【紫蜂】支配者の条件 -後-

弓月 蒼

コメント 45

シナリオID:2462

オープニング

●ターニングポイント

 『王国』中央南部。『紫水晶(ラズベリル)』侯爵領小都市『ラムリィズ』。
 いわゆる城下町であり、中央道より続く坂道を上がれば領民は自然その威容を見上げる形となる。

 そんな、文字通り”紫水侯のお膝下”である事を考慮すれば当然の話ながら。同家門の重臣の多く。
 特に緊急を伴った場合に速効性が求められる管理職などは、便宜上同都市に居を構える者が殆どだ。

 『侍女長』オクタヴィア・ウィローもまた、そんな紫水侯家臣団重臣の1人である。

「先ず、私共と申しましては。現在のお嬢様と旦那様が対立する状況は可及的速やかに解消して頂きたく。
 その為に、或いはお嬢様の方針に賛同する事も吝かではありません」

 凡そ一か月前。改めて場を設けたオクタヴィアは、大前提として自らの主人の実の娘。
 即ち、家督を継ぐ為の工作を進める『紫の君』クリスタリア・ラズベリル一行にかくの如く述べている。

「幼少期よりお嬢様の優秀さは存じ上げております。今すぐ旦那様から領政を引き継いだとして。
 其処まで極端な無理は出ないでしょう。但しそれは『紫水晶(ラズベリル)』が健全な状態ならば、です」

 家臣である彼女がかくの如く苦言を呈する以上は、当然根拠がある話となる。
 彼女が差し出したのは一枚の羊皮紙。それは『ラムリィズ』外れにあるとある家への地図であった。

「こちらは先程まで姿を借りておりました。旧友シセラ・ユーディンの家です。
 月末此処へテオドール様。つまり、『紫水晶(ラズベリル)』次期家督継承者をお招きします」

 淡々と続ける言葉には揺らぎの1つも無い。透徹した眼差しでオクタヴィアは告げる。

「テオドール様と言う家の禍根を“解消”すること。それが、私がお嬢様に臣従する条件です。
 その一点を、”如何なる方法であれ”片付けられたのであれば――――私は、貴女に降りましょう」

 もにゃもにゃ……と、口を動かすぐっすり眠った姪(シルフィエッタ)をあやしながら。
 『紫水晶』家臣団の約3分の1を支配すると言う『侍女長』は、そんな課題オーダーを提示してみせた。

「“解消”って、そんな言い方は……」

 話を聞いていたクリスタリアの幼馴染。リオネス・ヴェンルーダが思わず口を挟み掛けるも。
 それを抑える様に手を翳し、『紫の君』は静かに、けれど深く思案する様にオクタヴィアへと頷く。

「我々家臣団が主人に求めるのはあくまで“確実”な領地運営であり領民と私達の幸せです。
 お嬢様、貴女が綺麗な貴女のままでいたいのであれば……どうかご主人様に謝り、元の立場にお戻り下さい」

 最後に告げたその言葉は、或いは。鉄面皮とされる侍女長からの慈悲だったのだろうか。
 
 ――――

「こーんにーちわー! 困った皆様の水先案内人。『竜』の命にてやって参りました。
 私、黒の公爵家(ライゼンナクト)麾下の行商人シズルと申します。どうぞお見知り置きを?」

 鮮やかに笑(ビジネススマイル)って見せたのは蒼みのある黒髪に褐色肌の、二癖程ありそうな女である。
 
「え、あ。はい……え?」

 クリスタリアが戸惑うのも不自然ではない。『竜』(ライゼンナクト)とは王国二大公爵家の一角。
 幾ら何でも門金(ドアノッカー)を叩いて押し売りの如くやって来たりはしない。格式と言う物がある。

 あの、そういうのは結構ですので……と、門前払いにしなかっただけ褒められるべきだろう。

「先ず、此度の『紫水晶(ラズベリル)』の一件。主様は”静観”の姿勢を取られる予定です。
 つまり、誰が勝利しても恨みっこ無し。事前連絡も頂きましたので、黒の盟主は承認致します」

 横槍は入れない。シズルが述べたその確約に、彼女を迎えたクリスタリアの臣下であり護衛。
 ラフェット・ヴェンルーダがほっとした様に息を吐く。現状、『紫水晶(ラズベリル)』の立場はとても危うい。
 
 御家騒動の真っ最中の”侯爵家”など、他貴族にとっては無慈悲な程に付け込む隙しかない。
 そこに『貴族派』と言う界隈で最上位の発言力を持つ『竜』が静観を示した事にはただそれだけで価値がある。が――――

「――――と、此処までが商材の説明、そして此処からが商談です。
 さしあたっての代価は紫水晶の至宝、クリスタリア様。貴女を『竜』に頂きます」

 続いた言葉に、クリスタリアの肩が跳ねる。聡明である筈の彼女が話の転換に付いていけていない。
 要求の重さが突然跳ね上がった。数度瞬く間にも弁舌滑らかなシズルの奇襲は止む事がない。

「至極簡単な話です。貴女が『竜』に降る。その証拠に婚姻を求める。そうすれば助勢を考えます。
 ええ、婚約。ではなく結婚です。あ、勿論お婿さんは出されるそうですよ。三男様辺りで如何ですか?」

 圧倒される。

「たったそれだけで現『紫水侯』が失脚するまで全面サポート致します。全て『竜』にお任せ下さい。
 貴女様はただ自領の平和と安寧の為に犠牲になるだけで良い。それだけで全て肩の荷を下ろせる訳ですね」

 圧倒的、ですらある。

「クリスタリア様は未だお若く。お美しくあらせられます。ですがそんな価値は一瞬で暴落しますよ?
 これほどの高値が付くのは今だけ。今だけです。とても良い話ではないでしょうか? そうですよね?」

 濁流の如き言葉は最早暴力にも近く。その笑顔には異論を挟む隙が無い。けれど――――それは。その、提案は。
 混乱と共に、心中が確かにチクリと痛むのを感じる。何か言わないと。失礼に当たる。けれど何一つ出て来ない。

「お、お待ち下さい! その、主人は日々の手回しで忙しく御座います。出来ましたら、返答は後日に……!」

 血の気が引いて白くなったクリスタリアが、呆然と冷めた紅茶の杯に指を添える。
 ラフェットが慌てて制止しなければ、この場で契約書に印を押させられていたかもしれない――――と。
  
 ――――

 ――――姉様が家を出て、音沙汰が無くなってから3か月が過ぎた。
 その間父様は何かと忙しなく領内外を行き来していて、話をする機会も遂に持てていない。
 
 代わりに、家令長のストレインから不要な外出は留める様にと話があった。
 僕も子供じゃない。この時点で領内で何かが起きている事くらいは察せるものだ。

 けれど”何が起きているのか”が、僕へ降りて来る事は無い。姉様だったら、違ったろう。
 父様は、姉様にであれば意見を求めたろう。いつでも僕が全てを知るのは終わった後だ。

 仕方ない――――姉様は何だって僕より上手くこなした。
 舞踊も、作法も、勉学も、武術も、或いは、音楽すら。才能の壁、と言う物を僕は良く知っている。

 だからだろうか、母様が家を出て行ってしまったのは。自分は家に必要無いと。
 実感として、そう思い知らされるのは辛いことなのだろう……きっと。

 何事も無ければ、それでも男に生まれたと言うだけでいずれ領主の座が転がり込んで来る。
 座るべき場所。決まりきった道程が敷かれている僕とは……違う。

「……姉様」

 窮屈に思う所が無いと言えば噓になる。けれど、それ以外に僕に価値なんて無い。
 尊敬する姉様であれば違うかも。もっと沢山の選択肢があるのかもしれないけれど。

 僕にはそんなもの――――

「……坊ちゃま、少し宜しいでしょうか?」

 『侍女長』のオクタヴィアから姉様の所在を伝えられたのは、そんな折の事だった。
 あの姉様が、こんな僕に話があるのだと言う。勿論断る理由なんて……有るわけもなく。

 約束の日。久々に逢える大切な家族の呼び出しに――――いつも通り、金属笛の袋を背負い家を出た。

解説

 お家騒動渦中、かくて『紫水晶』侯爵家の未来は冒険者へ託された(後編) ●成功条件  クリスタリアがオクタヴィアに認められる。  および、『黒鋼竜』との交渉が恙無く完了する。 ●失敗条件  成功条件のいずれかを満たす事に失敗する。 ●『紫の君』派閥  危機的状況にある『紫水晶』より当主であり実父である『紫水侯』を引き摺り下ろし  現体制を解体しようとしているお姫様とその仲間達。今回の仕事の依頼人。  主な構成員は『紫の君』クリスタリア・ラズベリル、及びヴェンルーダ母子。 ●『紫水晶』侯爵領の要人たち ・『侍女長』オクタヴィア・ウィロー。  貴族派貴族ウィロー子爵家の末端の御令嬢。39歳。  『紫水城の双璧』とも称される卓抜した変装の腕前を持つ盗賊適性の授恵者。  その道20年の大ベテランで、侍女を中心に紫水晶家臣団の3分の1を差配する鉄面皮の女傑。  依頼達成条件は「テオドールの存在と言う『紫水晶』侯爵家の問題を“解消”すること」 ・テオドール・ラズベリル  クリスタリアの弟であり次期家督継承者。姉様大好きな16歳。非授恵者。  家庭教師から長横笛を学んでおり、音楽を愛する物静かな少年。中性的美貌の持ち主。  為政者としては致命的に決断力に欠ける一方、柔らかな物腰から家臣団の人気は高い。 ●『竜』  『黒鋼竜』ライゼンナクト。王国の二大公爵家の1つ黒の公爵家。  貴族派貴族盟主であり、絶大な資本力と情報網で『王国』の武器商を支配する色々後ろ暗い家系。  傘下とて必要とあれば平然と使い潰す一方、利用価値に応じた莫大な利益も齎す。 ・シズル  『黒鋼竜』現当主に仕える黒髪褐色肌の女行商人であり『竜』の使いっぱしり。  舌先三寸で人が殺せる弁舌の持ち主だが、概ねこの程度の人材は『竜』傘下にはごろごろ居る。 ●『公務不介入』  冒険者ギルドの原則的姿勢。冒険者の内政干渉に類する行為に対し冒険者ギルドはこれを保護しない。  王国法に則って罰則が下った場合、冒険者はあくまで自己責任で以てこれに対応しなければならない。 ●注意事項 ・此度の依頼は主にクリスタリアと同行しテオドールの一件と『竜』への返答。  いずれも並行して片付ける必要が有ります。 ・冒険者が何もしないと『紫水晶』侯爵家は概ね破滅的な方へ舵を切ります。 ・貴族の対話に自ら介入する場合、その発言には冒険者の枠を越えた公的責任が伴うことがあります。 ・説得にも判定と、相応の難易度が有ります。

