走った。
●
「ちっ、てめぇの相手をしてる場合じゃねぇ、どけっ!」
配下を抑え続けていたハヤトが、配下を蹴り飛ばすことで強行突破を図る。
魔法を受けたサイラスが肩で息をしているのを見て、このままラスリャマスを野放しにできないと考えたためだ。
「おらっ、俺に当てられるものなら当ててみろっ」
ハヤトはラスリャマスの前に立ち塞がるようにして、他の冒険者たちへの射線を遮る。
「ふん、望み通りにしてやろう」
配下からエーテルを渡されたラスリャマスが、杖の先をハヤトに突き付ける。
殺気――ハヤトは魔法が放たれるより早く、ラスリャマスの放つ気配に反応した。
「うおっと!?」
直前までハヤトが身を置いていた空間を、一筋の光線が走った。
それは刹那と呼ぶにも短い時間で起こった、まさにラスリャマスが魔術を完成させると同時の出来事であった。
「やべぇ、流石の俺でも全力を注ぎこんでやっとってとこか……」
最大限の力が尽きたその時、間違いなく当てられる――そのことを感じ取ったハヤトの額を、一筋の汗が伝う。
「すまない、世話をかけた」
「さんきゅ」
治療の甲斐あって復帰したナタリアが、配下による攻撃をかいくぐって、サイラスの治癒にあたる。
それにより幾分か活力を取り戻したサイラスは、精鋭たちに向かい光の塊をまとった剣を振るっていた。
「このままじゃ、治療が追い付かないわ」
しつこく迫る配下に対処しつつ、イーヤも自身を癒し、ナタリアも癒し、と忙しく治療に従事している。
「いい加減、倒れろっての!」
自身を狙う相手を無視するわけにもいかず、バーネットは配下との攻防を続けていた。
ここまで続いた戦闘の中で、バーネットも結界術は使い切っている。
余裕のない状況でバーネットが放った光の弾は、配下を強かに打ち。
三度にわたり光の弾を浴びた配下は、それによりドウと倒れ伏した。
「おらよっ、俺を無視できるか?」
「ええい、ちょこまかと……!」
ハヤトが連撃でラスリャマスの結界を削り取る。
ラスリャマスにより再び放たれた光線は、やはりハヤトが通り過ぎた空間にむなしく伸びる結果となったが、ハヤトが回避に全力を出せるのもこれが限度。
(早く避難が終わってくれよ……!)
避難誘導にまわった冒険者たちから報せが届くのを、ハヤトも待ち望む。
「予定より遅くなったが、こいつをお見舞いしよう」
ナタリアは僅かな動作でサイラスを癒しながら、ハヤトの生み出した猶予を生かして攻勢に転じようと、携行していた杖を素早く手に取った。
そのまま、サイラスの抑える精鋭たちへ光球の大群を差し向ける。
精鋭たちはそれをかわしてしまったが、ハヤトに抜かれた後に精鋭たちへの加勢を選んでいた配下を巻き込むことができた。
「ほい、いっちょあがりっと」
そこへサイラスが光の塊を叩き込み、また一人、配下が沈むこととなった。
「そらっ!」
バーネットがイーヤに攻め込んだ配下を光の弾で打ち倒す。
これで撃破した配下は3体目。
いくぶん圧が和らいだとはいえ、ラスリャマスの取り巻きがまだ7体は残っていることを考えると、まだ先は長いように思えてしまう。
「今、治療が必要なのは……サイラスさんと、次点でわたしかしらね」
傷の程度を見極めながら、イーヤは治療術の配分を決めていく。
時間あたりの治療の手数が多いため、あちこちで交戦が発生している状況にもどうにか対応できていた。
治療の手を休めないようにしながらも、ナタリアが光球の雨を降らし。
バーネットの召喚した光球も、流星雨のように戦場に流れ落ちる。
精鋭たちの攻撃を一身に受けながら、なおも立ち続けるサイラスが剣を振るえば。
その傷をイーヤの放った光が温かく癒していく。
冒険者たちは、かのラスリャマスと一進一退の攻防を繰り広げていた。
「邪魔だ!」
「がっ!?」
ラスリャマスの杖から伸びた光線が、ついにハヤトの身体を捉える。
強い衝撃に押されるようにして後ろへ弾かれ、ハヤトが地面を転がった。
