【西局】とある侍女の決意

革酎

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シナリオID:2300

オープニング

●彼女の意思
 アクファリテ西方辺境伯邸は最前線に近しい邸宅である為か一種の城塞としての機能を有しており、宮殿とまではいかないものの、そこそこの広さを誇る。
 当然ながら多くの侍従や家士、侍女などが住み込みで働いているのだが、リーンエス王国内地のファブランド侯爵領シグロ村の出身であるエリニア・ストゥも、侍女のひとりとして毎日仕事に精を出している。
 エリニアは孤児の為、故郷に戻っても身寄りが居ない。
 そんな彼女はファブランド侯爵領内では吸血鬼に付け狙われた上に、恋人だった青年をも失った。辛い思い出ばかりが残る王国内地に戻るよりはと、エリニア自身が西方辺境伯邸での再出発を願い出たのである。
 西方辺境伯ルーヴェン・アクファリテはエリニアの身の上を聞いた上で、彼女の芯の強さや、16歳という若さで既に波乱の人生を送りつつある経験を考慮し、西方辺境伯邸での侍女務めを許可した。
 ここ西方辺境伯邸は太信党との戦いに於ける後方基地の様な役割も兼ねている為、いつ戦闘に巻き込まれるか分からないという物騒な場所だ。それでもエリニアは、この半城塞とも呼ぶべき西方辺境伯邸での生活が楽しかったし、充実もしていた。
 新たな人生を踏み出すには、最適の場所だったのかも知れない。

 ところがそのエリニアの身に、ちょっとした災いが降りかかろうとしていた。
 ある日、ルーヴェンはエリニアと侍女長、家士長、更には護兵団の諜報小隊の面々を邸内の会議室に呼び集めた。
「エリニア……お前さん、ジュラッツァ・ゲ・ラカンカって魔人を知ってるか?」
 開口一番、ルーヴェンはエリニアの知らない人物名を持ち出した。当然ながらエリニアは、心当たりが無いとかぶりを振る。
「このラカンカってのは肉体改造専門の術師でな。今までも黒熱砂というバルバロイ組織やメドゥの指先、メルトウォール、或いは帝国過激派といった物騒な連中と関わってきている。でもって、お前さんがファブランド侯爵領を出る切欠となった吸血鬼……そいつとも、繋がりがあるらしいんだが」
 その魔人が現在、太信党に協力してテロ行為を働いているのだ、という。
 そして護兵団諜報小隊が掻き集めた情報によれば、過日冒険者によって討伐された吸血鬼ロジェイル・アルトミーに因縁のある存在エリニアを拉致し、シラーの神に生贄として捧げようという動きが太信党内の一部に見られるのだという。
 ロジェイルと協力関係にあった魔人ジュラッツァが太信党戦闘員に肉体改造を施し、その連中が近々この西方辺境伯邸内に潜入してくるであろうというのが、護兵団諜報小隊の分析結果であった。
 この戦闘員共と直接交戦することで、ジュラッツァが吸血鬼に対しても肉体改造を施した場合、どの程度の強化が図られるのかを推し量ることが出来るという。
 太信党に味方する吸血鬼の戦力的動向を見極めるには、絶好の機会ともいえた。
「正直いって、お前さんがここに居るのは危険だ。しかしお前さん自身の意思も尊重したい。で、訊きたいんだが……しばらく他所に姿をくらますか? それともここで、俺達が連中を迎え撃つのを見てるか?」
「それは……考えるまでもありません。私、ここに残ります」
 どうせ、どこへ逃げても敵は追ってくるだろう。それならばこの西方辺境伯邸内に残り、敢えて囮となって連中に一泡吹かせてやりたり、とまでエリニアはいい切った。
 その胆力に、ルーヴェンは驚きながらも感心した。
「お前さん、強いなぁ。けど、気に入った。そうと決まった以上は、俺達も全力でお前さんを守り抜くぜ」
 ルーヴェンはすぐさま冒険者ギルドに家士を派遣し、エリニア防衛の為の戦力を掻き集めることにした。

●絶対的な自信
 太信党本拠地、ラネンターカム陵内。
 指導者ウザリ・クル・タハーラは十数名の戦士と、魔人ジュラッツァ・ゲ・ラカンカを前にしてシラーの神の教えに伝わる祝いの言葉を朗々と読み上げていた。
 これからこの精鋭で、西方辺境伯邸に潜入しようというのである。その前祝いとして、ウザリ自らが彼等に祝福の祈りを捧げていたのだ。
「シラーの神は、アクファリテに鉄槌を下すことをお望みである。その手始めとして奴の邸宅に易々と潜入し、侍女を連れ去ってくるのだ。己の懐に簡単に潜り込まれた挙句に侍女を連れ去られたとあっては、奴も精神的に大打撃を被るであろう」
 シンプルだが、効果は大きい、とウザリは笑った。
 ジュラッツァは任せろ、と胸を張った。この魔人は既に、太信党配下の蛮族や亜人に対しても数々の肉体強化改造を施してきた。その実績はウザリも高く評価している。
 そして今回は、潜入拉致部隊の指揮も任せる運びとなった。このジュラッツァなら必ずや期待に応えてくれるに違いないという確信が、ウザリにはあった。
「アクファリテもこちらの動きは掴んでおろう。その上で、奴の邸内に見事潜入してみせることで、心理的な揺さぶりをかけてくるのだ」
「……心得た」
 人間ならざる異様な風貌で、ジュラッツァは低く頷き返した。
 彼の背後に居並ぶ戦士達はシラーの教えに伝わる儀礼作法で、恭しく頭を下げる。
 目標は16歳の小娘、ただひとり。失敗の不安など、誰も抱いてはいなかった。

