【樹謂】暗き森の襲撃者
桃谷かな
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シナリオID:2209
オープニング
地に流れた血も、衣擦れの音も、足跡も、全てを掻き消してくれた雨が。
死人たちは、私達の何を追ってくるのか。
臭い、音、森に残る痕跡――それとも、生者の気配?
何でもいい。どれだって変わらない。
死人は。邪悪な死霊術師どもは。きっとすぐにここを見つけるのだろう。
「――皆……死んだ、のか」
「長……お話しにならないでください。傷が」
掠れた声が途切れて、老エルフの唇は鮮血を吐いた。
治療師が両の目に涙を溜めて首を振る。もはや、治療の術は尽きていた。
「……逃げ、よ。儂は……もう……」
「嫌です。元より我々は死を覚悟して来た身。長のお命が尽きられても、私達は死人どもと戦います」
赤にまみれた老エルフの口許が、苦しげに歪む。
何故。どうして。
いかに死人どもの数が多かろうと、そう簡単に敗けるはずはなかった。
正面で待ち受ける本隊と、両側面から奇襲を仕掛ける別動隊。森に仕掛けた罠の数々。
そのすべてを、奴らは――死人どもを操る死霊術師どもは知っていた。
死人どもは罠の海を迂回し、二つの別動隊は背後を突かれた。
戦場は瞬く間に地獄と化し、押し寄せた死人の群れに本隊が呑み込まれるのに、そう時間はかからなかった。
「ああ、長……! どうか目を……開けてください……」
遠くに聞こえていた魔法の爆音も、剣戟の響きも、もう聞こえない。
長を背負って後退したこの場所にも、もう死人が迫っているだろう。
「行こう」
ゆっくりと生を手放そうとしている長の体に縋って泣く治療師を、魔術師を、私は引き起こした。
「最後の一人となっても、我々は退かない。少しでも……時間を稼がなければ」
聖鳥の名に懸けて。
●
1222年5月。世界樹の東を守る氏族『聖鳥』の里々は、帝国国境方面から突如侵攻を開始した大量のアンデッドの襲撃を受けた。
折悪く、フィルエス大森林内各地で行方不明者が続出する大異変と重なり、混乱の中で即座に救援を差し向けられた氏族は平時に比して多くない。
灰火のグレイオンスから出された火急の依頼に応え、数名の冒険者達が聖鳥氏族の里が点在する地域へとビッグオウムで飛んだ。未だアンデッドの姿が見えない大集落の一つに降り立つと、里人の多くは青褪めた顔で、幼子や年寄り、病人の手を引きながら西へ逃れようとしているところだった。
「だ、誰か……!!」
雨水を吸ってぬかるむ森の中、樹々を伝うようにして里へ駆け込んできた一人の少年。見れば、右の腕が半ばで消えている。治癒を受けたのか流血はないが、彼の衣服はまだ新しい血に濡れていた。
「長が……族長が……! もうダメだ! みんな早く逃げろ!!」
少年の声が響き渡り、里人達はよりいっそう浮足立つ。悲鳴を上げ、涙を流し、我先にと人々が走り出す中で、急ごうにも急げぬ者達が迷う家族を「先に行け」と促していた。
体力も気力も尽き果て、その場に崩れ落ちる少年。冒険者が助け起こして事情を聞くと、彼は涙に濡れた顔を歪め、何度もしゃくりあげながら話し始める。
この里に迫るアンデッドの大群は、斥候が見た限り数百――どころか、数千にも思える数だった。搔き集めた戦士達は精強なれど到底敵わぬと誰もが悟り、それでも、里人を逃がす時間を稼がぬわけにはいかない。
自身も熟練の魔術師であった聖鳥の氏族長は、文字通り決死隊を率いて東の森へ入った。隊を分け、罠を巡らせ、いかなる大群相手であっても直ぐには敗けぬはずだったのだ。
しかし、敵は全てを見破った。
罠は避けられ、伏兵は背後を突かれ、森は瞬く間に死人の軍勢で埋め尽くされた。
死人を従える死霊術師達は死した戦士達をも蘇らせ、己の配下に加えていく。
戦線が瓦解し、死人と戦士達が入り乱れる泥沼の戦場。たまらず逃げ出そうとした少女戦士を庇い、族長は敵の死霊術師の魔法に貫かれ、倒れた。
数名の戦士に担がれ戦場を離れていく族長の姿は、治療も追いつかず一目で致命傷を受けたとわかる状態だった。
同じく負傷して治療を受けたものの弓を引けなくなった少年は、戦い続ける大人達から伝令の役目を与えられ、後ろ髪引かれる思いで戦場を離れたと言う。
――想定し得る中で最悪の状況となってしまったことを、里人達へ伝えるために。
「早く皆を逃がしてくれ! 俺は……森に戻る!」
どこにそんな力が残っていたのか。再び東の森へ戻ろうとする少年を、里人と冒険者達は何とかその場に押し留める。
少年は涙でぐしゃぐしゃになった顔で振り向き、悲痛な叫びをあげた。
「だって! まだ誰かが戦ってるかもしれないんだ! 戻らなきゃ……」
決死隊は壊滅、族長の生存は絶望的。仮に生き残っている戦士がいたとしても、死人の群れに呑み込まれるのは時間の問題だろう。
片腕を失った少年が戻ったところで、同じく死人の餌になるだけだ。
「冒険者の皆さん、我々は西のヨーラン氏族の里へ避難します。自力移動が困難な者を助けていただけませんか。……それから、道中の護衛も」
「待って! 頼むよ……まだ森にいる皆を助けてくれ! 死ぬ覚悟で行ったかもしれないけど、このまま見殺しにして行くなんて……! なあ、アンタたち冒険者なんだろ? 授恵者なんだよな? お願いだ!! 皆を助けてくれ!!」
族長の親類であろう集落の若者の依頼を聞く間にも、少年は冒険者達を仰ぎ見て必死に訴え続けていた。
さてどうしたものか、と若者と目を合わせ、東の森へ視線を移した冒険者達。
その視界に、灰色のフードを目深に被った女が映り込んだ。
「誰だ……?」
右の額から左顎にかけて、一直線の大きな傷跡が目立つ女。集落の若者が振り返った先で、女の傍らに熊ほどもある大山猫がゆっくりと歩み出た。
「西はダメよ。逃げるなら南のインニェの里ね」
「何を……? 南は最近、魔獣が隊商を襲ったばかりだ。道も険しい」
訝しむ若者に対し、女はゆるやかに首を振った。
