子爵夫人、怒りの逆襲

桃谷かな

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シナリオID:640

オープニング

「お恥ずかしい話ですが」
 豪奢な調度品があふれる応接室のソファに座し、口元を扇で隠しながら彼女は言った。
「市井の女に現(うつつ)を抜かす私(わたくし)の夫を見つけ出し、一発ギャフンと言わせる手伝いをお願いしたいのです」

●
 リーンエス王国西部。王都から遠く、帝国崩壊の影響も受けなければ砂漠のバルバロイに攻められることもない田舎街「アムルアン」。
 そのアムルアンを所領とするルーファー子爵家からの依頼で屋敷に集められた冒険者たちは、依頼人であるソフィア・B・ルーファー子爵夫人から提示された依頼内容を聞き、思わず眉を顰めた。
「ごめんなさい。私としたことが、言葉遣いが乱れてしまいましたわね。身内の恥ですし、申し上げにくいのですが……順を追ってご説明いたします」
 どこか冷たい印象の笑顔を浮かべ、小さく咳払いをするソフィア。その身に纏う水色のドレスは、無駄な装飾を排した味気ないデザインだ。子爵夫人という立場からすれば、ドレスと呼んで良いかすら怪しいくらいだろう。

「私の夫、ジョスターは、このルーファー子爵家の現当主です。ですが、当主としての才覚は皆無と言って良いでしょう。家督を継いで以降も毎日のようにアムルアンの街を遊び歩き、最近では市井の女を囲って屋敷にも帰らない有様ですわ」

 そもそもジョスターには家督を継ぐつもりなどなかったのだと、ソフィアは言う。
 ジョスターは先代当主の次男であり、本来の跡取りは長男である兄だった。ルーファー子爵家とソフィアの生家であるバーナルド男爵家は代々、エラトゥーン都市同盟との交易を主とした商売上の協力関係にあり、ソフィア自身は「長男の婚約者」として8歳の頃からルーファー子爵家で生活してきたという。

「私は幼い頃より、婚家と生家の隆盛のためだけに尽くしてきたのです。女の身で政治と商業を学び、当主の右腕として子爵家を支えられるよう努力いたしました。それを、ジョスターは……」

 5年前の夏、不幸な事故で先代のルーファー子爵夫妻とその長男が死去。子爵家唯一の生き残りとなったジョスターが家督を継ぐことになり、婚約者を亡くしたソフィアは生家の意向で当主(ジョスター)の妻となった。
 しかし、もともと放蕩息子として知られていたジョスターに、子爵家当主としての自覚が芽生えることはなかったようだ。

「当主として担うべき責務は果たさず、私の生家との事業も何もかも私任せの状態が5年間続いているのです。それどころか、贅を好んで分不相応な散財を繰り返し、あちらこちらの貴族からお金を借りてくる始末ですわ。もちろん、ジョスターには返済のあてなどございませんので、全て私の生家が立て替えている状況なのです」

 爵位では格下のバーナルド男爵家だが、経済力という面ではルーファー子爵家を遥かに上回る。ジョスターのためにソフィアの生家が融通した金額は、ルーファー子爵家の財産では到底返しきれないほどに膨れ上がっているという。

「私の生家は、将来的に借金を帳消しにする条件として『私とジョスターの間に生まれた子をルーファー子爵家の次期当主とすること』をジョスターに約束させました。もし、私共の間に子が生まれなかったなら、今6歳になる私の甥を次期当主として養子に迎える……という条件も同時に」

 そこまで説明したところで、ソフィアの唇がわずかに震えた。広げていた扇を閉じ、膝の上でグッと握りしめる。

「ですのに、あの方は……! ジョスターは、最近囲い始めた市井の女に入れ込むあまり、その女に子を生ませて家督を継がせたいなどと言い始めたのです! まだその女は妊娠すらしていないのですよ!? 愚かにも程がありますわ!」

 ――そもそも、ルーファー子爵家の血を引く者が家督を継ぐべきだ。
 ――庶子や私生児では家督を継げない。だから我々夫婦の養子として迎えたい。
 ――正妻が産まずとも子どもは子ども。何が問題なのか?
 ――お前はいつまで経っても子を産まない。丁度いいじゃないか。

「この5年、夫が私に興味を示すことなどありませんでしたわ。所詮、兄の女であるからと……。それでも、私は耐えてきました。この子爵家を支え、可愛い甥に未来を託すことができればと、夫に代わって全ての責務を担ってきたのです。それなのに……」

 そしてそれは、ついにソフィアの生家であるバーナルド男爵家を激怒させるに至った。
 当主の身で放蕩の限りを尽くすのみならず、巨額の金を借りておきながら男爵家との約束を反故にし、娘を侮辱されたのだ。ジョスターの振舞いは、貴族として到底許されるものではない。

「私、もう我慢なりませんの。私と私の生家への恩も忘れ、この家の将来すら考えられない蒙昧な夫は必要ございません。私は生家へ帰り、離縁を申し立てるつもりですわ。……私の生家の事業も、既にルーファー子爵家の協力など必要ないほどに拡大しておりますし」

 深いため息の後、ソフィアは決意に満ちた目で冒険者達を見た。青い瞳の奥には、昏い復讐の炎がゆらゆらと燃えている。

「皆様には、女と共にこのアムルアンを遊び歩いている夫を探し出し、私が到着するまでその場に留めておいていただきたいのです。子爵家の私兵はあてになりませんので、こうして冒険者の皆様にお願いすることにいたしましたの」