「まずいね、ここからでは支援が行き届かない」
ナタリアがハヤトと分断されている状況に対し焦りの色を見せる。
「へっ、このくらいどうってことねぇぜ……」
「……まだ動くか」
よろめきながらも身を起こしたハヤトを、ラスリャマスが睨みつける。
今度こそ仕留めてやろうと、ラスリャマスが杖を振りかざしたところへ。
鋭い音を響かせ、二本の矢が飛来した――。
●
「待たせたね、住人避難のほうは片付いたよ」
「これより撤退を援護する」
矢を放ったのは、ルチルとアクティオンだった。
避難誘導を終え、救援に駆け付けたのだ。
「ここはおねえさんに任せて!」
「ああ、助かる」
同じく避難誘導を済ませたエミリアが、ナタリアを狙っていた配下を引き受けることで、ナタリアを下がらせる。
「おねえさんに届かせるにはゆっくりしすぎね?」
エミリアは舞うように配下の剣をかわすと、早業の三連撃で配下に次々と傷を刻んでいく。
「新手か……! ええい、面倒な……!」
苛立ちをラスリャマスが声に滲ませたところ、もう一人の人物が姿を現す。
「ラスリャマス、俺を覚えているか?」
「貴様……さてはサディークか」
住人全員の退避を確認したサディークも、冒険者たちの加勢に現れたのだ。
ラスリャマスもその顔には覚えがあったようで、強く注意を引かれたようだった。
「今になっても、陰気な性格は治ってないようだな」
「ふん、そういう貴様は能天気を絵に描いたような面構えが変わらんようだ」
サディークの売り言葉に、ラスリャマスも買い言葉を返す。
その間に、サディークはちらりとハヤトに視線を送った。
視線の意図を察したハヤトは、残された体力を振り絞り、後方に向かって駆け出す。
「逃がすか!」
ラスリャマスがハヤトを狙い放った光線は、しかしサディークの身体によって受け止められた。
「固まってるといい的だよ?」
ルチルはサイラスを下がらせ、精鋭たちのもとへ、エーテルの光をまとった矢を送り込む。
精鋭たちの足もとに突き立った矢は、光の破片をまき散らして、精鋭たちの体表に無数の傷を刻んだ。
それにより精鋭たちも怯み、サイラスを追う足が一瞬止まる。
「自分たちは外道などに敗れはしない」
アクティオンが重力波を矢にまとわせ、射る。
エミリアの抑える配下に突き立った矢は空間に働く力の場を乱し、配下の動きを縛り付けた。
その間にエミリアも離脱を果たし、冒険者たちは全力でラスリャマスから離れる。
「……おのれ」
ラスリャマスは最後に踵を返したサディークの背中を見送る形となりながら、恨めし気に呟く。
その表情に、冒険者たちを退けたという満足の色はない。
むしろラスリャマスの顔には、生贄を手に出来なかった口惜しさが満ちていた。
●
「はぁー、何とか終わったか……まともにやりあうにはまだ時期尚早だな、こりゃ」
後を追う者がいなくなったのを確認し、バーネットが大きく息をつきながら、どさっと腰をつく。
配下の攻撃は光の防護膜で受け止めたとはいえ、代償としてエーテルを注ぎ込んだために、残り体力は限界に近かった。
「今回ほどの手数では、ラスリャマスの結界修復も片手間で済んでしまうようだったね」
時間稼ぎを役割としながらも、ナタリアが攻勢にも積極的であったのは、ラスリャマスの能力を計るためであった。
この度の戦いで、ラスリャマスは結界を修復しながらも攻撃の手を休めなかった。
もし結界を破壊しようと思えば、修復が追い付かないほどの攻勢に出るか、配下を周囲から完全に排除する必要があるだろう。
「あわよくばラスリャマスの羽を生やすやつ? させて、羽とりたかったけど」
サイラスとしてはラスリャマスの一部も素材として回収する目論見があったが、前回ラスリャマスを逃走まで追い込めたのは、大規模な戦力あってこそと実感する結果になった。
「それなんだよなあ。ラスリャマスの野郎は追い返してやりたかったぜ」
集落を捨て、撤退することになった結果を悔しがるハヤト。
「それでも、目的を達成したのは自分たちです」
