【帝国】リーンエス王国遠征軍、集結……?

弓月 蒼

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シナリオID:958

オープニング

●王国遠征軍の内実
 旧帝国南部国境――――ヴァイセントラフ砦。
 その地に集った王国遠征軍。その中核を為すは同国境に接する北方辺境伯領の守護者。

 精鋭と謳われる北方辺境騎士団であり、その指揮官でもあるアーチボルト北方辺境伯。
 即ち、メルヴィン・トマス・アーチボルトその人であることは、今更言うまでも無いことだろう。

 かつて死軍襲来の際に従軍した縁もあり、好敵手であるバルディオンと轡を並べる。
 という今回の作戦にも、王国で最も早く手勢を纏め駆け付けた。戦意も練度もこの時点で疑う余地はない。

 しかし――――それはあくまで”北方辺境騎士団に限れば”の話である。
 此度の旧帝国領遠征は今後の事を考えた場合、旧帝国の支配階級に恩を売る絶好の機会である。

 国内で戦果を上げる場が無く、これ以上褒章が望めない貴族達にとっては降って湧いた絶好機。
 必然、何とかこの遠征に一口噛もうとする貴族は数多く、言うまでもなく火種になるに決まっている。

 加えてパンクリアース学園の学園長就任に端を発する諍いも手伝って、今王国内は酷く荒れている。
 そちらに気を取られて遠征への意識がおざなりになる貴族も勿論幾ばくかは見られた物の……

 そうは言っても王国貴族社会は生き馬の眼を抜く人外魔境。魑魅魍魎の坩堝である。
 誰が募兵の言を意識して発さずとも、国境に兵を集っているという風聞さえ流れれば事足りる。

 抜け目ない王国北方に領地を持つ領主達はこぞって兵を揃え、派兵の時を今か今かと待っていた。
 だが、そんな烏合の衆を集められてしまっては、指揮官であるメルヴィンが今度こそ過労で倒れる。

 幸い、学園を通し貴族派閥に大鉈を振るった直後の王家である。今更決断的判断に躊躇いなど無い。
 ”貴族派閥に属する貴族の派兵禁止”が告知されるのは当然の流れであり、既に賽は投げられたあと。

 真っ当な誇りを持った貴族は怨嗟を燃やしながらも額面上はとりあえず王家を立てて黙ったが。
 勿論と言うべきか当然というべきか――――誰もがそんなに物分りが良ければ誰も困らないのである。

●混迷の坩堝
「――――『白薔薇公』の命により馳せ参じました。白剣騎士団第二剣隊。
 部隊長のフォルクス・ブリードです。かの北の英雄と共に戦える誉を賜われ光栄です!」

 王都守護を担う『白薔薇』公麾下。王国最優の白剣騎士団から派遣されてきた青年が敬礼する。
 見た目はメルヴィンと大差なく。この若さで部隊長となれば相当な使い手なのだろう。

「ありがとうございます。共に人類の敵を討ち帝国の領土を奪還しましょう。
 ただ、帝国南部への侵攻に至るまで2点だけお願いがあります。極力揉め事は避けて下さい」

 その敬礼を一瞥してメルヴィンはこの日何度目かになる念押しをした。
 来る騎士団の責任者全員にこんな念押しをしなければならないことが、王国軍の実情を告げていた。

「揉め事、ですか。失礼ながら、我々は騎士です。帝国の、今を窮する者達に無礼を働く等という事は……」

「いえ、帝国の方々にではなく」

 いよいよ以て怪訝の色を浮かべるフォルクス第二剣隊長に、メルヴィンが瞳を閉じて黙り込む。
 自分でも信じたくないことを、人に信じさせることは困難だ。それをよくよく理解させられる。

「現場を見て頂いた方が、恐らく話が早そうですね」

 砦の窓を開け放つと、中庭で訓練中の北方辺境騎士団の姿が見えた。
 その後方で武器を磨いているのが王党派貴族が派遣した援軍であり。その前方で――――

 ――――そう、前方でこれ見よがしに鍛錬に勤しんでいるのは。明らかに貴族派貴族の騎士達だった。

「……な、何故……確かに王命が下っている筈」

「あれは義勇軍であり、貴族派貴族とは何の関係も無い武装組織だそうです」

「……??????」

「その証拠に紋章も付けておらず軍旗も持っていないからと」

「き、詭弁ではないですか……!!」

 そう、詭弁だ。詭弁だが、一体その証拠を揃える為にどれほど手間が掛かる事か。
 もし貴族派がこの派兵に本当に全く噛んでいないのであれば、強硬的にでも追い出せば良かった。

 だが、騎士団が消耗する武具や兵器、消耗品の類。大量の軍馬に装具、野営用品などなどなど。
 軍事需要を握って大量の物資を送って来ているのが正に貴族派の首魁『黒鋼竜(ライゼンナクト)』なのである。
 
 物資面の規制は一切掛けていなかった為、其処を突くという老獪さは流石という他はない。
 商人の流通ルートは有限だ。その大半を貴族派の物で埋め尽くされれば自然と王党派の支援は先細る。

