【突壁】過激な襲撃犯
馬車猪
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シナリオID:3205
オープニング
帝国過激派の大部分は愛国者ではある。
多くの帝国人にとってメドゥの指先と同レベルの存在ではあるが、彼等なりに帝国のことを考え行動しているのは否定できない事実だ。
だから、帝国復興事業に潜り込んで好き勝手する王国貴族など嫌悪と憎悪の対象でしかない。
僻地で視察中という情報があれば少々遠くであっても襲撃を仕掛けてしまうほどだ。
矢が降り注ぐ。
倒れ伏す戦士を狙う、慈悲なき悪党の所行だ。
憤怒の表情でキャスターが吠える。
矢が突き刺さるたびに聞こえる呻きと肉が貫かれる音が心をかき乱す。
初陣のときから肩を並べて戦ってきた戦友が、今まさに殺されようとしているのだ。
「品がないわね」
肩をすくめるのは帝国代官であるセニャだ。
恐るべき速度と技量で光弾が迫ってきているのに、まるでこれが演舞であるかのように鮮やかに躱してみせる。
「皇帝の配下なのだから最低限の品位は保って欲しいわ」
くすくすと響く笑い声には嘲弄の色は薄い。
最初から過激派の実力にも品性にも期待していないと、貴族うまれの整った顔に哀れみの表情を浮かべている。
生き残りの帝国過激派達は、他の敵を無視して桃髪の王国人だけを狙っていた。
(死ぬ死ぬ死んじゃう!)
そのセニャはいっぱいいっぱいだ。
かつては冒険者以上の力量を持ってはいたが今では追いつかれたり追い抜かれたりしている。
はったりと素質で表面を取り繕っても、剣や術を回避し続けるのは非常に難しい。
(ヴィクトリーソングの使い手はいないって本当でしょうね? ここで死んだら怨むわよっ)
五感と五体を駆使して情報収集と回避を並行して行いスキルを使用して後方へ命令を出す。
セニャの部下達は一瞬も迷わず上司を見捨てて逃げ出した。
「見捨てられたようだな」
過激派が引きつった表情で嘲笑う。
「臣民から見捨てられた人が言うと説得力がすごいわね」
セニャの態度は柔らかく、言葉は剃刀のように鋭い。
激高した過激派相手にくすりと微笑んで、セニャは大きく後ろへ跳んで部下達の後を追う。
過激派達に逃がす気はない。
重傷者に最低限の護衛を残して追撃を開始する。
足止めでセニャの速度を激減させ、比較的軽装なシーフで他の授恵者も追う。
しかし回避に特化したセニャを仕留めるには術も人も数が足りず、振り返りもせず逃げる授恵者に追いつく頃にはヴィントが見えていた。
何も得られず戻ってきた彼等を待っていたのは、不意を打たれて刺された痕跡のある、戦友達の死体だけであった。
●
「急ぎの依頼です」
帝国南部鎮守都市ヴィントを通りがかった、または滞在中だった冒険者に対して冒険者ギルド職員が説明している。
「帝国過激派に属すると思われる小部隊が発見されました」
発見者はそこにいます、と職員が指差す先には酷い顔色で荒い息を吐いているセニャがいる。
格の高い授恵者ではあるが、戦闘しながら延々全力疾走を続けるとさすがに疲れ果てるのだ。
「私より、先に、発見……ごめん息を整えさせて」
ぜぇはぁ危険な感じの呼吸を、セニャは1分近くかけてある程度回復させる。
「私より先に発見して私に知らせた者がいるわ」
おかげで不意討ちを避けることができた。
「まあそれは重要じゃないのよ」
囮として使われた気配もあるしセニャもそれに気付いているがそれより圧倒的に重要なことがある。
「先程、この地図が届けられました」
職員が地図を広げる。
帝国南西部にある、放棄されて無人のはずの宿場町が載っている。
地図にはセニャが遭遇した過激派と拠点の守りについている過激派についての詳細情報もある。
届けられた時点で、過激派のリストからヒーラー2人が二重線で消されていた。
「私と部下は逃げ延びるのが精一杯だったけどスキルは使わせた。今ならまだスキルは回復していないはずよ」
やるなら今だ。
「この依頼は帝国からの依頼になります」
セニャは帝国代官なので職務中のセニャへの攻撃は帝国への攻撃とみなされる。