マスターより

 74度目まして。シリアス&ダークちゃんとはズッ友だょ。地獄と書いて王国とルビ振る弓月蒼です。  『紫の君』と一緒にお家騒動を乗り切ろう連作【紫蜂】第3話をお送りします。4歳児は出て来ません。    尚、当シナリオは4連作の3作目ですがどこからでもどなた様にもご参加頂けます。  ただしその間得た評価。積み重ねた物。人物の立場や心情。国家の未来や展望などは、  取り返しがつく物ではありませんので、どうぞ予めくれぐれもご了承下さい。4歳児は多分出て来ません。

リプレイ

●Decrescendo

 ――――『王都』グランスパーダ『紫水晶』別邸。壁掛け時計が静かに時を刻む。

「相変わらずやり口がえげつない……」

 『黒鋼竜』の女行商人。シズルは生粋の商人である。そして商人とは、機に乗ずる物だ。
 風に乗れない人間は決して大成しない。そこを考慮すれば『御用商人の戦友』リサ・ベイカーの苦笑いは。

 或いは、場の誰より『紫の君』の窮地を解していた。実質彼女が直接出て来たと言う時点で。

「思考の隙を与えぬ電撃訪問、いい手です」

 『紫水晶』別邸の酒造から勝手に拝借した果実酒の逸品を杯に注ぎ。
 やはり少々甘めですね、と傍若無人な批評を下す『弁舌の魔術師』キーゼは無感情に頷いた。

 立場として確定優位であり、譲歩する立場であれば自分もそうする。
 礼節と言うのはあくまで"彼我の立場が均一であると認める"と言う過程を省略する手段の1つに過ぎない。

 それで主導権を握られるのは事前準備を怠った受け手側の過失。"油断する方が悪い"に決まっている。

「私は恐らく……此度の交渉。ほぼ同じ物が"紫水侯"にも行っていると思うのですが……」

 おず……と口を挟んだ『夜に咲く白月』レティシア・レインフィールの一言に。
 考え込む様に視線を落としたクリスタリアがはっと顔を上げると、それを見てラフェットが大きく息を吐く。

 普段であれば当人から出ても良い推測だ。けれど、突然出た婚姻なる事態に追い詰められていた彼女は。
 その検討に精一杯で他に思索を回す余裕が無い。原因は言うなれば、政争に関する経験不足そのもの――――だ。

「彼の『竜』の手管。此方にだけ譲歩してくれるとは、考え難いでしょうね」

 ラフェットの代弁に、ひっそりそれを聞いていた実娘のリオネスが眉を寄せる。
 その場合、相手は黒の公爵家だ。現当主たる『紫水侯』がクリスタリアを売らない理由の方が遥かに乏しい。

 "ただ拒む"だけであれば――――つまり、勝負を降りる(サレンダー)と完全同義と言う話になる。
 各人がそれぞれに推測を述べる中……一人。『紫の君』だけが沈黙を保ち続けていた。

 ――――

 概ねの方針が定まり、先じてクリスタリアが席を辞すと間髪入れず一人の伯爵令嬢が声を掛けた。

「あの……クリスタリア様」

「レインフィール様。此度は、お恥ずかしい所をお見せ致しました」

 申し訳なさそうに首を垂れる"紫の君"に。逆に声を掛けた方が畏まってしまうが。
 彼女の迷いが。煩悶が。同じ貴族の子女……同じ様な立場に置かれた者として。レティシアには、理解出来る。

 けれどだからこそ。此処で優しく。或いは甘くするだけが正しくはないことも、分かる。
 義兄が弱みを見せない理由が、家を出て漸く彼女にも納得出来てきた。貴族は、自らを阿ってはならないのだ。

 その為に仮面を着け、その為に礼節を学び、その為に弁舌に長ける。けれど――――けれどだ。

「私は、今の状態を詳らかに弟君に伝えるべきだと思います」

「……まさか。あの子は未だ子供です。子供は、大人が護る物でしょう」

「子供にも、守りたい気持ちはあるのです。……私は子供の頃、後悔しか残りませんでした」

 自分で傷跡を抉る様に溢したその言葉の重みを。果たして、聡明な"紫の君"はどう受け取ったろう。
 無言で瞬き、何かを応じようと迷うも継ぐ言葉を持たなかった彼女に。

 レティシアは自分でも精一杯と思える笑顔を象って支援(エール)を贈った。

「どうか、貴女は……後悔無き選択を」

 そこまで告げるのが限界で。無自覚に目元に滲んだ涙を振り払う様に銀月の娘は踵を返し。
 紫水晶の姫がそれを呼び止める暇もあればこそ。駆け去る様に指先は宙で握られるも――――

 ――――一方、主人の退席後。同様に退こうとしたラフェットを捕まえたのはキーゼである。
 彼にしては珍しい積極性と言えたろう。呼び止められた女の側が驚いた様に瞬くも。

「背景と今後の為、商談は蹴り、『竜』の"静観"以上を得る方針です」

「それは……どういう?」

「此度の商談。受けても“奪われるだけ”になる様に最初から仕組まれていると言う事になりますか」

 流石に、此処まで踏み込んだ事を言われてはぎょっとせざるを得ないが。
 順繰りに説明を受けるにつれてラフェットの顔が蒼褪める。思い当たる所が幾つも浮かぶからだ。

 確かに――――此度の婚姻。本当に『竜』と繋がりを持てるのか、と言う部分に何一つ明言が無い。
 言われるまま、頷いたとしたなら。『紫水晶の至宝』は果たして、誰と――――どんな形で――――結ばされていたのか。

「よく止めましたラフェット氏。……一杯奢ります?」

「はぁー……本当もう、どいつもこいつも……!!」

 『狸』と良い、『竜』と良い、黒衣の詐欺師と良い(どいつもこいつも)。言葉裏を読むのに長ける訳でない唯の間者には荷が重過ぎる。
 そして最高位の貴族とは得てしてそういう物だ。鵜呑みにすれば、陥れられる他ない。

 ――――
 
「シズルさん」

「こんにちはリサさん。あ、これ最近流行りのお菓子なんですけど美味しいですよ?」

 『王都』グランスパーダ冒険者ギルドに面した喫茶店(カフェ)。お礼を言えれば、と捜した先で待ち伏せするなど。
 恐らくは『竜』の行商人などであればお手の物なのだろう。手をひらひら振ってみせたシズルに。

 リサは思わず困惑混じりに笑い返した。他にどうしろと言うのやら。

「クレープですか。また高級な物を……とは言え、此度は御足労ありがとうございました」

「何とか庶民向けに簡素化(ダウングレード)出来ないかが考え所ですが。
 いえいえ、私個人には益有る商談でもありましたので。それで、何かご質問でも?」

 黒髪褐色肌の美女、と言う外見にそぐわずその表情は何処か幼く。それが“仮面(ペルソナ)”だとリサは知っている。
 彼女は自分の見目を良く理解し、表情を理解し、その全てを商売に注ぐ――――"女商人"、だ。

 だからリサはあくまで彼女と敵対しない様に振る舞う。それが、彼女の現在と未来にとって。
 有益だと知っており――――そんな関係を、愉しくさえ思っているからだ。

「では、此度の商談の条件の確認と、明確化を」

「こちらの御店の御代を持って頂けるなら?」

 悪戯っぽく微笑む『竜』の子飼いの本音など。そんなものが有るのかどうかすら、誰にも分からないのだから。 

●Andante

「……クリスタリア」

 『菫青石の騎士』海神・江流が待っていたのは"紫の君"の私室前の廊下である。
 声を掛けられて、女は僅かに困った様に微笑もうとして。失敗して。どうにか唇を噛み、そうして俯いた。

「俺は君の望む未来を諦めない。本来の君は強い女のはずだ」

「エル様には、私が強く見えますか。迷い、藻掻き、尚、未来を決める事すら出来ない、私が」

 囁く様な声は、けれど確かなもので。或いは、血を零す様に滴り落ちた。
 そうだ。"紫の君"は強い。貴族として確かな教育に基く、鋭く明晰な知性がその身には根付いている。

 けれど同時に――――江流には分からない。貴族にとって上位者と対する事がどれほどの恐怖か。
 貴族派盟主『竜』との交渉と言う場が――――彼女の平常心をどれ程強く揺さぶっているか。

「……何もかも捨ててでも逃げ出したくなったなら、その時は俺が攫ってやる」

 当然。半端な覚悟でそれを口にした訳では無い。けれど同時に――――その意味を、確かに理解していたか。
 貴族に、家を捨てると言わせしめると言う事は。血を棄てると、言わせるに等しい。即ち、死だ。

 それでも。そう告げられた事は紛れも無く救いだった。其処に、喜びが無かったと言えば嘘になる。
 痛切があった。困惑が有った。悲嘆があった。歓喜があった。全部、どれ一つ、嘘では無かった。

「攫って、下さいますか?」

 けれど。そんな気持ちを全て。正しく呑み込んで、クリスタリアは今度こそ困った様に微笑んでみせた。

「君がそれを望んでくれるなら、俺と結婚して欲しい」

 差し出された小箱。言葉の意味が分からない程幼くはない。立場が分からない程、子供でもない。
 一瞬の沈黙。指先が確かに迷ったのが江琉にも分かった。それは、きっと彼女の葛藤そのもので。

 ――――そうして、クリスタリアは掌をその小箱へ添えた。決して、間違って蓋が開かない様に。

「……とても有難く存じます。ううん、こんな言い方ずるいですね。嬉しいです。本当に、嬉しい。
 でも、駄目です。私の為に、エル様の未来まで閉ざせない。私は今、そんな不安定な場所に居るんです」

 首を振る。だって、今。この時。彼を縛り付けたとしたら。誰が見ても、江流は彼女の弱点そのものになる。
 どうにでも転がせる条件が揃う。その時、貴族の社会がどんな悪辣な手で彼を追い込むか。

 ――――クリスタリアは知っている。血、そのものに刻まれるほど。

「……だから、応えられません。私には、貴方の気持ちを喜ぶ……資格が、ない」

 彼女は確かに強いのだろう。けれど強いだけなら自らを繕う仮面など、必要無い。
 そうでなければ戦えないから。今は、その姿を維持しなければ、立ち続けていられないから。