「現状、王国民の義勇兵が立ち上がった。というなら、受け入れざるを得ないのが実情です」

 おまけに真っ当な王国騎士達の誇りを守ろうとすれば前線に出す訳にもいかない。
 厄介者以外の何者でもないが、侵攻は近い。準備は遅れ気味だ。今は放置しておくしかない。

 メルヴィンはそっと窓を閉じると、これから先を憂慮するように視線を落とした。

●我に策あり
「では、この道化めが我が主の懊悩を払ってみせましょう」

 そう告げたのはこの激しく忙しい時期に”サウゼル大森林を探検に行ってくる”。
 と、長期休暇を取っていた北方辺境騎士団序列第三位。『隠者』ノイマン・アガスティアであった。

 帰ってきて早々のその発言に、騎士団にはまともな人材が足りない……補充しなくては。
 などと一瞬意識を遠ざけかけたことが、メルヴィンの責ばかりとは言い切れまい。

「一応聞くだけ聞こう」

「あれ、信用無いですねえ。簡単ですよ、冒険者を使うんです」

 言って指一本立てたフード姿の人物はあまりに胡散臭く、何故部下にしているのか一瞬疑問を覚えるが。
 しかし相手はその文官としての有能さを買われ、先代辺境伯が自ら騎士へ任じた人間――正確にはエルフ――だ。

 知識も広く、魔法使い(キャスター)としての研鑽も深い。少なくともこういった権謀術数めいた事であれば。
 執政府へ後詰めとして置いてきた第二位(アストリッド)や第四位(ガレス)より余程頼りになる筈だが。

「冒険者に追い出して貰えと? 馬鹿な、背後に居る貴族がどれ程怒り狂うか」

「いえいえ、違いますよ我が主。冒険者――――いやさ。所謂一般人に義勇軍が無体を強いた。
 ほらね、これなら軍規上で処理出来るのではないですか?」

 くつくつとフードの奥で笑う様を見ていると、何故か自分が酷く邪悪なことを企んでいる様に思えるが。
 しかし、確かにそういった流れに持っていければ問題は片付き、侵攻準備に専念出来る。

 何せ、他国の軍と矛先を並べる以上、組織というのは連帯責任だ。
 義勇軍の一部が暴走すれば、それだけを理由として義勇軍全てに責を追わせても異論は出ない。

「おまけに、紋章も軍旗も無いと言ったところで貴族の子飼いなら騎士な訳ですよ。
 それが自分から噛み付いた一般人に返り討ちにあったとなれば? 僕なら末代まで指差して笑います」

「……冒険者達には、後で某か詫びねばなりませんね」

 これなら最前線で倍の敵と刃を交えろと命じられる方がどれ程簡単か……と。
 祖国を経って暫し。異国の南端にも関わらず、辺境伯が背負う労苦は些かも減る兆しを見せないのだった。

解説

 これが、王国における帝国奪還の最前線――――――!!! ●成功条件  義勇軍(仮)に喧嘩を買わせてボコボコにされる。  ※ボコボコにされている場面を王国遠征軍が確認出来ていれば、以後は返り討ちにしても良い。 ●失敗条件  義勇軍(仮)に喧嘩を買わせられない。  Or  ボコボコにされている場面を王国遠征軍が確認出来ていない。 ●『隠者』ノイマン・アガスティア  北方辺境騎士団序列第三位。顔をフードと包帯で隠した性別不明の奇人。  くぐもった声ながらお喋りで子供っぽく、けれど北方辺境伯領の筆頭文官。良く行方不明になる。  今回の仕事は彼から出されているが、辺境伯に恩を売るには大変都合の良い絶好のチャンス!との触れ込み。 ●義勇軍(仮) 「現段階では貴族派貴族は出兵禁止」という王命が下っているにも関わらず、 「そんなこと言っても戦場で功績を上げてさえしまえば無視は出来ない筈」と考えたのか。  人道に殉ずる善意の義勇軍を名乗って王国から出兵して来た”貴族派貴族の私兵”の方々。 ●義勇軍(仮)の士官 『軍団長』ウルタール・ロンウェン  貴族派貴族、ロンウェン伯爵家の次男。プライドと身分は高いが能力は低い御輿。  普通に考えればリスクの方が高いこういった策に、箔付けの為に投入される程度の立場。 『副軍団長』オウギュスト・ティべルザーク  貴族派貴族、ティベルザーク男爵家の三男。非常に戦闘能力”だけ”高い脳筋授恵者。ウォーリア。  武官として身を立てる以外の出世の道が見つけられず、消去法で派兵される程度の立場。 ●それ以外の義勇軍(仮) ・基本、”女性に対して暴力を振るう事には抵抗がある”程度の理性は有る。 ・王国人で貴族よりの人間のご多分に漏れずヒューマン至上主義。 ・人目が有る場所では”人道に殉ずる善意の義勇軍”らしく振る舞おうとする傾向。 ・大半は一般人。授恵者の割合は1/100以下。駐屯地を5人1組程度で良く警邏している。 ●状況 ・場所はヴァイセントラフ砦王国軍駐屯地。 ・冒険者達には”一般人の煮出し炊き出し要員”という身分が与えられる。 ・冒険者ギルドに迷惑がかかる可能性がある為、自分が冒険者と名乗る事は原則禁止。 ●注意点 ・殆どの貴族や騎士は冒険者の名声など歯牙にも掛けないが、一方、紋章・勲章などには敏感。 ・冗談の様な仕事ながら、此処で躓くと王国軍の編成そのものに悪影響が出る可能性有。 ・演技力が戦闘力より優先される簡単なお仕事です。