「西は橋を渡るでしょう。もうじき鉄砲水が来て流されるわ。川を渡れなければ、ゾンビに追い詰められて死ぬかもね」
「水が来る、だと? なぜわかる。お前は何者だ」
弓に手を掛けて問う若者に臆することもなく、女は薄っすらと笑んでみせる。
「信じないなら良いわ。私は、森の意思を教えてあげただけ」
解説
マスターより
リプレイ
灰色の外套を纏った女を緑の瞳で見据えて、チッと舌打ちするアーテミシア。その音を聞いて頭を動かした女――サリは、面白げに唇の端を歪めてみせた。
「あら、あの時の変わったエルフの子ね」
「あぁ!? てめぇら耳長と一緒にすンじゃねぇ、オレはドワーフだ」
「ドワーフ……?」
怪訝そうにアーテミシアを見返すサリ。視線を他の冒険者達に移せば、見知った顔がいくつも彼女のほうを向いていた。
「誰? なんか知り合い?」
サリと目が合い、サイラスは視線を外さないまま隣の海神・江流へ問う。
「知り合いと言っていいのか……彼女はサリ。去年の秋に会ったことがある。詳しくは後で話すけれど……彼女は嘘をつくタイプの人間じゃないと俺は思う」
「ふーん。まあ救助優先だけど、絶対なんか事情知ってそうな気がするよな」
江流とアーテミシアは、彼女が去年の秋に故郷の里と隣里を襲撃した事を、依頼を受けた当事者として知っている。この場にいるヘレン・ワーグナー、リコリス・アデュラリア、イズル・M・ヴォルゴール、キオルティス、マリイ・パルティスの5人も同様だ。
「教えてくれてありがとー。サリも来てたんだね」
屈託のない表情で礼を言い、無警戒にサリへ歩み寄るヘレン。彼女のことも、サリは覚えているようだった。
「助かったよー、皆が西に逃げる前で」
「そう。あなたは信じるのね」
「信じるよ。まぁ……里の人の説得は大変そうだけどねー……」
へへ、と力なく言うヘレンと、ほぼ無表情で返事をするサリ。その様子を、リコリスが少し離れた位置からじっと観察していた。
「サリさん……」
どうして此処に、と。そう言いかけて、マリィはハッと我に返る。
昨年の森の枯死現象によって里を失ったタルフネイリや、サリの襲撃に巻き込まれたキウラのその後が気にはなったものの、今はそれどころではない。
「トーラさん、お願いします!」
少年から戦線が瓦解した地点やアンデッド勢力の情報を得、身軽なトーラが東の森へ飛び込んでいく。その小さな肩には、マリイが乗せた栗鼠の分身が乗っていた。
「待ってくれ。道案内でも戦えない人を行かせる訳にはいかない」
「だけど!」
トーラを追おうとした少年の左腕を、イズルが掴んで止めた。ロゼットがちらりと江流を、続いてキオルティスを見て問う。
「彼女の言うことは本当なの? いずれにしても、敵は聖鳥の決死隊の動きを読んだのよね。通常は選ばないルートから避難する価値はあると思うわ」
「彼女がハイアルヴの声を聞けるのは確かだよ。雨が降ってたのも事実だ。俺は、信用しようと思う」
けど、信頼とは違う――キオルティスは、言葉の一部を呑み込んだ。
イズルも頷いたのを見て、江流が混乱する里の様子に目をやり、そして再び仲間達へと視線を戻す。
「実際問題、鉄砲水は避けようがないが魔獣なら俺達で何とかできる。南のルートで避難させよう」
「で、ですが今から行先を変えるのは……!」
「とりま、集められる人は村の入口に集めてくれる? おれが纏めて説明してみるし。バラけてるのと動けないのは一旦任せる」
慌てて反論しようとしたエルフの若者を、大柄なサイラスが有無を言わさずひょいっと抱え上げる。
「なっ……ちょっと待っ」
「纏め役っぽい人が一緒にいた方が里人説得しやすいし? 決死隊がやけに壊滅したんなら内通者とかいるかもしれんよ。西はやめた方がいい」
歩きながら若者を説得するサイラスの言葉には、相応の説得力があった。竜鱗に囲まれた金の瞳が一瞬、鋭さをもってサリへと向く。
(余裕があればだけど、事情聴取する必要あるよね)
周囲のエルフに声をかけつつ村の入口を目指すサイラス。その背中を見送って、アーテミシアは胡乱げな顔をグイッとサリに近づけて言った。
「ンで、そんだけ胡散くせー行動しておいて何もしないで帰るとか言わねえよな、ン?」
「ふふ。それって、私に何かしてほしいっていうお願いかしら?」
「ンな事言ってねえだろ。ったく、遊んでる場合じゃねえンだよ」
面白がるような、それでいてどこか焦点が定まらないような目で笑うサリに背を向け、アーテミシアは東の森へと走っていった。次いでマリイも、里に残る仲間達と避難ルートや合流手段を確認した後、深い森の中へと姿を消す。
「俺達のこと頼りにしてくれてるんだろ? 行く人は皆強い。信じてくれ」
「そうよ。貴方には、射手としての目で魔獣への見張りを頼みたいの」
なおも東の森へ戻りたがる少年の目を、イズルの紫瞳が真正面から捉えた。ロゼットもまた宥めるように少年の背中に片手を添え、優しい声音で説得する。
「……わかった。今は、あんた達に任せるよ」
「一人でも多く連れて帰るわ」
涙声で、呟くように答えた彼の背中を撫でて、ロゼットは東の森へと駆けていく。
「よし、それじゃ俺達は里人の説得と避難を進めよう。雨の影響で川が危ない事と、授恵者が6人護衛につく事を強調して説得してくれ。説得できてもできなくても、一旦村の入口に向かわせることにするか」
江流が方針をまとめ、皆の同意を得る。そこでふと、サリがまだこの場に留まっている事に気が付いた。
「あんたはどうする?」
「……さあ。だけど、あの子が何かしてほしいようだったから」
「何かって……」
面倒そうに眉を寄せる彼女の様子を見ながら江流は、その真意を掴みかねていた。
なぜ此処にいるのか。なぜ突然この里の人々に啓示を伝えたのか。
疑いたくはないが、サイラスの言うように只の偶然や気まぐれではないように思える。
「出来たら、里の人を送り届けるまではサリも着いてきてくれると嬉しい」
そんな事を言い出したのは、イズルだった。
「……私が?」
