【学乱】絡め取る糸

京乃ゆらさ

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シナリオID:1038

オープニング

 大通りから道を3本外れた裏道にその店はあった。
 区画整備されておらず所狭しと建て増しされた家屋が並び、ただでさえ圧迫感のある道には木箱や樽が乱雑に置かれて一層歩きづらくなっている。石畳は劣化して剥がれ、注意しなければ躓いてしまいそう。空を仰げば道を横切る形で紐が張られ、そこに洗濯物が干されている。
 昼間でさえ日当たりの良くないこの裏道でどれほどの乾燥効果があるのか、と初見の者は思うかもしれない。が、この裏道を使うのはほとんどが顔馴染み。今さらそんなことを考える者などいない。狭苦しい道を足早に抜ける男もまた、その1人であった。
 息せき切ってその店に辿り着いた男が縋りつくように扉を開けると、カウンター奥にいた老人がちらと入口に目を向けた。男は老人が喋る間もなく、
「飯だ、兎肉をバターでじっくり焼いてくれ!」
 口角泡を飛ばす勢いで符丁を口にする男に老人は眉根を寄せる。
「ワインはナヴェオーサの1210年で?」
「いいや、1201年だ! もういいだろ!? 早くしてくれ!」
 外の様子を気にしながら勢いよく扉を閉める男。老人は微かに首を横に振って嘆息し、無言でカウンター奥の扉の鍵を開けた。身振りだけで許可を出すと、男は待っていたとばかり中へ飛び込んでいく。
 老人は扉を閉めると、諦念を滲ませた声で独りごちた。
「焦りましたな、坊ちゃん。あのような粗忽者(馬鹿)を飼えばどうなるか、分からぬ坊ちゃんではなかろうに」
 従者たる者、常に状況を掌握しておかねばならない。貴族社会はそれができなかった者から順に食い物にされてゆく。今回は何やら貴族社会に別の何かが付随しているようだが、食われる番が回ってきたということに変わりはない。
(最期の奉公は坊ちゃんの助命嘆願、か……)
 老人は酒瓶の並ぶ棚の奥から得物を取り出すと、革鞘に入ったままのそれをじっと見つめ、出来の悪い生徒を赦すように微笑んだ。

●緊急依頼
「イエンゼン様、対象(学園守衛)が学園教師と接触しました」
 私兵の報告にイエンゼン・メルシャート子爵はゆっくりと頷く。
 対象――学園守衛の、その1人。先の学園訪問時に発見した、学園に騒乱を撒き散らしかねない連中の1人である。元王国騎士で、40代にして退役させられ学園守衛になったことまでは調査できている。
 イエンゼンは冒険者に依頼して学園内で不審者を見つけてもらった後、その男に私兵を張り付け、裏を探っていた。
 そうして泳がせた結果、学園守衛がとある裏道の店に定期的に通っていることが分かった。が、糸を引く者の正体には未だ届いていない。今度はその店を中心に、より時間をかけて探っていこうと考えていた矢先の、この報告である。
 イエンゼンは学園教師の名簿を探しながら尋ねる。
「誰だ?」
「……プロワイセです」
「…………、何だと?」
 プロワイセ教諭。イエンゼンにとってそれなりによく聞く名だ。
 何故ならプロワイセは、娘の受講している少人数演習(ゼミ)の担当教員なのだから。
「プロワイセがお嬢様と一緒にいたところ、奴が接触してきました」
 その言葉を頭で理解した瞬間、息を飲んだ。頭は真っ白、視界も白黒に明滅し、気付けばイエンゼンは机を叩いて立ち上がっていた。
「そっ、それを何故早く言わん!!?」
「申し訳ございません。しかし……」
「何だ!?」
「しかし、言えば最後まで報告できないと思いました。このように」
 慇懃無礼な私兵に顔をしかめるが、反論はできない。イエンゼンは意識的に深呼吸し、座り直す。
 幸いカップの紅茶は零れていない。香りのあまり良くないそれを口に含み、渋みで心を落ち着けてから改めて訊く。
「娘(ウィストラータ)に危険はあるのか?」
「今のところはございません。どうも儲け話があるとかで、プロワイセを例の店に案内していきました」
「……それに娘もついていったのか? 何故?」
 首を捻るイエンゼンだが、気になる点はもう1つある。
 プロワイセが儲け話に釣られる。娘から聞く限りでは研究しか興味がないような印象だったが……研究費でも足りなくなったのだろうか?
 疑問だらけの状況。しかし確実にやれることがある。それは、
「冒険者に依頼を出す。我が家の兵では無傷で娘を救出し、連中(守衛ども)を捕縛することなどできまい?」
「残念ながら」
 欲を張り、泳がせすぎた。奴(守衛)の仲間まで捕捉した時点で動けばよかった。王党派への土産としては些か不十分になってしまうが、裏道の店より先をさらに探るのは騎士団に任せればよかったのかもしれない。
 イエンゼンは後悔を飲み込み、すぐさま依頼文を書き上げた。
 本当はもっとちゃんとした形で敵の情報を詳らかにし、仕上げだけを国と冒険者に任せたかったが、こうなってはどうしようもない。
 後は――こんな事態に即応できる彼らに託すだけだ。

