【剣誓】水底に眠るは故人の槍

ウケッキ

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シナリオID:2099

オープニング

 ディズル大湿地帯。
 そこに住まうリザードマンは外の世界に武者修行をしに行くことがある。
 武者修行はベテランのリザードマンとまだ経験の浅い若いリザードマンのペアで向かうことが多い。
 それはマナズィールと呼ばれ、それ自体は珍しい事ではない。
 冒険者として世界を渡る者、傭兵として各地を転戦する者。どのような武者修行を行うかは様々だ。

 そして今ここに武者修行の旅を終え、故郷へ帰らんとする一組のリザードマンたちがいた。
 片方は隻眼で、年季の入った鎧と使い込まれた弓を持つ老練たるリザードマン【デルグ】。
 もう一方はまだ若さに満ち溢れており、柄部分に赤い布を巻いた槍を背負った若きリザードマン【イレリア】。
 二人は沼地を敵の襲来に備えながらゆっくりと歩いている。ここは武者修行を終えた者にとっても安心できる土地ではない。気を抜けば、そこに待っているのは死だ。
「一面に広がる湿地。この景色を見るのは、いつぶりだったか。もう長い事見ていなかった気さえするな」
 歩きながら、デルグはイレリアに語り掛ける。その目は辺りを注意深く見ておりそこに隙は無い。
「そうですね、ここを離れたのが十数年前ですから。集落はどのように変わっているでしょうか」
「そうだなぁ……ああ、何と言ったか。あれだ、お前の幼馴染の子。あの子なんか美しく育っているんじゃないか?」
 にやりと笑いながら語り掛けるデルグの言葉にイレリアは少々落ち着きなく答えた。彼の想いは件の娘に向けられているようだ。
「そ、それは、はは、だといいですね。きっと、いい夫にも恵まれていることでしょう」
「おいおい、隠すな。俺は知っているんだぞ、修行から戻ったらお前たちが一緒になるって約束をしていることをな」
 その言葉を聞いたイレリアは顔を赤面させ、しどろもどろになりながらデルグへ驚いた表情を向けた。まさか、師匠に色恋沙汰を把握されていたとは夢にも思わなかったようだ。何事も師匠の方が一枚上手、これも生きている年数の差によるものだろうか。
「ちょっとデルグさん、なんでそれを知――――」
 言葉の途中でイレリアの胸部を長く黒い“何か”が刺し貫いた。あまりにも突然のことでイレリアは真面な反応ができず、自身の腹を貫いた“何か”を見て呆けた声を上げる。
「え……がっ、なっ」
「イレリアッ! ちぃっ、今助け……うおわぁぁ!?」
 濁った水面が揺らぎ、水しぶきを上げて複数の人影が現れた。それらは魚の特徴を強く持ったマーマンたちだ。皆、一様に槍で武装しており水中から飛び上がってデルグへと襲い掛かった。
 槍の雨を避けるとデルグは弓を引き絞り、数発の矢を放つ。だがその矢は突如現れた水の壁によって防がれてしまった。
 叫び声と共に水中から大きなマーメイドが現れる。美しい人の女性の上半身を持つ彼女の手には黒い槍が握られている。イレリアを貫いたのは彼女の槍だったようだ。
 投げ捨てるようにイレリアを放るとマーメイドは雄たけびを上げながら手を広げる。すると次の瞬間、彼女の周囲にいくつもの水弾が顕現する。それを見たデルグは苦い顔を浮かべた。
「くっ、水を操るだと……奴め、特異個体か!」
 デルグは飛来する水弾を回避しながら倒れているイレリアへと接近する隙を伺うが、マーメイドの水弾に加え、マーマンたちの猛攻の中では容易に近づくことさえできずにいた。
「ぐぁあ、デ、ルグ、さ、ん……っ!」
 何とか立ち上がろうとしたイレリアをマーマンたちが踏みつける。その手に握られた槍が振るわれ、瀕死のイレリアを何本ものマーマンたちの槍が貫いた。
「ぎゃぁぁああー!」
「イ、イレリアァアアーーッ!」
 目の前で奪われた若き命。集落には待っている者もいた。幸せな未来があった彼の道は……凶刃によって閉ざされたのだ。
 デルグは涙を流しながら弓を引く。一人たりとも逃してはなるものかと彼の瞳には燃える炎が揺らめく。
 だが相手は複数な上に特異個体のマーメイドが指揮を執っている。いくら老練なデルグと言えども多勢に無勢。彼は次第に疲弊していき、ついには湿地に片膝をついた。
「はぁ、はぁ……く、この、魚風情が!」
 服は流れる血で染まり、その身にはマーマンたちの槍が幾本も刺さっていた。もう戦う力はどこにも残っていない。
 無慈悲に振り上げられたマーメイドの黒い槍が――デルグを貫いた。

●亡き人の想い

 シグモル火山帯での依頼を終え、いくつかの仕事をこなしながらレアスはディズル大湿地帯へと足を踏み入れていた。
 慣れない湿地での足取りに苦戦しながらも彼は目的地となる、リザードマンの集落【オーレン集落】を目指している。
「まだもう少し先か……。この辺りはかなり危険な土地だって聞いたからな。用心して……ん? あれは?」
 視線の先に黒い何かが横たわっている。
 レアスが近づいていくと、その黒い物体はリザードマンの男性、デルグであった。瀕死のようだが辛うじて息はあるらしく、身体が僅かに上下している。
 それに気づいたレアスはデルグに走り寄るとその身体を助け起こした。流れ出た血が衣服に付くが、そんなことを気にするレアスではない。
「大丈夫ですかっ!? 今、手当てを……」
「……いい。若者よ、無駄なことはやめるんだ。見ず知らずな君に、頼むのは気が引けるのだが、俺の、最後の頼みを、聞いて欲しい」
 震える手を伸ばし、デルグはある方向を指し示す。
「あの方角に、マーマンたちが根城にしている、場所がある。そこで、赤い布を巻いた槍を、ごっほ、ごほ、探して欲しい。それを見つけたら、この先にある【オーレン集落】へ届けて、くれないか。あいつの生きた証を、届けてやりたい」
 近くを見ればそこにはもう一人の若いリザードマンの死体がある。
「エルナス、というリザードマンの女性がいる、その娘に、あいつの槍を届けて欲しい。頼む……!」
「わかりました、俺に任せてください。必ず、槍を見つけて、届けて見せますから!」
 レアスの力強い言葉にデルグは安堵の表情を浮かべた。彼の手が力なく垂れ下がる。声も弱々しくなっていった。最期が近いのだ。
「ああ、よ、良かった。名も知らぬ少年よ、恩に着る、報酬としては不十分かもしれないが、俺の懐に、旅の路銀がある。もう俺には不要な物だ、持っていってくれ。その代わり、槍を、たの――」
 その言葉を最後にデルグは息を引き取った。レアスはデルグの亡骸をゆっくりと下ろす。
「赤い布を巻いた槍、か。必ず見つけなくちゃ……彼の願いを果たさないと!」
 誰に宣言するわけでもないが、レアスはそういうと示された方角へ走っていくのであった。