 それがこの瞬間における――――江流への応えの全てだと言えた。

 ――――

「姉からの謝罪。できますか?」

 ちゃっかり待ち構えていた『紫水晶の誓い』アウレーリア・フォン・ネーベルベルクは。
 ひとしきり泣き止むまで待ち、両目を泣き腫らした"紫の君"に大きく嘆息し、漸くそう問い掛けた。
 
 クリスタリアの私室。その境界を踏み越えられる人間は冒険者でも限られる。彼女はその中で2番目だ。
 だからこそ、その申し出は決して冗談では済まされない。それだけの積み重ねがある。

「……貴女も、テオに全てを話し和解しろ――――と、仰るのですね」

「家を二分する以上、取らないという事は捨てるという事です。違いますか」

「……違いません」

 沈黙は重い。『竜』の後ろ盾を得られれば弟との直接対峙は必要無い。それもまた事実だろう。
 けれど、それは逃げだとクリスタリア自身理解している。"対決"か"和解"か。前者の方が話は容易ではある。

「紫水姉様。私はこの戦い、最後まで付き合うと約束しました。戦う権利が、テオドール様にもある筈」

「……ですが、あの子は未だ子供で――――」

「その子供を巻き込んだのは姉様でしょう。"覚悟"は、有るのですよね」

 ――――貴族の言葉は軽くない。それが、自らの矜持を示す物であるならば尚更に。
 アウレーリアの問に以前、"紫の君"は答えているのだ。であれば――――二言など赦される訳も無い。

「……酷い妹分を持った物だと、私は自らの不徳を嘆いても良いでしょうか」

「どうぞ御自慢下さい紫水姉様。私は、この上どんな鉄火場も厭わないと言っているのですから」

 至宝と称される美貌が崩れるのも厭わず強く強く目元を擦り、その上で改めて柳眉を下げたのも。
 或いは、流石に仕方ない――――と、言うべきだろうか。

 ――――

「テオドール君! こっちこっち」

 後日、城下町『ラムリィズ』。『春燈の朋』エルゼリオ・レイノーラはテオドールと仲が良い。
 その甲斐あってか、基本善良な侯爵家令息は立場にそぐわぬ無警戒っぷりで呼ばれるまま付いて行き。

 向かった先で待ち構えていた『1221年度パンクリアース学園生徒会 書記』――――こと。
 コルネリウス・アーラに捕獲されるに至った。構図だけ見れば、まるで新手の美人局である。

「初めましコルネリウス・アーラです。突然御呼び立てして申し訳ありません」

「あ、はい……えっと……エルゼリオさん?」

「うん、とりあえず少しお話させて貰って良いかな?」

「……はい、構いませんが」

 怪訝の色濃いテオドールの眼差しはさて置き。コルネリウスとエルゼリオ。
 そして"あたしは壁の華……"と存在感を消して書記に徹する『立体機動戦術者』Octavia・Aureus。

 以上3名の意図は共通している。姉妹の対面の前に、彼の本音を引き出す事だ。
 しかし先ずは趣味である笛の話から入って、と試みるも何と言っても3人中2人が初対面。

 例え好きなことの話であっても意気揚々とは程遠く。ちらちら見られたエルゼリオが助け舟を出す。

「テオドール君は今、『紫水晶』が大変な事になってるのには気が付いてるよね?」

 中核へ切り込んだに等しいその言に場が凍り付く。が、テオドールはそんな空気感は何処吹く風と。
 こくりと頷き3人をそれぞれ見回してみせた。それは、彼が何かしらの覚悟を決めて来た証だ。

「姉様から呼び出しを受けた時点で、僕は僕の役割が終わったんだと思っていました。
 でも、違うみたいですね……だとすると、皆さんはどうして?」

 思う以上に状況を察したテオドールの言にコルネリウスが瞬く。彼は此処で"終わる"かもしれないと知り。
 それでも"姉からの呼び出し"に応じたのかと。だとすると――――

「テオドールさんは、やりたい事はありませんか」

「ありません」

 応じは簡潔で。何処か吹っ切れた様に微笑む彼の姿はとても寂しげで、儚かった。
 それは貴族にありがちな欠落だが。傍観者であり記録者である事を選んだOctaviaは元より。

 貴族としては異端のエルゼリオにも。そして元より貴族でないコルネリウスにも。
 彼が抱え込んだ物の本質を解くのは容易では無かったろう。それは――――澱の如く積もった"諦観"だ。

「僕に出来ることは姉様が出来る事。僕が求められる立場は姉様で埋められる物。ずっとそうでした。
 僕は姉様と言う存在の劣化品です。そんな姉様が、僕の代わりをしてくれると仰られるなら」

 透明感すら感じる眼差しは澱みも濁りもしていない。彼は本心からそう言っている。
 彼は、至極真っ当に――――真っ直ぐに、本心から、"歪んでいる"のだと気付いて。

 其処で漸く、コルネリウスは彼と自分達との違いに気が付く。それには恐怖すら伴った。
 壁や、迷いや、未知と対峙し時に打破する。"紫の君"や"黒竜の仔"などを知るからこそ、見誤っていたが。

 本来貴族とはそうではない、彼らは際限無く受け身で、与えられる物の中からしか選べない。
 家に生かされ家と死ぬ。それは――――

「――――僕は"そうして貰おう"と思って此処へ来ました」

 ある種の、精神的自殺者(パラノイア)に他ならない。

●Ritardando
 
 Octaviaはそんな少年の動向をじっと見つめていた。真面目、勤勉、そう聞いてはいたが。
 これはそういった像ではない。夢や未来を自分で折れる人間。そんな精神性を指す言葉を探すなら。

 ――――"死者"、だ。何処か遠い筈だ。儚い筈だ。男女の狭間の様な風貌と良い、隔絶している。
 そして困った事に。仕込みとして"紫の君"は隣室に隠れている。となれば今の発言は筒抜けだ。

「では――――"戦わない"と仰るんですね」

 派手に扉が鳴る。先陣を切ったアウレーリア。続く江流。クリスタリアの順で入室を果たす。
 さほど広くもない室内に7名。かなり狭いが同時にあらゆる意味で凶行には至りそうもない。

 中でも最後に部屋へ入ったクリスタリアが、意を決して一歩進み出た。 

「テオ。貴方も気付いている通り、私は今お父様と対立する立場を取っています。
 『紫水晶(ラズベリル)』を救う為と考えた末のこと。全てを分かって欲しいとは申しません」

「はい、姉様。不甲斐無い僕に代わり、家の未来をどうかお願いします」

 淡々と応じる弟の言にクリスタリアの瞳が揺れる。そうではない。そうではない、心算だった。
 冒険者達からの提案は何とか彼を生かし、彼を当主として当面成人まで待つ。

 そういった物で、彼女もまたそれに理解を示していた。それでも構わないと――――思っていた。
 けれどアウレーリアの目には明らかだ。彼に致命的に欠損した支配者の資質。

 それは――――欲(エゴ)の乏しさに他ならない。彼には、灯すべき"火種"が無い。

「……ごめんなさい、テオ。ごめんなさい。私が貴方を此処まで追いつめてしまったのですね」

「何故、姉様が哀しむのですか」

 駆け寄り、抱き締める。それは冒険者達が望んだ和解の光景では断じて無かった。
 其処に冷たく横たわっていたのは、両者の、互いに対する、無理解だ。

 姉は自分がその力を示し続ける事で、弟の自我をどれ程衰弱させるかを解さず。
 弟は姉がその力を示し続ける事で、自らの価値をただ、自らの手で延々と喪失し続けた。

 ――――故に。彼と彼女が和解する事は無い。傀儡と繰手か、勝者と敗者か。残った道は僅か2つ。
 
「テオドール君。一つだけ聞きたい事がある」

「何でしょうか」

「君には、お姉さんを助ける意思はあるのかな?」

 或いは。エルゼリオが投げたその問こそ、テオドールにとってはより理解し易い物だったかもしれない。
 瞳を何度か瞬かせると抱き着いて離れない姉の姿と、齢の離れた貴族の青年の顔を見比べて。

「僕に何か、助けられる事があるとは思えませんが」

「君がお姉さんを助けたいと望むなら、俺にはそれを後押しする覚悟が有る」

「……僕に、そんな価値は」

「価値は――――選択肢は、増やせるはずです」

 エルゼリオの言を継いで、江流が強く請け負った。少なくとも、一朝一夕で行く話ではないだろう。
 泣きそうな想いでコルネリウスもまた応えた。まるで捨て子の様なその言い分を放っておけなかった。

 Octaviaはその様をただ観察し続けながら手元で羽ペンを走らせる。
 この姉弟に時間が必要な事は痛いほど理解出来た。此処で決別するのは、絶対に良くはない。

 そしてそれには、先ず互いを知る事だ。その為に――――

「テオドールくんは、学園の冊子とか読んだことあるのかな?」

「え、何ですか? 冊子……?」

 不思議そうに瞬いた彼へ押し付けられたのは、安っぽい薄い本。それは確かな価値の有る物ではないが。
 
「家族事情には常春から極寒まで様々。色恋モノもあるみたいだね? お姉さんを知る助けになるかも。
 こんな物がけっこう大事でさ。無価値なことなんて、案外無いと思うよ」

 呆気にとられる少年へそういって笑ってみせた、彼女の仕込みはきっと多少なりと役に立つ筈だった。

 ――――

「あらら、クリスタリア様も、ヴェンルーダのお姫様もいらっしゃらないのですね」

「安全性を買いました。紫水侯爵領の方が、王都よりは安全でしょうから」

「あはは。言い得て妙ですね。それで――――商談相手はリサ様で宜しかったですか?」

「いえ、主人の名代として私。ラフェット・ヴェンルーダが承ります」

 『紫水晶』別邸。もう一つの戦いは同時進行で進んでいた。とまれ焦点は"紫の君"の婚姻に絞られる訳だが。

「先ず、当主交代後は"静観しない"――――間違いありませんね?」

「以前お話した通り、間違いありません。『紫水侯』が失脚すれば『紫水晶』は弱る。これは既定路線です」

「――――どちらに転んでも『竜』には益が在る。正しいですか?」

 リサの確認にシズルが応じると。同席していたレティシアが確認を取る。
 その問にちらりとそちらへ視線を走らせた『竜』の行商人は花が綻ぶように淡く笑い。

「中立派、レインフィール伯爵家のレティシア姫。その認識で正しいです」

「いずれにせよ、"紫の君"は適正価で売られる予定。これも、正しいですか?」

「正しいです」

 以前"一言も言及しなかった内容"を――――当然、と頷いてみせるその様と。
 "貴女の立場も了承しています"と、言わんばかりの振る舞いに。レティシアの表情が必然的に固まる。