解説

状況:  PCの皆様は西方辺境伯領都の冒険者ギルド支部から依頼を受け、侍女エリニア・ストゥを敵の潜入拉致部隊から守り抜く為の護衛任務に就いたところからスタートして頂きます。  太信党がエリニアを拉致する為に西方辺境伯邸に忍び込んで来ることは、100%間違い無いという高い確度の情報として分析が終わっています。敵は必ず現れるので、その撃退に全力を注いで下さい。  太信党は西方辺境伯邸の鉄壁の守りを突き崩すことで、王国側に精神的な揺さぶりをかけようとしています。逆をいえば、この拉致作戦を完膚なきまでに叩き潰せば、太信党側が心理的な打撃を受けることになります。  是非皆様の力でエリニアを守り抜き、心理戦に勝利して下さい。  西方辺境伯邸内の細かな間取りや状況等は事前に知らされており、様々な罠の設置や兵力配置も冒険者の皆様に委ねられます。効果的な撃退法を用意しましょう。 敵:  太信党の戦士が20名弱、潜入してきます。彼らはいずれもジュラッツァ・ゲ・ラカンカの肉体強化改造を施されており、授恵者に迫る程の戦闘力を発揮します。全員が長剣と短槍を装備し、隠密行動にも長けています。  また岩蠍を操る魔獣使いが西方辺境伯邸の近くの街並みに潜んで待機しているとの情報も入っています。逃走した潜入拉致部隊を追撃する場面が発生すれば、岩蠍数体が脱出用戦力として現れることになるでしょう。  そしてジュラッツァ・ゲ・ラカンカも強敵として登場します。相当な強さを発揮しますので、くれぐれもご用心下さい。 NPC:  西方辺境伯ルーヴェン・アクファリテ、侍女エリニア・ストゥが主なNPCとして登場します。  その他、西方辺境伯邸に勤める侍従、家士、侍女長や、護兵団の諜報小隊員といった面々がモブNPCとして登場するかも知れません。

マスターより

 皆様、こんにちは。  連動『王国西部局地戦線』でのシナリオをご提供致します。  今回は革酎が過去に開催した個人連作【酔頸】の登場NPCエリニア・ストゥを守り抜けというお話です。  敵は大胆にも西方辺境伯の本丸たる邸宅に潜入してこようとしています。これらの敵を排除すれば太信党に対して精神的な打撃を与えることが出来ますが、エリニアの防衛に失敗すれば逆に、西方辺境伯の側が心理的ダメージを負ってしまいます。  必ずや、不埒な侵入者を撃退して下さい。  それでは、ご縁があればご参加のご検討宜しくお願い致します。

リプレイ

●潜入ならぬ侵入
 薄闇に包まれようとしている、西方辺境伯邸。
 ちょっとした要塞規模の頑強な構造と広い敷地は、それだけでひとつの砦といっても通用する。その分厚い外壁の周囲ではジュスト・ヴェルジーの指示を受けた屋敷の衛士達が武装に身を固め、ツィーラ・イェレミースと共に巡回を重ねていた。
 ツィーラの面には気合というよりも、憤りに近い色が張り付いている。
(もー! ホント、頭にくるなぁ! 何でエリニアにばっかりさあ……可哀想だよ!)
 恋人を失い、吸血鬼に狙われ、そして今回は魔人の標的にされたエリニア・ストゥ。その余りに理不尽な不幸を考えると、腹が立って仕方が無い。
 絶対とっちめてやると決意を固めたツィーラ。今回彼女は狩猟術を応用した罠の数々を、潜入ルートになり得そうな位置の幾つかに仕掛けてある。罠の回避先に別の罠を配置するという周到さは、怒りに燃える感情とは別の、冴えた理性が為せる業だ。
 ところが敵は、意外な方面から攻めてきた。
 正門前に陣取っているロゼットの目の前に、二十前後の人影が堂々と現れたのである。
 ロゼットもまた、エリニアを数々の不幸から守ってきた経緯があり、個人的にも力になってやりたいと思っていたひとりである。だが同時に、神への生贄を暴力で奪おうとするバルバロイ組織『太信党』のやり方には、神徒としての怒りを覚えていた。
 絶対に阻止してみせると気合を入れていたロゼットだが、敵が真正面から現れるとは流石に想定外だった。
(敵勢出現……数、凡そ二十)
 念の声を駆使し、敷地内で警戒線を張っている仲間達にいち早く知らせたロゼット。その間、敵は尚も近づいて来る。
 中心に立つのは噂に聞く異形の魔人ジュラッツァ・ゲ・ラカンカであった。
 衛士達が臨戦態勢に入る中、ロゼットは光の柱を召喚する術式発動態勢に入る。しかし敵もこちらの動きを読んでいたのか、左右に展開して互いの距離を取った。ロゼットの足止めを喰らう人数を少しでも減じる為であろう。
 光輝く柱が、敵のふたりを捉えた。流石にジュラッツァは動きが速く、光柱の中に封じることは出来なかったが、それでも早速敵勢力の一割を足止め出来たのだから上出来だろう。
 そこへツィーラが駆けつけてきた。得物の剣を振るい、不可視の衝撃を迫り来る敵へと叩きつける。その強烈なカウンターを喰らった敵数名の動きが鈍ったが、他は相変わらず屋敷の外壁へと走った。
 と、ここでジュラッツァが妙な動きを取った。最初に外壁に張り付くと、そこに掌を押し付ける。するとその一カ所が水面の様に波打った。ツィーラとロゼットの先制攻撃を躱した敵兵達は、一時的に液状化した外壁をすり抜けて、次々と邸の敷地内へと駆け込んでいった。
「あぁもう、腹立つなぁ! そんなとこ、罠仕掛けてないよ!」
「何人かは足止めは出来たけど、緒戦は双方痛み分けってなとこかしら」
 ジュラッツァに斬りかかるツィーラに続き、ロゼットも棍術を駆使して異形の魔人に挑みかかる。
「貴様らは中には行かせん」
 地の底から響く様な不気味な声で、ジュラッツァは素手でツィーラの刃とロゼットの祭棍を受け止めた。いずれもエーテルの破壊力を帯びている筈だというのに、この化け物は平然とその威力を甘んじて受けたのである。とんでもない頑強さであった。