怪訝な顔で振り返るサリ。すかさず、キオルティスが言葉を継ぐ。
「だってサリさんがハイアルヴの声を聴いたんだろう? それが正しいのかを見届けに行ったら、何か面白いモノを発見出来るかも、ね」
「……」
何かを思案しているらしい彼女からは、感情らしいものは読み取れない。だが、彼らの提案は彼女にとって意外なものだったのだろう。
「南に向かうのが正しいと言うのなら、あなたも同行願いたいです。もし無事に南に辿り着けたのなら、この里人達は、あなたの味方になるかもしれませんよ」
「別に、味方になってほしいとは思わないわ」
洞察力に優れたリコリスの視線を絶えず浴びながら、サリは再び黙り込む。
「行きたくないなら、無理強いはしない。でも、森の意思を伝えた先がどうなるのか、見届けてみるのもいいと思う」
「そーだねー。サリが来るなら戦力にもなりそうだし、助かるよね」
イズルの提案に同調し、うんうんとヘレンが頷く。
サリはしばらく、口元に手を当てて考えていたものの――やがて、顔を上げた。
「……まあ、いいわ。でも説得の手伝いはしないわよ」
そうして、南へ向かう授恵者は7人になった。
●
曇天の下、薄暗い森の地面に仄かな光がこぼれ落ちていく。
トーラは立ち止まり、二つ目の閃光塗弾の缶を開けた。分身栗鼠とともに周囲を見回しながら内袋に小さな穴をあけ、空になった腰の袋と取り換える。
続いて、森の中に何度もエーテルの波を走らせた。
「……あっ」
少年が離脱した地点と里の間というよりは、やや逸れた方角。そこに、じっと動かない2つの気配を見つけた。
分身栗鼠に後方の警戒を任せ、トーラは疾る。
敵が伏せている可能性は否定できない。距離が近づいたら足を止めて、木の陰からそっと様子を窺った。
「誰かいますか。冒険者です!」
たすけて、と弱々しい女の声。周囲を確認して、トーラは岩陰に滑り込む。
そこには、亡者に喰われたらしき太腿を押さえて呻く若い男と、左腕が妙な方向に垂れ下がっている少女が居た。
「……すまない」
「謝らないでください。あなた方は英雄ですよ」
負傷して後退したものの此処で動けなくなってしまったと言う2人に、ヒールをかけるトーラ。2人に森の中の目印を指し示し、真剣な眼差しで説得を試みる。
「里の人も仲間が避難させています。撤退しましょう」
「そう、ね……でも……」
「大丈夫、あの光を辿っていってください!」
まだ少し迷っている様子の2人の背中を押して、トーラは再び森の中を駆けた。
「あれは、まさか……」
「何か見えたの?」
栗鼠を高木に登らせて森の様子を窺っていたマリイが絶望的な声をあげ、ロゼットは振り返った。先を行っていたアーテミシアも、嫌な予感をおぼえて立ち止まる。
「数百数千のアンデッドという話は聞いておりましたが……確かに、私達でも里の方々でも対処できそうにありませんね」
マリイが栗鼠の目を通じて見たのは、トーラや彼女らが向かう先に広がる『揺れる森』だった。
強風が吹いているわけではない。森のあちこちで樹々が揺れているのは、その下に何かが居ることの証左だ。恐らくは、大群のあまり障害物を避け切れなかった愚鈍なアンデッド達だろう。
「わかっちゃいるが面倒だな……なーンか、気に入らねえ」
目を細めてそう呟いたのはアーテミシアだった。
敵の大群が迫る中での人命救助というだけでも面倒な仕事ではある。だが、突如侵攻を開始したアンデッド勢力、エルフの手の内を読んだ死霊術師、縁があるとも思えない聖鳥の里に現れた女――どうにも気になる事が多すぎる。
「それだけの死者、元は帝都の住人かしら……。となるとメドゥの指先?」
「可能性はありますね。ヤコブ・ヴィリアンもそうでしたが、メドゥの指先にも強力な死霊術師はいるようですから」
「確かに、ヴァイセントラフ砦の防衛戦を思い出すわね……」
トーラが残した目印を追って走りながら、ロゼットとマリイは敵の正体に想像を巡らせた。帝国方面から現れたのであれば、少なくともスケルトンに関しては一昨年の夏の帝国崩壊の犠牲者か。ゾンビは、彼らに蹂躙された大森林のエルフ達かもしれない。決死隊の死者も彼らの軍勢に加えられたという話なのだから。
「それに、サリさんを疑いたくはないですが……」
マリイの視線が、アーテミシアへと向く。彼女は肩越しにマリイをちらりと見返して、フンと鼻を鳴らした。
「また何か企んでやがるンなら、今度こそぶっ飛ばしてやるぜ。毎回毎回……こちとら暇じゃねえんだ」
「やっぱり何かあるんでしょうか……目的が見えませんよね」
その時だった。
「――! 悲鳴です!」
超聴覚を持つマリイの耳と、トーラの肩に乗せた分身栗鼠。
その双方が、森の奥から響く甲高い叫び声を捉えた。
「決死隊の生存者ね……! 急ぐわよ!」
「はい! もうトーラさんが近くまで行っています!」
●
蠢き前進を続ける死者の群れ。景色はすべて、森の樹々と死者で埋め尽くされていた。
スケルトンに組みつかれ、ゾンビに囲まれ、全身を喰い千切られようとしている銀髪の女治療師。その頭上から、視界を覆い尽くすほど巨大な光が落下する。
「冒険者です! 退がってください!!」
刃を振り下ろしたままの体勢で、赤毛のハーフリングが叫んだ。倒れ伏した死者を乗り越えて、治療師は傷ついた脚を庇いながら後退。樹上で弓を引いていた射手が、驚いたように目を見開いた。
「加勢か!? ここは死地だぞ」
「いいえ、一緒に撤退しましょう!」
死者達の腕を巧みにかわしながら、トーラはキッパリとそう返した。
「撤退はしません。同胞のために、1体でも多く……!」
「里の人は仲間が避難させていますから!」
2発目の闘気槌を振り下ろして、トーラは地面を蹴った。伸ばされた無数の腕をすり抜けるようにして、小柄な身体が宙を舞う。
「わ、私は……」
治療師の祭刀が小刻みに震えていた。なおも迫り来る死者達に射手は樹上を移動しながら矢を放ち続け、魔術師はじりじりと後退しながら小さな光を飛ばし続ける。
