【死軍】この手が届く限り
白葉うづき
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シナリオID:320
オープニング
ヴァイセントラフ砦の防衛戦は熾烈を極めた。王国兵、帝国兵の計4000人に授恵者たちも加わった混成軍は幾日も死力を尽くし、4万以上にものぼる敵戦力たちと渡り合った。大規模な戦闘による犠牲者はもちろん、数え切れないほどの負傷者も出ている。
籠城戦に参加した兵士たちのほとんどは砦の中で授恵者による治療を受けられた。その一方で、砦の外など国境近くで動く死体やクリーパーと交戦し、リーンエス王国に運び込まれた兵たちも大勢いた。
ここ、王国でも北方面に位置するグナーデ教会にも戦いの始まりと共に怪我人が運び込まれていた。癒しの力を持つ神父がいるゆえか重傷者が多い。しかし日を追うごとに回される数は増え、戦いが終わった後には少人数ではさばききれない人々が教会の前にあふれだした。
「自分で動ける者はこっちへ!」
「重傷人です! 通してください!」
「周りに動けない方がいたら教えて!」
「水もってきたよ!」
「ありがとう、こちらへ」
教会内は怪我人と応援に来たシスターたちで溢れかえっている。気が抜けないここもまた、彼女たちにとって戦場のようだった。
「神父様、こちら呼吸が弱く危険な状態です」
「わかりました」
横たわり、血の気の引いた兵を前に神父であるメルチス・アダラードは祈りを捧げる。手にした聖印から光が降りそそぐと、安定した呼吸に戻った。奥の方に運ばれる兵を見送った青年は、立ち上がろうとしてふらつき手をついた。包帯を持ってきていた少年が咄嗟に駆け寄る。
「メルチス神父!?」
「大丈夫ですよ、……ごめんなさい、アルド。貴方たちにも手伝ってもらって」
「謝らないで! 僕も皆も、神父の役に立てるなら嬉しいんだ」
気丈に笑うハーフビーストの少年をメルチスは抱きしめる。まだ彼の家族の安否は分からない、本当は今すぐにでも飛び出して確かめに行きたいだろうに。
「神父様、次を!」
「いい……俺はもう駄目だ、家族の元に行きたい……」
「っ……」
「アルド、外へ」
次に入ってきたのは出血の激しい兵。アルドに部屋を出ていかせた後、メルチスは負傷者へと向き合った。
「必ず助けます。どうか気を落ち着けて、安心してくださいね」
●依頼
「教会を助けて!」
「やあ、少年クン。まずは一杯どうかな」
駆けこんできたアルドはグラスに入った水を飲み干す。一息ついてから、教会にいる人ではとても看きれないほどの怪我人が来ていて、それに協力してほしいという旨を懸命に説明した。その教会には神聖術を扱えるのが一人だけのため、特に神父への負担は大きいことも。
ギルド職員は必死な訴えを聞きながらうんうんと頷く。
「それじゃこうしよう。ギルドに依頼書を出すんだ。冒険者たちは魔法を使えるし、きっと君みたいな子たちの力になってくれるから」
「知ってる、すごく優しくて強い人たち。依頼書も書くよ、教会の人に頼んで持ってきます!」
それから間もなく届けられた一枚の紙を見て、ギルド職員はふむと頷きながら冒険者たちに顔を向ける。
「求められている役割は幾つかあるかな。まず『受付』。怪我の程度によって行く場所を振り分ける。『手当』で魔法を伴わない治療を行い、重傷人は『魔法』で対応。後は『雑務』といったところかな。人や物資を運ぶ、皆の食事を作っても喜ばれるだろうね。
ああ、受付だけれど。ただ教会に祈りに来る方は申し訳ないがお引き取りを願った方がいいかもしれない。……安否を確かめるだけの人にしてもね。対応しているヒマがないと思う。けど、君たちに任せるよ」
「どうぞ、よろしくお願いします……!」
アルドは祈るような瞳を向け、耳の垂れた頭を勢い良く下げた。
解説
マスターより
リプレイ
『医療者が患者をみて、顔色を悪くしていたら患者がどう思うと思いますか?』
「あなた方は……」
『子供でさえ分かる顔色の悪ささえ取り繕えない状況で患者に相対して、患者が治る気力を出すとお思いですか?』
グレイブ・ヤードは仮面の下でため息を隠そうともせずに言い放つ。目の前には、今にも倒れそうな神父がいた。
