芽吹きの季節を迎えるために
コースケ
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シナリオID:2774
オープニング
●贈る言葉
パンクリアース学園内の憩いの森は、多くの木々が葉を落とし、寒々とした景色が広がっていた。
その中心を通る遊歩道を、特殊作物研究部(通称:特作研)の前部長、クロード・レイルと、年配の女性教員、カメリアが歩いていた。
「もうすぐ卒業ですね。思えばいろいろなことがありました」
「いろいろとお騒がせしました」
木々を眺めてしみじみと語る教員に、クロードは苦笑いしながら頭を下げる。
カメリアが顧問を務めるガーデニング愛好会(通称:庭愛会)と特作研は代々仲が悪く、庭愛会の会長であるリエル・サンウッドとはいがみ合いや様々な騒動を起こしてきた。
クロードとリエルが互いの好意を意識し、憩いの森の造成や管理を行う様になってからはそれも収まっていたのだが、作年末にリエルに横恋慕する生徒とクロードが決闘を行うという事件があり、カメリアにも様々な心労をかけた事だろう。
「そうでもありませんよ。長年教員をやっていると、身分や派閥を越えた恋愛は時折ありましたから。当事者でない貴族の間では息抜きとして盛り上がる向きもありますし。……とは言え、決闘まで行ったのは初めてですが」
「はは……」
自分たちの事が、王国の貴族の間でどの様に噂されて居たのかを思い浮かべ、クロードは弱気な笑みを浮かべる。
そんなクロードに向き直り、カメリアは学園から巣立つ若者への言葉を贈る。
「派閥が違う家に嫁ぐということは、家族や親族と離れるという事です。しっかり支えてあげて下さい。そして、彼女と支え合い良き領主と成られますよう」
「……はい!!」
カメリアの言葉に背筋を伸ばし、クロードは意気を込め短く返した。
●春を前に
「剪定をします!」
その宣言に、集められたメンバーの半分程は自体が飲み込めていない様子だった。それにやれやれと首を振りながらリエルが続ける。
「ガーデニングは花を愛でるだけではありません。葉が落ち、芽が膨らむ前の今しか出来ない作業があるんです。具体的には過密だったり病気になった枝を切って、春の芽吹きに備えるんです」
他にも肥料を入れたり、憩いの森の中央を流れる小川へ水を汲み上げる水車の点検などやることはあった。
「来年度の新入生が憩いの森を見て庭愛会に興味を持ってくれれば部員獲得のきっかけになります。4月までに完璧に仕上げましょう!」
拳を握り締め、新入部員獲得へと気炎を上げるリエルであった。
パンクリアース学園内の憩いの森は、多くの木々が葉を落とし、寒々とした景色が広がっていた。
その中心を通る遊歩道を、特殊作物研究部(通称:特作研)の前部長、クロード・レイルと、年配の女性教員、カメリアが歩いていた。
「もうすぐ卒業ですね。思えばいろいろなことがありました」
「いろいろとお騒がせしました」
木々を眺めてしみじみと語る教員に、クロードは苦笑いしながら頭を下げる。
カメリアが顧問を務めるガーデニング愛好会(通称:庭愛会)と特作研は代々仲が悪く、庭愛会の会長であるリエル・サンウッドとはいがみ合いや様々な騒動を起こしてきた。
クロードとリエルが互いの好意を意識し、憩いの森の造成や管理を行う様になってからはそれも収まっていたのだが、作年末にリエルに横恋慕する生徒とクロードが決闘を行うという事件があり、カメリアにも様々な心労をかけた事だろう。
「そうでもありませんよ。長年教員をやっていると、身分や派閥を越えた恋愛は時折ありましたから。当事者でない貴族の間では息抜きとして盛り上がる向きもありますし。……とは言え、決闘まで行ったのは初めてですが」
「はは……」
自分たちの事が、王国の貴族の間でどの様に噂されて居たのかを思い浮かべ、クロードは弱気な笑みを浮かべる。
そんなクロードに向き直り、カメリアは学園から巣立つ若者への言葉を贈る。
「派閥が違う家に嫁ぐということは、家族や親族と離れるという事です。しっかり支えてあげて下さい。そして、彼女と支え合い良き領主と成られますよう」
「……はい!!」
カメリアの言葉に背筋を伸ばし、クロードは意気を込め短く返した。
●春を前に
「剪定をします!」
その宣言に、集められたメンバーの半分程は自体が飲み込めていない様子だった。それにやれやれと首を振りながらリエルが続ける。
「ガーデニングは花を愛でるだけではありません。葉が落ち、芽が膨らむ前の今しか出来ない作業があるんです。具体的には過密だったり病気になった枝を切って、春の芽吹きに備えるんです」
他にも肥料を入れたり、憩いの森の中央を流れる小川へ水を汲み上げる水車の点検などやることはあった。
