【泥乱】皇帝陛下の先触れ

革酎

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シナリオID:3028

オープニング

●纏めて斃せ
 ギシュム族の集落に、その男達は現れた。
 シルトラース帝国軍最強の名を欲しいままにした精鋭部隊。その名も、帝国近衛連隊。
 帝国滅亡前には1000にも及ぶ兵数を擁し、その全員が授恵者で構成されていたという名実共に至高の最精鋭部隊である。
 幽界樹出現による帝国滅亡の際には皇帝ヨゼフ・バルダスと共に悲劇的な運命を辿ったと思われていたが、皇帝ヨゼフは無事に脱出を果たしており、そして帝国近衛連隊の一部残党も辛うじて生き延びていたらしい。
 そして今、帝国近衛連隊長マクシミリアン・ミルドが自ら数十の近衛連隊兵を率いて、ここディズル大湿地帯に姿を現した。
 彼らはいう。
 雲霞鳥も泥血啜る月吸蟲も、同時に斃してしまえば良い、と。
 リザードマンの古老達は本当にそんなことが出来るのかと疑念を傾けたが、マクシミリアンは可能だと胸を張った。
 自分達の作戦に協力すれば、雲霞鳥の巣を破壊し、泥血啜る月吸蟲もろとも討伐することが出来るだろうと豪語したのである。
 このマクシミリアンの言葉に、多くの若きリザードマン達が賛同した。まるで熱にうなされるかの如く、盲目的に信じて疑わないリザードマンの若者達。多くの年老いたリザードマンはその行く末に危ういものを感じたものの、マクシミリアンが示す自信と若きリザードマン達の勢いに半ば押し切られ、口を閉ざすしか無かった。
 こうして、方針は決まった。
 若きリザードマン達の圧倒的な支持を得たマクシミリアンと彼の部下達は、数日後には雲霞鳥の巣へと突入して、一大壊滅作戦を決行すると宣言した。

 同日、午後。
 マクシミリアンはギシュム族の集落内にある冒険者ギルドの簡易出張所へと足を運んだ。
 粗末なテントを張っただけの極めて簡素な佇まいだが、一応、冒険者ギルドとしての業務は可能なのだということらしい。
 受付カウンターには、ハーフリングの女性がちょこんと佇み、愛想良く笑顔を振りまいていた。
「依頼票を一本、作って貰いたいんだがね。お願い出来るかな?」
「はい、かしこまりました」
 ハーフリングの受付嬢はマクシミリアンが差し出したメモの中身を、依頼票へと書き写してゆく。そこには、帝国近衛連隊の突入作戦を支援する為の囮戦術要員募集の文字が躍っていた。
「かなり、危険そうですね」
「うん。だからなるべく、人数を集めたいのだ。冒険者諸君には我らの侵入路から雲霞鳥を誘い出し、そのまま引き付けておいて貰いたい」
 その間に自分達近衛連隊が雲霞鳥の巣へと突入し、敵を壊滅させる秘策を仕掛けてくる、というのである。
 通常であれば眉唾物だと笑われるところであろうが、天下の帝国近衛連隊が実行者として現れた以上、その作戦には大いに現実味と説得力が伴っていた。
 と、その時、横合いから聞き覚えのある声が飛んできた。
「おや……あんた確か、マックスさんじゃないか」
 ふと視線を向けると、巨大な戦斧を背負ったヒューマンの中年男性がひとり。冒険者のアーギス・マーレイだった。
 過日、マクシミリアンはこのアーギスと共にリザードマン親子を雲霞鳥の群れから救い出したという縁があった。あの時は帝国近衛連隊長の肩書は明かさなかったものの、個人的な友誼を結ぶに至っていた。
「聞いたぜ。月吸蟲と雲霞鳥を纏めて始末するんだって?」
「うむ。出来れば、君にも是非お手伝い願いたい。君の力量なら、我らの前に立ち塞がる雲霞鳥共を、大いに打ち破ってくれるだろうからね」
 マクシミリアンの親しげな笑顔に、アーギスは任せろと胸を張った。
「あんたの為なら、露払いでも何でもやって御覧に入れるさ。まぁ見てな」
 アーギスはにやりと笑い返し、依頼票に自身の名を書き込んだ。

解説

状況:  PCの皆様はギシュム族集落の冒険者ギルド簡易出張所で帝国近衛連隊長マクシミリアン・ミルドからの依頼を受け、雲霞鳥の巣へと至るルートの敵を排除する為の作戦に着手したところからスタートして頂きます。  状況はOPに書かれてある通りで、マクシミリアンが率いる部隊を雲霞鳥から守る、或いは別の場所に雲霞鳥を誘い出して帝国近衛連隊の突入を支援するなどの行動が求められます。  敵は群れを作ることでより強大な力を発揮する雲霞鳥ですから、上手く戦術を立てて挑まなければ逆に返り討ちに遭い、依頼主たるマクシミリアンとその部下達を危険にさらすことになります。  十分に注意し、策を練った上で臨んで下さい。 敵:  雲霞鳥の群れが出現しています。  個体であれば然程の強敵ではありませんが、群れを作ることで各個体の戦闘能力が格段に向上します。  今回は巣へと向かう為、前に進めば進む程にその数は増大し、群れの力による各個体の戦闘力向上度合いは跳ね上がっていきます。  作戦実行ポイント付近ではマクシミリアンであっても、命の危険を感じる程の脅威に満ちています。  雲霞鳥の巨大な群れは、それ程の強敵であるということをご理解下さい。  また未確認情報ですが、雲霞鳥の群れの中には特異個体と思われる通常とは異なる姿も目撃されています。その戦闘能力は未知数ですので、より警戒が必要です。 NPC:  主なNPCとしてはマクシミリアン・ミルドとアーギス・マーレイの他、帝国近衛連隊の精鋭や、彼らを熱狂的に支持するリザードマンの若者達が登場します。  尚、突入する帝国近衛連隊兵の凡そ半数程が、布に包まれた大きな荷物を背負っています。マクシミリアンも同様に背負っており、運搬組の彼らは戦闘にはほとんど参加出来ません。

