【学乱】伸ばされる手

白葉うづき

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シナリオID:914

オープニング

●揺れ動く
「メルチス殿。これはこれは、ご足労いただき感謝するよ」
「いいえ。こちらこそ、お招きいただきありがとうございます」

 そこは、荘厳な教会だった。
 何百人もの信徒を招き入れることが出来るほど広い聖堂。教会自体も都市の中では一、二を争うほど大きな建物だ。
 信者からの捧げ者だろうか。絵画や彫刻など豪奢な調度品、そしてステンドグラスを背にここの主――ロイエ神官長は微笑む。

「それで……私にお話とは、何でしょうか」
「ああ、話そうか。メルチス殿、私は貴方に敬意を抱いている。
 神に仕える信徒として、帝国の崩壊から何か月にも渡りこの都市に身を捧げ、市民にも難民にも分け隔てなく接してこられた。貴方自身の評判、そして孤児院がその証左だ」
「いえ……私は私の出来ることをしてきたまでです」
「――そこで、どうだろう。この教会と協力関係を結ぶのは」

 メルチスは目を見開く。
 教派が同じ大きな教会同士が、国を跨いで協力関係を結ぶことは無い話ではない。けれど都市の大教会が、小さな教会と?
 援助をいただくこと自体は有りがたいかもしれない。しかし現在特筆した困りごとも無く、大教会に利となることは存在するだろうか。そうするだけの意図が掴めなかった。

「仰る意味が、……よく」
「ああ、説明もしないで申し訳ない。私たちの教会は多神教。どのような教派でも受け入れることが出来る。
 君が敬う『失われた神々』とて、この教会にも多くの信者がいる。皆の導き手として手伝ってはくれないだろうか」
「それならば、私がこちらに赴いてご協力いたします。逆に言えばそれ以上のことは難しく、そちらの負担になってしまうので……」
「そんなことは関係ないよ。ただ単に友を助けたいだけだ。
 主に資金面となるが、今以上の生活が出来ることを約束しよう」
「……お気遣いはありがたいですが、そのようなことを望んではおりません」
「はは、ほんの冗談だよ」

 ロイエは柔和な笑みを浮かべる。彼は何十年もこの都市で活動してきた、敬虔な信徒として知られている。任された教会も都市の中でも指折りのものに成長していた。神官長という呼び名も彼の功績に対する敬称だ。……けれど、今はとても。
 メルチスが考えに沈んでいると、ロイエはさらに言葉を重ねた。

「そうだ、君のところの孤児……ハーフビーストの。なかなか興味深い少年のようだ」
「アルドとスールですか?」
「ああ、アルド君だ。何でも神の祝福を手に入れつつあるとか。君の指導の賜かもしれないな」
「!!」

 一月ほど前、彼からそういった相談を受けていた。
 恐らくあの子は、授恵者の力に目覚めつつある。けれど、どうして――

「どうだろう。勉強にも熱心のようだし、学園への入学を考えてみないか? 後ろ盾に私たちアドベント教会が付くよ」
「……? 入学には推薦状が必要では」
「私たちならば用意できる、ということさ。この都市の貴族は当てにならないから」
「そんなことは……」
「教会都市と冠しておきながら、近ごろの犯罪は増える一方。神を信じる皆も不安を口にしている。これを怠慢と言わず何という?
 対処しきれず学園教師の次男坊も戻ってきたそうじゃないか。協力する人員が減る一方では、学園の革新などとてもとても」

 そこには、統治する貴族へのはっきりとした不満が見て取れた。いや……それ以上の何かなのかもしれない。
 メルチスは一度目を伏せると、真摯な双眸をロイエに向けた。

「私もアルドも、進むべき道は自分自身で見つけます。もちろん、他の子どもたちも」
「……わかりました。ただ……メルチス殿や孤児たちは善からぬことの対象になりやすい方々、どうぞお気をつけて」

 メルチスは聖堂を後にする。
 見送る神官長の瞳は、どこまでも同じ色を浮かべていた。

●事件
「ただいま帰りました! お待たせしてすみま、せ……」

 戻ってきたメルチスを迎えたのは、荒らされた教会だった。
 花壇の花々、先月教会横に植えた低木の苗木が踏み荒らされ、幾つもの足跡が室内へと続いている。
 血の気が引いた体を必死に引きずり、急いですべての部屋を回る。――子どもたちが、いない。

「神父……」
「!」

 聖堂の中で倒れたシスターを見つけ介抱する。彼女にはメルチスが出掛けている時、留守をお願いしていた。

「子どもたちが、賊に……騎士たちは、近くで起こった他の事件へ……」
「……気絶させられていたようです。無理はしないで」

 シスターに治療を施し、ベッドへと寝かせる。
 今現在、冷静でない自分が理解できるのは子どもたちが攫われたこと、そして恐らく一刻の猶予もないこと。考えられる、最悪の可能性も――

「膝をついている場合じゃ、ない」

 遠くで帝国の崩壊を聞いた時とは違う。今ならまだ、間に合う。

●その手を
「――なるほど。事情は分かりました」

 物憂げに息を吐くと、美丈夫とも呼べる青年はメルチスを見遣る。

「君は平気かな。顔色がとても悪い」
「大丈夫ですよ。貴方の……フェリクスの判断を仰ぎたいのです」
「……ふむ」

 眩しい新緑が街並みを照らす教会都市シャイネ。
 リーンエス王国の北側に位置し、古いものから新しいものまでさまざまな教会がここには立ち並んでいる。
 心に従い自由な信仰を推奨する土地柄。それはここを統治する貴族――ヘルツェン家の色が強い。彼らは人に寄り添い、力となる貴族として市民から厚い信頼を受けていた。
 フェリクス・ヘルツェンはこの都市を治める家の次男。彼もまた民からの信頼は厚く、メルチスの友人でもある。

「近頃、都市内で不審な事件が多く起こっている。もちろん家の騎士団が対処をしているけれど、頻発するせいで追いついてはいない。僕もその対処をするために学園から戻ってきたんだ」

