【青玉】緑の小指
コースケ
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シナリオID:2922
オープニング
「これを見て頂きたいのですけど」
「うわっ? ナニこれキモッ!?」
ドワーフ王国の鍛冶場を訪ねた何でも屋のオッターが、赤黒い短杖を取り出す。すると、目の前の人物――ドワーフ王である匠王シグルラン――はそれをひったくってブンブン振り、エーテルの通りを確かめる。
「うっわー、この素材でここまでやるとかドン引くじゃん。誰がこんなの作ったん? あとタメ語でいーよー?」
短杖を弄り回すシグルランに、オッターは口調を戻して事情を説明する。
「あーじゃあ、失礼して。うちの師匠がシグモルで魔獣を移送してる時にこれ持った賊に襲われたらしいんすよ。撃退はしたけどまた来るかもしれないからこれを手懸かりにドワーフ王国まで行って正体調べて来いって……」
「オッターちゃん苦労するねー。てか賊がこんなの持ってるのヤバくない? バリバリ使い手は限られるけど、ヴィン爺の邪竜装備並の杖じゃん」
「人使いの荒い師匠で……。そんなに? 賊の中には似たような短剣を持った奴も居たらしいんすけど、そっちは逃げられたそうで。あーあと、賊の首領は斧槍を持った片眼のドワーフだったって――」
「ちょい待ち」
言葉を続けるオッターだったが、真剣な声に顔を上げる。見るとシグルランは眉間に皺を寄せて唸っていた。
「うああー……、赤黒の武器と片眼のドワーフって……もしかするじゃん?」
「もしかするって……?」
問い返すオッターに、匠王は困ったような笑顔で答えた。
「昔のドワーフ王候補?」
●収奪者
「…………」
魔獣使いであるディアナ・ローロシェーナスは、辺獄の入口を向いていた。
ここへ連れて来たアーマーハウンドの特異個体:サピラの監視役であるディアナは、遠くでクリーパーを狩っているサピラを観察していたのだ。
「お疲れ様です。此方の生活はどうですか?」
そこへ、訪ねてきた神徒の青年が声をかける。彼はディアナの世話係として、経過の確認もかね定期的にここを訪れているのだ。
「そうだね。たまに変なのが現れるくらいだね」
「変なのと……っ!?」
青年の質問は途中で遮られた。いつの間にか背後に迫っていたディアナの相棒の影猫が、青年の喉を食い破ったのだ!
「お前の事だよ。ドワーフ」
「……魔獣の鼻は誤魔化せんか」
喉を破られた筈の青年の姿は霧散し、その後方に隻眼のドワーフが姿を現す。エーテルによる変装で近付いたドワーフだったが、フェリスの攻撃を受け分身で躱したのだ。
「ああ。焼けた鉄と酒の臭いが染み付いてるってさ!」
ディアナがフェリスを再び向かわせるが、ドワーフはそれより早く術を完成させていた。
「こうも手札を切らされるとはな!」
爆音と共に眩い極大の閃光波がディアナを襲う! だが、その前に身を晒したフェリスが閃光波を受け止めていた!
「フェリスッ!?」
閃光波を受けたフェリスが地に伏せ、全身を痙攣させている姿にディアナが叫ぶ。
生来の能力に加え、ディアナによる強化を受けたフェリスにとって、いかに強力な攻撃であろうとそう簡単に倒れる筈はない。実際、致命的な外傷は見えていないのだ。
「何をした……!?」
「魔獣使いと魔獣など、片方を無力化すれば脆いものだ」
隻眼のドワーフは答えず、ディアナを殴り付けて転倒させる。
「……このっ、隻眼の鬼匠とまで言われた男が落ちぶれたものだね」
「……知っていたか」
倒れた状態で睨み付けるディアナに、隻眼の鬼匠は伸ばす手を止めた。
「うちの弟子が調べて来たよ。ドワーフ王に手が届く手前だったそうじゃ無い……ぐっ!」
更にまくし立てるディアナを黙らせるように、レムナントはディアナを掴んで強引に引き摺り起こす。
「昔の話だ。それに、今の俺は緑の小指だ」
「メドゥの指先!? ……アァァーー!!?」
掴む指から何かが自身の身体に潜り込み、内臓を掻き分ける様に体内をまさぐられる感覚に、ディアナの喉から悲鳴が漏れる。
その何かはディアナの中から彼女の魔獣使いの幹となる部分を掴み、強引に引き摺り出した!
「まず、ひとつ。まだ使えそうなものがあるな」
「貴様……収奪者、か……!」
ディアナが逃れようと地面を這うが、レムナントはその背を踏みつけ再び手を伸ばす。
「諦めろ。魔獣が無いお前では……ぐおっ!?」
背中を強かに打たれ、レムナントが突き飛ばされる。受け身を取って起き上がったレムナントが振り返ると、ディアナを咥えて走り去るフェリスの姿があった。
「……チッ。あのエルフめ魔獣を回復させる時間を稼ぐため俺の気を引きやがったか」
そう簡単に回復出来るようなものではない筈だが、予想以上に魔獣の抵抗が高かったか、魔獣かエルフが何かしたか。
再び閃光波を撃ち込もうと手を翳すが、耐性に気付いて舌打ちする。
「……まあいい」
そう独りごちて、緑の小指は踵を返す。本来の目的はすぐそこに居るのだ。
●暴走
『グルルォーーーン!!』
山の麓に遠吠えが響いた。
先日現れた賊の調査を行うため、辺獄に最も近い村で冒険者の到着を待っていた神徒のマグダリアは、山を駆け下りて来る青玉の猟犬を目にして絶句する。
「何という事でしょう……」
その動きは直線的で、障害となる岩や樹木を身体が傷付くのも構わずなぎ倒しながら村へ向かっており、遠目にも尋常でない事が見てとれた。
「皆でサピラを食い止めます。冒険者の方々が来るまで持ちこたえるのです!」
祭刀と盾を用意するため家屋に戻り、他の神徒に遅れてサピラの居る方向へ向かいながら、マグダリアはディアナを案じていた。
(彼女の身に何かあった……?)