「来年度の新入生が憩いの森を見て庭愛会に興味を持ってくれれば部員獲得のきっかけになります。4月までに完璧に仕上げましょう!」
拳を握り締め、新入部員獲得へと気炎を上げるリエルであった。
解説
ガーデニング愛好会の活動の一環として、協力者を募って学園の憩いの森の手入れを行います。
冒険者は聴講生としてパンクリアース学園へ出入りが可能なので、学園の生徒でなくても参加可能です。
作業は枝の剪定と肥料やり等の植物の世話と、水車と遊歩道の手入れですが、他にアイデアがあればプレイングで提案して頂けたらと思います。
舞台となる憩いの森は私のシナリオ『【学騒】学園に憩いの森を』に作成の様子が、『憩いの森の保全を』に前回の剪定などの作業内容が描写されていますが、参照しなくても支障はありません。
●憩いの森
テニスコート2面分ほどの敷地に、水車で汲み上げられた水が流れる小川があり、中央に中洲のような休憩スペースがあります。
小川を挟んで西に針葉樹、東は広葉樹中心に植えられており、東側には小鳥用の巣箱(現在は子育てをしていないので空)あり。
その他、木苺や苔桃などの果樹や花壇もあり。
木製の遊歩道とベンチやテーブル、屑籠が各所に設置されています。
●人物等(カメリア以外は作業に参加します)
リエル・サンウッド
リーンエス王国南部に領地を持つサンウッド子爵家の長女で下に弟が居ます。パンクリアース学園生で春から5年生の16歳。
ガーデニング愛好会(通称:庭愛会)の会長であり、明るい金髪を動きやすいよう後ろで結んだ快活な少女で、誰にでも親切に接するため男女問わず人気があります。
クロードと結婚する事を決めましたが、卒業まで残り2年の学園生活を満喫する予定。
クロード・レイル
リーンエス王国西部に領地を持つレイル男爵家の長男で、パンクリアース学園をこの春卒業する17歳。
特殊作物研究部(通称:特作研)の前部長です。特作研は名も無い生徒が引き付いでいます。
また、実家が大規模な農業を行う関係で小作人に異種族も多く、異種族への偏見もありません。
リエルと正式に婚約し、彼女の卒業を待って結婚する予定。
カメリア
パンクリアース学園教員でガーデニング愛好会の顧問。温和な性格で多少の問題は生徒の自主性に任せて見守る主義。
特殊作物研究部
農業研究会から派生した部活。リーンエス王国の肥沃な大地を有効活用すべく様々な作物を栽培し研究している。
ガーデニング愛好会
園芸部から派生した部活で、憩いの森の管理を担当しています。
マスターより
お世話になっております。コースケです。
リエルとクロードは落ち着いきましたが、そういったことには関係なく植物は生育していくので冬の憩いの森保守作業です。
今のところ具体的なネタはありませんが、今年もゆるりと学園内で憩いの森関連シナリオをやっていけたらなと考えております。
内容はゆるりとしたものですし、初めての方も歓迎です。パンクリアース学園や、園芸や憩いの森に興味のある方などいましたらいかがでしょうか?
また、希望すれば『ガーデニング同好会』か『特殊作物研究部』どちらかへの入部も可能です。プレイングに書いていただければ、称号として付与させて頂きます。
PCはパンクリアース学園関連の設定がなくても、聴講生として学園内で行動したり、部活動への参加もできるので、どんな方も気兼ねなく参加して頂けたらと思います。この機会にパンクリアース学園に接してみるのも如何でしょうか。
質問などありましたら、何でも屋のオッターが答えます。
それでは、よろしければご参加お願いいたします。
リプレイ
●まずは挨拶を
「皆さん、今日はよろしくお願いします!」
ガーデニング愛好会会長のリエル・サンウッドの言葉に、集まったメンバーが返事を返す。
「またお手入れの時期ですね!」
「僕もここの一員だ、しっかりと春を迎える準備に力を入れよう」
ガーデニング愛好会に所属するコルネリウス・アーラと、ローザリカ・L・ディオールも意気込みを露にした。
「前回は決闘騒動という穏やかじゃない出来事はあったが、これで再び学園生活において余生を送れるというものだな」
愛好会にも特殊作物研究部にも所属はしていないが、何かと縁のあったナタリア・フィッツジェラルドも参加している。
その言葉の通り彼女は去年末の決闘にコルネリウスとともに助っ人として参加しており、リエルとクロードが供に居ることに満足そうに頷いていた。
(植物の世話などしたことがない俺だ。どうしようかな……)
一方、後ろの方で目立たぬように立つ黒い影があった。
その正体は庭園の手入れをしてほしいと聞いて参加したものの、何となく居心地の悪さを感じていたシャドウであった。だが、暗がりならともかく、日中の学園内で彼の黒衣は目立つ。そしてリエルは、ばっちりシャドウを捕捉していた。
