【北乱】ワイバーン&ゴブリンズ
馬車猪
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シナリオID:2909
オープニング
数が増える速度と獣よりは高い知性が危険ではあるが、冒険者や各国の軍にとっては魔獣やクリーパー討伐をしていたらいつの間にか蹴散らしていた程度の弱い敵だ。
だが今は違う!
偉大な長がいるのだ!!
「ゴーブゴブ!」
「ゴーブゴブ!」
いかにもゴブリンらしいゴブリンが集まって荷物を運んでいる。
亜人も多いが荷物も多い。
強靱な四肢を持つ狼の死骸。
毒したたる牙を備えたワイバーンの死体。
特に後者は大きく亜人20体以上が全身の力を込め顔を真っ赤にしながら運んでいる。
「ゴーブゴブ!」
「ゴーブゴブ!」
知恵が足りずたいした文化は持たない亜人ではあるが武力と食欲は理解できる。
武力がある奴がえらい。
食料をくれる長は最高。
だから、妙に体格の良いゴブリンに迷いなく従いその後をついていく。
「しっかり運べよ」
特異個体と勘違いされたままゴブーナは、何故か近づいて来た亜人を雑に利用していた。
●
「緑の中指様ー!」
亜人には全く理解できない、しかし人間としての教養を少しでも持つ者なら恐怖か嫌悪を覚えるだろう言葉が響く。
利害では理解不能な悪行を繰り返す『メドゥの指先』。
その中級幹部が『指』と呼ばれる異常者達だ。
強さに強弱はあっても存在するだけで人類社会の迷惑というのはどれも同じである。
「緑の中指様ー! こちらでーす!」
怪しげなフード付きローブを被った授恵者が必死に呼びかける。
同盟の領域の外縁中の外縁とはいえ、姿も言動も非常に目立つ。
「くそっ、ゴブゴブうるさくて聞こえないのか」
緑の中指がゴールディ出身のロード種ゴブリンであることは知っている。
そのゴブリンから荷物を受け取り安全な場所まで運び込むのが役目なのだが、荷物を運ぶのがこれほど大量のゴブリンというのは予想外だった。
「こんな数のゴブリン、どこに隠すつもりだ。まさか私が面倒を見ることになるのか」
うんざりして愚痴る。
それがあまりに危機感なさすぎな行動であったことに、最期の瞬間まで気づけなかった。
「何者だ?」
ゴブーナの思考と攻撃は同時だ。
アクティブなスキルなしのハンマーの1振りが、授恵者として高めの格を持つ体を大きくえぐると同時に特大の衝撃を与える。
上半身が砕け散る。
血肉が飛び散り臭気が漂ってから、ゴブーナが初めて気付いたかのように目をぱちぱちさせた。
「しまった。またやってしまった」
下半身だけ形を保った死体へ向けるのは、気付かず踏みつぶしてしまった蟻に向けるような軽い視線だ。
亜人が臭いに気付いて食欲の視線を死体に向ける。
「汚いから食べるんじゃない」
「ゴブ?」
「ゴブブゥ?」
ようやく相手が人間であることに気付いたがしょせんは亜人。
思考は長続きせず、血臭で食欲が刺激されこれまで運んで来た荷物を食料として認識し始める。
「参ったな」
亜人はゴブーナが怖いので絡んでは来ない。
しかし死骸は別だ。大変苦労してここまで運んで来た魔獣の死骸が消費されていく。
「人間と話さないと独り言が多くなる。できれば冒険者と話したいが……それは駄目だ!」
ゴブーナが痛い思いをして狩ったワイバーンの死体を亜人から取り返す。
そうしているうちに、良くも悪くも戦士でしかないゴブーナでも分かる程度に荷物が駄目になっていく。
「終わったことは仕方がないか」
ゴブーナはロープも台車も使わずにワイバーンの死体を1人で抱え上げる。
