廃校舎の謎
あかつき
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シナリオID:3049
オープニング
そんな学園の廃校舎の一室で一人、ヴァイオリンを構える男子生徒がいた。彼は大きく息を吸って、吐いてを繰り返し、意を決したように弓を握り、そして。
ギィィィィィ…………、ギュィィィン。ギィィィ……コォォオォォ。
「…………だめだぁ」
彼――ウィルは溜息を吐き、その場に疼くまる。
ヴァイオリンが弾けるようになったら、音楽部に入ろう。そう決めていた。そして、早数ヶ月。まるで弾けるようにならないのだ。
ごく一般的な商店を営む両親の元に生まれた平民でありながら、並々ならぬ努力にてパンクリアース学園に入学したウィルであったが、それ故音楽の素養もなく、今までそういったものに接して来なかった。そんな彼が、音楽部の練習していた音色に感動を覚えたのは入学してすぐの事。
しかし、先に述べた通り彼の実家は音楽とは無縁の家系である。寧ろそれなら逆に勉学を優先すべしとの方向性であった。両親としてはウィルの才能を殺してはならないとの配慮であったが、それ故に両親に言い出せず、この楽器も自分の貯金で買ったのだ。
そんな両親ではあるが、きっと自分が努力して透き通った音色を出せるようになり、演奏をすれば、きっと音楽の素晴らしさをわかってくれるはず。
その為には音楽部に入部して、仲間を作り、合奏の一員となる。
だが、その前に楽器が弾けるようにならなければならない。楽器の弾けない者に、音楽部に入部する資格はない。
いや、実際には音楽初心者で音楽部に入部する事も可能だ。だが、ウィルはそんなものは甘えであると思っていた。
両親に、常に人並み以上を見せられるよう陰ながら努力を惜しむなと教育されてきたウィルにとって、音楽部に入るのであれば楽器が弾けるのは必須条件であった。
だが、彼は存外器用な質であると自負をしていたが故に、きっと楽器もすぐ弾けるようになるだろうと思っていた。
だがしかし。
「こんなんじゃ、いつまで経っても音楽部には入れない…………」
最初から楽器初心者ですと言って入部し、楽器の奏で方から教えて貰えば良かったのだが、時すでに遅し。そして何より、ウィル自身に妙な意地が生じてしまって、それを言い出せなくなってしまっていた。
ヴァイオリンが弾けるようになるまで、音楽部には入らない。
つまりのところ、軽い気持ちで決めてしまったが故に、彼はにっちもさっちもいかなくなっていた。
しかし、彼はこの時、まだ気付いていなかった。
彼のこの下手くそな演奏が、廃校舎外にまで聞こえていた事を。
その下手くそな音色に関して、幽霊の仕業であるとか魔獣の鳴き声であるとか、さまざまな噂が立ってしまっているという事を。
そして、その噂の真偽を検証する為に、学生からの依頼を受けた冒険者達が、調査に来ているという事を。
解説
マスターより
リプレイ
ギギギィィィィィ……ギュ、ィィィィィ……。
「ふにゃー! なんだこの音は!」
耳をぺたんと倒し、アルフィー・リッパーはぎりぎりと歯を食いしばる。彼の所属するパンクリアース学園の学生間で噂になっている廃校舎の怪音。何か事件かと様子を見に来たはいいものの。
「…………まさか、お化け……とか……」
何を隠そう、アルフィーはお化けが嫌いだった。何か出来ることがあるかも、と思って来たは良いが、実は結構怖いな、などと。なんとか恐怖を隠そうと、努力はしているのだ。誰が見ている訳でもないが精一杯平常心を装って背中を伸ばして歩いてはいるものの、尻尾はぴーんとしているし、猫の毛は逆立ってしまっている。見るものが見れば一目で怯えているとわかるだろう。
