【PT】アウトサイド・オブ・ドーナツホール
鹿崎シーカー
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シナリオID:230
オープニング
村に置かれた集会場に、ローブを着た者が入り込む。頭部に開けた穴から角を出した鹿のハーフビースト、ユズルは、集会場の中に集まった授恵者たちを発見すると、ひらひらと手を振った。
「ここにいるのはこれで全員ですかね。ご苦労様です。お仕事の話持ってきましたー」
ユズルはその場に腰を下ろしてあぐらをかくと、背負っていた荷物袋から一枚の羊皮紙を取り出す。それはギルドに出された依頼書である。
「お疲れのところ申し訳ないんですがねー、ここいらでもう一回、バルバロイ連中を軽くノしてやってほしいんですよー。……あー、その前に勢力図の解説が要るか……」
白紙の羊皮紙一枚と、羽ペンを取り出すユズル。彼は授恵者たちの前で、羊皮紙に三重円を描いた。中心に『砦』、その外側の円に『奪還』、さらに外側に『新占拠』と記し、ペンで砦を指し示す。
「ここがご存知アロシュナバラ砦。今回の事件の発端になった場所。んで、こっちの奪還はみんなでバルバロイから奪い返したトコ。問題がこっちの新占拠」
三重円の一番外側をペン先で突き、ユズルは集まった授恵者たちを見上げた。
「ここはですねぇ、皆さんが村を奪還したりしてる間にバルバロイどもが新たに占拠した場所なんですわ。……後は言わなくてもわかりますかね? ここの村のひとつに乗り込んで、蛮族どもを皆殺しにしちゃってくださいってことです」
今回乗り込みをかける村には、約二十人ほどのバルバロイが集まっており、村の資源を欲しいままに消費している。
十人は見張り、十人は集会場で休憩するというサイクルで動いているが、見張りの最中も酒を飲んだり作物を食ったりして防衛は正直ザルもいいところ。村人たちは馬蔵に男たちや子供や老人、適当な民家のひとつに若い女性たちを押し込む形で隔離しているとのこと。
「……まぁ、頭に虫の湧いた野蛮人とはいえ、表立って殴り込めばさすがに警戒されますし、下手したら村人を人質にするかもしれませんねえ。潜入するなりすれば穏便に済むんじゃないですかね。正面から殴り込んで暴れたいならそれでもいいと思いますが」
バルバロイたちの武器はボロボロの蛮刀に粗末な革鎧のみ。戦法は突っ込んで叩き切って殺すというごく単純なもの。しかし、数が多い上に恐れと遠慮を知らない。その気になれば、手にした酒で村を焼く程度のことはするだろう。村がどうなるかは、授恵者たちにかかっている。
ユズルは羊皮紙を残して立ち上がると、荷物を肩に引っ掛けた。
「ま、皆さんなら別に苦労はしないと思いますけどね。じゃ、頼みましたよ」
解説
マスターより
リプレイ
そんな村の入り口から、数十メートル離れた地点。横向きの巨大芋虫じみた形の岩から、頭を出したライラ=スコットは眉根を寄せて唸った。
「足音は……あっちの方。むーっ、どんちゃんウルサイなー……」
「完全にお祭りムードだね……。有り難いけど」
ライラの隣、同じく頭を出したニール・ロブラリアが手元の羊皮紙を見下ろしながら言った。
簡易な村の見取り図と睨めっこするニールの、浮いた足を片腕でホールドして支えるクー=ウィッシュがぼやく。
「聞いた通り、数に任せて雑に襲撃して、雑に占拠中らしいね。一応見張りはしてるみたいだけど……」
「取り返しに来ても人数差でなんとか出来ると考えているか」
岩から頭を出した最後の一人、ハヤールが二の句を継いで嘆息する。
「全く、バルバロイという奴らは中々どうして抜け目が無い……此方はどこに向かうにも手が足りぬというに」
望遠鏡で村の様子を伺うハヤール。岩から顔を出し、村を遠隔で探る三人の後ろ姿を片膝立ちで見上げたミツキ・アインホルンは、不機嫌そうに鼻を鳴らす。
「他にも襲われた村があるって話よね。なにより、力無き村人を襲うなんて許せないわね」
「うん……。だから、速やかに奪還しよう。ライラ、合図は?」
「むむっ!」
ニールに水を向けられ、ライラは両耳をピンと立てた。
「ん―――着いたっ! ご主人たち位置についたよ! 行っていいんだよねっ!」
うずうずと体を上下に揺らすライラが振り返ると同時、クーはニールの両脇をつかんで持ち上げ、岩の上に立たせた。
開いたローブから鉄のショートボウと矢筒を取り出すニールの隣に、跳躍した狼が降り立つ。ハヤールが岩から離れ、ミツキとクーと一緒に荒地に両脚を着けた。
そして、村の入り口に座っていた二人組のバルバロイが腰を上げ、ちょうど村の中へ入っていくのを確認しながら、ニールは狼に囁く。
「ウォクス。吠えて。敵の意識をこっちへ」
「BOW!」
一声吠えて返事をした狼は尻を上げて頭を足場すれすれまで下げた。そのまま頭を跳ね上げて大きく吠える! 狼の声に、村の道を歩いていた二人組が驚いて周囲を見回す。
「なんだァ? 犬か……?」
「犬ゥ? あんだってこんなところに……」
怪訝そうな顔をした片割れが背後を振り返り、目を丸くした。
村の正面から土埃を上げ、真っ直ぐに突っ込んで来るハヤール、クー、ライラと狼のウォクス! 目を見開いた二人組の片方が、慌てて大音声を張り上げた!