 その女は、どうやらゴールディの出身らしい。以前、ソフィアが幾人かの護衛を連れてジョスターを捕まえようと動いたことがあったのだが、見慣れぬチンピラのような集団に妨害されてしまい、近づくことができなかったと言う。

「恐らく、女についてきたゴールディのならず者達でしょう。彼らについては、好きに対処してくださって構いません。ジョスター自身に傷をつけないようにさえ気をつけていただけましたら、その他のことは私と生家が全て責任を持ちましょう」

解説

●依頼内容: ・愛人の女と一緒に街に入りびたり、屋敷にも帰らないジョスター・R・ルーファー子爵を探してください。 ・ルーファー子爵を発見したら妻のソフィアに知らせ、ソフィアが到着するまで彼を逃がさないようにしてください。 ●状況: 子爵家を支えてきた妻と、大金を貸し続けていた妻の生家(男爵家)への恩も忘れ、愛人に入れ込むあまり自分勝手な振舞いを続けているルーファー子爵に対し、妻と男爵家の堪忍袋の緒が切れました。 妻は離縁を見据えて生家に帰るつもりですが、その前に一度、ルーファー子爵をギャフンと言わせなければ気が済みません。皆さんにルーファー子爵を見つけ出してもらい、直接、溜まりに溜まった借用書控えと離縁を希望する書面を突きつけてやる予定です。 ソフィアはルーファー子爵発見まで、子爵邸で待機しています。 ●ターゲット: ・ジョスター・R・ルーファー子爵:  落ち着きのない26歳男性。金髪碧眼。好きなものは酒と女と高価な買い物。愛人とともに、アムルアンの宿を点々としながら遊び歩いているようです。 ・ケイナ(愛人):  20歳くらいのヒューマンらしき赤毛の女性。詳細は不明ながらゴールディ出身らしく、交友関係が怪しい。 ・チンピラ集団:  10~15人くらいのゴロツキ感あふれるゴブリン達。授恵者が混じっている可能性があります。いつの間にかアムルアンで見かけるようになったそうですが、詳細は不明。以前、ルーファー子爵を探しに来たソフィア達を妨害・攻撃してきたことがあり、ケイナ(愛人)の関係者ではないかと見られています。 ●アムルアン: 城壁に囲まれた田舎街。徒歩で1周しても40分くらいです。中央あたりに子爵邸があり、そこから放射状に6本の大通りがのびています。路地は多め。 宿が4軒、酒場が6軒あるほか、人々の生活に必要な商店や住宅などがあります。 ●その他: ・ルーファー子爵の似顔絵はありますが、変装している可能性もあります。 ・アムルアンは子爵家の領地です。ルーファー子爵自身に傷をつけてしまうと罪に問われる可能性がありますので、注意してください。 ・愛人やチンピラ集団が暴れた場合、死なない程度に痛めつけても構いません。 ・一般住民に人的被害が出ないように気をつけてください。建物などへの物的な損害はソフィアが弁償しますが、最小限に留めてください。

マスターより

こんにちは、桃谷です。 今回は、王国貴族の離婚トラブルに介入していただきます! 行動する時間帯などは、皆さんで自由に決めてくださって大丈夫です。 では、どうぞよろしくお願いいたします!

リプレイ

「人探しをしているのだけど、この辺りで羽振りの良い男女を知らないかい?」
 酒場の周辺。店舗や道行く人の中から噂話好きそうな人間を捜して声をかけているのは、ヨル・スレイマンだ。
「いるって? 詳しく聞きたいね。時間はあるかい?」
 ヨルが買い物帰りの主婦と交渉を始めたのを見て、イズレンディル・パラリムはその場を離れ、通りを行く人々の観察を再開する。
(この依頼が、街の民にとって良い結果になれば良いのですが……)
 各酒場に直接協力を要請しては……と思ったものの、店主らが子爵に肩入れしていないとも限らない。相談の結果、彼は田舎街で目立つチンピラ集団の捜索を優先することにした。
「特定の時間帯に現れる酒場があれば楽なんですけど……」
「怪しまれない程度に……聞き込みを続けましょう」
 次は宿の絞り込みに向かうと言うコルネリウス・アーラに、声を落として返すイズレンディル。2人は別方向へ歩き始める。

「少し早いが、軽く食事させてもらえないか?」
 一方、ゲルトは旅の冒険者を装い、日が暮れぬうちから酒場巡りを始めていた。店主に挨拶して席に着き、出されたサンドイッチとミルクを口にしながら店内の様子を探る。今のところ、子爵らしき者の姿も、チンピラの姿もないようだ。
(貴族ってのも色々あるんだな。しかしケイナって女、怪しすぎる……)
 ゴールディ出身の彼にとって、貴族社会は遠い世界だ。しかしケイナについては、同郷ゆえの疑念がいくつも浮かんでいた。
「非常に珍しい酒を手に入れたのだが、飲み切れそうになくてね。どうせなら味のわかる人間と飲みたいものだが……マスターに心当たりは?」
 ゲルトの視線の先には、蒸留酒を片手にマスターに聞き込みを行うレオナルド・ピーフォウルの姿がある。
 出発前は「な、なんてバカな話だ……」などと目を見開き、頭のネジが緩みまくった子爵の所業に慄いていた彼。跡目争いを避けるため放蕩息子として育てられた可能性を考えないわけではないが、それにしても次男(スペア)としての自覚がなさすぎる――というのがレオナルドの感想だ。
 彼は子爵同様に旅する放蕩貴族を装って酒場を巡り、情報を得ようとしていた。