「初めましての方ですね。ガーデニングに興味がおありですか?」
「あ、いや……花とかはよく分からない。果物などは嫌いじゃないが」
「なるほど。初心者さんですね。大丈夫です! 花以外にも楽しみ方はいろいろありますから!」
「……ああ」
そのままシャドウを引っ張っていく婚約者に、クロード・レイルが複雑な顔をしていた。
「心配なのは分かるが、今からそれだと卒業してからが大変だぞ?」
「う……、ああいや、分かってますよ」
ナタリアがからかうように声をかけると、クロードばつが悪そうな顔で視線をそらす。
「季節の移り変わりもあって、リエルも燃えてるな……クロードも、もう二度とヘンなのを植えこむんじゃないぞ」
「分かってますって。それに、俺は引退の身です」
新しい部長は線の細い少年で、そういったことはやらなさそうに見える。
「クロード、何やってるの? 作業を始めるわよー?」
「今行く!」
そんな話をしていると、リエルの呼びかけがあり、駆け出すクロードの背を眺め、ナタリアは小さく呟いた。
「……まだまだ穏やかと言えないかもな」
●花壇に花を
「三色菫! 良いですね!」
「ええ。風鈴草も用意してみました。パンジーの後に花が咲くので、長く楽しめると思います」
用意された苗を見てリエルが声を上げる。コルネリウスは微笑みながら花が咲く様子を思い浮かべた。きっと春に訪れる新入生の心を和ませてくれるだろう。
「こう、だろうか?」
「そこはこう、だな。もっと腰を入れてやらないと筋を痛めるぞ」
シャドウは鍬を手にクロードから土の耕し方を教わっていた。
単純な腕力なら授恵者であるシャドウの方が上なのだが、元部長として特作研を率いて来ただけあり、クロードは手際良く土を掘り起こし、シャドウはそれを見習って鍬を振るう。
「肥料は先月入れて土に馴染ませてあるから、掘り返すのは軽くで良い。塊になっている土を崩して空気を含ませ、水はけを良くするんだ」
「分かった。崩していけば良いんだな」
シャドウはコツを掴んだ様で、すぐに鍬を振る手が様になってきていた。この調子ならすぐに耕し終わるだろう。
「こういう時は男手があると楽だね」
「ああ。我々は植え付けをする事にしようか」
ローザリカとナタリアはコルネリウスの所へ行き、苗の植え付けに加わる事にした。
「カンパニュラとパンジーはあちらへ植えましょうか」
「なるほど。その方が良さそうですね!」
コルネリウスとリエルは苗を受える場所を決めていた。花壇は幾つかあるのだが、二人にしてみれば理由があっての選定らしい。
「我々には同じに見えるのだが、どの様な差があるのだろうか?」
「初心者ゆえに至らぬところばかりだろうが、教えて貰えたら嬉しく思う」
その違いが分からないナタリアとローザリカが訊ねると、コルネリウスとリエルは顔を見合わせちょっとばつが悪い顔をした。
「すみません。二人で盛り上がってしまいましたね」
「あはは……。同じ目線で話が出来るのでつい、嬉しくなっちゃって」
二人によると、パンジーとカンパニュラの性質で決めたらしい。
どちらも日を当てた方が良いのだが、暑さに弱い植物なので、夏になると隣の木に葉が茂り、程よく日陰になる場所を選んだという。
「なるほど。そういう考えがあるのか。勉強になるな」
「本当に。依頼でなく、授業を受けている様で申し訳ない位だ」
ローザリカが府に落ちたという顔で頷き、ナタリアもそれに倣うがリエルは笑って答える。
「お気になさらず。さあ、植えていきましょうか!」
耕し終えたシャドウとクロードも加わり、一同は植え付けにかかる。そう大きな花壇で無いため程なく作業は完了し、等間隔に植わった苗が並んでいる。
「春はお花が沢山咲きますから、今から楽しみですね」
コルネリウスは水を撒きながら満足そうに微笑んだ。
●設備の保守を
苗を植えた一同は、水車や木製の遊歩道などの保守のため、それらを点検していた。
「水車や遊歩道に痛みは無いようだな」
フィルエス大森林のエルフに伝わる木工技法で作られたというそれらは、多少の汚れはあっても破損は失く、確認したナタリアが紙に書いた点検項目にチェックを入れる。
「これなら、清掃だけで済みそうですね」
コルネリウスも巣箱の中を清掃し、春に小鳥が子育てに使ってくれるのを願いながら元に戻す。
「お、きれいな小川があるではないか。ゴミが落ちていないか掃除しよう」
「なら少し待っていたまえ。水を止めよう」
シャドウが小川に入ろうとするのを見て、ローザリカが水車の回転を止める。しばらくすると水が引き、小川の底に僅かに残るだけとなった。
長靴を履くシャドウは小川に入り、ピッチフォークで底に溜まった落ち葉や枝などを丁寧に掬い上げて行く。
「ゴミが無くなって綺麗になるのは気持ちが良いな」
