【酔頸】命を吸う三角錐

革酎

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シナリオID:2097

オープニング

●神代からの巨大遺跡
 リーンエス王国の西方辺境伯領都。その中央に位置するアクファリテ西方辺境伯邸に、ふたりの客人が姿を見せた。
 ひとりは孤高の吸血鬼ハンター、ロレッタ・レーゼン。そして今ひとりは青薔薇の構成員イオレア・シュデルである。
 ロレッタとイオレアは昨晩、リーンエス王国内地のファブランド侯爵領からビッグオウムを飛ばし、急ぎこの地を訪れた。ふたりはファブランド侯爵家を陰から支配していた吸血鬼ロジェイル・アルトミーが、シラー砂漠最大級のバルバロイ組織『太信党』と結託している事実を知ったからだ。
 現在、太信党はルーヴェン・アクファリテ西方辺境伯と本格的な戦争状態に突入しようとしている。その太信党が占拠する巨大遺跡に、ロジェイルが二日前に駆け込んでいた。
「ロジェイルって野郎の部下をお前さん達とそのお仲間で、ぶちのめしたってぇ訳だな。で、そのロジェイルが内地じゃヤベぇと思ったのか、馴染みの太信党のところに逃げ込んだ、と」
 応接室でふたりと顔を合わせたルーヴェンは挨拶もそこそこに、ファブランド侯爵領での経緯についてふたりから説明を受け、大体のところを理解した。
 ロレッタとイオレアはファブランド侯爵領内で、ロジェイル配下の下位吸血鬼トレンプ・ロッドとカーゼル・ラゾリを揃って討ち斃した。
 イオレアが青薔薇としての正式な諜報任務を進めたところ、ファブランド侯爵家の現当主クウリ・ファブランドはロジェイルを告発することで、ファブランド侯爵家の取り潰しを何とか回避しようと目論んだらしい。
 蜥蜴の尻尾切りの要領でクウリに突き放されたロジェイルは、王国内地を離れてシラー砂漠の太信党のもとへ逃げ込んだ、というのが現在までに分かっている事実だ。
 そして西方辺境伯麾下の護兵団が調べ上げたところによると、ロジェイルは太信党が占拠している古代遺跡のうちのひとつ、テクホテップ陵と呼ばれるピラミッドに潜伏しているに違いないとの由。
「お前さん達、ピラミッドってぇのを知ってるか? 何百何千っていう数の巨大な直方体の岩を山の様な形に積み上げた、神代の頃からあるってぇ噂の巨大遺跡だ。テクホテップ陵は三角錐型のピラミッドでな。その内側は余所者にとっちゃあ罠地獄みてぇなところさ」
 内部は地上部と地下層に分かれており、迷路の様に複雑な構造となっている上、そこかしこに罠が仕掛けられているのだという。
「このテクホテップってぇのが正体不明の輩でな。数百年前に死んだ当時の大部族の神官ってぇ話だが、その一方で、こいつが吸血鬼だってな説もある。何でも、屍念の記なる古代書物の呪文を読み上げたら復活するとかどうとか」
 このテクホテップの眠りを妨げる者の侵入を排除する為に、件のピラミッド内には大量の罠が仕掛けられているのだという。
 最後にルーヴェンは、相当眉唾な話だがね、と付け加えたが、ただの法螺話とも思えない奇妙な不気味さが、言葉の端々に漂っていた。
「しかし……ロジェイルは私の両親の仇であると同時に、ファブランド侯爵家からも告発された犯罪人でもあります。何としてでも、奴を討ち滅ぼしたい」
 ロレッタの美貌は静かに落ち着いてはいるが、その口調には熱が籠もっていた。
 ルーヴェンは、潜入暗殺しか手は無いだろうな、と渋い表情を浮かべた。
「テクホテップ陵近辺までの案内は出来るが、そこから先はお前さん達だけで何とかしてくれ。今はまだ、俺んとこも準備段階でな。こんな中途半端な状態で太信党を攻めるこたぁ出来ねぇ」
 申し訳無さそうに顔を歪めるルーヴェンに、ロレッタはお気になされるなと静かに笑みを返した。