●
「そう……。皆、迷惑してるのね」
 街の女たちからチンピラゴブリンの悪評を聞き、溜息をつくアウレーリア・フォン・ネーベルベルク。彼らがよく現れる酒場の情報を2軒聞き出すと、礼を言ってその場を離れた。
(それにしても、情けない男……。帝国なら蹴落とされるのに5年も掛からないわ)
 息子を教育し切れず死した先代の責任もあるだろうが、家名を背負う立場として見苦しい真似は許されないのが貴族だ。であれば、損切りは早い方が良い。
「アウレーリアくん。こちらです」
 情報共有のため戻った子爵邸前で、彼女を呼び止めたのはセツリだ。見れば、そこにはイズレンディルとコルネリウス、ゲルト、栗鼠(ラト)を連れたルチル・プルメリア・グレイハーツの姿もある。
「『風見鶏亭』と『テムズの酒場』。ゴブリンたちが良く来ているそうよ」
「私が聞いた話ですが、ここ最近のゴブリンたちは街の南側でよく飲んでいるそうです。『テムズの酒場』が有力でしょうか」
 アウレーリアから齎(もたら)された情報に、イズレンディルが自身の持ち帰った情報を統合させる。続いて、コルネリウスもまた口を開いた。
「子爵とケイナさんは宿を点々としているようですけど……ゴブリンたちが常泊している宿は特定できました」
「まだ宿の中にいるようだからね。今はラトの分身に見張らせてるよ」
 宿の入口を監視する分身の視界を垣間見ながら、ルチルが言う。
「わかった。オレは先に『テムズの酒場』に入ろう」
「ラトも連れて行くといい。気取られないようにね」
 ラトを連れ、ゲルトが動く。同じゴブリンとして、彼にしかできない役割があるのだ。
「お金は『あるところにはある』というのは普通のことですし、領地を運営する立場ならむしろ持っていないと困るものですが。それでも、こんな問題になる程お金を使えるものなんですね……」
 世界が違います、と呟くのはセツリ。貧しい生まれの彼女には、貴族が本気で浪費したら一体どれほどの額になるのか、想像すらできない。
「奥方が我慢の限界を迎えたのは子爵の自業自得としか言えないね」
「そうですね……。話を聞く限り、子爵と夫人の決裂は不可避ですから」
 肩をすくめたルチルに、イズレンディルも複雑な表情で頷いてみせる。そのイズレンディルを見上げるようにして、コルネリウスが沈痛な面持ちで口を開いた。
「ソフィアさんの名誉が、これ以上傷つけられないと良いのですが……」
 同じ女として、人として。彼女が最も配慮したいのはそれだった。
「私には地位も知識も経験もない、在るのは授恵者としての力だけです。けれど……力も権利も『持てる者』こそ、己の責務を全うするために使わなければならないと。大切にすべきもの、礼を尽くす者を見誤ってはいけないと、それだけは解ります」

 ラトの分身が、宿を出ていくゴブリンたちの姿を捉える。
 時を同じくして、情報収集を終えたヨルが子爵邸前へ戻ってくるのが見えた。

●
 子爵とケイナと思しきカップルは、酒場『山の小鹿亭』で夜19時から始まる楽器の生演奏を必ず聴きに来るという。『テムズの酒場』からは100mも離れていない。
「今は人手が足りてるんでね」
「えぇ!? ……どうしましょう。私、財布を盗まれて今日の宿代にも困ってるんです! 1日だけでも構いません、お手伝いさせてください!」
 セツリが上目遣いで店主を見る。精一杯、可愛らしく。精一杯、困ったふうに。
「あぁ……そりゃ気の毒にな。多くは払えねぇが、いいかい?」
「ありがとうございます!」
 まんまと店員に紛れ込んだセツリが、酔客に酒や料理を運び始める。

「ヨルさん、あの店は子爵の息がかかっていたりしないのでしょうか?」
 『山の小鹿亭』を監視しながら、コルネリウスが尋ねる。ヨルはセツリより先に店主に接触し、子爵やケイナに近い人物像を“人探し”の名目で口にしていた。
「エンパシーでわかる範囲だけどね。俺を探るような、でも敵意じゃない感情だ。特別に肩入れしてるってわけじゃないと思うよ」
 ヨルが調べた範囲だが、田舎街で放蕩の限りを尽くす子爵とケイナの素性に疑問を抱いている人間はそれなりに多いようだった。そこに目をつけたのがレオナルドであり、彼は今まさに、『山の小鹿亭』の扉をくぐろうとしている。

(ゴブリンたちが『テムズの酒場』に入りました。が、3人離れてそちらへ向かっています)
 コルネリウスの頭の中に、イズレンディルの声が響く。
 子爵と合流するつもりだろうか。2人は、客を装って『山の小鹿亭』へと足を踏み入れた。

●
 3人のゴブリンと、それを追うイズレンディルを見送り、アウレーリアは『テムズの酒場』の窓に視線を戻した。そこには、10名ほどのゴブリン集団と、ゲルトの姿。
 身を潜め、ルチルがラトの視覚と聴覚に意識を集中する。