僅かに意識がそちらに向いていた為か、気付くのが僅かに遅れたマグダリアは背後からの襲撃を許してしまう!
「年寄の癖にしぶとい女だ」
「貴方は……!」
辛うじて急所を外したマグダリアは、斬られた肩を癒しながら距離を取る。
「この先神徒は邪魔になりそうだ。ここで力を削がせて貰う」
レムナントは斧槍を手に、足を踏み出した。
●決意
「師匠!?」
崖を転がり落ちるように下りて来たディアナにオッターが駆け寄る。
「いや、私はいいから先へ急ぐんだ。村にサピラが向かっている」
同行の冒険者の癒しを断り、ディアナは経緯を説明する。それを聞いた冒険者達が駆け出すのをつつ、ディアナは付いて行こうとするオッターを引き止めた。
「オッター、癒しくらい使えるだろう? フェリスを癒してやってくれ」
「そのくらい使えるけど、怖い顔して何やる気だ? ……まさか?」
察したオッターを睨み付け、ディアナは口を開く。
「私のヘマで奪われた魔獣術で暴走しているんだ」
「けどよ、緑の小指を倒せば暴走は止まるだろ?」
「アレはまだ切り札を隠してる。しくじる可能性が高い」
それでも食い下がろうとする元弟子を制し、魔獣使いは決意を告げる。
「サピラをここへ連れて来たのは私だ。そのサピラが人を殺めようとするなら、私が殺してでも止めなくちゃならない」
解説
マスターより
リプレイ
「マグダリア様が……!」
「分かってる。だが、俺達が狙われればかえってマグダリア様の迷惑になる。気付かれないよう、ここで静かにしているんだ」
村の中央の家の中で、そこに住む一家が息を潜めていた。
「こわいよぅ……」
「大丈夫。きっと神様が守ってくれるから。お祈りして静かにしていましょう?」
「うん。かみさまにおいのりする」
「ああ。一緒にお祈りしよう」
物心付いたばかりの娘をなだめる妻と息子を抱きしめ、男は信じる神へ祈りを捧げる。
(狩猟の神よ。どうか、子供と妻だけでもお助け下さい……!!)
●神徒
「マグダリア様!」
「待て! 今はあれを止めるのだ!」
レムナントの襲撃に踵を返す神徒を、年長の神徒が引き止める。
サピラを無視は出来ない。何より、マグダリア自身が村人より自分を優先することを良しとしないだろう。
「来ます! 我らに加護を!」
癒し手である神徒の一人からエーテルの波動が広がり、神徒達の身体に蒼炎が宿る。その直後、サピラの咆哮と共に無数の石片が降り注ぎ、神徒達に裂傷を与える!
「何とか凌いだか……!」
しかし耐えたと思った瞬間、二度目の石刃に襲われ神徒達は更に深い傷を受ける。
「こふっ……、慈悲深き、癒しの……神よ。我等の傷を癒し給え……!」
意識を失いかけつつも、癒し手が癒しの波動を周囲へ放ち、意識を保てる程度には回復する。だが、同じ攻撃をあと一度受ければ気絶かそれ以上の傷を受けかねない。
「諦めるな! せめて応援が来るまで耐えるのだ!」
崩れそうになる足を踏ん張り、神徒達はサピラを見据えて盾を構える。
サピラは邪魔な神徒達を蹴散らそうと石片の刃を浮かべる。だが、その石刃が放たれる寸前、サピラの目から敵意が薄れ、続いて飛来した矢がサピラの胴体に突き立った!
『グルァッ!?』
●救援
「大丈夫、です、か?」
「冒険者殿! 助力感謝します!!」
エルが次の矢を手に声をかけ、ジャマーで魔獣支配を弱めたナタリア・フィッツジェラルドが声を上げる。
「今の内に立て直しを!」
「はい!」
痛みに身を捩るサピラが足を止めた隙に、神徒達は自らを回復し石刃に巻き込まれないよう散開した。
「……っ!!」
Alexandra・Hexe・Claudiaはその金の瞳に怒りを滾らせ、血走った目をこちらに向けるサピラを見据える。
Alexandraの目に映るサピラは、ここに来る迄にぶつけたらしい打撲の痕が身体中にある上に、支配に抗い苦しんでいる様子だった。
ナタリアのジャマーによりその支配が弱まり、何とか暴れ出すことを押さえてはいるがそれも長くは持ちそうもない。
「どう、します……?」
エルがAlexandraへ問う。先程の矢に込めた対象を侵すエーテルは抵抗されていたが、竜骨の魔弓から放たれた矢はサピラの鎧の様な鉱質に深々と刺さって有効な打撃を与えていた。
このまま攻撃を続ければ倒すことが出来るかもしれない。しかし、支配に抗っている状況で攻撃をして良いものか、エルの金と銀の瞳が逡巡に揺れていた。
「やりましょう。止めなければ彼に未来はありません」
「ならばクラウディアの意向に従おう。だが、その前にひとつ試してみたい事がある」
「一体何を?」
ナタリアの考えを聞き、Alexandraも同様にサピラへ近付く決意を固める。
「分かり、ました」
「我々も助力します!」
エルはエーテルの波動と塗料の入った袋を投げサピラへマークと目印を付け、神徒達も前に出る二人を支援すべく動き出した。
●緑の小指
ドンッと音を立ててマグダリアが地面に叩き付けられる。レムナントが斧槍に引っかけ、それごと地面に叩き付けたのだ。
「ぐ……っ!」
「そろそろ諦めたらどうだ?」
防戦一方のマグダリアは身を起こし自身を癒すが、マグダリアの癒しでも傷は完全に塞がらず、神官衣のあちこちに赤い染みが広がっていた。
「楽に死……な!?」
レムナントがマグダリアへ斧槍を振り下ろそうとするが、飛来した輝く矢がその背に刺さる!