「てッ……敵襲ッ! 敵襲―――ッ!」
突然の声に、屋根の上に居たバルバロイたちが振り向き蛮刀を引き抜く!
「敵だと!?」
「何ッ! 敵かッ!」
「敵襲かァッ!」
どよめきを聞きつけた見張り台のバルバロイが、鐘代わりに吊るされた鍋を布を巻いた棍棒で連打する! 金属音が村中に響き渡った!
「全員出てこいィッ! 殺せ―――ッ!」
『ウオオオオオオオオオオオオ!』
入り口を見張っていた二人組が酒瓶と肉を投げ捨てて剣を抜き、向かってくる三人と一匹へ疾走! その後ろからさらに三人が続き、ドカドカと足音を立てながら迎撃に出る!
離れた岩の上、弓を引いたニールが、岩の前に立ったミツキに声をかけた。
「まずは五人……」
「ええ、見えてるわ」
ミツキは古木の長杖で虚空を混ぜる。村から走り出て来た五人のバルバロイの周囲に、白く輝く風が渦巻き始めた! ミツキは杖を振り上げる!
「まずは挨拶代わり! 派手に行くわよ!」
掲げた杖が振り下ろされた瞬間、先陣を切ったバルバロイたちの中心に雪めいて輝く風が一気に収束して爆発! 白い竜巻が吹き上がる!
『ぐわあああああああああああ!』
五人が五方向に弾き飛ばされた。遅れて出て来た四人の蛮族たちが立ち止まって口を開ける一方、そのど真ん中にライラが特攻!
「うりゃ―――っ!」
身をひねり、大剣を手に錐揉み回転! 我に返った四人の蛮族のうち一人が泡を食って声を上げた。
「ち、散れっ! 散れぇ―――っ!」
「あン? ……うおおおおっ!?」
とっさに四方向に飛び退くバルバロイたち。彼らが居た場所に大剣を叩きつけたライラはすぐさま垂直ジャンプし、藁ぶき屋根の上に飛び乗り小躍り!
「やーいよわっちーのー! ライラ程度もやれないなんて、なっさけなーい!」
「んだとクソガキが!」
「待て! もう二人いやがるぞ!」
いきり立つ一人の服をつかんだ別の一人が、一拍遅れて駆けこんで来るハヤールに剣の切っ先を向ける。
大剣を肩に担いだハヤールは、モノクル越しの瞳を好戦的に瞬かせた!
「陽動として目立つように……か。然らば仰々しく名乗りでも上げてみるか」
ハヤールは大剣を横薙ぎに振るい、大きく息を吸って大音声を張り上げる!
「さあ賊共よ! 腕に覚えがある者は居るか!? 我輩は『荒地の一族』が一人、ハヤールである! 我こそ死を恐れぬ勇士と自負する者が在るならば、かかって来るが良い!」
他方、見張り台のバルバロイの鼻面に石つぶてが直撃!
「ぶごあッ!?」
顔面を押さえて半歩下がった見張りは、鼻血を垂らしながら下方の藁ぶき屋根のひとつに視線を落とした。そこには石つぶてを軽く宙に放っては受け止めるクー! 彼は息を軽く吸い、毅然と声を張った。
「貴方も降りてかかっておいでよ! クーが相手になるから!」
「こん……の、青二才がッ!」
憤怒の形相となった見張りが剣を抜いて見張り台を乗り越え飛び出すのを余所に、クーは一際大きな建物からバルバロイたちが出てくるのを目端で捉える。
(こういう、各個人撃破は若干苦手なんだけどな)
内心で独りごち、腰に帯びたレイピアを抜き放つ!