 冒険者ギルドの職員から冒険者たちは今回の依頼、マーメイド【アリステア】の討伐資料を受け取っていた。
 近隣の集落【オーレン集落】のリザードマンたちから、徐々に勢力を拡大し無視できなくなってきた奴らを排除して欲しいとの依頼だった。
 応援要員として武者修行から帰ってくるデルグ、イレリアが参加する予定だったが予定の日時になっても帰ってこず、連絡が取れていないらしい。
「いいか、今回の依頼は特異個体も含まれている群れだ。応援要員と連絡が取れんことが気になるが……まあ、十分注意してくれ」
 ギルド職員の言葉を心に留め、冒険者たちは目的地となるディズル大湿地帯・マーマンの巣へと向かうのだった。

解説

レアスとは洞窟の入口で合流する形となります。 同行を申し出れば協力することができるでしょう。 レアスとリザードマン【デルグ】のやり取りは戦闘前にレアスから聞いたことにしても、知らないという形でもOKです。 デルグ、イレリアと連絡が取れないことを受け、オーレン集落から追加人員が派遣される予定でしたが、 集落付近に出現した雲霞鳥への対処の為に人員はそちらに回されることとなり、集落からの応援は期待できません。 ◆場所 ディズル大湿地帯・マーマンの巣 :湿地帯にある、水の入り込んだ洞窟。中は薄暗く、所々が水没している。  浅い所でも腰までの水位があり、水に浸かっていない地面はない。  横幅は複数人が並べる程に広い分、天井は低く、大剣など長物を気にせず振り回せば天井に当たってしまうだろう。  湿地から浸水している為か水は濁っており、中に例えマーマンが潜んでいても目視での察知は難しい。  内部は入り組んでいて迷いやすい。 ◆登場する敵 マーマン :骨製の槍で武装した人型の魚人。槍での攻撃の他、口から圧縮された水弾を放つ。  マーメイドにより統制が取れている場合、連携行動をするので注意。 マーメイド :後方に位置し、手に持った短い槍を投擲する。マーマンに指示を飛ばしているが、近距離に寄られると槍で反撃してくるようだ。マーマンよりも大きく、彼らよりも力と耐久度が高い。 マーメイド【アリステア】 :美しい女性の上半身を持つマーメイド。人語は解さない。  特異個体であり、水流を操って壁として用いたり、複数の水弾を放つ、水の槍を複数放つ、水の竜巻を起こすなどエーテルで水を操る。  とても鋭い黒い槍で武装しており、硬くその刃は鋭い。 ◆予想されるルート マーメイド【アリステア】の討伐 :最奥にいるマーメイド【アリステア】の討伐。彼女は宝物を収集する癖があり、その中にレアスの目的の槍がある可能性もあるだろう。 マーマンたちの討伐 :派手に立ち回り、他のメンバーの為に囮となって、水中から現れ続けるマーマンを相手取るルート。  マーメイド、マーマン合わせて30体程度はいると推測されている。 ◆登場人物 レアス :ウォーリアの授恵者の少年。依頼には慣れてきたが、まだまだ詰めが甘い所がある。

マスターより

お初の人もそうでない人もこんにちわ、ウケッキです。 デルグの最期の願いを受け取ったレアス。 彼が向かうのはマーマンの巣。 果たして、槍は見つかるのでしょうか。 皆様のご参加をお待ちしております。

リプレイ

●濁る水の洞窟

「……警備のマーマンが二体立っているのか。こっちは一人、ちょっと厳しいがやるしか――」
 冒険者の少年【レアス】は洞窟の入口を守る様に立っているマーマンを見つめる。骨製の槍で武装した彼らは隙なく辺りを窺っているようだ。
 意を決してレアスが立ち上がろうとしたその時、彼の身体は後ろに引っ張られた。
「なっ!? ……ってあなたは!」
「レアスさん! お久し振り、だね。何だか頼もしくなった気がするのは……気の所為じゃ無さそうだね……っとここじゃ長話はできないか。一旦、後退しよう。なるべく、静かにね」
 背後から現れたのは偵察に来ていたキオルティスだった。
 キオルティスに促されたレアスは彼と共にマーマンたちに気付かれないようにその場を後にする。

 洞窟から少し離れた場所。そこに冒険者たちは集まり、作戦会議を行っていた。
 彼らは洞窟に潜むマーメイド【アリステア】を討伐する依頼を受けており、その為に件の洞窟の攻略方法を話し合っているのだ。
「中は腰まで水がある所や、それ以上深い所があるみたいだよ。それなら僕がウォーターウォークを付与して……」
 ハーヴィは説明の途中で見知った顔を視界に見つけ、言葉を止める。
 洞窟の偵察に向かっていたキオルティスと共に歩いてくるレアスの姿にハーヴィは驚いた表情を見せた。
「レアスっ! どうしてこんな所に?」
「久しぶり、実は――――」

 レアスは自分が瀕死のリザードマン【デルグ】の想いを受け、彼の仲間である【イレリア】の所持していた槍をマーマンの住処から奪取しなければならないことを伝えた。
 それを聞いたグレイブ・ヤードは考えこみながら話す。仮面で隠された顔の表情は伺えない。
「……なるほど、応援要員の二人が合流できなかったのは既に亡くなっていたからだったんですね。そうなると、やはりこちらの戦力のみであの洞窟を攻略しなければいけません」
「あそこは狭い上に腹まで水があるんだろ、シーウォーカーやウォーターウォークがあるとはいえ、苦戦しそうだよなぁ」
 サイラスは軽いため息をついた。彼が今回参加したのはマーマンたちから取れる素材目当てのようだ。彼らが溜め込んでいるであろう物品の中にも活用できるのがあるかも知れないと踏んでいるようだ。
「道中にはマーマンとマーメイドがいるみたいだし、そいつらを突破してアリステアを撃破か。水は濁ってるらしいから、敵の位置に気を付けないと。それに盾としても使ってきそうだしな」
 地面に木の棒で敵の位置の予想図を描いていたナキルの隣から金髪の少女が顔を出す。彼女はユークリア・フィナンシェ。雰囲気の似ている二人の様子は姉弟に見えなくもない。
「それなら水の盾ごと吹き飛ばしてやればいいのです! 私のタイダルストリームで攻撃の起点を作ります、あとはアリステアを殴れば良いのですよっ」
 ユークリアは木の棒をナキルの手から受け取ると、一直線にアリステアの位置まで線を引く。
 力技というか、脳筋というか、素晴らしく強引なその方法にナキルは溜め息をついた。
「ユク姉、そんな力業な……」
 ナキルの向かいに座っていたクルタルが反応する。彼の視線は先程ユークリアが書き足した地面の図に向けられている。
「いや、案外行けるかもしれないな。強力な一撃の後に攻勢を掛ければ、一気に仕留められる可能性も出るだろ」
 クルタルの言葉に頷くのは、だわだ。彼は剣の具合を確かめながら話に参加する。
「そうだな。防御を失った隙を狙い、一気に走り抜けてリーダー格を仕留める、戦術としては悪くない。指揮官さえ失えば、部下の動きも鈍くなるだろう」
「その手段なら、指揮系統を乱し相手を撹乱することもできそうですねっ! 我が神の教えに“困難な仕事の後のケーキは格別”とあります。皆さん、大変ですが協力してアリステアを討伐し、レアスさんの槍を見つけてあげましょう!」
 意気込んでいるのはレイヤ・ダライ=カホールだ。彼女の崇める神にはあらゆる事象をケーキになぞらえた教えがあるという。変わった教えではあるが根本の部分は間違ってはおらず、ケーキはさておき不思議な説得感がある様に思える。
 立ち上がったレイヤの隣でフリーダ=ブロムヴィストも立ち上がる。神の教えと聞いて、自分の啓示の事も話したくなったのかもしれない。
「ええ、頑張りましょう。地の利は敵にあり、我が神の啓示にも“駐車場で待ち構える戦車の様な難敵です”と出ています。苦戦を強いられるでしょうが、アリステアを必ず仕留めましょう!」
 神の教え受けるレイヤと神の啓示を受けるフリーダ。二人は神に愛されたコンビに見えなくもない。勿論、二人の神は全く別の物ではあるだろうが、どこか通じる所はあるのかもしれない。
 レアスは冒険者たちの言葉を聞いて深く頭を下げる。
「ありがとう、みんな。よし、アリステアを倒して必ずあの人の槍を見つけよう!」
 レアスの言葉に冒険者たちは声を上げる。戦意は十分、これならば不利な環境を跳ねのけ、あの洞窟を攻略することも難しくはないかもしれない。