そんな、大量の死体が転がる異様な光景を、白い鳥がドン引きした仕草で見下ろしていた。
●
「緑の中指の所在地が分かりました」
普段はちゃらんぽらんな態度の受付嬢がシリアス顔をしている。
「情報源はオペラ様の予知夢です」
同盟の地図を広げて1点を指し示す。
人里も人の往来もないはずの同盟外縁部で、密輸をするとしても効率が悪いはずの場所だ。
「前後の事情はオペラ様にも我々にも分かりません。しかし緑の中指の行動が悪行である確率はほぼ10割です」
生死不問の高額賞金首でもあるので問答無用で殺して問題ないどころか殺せば各国から称賛されるだろう相手だ。
「緑の中指は物理攻撃に特化した軽装ウォーリアです」
軽装なので移動が高く防御は格の割に低い。
しかし物理攻撃だけは本当に凶悪だ。
「これまで確認されている能力は……」
一撃で直径30メートル程度のクレーターを作る地形破壊攻撃。
地面を弾けさせてクレーターよりも小さい範囲に土砂と衝撃波を撒き散らす範囲攻撃。
これらの攻撃は緑の中指にとっても負担は大きいようで、使用回数に制限がある。
「皆さんにお願いしたいのは緑の中指の討伐ではありません」
可能なら是非お願いしたいですがと冒険者に伝えてから詳しく説明する。
「現在、同盟に不穏な気配があります。この状況で同盟に近付く緑の中指は何かに関わっています。ですから」
緑の中指の狙いを阻止してください。
猛烈に嫌な予感に突き動かされるようにして、受付嬢は必死の表情で冒険者に頼み込むのだった。
解説
マスターより
リプレイ
「同盟領域近域でりゅうの関係を運ぶ指先とか危険すぎて放置できんのだが?」
ベルク・オスマットの表情は冷静だが気配は剥き出しの刃のように鋭く、高速で駆ける足取りは的確で非常に集中できていることが分かる。
ベルクだけでなく、冒険者はみな敵の脅威を正確に認識して急行している。
「雑魚共は任せたぜ!」
ハヤト=ガラン=ヴォルファングの言葉は軽いが響きは重い。
10人にも満たない数で大敵と戦う状況では、特異個体ですらない亜人に向ける余裕など存在しないのだ。
(みんながゴブーナ様しか見ていないなら、俺はそこら辺の雑魚供を一掃してまずつゆ払いだ)
バンビは最高速は控えめだが思考してから動き出すまでがとにかく早い。
つまりどういうことかというと、大部分の敵が何をするか決めてから己の行動を決められるのだ。
(2から3発噛ましてやったら算を乱して逃げ出すだろ)
魔獣の死骸からしぶしぶ離れて迎撃しようとした亜人目がけて大量の光弾を発射する。
ただの亜人には絶対に効果が出る水準の強力な範囲攻撃だ。
体が消し飛ぶことはなくても戦闘不能にするには十分で、意識のあるなし関係なく行動不能になった亜人が地面に倒れていく。
「怯えましたわね」
最も士気高い個体を討ち取られた群れが露骨に怯え出す。
頼りになる長は複数の人類に囲まれ援護は期待できない。
(士気を維持して粘られたら危険な数でも……)
バンビが2度目の光弾を用意すると、魔獣の血にまみれた亜人達は士気が崩壊して潰走した。
●
「ばばあプレゼントだ!!」
ハヤトは食用野草オイルに各種ヤバイものを混ぜ込んだ油入り袋を投げつける。
通常なら不意討ちで死角からの攻撃でも躱されていただろうが今のゴブーナは自重の数十倍以上の死骸を持ち上げている。
衝撃で破れた袋からミックス油があふれ、非常に健康的ではある四肢をぬるりとさせた。
「ハヤトか」
若い心身に蓄積された膨大な経験を嗅いだかのようにゴブーナが上機嫌に笑う。それは何故か、重要な部分が欠落しているようにも感じられる。
(今度は何を企んでやがんだ……?)
