子ども冒険者たち、ダンジョン探索
狐野径
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シナリオID:2470
オープニング
●新しい枝場
エドゥノーグ迷宮に新たな枝場が発見されたという。
覗き込んだ人によると、なぜかほんのり明るいという。壁に明かりをともす道具があり、仕掛けで点いているようだった。とはいえ、薄暗い。
なお、見えるフロアは真っ直ぐな通路があり、突き当りに部屋があるようだ。部屋を突っ切った先もあるようだ。細かい部分は近づかないとわからないため、分かれ道があったりするかもしれないし、部屋の中に他の出入り口もあるかもしれない。
見える景色の中に、何か動く物があったという。
それは黒っぽく、虫のように感じたという。飛ぶのではなく、歩く感じ。
大きさからすると魔獣と断定する。もちろん、未知の虫がいて、全長150センチとかあるかもしれないけれども――。
このような枝場であるため、発見者は冷静に戻って来た。きちんと装備を持って、計画的に調査は進める必要がある。
そのために、冒険者に依頼が出た。
その依頼を受けた冒険者たちは、新しい枝場にわくわくしつつ、緊張感をもって挑んだ。
うっすらと明るい通路。
仕掛けが生きているということは、別の仕掛けもあるということにつながる。
慎重に歩みを進めた。
通路の先の方に見えるのは、巨大なアリのようだ。
魔獣がこちらに来ていないが、いずれ交戦するだろうと用心する。
さて、一つ目の部屋に到着した。
戸が開け放っている状態である。
そうなると、仕掛けで閉じる危険もありそうだ。
床や壁、天井そして、部屋に変なものはないか確認して進む。
見える範囲に仕掛けは見えない。
一旦、ほっとする。気を引き締め、部屋を突っ切ったところにある出入口から伸びる通路を覗き込む。
通路には魔獣がいる。
人間に気付いていないのか、うろうろしている。
餌でも探しているのだろうか?
先に行くには戦闘準備がいるため、冒険者は陣形を整える。通路の幅は二メートルあるかないかだ。
そして、対峙する――。
ガラガラガラ……。
仕掛けが動く音だ。
部屋に入った戸が閉まっていく。
冒険者は慌てたが、閉じる戸を止められない。
戸は手をかけるところがない。
進めば何かわかるかもしれない。一行は通路に戻った。
空気が変わったような気がする。
何か現れるのか?
抵抗をするのだ!
など、思いつつ警戒するが、特に何か起こったようには思えない。
あからさまに変わったのは、アリが幼虫になっていることだ。
さらに、今回仕事をしている仲間が幼く見える――すなわち、幼児に見えた。
縮んでいる?
見下ろしていないということは――自分も縮んでる!?
百年近く生きているエルフでも、十数年のハーフビーストでも、ここにいる冒険者みーんな、幼児になっている。
装備品は体にきちんと合っているのは救い――だ。
自分たちは仕掛けを動かした気がしていない。
通路の先にもう一つ部屋があるのはわかる。
つまり、そこに仕掛けがあるのかもしれない。
目の前にいたのはアリの大人だった幼虫。ほかにも仲間がいたのかもしれないし、それが仕掛けを動かしたのかもしれない。
推測の域を越えないことばかりなので、ダンジョンの調査続行である。
通路や奥の部屋を調査するには、通路に寝そべる幼虫たちを乗り越えないとならない。
武器もあるしどうにかなる……のか全くわからない。
体に合わせて小さくなった装備品は、剣ならば短剣というレベルではないのだろうか。
スキルも使えるのかどうか?
幼くなっただけに見える仲間の中身はどうなのだろうか?
不安いっぱいの探索が始まるのだった。
エドゥノーグ迷宮に新たな枝場が発見されたという。
覗き込んだ人によると、なぜかほんのり明るいという。壁に明かりをともす道具があり、仕掛けで点いているようだった。とはいえ、薄暗い。
なお、見えるフロアは真っ直ぐな通路があり、突き当りに部屋があるようだ。部屋を突っ切った先もあるようだ。細かい部分は近づかないとわからないため、分かれ道があったりするかもしれないし、部屋の中に他の出入り口もあるかもしれない。
見える景色の中に、何か動く物があったという。
それは黒っぽく、虫のように感じたという。飛ぶのではなく、歩く感じ。
大きさからすると魔獣と断定する。もちろん、未知の虫がいて、全長150センチとかあるかもしれないけれども――。
このような枝場であるため、発見者は冷静に戻って来た。きちんと装備を持って、計画的に調査は進める必要がある。
そのために、冒険者に依頼が出た。
その依頼を受けた冒険者たちは、新しい枝場にわくわくしつつ、緊張感をもって挑んだ。
うっすらと明るい通路。
仕掛けが生きているということは、別の仕掛けもあるということにつながる。
慎重に歩みを進めた。
通路の先の方に見えるのは、巨大なアリのようだ。
魔獣がこちらに来ていないが、いずれ交戦するだろうと用心する。
さて、一つ目の部屋に到着した。
戸が開け放っている状態である。
そうなると、仕掛けで閉じる危険もありそうだ。
床や壁、天井そして、部屋に変なものはないか確認して進む。
見える範囲に仕掛けは見えない。
一旦、ほっとする。気を引き締め、部屋を突っ切ったところにある出入口から伸びる通路を覗き込む。
通路には魔獣がいる。
人間に気付いていないのか、うろうろしている。
餌でも探しているのだろうか?