●王都片隅、黄昏の暗闘
 宵闇が忍び寄る黄昏時、生活感溢れる雑多な裏道には、大通りより一足早く夜の帳が下りている。一応視認はできるが、全体像を正確に把握しづらい時間帯だ。
 通りに住む者たちは何事か異常を感じ取っているのか、恐々と扉から様子を窺う者が少しだけ。この調子なら無関係な人間の邪魔が入ることはほぼあるまい。もっとも、関係のある人間が邪魔してくる可能性はあるかもしれないが。
 そんな裏道に、冒険者たちが静かに踏み込む。
 目標は小さな店。おそらく酒場。そこにのこのことついていった子爵令嬢(ウィストラータ)及び学園教師(プロワイセ)の保護と、学園守衛及びその一味の捕縛。
 こんな裏道で店をやって儲かるのかとも思うが、今回のように後ろ暗いあれこれに対して場所を提供することで稼いでいたのかもしれないとも考える。
 あまりに地域密着すぎて事前に店内を調べることはできず、そして依頼人たる子爵の私兵には潜入工作できる人材もいなかったようだが、扉が開いた時に遠目に中を窺った雰囲気では店主らしき老人は戦えそうとのことだった。
 つまり敵は、元王国騎士である学園守衛と、戦えそうな老人。他に学園守衛と同じような立場で誰かに使われている連中が数人ほどだろうか。
 最大の注意点は、あまり大っぴらに外から破壊してはならないこと。今まさに子爵の方から騎士団や衛兵に根回しを行っていると依頼文にはあったが、それ故に無茶はできない。
 何しろ子女が巻き込まれているとはいえ、本来いち子爵が王都内で冒険者を雇い武力行使させるなど越権行為以外の何ものでもない。できるだけ騒ぎを小さく解決せねば、報酬すらもらえなくなる可能性もあった。
 夕闇の中、冒険者たちが件の店に近付く。出入口は表に1つ、裏に1つ。表側2階に窓が1つ。大暴れしづらい点を加味すれば地味に面倒な依頼かもしれない。
 冒険者たちは互いに目配せすると、得物を抜いて作戦を開始した――!

解説

▼目的 ウィストラータ・メルシャート及びキアーレ・プロワイセの保護。 学園守衛及び店主の捕縛。 ▼状況 時刻は夜に近い夕刻、天候は曇り。 PCはイエンゼン・メルシャート子爵の依頼により、学園に騒ぎを起こしたい学園守衛が頻繁に出入りする酒場に踏み込むことになる。 酒場は木造。表口と裏口が1つずつあり、OPで描かれている裏道側2階に窓がある。 店内構造は分かっていないが、1階が店、2階が店主の自宅ではないかと思われる。また酒類保管用に地下倉庫があるかもしれない。 あまり広くはないため、長物を振り回す時は全力で攻撃できない(物理攻撃、命中、回避にマイナス補正。何かしらの工夫で補正を小さくすることは可能)。 その狭さ故、敵の側背に回り込めない可能性がある。 保護対象の2人は1階店内のカウンター傍に座っている。 ▼酒場の耐久値 テーブルや椅子等でなく建物の構造に損害を与えた場合は耐久が減り、最終的に倒壊する。 倒壊した場合、依頼目的を達成しても成功度は低くなる。 ▼味方戦力 ウィストラータ・メルシャート  学園生。女性。授恵者。キャスターだが才能がなく、現在メテオライトしか使えない。  冒険者と共に戦闘したことがあり、指示されればそこそこ動けるだろう。  魔法攻撃値は低く、今回は防具も装備していないため防御性能も低い。 キアーレ・プロワイセ  学園教師。28歳女性。授恵者だが研究者であり、戦闘は全くできない。指示されても戦えない。  むしろエーテル的に気になる物があればふらふらと邪魔しかねない。能力値は低い。 ▼敵戦力(ウィロウはPL情報) 学園守衛:カトレル・ジャターハ  40代男性。授恵者。シューター。スキル構成や能力値は不明だが平均程度かと思われる。  元王国騎士だったが本人の不祥事により退役させられ、コネで学園守衛になった。  学園では騒ぎを起こすため嫌がらせ的な仕掛けや買収を行っていた。 店主の老人:ウィロウ・バルゼル  70代男性。授恵者。ウォーリア。長年の研鑽によって授恵者となったタイプ。  非常に強く、対人戦闘に慣れているが、生命値は比較的低い。  上手くすれば依頼人の欲しい情報を聞き出せるだろう。 その他の皆さん  授恵者、非授恵者混在。複数人いるが、多くはない。  重要性は守衛と同等かそれ以下。 ▼その他 依頼成功度は目的の達成に加え、幾つかの状況による。 各人がこの状況下でできる限りを尽くすことが重要かと思われる。

マスターより

どうもです。京乃です。 簡単に言うと、学園で悪さしていた守衛が入り浸ってた怪しい店に突入して制圧する依頼です。 保護対象がいたり狭かったりして状況的には面倒ですが、敵には強い人もいますので、ごちゃついた所でガチ戦闘したいかたもしっかり戦えると思います。特殊部隊遊びもできます。 舞台背景は拙作「【学乱】風見鶏の生き方」から繋がっていますが、読まなくても大丈夫な仕様です。 前回自信満々に裏探るからとか言っていた子爵ですが、娘が少し巻き添えになりかけたらすぐ調査をやめて制圧にかかりました。あのさぁ……。 とはいえ今回舞台になる店までは手繰り寄せてくれました(言い訳)。 今回の状況によってはさらに糸を手繰れるはずです。 少しずつ騒乱が拡大していく【学乱】、よろしくお願いします!