報復せずに済ます展開はあり得ない。
「敵は10人の熟練授恵者です。ヒーラーが1人もおらずスキルも消耗していますが、十分に気をつけてことに当たって下さい」
とても危険な、依頼であった。
解説
マスターより
リプレイ
挨拶の前に動けば最速だ。
バンビは見た目の割に早くないセニャから細剣を回収してセニャの部下に預けた。
「セニャ、君は今ひどく疲れているんだ。今回はヴィントで待っていてくれ。もし敵襲があっても、今回はとにかく退避するんだ」
アルベルト・V・シュタールシュヴェーアトの発言に、『ここで襲撃があってもここまで攻め込まれはしませんよ』という反応がいくつもあった。
「セニャは大人しくヴィントにおれ、そして重大な仕事が一点ある。そなたの甥御に軍事知識を学ぶか信頼できる参謀を見つけろと諭す手紙を書くことだ」
ベルク・オスマットは沈痛とすらいえる雰囲気だ。
セニャは何があったか察し、精神的衝撃でふらついた。
「スキルが使えないならいざという時回避はできない。必中攻撃は、必ず飛んでくるとみている。部下は護衛として此方も置いていく。体力回復に努めるのだ」
ストレガ・L・リベルガストラは事実だけを口にしてセニャを慰めると同時に調査する。
(疲れが溜まっている。スキルも使えないならいざという時回避はできないのだ)
これが最大の本音ではあるが口にはしない。
「ヒーラーを倒しキャスター他多くの敵を消耗させている。十分すぎる成果なのだ」
セニャの反応を見て慰めの要素を強める。
「学ぶだけで身に付くならいいのだけどね……」
ベルクの期待する内容を書き始めてはいるが、望む通りにできる自信はまったくないセニャである。
「セニャさんもさっきまで同行する気マンマンだったのにバテバテだねー……」
アルマ・ヴァレンタインがセニャの状態を確かめる。
ヴィントにいた授恵者に癒やされたそうだがセニャの消耗は深刻だ。
「後は任せてください。代わりにわたしがフェイクカバーでセニャさんに変装して囮になります」
トーラの態度は礼儀正しく真剣だ。
その真っ直ぐさをからかう気にはなれず、セニャは普段なら冒険者にも教えない情報をトーラへ教え始める。
「その様子では戦力にならないし、それなりに価値ある身柄なんですからね。出来れば例の密偵について調べてくれる?」
アウレーリア・フォン・ネーベルベルクはさりげなく言ったのに、セニャは致命的な命令書が届いたかのような難しい顔になる。
セニャは、諜報の分野で勝てる自信は皆無だった。
●
今まさに撤収の準備が進む建物の屋上で、激しい追撃戦の疲れが癒えなないシューターが目を見張った。
「帝国の恥晒しの【帝国過激派】共め、貴様等に正義の鉄槌を下してやる!」
数百メートル先で騒いでいる黒い騎士はまだいい。
その隣に、寄り添うような距離で、忌々しい王国の小娘が微笑んでいる。
「私に気付いていないのかしら。歳をとるのは嫌ね」
もちろん聞こえている。
乾いた風に揺れる桃髪も見事な姿勢はともかく、台詞が棒読み気味であることに過激派達は気づけない。
(思った以上に効いてます)
今セニャに見えているのはトーラだ。
徹底的に観察した上でのフェイクカバーは非常に有効で、矢の射程外なのに物理的に痛いほどの殺意が飛んできている。
(隠れるならおそらくそこかあそこですから、誘き寄せるのは……)
看破しにくい場所を選んでからそこを避けるように移動。
敵の中には多少冷静な者もいたが数としては半数程度。
建物の入り口を守っていた2人が気付いた後はもう駄目で、最初は荷作りを投げ出したシーフやキャスターが建物から飛びだし、多少は冷静だったシューターも分断を恐れて戦友に追随した。
(変装は効いていないかもー……)
セニャと共に逃げながらアルマが内心つぶやく。
特性スキルと比べると汎用スキル技術の効果は限定的だ。
今回の場合、セニャが連れていそうな授恵者風の変装をしてセニャがこの場にいる説得力を増した程度だ。
(歩哨さんや見張りさんは……誘き寄せはできてるねー……)
アルマは彼我の距離と速度を冷静に把握している。