マスターより

 皆様、こんにちは。  ディズル大湿地帯を舞台とした連動【泥乱】のシナリオをリリース致します。  今回はいよいよマックスおじさんことマクシミリアン・ミルドの近衛連隊長としての本格デビュー戦となります。  彼は雲霞鳥と泥血啜る月吸蟲の両方を纏めて斃してしまえとの極端な作戦を持ち出してきましたが、その口ぶりや部隊編成、そして作戦内容などから見て、本気でやり切ろうと考えている様です。  この作戦を成功に導く為に、是非とも近衛連隊に協力してあげて下さい。  上手くいけば、帝国最強の男達と友誼を結ぶことも出来るかも知れません。  それでは、ご縁が御座いましたら参加のご検討を頂けますと幸いです。

リプレイ

●作戦会議
 ディズル大湿地帯の中でも、特に危険とされる区域。
 そこは、巨大な石垣が長城の如き景観を創出している一帯だった。
 所謂封印地帯を形成する為にエーテルの清浄化保持機能を持つ石柱が要石の様に一定区間毎に設置され、その内側に超大型級クリーパー『泥血啜る月吸蟲』を封じ込めている。
 そして同時に、この長大な石垣には雲霞鳥共が特に多く棲みついているともいわれ、この魔鳥共のひとつの巨大な巣としての機能をも兼ね備えていた。
 本来であればリザードマン達の生命を脅かす筈の雲霞鳥だが、皮肉なことに、この魔鳥共が石垣に多数の巣を形成することで泥血啜る月吸蟲を封印地帯内部に押し留める役割を担っている。
 勿論、これは諸刃の剣だ。
 泥血啜る月吸蟲の人里への出現を抑える一方で、これらの雲霞鳥共がリザードマン集落への脅威ともなっている。このジレンマは長年リザードマン達を悩ませ続けていたが、かといって全てを好転させる画期的な策はついぞ発見されることは無かった。
 ところが帝国近衛連隊長マクシミリアン・ミルドは、このふたつの脅威を同時に取り除き、リザードマン達に安寧の日々をもたらしてみせると豪語した。
 果たして本当にそんなことが出来るのか。
 多くの古老達は眉を顰めて話半分に聞くだけにとどめたが、その作戦決行がいよいよ翌日に迫っていた。

 石垣上の雲霞鳥棲息地を遠くに眺める沼地の傍らに、前線基地として設置された幾つかの天幕。
 その中央に作戦本部が置かれ、冒険者達と若手リザードマン戦士代表、そしてマクシミリアンといった面々が封印地帯周辺地図を広げた長卓を囲んで額を突き合わせていた。
「私達で囮班をふたつ編成し、突入路の左右に雲霞鳥を誘い出します」
 コルネリウス・アーラが現在地から目的地までの間に引かれた突入路を地図上に指差し、説明を加えた。
 囮班はふたつ――囮第一班と囮第二班が編成され、この両班が先に突入路周辺の雲霞鳥を左右に誘い出しては殲滅するという戦闘を繰り返し、空いた中央進路を近衛連隊が突き進む、という算段だ。
 今回の作戦に参加する近衛連隊員は半数程が巨大な荷物を背負っている為、隠密性は皆無。
 彼らは雲霞鳥に発見され易く、ひとたび狙いを定められれば格好の獲物と化す。そうなる前に先に冒険者達が進路上の敵を左右に誘い出しては討ち斃し、近衛連隊の為に露払いをやってのけよう、という訳だ。
「中々忙しくなりそうだな。団長、あんたの指揮にかかってるぜ」
 アーギス・マーレイがコルネリウスの傍らでニヤリと笑った。彼は一介の冒険者であると同時に、コルネリウスが団長を務めるロモズ歩兵団の重兵2番隊長でもある。
 そのアーギスからの信頼感には、僅かな揺らぎも感じられなかった。
「えーっと、何だっけ? 雲霞鳥? 話に聞くだけでも中々面倒そうな奴だな」
 群れを形成することで戦闘能力が向上するという魔鳥。群れが大きくなればなる程に、各個体の戦闘能力は桁違いに向上するともいわれている。その特性を受けて、アーテミシアは眉間に軽く皺を寄せた。
 今回、アーテミシアは囮第一班の盾役として参戦している。そのアーテミシアが雲霞鳥の攻撃を引き付けている間に、同班のキオルティス、ナハト・シュライバー、アウレーリア・フォン・ネーベルベルク、セリオス・オーガストといった面々が仕留めてゆくという算段だ。
 キオルティスは突入路上に屯する雲霞鳥を少しずつ、殲滅可能な数で誘い出す、所謂釣り役としての任も受け持っていた。
 一方、囮第二班の盾役はコルネリウス。釣り役はハヤト=ガラン=ヴォルファングで、主な攻撃戦力としてはルチル・プルメリア・グレイハーツ、リディリディ・トゥラ・イェレミース、そしてアーギスといった面々が顔を揃えていた。
「やることは、至ってシンプルだ。囮班が少しずつ突入路上の敵を誘い出しては殲滅し、空いた中央進路を近衛連隊が前進。そして敵が現れれば再度、囮班が敵を誘い出す……単純に、この繰り返しになる」
 セリオスが簡単に纏めたところで、最後の認識合わせの場は解散となった。
 若手リザードマン戦士達はいずれも気分が高揚しているのか、言葉にも力があり、如何にも張り切っているといった様子が見て取れた。
 そんな彼らを頼もしそうに眺めるマクシミリアン。
 だが、最後に命を張るべきは自分達軍人であり、未来ある若者達の命を危険に晒すことは出来ないと常々語ってもいる。恐らく、最終段階では近衛連隊だけが危地へと飛び込み、リザードマンの若者達の安全を冒険者達の手に委ねることになるのだろう。
 少なくとも、ルチルはその様に見ていた。
 第三の巫女とやらは如何にも胡散臭いが、マクシミリアンは信用出来る人物だと思えるし、彼ならその様に判断する筈だと考えたルチル。その人物像には決して、誤りは無いだろう。