●迎撃戦
 西方辺境伯邸内は、俄かに騒がしくなった。
 ジュストの提案で戦闘可能な衛士以外は大半が他所へ避難しており、屋敷の敷地内は事実上、ひとつの戦場と化している。例外は囮のエリニアや数名の家士、侍女ぐらいであろう。
 窓から忍び込む、塀を乗り越える、或いは出入り業者や来客になりすますといった姑息な方法ではなく、正門横の分厚い外壁をすり抜けてくるという予想外の侵入方法に、最初に駆けつけたトゥーリも舌を巻いた。
「襲撃ってバレてるのに、敢えて強行してくるだけのことはあるね……!」
 保護対象のエリニアは仲間達の強固な護衛のもと、しっかり身を隠している。それでもこれだけの人数が一斉に迫れば守り切れない。ここで少しでも多くの敵を封じ、エリニアに近づく数を抑えなければならない。
 敵が夜襲を仕掛けてくるという読みは当たっていたが、隠密性を無視した派手な突入を見る限り、単純に陽射しの強い日中では体力を消耗するから、動き易い夜を選んだ、というだけのことであろう。
 トゥーリは奇策を用いず、オーソドックスな接近戦を選んだ。この人数差ではどの道、全ての敵の突破を封じることは不可能だ。であれば、目の前の敵だけでも確実にこの場で足止めする方が余程に得策である。
 残りの敵は、更に邸内で網を張っている他の仲間達が何とかしてくれる筈だ。
「陽動でも何でも、ここは絶対通さないよ」
 槍を振るうと同時に、光塊が一気に伸びて三人の敵を薙ぎ倒す。致命傷には至らないが、この一撃だけで、トゥーリが手強い敵だと印象付けることは出来た様だ。
 事実、侵入してきた敵は全員がエリニア捜索に廻るのではなく、数名がトゥーリの相手に廻ることを選んだ。これだけでも十分に意味がある。
 一方、トゥーリの足止めをすり抜けた太信党戦士の一部は、ジュストが仕掛けた重力波の壁に囚われ、身動きが出来なくなったところに魔力の弾丸を立て続けに浴びた。
「鼠にしては随分としぶといな……」
 衛士の格好に扮したジュストは、薄闇の中で思わず小首を捻った。
 手応えはあった筈だが、太信党の戦士は恐ろしくタフで、すぐに倒れようとはしない。恐らくはジュラッツァによる肉体改造の恩恵であろう。これは中々に厄介だ。
 と、そこへ別の敵が、横合いから斬りつけてきた。光の鎧を身に纏っていたジュストはかすり傷程度で済んだが、敵兵の俊敏さや一撃の重さは、矢張り容易ならぬと気を引き締めた。
 そのジュストの視界の端では、更に二名の敵が一階のある部屋へ迫ろうとしている。これは、ジュストが衛士達と示し合わせて誘導した罠だ。衛士達にはエリニアがさも、その部屋に居る様に振る舞わせて誘導させたのである。
 だが、その一室に籠もっていたのはエリニアや西方辺境伯の身辺の世話の為に残っていたごく少数の家士や侍女ばかりであり、エリニア本人はそこには居ない。
 代わりに、侍女服に身を包んだローザリカ・L・ディオールが待ち構えていた。
 戦闘力の欠片も無い侍女ばかりだと侮った太信党戦士ふたりは、ローザリカの扇から放たれる炎の如き一撃を浴びて弾き飛ばされた。
「おやおや……狙いが外れたかな? でも折角だ。少し遊んでいっても悪くないだろう」
 右手に扇、左手に傘を携える侍女服を纏った謎の美女。しかし敵も流石に鍛えられているだけのことはあり、ローザリカを相手に廻しても臆するどころか、寧ろ闘志を掻き立てて立ち向かってくる。
「打たれ強さには自信があってね……もてなしに付き合って貰おうか」
 家士と侍従達を部屋の奥へと退がらせて、ローザリカはふたりの敵を相手に仁王立ちとなった。

●浅からぬ因縁
 門前ではロゼットとツィーラが、そして邸内一階及び前庭ではトゥーリ、ジュスト、ローザリカ達が次々と敵を足止めした。
 現時点で邸内を自由に捜索している太信党戦士は、僅か三名である。この三名が遂に、最後の部屋へと辿り着いた。そこはローザリカがふたりの太信党戦士を手玉に取っている部屋の、すぐ真上である。
 この三人が件の部屋へ飛び込むと、三つの人影が薄闇の中に佇んでいる。
 護衛として身近に控えていたアルベルト・V・シュタールシュヴェーアトとエル=バ=ノイアン、そしてエリニアに扮したシルヴィア・A・カペルの三人である。
「エリニアさんを貴様らに攫わせはしない!」
 アルベルトが先手必勝とばかりに、鋭い一撃を放った。太信党戦士三名のうちのひとりが、その迸る様な剣戟を浴びて昏倒した。
 残る二名は驚く程の素早さを発揮してアルベルトとノイアンから距離を取る。
 太刀を下段に構えたまま、ノイアンは妙だ、と内心で訝しんだ。ジュラッツァによる肉体改造だけで、果たしてこれ程の俊敏さを発揮し得るものなのか。
 アルベルトも違和感を覚え、防御に徹した態勢で敵との距離を取った。
 すると、敵のひとりがさも嬉しそうに口角を吊り上げる。
「我が兄弟達と因縁浅からぬ男、ノイアン……会えて嬉しいぞ。そっちの女はエリニア・ストゥではないな……青薔薇のシルヴィアか」
 その直後、ふたりの太信党戦士の肉体に異変が生じた。
 一方は両腕が異常に巨大化し、全身が鋼の皮膚で覆われた化け物へ。
 そしてもう一方は鮮やかな緑色に輝く瞳が全身のそこかしこに浮かび上がる異形の怪物へ。
 ノイアンとシルヴィアは、まさかと短く叫んだ。
「壊密宗か」
「そんな……奴らは確かに、滅んだ筈」
 だが確かに、人外の姿をさらけ出した不気味な怪人がふたり、目の前に現れた。最早エリニアに扮して大人しくしている場合ではないと悟ったシルヴィアも、臨戦態勢を取った。
「名乗っておこう。俺は邪弟夫バスターフィスト、見知りおけ。こっちの緑の目玉はエメラルドアイズ……我ら壊密宗は、邪導師殿が生きておられる限り、何度でも蘇る。滅ぼしたなどと思い上がるな」
 鋼の皮膚の魔人がノイアンとアルベルトに迫る。
 目玉の怪人はシルヴィア、ではなく、エリニアが隠れているクローゼットへと走ろうとした。
「ノイアン!」
 シルヴィアの叫びに応じたノイアンは、刃を振るって殺界を張り巡らせた。目玉の怪人は動きが止まったが、鋼の皮膚の魔人は容赦無く攻め立ててくる。
「バスターフィストとやら! 貴様は俺が斬る!」
 アルベルトが恐るべき破壊力を誇る鋼の拳を盾で受け止め、そのまま力押しで跳ね返した。そこへシルヴィアが光弾の雨を降らせたが、しかし有効な打撃となったかどうかは分からない。
 と、そこへ一階や前庭の太信党戦士共を敷地外へと撃退に成功したトゥーリ、ジュスト、ローザリカの三人が駆けつけてきた。
「おっと……何だ、この化け物共は? ただの鼠じゃなさそうだな」
 ジュストは素早く攻撃魔術の発動態勢に入る。一方でローザリカはクローゼットに目を向けた。
「エリニア君は……良かった。まだ無事みたいだね」
「この状況で、ずっと隠れてて貰う訳にもいかないね」
 ローザリカとトゥーリは素早く部屋の隅を駆け、クローゼット内からエリニアを引っ張り出す。エリニアはノイアンから借りた護身用の刃を抱きかかえていたが、流石に異形の魔人ふたりを目にして、恐怖に凝り固まってしまっていた。