 場を。商談を支配するとはどういう事か。まるで舞台演劇だと、リサは場違いにも笑みを滲ませた。
 場数が違う。経験が違う。敵対してはならない。彼女(シズル)は利に敏い。利益を示す事だけが、勝機。

「では……この条件では難しい、というのが私達の総意です」

「その場合『紫水候』様との取引が成立しますが、宜しいですか?」

「申し訳ありませんが、それは制止させて頂きたい」

 ラフェットの言葉に即断で応じが返る。割り込んだのはリサから目配せを受けたキーゼだ。
 此処が、分岐点(ターニングポイント)であることは間違い無かった。断じて、放置して帰してはならない。

 『竜』の名を背負った商談だ。これが空札(ブラフ)である可能性は――――極めて低いのだから。

「"紫の君"は冒険者との繋がりが深く。敵の敵は、味方。"使える"様にしておいた方が良いかと」

「勿論、手ぶらで帰れとは言いません。貴女が持っていない"手土産"を無償でお渡ししましょう」

 ――――……僅かな間が出来た。見極める様にシズルの眼差しが細められ。
 畳み掛けたリサが、キーゼが。そして"手土産"の所有者であるレティシアが息を呑む。

「少々お安く見られた事は不満ですが。リサさんの頑張りと皆様の誠意に値を付けるとして……
 まあ、良いでしょう。そちらの"お土産"は確保しておきたかった情報でもありますしね」

 それを笑顔と呼んで良いのだろうか。ラフェットはその瞳の奥にこの女商人の本質を見た気がした。
 『竜』直下。これは確かに――――"ベルゼン商会などとは格が違う"

「出来るだけ早く、『紫水領(ラズベリル)』に向かいなさいな。多分、ギリギリ間に合いますよ」

 颯爽と言って良い振る舞いで席を立ったシズルは健闘した冒険者達。
 特に、その可能性を危惧していたレティシアへ――――譲歩、と言う様に片目を閉じてそう告げた。

●Fermata

「あー……こりゃ厳しいなぁ。冒険者……だけじゃこうはなんねえ。『竜』か何かが手を貸したか」

 双眼鏡を覗き込んだ男は、『狸』と呼ばれるとある貴族に連なる騎士である。
 対単一戦闘に特化した戦巧者であり槍を好んで用いる事から、銘を『光槍』と振る。

 その特性が"暗殺"に向くのは皮肉な話であろう。一兵で唯一人を閃光の如く討つ。老若男女問わず。
 誰に気取られようと止める事能わず。だが、しかしだ。
 
 その襲撃を徹底して警戒している場に望んで跳び込んで行く程には命知らずでも愚かでもない。 
 特に、今回の獲物は文字通り"老人と子供"――――だ。気が向かないにも程がある。

「ハッ、あの狸親父め。ザマァ見ろってんだ」

 男は大きく。如何にも面倒くさそうに嘆息すると、踵を返し元来た道を戻る事にした。
 結果的にとある侯爵家の家令長と、幼い少女の命。家令長に継ぐ立場にある侍女長の未来が護られた事を。

 ――――何も起きなかった未来を掴んだ冒険者達は、知る由もない。

マスターコメント

 皆様お疲れさまでした。弓月 蒼と申します。   この度はご参加ありがとうございました。この様な結末に至りましたが如何でしたでしょうか。  『竜』交渉組は掛け値なしにお見事でした。  これも積み重ねの結果と言うことでボーナス判定が出ております。  テオドール君については対話が頓挫し掛けましたが。  とりあえず和解は成立したと言う事で、判定はギリギリ成功。  MVPは交渉を頑張られた御二方に。  テオドール君は『現領主』が認めてくれれば、と言う前提部分が未解決ながら、  一旦領主競争からドロップアウトし『学園』への入学を目指す方向になりそうです。  ボーナス判定の結果として事態は瓦解を免れた為、いよいよお家騒動は本丸へ挑みます。  ではでは、ご縁がありましたらまた次の機会にお会いしましょう。
ミドルシナリオ

ミドルシナリオ難しい 報酬:標準8 / 8〜8人

2022年09月28日 01時41分40秒 公開

成功

相談掲示板

  1. キーゼ

    さて、いつもの面子ですね。 とりあえずは、後継者問題の解決と身売りの方法ですかね。 適正的に、商談の方に顔を出しましょうか、僕は 後継者問題は、処分すれば早いですが、先を考えれば家臣団の残り2/3を納得させられるレベルの方策。辞退などの要求。 商談については大判振る舞いに見えますが、まだ買取価格としては安すぎますからね。もう少し値段を釣り上げないとまずいかと。 仮に身売りをしない場合、それに匹敵するものをテーブルに載せないといけないわけです。 これはなくはないですが、もう少し練らないと弱いですかね。 正直、至るところに蚕食されるリスクを考えれば"竜"が美味しく頂くのは悪い条件ではないですしね。とても良い、とも言いませんが。

  2. 海神 江流

    今回も宜しく。海神江流だよ。 弟くんはクリスタリア側に抱き込む感じには出来ないのかねぇってのが思うところ。 マンパワーには限りがあるし、姉弟で協力してやっていけるなら、クリスタリアが一人で領主権の全てを担うという話よりは家臣団の納得も得られそうに思うが。 クリスタリア本人を竜との交渉ではなく、弟くんとの対話に回してみたら、領主権を取るという”だけ”なら好条件?の”竜よりも弟くんとの対話を重く見ている”という意思表示にも使えそうに思うけど。 私情を吐いてしまえば。 俺個人は、彼女が犠牲にならなくてもいい未来に向かえるよう参加してきたつもりなのでね。 クリスタリア本人がスキップしてノリノリで受け入れられる心情でもない限り、あっちが自ら”犠牲になれ”と言ってきてる商談そのものが受け入れ難いと感じている。 条件ではなく心情だね。ここは素直に本音を吐いておく。

  3. アウレーリア・フォン・ネーベルベルク

    はい、アウレーリアです。宜しく。 後継者問題について、私の意見は以前に提案させていただいた通りです。 つまり、形式的にはテオドール様を家督継承者として立て内外への筋を通しつつ、実態はクリスタリア様が摂政のような形で実権を握る垂簾政治方式ですね。 少なくとも現在のテオドール様が「致命的に決断力に欠ける」とまで表現される人物である以上、当面の間は権限委譲が適当とは考えられません。 勿論、将来に渡り彼が為政者としての素質を獲得しないと決まったわけではありませんが。 黒鋼竜からの相談については……ふぅん、そうですね。 家の安定に努めたいだけであれば、さほど悪くない話なのではありませんか。 寧ろ何が不満なのでしょう。誠心誠意、竜に頭を下げ靴を舐めれば利益は得られるのですから。 ――なのに、はいとは言えなかった。即答できなかった。引っ掛かりがあるのですね。 何故?望まぬ結婚を強いられるから?えぇ、それもあるでしょう。でもそれだけ? 黒鋼竜の下に収まるのが嫌だから?えぇ、えぇ。でもそれはどうしてでしょう。 ……紫水晶が真に望むべき行く末について、一度議論が必要なのではないかしら。 それが、幾分明け透けで口にするのが憚られるようなものであったとしても、ね。

  4. キーゼ

    さて、出先で簡単に触れただけなのでもう少し解像度を上げて触れておきますか。 貴族のアレそれは貴族の方々のほうが詳しいでしょうが。 まず、後継者問題 仄めかし方から排除の方向性が見えますが。相手の筋書きに乗っては二流。ここをまずどうひっくり返すか、ですね。 どうあれ排除すれば表面上協力は得られるでしょうが、今後の運営に差し支えるでしょう。 1/3を差配するということは彼女を取り込んでも2/3は取り込めないわけで。 排除の方法によっては2/3と決定的な亀裂になりますね。 そういう意味では、確かに取り込む方向性のほうが強いかと。それも、この侍女長が納得する形で、ですね。我々は知らないところで抱いている劣等感をどう引き出し、ぶつけさせ、手を取り合うなり自然に譲渡という形と取るか、というところでしょう。 ついで、商談。 こちらから持ちかけ、相手がテーブルを用意した以上、つかないということも反故にするということも貴族社会的に厳しいかと。なにせ向こうのほうが上です。何も持たない小娘一人に破格の商談かと。 それに、今後お隣と事を構える際に憂いは少しでも絶っておくべきでして。そういう点では商談は必須。 更に、"竜"としても"狸"相手の橋頭堡となり得る水晶領が安く手に入る今回の商談はちょうどいい塩梅かと。結婚という形で平和的に手に入れるか、或いはお家騒動の混乱をついて喰らうか、しかない。 相手の要求がクリスタリアというよりは水晶領である以上、それに値する何かを乗せないと押し切られるか後々響くか、ですかね。 そういう点では、例えば狸が奸計を巡らせて入手したあれそれも交渉に使えるわけです。

  5. リサ・ベイカー

    リサです、よろしくお願いします。 …はあ、シズルさんは相変わらずですね…もう少し言い方があるでしょうに。またアポ無しだし。 まあ、先方の遣いの言動はともかく、貴族派として今後もあるのであれば、 『竜』の傘下にというのは、悪い話では無いでしょうね。 わたしの王国貴族感でいえば、だいぶ甘い感じな気がしますけど。 有無を言わせずにでは無く、商談ということで、一定の交渉の余地があるということで。 で、キーゼさんも仰るように、商談であるということは、現条件は先方にとっては利益の多い条件のはず、 ここから、どこまでこちらの利益を取れるか、なにを取るか、ですね。 ちなみに、そもそも、クリスタリア様は貴族派からの鞍替えは無しで良いのですよね? 万一、王党派にとかなると、色々変わって来ますけど。 〉条件 クリスタリア様の婚姻をさけるとした場合、可能性としては、テオドール様を差し出す、は 可能性としてはあるかとも思いつつ 悪手な気もしてます。 テオドール様は、できれば取り込んで、家令長候補に、とか。 まあ、いずれにしても、クリスタリア様の婚姻自体は、家を安定させるためのいわば政略結婚しかないとは思うので あとは心情的なものですよね。 ……条件に、条件次第では、心の安寧のために婿以外の男性を側に置く事を入れることは、出来るかもしれませんが…(ゴニョゴニョ