「ええ、住人の命は守られた。そして、ラスリャマスは手下を失ったわ」
アクティオンの言葉に、エミリアが大きく頷く。
「今頃、ラスリャマスも地団駄を踏んでるわね」
イーヤの言うように、実際ラスリャマスは思うように生贄が集まらないことに焦りを覚えていることだろう。
だからこそ、手下だけには任せておけぬと、幹部自らが襲撃に乗り出したのであろうから。
「ラスリャマスはディズルの地から退場してもらうさ。きっと、そう遠くない日にね」
そう呟いて、ルチルは後方を振り返る。
ルチルの瞳には、ヤキト族が暮らした集落が映されていた。
マスターコメント
ショートEX非常に難しい 報酬:標準8 / 4〜8人
2021年06月30日 22時48分27秒 公開
相談掲示板
No.1
サイラスだ、よろしくなー とりあえず大雑把に ・配下皆殺し→脱落者の出ない様に回復しつつ攻めてラスリャマス撃退(倫理云々言われると?後NPC合流遅くなるし逃げそびれた人とか居ても対応不可、あとそも狙う必要ねーよ?) ・敵味方全て戦闘不能者は遠くに捨ててい きつつ撃退(運搬要員必須?後拘束とかしないと倒れたフリからの誘拐開始とかありそう。後だから撃退狙わんでも(ry) ・最初に数人避難誘導に回して合流早めつつ残る組で持久戦、配下の進行防ぎつつ堅実に削る(向かってくだけ防げなくなる) 辺りが基本の動きになると思うが他にあるけ? 撃退狙いたいなら対空と速攻できる火力、足止めには殺界やアーケインとラスリャマス対応(いるか?) 救助なら移動力上げる、対処出来なくて配下が動くとかあればそっちの対応手段、後は透視みたいな把握手段?
ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 あくまで趣旨は避難完了までのラスリャマスの足止めだから、部下を殲滅したとて手早く我々を片付けて、さっさと避難組を殺しに掛かるだけだろう。 気を付けるべきは範囲攻撃への立て直しや、光条の回避は困難…… それらのダメージを抑えられるだけの魔法防御と、立て直しが可能なだけの回復力が要されるか? 吸収した生命値と同量、結界の生命値を回復する事が出来るとあるが。 持久戦というか時間稼ぎが趣旨ならば無理に殲滅を図らずとも、ある程度配下を削っておけば吸収の割合も少なくなる筈。 ただ問題は10体のうち2体は精鋭で、全能力が他より高いとなれば生命力も高い可能性がある。 その上外観上での区別が難しいのであれば、実際に対峙してみないと、当該個体は明らかに練度が違うといった事が分かりようがない。 撃破を狙おうというなら輝刃の付与は必須だろうなあ。
シューターのアクティオンです、よろしく。 目的を考えれば、敵には足止めを置いておいて避難を早める、でしょうね。 ただ、消極的に過ぎるとあちらも「冒険者は自分達の撃退を考えていない」と見抜いて攻勢が早まる可能性はあるので、最初に部下を何体か落とす(落としに行く)、ぐらいの勢いは見せてもいいかもしれません。
No.4
足並み揃えてるうちに配下皆殺しにすれば捜索の手が減らないかなーと?配下も捕獲しにかかってるわけだし? 後アクティオンさんの言う通り消極的だと足止めバレるというのもあるだろうから尚更に エーテルを吸収できる条件は、対象が生存しているうえで吸収に対し無抵抗であること、対象との距離が遠すぎないこと、以外は明確になっていない。 って条件と光玉光条の条件であるエーテルを吸収する事を潰せるから割とどうかなと思った。
ヒーラーのイーヤよ、よろしく。 特に工夫がなければ避難に12ラウンド以上、ね。 回復スキルを12ラウンド以上持たせる用意はあるわ。 殲滅にしてもメテオライト3とかのスキルもあるし、後方から撃ち込むことは可能。 避難を進めるなら透視や超聴覚なりは持っているわ。 とりあえず、今出ている案にそうスキルは用意可能よ。 他の案は特に思いつかないわね。