●撃退
 殺界が、途絶えた。
 その瞬間にエメラルドアイズがローザリカとトゥーリに守られたエリニアへと迫る。
 だがそれよりも早くシルヴィアが間に割って入り、目玉の魔人の動線を阻んだ。その直後、ジュストの放った白い光の矢と、ローザリカの炎の槍が対照的な輝きを放って襲い掛かる。
 目玉の魔人は口が無い為か、断末魔の叫びを放つことは出来ない。が、明らかに苦悶の様子で身をよじり、その場に昏倒した。
 今の今まで恐るべき異形の魔人だった男は、命の灯火が消えると同時に、普通の人間の姿へと戻った。壊密宗の魔人は、死を迎えると本来の姿へ戻るらしい。
 そして残るは、バスターフィストのみ。
 こちらもノイアンとアルベルトの猛攻に遭い、敗退寸前にまで追いやられている。その鋼の皮膚が、少しずつ赤熱化していることに、シルヴィアは咄嗟に気付いた。
「何か拙い……ふたりとも、退がって!」
 シルヴィアの叫びに応じて距離を取ったノイアンとアルベルト。その直後、シルヴィアはバスターフィストを光の柱の中に封じ込めた。
 鋼の皮膚の魔人は悔しそうに強面を歪めた。その肉体が爆発四散したのは、その一瞬後であった。
 凄まじいまでの破壊の嵐が、光の柱の中で一気に弾けた。形勢不利を悟ったバスターフィストはエリニア拉致失敗の後始末を、周囲を巻き込む自爆で片付けようとしたらしい。
 だが兎に角も、敵は全て斃された。
 冒険者達はほっとひと息入れたが、その一方でエリニアは、その場にへなへなと崩れ落ちた。異形の魔人を目の当たりにしたことで、腰が抜けてしまったらしい。
「見事な囮役だった。その肝っ玉は大したものだ……そういうのは、嫌いじゃない」
 エリニアの手から護身用の守り刀を受け取りながら、ノイアンは優しくエリニアの肩を叩いた。その様子をシルヴィアは、嬉しそうな表情ではあったが、やや複雑な色が見え隠れする瞳で眺めていた。
 一方、門前ではバスターフィストとエメラルドアイズの死を悟ったジュラッツァが、獰猛に吠えてロゼットとツィーラを力任せに弾き飛ばした。
 更に猛攻を仕掛けてくるかと警戒したふたりだったが、ジュラッツァはそのまま一気に距離を取り、町角に潜ませておいた巨大な岩蠍の背の上に飛び乗ると、腹立たしげに吠えながら離脱していった。
「何か、随分ご立腹だったね」
「よっぽど悔しかったんじゃない?」
 互いに顔を見合わせたロゼットとツィーラ。エリニア防衛が為ったことは、この後、門前へと駆け出してきたトゥーリからの報告で、漸く知った。

 それから程無くして、西方辺境伯領都の別の場所で、邸の家士や侍女達を守っていた西方辺境伯ルーヴェン・アクファリテが引き返してきた。
 トゥーリが忙しく駆け廻って、各所に太信党撃退の報を知らせて廻った為、ルーヴェンも漸く自邸に戻ってくることが出来る様になったという訳である。
「おう、ご苦労さん。話は聞いたぜ。また壊密宗が復活しそうな気配なんだってな」
 大体のところをトゥーリから報告して貰っていたルーヴェンは、門前で出迎えた冒険者達に、困ったことになったなぁと軽い苦笑を向けた。
 バルバロイ、吸血鬼、そして復活の兆しを見せ始めた壊密宗――色々な敵対勢力が徐々にひとつの巨大な波に変じようとしている。シラー砂漠の最前線を預かる身としては、さぞ頭の痛い話であろう。
「それにしても、何故、吸血鬼なのでしょう?」
 シルヴィアがそれとなく訊いた。他の冒険者達も、その点についてはよく分からない。
 しかしルーヴェンは、ある程度の目星はつけている様子であった。
「俺の爺さんが昔、ある吸血鬼を討伐したんだがな……その吸血鬼ってのが、ラネンターカムって名前だったんだよ」
 西の方角を振り返りながら、ルーヴェンは小さく肩を竦めた。
 それからルーヴェンは、ところで、と話の腰を折りながらノイアンに面を向けた。
「お前さん、何でそんな格好してんだ?」
「これは……まぁ、話せば色々あってな」
 ノイアンは何と答えたものかと思案を巡らせつつ、頭を掻いた。

マスターコメント

 皆様お疲れ様でございました。  敵は色々トリッキーな方法で攻めて参りましたが、皆様の策の方が上回っていた為、完璧な程に撃退は成功しました。  太信党に対しては心理面で幾分有利に立てましたが、ジュラッツァの逆恨みも同時に買いました。面倒臭い相手ですが、次また出てきたら、さくっと撃退してやって下さい。
ショートシナリオ

ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 4〜8人

2022年07月09日 16時08分42秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. ロゼット

    ヒーラーの神官戦士ロゼットよ。 NPCエリニア・ストゥには【酔頸】で縁があって参加したわ。 >配置 邸宅での護衛というのは、あまり経験がないのだけど、全員が 邸宅内にこもる他に配置を分けて段階的に守る手もあるかしら。 例えば。 ・屋敷外(敵味方とも広く戦いやすい) ・屋敷内(広間・通路など利用しやすい) ・エリニアの側(室内、最後の護衛) とか。3つでなく2つ、全員で邸宅内でも良いけれど、 武器を振り回したり、飛び道具の使いやすとかあるかなって。 >罠 例えば替え玉(身代わり)とか。 NPCエリニアに直接に会ってる敵は、【酔頸】で倒したから 太信党の側はエリニアの顔は、はっきりとは知らないと思うわ。 「侍女」って思い込みを利用して、エリニアを着替えさせたり、 冒険者から侍女役を出すとか。装備との兼ね合いがあるけれど。 あとは堅実に、屋敷外に落とし穴を掘るとか、広間で投網を かけるとか、通路に家具を置いてバリケードにするとか。 …家財が壊れた分の請求先は、太信党よね?(汗) 長々とゴメンなさい。私が浮かんだのは、これぐらい。 あと襲撃は夜間の可能性も?これは相手任せにあるけど。 >ジュラッツァ・ゲ・ラカンカ にんげ…ん?(汗)クリーパーよりクリーパーらしいのだけど…。

  2. ジュスト・V・ケレス

    キャスターのジュストだ、よろしくね。 >配置、作戦 それなりの広さがある邸に侵入してくる敵の数が20名弱とそれなりに多い。 ロゼット殿が挙げてくれたような戦い易さもふまえて段階的な警備体制を構築するのも良いと思う。 ただ、向うとしては全員が目標に到達する必要はないし、俺達と正面からやり合って勝つ必要もないんだよね。 だから陽動を仕掛けてくる可能性も高いと思った。 だったら少人数を邸外もしくは邸内でもエリニア嬢から離れた場所に配置するとか、エリアニア嬢近辺で警護する者は一人か二人以外は姿を隠しておくなどして敢えて陽動に引っ掛かった振りをして油断している所を叩くといった作戦も出来るかなって。 警備兵の配置なども俺達が采配できるなら、それである程度敵の動きも誘導出来るかもしれない。 >邸内被害 賊が入ってくるから辺境伯もある程度の損害は仕方ないと割りきっているとは思う。 ただまぁ物的被害はともかく人的被害が出ないように立ち回りたくはあるね。 >時間 心理的に大きく揺さぶりたいなら敢えて昼に襲撃ということも有り得るけど、隠密性を活かすならやはり夜な気はするんだよね。 一応夜間襲撃も想定しての護りにしたいと思った。 >ジュラッツァ 見た目は人の枠から明らかに外れているよねぇ……。 逃走した潜入拉致部隊を追撃すると会敵するのか、襲撃が失敗したら増援として出てくるのかはっきりしないけど、遭遇すること前提で対応を考えておいた方が良いんだろうか?

  3. シルヴィア・A・カペル

    シルヴィアだ。今回はよろしく頼むよ。 >ジュラッツァ・ゲ・ラカンカについて 元は壊密宗という魔人集団の首領だったよ。 壊密宗は今から100年前に、当時はまだ通常の人間だったジュラッツァが開祖となって開いた混沌魔術の一派。己の肉体を魔術と武術で徹底的に鍛え上げ、究極の生物に進化することを目的としているらしい。実験の為なら村のひとつやふたつは簡単に壊滅させる非道な集団で、自らの肉体を強化する為ならば他者を犠牲にすることも厭わない。 以前は黒熱砂という、太信党と同じような狂信者集団と手を組んでいたけれど……幹部達が冒険者に倒されて事実上消滅したんだ。黒熱砂の活動も下火になった。ジュラッツァはシグモル方面へ逃れたと聞いていたよ。 戦闘力は桁違い。謎の混沌魔術を操り、遠隔地を結ぶ移動空間操作の技に長けているらしい。「ジュラッツァは突然、文字通り床の中へ滑る様に潜り落ちていった。その部分の床だけがまるで液体の様に波打ち、ジュラッツァの巨躯を呑み込んでしまった」と逃げられてしまったことも。仲間を連れて逃げたこともある。 青薔薇のカルバ隊という小隊は、ジュラッツァの術で水没する様に地下空洞へと落とされて……岩肌に体をしたたかに打ち付けて……二人を除いて全滅した。 『【壊密】飴色の偽証』 https://alpaca-connect.com/world/world0/scenario/1485 『【壊密】奈落の容疑者』 https://alpaca-connect.com/world/world0/scenario/1689 関連する報告書を載せておくね。他の【壊密】にも出ているよ。

  4. シルヴィア・A・カペル

    連投と書き直しごめんね。 西方辺境伯邸は「鉄壁の守り」と言われているとの事だから、何かしらの作戦は立ててくると思う。一人でもエリニアに辿り着ければ攫えると思っているのかもしれないし、陽動の可能性は高そうだ。ジュストが言ってくれたように、エリニアの傍にいるのは数人に見える様にしておいて、油断した所を叩くのが良さそうだなと思った。 >兵力配置、罠の設置 「様々な罠の設置や兵力配置も冒険者の皆様に委ねられます。効果的な撃退法を用意しましょう」との事だから色々と融通は効きそうだね。配置や屋敷の構造も利用して撃退していきたい。バリケードや投網は時間稼ぎになるし賛成だよ。 >侍女役について 最初は侍女役に挙手するつもりだったんだけど、もし敵さんにエリニアの髪と目の色が伝わっていた場合、変装は難しいかなと思い直した。 敵さんはエリニアを生きたまま連れ去りたいみたいだからスケープセイントを使う可能性は低そうだし、誰が護衛役に行くかは相談したい。 襲撃については、夜間襲撃も、ジュラッツァと遭遇することも想定しておきたいね。 ジュラッツァについて色々と書いたけど、潜入拉致部隊の指揮を任されているから後方の位置取り、撤退時での出現じゃないかなと思っている。易々と連れ去る事が目的なら、邸内侵入に妙な術は使わなさそうだ、とも。