 信仰が厚い土地とはいえ罪を犯すものは少なくない、それが数日前から増加の一途を辿っているらしいのだ。

「先日、学園に新しい学園長が就任された。その方は革新を口にし、学園の門戸を広くすることで、民にも恩恵の享受を許すものだ。
 もちろん、僕たちの家もその考えに賛同するところではある。……ただ相手方は、過激派も多い。黙っているような人たちではないんだ」
「……今回の一連の事件は、それが関係して?」
「まだ確証は掴んでないけれど……十分考えられる」

 貴族派からの抵抗、すなわち王党派への妨害。ヘルツェン家は古くから王族に関わる王党派であり、貴族より民を優先させることも少なくない。己の利を優先する貴族からは前々から煙たがられ、よくトラブルに巻き込まれていた。それも今回の騒動に拍車をかけているのかもしれない。
 こうして王党派の教師が領地に戻ってきていることが、ある種工作の成功を示している。民を、友人を巻き込む形になってしまったことで、フェリクスは苦しげに顔を歪めていた。

「協力はしたい。……けれど、家に脅迫状が届いている。僕はこれに対処せねばならず、これに加え騎士団も他事件の対応もあり多くを動かせない。……本当に情けないことだ」
「なら、」
「わかってる。この争いに外部の方を巻き込むのは本意ではない、けれどそんなことは言っていられないね。
 僕から依頼状を出そう。――冒険者ギルドに」

解説

●目標  子どもたちの奪還、および犯人の討伐  (犯人から情報の収集) ●教会都市シャイネ  リーンエス王国の北側に位置する都市。教会が多く教会都市とも呼ばれている。  最近施設や教会を襲撃する事件が増えており、都市を擁する貴族の騎士が見回りに出ており、平常より雰囲気は物々しい。 ●調査候補箇所 ・教会周辺 ・教会から街道への道 ・周辺の人々からの情報収集  これ以外にも有効だと考える箇所があれば、自由に調査していただき構いません。  他の事件については、概要はフェリクス、詳細は騎士団の一人が教えてくれます。  いきなり施設の立ち入り調査をする、といったことは今現在の情報では困難です。 ●NPC ・メルチス   帝国出身の23歳ヒューマン神父。回復魔法を得手とし、奪還に加わりたいと希望している。彼がいれば回復の心配はほぼなさそうです。  ・攫われた子どもたち   アルド 11歳犬のハーフビーストの少年。授恵者としての力に目覚めつつある   フィオ 9歳エルフの少女   ピオ  8歳ヒューマン少年   ハウラ 7歳リザードマン少女   ティト 7歳ゴブリンの少年   スール 6歳リスのハーフビースト少年  ・フェリクス・ヘルツェン   教会都市を治める一族の次男、パンクリアース学園教師。王党派の新学園長派。   依頼者であり、今回は脅迫状の対応をする。  ・シスター    一か月ほど前から子どもたちを見てくれている、他教会からの応援。   頭に傷を受け、現在は教会内で療養している。 ●補足 リプレイは調査パート、奪還パートに分かれます。 フェリクスとメルチスの会話内容は、リプレイ開始前に聞かされたとして構いません。 それ以外の情報は調査によって出てくるものとします。 メルチスおよび子どもたちは、リプレイ「この声が届きますように」「【死軍】この手が届く限り」「あの子たちと楽しい時間を」に出ていますが、参照の必要はありません。

マスターより

お世話になっております。白葉うづきです。 【学乱】の末席に関わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 こちらは連動を通しての連作となる予定です。NPCとの関係や皆さんの動きは積み重なっていきますので、ご留意いただければと思います。 疑問点や質問があれば、あくまでメルチスが答えられる範囲でお答えいたします (出発間際だとお返事が間に合わない可能性があります)。 皆さんのアニエピカライフが素敵なものになりますように! ご縁がありましたらよろしくお願いいたします。

リプレイ

●動き出す
 フェリクス・ヘルツェンからの依頼で招集された冒険者たちは教会に集まっていた。
 事件の詳細、そしてメルチス・アダラードから話を聞いたナタリア・フィッツジェラルドはふむ、と小さく頷く。
「新たな学園長の就任と、その所信表明然り、王国には兎に角激しい凪と荒波が多すぎる……」
 学園だけではなく王国内の都市にもその波動は広がっている。この事件の裏に潜む何か。それをこの目で見極めなければならない。
「話しを聞いてっと何だか裏がありそうだが……最優先は子供達の奪還だな!」
 ハヤト=ガラン=ヴォルファングが膝を打ち、端的な目標を口にした。
「ええ、もちろん」
「うん。皆を助けよう」
 アンネエルカとエルシー・サリバンが重々しく答える。アーシェル・G・クライン、カイン・ステラ、コルネリウス・アーラと、子どもたちに縁のある者も硬い表情で頷いた。

「メルチス。この手を伸ばしてくれてありがとうな」
 調査に赴く直前、片手ずつ色違いのリボンを巻いたアーシェルがメルチスの手を包む。その手にしなやかで力強い手が重なり、アンネエルカが緑の瞳を燃やす。彼女の角には銀色の二重リボンが巻かれていた。
「皆のこと、絶対に助けるわ」
「これからもこの手は絶対に離さねぇからな」
 メルチスは手を伸ばし、二人を抱きしめる。
「貴方たちも大切な家族です。無事をお祈りしています……どうか、お気をつけて」

●教会都市シャイネ
「見てないわねぇ。あの子たちがいたら、この辺の住民なら気付くと思うけれど」
「そうですか……ありがとうございます」
「頑張って、応援しているわ」
 コルネリウスは教会の近くから広げる形で情報収集をしていた。信頼の厚いメルチスがいるということで、聞き込みはスムーズに進んでいく。
「歩いて連れ去った訳ではなさそうですね」
「人目につかない方法……やはり乗り物でしょうか」

「お願い、どんなことでもいいの! 何か普段と違うことがあったら教えて欲しいの」
「頼む、あいつらの力になりたいんだ」
 アンネエルカ、アーシェルもまた教会周辺から聞き込みを始める。相手の手を取り感情を読み取るアンネエルカ、注意深く観察し些細なことも見逃さないアーシェルは、効率こそ一定だが少しずつ確かな情報を集めていく。