そちらへ視線をやると竜骨の短弓を構えるセリオス・オーガストの姿があり、他の冒険者もこちらへ接近していた。
「……もう来たか」
レムナントは矢を引き抜き、口中の血をべっと吐き捨てる。
通常なら倒れてもおかしくない威力の一射だったが、既に人の域を越えているのか、それとも何かの能力を手に入れているのか倒れる様子はない。
「また出やがったか。一人じゃ何もできねーからって人様のモノ分捕るとか、ますますもって面汚しだな!?」
そのレムナントを罵倒しながら、チャージングで距離を摘めたアーテミシアが殺気を飛ばすが、殺気は狙いを外し、レムナントが逆に煽り返す。
「威勢の割に腰が引けているな。エルフらしく後ろで振るえていたらどうだ?」
「……てめぇ」
ドワーフ王国で育ち自身をドワーフと自認するアーテミシアにとって、エルフとして侮蔑される事は二重の屈辱であった。
「……その斧槍へし折って炉に焚べてやる」
「先生は余力を残してください。敵が手札を切るまでは」
「しかし、あれは強敵です」
アーテミシアがレムナントを引き付ける隙に、マグダリアへ癒しを施したロゼットは恩師へ後退するよう伝えるが、マグダリアは納得していない。事実、アーテミシアはレムナントの速さに対応出来ていない様子であった。
「先日のホムンクルス達の姿が見えません。伏兵の警戒もして頂きたいんです」
「……分かりました。ですが、これくらいはさせて貰います」
食い下がるロゼットに、一瞬だけ村の住居に目をやったマグダリアは、強力なエーテルの波動を解放し、ロゼット達の能力を引き上げる。
「武運を!」
「ありがとうございます!」
恩師の声を背に、ロゼットは駆け出した。
(随分とまぁ、ご執心ですねぇ)
アーテミシアに一拍遅れて攻撃に加わったグレイブ・ヤードは、仮面の下からレムナントを観察していた。
「メドゥの指先に入って、貴方は何を欲したいのです?」
無銘祭祀刀を振るいながら問うと、それを余裕を持って躱したレムナントは仮面の男へ隻眼を向ける。
「何のつもりだ?」
「個人的な興味ですよ」
「人を無視してンじゃねーよ! テメーが何者なのか知らねえし、特に興味もねえが……そのしみったれたツラは気に食わねえんだよ!」
そこへアーテミシアが竜鉄の斧を振り下ろす! しかし、死角からの攻撃にも関わらずレムナントはそれを回避し、後退して距離を取った。
「ボルガニスク様のおられるシグモル火山で、二度もメドゥの指先に良いようにさせないわ!」
そこへロゼットも戦線へ加わり、三人の冒険者と対峙し、熟練の射手であるセリオスと、神徒のマグダリアが控える状態となったが、レムナントは面倒事が増えた程度の様子であった。
「仮面の男。お前はどんな欠落を持っている?」
「……欠落とは?」
レムナントがグレイブに斧槍を突き付け問う。だが、その意図を図りかねたグレイブが疑問を口にする。
「肉体、感情、財産、地位、絆。決まったものは無い。だが、その者にとっては簡単には埋められぬ欠落だ。誰もが持つものだが、指先に属す者はそれが他より深い」
「なるほど。その欠落とやらを埋めるためにこんな事をしている。……と。しかし、何故それを私に?」
焦れるアーテミシアを横目に、グレイブは情報を引き出そうと問いを投げる。
「その他人を拒むその格好が気を引いた。面の下に、お前はどんな欠落を隠している?」
「生憎この下に、その様なものはありません」
「ハハッ! その面の下のものが溢れる事があれば、こっちに来るのも面白いやも知れんぞ!?」
笑いながらレムナントが槍斧を振ると、空中に出現した無数の光球が、グレイブ達へ殺到する!
「気ィ付けろ! コイツの魔法は重いぞ!!」
レムナントと直接対峙した経験のあるアーテミシアの警告に、グレイブとロゼットはエーテルを盾と鎧に纏わせて光球を受け止め、アーテミシアもエーテルを込めたシールドガントレットで光球を弾く。
「何て威力……!」
魔法への守りも非常に高いアーテミシアとロゼットがスキルを駆使して尚、軽くない負傷を負う。そして、魔法への備えが二人程ではないグレイブの負傷は深く、輝甲による守りがなければ気絶していてもおかしくない傷を負っていた。
「……中々の威力ですが、骨も関節も筋肉も正常に動けばいい」
だが、グレイブは痛覚を無視し、再生とマグダリアからの癒しを受けながら、祭祀刀に眩い光を宿して突き入れる!
「……チッ!」
その攻撃を躱そうとしたレムナントだったが、右足に走った衝撃に動きが止まり、回避を諦め斧槍で祭祀刀を打ち払う!