「過激派っていうのはどうしてこう、いつもピントがズレてるのかしら。愛国者かどうかなんてどうでも良いの、ちゃんと役に立って頂戴」
アウレーリアは本物とは違って息を切らしていないセニャをちらりと見る。
その直後に3本の矢が同時に飛来する。
「世間では魔海竜が大暴れしているというのに、相変わらず帝国過激派は過激派していますね」
後ろ向きに走っていたフリーダ=ブロムヴィストが盾で矢を防ぐ。
完璧に防いでも衝撃は残るはずなのに、短い時間とはいえ肉体を根本的に強化するスキルが被害を0にする。
「啓示でも『こいつら空気を読むという事を知らんのか……』と呆れ気味ですね」
自らを強敵と意識する過激派を、フリーダは平然とした態度で煽る。
(とはいえ逃がすと『後々ガ=バの要因になる可能性大』とも出ていますし、なるべく逃さない様にしたいですね)
誘き寄せも奇襲も半ば成功し半ばは失敗した。
つまり双方持っているものでの勝負になる。
敵シューター3人の狙いが最も近くのフリーダから切り替わる。
リスクを冒してさらに前進し、フリーダほど固くない冒険者を狙うつもりだ。
「仕方がないわね」
アウレーリアは自身が狙っていた展開が消え去ったことを悟る。
「決戦に応じてもらうわ」
だから次善の展開を狙う。
路上を封じ隣接する壊れた建物と建物の間を塞ぐ形で光が乱舞する空間を3つ出現させる。
アーケインストリームだ。敵味方の中間あたりに現れたそれは追撃する側にとっての脅威でもある。
敵の速度が低下。
代わってスキルの消耗がない精鋭ウォーリア2人が、攻撃を浴びる覚悟をした上で光に突っ込んだ。
「遅い」
バンビは不敵に笑いながら猛烈な速度でエーテルを集めて自身の魔力を瞬間的に増大させる。
直後に発動した術は敵ウォーリアを2人とも爆発に巻き込む。
直径約15メートルに達する暴力は少々の技術や戦術では対抗不能だ。
魔法攻撃に対しては格の割には強くない2人を容赦なく削る。爆発と同時に多数の礫が襲うので肉体的にも精神的にも痛みは強烈だ。
(初ダメージは戦場の空気を変えますわね)
全身鎧の隙間から滲む血を確認したバンビは即座の追撃を行わない。
敵味方が大勢いる戦場では攻撃が集中し戦死や再起不能になる確率が高いのを知っているので、前衛の陰へ移動し他の仲間とも連携することで生命と戦果の両方を狙う。
「とー……!」
アルマから強力な波動が放たれる。
攻防に関係する能力が個々で2割ずつ上昇する援護は、どんなときでも極めて強力だ。
「ざまあないわね」
トーラの囮はまだ継続中である。
多少マシにはなった棒読みでセニャっぽく挑発しながら、最初はわざと魔力を通さないセルリアンエッジで。
もちろん常に一撃離脱を行い致命的な一撃を受ける確率を0にする。
敵に逃走を選ばせないための、危険を承知の作戦であった。
●
フリーダの勘が強く囁く。
アーケインストリーム発動時、敵の配置があまりにもフリーダにとって都合が良かった。
「ふむ?」
考えをまとめた時には既に加速していた。
足止めされた敵ウォーリアの横を水平方向に落下して突破。
続く敵キャスター2人による攻撃集中済み集中砲火も、白金の守りを貫きはしたが威力の大部分は防いだので生命力の低下は最低限だ。
「啓示によれば『相手の能力をこちらが使ったら、相手はどう思いますかね?』との事ですし」
フリーダが狙うのは、豪華さではずいぶんと差があるが動きが昔のセニャに似た過激派だ。
エーテルが集まりまばゆく輝く白金のパラッシュで、フリーダの目から見ても見事な回避術を圧倒的な力で以て押し破る。
気絶以上再起不能未満の高位授恵者が地面で1度跳ねる。
フリーダが再度先手をとる。
回避と物理に偏りすぎて2人目のシーフはフリーダと同程度の速さしかない。
「……割と、すごくびっくりですね」
2人目は回避集中を止めていたのでフリーダの一撃を受けてもぎりぎりで耐える。
「スピードが足りませんわ」
バンビが特大のチャンスを逃す訳が無い。
2人目のシーフが逃げ出すよりも早く、空間爆砕で巻き込み止めを刺した。
アルベルトもまた激しく戦っている。
(隠れてはいないのか?)