●前夜の語らい
 その夜。
 装備品の点検を終えたマクシミリアンは、天幕外の焚火脇で軽い夜食にありついていた。
 すると、何人かの冒険者達が自然と寄り集まってきて、ちょっとした晩餐の体を為した。
「なあ、銀嵐ってふたつ名で通ってた元帝国軍人のこと、知ってるか? ひょっとして、近衛連隊に居たりしなかったか?」
 肉汁たっぷりの串焼きを頬張りながらハヤトが訊くと、マクシミリアンは苦笑を浮かべてかぶりを振る。
「知っていても、公の場では答えられないな。帝国軍上層部や部隊長の身辺情報は、例え小隊長であってもある意味機密の類に属する。だから……後でこっそり訊きに来てくれ。こっそりと、だぞ」
 マクシミリアンの悪戯っぽい笑みに、ハヤトは苦笑を返した。この反応から見て、彼はハヤトの父を知っている様だ。親しかったかどうかは、また別問題だろうが。
 と、ここでルチルが一歩踏み込んだ問いを発した。ハヤトも訊こうとしていたその内容は――。
「正直、皇帝が助力するって話には複雑な気分さ。シグモルやフィルエスでのこともあるからね。現状は確かにレイウェスト殿下とは休戦状態だけど、ヨゼフ帝を快く思っていない冒険者は多い。そこんところ、アンタはどう思ってんだい?」
 その瞬間、マクシミリアンは渋い表情を見せた。
 良心の呵責に苦しんでいるのか、或いは自分達の行動は正しいと自らにいい聞かせながらも内心では葛藤しているのか。
「陛下のお考えは、我々如きでは推し量ることは出来ない。我ら近衛連隊はただ、陛下のご判断が正しいと信じて、そのお言葉に従う……それだけのことさ」
 マクシミリアンが苦しげに絞り出したその言葉に、近くで耳を欹てていたアウレーリアは複雑な思いでその端正な面を軽く歪めた。
 近衛連隊が尚も健在し、今更何をやろうと考えているのか。征竜の巫女と組んで他国を助けるなど、普通に考えればあり得ないとも思う。
 アウレーリアの中では、嫌な予感ばかりが次々と芽生えていた。
(雲霞鳥の巣である封印の石垣を破壊することが、リザードマンの進化に繋がるというの? 寧ろ、出血を強いるばかりなのではないのかしら……それとも、都合の良い竜の誕生でも期待している?)
 言葉には出さないものの、次から次へと疑念が湧いている。
 マクシミリアン個人は決して悪い人物ではないのだろうが、アウレーリアは皇帝が何を考えているのか、更に分からなくなった。
 この時、ナハトが幾分緊張した様子で横合いから声をかけてきた。
 近衛連隊兵である兄が、今回の作戦に参加していないかを訊きたかった様だ。
「そうか、君はシュライバー近衛兵の御家族なんだね? 生憎だが、今回は姿を見なかったな。恐らく今も、陛下の御許で何らかの任務に就いているのだろうが……」
「そう……ですか。ありがとうございます」
 ナハトは畏まって背筋を伸ばした。兄が所属する近衛連隊は小さい頃からの憧れだった。
 今でこそヨゼフとレイウェストは袂を分かってはいるが、ナハトが抱く尊敬の念には変わりは無かった。
「色々と情勢は複雑ではありますが……何とか作戦が成功する様に、全力を尽くします」
「是非ともお願いするよ。しかし兄弟揃って授恵者か……シュライバー家も世が世なら、もっと多くの栄誉を得られただろうになぁ」
 この乱世が残念でならないとかぶりを振るマクシミリアン。ナハトからすれば雲の上の存在ともいえる人物からこれ程の高い評価を得られたことは、最大級の誇りといっても良いだろう。
 と、そこへリディリディがひょっこり顔を出した。
 マクシミリアンが美味そうに頬張っている串焼き肉料理の匂いを嗅ぎつけたらしい。
「……良かったら、一本どうだい?」
「え? 良いのですか? 一本なんてケチことはいわず二本でも三本でも十本でも良いのですか?」
 誰がそこまでいってるんだと他の授恵者達は呆れるやら驚くやらで苦笑の連鎖だが、マクシミリアンは是非ご馳走しようと、傍らに置いた盆から十数本の串焼き肉を取り出して焚火にくべた。
「マックスおじ……いえ、ミルドさんがご自身で下ごしらえを?」
「こう見えても肉料理には一家言あってね。あ、任務外ではマックスおじさんで良いよ」
 からりと笑ったマクシミリアンだが、リディリディの視線はジューシーで香ばしい串焼き肉の、火に炙られて肉汁と脂がじゅうじゅうと音を立てている様子に釘付けだった。

●雲霞鳥を滅ぼす為に
 翌朝。
 囮第一班と第二班の面々は予定通り、先行して突入路上を走り出していった。
 近衛連隊はその後に続き、若手リザードマン戦士達と共に行軍を開始する。
 そんな中で、帝国近衛連隊兵に扮していたアルシエラ・ライゼルは極めて早い段階で、マクシミリアンからその正体を見抜かれていることに気付いた。
 勿論騙すつもりは無かったのかも知れないが、敵を欺くならまずは味方からの精神で、こっそり近衛連隊兵の中に紛れ込んで、迫り来る雲霞鳥を速攻で迎撃する腹積もりだった様だ。
「まぁ、アイデアは悪くないがね。しかし作戦の最終段階では君も他の皆と一緒に撤退して欲しい。これは依頼者としての指示だから、それだけは守ってくれたまえ」
「バレちゃしょうがない……了解だよ。ところでマックスおじさんは、どうやって鍛えたの? そこまで強くなるってことは、トレーニング方法とかもきっと特殊なんだよね?」
 しれっとマクシミリアンと肩を並べて行軍を開始したアルシエラ。そのちゃっかりぶりにはマクシミリアンのみならず、他の近衛連隊兵達も可笑しげに笑うばかりであったが、彼らからの視線は概ね好意的で、アルシエラを疎んじる様な気配は欠片も感じられなかった。
 マクシミリアンはそうだなぁと顎先を指で撫でつつ、小首を傾げた。曰く、特別なトレーニング等は何もしていないらしい。訓練は基本と応用の繰り返しで、特訓メニュー等は無いとのこと。
「それよりも実戦経験だな。実地に優る訓練は無いってことだよ」
「つまり、より多くの依頼を受けろってことかぁ」
 強くなるには、それしかない――マクシミリアンは静かに頷き返しつつ、君にも十分可能性はあるから頑張れとひと言、添えた。それは決して社交辞令でも何でもなく、アルシエラの適正や秘めたる才能を見抜いた上でのことであっただろう。