●水の滴るマーマンたち

 洞窟の入口を守るマーマンの視界に影が踊る。それは素早く移動し瞬時に彼の前まで迫ると、蒼い軌跡を描きマーマンの首を一息に落とす。
 影――だわは首を失ってふらつくマーマンの身体を蹴り倒す。
「ググギャアァア!」
 叫び声のようなものをあげ、もう一人のマーマンがだわに槍を向けるが、背後から現れたナキルとキオルティスに両断され、槍が彼に届くことは無かった。
 洞窟の中を伺いみるキオルティスはその先、入り口近辺には誰もいないことを確認する。
 ナキルは剣に付いた血を振るって飛ばすと辺りを見渡す。その注意は洞窟の周辺へと向けられている。この二体以外に洞窟の入口を守るマーマンはいないようだ。
「ふむふむ、なるほど……さっきのが“なんだ、テメェ!”ですね」
「ユク姉、そんな言葉覚えて何に使うんだよ」
 亜人語適正によってマーマンの言葉を覚えようとしているユークリアにナキルは疑問を投げる。
 ナキルに問いかけられたユークリアは自慢げな表情を浮かべてふんぞり返った。
「よくぞ聞いてくれました、ナキルん! えっへん、この言葉を使って指揮系統を乱すのです! ふふーん、我ながら完璧な作戦っ」
「でもそれ多分、罵倒だよな? 乱せるのかなぁ……」
 二人のやり取りを見ていたクルタルとグレイブは一理あるといった表情で頷いている。
「確かに、奴らの声を真似られれば亜人語適正で覚えられる言葉はカタコトとはいえ、撹乱にはなるかもな」
「そうですね、指揮権のある者が罵倒すればその配下の者はその言葉を恐れることもあるでしょう。恐れは身体の萎縮を生みます。そうなれば攻撃にも防御にも、隙が現れるかもしれませんから」

 入り口の安全を確保した冒険者たちは十分警戒しながら、洞窟の内部へと足を踏み入れる。
 洞窟の天井は情報通り狭く、水は入り口の時点で既に腰の高さまで来ているようだ。一部水没していない足場を見つけるとハーヴィは皆に声を掛ける。
「それじゃ、ウォーターウォークをかけるよ。希望する人は言ってくれるかな」
 ハーヴィの言葉に賛同したメンバーを集め、ハーヴィはウォーターウォークを放つ。集まったメンバーに不可視のエーテルが付与され、彼らは水上で歩行できるようになったようだ。勿論、天井が狭い分、多少屈んで進まねばならないが。
 壁歩きを用いて先行するキオルティスは水面に浮かび上がる波紋を見つけ、後方を進む冒険者たちに手を上げ停止を促す。
 水中を高速で移動するマーマンたちの位置関係は捜波・改によって把握してはいるが、水中は濁り彼らがいつ攻撃に入るかなどの予備動作は分かり辛いようだった。
 息を潜めたマーマンたちが突如として水中から槍を手に飛び出す。
 繰り出される槍を紙一重でかわし、キオルティスはすれ違い様に襲い来るマーマンを斬りつける。斬り伏せられたマーマンがぷかりと水面に浮かんだ。
「グガァアア!」
「……遅い、そんな攻撃で俺を捉えられると思うな」
 水中から突き出される槍を【剣 -堅牢調律】の蒼い刃にて受け流すと、すかさずだわは【剣 -標準調律】を振るう。流れるような動作で剣閃が放たれ、空間に蒼い光が輝く。
 胴体を斬られたマーマンは仰向けに血を吹き出しながら倒れた。
「須らく魔物は殺す……それだけだ」
 そういうとだわはマーマンたちの方を見た。直後、邀撃を発動させた彼にあるマーマンの視線が注がれる。怒りに震えるように叫び声をあげる彼の槍がだわの方を向いた。
 剣を構えるとだわは静かに言い放つ。
「来い、どのような奴が来ようと……全て斬り伏せる」

「せぇえりゃああーー!」
 水面を屈んで走ったレアスは鋭い突きを放つ。剣の切っ先がマーマンの身体を貫き、深手を与えた。だが倒しきれてはいない。
 流血しながらマーマンが槍を振り上げた瞬間、ナキルの剣がマーマンの首を飛ばす。くるくると飛んだ首は水面に、ぽちゃんと着水した。
「迫ってくる数が多い、まずは動きを止めるぜ!」
 そう叫んだナキルは水面を走り敵の真っただ中に飛び出すと手を上げ、殺界改の発動をわかりやすく仲間内に周知する。
「テメェ等、まとめてぶっ叩く! 覚悟しやがれッ!」
 殺界改が発動し、彼の周囲に不可視のエーテルが放たれた。そんなことも知らずに彼に接近した数体のマーメイドの動きが止まる。彼らは自由な動きが取れないことで動揺しているようだった。
 ウォーターウォークを受けた味方が水上で戦っている間、フリーダは水中にいた。彼女の立つ位置は地面が沈み込んでいる地形の関係上、深く水に没していたのである。
 水中で迫るマーマンの槍を、構えた盾で防ぐとフリーダはヒットアンドアウェイの要領で離れていくマーマン目掛けて、剣を振るう。レイテントバグ【攻撃判定拡大】によって伸びた射程はそう易々とマーマンを逃がさない。
(これで二体目、まだ数はいる筈です。呼吸が続く内にもう少し倒しておきたい所ですね……)
 水の抵抗もあり、剣を振るう度に気怠い重さが纏わりつくがフリーダはそれを根性で振り切る。動きが重いと言えど、全く動けないわけではないのだ。要はやり方と心持ち次第である。
 フリーダの隣を黒褌を巻いた勇ましいサイラスが駆け抜ける。彼は【風来坊】を振り抜くと、マーマンたちの後方にて指示を飛ばしていたマーメイドを狙う。
 接近されたマーメイドが短い骨の槍を構えてサイラスを迎撃する態勢を取った。
 繰り出される骨の槍による一撃を左肩に受けながら、サイラスは構わず風来坊を振るった。その刃がマーメイドの身体を叩き切る。

「おっと、良い命中精度を誇っているようですね。ですが、防いでしまえばいいだけの事です」
 グレイブは飛んできたマーメイドの槍を盾で弾き返し、身を守る。どうやらマーメイドたちは自分たちの後方に新しい骨の槍をマーマンたちに運ばせ、補給しているようだった。
 ふと、彼は水面に浮上したサイラスの姿を確認した。彼の肩口からは血が流れており、傷を受けた側の腕を動かしにくそうにしている。
「あれはいけませんね、早速回復を致しましょうか」
 手に持った無銘祭祀刀に意識を集中すると、彼はエーテルを増幅させ光を纏う。増幅された光はサイラスへと放たれ、彼の傷を癒した。
「すまん、助かった!」
「いえいえ、援護は此方の務めですから」
 傷を回復したサイラスが再び水中へと潜っていくのをグレイブは見送った。