死者達の数は見える範囲でも百を超え、全体では数千とも言われている。
彼女たちは後退しながらもこうして抵抗を続けてきたのだろうが、多勢に無勢どころの話ではない。敵軍の一部の足を止めることすら碌に出来ていない。
「救出に来たわ! 負傷者は私の周囲に、癒しの術を使うわ!」
その時、背後からロゼットの声が飛び込んできた。
トーラが助けた二人組を里へ見送り、全速で森を駆けてきた後発隊が到着したのだ。
生存者達が振り返るより早く、森の薄闇を切り裂いて無数の光弾が死者の群れへと降り注ぐ。
「遅くなりました! もう安心ですよ!」
「さて、くたばり損ないを森の養分に戻してやるとするかね……」
構えた雨傘をそのままに駆け、マリイは治療師の前に立った。彼女らの眼前で赤いマントがばさりと翻り、カタカタと音を立てて迫るスケルトンと腐臭にまみれたゾンビ達が一瞬にして薙ぎ払われる。
そして次の瞬間には、柔らかな光がロゼットを中心に大きく広がり、生存者達についた無数の傷を癒していった。
「すぐ囲まれるので気を付けてください。絶対に、死霊術師が近くにいます」
これまで余裕のなかったトーラだが、加勢を得てようやく索敵のエーテルを森の中に走らせる。別の方向はマリイが探し、その間にも前進する死者達はアーテミシアの光塊が纏めて叩き潰した。
「早く逃げて! 里の皆は南のインニェを目指しているわ。貴方達が生きて帰ることを望んでいるわよ!」
「だ、だが……少しでも敵を討てば……!」
「残念だけど、ここで数体倒したって焼石に水だわ。里にも冒険者が来て避難が進んでいるはず。もう貴方達が死ぬ必要はないの」
最初は厳しく、最後は優しく。
金の髪の女神官は、迷える者達を導くように説いた。
そして、恐らく死霊術師の指令を受けて方向を変え、背後を突こうと迂回し始めていた死者達を見るや、妨害を放つ。
「さあ、撤退しましょう。皆さんは勇敢な授恵者です。その力は、これからも必要になるはずですから」
「オレが飽きて帰る前に逃げねえなら、後はどうなっても知らねえからな。5秒で決めろ」
統制を失い本能のままに手近な獲物に群がろうとする死者達を、マリイの放った巨大な光波が呑み込んでいく。魔術師の傍では、大木を背にしたアーテミシアが戦槌を振るい、近づく死者の腰や下半身を薙ぎ払っては地に沈めていた。
「いました!」
トーラが声を潜めて告げる。彼女のエーテルが気配を捉えたのは、やや太い木の幹の後ろ側。ジャマーで術を弱められた死霊術師の顔が、様子を窺うかのごとく僅かに覗いている。
「いきます!」
マリイが放った二発目の巨大光波が轟音とともに死者の群れを呑み込み、遮蔽の木をも貫いて死霊術師に襲い掛かった。
「冒険者め……! あの女、聞いてないぞ!!」
「もう一人いやがったか」
側面に回り込もうとしていたらしいもう一人の死霊術師が、アーテミシアを標的に魔弾を放つ。だが、一撃で沈むほど彼女は軟ではない。ガントレットで受け、そのまま地を蹴った。
「――がッ!?」
死霊術師の頭が死者の群れの中に飛ぶ。崩れ落ちる身体を醒めた目で見下ろしながら、アーテミシアは小さく息を吐いた。
(……あの女、か)
彼女の背後で無数の光弾が閃き、もう一人の死霊術師も無事に仕留められたようだった。
数千のアンデッドに対して死霊術師が2人しかいないとは考え難いが、少なくとも見える範囲の死者は統制を失ったままだ。
「さあ、今のうちに撤退しましょう! 皆さんは先に!」
マリイの言葉に、生存者達は今度こそ頷いた。
ロゼットとトーラを先頭に戦場を離脱し、生存者達を挟むようにしてマリイとアーテミシアが後ろにつく。
マリイのリュックから顔を出した栗鼠の目は、主であったはずの死霊術師達の亡骸に群がる死者の群れを捉えていた。
「族長が負傷したと聞いているわ。貴方達、どこにいるか知らない?」
「……! それは……」
走りながらのロゼットの問いに、生存者達は表情を曇らせる。
「……後ろです」
「そう……」
彼女達に、前進するアンデッドの群れを食い止めるほどの力は無かった。
後退に後退を繰り返しながら数体ずつ倒すのが精一杯の状況で、族長を寝かせた炭焼き小屋を守ることはできなかったと言う。
「わたしなら、アンデッドの群れを抜けて行けるでしょうか」
「もしかしたら、間に合うかと思ったのですが……」
諦め難い様子で後ろを振るトーラとマリイに、射手は僅かに微笑んでみせた。
「……ありがとう。だが、もう間に合うまい。君達まで死なせるわけにはいかない。私も死ぬつもりだったが、こうして助けられたなら……これを聖鳥の同胞達のもとへ届けることにするよ」
射手が懐から出して見せたのは、翠玉の球に七色の鳥の羽根があしらわれた首飾り。
次代の族長に受け継がれるべき、長の証だと彼女は言った。
●
――あなたが憎み、壊したいものは何ですか。
――大森林の体制……あるいはハイアルヴを妄信するエルフ達ですか。
リコリスが問うた時、サリは微笑んだ。
底知れぬ何かを感じさせる目で、それでいてどこか、穏やかにも見える顔で。
「何かを変えたいのならば、全部壊さなければ……と。以前、あなたはそう言いましたね。私は、この大森林の体制が嫌いですから。正直に言えば、あなたの行動や考えに興味があります」
「私も大森林のエルフは嫌いよ。理想を言えば、こんな森なくなってしまったほうが彼らのため」
「理想を言えば、ですか。それにしても、なぜ南へ同行する気になったのですか」
「断る理由がなかっただけよ」
彼女の感情に揺れは感じなかった。――そこまでは。
「そうですか。単刀直入に聞きますが、アンデッド側に聖鳥の情報を漏らしたのはあなたではないですか」
「だとしたら、どうするの?」
彼女の口許が、歪んだ。瞳に黒い光が灯ったような気がした。
「先に次の質問をさせてください。鉄砲水の話は本当ですか。里人を騙し、害するつもりはないのですか」
「本当よ」
嘘ではなかった。そう、リコリスの目は判断した。