「……先に潰しておくべきだったか」
レムナントは自分の足を狙撃したセリオスを睨む。
(中々に素早い)
そのセリオスも、レムナントの動きを捉えるには矢に風のエーテルを込める必要があることに眉をひそめていた。
迅速に撃退してサピラ対応の応援に行きたい所だが、レムナントを捉えるには威力より命中重視となるため手間がかかりそうだ。
(それでも確実に当てていくしかない)
白銀の狩人は、サピラの居る方向へレムナントが行かぬよう先回りしつつ、次の矢を弓につがえた。
「このシグモルの地で、これ以上の狼藉は許さないわよ!」
レムナントが打ち払いで身体を開いた隙を好機と捉えたロゼットは、側面に回り込みつつ、ダマスカス鋼の祭棍にエーテルを集束させ神速の突きを放つ!
「ぐうっ!」
胸に祭棍を受けたレムナントがよろめくが、爆発的な衝撃を受けて尚、倒れる様子はない。
「今度は外さねぇぞ!?」
そこへアーテミシアが再度殺気をぶつけて執着を付与しようとするが、レムナントはそれに抵抗し、斧槍を構える。
「チッ、しぶといヤローだ。だが、第2ラウンドだぜ。今度は逃さねえぞ?」
アーテミシアを正面に、ロゼットとグレイブも得物を構え、逃走を阻止する為にレムナントを包囲した。
●接触
『グルァ……ッ!!』
「不味い!」
神徒と共にサピラへ近付いたAlexandraとナタリアが身構える。踞るように身を低くしていたサピラが身を起こし、二人へと跳びかかって来たのだ!
「ここは我々が!」
「あなた方はやるべき事をして下さい!!」
神徒の戦士達が、Alexandraとナタリアの前に躍り出て前足を受け、二十m以上も吹き飛ばされる! だが、そのお陰で二人はサピラへ肉薄していた。
「済まない。その献身には必ず!」
「感謝します」
ナタリアとAlexandraは神徒へ言葉をかけつつ、サピラへ手を伸ばす。
『グルアァァッ!?』
触れられたサピラは巨体を振って二人の手を弾き、追い払うように前足を振り上げるが、その肩へ矢が突き刺さった!
「ごめん、なさい……!」
矢を射たエルが痛ましそうに呟くが、その隙にナタリアとAlexandraは後退してサピラから距離を取る。
「助かった。しかし……、変化無しか」
「…………」
アンチ・サイでサピラの受けた支配を断とうと試みたナタリアだったが、それが解けた様子はない。そして、動物交感で自身を標的にしようと挑発を試みたAlexandraは、サピラに触れた瞬間に流れ込んで来た感情に身を振るわせていた。
「何という事を……!!」
「クラウディア?」
ジャマーの影響で途切れ途切れではあったが、サピラは支配に抗い、その代償に激しい苦痛を受けつつも、『来るな』と、『傷付けたくない』と心で叫んでいた。
そして、その心を無視して暴走させる緑の指先に、Alexandraは目も眩むような怒りを覚える。だが、目の前のサピラを止める為に血が出るほどに唇を噛んで蒼玉鋼の霊刀を握り締める。
「彼は、わたしたちを傷付けたくないと言ってるんだ。その一心で支配に抗ってる」
「そん、な……!」
「成る程な。ならばどうする?」
完全に支配を受け入れていないからこそ、この状態なのだろう。もしくはそれを利用されての暴走か
「わたしたちのやることは変わらない。彼を止める!!」
「……はい」
Alexandraの宣言に応じ、エルは矢を放ち、今度は矢に込めたエーテルでその動きを鈍らせる事に成功する! そして、Alexandraは霊刀を掲げ、サピラの周囲に無数の雷光を召喚した。
「さあ、わたしがお前の相手だ。来いサピラ!!」
『ゴアァァッ!! ……グル!?』
あえて前方を塞がず、挑発するように叫ぶAlexandraへサピラが突進する。しかし、一歩足を踏み出した途端に身体に異変を感じ、止まろうとするが既に全身を捕らわれていた。
Alexandraは無数の雷光を囮に、不可視の重力場を眼前に設置していたのだ!
『ガアッ!』
移動を著しく制限されたサピラは、暴れる様に身を捩り、Alexandraへ向け槍の様に鋭い二本の石柱を放つ!
Alexandraは一本を澱の膜で防ぎ、もう一本を澱避けの法術が施された護身用の短剣で受け、直撃を避けて被害を最小限に止めた。
「この程度の痛みなど、あなたの苦しみに比べれば……!」
Alexandraは額から血を流しつつもサピラを見据える。しかし、それでも意識が途切れそうになっていた。
そのAlexandraへ、ナタリアが癒しの光を放って意識を繋ぎ止める。
「無理をするな。……しかし、敵の戦力はこれだけか?」
ナタリアは周囲を警戒するが、以前現れた伏兵の気配感じられない。
(上手く隠れているか……本当に居ないのか? 相手の狙いがサピラの支配と神徒の命なら、手勢は多い筈だが……)
ナタリアはサピラの支配を解く手段として、真サルベーションを用意している。だが、サピラを解放した瞬間の襲撃を警戒していた。
後方の村の中央で時折エーテル光が輝くのを見れば、戦闘は続いて居るのだろう。
(緑の小指があそこに居て、伏兵も無いならば頃合いか……?)