 一方、ゼラルムは荒らされていたという花壇を調べそこからの軌跡を検分していく。大きな足跡は大人の男性のものだろう。それが外から教会、教会から外へと往復していた。小さな足跡も一緒であり、それは石畳で急に途切れる。その後に続くのは、車輪の跡。
「一応、襲撃はあったようですね」
「ああ。恐怖、怒り、諦念……これは子どもたちのものだろうか。他に目立った感情はなさそうだ」
 残っていた残留思念を拾い、ナタリアは呟く。
「諦念?」
「君は例えば、賊に攫われそうになった時、何があれば諦めの感情を持つ?」
「諦めないですね」
 ゼラルムの答えに、ナタリアはわからなくもないと頷く。
「では、善良な人を従わせる方法は?」
「そうですね……この場合は、人質を取ること」

「子どもたちが連れていかれたのは、私のせいです」
 ベッドに座って俯くシスターが言葉を紡ぐ。怪我の具合を看ていたカインは、新しい氷嚢をシスターに手渡した。
「仕方ねえさ、スールが人質に取られてたんだろ」
 話はこうだ。シスターとスールが買い物に出かけ、帰って来た所で潜んでいた賊にスールが人質に取られた。全員を集めろという指示に従い、頭を殴られ気絶した。
「賊はどんな奴らだった?」
「すみません……布で顔を隠していたのでよく。けれど、五人ほどはいたと思います」
 話を聞きながらカインはメモを重ねていく。――会話だけでなく、彼女のことを事細かに。彼の相棒もその動向を見つめている。
「それは……」
「ああ、被害者のことも報告書に必要なんだ。人身売買組織も最近まであったし、報復かもな。顔を見てないっていっても、シスターにも元々いた教会にも冒険者ギルドの保護が必要だと思うが……」
「いえ、大丈夫ですよ」
 カインは瞳を細める。どうにも、違和感があった。
「ありがとう、それじゃ俺はこれで。……大丈夫。アルドがいれば、他の子どもたちも無事だ」
「ええ……素晴らしい子です。きっと人の役に立てる子でしょう」
 シスターはそう言って、美しく微笑む。

 ゼラルムとナタリアの調査、そしてカインの聞き取りによって教会で起こったことが鮮明になってきた。教会に明るいカインの手を借り、ハヤトは子どもたちの部屋にあった私物で匂いを覚える。
「そんじゃ行ってくるわ。カインも無茶すんじゃねえぞ」
「ハヤトこそ」
「そうだ、これ見つけたから渡しとくぜ。カインの方が役立てられるだろ」
 そう言ってぽんと小さな冊子を渡すと、ハヤトは金色の瞳を光らせた。――匂いは薄まっている。けれど関係はない、辿るべき痕跡は見つけてみせる。
「狼の鼻を舐めんなよ……」
 駆けていくハヤトの背を見送ったカインは冊子を開く。それは子どもが書いた日記だった。

***

 ヘルツェン家に赴くと、入り口から物々しい警備が敷かれていた。話に聞いた脅迫状の影響だろうか。都市と同じく緊迫した空気の中、メルチスの案内で執務室へと通される。
「こちらはエルシーさん、そしてコルネリウスさん。お二人とも私の恩人であり、教会の家族です」
「僕の友人たちが世話になったね。そしてこの事態にも手を貸してくれて、本当に感謝している」
「フェリクスさん。不躾で申し訳ないけど、脅迫状について知りたいんだ。内容とか……原本を見せてもらうことってできるかな」
「! エルシーさん」
 コルネリウスに緊張が走り、思わず小声で呼びかけた。話をただ聞きに来ただけにしては、彼女の瞳は鋭く感じられる。一歩進み出たエルシーをフェリクスが見つめる時間が僅かにあって――
「もちろん。僕が出来ることならば、何でも力になろう」
 穏やかな表情と声が響いた。

「これは……」
 コルネリウスが目を見開く。簡潔に言えば、『ヘルツェン家が貴族派に下らなければこの都市が危険に晒される』という内容。
「差出人の目星は?」
「まだついていない。わかっているのは貴族派の貴族、そしてシャイネに広く影響できるだけの伝手を持っていることだ」
「伝手……」
「都市内で起こっている事件は、僕らヘルツェン家が主に支えている施設や僕らに友好的な一族が狙われている。正しくそれを判断できるだけの情報網もある、ということだね」
 思ったよりも調査が進んでいる。その後も、フェリクスや騎士からは惜しみない情報提供が行われた。注意深く観察もしてみたが、コルネリウスには隠蔽や嘘は感じられない。
「コルネリウス、エルシー」
 一通り聞き込みを終え、退室しようとする二人をフェリクスが呼び止めた。
「この都市は教会が多く、精神的な拠り所があるせいか比較的住民同士の諍いも少ない。ただ、その純粋な心を利用しようとする輩は後を絶たないんだ。僕は……僕ら一族はその無法者を許さない。力を貸してくれれば嬉しいよ」

「か、神はヒューマンを愛される。異種族など、以ての外だ!」
 ――路地裏、アーシェルに胸倉を掴まれた男性は吐き捨てるように叫ぶ。その瞳は蔑みを伴ってアンネエルカを捉えていた。聞き込みの最中、男性は二人を監視するような動きを見せていた。
「黙れよおっさん。いきなり何だ」
「あの教会の関係者だろう? 子どもがいなくなったのは神の罰だよ、エルフにハーフビーストらだけでなくゴブリンも居たそうじゃないか!」
「それがどうしたんだよ!」
 激高するアーシェルを止めるよう腕に触れ、アンネエルカが強い眼差しを向けた。
「神が生み出した種族も生きる価値はないということね?」
「……」
「……そういえば、この辺りの大きな教会は無事だったのかしら。最近怖い事件が起こっているでしょう?」
「当然だ! アドベントにはロイエ様がいらっしゃるからな!」
「そう」
 喚く男に踵を返し、二人は聞き込みに戻る。
 周りから、この男性と同じような視線を幾つも感じる。アーシェルが人々に一瞥くれると、似たような聖印が目についた。