とす、とす、とす。ゆっくりと床板を踏み締め、進んでいくアルフィーの背後で、ぎぃ……と控えめに、物音がした。
「ヒィッ?!?!」
「えっ、あっ、ごめん!!」
飛び上がる勢いで振り返った先でドアを開けていたのはイズル・M・ヴォルゴール。その後ろには、冒険者であるレラと、アルフィー同様パンクリアース学園の学生であるナハシュの姿があった。
「え〜……俺達、変な音の調査に来たんだけど」
そう言ったナハシュに、アルフィーは数回目を瞬き、それから。
「あっ……なんだ、仲間か」
小さく息を吐いて、そう言った。
どうもヴァイオリンの音に似ている。そう言ったのは、イズルだった。
「なんかこう、ヴァイオリン自体が手入れされていない上に、初心者が良い加減に弓を引いてる……みたいな音だけど」
自分が練習した時の事を思い出しながらそう言うイズルに、アルフィーも眉間に皺を寄せて響く怪音に耳を傾ける。ガラスを引っ掻くような音だと思って本能的に聴く事を拒否していたからから気が付かなかったが、確かによくよく聞けば、そして好意的に捉えれば、ヴァイオリンの音……の、ような気がしてきた。
「そう言われてみれば……確かに」
音楽都市で楽器を習い、音が出せるようになった事を思い出す。確かに最初に触った時は、こんな感じの音だったかも。ここまで思い切り良く大きな音を出しはしなかったが。
「地獄から何か這い出して来てる音かと思って、ギュンタびっくりでした」
安心したように胸を撫で下ろすレラ・F・ギュンターに、イズルも苦笑を返す。
「俺も、この廃校舎、度々心霊の話聞くからもしかしたら、って思ってたんだけどね」
古い建物には思いも集まりやすいと聞くし、何か学びが得られたら……と、思ったのだが、それはそれとして。
「っと、この部屋だぜ」
耳を澄ませていたナハシュが、とある教室の扉を指さし、四人は足を止める。それぞれに顔を見合わせ、そして。
「失礼するですよー!」
さて、果たしてどう声を掛けるべきか、どう説得すべきかと逡巡する中、一番に扉に手を掛けたのは、レラであった。
「ひぇっ?! なっ、なんです?!」
思わぬ来訪者達に、ウィルはヴァイオリンを構えたまま、素っ頓狂な声を上げたのだった。
●
「え、つまり……皆さんは俺のヴァイオリンの音を調査しに、その、ここまで?」
気不味げにウィルは四人に問う。
ウィルは気付かなかったらしいが、一部の学生達や教師達の間で廃校舎の怪音として噂になっていた事。ゴーストや悪魔の仕業ではないか、などという憶測まであった事。その調査がギルドに持ち込まれた事。ウィルは、4人へと、完全に独学でヴァイオリンの練習をしていたとの話をして、それから身を縮めて項垂れた。
「なんか、ご迷惑をお掛けしてすいません……。っていうか、その……そんなにヤバい音、してたんですね……。全然気付かないで、すいませんでした」
しゅん、とした様子でヴァイオリンの弓を握りしめたウィル。
「いやほんと、ゴーストだの魔獣だの棲みついてるかもしれねえから……ってことで見に来たんだよ」
そう言うナハシュに、頷くアルフィー。
「毛が逆立つくらいの音だったぞ」
勿論、悪い意味で。実際逆立ってたのは……怖かったからの方が強いけれども。なんて、言いやしないが。
2人に忖度のない指摘をされ、ウィルががっくりと更に一段階項垂れたようだった。もう少し折れ曲がると床についてしまうくらいの落ち込みっぷり。が、しかし、学生教師共に影響が出てしまっている以上、そのままにしておく訳にいかないし、何よりウィル自身の為にならないだろう。話を聞いておいて、じゃあ後は勝手にしろ、とは流石に言えないし、もしかしたら繰り返してしまうかもしれないし。