『治す気力の出ない患者と相対し続けた子の事を考えたことは? あなたはただの人間です、そして私も。限界はあるのです。それは恥じるべきものでもなく当たり前のこと。だからこそ、助け合うものでしょう』
「私たちという手も増えました。休んでいても大丈夫ですよ」
同じくリーズ・クラヴィエも言葉を重ねる。目を丸くしていたメルチスは、やがて隈の残る顔で笑った。
「ふふ。あなた方は天の遣いのようだ」
『……依頼を受けたただの冒険者ですよ』
「誤解しないで。それだけ私はグレイブさんたちに感謝しています」
「私たちも尽力しますが、一刻を争う重傷者が来た時、誰も魔法での治療ができなかったら困りますからね。助けられる人を失わないためにも、魔法がまた使えるようになるまで、まずはゆっくり休んでください。ふふ、子どもたちも心配していることですしね?」
歩き出そうとしてふらつく体を支え、心配そうな子どもたちにリーズは微笑んだ。
「感謝します。……貴方は?」
「リーズと申します」
「ありがとうリーズさん。カインさん、アルド。皆も」
見送る子どもたちとカイン・ステラに微笑むと、メルチスはリーズに連れられて奥の部屋へ。カインはアルドに向き合う。
「アルド、シスターへの取次ぎを頼めるか? 他にも手伝ってもらうことがあるけど、いけるか?」
「うん!」
●
教会には怪我人が押し寄せていた。シスターも動いていたがそれでも数が多く、人数に対して捌ききれないというところが現状のようだ。
(帝国の方も王国の方も、これだけ大勢の方が尽力してくださったのですね)
微力ながら助けになりたいと、フリーダ=ブロムヴィストは決意を露わにする。
「啓示でも『ここで頭数を増やしておくと今後のチャ=トに良い影響』との事ですし、皆さん頑張りましょう!」
「それはよく分からないですが……出来ることをやりましょう」
ゼラルム・エルホワイトはざっと見回す。やはり切創と咬傷が多いのだろう、血に塗れた身体や包帯が多い。
「借りてきたー。この辺で良いかな?」
直径20cmほどある円形の聖印を、邪魔にならない教会壁の高い場所へサイラスは設置する。教会のシンボルらしいから、祈りに来た人の対応も少しは容易になるだろう。
(完全拒否はダメでしょ。きっとその人たちも心のために来たんだしさ)
「サイラスさん、手伝いをお願いできますか?」
「任せてー」
「自分で動ける方はこちらへ!」
フリーダは声を張り上げ怪我人たちを誘導する。初めは詳しく聞いてから傷を看てと丁寧に対応していたが、段々と忙しさが増してくる。それでもフリーダは聞くべきことと必要な処置を手短にまとめ、シスターに協力を仰ぎながらメモと患者を他のシスターへ渡す方式を続けた。これで一患者に対する対応スピードを飛躍的に上げられるだろう。加えて、面会を求める一般の人用に出来るだけ名前と症状、案内先を控えて。
(啓示でも『だから医療・薬学の知識を学んでおく必要があったんですね』と出ていました。これがベストな対応でしょう)
ゼラルムは動けない兵を検分し、所見を伝えては運搬を頼んでいた。次の兵は咬傷に加えふくらはぎが酷く腫れ変色している。足が折れているのはもちろん折れた骨で内部が損傷している可能性も高い。
「……――」
杖にエーテルを纏わせ光が走る。青の光は兵を包んでその傷を癒し、呼吸も安定したものになった。周りから感嘆の声が上がる。
「気が付くまではお願いします」
「りょーかい」
頷くサイラスは肩を貸して負傷者の運搬を行っていた。出来るだけ動かさない方が良い兵は担架でシスターたちと運び、その道中で必要なものを頼まれればクリエーナ・バーリフェルトの元に顔を出す。
「礼拝堂、包帯と添え木が足りなくなってきてるってー。お湯もあればほしいってさ」
「わかった、ここの物を持って行ってくれ。お湯は頼んでおこう」
備品リストの端にメモをし、クリエーナは改めて倉庫に向き直る。管理はよくされているようだがここ数日忙しかったことが関係しているのだろう。治療備品や毛布類、それに食材の棚が少し荒れていた。ここを一人で整理するのは骨が折れそうだ――だからこそやる価値がある。