「カインさん、お伝えしたいことが」
 ゼラルムとナタリアがカインに声を掛ける。
「シスターですが。事件の前、騎士団と話している所が目撃されているようです」
「その後、都合の良いタイミングで賊が侵入した。出来過ぎているとは思わないか」
「俺も気になることがあって。ほら」
 カインが開いたそれは、ピオが残していた日記。
「……シスターについて不信感があったようだな」
「子どもたちから情報収集していたことは間違いなさそうだ。時々教会の外で、知らない人と話してたって」
「なるほど」
 限りなく黒ですね、と冷静な声が響く。

「メルチスさん、平気ですか?」
 聞き込みに調査と幾分か連れ回してしまった。青年は優しく瞳を細める。
「はい。私を役立てていただき感謝しております。出来ることがない、という時ほど無力を感じることはありませんから」
「あの、メルチスさん……お友達まで疑って、ごめんね」
「いいえ。彼にも、エルシーさんの真っ直ぐな気持ちが伝わっていますよ」
「おーい! 神父様方!」
 調査の最中、コルネリウスたちに目撃情報が届けられた。住民同士が協力して聞き込みの輪が広がったらしい。馬車が目撃された街道へコルネリウス、そして合流したアンネエルカ、アーシェルも向かうと、そこには既にハヤトの姿があった。
「教会から匂い辿ってきてここに着いたんだよ」
 手分けをして幌馬車の轍を探す。同じような跡は幾つも残されていたが、ハヤトの嗅覚は的確に子どもたちの匂いを捉えていた。

***

「それじゃ、子どもたちの場所は見つかったんだ」
「ハヤト様にかかれば朝飯前よ♪」
 教会に集まった冒険者たちは情報交換を行う。目下の問題である子どもたちの居場所は掴み、人数も知れた。後はこの事件の背景だ。
「恐らく、シスターから賊に情報が入っています。神父が出掛け、偶然騎士がいなかったタイミングは人為的に作られました」
「子どもを人質に取り従わせ、幌馬車で攫わせたんだろう」
「ただ、これは状況証拠だ。確実とは言えないし……あ、奪還に行ってる時は俺がシスターを見てるよ」
 教会側の調査結果をゼラルムが説明し、ナタリアが補足する。そしてカインは決意を秘めて頷いた。
「フェリクスさんのところで情報を沢山いただきました。貴族派に下れという脅迫状、昨今の事件は王党派のみ狙われていた……よく敵対する貴族もいることにはいるらしいですが」
 そこと筆跡も照らし合わせてみたが空振りだったらしい。
「施設の子どもだとか貴族の子息女が誘拐されそうになった、ってのも聞いたな。授恵者の卵だとか、そういうことは無かったらしい」
「フェリクスさんもアルド君のこと、知らなかったって」
 情報が交わされる中、アンネエルカが口を開く。
「私たちも気になる情報があるの。都市の象徴ともいえる大教会が、事件の舞台になっていないわ」
「しかもその周りに、貴族派みてえな考えを持った信者がいたよ」
「アドベントには、ロイエ様がいるから無事だとも言っていたの」
「キナ臭えな」
「教会が貴族派の手先になっている……十分考えられると思います」
「まあ……後は証言、または物的証拠があれば良さそうですね」
「ああ。気合いを入れて臨もう」

●奪還
 見つけ出したそこは、郊外と言っていいほど端にある家々の中の一軒だった。都市同士の境界線は曖昧な場所も多く、犯罪者たちに使われることも少なくない。
「様子は?」
「ティムが子どもたちを見つけたよ。メモも届けたけど……縛られてるみたい」
 エルシーとリンクした栗鼠が建物を巡り、エーテルを走らせたハヤトが賊と子どもたちを正しく察知した。子どもたちと距離が開いた時を見計らい、突入する。

「うるぁ! ブレイブファング傭兵団のハヤト様参上だ!!」

 ドアを蹴破ったハヤトが賊の中心に飛び込み、ボスと思しき影へ忍刀と拳爪蹴牙で三連撃を見舞う。続けてアンネエルカが躍り出ると、光纏う槍を中心で叩きつけ賊たちを吹き飛ばす。
 コルネリウスは傍らの扉を開き、アーシェルが飛び込んだ――子どもたちが閉じ込められた部屋だ。
「何だお前ら、っぐあ!」
「寝とけよ」
「皆さん、助けに来ましたよ!」
「大丈夫!?」
 巨大な光を纏うアーシェルの大剣が見張りの男を潰し、コルネリウスとエルシーが子どもたちに駆け寄る。ベッド下に小さい子が隠れ、それをアルドやティトが庇うよう前に出ていた。二人は皆の拘束を解き、扉の前でナタリアとメルチスが守るよう陣取る。
「逃がしませんよ」
「話を聞かせてもらうわ」
「俺たちから逃げられるたぁ思うなよ!」
 ゼラルムが室内へと稲妻荒れ狂う空間を作り、アンネエルカは蝕むエーテルで行動を阻害、アーシェルの大剣が閃き、ハヤトが雷のごとく奮迅。瞬く間に冒険者たちによって制圧された。

「拷問を……?」
「ええ。神父さんは見ない方がいいでしょう」
「いいえ。私も、」
「メルチスさん!」
 食い下がるメルチスにエルシーが声を掛ける。
「全部自分で頑張らないで、周りに頼ってもいいと思うんだ」
 その言葉に青年は瞬き、壁に手を付く。気を張り詰めすぎていたようだ。
「適材適所ですよ」
 ゼラルムはそう呟くと扉を閉め、ハヤトと共に捕縛された賊に向き合う――さあ、インタビューの始まりだ。