「この街でゴブリンは珍しいな。お前達も冒険者なのか?」
「おう、なんだ同胞じゃねぇか」
「冒険者ぁ? ンなシケた商売してられっかよ!」
 下品な笑い声を上げ、ゲルトの背中をバンバン叩きまくるゴブリンたち。幸いなことに、ゴブリン然としたゲルトの見た目が役に立ったようだ。
「冒険者でないにしても、これだけの人数がいれば何でもこなせそうだな。何か良い仕事があるのか?」
 そう尋ねたゲルトに、1人のゴブリンが舐めるような視線を送る。コイツは役に立つか否か――それを見極めようとしている目だ。
「ちぃっとな、ワガママ嬢ちゃんの面倒をみてやるだけさ」
「護衛みたいなモンよ。お前、ゴールディには?」
「住んでいた。以前はな」
「だったら、わかるだろ。そういう女だ」
 ニヤリと意味深な笑みを浮かべた彼に、ゲルトは笑みを返す。
「……そうか。オレの出る幕じゃなさそうだな」
 必要なことを聞き終えて、ゲルトは潔く引き下がった。そのまま店を出て、『山の小鹿亭』へと向かう。

「ケイナって女、ゴールディのマフィア絡みだね。こりゃ確定だ」
「……そんな女に貴族が捕まるなんて、いい恥晒しだわ」
 毒づくアウレーリアにククッと笑いをもらし、ルチルは引き続きラトを使ってゴブリンたちの会話を盗み聴いていた。

●
「王都で顔を合わせたことが? 申し訳ない、失念しているようだ」
「構いません。こちら世を忍ぶ身……。それにしても、聞けば聞くほど奥方は心が狭い! 酒や宝飾品を買わねば、それらの職人はどう食っていくのか? 子爵殿のような貴族の義務を知る男と会えて嬉しい!」
 こちらは『山の小鹿亭』。演奏が始まるより早く入店してきた子爵は、お粗末な変装もあって即座に冒険者たちの注目を集めた。
 セツリ、ヨル、コルネリウス、イズレンディル、そして店の奥に陣取るゴブリン3人に見守られながら、レオナルドは堂々と子爵たちの卓に居座り続ける。後から入店してきたゲルトとアウレーリアもまた、その様子に驚いているようだ。
「その通り。経済を回すことこそ貴族の務め。ああ、今日は良い夜になりそうだね、ケイナ?」
「……そうね」
 ふわふわの赤毛を幅広のヘアバンドでまとめた、小柄な女。やや褐色ががった肌色のエキゾチックな美女――それが、ケイナだった。
(……こっちは、子爵(バカ)とは違うな)
 酒を勧めれば、にこやかに受け取り口をつける。しかし、彼女は明らかに警戒していた。飲んでいる振りをしているだけだ。

 ゲルトとアウレーリアが、ケイナの素性を皆に耳打ちして回る。続いて現れたルチルが、近いうちに残りのゴブリンたちもこちらに来るだろうと告げた。
 ここは酒場の中。敵の人数が増える前に仕掛けるべきだろう。
「おやおや。旨そうな摘みだね? ちょいとアタイにも奢ってくれよ」
「なんだ君は! 子爵殿に無礼だぞ!」
「子爵ぅ? 一体なんの話だい?」
 酔っ払いを装ったルチルが子爵とケイナの間に割り込み、レオナルドがあえて大声をあげる。コルネリウスが全速力で酒場を飛び出し、子爵邸へと走った。
「おい! うるせぇぞ!」
「なんだい。アタイたちは気持ちよく飲んでるだけってのに無粋だねぇ。警備隊でも呼んでやろうか?」
 歩み出たゴブリンたちに、覚束ない足取りで迫っていくルチル。イズレンディルが仲裁に入るふりをして。ゲルトが白けた表情で。一般の客たちを誘導し始める。
「やめてください! 本当に捕まりますよ」
「あの女、通報しに行ったんじゃないか? 勘弁してくれよ」
 荒れるルチルを、今にも掴みかからん勢いで睨みつけるゴブリンたち。警備隊、通報と聞いて、居心地が悪くなった一般客が退店していく。
「子爵殿! 私は腕に覚えがありますので、ご安心を」
「いや、その……」
「申し訳ございません、お客様。こちらサービスです。どうぞ召し上がってください!」
 子爵はというと、レオナルドにしっかり護られ(捕まれ)、セツリに酒を勧められ、身動きが取れない。
「……あたし、お手洗い」
 ケイナが可愛らしい声で、そう告げた。こんな時に。
 楽隊の横に控えていたアウレーリアが、音もなく立ち上がって彼女を追う。子爵も追おうとするが、セツリに止められどうにもならない。

「ふざけてんじゃねぇぞ!」

 ゴブリンたちが窓を叩き割ってルチルを威嚇した、その瞬間。彼らの周囲に、異様な薄霧が漂い始める。
「俺達は子爵に用があるだけだから、下手な真似はしないで欲しい」
「てめぇら……授恵者か」
 ヨルの生んだ薄霧から、素早く離れるゴブリンたち。祈雷の危険性を知っているのなら、彼らは授恵者かもしれない。
「お前たち、まさかソフィアの――!?」
「ええ。ですから動かないでくださいね」
 イズレンディルの杖が向けられる。思わず息を呑む子爵。

「そうね。動かないほうがいいわ。そこのゴブリンもね」

「――ケイナ!」
 店の奥(トイレ)の窓から逃げ損ねたケイナは、アウレーリアの手で後ろ手に拘束されて戻ってきた。
 思わず立ち上がった子爵を、レオナルドの光縛封がいきなり封じ込める――。