  6. コルネリウス・アーラ

    コルネリウスです、よろしくお願いします。 貴族同士の問題については、私は余り深く踏み入った事がないので無知な部分も多いのですけれど…。 心情的な面は横に置いおいても、政略結婚自体は良くある話なのでしょうし、此度においては決して悪条件ではないのでは、と私も思います。婚姻自体を回避する事は…少なくとも現状、私では思いつきません。 紫水晶側から、キーゼさんの仰るように条件を追加しての交渉などで天秤を成るべく釣り合うようにするしかないのかなと。 テオドールさんについては…手段は問わないようですが、既に出ているように強制的に解決したところで、今後への支障は大きいかと。 決断力に欠けるのは劣等感と紐づいているように思いますので、そういった内面に関する対話はまず必要なのかなと思いました。

  7. レティシア・R・クラティアス

    ……ごきげんよう。 レティシア・レインフィールと申します。 皆様、此度もよろしくお願い致します。 >進行 テオドール様とのお話と『黒鋼竜』の件は並行して片付ける必要があるとの事ですけれど つまり、どちらかにクリスタリア様は同席出来ない、という認識でよろしかったでしょうか? 日程をずらせましたら、どちらにもご参加して頂けそうな気も致しますけれど 『並行』して、という事は恐らく出来ない前提で動かれた方がよろしいでしょうし。 >テオドール様 領主か家令長、どのようなお立場にせよ クリスタリア様と共に『紫水晶』を支えて頂けるよう動かれる事に異論はございません。 彼女の心情も含め、彼を排除された場合に生じる問題の方が大きすぎますので。 『黒鋼竜』との交渉材料にされるのは、私も避けるべきと判断しております。 理由はいくつかございますが、そもそも多少の年齢差を踏まえても 『黒鋼竜』に彼と年齢の釣り合うご令嬢がいらっしゃるのか不明ですし……。

  8. レティシア・R・クラティアス

    >黒鋼竜 これは私個人の考えではなく、あくまで貴族派貴族なら、と前置きをさせて頂きますが。 『黒鋼竜』との婚姻は望んでも得られるものではなく 商談とはいえ『黒鋼竜』から求められるのは大変名誉なものでございましょう。 それに本来であれば公爵家からの婚姻打診を断るのは難しい事から リサ様の仰るように甘い、もとい慈悲あるご対応をして頂けた印象がございます。 恐らく、クリスタリア様が領主となられる事で『黒鋼竜』と縁が結ばれるのであれば 紫水侯様は『黒鋼竜』との敵対を避けられるのと同時に その利をとられる可能性は高いかと存じます。 同時に『黒鋼竜』の方であれば相応の能力はお持ちでしょうから 次期家令長候補不在による領地経営能力問題もある程度は緩和されるかと。 婿候補である『黒鋼竜』のご三男様、恐らくアルベイル様の叔父君ですので 高く見積もっても三十代前半か後半と推測すると、少し年齢差はございますが 貴族としては珍しくない範囲内ではございますし……。 そういった意味では、クリスタリアが領主になる事を望まれるのであれば 細かな条件については交渉の余地があるとはいえ 悪いお話ではない、筈なのですけれど……。 少なくとも、こちらからの連絡からご返答までに約三か月もあった事と 『黒鋼竜』の情報収集能力の高さから 学園内でのお噂は勿論、『紫水晶』の領内の状況や起きた事は ある程度は把握されていると想定された方がよろしいかもしれません。 恐らく学園内でのお噂を把握されているからこそ シズル様も此度の婚姻打診を『犠牲』と表現されたのでございましょうし……。

  9. Octavia・Aureus

    やあ、ラスト枠は外様が埋めちまいましたとさ。 オクタヴィア・オーレウスだよ。よろしくなっ …にしても解せないなあ。 なあ、こんなときにトウシロな言い分撒くのも難だけども。 なんで商人の選んだ銘柄がクリスタリアなんだろな? 単体にせよ集団にせよ、扱いやすさで言やテオドールのほうがイケそうなもんだと思ったさ。クリスタリアは"テキトーに処分して"な。 竜の商人ともなりゃ、学園でのウワサは手に取ってるだろ。 あーいう話を手材料に攻め込まなかったのは…?

  10. キーゼ

    >クリスタリア 色々と大層なお題目は並べていますが、結局のところ只の反抗期。 親のやり口が気に入らず、それに対して手を焼かす。幼馴染の母親という賛同者、本人の行動力、我々という利用者がいたので、大きく事が動いていますが。 領民や領の今後の為の”お家騒動”ではないわけですから。紫水晶領もいい迷惑ともとれるわけです。 >商談 既に何名か触れていますが。そんな若さしかない小娘一人に公爵家から破格の商談ですからね。 ただ、今回の商談で気を付けなければいけない点がいくつか。 勿論相手が今までの流れはすべて知っている前提です。情報は金ですからね。 〇商材の説明 ”静観”自体が商材の場合、最悪”竜”の”静観”すら反故になります。 貴族派筆頭のここが”静観”した場合、他も”表立っては”動かないでしょうし、最低限ここは確保したい。 〇代価に対するサポート ”静観”を商材と言いつつ、あえて「”失脚”までのサポート」と”静観”外のことを触れている。 まずこのサポートに”狸”との密約も含まれるかどうか。結局幼馴染が売られて終わり、という展開もあり得るでしょう。 ついで期間。順当にクリスタリアを支払ってサポートを買ったとして、現当主の”失脚”後はさて…まあ、入婿が差配して、置物化する可能性は高いですね。”竜”の統治として考えれば安泰でしょうが… 但し、”どこ”の三男が来るのでしょうかね。あえてはっきりと”失脚”と触れることといい。 そういう点からも、どう売り込むか、どう買い込むか、あるいはどう破談させるかが重要です。 (リサ氏のボヤキを聞いて)ま、貴族社会なら愛人文化も珍しくないでしょう

  11. キーゼ

    あとはあくまで私見ですが。 オクタヴィア氏の疑問について触れておきますか 紫水晶は貴族派貴族の中堅。尚現当主は貴族派貴族の中でもそれなりに格式がある夜鷹="竜"の子息の学園内での後見すら担う立場 と懇意です。一介の冒険者の名を伝えている程度には。 そんなところの家の問題ですからね。あくまで独立貴族ですから、助言などを頼まれでもしない限り、まず介入は難しい。 ただ、今回は紫水晶現当主と反目する娘が、冒険者経由で声をかけてきた。 "竜"からすれば娘を通して、介入する大義名分を得てるわけです。 この辺りは貴族のルールや過去の連作の目通しが必須でしょうね

  12. Octavia・Aureus

    ーひとまず何をするにせよ、当事者の心身が不安定だと事故りうるね。 そっちの彼女…アウレーリアだっけ?言ってたように、憚りもさておいて内心を吐き出す手順が欲しくなるトコ。 …一度書き(掻き)出しを促してみよっかな。 紙とペンでさ、胸んなかで詰まった言葉をとにかく書き連ねる。 「でも〜」「だって〜」はぜんぶあたしらで解決しにいくっつってね。 多分最初は手が動かないだろうから、はじめはあたしたちで自分の胸中書き出してみせたりとか。

  13. Octavia・Aureus

    で、まあ…クリスタリアにかかる貴族社会の枷っていうのか。外しようはー、… 多分内容が本筋からズレもするから、バカ話程度に聞き流しといて。 件の竜の商人に、テオドールの身売りと『クリスタリアの駆け落ち文』。 これらを抱き合わせにするとやりようがある、かもしれない。 要は、竜に紫水晶侯の失脚まで手伝わせたあとで、クリスタリア本人に『王国貴族のタブー』を突きつけて叩きだし。 のち、先に売ったテオドールを竜の手ほどき付きで舞い戻らせるって寸法。 とうぜん貴族令嬢クリスタリア・ラズベリルはおわりになる…それ以上どうなるかがとにかく不安要素だけど、運が良ければただのクリスタリアになるかもしれない。

  14. エルゼリオ・レイノーラ

    エルゼリオ・レイノーラです。今回もどうぞヨロシクね! >テオドール君 オクタヴィアさんの言う“解消”って、つまり次期後継者の座から降ろさせる、もしくは(この世から)消えてもらう……って認識で良いんだよね? 流石に後者には賛同できないけど、前者なら色々とやりようはありそう。 すでに挙げられてるように「現時点では領主不適格」って理由でテオドール君が成人するまでの間、クリスタリアさんには後見人として摂政の座に就いてもらうのが穏当だと思ったよ。 ただテオドール君とクリスタリアさん、2人でじっくり話し合ってもらう機会を設ける事は必須かと。 テオドール君の身売りについては――アルベイル君に姉妹がいるならワンチャン? でも、竜が欲しがってるのは将来的に脅威になり得るクリスタリアさんだけだと思うんだよねぇ。

  15. エルゼリオ・レイノーラ

    >黒鋼竜 ……何か怪しいキャッチセールスみたいになってるけど(汗) 商人の基本は「安く買って、高く売る」だろうから、シズルって人も(足元見て)大分安く買い叩きに来てるよね。 穏健派貴族の重鎮の娘で『紫水晶の至宝』とも言われるクリスタリアさんと、黒鋼竜とは言え――後継者争いに敗れた冴えないオジサン(三男)って釣り合わないと思うんだけど……。 高位貴族っていっても、嫡男以外の立場は微妙だし……婚姻位にしか使い道がないってのが現実だよね。 在庫処分も兼ねて(言い方)紫水晶領と至宝の両方を手に入れようとか、ちょっと虫が良すぎるカンジ。 政略結婚の是非は置いておくとして。 『黒鋼竜』との交渉を恙無く完了させるには、婚姻自体をなしにするって事は有り得無さそうだし…… 後はクリスタリアさんの決断と、より良い条件を引き出す為の交渉が必要になるのかな。