(こういう地道な所でも顔を売っておかないとな! 特に前の防衛戦ではあまり個人の功績は残せなかったし……こういう事もやってるって印象良くなりそうだし)
クリエーナは借りたシスター服で仁王立ちしながらによりと口元を綻ばせる。役に立ちながら下心も忍ばせる、これがデキる者というものだ。
「楽しそうなところを失礼、クリエーナ殿。用立てて欲しいものがあるのだが」
「うおっと丁度いいところに」
首を傾げるアルフレッド・ラ・ギはとりあえずと必要な物を説明した。クリエーナが薬草類の棚を見つけ出すと天日干しされた薬草があり、必要な分だけもらっていく。
「礼拝堂にお湯が必要らしい。頼めるか?」
「わかった。交代の時に持っていこう」
「包帯を煮るの?」
「殺菌のためにな」
カインは魔法で出した水を沸かす。他にも掃除用と治療用は洗う桶を分けること、小さなものは室内に干すことなど、今まで培ってきた大切なことをアルドに伝える。これが人の生死を分けることにも繋がるのだ。
「病気ってのは乾燥した空気が好きなんだってさ。だから、対策。病気はタチ悪かったら大人でも危ないんだ」
「じゃあ窓も開けない方が良い?」
「出来るだけな。けど、換気も重要だぞ」
真剣なアルドに、カインは少しだけ目を細める。
「アルド、お前が今回ギルドに依頼を出したのは、そういう病気が広がるのを防いだ行為だ。ちゃんと神父を支えてるな。お前がいてよかったよ」
「!」
一気に泣きそうな表情になったアルドは、ぐしぐしと袖で拭って笑った。
「役に立てるのって、嬉しいね」
●
「流動食とかは出来る?」
「大丈夫! ちょうど雑炊を作ろうとしてたからね」
他にも食事についての相談を終えると、エルシー・サリバンは慌ただしく戻っていく。魔法による治療を終えたマーハ・アセトシソンは備え付けのエプロンを着けると調理を開始した。
大鍋に水を入れて沸かしつつ、食べやすいように切った鶏肉と野菜を入れてひと煮立ち。教会にあった古米、さらに塩を入れて煮ている間に、林檎の皮むきをマーハは手伝う。
教会には集会を行う広い部屋があり、重傷者はそこに集められている。サイラスがシスターと運び込んだ兵は担架の上でうわ言を呻いていた。
「死にたい? ここで死体増えてゾンビも増えたら衛生的にもマズイでしょ」
応えるようサイラスは声を掛ける。出来るだけ心の澱を吐き出せばいい。
「もう生きてる意味なんて……」
室内に乾いた音が響いた。叩かれた兵に鋭い青の瞳が突き刺さる。
「拾った命を容易く捨てるな! 私がいる限りこれ以上は死なせんぞ!」
アルフレッドは杖に光を纏わせる。エーテルが皆を包み込むと、みるみるうちに兵たちの傷が癒えていった。患者が入れ替わると休むこともなくふたたび回復の光を降らせる。リーズも怪我人の元で小さな杖に柔らかなエーテルを灯らせた。纏う光が皆の傷を回復し、安定した呼吸を確認するとリーズも忙しなく次の患者たちに向かう。
(決戦は終わりましたが、戦い自体はまだ終わりには遠いですね)
サイラスが教会外に戻ると、人々がゼラルムに詰め寄っていた。どうやら兵たちの家族らしい。
「申し訳ありませんが、今現在は対応が困難です」
負傷者の対応で手一杯なこと、部外者の出入りでさらに手間が増えること、さらに死亡者がいないこと、教会前の受付横で名前が確認できることを重ねれば納得したように離れてくれた。
「手紙くらいなら届けられるかもだからー!」
サイラスがその背中に声を掛ける。その後も声をかけてくる人々には二人とも辛抱強く説明をし帰ってもらうことを繰り返す。
「家族の元にいかせてくれ!」
寝たまま暴れる怪我人にゼラルムが歩み、顔を掴んで無理やり目を合わせる。男はふっと力を失くしたと思えば、寝息を立てていた。
(めんどくせーなこちとら忙しいんだから手間かけさせんなコラ)
「すみません、こちらもお願いできますか?」
「おー」
●
「お手伝いしますよ。落ち着いてきたので、こちらの助けにもなれればと」
「おお、助かる!」
クリエーナの物資管理にフリーダも合流する。
「俺がまとめたリストを渡しておくぞ。そこの棚に纏めてあるから、持ち出しに応じて記録してくれ。それ以外の物は俺に聞いてほしい」