「落ち葉などは此方に入れて貰えますか? 発酵させて腐葉土を作りましょう」
「了解した」
鼻歌まじりに作業をするシャドウは、コルネリウスの差し出した籠に落ち葉を投入して行く。
やがて川底のゴミが無くなり、水車を回すと小川に水が流れる。水は淀むこと無く流れる様になっていた。
●剪定と果樹
「さあ、これが今日の本番です。しっかりやっていきましょう!」
一同は剪定用の鋏を手に、果樹の植えられた一角へと向かう。
「以前は気づかなかったが果樹もあるのか。なら、ジャムも作れたりするのだろうか」
「去年は植え替えたばかりであえて実を付け無いようにしましたから。勿論、ジャムも作れますよ」
ローザリカの呟きに、コルネリウスが答える。植え替えたばかりで弱っている木が実を付けると、その後の成育が悪くなったり、最悪枯れてしまうこともあるため、花芽を摘んで木を成長させることを重視したらしい。
「なるほど。実が付いていないから気付かなかったのだね。葉の形だけでは判別も難しい」
「はい。今年は実を付けても大丈夫ですから、きっと美味しいジャムが作れますよ。……あ、ラズベリーの枝には棘があるので気をつけて下さい」
「承知した。……よく見れば薔薇に葉の形が似ている気がするな」
「そうなんです。ラズベリーと薔薇は近い仲間なんですよ?」
ローザリカの気付きに、コルネリウスが解説する。完全に同じではないが、棘や葉の形など、ローザリカも良く知る薔薇との共通点があった。
「そうなのか。そう言われれば親しみが湧いてくるし、他と違って見えて来るな」
「ええ。今なら、実が付いて無くても見分けが付くのでは無いですか?」
「……確かに」
今までは他の木と区別が付かなかったものが、理解を深めると特別なものとして認識出来る様になる。小さな事ではあるが、ローザリカの世界が広がった瞬間であった。
「そうだ。今年の文化祭では、ここで取れた果実のジャムを使って何かやるのはどうだろう?」
「良いですね! 今から楽しみです」
そんな会話を交わしつつ、コルネリウスの指導を受けつつローザリカは剪定を進めて行く。今日は調子を狂わせてくる彼もいないため、のんびりと憩いの森で過ごせそうだった。
「へえ、果樹まであるのか。季節的に実はなってないようだな。残念だ。実がなっていれば、ちょっとばかり味見したのだが」
「6月か7月に来て貰えれば、ラズベリーやブルーベリーをご馳走しますよ。10月位になればコケモモも食べ頃です」
残念がるシャドウに、こちらはリエルが付いて指導していた。
「とりあえず、枝が過密になっている所の空間を空けるように枝を元から切ってください。次に伸びた先が他の枝に当たりそうな枝も切って隙間を空けましょう。密集していると虫や病気の被害を受けやすくなるので」
「こうか。かなりばっさり切るんだな」
一本のブルーベリーの木を使ってリエルが手本を見せ、シャドウが恐る恐る鋏を入れる。
「次に、枝の先の辺りにぷっくり膨らんだ芽がありますよね? これが花芽と言って、花になる蕾の入った芽です。これも枝の半分くらいから切り落として数を減らして下さい」
「花が咲く芽を減らすのか?」
勿体ないと疑問を口にするシャドウだったが、きちんと理由があるらしい。
「花を付け過ぎると、栄養が分散して実の粒が小さくなるんです。花芽を切って数を減らした方が大きくて甘い実が取れるんですよ。それに、木も弱るので来年に取れる実が減ってしまったりもするんですよね。だから人の手で数を調整してあげる必要があるんですよ」
「成る程。奥深いものだな」
記憶を失くしているシャドウにとっては、見聞きするものの多くが新しい。今もこうして新たな知見を得ていた。
これも世界が広がるという事であり、シャドウのそれは記憶を失っているだけに大きなものであった。
「こういうのも楽しいものだな」
「でしょう?」
「!? ……ああ」
内心思っていたつもりだったが、口に出ていたらしくリエルが反応する。それに驚きつつも、シャドウは頷き、作業を続けるのだった。
「また気になるのか?」
一方、ナタリアはシャドウと作業をするリエルが気になるクロードをからかっていた。二人で担当したコケモモは、他の果樹より小さく手入れが簡単に済むため、手持ち無沙汰気味だったのもある。
「気にして……無いとは言いませんけど、そんなのじゃないですよ」
「……ほう?」
頬を赤らめるクロードに、何かを感じたナタリアは突ついてみる事にした。
「未来の嫁に見惚れていたか?」
「……ごふっ!?」
リアクションに手応えを感じつつ、ナタリアは口元が緩まないよう意識しながら反応を待つ。
「……そんなに分かり易かったですか?」
「色恋沙汰というものは、当人達以外にはそういうものだ」
「ああ……」