同時に、彼女の考えがより理解し難くなった。
「私は、聖鳥の決死隊の壊滅を招いたのはあなただと考えます」
「ふふ。私と戦う? それとも、追い払う?」
「……今はあなたに構っている余裕はありません。ただ、南へは来てください」
●
「本当に南でいいのかい? 魔獣が出るっていうじゃないか」
「俺達がエスコートするからね、安心して良いよレディ達」
脚の悪い老女を背負い、妊婦の娘と幼い孫達を先導しながらキオルティスが里の中を進む。
不安げな妊婦の言葉に爽やかな笑顔を返し、馬車を目指した。
「魔獣は倒せる。けど、自然災害は俺達にも防げない。護衛が何もできずに川に流されちゃ、格好がつかないしね」
軽口を交えて彼女達の緊張と不安をほぐし、キオルティスは周囲にも声をかけながら避難誘導を進めていく。
村の入口近くに停められた何台かの馬車の前では、両手を拡声器のように口元に添えたヘレンが里人達に呼びかけていた。
「若くて歩ける人は、一旦そのまま村を出てすぐのところに集まってー。足の速い人が前の方で並んでねー。小さい子連れの人とお年寄り、妊婦さんとか、長距離歩けない人は馬車に乗ってー」
彼女の誘導に従って、里人達はそれぞれ指示された方へ進んでいく。
もちろん、その状態に至るまでにはそれなりに時間はかかっていた。冒険者達が里中を駆け回って説得して回り、話を聞いてくれた者には他の者達を説得するように依頼し、情報がねじ曲がって伝わることによって起きたトラブルを一つ一つ解決し、何とか南行きが実現しそうなのが今である。
「いや、だからね。決死隊が早々に壊滅したのは絶対に不自然だと思うだろ?」
入口前のやや広くなっているあたりでは、サイラスと先程の若者が頑固に西ルート行きを主張する里人達の説得を行っていた。
鉄砲水など起きてもいない災害を恐れるのはおかしいだとか、余所者の指示は聞けないだとか、なかなか提案を聞き入れない者というのはどこの国にでもいるものだ。
「多分だけども内通者とかいそうだし、そこまでじゃなかったとしても、ストレートに行こうとすると予想されてると思ったほうがいい」
「だが、しかし……」
「南にも道はあるし、起きてもない鉄砲水を怖がるのと、まだ襲ってきてない魔獣を怖がるのは一緒だろ? だったら読まれてなさそうな方に行く方がいいよな」
「まあ、確かに……」
「それじゃ、南に行く人は入口出たとこで待っててくれよ。まだ西に行きたいって奴いる? おれが徹底的に話すからこっち来て」
どこか人をひきつけるサイラスの性質も相まって、最終的には南行きを了承してくれる者が多かった。納得できない者もいたのだが、その時点で少数派になっていれば従うしかない。
「足元に気を付けて。そう、ゆっくりで大丈夫」
老女達の手をとって馬車に乗り込ませると、キオルティスは俊足を生かして再び里のどこかへ消えていく。
もしかすると、まだ逃げ遅れている者や避難を拒んでいる者がいるかもしれないのだ。休んでいる暇などなかった。
「そこのお母さん、お子さんと一緒に馬車に乗ろうよ。インニェは遠いよー」
「で、でも、歩けますから。夫と父は歩きますから、私達も一緒に」
遠慮してか、それとも家族一緒に動きたいためか、馬車に乗るのを拒否する母子を見て、ヘレンが声をかけた。それでも首を横に振る母親の腕を、ヘレンは半ば強引に掴んで引き寄せる。
「だめだよ。もし魔獣が出たら、お子さんが怖がってパニックになっちゃうかも。だから、馬車に隠れててほしいんだよね」
「ま、魔獣って……やっぱり出るんですか? 西の方が……」
「出るかもね。けど、私達が守れるから。敵はこっちの手を全部読んでるかもしれないから、西はもう潰されててもおかしくないし……」
「ほ、本当に大丈夫なの?」
なかなか納得しない母親を見かねて近づいてきたのは、江流とともに集落を走り回って逃げ遅れた者達の誘導を終えたイズルだった。
「さあ、遠慮しないで馬車に乗ってくれ。俺達は今まで何度も魔獣やクリーパーを倒してきたから、慣れてるんだ」
「そ、そう……?」
戦槌を見せながら声をかけたイズルの姿に、母親は完全に不安を拭いきれないものの、子どもを連れて大人しく馬車に乗り込んでいく。
「ありがとー。もう結構みんな集まったかな」
「ほとんどは誘導できたと思う。皆が戻ってきたら出発だな」
まだこちらを目指して来る里人はいるが、多くは家族に付き添われた病人や怪我人だ。その向こうには、里人に肩を貸して歩いてくるキオルティスの姿もある。
ふとイズルが別方向を向くと、里人を入口へ誘導し終えた江流に後ろから来たリコリスが駆け寄り、何かを話しているのが見えた。
「……?」
森へ向かった仲間達も決死隊の生き残りも、まだ戻らない。
それでも、人々は死者の脅威から逃れるために出発の準備を終えようとしていた。
●
――恐らく、敵軍に情報を与えたのはサリです。
「……」
でこぼこの道を、注意深く進んでいく一行。その先頭で江流は、リコリスに告げられた話を思い返していた。
双波を飛ばし、大きな障害物がないか、敵の気配はないか確認しながらルートを決める。側方の索敵はキオルティスとイズルの担当だった。
「それは目印?」
「ん? ……ああ、後から来る仲間と決死隊の生存者がわかるように」
江流が木の幹に傷をつけているのを、サリが覗き込んでいた。
仲間達と相談し、サリは先頭付近を歩かせているし、さりげなく捜波のマークもつけている。万が一を考えれば、背後から何かされるより自然に監視できる先頭のほうが良い。
彼女が決死隊を壊滅に導いた張本人だというなら、なぜ里人は救おうとするのか。江流が危惧したように、インニェまでの道に何かを仕込んでいるのだろうか。
(そうだとすれば、彼女を先に行かせて動きを注視しているのが一番だ)
下手に追い払って奇襲でもされたら、その方が被害が大きくなる。冒険者達はそう判断していた。
「サリさん、山猫くん? 山猫ちゃん? あの子は何処に行ったのかな」
「アスタなら森の中よ。一緒には歩けないでしょう」