 子どもたち、特にアルドとティトは怪我をしてぼろぼろになっていた。捕まる前に抗った分と、他の子に近づかせないようにと庇った分らしい。ナタリアとアーシェルがそれぞれ回復させる。
「蛮勇だぞ」
「ったく、無茶し過ぎだ。……けどよく頑張ったよ」
「本当に……偉いわ」
 アーシェルはピオ、ティト、スール、アンネエルカはフィオとハウラをそれぞれ抱きしめる。子どもたちは堰を切ったように泣き出した。
「みんな、本当に頑張りました。これから先も、必ず私達が護りますから。安心してくださいね」
「お姉さん……皆さんも、本当にありがとう」
 瞳を潤ませたアルドは深々と頭を下げる。
「お前たちの家でカインが待ってるぞ」
「皆で一緒に帰りましょう!」

「まさか舌を噛もうとするとは……けれど痛みに弱い方がいて助かりました」
「『王党派を襲うことは正義』ね……心の底から思考が染まってたな。……あんたもなかなかの趣味だよ」
 僅かな血を払いながらゼラルムは口端だけを上げる。ハヤトは一息つくと、窓の外を見上げた。
「さて、カインの奴はどうなったかな……」

***

「くっ、どうして……」
「何か、アクションを起こすだろう思ったんだ」
 皆が出払い、カインも出掛ける振りをしたところ案の定シスターは逃げ出そうとした。

 捕縛された賊、シスターから、ある一つの名前が挙がる。
 それは教会都市における大教会――アドベント教会の名前だった。

マスターコメント

お疲れ様でした! 子どもたちは無事戻り、また様々な情報を集めたことで次の場所へと辿り着けました。疑惑の詳細はこれからまとめられていくでしょう。 メルチスと子どもたちは非常に感謝し、ヘルツェン家も予想以上の成果を認めています。 MVPは大切な情報を拾い上げてくださった方々へ。 ただどなたが欠けてもここまでの成果は難しかったと思います。 ご参加いただきありがとうございました! また機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
ショートシナリオ

ショートシナリオ難しい 報酬:多い8 / 4〜8人

2021年05月28日 22時05分27秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. メルチス・アダラード

    お越しいただき、またご協力いただき本当に感謝いたします。 皆さんのお力をお貸しください。…どうか、どうか。

  2. カイン・ステラ

    カイン・ステラ。よろしく。 あいつらがいなくなったのは一大事なんで駆けつけたぜ。 メルチス、よろしく。 あと、先に言っておくけど……俺と負傷しているシスターの精神の安寧といざという時の為に、夜は寝てくれ(にこ)

  3. ナタリア・フィッツジェラルド

    ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 アダラード殿の過労を心配する声からして……最悪今回は大人しくして貰って私が代わりに回復役を担うべきか? それはそれとしてだ、子供が誘拐されたのもハーフビーストの子供に授恵者としての素養が顕れた事に端を発するだろう。 新学園長が平等を全校生徒や学園関係者に呼びかけたというだけで、とんでもない凪が起きたというのに被差別階級とされるハーフビーストの入学の推薦、その後ろ盾を担うはアドベント教会と。 いきなり施設周辺の調査、というのも準備や証拠が揃ってないなら困難とも言われている…… ならば私に出来る事は、子供達やシスターが襲われた際、何か肌身離さず身に着けたものを襲撃の際に落としたとかなら、それに残留思念反応を試みるつもりだ。

  4. コルネリウス・アーラ

    すみません、ナタリアさんと発言のタイミングが被ってしまいましたので、一度お直ししますね。 ウォーリアのコルネリウスです。よろしくお願いします。 メルチスさんも、どうぞ無理はなさらずに。 まず重要なのは調査ですね。此方が上手くいかなければ奪還に繋がりませんので。 既に出ている教会周辺、街道への道、人々からの情報収集、を中心に分担をして調査を行いたいかなと思います。 教会周辺と街道への道でしたら、移動が可能な範囲内で痕跡などが残っていないかを調べる形になるでしょうか? 「他の事件」の詳細ついても聞きながら、関連性を見つけてアタリを付けたいところです。 教会内部の確認も必要ですね。どの場所を調査するにも、特に怪しい場所があれば残留思念での感知は有効かと思っています。 私は場所の希望はまだありませんので、少々考えながら決めたいと思います。

  5. エルシー・サリバン

    シューターのエルシー・サリバンだよ。よろしくお願いするね。 卑怯な真似をする相手だね…子供たちは全員無傷で取り返すよ。 解説で上がってる調査候補は手分けして回りたいね。 特に既に出てる残留思念 機転の利く子も居るので、教会内に何かしらのメッセージを残してるかもしれない。 シスターには賊の性別・年齢と言った外観・人数を確認して街道の調査に出ようと思う。 6名なので相手も多数だろうし、馬や馬車等を使ったなら周囲の記憶にも残りそう。 >「騎士たちは、近くで起こった他の事件」 これって陽動かな?どんな事件か、誰が起こしたのかの確認と 陽動じゃないならシスターが1枚噛んでいて、そのタイミングに賊を引き入れた可能性もあるかもね… 1か月前に来たばかりって事だから、シスターの背後関係が判るなら知りたいな。 それと…脅迫状の内容、出来たら原本を見せて貰えないかな。 疑い出すと全てが黒く見えて不味いのだけど…私たちはそこから辿るしかないから 気に成る点は積極的に調べようと思うよ。

  6. エルシー・サリバン

    ちょっと修正だよ…。 >陽動じゃないなら 陽動であっても無くても、6名の子が全員揃ってるタイミングを狙われた。 この多人数を誘拐する為にはそれなりの人手や移動手段が必要。 教会の周囲で長時間待機してたら目立つし疑われるしと思うので 全員が教会内に居るタイミングを知るシスターが、陽動と合せ手引きしたとしか思えなくなっちゃったよ…。 残留思念でシスターの裏切りを知りショックを受けた子の様子とか感じられないかな?