●
「離縁だと!? お前、子爵家の名があるからこそバーナルド男爵家の事業が上手くいっていたんじゃないのか!?」
「事業を回していたのは私と父です。それに、もう子爵家の家格は不要な段階ですので。もう他人になることですし、借金はお早目にお返しくださいます?」
「ゼロがいち、に、さん、し……。世界が違います……」
 酒場の真ん中で妻に“離縁状”を叩きつけられ、情けなく項垂れる子爵。借用書控えの束を覗き見て、目を擦るセツリ。後から来た者も含めて、ゴブリンたちとケイナは退屈そうにそれを見つめていた。
「借財が返せないなら、いっそこの場で甥御様に爵位ごと相続させてしまっては?」
「代々の爵位を捨てろと言うのか!?」
 街の今後を憂うアウレーリアの言葉に、卓を叩いて怒鳴り散らす子爵。しかし、冒険者たちの視線は冷たい。
「こうなったのは子爵殿のバカな行いのせいだろう?」
「そうだよ、嫌なら金を用意してみることだね」
「街の民のことを第一に考えるべきです」
「そんなぁ~……」
 レオナルド、ルチル、イズレンディルに畳みかけられ、子爵は半泣きで頭を抱えた。

「ケイナさんは、これから子爵の子を産み、寄り添う気があるのでしょうか……?」 
「手慣れているんだよな。マフィア絡みらしいし、常習かもしれないね」
 ケイナの本心を測りかね、ポツリと零したコルネリウス。ヨルの返答が耳に入ったのか、ふと、ケイナがこちらを向いた。
「初めてだよ。貴族はね。やっぱ家がどうとか面倒くせーな」
 粗暴な口調で言い放ったケイナに、子爵が驚きの視線を送る。
「あたし、何(なん)も悪い事してねーから。そいつが勝手に金やら宝石やらくれただけだし?」
「お前、父親が病気で金が要るって……」
「そうそう。ウチのパパ(ボス)、お金がいくらあっても足りない病気なのぉ~」
 肩を震わせて問う子爵に、見下した笑顔を返すケイナ。やはり、子爵から吸い取った金は 黒い勢力(マフィア)の活動資金として送られていたようだ。
 言葉も出ない子爵をよそに、彼女に冷静な声をかけたのはソフィアだった。
「――立ち去りなさい。街を出るなら、私は貴女に何も言うつもりはございません」
「言われなくても。アンタも大変だねぇ、奥サマ?」
 ケラケラと笑い、ゴブリンたちを引き連れて酒場を出ようとするケイナ。それを呼び止めたのは、ゲルトだった。
「……お前、純粋なヒューマンじゃないんじゃないか?」
「ふふっ」
 チラリとゲルトを見返して、ヘアバンドを指でトントンと指し示す。
「ヒューマンみたいに見えるだろ? 切っちゃったからね、ツノ」
 じゃあね、同胞サン――明るく手を振り、夜のアムルアンに消えていくケイナとゴブリンたち。

 後に残されたのは――妻と愛人を同時に失い、莫大な借金を背負って破産寸前の放蕩貴族のみだった。

マスターコメント

皆さま、お疲れさまでした! しっかり事前調査をしてくださったので、乱闘にもならず、穏便に(?)事が進みました。 ありがとうございます。ソフィアも無事に離婚できることでしょう。 それでは、またの機会がございましたら、ロスガリア大陸のどこかでお会いしましょう!
ショートシナリオ

ショートシナリオ普通 報酬:多い8 / 4〜8人

2021年03月16日 11時56分13秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. レオナルド・ピーフォウル

    本来継ぐはずのなかった重責を背負わされた事だけは同情するが……する……。 いや、次男なら万一の事態ぐらい覚悟しておくべきでは??? やっぱ許しがたいなこのバカ子爵! ヒーラーのレオナルド・ピーフォウルだ、よろしくお願いするよ。

  2. イズレンディル・パラリム

    一人でしたので油断して書き込みを後に回してしまっておりました……! エルフのイズレンディル・パラリムと申します。 よろしくお願い致します。 行動に関しては自由度が高いのですね。 差し当ってやるべきことはこのあたりでしょうか。 ・ルーファー子爵の居場所をつきとめる ・ルーファー子爵を足止めする ・暴れると予想される愛人やチンピラ集団に対処する シンプルに考えますと、 事前にルーファー子爵の居場所や移動ルートを調査して、多少荒事になっても被害が出ない場所(路地等)で待伏せ or 誘導、暴れる愛人やチンピラ集団を取り押さえつつ子爵の逃げ道を塞ぐ、 という流れが楽そうではあります。 ただ子爵の足止めは話術等で上手く引き止める方法もありそうです。 子爵の捜索は本人よりも、チンピラ集団→ケイナさん→子爵、の順に追うのが確実そうですね。 ひとまずはざっとご提案まで。 改めてよろしくお願い致します。

  3. セツリ

    ヒーラーのセツリと言います、よろしくお願いします。 >やるべきこと 挙げられている三点(探し出す・足止めする・愛人や取り巻きに対処)で良いと思います。 探すのは……結局のところ放蕩が問題なので、どれだけご自分の状況が悪くても「我慢してやり過ごす」選択肢はなさそうですから、遊興できるところで張っておく、とか? 足止めについては、愛人や取り巻きをなんらかの実力行使でどうにかする算段なら、そのまま軟禁でもいいような気はします。仮にも貴族の当主を、というのはありますが、実務を取り仕切っている奥様が依頼主なので…… 逆に、話術等でどうにかするなら、そのまま愛人や取り巻きも丸め込む方が良いかもしれません。