  16. キーゼ

    >オクタヴィア氏の案 少々現実的ではないかと。 テオドールが元々手に入るなら、既にクリスタリアはその時点で用済みです。 今回の件は、"竜が紫水晶領"という家に入るための、"クリスタリアという鍵"が自ずから転がりこもうとしてるわけですから。 ついでに言えば、見込みがあるかもわからないテオドールをわざわざ仕込む時間とコストより、クリスタリアを買って首輪をつけて繋いだほうが時間的にもコスト的にも安上がりです。 その案はこちらの都合だけを重視したものなので、そのままですとテーブルに載せるにはかなり厳しいでしょうかね。 それをする"竜"のメリットがないんですよ。 >テオドール こちらについての処遇は任せますよ。繋いでもいいですし消してもいいですし。 ただ、中途半端に残そうとすると後々の新たなお家騒動の引き金になりかねませんのでご注意を。 >商談 先に触れた通り、僕はこっちのほうが良さそうですからね。 流すにしても流し方がありますし。 仮に公爵家の3男なら、十分釣り合いが取れるかと? レティシア氏も行った通り、公爵家との婚姻はそうそう狙ってできるものでもなく。 紫水晶の家に公爵の血筋が入る、貴族社会としてはこれだけで十分意味がありますからね。公爵家と縁故が出来るんですから。まあ、実際に公爵家の3男が来れば、の話ですが。

  17. 海神 江流

    ●成功条件  クリスタリアがオクタヴィアに認められる。  および、『黒鋼竜』との交渉が恙無く完了する。 なので、必ずしも交渉を成立させる必要はないように思ったりはする。 で、契約を成立させる決定権はクリスタリアが持っている。 俺達がやった。って事になると立場的にまずい人員が集まってると思うので念のため。 既に出ているように、クリスタリアと話をするのは必須だろうね。 この話が持ち上がったのは初動を起こしたのがリサさんなのだから、リサさんの動き次第で話は相当やりやすくなるんじゃないかとも思う。 テオドール君については、エルゼリオさんの言うようにクリスタリアとテオドール君で話をしてもらった上で、当面の状況をクリスタリアが受け持ち、時期を待って本来の既定路線であるテオドール君に領主を引き継ぐ事で合意が取れるなら、解消した。と考えられなくはないと思うので賛成しておくね。 オクタヴィアに認められるっていう成功条件を満たさないこともあるだろうから、俺は彼女のフォローに専念するよ。

  18. アウレーリア・フォン・ネーベルベルク

    結局のところ、どう回答すべきかは今後紫水晶の家をどうしたいかに依るのです。 戦略目標の設定もなしに、目先の利益だけで商談を受けても黒鋼竜の都合が良いように進むだけでしょうから。当然、この取引は彼らにも利益がある筈なのです。 少し品のない話をいたしましょう。 競争する勢力同士の関係性はシビアに見れば2つ、甘めに見ても3つに集約されます。 即ち「支配」「並立」「屈服」。並立とは保留に過ぎず、機を見てはどちらかに転がるもの。 さて、紫水晶と黒鋼竜はこれまで並立でした。そのバランスが今、崩れようとしている。 彼らが関係を支配にシフトしようとする意志は明らかです。 それは視方を変えれば、黒鋼竜にとって紫水晶、ひいてはクリスタリア様が「手に収めておく価値」「野放しにしておくには危険な力」を持っていると見積もったからでしょう。 では、私達(紫水晶)はどうするべきか。決めなければならないのです。 黒鋼竜の支配を退け、いずれ紫水晶が貴族派の頂点に取って代わる(支配)のか。 彼らを受け入れ、その下で生存と地位の安定を図る(屈服)のか。 それとも力や価値で干渉を跳ね除けつつ、更なる活動は行わずに現状維持する(並立)のか。 この選択次第で10年後、50年後、100年後の王国勢力図は大きく変わっているかも知れません。 貴族家の婚姻、それも公爵家と侯爵家ともなれば、それだけのインパクトがあります。 ……ここで本家以外の三男を出すなどという狡い詐欺師のような恥知らずの真似を、天下の黒鋼竜がする筈は流石にないと思いますけれど。 事ここに至っては、個人的な希望のみで判断して良い問題ではなくなってきました。

  19. アウレーリア・フォン・ネーベルベルク

    とまぁ、秤量見積の話はあるとして。 本音ではどうにか破談に持ち込みたい方、多かろうと存じます。ではそちらの相談。 テオドール様を家督継承者に据えれば、侯爵本人を置いて先に姉が公爵家と縁を結ぶなど家督を軽んじているようで外聞が悪い、テオドール様には三男様以上のお相手を用意できなければ筋が通らない、と言って跳ね付けることも出来ましょう。 それでも用意してきたら流石に諦めましょうね。 又は、「失脚まで」の条件で出せるのはテオドール様まで。 クリスタリア様を出すなら「その先」も保証せよ、と言うことも出来ます。 ……先方なら敢えて言わずとも察するかも知れませんが。 近頃「噂」の迅雷に接する紫水晶が、今後波風なく晴天続きなどということがあろう筈もなく。 或いは実のところ連中と対立の可能性があり、その上対等に抗し得るのが黒鋼竜なわけです。 迅雷の真横に兵を入れ、安全を保障する。事と次第によっては紫水領を守るため交戦する。 そんなリスクの高いシナリオを求められた時、押し売り如きの一存で受けられるものでしょうか? 残念ながら、後腐れなく確実に破談へ持ち込むプランは思い付きませんが。 此方の価格を高く高く釣り上げ、相手の覚悟を問うていくのが順当でしょう。 エルの言う通り、今回決める必要はないのです。寧ろ、積極的に持ち帰らせていきましょう?

  20. キーゼ

    さて。 「先ず、此度の『紫水晶ラズベリル』の一件。主様は”静観”の姿勢を取られる予定です。  つまり、誰が勝利しても恨みっこ無し。事前連絡も頂きましたので、黒の盟主は承認致します」 この台詞が理解できている前提で話します。逆に言えば、この台詞が読み取れないようでは商談についても食われるだけですね。 >商談の反故 まあ確かにリサ氏については軽率だった可能性はありますが···状況的には好都合ですね。後背の憂いの一つを潰せる機会が来たので。 そして、こちらから来て上位貴族の息がかかったものがが動いてくれた以上、難癖や適当な理由をつけて話を切る、というのは相手のメンツを潰すのでは?それも大した価値もない小娘がです。恙無く、というのは当然今後の憂いも含めて。さて、上位貴族相手の対応としてこれは正しいのですかね? まあ、やりようはありますね。今回。 >アウレーリア案 紫の君への贔屓がすぎるのでは? 傍目から見て、彼女にそんな価値はないですね。それに、重鎮と言われているとはいえ、所詮貴族派の一侯爵家でしかない紫水晶と、武器流通を牛耳る貴族派筆頭の公爵家である"竜"を並べて考えるのは、"竜"に失礼かと。今まで何もしないのはそこまでの価値がないだけで、今回はたまたま「鴨がネギと鍋を持ってやってきた」ので美味しく頂こうというだけでしょう。 別に兵を入れる必要はないですからね。恐らく"狸"なら"竜"の息がかかった時点で手出しは控えるでしょうし、潰れたら潰れたでその前に旨味は回収できます。 あと、これだけ丁寧に話してる相手に詐欺師は可哀想ですね。電撃訪問も商人として良腕の証です。

  21. リサ・ベイカー

    〉交渉 えっと、若干PL情報が交じるのですが、ちょっと確認したいことがあります。 〉レティシア先輩、先輩が掴んでいる『秘文』に関する情報って、わたしに教える事は可能ですか? 〉キーゼさん、恐らく冒険者の中で一番真相に近い所にいると思うのですが、 キーゼさんからみて、『秘文』関係の情報は《竜》への交渉材料になり得ると思いますか?また、材料にしても問題無いと思いますか? 〉シズルさんとの交渉 そうですね、わたしはこちらに参加します。 交渉の場にクリスタリア様が参加するかどうかですが、 もし、ラフェットさんあたりに全権委任して、という形なら、不参加も可能かなと。 交渉の場に居ないほうがいい場合もあれば、居たほうがいい場合もあるので、そこは要検討かなと。 〉交渉破談 破談とすると、『黒鋼竜』は静観するという条件は無くなるので、まったくの決裂は良くない気がしますね。 王党派に乗り換えるとかで、そっちに助けを求めるなり、売り込むネタがあるなら別ですが。 クリスタリア様の婚姻を条件とするのを避けたいのであれば、なにか他の〘対価〙を提示する必要があるかなと。

  22. リサ・ベイカー

    〉テオドール様を当主に まあ、キーゼさんが既に仰っていますが… テオドール様を当主に据えて、クリスタリア様が摂政に、というのは、見るからに中途半端というか、火種は残りそうかなとも思います。 クリスタリア様に付いた騎士団達が納得しますかね? 竜との交渉としても、『ではテオドール様に誰か嫁入りさせましょう、後のことは黒鋼竜にお任せ下さい。クリスタリア様は学園生活をお楽しみください。』 と、体よく乗っ取られる可能性もあるかなと。むしろ、クリスタリア様の身の安全も脅かされる可能性すら… 黒鋼竜の目的が、クリスタリア様ではなく、紫水晶領であるとするなら、誰が当主であっても首輪さえ付けれれば良いわけですから。 で、じゃあどうするかですが、 現実的なのは、既に上がってますが、条件の確認と、こちらの取り分の上乗せですよね。 相手の提示したこちら側の対価を変えるなら、何を出さるか、色々と出せる範囲で考えて交渉しかないかなと。 その内容の中には、クリスタリア様以外の誰かを犠牲にするものもあると思いますが、クリスタリア様がどこまで許容出来るか、 確認は必要ですね。

  23. レティシア・R・クラティアス

    >婿候補 アウレーリア様の仰り方は少々過激ではございますが 私も『黒鋼竜』のご三男様=アルベイル様の叔父君と判断しておりました。 ただキーゼ様のご懸念もご尤もですし 万が一『黒鋼竜』本家ではない家の方であった場合は交渉の前提や条件等も変わりますので リオネス様の扱いも含めて確認は必要かと存じます。 シズル様は此度は黒竜公様の代理人のような形のお立場ではございますが 元々は行商人の方でございますし、その商談ともなれば警戒されるに越した事は無いかと。 >優先順位 既に触れられている方もいらっしゃいますけれど『紫水晶』をどうされたいのかも含め クリスタリア様自身のお考えが先ず重要でございますね。 何を最優先し、必要であれば何から切り捨てられるのか。 その優先順位を定められる必要がございましょう。 ただ、商談の反故案がいくつか挙げられておりますけれど 先ずこの商談が発生したのはこちらからご連絡をとった事によるものでございます。 では何故ご連絡をとるに至ったかと申しますと、実行自体はリサ様が行われましたけれど 「手が足りず」「明らかに『迅雷』の後手を踏んでいる」為に その対策として、ラフェット様にお伺いをしてから行われた筈かと存じます。 つまり、ただ商談の反故や先延ばしをされただけですと 『迅雷』による次なる手が打たれ、更なる状況悪化の可能性は低くはないと推測されます。 ですから、私もクリスタリア様の事は大変気掛かりではございますけれど 彼女のお考えを伺いながらも目の前の事のみに囚われず 彼女や『紫水晶』の今後も含めて対策を練る必要があるのではと、愚考した次第でございます。