  5. エル=バ=ノイアン

    ウォーリアのノイアンだ。 エリニアとは俺も縁があるな…というわけで、参加させてもらった。よろしく頼む。 >配置 邸宅は襲撃に備えた造りをしているようだから、利用しない手はないだろう。 だがそうだな…邸宅への損耗は今後の防衛力にも響く。もしかしたらそれも狙っているかもしれない……と考えるなら、うって出る部隊もあってもいいとは思うが、これは相談次第と考えている。 …つまりロゼットやジュストが言ってくれたことにおおむね同意だな。室内での長物の使用は制限を受けるだろうから。 >罠 替え玉は確か、前回も起こした手だが… (PL情報にはなるが)エリニア個人を狙ってきているあたり、情報は把握されていると見ていいのではないか、と思っている。 なので替え玉作戦を行使するなら、エリニアのほうにも変装を施したい。 >ジュラッツァ 移動空間操作持ちとなるとかなりの実力者だ。 …正直正面からやり合って勝てる相手ではない、と見ている。ぶつかった場合は遅滞戦闘に移行したい。 >個人行動 エリニアの護衛につきたい、と考えている。俺の得物は長物だから、武器を換装するか、外に潜ませておくか…だな。個人的に邸宅内にエリニアいない、という状況は相手の意表をつけそうかな、とは考えている。看破された際のリスクもあるが、ジュラッツァと鉢合わせた時の危険性は内も外も同じだからな。 …見落としがあったらすまない、教えてくれ。

  6. アルベルト・V・シュタールシュヴェーアト

    ウォーリアのアルベルト・V・シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 俺は、エリニアさんの側で最後の護衛として戦う予定だ。

  7. ツィーラ・イェレミース

    ウォーリアのツィーラ・イェレミースだよっ! みんなよろしくねー。 うん!エリニアを護るんだね。 この子って吸血鬼や大信党とかに狙われて、もう信じられないくらい不幸って言えば良いのかな・・・。 何か他に狙われている理由でもありそうなくらいだよね。 とりあえず今のところは3か所に分かれてってことで良いのかな? 今回はシーフやシューターが居ないから相手がどこにいるかっていうのが分かりにくいね。 いつ狙ってくるかはわからないから、エリニア以外の、他に仕えている人たちも居るってことで良いんだよね。 陽動もしてきそうだけども、そういった人を人質に取られるかもっていうのも考えた方が良いのかな? だから兵力配置はそっちも考えてもらった方が良いかも。 ジュラッツァは追撃した場合に出てくるって考えてたよ。 だけど追撃するかどうかは、えっと何か目安みたいなのは決めておいた方が良いよね。 追撃してジュラッツァに襲われている間にエリニアが襲われるって可能性もあるし。

  8. ローザリカ・D・ケレス

    ヒーラーのローザリカ、よろしく頼もう。 ジュラッツァの能力についてのまとめ・共有にも感謝を。 >ジュラッツァ ジュラッツァについては僕も追撃時の戦力かと思っていた。 どちらにせよ防衛作戦の余力程度の対処でどうにかできる相手ではないと感じるし、 接敵してしまった場合はどうにか凌ぐくらいの気持ちでいるかな…… >追撃するか否か 完膚なきまでに叩き潰し、心を折る。 その為にも逃げられてしまった場合は追撃して殲滅……というのも考えられるだろうが。 エリニア君を守り通すには不要の行いかつ厄介な敵戦力が潜んでいることが分かっている状況。 僕的にはあまり乗り気ではないな。 その代わり、鉄壁の城塞を外への守りではなく内に入り込んだ敵を逃さないようには使えないだろうか。 意気揚々と入り込んでおいて出られなくなった、というのもなかなかの笑い話だ。 敵への屈辱は十分に与えられるのではないだろうか。 >配置 敵も馬鹿ではないから上手くやる必要はあるだろうが、 挙がっているような罠など迎撃態勢を整えた場所にあえて引きこんで戦えるのなら。 ノイアン君提唱の、あえてエリニア君を屋外で守り抜くという手も面白そうだと思ったかな。 僕自身は彼女と縁があるわけでもないし、直接の護衛以外にまわろうか。 陽動でもなんでも喜んで。作戦を詰めながら考えたいと思う。

  9. ロゼット

    >追撃 ルーヴェンの会話から、依頼の目的は「エリニアの拉致阻止」と 「改造された敵戦士の戦闘力の把握」だと思うの。 だから追撃はエリニアが拉致されてしまった場合、じゃないかな。 逆に、撃退した時点でエリニアが無事なら、屋敷を留守にして 追撃する動機は、ちょっと私には無いかな?という感じだわ。 >エリニアを屋外に 意表といえば意表だけど…私には、ちょっと不安はあるなって。 敵側がどこまで派手に、もしくは静かに、やるつもりか 分からないけど戦闘の巻き込まれや、流れ弾とか、考えて。 看破してないから、他人と思って攻撃してしまった、とかね。 >自身の配置 屋敷外の配置もアリなら、私は外で玄関を見張ろうかしら。 玄関から潜入は無いと思うけど、陽動はありそう。 陽動といっても無視する訳にはいかないでしょうし。 あと私は打撃と「魔矢」の射撃もあるから、屋外から窓や屋根に 敵が取り付いてるのを見たら、狙い撃つこともできるかなって。 >屋敷の非戦闘員 潜入の日時まで分かってる訳じゃないから、騒ぎが起きたら 部屋に籠るか、どこかに退避してもらうように…かしら。

  10. シルヴィア・A・カペル

    エリニアはファブランド侯爵家の養女に選定されているし、エリニアの両親も吸血鬼と思しき怪物に殺害されているらしいし。今回の生贄の件と言い、吸血鬼が好む血液でも持っているんじゃないかな……( >ジュラッツァ 私も敵さんを追撃すると出てくるんじゃないかなと思っているよ。 敵陣営が油断しているのと、後方にいるであろうジュラッツァへの伝達には時間が掛かるだろうから、屋敷の内部には早々出現しない筈……一応万が一も考えておきたい位かな。 >追撃するか否か 既に言って貰っている様に、依頼されているのは「エリニアの護衛」と「可能なら敵の戦力把握」だと思っている。追撃に人を割いているうちにジュラッツァや別部隊に攫われた、というのは確かにシャレにならないし、防衛に注力して追撃はしない方向に賛成。勿論エリニアが拉致された場合は全力で追撃で。 屋敷を内部に入り込んだ敵さんを逃がさない為に使うというのは妙案だと思う。逃げ遅れた太信党は自決を狙うかもしれないから、それも何とか阻止して捕虜にしたい。 >エリニアの配置 敵は隠密行動に長けているらしいから、索敵や邸内構造把握も得意かもしれないね。 エリニアには最上階の最奥に数名の護衛と共にいて貰って、複数の冒険者は隣の部屋か、下の階……出来れば同じ座標でテレパスが届く・階段が近い位置にいる、とか。敵が逃走したら挟み撃ちに出来るし、窓から逃げても不意打ちは出来そうだ。 シンプルに同じ部屋のクローゼット等に隠れているでも良いと思う。 >屋敷の非戦闘員 日時は分からないからね……避難場所を指定しておくしかないかも。 個人行動についてはもう少し考えてみるよ。