マスターより

27度目まして。シリアスでダークな帝国奪還最前線……さい、ぜんせん……? 弓月蒼です。 貴族同士が揉めに揉めている昨今、勿論その影響は戦線にも出ていると言うお話をお送りします。 嘘みたいな状況ですが、此処で躓くと全部連鎖的に転んでいくドミノの端っこの様な仕事になります。 今後の王国遠征軍の侵攻スケジュールや戦力になるかどうかと密接に関わっていますので、 どうぞ思う存分義勇軍(仮)相手にオラついて下さい。 尚、現場に居るNPCは辺境伯含め交流可能ですが、冒険者の立場は「一般人の煮出し炊き出し要員」です。

リプレイ

●誤算

 王国遠征軍の駐屯地は広く。生活する人間の数だけ廃棄物も出る。
 それらが集められる廃棄物処理場の周囲は必然的に死角が多く。そして、人目につかない。

「――――てっ、やめて下さいっ」

 自分でもこんな声が出せるのか、と驚く。それは結局の所、誤算という他なかった。
 『夢を追う守護者』イヴェール・イリュジオンにとって。それは想像以上の作用を及ぼした。

 悪漢暴徒の類なら心得が有る。死者や這者の相手すら恐れなどしない。
 けれど。直接異性に迫られるという経験が、彼女には明らかなほどに不足していた。

「良い声だ、拒むのを組み敷くのも俺は嫌いじゃねえ」

 "ぎりぎりまで時間を稼ごう"――――その、境界線(ぎりぎり)が見極められない。
 自身を"性の対象として消費しようとする人間"というのがこれほど嫌悪と恐怖を煽るという事。

 その事実に、袖を掴まれ押し倒される寸前になって漸く意識が追いついた。
 色に染まった瞳が、獣欲の衝動が、その矛先が向いていると言う事実が怖気を誘う。

 手元に武器が有ったなら膾切りにしていただろう。鎧う術の無い布地の服の頼りなさよ。
 無自覚に泳いだ視線の先で、桜色の髪の娘――に見える男性が――別の男に迫られている。

「ちょ、え。えう、嘘でしょ!?」

 女性らしく見せる演技は堂に入った物だったが。本当に引っかかると思っていなかったのか。
 『信淵の光』エルゼリオ・レイノーラが珍しく真剣に慌てているのが分かった。

「くくく、僕は美食家なんでね。珍しいタイプの方が食指が動くんだよ」

 まさかあれだけ流言飛語をばら撒いておいて実際に迫られた時の事を考えていなかったのか。
 思いがけずぐいぐい来る貴族の男相手に防戦一方だ。洒落でも何でも無い貞操の危機である。

 果たして。美人局(ハニートラップ)とは一体何だったのか。
 何処までされたら"喧嘩を買わせた"になるのかを誰一人明確に決めていなかったが為に。

 混乱に陥った両名は衝動的な過剰防衛(きゅうしょへのいちげき)で相手を再起不能にする所だった――

――訳だが。

「――――帝国既に亡しと嘯き、蚕食せんと兵を進める輩よッ!!!」

 突然煌々と照らし出される影。それは正に魔力光(エンライト)の輝き。
 欲に瞳を曇らせていようとも腐っても軍人扱いか。慌てて立ち上がる義勇軍の幹部2人(ウルタールとオウギュスト)。

 だが、時既に遅し。

「此度の戦は我らの故郷を取り戻すもの、余所者には寸土たりとも渡さない!!
 こんな弱卒こっちから願い下げよ! 腰抜け! 臆病者! コボルト以下の雑魚雑魚、ざぁ~こ!」

 赤熱する魔力。発火、炎上、大爆発。何かメモを取っていた第三位(ノイマン)の「あーあ」という声。
 幸いというべきか否か。事態はある少女の怒り(フラストレーション)が臨界を超えた事で事無きを得る。

●事の推移

「警邏お疲れ様です……配給、いかがでしょう?」

「日々の訓練大変ですね。温かいスープをどうぞ」

『新緑の世界』イデアと『北方辺境伯領正騎士』レイ=レーベンス=レックフォード。
 両名が2種類のスープを配っていく。それぞれ一見した所は同じ物に見えなくもないが。

 片方には『銀嶺の旋律』リコリス・アデュラリアが採取した、雑草――――
 ――――改め。"健康に悪くはないが苦い草"が仕込まれている。大変にろくでもない。

「ぐえ、なんだよこれ、食えたもんじゃねえな」「今日の料理担当誰だよ、ったく」

 彼らがどんな立場を表明していたとしても。王国遠征軍の鍛錬は軽い物ではない。
 そこに来て苦いスープなど渡されれば、まばら彼方此方から聞こえる不平不満は当然と言えるが。

「さっきね。こんな噂話を聞いちゃったんだけど……」

「あの義勇軍って王国でも立場の弱い、負け犬と手下の集まりだそうですよ……」

「呆れたこと……折角のスープにも文句ばかり」

 イヴェール、エルゼリオに混ざり、フードで耳を隠したリコリスが噂話を演出する。
 勿論、最後に継いだのは辛うじて食べられなくもないが酷く苦いスープを仕立てた当人である。