「わかりました」
「さぁ、まだまだ元気にお仕事しましょうか!」
カインと子どもたちは掃除も行う。患者が入れ替わった寝床や教会内の廊下、人が触れる場所を拭いたり掃いたり出来るだけ徹底的に。
「ここは一通り終わったな。フィオは?」
「はこぶてつだい!」
「じゃあこれから大切なことを教えるから、後で教えといてくれ」
そう言って連れてきたのは手洗い場。こまめに清潔にすることも自分と皆を守る、病気予防となる。
「手のひら、指の隙間、手首……冷たくてもやってくれ。スール、眠いか?」
うとうとしている最年少は限界らしい。様子を見に来たエルシーも他の子どもに声を掛ける。
「一杯頑張ったね。もう休んで大丈夫」
「大丈夫!」
「私たちもいるし、一緒にお昼寝してあげたらこの子もたくさん休めるから。……体温って安心するんだよ」
視線を同じくしての優しい響きに女の子は頷いた。アルドもと声をかけたが、首を横に振る。
「ううん、もう少し頑張りたいんだ」
「……ん。けど、無茶は駄目だよ?」
「よし、他の皆は神父の様子を見てきてくれ。俺は他の掃除を終わらせてくるな」
「こちらで大丈夫ですか?」
「いい感じです!」
聖堂に戻ったエルシーは、頼んでいた仕切りを使って男女だけでもと分けていく。重傷者は別部屋だし、これで少しでも安らげるだろう。武器など持っていたものも預かったため、もしもの時の心配もほとんどない。そして筆記用具を脇に看病へと戻る。きちんと記録することで、交代時もスムーズになるだろう。
(お母さんと弟妹たちの世話したことが役に立ってるかな)
『流血は多いですが、安静にしていれば回復します』
「しばらくの辛抱だ。なに、死ぬことはないよ」
手分けをしながらグレイブとアルフレッドは検分と治療とを進めていく。フリーダたちのメモ書きが役に立っていた。アルフレッドは湯で布を絞り傷を拭って、手製の薬を塗っては包帯を巻いていく。
『お手伝いしてくれますか?』
「!」
グレイブに頷いたのは桃髪のエルフの女の子。熱心な視線を受けながら、俯く壮年の男の足に添え木を当てる。
『貴方たちは、こういう子どもたちの未来を守ったのですよ』
沈黙は続いたが、どこか瞳に光が過ぎったように思えた。
「腹が減っては戦はできぬってね! 生きることも戦いさ、僕の作ったものを食べたならもう駄目だなんて言わせないんだから!」
大鍋を運び込み、作った料理をマーハは振る舞う。温かく栄養の付く鶏野菜の雑炊と、甘い林檎のハチミツシナモン焼きは人々の心を癒していった。配膳も行いながら、腕を使えない怪我人には介添えも行う。
「僕もあの戦場で食事係として参加していたんだ」
マーハの言葉に女性は目を見張る。
「多分あなたも僕の作ったものを食べたと思う……だからこそあなたには生きていてほしい」
差し出した匙に口を開けてくれ、マーハは口元を緩める。同じく食事の世話を行うエルシーも心を寄り添わせていた。
「食べて欲しいよ……一緒に戦ってくれたあなたを……助けられなくてごめんね」
頑なに受け取ろうとしない男にも、諦めず言葉を紡ぐ。
「私達も同じ、守りたくて戦ってたから……あなたにも生きて欲しいんだ」
●
「伝えたいことがある、良かったら聖堂に来てくれ!」
陽も落ちかけた教会で、愛敬を振りまきながらクリエーナは人寄せを行う。ただ教会内に残るのは気力もない者が多く、すべてに芳しい反応を得られたとはいかなかった(ちなみに教会でバニーガールはさすがにとシスターに反対された)。けれど、その明るさに感化され笑顔を見せる人もいる。それでこそこう振る舞う甲斐があると言うものだ。
「聞け諸君! 貴殿らは護国の英雄だ!」
聖堂の一角でアルフレッドは声を張り上げる。皆は四万の敵勢をたった四千で守り抜いた、まごうことなき英雄だと。
「己を誇れ、死した仲間を誇れ。貴殿らの知己も、国も貴殿らの手で守ったのだ。我らは手を貸したに過ぎん。まずは貴殿らがいなければ防衛すらできなかっただろう。
立てよ英雄
笑えよ英雄
守るべき家族、恋人、友がいるだろう。死した知己たちの仇もまだ果たしていないだろう
無様でも前へ進め。藻掻いて足掻け