一方その頃、村の東側から静かに村へ滑り込む五人の人影あり! 先頭を行くЕсөнхумсは不敵に笑った。
「ヒューッ! 派手におっぱじめたな」
「うむ。良い陽動じゃ」
ユスンホムスのやや後方で老獪に微笑む咲羅。彼女と並走するキルシッカ・ニクライネンは手にした羊皮紙を咲羅に手渡す。
「救出ルートも予定通り。ユスンホムス、頭にゃ入ってるよな?」
「当然だ」
不敵な笑みを返され、キルシッカが肩をそびやかす。二人の会話を聞き流す咲羅の少し後ろから、リリアーヌ・ウォルトグレイヴとガンシャルアが首を伸ばして羊皮紙を覗く。
ガンシャルアは目を細めた。
「まずは馬蔵の村人たちだな。ルートは安全か? ニクライネン」
「クリアだ。陽動組は楽しんでくれてるようだな。今のうちに駆け抜けちまおう。……迅速かつ大胆な仕事をしようぜ」
「来たら来たで仕留めるのみだ。気にする必要はねえ」
首を鳴らしながらユスンホムス。横切った小屋の角を直角カーブした彼らが素早く武器を抜いて周囲を警戒する中、咲羅は小屋の扉に手をかけた。
「リリィ、見張りじゃ」
「はい!」
咲羅はリリアーヌに背を預け、ゆっくりと馬蔵の扉を開く。中から聞こえてくるどよめきに、人差し指を唇に立てて囁いた。
「しーっ……騒ぐなよ。ウチらがちゃんと助けてやる故の。それよりも、他の者が軟禁されている場所を教えてほしい」
数分後。ミツキは杖を打ち振り複数の光弾を射出! 飛翔した光弾は複数人のバルバロイ周囲に次々と直撃して粉塵を立てた。怯み、気圧される蛮族たち!
「うおおおおおおおっ!?」
「ほら、早く動かないと、遠くから私の魔法で打ち抜いてあげるわよ!」
遠くで古木の長杖を構えるミツキを見た一人が眉間に青筋を浮かべた。
「このアマァァァッ!」
地を蹴り、ミツキへ突進するバルバロイの前にクーが割り込み、刺突を繰り出す! バルバロイは蛮刀を打ち込み迎撃!
「行かせない。お前たちの相手はクー」
「どけェェェッ!」
力任せの剣戟を、クーはレイピアで受け流す。直後、バルバロイの脇腹に命中した矢の先から帯状の紫光が放射状に吹き出し、クーと打ち合う蛮族を締め上げた!
「ぬおッ!? なんだこりゃあッ……!」
「ウォクス……!」
矢を番え直しながらニールが叫ぶと、狼が縛られた蛮族に体当たりして転ばせる。だが直後、剣を掲げてクーに襲いかかるバルバロイが三名!
「死ねあああああああッ!」
「!」
レイピアを構え直すクー。だがバルバロイ三人のサイドを取ったハヤールが大剣を振りかぶる!
「クー殿、頭を下げるのだ!」
次の瞬間、フルスイングされたハヤールの大剣の腹が屈んだクーの頭上を抜けて左端のバルバロイの膝を砕いた。体勢を崩し横にドミノ倒しで倒れる三人!
『ぐおあああああああああッ!』
空高く放物線を描いたバルバロイたちが次々と地面に落下する。それを見た別のバルバロイが前後反転すると共に、前方回転ジャンプしたライラが跳び蹴り! 黄金色に光る足裏で蛮族の後頭部を蹴飛ばし、反動で跳躍後転したライラは着地!
「猟犬の前でよそ見してんな! お前はライラの獲物だよ!」
刹那、バルバロイたちの後方で幾条もの落雷が大地に突き立ち牢獄めいて逃げ場を塞ぐ! 杖を掲げたミツキが遠くから挑発!
「ほらほら! 射撃役を潰さなくていいのかしら!? 私を侮ってると、さらに撃ち込んじゃうわよ!」
「……どんどん撃ち込もう。ちょっとつらいかもしれない……」
弓引くニールのこめかみから汗が流れ落ちる。
果敢にバルバロイたちに挑みかかる前衛三人の後ろに、足跡めいた血の染み。だが蛮族たちが構わず大勢で三人に襲いかかった、その時である!
村の奥側から獣の咆哮が轟いた! 驚いたバルバロイたちが一瞬動きを止めて振り返る! ハヤールの目がギラリと光った!