何度もゴブーナと戦ってきたハヤトは、今のゴブーナの行動に趣味以外のものを感じ取っている。
「こんぐれぇのハンデがある方が良いだろ?」
思考は巡らせながら天眼で把握した地形情報を活かして己の勘に従い挑発する。
細々したことは、敵を倒してから済ませれば良いのだ。
「とりあえず早急に死んでくれ!!」
ベルクの言葉も急所に向けた殺意も囮だ。
肌が露出した部分は敢えて狙わず、不吉な気配と怨念を感じさせる装備に当たる可能性のある向きから北の嵐を思わせる連撃を繰り出す。
(ワイバーンを抱えている間なら当たる可能性が……まずは1つ)
ベルクの一撃は非常に鋭いが軽いため隔絶した威力はなく、けれど無防備な装備に少しの傷をつけるには十分だ。
ゴブーナが眉を下げる。
しばらく狙われていなかったから油断したのは事実だが恥ずかしい失敗だ。
ゴブーナは即座に輸送は諦め適度に脱力する。
転がり落ちる巨大な死骸を器用に躱すと同時にベルクの斬撃にも回避を試みる。この状況での完全な回避は不可能でも、これ以上の装備の機能低下を防ぐ程度の効果はあった。
「来るぞ!」
ハヤトは回避に集中する。
ゴブーナの本気のハンマーは、装備による底上げが半減しても確実に躱すにはスキルが必要だった。
(しくじったか!)
ベルクは一撃離脱を徹底していた。
ハンマーの射程に留まることはなく、しかしハンマーが地面を叩いて引き起こす土砂爆発に巻き込まれる。
「仕留めたと思ったが」
ゴブーナが目を細める。
「トゥーリか!」
ワイバーン巨体からしたたる血で今まで気づけなかった太陽光に似た黄金色の光に気づく。
もとより高い能力が各種2割も増せば、再起不能や死亡の悲劇は遠ざかるものだ。
戦場の中心に到達したトゥーリは辛辣な対応をしている。
ゴブーナと真正面から戦うことなど考慮すらせず、前衛が得意な冒険者を盾に自らが優位になる位置を保つ。
「その若さでその格に至るのにその慎重さか」
ゴブーナの機嫌が急上昇する。
トゥーリが弱ければ路傍の石を見る目を向けていただろうが、先程の術とトゥーリの得物を覆う魔力を感じた後は機嫌と危険が上向くばかりだ。
「ゴブーナ! 今回こそ貴様を討つ!!」
アルベルト・V・シュタールシュヴェーアトは超重装の割に到着がとても早い。
数に限りのあるスキルを使い尽くす勢いでここまで移動して来たのだ。
彼は優れた戦術眼で考えはするが迷わない。
己の強みを最大の効率でぶつける正攻法が、最も勝ち目がある行動だと理解していた。
「討ってみろ!」
主に精神的に濁った緑の瞳が帝国の騎士を凝視する。
受けには向かないハンマーでは超高速の斬撃は防げず、高性能とはいえ薄手の防具をずぶりと裂く。
(分厚いっ)
エーテルによる守りはアルベルトの想像を上回る。
装甲を切り裂き筋肉にダメージを与えた手応えはあったが、内臓まで届いたかどうか確信が持てない。
「まだなのか、まだっ」
ゴブーナはアルベルトが蓄えた業が見えているかのように、喜び、焦り、苛立ちを込めてハンマーをアルベルトへ突き立てる。
その瞬間、アルベルトは意識を失いそうになり渾身の力で耐える。
「あぶなーい!」
アルマ・ヴァレンタインが十字架型の鈍器を天に掲げる。
特別な術が使えるような背景を持ってはいなくても、冒険者になってから積み上げに積み上げた技がヒールとサイドヒールを極めて強力な癒やしに昇華している。
重要部位があちこち壊れていたのを無理なく綺麗に修復し、アルベルトがあの世へ引き込まれる要素をアルベルトの体からは消し去った。
「ゴブーナさんも『おれはしょうきにもどった』のかな?」