  24. レティシア・R・クラティアス

    >リサ様 私もPL情報も交えてお話をさせて頂くのと、この場のみでのお話になりますけれど 先ず『秘文』は王家にとっての醜聞を記した文書であると私は情報を得ております。 そしてワールドガイドに記載された物になりますけれど貴族派は 「貴族原理主義的思想に染まった、王権を拒む貴族」であり 「あくまで王家の臣下を演じつつ、自らの権利を守ろうとする穏健派」と 「王家を廃しいずれは自らが王権を奪おうと画策する過激派」が主に存在しております。 その貴族派筆頭が『黒鋼竜』であり、現黒竜公様のお考えは 二派のどちら寄りかは不明ですけれど、中立派の家の者である私としては 無条件で『黒鋼竜』へ情報開示を行うのはあまりよろしくない、と認識しております。 あとは……これは私の個人的な感情ですけれど。 『秘文』の情報をお持ちになるのは危険等を伴う場合もございますので 明かす事でリサ様をその危険に晒したくはない、という思いがございます。 ですので、現状では私からの情報開示は予定しておりませんが もし必要と判断した際には私自身の口で必要な方にお話をさせて頂く形になるかと。

  25. コルネリウス・アーラ

    商談に関しては私は不得手となりますので、お任せしたいです。 >テオドールさん なので私は今回、此方に回ろうかなと思っています。 仔細についてはまだまだ考え中ではありますが、物理解消はどんな形でも避けたいので、心情面でのアプローチから、対話を中心に何か出来ればと考えています。 >婿候補 どちらの意見も解りますが、キーゼさんの挙げられている懸念も無いとは言い切れませんし、レティシアさんが既に仰るように確認を行うことと、本家の三男ではなかった場合の対応も必要かとは思います。 >優先順位 先延ばしにする場合には、レティシアさんが触れているのもありますが。 一度は持ち帰っている事、既に後手に回っていること、此方からアクションを起こした結果の商談であることなどから、相当に合理性のある事情を持ってくる必要性はあると思います。 クリスタリアさんのお気持ちを察することは大切ですし、無碍にするつもりはありませんけれど…『紫水晶』についての今後を優先・前提とした上で考えるほうが良いと思います。 何かしらの犠牲は伴うものかと思いますので、何を何処まで許容できるのかをクリスタリアさんともお話していかないといけないかなと。

  26. アウレーリア・フォン・ネーベルベルク

    >婿候補 少し表現が過ぎましたね、謝罪いたします。 婿候補について確認を取ること自体には、特に異存ありません。訊くだけなら只でしょう。 ですが「どちらの三男様か」疑うような尋ね方は相当な不躾に当たり、それこそ"竜"にもシズル様にも失礼な発想かと思いますので、商談内容を明確にする過程で淡々と確認するのが良いかと。 >優先順位 レティシアの言う連絡というのは、「【紫蜂】能ある華は棘を隠す」の顛末を指していますよね。 勿論承知しております。おりますがしかし、此方から結婚を申し出た訳でもない筈です。 本件はあくまでも黒鋼竜側からの提案であり、未だ交渉の俎上にあるに過ぎません。 単なる反故や決断の先送りが望ましいとは申しませんが、相手の言い値に従う必要もない。 所謂「ドア・イン・ザ・フェイス」の応酬に持ち込むことで、どこか中程に落としどころを作る。 その為の材料になれば良いのではありませんか。 >交渉現場 クリスタリア様は不意打ちや圧にさほど強くない様子でいらっしゃいますから、現場においでですと先の訪問のように抵抗が及ばなかったり、揺らいでしまう可能性を感じます。 ですので、実際の対面はラフェット様を名代とするか、少なくとも私達が同伴し精神的にも支援する態勢を整えるのが良いと考えます。 私はまずクリスタリア様と諸々の確認や作戦立案のため、お話させていただこうかと思いますが。 方針上不都合がなければ、商談への出席も特に問題ありません。

  27. 海神 江流

    >テオドール君 物理的解消を避けたいのは俺も同じなので、 対話に持ち込むなら、先のエルゼリオさんの案をベースに… 後継者としての能力育成と地盤固め、資質を見定める意味で学園に入ってもらって成人・卒業を持ってクリスタリアから領主権限を引き継ぎ、姉弟で協力して紫水領を守り立てていく みたいな感じなら具体的にならないかな? リサさんの言う懸念がそれで解消できるかは確約できないけれど、平時のクリスタリア自身の資質ならば自身に忠誠を誓った騎士の意志を統一するくらいはやってくれると思う。 それが成されるように、俺はクリスタリア本人を支えられるように動きたい。 アウレーリアさんの意見にのっかる形になるが、可能なら協力体制を本気で考えている事の意思表示にもなるし、テオドール君側にクリスタリアを回して欲しいとも思う。 だって、彼は姉に会うために来てくれるんだろ。 もし、学園に。という話になるなら、クリスタリア卒業後の彼のフォローに俺が回れればと思う。 クリスタリアが信を置いてくれている事になっている俺が直接動けば、姉にも弟にも悪感情にはならんと思うしね。

  28. エルゼリオ・レイノーラ

    >テオドール君 ボクもシズルさんとの交渉には向かなさそうだから、こちら側に回るね。 クリスタリアさん摂政案だとオクタヴィアさんを納得させ難いなら、クリスタリアさんには実際に当主になってもらうしかないかな、っと。 ――テオドール君成人後に引退するか、そのまま当主の座を維持するのかはテオドール君とじっくり話し合ってもらう感じで。 当主維持ならテオドール君には家令長になってもらうか、婿養子or留学名目で家を出奔もらうか……になるのかな? とにかくクリスタリアさんとテオドール君。2人の話し合いの場を設けたいと思ってるんだけど――良いかな? >縁談 シズルさん「三男とは言ったが黒鋼竜のとは言っていない!」 ……みたいな事には流石にならない…とは思うけど…。(汗) 念の為、お婿さん候補の素性調査はこちらでもしておくべきだとは思う。 ラフェットさんか、オクタヴィアさんに調査依頼できないかな? >シズルさんとの交渉 積極的に賛成はしないけど、反対はしない方針だよ。 シズルさんは商人ってカンジだし、縁談以上の利益になる事を提示できれば白紙とかにもできるのかもだけど―― 白紙にした場合、今よりも状況悪化したりとかしないかな? 以前アウレーリアさんに覚悟を問われた時、クリスタリアさんは「良心以外。その全ての喪失を許容する」って言ったんだ。 ボクはそれを彼女の本気の覚悟だと受け取ったからお家騒動に加担する決心をした。 だから、彼女は『紫水晶』のためになると判断したなら縁談を受けると思う。 感情面は別だと思うけれど……。 ただ条件面に関してはもっと交渉の余地がありそうだな、って。

  29. キーゼ

    さて、まずは質問への返答から >リサ氏の問いに 純粋に交渉のために札、という意味ではあまりに弱いですかね。向こうの出している身柄とあまりに性質が違うので。 ······ただ、これはあくまで変わりの札で出す、という前提での話です。 レティシア氏、あるいはヴェンルーダの助力もお願いする前提ですが。切り方一つで十二分に使えます。 何せ裏にいるのは上位貴族であり、我々が相手にするのは商人ですからね。それが彼らの強みであり、同時に弱点になりうるわけです。 >テオドール こちらについては管轄外にするので触れないようにしておきましょう。 >作戦立案 確かにクリスタリアへの報告は必要でしょうが。 確認するのであればここはラフェット氏の方が適任ですね。恐らくまともに頭が回らないでしょうし、この手のやり取りについてはラフェット氏のほうがよほどやり手です。 逆に言えば、彼女が難色を示せばその方針はまずいということになる。 アウレーリア氏の方針が確定してるわけではないですが、ラフェット氏の意見が必須でしょう。 >方針 これは前々からオープンにしてますが。改めて立場を明確にしましょうか。 別に紫水晶領がどうなろうと紫の君がどうなろうと僕は構いません。 結婚に反対しませんし賛成もしない、と。これは前回も「必ずしも味方ではない」と公言してるので。 今回も問題の解消と交渉の恙無い完了という個人的なツテの仕事なだけですから。 ですから、貴族の小娘を助けたいから手が欲しいと言うなら貸しますし、聞かれたら言いますが。請われないなら最低限しかしませんし、聞かれないなら言いません。ただそれだけです。

  30. レティシア・R・クラティアス

    >婿候補 商材に代価とシズル様は此度の縁談を商談と称しておりますし 商談であるのなら契約は慎重に行うべきと理解して頂けるかと存じますので アウレーリア様の仰るようにあくまで淡々とした事実確認の形であれば 無礼には当たらないのでは、と私は認識しております。 調査依頼は行ってもよろしいのですけれど、情報が入手出来るかは未知数なのと ラフェット様にあまりご負担がかかりますと別の問題が生じる可能性もございますので その辺りの采配は慎重に行いたく存じます。 オクタヴィア様の協力願いに関しましては 此度は彼女からの課題を受けている状態ですので、恐らく難しいのではないかと……。 >優先順位 アウレーリア様の仰る通り、私の発言は該当依頼での事を指しております。 そして落としどころを探られるというお考えも理解出来るのですけれど 私もクリスタリア様のお考えを伺い、その優先順位に従い選択肢を提示し 最終的なご判断は彼女が行って頂ければ、と存じます。

  31. レティシア・R・クラティアス

    >配置(NPC) 現状ですとクリスタリア様とラフェット様がどちらを担当されるべきかは 方針次第ですので現状だと未決定でございますね。 ただテオドール様との面会日は月末にシセラ様のご自宅で、と固定されておりますが シズル様との面会日は私の見落としでなければ明言されておりませんので 可能であれば幸運程度に、クリスタリア様がどちらにもご参加可能なよう調整し 例えばテオドール様との面会後にさせて頂く事で 商談時の齟齬等を防げませんでしょうか……? あと、リオネス様にはどちらに居て頂くのかも決められる必要があるかと。 現在の状況的に、彼女を放置されるのは危険ですので。 >キーゼ様 私のご助力に関しましては、内容次第ではございますけれど 必要であると判断が出来ましたら可能かと存じます。 あまり問題がある事ですと、その、ご助力は難しいのですけれど……。