「来たか! ならばもはや加減は不要であるな!」
ハヤールは大剣から赤いオーラを爆発させ、背後に気を取られた一人を斬り上げで両断! その隣ではクーが高速刺突でもう一人の四肢を撃ち抜き、尻餅をつかせた。
一方で、咆哮が来た方角を見たライラにパッと明るい笑顔が現れる!
「ごしゅじ――――――んっ!」
「待たせたのう、ライラ!」
村の奥から踏み出した咲羅が鉄の剣を抜く!
「もう良いぞ! 狩りの開始じゃっ!」
「うんご主人っ!」
溌剌と返事をするライラ。反してバルバロイたちは村の奥から走り出てくる面々を見て顎を落とした。
「なッ……後ろから出て来やがった! なんだあいつらは!」
「なんだって構わねえ! あいつらも殺すぞ!」
鬨の声を上げたバルバロイ六人が咲羅たちめがけて走る! 咲羅はリリアーヌに告げた。
「数は多いが、問題はなかろう。向かってくるものには容赦するなよ、リリィ!」
「無論です咲羅様! 世を乱す賊は殄戮です!」
「うむ。ガンシャルア、ライラたちの治療をせい! 応急処置で構わん!」
「承知した」
頷いたガンシャルアが跳び、リリアーヌが黒紫色に光る剣を振りかぶる! 刃のオーラが伸びた刹那、リリアーヌはそれを横一文字に振り抜いた!
「はぁっ!」
斬撃から一拍置いて並び立つ蛮族五人の首が飛ぶ! 噴水じみて吹き出す仲間の鮮血を見ながら、無事なバルバロイのひとりが叫んだ!
「なッ……なんだァこいつらは!」
「こういうモンさ」
驚愕するバルバロイの真後ろに回り込んだキルシッカが藍色のオーラをまとった短剣を突き刺した! 全身に太鼓の音じみて広がる衝撃を感じた直後、バルバロイはくずおれて嘔吐しのたうち回り始める!
「ごあああああァァァッ!?」
「どうした? 気分でも悪くなったか?」
肩をすくめたキルシッカは、素早くその場でタップを踏んで消失! 彼の首があった場所をバルバロイの剣が凪いだ。
つんのめり前によろめく蛮族と後ろに背を向けて再出現したキルシッカは村の出入り口の方へ声を張る!
「待たせたな! こっからは全員でパーティタイムだ!」
直後、キルシッカの頭上を飛び越えたガンシャルアが着地して陽動班の方へ全力疾走! その行く手を一人のバルバロイが塞ぐ!
「なんだか知らねえがあいつらの仲間か!」
「伏兵だとナメやがって! まとめて肉にしてやるァァァ!」
ガンシャルアに振りかかる刃! だが直後、ガンシャルアを追い越したユスンホムスが透明な紅の光を灯した鉄槍で蛮族の脳天貫通殺! ユスンホムスは槍の石突を地面に叩きつけて吠えた!
「てめぇらァ! 好き勝手蹂躙したんだろ? 奪ったんだろ? 今度はてめぇらが奪われる番だ! 覚悟しろォ!」
ユスンホムスの声を背後に、再度跳んだガンシャルアは村の外に着地。そのそばにライラが駆け寄ってくる。
「ごめんねガンシャルア。よろしく!」
「任せろ」
ガンシャルアは真紅のオーラに包まれた戦槌を振り上げ、地面を殴打! 波紋状に広がるエーテルの赤い光が陽動班の前衛三人の足から駆け上がる。ライラは旋風を残して姿を消した。
密集陣形を取るバルバロイたちの真上に現れ、振り上げた大剣にオーラをまとわせる!
「群れたってぇ……無駄ぁぁぁぁぁっ!」
大剣切っ先のオーラが前後に伸び戦槌を形成! 一回転から垂直落下してくるライラに気づいたバルバロイが空を仰いで叫んだ!
「さ、下がれッ! 上から来るぞォォォーッ!」
密集したバルバロイは一斉に村の方へ走り出した! その背後でライラの戦槌殴打が直撃! 大剣を振り回して粉塵を振り払ったライラはバルバロイたちを追う!
「ほらご主人のオーダーなんだから、あっち行った行った!」
追い立てるライラの左右をミツキの放った複数の光弾とニールの矢が突き抜ける! 光弾はバルバロイ三人の胸部を撃ち抜き、矢が一人のアキレス腱を射抜いて転倒させた。さらに先頭を走る蛮族とすれ違いざまにキルシッカが刃を振るう!
「ほらよ、倒れな」
肘で蛮族の二の腕を押すと、先頭の一人は真横に転倒! 続く仲間たちの脚を引っかけ、前方に弾き飛ばした! その先にはユスンホムス!