「私も超越者から見れば亜人と変わらない。私の意思に関係なく押しつけられ取り上げられただけだよ」
ゴブーナが地面をハンマーで殴ってアルマを巻き込み、アルマは強力な装甲にエーテルを集中して持ちこたえる。
フリーダ=ブロムヴィストが前へ出て、傷ついた冒険者が後退するのを助けていた。
●
大地から噴き上がる炎が特大の檻を作り上げる。
火焔は物理的な熱を発しない。しかし移動する意思と能力を削ぐことに特化しているかのように燃え盛り、異形の精神を持つゴブーナの移動を大きく邪魔する。
軽装のため高速で動けていたゴブーナはまだ動けはするものの、冒険者を追うのも逃走するのも困難になる。
「本命はゴブーナ、そしてワイバーンの屍」
緑の中指を無視して後者を実行できるとは思わない。
アウレーリア・フォン・ネーベルベルクは緋の鳥籠を完成させてすぐ、付与術を駆使して攻撃的なエーテルをゴブーナの筋肉へ集中させる。
濁った緑目が驚きと称賛で見開かれる。
ゴブーナの攻撃力25パーセント減少するということは、冒険者の防御で伏せ切れないダメージの大部分が消えるということだ。
相変わらずコブーナの攻撃は強烈ではあるが、アルマが常時回復を担当しても冒険者の前衛が一時離脱を強いられるという状況ではなくなる。
「ワタシの相手をしてもいいよ。ワタシ以外もいるけどねっ」
トゥーリは危険を冒して『ゴブーナが手を伸ばせば届き他の冒険者に対して背を向けることになる位置』にいる。
ゴブーナはトゥーリに期待はあっても容赦はなく、トゥーリは回避に集中した上で毎回反応速度を強化しても回避が続いているのはただの幸運だ。早さで負けているのも厳しい。
(毒撃は効かない……かな)
だが魔力は十分だ。
ゴブーナが無視できない攻撃を続けることで、ゴブーナがトゥーリの他に向ける注意力と対応能力を容赦なく削りとる。
アウレーリアは1度は逃げた亜人の一部がゴブーナへ向かって来ることに気付く。
脅威では全くなくてもゴブーナに捨て石として有効利用されかねない。
「近付けば倒すだけよ」
意図して威圧感を強くして、魔力を火球に変えてゴブーナにぶつける。
威圧感の効果もあるがそれ以上に効果的なのは攻撃の威力だ。離れていても感じられる迫力に亜人の速度が鈍ってやがて再び逃げ始めた。
アウレーリアが最優先にするのはゴブーナに対する状態異常だ。
亜人にはそれ以上意識を向けず、魔蝕4が効いている状態を維持するため意識も行動もゴブーナへ集中させている。
「うるぁ! まだまだ俺はこんなもんじゃねーぞ!!」
今日のハヤトは装備も戦い方も対ゴブーナに整えている
ゴブーナの通常攻撃はスキルなしでも躱せるように、ゴブーナが技を使ってもスキルを使えば躱せるように、そしてゴブーナの回避と防御力を上回る攻撃力を確保している。
その上で手数がある。
ハヤトに不運な一撃が届くかゴブーナが削り切られるかのチキンレースだ。
「遅いですわよゴブーナ様!」
バンビの言葉は凶悪な衝撃波とエーテルの残滓に遅れて届いた。
ゴブーナにとっては耐えられない威力ではないが死骸は違う。
力が失われた筋肉もそれに支えられていた鱗も鎧の役割を十分に果たせず形が崩れるほど壊れてしまう。何かの材料にするとしたら、これでは良い材料にはならないはずだ。
「やったか!」
バンビは結構本気で言ってはいるがゴブーナの反応を探る目的ももちろんある。
「やられたよ」
死骸の小さな残骸にまみれたゴブーナが高度な攻防を維持したまま目だけでしょぼんとする。
(やれてたのかよ! しかし少々壊しすぎたか。この反応は……たいした義理はないけど重要な物を任されてその輸送に失敗してどうしようと思っている顔か?)