  11. ジュスト・V・ケレス

    >ジュラッツァ 関連報告書をありがとう。 やはり追撃すると、というかエリニア嬢を誘拐されて奪還しようとすると遭遇する可能性が高そうだね。 対応策についてはちょっとまだ考え中。 >追撃するか否か エリニア嬢の防衛に注力したいかな。 攫われたら追撃で異存なし。 >エリニア嬢 エリニア嬢に扮した者、その護衛役がいる部屋内の隠れられそうな場所に隠れて貰うのが安全かなと思った。 >冒険者の配置 エリニア嬢の傍の他はテレパスでの交信が可能な範囲、シルヴィア嬢が挙げてくれたようなエリニア嬢のいる場所に繋がる通路や階段、そこからテレパスが繋がる外側位の三段階位が良いのではと思った。 俺は足止め系の魔法が使えるし、侵入防止及び連れ去り防止役としてエリニア嬢のいる場所に繋がる通路や階段あたりにいようかな、と。 あ、テレパスは用意できるよ。

  12. エル=バ=ノイアン

    >追撃 なるほど、了解だ。ではそのつもりで動くとしよう。 >エリニアの配置 ロゼットがいうように、相応のリスクがあるからな… よく読んだら彼女も逃げることは望んでいないようだから、出ている流れの通り、邸内にいてもらおうか。 部屋の位置については…どの階にしても、窓の少ない部屋を選びたい。倉庫とか……ジュストやシルヴィアの意見を汲むなら、さらにハコモノの中だな。 >冒険者の配置 テレパスは用意できる。 アルベルトも護衛を希望するなら…こちらはカバリングや万一の時のためのエリニア隔離用に、攻撃を加えない形での殺界を用意しよう。 >屋敷の非戦闘員 む…彼らもいるということを失念していた。 戦いに巻き込みたくはないが、確かに人質にはとられたくないな。避難場所を仮に用意するなら、誘導役兼護衛がいるといいとは思うが、それぞれやりたいことがあるだろうからもう少しいい方法がないか考えてみよう。

  13. アルベルト・V・シュタールシュヴェーアト

    >追撃 エリニアが攫われない限りは追撃なしってことで了解したぜ >配置 俺もテレパスは用意したぜ。「エリニア」への攻撃を防ぐためにカバリングを用意するぜ。

  14. ロゼット

    >自身の行動 屋敷の外、正面玄関の配置で発見、潜入への初期対応にあたるわ。 「暗視」「テレパス」を備えて、発見時は屋敷内のテレパス所持者 に発見や状況の連絡を飛ばす。 当然、陽動で別方向からの潜入はあるだろうから、屋敷内に 配置する人はあくまで屋敷内の警戒にあたってもらえたら。 「光縛封」で足止め、屋根や窓に取り付いたのがいたら 「魔矢」で射撃、他は近接打撃で直接戦闘、って感じね。 屋敷の兵が協力してくれるなら、時間稼ぎに徹してもらおうかな。 とにかく、屋敷内に入り込む賊の数を減らすか、遅らせたいと。 暗視とテレパスを入れちゃうと、看破とかが持てないから、 誰か屋外に来てくれるなら、看破あると助かるわ。 …こんな感じで、良いかしら? >シルヴィア 今のところ、エリニアに変装する人は居ないから、 考えていたならやってみる?エリニアをクローゼット等に 隠すなら、それこそ相手の目を迷わす偽物は有効かなって。 見破られるまでの数ラウンドが、成否を分けるかもしれないし。 >方針案(大事そうなこと) >エリニアはどこに? ・屋敷の上階奥、窓の無い部屋に待機させる ・敵の潜入時はクローゼット等に隠れてもらう >追撃について? ・エリニアが誘拐された場合は、全力で追撃・奪還する ・エリニアが無事であれば、彼女と屋敷の安全確保を優先する >配置希望 ・エリニア護衛 アルベルト、ノイアン、 ・屋敷の中 ジュスト(通路・階段) ・屋敷の外 ロゼット(正面玄関)

  15. ローザリカ・D・ケレス

    >屋敷の非戦闘員 使用人などをどこか一箇所へ避難させるなら、僕がつこうか。 エリニア君もその中にいるかもしれないと誤認した敵が襲ってきたとしても ある程度しぶとく立ち回れると思うし、移動中に怪我をした者がいても回復できる。 避難場所はエリニア君に隠れて貰う場所の下の階くらいが良いように思うがどうだろう。 ……ああそれと。 護衛役だとすぐにバレてしまわないように、僕も服を借りて侍女に紛れたいと思う。 >配置希望 使用人らを避難させるかは未定にしても、屋内を希望させて貰おうかな。 狭い廊下であれば光縛封で一瞬道を塞いだり出来そうだ。 ・エリニア護衛 アルベルト、ノイアン、 ・屋敷の中 ジュスト(通路・階段)、ローザリカ(使用人護衛?) ・屋敷の外 ロゼット(正面玄関)

  16. ツィーラ・イェレミース

    それじゃあ、あたしは外に行こうかな。 ちょうどテレパスもないから、暗視を準備しておくね。 えっと、前に言ってくれてたらごめんだけど、屋敷の外って堂々と護衛していて良いんだよね? 下手に隠れるっていうのはあんまり効果なさそうだしさ。