 同じ後方に位置するヒーラーではあるが、後方であまり位置を変えずに仲間たちを支えるグレイブとは対照的にクルタルは移動しながら援護をしている。
 彼は水泳を生かし水中を泳ぎながら移動し、適宜味方にヒールや輝刃を投げている。後方から全体を見通すグレイブと彼と連携し、臨機応変に動くクルタル、その二人による二重の支援が仲間たちの戦いを支えているのだ。
 時に彼はエンライトを使用し光を発生させると、マーマンやマーメイドの動きを観察する。マーマンたちは多少光を気にする様子はあるものの、そこまで注視はしていないようだった。
「……注意を引くまでには至らねえか。ま、奴らの位置の目印程度にはなるか……っと!」
 新たに現れたマーメイドの投げ槍がクルタルの隣を掠める。槍はそのまま飛び、洞窟の壁に刺さったようだ。
「数が多いのなら、個々の力を上げればいいのです! いっけぇーー! ハウリング・オブ・ブルゥウフレアァアーーッ!」
 必殺技よろしくユークリアはハウリング・オブ・ブルーフレアを放つ。勿論、これは攻撃技ではない。エーテルの波動を放ち、範囲内の対象の能力を向上させるものだ。名が示す如く、対象者たちの身体からは青白い炎が立ち上る。
 そして道中で覚えたマーマンたちの言葉を駆使し、ユークリアはマーメイドを真似てマーマンたちに指示を飛ばす。
 下がれ、前進しろと全く違う二種類の指示を受けたマーマンたちはたちまちに混乱し、その足並みが乱れた。カタコトの言葉と言えど、真似されるとは思ってもいない彼らはそのユークリアの声真似をマーメイドの指示と信じて疑わない。足並みが乱れたマーマンたちの隙を突き、冒険者たちがマーマンを討ち取っていく。
 マーメイドたちは指示が通らないことに苛立ったのか、味方の位置などお構いなしに骨の槍を投擲し始める。冒険者達へ空中から降り注ぐそれらは勿論、マーマンにも犠牲を出してはいるが、苛立ったマーメイドたちはそんなことは気にしていないようだ。
「壁を作ります、その背後に隠れてくださいっ!」
 レイヤはクルタルの近くに魔法の鉄壁を作成する。アイアンウォールで作成された鉄壁が数本の飛来する投げ槍を防いだようだ。
 クルタルは泳いで移動し魔法の鉄壁に身を隠す。僅かに顔を出して、ちらりと見ればいまだマーメイドたちがマーマンに指示を飛ばしながら、投げ槍を投擲しているようだった。
「ふぅ……ったく、やたらめったら投げやがって。こっちは遮蔽物があんまりないんだぞ」
 レイヤが作成した魔法の鉄壁はカンカンっと金属音を鳴らしつつ槍から彼を守っている。
 竜石の短杖を構え、レイヤは味方から位置を共有されたマーマン目掛けてヘイズを放つ。光で構成された小さな鳥たちがマーマンへと群がった。その光景は雲霞鳥を彷彿とさせる。
「遮蔽物なら私が作りますっ! 皆さんは絶対に私が守って見せますから!」
「ははっ、頼もしいな。それじゃこっちも反撃といこうか!」
 クルタルはレイヤの言葉を受け、武器を握り締めるとマーマンたちの方を向いた。

 ハーヴィが竜石の短杖を振り上げ、アイアンウォールを召喚する。味方と連携した配置によってそれらは遮蔽物兼敵の数を調節する壁の役割を果たしていた。現れた壁に阻まれ、マーマンたちは数の優位を生かすことができない状態に陥っているようだ。
 マーメイドが集まっている地点目掛けて、味方を巻き込まないように注意しながらハーヴィは空間爆砕を放つ。
「よぉーし、気合入れていっくよー! そぉれっ、どっかぁああんっ!」
 一瞬、空間が揺らめくと次の瞬間、マーメイドたちのいた地点で不可視のエーテルによる爆発が発生する。それは荒れ狂う衝撃波を発生させ、マーメイドたちを粉々に吹き飛ばした。
 指揮する者を失い、ユークリアの妨害もあって指揮系統が完全に乱れたマーマンたちは既に散発的な攻撃に留まっており、脅威と言える程の攻撃はできていないようだ。魔法の鉄壁によって自由な移動が遮られていることも理由の一つだろう。
 ハーヴィの視界の先でナキルが発動していた殺界・改のカウンター攻撃によってマーマンたちが斬り伏せられる光景が見えた。
 現状では、自分たちよりも数に劣る冒険者たちにマーマンたちは劣勢に陥っているようだった。
 ふと、マーマンたちの奥。マーメイドの死骸が浮かんでいるあたりの水面が盛り上がると、そこからマーメイド【アリステア】が現れた。
 アリステアは黒い槍を振り上げると、だわ目掛けて無数の水の槍を放つ。
 だわは身を翻してそれらをかわしながら、剣を振るうと水の槍を打ち払う。
 水の槍が降り注いでもだわが健在なのを見て、アリステアは苦い顔を浮かべた。
 アリステアの姿を確認したユークリアは短杖を掲げるとその場の全員に注意を促す。
「出ました、アリステアです! 攻撃の起点は私が作りますよっ! 皆さんは泥が目に入らないように注意してくださいね!」
 掲げるユークリアの短杖に強い光が収束していく。それは徐々に輝きを増していった。
「打ち払うは邪悪なる眷族……貫け、戦場を照らす光芒! タイダルゥウウウストリィイイムッッッ!」
 激しく輝いたユークリアの杖の先端から眩い光が放たれる。極太のレーザーの如く放たれたエーテル光波は水を吹き飛ばし、地面を削りながらアリステア目掛けて一直線に進んだ。
 アリステアは水を結集させて防御用の壁を作るが、その壁は輝く光芒によって撃ち貫かれた。防ぎきれなかったアリステアの右半身が消し飛ぶ。
 肩口から右腕、右腰辺りまでを消し飛ばされたアリステアだったが、激しく流血しながらもその闘志は薄れていない。槍を構えると彼女は戦闘継続の意思を示す。
 タイダルストリームによって大きな痛手を受け、アリステアの行動に隙が生じた。そのタイミングを冒険者たちは待っていたのだ。
「今です! 皆さん、後はお願いしますっ!」
「任せとけっユク姉! 皆、あいつをぶっ倒そうぜッ!」
 ナキルの声に反応し、アリステアへ冒険者たちは駆けだしていく。その先頭は壁を走るキオルティスだった。
「こんにちわレディ。こんな状況じゃなければ、お茶にでもお誘いしたい所だけれど……仕方ないね。さあ、俺と一緒に踊ってくれますか、レディ?」
 アリステアは彼を打ち払おうと槍を横薙ぎに振るうが、それが彼に当たることは無い。まるで踊りとも言えそうな華麗な動きでキオルティスはその凶刃を避ける。
 両手に握られた竜牙の細剣が煌めく。不可視のエーテルを纏ったその一撃は、武器を振るった予備動作でがら空きとなったアリステアの胴体へと打ち込まれる。破鎧砕の効果により、アリステアの表皮の色が変色し、その部分の守備力が下がったようだ。
 胴体に一撃もらったアリステアはキオルティスを睨みつける。だがキオルティスはいつもの態度を崩さない。それは彼らしいとも言える。
「レディ、その怒った表情も素敵だね。ああ、出会う場所が戦場で無かったらよかったのに」