バンビは魔霞を使って嫌がらせしながらの思考だ。
効く可能性は大きくはないが、抵抗の際に意識と根性が必要になるので牽制としては意味はある。
「意識を散漫にさせることでみんなのあたりもよくなるだろうって寸法ですわ」
軽装のゴブーナ相手に先手をとり続けるのは難しくても、術の射程を活かして一方的に攻撃することができた。
「ゴブーナさん何故見てるんです!!」
視線を感じた直後、アルマは非常に早口かつかなり圧縮された口調で戦意を表現する。
まだまだやれるという意思表示だ。
アルマのヒールの使用可能回数は冒険者集団の耐久力そのものであり、ゴブーナが進退を判断する重要な要素である。
なお、非常に強力な癒やしの割にかなり数は多く、しかしゴブーナが相手だと数は少し頼りない。
ハヤトは未だ被弾せず攻撃力は健在。
アウレーリアも足止めとデバフはまだ可能。
このまま戦えば、10人にも満たない冒険者により追い込まれるのは確実、とゴブーナは判断した。
「本気の装備を使っても力負けするようになるとはな」
純粋に羨望と表現するには濁りすぎた感情が冒険者に向けられる。
「またその目」
トゥーリの竜石の長杖が光をまとってゴブーナのこめかみに直撃する。
毒は通らなかったが、トゥーリの大きな魔力がゴブーナの防御を貫き肉とエーテルに打撃を与える。
「強くなりたいって気持ちはワタシももちろんあるんだけどね……」
守るべき人や、立場も出来て来たしその想いは強くなる一方だ。
ゴブーナの思考を想像はできるが、できるからこそ理解を拒否したくなる何かも感じる。
「君達もいずれ私と同じことを」
緑の瞳がじっと冒険者を見る。
「それはないか」
ははっ、と零れた小さな笑いは苦くて寒々としている。
「ところで本当に最期までやるかね。私は負けるかもしれないが1人2人あの世へ連れていくかもしれないぞ」
ゴブーナはこれまでの負傷と出血で顔色が悪く、しかしハンマーの狙いは甘いが威力はむしろ強化されている。
(そろそろ良い経験になりそうだ)
好意と餓えが両立した笑みが浮かんでいた。
●
「いいの?」
トゥーリは去って行くゴブーナを凝視したまま聞く。
力を残した状態で元来た道を戻るゴブーナは、少数で追っても戦死者が出るだけの危険過ぎる相手だ。
「おそらくだけど既に戦略的には大勝利よ。食べるなら持ち運びをこんな面倒な形にしない」
アウレーリアは前衛に守られた状態で地面に転がる死骸をながめる。
「なるべく無傷にとなると、死霊術の素材。ドラゴンが仕留められなかったからワイバーンゾンビかしら」
亜人の目撃と撃退情報より優先して、周囲の人里に知らせるつもりだ。
襲撃が起きてからでは遅いのだ。
「あの糞ゴブリンが……」
ベルクは傷みに顔をしかめる。
アルマに念入りに癒して貰ったので命と再起不能の心配はないとはいえ、痛いものは痛い。
「ろくなことを考えてないのは分かったがそれだけでは分からんわ」
下半身だけが残った死体から情報収集すると断片的ではあるが犯罪者の住処らしき情報の集まった。
(龍逓架。龍逓架か。生物として強力なものが多い竜種なら龍脈を介する龍逓架の重要な部分にぴったりな可能性があり、最悪は龍逓架の量産体制確立という展開もあり得る)
仮に違っても、ゴブーナの邪魔をしたのが人類の不利に働くことはないはずだ。
「持ち帰れないから壊して埋めちゃうねー」
大型荷馬車なのは持ち込んでいないので、アルマは見た目とは裏腹の攻撃力を活かしてワイバーンの死骸を解体する。
解体するための解体なのでさほど時間はかからない。
「毒の出る牙とか飛び回るための翼を壊しておけば部分の再利用もできないよねー」
可愛い顔をしていても仕事に関しては容赦がないのが熟練冒険者というものである。
冒険者が戦場を素早く片付けた後は近くの人里へ急行し、強く警戒を促すのだった。
マスターコメント
ショートシナリオ難しい 報酬:標準8 / 4〜8人
2023年04月14日 15時14分59秒 公開
相談掲示板
トゥーリだよ、よろしくね! さてと……ゴブリンの先祖返り問題も解決したところでそろそろゴブーナさんとの因縁を精算したいなと思いつつ、今回の目的自体は討伐に限るわけではないんだね! とはいえ、ワイバーンの死骸をこのまま運ばせる訳にもいかないし、指揮を執っているのがゴブーナさんならやっぱり頭を抑えるのが一番手っ取り早そう。素直に全力で戦うのが早道かな? みんな、どう思う……?