情報屋のルチルだ。 クラスはシューター、よろしく。 個人的には敵に足止めを置いて避難を優先、だね。 まあ人数的には向こうが有利だし、何人かは戦闘不能にして戦力を減らしておく必要はあると思うよ。 ラスリャマスは今揃ってる人数の倍以上の人員で撃退に追い込めた相手だ。少なくとも撃破はほぼ不可能と考えておいた方がいい。 奴の性格上戦闘不能になった者の放置はしてくれないだろうね。犠牲を出すようなリスクは避けておきたい。 敵の戦力的に取り得る可能性が高い戦法は…こちらを発見次第戦力の高い精鋭を中心に撃退と捕縛に向かわせ、 少なくとも数名はエーテル吸収の範囲内に置いてラスリャマスは遠距離から攻撃し邪魔者を排除といった所かね。 また敵と住人達の距離が近い。遠距離攻撃で住人を狙ってこっちの陣形を瓦解させる手も取ってくるだろう。 防御を展開したり、庇える態勢を取る必要があると思うね。 幸いな事は、ラスリャマスの移動力はそこまで機敏ではない所か。翼も撤退時以外で冒険者が健在の状況な使いづらいだろうしね。 >住民の避難 正直最低12ラウンドも耐久戦するのはきつい。 工夫して時間を早めたい所だが…手法が、思いついてるものだとこれでいいのかって所だ。 ぱっと出てくるのがサディークの避難誘導を手伝う事、 また準備する時間があるなら馬車のように素早く大人数が使える移動手段を予め持って行く、辺りかね。 挙がってる案だとスキルで避難経路を割り出して短縮する事も入るか。
キャスターのバーネット・フォーサイスだ。 まぁ、よろしく頼むわ。 >方針 最優先の目的は住人の避難だから、そっちさえ早く完了できれば俺らも撤退できるんだが、 避難誘導に人手を割き過ぎると、今度は足止めが厳しくなるだろうから中々難しいな。 精々2,3人くらいが避難誘導に回る程度が限界か? >戦闘 とりあえず足止めの戦闘では、手数やエーテルの供給源を削る意味合いも含めて、 配下を優先的に狙って消耗させていく感じで良いと思う。 全員戦闘に当たったとしても人数差がある状態だし、兎に角早めに頭数の差を何とかしたい。 >避難 単純にアルトゥフーラを手伝って避難誘導するだけでも、時間の短縮にはなるな。 あとは事前の準備や集落への通達がどれだけ出来るのかにもよるが、 事前の避難ルート確認や、避難の手順の設定と周知、あたりで多少は効率化が図れそうだ。 あとは教導とか使えば、避難時に円滑な指示が出来るかもしれない。
No.8
足止め入れて二、三人回すの方がいいね、うん。さっき気がついたけどウォーリア俺一人だったから(二名ほどウォーリアだと勘違いしてた)殺界とか使うと壁無くなるわ。 とりあえず2、3人避難側に回すでええのかな?その場合誰が回る? 多分俺は壁した方がいいよね?んで個人的には機動力とか捜索系考えて出来ればシーフ、シューター人の方が効率良さそうだけど、ネームドに行きたいだろう人もいるからなぁ
おーっす! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! まずは状況確認なんだが、行動開始時点では 『ラスリャマスとその配下たちは最初は足並みを揃えて、逃げ遅れている住民を探しています』 ってこたぁ、実際に逃げ遅れた住民が敵のいるサイドに存在すんのかどうかでこっちの取るべき行動も変わってくるよな? 向こうサイドに住民がいればこっちから打って出て救出に向かわなきゃなんねーだろーが、いないようならわざわざこっちから距離詰める必要もねぇだろうから避難のサポート優先に動ける時間も取れんじゃねーかと思ってんだが皆はどう思う? そう考えると【捜波】あたりで逃げ遅れた住民が隠れたりしてねーか探ってみる必要もあるか? 敵の足止めに関しちゃ配下共を短時間で減らせるだけ減らし、その間は遠距離攻撃でラスリャマス本人は牽制しといて貰うのがいいと思ってんぜ。 個人的な動き方は何がベストかまだ考え中ってとこだぜ!