サーマルアイに頼りたくなるが我慢する。
有用だが通常の視界が使い辛くなる。戦闘開始前にサーマルアイで収集した情報(隠れている敵がいなかった)をもとに素早く決断する。
「セニャの命を狙ったんだ。俺が貴様等に惨たらしい死をくれてやる……」
泥のように粘つき溶岩のように灼熱の怒りに身を任せる。
敵ウォーリアの迎撃は苛烈だがアルベルトの防御力と生命力があれば短時間なら耐えられるし攻撃にはそれで十分だ。
千鳥雷切斬で切り裂き、後退する敵をチャージングで追って無拍子で止め。
これで敵の前衛は1人だけになった。
アウレーリアは逆巻くエーテルの風を常時纏っているような状態だ。
シューターの射程は長く、キャスターであるアウレーリアは当然狙われる。
「時間切れね」
アーケインストリームの効果時間はまだあるが、1度突破されるとそれまでだ。
生き残りの敵ウォーリアはすっかり頭に血が上り、セニャへ突撃してヴィクトリーソングを解き放つ。
セニャなら、最低でも戦闘不能になっていたはずだった。
「残念ですが、セニャさんはここに居ませんよ!」
トーラにとっても痛い一撃だったが倒れるほどではない。
左右の柄から光刃を伸ばす。
ここからは囮ではなく狩る側だ。
異なる色の光刃に対しては敵前衛の分厚い物理防御は機能せず、トーラ単独で大きなダメージを与える。
敵の前衛が倒れるまで時間はかからなかった。
●
青藍に光る鎖が戦場を蹂躙する。
熟練授恵者にとっては痛打ではあっても致命打ではないはずなのに、鎖の先端の錨がぐるりと犠牲者を回って鎖に絡みつくことで凶悪な状態異常をもたらす。
(これは厳しいのだ)
圧倒的有利のはずのストレガは厳しい表情だ。
矢よけの術は使い尽くした。敵3人分の攻撃が集中するだけで倒れかねない。
トーラが矢を回避しながら敵ウォーリアに光刃を連打し仕留める。
軽装に見える敵シーフの刃がストレガに届く。
普通に戦えば相性は最悪に近いので、虎の子のであるエーテルの遮膜を使い防御するしかない。
「望み通りに焼いてあげる」
アウレーリアの火球が降り注ぐ。
どう見ても冒険者も巻き込まれそうだが術制御は完璧なので痛みと被害を与えられるのは敵だけだ。
敵シーフの回避能力を上回る精度で、冒険者に近付きすぎた敵を焼き、倒す。
「愛国の為に多少の暴走もあるもの。ゴールディもそうだし。まあしかし知人は獲らせんのだ」
ストレガの極めて高度な付与術は、多少時間が経過しても抵抗を許さない。
数人が事実上足止めされた過激派は、開戦当初はできていた連携がほとんど機能しなくなる。
アルベルトは強大な攻撃力と優れた防御力で大暴れしているが生命力はそろそろ危険だ。
「ふふふー……!」
神材の胸当てなどの防具をエーテルで光らせながら、アルマがヒールとサイドヒール改を途切れなく使用する。
特大の物理攻撃力と魔法攻撃力にヒーラーとしての効率的エーテル操法まで身につけているので1度の回復術行使でも非常に回復する。
しかもかなり固いので攻撃されても安心だ。
味方も癒やすサイドヒール改でアルマ自身も回復し、回復手段が既に失われた賊とは対照的に戦闘力と生命を維持することに成功している。
「出自はどうあれ次期侯爵夫人となる者にして現役の代官に危害を加えて生きて帰れると思うなど、過激派はずいぶんと我が主たるレイウェスト殿下の御威光と名を軽んじてくれているようだ」
ベルクは切り刻んだ敵シューターを蹴り倒す。