先に行くには戦闘準備がいるため、冒険者は陣形を整える。通路の幅は二メートルあるかないかだ。
そして、対峙する――。
ガラガラガラ……。
仕掛けが動く音だ。
部屋に入った戸が閉まっていく。
冒険者は慌てたが、閉じる戸を止められない。
戸は手をかけるところがない。
進めば何かわかるかもしれない。一行は通路に戻った。
空気が変わったような気がする。
何か現れるのか?
抵抗をするのだ!
など、思いつつ警戒するが、特に何か起こったようには思えない。
あからさまに変わったのは、アリが幼虫になっていることだ。
さらに、今回仕事をしている仲間が幼く見える――すなわち、幼児に見えた。
縮んでいる?
見下ろしていないということは――自分も縮んでる!?
百年近く生きているエルフでも、十数年のハーフビーストでも、ここにいる冒険者みーんな、幼児になっている。
装備品は体にきちんと合っているのは救い――だ。
自分たちは仕掛けを動かした気がしていない。
通路の先にもう一つ部屋があるのはわかる。
つまり、そこに仕掛けがあるのかもしれない。
目の前にいたのはアリの大人だった幼虫。ほかにも仲間がいたのかもしれないし、それが仕掛けを動かしたのかもしれない。
推測の域を越えないことばかりなので、ダンジョンの調査続行である。
通路や奥の部屋を調査するには、通路に寝そべる幼虫たちを乗り越えないとならない。
武器もあるしどうにかなる……のか全くわからない。
体に合わせて小さくなった装備品は、剣ならば短剣というレベルではないのだろうか。
スキルも使えるのかどうか?
幼くなっただけに見える仲間の中身はどうなのだろうか?
不安いっぱいの探索が始まるのだった。
解説
●目的・目標
ダンジョンから脱出しよう。
●BS「幼児化」
外見が5歳前後の子どもになりますが、装備品はその体形に合ったサイズになぜかなります。
知識や記憶は元のままです。
一方で能力値はほぼ半減。身長はイメージとしてヒューマンで110センチ。
冒険者の技能にかかわらない能力も年齢に沿ったものになっている危険性がある。例えば、舌足らずなしゃべり方になっていたり、小さなころの癖がでたりする……などあるかもしれない。
精神的にも幼児化を起こし「弱点・コンプレックス」の部分が強くなる人もいるかもしれない。
●幼児化の状況について
「●BS『幼児化』」の方針を生かし、プレイングに指定していただくことは可能です。
例えば、ハーフビーストで小さい頃は尻尾を抱きかかえる癖があったので、敵を観察する際、ぎゅっと握りしめている……など。
記載ない場合は、小さくなって動きづらいや弱点・コンプレックスが強めの描写となります。
●フロアの様子(PL情報含む)
通路幅は2メートル、天井の高さは2.5メートル。
最初の部屋の広さは20×20メートル。
入って来た方は戸が閉まった。部屋を突っ切った先にある出入口は戸がない。
そこから通路がまた続く。
アリ魔獣の幼虫が転がっている。
冒険者が近づくと、のたうち回って戦いを挑む?
通路の先には20×20メートルの部屋がある。行き止まり。
部屋の奥の方には30センチ四方、高さ1.5メートルの台がある。
その上には丸いくぼみがある……けれども身長が低いと見えない。
部屋の隅に穴がある。幼児ならば這って入れそうではあるけれども……。
なお、台の周りに幼虫は何匹かいる。
そのあたりに何か人工物みたいなものが転がっているかもしれない。
●敵情報(PL情報)
アリの魔獣の幼虫。全部で20匹ほどいる。
近づくとのたうち回る(体当たりに相当する攻撃)。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
目的や目標、冒険者としては「脱出」だけれども、プレイヤーさんは「楽しむ」だと思ってます。
色々考えて仕掛けはシンプルに。
敵もシンプルに魔獣で……あれ、これも巻き込まれているのでは?
……こうなりました。
冒険ですが、コメディを振りました。深刻な被害を出すつもりない内容ということで。
そもそも、BSの発動状態を本人が決められる時点、楽しもう感がありますね……。
よろしくお願いします。
リプレイ
●悲喜こもごも?