ウォーリアのアルベルトだ。 よろしくな。 ワイバーンの死体を一人で運んでいる状態のゴブーナは能力値が低下しているみたいだな。 この期にゴブーナを倒したいな。
ウォーリアのフリーダです。よろしくお願いします。 身も蓋も無く目的達成だけを考えるなら、 後衛は死体を集中砲火、更に前衛は死体を盾にして適当に戦えば終わりそうな感じですが、 ゴブーナの撃破を考えると過去の依頼から見ても一筋縄では行かないでしょう。 戦闘自体はともかくとして、逃走を確実に阻止できる手段が欲しい所です。
ハイスピードキャスターのバンビですわ。 敵の目的阻止が狙いなら簡単そうではありますが、少なくとも死体を放棄させられればよいのでしょうか?
>逃走を確実に阻止 これは結構難しいかな……今回のゴブーナさんの装備がどうだか分からないけど、確か前の遭遇では移動力5あったはずなんだよね。 全員が移動力5以上で揃えるっていうのはあまり現実的じゃないから、遠距離攻撃手段を持ち込んだとしてもいつかは振り切られそう。 移動阻害とかも織り交ぜつつ、可能な限り離脱を遅らせて、その間に倒し切るorそれでも逃げられちゃったらしょうがないぐらいが現実的かなあって思うよ。それでもゴブーナさん撃退は達成してるから、依頼としては成功になるはずだし。 >目的阻止 とりあえずはワイバーンの死骸を放棄させて、破壊すればいいと思うんだよ。 というか、死骸を消し炭にする勢いでこっちが集中砲火したら、止めに来るんじゃないかな……?
ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくねー 少しぶりのゴブーナさん登場だし回復重視でいこうかなと 撃退か撃破は攻め手じゃないのでおまかせになるけど 高い移動力と抵抗で逃走阻止が大変そうー 光縛封でもクレーターこさえて下からくぐり抜けられそうで困りもの…
シーフのベルクだ。よろしく頼む。 とりあえず作戦目標としては 1)ゴブーナの目的頓挫(ワイバーンの屍の破壊もしくは投棄) 2)可能ならゴブーナの討伐 と言ったところか? あいつの武器も無駄に硬いから武器の消失による攻撃力の低下も狙えんからなぁ。 それに警戒されるだろうし。 正直いい加減殺っておきたい((
キャスター、アウレーリアです。宜しく。 一応、拘束系BSスキルと澱嵐での足止め、両方用意していきます。 なるべく付与も上げていこうと思いますが、効けば御の字ですので。 屍の破壊の方が本命になりそうですね。範囲魔法スキルを撃ち込んでいこうかと。 周りのゴブリンも巻き込んで、邪魔にならない程度にお掃除しましょう。
おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! ゴブーナの奴とはそろそろ決着をつけておきてぇとこだが、70体前後いる亜人ゴブリン共が邪魔してくるとすっと結構厄介そーだよな。 ある程度の数を一気に蹴散らしゃビビって逃げてくのも相当数出るんじゃねーかと思うから範囲攻撃が出来る面子には最初に亜人ゴブリンを何とかして貰えっと助かるな。 俺はゴブーナがワイバーンを抱えてる間はゴブーナ自身を優先的に攻撃して削りつつ、放棄し出したら回避盾として引きつけるつもりでいんぜ! その間にワイバーンの死体の処理は任せてぇ。
わかりました。ゴブリンどもは空間爆砕と超魔法付きメテオアライトで仕留めますので お任せください。
俺は、前に宣言した通りこの際にゴブーナを倒すつもりだ。 ゴブーナがワイバーンの死体を抱えている間に一気に攻撃を仕掛けて止めを刺すことを狙うぜ。 そんな訳で皆さんには悪いが、その他のゴブリンもワイバーンの死体にも一切目をくれずにゴブーナへの攻撃に専念させてもらうぜ。