「冷めてる? 砂入り? 気の所為ではないですか? これだから王国の人は大げさなこと」

「おめぇらは派兵さ禁ずられでるっつーに、手柄欲すさに押す掛けてぎだっていぅでねぇべか!
 前線の食糧は一粒も無駄にでぎねぇってのにいい迷惑だわさ!」

 配膳役の『不忘の劫火』アウレーリア・フォン・ネーベルベルクが冷めきった声で応対する一方。
 変装した『ブレイブファング傭兵団団長』ハヤト=ガラン=ヴォルファングが訛り言葉で面罵する。

 配給とは名ばかりの駐屯地の一角は酷く淀んだ空気が沈殿し始めていた。
 義勇軍を名乗る者達とて、大半は何も望んで遠征に参加している訳ではない。

 その上見窄らしい帝国民や汚らしい亜人(ゴブリン)に謂れもない罵倒を受けているのだ。
 人前ということで取り繕っている表情にも青筋が立つという物である。

「おや……のうのうと暮らす貴方がたの口には合いませんか」

「味は良くはないかもしれないが、ただの兵士なら我々と立場は大差無いのでは?
 不平不満のない食生活など、|旧帝国領ここでは望むべくもないと言うのに」

 と言って、配給係に文句を言おうともイデアにせよレイにせよまるで通じた感がない。
 いよいよ以て荒れそうになった場を、けれど切り裂くように声が降る。 

「おいおい、何やら楽しそうな事を話してるじゃねえか!!」

「僕らの愛する兵が何か粗相でもしましたか……?」

 現れたのは明らかに蛮族と称した方が近しい鎧姿の巨漢、オウギュスト。
 そして見るからに綺羅びやかな服装の、とても戦えるとは思えない青年、ウルタールである。

 押し合いへし合いするイデアやレイを他所に、その視線は噂話に花を咲かせる娘達へと向く。

「そこの銀髪の娘、配給のスープとやらを持って来い」

「ああ、僕は君が良いな。裏寂れた帝国の大地には鮮やかな色彩が相応しい」

 指名を受けたイヴェールとエルゼリオが互いに顔を見合わせるが。
 けれどこれは好機だと言えた。相手は義勇軍の指揮官。ここで嵌められたなら一発だ。

(今こそ、お祖母様直伝、"男なんて胸元見せたらすぐ下心丸出し"作戦を実行すべき時――――!)

 この時、イヴェールにはこの依頼を何とか達成しなくてはという意識しか無かったのだと言う。
 結果、主に下腹部へ向け熱々のスープをぶちまけた彼女がどうなったかは言うまでも無い。

 もしもリコリスが慌てて辺境伯の元へ駆け出さなければ恐らく。
 状況はより、様々な意味で面倒な事になっていたろう。
 
 ――――――――
 ――――――
 ――――

 かくして話は冒頭へ戻る。鎧を焦がしながら逃げ惑ったウルタールはレイ、ハヤト、イデアに。
 爆炎の直撃を受けるも廃棄物の間から這い出したオウギュストはトゥーリ、リコリス、アウレーリアに。

 それぞれ囲まれて別途裁きを受ける羽目になる訳だが。
 所詮は一対多。ここまで戦力差が開いてしまえばこれは最早、数の暴力という他無い物であり。

「義に従い奮起した人間を僭称し、欲に溺れ他者を見下す。一体お前達は何者なんだ?」

「貴族派の学生共には散々蔑んで貰ったからな……直接恨みはねぇが憂さ晴らしに付き合って貰うぜ」

「帝国も王国もどうでも良いですが……戦功がそんなに大事か。臆病者の、穀潰し共」

 多少鍛えていても授恵者ですらない貴族の令息が、果たして冒険者3人と相対するとどうなるか。
 剣の一撃は凌がれ、頭部に一撃。腹部に二撃。氷の礫(フリーズボルト)で意識がとんだ。

「身体は鍛えてるみたいだけど、そんな下手くそじゃ何百回やっても当たらないね!」

「精々二十代かそこらの子供が粋がった事、後悔させてあげましょう」

「お礼を言わせて、ずぅっと王国軍人を焼いてみたかったの! いえ、義勇軍だったわね!!
 未来永劫憶えておきなさい、我ら立つ限り帝国は永遠である! 帝国万歳! 帝国ばんざーい!!」

 他方、授恵者であればある程度は耐えられたかと言えばさにあらん。相手が余りに悪過ぎた。
 大剣大振りは掠りすらもせず、爆炎で燃やされ流星の如き光弾(メテオライト)の雨霰。

 どれだけ腕に覚えが有っても戦士(ウォーリア)ではこれはどうにもならない。
 ――――一方的蹂躙(ボコボコ)という言葉が、これほど当て嵌まる事態もそうは無いだろう。

●これにて一件落着……?