ベアトリーチェ・カロッサは幼くなっていくのに気づいて、
「ちょっとなにこれえ、なんで身体がちっちゃくなってるの……!?」
と、驚きの声をあげる。しかし、装備品もきちんと体形に合って存在しているし、ウォーミングアップと称し体を動かすと、軽やか。小さい以外は変わっていない、ように思えた。
気にせず「こっち通路ね? あ、あれは何!?」と走り出す。
ジュスト・ヴェルジーはローザリカ・L・ディオールを見て、ちょっと面白くないことに気付く。
ローザリカの身長がちょっと大きく、なんとなく見下ろされている気分がしていた。
「……ええと……子どもになってる……けれども、中身までは退行していない?」
身長のことはわきに置きつつ、状況、冒険者としての知識や魔法やらあれこれ考えた。
「……良かった。いや、あまりよくないが」
知識があっても、子どもの姿になったということは制約があるかもしれない。
身長のことは何とか頭の片隅に追いやり、部屋の状況を見る。壁を長杖でつつき超聴覚で音を拾い、状況に応じて透視で構造を把握しようと心がける。
小さくてもいつも通り、慎重に前に進めば解決できるだろう、と考えた。
ローザリカは試しに魔法を使ってみていた。これがなんらかのバッドステータスであれば解呪できるはずだから。
「……えいっ! ……あれ?」
魔法は紡げたような気はしたし、発動もした。しかし、不発なのか、空間でかき消されたのかわからないが、何も変わらない。しかし、使用回数は一回減った気がした。
(ぐぬぬ、私だけ大人に戻って可愛かったころのジュストを愛でる完璧な作戦が……!)
ちらりと、ジュストを見る。
なお、一人称が僕でなく私なのは、本人も気づかない幼児化の影響。
気を取り直し、ローザリカは超視覚で前方を見た。通路の先にも部屋があるし、何かいるし、ベアトリーチェが走り出している。
「ふふふん、私の方がお姉さんなのだから、ジュストはちゃんとついてくるのよ」
無意識にジュストの手を取り、走り出した。
「え? なんでそこでお姉さん風吹かせるんだ! ロゼ、危ないってば!」
ジュストは文句を言うが、引きずられるように走るのだった。
ルイドは枝場の状況を知り「なぁるほど」と冷静さそのもので考える。
(覚えてねぇガキの頃の姿になるってのは、どうも違和感がすげぇが……)
見える範囲で手や体つきが幼い。物が見える高さが全く違った。部屋は広かったけれども、天井はさらに高くなり、部屋も広いように感じられた。
「俺が縮んだんだよな」
そこに幼いというイメージが結びついた。
スキルがどういう状況か確認していく。超聴覚については耳を澄ますと音がはっきりするので、効果はある。暗視については後回しだった。
探索をするにしても皆はどうするのかと見たけれども――走り出している人たちに続くことになった。
サイラスは何を優先すべきか意識は明確だった。
不安定な状態である現状を解決すること、と同行する冒険を害さないということ。安全第一で前を見据える。
部屋の状況を把握しておくことも重要だと考えるが、通路に向かう人たちを追うことになる。
●通路
ベアトリーチェは通路を進む。目の前に大きく白いあまり動かない物がいた。
「何かな? これ」
ベアトリーチェはつついてみた。
その瞬間、それは突然激しく動いた。
周りにいた個体にも連鎖し、皆でびちびちもだえる。
ベアトリーチェは悲鳴を上げて飛びのく。
「イタッ」
のたうち回るそれの体の部分が当たる。それなりに激しい体当たり。
別に追いかけられはしない。
ローザリカは「大丈夫?」と声を掛ける。
ベアトリーチェはうなずく。
「このくらいは……何ともないよ! 飛び超えていけばいいかな?」
それに対してローザリカは一考する。
「……でも、私たちも超えられるかしら? これは……さっき見えたのはアリだったからその幼虫だよね? 大きいとなかなか気持ち悪いわね」
ローザリカは(怖くはない! 怖くはないけれど……)と思うが、眉を顰め、一歩下がる。つないだままの手に自然と力が籠められる。
ジュストはローザリカの不安も感じ、幼虫に対しイラッとする。
「アリの魔獣がいたし、それが幼虫になったんだとして……あまり見目が良くないというか……なんというか」
ローザリカが気持ち悪がっているというのをは嫌だし、魔獣に腹立つ。
ジュストはローザリカをかばうように前に出た。
サイラスには先に進むにはその幼虫たちが脅威。
「倒すぞ」
幼虫に対し問答無用で【炎龍】を放った。
それに続きルイドが幼虫に【メテオライト3】を放つ。さらに接敵する位置まで進む。
ベアトリーチェは「行くよ」と軽やかにステップを踏みつつ、短剣を用いて攻撃をする。
ジュストは【メテオライト3】を放つ。
構えていたローザリカは残っていた一体に【緋蝶扇】を叩き込む。
「むー、身体は軽いけど、脚が短いから動きづらい」
本来と現在の身長の差は結構面倒くさいかもしれない。
動きに対する困惑する点はあるとしても、無事、通路にいた魔獣は倒した。
戦いが終わったところで、ジュストは「確かに魔法も威力が少ないような……気もした」と幼い外見になったことや精神的な退行は大きくなくとも何か影響が出ていると考える。
「壁、歩けなかったらどうしよう!」