「ギュンタ、はっきり申し上げまして音楽は良くわかんないです。でもヴァイオリンが一般的に難しい楽器ってゆのは知ってます」
うんうんと頷きながら、レラが言う。
だから、こんな怪音が出てしまっていたんだろう。なんせここには彼一人しか居らず、習った形跡もなく、且つついさっき彼自身が完全に独学だと言ったのだ。だから、綺麗に音が出せないのはある意味仕方がない。だが、しかし。
「これは素朴な疑問なんですけども、ウィルさんはなんでヴァイオリンを選んだんですか? 何かしら思い入れとかある感じです?」
レラの問いに、ウィルはハッとして、ぱちぱちと目を瞬いた。
「それ、俺も気になってたんだ。なんか理由とかあるのか?」
アルフィーからも同様の質問をされたウィルは、果たしてその理由を言うべきかどうか迷っているように、口をぱくぱくと開け閉めしている。言いづらい理由なのか、純粋に初対面の相手だから嫌なのか、それとももっと別の理由なのかは、わからないけれど。
「俺も仲間が弾いていたのを見て、かっこいいって思ってこの間ヴァイオリンを音楽都市で習ったんだ」
アルフィーのその発言に、ぱ、とウィルの表情が明るくなった。
「でも先生に習っても音階が出せるのがやっとで、今も練習してるんだ。だから、ウィルもなんか理由とか、あんのかなってさ」
その理由に勇気付けられたのか、ウィルは一度ぎゅう、とヴァイオリンと弓とを壊れない程度に握りしめ、小さく頷いた。
「俺も……おなじ、で。友達が、弾いてたんだ。クラスの友達。楽しそうに、綺麗な音でさ……。俺、今まで音楽って、特別な人しか出来ないものだと思ってて、なんていうか、別の世界のものだと思ってたんだけどさ……」
身内に音楽をやっている者はいなかった。商売でお金付き合いのある貴族が目を掛けてくれて、いつか彼の役に立てるようにと両親に勉強の為の時間と教材とを用意してもらって。そうやって、この学園に来て、そして、音楽に出会った。
「小さい頃、手拍子とか太鼓みたいなのは叩いた事あったんだけど、そうじゃなくてさ……なんて言うのかなぁ……音が、出るだろ。すごいよな、こんな細い線から、あんな綺麗な音……」
愛おしげに目を細め、ウィルはヴァイオリンを見つめる。
「じゃあ、楽器はヴァイオリンが良いんだな? 別の楽器とかじゃなくて」
音楽がしたい、という話であれば打楽器などの楽器に変更したら良い、と提案しようと思っていたナハシュが確認の為に問う。
「うん……自分の金で、どうしてもこれが良いって思えたの……これが初めてだったんだ。俺は、ヴァイオリンが弾きたい」
「なるほど、それでしたら、ヴァイオリンを頑張って弾けるようにする方向で考えると言う事で」
うんうんと頷き、レラは続ける。
「だとしたら、まずは素直に経験者から教わってみませんか。さっきアルフィーさんが言ってましたが、ギュンタもヴァイオリンは独学で音を出すのは難しいと聞き及んでおります。もし弾けるよになったしても入部してからまた困っちゃいますよ」
確かにそれは尤もなアドバイスに思える。アルフィーだって弾けるようになるには教えてくれる師が必要だったし、現に今ウィルはまともな音を奏でられていない。
だが、それをわかっていても尚、ウィルは首を縦に振ろうとはしなかった。
「俺、あんまり詳しくないんだけど……音楽部はうまくないと入れないのか? 初心者でも入りたいって言ってもいいと思うぞ」
首を傾げるアルフィーがそう言うも、ウィルは俯いてしまって反応がない。聞いてはいるのだろうが、聞いてないんじゃないかと不安になるくらいだった。
「騒音もこれ以上騒ぎになると面倒だろうし?続けるなら他の奴……部活が無理なら、学校の教師に教えてもらえばいいんじゃねえの?」