 アリステアと前線のメンバーが戦闘に入ったタイミングでマーマンたちが最期の抵抗とばかりに冒険者たちに襲い掛かっていた。
 襲い来るマーマンをだわは攻撃をかわしながら斬り伏せる。もう何体目だろうか、数えることすら面倒なほどに彼はマーマンを斬っていた。
 斬っても斬っても現れるマーマンではあるが、その数は有限だ。いつかは必ず終わりが来るだろう。既に相当数のマーマンやマーメイドが倒されている。
「確か、30体程度とか数の予測がされていたな……となるとそろそろ打ち止めが近いか」
「ええ、そのはずです。かなりのマーマンたちを打ち倒していますからね。もう大規模な増援は無いと見ていいでしょう」
 迫ってきたマーマンの槍がフリーダを狙い、彼女目掛けて放たれる。
 だがフリーダはエーテルを武具に纏わせ、その防御力を向上させるとその攻撃を盾で受け止めた。甲高い金属音を響かせ、盾がマーマンの槍を受け止める。
 受け止めた槍ごとマーマンを弾き返しフリーダは走る。彼女に弾き飛ばされ、吹き飛んで転がったマーマンを踏みつけながら、飛び掛かってくる別のマーマンをフリーダは斬り飛ばす。彼女の剣に両断されたマーマンは断末魔の叫びをあげながらその場に崩れ落ちる。
「あなた方は我々が支えます。傷は気にせず、思いっきりやってください」
 前線で戦い続け、細かい傷だらけのフリーダとだわ目掛けてグレイブはヒーリングオーラを放った。淡い光が広がり、二人の傷が癒えていく。
「その通りだ、こっちの回復は手厚いからな。マーマン共に覆される心配はないぞ」
 マーマンたちはいまだ、増援が減ったとはいえ冒険者たちよりも数は上。攻撃は常に続いており、それぞれが無傷ではない。
 その為、ヒーラーであるクルタルとグレイブは交代するように周囲の冒険者たちへ回復を放っていたのだ。
 傷を与える度に二人に回復され、マーマンたちの士気は否が応にも下がっていく。既に戦闘開始時のような勢いは彼らには無かった。
「そっちの手札はまだあるか?」
 クルタルが隣にいたグレイブへと話しかける。グレイブは顔を向けずに答えた。
「そうですね、まだ回復に余裕はありますよ」
「そうか、こっちも問題はない。このまま押し切っちまうか!」
「ええ、その方がいいでしょうね。敵の士気は下がっています、押すなら今でしょうから」
 グレイブの言葉にレイヤが呼応する。彼女はマーマンたちに狙いをつけると短杖を掲げ、人魚を顕現させる。それはウェパル=レイ、黒い人魚と呼ばれる水域を支配するもの、序列42番の公爵……と言われている存在らしい。彼女によれば。
 人魚は腕を広げるとマーマンたちへアーケインを放った。濁った嵐が吹き荒れ、マーマンたちの動きを阻害する。もがくが、彼らは逃げることができないようだ。
「さあ、これでおしまいにしてあげます!」
 続けざまにレイヤが放ったのはヘイズだ。輝く鳥の群れが身動きの取れないマーマンたちを群がる様に襲い、それらが消え去った後には動かなくなったマーマンたちの死骸だけが残っている。
 運よくその攻撃から逃れたマーマンが逃走を企てるが、後方から戦場を見るハーヴィはそれを見逃さない。
「どこへ行くのかな? 逃がすわけにはいかないよ、可哀そうだけどね」
 短杖の先からハーヴィは巨大な炎弾を放つ。逃げまどうマーマンたちの中心で炸裂したそれは爆炎を巻き起こし、彼らを全て焼き尽くした。黒く焦げたマーマンたちはその場に倒れる。
「さて、これでこっちは終了っと。あとはアリステアだね!」

●栄華を誇った人魚の最期

 アリステアは黒い槍を振るい、迫ってくるサイラスを迎撃しようと試みる。
 だが満身創痍の身体では腕は思うように上がらず、攻撃をまともに放つことすらできていない。
「なんだぁ? お前腕が上がらないのか。だがこれも定めって奴だ。大人しくおれたちにやられとけ。その素材は有効活用してやるからさ」
 サイラスが振るう風来坊に斬り刻まれ、アリステアは叫びながら後方に跳ぶ。そのまま口を開けると水弾を放ってサイラスを牽制した。
 後方に跳んで避けたサイラスは止めを刺しきれなかったことに苦い顔を浮かべる。
 ナキルがサイラスの横を走り抜け、 蒼剣アルサリアを構えてアリステアに突っ込んだ。そのまま鋭い突きを放ったが、その攻撃はアリステアが水を壁のように操り、受け止められてしまった。水に取り込まれる前にナキルは後方へ跳ぶ。
 その様子を見ていたサイラスはぼやく様に言う。
「ちっ、まだそんなもんを使う余力があったか……! しぶとい奴だ」
「サイラス、こっちに攻撃を合わせられるか? ちょっと考えがあるんだ」
「何? 攻撃を合わせろって……」
 ナキルから耳打ちされたサイラスはにやりと笑う。
「面白い作戦だ。ちまちま削るよりもよっぽどいい。その話、乗った!」
「よし来た! それじゃユク姉、サポートよろしく!」
「はい、ナキルん! いつでもどうぞっ!」
 ナキルとサイラスはユークリアの攻撃にタイミング合わせようと一時待機し、様子を窺う。アリステアは彼らが何かを企んでいると警戒しているのか、まだ仕掛けてこないようだ。
「私に時間を与えたのが運の尽きですよ、あなたはこのタイミングで攻めればよかったんです。ですが、それをしなかった……その時点で、貴方の負けなのですっ! 穿ち、貫けっ、タイダルゥウウストリィイムッ!」
 轟音と共に光が収束していたユークリアの杖の先端から巨大なエーテル光波、タイダルストリームが放たれる。
 一度それを受けていたアリステアは水の壁を三重に展開し、防ごうと試みたがエーテル光波は水の壁に触れるなり、その水を吹き飛ばし、なおも直進を続けた。一枚、二枚と水の壁がはがれていく。
 アリステアは必死に水を掻き集め、壁を生成しながら後方へと徐々に下がっていった。
 そして最後の水の壁とエーテル光波が消えたのはほぼ同時。その瞬間、安堵の色がアリステアの顔に浮かんだ。
「悪いな、そっちは囮だ」
「そうだぜ、じゃあなアリステア、俺の、俺たちの、武勇伝にしてやるぜぇ!」
 声に気付いたアリステアの視界に突きの姿勢で突っ込んでくるサイラスとナキルの姿が見えた。
 タイミングをぴったり合わせた二人が放つ雷刃剣がアリステアの胸部を貫く。断末魔の声を上げ、アリステアはついにその場に倒れた。
「ははっ、やったぜ! 俺たちの勝利だッ!」
「いよっしゃああ! 素材ゲットだぁああ!」
 勝利に喜ぶナキルとその隣でマーメイドのしかも特異個体であるアリステアの素材ゲットに歓喜の声を上げるサイラス。喜ぶという動作ひとつで、こうも違うものだろうか。
「これで一件落着ですねっ、おっとと、ありがとうございますナキルん」
「全く、危なっかしいなユク姉は」
 靴から水抜きの動作をしたユークリアがふらっと体勢を崩したのだが、それをナキルがさっと支えたのだ。とは言っても、傍にいたナキルの頭に咄嗟にユークリアが手を置き、支えにしたと言った方が正しいが。背の低い彼にとっては若干気にする所ではあるだろうが、慣れているのかそこまで不服そうには見えない。まるで仲睦まじい姉弟のようだ。
 それを見ていたサイラスはこう呟くのだった。
「……なんか姉弟みたいだな、雰囲気似てるし」