リプレイ

 茜色と濃紺の入り混じった空を見上げていたセリオス・オーガストは、王都片隅のそのまた裏路地、雑多な細道の先に視線を戻した。木箱や空瓶が転がる裏道に大層似合う汚れた扉がそこにある。
 横で木箱に腰掛け人相書きを見ていたナハシュがそれをセリオスに渡す。
「今日は弓じゃねえんだな?」
「迷ったが、屋内だからな」
「ハ、お前の腕なら問題ねえだろうに」
 楽しげに笑うナハシュだが、その双眸は店の方を見つめて(捜波・改で)探っている。
 扉の先に1人。敵の警戒が薄い。ナハシュは口角を上げ親バカな依頼主(メルシャート子爵)を思い浮かべた。
(心配性だが悪くねえかもな。向こうさんも気付く頃かもしれねえ)
 泳がせた事がバレるくらいなら先に制圧した方がマシだ。
 2人は静かに裏路地に佇む。
 突入直前の穏やかな一時。幾度となく共闘した彼らは、この秘め事の如き時間を楽しんでいる。

 表口、シスル・ノーティラスは店の隣家の壁を歩き、慎重に店2階の窓に手をかけた。幸い鎧戸は開け放たれている。中を覗き、誰もいない事を確認してするりと入り込んだ。
 路上の3人に成功の合図を送り、シスルは早速家捜(やさが)しを始める。
 潜入したのは寝室のようで、寝台には妙に上等な毛布がかけられている。幼少期(路地生活時代)なら舌なめずりしそうな品だ。
 場にそぐわぬ品質にシスルは首を捻りつつ隣の部屋に行くと、真っ先に目についたのはやはり良質な執務机。引き出しに手をかける。開ける時は最下段から。それが効率的な物色術(スカベンジング)である。
 だが順に見ていくも怪しげな書類はない。時をかければ見つかるかもしれないが、軽く見ただけでは判断できなかった。
(紋章とかねーかな。貴族ってのはそいつが大事なんだろ?)
 貴族の学園だの政治だのは解らないが、経験上お高いモノは判る。それに基づき調査をするも決定的な物は見つからない。
 手強い。シスルはすっぱり家捜しを諦めた。
(だったらこっちだ。キッチリ片付けてやろーじゃん)
 両の剣を抜き階段の上に忍び寄る。2階に敵影なし。シスルは階下を窺い、合図(テレパス)を送った。

「仕事の時間だ」
 思念を受けたナタリア・フィッツジェラルドが淡々と言えば、蒋・璃龍とレティシア・レインフィールは目配せし合い得物を構えた。
 璃龍を先頭にした突入陣形。間を置かず璃龍が扉の取手に手をかける。そして、
「御用改め、です!」
 蹴破るが如き勢いで飛び込むや、璃龍の槍が閃いた。

●突入
「先手必勝、お縄についてもらう、です!」
 璃龍の槍から迸る光塊(闘気鎚)が突入一番、店内中央に炸裂する。踏み込んだ一瞬で把握した店内情報。敵は3。そのうち女性ら(保護対象)の傍にいた2人に向けた一撃だ。
 1人が悲鳴さえ上げる間もなく木床に倒れるも、残る1人はいつの間に抜いたのか長剣を掲げて防いでいる。老人。依頼書にあった老店主か。
 璃龍が老人に向き直る傍らナタリアが女性の許へ走る。同時に店内に広がる光の波動(レゾナンス・オブ・ヴァロー)。レティシアの強化が女性らにも届き、直後に結実したのがナタリアの光縛封。ソファに座ったまま2人が目を丸くするのが光壁越しに見える。
 ナタリアが結界沿いに奥側へ回り、
「まずは落ち着いてそこにいるように」
「な、えっ……!?」
「子爵様のご依頼で保護に参りました。安全が確認できるまで暫しお待ち下さいませ」
 レティシアが説明しつつ杖を振れば、璃龍の槍に光が灯る。端的な言葉にウィータ(ウィストラータ)は虚を突かれるも、少女は即座に状況に対応した。先生(プロワイセ)の手を掴んで入口側へ寄り、少しでも老店主らと距離を取る。
「良い子だ」
 彼女の行動に満足し、ナタリアが敵を見据える。
 敵は老店主と見知らぬ男。学園守衛(カトレル・ジャターハ)ではない。
 左を前に構えた璃龍がカウンター越しに槍を突き出す。長剣で弾き、流れるように卓を跳び越えた老人は、反撃するでもなく一礼してみせた。
「ようこそいらっしゃいました。不肖ながら私、ウィロウ・バルゼルめがお相手させていただきます」
 その所作は、明らかに貴族社会に身を置く者のそれだった。