自分の視線の先に目をやったクロードが声を漏らすのを横目に、ナタリアは心の中で納得していた。
(なるほど。クロードはリエルのああいうところに惹かれたのだな。確かに植物について語る彼女は良い顔をしている)
一方、ローザリカは原因不明の居心地の悪さを感じていた。
「先程からナタリア君達の視線が気になるんだが……?」
●作業の後はお茶会を
「皆さんお疲れ様でしたー!」
作業を終えた一同は、食堂でお茶を楽しんでいた。
暖かい部屋と紅茶やハーブティーで身体を温め、お茶請けを摘まんで歓談する。そこで話題に出るのは、主にこれからについてである。
「春に新入生歓迎会と称した花見イベントなどで部員の獲得を狙うのはどうだろうか。イメージとしては文化祭でやったのと近いもので」
そう提案するローザリカは、生徒会役員として会計を担当しており、部活動主体のイベント実施を公約に挙げているため、新入生の勧誘と絡めて何か盛り上がることを出来ないかと考えたという。
「その、皆で何かに打ち込むという経験があまりなかったものだから活動が楽しくて。またああいうことがやりたいというワガママではあるんだ」
「ワガママだなんてそんな! 素晴らしい提案ですし、是非やりましょう!」
部員獲得に意気込むリエルとしては、願ってもない申し出である。その返事にローザリカはどこかほっとした様子で胸を叩く。
「無論やるとなったら全力で上に掛け合うよ。吉報を待っていたまえ」
次に、コルネリウスが手を上げて提案を口にした。
「私からもよろしいでしょうか? クロードさんが春に卒業されるとのことで、可能な範囲で何かできたらと思うのですが……若木の苗を植えませんか?」
「若木の苗?」
自分の卒業と繋がらず、鸚鵡返しに聞き返すクロードに、コルネリウスが説明する。
「はい。毎年育っていくのを見守るのも楽しいと思いますし、思い出の形にも出来るかなと」
「記念樹という事か?」
「良いのではないか。クロードと思って世話をすれば、リエルの寂しさも紛らわせるだろう」
「「恥ずかしい事言わないで下さい!」」
声を揃えて抗議するのクロードとリエルに、食堂に笑い声が響くのだった。
笑いがおさまったところで、ナタリアもまたリエルへの言葉を伝えるべく口を開く。
「学園の生徒でもないので二人の様な提案は出来ないのでな。……代わりと言ってはアレだが、私も学者の端くれであり、国は違えど貴族の生まれだ。教えられそうな分野があれば教え込んでやる」
「……?」
話が呑み込めていないリエルに、ナタリアはウインクして言葉を続ける。
「親や領地という、既存の庇護を離れて荒波に飛び出そうというのだからな?」
「! ありがとうございます……っ!」
リエルは深々と頭を下げた。クロードと結婚し、派閥が違う家に嫁ぐ事になる彼女はこの先実家に顔を出すことも難しくなる。明るく振る舞っていても不安な事もあるだろう。
そんな自分へのナタリアの気遣いに、感激したリエルの目尻に涙が浮かんでいた。
「僕も出来ることなら手を貸そう」
「何かあればまた力になりますので、いつでもお声掛けしてください」
「良く分からんが、依頼があるならまた来ても良い。7月と10月の果実も楽しみだしな」
ローザリカとコルネリウスも笑顔を浮かべナタリアと同じ気持ちだと伝え、シャドウは紅茶を飲みながら頷く。
「皆さん、ありがとうございます!」
「俺が居ない間、リエルの力になってやって下さい!」
リエルとクロードは、改めて深々と頭を下げた。
「庭園……ガーデン、か」
シャドウは憩いの森を歩いていた。『シャドウ・ガーデン』。記憶を失った自分が所持していたメモに記されていた言葉に、かっての自分を想う。
記憶は冬芽の様に固まっているが、いつか戻る事はあるのだろうか。
「……その内何か分かるだろう」
視線の先の花芽は綻び始めていた。
「皆さん、今日はよろしくお願いします!」
ガーデニング愛好会会長のリエル・サンウッドの言葉に、集まったメンバーが返事を返す。
「またお手入れの時期ですね!」
「僕もここの一員だ、しっかりと春を迎える準備に力を入れよう」
ガーデニング愛好会に所属するコルネリウス・アーラと、ローザリカ・L・ディオールも意気込みを露にした。
「前回は決闘騒動という穏やかじゃない出来事はあったが、これで再び学園生活において余生を送れるというものだな」
愛好会にも特殊作物研究部にも所属はしていないが、何かと縁のあったナタリア・フィッツジェラルドも参加している。
その言葉の通り彼女は去年末の決闘にコルネリウスとともに助っ人として参加しており、リエルとクロードが供に居ることに満足そうに頷いていた。
(植物の世話などしたことがない俺だ。どうしようかな……)
一方、後ろの方で目立たぬように立つ黒い影があった。