  4. コルネリウス・アーラ

    ウォーリアのコルネリウスです、よろしくお願いします。 大変なお話…ですね。ソフィアさんが気の毒に思います。 >やるべきこと 大まかにやる事は、イズさんが上げてくださっている点で私も良いと思います。 愛人やチンピラに対しては実力行使の手はありますけれど、依頼主がソフィアさんなのもありますし、余り派手な暴力沙汰にはならないように出来たら、とは思いますね。

  5. ヨル・スレイマン

    お貴族様もなんかいろいろ大変なんだね⋯⋯おっと失礼。 ヒーラーのヨルだ。宜しく。 >やるべきこと イズ君がまとめてくれた流れで相違なく。その3点はしっかり分担して漏れなくやりたいところだね。 チンピラ集団に授恵者が混ざっているらしいのは注意かな。総合的な人数も多い。 捜索に関しては、ジョースターを追う者、ケイナ+チンピラを追う者と居て、情報を共有する方が安心だと思う。 ジョースターは金払いが良さそうなので、変装しているとはいえ目立つ部分もありそうだ。 >ケイナ 彼女は一体何なんだろうな。授恵者の混じる取り巻きがいつつ、詳細は不明。 貴族に恋した村娘にしてはちょっと周到すぎやしないか。 放蕩息子を誑かして何かしようと考えてるのでは⋯⋯というのは考えすぎかもだけど! 本当に恋愛なのか、良いカモを見つけて囲っているのかはわからないけど、 再犯の防止を考えると、多少背景を調査した方がいいような気がするんだよね。 捕らえた後で本人達に問うてみるか、再犯しないように適度に懲らしめる必要はあるかもしれない。 現行だと手荒はしない方向のようだから、前者かな。一般人保護の観点からも、派手に暴れないのは賛成だ。

  6. ゲルト

    貴族は大変なんだな、ヒーラーのゲルトだ。 ケイナって奴は交友も怪しいし、そもそも純粋なヒューマンかどうかも怪しいな。 ルーファーに貢がせてるのも、色々黒い連中の活動資金にする為だとかも考えれるな…。

  7. アウレーリア・フォン・ネーベルベルク

    キャスター、アウレーリアよ。宜しく。 まぁ、ありふれた話ね。損切は早いほど良いわ、債務整理と参りましょう。 えぇと、つまりこうね。 「チンピラの取り巻きを囲った素性の怪しげな女が、頭は悪いけど金払いだけは良い貴族の男にすり寄って来てる」と……もし「難しい」依頼だったら、逆に純愛路線で攻めたいくらいよ。 とりあえず私も荒っぽいやり方は避けるのに賛成。そういうの苦手だし、エレガントじゃないわ。 それに逆恨みされたりすると、ソフィア様やバーナルド家の事業に悪影響が出るかも知れない。 懲らしめると言っても、別に法を犯す類の罪ではないもの。 基本的には、探して逃げないようにしとけば処刑はソフィア様がやってくれるのよね。 逃げたり妨害したりするのは、行き先が処刑台だって分かっているからの筈で。 じゃあ、そうじゃないように思わせられたらのこのこついてくるんじゃないかしら? 好きなものは酒、女、高い買い物。その辺で上手く釣って、後はサプライズ。感動のご対面ね。 そんな感じでどう?

  8. セツリ

    >逃げたり妨害したりするのは、行き先が破滅と分かってるから ですね。 であれば、最低限、依頼主(ソフィアさん)の差し金とバレなければいけそうかもしれません。 探している段階で「自分を探すとしたら誰か」で察しはつけられそうですが……例えば、探すのをメインにする方々がアタリをつけた段階で、そこまでは動かず目立たないようにしていた足止め役が取り入る(探している面々から逃がす・匿う振りをするとか?)形で動きを止めるとか…… 愛人に派手にお金を使ってるなら、「味方をすれば自分達もおいしい思いができる」という人間が寄ってくる、というのもそれなりの説得力があるかな、と。 >愛人の正体? 何かを企んでるのだとすれば、迂闊過ぎる(夫人に見捨てられるような動きをしたら先が続かない)気もしますが……うーん。

  9. レオナルド・ピーフォウル

    >方針 うむ、僕も不要に事を荒立てない方向に賛成だ。 荒事になれば、どうしても街に被害が出る可能性もあるからね。 バカ子爵の方も言動を聞くに、足止めは難しくなさそうに思える。 演技と礼儀作法のスキルで他所から来た放蕩貴族その2を装って、蒸留酒でも勧めてみれば普通に飲まないかなって考えているよ。 まあ、これをやる為には酒場で捕まえる必要があるんだが。 捜索に関してはパラリム君の言う通り、ゴロツキから辿るのが一番確実ではあるか。 こんな田舎で遊び歩いている男とか何人も居ない気はするが、バカとはいえ子爵、子爵を直接探した場合、聞き込み相手となる領民が此方に味方するかどうかも分からん。 >愛人 ただ、やっぱり警戒したいのはこっちだ。 明らかに堅気じゃないし、5年も期間が開いてなければルーファー家の事故への関与すら疑いたいくらいなんだよな。 バカの方はバカだと思うんだが、10人以上のゴロツキを従えてると思わしき彼女は見くびるべきではないだろう。 ……そのくせ、子爵夫人本人が動いても妨害してくる程度には恐れ知らずなのが逆に面倒だな。 此方が仕掛けなくても向こうから、という警戒は必要だね。