格が近くても、護衛がいない後衛を襲えば一方的な展開になる。
アルマと合流する前に2人を戦闘不能に、1人をおそらく死亡させていた。
「ヒールが品切れだよー……!」
自陣営の弱点を堂々と言うアルマ。
既に半数以上倒れた敵にとっては挑発兼嫌がらせだ。
味方の生命力を最低でも半分まで回復させた状態で、自身の攻撃力を闘気槌として振り回す。
(全員は無理かー……)
ベルク達が追撃するがどこに敵拠点があるか分からない状況で長時間の追撃を行うことはできず、何人かの逃亡を許してしまう。
その過程で過激派でも冒険者でもない授恵者の気配だけが、何度か感じられた。
●
「おいおい、今更命乞いか……ふざけるな!」
アルベルトの怒声が遠くまで響く。
普段の彼なら絶対にやらない行動だ。婚約者の命を狙われたので無理もない。
激情に駆られて過激派に止めを刺そうとして、今殺すのはこれ以上苦しませないための行動になってしまうのではないかと思い至り一旦行動を保留にする。
フリーダは外から聞こえる音から状況を察する。
荷作り途中の品を調べてはいるが地図などはない。過激派の別拠点の場所を外部に漏らさないよう、真っ先に処分していたのだろう。
「逃げる宛てはあったのだろう」
ストレガは書簡を中心に確認中だ。
直接的な表現はない。だが書簡を複数並べて比較検証すれば高確率で得られる。
「……調査に時間がかかりそうなので撤収作業を引き継いでヴィントへ持っていくのだ」
フリーダも同じ考えだったので、特に揉めることもなく作業が加速した。
「どう考えても今回の黒幕は過激派を潰したがっている、ならば間違いなくこの場を観察していたはずだ、我らが討ち漏らした時に備えてな」
ベルク自身が主君にとっての貴重な手駒だ。リスクが大きすぎる行動は難しい。
「セニャ殿と過激派が潰し合って得するのは帝国関係者或いはメドゥとみているのだ。邪魔はしてこないだろうしもし逃がしたら代わりに倒してはくれるだろう。力量を計られてるかもしれないが」
ストレガが分厚い紙の束を背負って過激派の小拠点から出てくる。
「密偵……っぽい人がいたんですよね? 協力者の可能性もあるんでしょうか」
トーラは発言中も警戒を解かない。
場所も密偵も脅威度が不明なのだ。
「協力者の場合はそうでない場合よりタチが悪い。相手がどういった立場で行動しているのかを把握せねば、いざという時頼れる相手かどうかが分からない……どころではないな」
強い怒りで無表情に近くなっていたベルクが表情を歪める。
「無益どころか害悪だからこうして処分されるってこと、せめて死ぬ前くらいには理解していって?」
アウレーリアの尋問はそっけない。
本格的な治療をする時間もヴィントまで運ぶ余裕もないから仕方がない。
「どこかで糸引いて見物してる黒幕がいるようですけど。良いご身分ね、出ていらっしゃい?」
アウレーリアが鎌をかけて見ても反応はない。
「見ているか聞こえているはずだ。本当に……なんだこの不快感は」
奇妙な懐かしさが混じった不快感に、ベルクは本当に嫌そうな顔をしていた。
マスターコメント
ショートシナリオ難しい 報酬:標準8 / 4〜8人
2023年09月17日 16時35分36秒 公開
相談掲示板
シーフのベルクだ、よろしく頼む。 さて、スキルがほぼない敵の制圧戦となると、速攻による制圧で行くか、余裕を持って包囲してから殲滅するか。 と言ったところになるだろうか?