「俺は浮気性でね。獲り損ねた分は任せるぜ、ユスンホムス!」
「全く、アンタと言う奴は!」
ユスンホムスは鉄の槍を両手でつかみ、回転しながら薙ぎ払う! 突風じみた衝撃波がカエルめいて跳ばされたバルバロイたちをまとめて吹き飛ばした!
一方、すんでで立ち止まった一人の背中をライラがタックルで弾き飛ばす!
「ご主人! 最後のイチゲキどうぞ!」
残る一人の懐に踏み込んだ咲羅は、蛮族が振るった蛮刀を紙一重で回避し、一閃! 刃こぼれした刃を半ばから斬り飛ばした!
「ひッ……!」
切断された蛮刀を見て顔を引きつらせる蛮族の胸元に、咲羅は剣の切っ先を軽く押し込む。凍り付いた最後の一人に、咲羅の獰猛な笑みを向けた。
「まだやるか? 残ったそれを捨てれば命だけは助けてやるぞ? そこらでくたばってる振りしてる連中共々な。……どうする?」
息を呑んだバルバロイは残った剣の下半分を取り落とすと、青ざめ引きつった顔でハンズアップした。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準10 / 4〜10人
2020年11月30日 13時49分22秒 公開
相談掲示板
とりあえず参加人数は満たした様であるな。 ウォーリアのハヤールである、此度は宜しく頼もう。 バルバロイ達は装備も粗末で知恵もあまり回らない様だが、数が多い事に加えて村人が人質に取られているのが厄介だな。 出来るならば村人たちの身の安全を確保してから討伐に移行したい所であるが…。
ウォーリアのクー=ウィッシュ。 タンカーです。 村人、軟禁されてるんだ。
ウォーリアのユスだ 防衛寄りの前衛だな 今回は前衛が多い感じか… 軟禁場所にいるやつら倒して村人逃がしてから心置き無く戦うとかも出来そうだな
キャスターのミツキよ。よろしくね 村人達を人質に取られないよう、何かしら手はうちたいわね。 ただ、人数によっては逃がすのは一工夫要りそうね。
ウォーリアーのライラだよ!よろしくねー! 村人がナンキンされてるなら、敵を引きつけるのも一つの手だけど、上手に誘導する必要があるかな? 頭がそんなに良くない獲物なら、ひきつけられればそっちに来てくれて、その間村人をどこかに集めて守るのもできるしねっ。 わたしたちがドンパチするのはへーきだけど、村人は難しいもんね!
シーフのキルシッカだ。キルと呼んでくれ。 ライラの言うとおり、陽動には引っかかってくれそうだから、 戦闘を起こして引き付けたところで、村人を誘導するのがいいんじゃないか。 超聴覚があるから、村人の位置特定に多少役立てると思うよ。
シューター。ニール・ロブラリア。よろしくね。 軟禁されている村人には外から呼び掛けるとかして、戦闘終了まで そのまま建物内で待って貰う、方向も考えたけど、 敵は村に火をつけることも躊躇わない様子だから、救出・避難して貰った方がいいかな。
狂桜会の咲羅、シーフじゃ。 皆よしなにの。 リリィとライラガンシャルアも一緒か、今回は頼んだぞ。 ふむ、陽動してその間にまずは村人の救出か…良いかもしれんな。 懸念としてはその避難対象の数がわからん故、どれくらいの避難規模になるのかが読めんところと、避難・救出班と、陽動班の役割分担が必要なところじゃな。
避難・誘導も時間はかかりそうだな…最低でも2箇所に村人達が別れてるからなぁ… カバリングとかで守ることを考えると、オレは避難・誘導側に回るかな 飲み物に遅効性の毒を混入とか、トイレとかで集団から別れたやつを個別撃破とかで少し減らす(または弱体化)してから陽動にすれば成功率はあがるかな?
わり、避難・誘導じゃなくて避難・救出な(汗)
狂桜会のリリアーヌ・ウォルトグレイヴ、ウォーリアにございます。 救出と陽動に分かれる案はよろしいかと。 村人達の数が現地に行くまで不明なのが難しい点にございますね。
>避難・救出 村人に関しては、どこかに逃げてもらうんじゃなくて、どこか1か所に集まっててもらった方がいいと思うんだ。 頭がよくない敵とはいえ、万が一ヒトジチにでもされたら困っちゃうし! それなら、守る人たちを1か所に集めちゃえば、守る場所もはっきりしてるから分かりやすいって思うんだ! わたしはセーカク的に陽動の方が向いてそうだし、陽動の方にひとまず手をあげとくね!