避難民の列の先頭から最後尾までを行ったり来たりしながら索敵や避難民の補助を行っていたキオルティス。ふと気になって大山猫の所在を訊くと、サリは左の森を指さして言った。
「そうか……怖がる人もいるよね。アスタちゃんっていうんだね。あの子とはずっと一緒なのかい?」
「去年、私が大森林に戻ってきた時にハイアルヴの啓示を受けて出会ったのよ」
「それまで戻らなかったのか? その、タルフネイリを追放されてから……」
江流の問いに、サリは一瞬だけ眼光を鋭くした気がした。
「一昨年までは帝国にいたのよ。奴隷としてね。帝国があんな事になって結果的に自由になれたけど」
「奴隷? そっか、色々あったんだねー。でも生きててよかったよ」
ヘレンがそう言ってポンポンと肩を叩き、隊列の護衛に戻っていく。
「誰か具合悪いのとかおらん? 馬車まで担ぐから早めに言ってくれよなー」
背の高いサイラスが避難民の列を見回しながら、疲労の色が濃い者や転倒により傷ついた者達を馬車へと運んでいく。
道は険しくとも、冒険者達の配慮により避難は順調だった。
●
「何かいる! 左の森、4体!」
「犬系だな。できるだけ馬車の周りに寄ってくれ。皆が怖くならないうちに倒しちゃうから」
インニェまであと少しという地点で、キオルティスの捜波とイズルの超嗅覚が敵の気配を捉えた。
直後、何か獣同士が争うような唸り声が響いてくる。
「落ち着いてー。私が守るから、慌てないでそのまま進んで」
重装備のヘレンが大太刀と盾を構え、退避する避難民の列の側面に立った。イズルは彼女よりやや前に陣取り、いつでも魔法を行使できるよう戦槌を構える。
脚に風を纏わせた江流とキオルティス、炎の翼を生やしたサイラスが一気に加速し、森の中を駆ける。
そこでは、鬱蒼と茂る森の木々を揺らしながら、2m程の犬型魔獣4頭と大山猫のアスタが大乱闘を繰り広げていた。
「避難民に近づく前に倒すぞ」
右に脇差、左に短刀を構えた江流が勢いそのままに切り込み、大山猫に噛みついていた1頭を三連続で切り刻む。悲鳴をあげて地面に転がったそれに、キオルティスの細剣と暗針が追い打ちをかけた。
「あの山猫、戦う気あったんやな」
どっちでもいいけど。と言いたげな声音で言い、サイラスは自身の頭上に紅玉竜と呼ばれる仮初の飛竜を出現させる。
障害物となる樹々をすり抜け森を突き進んだ飛竜は、大山猫に群がる犬共を纏めて叩き潰した。
起き上がろうとする3頭。だが次の瞬間、そのうち2頭の胴に、鋭く放たれた矢が連続して突き立った。
「何のつもりか知らんけど、加勢したって里人はあんたを許さんよ。避難完了したら、あんたが容疑者だって話さなきゃならんし」
「いいわよ。別に」
すぐ傍で弓を構えたままのサリを見て、サイラスは呆れたような声を洩らした。
「本当に、何を考えているのかわかりませんね」
宿り木の長杖を犬達に向けたリコリスの身体に、凄まじい量のエーテルが集められていく。眩く煌く無数の光弾が森の薄闇を切り裂き、視界を埋め尽くしながら犬達へと降り注いだ。
まだ動こうとする個体に江流とキオルティスが止めを刺し、サイラスが犬の毛を拾いつつ周囲を見回して安全を確認する。
「やあ、アスタちゃん。キミのお陰で助かったよ。敵を引き付けておいてくれたのかな?」
大山猫はキオルティスの金瞳をじっと見つめた後、再び森の中へと消えていった。
「照れ屋なレディだ。ご主人様に似たのかな?」
●
「……行くのか?」
「あなたの言う通り、見届けたもの」
道の先にインニェの里が見え、避難民たちの足が早まった。その時、森の中から大山猫が顔を出し、サリがそちらへ向かおうとしていることに、イズルとヘレンは気が付いた。
「森の意思を伝えた先の景色は、どう思う」
「そうね……ハイアルヴの意図はわからないけれど、私の望む通りではあるわ」
「望む通り……か」
イズルは他の誰よりも、彼女を信じたかった。
――否。今もどこかで、信じ抜こうとしているのかもしれなかった。
森の意思を信じていいかと、悩んでいるように見えたから。
聞こえる《声》に、悲しい顔をしていたように見えたから。
ただ、彼女のした事は許されない。どんな理由があったとしてもだ。
「おかげさまで逃げれたよ。これからどうするの?」
ふわふわと、掴みどころのない口調で問うヘレン。
サリが何をしたのかを知っていても、里人を無事にインニェへ送り届けることができた事に対してだけは、礼を言おうと決めていた。
「……どうしようかしらね」
●
冒険者達に助けられた避難民達は、無事にインニェの里へ到着。なおも迫って来かねないアンデッドの大群からは更に逃げる必要があるが、インニェに駆け付けた他氏族の手も借り、順次避難が行われることとなった。
冒険者達が救出した決死隊の生き残りは、その後発見した者も含めて11名。
聖鳥族長の証である首飾りは、無事に氏族の元へ届けられた。
敵死霊術師は『女』と呼ぶ何者かより決死隊側の情報を得ていたと思われる。
そして、その何者かとは、南へ逃れるよう助言し避難にも同行した『ハイアルヴの声を聞く女』である可能性が極めて高いと、冒険者達が聖鳥の指導者らへ報告した内容から判断された。
死地にも等しい戦場から氏族の者達を救出した冒険者達は、インニェで待つ里人達に歓喜と感謝の涙をもって迎えられた。そして、女に容疑をかけながらも避難民の混乱を招かず、同行の上で監視を続けた冒険者達の対応は適切であったと、聖鳥は讃えた。
マスターコメント
ロングシナリオ難しい 報酬:標準10 / 6〜10人
2022年06月08日 23時04分09秒 公開
相談掲示板
シーフのトーラです。 よろしくお願いします! 【1】と【2】のルートはどちらかを選ばないといけないんですね。 【1】のルートの橋が鉄砲水が来るという話を信じるなら【2】の南のルートを行くのがいいんでしょうけど、説得とヘルハウンドへの対策が必要になりますね。 皆さんはどちらがいいと思いますか?