  7. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    おーっす! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 事情は良くわからねぇが、とにかく攫われた子供達を早いとこ探し出して助けなきゃなんねーんだろ? 俺が出来んのは子供達の持ち物を借りて臭いでどこに連れてかれたかを追跡するってとこだな。 教会周辺の探索が一番可能性も高そうだからその辺がメインになりそうか… あとは見つけた時の奪還に関しちゃ任せてくれ! 一応殺さず捕らえる方向で考えてみんぜ! 実力が拮抗してるかこっちより格上ならその限りでもねーけどよ。

  8. エルシー・サリバン

    ちょっと頭を落ち着けるね…。 メルチスさんが呼び出されて留守だったのは犯人側に判ってる事なので それに合わせて陽動して騎士を引き離した可能性もあるよね。(シスター無罪) >教会周辺の探索が一番可能性も高そうだからその辺がメインになりそうか… うんうん、馬とか使ってないなら近くに監禁されてる可能性大だと思う。 先のスレッドに、メルチスさんへの質問も載せてたけど もう少し読み込んでからの方が良いと感じたので、消して投稿しなおしたよ。

  9. アーシェル・G・クライン

    ウォーリアのアーシェルだ。 よろしく頼む。 絶対に子供達を全員救い出そうぜ。 メルチスは大船に乗った気でいてくれ。

  10. コルネリウス・アーラ

    >シスター 白か黒かは調査してみないと解りませんが、犯人側の関係者の可能性があるというのは視野に入れてよいかと思います。 最初から疑ってかかるスタンスではなく、情報収集をして確認しながらの方が良いでしょうかね。 >探索 既出ではありますが、6人となると小さい子供達でも連れていれば目立つはずですから、周囲の人々に目撃情報の確認をする事と、馬や馬車といった移動手段の痕跡がないかなどは調べていきたいですね。 私は周辺の聞き取りと、騎士の方から最近起きた騒動など情報を纏めていきながら動きたいと思います。 >奪還時 奪還の際に犯人は討伐するのだと思いますから、ハヤトさんの仰るように殺さずに倒せた場合は捕縛はしておきたいですね。

  11. カイン・ステラ

    >ナタリア メルチスは前に寝不足でフラフラになったことあるんだ。 が、流石に心配だと思うんで、待っててほしいって意味ではないし、奪還時の回復は2人一緒だと俺としては頼もしいかな。 >シスター 俺も灰色ってとこだと思う。 あいつら捕縛時の状況は確認したいかな。 教会内部も家探ししたような状況なら隠れてても無駄だったかもしれないが、そうではないなら、集められて連行された、人質等手出しできない何かをもって脅迫して連れ去った等々あるだろうし。 子どもらを攫ったのが賊である、騎士団は他の事件に対処していると断言できるシスターが、何もわかりませんって方がおかしいんで、調査と並行して話を聞いて、それが調査内容と矛盾しているようなら、本意かそうでないかは別に一枚噛んでるかなって思う。 俺は個人的に話を聞きたい。 >探索 賊とやらが押し入ってるのも目立ちそうだしな。 >事件 施設や教会の襲撃事件が多発しているというなら、その施設と教会に共通点があるかどうかってのも気になるな。 王党派と仲良しの場所ばかり狙われてるのか、それとも貴族派と仲良しの場所も襲われていて一貫性がないのか。 被害の差はあるのか。 この辺関係してそうだと思うけどどうなんだろ。

  12. カイン・ステラ

    連続で悪い。 >メルチス Q:アルドが授恵者として覚醒しつつあるって言うのは、教会に出入りしている大人なら知ってる話? それとも内緒話にしてる?

  13. ゼラルム・エルホワイト

    エルホワイトと申します どうぞよろしくお願いしますね >シスター 手引きがあったかどうかは分かりませんが、情報を流していた程度でしたら充分あり得そうですね アルドさんが授恵者として目覚めつつあるのが神官長側に知られていた以上、こちらの内部に情報提供者があってもおかしくはないですし 或いは、襲撃など最初から無かった、という線もあり得るかもしれません 普段から教会で働いているシスター であれば、子供たちを連れ回していても不審には思われないですし、子供たちもついて行くことに何の疑問も抱かないでしょう 当然、事件ではないので巡回の騎士達も見咎めない 単に教会を荒らすだけであれば、後でどうにでもなりますからね >探索 一先ずは賊が踏み入ってきた事を前提として、聞き込みからですかね 流石に子供たちをそのまま連れて行くのは目立ちすぎるので、ある程度の距離を輸送するのだったら幌馬車を使うでしょう 車輪や蹄の跡、目撃情報。その辺りでしょうか

  14. ナタリア・フィッツジェラルド

    応援に駆け付けたとされるシスターの赴任は1か月前…… 成程。事情がどうあれ彼女が内通者、容疑者という線も否定出来んか。 他に気になるのといえば他教会からの応援と言っても、それが冒頭で出ているロイエ神官長の所からなのかどうかも、な。 子供達の中には既に出ているハーフビーストもそうだが、他にはリザードマンやゴブリンと、ヒューマン基準で見れば明らかに特徴的な子だって居るんだ。 それなりの人数を移送するほか、極力姿を見られないようにするにも幌馬車といった手段を取らざるを得ないか。 いずれにしても、教会関係者がこの件に関して白か黒かをはっきりするには、持てる手段を尽くして調べねば。 戦闘面の方針も了解。捕縛に関しては光縛封や光縛呪でも使っておくか?

  15. メルチス・アダラード

    ああ…皆さんがいらしてどれだけ心強いか…、ご心配もおかけしてすみません。 >カインさん ええ…休める時に休む、それも私の出来ること。ご一緒する時には万全の状態でいます。…ありがとう。 Q:アルドが授恵者になりつつあることは秘密か A:内緒にはしています。 おいそれと公言して良いことではありません。私もそうであるよう、ある力を持ちながら御しやすい者はよからぬ物事の対象になりやすい。あの子や皆を守るため、アルドと話して決めたことでもあります。…ただ、共に過ごせば生活の中でその片鱗は感じ取れるでしょう。実際、私がそう感じたように。 >アーシェルさん …はい。もちろん、必ず。ならば私はその船に乗り、私に出来ることを努めましょう。心から信頼しております。