 最初の囮戦は、囮第一班側で発生した。
(信じたくなる気持ちは分かるけれど、根拠は何処なんだろう?)
 若手リザードマン達に対する疑念なのか、或いはもっと別の何かか。
 自分でも判然としない問いかけを心の内に抱えながら、キオルティスは十数羽という規模の雲霞鳥の群れを突入路上から釣り出し、アーテミシアが待つ茂み方面へと誘導した。
 機動力と回避力に自信のあるキオルティスだからこそ可能な役回りだ。
 もし僅かにでも足が遅かったり、敵の攻撃を浴びてしまう可能性があれば、雲霞鳥の群れを味方が待つ位置へと誘い出す前に集中攻撃を浴び、敢え無く命を落としてしまうだろう。
 そのキオルティスが誘い出してきた群れに対し、セリオスが第一射を浴びせた。キオルティスに向けられている敵意を自分達に向けさせることで、少しでも早く戦闘位置を固定させる為である。
「特異個体は……どうやら今回は居ない様だな」
 セリオスはナハトとアウレーリアに視線だけで合図を送り、誰がどの個体を始末するのか、ほとんど瞬間的に役割分担を決めた。
「案外、距離が遠いわね……テレパスはちょっと届かないかしら」
 そんなことを呟きながら、アウレーリアは間合い内に飛び込んできた群れに光り輝く球状の力場を仕掛け、その移動力を大幅に減じせしめた。
 雲霞鳥は群れを形成している間は強敵だが、それも自在に動き回ることが出来ればの話だ。移動能力を阻害してこちらの思い通りの位置に固定してしまえば、然程の脅威ではない。
 一方、ナハトはキオルティスが群れを誘い出してくる間、他の方角から余計な敵が迫ってこないかと警戒を重ねていた。幸い、囮第一班にも、そして近衛連隊にも近づく群れは無さそうだ。
「なら僕も、キオルティスさんが連れてきた群れに集中出来る……!」
 ナハトは持ち得る全ての技を駆使して、目の前の雲霞鳥殲滅に集中することにした。
「ほらほら、どんどんかかって来いよ!」
 闘気槌を叩き込んで雲霞鳥の怒りを誘いつつ、徹底的に守りを固めるアーテミシア。その強靭な防御性能は雲霞鳥が如何に群れを為していたとしても容易には破ることが出来ない。
 囮班の盾役としては、まさに適任であった。
(けどよぉ、これ一回きりって訳じゃねぇンだよなぁ……数が多くてかなわねぇや)
 内心でボヤきつつも、守りに守りを重ねてひたすら耐える。我慢する。
 その間にナハトとキオルティス、セリオス、アウレーリアが確実に敵の数を削ってゆくのだ。ここはもう腹を括るしかない。

●特異個体の脅威
 アーテミシアが心の内で溜息を漏らした様に、今回の囮戦は一度や二度では済まない。
 石垣に棲息する雲霞鳥の数は異様な程に多く、最初は比較的余裕を持って臨んでいた戦いも、次第に苦しくなり始めてきた。
 各授恵者が肉体的にも精神的にも疲弊し始めるのはいずれ時間の問題と思われていたが、実際に戦闘を何度も重ねて疲労が溜まってくると、こんなにもしんどいものなのかと誰もが驚きを禁じ得なかった。
「オラオラァ! どうしたァ? こっちに来てみやがれ阿呆鳥共!」
 最早何度目の囮戦になるのかも忘れた頃合い、ハヤトが空元気を振り絞って群れを釣り出してきたが、その声をかき消すかの様に巨大で獰猛な唸り声が頭上で響き渡った。
 まさかと思って後方上空を振り返ると、明らかに通常とは異なるサイズの雲霞鳥が他の個体と共に迫ってくるのが見えた。
「特異個体です! 私が引き受けますので、皆さんは通常個体の殲滅を!」
 コルネリウスが一歩前に出て、巨大な体躯の特異個体に光塊を叩きつけての先制攻撃を浴びせた。
 次いでルチルとリディリディが通常個体に矢と魔力での迎撃を撃ち込み、特異個体から引き離しにかかる。ハヤトとアーギスがそんなふたりの前で前衛に立ち、特異個体から離れて襲い掛かってくる通常個体に向かって勢い良く踏み込んでいった。
「ここは、足止めを温存しておける局面では無さそうですね……」
 リディリディは稲妻の網を展開し、一部の通常個体を分断した。こうでもしなければ、こちらが全滅させられる。それ程に、特異個体が撒き散らす霞の威力は強力だった。通常個体が十数羽集まって漸く向上させられる程度の戦闘力を、この特異個体はたった一羽で成し遂げてしまうのだ。
 つまり、今回ハヤトが釣り出してきた群れは数こそこれまでと同等であるものの、その戦闘力的な強度は明らかに倍程度に達している。
 普通に戦っていたのでは苦戦は必至。下手をすれば、こちらが全滅する程の脅威だ。リディリディが通常個体の一部を足止めし、一度に戦える数を制限したのは賢明な判断だった。
「団長も、いつまでも持たねぇぞ! 早くこいつらを始末しよう!」
「今回だけは、全力でかからないとヤバそうだね」
 アーギスの呼びかけを受けて、ルチルもそれまで手控えていた弓術技能を最大限に駆使する方向に舵を切る。リディリディも光弾と魔矢を交互に使い分け、手早い殲滅に集中した。
 そして一定数の通常個体を討ち斃したところで、ハヤトがコルネリウス相手に猛攻を仕掛けている特異個体へと走った。
「後は任せたぜ! 俺はあのデカブツの始末に手ぇつける!」
 ハヤトはコルネリウスを攻撃する為に低空へと降りてきている特異個体の背面上部を目指し、跳んだ。
 一方でコルネリウスは、全身傷だらけになりながらもハヤトの参戦をいち早く察知し、自らも攻撃に転じた。もしここでハヤトが迎撃されてしまえば、戦局が圧倒的に不利になる。特異個体に痛烈なカウンターを叩き込むことで、その防御意識をハヤトから逸らせる必要があった。
「さぁ、ここからが本当の勝負です!」
 コルネリウスは渾身の一撃を特異個体の首筋に叩き込んだ。手応えはあったが、しかし特異個体の頸部を斬り落とすには至らない。
 だが、それだけで十分だ。ハヤトは既に特異個体の背面上に張り付き、巨翼の付け根に必殺の刃を打ち込むことに成功していた。