ナタリアはサルベーションを使用する機会を図るべく、サピラへ目を向けた。
●窮追
「鬱陶しい奴らだ……!」
「逃がさねぇぞオラァ!!」
レムナントは不快に顔をしかめる。格下と見ていた冒険者達の包囲を崩すことが出来ず、予想外に追い詰められていたからだ。
突破しようにもエルフの戦士は酷く堅牢で、若い神徒も攻防に長けた腕利きで隙がない。
最も与し易そうな仮面の男も、負傷に怯まず向かって来る上に足を狙って機動力を削ごうとして来る。一度や二度で潰されるほど柔ではないが、執拗に狙って来る上に一撃も重く、ある意味一番質が悪かった。
加えて癒し手の多さから誰も戦闘不能にする事が出来ず、手間取る間にレムナントの身体には射手の矢が数本突き刺さっていた。
「逃がしません!」
「しつこい……!」
膝を狙って振り下ろされるグレイブの祭祀刀を弾き、レムナントはその腕を掴む。
「何を……!?」
次の瞬間、グレイブは自身の身体の中に冷たい何かが這う感触を感じ、次の瞬間全身の傷が悲鳴を上げるように痛みを伝えてきた!
「これは……?」
グレイブは遮断している筈の痛みが襲ってきたことに気を取られ、レムナントへの対応が一瞬遅れてしまう。
「待ちなさいっ!」
「逃がさねぇって言ってンだろうが!」
突破を図ろうとするレムナントへ、得物を繰り出したロゼットとアーテミシアが攻撃を命中させるが、レムナントは奪ったペインキルで痛みを無視し、疾風の速度で住居の陰に駆け込んだ。
直後、追撃で放たれた矢が住居の壁を貫通するが、レムナントには届かない。
「射線を切られたか」
その矢を放ったセリオスは攻撃が失敗したと見るや、移動して狙撃の出来る地点の確保に走り出す。
「先生、此方に!」
ロゼットが奇襲を警戒しマグダリアを呼ぶが、レムナントの狙いは別にあった。
「まずはお前からだ」
「……!?」
住居の陰から飛び出したレムナントから放たれた極大の閃光波がセリオスを撃ち、身体の自由だけでなく意識も奪う!
「セリオス!」
「私が行きましょう」
「オレらで奴を止めるぞ!」
マグダリアがセリオスを回復する時間を稼ぐべく、アーテミシアはレムナントへ突進し、ロゼットとグレイブもそれに続く。
攻撃の要であるセリオスを欠いては撃退どころか全滅もあり得る。冒険者達は苦境を立て直すため駆け出した。
●侵入者
壁を貫通した矢に叫ぶことを必死で堪え、男は家族を抱き一心に祈って恐怖に耐えていた。
ゴトン
「……ッ!?」
不意にした物音に目をやると、一頭の狼が住居に侵入していた。
(この狼、普通じゃない。魔獣か? くそっ、よりによってこんな時に……!!)
男は隙を見せぬよう震えを隠し、家族を守るため狼に対峙する。
「いいか、何があってもお前達は声を出すなよ」
●急転
「……手応え無しか」
ナタリアは真サルベーションを行使するも、サピラの支配が継続している事に歯噛みする。
とはいえ戦況は悪くない。ジャマーにより支配に抗うサピラの動きは鈍り、想定より被害は少ない。
加えて神徒による支援もあり、余裕があると言っていい状態だった。
『グル……ル……』
Alexandraが巻き起こす爆風と、エルの放つ呪文が刻まれた矢は、共にナタリアによる強化で威力を増してサピラの生命力を着実に削っていく。
やがてナタリアの放った紅蓮の石弾により、サピラが尻餅を着くように座り込む。狩人として多くの獣を狩ってきたセリオスが居れば、獣が力尽きる手前の状態だと判断するだろう。
「もう大丈夫です。今は眠りなさい」
『グ……ル……』
Alexandraの声にサピラは踞り、目を閉じる。その身体は微かに痙攣しており、まだ息があった。
「良かった。止血、を、しない、と」
「君達も協力感謝する」
エルがサピラに近付き、ナタリアが神徒への礼を口にする。Alexandraも肩の力を抜き、緊張の糸が解けたこの場に、固い声が響いた。
「いや。それは必要ない」
「どういう事だ?」
「…………」
ナタリアがディアナへ問いかけるが、ディアナは硬い表情で答えない。だが、魔獣使いの意図を洞察んだAlexandraは、サピラを守るようにその前に立ち、霊刀をディアナへ向ける。
「彼を、殺すつもりですね?」
「……邪魔する気かい?」
二人の言葉にナタリアはAlexandraを守ろうと構え、エルは動揺しながらも止めようと前に出る。
「……人理的に、それは正しい。二度目の邂逅で貴女が吠えた通りだ」
「その割に納得してない顔だね」
神徒達も固唾を飲んで見守る中、Alexandraは言葉を続ける。
「貴女は決断を迫られる場面で、まず人理に平伏する。人類を嫌い、彼らに傾倒しながら、いざとなれば人類に縋るのだ!」
「人理とやらに屈した覚えはないね。私はサピラが人を害すなら殺してでも止めると約束した。私がその覚悟無くサピラを連れ出したと思うのかい?」
「もう、止まって、ます……! サピラさん、が、死んだら、ディアナさん、は、悲しい、筈、です……!!」
エルが声を上げるが、ディアナの意志は硬い。
「私の魔獣支配はね、術者が死ぬか術を解かない限り消えないんだよ」
「馬鹿馬鹿しい!! 貴女の出る幕など要らない。ならば緑の小指を倒せば良いこと!」
「ハッ! やってみなよ? ただし、私からサピラを守――」
(決裂か――)
一触即発の事態にナタリアが閃光塗弾のピンを抜こうとした瞬間、集落の中央から凄まじい炸裂音と土煙が立ち込める!