 表の喧噪を感じるや、裏口のナハシュとセリオスは取手を破壊して突入した。
 扉の傍にいた男が呆然としている。踏み込み、懐から伸び上がる拳を水月に打ち込むナハシュ。同時にセリオスの細剣が敵の脚を貫いた。ナハシュはくずおれた男の脛を踏みつけて折り、野太い悲鳴を背に奥へ進む。
「時が惜しい。捨て置け」
「ま、念の為な。人間これだけで碌に動けねえんだし、3秒で終る割に効果は高いだろ?」
 目を細めるセリオスにナハシュが笑う。その論に一定の実利を認め、セリオスは頷いて歩を進めた。
 天井に灯りの紋具が備え付けられた屋内は仄明るいが、細部まで光が行き届いていない。扉。セリオスが壁の先を探り(孤高者の捜波を使い)、不意打ちを警戒して扉をくぐると厨房に出た。
 人影はなし。正面におそらく表へ繋がる狭い廊下があり、途中、左右に階段がある。右は上、左は地下。厨房を索敵(クリアリング)して後背の安全を確保し廊下へ。前はナハシュ。慎重に、されど堂々と進む姿はゴールディ(マフィア)のカチコミ(殴り込み)のよう。
 そうしてナハシュが階段の十字路に差し掛かった――瞬間、
「ッるぁあああぁ!」
「殺気出しすぎ」
 左手、階下から裂帛の気合と共に突っ込んできた男の斬撃を引いて躱し、正面で無防備な姿を曝す男の横腹を積層鋼(ダマスカス)の爪で薙ぐ。
 呻いた敵だが、体勢を整えこちらに向き直ってきた。短剣を仕舞い、背から取り出したのは弓。その姿は様になっており、それなりにデキる事が解る――と顔を見れば、
「ってお前、カトレルか」
「!? だ、誰だてめぇ!?」
 突然名前を呼ばれたからか、男――学園守衛(カトレル)は矢を番えつつも動揺を隠せていない。ナハシュはあえて強く踏み込むと、一瞬の加速で肉薄した。
「1回会ってんだけどな」
「クソ!!」
 カトレルが引き射るもその先には誰もいない。身を翻したナハシュが勢いままに爪で斬りつける。セリオスの追撃。伸びるような刺突が弓に払われた。
 丈夫そうな短弓を接近戦で円滑に取り回している。元王国騎士という肩書は伊達ではないのか。
 セリオスが退き、ナハシュが念の為に澱(エーテル)の波動を奔らせた、刹那だった。
「がら空きだぜ!」
 ナハシュの踏み込んだ合図を受けたシスルが、階上から暗殺撃(タナトスバイト)を決めた。

●名もなき酒場の闘争
 店内、ウィロウなる老店主の一礼に場が凍った。
 ほんの1秒、その僅かな間隙に残る男が踵を返して逃げ出す。咄嗟にレティシアが魔矢を放ちかけた直後、背を向け走っていた男が崩れ落ちた。
 見れば老店主が長剣を振り抜いた姿勢からゆっくりと璃龍に切先を合せている。ナタリアが光柱の前に立ち、祭刀を向けた。
「何のつもりだ?」
「貴女方の手間を省いただけですよ」
「……これを捜査協力と見なして交渉かね?」
「まさか」
 肩を竦める老人に対するは璃龍とナタリア。レティシアは入口に陣取っている。状況は圧倒的有利で、故に璃龍は告げた。
「これ以上、やっても結果は見えてる、ます。降伏すれば、減刑もある、です」
「それは魅力的な提案ですな。――だが」
 老人(ウィロウ)が消える。瞬後、衝撃。璃龍が吹っ飛び光柱に叩き付けられた。臓腑すら揺らしかねない一撃はしかし璃龍の盾に阻まれている。崩れた体勢を直す間もなく肉薄する老人。刺突一閃、長剣と槍が火花を散らした。
「問答はその槍でなさればよろしい!」
「――よく言った、です!」
 執着を与える必要もない。殺界(逃亡阻止)もいらぬ。璃龍は正面切ってウィロウと斬り交す。鋭撃、敵は柄で受け、剣を返して斬り上げる。槍を戻しながら剣の巻き取りを狙うも、懐に入り込んだ敵の拳打が璃龍の右脇を抉った。
「っか……は……!」
 息が漏れる。反射的に槍を回して柄で叩けば、敵は距離を取った――と、背後からナタリアが斬りかかった。眩い一撃(エーテルブロー)。辛うじて半身となった敵の左肩を裂き、同時にレティシアの一矢が背を貫く。
 敵が体勢を崩しながら周囲を薙ぐ。破壊音。璃龍とナタリアが防ぐも椅子が砕けカウンターの酒瓶に直撃した。
 匂い立つような葡萄酒の香りが充満していく。
 レティシアは結界が消えるのを見て保護対象(ウィストラータら)を呼び寄せると、癒し(ヒール)をナタリアに唱えた。ナタリアは璃龍を回復するが全快には至らない。対して距離を取った老人(ウィロウ)は回復がないにも拘(かかわ)らず意気軒昂。消耗戦を強いれば最終的には勝てそうだが……。
「もし店主様が全てをお話下さるなら、こちらの依頼主にご配慮頂けるようお願いしましょう」
「老骨には過ぎた気遣い、痛み入ります。然(さ)らばその慈悲は我が主家に」
「では剣を納め……」
 声を高くして言いかけたレティシアを制し、老人が言う。
「故に! 私の命を以て慈悲を贖(あがな)わせて頂く!!」
 事の大小に関係なく彼ら一党が学園に騒ぎを起さんとしたのは事実。その責は誰かが負わねばならない。
 貴族社会において慈悲とは有限で、致命的な弱みだ。無償の貸しなどあり得ず、なればこそウィロウは主家の失点を肩代りすべく命を使おうとしている。
 その非合理な思考と献身性に、レティシアはほんの少し共感した。ナタリアが嘆息する。
「ならば再開しよう」
 言うや、ナタリアと璃龍が踏み込んだ。