ベアトリーチェはドキドキしながら、近くの壁で【真・壁歩き】を試す。
時折足が壁から離れる感じはするけれども、登れなくはない。
「注意はするね。それにあの幼虫にはもう驚かないよ!」
ベアトリーチェはそのまま床に下り、部屋に向かって走っていく。
ローザリカは追いかける前に、周囲や先の状況を簡単に視認する。
ジュストも通路の壁をつつき確認を始めた。
「特に仕掛けはない?」
透視で見ていたサイラスも「ないようだ」と同意した。
ローザリカはそれを聞き、
「行くわよ、ジュスト」
と、ジュストの手を引っ張って走り出した。
「あ、ちょっと、速いよ!」
ジュストは一歩遅れて走り出すため、どうしても、引きずられてしまう。
ルイドは「部屋の調査だな」と追いかける。
サイラスは魔獣の亡骸を見て、何か思ったが現状をどうにかすることが頭の中で優先事項だった。通路を抜けるため走る。
●台座のある部屋
部屋に入ると、奥に台がある。台はもともとの身長ならば、難なく上を見られる高さ。
ベアトリーチェは台の周りに魔獣がいるのを見るが、その台が気になる。どうやって近づくか壁や敵の位置を見て考える。
ローザリカは台を見て「あれを調べたいわね」という。
ジュストは魔獣がいるため近づけないため、今いる場所から部屋の状況を確認する。
「上の方は見えないな……壁に穴があるけど……」
ルイドは「近寄るにはあれを排除しないと面倒だ」と言い、臨戦態勢となる。
部屋には魔獣がいるため、壁の穴がどうなっているか見るのは後回しだろう。
サイラスが「調査するにも、安心できない」と同意する。
ジュストも「そうだね」という。ローザリカも気持ち悪がっている魔獣であるし、色々な意味で討伐しておく方がいい。
そういう状況下、ベアトリーチェはうまいこと魔獣をよけて、台登頂を目指す。
【真・壁歩き】で何とか登り切り、上にくぼみがあることに気付いた。
「なんかあるよ? このくらいの半球の穴?」
台の上からアピールする。
それ以上の確認をするには、足下の魔獣をどうにかする必要があるのは明白だった。
ベアトリーチェは飛び降りると、そのまま魔獣に短剣で攻撃を始める。
ローザリカは早期撃破のために【真紅月脚・改】を用いた。自分の身長と魔獣の大きさにより、脚の動かし方が難しい。
ルイドは【メテオライト3】を放ち、状況によっては近づくことも検討はする。
サイラスは前に出て大蛇身で攻撃をする。
ジュストは敵の数を鑑みて【メテオライト3】を用いた。
元のままなら討伐終わっていたかもしれないが、幼児化している影響がある。スキルも何か使いづらいし、攻撃は当たっても威力は落ちているように感じられた。
なお、魔獣の方はのたうち回るけれども、冒険者に向かって移動してこない。冒険者側が近づかない限り、魔獣側は攻撃ができないのではないかと推測もできる。
実際、武器で攻撃をして近くにいたサイラスとベアトリーチェは、びちびち動く魔獣当てられる。受け止めたり、避けたりそれぞれだけれども。
つまり、魔獣から離れてしまうと、まったく攻撃は受けないことになるのだった。
さて、地道に攻撃を重ね、討伐はできた。
●穴は?
ジュストは「台座にくぼみがあるなら、何かあったのかもしれない?」と推測する。
ローザリカが「探してみよう」という。
手分けして探すことになる。
何かが壁の穴の中に運ばれていたら問題だが、まずは、台の周りを見て回ることになる。
魔獣が倒れているし、それをどけないとならない。
魔獣の下から石造りの球が現れた。戦闘中に踏まなかったのは行幸だろう。
ジュストは「これが同じくらい?」と確認したベアトリーチェに問う。
「うーん? 置いてみればわかるね……重いっ!」
ベアトリーチェは片手で持とうとして諦め、両手で持つことにした。
サイラスはベアトリーチェから受け取り、
「素材が石だからか?」
と捉えた。台の上に載せるにしても、サイラスでも身長は足りない。手を伸ばせば乗るかもしれないけれども台の上が見えない。
「……私が持って、ジュストに肩車してもらうっていうのがいいのかな?」
ローザリカが名案とばかりに言う。
ルイドは一行を見渡して、
「んー? でも、大きさから言うと、サイラスにしてもらった方が安全だろ?」
と、提案を出す。
ジュストは(ロゼに触ってよいのは、僕だけなんだから!)と思い、台の方に向かう。
「ロゼなら抱えられるから、僕がするよ!」
という。なお、幼いころ「僕」だったらしい。
「それに、もし、それで仕掛けが動くなら、何があるかわからないから、警戒することも必要だ」
ジュストの指摘に、警戒など分担は必要になる。
一行はどうすることが一番いいのか話し合う。
現状の謎は、台の上と球、壁に開いている穴だ。
「穴、調べておいた方がいいのか?」
「今なら入れそうだぞ」
ジュストとルイドは念のための調査を言う。
「そうよね……調査の一環よね?」
ローザリカも同意する。
「なら、入ってみよう」
「あ、僕が先に入るから、ロゼは後から来てよ」
ローザリカは年長者がたまに頼ってあげるものだと思いうなずいていた。
ルイドは「何か遠くで音はするような……」と耳を澄ませて確認する。暗視で見ると、掘ったような穴であることはわかる。
「あの魔獣が壊してきた?」