「村、の人、が……家、の、下敷き、に……」
「今は揉めている場合では無い! 急ごう!!」
「……一旦後回しだ。フェリス、行くよ!」
顔面蒼白なエルの言葉に、ナタリアが走り出しディアナも影猫をサピラの影から呼び戻しその後を追った。
●惨劇
「チッ、使えん魔獣だ。……興が醒めた。見逃してやる」
サピラが倒された直後、魔獣支配による接続でそれを感じ取ったレムナントは、興味を失った様に斧槍を肩に担ぐとアーテミシア達に呼びかける。
「ハァ? 耄碌したかジジィ!!」
「そんな都合の良い言葉が通るとでも?」
「言った筈よ。ここで貴方の好きにはさせないわ!」
アーテミシア達はレムナントを包囲し、逃げる気も逃がす気も無いとばかりに攻撃を仕掛けるが、その瞬間、レムナントの周囲の空間が爆砕した!!
「この位で寝てられるかよ!」
「グレイブ!」
アーテミシアはその防御能力で耐え、ロゼットはリヴァーオブヴァイタルで受けた傷を全快し持ち直していたが、グレイブは傷を再生させても尚、意識を失う程の傷を負っていた。
「何という……!」
マグダリアはセリオスを癒しながら、レムナントがロゼット達ごと住居を爆砕する光景に絶句していた。そこには狩人の一家が隠れていたからだ。
「誰か居たのか。運が悪かったな」
「てめぇ……!!」
「許さない……!」
激昂したアーテミシアが斧を叩き付け、ロゼットが眩い光を纏わせた祭棍を突き出すが、グレイブが欠けていることもありレムナントは余裕を持ってそれらを避ける。
それでも追い縋ろうと二人は挑みかかるが、レムナントはそれを的確に裁き、反撃で二人を追い詰めていく。
「押し切れない……!」
悔し気に呟くロゼット達の身体をから黄金色の光が消えてゆく。マグダリアの支援が切れたのだ。
「タネ切れの様だな」
「ハァ? てめぇみたいな老いぼれ、これで丁度いい位だぜ」
「口だけは減ら……! 脱したか」
強がるアーテミシアへ踏み出そうとしたレムナントだったが、飛来した矢に気付きそれを躱す。行動不能を脱したセリオスが矢を放ったのだ。
「頃合いか」
「何度も言わせンじゃねぇぞ?」
セリオスだけでなくグレイブも戦闘不能を脱し、Alexandra達の接近にも気付き撤退する構えを見せるレムナントの前に、アーテミシアが立ち塞がった。
しかし、レムナントは周囲に光球を浮かべ口元を歪める。
「良いのか? 俺を追い詰めれば、また家が潰れるぞ?」
「……下衆が!!」
●犠牲
レムナントを見逃した一行が瓦礫を退けると、抱き合ったまま爆砕に巻き込まれ、瓦礫の下敷きとなった三人の遺体が発見された。
「ごめん、な、さい……」
遺体を前にエルは俯く。その傍らには相棒の狼も寄り添っていた。
「いいえ。貴女はこの子を救って下さいました」
マグダリアの腕には、一人の女の子が眠っていた。様子を伺うため村へ送ったウィルが、爆砕に巻き込まれる寸前に連れ出した子供だった。
「神徒として御礼を言わせて下さい。この子を救って頂きありがとうございました」
「…………」
深々と頭を下げるマグダリアに、エルも無言で頭を下げた。
マスターコメント
ミドルシナリオ非常に難しい 報酬:多い7 / 6〜8人
2023年04月30日 00時46分14秒 公開
相談掲示板
何はともあれヒーラーのグレイブ・ヤードです。 能力奪取とか特殊能力でもちょっと・・・ まぁがんばります
ヒーラーの神官戦士ロゼットよ。よろしくね。 依頼の目的は「サピラの無力化(戦闘不能)」と、 「レムナントの撃破もしくは撃退」かしらね。 この状況を、死者を出さずに事態を収拾せねばならないと。 なかなか大変ね…。 サピラ対応とレムナント対応、かなり距離が離れているから 初期位置で、分かれて対処せざるを得ない感じかしら? 私は…まあマグダリア先生の側に行きたくはあるけど、 他の人の希望で、バランス調整は考えるわ。 >レムナントの能力 武器がハルバード、ドワーフっていう特徴からウォーリアと 思っていたけど、戦い方はシーフ兼キャスターって感じね。 武器の斧槍は物理と魔法の切り替えが可能で、 ヒーラー武器の祭刀みたいな感じかな。 キャスターの特性スキルを使えるあたり種別は「杖」なのかも。 初登場(辺獄の魔物退治)の時、「殺界」みたいな技を 使っていたけど、「魔獣支配」で上書きしてしまったのかしら…。 もしくは、あれが「???」の片方なのか。 「収奪」には接触が必要、ディアナの能力が奪われた時の 様子から、軽いタッチだけで奪われる訳じゃなさそうね。 組み伏せられるか、スタンブラストの行動不能からって感じかな。
やりましょう。 キャスター、クラウディアです。 序盤、サピラへの対応はこちらで行います。 彼の能力上、戦闘不能に持ち込むには同行者全員による総力戦が推奨されます。戦力分散を強いられる以上分隊のみによる目標達成は…分けても今回の時間制限つきでは不可能でしょう。 従って、今回は早急にレムナントを撃滅したのち合流。その間は魔獣を抑えておき、合流後一気に叩く流れがよいでしょう。 私の能力は彼に対する足止めと、生命の危機を煽るだけの火力を両立可能です。 神徒の支援者と協働し、可能な限り序盤戦闘を切り抜けにかかります。 それでも稼げる時間は長くありませんが…主犯を叩き潰すことを先決と考えれば、多少の無理を負う意味はありますから。 それに…こうした手組のほうが、アーテミシアさんの怒りも消化しやすいものと。 それと今回の主犯ですが、恐らくは『スキルを使い捨てる』動きをとるのではないかと。 たとえば空間爆砕を早い段階に切った場合、次の範囲攻撃のためにキャスターを狙う、とか… 同じ要領で、序盤シーフを狙う可能性は十分考えられます。用心を。