 その後、残ったマーマンやマーメイドがいないか調査を兼ねてレアスと共に冒険者たちは洞窟を探索し彼の目的の槍を発見、報告場所である村へと帰路につくのであった。

●逝った者と残されし者

 オーレン集落の入口で素材を満載に積んだ馬車を満足そうにサイラスは眺めている。
「いやぁ、大漁だなおい。はは、何に使おうかなぁ」
 その隣ではレアスからイレリアの槍を、あるリザードマンの女性が受け取っていた。彼女はイレリアの想い人でもあったエルナスだった。
「そうですか、彼は……もう、この世には……皆様、ありがとう、ございました。こうして……彼の生きた証を持ち帰ってくれて。本当に感謝、しています」
 深く頭を下げ、槍を大事そうに抱えてエルナスは去っていく。涙を堪え、感謝を述べて去った彼女を複雑な顔でレアスは眺めていた。
「レアス、辛気臭い顔してるんじゃねえぞ。もっと早く駆けつけていれば、とか思っているんだろ、どうせ」
「……はい」
「物事にはどうにもならないこともある、こういう仕事やってるとそういうことには出くわすもんだ。まあ、何度そういう目に合っても慣れることじゃないけどな」
 レアスの頭をポンポンと撫でるクルタルの隣でハーヴィも頷いていた。
「慣れたくないもんだけどね、こういうのはさ」
「……だな」

 グレイブの手で埋葬されたデルグ、イレリアの墓の前でグレイブは黙祷を捧げている。
「安らかに眠ってください、どうか安息が訪れますように」
 その隣ではキオルティスが村の楽器を借り受け、死者に捧げる鎮魂歌を奏でていた。静かな音色が村に響き渡る。
「エルナスさん、出来ることがあったら言ってくださいね、力になりますから」
「……ありがとうございます」
 エルナスをいたわっているのはレイヤだ。愛する者が帰還する日に嬉しさではなく届けられたのは悲しみ。そのショックは計り知れない物だろうから。
「なんとか槍は取り戻しました。せめて安らかに眠って頂きたいですね」
「そうですね、二人の魂に……どうか安息がありますように」
「ああ、そうであって欲しいよな。ゆっくり眠ってくれよ、二人共」
 鎮魂歌を聞きながら、フリーダとナキル、ユークリアは黙祷を捧げている。
 少し離れた位置にいるだわは静かに思う。
「……魔物によってまた命が奪われた。やはり魔物は須らく殺さねばな」

 イレリアの墓の前に刺さった槍の赤い布が、風もないのに揺れていた。
 それはまるで取り戻してくれた、無念を晴らした冒険者への感謝の気持ち。その表れのようにも思えたのだった。

マスターコメント

ご参加ありがとうございました。 皆様の活躍のおかげで、アリステアは討伐されオーレン集落の依頼は達成されました。 無事、レアスくんの目的の槍も見つかったようですね。 それではまた次のご依頼でお会いしましょう!
ロングシナリオ

ロングシナリオ普通 報酬:標準10 / 6〜12人

2022年05月06日 16時47分07秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. グレイブ・ヤード

    さて、準備をしっかりしたほうがよさそうな場所ですね。 ヒ-ラー、グレイブ・ヤードです。 よろしくお願いしますね。

  2. だわ

    ウォーリアだ。だわと呼んでもらえれば。 レアスと関わるのは初めてだがよろしく頼む。 ■目的 ギルドからの依頼としては「特異個体マーメイドの討伐」。 レアスの目的は「赤い布を巻いた槍を回収しオーレン集落へ届けること」だな。 ■フィールド かなり動きづらい場所だな。 普通に水に入れば動き(移動・INI・命中・回避など?)に悪影響がありそうだし、ウォーターウォークがあっても天井の低さがネックになるのだろう。 岩壁や天井に攻撃が当たり続ければ崩落しかねないようにも思える。 所々が水没しているとのことだから、槍の捜索のために隅々まで探索するなら水に潜る準備が必要かもしれないな。その場合も水の濁りは課題として残るだろう。 ■敵 マーマンが近距離、マーメイドが遠距離をそれぞれ得意としているようだが、どちらも遠近両対応だろうし水を操る攻撃は魔法攻撃扱いでもおかしくないな……。 ■個人行動 俺は「マーマンたちの討伐」の方へ行こう。回避を上げていく。 殺界を使うかどうかはまだ考え中だ。

  3. ハーヴィ

    キャスターのハーヴィだよ、宜しくね。 >フィールド だわの言う通り、ウォーターウォークは天井の低さがネックになりそうだね。長物を扱うなら、敢えてウォーターウォークは付与しないと言う選択肢も出て来るかな。 その場合、バランス感覚で足元の悪さを補う形になるんじゃないかなって思う。 内部は入り組んでるみたいだから、位置感覚もあると良さそう。 槍の捜索は捜波や探波、看破を組み合わせて何とかならないかな。水が濁っている以上、普通に潜っても見つけるのは難しそうなのと、あと水中装備はかなり弱体化しちゃうから戦闘面で不利かなって。 >水を操る攻撃 僕個人はこれ、魔法攻撃だと思って見てた。 そのつもりで対応してっても良いかなって思う。 >個人行動 とりあえず「マーマンたちの討伐」に行くつもり。後ろから範囲攻撃でガンガン倒してくね。マーメイドを優先撃破したいとこ。 移動は出来るから、囮希望の人が多かったら動きを再考するね。

  4. ナキル

    「ナキルだ、よろしく頼むぜ! さて、取り急ぎ >囮 ほんと前にこいつら(マーマンとかマーメイド)相手に囮した時…やたら集中されて苦労した 覚えがあるから、今回は囮役は他に任せようと思ってる。 くらいかな。とりあえずは! >敵 「雷神剣」とか、そのへんを叩き込むならマーメイド、アリステアっての一択かな。 つか、剣が振り回せるかって話だと、ちょっと装備面も見直さないといけねーかも知れないか 奴らの槍は「刺突」が使い方の中心だとしたら、天井が低いってのはカバーしてるのかもだな… 槍を払い上げれば天井に引っ掛けさせる事もあるかもって思ったりもしたが。 マーマンをどうにかしないとって状況ならマーマン叩いて 平気そうならマーメイドを殴る予定っと。 マーメイド連中の「マーマンへの指示」なんかは、サウンドボマーとかで阻害できるってのも 在るかも知れないか…まぁ、思いついたのはこんな程度かな。 だわは細かい所もサンキューな、分かりやすかったぜ。」

  5. グレイブ・ヤード

    >戦場 装備等に余裕があれば程度ですが「水系アクションスキル(水着アクションスキル)」を準備しておくほうが安全、かもしれませんね。 足を取られる、踏ん張れないというのはさすがに立ち回りも難しそうですから。 >敵 基本的に支援中心で動くつもりではありますが、場所柄祈雷を準備したほうがよさそうでしょうか。 感電はないにしても、あちらのほうが回避は上手そうな印象があります。