  32. リサ・ベイカー

    〉レティシア先輩、キーゼさん ご回答ありがとうございました。 なるほど、やはり使い方次第ですか。 意表を突くカードなので、奇襲にはなるけど…ですね。 で、レティシア先輩の仰るように、リスクも多いので…取り敢えず、わたしからは今のところ触れない感じで考えますね。 〉クリスタリア様 あ、学園云々は言葉の綾でして、ようは相手にとって重要なのはなにかを外すと、まともな交渉にならないかなと。 本気でクリスタリア様だけが目当てなら、商談なんて形にしないと思うので。 〉商材 で、ちょっと違和感なのが、 『静観』する、に対して、現当主の了解なく娘の結婚を決められるのかな?と。 既に干渉してるわけで… …ちょっと勘違いしてたかもしれません。 〘「たったそれだけで現『紫水侯』が失脚するまで全面サポート致します。〙 商談部分は、クリスタリア様の婚姻があるなら、サポートする。 であって、そこに乗らなくても、静観はされるのかな?と発言だけとるとなりますね。 〉条件確認 対面の相手が、貴族なら無礼とかあるかもですが、相手は商人なので、 商人的には言ったこと、契約書にあることが全てなので、 不明点は確認するのが普通ですし、確認怠ったほうが馬鹿だったとなりますので、慎重なほど良いかと。

  33. リサ・ベイカー

    〉商談 とはいえ、隣の『狸』のことを考えたら、『竜』の助力を得られるのはチャンスなのですよね。 既にキーゼさんが仰ってるように、『竜』と繋がることで、『狸』への牽制になるので。 婚姻を蹶ることで、「静観」は保たれたままとして、じゃあ独力で何とか出来るのか?というところ。 ・婚姻は無し、でも助力を請いたいなら他の対価をだせるか? ・婚姻あり、ならば単なる当主交代までのサポート以上を求める。 商談の方向性としてはどちらかなのかな?と。 と、思うのですが、キーゼさんの感覚、理解とあってますかね? 同じ交渉に臨む訳なので、基本的なところは合わせて置きたく。

  34. キーゼ

    さて、色々と動かしますかね >先のセリフ 少し前に上げたセリフ。 "静観"予定の主様とは誰で、それを承認する黒の盟主とは誰か。そして、この商人は誰の使いで来ているのか····さて、どういうことですかね。 あとはまあ"静観しない"=現当主を支援する、という見方も出来ますしね。 >リサ氏の疑問 先に触れたように、紫の君が人身御供になろうが構わないわけですが。僕自身なんの痛手もないので。 ただ、理想的な落としどころから言うならば。 ・最低限"静観"は狙う。その上で紫の君は売らない ここに尽きますね。 正直、蹴っても受けてもいつ食われるか、の違いしか出てこないでしょうからね。 ならば、潜在的にあちらと敵対しない方向だけは決定付ければいい。 我々が遅かれ早かれ"狸"の息がかかったものと事を構えるのは必然。人によってはすでにあちらの騎士団とやりあってましたか? ならば、商人としての生き方、貴族としての生き方を突きつつ、我々を直接ではなく間接的に利用すればいい、と思わせればいい。 先のリサ氏の問いはその為の札でもあるわけで。 僕は別に渡していいと思っています。"狸"の優位は、王党派貴族派両方との繋がりが強く、それを握っているということ。 なら、その秘密が他家にも伝わり、公然の秘密になれば···"狸"の優位さは消えるでしょうね。 レティシア氏については。そちらも先に触れたよう家の問題がありますから。リオネス氏を説いて先のものを教えてくれれば構いません。 流石にタダで、というのは虫が良すぎますので。できる範囲での対価は払います。 無所属かつ首輪も縛りもないの僕が適任でしょう。

  35. キーゼ

    何もなく静観してくれる、という楽観視は危険かと? ああ、それとNPCについて ラフェット氏は商談が適任でしょう。 僕は必要かと思います。 紫の小娘に関しては、まあどうでもいいですね。感情的に話されるぐらいなら、ラフェット氏を名代にして引っ込んでもらってるほうがよほどマシです

  36. リサ・ベイカー

    〉キーゼさん なるほど、ありがとうございます。 まあ、静観してもらえても、当主になったあと、どのような対応されるかは別ですからね。 婚姻によって静観プラスアルファを求めるか、 クリスタリア様の婚姻なしでの静観まで確約とるか、ですか。 〉秘文関係 では、やるとしたら、キーゼさんにお願いしましょう。 〉個人行動 とりあえず、考えうる条件を事前にクリスタリア様とラフェットさんに提案して、選んで貰う感じで考えてます。 当日は、条件諸々について、シズルさんに確認とりつつ、話を進める感じで、 流れによっては、仲介役な立ち位置になるかも知れません…

  37. コルネリウス・アーラ

    >配置(NPC) 幾度か出ていますが、クリスタリアさんとテオドールさんの対話を先に持ってくるのは必須ですから、シズルさんとの面会前になんとか組み込みたいですね。 リオネスさんは目を離したくないというのも同意です。 レティシアさんか、私か…これまでの問題について、なるべく関わりも深い方。 出来ればレティシアさんの方がより良いかもしれないと思いましたが、どちらかは居る場にご一緒して頂くのはどうかなと。 >テオドール 念の為確認なのですが、こちらの対応については「クリスタリアさんとテオドールさんの対話より前、対話に持っていく為の接触」という認識で大丈夫ですか? その場合、現在の状況をテオドールさんに事前に伝える必要があると思いますが、どれくらい詳細に伝えるかは大体共有しておきたいなと思っているのですが…。

  38. キーゼ

    >テオドール まあ仔細は任せますが、外から見る身としては 「けれど”何が起きているのか”が、僕へ降りて来る事は無い。姉様だったら、違ったろう。  父様は、姉様にであれば意見を求めたろう。いつでも僕が全てを知るのは終わった後だ。」 と独白してるぐらいですからね。 蚊帳の外、と言うのは悪手な気はしますね? >リオネス まあこの間のような無茶はあまりしないと思いますが。 誰かついているのと商談時には近づけないことが必須ですね。 あちらに囚われてるだろう彼を餌にされたらまた暴走しそうですしね

  39. レティシア・R・クラティアス

    >配置(NPC) ラフェット様は商談を担当して頂く方向で異論はございません。 クリスタリア様に関してはテオドール様を優先して頂き スケジュールや彼女の意向的に可能であれば 商談の方にも同席して頂くのがよろしいかと存じます。 リオネス様に関してはテオドール様側の方は問題はございませんが 商談側ですと確かに同席されない方がよろしいでしょうから 別室でどなたかと待機をして頂きたいかもしれません。 そして私は恐らく商談側になるのと 後述させて頂くテオドール様関連の事から 彼との面談と商談が完全に同日であればテオドール様側に。 別日であれば商談班以外の方と共に居て頂くのは如何でしょうか? >テオドール様 私も現在の状況を隠さずお伝えした方がよろしいかと存じます。 ただ、私は此度の私達の役割はクリスタリア様へのご助言や 面会当日に同席し、フォローされるものと認識しておりました。 理由としてはPL情報になりますけれど 面会のお約束から当日まで何事も無かった、とOPから読み取れましたので……。 つまり、別日の接触は難しいのではないかと。 クリスタリア様とお話される前に私達と話して頂く事は可能でしょうけれど 現在の状況に関しましては姉君である彼女からお話をして頂いた方が 彼の協力を得やすいのでは、と。 >キーゼ様 リオネス様の……という事は、恐らく解読表の件でございますね。 それでは彼女にも深く関わる事ですので 彼女にとって利がありますよう、対価としての条件を出させて頂きます。

  40. エルゼリオ・レイノーラ

    >テオドール君関連 まず、テオドール君には今後の事についてクリスタリアさんと話し合って欲しい旨を伝えるつもりでいるよ。 事前にテオドール君自身の考えとか、色々整理してもらわないとマトモな話し合いにならなさそうだし……。 クリスタリアさんと話し合う前に、ワンクッション置いた方が良いかな?って。 話し合いの日程的には、OPを読む限りだとシセラさん宅に行く直前っぽいから、シセラさん宅にクリスタリアさん共々一緒に行って其処で話し合いの場を設けるしかなさそう。 これならシズルさんとの商談に、クリスタリアさんが参加する事も可能だと思う。

  41. エルゼリオ・レイノーラ

    >テオドール君関連 話し合いの場では下記の案も提案予定だよ ①現時点では領主不適格の理由でテオドール君が成人するまでの間、紫の君は後見人として摂政の座に。 ②摂政案では侍女長に認められない場合、テオドール君が成人する迄は紫の君が当主に。 成人後に引退するか、そのまま当主の座を維持するかは姉弟で話し合って決定して貰う。 当主維持ならテオドール君は家令長or家から出て自立する等。

  42. キーゼ

    >レティシア氏 ええ、そちらになりますね。 別にそれで構いませんよ。秘匿された情報というのは高い物ですから。 >テオドール ······いえ、やめておきましょうか。

  43. エルゼリオ・レイノーラ

    >テオドール君関連 下記の提案はあくまで提案の1つって事で。他にも案がある人はそれぞれ投げて貰えればな、と。 ボクはタイムリミットなんでこれで提出させて貰うね。

  44. コルネリウス・アーラ

    >テオドールさん ご意見ありがとうございます。 そうですね…では方針としては、事前に私達も話を聞くことと。 しっかり詳細を伝えることをクリスタリアさんからも同意を取り、なるべく細部については彼女からお話頂けるようにしましょうか。 姉弟で話す当日までに、テオドールさんに接触ができれば一番良いのですけれど、当日の直前しか時間がない場合も踏まえて動けるようにしておきますね。 具体案の提案などは私は難しそうですので、テオドールさんの心境に触れられるようにと考えています。

  45. コルネリウス・アーラ

    >リオネスさん すみません、リオネスさんについてが抜けていました…。 レティシアさんの出して頂いた案で良さそうかな、と思います。 では、成るべく私自身リオネスさんと一緒に居られるようにしますね。 もし私と同行難しそうな場合は、何方かリオネスさんと御一緒して頂けるようにお願いする、と記載しますが 商談側以外の方でもし字数など余裕がある方が居れば、入れておいて頂けましたら非常に助かります。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0