ウォリアーのアーテミシアだ。 とりあえずあの片目はオレが抑えるか。 言っとくけどオレは(PL的に)冷静だぜ。ぶっちゃけ、サピラを抑えたほうが周りがラクだってンならそっちにいくしな。 どの道今回で終わるようなモンじゃねえだろうし… ディアナもまあ、1ラウンドでサピラを殺せるかって話だし引き止めれば少し時間稼ぎくらいは出来るかもしれねえな
>暴走に関して 暴走の原因が魔獣使役の影響だと仮定して 魔獣使役って精神感応系に属するのであれば、アンチ・サイなら影響を遮断できたりしますかね? 一つの命令を順守させるだけ(暴れろとか)の瞬間的な能力だと何とも言えませんけど 命令をさせるわけにはいかないのであれば、保険としてあったほうがいい気もします。 こちらも接触しなければ意味はないのですけども >対応に関して レムナント、を考えましょうか? もちろんどちらに移動しても構いませんけども
エル、です。…シューター、です。 どうぞ、よろしく。 行先、は、どちらでも、です、けど。 レムナント、の方、が、多め、です、か? >魔獣使役 精神感応系、なら、ジャマー、も、少し、は、効く…? ジャマー、は、「完全な無効化はできない」、みたい、です、けど。
・・・・ん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む とりあえず俺はサピラでもレムナントでもどちらの対応でも問題ない。 とりあえず時間稼ぎをするならサピラの鋭敏感覚があって嗅覚などが優れてるからダンジョン報酬であったものすごく臭い食べ物とかもしくは凡庸スキルのスーパーめちゃくさいとかつかえば嫌がって距離を取りそうだな
>アンチ・サイ >ジャマー >精神感応系 アンチ・サイは何らかの効果は期待できると思うわ。 ジャマーは多少なり、理性が戻って攻撃を外したり、 動きが鈍ったりは期待できるくらいかな。 あいにくアンチ・サイは習得していないのだけど…。 ジャマーの方は覚えているわ。 他に居ないのであれば私がサピラ側で使いましょうか? >対応分け ・サピラ対応(味方にNPC神徒4名) アレクサンドラ ロゼット(ジャマー有り) ・レムナント対応(味方にEXCマグダリア) アーテミシア グレイブ とりあえず変更・調整は後で考えるとして入ってみましょう。 現状だと、これにシューター2名を割り振るのが妥当かしら。
どうでしょう…精神感応は通じればある程度持続的なアクションではある…のですが。 今回はタイムアタックの側面もあるので、被害を抑えるより逸早く鎮圧したい…というのが主観です。 対策を と考えるのであれば、それよりも隠身による一撃が決着レベルの脅威でして。 しかし私には対処法がないもので… こちらに対して手立てを講じていただけるなら、これ以上のものはないと思います。
隠身、の、手立て、って、何、が、ある、でしょう…? あと、少し、気になる、の、は。 村の人たち? 戦闘、に、巻き込まれ、ない、か。下手に動く、の、も、危険そう、です、けど。
とりあえず、どっちを優先して潰すのかはハッキリしたほうが良いな 時間制限もあるわけだし、下手に戦力分けると決め手が減って時間かかるし 頭が回らない分サピラのほうがラクっちゃラクかもな
>ジャマー あぁ、それもありましたね。私としては有用かなと思います。 今回、仮に成立したら厄介だと思っているのがレムナントとサピラが (強制的にでも)連携を取れるようになることだと思っていますので >サピラの隠身 そうですねぇ、可能性があるとしたらそれこそ「嗅覚」や「聴覚」でしょうか? 無力化というのであれば穏当には目潰し(閃光等?)も有用な気もしますね。 例えば姿が見えないときにサウンドボマーで「サピラの注意を向けさせて」閃光塗弾を使用するとかすれば引っ掛かりやすくはなりそうです。 鋭敏感覚には視力も含まれてそうですし。 味覚、嗅覚的には犬型という事を仮定するなら柑橘類の匂いとかに弱かったりしませんかねー? >レムナント 逃げる、よけるのに特化してるっぽいのに足止めとかの付与抵抗も高かったので、そこを埋めない限り時間稼ぎや逃亡されそうですよね
>サピラ撃破が先か、レムナント撃破が先か 難しい選択だから、PL情報も含めて考えると。 レムナントを先に撃破しようとしても、「撤退」された場合、 サピラの暴走は解けなさそうだから、サピラ撃破も必要になる。 けどサピラを先に撃破(戦闘不能)に落とせれば、 レムナントは撤退するらしいから、撃破できずとも良い。 この条件で考えれば、先に叩くべきはサピラじゃないかな。 アレクサンドラはレムナントを倒してから、サピラに対処したい ようだけど私の想像だと、それだと時間制限を超えそう。 戦力配分については、神徒4名とマグダリア1名も含めれば。 サピラ対応:冒険者3名+神徒4名(Lv30程) レムナント対応:冒険者3名+マグダリア1名(Lv40以上) これで良いかなと思ったけど、これでも「足りない」と 思うなら先に倒す方を、冒険者4名にするのかしら。 >村人の安全 戦闘の巻き添えになったり、レムナントに人質にされる 危険を考えると、隠れてもらってる方がマシかなと思うわ。 今回はもう護衛や避難誘導に手を割く余裕はないと思って。
ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 布施の都合とかで少しばかり考え込んでいたが、遅くなった形で参加を決意した。 相談の大まかな流れに関しては了解だ。 アンチ・サイもジャマーも持っているが、この機会に術の効能が弱まりでもすれば真サルベーションも試してみたいと思っている。 これに関しては現段階では未収得だが、その為の布施には後僅かで届きそうだから、明日出発のDAの報酬反映が為されれば習得は可能だ。 他には懸念事項としてはサピラの洗脳が解けたにしても、用済みとばかりに敵に不意を突かれる可能性か。 これだけデカい図体の相手に対しても、スケープセイントは有用に働くものだろうか。 他に表明者が居ないなら、そこも私がやっておく。 レムナント対応の練度の関係上、そっちに移るのが望ましいなら、いつものようにサイドヒールとインフィニティロアで援護を行う。
どちらかといえば、サピラの撃破は『前提』に近しい。 彼にとっても敵にとっても…なによりディアナさんにとって、余人に御せない という前提がある限り話が拗れ続ける感覚がある。 ―だからこそ、彼女は初手で「殺してでも止める」などというのでしょうし。 そのうえで、サピラを止めるにあたって。 一番の懸念は敵です。アレは少しでも自由にさせれば、必ず虚を突いて瓦解を狙いに来る。 サピラの戦力は、攻撃集中の姿勢も加味すれば一度瓦解された時点で失敗は確定… 敵を先に黙らせてほしい と私が主張する理由の一つがこれです。アーケインに爆砕、伏せ札2枚…極めつけは収奪による切り札喪失。 懸念事項が大きい上に多すぎる。 敵が撤退するのなら既に御の字なのです。心配事が残り一つになりますから。 その上で殺しきれるのなら殺しきってください とだけ。
なら「レムナント撃破が先」で方針を組みましょうか。 幸い、アンチ・サイもジャマーも使えるナタリアが増えた ことだし、ナタリアにサピラ側をお願いして私が移るわ。 シューターの2人は好みで良いと思う。 サピラの「隠形」にシューターの「捜波」でのマーク付けは 有効だと思うし、レムナントも「アーケインストリーム」で 移動を妨害してくるのに、命中・射程のある攻撃は助かるわ。 私はレムナントへの攻撃に加勢するわ。 >方針案(現時点) レムナントを撃破(撤退)の後、サピラ対応に合流 >配置案(変更可) ・サピラ対応(味方にNPC神徒4名) アレクサンドラ ナタリア(アンチ・サイ、ジャマー、真サルベーション試したい) ・レムナント対応(味方にEXCマグダリア) アーテミシア グレイブ ロゼット
ではレムナント対策を重点に据えるとして 基本は囲むというか飽和攻撃に近い形になりますでしょうかね? 回避や抵抗が高いですし、スタンブラストは怖いですがなりふり構っていられませんからね。 逃げられるとしても残りの手札を明かさせないといけないかと思っています。 >魔獣使役のスキルについて スキル関係は効果が永続なものはないと思いますので、距離か時間で自然に解けるもの、だと思っていますがどうでしょうね? どこまで有効性が担保されているかもありそうな
「レムナント撃破が先」、です、ね。 わか、り、ました。 …ええと、セリオスさん、どちら、に、行かれ、ます、か?
ンじゃ、オレはシーザーロアと防御で引き付けだな。攻撃は無いようなもんだから殴るのは任せる スキルも取られても特に困らないし
…ええと、勝手、に、決めて、申し訳、ありません、けど…。 わたし、行先、は。 サピラさんの方、に、しよう、と思い、ます。 セリオスさん、の、方が、命中と攻撃力、が、高い、ので。 レムナント対応、で、どうでしょう、か…?
別の依頼のリプレイになるが、それが上がったので真サルベーションを修得出来た。 あとは以前にも言った通り、用済みとしての始末に備えてスケープセイントも持参するつもりだ。
>サピラ すっごい適当な思い付きなだけなのですが 思考低下してるのであれば、でかいボールとか投げたら誘導できません? 本来のというか元々の本能を利用するとか、文字数余り次第ではできる気がしなくもない気がします。 >レムナントへの攻撃 こちらも攻撃系の特性は持たずに行くとしましょう とはいえ、ヒーラー特性なので取られても使えないかとは思いますけどね
明日が出発ね。白紙出発には気をつけて。 >エル セリオスはどちらでも問題ない、と言ってるから エルが決めてしまっても大丈夫と思うわ。 >アーテミシア >グレイブ >囲むというか飽和攻撃 敵をシーフと仮定したら、疾風足とフェザーステップで 接近、攻撃、離れるを1度にして、アーケインを設置することで 私たちを接近させないようにしてきそう。ヒット&アウェイね。 囲んで、逃げる方向を潰しましょう。 >魔獣使役のスキル効果 永続は無いと思うけど、時間で数日、距離で数キロまで有効とか、 解決にならない制限ってオチもありえるし、何とも言えないわ。
―エルさん…。 はい、改めましてよろしくお願いします。 ひととき、貴女の眼をお借りしますね。
ん、では俺はレムナントのほうに行くとしよう シューターだから万が一スキルを奪われても使えないだろうしな