 階段の中程から跳びかかったシスル渾身の暗殺撃は、完璧に学園守衛(カトレル)の肩口深くに突き刺さった。
 廊下に僅かな静寂が訪れ、直後に漏れる苦悶の声。しかし敵は、それでも尚シスルを弓で横殴りに弾いてみせた。
「ぬッ……ぅぅぉおおおぉああああ!! 俺を舐めるなああああああああ!!」
 魂から湧き上がるような慟哭が大気を震わす。が、意にも返さず攻めるセリオス。その細剣が閃くより早く敵が速射すると、眼前で濃煙が膨れ上がった。
「む……」
「往生際が悪いぜ!」
 一瞬のうちに拡がった灰煙に呑まれる敵、そしてセリオスとシスル。2人の真後ろにつけていたナハシュもまた灰色の世界に覆われた――が。
(いかにも吶喊しそうな叫喚だったのにコレか。念には念を入れといて正解だな)
 灰の空間で脳裏に刻まれたマークが動く。何やら地下へ向かっているらしいソレに忍び寄り、ナハシュは澱を流し込むように(破脚砕で)敵の太腿を貫いた。
「ッ、……!」
「お?」ナハシュはまろびながら地下へ逃げる敵に感心し、「流石元王国騎士ってとこか」
 阻害を弾かれた感覚に驚くも敵は既に満身創痍。ナハシュが残る2人(セリオスとシスル)に声掛けして地下へ下りれば、敵は粘つくような咳を吐きながら棚の裏へ隠れんとしていた。
 酒や食料の保管庫らしき地下は物で溢れている。面倒な事になる前に捕縛すべく、3人は分かれて突っ込んだ。正面がシスルでナハシュが左、セリオスが右。
 それを察した敵は咄嗟に右――セリオスを選んだ。交錯しながら雪豹の如き男(セリオス)を打ち倒し、止まらず駆け抜ける。それしか道はないと決め打った敵はしかし、
「『舐めるな』は、俺の台詞だ」
 踏み込み、捻り、肩を入れ、流水の如く最短距離を貫いたセリオスの刺突に吹っ飛ばされた。
 最も得意とする得物でなくともこの程度はできる。そう言わんばかりのセリオスに、ナハシュは笑った。

 璃龍の槍が翻り、ウィロウの剣が袈裟に過る。甲高い金属音と同時に貫くのはナタリアの眩い祭刀(エーテルブロー)。敵が左腕で受けながら斬り上げた。数瞬にしてナタリアからパッと血潮が舞う。
 追撃せんとした敵を横合いから縫い止める魔矢。瞬き1つレティシアを見た敵はしかし、璃龍の刺突を剣身で逸らして左脇腹で受けた。脇を締めて槍を掴み、腰の捻りだけで敵が薙ぐ。璃龍の頭から布飾り(シニョンキャップ)が散った。
 屈んで躱した璃龍が立ち上がりざまに柄を蹴り上げ穂先を自由にすれば、店内、照明が瞬いた。
 いや。
 天井を駆け、落ちながら振りかぶっていたシスルの短剣が、レティシアの加護を受け瞬いた。
 交錯、覆い被さるように床を転がる。埃舞う中で椅子をぶちまけ停止したシスルは、咳き込みながら跳び起きた。
「もう立つなよ? 死んじゃいねーのはあたしが一番判ってる」
 急所を狙おうと思えば狙えたシスルの言に、伏したままのウィロウは大きく息を吸い、吐いた。何かずっと抱いてきた思いを噛み締めるように、長く……。
「降伏致します。学園に騒乱の種を蒔いたのは全て私の指示にございます」

●結末と糸の先
 ウィロウは降伏後、貴族派である主家の為、自らが献策し、主導したと自供した。
 無論璃龍らは解っているし、報告すれば依頼主も悟るだろう。が、泥を被る者さえいれば後は政治で事実が決まるのが貴族社会だ。
 表立った被害がまだ出ていなかった点から、璃龍とレティシアは老店主の主家の減刑を依頼主(メルシャート子爵)に嘆願する予定だが、それも一種の政治である。
 セリオスとシスルが店内の連中を改めて縄で拘束し、集めて監視する傍ら、レティシアが言う。
「まだ、後戻りはできますよ」
「お若いですな。いや善良なのでしょう」
 僅かな瑕疵で爪弾きにされるのが《我々の》世界でございますよ。老店主はレティシア(伯爵令嬢)に返した。
 その目は、とても璃龍と正面切って戦い抜いた老武人とは思えぬ教育者のそれであった。

「儲け話についていったって聞いてるが、結局何だったんだ?」
 無事だった椅子に座り保護対象(ウィストラータとプロワイセ)に訊くのはナハシュとナタリア。君らがホイホイ釣られなければ楽だったのだが、とナタリアが露悪的に笑う。
「脅されていたのですよ、私(わたくし)」
「は?」
「密着されて硬く尖った物を押し当てられました」
 思いもよらない証言に目を丸くする2人だが、先生の敵は隣にいた。ウィータ(ウィストラータ)が眉根を寄せ、
「嘘ですよ。珍品を手に入れたので澱(エーテル)研究で高名な先生に見てもらいたいと言われて釣られました」
 高名ですらないのに、と生徒は辛辣である。ナハシュが呵々と笑い、ナタリアが嘆息する。
「つまり万物に宿る澱の性質を調査している女史は、珍品とやらを調べたくて誘われたと。ウィストラータは?」
「先生が心配で同行しました」
「本心かね?」
 にこりと笑う少女。他の思惑もありそうだが、彼女の利が浮かばない今は捨て置く。
 後は学園生活における守衛(カトレル)との接点や彼の人物像を聞き出し、依頼主からの後詰を待つ事になった。