>避難・救出 村に到着したら、ひとまず最初に周囲からある程度村の様子を調べて、村人が居る場所を探しておく等をした方が良さそうであるな。 >役割 今の時点では陽動を希望する。
「陽動してから、別班が避難させる」作戦、私もそれでいいと思うわ。 そういう事なら、派手な攻撃で引き付けできそうな私も陽動に行くわ (敬称略) 陽動 ・ライラ(ウォーリア) ・ハヤール(ウォーリア) ・ミツキ(キャスター) 避難・救出 ・Есөнхумс(ウォーリア)
……ガンシャルア。狂桜会のヒーラーだ。よろしく頼む。 主人の前、か。これは、頑張らねばならんな。 人数割り的には救出・避難側にいた方がよさそうか。 女たちが民家、それ以外が馬蔵、とみると、 恐らく奴らは馬蔵には用がなくは手薄……のはず。 もちろんハヤールの言う下調べは必要だろうが、 今のところ俺はそちらを狙おうかと思っている。
ふふ、気張りすぎて足元を掬われんようにの。ガンシャルア。 >避難・救助について ん?万が一に村に火がつけられた時の事を想定しての村から避難させる…と思っていたが。 まぁ、村人達の大事な住処じゃ、そもそも火はつけさせんように動きたいところじゃ。 それに、火計をするとなると賊共自身も只で済まん故、奴らにとっての最終手段になるじゃろう。 そうなる前に殲滅すればよい。 村人達は1箇所に…この場合は民家が良さげか。そこに集めた上で戦闘、じゃな。 >事前の調査やら どの程度周到に行うか、じゃな。 最低限の動きで済ませるならば、救出班は事前に馬藏付近に潜み、そこで軟禁されている村人達に、別の軟禁場所である民家の場所を聞いておく。 その上で陽動班の動きに合わせて、村人達を民家へと誘導し1箇所に集める、で良いと考えた。 その過程で見張りがいるやもしれんが、事前の報告を見る限りさして脅威では無いじゃろう。 Есөнхумсの言う小細工を仕込むのも良い手ではあるが、村人が人質として取られる可能性がある以上、個人的には準備は最低限に済ませ、事を早く済ませたいところじゃ。 とはいえ、出発までまだ時間はある。 他の意見も出た上で、方針次第では仕込みを行う事も賛成じゃ。 確実性は上がるしの。
と、連投失礼する。 ミツキはまとめに感謝じゃ。 ウチも避難・救出班として動く予定じゃ。 あとはリリアーヌもこちらに加えさせる。ガンシャルアと共にЕсөнхумс達と協力し、村人を守れ。ウチも尽力しよう。 (敬称略) 陽動 ・ライラ(ウォーリア) ・ハヤール(ウォーリア) ・ミツキ(キャスター) 避難・救出 ・Есөнхумс(ウォーリア) ・ガンシャルア(ヒーラー) ・咲羅(シーフ) ・リリアーヌ(ウォーリア) それと確認じゃが、ウチはこやつら賊を皆殺しにするつもりでいるが、 連動の兼ね合いやらで、賊を生かして話を聞きたい、と考える者はいるかえ?
……………おぉ、なるほど。 陽動。作戦上手いね。 クーは陽動班に参加で。 シーザーロアが効果的っぽい。 (敬称略) 陽動 ・ライラ(ウォーリア) ・ハヤール(ウォーリア) ・ミツキ(キャスター) ・クー=ウィッシュ 避難・救出 ・Есөнхумс(ウォーリア) ・ガンシャルア(ヒーラー) ・咲羅(シーフ) ・リリアーヌ(ウォーリア) クーは殲滅で考えてたよ。 賊から情報か………。
>皆殺しするかどうか 私は「投降したバルバロイ」及び「余裕があれば最後の何人か」は生かして話を聞いてもいいとは思うわ。 捕縛自体を目的とせず、やれたらやる位のスタンスね。 倒すより捕縛の方が難しい以上、村人の安全の方が優先だと思うわ。 (敬称略) 陽動 ・ライラ(ウォーリア) ・ハヤール(ウォーリア) ・ミツキ(キャスター) ・クー=ウィッシュ(ウォーリア) 避難・救出 ・Есөнхумс(ウォーリア) ・ガンシャルア(ヒーラー) ・咲羅(シーフ) ・リリアーヌ(ウォーリア)
配置、了解致しました。 私もスタンスは『投降、気絶などの要因で戦闘終了時に生き残ったらわざわざ殺しはしない』になります。 最優先は村人の救出と考えますので。