推測としてはそうなるが、穴の近くにはいないようだった。
「少しだけ行ってみるか?」
ルイドはすっと中に入る。
それにジュストが続いた。
ローザリカはしゃがんで順番を待つ。
壁のがれきを乗り越え、少し行ったところで異変が起こる。
「げっ」
「嘘だろ」
「きゃああああああああああ」
ローザリカは慌ててジュストを引っ張る。
「はまってる!」
「手伝う」
「お、お願い!」
サイラスも一緒にジュストの足をつかんで穴から引っ張り出す。
「痛い……」
引きずられて側面で擦った。
途中で、またバッドステータスが及ぶ範囲に入ったため、また小さくなっている。
「……ありがと」
「……無事で良かった!」
ローザリカがジュストをぎゅっと抱きしめる。
穴の中からルイドが「助けて」と呼ぶ。
「……どうやって引っ張るかだな……」
サイラスは頭を抱えた。
バッドステータスの効果範囲が途中まであるため、ヒューマンやエルフの幼児だと入れる。入れるけれども、元に戻ると詰まる。一瞬で小さくなったり大きくなったりしていないから、ロープを脚にかけて引っ張るか、入った人毎引っ張る。ただ、それは、引っ張る側の力が不足する危険が高い。
「足伸ばせるか?」
ジュストがルイドに問う。
自分がはまった感覚だと、四つん這いから脱することで多少余裕ができるのは感じた。
みっちりだけど。
「やってみる」
という状況から、匍匐後進というか、ずりずりと何とか自力である程度進む。途中で、小さくなり、最後は楽だった。
ローザリカはジュストとロイドに【ヒール3】をかけた。
「痛いの痛いの飛んでいけというのよね?」
一息ついたところで、台座のくぼみに球を置くことにする。
ベアトリーチェは台の上で待機して、球が来るのを待つ。
ジュストがローザリカを背負い、どうにか持ち上げる。ローザリカは肩の上で立ち上がり、穴を見た。
「結構重いわね……置くわよ!」
ローザリカが「よいしょ」と乗せ、ベアトリーチェがはまったのを確認した。
カチリ、ゴゴゴゴ。
仕掛けが動き、戸が開くような音がした。
様子をうかがいつつ、ローザリカはジュストから降りる。
今いる周りでは何も起凝っていないように見えた。
気づけば、元に戻っている。
「台の上のそれを取ると、仕掛けが動く。魔獣が入りこみそれをたまたま落としたか」
サイラスがため息を漏らす。
ベアトリーチェは「試しに取ってみようか?」と提案する。
「完璧を目指すなら、そうなるが……球を取って落としたときが致命的だ」
確認するなら、この球を安全における場所を作っておく必要がある。
「確かにそうだね。片手でとって、重くなって落としたら、危険なことはよくわかる」
ベアトリーチェは台座から飛び降りた。
ローザリカは先ほどまでジュストと手をつないでいたのを思い出す。気にせず触れ合っていたのは、少し懐かしい。
「あ、戸開いてるよ。僕たちがすることは調査結果の報告だね」
「そうだな。あの穴、俺たちでは入れないが……魔獣なら通れそうだな」
ジュストは改めて穴を見て考えた。
ルイドは覗き込む
「今は特に何もいないな……」
あとは、部屋自体に先があるかどうかであるが、ここで途切れているようだった。
サイラスは今のうちに見たものなどメモを取っておく。魔獣の能力は落ちるが、自分たちは確実に幼児の力となっている。スキルは使えるとしても、発動に必要な部分が落ちている。筋力や武器の力など。魔獣については種類によるのかもしれないが、入り込む場所でもない。
メモは後でまとめるため、ここを出る前に回収できそうな素材を見繕うのだった。
一行は無事外に出ることができた。
ベアトリーチェ・カロッサは幼くなっていくのに気づいて、
「ちょっとなにこれえ、なんで身体がちっちゃくなってるの……!?」
と、驚きの声をあげる。しかし、装備品もきちんと体形に合って存在しているし、ウォーミングアップと称し体を動かすと、軽やか。小さい以外は変わっていない、ように思えた。
気にせず「こっち通路ね? あ、あれは何!?」と走り出す。
ジュスト・ヴェルジーはローザリカ・L・ディオールを見て、ちょっと面白くないことに気付く。
ローザリカの身長がちょっと大きく、なんとなく見下ろされている気分がしていた。
「……ええと……子どもになってる……けれども、中身までは退行していない?」
身長のことはわきに置きつつ、状況、冒険者としての知識や魔法やらあれこれ考えた。
「……良かった。いや、あまりよくないが」
知識があっても、子どもの姿になったということは制約があるかもしれない。
身長のことは何とか頭の片隅に追いやり、部屋の状況を見る。壁を長杖でつつき超聴覚で音を拾い、状況に応じて透視で構造を把握しようと心がける。
小さくてもいつも通り、慎重に前に進めば解決できるだろう、と考えた。
ローザリカは試しに魔法を使ってみていた。これがなんらかのバッドステータスであれば解呪できるはずだから。
「……えいっ! ……あれ?」
魔法は紡げたような気はしたし、発動もした。しかし、不発なのか、空間でかき消されたのかわからないが、何も変わらない。しかし、使用回数は一回減った気がした。
(ぐぬぬ、私だけ大人に戻って可愛かったころのジュストを愛でる完璧な作戦が……!)