>住民の避難 割けるのは2,3人というところで異論はありません。 最初、ラスリャマスの部隊がいる近辺にも住人がいるかどうかは、「いる可能性はある」ぐらいしか言えませんね。 ただ、「どうみてもその辺りに住民がいない」状態なら敵もわざわざ探らないと思うので、確認はしなければならない、かと。 捜波は使えるので、自分は避難誘導手伝いの方になりますか。避難させるべき住民の近くに敵がいるなら当然そちらは撃つ、ぐらいで。 その他、避難を早める方法となると、さて。 安全、あるいは逃げやすいルートを広範囲にうまく知らせる方法があればいいんですが…… >戦闘 手下から削るとして、エーテル吸収の特性を考えるとラスリャマスに近い手下の方から削りたいところ、ですか。 わざわざ強い手下から自分で削る意味はないので、おそらく自分自身での戦闘能力が高い手下程、自発的に行動させるでしょうし……近接できる方は敵の頭を押さえつつ、遠距離攻撃でラスリャマスの、「生贄用」と思しき兵隊から削っていく、というか。
遅くなってごめんなさい、おねえさんはシーフのエミリアって言うわ、今回はよろしくね。 おねえさんも今出てるのに異論はないわ。 ラスリャマスとは直接戦ったことはないけれど、出ている彼の情報だと倒すことは無理だと思えるし。 配下に関して思うところはサイラスちゃんと同じ意見ね。 言われてるように、敵側に逃げ遅れた人がいるかもしれない、っていうのが厄介よねぇ 『襲撃者たちが迫る集落外縁へと向かい、駆けた――』とあるから 避難の人は集落外縁のほうから逃げ遅れた人がいないとか探したりしたらいいのかしら? うーん、おねえさんは、生命力が低い比較的回避タイプの近接特化なので、ラスリャマスの光条で狙われたら結構愛称悪いかしらねぇ かといって、範囲外から攻撃とかもできないし。 探索系のスキルと疾風足とか使って回ればそれなりに早めに逃げ遅れがいないかなどを確認できると思うのよね。 というわけで避難のほうをやろうかしらねぇと思うのだけれども。
>住民の避難 割ける人数に異論はない。 シーフというか近接メインの者には敵の前で自由に動いて欲しいし、弓が使えるから誘導の方に回ろうかね。 捕まっている住民や離れた所に逃げ遅れた住民がいるかどうかは…書いてない事はわからないな。 もしいれば助けに行きたい所だが、敵が連れ歩いてる住人を助けるという事は敵の懐に飛び込むようなもの。 助けるのはいいが深追いはしないように、とは考えるね。 捜波の対象だがルール上「敵」と書いているので住民を探すのには使えないだろうね。 それと、最初の方で透視を使う案が上がっているが、透視は「原則戦闘中には使えない」とあるから使う状況は気をつけた方がいいだろう。 >戦闘 まあ、手元に、あえて自由にさせないように置いているならそこまで強くない手勢である可能性は高そうだね。 最低でも精鋭一人は前に出して戦わせるだろうし。
発言が被ってしまったな…。 エミリアが誘導役に名乗り出てるし、避難誘導よりも敵の排除の方に力を入れた方がいいかね。
>方針と避難 異論は無いわ、了解よ。 私は足止め側でも避難側でも、どちらでも大丈夫よ。 他の人の希望を聞いてから調整で良いわ。