実際騒ぎになりかかってはいるのだから、とナハシュが言えば、ウィルはすう、と大きく息を吸って、吐いてを数回してから、前を見る。その瞳に、わずかに涙が滲んでいた。
「えっ、あっ、大丈夫です! ギュンタ達、別に責めてる訳ではないですよ! ただその、心配なだけで……」
わたわたと、レラがウィルの背中をさする。ぽろりと一粒、その頬を、涙がこぼれ落ちた。
「なんか……楽器とか、音楽とか。俺なんかがやって良いのかな、って……思ってて。だから、綺麗な音が出せるようになったら、やって良いって勝手に決めて……それで、みんなに迷惑、かけてさ…………馬鹿だよな……」
ぐすぐすと、袖で目元を擦るウィル。これはもしや、良くない流れなのでは。慌てたナハシュがそんな事言うなと、声を掛けようと口を開いたその時。
「じゃあ、練習しよう」
それまで黙っていたイズルが、口を開いた。彼の手元には、部屋の中にあった教本が握られている。どうやらウィルが使っていた教本の中身を確認していたらしく、他にも数冊、そこらに放られている机の上に積まれていた。
「え、でも……悪いから……」
「そんな事ないよ。音なら、きっとすぐ出せるようになる。大丈夫だよ」
そう励ましながら、イズルはウィルの抱えていたヴァイオリンと弓とを受け取った。そして、数回弓と弦とを擦り合わせ、音を鳴らせる。
「……あんまり良くない音だな」
ナハシュの感想通り、あんまり良くない音だ。
「調律があってないみたいだから、そこをクリアしたらもう少しマシな音になると思う」
言いつつ、少し弾いて音を直してを繰り返し調律を始めるイズル。
「そう……だったんだ……」
愕然としたように呟くウィルに、教本を開いてとある楽曲の楽譜の部分を開いて、指差してみせる。
「で、さっき見繕ったんだけど……この曲が一番弾きやすいと思う。どうかな?」
無言で楽譜を見つめるウィルの様子を見守る事数秒。
「もし、楽器と同じでどうしても弾きたいっていう曲があるのなら、それをやろう。どこまで教えられるか……俺もずっと付き合える訳じゃないけど」
そう続けるイズルに、ウィルはゆるゆると首を横に振る。そして、開いたままの楽譜を指さした。
「この曲……弾けるように、教えてください。俺、この曲を弾けるようになったら……その……」
言い淀んだウィルはしかし、ぎゅっと目を瞑り、大きく息を吸って気合を入れて、頷く。
「音楽部、に、入部……したい、って、言いに……行きたい……」
こんなところで怪音を立てていたって、害以外の何にもなりはしないだろう。結局は一歩踏み出す、勇気が欲しいだけ……なのかもしれない。正直、今のウィルにも、調査の為に集まった4人にも、正解なんてわかりはしないけれども。
「じゃあ練習だ。あんまり気負いしないで。音楽は音を楽しむだから。始めたての今は楽しんで」
頷くウィルだが、その表情は緊張ですっかり強張っていた。
●
それから、みっちり一日練習した頃。
「お……おー!! 良い感じでしたよ!!」
ぱちぱちぱちと拍手を送るレラ。
イズルの調律と姿勢のアドバイスの成果か、アルフィーの弦の当て方へのアドバイス成果か、ナハシュの音のズレに対するアドバイスの成果か、はたまた落ち込んだ頃にかけてくれたレラの励ましの成果かはわからない。
だが、とにかく最初のノコギリか何かでガラスを引っ掻くような怪音の類ではなく、しっかりとヴァイオリンの音色として聞こえる範囲の音で、しかも曲として成り立つ程度の音の繋がりを持った演奏だ。
「努力の甲斐があったじゃねぇか!! がんばったな!!」
笑顔で背中を叩くナハシュに、ウィルは擽ったそうに笑って、ぎゅうっとヴァイオリンを抱きしめた。
「ほんとに……ありがとうございました……っ!!」
ぺこりと頭を下げるウィルに、イズルはほっと息を吐いた。