●最後の突入
 巨鳥型の特異個体はその後、囮第一班の側にも現れ、アーテミシアは盾役として散々に苦労させられた。
 幸いアウレーリアの強大な火力とナハト、キオルティス、セリオスらの接近戦と射撃戦を組み合わせた戦術で辛うじて事なきを得たが、これ以上の継戦は困難であろうと思われるところまで追い込まれた。
 それにしても、雲霞鳥は兎に角、数が多い。
 ここまで両囮班が殲滅してきた雲霞鳥は既に三桁に上っているが、全体の棲息数から見れば、ほんのごく一部に過ぎない。であるのに、冒険者側のこの凄まじいまでの消耗ぶりである。
 雲霞鳥の規模が如何に馬鹿げている程の数に達しているのかが、この一事からでも伺えるだろう。
 だが問題は、ここからだ。
 両囮班は最早これ以上、機能出来ない。であれば、ここから先は近衛連隊の独力で作戦ポイントに辿り着く必要があった。
 ここでマクシミリアンは、アルシエラに振り向いた。
 アルシエラは、頭上を舞う魔鳥の群れの間に鏃を撃ち込み、煙幕を発生させて雲霞鳥同士の位置を錯乱させていた。そうして互いに距離が離れて戦闘力が弱まったところで更にもう一撃を叩き込んで一気に炸裂させる。
 実に巧みな戦術だった。が、流石にこの数ではどうしても限界がある。
 事実、アルシエラの面には疲労の色が見え隠れしつつあった。
 そのアルシエラに、マクシミリアンは穏やかに語り掛ける。
「よくここまで我々をサポートしてくれた。君はもうここから引き返せ。彼らを守ってやってくれ」
 両囮班が誘い出し切れなかった雲霞鳥をここまで上手く撃退し続けてきたアルシエラだったが、そんな彼女にマクシミリアンは離脱を命じた。
「え……まだまだ、いけるんだけど」
「だからこそ、だ。余力のあるうちに彼らを率いて離脱しろ。疲弊した状態では、遅過ぎるのだ」
 マクシミリアンの言葉は依頼人からの指示だ。アルシエラは逆らう訳にはいかなかった。
「君の射撃の腕も、干し肉を使った誘導策も、隠れて敵を狙い撃つアイデアも、全てが素晴らしかった。その技術を今度は、彼らを守る為に発揮してやって欲しい。頼んだぞ」
「……分かった」
 アルシエラはただ、頷き返すしか無かった。

 それから、数時間後。
 近衛連隊は決死の突入戦を仕掛け、多大な犠牲を出しながらも石垣の内側、即ち雲霞鳥生息地域のほぼ中央へと到達した。
 多くの近衛兵が斃れ、マクシミリアン自身も全身血まみれの重傷ではあったが、まだ作戦は完了していない。今、彼らの前に特異個体が一羽、その巨大な翼を広げて立ちはだかっていた。
「ぬぅ……あとひとり、誰か、余力のある者は居ないか……!」
 奥歯を噛み鳴らし、低く呻いたマクシミリアン。
 その時、聞き知った声が後方から駆けつけてきた。
「よぉ! 待たせたな! ここは俺が引き受けるぜ!」
「アーギス! 何故、君が! 引き返せといった筈だ!」
 驚くマクシミリアンに対し、アーギスはそういう訳にはいかねぇと明るい笑みを返した。
「実は俺も、帝国軍人なんだ。尤も、辺境駐屯部隊の下っ端兵だがね。そんな俺が、近衛連隊のあんた達と肩を並べられるんだ。これ程の栄誉は無ぇってもんだ」
 民草の前に、軍人こそが最初に死すべし。そのマクシミリアンの思想に従えば、アーギスにもこの場で命を散らす権利はあった。
 愛用の戦斧を振りかざし、アーギスは僅かに視線を返した。
「うちの団長に、謝っておいてくんねぇかな。重兵2番隊長、勝手に死に場所を決めて済まねぇってな」
 それだけいい残し、アーギスは特異個体目掛けて突撃。周囲からは通常個体が群がり襲い掛かってくる。
 アーギスの姿は見る間に黒い巨大な塊の中へと、呑み込まれていった。

●起死回生の秘策
 マクシミリアン率いる近衛連隊が雲霞鳥最大の棲息地へと突入してから、丸一日以上が経過した。
 ギシュム族の集落に於いて近衛連隊兵が未だ誰も戻ってこない現状に、冒険者と若手リザードマン戦士達はやきもきとした時間を過ごさざるを得なかったが、そこへ奇妙な情報が飛び込んできた。
 封印地帯の奥深くで、巨大な樹木が突如姿を現した、というのである。
 その樹木はまるで生きた怪物の様に振る舞い、雲霞鳥共と熾烈な戦いを演じていたということらしい。
「……まさか、幽界分樹か?」
 第一報に触れたセリオスが、思わず喉の奥で唸った。
 もしその推測が正しければ、マクシミリアン率いる近衛連隊が秘策として持ち込んだものは――。
「……あれは龍逓架だったの?」
 アウレーリアは俄かには信じられない思いだったが、しかしそれ以外に考えられない。近衛連隊が雲霞鳥と泥血啜る月吸蟲の双方を同時に葬る起死回生の秘策として持ち込んだのは、龍逓架だったのだ。
 そしてその龍逓架を用いて召喚した幽界分樹こそが、リザードマンの二大宿敵を始末する唯一の方法だと考えたのだろう。
 誰もが言葉を失った。
 そして同時に、アーギスの訃報も届けられた。

マスターコメント

 皆様、お疲れ様でございました。  非常に困難な作戦でしたが、何とか成功に辿り着くことが出来ました。  この先、マクシミリアン達はどうなってゆくのか――次回をお待ち下さい。
ミドルシナリオ