  16. エルシー・サリバン

    えっとね、まだ想像の域から出られてないのだけど 学園を支配する事は、次の世代(国の担い手)を支配する事に繋がると思うの。 なので、新学園長の力を弱めるために賛同する教師の引き離し狙いと同時進行で 授恵者の卵を探す目的も付与されてないかな…と 卵を手名付ければ能力者軍隊を作れるよね。 アルド君はその兵士、メルチスさんはその育成担当として取り込まれようとしてる。 他の子は、メルチスさんもアルド君を逆らえなくする為の人質。 ここから更に妄想暴走だけど… この前提で考えると、誘拐には騎士が関わって無いかな…と 彼方此方での事件を制する際に 能力者の卵探しとし「目立つ子が居たら知らせろ」と言い遣ってないか 騎士たちに聞きたいと思ってるよ。 ※彼らは手足とし利用されてるだけの可能性もあるので、疑ってると感じさせないように動くつもり。 なのでメルチスさんに質問だよ 1、近くで起こった他の事件について判りますか?  (本当に起きたのか、確認が取れないならその周囲での聞き込み予定) 2、届いている脅迫状の内容を聞かせて欲しいな  (頼めば原本を見せて貰えますか?) 私は今のところ、この2点を優先して動くつもりなの (ハズレの可能性大なので、シスターと馬の足跡からの追い込みが重要と思う) 脅迫状を見せて貰えないなら メルチスさんには申し訳ないけど…友人が関与も考えて 子達は、ヘルツェン家内か、騎士団関係に捕らわれてる気がするので聞き込みしたい。 或いは 教会都市の中でも特にロイエ神官長の息が掛かってる教会に居るのかな?と思ってるよ。

  17. コルネリウス・アーラ

    ええと、そうですね。一先ずは今回の調査、救助の結果から犯人側の意図を探っていくのがよろしいかなと。 周辺の事件や脅迫状の内容や真偽ついては、今回騎士などへの聞き込みなど通して私達で調査していくことかな?と思っていました。 >シスター もし黒だとして、学園が絡んでいる以上シスターも何か事情がある可能性などもありますね。 どの辺りまでフォローができるか解りませんが、気に掛けておきたいと考えています。 >捕縛 こちらに関しては、討伐後が前提になりますのでロープなどで道具で充分可能と考えています。スキル枠のこともありますので、必要なスキルを優先して頂けたら良いかなと思っています。 >調査 調査に関してはメルチスさんも同行はされるでしょうか? 調査にご協力頂ける場合は、情報収集の際に信用の厚いメルチスさんにも同行頂けたら非常に助かるかなと思っています。

  18. エルシー・サリバン

    コルネリウスさん、ありがとう。 >周辺の事件や脅迫状の内容や真偽ついて では、質問を取り下げてプレイングで動くようにするね。 私は暴走するから、声を掛けて貰えて助かるよ。

  19. アンネエルカ

    顔出しが遅れてしまってごめんなさい、 ウォーリアのアンネエルカよ。アンネって呼んでくれても大丈夫。 いっしょに遊んだあの子たちがとっても心配だわ。…絶対に助け出しましょうね。 神官長さんが抱える貴族への不信感、都市の犯罪増加を貴族の怠慢と言っていたこと、 シスターさんが言うには騎士たちが別の事件にかかっている間に賊に荒らされた教会。 ……なんだか、貴族を悪者に見せようと仕組まれているみたいだわ。 いえ、色々と気にかかることはあっても、まずは調査と奪還よね! 憶測だけで人を疑いたくはないもの。調査・奪還の後に見えてくる情報もあるはずだわ! >調査 私も残留思念感応を取得済みなのだけれど、手分けして別の場所で調査を試みるか 何か他に使えそうなものを持っていくか迷っているところよ。 思いついているのはエンパシー。質問への返答で嘘をついていないかとか、 カマをかけて動揺するかどうかで情報を引き出すとかそういうことは出来そうじゃない? >捕縛 犯人から情報の収集、とも目標にあるし喋れるくらいで捕まえなくっちゃね。 捕縛方法について、道具で対応するのも了解よ。私もロープは持っていくようにするわね。

  20. エルシー・サリバン

    妄想暴走で不愉快にさせちゃったね…ごめんよ。 推理・調査系は、先ず全部を疑い、関わってる可能性を1つずつ潰して より確実・怪しいを残すものと思ってるので 肩書とか一切気にしてないんだよ…。 ともかく調査、疑うのはそれからだね、頑張るよ。

  21. メルチス・アダラード

    >コルネリウスさん 調査への同行はもちろん、喜んで。私がお役に立てるのであればどこであろうと赴きます。 >エルシーさん 全てが疑わしいお気持ちは、私も分からないことではない、と思います。 思いもよらないことが起こり得ること、私も留意いたします。

  22. アーシェル・G・クライン

    >エルシー 大切な子供達がいなくなっちまったんだ。 信頼の置ける相手以外は疑っちまう気持ちもわかる。 少なくとも俺は不快になってないぜ。大丈夫だ。 >誘拐犯達 とっちめてから捕縛だな、了解。 雇われた奴なのかどこかの関係者なのか口を割らせる必要があるしな。 >調査 皆が持ってるスキルはどれも心強いな。 犯人の痕跡探しに『看破』が役立つかもしれねぇから、持ってく候補にしとくぜ。 >メルチス 俺も……いや、俺達もお前を頼りにしてる。 だが無理はすんなよ。 いくつか質問させてくれ。 ・シスターはどのような経緯でメルチスの教会で子供達の世話をする事になったのか? ・シスターの頭部の怪我の場所と傷の深さ ・子供達が連れさらわれた日にメルチスが出かけていた先とメルチスの教会までを行き来するのにかかる距離と時間 答え難い物があったら黙秘してくれて構わない。 よろしく頼む。