人数的には陽動が多めの方がいいと思うんだが、 俺の能力的には村人探すのが向いてると思うんで、一応救出側で申告しとくぜ。 やる気のなくなった敵はギルドにでも任せてしまえばいいだろう。 ただし、逃走を許すわけにはいかないな。 村人を1か所にまとめて守る、で大きな異論はないんだが、 広場のような場所だと隙間を埋めきれない、全員が入れる丈夫な建物がないかもしれない、 ってのが懸念かな。 チャンスがあれば村外に逃がすことも考えて損はないかもしれない。 (敬称略) 陽動 ・ライラ(ウォーリア) ・ハヤール(ウォーリア) ・ミツキ(キャスター) ・クー=ウィッシュ(ウォーリア) 避難・救出 ・Есөнхумс(ウォーリア) ・ガンシャルア(ヒーラー) ・咲羅(シーフ) ・リリアーヌ(ウォーリア) ・キルシッカ(シーフ)
変に小細工を弄しすぎて助けられなかったら元も子もねぇか 気をつけるわ >バルバロイ 皆殺しに1票で 聞きたいことも今は特に思いつかねぇし、下手に手加減すると余計な怪我が増えそうだ オレに怪我が増えるならまだしも、村人や仲間につくのは勘弁してぇし あと、全滅が目的だしな 全滅って、殺せってことだろ >救出 先に馬小屋の男共を解放した方が、女子供よりは移動速度早いだろうから合流させやすいな 馬小屋に馬とかいねぇかな?使えたら使いてぇな
>バルバロイ 我輩個人の考えとしては、なるべくならば罪を犯した者は法によって裁かれるべきだとは思う。 …が、今回の件に関しては他の者も言っている通り全員を捕縛できる程の余裕はない以上、まず全滅させるつもりで掛かり、その上で生き残った者が居れば捕縛し、然るべき所に送りつける…という形が良い哉と。 今後の賊の動きに対する情報収集も兼ねられるであろう。 >陽動 我輩もシーザーロアで気を引ける様にしよう あとは動きに小回りの利くチャージングや破脚砕などで敵の動きを止めるように立ち回るつもりだ。
>バルバロイ 悪いことした獲物に情けはフヨーなんだよ! とはいっても、自分からごめんなさいするいい獲物はホカクしてもいいんじゃないかな? とりあえず、わたしはごめんなさいする子以外は狩るつもりだよ! >避難場所 1か所で難しければ、2か所くらいなら分けてもいいんじゃないかな? キュウジョの方に手を上げてる人も、敵の侵入できそうなところが絞れるところに人がいてくれた方が楽じゃない? 陽動してる間に一か所(馬蔵もしくは民家)か二か所(どちらかに近い場所)へ住民を避難させて、それからは二通り考えられるよ! ひとつは、避難させた場所をみんなで守るように位置取りして敵を狩る方法。 もうひとつは、避難させた後、護衛担当以外の人以外で村から追い立てるように敵を狩る方法。 正直、住民の側に敵を寄せるのは嫌だなーって人はいるかもしれないけど、わたしはゼンシャの方が全員で狩れるからいいかなって思ってるよ!
>バルバロイ ユズルさんも、皆殺しにしちゃってくださいってはっきり言ってたから、 基本方針は敵殲滅のつもりでいたよ。 投降や戦闘不可能な状態の敵であれば、止めをさす必要まではないかなとも思うけど。 >避難場所 村内の建物内にとどめるなら、軟禁場所のままでもいいかも……? >役割分担 ボクは陽動にまわるね。 見張りの10人だけじゃなく、集会場の10人も集める、のだよね? 交代時間を狙うとか、一度にいっぱい引き付けたい、ところ。 できるだけ目立つように?……狼、ボクのかわりに勇ましく吠えておいて……。 ボク自身は釣られて出てきた敵を、弓で着実に仕留めていこう、と思う。 ◆役割(敬称略) 陽動 ・ライラ(ウォーリア) ・ハヤール(ウォーリア) ・ミツキ(キャスター) ・クー=ウィッシュ(ウォーリア) ・ニール(シューター) 避難・救出 ・Есөнхумс(ウォーリア) ・ガンシャルア(ヒーラー) ・咲羅(シーフ) ・リリアーヌ(ウォーリア) ・キルシッカ(シーフ)
・捕縛を狙うかどうか 俺は特に希望はない。 今のところ「特にチームでは定めない」「作戦最優先」という感じか。 ・救出班 陽動班が手薄にしている間に、人質を一か所に纏めて、防衛線を張る形か。 シーフが2人もいれば、ウォーリアとも合わせて2~3人の見張りなら奇襲でこっそり安全に排除、とかもできそうだな。 集める場所は確かに民家の方が入り口が狭くてよさそうか。 ……手元に「光縛封」というスキルがあるので、念のため持って行く。 3ターンの間、へクス1つを「物理攻撃で壊せない結界」で封鎖するスキルだ。 最悪そのへクスのバルバロイを閉じ込めることもできるはずだから、緊急時の時間稼ぎにはなるだろう。