ミドルシナリオ非常に難しい 報酬:標準10 / 6〜10人

2023年06月20日 12時17分25秒 公開

成功

相談掲示板

  1. アルシエラ・ライゼル

    私はさすらいのハフビシューターのアルシエラ、よろしく。 とりあえず干し肉を餌に投げて、釣られて飛び出てきた雲霞鳥を倒して数を減らしながら進む心算。

  2. ナハト・シュライバー

    シューターのナハトです、よろしくお願いします。 ええと、今回僕達に求められているのは帝国近衛連隊侵入路から雲霞鳥を誘い出し、そのまま引き付けておくこと。 要は囮ですね。 とにかく数が多いこと、そして群れが大きくなるほど強くなるという性質、それに特異個体がいる可能性。 その辺を考慮して作戦を考える必要があるでしょうか? 一時的でなく近衛連隊が目的地に到達して仕掛けを終えるまで惹き付ける必要があるとなると、単純に機動性の高いシーフの方々に撹乱して貰い続けるのも厳しいですし、どう連携するかも相談したいですね。

  3. コルネリウス・アーラ

    ウォーリアのコルネリウスです、よろしくお願いします。 群れを分断させる事と、マックスさん達から出来るだけ引き離し続ける事が必要になりますね。 こちらにはヒーラーが不在状態での長期戦かつ囮役になりますから、しっかりと準備をしていきたいですね。 特に特異個体はしっかりと引き付けておきたいので執着付与なども視野に入れたいなと思います。

  4. アーテミシア

    ウォリアーのアーテミシアだ。 数が多いってンならやっぱり範囲攻撃スキルは必要かね…群体だし、シーザーロアとかその辺も効果なさそうだな。 となりゃ、やっぱり先行して誘い出すしかねえか…この場合どうやって全部誘い出すかが問題だな

  5. No.5

    キャスターのリディリディです。 よ、よろしくお願いします・・・。 私たちが雲霞鳥を引き付けて、その間に巣を叩くというような流れになるのですね。 雲霞鳥に大打撃を与えるというようなもの事は避けておいた方が良いのでしょうか。 その・・・。 雲霞鳥が不利だと考えて巣に逃げ帰るというのは避けたいですし。

  6. ナハト・シュライバー

    確かに一度に大打撃を与えた場合、危機感を覚えて巣の近くで密集する可能性はあるかもしれませんね。 それにコルネリウスさんにご指摘頂いたように今回ヒーラーが不在ですので一度に全部誘い出すのは危ないですし、弓などで少しずつ小さな群れを引き寄せて範囲攻撃などで纏めて叩いていくのが手堅いでしょうか? 特異個体に執着付与が成功した場合、群れ全体に影響するのであればシザーロアも有用な気がするんですがちょっと未知数なところはありますね。 ただどちらにせよ強い個体をフリーにしておくと危ないと思うので、特異個体らしき存在を発見したらマークして個別に対処するのは賛成です。

  7. コルネリウス・アーラ

    雲霞鳥は、獲物として認識すれば結構しつこく狙ってくるようなのですよね。 大打撃を与えてしまう事と、巣を狙っていると気付かれるのも巣の周囲に密集してしまうかもしれませんので、そこも気を付けたいなと思いました。 >特異個体 そうですね、特異個体の行動が群れ全体に影響する可能性を考えると、執着付与でまず纏めて引っ張り出してから分散させる事も出来るかなと思ったのですが……能力がちょっと解らないところもありますし、心配があればシーザーロアは控えるというのもありますね。この辺りはもう少しご意見が欲しいかなと思います。

  8. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 今回の作戦は雲霞鳥を誘き出して迎撃する部隊と荷物を運搬する近衛連隊を護衛する部隊に分かれる方が良いのか? それとも俺達は全員揃って雲霞鳥を引き付け囮役しながら迎撃に専念すっか… 近衛連隊も半数は護衛に回れる算段でいいのかどうかも気になんな… それとリザードマンの若手も多少は戦力になりそうだがどう動いて貰うか連携も考えねーとだな。 ある程度群れを分散させて雲霞鳥共の戦力を削ぐなら俺とキオルティスあたりが二手に分かれて別方向に群れを誘き寄せてシューター&キャスターで一網打尽にして貰う戦法が手っ取り早ぇかとも考えたがどーすっかな…

  9. アルシエラ・ライゼル

    役割をしっかり分けるなら私は隠蔽からの砲撃役だね。 ヒーラーがいないっていうのも確かにあるから、ヒールもそれぞれ枠に余裕があれば持っておくといいのかも。 リディリディさんの不安を払拭するなら、釣った雲霞鳥をきっちり倒すくらいかな 特異個体については指揮者タイプなのかもしれないし謎だね。 巣から遠い早い段階で執着させて、数が少ないうちに仕留めた方が安全かも。

  10. キオルティス

    遅くなってすまない。シーフのキオルティス。 今回は宜しくね。 >作戦 そうだね…どれだ囮役として雲霞鳥を引っ張ってるかによるけれど 囮班と護衛班に分かれるのも良いかもしれない。 その上で人数に余裕が有れば、ハヤトさんが提案してくれたように 囮班はハヤトさんと俺で2手に分かれるのも有りかな…と。 とは言え、2手に分かれてどれだけの雲霞鳥の群れの大きさに 対処できるか…だよね。護衛班にも人手を割くならもっと、か。 確か、前回マックスさんとの依頼で、雲霞鳥の集団とやりあった時でも 救出対象が居たとは言え、全員(6人+マックスさんとアーギスさん)で 対処しても意外と大変だった記憶があるし…どうなんだろう。

  11. セリオス・オーガスト

    ・・・ん、挨拶遅くなってすまない。シューターのセリオスだ、よろしくたのむ とりあえず囮と護衛に分かれるのは賛成だ こちらが釣り出してる間にすり抜けた群れが護衛対象のほうに行かないとは限らないしな。 やるなら6;4か、7;3ぐらいだろうか。なるべく囮が引き付けたほうがいいだろうからな