  23. コルネリウス・アーラ

    すみません、記載忘れがありましたので消してお直ししますね。 色々と予測を立てて可能性を追求する事は大事なことですから、エルシーさんもどうぞお気になさらずに。 私も不快になったりなどはしていませんので。 余り考えたくない事ですが、私は大きな教会側が貴族派と組んでの腐敗などが背景にあるのか、などの可能性を考えていましたね…全部怪しく見えてしまうのはどうしてもありますから、今回頑張って調査をしていきながら確信に迫りましょう。 >メルチスさん ご協力ありがとうございます!メルチスさんの無理のない範囲で頼りにさせて頂きますね。 >調査 調査については時間を決めて各々手分けをする認識ですが、あっていますでしょうか? その場合は調査を終えたら一度教会に戻り、情報を纏めてから救助に向かう形になるかなと思います。

  24. アーシェル・G・クライン

    >調査について 俺もコルネリウスの認識と同じだな。 手分けして決められた時間まで調べる。 その後は教会に戻って情報を纏めて共有してから子供達の救出へ向かうイメージでいるぜ。 >調査の分担 そろそろ決めておいた方が良さそうだな。 情報収集の手が足りなさそうならそちらに回るぜ。 教会周辺を調べる奴はシスターの様子にも注視した方が良いと思うんだが、いっそ調査はしないでシスターの看病の名目で教会内にいた方が良さそうか?

  25. メルチス・アダラード

    >アーシェルさん 心得ております。私が無理をすれば望ましくない連鎖が起こり得る。 拙いこの身に御教えいただいたことでもあります。 Q:シスターがここの教会に居る経緯 A:端的に言えば、彼女から申し出がありました。   手の足りない時は身近な教会に頼っていたのですが、私たちのことをどこからか聞き、事あるごとに依頼するのも大変ではという善意の元です。   以前どこかの教会に世話になっていたと聞きましたが、教えてはいただけませんでした。 Q:シスターの怪我について A:正面から頭を殴られた、のだと思います。   私が魔法で治療したため現在傷はないのですが、見つけた時には額から血が流れていました。   怪我自体は深いものではありません。 Q:当日の行き先、またそこまでの距離 A:アドベント教会という教会に呼ばれ、赴いておりました。   そこまでの道程は、片道30分弱だと思います。 >コルネリウスさん はい。こちらこそよろしくお願いいたします。 貴方もどうか、無理はなさらないで。

  26. カイン・ステラ

    >調査→奪還、討伐のイメージ 俺もそういうイメージ。 >調査の分担 人が多く出そうだったらちょっと考えるが、シスター希望かな。 医療・薬学スキルがあるんで、怪我は治ったと思うけど心配って言う体で会いに行けるかなって。 あくまで被害者として事情聴取という形で質問したいなーって思ってるんだが。 色が黒でも白でも何も聞かれないことはシスターも考えてないと思う。 >奪還時 基本は支援かな。 >アイテム 調査比重もあってロープ持ち込みは厳しいんで、他の皆よろしく。

  27. アンネエルカ

    >流れ ええ!私も手分けしての調査、集合してから奪還・討伐に向かう流れだと思っていたわ。 限られた時間で広く調べなくっちゃいけないものね。 >調査の分担 カインさんがシスターさんを診ながら事情聴取してくださるなら安心ね! 他にも教会内部を調べる人はいるでしょうから、 特別専任の見張りを立てる必要はなさそうって思ったわ。 私は……そうね。 周辺の人々に調査をしながら、聞き込みの結果わかった怪しい場所があったら 残留思念感応で調べてみたいなって思っているわ。 >奪還時 破脚砕での行動阻害や接近後の殺界での逃亡阻止をメインに考えているわ。 万が一で子供たちを盾にされた時のことも考慮して、 攻撃対象を選べる闘気槌での範囲攻撃も出来るようにしようと思うのよ。

  28. コルネリウス・アーラ

    >流れ 承知しました。私は外を周って情報を収集しますので、調査が終わり次第教会へ戻る形にしますね。 >奪還時 私も基本的にスキルはアンネエルカさんと同じですね。 殺界を使用して僅かでも隙を作ること、闘気槌で識別しながら敵を倒すことなどを考えています。 >アイテム ロープと情報を纏める為の紙、ペンなどを持参します。

  29. エルシー・サリバン

    暴走発言に理解してくれて、ありがとうね。ホッとするよ。 >調査の分担 騎士の方への質問、近くで起こった他の事件、脅迫状の件に関わる気になった件とか、聞いてみるね。 >流れ 了解だよ。確認したら情報を共有しに戻るよ。 >奪還時 ティムに内部へ侵入して貰って様子を見たり、有効な進入路を探したり 子達に助けに来たって書いたメモを届けて貰うとか考えてるよ。 後は相手が一般人なら足を討ち抜くとかで生け捕りするね。

  30. カイン・ステラ

    奪還時、だけど、教会に残ることにした。 シスターが黒だと逃げる可能性もあるけど、黒でも白でも口封じで殺されたり連れ去られたら困るんで。

  31. コルネリウス・アーラ

    カインさんは了解です。そうですね、何かあると困りますからシスターの事をおねがいします。 奪還は必ず成功させて皆で帰ります。

  32. ナタリア・フィッツジェラルド

    締め切りも明日の19時だから、そろそろ私も行動方針を固めねばなるまい…… 貴族というか、王国の情勢事情も軒並み後ろ暗いものばかりだから、サリバンの疑念も理解出来る。 私からも心情プレにおいて、それを絡めておこう。 残留思念反応の分担に関しては、アンネエルカと手分けをする形だな……私からは現場にそれをやっておく。 奪還時に際しては、子供達を発見次第、彼らに手を出しづらくするよう光縛封で囲っておく事も考えている。

  33. アーシェル・G・クライン

    >メルチス 質問に答えてくれてありがとな。 依頼でも行動に役立させてもらうぜ。 おう、無茶した結果、お前が余計にしんどくなるのは見てらんねぇからな。 >調査 俺はアンネに同行して周辺の奴等から情報収集をしようと思ってる。 アンネ、よろしくな。 >ロープ 俺の方でも用意してく。 任せてくれ。 >カイン 了解した。 子供達を取り戻したら、カインが教会で待ってるって伝えておく。 くれぐれも無理はすんなよ。

  34. カイン・ステラ

    >アーシェル ありがとう。 よろしくな。 お互い無茶しない範囲で力を尽くそうぜ。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0