「はいそれじゃちゃきちゃき臭い飯でも食いに行こうねー、足を止めなーい」

「冤罪だ! 俺は嵌められたんだ!!」「嫌だ! 僕はまだ何もしてないっ!」

「あ。そういうことは憲兵に言ってくれる? これ余罪だから。うん、強く生きて」

 ヴァイセントラフ砦におけるあらゆる判断の最終決定権は原則、総指揮官であるバルディオンにある。
 しかし、とは言えあらゆる現場裁量を逐一確認していては他国の軍と連携など取れるわけもない。

 特に過去殆ど例がない、此度の如き多国籍の複合軍である。王国兵はあくまで王国軍規で裁かれる。
 その点、義勇軍とは言えあくまで王国民。指揮権が王国軍の司令官である辺境伯に在ったことは幸運だと言えた。

 国家を歌い上げて万歳三唱していたアウレーリアは、ともかくとして。
 自称義勇軍の指揮官達がノイマン及び辺境騎士団の面々に連行されて場を去ると場には静寂が戻る。

 実況見聞(げんばかくにん)に訪れた北方辺境伯。メルヴィン・トマス・アーチボルトが大きく息を吐く。
 罪を罪として確定するには目撃者も当然必要だが。この場合、被害者も必要だ。

 襲われかけたイヴェールにせよエルゼリオにせよ。仲間が集った事で今は落ち着いているが。
 と言うか、主に大暴走した魔法使い(なかま)のテンションに呆気に取られているが。

 とは言え――――話を聞くだにろくでもない経験をさせたことに違いはあるまいと。
 自責の念に苛まれたメルヴィンは兵舎から持ち出した外套を掛けて視線を伏せる。

「本意でない、は言い訳にしかならないでしょう。
 此度は身内の恥を濯がせる様な真似をしてしまいました。この借りはいずれ、必ず」

 そこまで、声を上げたところで。とんとんと肩を叩かれ振り返ると。
 漸く邪魔なフードを取ったリコリスが、自ら採取した薬草を押し付ける。

「……胃腸薬の類です。どうも、同族が貴方の心労の原因の様だったから」

 玲瓏にして鋭利。一見したところ冷たくすら見える彼女からして。
 それは恐らく気遣いの類だろうとメルヴィンが驚いたように瞬くと。視線に気付いて視線を逸らす。

 どうも、”ただの依頼のついでです……”と呟いていた様だったが。
 見た印象よりも柔らかな人物なのかもしれないと。思わず相好を崩せばこそ一礼を返し。

 リコリスに次いで、漸く正気に戻ったアウレーリアが告げる。

「困った時に手を差し伸べるのは友人の務め。
 貴方達とはこれからも上手くやっていけると確信しておりますわ」

 つい数瞬前までの万歳三唱が嘘だったかのような返答に、流石に苦笑いを浮かべずにはいられない。
 とは言え、彼女なりに祖国を憂いているのは事実なのだろう。メルヴィンもまた、その為に居るのだ。

 ここで”手を差し伸べられた”分は戦果で以て返さねばなるまい。襟を正す想いで瞳を閉じる。

「貴方の心労を拭い去るのも、仕事の内という事です」

「いや、なかなか良い気分転換になったぜ……?」

 レイが薄く笑って首肯し、ハヤトが満足げに頷くと。継いでイデアが呟いた。
 彼らは己が行動に代価を求めない。望むようにあり、したいことをしたのだと。

 それがどれほど稀有で貴いことかを誇ることなく、至極自然に言ってのける。

「依頼を受けた以上……成功させるのが、冒険者の役割です」

「そうそう、その為なら、利用できる者は利用しなくっちゃ……ね」

 困った様に笑ったエルゼリオが気分を切り替えた様を見て。そうして漸くイヴェールが問う。
 事が全て終わったら、そう言えば聞いてみたかった事があったのだと。

 あるいは、思い掛けない経験を払拭しておきたいと言う感情も、何処かには有ったのかもしれず。

「相応に恥ずかしい想いはしましたが……それはそれとして。この格好如何でしょう」

 街娘に扮した自身を指しての言葉に。さしもの北の英雄も一本取られたと言う他あるまい。
 ――――例えそういった男女間の鞘当てに疎い辺境伯とて。今答えるべき言葉なら分かる。

 暫し一拍。自らの物を見る目を信じて見合うと。確信と、ささやかな安心を込めて応じた。

「とても良く、お似合いですよ」

 全く、自分は――――人の縁に恵まれていると。
 どうも真っ当な人材に乏しいことを嘆いていたかつての己を叱咤せねばならないようだった。

 王国遠征軍の再編は、この時を境に確実に進みを速めたと言う。
 初夏の兆しが見え始めたヴァイセントラフに。侵攻の令が下るのは、もう、すぐのことだろう。

マスターコメント

皆様お疲れさまでした。弓月 蒼と申します。 この度はご参加ありがとうございました。この様な結末に至りましたが如何でしたでしょうか。 見事義勇軍(?)は解体に至り、王国遠征軍の再編が正常に進むようになりました。 無事、依頼は成功となります。MVPは被害者と加害者(?)各お一人。素晴らしい熱量でございました。 また、無事辺境伯に恩を得ることが出来た方には一風変わった称号を発行しております。 こちらが使えるタイミングも、いずれ訪れることかと思われます。 ではでは、ご縁がありましたらまた次の機会にお会いしましょう。
ショートシナリオ

ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 6〜8人

2021年06月08日 22時38分23秒 公開

成功

相談掲示板

  1. イヴェール・アーチボルト

    ウォーリアのイヴェール・イリュジオンです。 どうぞよろしくお願いいたします(ぺこり) そろそろ胃に穴でも空くかも知れませんね…誰とは言いませんが。 >喧嘩を買わせる方法 すぐ思いつくのは暴言などによる挑発ですが…それで喧嘩を売るほど理性の無い人達では無さそうなので、聞こえるような距離で嫌味を言ったりとかフラストレーションを貯めさえつつ、決定的な出来事で暴発とかさせられたらいいのですが… それと恐らくヒューマンの言葉よりも異種族の方の言葉は全く聞いてくれない可能性があります。 これは実際に貴族派の貴族と接した方の方がよく分かると思いますが… 言葉が届かないのであれば、粗相をして怒りを買った方が効果があるかも知れませんね。 >義勇軍(仮)の士官 軍団長は能力の低さを揶揄するなどプライドを刺激するのがよさそうでしょうか…?喧嘩になればボコボコにするのは簡単そうです。 逆に副団長は頭は駄目そうですがシンプルに強そうですね…喧嘩で勝つなら一工夫必要になるかも知れません。 他の義勇兵については「女性に暴力を振るうのには抵抗がある程度の理性はある」と軍団長達だけが理性の欠片もないような表現ではありますが、人目の無い場所であれば同レベルの可能性がありますね… 5人一組で行動してるだけに切っ掛けがあれば1人の相手などには軍規に反した行動を取るのではないかなと… >注意点 「紋章、勲章には敏感」というのがありましたが、これはどう捉えるものなのでしょう? 名声には歯牙をかけないが、目に見えた功績や立場には弱い、という事なのかなと思いましたが…

  2. No.2

    イデアと申します、よろしくお願いいたします >紋章・勲章 これはもしや決戦褒賞アイテムのことを指しているのでは、と考えましたが…… これを付け(所持し)ていれば冒険者と言っているようなものですからね。分かりませんけど取り敢えず 喧嘩を買わせる方法…… 素直に挑発に乗ってくれそうにもありませんし 人目にのない場所にてひとつ騒動を起こしてみるのも……良いかもしれません

  3. リコリス・アデュラリア

    キャスターのリコリス・アデュラリアと申します。 ……よろしくお願いします。 >紋章・勲章 私もイデアと同じ認識でしたね。 だから、もし装備をしている方が居る場合は外した方が無難かと。 >喧嘩を買わせる方法 ヒューマン至上主義であるのなら、それ以外の種族の者が標的になりやすいでしょうね。 予め不興を買っておき、人気の無い場所へさり気なく移動して誘導するか。 あるいはわざと弱みなり何なりを握られた演技をし、連れて行かれるかといったところですか。 無論、ヒューマンでも振る舞い次第では標的となるでしょうが。 どれくらいの人数を一度に狙うのかも、決めておく必要があるでしょう。 >義勇軍(仮)の士官 軍団長自身に関してはイヴェールの案で問題無いでしょう。 副団長に関して、乱戦になるようならヒーラーが可能であれば 光縛封で動きを封じて頂いた後、他を片付けてから挑むのも手でしょう。 他の義勇兵については、一番の問題は正確な総数が分からない事ですね。 全員に対して手を出させる必要がある場合、少々手間が掛かりそうです。 いっそある程度まで削った上で軍団長と副団長も倒してしまえば 彼らの監督責任という事で纏めてお帰り願えると楽なのですけれど。

  4. アウレーリア・フォン・ネーベルベルク

    キャスター、アウレーリアよ。宜しく。 なんて素敵なお仕事なの……えぇ、とっても素敵。 >喧嘩を買わせる方法 貴族の逆鱗はどこの誰でも「面子」よね。顔に泥を塗られてなんともない貴族などいないわ。 とりわけここにいる義勇軍()は、わざわざ戦功を求めに来た武家の出身でしょう。 シンプルに文弱の臆病者と誹られるのが一番効く筈よ。 情勢にも疎いでしょうから、帝国民草何するものぞ、くらいの無根拠な自信もあると思う。 私はその辺を突く心算でいるわ。きっと刺さる筈よ。 >紋章・勲章 決戦褒章を筆頭に、例えば装備をオリジナル化して何か彫り込んでいたりすると危ないかも。 王国の権威と関係ないものなら大丈夫かも知れないけど、貴族の家紋とか……。 今回は終始一般人の偽装から外れてはいけないのだから、そういった類のものは持ち込まないか、隠しておく方が安全なのでしょう。印籠の出番はなし、ということね。