 王都片隅、黄昏時の制圧劇は全て隠密裏に収束した。
 そして後日、貴族派に属する1人の学生が秘かに拘束された。

<了>

「君は父親の政治的姿勢(スタンス)をどう思っている?」
 現場を子爵私兵に任せて邸へ送る途上、ナタリアは子爵令嬢(ウィストラータ)に依頼主の話を振った。
「親は中立でありたいそうだが、派閥争いに巻き込まれた以上は君も考えねばならない」
 少女は暫く無言のまま歩くと、立ち止まって首を傾げた。嘲笑か、泣き笑いか。少女の微笑が歪んで見える。
「私も中立でありたいと思いますけれど、お父様に関しては……詳しく聞いた事がありませんので」
 子爵は子煩悩だが娘と話をあまりしないらしい。あるいはあの過保護は演技か?
「……中立とはいわば浮動票だ。激動する学園において危険だと思った方がいいだろう。気を付けるべきだな」
「ありがとう存じます」
 少女(ウィストラータ)の根源に触れた気がする。
 ナタリアが夜空を仰ぐと、叢雲に翳(かげ)る月が見えた。

マスターコメント

皆さま、こんばんは。京乃です。 この度はご参加いただき、ありがとうございました。 パンクリアース学園で何かちょっと悪さしている人がいて、追ってみたら怪しい拠点があったから制圧する――という流れで【学乱】2本目です。 怪しい拠点といえば酒場、符丁、強い敵。そんな好みを詰め込んでみました。今考えれば用心棒もいればよかったかもと思いましたが、やたら強い老人をしっかり戦わせることができたので満足です。 さて【学乱】3本目は今回拘束した老店主や、リプレイ最後にしれっと一文で拘束された老店主の「坊ちゃん」から情報を得て何かをする……か、俄かに注目され始めた選挙関連も絡めて何かがあるか……みたいな予定です。 何にしろ学園内を舞台にする感じかと思います。貴族らしいことを描きたいかもですね。 また今回もあえて目立たせてなかったのですが、しっかりと拾われているウィストラータも地味にアレな感じになってきました。 彼女の将来はいくつかルートを用意してますが、働きかけ次第でどう転ぶか決まる予定ですので、よろしければ彼女の今後も追っていただけると嬉しいです。 それでは、またのご参加をお待ちしております。
ショートシナリオ

ショートシナリオ難しい 報酬:多い6 / 4〜6人

2021年06月25日 16時57分12秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. ナタリア・フィッツジェラルド

    ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 敵とされる存在の情報はどれもPL情報になるが、OP冒頭での店主がウィロウ。 メニューを罵声交じりに頼んでたのがカトレルという認識だろうか? 「飯だ、兎肉をバターでじっくり焼いてくれ!」  口角泡を飛ばす勢いで符丁を口にする男に老人は眉根を寄せる。 「ワインはナヴェオーサの1210年で?」 「いいや、1201年だ! もういいだろ!? 早くしてくれ!」  外の様子を気にしながら勢いよく扉を閉める男。老人は微かに首を横に振って嘆息し、無言でカウンター奥の扉の鍵を開けた。身振りだけで許可を出すと、男は待っていたとばかり中へ飛び込んでいく。 このやり取りは所謂秘密の合言葉的な感じなのか?と思ってな。 更に言えばその他の非授恵者も具体的に何人居るかも分からない上、建物の造りとか政治的事情等で正面切ってのカチコミは慎むべき事態となっている。 私からやる事は、ウィストラータとプロワイセ女史を確保次第、さっさと光縛封で閉じ込めておく事か。 後者はエーテル的に気になる物があればふらふらと邪魔しかねない、能力値も低いともなれば下手に動き回られて人質に取られれば本末転倒だ。

  2. 蒋・璃龍

    ウォーリアの蒋・璃龍、です。よろしくお願いする、ます >背景 OPの文章を読むと、合言葉とか符牒を準備してやり取りしていたみたいだと思う、ます あと、PL情報、ですけれども、店主の老人の主にあたる「坊ちゃま」が、学園守衛を雇ってなにか騒動を引き起こそうとしていた、という感じだと思う、ます このあたり、店主の老人から聞き出して、対応するようにできればと思う、ます >戦闘 戦闘自体は、狭い店内で武器もあまり思うように扱えないので、工夫は必要そう、です 殺界&エーテルブレードで相手もおんなじように動けないようにして、立ち回ることをとりあえず、考え中、です

  3. レティシア・R・クラティアス

    ごきげんよう。私はレティシア・レインフィールと申します。 ヒーラーとして、お役に立てる事が出来ましたら幸いでございます。 皆様、よろしくお願い致します。 >潜入 出入口は表に一つ、裏に一つ、表側二階に窓が一つあるとの事ですけれど どれか一つから全員潜入するのはあまり現実的ではございませんし 二手以上に分かれる方がよろしいでしょうか? >攻撃 建物に損害を与えない事を考慮致しますと、基本的には単体攻撃を中心にしつつ 範囲攻撃は【対象識別】がある物のみとするのがよろしいかもしれません。 >光縛封 ウィストラータ様やキアーレ先生に対し、使用する事に私も賛成を致します。 ただ魔弓を始めとした魔法攻撃で破壊をされる可能性も考え その場合の対処についても決めておかれるとよろしいかもしれません。 例えば、地下倉庫があり、そちらの安全を確認出来ていれば そちらに避難して頂くという手もございますね。 >OP (ナタリア様の認識で間違いはないかと)

  4. シスル・ノーティラス

    シスル・ノーティラス。シーフだ。よろしく。 あー、あたしは政治的なアレコレとか全然わかんねーけど。 要は、お嬢と教師を回収しつつ敵を倒す。 ただし可能な限り静かに。って話だよな。 侵入時に二手以上に分かれるのには賛成。 陽動とこっそり侵入で役割を分ける手もあると思うが、中の状況がどうなってるかわかんねーし、この場合は単純に挟撃狙うんが現実的かね。 少なくともウィロウは生かして捕らえて、背後関係しっかり吐いてもらいたいところだぜ。