  12. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    顔出しが遅れてすまない。 情報屋のルチルだ。よろしく。 シューターらしく積極的に空飛ぶ敵を打ち落としてやろうと考えている。 さて、あまり刺激を与えすぎると逃げられるというのもそうだが、寧ろ怒りを買って気を「引きすぎる」のも危険だと考えている。 ご存知の通り群れを作って強化する性質だからね。 集めすぎると返り討ちを食らう危険性が高まるんで、ナハトやハヤトが言うように少しずつ、或いは分断して複数方面で処理するのが良いだろう。 >護衛 半数が実質戦闘参加不可で打ち漏らしが発生して対処できるか不安に思うのは妥当だし、万一装備がダメになって作戦が失敗するリスクは減らしておきたい。 帝国近衛隊の用意した秘策とやらも気になるから、護衛として冒険者を置く自体は賛成だが帝国近衛隊は全員が授恵者でその中の精鋭であれば、高レベルの冒険者ぐらいの戦闘力はあるだろう。 縛りがあってもかなりの戦力ではないか、とね。護衛を気にしすぎると寧ろ囮の戦力が減って失敗に繋がるのではないかと危惧している。 だから近くに護衛を置くなら2人…いっそ1人でもいいか。 アーギスもいるし、冒険者側を同数にわける事もできはずだ。 >特異個体 正直これが問題だね。 どのような能力を持ってるか、強さも何処にいるのかさえ未知数だ。高い知能があるなら、本命を通すために少しずつ減らそうとするこっちの狙いに気づいて引っ込めるかもしれん。 索敵はやるつもりだからそれで事前に対策を取れればいいのだが。

  13. アーテミシア

    戦力分散は個人的にはあんま良くない気がするけどな…強いとは言われてるけどどの程度なのかわかンねーのがなあ。分けるにしても囮の数の方を増やしたほうがいいンじゃね。 特異体は外見でわかるなら超視力で判別できそうだな。命中と射程があればそいつを狙い撃ち出来るかもしれねえな。シーザーロアは…どうかな。 オレはデフォでヒール用意するけど…殆ど自分用だな。死にかけが出れば使うけど回復量は大したもんじゃねえから、あンま期待しないほうがいいな。

  14. コルネリウス・アーラ

    >護衛 私もこちらの戦力を分散するのはあまり賛成ではありませんが…悩ましいですね。 マックスさんは前回一緒に雲霞鳥の対応をしているのですが、「斬撃の速さと手数が桁違いで、巨岩を叩き割る程の破壊力」と言われていました。 荷物の運搬さえなければ完全にそちらに手を割かなくてもなんとかなるとは思うのですが、「マックスさんでも命の危険を感じる」と言われている以上は、もし巣の方に纏まって雲霞鳥に移動された場合を考えると懸念は御尤もですから。 どれくらいうまく引き離しが出来るか次第、ではあると思いますけれど。保険をかけておくのでしたら、ルチルさんの仰るように…アーギスさんでも良いですけれど、何方か1名程度に護衛へ回って頂くなら可能な範囲かなと私は思いました。 >特異個体 一旦、シーザーロアについては横に置いておきまして。 見た目やサイズがほぼ同じ場合は群れの中から見つけ出すのがまず非常に大変、というのはありますね。戦術眼や洞察、超視力…スキルを活用しながら動きを一定時間観察出来れば判別は可能では、と思うのですけれど…。 >個人 私も防御と生命はそれなりにあげていますが、主にヒールは自己回復用になってしまうかと思います。 状況により自分に余裕があれば味方にも飛ばしますが、成るべく回復は各自で持っていただけると安心かなと思います。 あと、これは確認ですが、リザードマンの方々って付いて…はこない、と考えて良いんですよね? 熱狂的に支持はしていますが、戦力になりそうな様子はありませんし、作戦はマックスさんと彼の部下達、そのサポートで私達のみと考えて良いでしょうか。

  15. アウレーリア・フォン・ネーベルベルク

    遅くなりました、キャスターのアウレーリアです。宜しく。 >護衛か囮か 近衞を護衛しながら巣に送り込むか、囮で釣り出して空いたところに突入させるか。 いずれも目的に対して有効だとは思いますが、手段としては全然違いますよね。 どちらかに絞る、或いは少なくとも寄せるようにしないと両方中途半端に終わる、ということも十分考えられます……まぁ、不安は分かりますけれども。 個人的には、囮にしろ護衛にしろ一人や二人付けてもお守りにしかならないように思いますので。 それなら最初から一方にまとめる前提の作戦を組んだ方が、遊兵を作らなくて済むと思います。 囮に人数が必要なら、近衛の戦闘可能な半数も抽出して使いましょう。連隊長は今回、荷物持ちで戦力に入らない、という認識で良いのですよね。 リザードマンも、と言いたいところですが、流石に自分の身を守れないようでしたら捨て駒になってしまいますので……。 >特異個体 見て分かる・選んで釣れるようでしたら、これ一羽につき囮集団一つの割り方もあるでしょう。 マーキングでスポット出来れば敵の群れをどう割るか見当もつけられるので、大変有用かと。 敵に特殊バフがある以上、敵の全軍一丸と私達の戦力集中では私達が不利になる。 役割分担とは別の話で、囮の中での戦力分散はどうしても発生させざるを得ません。 互いに連携が取りやすいよう、テレパスなど必要かも知れませんね。 >個人 戦闘に際しては、対空範囲攻撃に専念します。 手に負える範囲でまとまっていてくれると好都合ですが、匙加減が難しそう。 最悪、近衛の運搬組が突入するまで持てば良いので。時間稼ぎも頭に入れておきます。

  16. アルシエラ・ライゼル

    テレパス持っていくね。 連携のタイミングと状況次第で範囲攻撃で数を減らすか、暗殺スキルで特異個体狙うか決めてく。 私は戦闘可能な近衛たちの中に紛れて隠蔽する。 ちなみに私は命中も看破LVも低いから捜波でのマークは苦手。

  17. ナハト・シュライバー

    >護衛か囮 護衛はアーギスさんお1人で冒険者勢は全員囮で良いかと思いました。 ただアルシエラさんは近衛連隊の中に紛れるとのご希望ですので、それならアーギスさんとアルシエラさん以外が囮になるでしょうか。 近衛連隊の中から攻撃が飛んだ場合、囮が惹き付けていても雲霞鳥が近衛連隊に向かう危険性がありますし、カバーできるように近衛連隊の場所は把握しておきたいのと、有事の際連絡がとれるようアーギスさんにもテレパス持参をお願いしようかと。 >リザードマン 一応いるような説明がされていますが、戦力としてはカウントできない認識でした。もしいるなら近衛連隊から離れて貰って僕らのように囮になって貰った方が作戦の障害にならないかと。 >特異個体 看破とホークアイ、索敵スキルは持っていく予定です。