  10. イズレンディル・パラリム

    >方針 なるべく穏便にしたいですね。先方の要望でもありますし。 >子爵の足止め そうですね、本人にこちらの背景に気付かれず、良い気分にさせて足止めができると一番ですね。 その場合の課題は、ケイナさんの方でしょうか。子爵が気付かずともケイナさんに気づかれる可能性がありますから。私達が余所者なのはわかるでしょうから、それだけで警戒対象ですしね。 そう考えると両者の分断が出来れば良いのですが。 基本的な方針は、「酒場に入った子爵を足止めし、ケイナさんとごろつきも同様に別所で足止め(荒事にはなるでしょうから路地裏等)、その間にソフィアさんを呼ぶ」、という流れに致しましょうか? そう上手く行かないこともあるでしょうから、別プランは備えておくとしてですね。 >子爵捜索 子爵の捜索と足止めで担当を変えるのは賛成です、その方が確実そうですよね。 ケイナさんとごろつき集団は見つかりやすいと思いますが、子爵本人の捜索はレオナルドさんの仰る通り領民の反感等にも注意ですね。ヨルさんの仰る分担して捜索するのは賛成です。 >ケイナさんとチンピラ集団 ゴールディから田舎街に流れて来た方々……ただの流浪のならず者、とも取れますし、狙いがありそうでもあります。確かに背景等も一緒に確認しておきたいですね。

  11. アウレーリア・フォン・ネーベルベルク

    >愛人 そうねぇ……ただの軽薄女なら良いんだけど、レオナルドの言うように女狐かも知れない。 何となく鼻は利きそうだし、二人を一緒にしておくと何か吹き込んで邪魔になりそうね。 分断は賛成だけど、一緒にいるであろう二人を言葉で分かれさせるのは難しいかしら。 取り巻きのチンピラが来ると戦闘は避けがたいし、誘拐犯紛いの真似が必要かも。 >方針 で、予定の場所を酒場にするとして。 暫く飲んでいたら、彼女がお手洗いに立ったりする場面があると思うのよね。 そこが分断のチャンスじゃないかしら。流石に子爵も付いてこないでしょう。 上手く拘束して、事が済むまでは個室とかで待ってていただきましょ。 もしかすると、店の中や周りにチンピラ集団がいたりするかも知れないけれど。 彼女が集団の頭だとしたら、指示を出せなくなれば連中の動きも鈍ると思うし。 お金をちらつかせるか、彼女が呼んでいるとか言って現場から離せるかも。 勿論、最初から安全の確認された酒場へ誘導できるならベストね。6軒もあるのだし。

  12. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    情報屋のルチルだ。よろしく。 方針については異議はないよ…と。 >愛人 ゴールディ出身で10人以上のチンピラと交友がある女ってのは実際怪しいな。 別の男の情人でルーファー子爵に取り入ってる……って線も十分に考えられる。 叩いて埃が出るなら事実を突き付けてやった方が「妻に捨てられても愛人がいるから大丈夫」みたいな甘い考えも潰せるだろう。 分断させるならその間に本人から直接聞き出せそうだね。 準備に時間があればペットに根城にしてる場所を探らせようと思ってるよ。

  13. セツリ

    >愛人との分断 愛人が何か裏があるのだとすれば、子爵と一緒にいる間に企み事をするとも思えないので、離れることはあるかもしれないですね。 抜け目ないなら、それこそこちらの捜索に気づいて取り巻きとやり取りするかもしれませんし。 そういったタイミングで分断をかけるのはありと思います。勿論、挙げられているようなお手洗いとかでも。 とりあえず、ここまでの流れだと ・ある程度は相手に存在を知られる前提で捜索する役 ・位置を把握したら、子爵を懐柔して足止めする役 ・子爵の足止め中、愛人やその取り巻きを抑える役 ぐらいが必要……でしょうか。 >万一の時の別プラン? あまりそういったことにならないようにはしたいですが……いっそ大立ち回りをしてしまう、とか? 当主が遊び歩いているとはいえ夫人が頑張っている以上は治安が劣悪ということもないでしょうし、大騒ぎになれば治安維持の対象になるでしょうし……足止め役ごと子爵たちを「当事者」としてその場に留めてしまうとか。 夫人の面子の問題はありますが、「騒ぎを裁定する役」に収まってもらえば何とか……

  14. コルネリウス・アーラ

    >愛人 ゴールディ出身にゴブリンのチンピラ集団となると、関係も疑わしいですし、やはり一般的な女性ではありませんよね。家督を継がせたいという話もケイナさんから色々と吹き込まれてかなと思いますし。関係性や素性は成るべく明らかにしたいですよね。 >方針 現状出ているように、分担して足止めをするのは私も異論ありません。 チンピラの方々は手慣れているようにも見えますので気付かれると警戒されるでしょうけれど、セツリさんの仰るようにチンピラと何かしら直接のやりとりするのではと思いますね。関りがある事を確認するには良いタイミングだと思います。

  15. セツリ

    さて、私はどうしましょうか…… 探すのには向いてるとも言い難いので、子爵の足止めか愛人・取り巻き対応かと思っていますが。 酒場に働き口を探しに来た、みたいな感じで酒場に入り込みつつ、なんとか子爵の目にとまるようにして足止め、とか? 愛人分断後であれば、とりあえず酌だなんだとかで女性を近くに置きたがらないかな、などとも思いますし。