●迎撃態勢
 太信党本拠地ラネンターカム陵は、星型のピラミッドである。
 ラネンターカムは神官テクホテップが仕えた過去の大部族の長であり、その彼の遺体を祀るラネンターカム陵もまた、堅牢にして巨大な古代遺跡であった。
 尚、ラネンターカム陵は元々は墳墓ではなく、何か別の用途で建造されたと思しき遺跡の様だ。これをラネンターカムが勝手に己の墳墓として自らを弔った為に、ラネンターカム陵と呼ばれる様になった、ということらしい。恐らくはテクホテップ陵も同様の経緯で、そう呼ばれることになったのだろう。
 二日前の夜、そのラネンターカム陵内の墓石室に幾つかの人影があった。
 吸血鬼ロジェイル・アルトミーと太信党の首領ウザリ・クル・タハーラ、そして彼の右腕と目される太信党戦術参謀アディ・メギロ・トルトブールの三人である。
 幾つも並ぶ燭台の灯の中で、ロジェイルの吸血鬼特有の青白い肌が更に一層、病的な白さを見せていた。
 三人は石床に敷かれた絨毯に胡坐をかき、車座になって額を突き合わせている。
「吸血鬼ハンターか。世の中には面白い輩も居るものだ」
 ウザリは渋みのある低い声音で静かに笑った。
 しかし当のロジェイルにしてみれば決して笑いごとなどではなく、長年好き放題やってきたファブランド侯爵家を放逐される破目に陥ったのだ。はらわたが煮えくり返る思いだった。
「最早私は、内地には戻れぬ。この先、如何様にすれば良い?」
「そうですな……では、テクホテップ陵に身を潜めるというのは如何でしょうか? ここラネンターカム陵程の規模ではないものの、あそこも相当に堅牢な遺跡です。例え西方辺境伯といえども、そう簡単には攻め込めぬでしょう」
 アディが、どこか呑気な調子で笑った。
 が、ロジェイルはどうにも気が気ではない。敵は吸血鬼ハンターと青薔薇、更には冒険者といった連中だ。如何にテクホテップ陵が堅牢といえども、敵が密かに潜入し、自分を討ち滅ぼそうとするのではなかろうか。
「このラネンターカム陵で匿って貰うという訳にはいかないのか?」
「それはご遠慮願いたい。ラネンターカム王の神聖なる墳墓を、異教の徒の血で汚す訳にはいかぬ」
 ロジェイルの懇願を、ウザリはあっさりと蹴った。
「しかし、敵が来るというのであれば返り討ちにするまでよ。我ら太信党の懐深くにまで忍び込んで来る様な不届き者には、シラーの神の鉄槌が下されるであろう」
 テクホテップ陵もまた、シラーの神の加護を受けている、とウザリは自信ありげに笑った。
「とはいえ、念の為に守りは固めておこう。アディよ、ロジェイル殿の為にテクホテップ陵周辺の防衛線を引き直せ」
「は、御意のままに」
 ウザリの指示を受けて、アディはのっそりと立ち上がった。

解説

状況:  PCの皆様は西方辺境伯領都の冒険者ギルド支部にて、青薔薇イオレア・シュデルからの依頼を受け、ロジェイル・アルトミー討伐任務の為に巨大遺跡テクホテップ陵近くまで接近しているというところからスタートして頂きます。  西方辺境伯の側ではロジェイルがテクホテップ陵に匿われているという情報を既に掴んでいる為、ラネンターカム陵への潜入捜索は不要です。  そして今回はロジェイルさえ討伐すれば依頼達成となるのですが、そこに至るまでが少々厄介です。  太信党の防衛線に加え、テクホテップ陵内には幾つもの罠が設置されており、これらを躱すか、突破していかなければなりません。 敵:  中位吸血鬼ロジェイル・アルトミー、シラー砂漠最大級のバルバロイ組織『太信党』に属する戦士達、そして太信党の戦術参謀アディ・メギロ・トルトブールが主な敵として登場します。  太信党首領ウザリ・クル・タハーラは余程のことが無い限り、直接手を出してくることは無いかと思われますが、個人の戦闘力はもとより、集団戦の指揮能力も非常に高い優秀な授恵者です。  また、罠の中には魔獣やアンデッドの類も含まれます。くれぐれもご注意を。 NPC:  リーンエス王国西方辺境伯ルーヴェン・アクファリテ、孤高の吸血鬼ハンターのロレッタ・レーゼン、青薔薇構成員のイオレア・シュデルが主なNPCとして登場します。