  5. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    おーっす! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 王国の貴族派の連中が相手か… こないだ学園の方で『人』扱いされずにやっぱりなってご丁寧な扱いを受けて来た身としちゃお返しさせて頂ける貴重な機会だな♪← 貴族派のヒューマン至上主義は身をもって体感してきたからな。 ゴブリンとハーフビーストの混血なんざあちらさんにとっちゃ家畜以下の存在だろーから、そんな相手から愚弄されたとあっちゃ黙ってらんねーだろ♪ 普段は最前線から離れた安全地帯でのうのうと暮らしてる貴族が武功欲しさに戦線に押しかけてきて役に立つのかよって感じで煽ってみんぜ。 ま、人目を気にしてかかってこねぇ事も一応計算に入れておくと、散々罵ってやった後に人気の無いとこに自分から行けば着いて来て袋叩きにしてやるくらい考えんだろ? そーなりゃ、他の面子が上手いことそっちに正規の遠征軍を誘導して連れてきてくれりゃ万事目撃者ゲットできんだろ。 既成事実が出来りゃその後はタコ殴りにして憂さ晴らしさせて貰うぜ♪ あとは、俺なんかは赤肌の狼耳&尻尾のゴブリンだし特にだが、砦じゃそれなりに名が知れてると思って全員変装もしといた方がいいんじゃねーか? 勲章を持ってかねーのももちろんだけどよ、砦を守った冒険者の風体も噂になってておかしかねーと思ってよ。

  6. イヴェール・アーチボルト

    ネーベルベルクさんが凄く嬉しそう…( >紋章・勲章 ご意見ありがとうございます。 わざわざ持ち込む方はいないと思いますが、これらを使った何かしらの行動は避けた方が良いのは間違いなさそうですね。 変装に関してはそうですね、一介の冒険者の名を貴族派の貴族が知っているとは思いませんが、 一般人の煮出し炊き出し要員ですからいつも通りの格好はしないと思いますし、相応の格好はした方が良いと思います。 もしかして紋章、勲章はここにも関係しているのでしょうか?貴族や受勲者は顔と名を知られてる可能性がある、とか。 >義勇軍(仮)の士官 >>全員に対して手を出させる必要がある場合 こちらはOPで触れてましたが一部が暴走したらそれだけを理由に義勇軍全体に責を負わせる腹積もりのようです。 なので一部だけでも問題なさそうですが、団長副団長は抵抗するでしょうから二人あるいはどちらかには恥を晒して頂きたいところではありますね。

  7. No.7

    既成事実が出来れば返り討ちにしても良いなんて機会、滅多にあるものではないですしね 「一般人の煮出し炊き出し要員」ですから変装なりはして行くのが前提として…… 念の為、必要な物以外は外して行ったほうが良いのかもしれないですね >義勇軍(仮) ”女性に対して暴力を振るう事には抵抗がある”とはありますが、 振るわないとは言っておりませんし、人目につかない場所であれば 振るう可能性もあるのでしょう 私もハヤト様と共にプライドを刺激するような事を言って煽りに参ろうかと 私はサンドバッグにされる事には慣れていますし

  8. トゥーリ

    トゥーリだよ、よろしくね! >勲章 素直に付けてるだけで良さそうな気がする? 貴族って言っても叙勲の場に全て列席している訳ではないだろうし、把握できてない勲章の一つや二つあってもおかしくないんじゃないかな。適当に偽の勲功をでっちあげて、その時にもらったで話は通じそうな気はするけど……特に最近の奴なら。 >ヒューマン至上主義 これ、逆手に取ればヒューマン以外には人権も何もなくて襲ってきたりしないかな? ……うん、狙われるのめちゃくちゃ絞られるかなって思って提案してるんだけど。 リコリスさんはお年寄りだし、さすがに狙われないと思いたい……

  9. リコリス・アデュラリア

    いっそ、食事に軽い毒を仕込んで纏めてお帰り願えると楽なのですが。 ……まあ今回の方針には合いませんから、色々と策を練るとしましょう。 >紋章・勲章 王国貴族の侯爵以上なら知っている者は多そうですが それ以下ならわざわざ家名を名乗るような、余程の下手を打たない限りはバレないかと。 受勲者もヴァイセントラフ防衛戦の上位の者なら可能性はありますが それも一般人の変装で対策は充分でしょう。 とりあえず『全員、物理的に紋章・勲章を所持しない』で統一して良いかと。 >義勇軍(仮)の士官 ああ、成程。そういう事ならイヴェールの言う通り 団長と副団長を中心に罠にかければ問題はなさそうですね。 >変装 どの程度行えば良いかは各自にもよるでしょうが、問題は武器の扱いでしょうね。 隠し持てるタイプの武器なら問題ありませんが それが難しい物についてはスキルのマジカルポケットを使用するか 標的を誘き寄せる予定の場所に隠しておくなどの工夫が必要となるでしょう。

  10. リコリス・アデュラリア

    >作戦 気になる点としては、喧嘩を買わせるタイミングですね。 正確には作戦を行う回数と規模もですが。 例えば特にタイミングは合わせず、釣れそうな時にその場の居る者達の判断で行うのかとか。 私としては、小規模な作戦を数回行った後では警戒されるでしょうから 団長と副団長を優先して標的とし、一気に纏めて行う方が良いのではと考えています。 あとは各自の希望や作戦にもよりますが 囮役だけではなく、王国遠征軍を呼ぶ役目の者も居た方が良いかもしれませんね。 ただ殴られているだけでは彼らも気付きにくいでしょうし。 >ヒューマン至上主義 ……まあ、元々私は種族の点などから囮役としての行動を想定していましたが。 他種族からすればエルフの年齢は分かり辛いのでしょうけど エルフとしては私は青年に当たるので問題ありません。 更に言えば、精々二十代そこらしか居ないであろう自称義勇軍は エルフの私からすれば、まだまだ子供ですね。