  6. ハーヴィ

    >水着アクションスキル 先にも書いたけど、水着装備って防御力が殆ど無いから大幅弱体する覚悟は要ると思うよ。 もしも水着装備でいくのなら、いっそ水中戦メインにしても良いと思うな。味方のカバーが得られないと言う難点はあるから、メリットとデメリットは十分秤にかける必要があるけど……。 あと、ウォーターウォークは僕の方で持ち込むつもり。希望者には纏めて付与するね。 >祈雷 これなんだけど、ワールドガイドのO召喚のところに「この霧は指定されたヘクス内において天空まで遮られない空間が一点でも存在しない場合、発生しない。」とあるから、洞窟内で使うのは無理なんじゃないかな……? 念の為、確認してみて。もしも読み違えてたらごめんね。

  7. レイヤ・ダライ=カホール

    レイヤ・ダライ=カホールです、よろしくお願いしますね。 今回はまた、難しそうな戦場です。 水浸しな洞窟ですがウォーターウォークだと狭い洞窟がもっと狭くなりそうです。悩ましいですね。 この水の濁りようだとどこからでも奇襲が来そうですし…。 とりあえずはストーンウォールで遮蔽物を作ったりしようと思っています。 あとは、最奥に向かうと追手が来るかもなので、その支援にアーケインも。

  8. クルタル

    ヒーラー、クルタルだ。今回もよろしく頼む。 水中での戦いは敵に利がある状態で、浅いところでも腰までの浸水、か。動きづらい上に足をやられるとひとたまりもない……となるとウォーターウォークが安脾か。もらえるならもらっときたいな。 その状態でも水中からの攻撃には警戒が必要…んー 光縛封でアリステアを囲っちまうのもありか 魔法攻撃っぽいけど、時間稼ぎにはなるんじゃねーかと。

  9. クルタル

    あっ悪い、更新しないで発言したからかぶっちまった。こう、良い感じに読んでくれ(

  10. ハーヴィ

    今ふと思ったんだけど、サーマルアイで水中に潜むマーマンを見つけ出したり出来ないかな? 普通に待ち構える際には勿論のこと、もし水中戦する場合、濁った水の中に入ることになるから、水中の視界確保にも役立つんじゃないかって思ったんだけど。 加えてシーデビルアーマーを併用することで、水中でステルス状態になれるんじゃないかって。 ……とか言っといて何だけど、僕自身はこの作戦には全く不向きなのでやるつもりはなくて。あくまで一案として考えて貰えれば。 ストーンウォールでの遮蔽物は良さそう。僕もアイアンウォールで他の道を塞いで、増援を減らすとか出来ないかやってみようかな。

  11. グレイブ・ヤード

    天井の高さを考えるとウォーターウォーク・・・安牌、でしょうか? 腰までの高さの上に立つわけですしね。 個人のスタイル次第というのはありますけれども 一応私は術師分類ですので、防御面の弱体化もそこまで問題ないですから水系スキルを準備しておこうと思いますよ。 シーウォーカーで足場の不利だけでも解消したいので。 祈雷に関しては私の認識違いです。 確かにあれは場所条件がありました。

  12. ハーヴィ

    得物と戦い方次第だよねぇ、ウォーターウォーク。 僕自身は武器を振り回す訳じゃないのと、水で足を取られるデメリットの方が大きいと判断してるから付与するけど……。 とゆワケで必要な人にだけ付与するから、欲しい人はプレイングで一言触れて貰えると助かるかな。 >グレイブさん 確かにシーウォーカーは良いよね。水中戦やるなら必須レベルかも。 水底が自分の身長より高かった場合、濁った水で一気に視界が悪くなるからそこだけ気をつけてね。足場のデメリットよりも視界不良のデメリットの方が正直大きいと思うから、対策は要ると思うよ。

  13. クルタル

    あー…そうか。人や種族によっちゃ1m弱だよな、腰までの高さって。確かにそれだと武器を振るうのはもっと難しくなりそうだ。俺もまああんまり影響ない方だが、もうちょっと良い方法がないか考えてみる。 サーマルアイは視界不良とかじゃ役に立たなかった記憶があるから、濁った水の中にいるのを見通すのは難しそうだな…シーフやシューターにはスキルでマーク付与があるけど、あれは本人のみ知覚できるものだし。

  14. だわ

    > 足元対策 ウォーターウォーク、貰いたいから持ち込んでもらえるとありがたい。立ち回れる空間を探す必要はありそうだが。念の為バランス感覚も準備していく。 それと10分毎の掛け直しのタイミングで術者の傍へ寄る必要がある、危険だとは思うが許容してくれ。それまでに片が付けば一番だがな。 槍の捜索・回収も考えればシーウォーカーの有用性も高い。 ウォーターウォークもシーウォーカーもそれぞれ利点があるから、得物や得意な立ち回り方など個々のスタイル次第で選択、で良いと思う。 > 討伐 既に出ている遮蔽物の案、敵の指示を妨害する案いずれも良いと思う。 敵の察知方法は、愚直にやるなら聴覚を頼りにすることになるだろうか。超聴覚があれば洞窟内反響との聴き分けもできるか……? 毒を投げ込むわけにもいかないし。入口で火でも焚いてやれば水温が上がって出てこないか。……難しいな。

  15. だわ

    ああ、そうだ。 水上で戦うにしても洞窟内だから暗さはひとつの課題になりそうだな。 今回は暗視を持ち込む余裕が無さそうだから「テラリウムのランタン」を持ち込もうと思う。水に濡れても光が消えないやつだ。

  16. No.16

    サイラスだ、よろしくなー 水着着て、最初から別れて動く感じならマーメイド狙い、超聴覚使う人いるっぽいから声帯模写で妨害するわ。全部攻撃優先な装備に回して火力と自己回復分を少しでも増やす予定 天井低いのはまあ武器横薙ぎにするとか弄ったスキルの関係でどうにかするつもり 俺はウォーターウォークは要らない。下手すると潰れそう。

  17. キオルティス

    シーフのキオルティス。キオでもルティスでもお気軽に。 初めましての人も久し振りの人も宜しくね! そうだねー…水着着て、シーウォーカーが適切かな…と。 その人それぞれのスタンスにも因るけど ・天井が低い ・浅い所でも腰まで水が浸かっている この2つを考えると、ウォーターウォークで水上に立てるか 何となく微妙だな…と俺自身は思ってしまったので。 サーマルアイ=温感センサーだから、視界不良対策じゃなくて 熱発生源の有無の見極め=索敵=隠れている存在を認知するには 使えると思う。ただ、通常の視界確保は難しくなるね。 それならだわさんの言うように、素直に光源持って入った方が良さそう? 超聴覚でも良いと思うけど。他にも何らかの対策は出来そう…かな。 因みに俺は今の所、マーメイド狙い方向で検討中。

  18. ハーヴィ

    >サーマルアイ あー……ごめん、これは僕の書き方が悪かった。 キオルティスさんの言う通り、索敵としての用途だね。水中に潜むマーマンを見つけるのに良いと思って。 後は潜ったところで敵の位置が分かんないんじゃ話にならないから、シーウォーカー使う時にも良いんじゃ無いかなって思う。 そもそも全身浸水するほど深さのある地点がどれくらいあるのかって話ではあるんだけど。 超聴覚いいと思う。 汎用は超聴覚以外だと看破でも良いかもしんない。後は何かあるかなー……。 >光源 テラリウムのランタン良さそう。エンライトでも良いんだろけど、ちょっと僕の方で持ち込む余裕は無いから、もし持ってく人が居れば頼りにさせて貰いたいかも。後は夜煌石の首飾りとか?