その正体は庭園の手入れをしてほしいと聞いて参加したものの、何となく居心地の悪さを感じていたシャドウであった。だが、暗がりならともかく、日中の学園内で彼の黒衣は目立つ。そしてリエルは、ばっちりシャドウを捕捉していた。
「初めましての方ですね。ガーデニングに興味がおありですか?」
「あ、いや……花とかはよく分からない。果物などは嫌いじゃないが」
「なるほど。初心者さんですね。大丈夫です! 花以外にも楽しみ方はいろいろありますから!」
「……ああ」
そのままシャドウを引っ張っていく婚約者に、クロード・レイルが複雑な顔をしていた。
「心配なのは分かるが、今からそれだと卒業してからが大変だぞ?」
「う……、ああいや、分かってますよ」
ナタリアがからかうように声をかけると、クロードばつが悪そうな顔で視線をそらす。
「季節の移り変わりもあって、リエルも燃えてるな……クロードも、もう二度とヘンなのを植えこむんじゃないぞ」
「分かってますって。それに、俺は引退の身です」
新しい部長は線の細い少年で、そういったことはやらなさそうに見える。
「クロード、何やってるの? 作業を始めるわよー?」
「今行く!」
そんな話をしていると、リエルの呼びかけがあり、駆け出すクロードの背を眺め、ナタリアは小さく呟いた。
「……まだまだ穏やかと言えないかもな」
●花壇に花を
「三色菫! 良いですね!」
「ええ。風鈴草も用意してみました。パンジーの後に花が咲くので、長く楽しめると思います」
用意された苗を見てリエルが声を上げる。コルネリウスは微笑みながら花が咲く様子を思い浮かべた。きっと春に訪れる新入生の心を和ませてくれるだろう。
「こう、だろうか?」
「そこはこう、だな。もっと腰を入れてやらないと筋を痛めるぞ」
シャドウは鍬を手にクロードから土の耕し方を教わっていた。
単純な腕力なら授恵者であるシャドウの方が上なのだが、元部長として特作研を率いて来ただけあり、クロードは手際良く土を掘り起こし、シャドウはそれを見習って鍬を振るう。
「肥料は先月入れて土に馴染ませてあるから、掘り返すのは軽くで良い。塊になっている土を崩して空気を含ませ、水はけを良くするんだ」
「分かった。崩していけば良いんだな」
シャドウはコツを掴んだ様で、すぐに鍬を振る手が様になってきていた。この調子ならすぐに耕し終わるだろう。
「こういう時は男手があると楽だね」
「ああ。我々は植え付けをする事にしようか」
ローザリカとナタリアはコルネリウスの所へ行き、苗の植え付けに加わる事にした。
「カンパニュラとパンジーはあちらへ植えましょうか」
「なるほど。その方が良さそうですね!」
コルネリウスとリエルは苗を受える場所を決めていた。花壇は幾つかあるのだが、二人にしてみれば理由があっての選定らしい。
「我々には同じに見えるのだが、どの様な差があるのだろうか?」
「初心者ゆえに至らぬところばかりだろうが、教えて貰えたら嬉しく思う」
その違いが分からないナタリアとローザリカが訊ねると、コルネリウスとリエルは顔を見合わせちょっとばつが悪い顔をした。
「すみません。二人で盛り上がってしまいましたね」
「あはは……。同じ目線で話が出来るのでつい、嬉しくなっちゃって」
二人によると、パンジーとカンパニュラの性質で決めたらしい。
どちらも日を当てた方が良いのだが、暑さに弱い植物なので、夏になると隣の木に葉が茂り、程よく日陰になる場所を選んだという。
「なるほど。そういう考えがあるのか。勉強になるな」
「本当に。依頼でなく、授業を受けている様で申し訳ない位だ」
ローザリカが府に落ちたという顔で頷き、ナタリアもそれに倣うがリエルは笑って答える。
「お気になさらず。さあ、植えていきましょうか!」
耕し終えたシャドウとクロードも加わり、一同は植え付けにかかる。そう大きな花壇で無いため程なく作業は完了し、等間隔に植わった苗が並んでいる。
「春はお花が沢山咲きますから、今から楽しみですね」
コルネリウスは水を撒きながら満足そうに微笑んだ。
●設備の保守を
苗を植えた一同は、水車や木製の遊歩道などの保守のため、それらを点検していた。
「水車や遊歩道に痛みは無いようだな」
フィルエス大森林のエルフに伝わる木工技法で作られたというそれらは、多少の汚れはあっても破損は失く、確認したナタリアが紙に書いた点検項目にチェックを入れる。
「これなら、清掃だけで済みそうですね」
コルネリウスも巣箱の中を清掃し、春に小鳥が子育てに使ってくれるのを願いながら元に戻す。
「お、きれいな小川があるではないか。ゴミが落ちていないか掃除しよう」
「なら少し待っていたまえ。水を止めよう」
シャドウが小川に入ろうとするのを見て、ローザリカが水車の回転を止める。しばらくすると水が引き、小川の底に僅かに残るだけとなった。