  5. ナハシュ

    シーフのナハシュだ。よろしく。 >侵入時 二手に分かれんのは同じく賛成だな。 店内の様子については突入前にペットでの潜入で多少さぐれやしねえかな。 発見されるのを徹底的に警戒すんなら、外から探波や捜波を使えば1階の様子くらいは解かる気がするが‥‥守衛がシューターなんだよな。バレる可能性を考えると、もし探るならペットの方が良い気はする。 >戦闘 なるべく破壊しないようにってのも中々難しいところだよな。 レインフィールが上げてるようなのと、あとはウィロウがどんだけ強いかってのはある気がする。倒せるなら問題ねえが、先に守衛の方を確保できればおのずとそいつの主人にゃ繋がる筈だから降伏材料に出来ねえかね。 >光縛封 同じく保護のために使うのはありだと思う。比較的安全な部屋があるなら其方に避難させちまうのも同意だ。ただ光縛封は今回使い手が2人いるなら、1つはウィロウや守衛の逃走防止に使っても助かる気はするぜ。

  6. レティシア・R・クラティアス

    >侵入 確かに、ペットの方に潜入での調査をお願い出来ますと頼もしく存じます。 探波や捜波についても、ナハシュ様と同意見でございますね。 そしてシスル様の仰るように陽動と潜入に分かれるか それとも挟撃を狙われるのか、悩むところではあるのですけれど…… 役割の適正的に、シーフやシューターの方がどう動かれたいのかにもよる気が致します。 >戦闘 気掛かりな点ですと、私達はある程度は建物に対する配慮が出来ますけれど カトレル様方は状況的にそのような事を気にされる状態ではございませんから あまり長期戦になる事は避けた方がよろしいのと 建物を破壊されるような攻撃をされる方を優先して無力化した方がよろしいかもしれません。 >光縛封 確かに……ナハシュ様の仰る通り、逃走防止にも有効でございましたね。 出入口の前に必ずどなたがいらっしゃるようにする事でも阻止は可能でございますが 強敵の方(ウィロウ様)に使用し その間に他の方をなるべく多く倒されるという考え方もございますし。

  7. 蒋・璃龍

    >侵入 ペットで予め、状況の調査をお願いできると、助かる、ます スキルだと、たしかにバレる可能性があると思う、です 二手に分かれるのは良いとは思う、ますけれども、陽動と潜入のどちらになるかは悩みどころ、です おそらく、突入時に逃げ道を探そうとしてもう一つの出入り口の方を確認すると思う、ますので、初撃の不意打ちはともかく、そこまで大げさに陽動は難しい気がする、です >光縛封 これを使った逃走防止は便利そう、です ただ、逃走防止に限ってだけいえば、ワタシも殺界を使える、ますので、光縛封みたいに味方の保護には使えない、ですけれど、移動妨害自体はできるので、逃走妨害はこちらでフォローできるようにしておく、です

  8. セリオス・オーガスト

    ・・・ん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む 敵に授受者がいる以上は幽体離脱とかのスキルは見破られそうだからやめておいたほうがよさそうだな 二手に分かれて行動は俺も賛成だ。成功理由の一つが保護である以上はやめに保護したいところだな <ペット エーテルリンクもちがいないから少々探りにくいんじゃないか?動物交感で多少は指示できるかもだが ちなみに俺はペットもエーテルリンクも未所持だ

  9. シスル・ノーティラス

    偵察はペットでのほうが良さそうだと思ったが、エーテルリンクできる面子がいないならどうすっか考えねーとな。 下手に感知されるよりはぶっつけで突っ込んだほうがマシには思ったぜ。 この状況なら、突入方法は陽動と本命とか分けずに、まずは裏口と表口から挟撃狙いがいいんじゃねーか? その上で潜入とかをやるかどうか、だけど…… レティシアが言う通り、戦闘時間を短くするのは意識したほうが良いとあたしも思うぜ。そのために、ひとつ不意打ちは有効な気はしてる。 たとえばあたしやナハシュなら2階から侵入するのは難しくないと思う。 シーフが2階から潜り込んでおいて裏口と表口から他のメンバーが突入し、そのタイミングでウィロウやカストルの背後を取る、とかもできるんじゃねーかな。 ところで、お嬢と教師をできるだけ早く保護したほうが、戦闘で動きやすくなるってんはあたしも思うんだけど。 なんか、思惑ありそーだよな。特に教師の方。 まあ後で教えてくれっかもだし、気にしなくてもいいのかもだけどな?

  10. ナハシュ

    ペットはいない!そんなら同じくぶっつけで行った方がいいと思うな。 陽動というよりは挟撃の方がいいのも同意だ。 >潜入 突入前に侵入しておくなら、ついで軽く家探しはしてえな。何かしら経歴が分かるもの、雇い主に繋がるものが出れば儲けもんだろうし、突入タイミングに合わせるようにすりゃあ無駄な手にもならねえんじゃねえだろう。突入とほぼ同時に合わせるってんなら普通に不意を衝くだけで問題ねえが。 ただ挟撃で2:2となると、裏口組が店内につくまで少しかかるだろうことと、確保も含めて初動でやることが多いのは確実に表口の方になるだろうから、やるなら裏口2:表口3:潜入1くらいの方が良い気はするぜ。