やー、ヘレンだよ。ウォーリアの。 個人的には【2】に一票……かな。説得が大変そうだけど。
ヒーラーのイズル・M・ヴォルゴール。 半分以上がサリのことで過去ご一緒した人で心強い。よろしく。 >1か2の投票 【2】に一票。 説得については考え中だけど、とりあえず素直に頭下げることはすると思う。 あと、【3】には行かずに非難補助につく予定だ。(理由:INI、移動
ヒーラーの神官戦士ロゼットよ。よろしくね。 >【1】か【2】か どちらでも構わないけど【2】が多いなら【2】にしましょうか。 挙げられている危険(鉄砲水・魔獣)への対策を考えておくなら、 どちらを選んでも避難を成功させられる可能性はあると思うわ。 その上で、鉄砲水から橋を守る方法よりは、魔獣の撃退の方が 私たち冒険者には向いているんじゃないかしら、という理由ね。 >説得 現れた女性への信用はともかく、戦いの様子から敵側はエルフの 行動を事前に知っていたようだわ。となると、安全な避難路も バレていて妨害が入る可能性は疑った方が良い。 なら、普通は選ばない避難路を通ることに意味はある、と思う。 私なら、こんな説得かな。 >参加する選択肢 他の人の希望(【2】なら戦力配分)にもよるけど、 同じヒーラーのイズルが避難補助なら、私は【3】に行きましょうか。
No.6
サイラスだ、よろしくなー とりま【1】の鉄砲水か【2】の魔物かなら【2】の意見多いし賛成。ルート分からんのに鉄砲水の対処と橋の再建、下手すると鉄砲水の原因も対応とか厄介極まりない。 出てきた女に関しては聴取とかした方がいい気がするかね?と。余裕がある時に。 鉄砲水の原因をたまたま知ったとかなら良し、原因とか死霊術師とグルの可能性が面倒。預言者ごっこでチヤホヤされたいとかならしばけばいいけど信用を買ってとか企んでる可能性が怖い。現状内通者の可能性筆頭になるよね。
海神江流だよ。宜しくね。 多分、俺はこの女エルフに面識がある。 彼女については、善性を信頼できる程理解している訳ではないが、嘘をつくタイプの手合ではないと…思う。 なので、今回の話に限れば信じていいと思うし、鉄砲水と魔物だと、俺達で対処出来る方は…多分、魔物のほうがいくらか現実的に対処可能かなと思うんで、今挙がってる案でなら【2】を推しておきたいかな。 【3】は希望者が居るなら人を割いてもいいとは思う。 上手く行けば避難民の護衛の戦力が増やせるという考え方もできるしね。 けれど、優先順位は【2】の方が十分遂行できるという前提の上かな。 シーフは3人居るから、個人の選択肢はまだ考えさせてもらえれば。
ウォリアーのアーテミシアだ。 ……あのヤロー、まだ生きてやがったか。 まあオレも【2】かね…鉄砲水云々を差っ引いても、やたら裏読みしてくるゾンビ共が伏せてる可能性はゼロじゃねえしなあ 何処に行くってンなら【3】も視野に入れてはいる。あの女が出そうなら尚更な
避難は【2】のルートでいいみたいですね。 それと、エルフの方の作戦が知られているようでしたし、サイラスさんが言うようにフードの女性への警戒も必要そうです。 あとは【3】に向かうかですけど、定員で10人集まっていますし、わたしも向かって良いと思います。 その場合、わたしも【3】を希望しますね。
キャスターのリコリス・アデュラリアと申します。 ……よろしくお願いします。 避難に関しては私も【2】で良いと考えています。 理由としては既に挙げられているので割愛しますが。 【3】も【2】に支障が出ない範囲内でなら戦力を割いて問題無いかと。 そしてフードの女に関してですが こちらの行動開始時点ではまだその場を離れていないでしょうから 下手にそのまま行かせて【3】の不確定要素を増やすよりも交渉等を行い 【2】か【3】の助力を願うのも手かもしれません。 交渉決裂し、何か不穏な気配などがあるようなら 最悪、余計な真似を出来ないようにする事もまだ全員揃っていれば可能ですし。
なら、選択の希望を取っていきましょうか。 【2】を軽視する気はないから、偏るなら考え直すわ。 【2】やや多めか、半々までって感じかしら。 フードの女性は同行の交渉をするなら【2】の方が良いんじゃない? 自分が提案した行き先なら、同行の筋は通るんじゃないかなって。 フードの女性に絡みたい人もいるかもしれないし、同行させるなら どちらへの同行を交渉するか、決めておいた方が良いかも。 >行き先希望 (希望にフードの女性が絡みそうな方は外しています) 【2】 イズル 【3】 ロゼット トーラ
No.12
誰か知らんが因縁あっても仕事してくれんなら人数の兼ね合い考えて行ってもええんで無いかと。 俺は【2】で。カリスマとか交渉話術演説あたりで説得とかもできるし殺界やカバリング使って時間稼ぎもできるかと
すみません少し遅れました。シューターのマリイです。よろしくお願いいたします。 そうですね、雨も降ってたようですから鉄砲水または氾濫の予測はできますし【2】の方が安定かなと思います。私もサリさんが嘘をついてるようには思えませんしね。 ……ただ、信頼できるかと言われると、森の意思がエルフを守ることとは限りませんし。 忠告してくれたのも善意からというよりは、何か裏があるんじゃと疑ってしまいますね。最初から東に向かわせる人数を最低限にさせるためとか。 私も【3】を希望しておきますね。 範囲攻撃で足潰しつつ、動きが読まれていた原因が気になるので探っておきたいところです。 先に出てる通りサリさんやハイアルヴの得意分野なのが疑う心に拍車をかけますが。死霊術師も結構熟練っぽいので……リンクのように感覚共有できれば動物ゾンビとかで探らせたりとかも不可能ではなさそうです。 【2】 イズル サイラス 【3】 ロゼット トーラ マリイ
アーテミシア アイツは言うだけ言ってさっさといなくなりそうな気もするがね。 言うことは兎も角、戦力としてアテに出来るかは甚だ微妙だな。 とりあえずオレは【3】にしようか。前衛があンま固まるのは良くないだろ それと今更言うのもアレだけど、振り分けを1:1にする必要は必ずしもないと思うぜ。敵を潰せば余裕は出来るけど必須ってわけじゃないしな 【2】 イズル サイラス 【3】 ロゼット トーラ マリイ アーテミシア
サリ…フードのエルフは森の意思ってものに疑問を抱いてて、今回他者の前に出たってことは、確かめたいこととか、ある程度の答えや折り合いが彼女の中で出てるんじゃないかって俺は思う。 ただ、そのために死霊使いと手を組んでるかはわからないが。 フードのエルフにどちらに同行願うかは【2】で賛成。 彼女の言う森の意思が正しかったのかとか、言われた村人も知りたいはずだし。 人数比率は、オーダーが「アンデッドの襲撃を受けている聖鳥への救援」だから、戦闘比率高そうな【3】に人数寄せるで構わない。が、足速い人で固めて、倒れてる人を早急に回収して帰還も有りかもと思う。 人命優先との事だから、絶対戦闘しなきゃいけないってわけでもないしな。 でもOP以外の生存者を捜索しても良いわけだし、それはこれからの人に任せる。