  11. エルゼリオ・レイノーラ

    ヒーラーのエルゼリオ・レイノーラです。顔出しが遅くなってゴメンね! 今回は宜しく! >義勇軍(仮) 罠に嵌める対象を士官二名だけに絞っちゃうと罠に掛からなかった時が怖いから、 5人1組程度で行動してる一般の義勇兵にも罠を仕掛ける方向で良いかな? >変装 ボクは女装してハニートラップを仕掛けてみようかな?、って考え中だよ。

  12. レイ=レーベンス=レックフォード

    ウォリアーのレイ。 宜しくお願いするよ。 ふむ‥人間以外に変装でもしようか、適当に煽ってみようか‥ <王国遠征軍を呼ぶ役目 いた方が良いだろうね

  13. No.13

    >義勇軍(仮) 粗相をすればヒューマンであろうと構わず、 (人目に付かない場所で)襲って来そうなイメージはありますね 団長と副団長はセットでつるんでいるでしょうし…… 釣るなら巡回義勇軍のいる駐屯地周辺で行うのが良さそうでしょうか >変装 私は煮出し炊き出し要員らしく、鍋を持った庶民風で行こうかと

  14. イヴェール・アーチボルト

    毒はお腹壊す程度のものがあればよかったですね。 まぁそれをしましたら辺境伯に迷惑がかかってしまいそうですが… >変装 私は普通に庶民風の格好をするつもりですね。 大人しい気の弱そうな子でも演じましょうか… 武器に関しましては持たない方がいいのでは? 武器を隠し持った一般人なんて例え相手から仕掛けてきたとしても、言い訳のしようがない暗殺者の類になるのではないかと… 逆に相手の行動の正当性を証明する事に利用されてしまう恐れがあると思います。 相手が剣を抜くようなら善意の義勇軍兵が素手の一般人相手に剣で斬りつけたという事で処分出来るでしょうし、 剣を抜いた相手を素手でぼこぼこにすればそれこそ来世まで笑いものに出来るでしょうし( >作戦 私は1日使うイメージでしたね…午前中に火種作って午後に爆発させる感じで。 喧嘩になりそうならその時点で行動に移して良いとは思いますが… それぞれが囮になる方が1人行動されるなら王国遠征軍を呼ぶ役目は確かに欲しいですね… 囮になる方が多い印象なので私はそちらを意識して行動しますね。 罠にかけるのは5人1組で動く義勇兵にも仕掛けて大丈夫ですね。 あくまで団長、副団長は優先というだけですから。

  15. リコリス・アデュラリア

    まあ毒は使わないにせよ、体に害がありませんが苦みのある草を磨り潰した物でも混ぜましょうか。 料理が不味くて不満も溜まれば、怒りの沸点も低くなるでしょうし。 >変装 私はフード付きの外套を着て、敢えてエルフの特徴を隠しているように演技をしましょうか。 愛想の無い一般人の隠し事を知ったとなれば、彼らも相応の行動をとるでしょうから。 武器に関しては、確かに最初から持たない方が良いかもしれませんね。 威力と命中率の低下は副軍団長との戦いの時に少々気になりますが 今回は倒すのではなく、最低でも一般人に手を出したという事実があれば良いわけですし。 >作戦 流石に細かい部分の調整は残り時間的に難しいですが 大まかな方針だけは決めておきたいですね。 イヴェールの言う通り、午前中に火種を作成し 午後から順次爆発させていきましょうか。 囮に関しては具体的にペアを組むというよりは 最低でも二人以上がお互いの姿か声を確認出来る位置に居るよう意識し 誰かが釣りを成功させ、明らかに手を出されると確認出来たら 他の者が王国遠征軍の者を呼ぶようにする、というのは如何でしょうか。

  16. No.16

    料理が不味い、と文句が出るのならそれをきっかけに煽れそうですね 既成事実が出来ればそれで良いので、 後は必ずしも返り討ちにというわけでもありませんし 素手でも十分やれそうですが >作戦 イヴェール様とリコリス様の仰る内容で良いかと思います 私は囮 or 王国遠征軍を呼ぶ側、どちらでも良いようにしておきますね

  17. レイ=レーベンス=レックフォード

    ふむ・・・なれぬことをしなくてもいいか。 そうだね、私もイデアさんにならって炊き出しのTPOにあわせた感じでいくとしよう。 リコリスのいうように二人以上がお互いの姿か声を確認出来る位置に居るようにするで賛成だ。 武器もとりあえず持たない方向でいくよ。

  18. アウレーリア・フォン・ネーベルベルク

    とりあえず、炊き出しの配給でうんと嫌がらせすることにしました。 不特定多数が並ぶ中で、公然と恥をかかされることになるわ。 一応、襲撃は暗くなってから人気のない場所へ誘い出す形で想定しています。 遠征軍による確認は、第三位にもちゃんと働いてもらうわ。だって依頼主だもの。 あと何人か王党派にも協力してもらって、事前に隠れていてもらいます。 武器はまぁ、刃物じゃなくて枝切れだから許して頂戴。これがないと拘束も出来ないの。 勿論、表には持たずに副装備で隠していく心算だけれどね。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0