  18. アーテミシア

    とりあえずオレは前に出てガード固めて盾になる感じだな。 その間に飛び道具なり何なりで叩く感じで 一応ガード固めながら特異体も探してはみるか。

  19. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    >方針 ・護衛は1~2人を限度に ・囮は複数(2班編成が最適か)方面に敵を誘導し、群れの戦力を減らす その上で ・人数の内訳 (各クラスをバランスよく) ・テレパスの所有者決定 ・動ける近衛連隊から人員を囮に借りるか (護衛の戦力が減るので漏れた敵が出た場合の危険が大きくなる) ・群れ単位で近衛連隊へ抜けた場合の対策 この辺りを決めておくべきか。 >護衛か囮 アーギスを護衛に回す意見が出てるが、ここは囮側でいてもいいと思っている。 アルシエラがテレパスの所持と護衛の所属を表明しているが、リアルタイムで観測できた方がいいと考えてアタイの栗鼠を近衛連隊の方に回すつもりだ。 戦力的にはマイナスにならないだろう。 >リザードマン ついてくるもの、と考えていたがOPに顔出ししていたから書いたという線もあるね。 まあいるんだったら囮側で協力してもらうのがいいと思うが…。

  20. コルネリウス・アーラ

    >方針 ルチルさんは纏めていただきありがとうございます。 班分けについてはキオルティスさんとハヤトさんを中心にして分ける形で決めるのが良さそうですし、キオルティスさん側を(A班)とハヤトさんを(B班)と仮にしましょうか。 私はどちらでも大丈夫ですが、ひとまずBの方へ。 >方針 万一に備えて、近衛連隊からは人員は借りない方針の方がよいと思います。 群れ単位で近衛連隊側へ抜けた場合の対策は、移動力がある方が追い潰す形になるのかな…と。 >護衛か囮 アルシエラさんとルチルさんの栗鼠さんが護衛の方へ回って下さるのでしたら、アルシエラさんがテレパスを持ってくださるとの事ですし、私もルチルさんと同意見でアーギスさんは囮側に居て下さる方が良いと思いました。

  21. ナハト・シュライバー

    >方針 ルチルさんは纏めありがとうございます。 挙げて頂いた形で異存なく、班分けに関してはコルネリウスさんの仰るようにシーフお二方で分けるので賛成です。 アルシエラさんとルチルさんの栗鼠が近衛連隊についてくれるならアーギスさんは確かに囮側で良いかと思います。 それと近衛連隊から囮を出すのは僕も賛成しかねますね。 群れ単位で近衛連隊側に抜けそうな場合は、移動力の高いメンバーで追うのも手ですが、空を飛ぶ相手なのでキャスターの方のアーケインストリームなどで足止めする、射程の長い攻撃で可能な範囲で数を減らすのもありかと。 あとはテレパスやエーテルリンクで近衛連隊に敵接近を知らせて隠れて貰ったり移動速度を上げて貰うなども対策になるでしょうか。 >班分け 一応仮ではありますが時間も迫ってますし、表にさせて頂きます。 僕はキオルティスさんの方に行きますね。 A班 ・キオルティス ・ナハト B班 ・ハヤト ・コルネリウス

  22. アーテミシア

    囮分けるのか? ンじゃオレはAな。戦士が被るし どうせオレのやることは前に書いた通りだし A班 ・キオルティス ・ナハト ・アーテミシア B班 ・ハヤト ・コルネリウス

  23. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    んじゃ、基本俺達は囮役として二手分かれるって方針で了解だぜ! 班分けもサンキューな! 俺は鳥共をけしかけて誘き寄せ回避盾が基本の行動予定だな!! あとは届く範囲で迎撃して削ってく感じになるな。 特異個体が出てきたら飛び乗って翼を斬って堕とす作戦くれーはやるかもだな!

  24. No.24

    間が空いて申し訳ありません。 今のところの流れはわかりました。 えっと、では私はB班につきましょう。 A班 ・キオルティス ・ナハト ・アーテミシア B班 ・ハヤト ・コルネリウス ・リディリディ

  25. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    時間も押しているし、シューターの内1人がA班にいるからB班に入るよ。 何かあればギリギリまで対応できるよ。 A班 ・キオルティス ・ナハト ・アーテミシア B班 ・ハヤト ・コルネリウス ・リディリディ ・ルチル

  26. アウレーリア・フォン・ネーベルベルク

    それでは、A班に足止め役として回りましょう。 A班 ・キオルティス ・ナハト ・アーテミシア ・アウレーリア B班 ・ハヤト ・コルネリウス ・リディリディ ・ルチル

  27. セリオス・オーガスト

    ふむ、では俺は護衛に回るか。一人ぐらいは護衛にいたほうがいいだろうしな 周辺をサーチできるよう超聴覚、超視覚、孤高者の宗波、ホークアイと、迎撃用に範囲スキルを持っていくつもりだ 俺も明日の朝ぎりぎりまでは対応できるから何かあれば言ってくれ A班 ・キオルティス ・ナハト ・アーテミシア ・アウレーリア B班 ・ハヤト ・コルネリウス ・リディリディ ・ルチル 護衛 ・セリオス

  28. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    >セリオス いや、一覧では名前が抜けているがアルシエラが護衛に回ると表明しているよ。 そして護衛に回す冒険者はアルシエラで十分と纏まっているし、これに気づいたらAかBのどちらかに移動してくれ。

  29. セリオス・オーガスト

    <ルチル む、すまん、見落としてたようだ AもBもどっちもクラス構成は同じのようだし、Aのほうに入るとしよう A班 ・キオルティス ・ナハト ・アーテミシア ・アウレーリア ・セリオス B班 ・ハヤト ・コルネリウス ・リディリディ ・ルチル

  30. コルネリウス・アーラ

    セリオスさんはありがとうございます。 ではアーギスさんはBに入って頂く形で私の方で記載しておきますね。 よろしくお願いします。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0