個人的には救助対象の大半が集まってるのと、大型魔獣がまず間違いなくいる。 ってあたりもあるから、【2】の方に人数寄せておきたい気もするかな。 サリは言うだけ言ったらさっさと居なくなっちまいそうなのは同意。 この分配なら俺は【2】の方に回ろうか。 話術交渉はサイラス同様Lv5で用意可。 道が険しいから馬車の通行が慎重になる状況なら探波で地形情報拾いながら行けば多少ペースを上げられるかなとも思うけれど、大型魔獣対策の方に特性は割くべきか…。 【2】 イズル サイラス 海神 【3】 ロゼット トーラ マリイ アーテミシア
遅くなって申し訳ない。 シーフのキオルティス。キオでもルティスでもお気軽に。 サリさん、か…久し振りに聴く名前、だね。相変わらずだなぁ(苦笑 ともあれ…彼女を信じるか信じないかで言えば、ある意味信用しても 構わないとは思うんだけれど。ただ、信頼はしてない感じだね。 とりあえず。既に【2】と【3】で行くことは了解。 俺もサリさんは言うだけ言って居なくなりそうだと思う。 もしも共闘出来るなら、イズルさんの言うように【2】に来て欲しいね。 で、俺の行動先としては正直凄く迷っていて。 大型魔獣対応が出来なければ【2】を選んだ意味が無いし 移動力が有った方が【3】は助かると思うし どちらにも俺は行けるかな…と。 一応、まだ挙手が少ない【2】を選んでおくけれど、移動可と言うことで。 【2】 イズル サイラス 海神 キオルティス 【3】 ロゼット トーラ マリイ アーテミシア
私も【2】行くね。説得は・・・まぁ、説得さえできればなんとでも言うつもりだよー。 【2】 イズル サイラス 海神 キオルティス ヘレン 【3】 ロゼット トーラ マリイ アーテミシア
【3】に行くとして、わたしが先行して生存者の場所を探しましょうか? 閃光塗弾の塗料で目印も残そうと思うので、それを追って来てもらえたらと思います。
私は残存兵の負傷者を回復で、離脱の援護ね。 あと【ジャマー】が、死霊術のアンデッド支配を弱体させた ケースがあるから、持ち込もうと思うけど大丈夫かしら? >【3】 幽体離脱や動物ゾンビでの偵察とか、考えたけど部隊や 罠の配置を全部見破れるものだろうか?って疑問も感じるわ。 あと【3】の行動も、察知される可能性に注意ね。 敵は数百か数千、エルフと同じように分断されたり、退路を 断たれる危険はあるから、余力のあるうちに引くことも視野に。 >トーラ 先頭はお願いしそうだけど、あまり深入りしすぎないようにね。 考えても仕方ないけど、このアンデッドどこから湧いたのかしら。 シルトラース帝国側から来たということは、以前にもあった 帝都崩壊時に亡くなった人たちのアンデッドかしら…(悩)。
それじゃ、【2】に行く方向で行動考える。 汎用は超嗅覚で索敵と、もう一つは未定。仮で医療・薬学入れてる。 里の人の説得は話術持ちの人に任せる。 一応、伝令役の少年と、サリさんには声掛けする予定。 スキルは攻撃手が多いので、特性にも回復入れる予定(スキルは未定 アクティブは回復と、敵と里の人の間に入って庇う様に堅甲いれてある。 スキル変更はできるので意見あるならどうぞ。
ご心配ありがとうございます。 隠蔽でアンデッドに気付かれないよう接触してこっそり抜け出すか、敵の目を引き付けてその隙に逃げて貰うか考え中ですけど、罠みたいに見破られる可能性もあるので悩ましいですね…。 捜波・改と看破、フェザーステップに疾風足、ヒールは確定で持っていくつもりですけど、残りは悩みますね…。 >ジャマー テレパスが阻害されるらしいので、テレパスで連絡を取る予定が無ければ大丈夫だと思います。 >罠を見破った方法 どこかで見ていたとしか思えないですよね…。 けれど、内通者がいるとも思えませんし、何か秘密がありそうですけど今分かることで予想出来ないですね…。
捜波を壁歩きにして木の上に避難できるようにするのも検討すべきでしょうか…
>自身の予定 【3】で、特性にハイパーヒーリングオーラ、サイドヒール改、 汎用にジャマーと位置感覚、通常はヒール3と戦闘スキルかなと。 決死隊の救出、回復を主に。死霊術士には触れていないわ。 決死隊もスキル切れの術者はともかく、シューターなら回復で 持ち直すかもしれないし、合流して時間稼ぎに共闘できればなって。 勝つことは無理でも、矛先をこっちに向けさせて遅滞戦闘とか。 >トーラ 捜波と壁歩きなら捜波が欲しいかな…。マリィと重なる可能性は あるけど、捜索と索敵の効率が段違いでしょうからね。
少々悩みましたが、私は移動力に難がありますから 東の森へ向かうスピードを落とさぬよう【2】にしようかと。 私もサリと里人に声掛け、もとい交渉する予定です。 戦闘面ではメテオライト3での攻撃を中心にしつつ 有事にはスタティックフィールドでの足止め兼態勢立て直しを図ろうかと。
では、私も念のため捜波と、エーテルリンクでペットのリスを連れて行きますね。 リスは、一日に一度だけ一体に限りエーテルによる分身を作成することができる。この分身は一時間で消失する。通常のペット同様に視覚・聴覚を共有できるが、エーテルを有した存在に敵意をもって睨まれたりした場合、瞬時に消失する。 とのことなので、もしかしたら危険を知らせるのにも役立てるかもしれません。 先行するトーラさんの肩かどこかに乗せても良いでしょうか? 行く手を阻まれても困りますし、スキルは攻撃寄りで行きますね。 死霊術師も巻き込めそうだったら狙ってみようかなと思います。撃破は難しいかもですが、時間稼ぎはできると良いなと。 汎用スキルは聴覚と視覚で索敵のサポートができればなと思います。
では、【2】に6人、【3】に4人ですね。 マリィさんのリスさんが一緒なら状況も伝わりますし助かります。 特性は捜波・改とホライゾナルジャンプにしますね。 それと、ロゼットさんがリヴァーオブヴァイタルを習得しているなら持っていって貰えないでしょうか? 族長さんに息があれば、もしかしたら助かるかもしれないと思うので。
オレは範囲攻撃メインで持っていくか。ヒールも一応自前の用意しておくぞ
>トーラ >リヴァーオブヴァイタル 了解、用意しておくわ。
トーラさんありがとうございます。 では付けさせていただいて警戒のお手伝いができればと思います!