長靴を履くシャドウは小川に入り、ピッチフォークで底に溜まった落ち葉や枝などを丁寧に掬い上げて行く。
「ゴミが無くなって綺麗になるのは気持ちが良いな」
「落ち葉などは此方に入れて貰えますか? 発酵させて腐葉土を作りましょう」
「了解した」
鼻歌まじりに作業をするシャドウは、コルネリウスの差し出した籠に落ち葉を投入して行く。
やがて川底のゴミが無くなり、水車を回すと小川に水が流れる。水は淀むこと無く流れる様になっていた。
●剪定と果樹
「さあ、これが今日の本番です。しっかりやっていきましょう!」
一同は剪定用の鋏を手に、果樹の植えられた一角へと向かう。
「以前は気づかなかったが果樹もあるのか。なら、ジャムも作れたりするのだろうか」
「去年は植え替えたばかりであえて実を付け無いようにしましたから。勿論、ジャムも作れますよ」
ローザリカの呟きに、コルネリウスが答える。植え替えたばかりで弱っている木が実を付けると、その後の成育が悪くなったり、最悪枯れてしまうこともあるため、花芽を摘んで木を成長させることを重視したらしい。
「なるほど。実が付いていないから気付かなかったのだね。葉の形だけでは判別も難しい」
「はい。今年は実を付けても大丈夫ですから、きっと美味しいジャムが作れますよ。……あ、ラズベリーの枝には棘があるので気をつけて下さい」
「承知した。……よく見れば薔薇に葉の形が似ている気がするな」
「そうなんです。ラズベリーと薔薇は近い仲間なんですよ?」
ローザリカの気付きに、コルネリウスが解説する。完全に同じではないが、棘や葉の形など、ローザリカも良く知る薔薇との共通点があった。
「そうなのか。そう言われれば親しみが湧いてくるし、他と違って見えて来るな」
「ええ。今なら、実が付いて無くても見分けが付くのでは無いですか?」
「……確かに」
今までは他の木と区別が付かなかったものが、理解を深めると特別なものとして認識出来る様になる。小さな事ではあるが、ローザリカの世界が広がった瞬間であった。
「そうだ。今年の文化祭では、ここで取れた果実のジャムを使って何かやるのはどうだろう?」
「良いですね! 今から楽しみです」
そんな会話を交わしつつ、コルネリウスの指導を受けつつローザリカは剪定を進めて行く。今日は調子を狂わせてくる彼もいないため、のんびりと憩いの森で過ごせそうだった。
「へえ、果樹まであるのか。季節的に実はなってないようだな。残念だ。実がなっていれば、ちょっとばかり味見したのだが」
「6月か7月に来て貰えれば、ラズベリーやブルーベリーをご馳走しますよ。10月位になればコケモモも食べ頃です」
残念がるシャドウに、こちらはリエルが付いて指導していた。
「とりあえず、枝が過密になっている所の空間を空けるように枝を元から切ってください。次に伸びた先が他の枝に当たりそうな枝も切って隙間を空けましょう。密集していると虫や病気の被害を受けやすくなるので」
「こうか。かなりばっさり切るんだな」
一本のブルーベリーの木を使ってリエルが手本を見せ、シャドウが恐る恐る鋏を入れる。
「次に、枝の先の辺りにぷっくり膨らんだ芽がありますよね? これが花芽と言って、花になる蕾の入った芽です。これも枝の半分くらいから切り落として数を減らして下さい」
「花が咲く芽を減らすのか?」
勿体ないと疑問を口にするシャドウだったが、きちんと理由があるらしい。
「花を付け過ぎると、栄養が分散して実の粒が小さくなるんです。花芽を切って数を減らした方が大きくて甘い実が取れるんですよ。それに、木も弱るので来年に取れる実が減ってしまったりもするんですよね。だから人の手で数を調整してあげる必要があるんですよ」
「成る程。奥深いものだな」
記憶を失くしているシャドウにとっては、見聞きするものの多くが新しい。今もこうして新たな知見を得ていた。
これも世界が広がるという事であり、シャドウのそれは記憶を失っているだけに大きなものであった。
「こういうのも楽しいものだな」
「でしょう?」
「!? ……ああ」
内心思っていたつもりだったが、口に出ていたらしくリエルが反応する。それに驚きつつも、シャドウは頷き、作業を続けるのだった。
「また気になるのか?」
一方、ナタリアはシャドウと作業をするリエルが気になるクロードをからかっていた。二人で担当したコケモモは、他の果樹より小さく手入れが簡単に済むため、手持ち無沙汰気味だったのもある。
「気にして……無いとは言いませんけど、そんなのじゃないですよ」
「……ほう?」
頬を赤らめるクロードに、何かを感じたナタリアは突ついてみる事にした。
「未来の嫁に見惚れていたか?」
「……ごふっ!?」
リアクションに手応えを感じつつ、ナタリアは口元が緩まないよう意識しながら反応を待つ。