作戦要綱と避難に関しては了解。 私には、逃げ遅れた者達の誘導や探索が出来る程機動力は無い……回復やバフで壁役を支えるという意味でも、対ラスリャマスというかリザードマンになるな。 或る程度後方にラスリャマスが控え、その前列にリザードマンという配置なら。 アクティオンが指摘した「生贄用」から削るという点ではメテオライトかタイダルストリームといった範囲攻撃で立ちはだかる壁役ごと薙ぎ払ってしまおう。 生贄とされる可能性が高いのは、ラスリャマスから見て使い道が無くなったり能力的に乏しい奴から優先的に狙っていく感じかね。 ラスリャマスが近くに居ない内なら、光縛封での隔離も不可能では無い筈。 追い付かれれば、不可視の殻で強制解除されかねんが。
>避難 まぁ、住民の詳細な位置とか俺らもラスリャマスも把握して無いし、 最悪、避難誘導は集落内をくまなく探す羽目になりそうだな。 なるべく住民同士で居場所の把握とか、呼びかけとかもしてくれると助かるんだが、 この緊急時にどれだけできるか…… >戦闘 これも可能ならこっちから打って出て、可能な限り敵を集落内部へ 侵攻させない様にした方が良いんじゃないか? 住民もどこにいるか判らないんだし、避難完了までの時間を稼ぐ意味でも、 なるべく敵を近づけさせないほうが良いと思う。 >個人行動 敵も複数体居るし、足止めと範囲攻撃での削りをやろうとは思っている。 ラスリャマス本人には通じなくても、その配下にはアーケインとか通じるしな。
>避難誘導 >捜波の対象は「敵」? ん、前回ある村で村人の探知も出来ていましたが……とはいえ、あれは隠れ進む必要があったので、見つかってはいけないという意味では敵対だったのか……んん…… まあ避難誘導をメインにするうえで捜波をわざわざ外す意味もないので、「捜波に感がないから」だけで切り上げない、ぐらいでしょうか。 避難で一番手間取りそうなのは、近くにラスリャマスのメンバーがいて出るに出れない方とか、怪我・病等で動きが遅い方とか、ですかね。 あとは「どこにいるか」は、既にある程度逃げられている方から「逃げ遅れている(姿を見ない)人や、逃げるのに難がある人を知っているか」等を軽く聞くぐらい? 細々聞き出している時間はありませんが、ね。 >戦闘 一応、射程はあるので、敵寄りの範囲に逃げ遅れがいると分かっている状態なら、避難誘導ついでに敵前衛に射撃はしておきます。 状況次第なのであまり大したことは出来ませんが。
No.18
敬称略 誘導 ルチル エミリア 陽動 バーネット ナタリア サイラス 現状こんな感じ? 敵側に逃げ遅れがいるかどうかは難易度鑑みるといる寄りの分からないくらいで考えた方がいいよねと。 探し方はサーマルアイあれば把握しやすそう?かなと思うのと、居る事認識できたらテレパスで思念を送るのも陽動側とテレパスで状況伝え易くする事も兼ねてありかもしれないよなぁとか思ったり。まあ普通の視覚による判定への影響や割とパニックになってそうなところに見えない声が流れ込んでくる事考えるとアレだが。 戦闘の動きに関してはちょっと悩み中、 近接武器で威力上げてくか弓で距離詰めれなくても殴れる様にするか、配下の物理攻撃に対応しつつラスリャマスの方へは体力で無理やり耐えるか、魔法防御優先して配下の方の防御落とすか。相手の魔法攻撃高ければ高い程全身鎧の方が耐えれる目が増えるのが。
>配置 ああ、自分も誘導の方を希望します。 これで3人になりますが……もしさらに誘導希望が出るなら、シューターが被っていることもあるので陽動の方に変えますかね。 敬称略 誘導 ルチル エミリア アクティオン 陽動 バーネット ナタリア サイラス
No.21