  11. レティシア・R・クラティアス

    >方針 私も挟撃の方向で異論はございません。 >潜入 タイミングを合わせるのに一番手軽なのはスキルのテレパスなのですけれど これに関しては上手く分担が出来ましたら、でございますね。 班分けの人数に関してはナハシュ様の案に賛成を致します。 私ですと、表口になりますでしょうか。 >注意点 まだ挙げられていない事ですと、逃亡も勿論注意は必要なのですけれど 口封じとしてカトレル様が殺害される事や 他に情報をお持ちの方(ウィロウ様)が、場合によっては自害をされる事でございましょうか。 前者に関しては、戦闘不能状態であればこちらも護衛をされるか ウィストラータ様やキアーレ先生と同じ場所に居て頂くのがよろしいでしょうか。 後者については、交渉次第では防ぐ事は可能かと存じますので 私は洞察と交渉での対応を想定しております。 >キアーレ先生 確かに少々気掛かりではございますが……お話を伺って答えて頂けなかった場合 気になる方はウィストラータ様にもお訊ねするなり出来ればよろしいでしょうか?

  12. シスル・ノーティラス

    カストルじゃなかったな……カトレル。カトレルな。うん。 確かに口封じや情報飲んでの自害はあり得そうだ。うまく不意を突いてさっさとふんじばっちまいてーな。 >分担 3:2:1にあたしも賛成だ。 あたしは潜入でも突入でもいいぜ。突入なら裏口かな。 潜入時に軽く家探しするのも賛成。 ウィロウの店が普段から怪しい目的で使われてんなら、なんか出てきそうだよな。 テレパスなら持ってるから、どの配置になっても持っていけるぜ。

  13. ナタリア・フィッツジェラルド

    何時の間にか相談が進んでいるな……私がダラけているなのだろうが。 成程……カトレルの協力者というか裏で糸を引いている存在が「坊ちゃん」という考えもあるか。 私はてっきりカトレルが、ソイツに類するものかと思っていたのだが。 他にはこの事件の真相を少しずつ明らかにする為にも、プロワイセ女史……ついでにウィストラータが釣られたとされる「儲け話」は具体的に何なのかを聞いておきたい。 そもそも女史が何をやっていて、その儲け話は女史に何の利益があるものか。 装備に関しては、祭刀に短杖にシーフ鎧という構成でいくつもりだ。 これなら隠密の数値もそれ程高くないし、店内のオブジェクトに阻害される可能性も少ない筈。 私は表口にしておこうかね……テレパスなら私も持っているぞ。 口封じだとか自決だとかを防ぐ確実な方法は、神霊達の腕→光縛呪なのだろうが、あれはそもそも付与の数値が-14と恐ろしく低い。 曲がりなりにもネームドである以上、OPで語られている通り練度もそれなり。 付与を上げるパッシブや相手の抵抗を下げるといった工夫が必要だろうな。

  14. 蒋・璃龍

    >ウィストラータさん・プロワイセさん たぶん、ですけれども、怪しい儲け話とかプロワイセさんの性格が不安だったからこそ、ウィストラータさんが着いていったあたりが真相じゃないかなと思う、ます 興味があることにふらふらとついていく性格みたい、ですし、儲け話というよりは研究的な内容に釣られたかもしれない、です >分担 表:裏:潜入=3:2:1で良いと思う、ます。ワタシは表の方に回ろうと思う、ますけれど、変更は可能、です 敬称略で、今の所の希望をまとめておく、ます ○表 レティシア ナタリア 蒋・璃龍 ○裏 (シスル) ○潜入 (シスル)

  15. レティシア・R・クラティアス

    璃龍様、分担の纏めをありがとう存じます。 >捕縛 光縛呪は便利なのですけれど、使用条件にキャスター武器装備がございますので 各自でロープを用意し、その時に近くにいらっしゃる方か あるいは手が空いた方が行う方向でよろしいのではないかと存じます。 目的であるお二方以外は、戦闘中は戦闘不能にさせて頂くのみに留め 全てが終わった後からの捕縛で問題はございませんし。 >個人 スキルで特性に関しては、光縛封はご用意させて頂きます。 もう一つの方はレゾナンス・オブ・ヴァローか あるいはヒーリングオーラの内、どちらかを想定しております。 ナタリア様もいらっしゃいますし、恐らくヒールは一枠のみで充分でございましょうから 他はBS対策として解呪、回復量と火力上昇用に輝刃2を。 あとは攻撃用に魔矢を予定しております。 表口には逃走防止の為、もし希望者がいらっしゃらなければ 僭越ながら私が表口の前に立つように致しますね。

  16. ナハシュ

    分担の纏めありがとさんだ!!とりあえず取り急ぎ分担の件だけ。 テレパスで潜入と突入の意思疎通図るんなら俺が裏口に回ろうと思う。テレパスは持ってねえからな。 ○表 レティシア ナタリア 蒋・璃龍 ○裏 (シスル) ナハシュ ○潜入 (シスル)

  17. シスル・ノーティラス

    まとめサンキュ。ナハシュが裏行くなら、あたしは潜入で行かせてもらう。 ○表 レティシア ナタリア 蒋・璃龍 ○裏 ナハシュ ○潜入 シスル 言った通りテレパスは持っていくぜ。あとは潜入だから壁歩きとハイディングかな。 荷物に余裕があればロープも持ってく。 確かに急いで捕縛する状況じゃねーなら、普通のロープでいいよな。

  18. セリオス・オーガスト

    比率は俺も異論無いので俺は裏にはいらせてもらう ナハシュはよろしく頼む ○表 レティシア ナタリア 蒋・璃龍 ○裏 ナハシュ セリオス ○潜入 シスル

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0