「良い演奏だったよ。ここまで弾けるようになるとは思わなかった」
頷くウィルへと、イズルは続けて問う。
「で、なんだけど……音楽部の先輩は、きっと新入生の入部した人に教えてるだろうし、俺より教えるのも上手なんじゃないかな? まぁ、無理にとは言わないし、入部するしないはウィル君次第だけれど」
ウィル君はどうしたい? 音楽部に入る以外にも音楽を続ける方法はある。別に仲間を探すとか、一人でこのまま練習しても良いだろう。言外に問うイズルへと、ウィルは数秒黙り込んだ後。
「音楽部……入り、たい…………です……。だって……俺が憧れたのは…………音楽部での、音楽だから……」
ぽつ、ぽつ、ぽつ。自身の思いを噛み締めながら、ウィルは言葉を紡いでいく。音楽部に、入部したい。その気持ちは嘘偽りなく、そして何よりもの願いだ。でも、だからこそ。
「だけど……その、ちょっと…………怖い…………かも……」
気不味そうに溢すウィルに、アルフィーはからりと笑う。
「じゃあ、俺も付き添うぞ! 任せろ!!」
申し出るアルフィーに、レラもナハシュもイズルも頷く。
そうして、5人は音楽部の部室のある方へと歩いていく。
後日、音楽部でヴァイオリンの練習に励むウィルの姿が見られるようになり、代わりに廃校舎からの怪音は聞こえなくなったのだった。
マスターコメント
ショートシナリオ易しい 報酬:少ない4 / 4〜8人
2023年07月01日 07時46分25秒 公開
相談掲示板
出発期日も近いことですし、成立を祈りつつ。 イズル・M・ヴォルゴールです。よろしく。 俺は学園の生徒ではないので、依頼には「変な物音の調査」として参加します。 ウィル君には事情を聞いた後、ドレミの引き方程度は教えようと思ってる。 数ヶ月一人で練習できるくらい楽器や音楽に思い入れが強いみたいだから。 最初は皆初心者だし、簡単な曲を弾くにも音の出し方を覚えないと。 その後に音楽を続けるか、楽器を変更するのは本人が決めることだと思う。 あと、見学でも一度は音楽部へ行けるように背中を押すことができればいいかな。
ギュンタのお名前はギュンターと申します。どぞ、よしなに。 無事依頼が成立するとよろしですねぇ。 ギュンタ、はっきり申し上げまして音楽は良くわかんないです。でもヴァイオリンが一般的に言って難しい楽器ってゆのは知ってます。 ご本人にこだわりがあるのでしたら頑張って頂きたいところですけど、それなら尚のことまずは先生の下で学ぶことを勧めたいですね。独学で音を出すのは難しいと聞き及んでおりますし。 ですので、まずはどうしてヴァイオリンを選んだのか、とゆところからお話を伺ってみよかと考えております。 あくまでご本人が当初立てられた目標達成を目指すのか、ヴァイオリンに拘りはあるのか、みたいな話をしてみよかなと。
ふぎゃー。なんだこの耳障りな音は…ま、まさかお化け!(尻尾をピーンとさせて) あ、ヴァイオリンの練習だったのか。 それにしてもひどいお…うん…頑張って練習してたんだな。 ヴァイオリン難しいよな。俺もこの間習ったけどきちんと音が出るようになるのと、ドレミの音階までしかできなかった。師事されることの大切さを教えられたらと思うぞ。
ナハシュだ!よろしく。 俺もヴァイオリン良く分かんねえ! やっぱ普通にやったらああいう音になるよなあ。独学でやんのが無茶だってのはよくわかるぜ。 とりあえず何で俺らが来たかってのの説明と、後はやっぱ誰か氏らに教えてもらった方がいいんだよな。見学に行く、知り合いの誰かに教えてもらう、此処の誰かに教えてもらうでもいい、何かしらいい方法が見つかればと思うぜ。 どうしてもダメなら打楽器とかにすりゃあいいよ。あっちのがヴァイオリンよりは楽だろ。