  16. イズレンディル・パラリム

    >方針 なるほど、事前に分断する事ばかり考えていましたが、酒場内で分断させるのですね。 承知致しました。 >チンピラ集団 子爵とケイナさんが居る以上、チンピラ集団も店内や周辺に居るでしょうね。 さすがに10~15人の相手を全員引き離すのは難しいと思いますから、 ここは実力行使も視野に入れておきましょう。 「死なない程度に痛めつけても構いません」とのことですしね。 酒場内になりますので店主には事前に話を通しておきたいのと、他のお客様に被害が出ないようには注意ですね。 >根城の探索 準備時間はありそうですので調べて頂けるのはありがたいですね。 ルチルさんにはいつも様々な調査をして頂いて助かっております。 >分担 セツリさんの分担案で良いかと思います。 後はソフィアさんを呼びに行く担当も必要ですね。 私は捜索と、捜索後は取り巻きのチンピラ集団の足止めを担当したいと思います。 他の担当でも構いませんので希望が偏るようでしたら変更いたしますね。 >万一の時の別プラン 分断が出来なかったり、出来ても子爵が逃げようとしたり、、、という状況が考えられます。 対処は、子爵本人に手荒なことはせずに出入り口を封鎖してしまう、取り巻きが封鎖を妨害してきたら叩きのめす(こちらから手は出さず手を出させる)、ということで良いかとは思います。 私達が子爵の足止めをするのも犯罪ではないですし手を出されて反撃するのも同様でしょうから。 …やり口は荒っぽいですけどね!

  17. ヨル・スレイマン

    酒場で、ということで了解。 チンピラが手を出しにくい意味でもいいかもしれない。 酒場の位置まで誘導ができたら、セツリ君の言う店員として入り込むのもやりやすそうだ。 事前に特定の店に特別な酒が入ったらしいとか伝えてみる⋯⋯とか? 上手い方法があればいいのだけどね。 >チンピラ集団/万が一のプラン イズ君の言うように実力行使も視野かな、と思う。 これに関しては守りを主体にすれば問題ないとも思うね。 最悪、俺達はルーファー子爵のみを確保すればいい。「此方を攻撃してくる」「ルーファー子爵を連れて行く」「ルーファー子爵を傷つける」あたりを防ぐように動けばいいはずだ。 ドーンと馬車とか出てこない限りは大丈夫じゃないかな。 向こうが手を出してくることで、自ずとセツリ君の言う対処になるとも思うね。 >役割分担 事前はルーファー側の捜索をしようかな。あまり役に立たないかもしれないけど、ついでに街の人の心象も掴んでおこう。 後半はチンピラ集団の足止めの方に行きたいかな。強いこだわりはないし、偏ったら調整で動くよ。

  18. レオナルド・ピーフォウル

    >方針 酒場での分断で了解だ、先に言っていた通り、僕もバカ子爵に絡んで酒での足止めを狙うつもりだよ。 酒場への誘導に関しては……特別な酒という事に関しては僕の装備している蒸留酒も役に立たないかな? アイテムのルール上の効果は『アルコール含有率の高い酒。かなり希少。』、スレイマン君の言う特別な酒には該当するとは思うが……やはり、それをどうバカ子爵に伝えるかになるか。 あるいは、6軒しかない酒場なら、事前調査次第ではバカ子爵の訪れる店の傾向を調べられるかな? それなら、僕らが子爵の方へ向かうという事も出来るね。 >役割分担 視認性もあるし繰り返すけど、僕は『位置を把握したら、子爵を懐柔して足止めする役』で動くつもりだよ。 できれば愛人の方にも勧めてみるかな、かなり強い酒だから、飲み方を知らない者が無警戒に飲めば、一気に泥酔するかもしれないし。 騒動になった場合は……演技がバレるのも困るし、(居れば)一般人の避難をさせて、バカを守る名目で光縛封で閉じ込めちゃうのもいいかなと思っている。 チンピラも冒険者も関係ない、第三者として守勢に回るわけだね。

  19. コルネリウス・アーラ

    >方針 そうですね、酒場で分断というのとチンピラさん達に対しては受け身の方針で良いと思います。 お酒で興味を惹くのも良さそうですね。 酒場の絞りこみも、事前調査である程度目星はつけられるのではないかと。 >役割分担 取り急ぎ。私は子爵側の捜索を行って、足止めができたらソフィアさんを呼びに行こうと思います。移動力も上げられるので、急いで屋敷まで戻ることはできるかなと。

  20. アウレーリア・フォン・ネーベルベルク

    >役割分担 それじゃあ、私は子爵の捜索と愛人の分断、ないしは拘束を担当しましょう。 店内に客として入ったり、子爵の気を惹くには少し若過ぎると思うから。 極力避けたいけれど、チンピラとの戦闘になった場合は制圧もやります。 アーケインテンペストやスタティックフィールドで抑えて、光縛呪で縛り上げ。 攻撃魔法を使うのは、受恵者相手で本当に手間取った時だけね。

  21. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    >役割分担 じゃあ、子爵を見つけたら客のフリして両者を分断させようかね。 なんとなく距離を離して間に酔っ払いが入り込んだらなかなか合流はしにくいだろうし。 別れたらチンピラの牽制も兼ねて愛人の様子を見ておこうか、と考えてるよ。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0