それが生き延びた者の責任だ!」
死線を潜り抜けた者を鼓舞するような演説は続く。中には身を乗り出して聞く者も、涙を流す者もいた。
「そう。覚悟や想いに違いはないし、あっても英雄願望のゴリ押しよりは価値があったはずだよ」
夜の見回りがてら見つけた、眠れず蹲る男の話を聞きながらサイラスは頷く。
「……戦友を殺してもか」
「それでもさ、感謝すべきだ。『そいつが殺すはずだった人を救った』んだから。ゾンビにされた人にとっても生者にとっても、あんたは英雄だ」
言葉が途切れる。肩を震わせる男を背に、サイラスは見回りに戻った。
夜にもグレイブ、リーズは怪我人の治療を交代で続けていた。フリーダも運搬で加わり、湯を途切れさせないよう気を付けながら、雑務をと申し出たゼラルムも傷口の消毒や包帯の交換を行う。リーズが備品を持ってきてくれた子どもを寝かせに行くと、起き上がった神父とマーハがいた。
「もちろん食べてくれますよね、神父さんが食べられないものをみんな食べにくいでしょ? 貴方がしっかりしめしてください」
「はい。とても美味しいです。……あ、リーズさん」
「よろしいんですか?」
「お陰様で。休ませていただいた分、どうか私に任せてください」
胸に手を置く神父に、リーズは頷く。
「しばらくお任せしますね、ふふ」
「大丈夫そうだな」
外に出るとカインがいた。
「はい。子どもたちのこと、本当にありがとうございます」
「自分自身を大事にしてこそ誰かに手を伸ばせるんだぜ」
受け売りの言葉を渡すと、神父は真摯に頷いた。
――朝早く、交代でエルシーは見回りに出かける。湿らせた布で体を拭いてまわっていると、ある男性の皿が空になっていることに気付き、小さく口元を綻ばせた。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準10 / 4〜10人
2020年12月18日 16時46分40秒 公開
相談掲示板
ヒーラー、グレイブ・ヤード。 好きに呼んでもらって構わんよ 主として2,3. あと神父に強制的に休養を取らせることを考えています。
シューターのエルシー・サリバンだよ、よろしくね。 神父さんには強制してでも休んで欲しいからお願いします。 アルドさんと孤児院の子達が弟妹と重なるので、私からも声掛けと交代でお昼寝を勧めたいな。 仕事は【魔法】ヒールを持ってるだけ使って 使い切ったら食事の支度や食べさせるとか【雑務】を考えてるよ。 【雑務】は他の人と重なるなら別の仕事をして構わないので、聞かせて貰えたら合せるね。
ヒーラーのリーズ・クラヴィエです。よろしくお願いします。 神父さんに休んでもらうのでしたらその間の仕事の穴埋めも必要ですし、【手当】【魔法】を主にやるつもりです。
シーフの仕事はあんまりできないシーフ、クリエーナ・バーリフェルトだ。よろしくなぁ。 防衛戦に参加したがあまり成果を上げられなかったゆえ、名誉挽回というか……ま、こういう仕事も大事だろうとおもってな。 ただ、医学知識は乏しいし魔法は使えないので【雑務】で物資の管理を主に行うつもりだ。
ほぼ必要なのが「応急処置」的なものなものであるようですし・・・。 濃い専門技能とかはあまり必要ではない、のでしょうかね。 カウンセリングのほうが必要になるかもしれませんね。 >気になるもの 気になるのが「気落ちした方々」ですね。 ヒト型を相手にするのはなかなか精神に来るでしょうし (負傷者がなくなるケースは考えなくていいって、つまり負傷ではなく 「武器→使用→セルフ」はあり得ると考えたほうがいいのだろうかと少し不安) 少しでも気分を楽にできるような音楽、歌。 あるいは説得など前向きになれるお手伝いなどは必要かもしれませんね。 >休養の取らせ方 神父が休んでも大丈夫、と思っていただくことがまず先に来るでしょうか? 患者の記録(どういう対応をしたかなど)を残すことや、医学関係の知識があることを証明して安心していただくとかでしょうか? 責任感の強い方と思われますし >出来そうな(必要そうな)こと 上記(解説)にあること以外で必要なものといえば・・・ ・洗濯と掃除(衛生環境問題) も加わりますかね?