ちらりと、ジュストを見る。
なお、一人称が僕でなく私なのは、本人も気づかない幼児化の影響。
気を取り直し、ローザリカは超視覚で前方を見た。通路の先にも部屋があるし、何かいるし、ベアトリーチェが走り出している。
「ふふふん、私の方がお姉さんなのだから、ジュストはちゃんとついてくるのよ」
無意識にジュストの手を取り、走り出した。
「え? なんでそこでお姉さん風吹かせるんだ! ロゼ、危ないってば!」
ジュストは文句を言うが、引きずられるように走るのだった。
ルイドは枝場の状況を知り「なぁるほど」と冷静さそのもので考える。
(覚えてねぇガキの頃の姿になるってのは、どうも違和感がすげぇが……)
見える範囲で手や体つきが幼い。物が見える高さが全く違った。部屋は広かったけれども、天井はさらに高くなり、部屋も広いように感じられた。
「俺が縮んだんだよな」
そこに幼いというイメージが結びついた。
スキルがどういう状況か確認していく。超聴覚については耳を澄ますと音がはっきりするので、効果はある。暗視については後回しだった。
探索をするにしても皆はどうするのかと見たけれども――走り出している人たちに続くことになった。
サイラスは何を優先すべきか意識は明確だった。
不安定な状態である現状を解決すること、と同行する冒険を害さないということ。安全第一で前を見据える。
部屋の状況を把握しておくことも重要だと考えるが、通路に向かう人たちを追うことになる。
●通路
ベアトリーチェは通路を進む。目の前に大きく白いあまり動かない物がいた。
「何かな? これ」
ベアトリーチェはつついてみた。
その瞬間、それは突然激しく動いた。
周りにいた個体にも連鎖し、皆でびちびちもだえる。
ベアトリーチェは悲鳴を上げて飛びのく。
「イタッ」
のたうち回るそれの体の部分が当たる。それなりに激しい体当たり。
別に追いかけられはしない。
ローザリカは「大丈夫?」と声を掛ける。
ベアトリーチェはうなずく。
「このくらいは……何ともないよ! 飛び超えていけばいいかな?」
それに対してローザリカは一考する。
「……でも、私たちも超えられるかしら? これは……さっき見えたのはアリだったからその幼虫だよね? 大きいとなかなか気持ち悪いわね」
ローザリカは(怖くはない! 怖くはないけれど……)と思うが、眉を顰め、一歩下がる。つないだままの手に自然と力が籠められる。
ジュストはローザリカの不安も感じ、幼虫に対しイラッとする。
「アリの魔獣がいたし、それが幼虫になったんだとして……あまり見目が良くないというか……なんというか」
ローザリカが気持ち悪がっているというのをは嫌だし、魔獣に腹立つ。
ジュストはローザリカをかばうように前に出た。
サイラスには先に進むにはその幼虫たちが脅威。
「倒すぞ」
幼虫に対し問答無用で【炎龍】を放った。
それに続きルイドが幼虫に【メテオライト3】を放つ。さらに接敵する位置まで進む。
ベアトリーチェは「行くよ」と軽やかにステップを踏みつつ、短剣を用いて攻撃をする。
ジュストは【メテオライト3】を放つ。
構えていたローザリカは残っていた一体に【緋蝶扇】を叩き込む。
「むー、身体は軽いけど、脚が短いから動きづらい」
本来と現在の身長の差は結構面倒くさいかもしれない。
動きに対する困惑する点はあるとしても、無事、通路にいた魔獣は倒した。
戦いが終わったところで、ジュストは「確かに魔法も威力が少ないような……気もした」と幼い外見になったことや精神的な退行は大きくなくとも何か影響が出ていると考える。
「壁、歩けなかったらどうしよう!」
ベアトリーチェはドキドキしながら、近くの壁で【真・壁歩き】を試す。
時折足が壁から離れる感じはするけれども、登れなくはない。
「注意はするね。それにあの幼虫にはもう驚かないよ!」
ベアトリーチェはそのまま床に下り、部屋に向かって走っていく。
ローザリカは追いかける前に、周囲や先の状況を簡単に視認する。
ジュストも通路の壁をつつき確認を始めた。
「特に仕掛けはない?」
透視で見ていたサイラスも「ないようだ」と同意した。
ローザリカはそれを聞き、
「行くわよ、ジュスト」
と、ジュストの手を引っ張って走り出した。
「あ、ちょっと、速いよ!」
ジュストは一歩遅れて走り出すため、どうしても、引きずられてしまう。
ルイドは「部屋の調査だな」と追いかける。
サイラスは魔獣の亡骸を見て、何か思ったが現状をどうにかすることが頭の中で優先事項だった。通路を抜けるため走る。
●台座のある部屋
部屋に入ると、奥に台がある。台はもともとの身長ならば、難なく上を見られる高さ。
ベアトリーチェは台の周りに魔獣がいるのを見るが、その台が気になる。どうやって近づくか壁や敵の位置を見て考える。