元の軟禁場所2か所が、近くにあればそのままでもいいけどな。 離れていた場合、両方を守るのが難しくなるだろう。 村の奥の1か所に固めた方がいいんじゃないかと考えてるぜ。 んで、避難誘導が終わったら、陽動組が押し込んできた敵を挟み撃ちに出来りゃいいな。
ふむ。流れをまとめると、 ①救助組は馬蔵付近に潜伏 ②陽動組が可能な限り派手に動き、敵全員を引きつける ③その間に救助組は馬蔵の村人をつれ、もう1箇所の軟禁場所の民家へと移動。村人を1箇所に集める ④その後、陽動組も引き付けた敵を引き連れ民家へ付近へと移動し、救助組と合流し総力戦(村人達に敵を近づかせる事になるが、敵全員の動向を皆で見れるというメリットもある) ⑤投降する者は一旦生かす という感じかの。
うんうんっ。わたしも、キルシッカと同じように考えてたよ! 閉じ込められてるところが近ければそのままでもいいかもだけど、離れてたらもっと手を割かなきゃいけなくなるからねっ。 守りやすいのは一か所、もしくは近く同士に集めちゃうことだって思ったんだ! ご主人はまとめ、ありがと! 誘導のメンバーはヒトジチの移動中はそちらに行かない様に注意と、あまり離れすぎた場所に誘導しない様にも注意がいるかな? 離れすぎちゃうと、その後みんなで獲物を狩るときに時間がかかっちゃうもんね!
>咲羅 纏めサンキューな! 助かるぜ! うん、大体の流れは決まった感じだな? 狼の相棒がいるから、そいつと一緒に移動中は敵を警戒しとくな んで、村人合流後、サウンドボムで合流したって合図を出すとするぜ…吠えるとか、まぁ、そんな感じで 【陽動組】と挟み撃ち時には建物を警戒しつつ戦う感じだな 見える範囲で、建物に侵入しようとする敵にはチャージングとカバリングで侵入阻止するぞ オレの方は大体そんな感じだ
咲羅様は纏め、感謝致します。 救出班として迅速な撃破に努めましょう。
うむ、ライラは皆と合流するまで、本格的な狩りは「待て」しておくのじゃぞ。 人質誘導中の警戒も承知した。 その間の接敵や、はぐれる者がいない様にも気を配るとしよう。
オーケー、把握したぜ。 俺は超聴覚で、村人たちの位置をできるだけ正確に探ってみるな。 特に女たちがいる民家とやらはどれか分からないといけないからな。
流れの纏め感謝する。 我輩は先に言った様に陽動班として動こう。 あと一応確認というか摺合せだが、陽動班の初動は動きを合わせて村の真正面から突っ込む様になる形で良いのだろうか?
流れ、方針、了解だよ。まとめありがとう。 >陽動組 正面から突っ込む。の言い方でいいと思うけど。 詳しくいうなら、最初に建物の位置や敵の配置を大まかに把握した時点で、 軟禁場所からは離れている、または死角になるような場所を選定、かな? 集会場って村の中心部にあるイメージだから 村内でも少し離れたところで行動起こした方がいいかなと考えた。 ボクの方は索敵関連スキルもいちおう入れていくね。 救助組との合流まで敵を一人も逃さないように、気を付ける。
>ガンシャルア 村人と共に移動する際じゃが、衰弱してたりして助けが必要な者がいた場合、癒してくやってくれぬか。 スキルに空きがればで構わぬ。 もし良いなら、そうしてもらうようその旨をウチのプレイングに入れておく。
了解だ。……該当者が多いと面倒だな。 範囲ヒールを持って行く。
はーいご主人!はぐれないように気を付けるね! >陽動組 ある程度事前に位置把握は出来てた方がいいね! じゃないと、馬蔵と民家の最短ルートとか分かんないし、そっちに敵が行かないように工夫するのが難しくなっちゃうし! わたしも真正面から吠えかかって、避難の方向とは違う方向に追い立てていくね。 避難が終わったのを確認したら、今度はぐるっと敵の背後側に回って護衛組のいる方に追い立てていく感じかな? ひとまずそんな感じでプレイングを書いておくね!
陽動組の動き、把握した。教えてくれてすまぬな。 ならば真正面から向かうとしよう。