  19. レイヤ・ダライ=カホール

    …ごめんなさい間違えました。ストーンウォールじゃない、アイアンウォールですね。 じゃあわたしのほうでエンライト準備していきますね。 敵さんは水中に潜んでるので、こう、衝撃波とか効きそうな気もしてます。 水中に【爆】な攻撃とか使ってみようかな、なんて。

  20. グレイブ・ヤード

    >水中で衝撃 あぁ、確かに有効そうではありますね。 通常よりも重く広くなりそうな印象はあります。 一部漁でも使われている方法でしたか、水中で爆、に関しては

  21. フリーダ=ブロムヴィスト

    ウォーリアのフリーダです。よろしくお願いします。 >方針 それでは私は水着装備でマーマンを優先的に狙おうと思います。 狭さが少々気になりますが、範囲攻撃を中心に組み立てていくつもりです。 ですのでこちらはウォーターウォークの優先度は高くはありません。 >視界 こちらは光源+透視でどうにかならないかやってみようと思います。 水の中の視界が多少でもクリアになれば、それなりに役に立つでしょう。

  22. ナキル

    「衝撃波3ならオレも使えるな。 水中に叩き込んでみようと思うぜ。 あとはサーマルアイとかならオレも試せるかな……。」

  23. キオルティス

    ああ、今夜には出発なんだね。 水中での衝撃か。確かに効きそう! あと水中って言うと音関係も伝わり易いかなー…と思うから サウンドボマーとかコケ脅しに使えそうかも、とか? とりあえず、今回は捜波・改で敵位置と視界補助をするつもり。 敵位置については情報共有するつもりなんで、もし良ければ。 あとは、シーウォーカーを使うつもりだったけど、同じような効果が 使い方によっては得られそうなんで、壁歩きで行くつもり。 そう言えば。今回は殆どの人がマーマンに行くのかな? もし孤立してしまうようなら、俺もマーマンから行くけど… 現状、マーメイドから行く人って居る?

  24. クルタル

    悪い、いろいろ考えてて書き込みに間が開いちまった。 これまでの流れは把握してる…あと自分でアリステアを光縛封で…っていっといてなんなんだが、Orbが3足りなくて…いやあの 今までなんでとってないんだそのスキルって感じなんだが 本当にすまない…メダル交換が間に合ったらセットしてく 【爆】スキルは【対象識別】が一緒についてるやつじゃないと味方も巻き込むから、注意が必要だな。現状の留意点はそれくらいか…? 俺もエンライトを離れたところに灯して誘導とかできないかなと考えてるんだが、マーマンの索敵手段によっては意味がないからな…ちょっとギリギリまでこねてると思う。

  25. ユークリア・フィナンシェ

    ヒーラーのユークリア・フィナンシェです、宜しくお願いします。 やりたいことがなかなか思いつかなくて参加を渋っていました。 私はマーメイドルートで行こうと思います。 防御と機動力を高めて前を走り、【ダイダルウェーブ2】を放ちながらマーメイドの居所まで突っ込みたいと思います。隠れてる敵にもあたるかも。 最終的に色々妨害役としてマーメイドに当たります。 キャスター武器装備なので、ブルーフレアは持って行く事になりそうです。

  26. ナキル

    「>キオ あぁ、オレは一応マーメイドから叩くつもりだったぜ サウンドボマーは指示系にも影響出せそうだとは思ってたくらいだな。 「深度2以下」の扱いをキチンと把握して無いからシーウォーカーを考えてなかった…… 壁歩いちまえば、キオは何とでもしてそうだな……便利だな、壁歩き >クルタル オレは衝撃波が対象識別だから、大丈夫だな。 Orb不足あるある……気にしなくて良いぜ! 間に合ったらよろしくなーっ オレはサーマルアイの使用で敵の索敵をやってみるつもりだな」

  27. ナキル

    「っと、タイミング…… ユク姉もよろしくな、頼りにしてるぜ」

  28. ユークリア・フィナンシェ

    宜しくお願いしますナキルん! あと亜人語適正を持って行って、マーマンやマーメイドの声をくみ取っていき、声帯模写で統率を乱したり操ったりする予定です。

  29. キオルティス

    お。んじゃ現時点でマーメイドから行くのは クルタルさん ユークリアさん ナキルさん キオルティス …で良いの、かな? 他にもいらっしゃるようなら、その方々も含めて宜しくね! と。忘れてた!…レアスさんはどうしよっか? >クルタルさん もし何かお手伝い出来そうなことが有れば、言って下されば! メダル交換のタイミングって、迷うよね…よね?! >ユークリアさん 美しいレディ、どうぞ宜しくね(微笑 亜人語適正は俺も最後まで迷ったので、ユークリアさんが 持って行ってくれるなら安心!是非拐しまくって頂きたいな、と。 >ナキルさん そうなんだよね。壁歩き、意外と便利。 別に壁や天井だけじゃなく、重力に倣ってくっついてても無問題! でもナキルさんが壁歩きとか出来たら、どの依頼も優勝だよね…

  30. ナキル

    「>ユク姉 ……脳筋指示……? >キオ 大丈夫だと思うな。 レタスには前衛のバランス的にマーマン対応頼むか。 オレの仮プレでちょっと弄ればそこは落とし込めそうだからやっておくぜ 優勝(そわ)」

  31. ユークリア・フィナンシェ

    >ナキルん クールでビューティーな司令塔(偽)ですよ? うるさいオーディエンスね! とか言ってしまいます(言わない) 優勝登山家になるのですか…? >キオルディスさん ふふっ、有難うございます。 今回攻撃力皆無なのでサポート的に頑張れればなと。 あとタイダルストリームで歩く場所に高低差が生まれるかもしれません

  32. グレイブ・ヤード

    (爆関係でふと、「スキル自体のダメージは識別できても、水で伝わる衝撃にまで適用されるのでしょうか」という疑問をもった) (しかしマーマンなど水中生物排除のほうが優先だなと気にしないことにした) >視界について そういえば濁って水中は見通せないという話でしたが、「移動に伴う波紋」は見えるのではないか?と思います。 腰までの高さの水ですからそこまで深いわけでもないですしね。 人サイズのものが移動するのであれば、いくら泳ぎに適性があっても相応に波は立つ、と思うのですが。 まして人を傷つけるレベルの速度が必要でしょうし。

  33. キオルティス

    >波紋 あ。ホントだ。 波紋も合わせればかなりの索敵が可能になりそうだね!俺も良く見てよう。 そういや深度は浅い所『でも』腰辺りだから、場所によっては深いかも。

  34. ナキル

    「>ユク姉 ……なんだって?( って、冗談はさておき、頼りにしてるぜ。 登山の話になってる……いやいや、街角広場のノリになってんぞ?? >グレイブ (流石にそれダメージは無いと思いたいな……) 波紋や気泡くらいは出てきそうな気もするよな。 今回はオレはサーマルアイで行くけど、看破も安定しそうだよな。(うんうん) ……。(キオの腰の高さとか、オレだと沈んだり……いや、そんなないだろ。)」

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0