シーフのトーラです。 よろしくお願いします! とりあえずセニャさんに同行してもらうかどうかを決めた方が良いでしょうか。 そこで考えたんですけど、フェイクカバーでセニャさんに変装して、定刻過激派を逃げられない場所に誘い出すのはどうでしょう?
ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくねー セニャさんの同行は本人におまかせだけど反対多そうならそれはそれでー… 特性はインフィニティロアとセニャさん同行なら保険にスケープセイント と考えてたけどフェイクカバーで囮?誘導してもらえそうな感じなら サイドヒールにして回復メインでいこうかなあと あとはチラチラ出て来てたヴィクトリーソングって距離0固定のかわりに 攻撃を必中クリティカルにするえげつない精神こm…スキルだったっけ? タイミングがサブアクションだから移動と併用はできないだろうし、 チャージングでかっ飛んできての「ヌワ--ッッ!!」は心配しなくて良さそうかなあ
ウォーリアのフリーダです。よろしくお願いします。 セニャ様の同行については個人的にはあまり好ましくはないかなと思います。 必中確定のヴィクトリーソング持ち2名+命中の高そうなシューター3名の存在が厄介ですし、 かと言ってセニャ様護衛のために人員を割くとこちらが数的不利になってしまいます。 敵の逃亡可能性を考慮するとこちらは全力で事に当たったほうが良いかと思います。
ウォーリアのアルベルト・V・シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 今回セニャはヴィントに残ってもらうってことで良いと思うぜ。 俺は、『サーマルアイ』で建物内に隠れているキャスターとキャスターと同行しているシーフを探し出して殲滅する予定だ。 あと、敵ウォーリアはキャスターの皆さんに接近前に倒し切って欲しいかな。 セニャの命を狙う連中には惨たらしい死をくれてやる・・・ 最後に、『ハンマー使いのゴブリン』が気になるが今回は登場しないかな?
キャスター、ストレガなのだ。よろしくなのだ。 セニャ殿と部下は置いてっていいと思うのだ。 スキルがない中で回避盾をやるしかないはずなのだ。 ゴブーナ殿について今回は考えなくていいはずなのだ。 もし逃げ切られたら諦める判断なのだ。 こちらの術は 敵にシューターがいる中なので一枠はハリケーンウォールになるのだ。 もう一枠は全員が逃げる判断できると考えてスネアジャベリンにするのだ。
セニャさんはヴィントで待って貰うということで良いようですね。 それではフェイクカバーで囮をやって大丈夫でしょうか? >ヴィクトリーソング アルマさんも言うように、タイミングがサブアクションなのでシーフならフェザーステップで距離を取ればあまり怖く無いんですよね。射程も0固定なので衝撃刃等も届きませんし。 怖いのはシーザーロアと、さすがに無いとは思いますけどドラゴンチャリオッツで味方ウォーリアを飛ばしてのヴィクトリーでしょうか。
はい最遅参のバンビですわ。よろしく。 ずばーんとやったばばーんとやってドカーンとしますのでよろしく。 (いつもとおり範囲魔法を叩き込む予定
と思うでしょう?残念、最遅参は私がいただきます。 ……ごめんなさい、挨拶した気になってました。アウレーリアです、宜しく。 セニャ達は待機で私も問題ありません、囮もアリだと思います。 私も回避型で必中は怖いのですが、惹き付けてくれるならとても助かります。 あとは距離を詰め切られないようにして、澱嵐で足止めして範囲魔法ですね。 キャスターが三人もいれば、十分焼き払えるでしょう。 あとは謎の密偵が何者なのか、気になるくらいですね。
では、フェイクカバーで囮をさせて貰いますね。 よろしくお願いします!