「……そんなに分かり易かったですか?」
「色恋沙汰というものは、当人達以外にはそういうものだ」
「ああ……」
自分の視線の先に目をやったクロードが声を漏らすのを横目に、ナタリアは心の中で納得していた。
(なるほど。クロードはリエルのああいうところに惹かれたのだな。確かに植物について語る彼女は良い顔をしている)
一方、ローザリカは原因不明の居心地の悪さを感じていた。
「先程からナタリア君達の視線が気になるんだが……?」
●作業の後はお茶会を
「皆さんお疲れ様でしたー!」
作業を終えた一同は、食堂でお茶を楽しんでいた。
暖かい部屋と紅茶やハーブティーで身体を温め、お茶請けを摘まんで歓談する。そこで話題に出るのは、主にこれからについてである。
「春に新入生歓迎会と称した花見イベントなどで部員の獲得を狙うのはどうだろうか。イメージとしては文化祭でやったのと近いもので」
そう提案するローザリカは、生徒会役員として会計を担当しており、部活動主体のイベント実施を公約に挙げているため、新入生の勧誘と絡めて何か盛り上がることを出来ないかと考えたという。
「その、皆で何かに打ち込むという経験があまりなかったものだから活動が楽しくて。またああいうことがやりたいというワガママではあるんだ」
「ワガママだなんてそんな! 素晴らしい提案ですし、是非やりましょう!」
部員獲得に意気込むリエルとしては、願ってもない申し出である。その返事にローザリカはどこかほっとした様子で胸を叩く。
「無論やるとなったら全力で上に掛け合うよ。吉報を待っていたまえ」
次に、コルネリウスが手を上げて提案を口にした。
「私からもよろしいでしょうか? クロードさんが春に卒業されるとのことで、可能な範囲で何かできたらと思うのですが……若木の苗を植えませんか?」
「若木の苗?」
自分の卒業と繋がらず、鸚鵡返しに聞き返すクロードに、コルネリウスが説明する。
「はい。毎年育っていくのを見守るのも楽しいと思いますし、思い出の形にも出来るかなと」
「記念樹という事か?」
「良いのではないか。クロードと思って世話をすれば、リエルの寂しさも紛らわせるだろう」
「「恥ずかしい事言わないで下さい!」」
声を揃えて抗議するのクロードとリエルに、食堂に笑い声が響くのだった。
笑いがおさまったところで、ナタリアもまたリエルへの言葉を伝えるべく口を開く。
「学園の生徒でもないので二人の様な提案は出来ないのでな。……代わりと言ってはアレだが、私も学者の端くれであり、国は違えど貴族の生まれだ。教えられそうな分野があれば教え込んでやる」
「……?」
話が呑み込めていないリエルに、ナタリアはウインクして言葉を続ける。
「親や領地という、既存の庇護を離れて荒波に飛び出そうというのだからな?」
「! ありがとうございます……っ!」
リエルは深々と頭を下げた。クロードと結婚し、派閥が違う家に嫁ぐ事になる彼女はこの先実家に顔を出すことも難しくなる。明るく振る舞っていても不安な事もあるだろう。
そんな自分へのナタリアの気遣いに、感激したリエルの目尻に涙が浮かんでいた。
「僕も出来ることなら手を貸そう」
「何かあればまた力になりますので、いつでもお声掛けしてください」
「良く分からんが、依頼があるならまた来ても良い。7月と10月の果実も楽しみだしな」
ローザリカとコルネリウスも笑顔を浮かべナタリアと同じ気持ちだと伝え、シャドウは紅茶を飲みながら頷く。
「皆さん、ありがとうございます!」
「俺が居ない間、リエルの力になってやって下さい!」
リエルとクロードは、改めて深々と頭を下げた。
「庭園……ガーデン、か」
シャドウは憩いの森を歩いていた。『シャドウ・ガーデン』。記憶を失った自分が所持していたメモに記されていた言葉に、かっての自分を想う。
記憶は冬芽の様に固まっているが、いつか戻る事はあるのだろうか。
「……その内何か分かるだろう」
視線の先の花芽は綻び始めていた。
マスターコメント
お待たせしました。
憩いの森の手入れの参加と、これからについての提案ありがとうございました。
確約は出来ませんが、前向きに検討させて頂きます!
リプレイについては趣味で多少齧っている園芸の知識を中心に書かせて貰いました。色々と苦労もありますが、園芸の楽しさを少しでも伝えれていたらと思います。
称号付与理由には、リエルからのコメントを贈らせていただきました。
リプレイ、楽しんでいただけると幸いです。
ご参加ありがとうございました!
ショートシナリオ普通 報酬:標準4 / 4〜8人
2023年02月11日 17時02分19秒 公開
成功
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