やぁやぁみんなの参謀アルフレッドだよ エンチャント寄りヒーラーだが今回は治療が目的であるので【手当】と【魔法】に全霊を尽くさせてもらおう >気になるもの メンタルケアもまた治療の一環であるしな 各々資材を持ち寄って、夜に宴を開くのも悪くないかもしれんよ 宴というのは人の心を洗ってくれるいいものだ 酒は流石にまずいが、うまい飯と歌と踊りがあれば楽しめるであろうな 私は【演説】を使って励ましてみたり語り部として何か物語を聞かせてみようかと思う 皆がよければ、宴を開いてみないか? >できそうなこと 洗濯・掃除は雑務に含まれるかな?生活魔法を使うと手早く済ませられそうだ あとはそうだな……湯だな 怪我人は難しいだろうが、NPCの孤児や神父らも疲れがたまっているようだし 余裕があればどこか掘り起こして温泉を作って疲れを癒してもらいたいものだ
キャスターのマーハ・アセトシソンだよ。 知った顔もちらほら。治療のほうは本職のヒーラーさんが 多いみたいだね。 僕は【雑務】で食事の用意をしようかな、怪我を直すにもやっぱり 食事は大事だしね。
ウォーリアのフリーダです。よろしくお願いします。 今回は【受付】か【雑務】での対応を考えています。 【受付】であれば医療に関する知識と説明に関する知識を確認する事で対応ができると思いますし、 【雑務】であれば料理等で怪我をした方のケアもできると思います。
カイン・ステラ。 シューターだ。よろしく。 俺も【受付】か【雑務】で考えてる。 治療関係はヒーラーの皆にお任せして。 既に話題に出てるけど、洗濯や掃除とかかな。 料理は既に何人か出てるから、やるとしてもメインとかではないと思う。
エルホワイトと申します。どうぞお見知りおきを 一先ず私といたしましては【受付】または【雑務】の対応を考えております ブロムヴィストさんが同域の対応をしてくださるとの事ですので、片手間ではありますがヒールを1枠持ち込んでの対応も可能かと思われます 医療・薬学・・・・・・は100orbですね。取得しておきましょう
食事の方が増えてきたのて 【雑務】だけど、患者に食事を運んだり、動けない人に食べさせる方に回るね。 治療拒否が居るなら、食事拒否の人も居ると思うから、どうしたら食べて貰えるか考えるよ。 「武器→使用→セルフ」は怖いから没収からかな…。 後は、清潔に気を配りたいな。 食事の後に温かいタオルを配って顔とか歯磨きとか? 直接の治療じゃない部分で、手伝えるように考えてみるね。 グレイブさんへ ・洗濯と掃除(衛生環境問題) 私はとても大事だと思ったよ。 >神父が休んでも大丈夫、と思っていただく 任せて大丈夫、今は休もうと感じて貰えたら良いね。 >宴を ごめんよ…OPを読む限りとても切迫して感じたので 新たな患者が入らなくなるか、治療が順調に進めばアリ…かな? 患者の気が滅入らないように音楽やお話は良いと思ったよ。
差し当たりですが 皆さんの行動予定を入れてみますね。 二か所くらいずつでとりあえずですが 【受付】 ゼラルム・エルホワイト カイン・ステラ フリーダ=ブロムヴィスト 【手当】 アルフレッド・ラ・ギ グレイブ・ヤード リーズ・クラヴィエ 【魔法】 アルフレッド・ラ・ギ グレイブ・ヤード リーズ・クラヴィエ エルシー・サリバン 【雑務】 エルシー・サリバン ゼラルム・エルホワイト カイン・ステラ フリーダ=ブロムヴィスト マーハ・アセトシソン クリエーナ・バーリフェルト >精神的なあれこれ 宴は流石に難しいというか雰囲気が認めそうにない感じはありますね。 まずはそこに至る前の問題もありそうです。 ふむ・・・どなたか香(調香)に詳しい方はいらっしゃいませんか? 「香」も一種の鎮静作用があるそうですし・・・ 花などがあればいいでしょうが、時期的に難しいでしょうしね。 こういうのは美容やおしゃれさん、あるいは商業知識や薬学になるのでしょうか。 嗅覚の鋭い方ならもしかしたら似たようなことができるかもしれません。 治療に関しては私としてはあまりエーテル(魔法)に頼りすぎないほうがいいと思ってるのですよね。 今回のように、使える方に負担が全部来ますから。 >料理 家庭料理に近いものを中心に考えたほうがいいのですかね。 幸いそこまで重体な方も少ないようですし、王国式で食べなれたものがよいかなと。 帰る気力を賦活する意味でも伝統食的なものがいいかもしれません。 保存食とか軍式の食事とかそこらはもう飽きてそうでしょうしね? 消化も考える必要はあるでしょうけど