じゃあ考え中の人らは何もなければ陽動側かな?勿論希望あればアクティオンさんが変われるぽいけど で、今更なんだけど無事避難完了したらどうする?その時点から撤収始める?それとも多少交戦しておく? とりあえずチャリオット入れれなかったから剣、闘気槌使用、魔法防御重点防具で行こうと思う。んで汎用に一応テレパスと思ったけど確認したら受信側もないと使えんなこれ。大人しく別のにしとく
>捜波の対象 別の依頼で使えたとしても状況、MSのマスタリング次第な所はある。 捜波に住民が引っかかるかはない寄りで考えているが、敵の位置把握はできるから無駄にはならないと思いたいね。 >避難完了後 これは敵が撤収の動きを見せるまで後退しつつ応戦ぐらいでいいんじゃないだろうか。 目的達成後に長く留まる意義は薄いが後ろから撃たれても困るんでね。
>避難完了後 避難さえ終わればすぐさま撤退したい所だが……早く逃げすぎると残った戦力で そのまま住民の方に向かわれそうな気もするし、時間稼ぎや敵の戦力を削る意味でも、 敵が撤退するか、避難民が十分離れたと判断できる位の時間は、交戦した方が良いと思う。
>捜波の対象 おねえさんも説明文的に、敵にしか効果ないのかしら、それとも敵にだけ判定が入るという意味なのかしらと悩んでる部分があったので、実は6/23に運営に質問をしてみてるわ。もし回答があって間に合えばここに乗せるわね…もう24時間切ってるけれど >避難 3人そろったようだし、手分けして探すって感じにしたほうがいいのかしらね。 例えば、敵集団と陽動班のラインを軸に右側左側、とか。 あーでも細かく区切らないほうが良いかしら? >避難完了後 どこをもって避難完了とするのか、というのはあるわよね。 十分距離をとった時点でを完了とするのか、集落で逃げ遅れがいないと判断できたらとするのか。 前者ならすぐに撤退してもいいと思うけれど、後者なら時間を稼がないと向こうも目的がある以上すぐに追いかけてきそうよね。
>避難 とりあえず探す段階で纏まっては動かない、ぐらいの緩い縛りでいいのでは。 場合によっては戦闘域から離れるまで住民を直接守るような状況もあるかもしれませんし、臨機応変……は少々場当たり的な表現かもしれませんが。 >避難完了の判断 サディークくんはこの集落に割り当てられた戦士、ということで、「大体逃がすべき人数」等は把握しているかもしれませんね。 その彼が「避難完了(避難すべき住民が集落を抜けた)」と判断したら、追撃には牽制しつつ自分達も下がる、ぐらいで良いように思います。
>捜波 回答が間に合わなかったにしても、次回以降にそれを使うような依頼で詳しい効果は伝えればいいにせよ。 所謂攻略系のコミュニティがあれば、そこに情報として書き込み出来得るものだが…… 回答が来る前に出発してしまえば、幸運を祈るほかないな。 >避難完了 アルトゥフーラは味方戦力ともいうか、現場監督的な存在でもあるだろうな。 十分に距離を取った如何についても、ラスリャマスの行軍速度に関しても分からん所もある。 敵の戦力を知っているという意味でも彼との情報面の連携は重要だ。 陽動として奴らと交戦するにあたって指示を仰ぐ事を考えても、アクティオンの言うように彼の判断次第か。
>配置 ギリギリでごめんなさい。 私は陽動でいくわね。 敬称略 誘導 ルチル エミリア アクティオン 陽動 バーネット ナタリア サイラス イーヤ >避難完了 今出ている案で異論はないわ。