ローザリカは台を見て「あれを調べたいわね」という。
ジュストは魔獣がいるため近づけないため、今いる場所から部屋の状況を確認する。
「上の方は見えないな……壁に穴があるけど……」
ルイドは「近寄るにはあれを排除しないと面倒だ」と言い、臨戦態勢となる。
部屋には魔獣がいるため、壁の穴がどうなっているか見るのは後回しだろう。
サイラスが「調査するにも、安心できない」と同意する。
ジュストも「そうだね」という。ローザリカも気持ち悪がっている魔獣であるし、色々な意味で討伐しておく方がいい。
そういう状況下、ベアトリーチェはうまいこと魔獣をよけて、台登頂を目指す。
【真・壁歩き】で何とか登り切り、上にくぼみがあることに気付いた。
「なんかあるよ? このくらいの半球の穴?」
台の上からアピールする。
それ以上の確認をするには、足下の魔獣をどうにかする必要があるのは明白だった。
ベアトリーチェは飛び降りると、そのまま魔獣に短剣で攻撃を始める。
ローザリカは早期撃破のために【真紅月脚・改】を用いた。自分の身長と魔獣の大きさにより、脚の動かし方が難しい。
ルイドは【メテオライト3】を放ち、状況によっては近づくことも検討はする。
サイラスは前に出て大蛇身で攻撃をする。
ジュストは敵の数を鑑みて【メテオライト3】を用いた。
元のままなら討伐終わっていたかもしれないが、幼児化している影響がある。スキルも何か使いづらいし、攻撃は当たっても威力は落ちているように感じられた。
なお、魔獣の方はのたうち回るけれども、冒険者に向かって移動してこない。冒険者側が近づかない限り、魔獣側は攻撃ができないのではないかと推測もできる。
実際、武器で攻撃をして近くにいたサイラスとベアトリーチェは、びちびち動く魔獣当てられる。受け止めたり、避けたりそれぞれだけれども。
つまり、魔獣から離れてしまうと、まったく攻撃は受けないことになるのだった。
さて、地道に攻撃を重ね、討伐はできた。
●穴は?
ジュストは「台座にくぼみがあるなら、何かあったのかもしれない?」と推測する。
ローザリカが「探してみよう」という。
手分けして探すことになる。
何かが壁の穴の中に運ばれていたら問題だが、まずは、台の周りを見て回ることになる。
魔獣が倒れているし、それをどけないとならない。
魔獣の下から石造りの球が現れた。戦闘中に踏まなかったのは行幸だろう。
ジュストは「これが同じくらい?」と確認したベアトリーチェに問う。
「うーん? 置いてみればわかるね……重いっ!」
ベアトリーチェは片手で持とうとして諦め、両手で持つことにした。
サイラスはベアトリーチェから受け取り、
「素材が石だからか?」
と捉えた。台の上に載せるにしても、サイラスでも身長は足りない。手を伸ばせば乗るかもしれないけれども台の上が見えない。
「……私が持って、ジュストに肩車してもらうっていうのがいいのかな?」
ローザリカが名案とばかりに言う。
ルイドは一行を見渡して、
「んー? でも、大きさから言うと、サイラスにしてもらった方が安全だろ?」
と、提案を出す。
ジュストは(ロゼに触ってよいのは、僕だけなんだから!)と思い、台の方に向かう。
「ロゼなら抱えられるから、僕がするよ!」
という。なお、幼いころ「僕」だったらしい。
「それに、もし、それで仕掛けが動くなら、何があるかわからないから、警戒することも必要だ」
ジュストの指摘に、警戒など分担は必要になる。
一行はどうすることが一番いいのか話し合う。
現状の謎は、台の上と球、壁に開いている穴だ。
「穴、調べておいた方がいいのか?」
「今なら入れそうだぞ」
ジュストとルイドは念のための調査を言う。
「そうよね……調査の一環よね?」
ローザリカも同意する。
「なら、入ってみよう」
「あ、僕が先に入るから、ロゼは後から来てよ」
ローザリカは年長者がたまに頼ってあげるものだと思いうなずいていた。
ルイドは「何か遠くで音はするような……」と耳を澄ませて確認する。暗視で見ると、掘ったような穴であることはわかる。
「あの魔獣が壊してきた?」
推測としてはそうなるが、穴の近くにはいないようだった。
「少しだけ行ってみるか?」
ルイドはすっと中に入る。
それにジュストが続いた。
ローザリカはしゃがんで順番を待つ。
壁のがれきを乗り越え、少し行ったところで異変が起こる。
「げっ」
「嘘だろ」
「きゃああああああああああ」
ローザリカは慌ててジュストを引っ張る。
「はまってる!」
「手伝う」
「お、お願い!」
サイラスも一緒にジュストの足をつかんで穴から引っ張り出す。
「痛い……」
引きずられて側面で擦った。