ふーむ、まぁ、確かに雰囲気を見れば宴という状況でもないか…… 普通に治癒系に医療技術を加えてかけずり回るとしよう とりあえずメンタル面では【演説】か【演奏】でアプローチしてみようと思う >グレイブ殿 ハーブ……多少薬学に心得がある。……香には多様なものがあるが、香りを使って鎮静させたいのなら生薬を使うといいかもしれん 花でなくとも果物の皮、草、種、何でもいいが薬効あるものを乾かし砕いて混ぜたものを生薬と呼び、これが薬の基本となる。塗り薬であれば乾かす行程はいらんが、香などに使うのであればまず乾かし砕く。香りの強いハッカなどを混ぜてみるのがいいかもしれん 水に溶かして焚く方法もあるが、湿気は外傷によくないしな…… まぁ、毎度我々がエーテルで治療に行けるかもわからんしな 孤児に簡単な止血や手当を教えるのもいいやもしれん アロエなどは天然の外用薬であるからそれを教えておくのもいいだろう
No.14
サイラスだ、よろしくなー とりあえず雑務かねぇ?人数的に。 持ってるので使えそうな凡庸は医学薬学、ピュアウォーター、対人系orbスキル、やるなら料理、ショートスリーパーあたりだな。とりま他の人の動き見てどう動くか考えるつもり
グレイブさん、リスト化ありがとう、だよ。 全然考えてなかったから、良い感じに手分け出来てるのが判って安心だね。 料理を食べさせる方で 病状・アレルギー・宗教・種族で食べれる・食べれないが有ると思うの。 基本は作って貰った中から選んで配るけど 適したのが無かった時は、料理担当の人に作って下さいってお願いさせてね。 (片腕を無くした人には片手で食べれる品、顎を痛めた人には流動食とか) 後は、病室を男女別に分けるか、怪我の具合で排泄の世話も必要になるから せめて移動式の簡易な衝立を仕度するのかな…。 アルドさんと孤児院の子達への声掛け 適した食事の配布と、食事拒否の人に食べて貰う 体を拭くとかの衛生、の3つは、名もなきNPCさんにも頼んで進めるようにするのと セルフ・アボン阻止で、武器に成るのは預かって袋に名を付け入れ、鍵の掛かる部屋に仕舞うね。 (書き忘れと手直しで、再投稿したよ)
神父殿の休ませ方……? 個人的な印象ではああいうタイプは言っても休まん。 完全な休息を取らせるよりは、休める仕事を回してやったほうが説得しやすんじゃないかな。 飯はそうだなぁ……でっけぇ鍋をぐっつぐつに煮た奴を出せるなら楽なんだけど、アレルギーとか気にするとあれなんだよなぁ。 基本メニュー用意しておいて、地道に聞き取りして、喰えん奴等の分だけ別にするしかねぇな。 好き嫌い言う奴がいたらひっぱたいとけ。 精神的なアレこれ…………男ならそう、バニーさんでも着れば元気ならないかな、ダメかな……? 教会ならシスター服もグッっとくると思うんだ……ダメかな……?
>神父について 神父? この前会った印象言うなら、感情的な所を言った方が聞くと思うけど。 あ、俺は面識あるんでその辺関係なく何かしら声掛けるつもりではあるけど。
いろいろと喋りはしますが思い付きですのでやりたいというのであればご自由にと思います。 特に禁足事項もないと思いますし >何をやるか こういう依頼内容ということはわかっているでしょうし、 自分でやりたいことを優先していただいてOKだと思いますよ。 「それをやったほうがいい」と自分で判断するのであれば >神父の説得 気を張り詰めて意識を保ってるようなものでしょうし 説得(物理)まで考慮に入れております。 面識はありませんが他者に余計な心労かけてる時点で特に遠慮する必要性を感じません。 >食事について個々人の性質 そこについては既に情報があると思いますので多分難しく考えなくてもいいと思いますよ? (ある程度は居たわけですから、気にするとしても新規くらいかなと) いきなり対応が変わっても面食らいそうですし。 手間と量と不審を払うなら大なべの料理は良いものかなと思いますね。 体も温まりますし、皆で同じ食事というのは連帯感できそうです。 >衣装関係 個人でやりたいのであれば特に止める気はしませんね。 何が精神的にプラスになるかは読めませんし。 ただ他の方を巻き込むのであれば要相談、だと思います。 >香草類 私自身簡単に手を出せるかわかりませんので、余裕があればできそうな手段とでも。 香り袋程度でも作れればいいかな程度ですし
んーこういうこと言うの好きじゃねえけど…気になったので。 >グレイブ 俺同様以前の依頼で面識あるよな? 俺もそれはそれとして分けて考えてるけど、『面識はありません』ってのは、アルドの無事を伝えてくれたグレイブから言われたら、さすがに2人とも悲しむと思うんだけど。
純粋に私が忘却しているだけですね、申し訳ありません
>基本メニュー用意しておいて、地道に聞き取りして、喰えん奴等の分だけ別にするしかねぇな。 作る人はそれで全然良いと思う。 細かい事は私が配る際に気を付ける件だね。 でも確かに細かいね……病状やアレルギー等に合せるって位にしておくよ。 >好き嫌い言う奴がいたらひっぱたいとけ。 うんっ、ありがとう、ふざけた態度の人や甘える人には 「そんなに元気ならここから出ても平気ですね」とか「リハビリです」ってきっぱり断るよ。