  17. ロゼット

    >ツィーラ >堂々と ええ、良いと思うわ。野外の待ち伏せなら隠れる意味はあるけど、 こんな場所だと、警備がいて当たり前って場所でしょうから。

  18. シルヴィア・A・カペル

    ローザリカの分担の纏めに感謝を。 >個人配置 ロゼット、アドバイスありがとう。 了解だ、変装を使ってエリニアに扮してみるよ。髪と目の色は出来るだけ隠すようにして、エリニアにも同じ髪型にして貰えるよう頼んでみる。護衛の二人はよろしくね。 もう一つの汎用スキルは、ノイアンかアルベルトがテレパスを持って行ってくれるなら私は看破にするのが良さそうだと考えているよ。光縛封も持って行くね。 >エリニアと非戦闘員の配置 エリニアには屋敷の上階奥、窓の無い部屋のクローゼットに隠れていて貰う。 非戦闘員にはエリニアがいる部屋の下の階に避難して貰う……に賛成だよ。 >外で堂々護衛しても良いか 堂々護衛で大丈夫だと思う。戦闘になれば結局存在に気付かれるし、数減らしや時間稼ぎに注力して貰えたら助かるかな。初手で不意打ちを狙うなら最初は隠れているのも良いかもしれない。

  19. トゥーリ

    >依頼目的と追撃要否 いままで挙げてくれいる内容に異論ないよ! まとめてくれてありがとう。 >配置希望 ・エリニア護衛 アルベルト、ノイアン、 ・屋敷の中 ジュスト(通路・階段)、ローザリカ(使用人護衛?)、トゥーリ ・屋敷の外 ロゼット(正面玄関)、ツィーラ 正直まだ迷っているけど、一旦は屋敷内を希望しておくね。 光縛封での連携を考えているけど、緊急避難的にエリニアさんの直衛にもヒーラーがいるべきかで迷い中。 >変装(PC・エリニア) ワタシはスキルレベルが高くないのだけれど、誰か担当できそうな人はいる? シルヴィアさんかな? けっこう技術レベルも問われることが多くなってきたから、出発前に念のため、誰がどのぐらいの技術で担当するか確認しておいた方が良いかと思ったよ。

  20. シルヴィア・A・カペル

    あ、リストに追加を忘れていた。申し訳ない。 >変装(PC・エリニア) 演劇で何時か使うかなと思って、変装と演技はLv5にしてあるよ。 看破はLv3だから判定に成功すると良いな位。 直衛の光縛封所持についても、持って行く予定だったから大丈夫。便利なスキルだからトゥーリも持って行って連携してくれたら有難い。 >配置希望 ・エリニア護衛 アルベルト、ノイアン、シルヴィア(エリニアに変装) ・屋敷の中 ジュスト(通路・階段)、ローザリカ(使用人護衛?)、トゥーリ ・屋敷の外 ロゼット(正面玄関)、ツィーラ 汎用は変装と看破を持って行くつもりだけど、もしノイアンかアルベルトに看破を持って行く予定があるなら演技に変えても良いかもしれない。

  21. エル=バ=ノイアン

    了解した。まとめてくれてありがとう。 ん…そうだな、汎用スキルか。 看破はLV3だから…4にできればして、そちらを請け負おう。 そうすると暗視のためにテレパスが外れるんだが、アルベルトがテレパスを持ってきてくれるようだから、任せたい。

  22. エル=バ=ノイアン

    あっ……と、看破が4に出来たから行動をまとめていたんだが、 もしかしてあれか、クローゼット等に隠れてもらうときに隠蔽スキルがあったほうがいいか? あれは対象を隠すといった時にも有効だったはず…だ。敵の看破や捜索への対抗に、そちらのスキルを差し込んでいけたらいいと思っているんだが…一応、LV4にできる。

  23. ジュスト・V・ケレス

    非戦闘員は人質にされる可能性もあるし、暇を出しておくか、一か所に纏まって貰う方が良いだろうね。 場所は冒険者がフォローできる場所という意味でもエリニア嬢のいる下の階あたりで良いのではと思った。 そちらの誘導はロゼが可能なら任せるとして…… 衛士については外回りの方を多めにして、侵入を防ぐというよりもし攫われた場合外に逃げにくいようにする配備で俺の方で協力要請をしておこうかなと思っているよ。 あと侵入者がエリニア嬢のいる部屋近くまで来たらかかるようにグラビティフィールドを張っておく予定なので、足が止まった奴は容赦なく叩いてくれ。 それと、今行動を纏めたらどうにもジュラッツァ含め追撃した場合の行動に割く文字数が厳しくてね。 そちらはどちらかというとエリニア嬢傍にいる面々にお任せする形になりそうだ。

  24. シルヴィア・A・カペル

    取り急ぎ。 >スキル ノイアン、すぐにお返事をありがとう。 確かに隠蔽があったほうがエリニアを上手く隠せそうだね。折角看破を取得してくれたのに申し訳ない……私は看破と変装を持っていくよ。今回も頼りにしている。 衛士には敵が逃げにくい配置についてもらう事、了解だ。ジュストが協力要請をしてくれるなら有り難い。よろしく頼むよ。 ジュラッツァ含め追撃になった場合の対応については私の方で書いておこうと思っている。光縛封等で足止めしてエリニア奪還最優先。念の為の備えだからそれほど字数は割かない感じになりそうかな。

  25. ロゼット

    ジュラッツァ、追撃のことは私も少し入れておくわ。 エリニアを守り、潜入部隊を撃破・撃退することが理想ね。 敵発見時の一報(位置、人数)は、屋内のジュストに飛ばすわ。 逆に万一、エリニアが連れ出されそうな時は、連絡をくれたら 外で待ち伏せるわね。

  26. シルヴィア・A・カペル

    >スキルについて アクションスキルはヒール、エンライト、メテオライト、破鎧砕の予定だ。 敵が出現した時はギリギリまで侍女として振る舞い、不意打ちで破鎧砕。その後、時間帯が夜ならエンライトを使って光源確保。エリニアと護衛班が居る場所は上階・窓が無い部屋を指定しているから難しいかもしれないけど、下の階への敵出現の合図になれば尚良いなって。 ジュストのグラビティフィールドで止まった敵や、距離が遠い敵にはメテオライトを使うね。 明日出発か。皆、現地ではよろしく頼むよ。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0