途中で、またバッドステータスが及ぶ範囲に入ったため、また小さくなっている。
「……ありがと」
「……無事で良かった!」
ローザリカがジュストをぎゅっと抱きしめる。
穴の中からルイドが「助けて」と呼ぶ。
「……どうやって引っ張るかだな……」
サイラスは頭を抱えた。
バッドステータスの効果範囲が途中まであるため、ヒューマンやエルフの幼児だと入れる。入れるけれども、元に戻ると詰まる。一瞬で小さくなったり大きくなったりしていないから、ロープを脚にかけて引っ張るか、入った人毎引っ張る。ただ、それは、引っ張る側の力が不足する危険が高い。
「足伸ばせるか?」
ジュストがルイドに問う。
自分がはまった感覚だと、四つん這いから脱することで多少余裕ができるのは感じた。
みっちりだけど。
「やってみる」
という状況から、匍匐後進というか、ずりずりと何とか自力である程度進む。途中で、小さくなり、最後は楽だった。
ローザリカはジュストとロイドに【ヒール3】をかけた。
「痛いの痛いの飛んでいけというのよね?」
一息ついたところで、台座のくぼみに球を置くことにする。
ベアトリーチェは台の上で待機して、球が来るのを待つ。
ジュストがローザリカを背負い、どうにか持ち上げる。ローザリカは肩の上で立ち上がり、穴を見た。
「結構重いわね……置くわよ!」
ローザリカが「よいしょ」と乗せ、ベアトリーチェがはまったのを確認した。
カチリ、ゴゴゴゴ。
仕掛けが動き、戸が開くような音がした。
様子をうかがいつつ、ローザリカはジュストから降りる。
今いる周りでは何も起凝っていないように見えた。
気づけば、元に戻っている。
「台の上のそれを取ると、仕掛けが動く。魔獣が入りこみそれをたまたま落としたか」
サイラスがため息を漏らす。
ベアトリーチェは「試しに取ってみようか?」と提案する。
「完璧を目指すなら、そうなるが……球を取って落としたときが致命的だ」
確認するなら、この球を安全における場所を作っておく必要がある。
「確かにそうだね。片手でとって、重くなって落としたら、危険なことはよくわかる」
ベアトリーチェは台座から飛び降りた。
ローザリカは先ほどまでジュストと手をつないでいたのを思い出す。気にせず触れ合っていたのは、少し懐かしい。
「あ、戸開いてるよ。僕たちがすることは調査結果の報告だね」
「そうだな。あの穴、俺たちでは入れないが……魔獣なら通れそうだな」
ジュストは改めて穴を見て考えた。
ルイドは覗き込む
「今は特に何もいないな……」
あとは、部屋自体に先があるかどうかであるが、ここで途切れているようだった。
サイラスは今のうちに見たものなどメモを取っておく。魔獣の能力は落ちるが、自分たちは確実に幼児の力となっている。スキルは使えるとしても、発動に必要な部分が落ちている。筋力や武器の力など。魔獣については種類によるのかもしれないが、入り込む場所でもない。
メモは後でまとめるため、ここを出る前に回収できそうな素材を見繕うのだった。
一行は無事外に出ることができた。
マスターコメント
ご参加ありがとうございます。
かわいいなぁと思いつつ、抜けるには敵をどうにかしないとならないし、調査しないと鳴らないので、ほんわかシーンばかりにはなりませんね。
あ、穴に入る……入るんですね。入りますよね、ま、書いてあれば……入りたくなりますよね。バッドステータスの範囲がもともとどうあったのかは見えないため、適度に範囲外になりました。詰まった危険。
ふと、ペットも小さくなっているんでしょうね……。
ご縁があればお会いしましょう。
ショートシナリオR普通 報酬:標準5 / 4〜8人
2022年10月04日 09時46分49秒 公開
成功
相談掲示板
No.1
サイラスだ、よろしくなー とりま幼児化が周りに影響与えるタイプなら宣言とかいるか?くらいで後は自由でいいのだろなと。遠距離武器で好きにやるわ
キャスターのジュストだ、よろしく。 多分そこまで周囲に迷惑はかけないとは思うけど……足を引っ張らない様頑張るよ。 とりあえず台の上のくぼみが子どもの慎重だと見えなさそうだから、そこは協力しないとなのかな? 踏み台になる位は出来ると思うけど。
ヒーラーのローザリカだ、よろしく頼もう。 威力は半減するようだがケガをしたなら回復支援くらいはしてみよう。 ジュストが踏み台になるなら乗るのは僕だ。……そこだけは、譲れない。
シーフのベアトリーチェだよ! みんなちっちゃい頃に戻っちゃうんだね。 アタシは壁歩きが使えるから、踏み台とか無くても上を覗けるけど…。
ウォーリア、ルイド。よろしく頼むわ。 んじゃ台の方は任せて、俺は隅の穴でも見にいくか。 戦闘面は範囲攻撃中心予定。幼児化あっても味方にゃ影響出さねぇようにするつもりだ。