おや、顔見知りがいるならソッチから話した方が話通りやすそうだな? ん、あー、そうか、ありか。そういわれると鍋アリだな。 基本は足の速い野菜類の鍋にして、流動食には米とか足してさらに煮込めば良いのか。 便利だな、鍋料理……。 そーかぁ?人手不足で冒険者に仕事が回ってくる状況だ、手が回ってなくてリストも出来てないかもしれんぞ? ちゃーんと聞き取りしてリスト用意する、あるいは既にあるならちゃんと引き継ぐってのは全然ありだとおもうぞ。 そして、いいぞエルシー。患者は甘やかすだけではいかんからなぁ! あ、そうそう。俺は具体的には物資の整理と、用品リストの書き出し、巡回しての医薬品の補充とかする予定。 何か必要なものがあったらリスト見るか私に聞けば一発で分かるようにしておこうかなと。
手当や魔法だと単純なことしかできんから少し悩みものだな とりあえず料理や衛生についてはまかせた 担架と水は持っていこう、もう一つは何にすればいいか…… あ、クリエーナ殿がバニーするなら私の演説と一緒に乗っかってやってみるかい
まあ、この間のように戦闘中でのバタバタした調理にはならないとは思うけど、怪我人や病人がメインになるからね。僕も【薬学】と【調理】スキルから導き出せる食事を用意する必要があるかな・・ あとで色々調べてみないとね、寒くなってきて野菜や穀物にはそれぞれ取れるものも限定されるだろうし、そうなってくると動物の肉、その乳、あとは保存している穀物を活用したものとかになるかな 具体的なものはまた後程提案するよー
実際面識の有無にかかわらず言いたいことは言ったほうがいいとは思ってるのですが >必要かなと思う物資 清潔な布類はとりあえず前提として、防寒関係でしょうかね? 時期が時期ですし、風邪などを引かないように対策は必要かと。 >微妙に必要かなと思うもの 現状を知る情報を伝えること・・・というと複雑に聞こえますけど かわら版のような「現在の情勢」がわかるものを入手するのはどうでしょうか? あるいは個人あての手紙なども来ているかもしれませんので、それをお渡しするとか。 神父があれではそこまで手は回らないでしょうし、子供たちにそれを求めるのは酷というものです。 故郷が心配な方もいるでしょうからね。
>鍋料理 良いね。消化に良くなるし一番はこの寒い季節に体を温めることができるっていうのがさ。鶏肉と野菜を一緒に煮込んで米を入れて雑炊っていうのはどうかな? あとは林檎があればそれを焼いたものとか、大量に作れて作りやすいものっていうのも大事だろうからね。林檎も体に良いって聞くし
>アフレッド つまり客寄せバニーさんだな?雑務の範囲よ、まかせされよ。 ついでに普段はシスター服借りておくな。予備の一着や二着あるじゃろ。うん。 >グレイブ いや、まぁ、言いたい事があるなら個人で言う分にはいいとおもうけど、説得なら見知らずの物で囲うより代表立ててたほうが良いじゃろ。 >必要な物資 そのあたり確かに必要だな、取り出しやすい位置に配置しておこう。 >食品関係 雑炊が普通に美味そうで困る…………。調味料や材料変えれば飽きも来ないだろうしな……とても良いと思う。 へぇ、焼きリンゴって体にいいのか……しらなんだ。 焼くと甘味が強くなってちょっと青いリンゴも美味しく食べられてよいよな。
思ったより字数増えたんで【魔法】【手当】【演説】の三つだけしか書けなんだ クリエーナ殿はありがとう、客寄せで合ってるよ
残り1日と少し そろそろ大筋は皆さんできている頃ですかね? この調子でいきましょうか 魔法と手当てをメインに埋めていきますね
最初の表明以降あまり相談には参加できていませんでしたが、 【魔法】【手当】の2つとメルチス神父に休んでもらうための説得を書いています。
宣言したとおりバニーで客寄せした後は倉庫整理してまーす。 補充とか、人前にでるときはシスターさんしてるから……!!
あとは最終調整くらいでしょうかね? 何か思いついたこと、気になることがありましたらいうだけ言ってみましょう 私は・・・・説得に思いのほか文字数を割いてしまいましたね・・・ ちゃんと医療系も入れていますが
グレイブさん、引っ張ってくれて、ありがとうね。 下で口にした事は一通り入れれたよ。 >思ったより字数増えた うん、私もなので、大分箇条書きだよ。 食事拒否の人への説得は、これって決め手がない感じになっちゃった。 お話しするって難しいね…。 医療拒否の人への言葉を書いてくれた人も居ると思ってるから そこから届いてくれると良いな。(気になる事) みんなが治って元気になりますように。
まぁほとんどないと思いますが 「負傷を隠す」患者に関して看破を使うのを入れてみました。 今は大丈夫でも後々悪化とか怖いですからね。 朝には出発です、よくよく確認しましょうね