マスターより

 皆様、こんにちは。  個人連作【酔頸】の続編OPをご提供致します。  本シナリオを持ちまして【酔頸】は一応の決着を迎える予定です。  そして今回はいよいよ、ファブランド侯爵領編と西方辺境伯編のストーリーが合流します。  内容としては大きな会戦ものではなく、敵地に潜入して標的を抹殺する任務となりますが、場所が場所だけに簡単にはいきません。標的であるロジェイル周辺の守りを薄くする為に陽動を仕掛けたり、ロジェイル暗殺の為にテクホテップ陵内に潜入したりと、やることは多岐に亘ると思われます。  皆様で協力して、ファブランド侯爵家を陰から操っていた元凶を討ち斃して下さい。  それでは、ご縁があればご参加のご検討宜しくお願い致します。

リプレイ

●敵勢分析
 砂漠の夜は、思いの外よく冷える。
 斜陽が地平線の向こう側に隠れると、程無くして天が、星々が瞬く濃紺の空間へと変貌を遂げる。
 無味乾燥な砂と岩だけの大地は急速に熱量を失い、日中の暑さが嘘の様に思える冷気が漂い始めた。そんな中を、ふたつの人影が無言で駆け抜けてゆく。
 シラー砂漠最大級のバルバロイ組織『太信党』が支配する領域内。その中でも特に堅牢な要塞として使われているのが二基のピラミッド――ラネンターカム陵とテクホテップ陵である。
 闇を走るふたつの人影、だわとシルヴィア・A・カペルは、仲間達が待つ低い岩山の麓へと駆け込んだ。
「迷彩、役に立った?」
 出迎えたアルマ・ヴァレンタインが、ランタン片手にふたりを岩陰の裏側へと誘導してゆく。そこにはアルマの他にアデッサ・ハーレイ、フリーダ=ブロムヴィスト、サイラス、リリリリス、ジュスト・ヴェルジーといった面々が息を殺して控えていた。
 だわとシルヴィアは、アルマが偵察用にとふたりに貸し与えていた砂漠迷彩のマントを脱ぎ、それぞれが懐から周辺地図を取り出して硬い岩盤が剥き出しの地面に広げた。
 いつもの黒衣姿のだわとは対照的に、シルヴィアは砂漠民の成人男性が愛用する日除けの白いローブ姿に、バンダナで口元を覆い隠していた。
「テクホテップ陵は、所謂オアシスの中心に位置している。その周辺に古代の遺構が二重三重、同心円状に囲んでいるといった具合だ」
 だわはそれらの遺構に、一個小隊規模の人数がそれぞれ配備されていると付け加えた。
「中でも一番守りが固いのは中央、この神殿の様な形の遺跡だった。恐らくここに防衛線の司令本部があるんじゃないかな」
 次いでシルヴィアが、地図上に大小の丸印を加えてゆく。丸の大きさは敵防衛線の人数に比例している。
 ふたりの報告を聞き終えてから、ジュストが防衛線の端に当たる遺構を指差した。
「最初に一発、大きいのをぶちかますなら、ここだね。まず手薄なところを攻めると見せかけて、敵の注意をこのどうでも良いところに向けさせる」
 敵の意識が防衛線の端に傾きかけたところへ、リリリリスがフリーダと共に中央の神殿を目指す。敵は、最初に攻撃を受けた防衛線の端が陽動だと思い、即座に戦力を中央に引き戻すだろう。
「勿論、お任せ下さいまし。派手に暴れて御覧に入れますわ」
 リリリリスが自信満々に豊かな肉付きの胸を反らした。フリーダも、
「この依頼が達成出来ると、大幅な短縮が期待出来るという啓示がございます」
 と相変わらずな調子で相槌を重ねた。
 だが、この中央への強行突破こそが本来の陽動だ。最初に狙われた防衛線の端は、この時点で手薄になる。ここを、テクホテップ陵突入組が難無くすり抜けてゆくというのが、大まかなプランだった。
「成程な。最初に攻撃を受けたところが実は突破の本命でした、ってなところか」
 ジュストの策士ぶりに、サイラスは感心した様に何度も頷く。サイラス自身はリリリリスとフリーダのバックアップとして、初手から神殿攻撃に加わる腹積もりだ。
「罠はどうだった?」
 だわとシルヴィアが広げている地図をじっと覗き込んでいたアデッサが、視線を上げずに声だけで訊いた。だわとシルヴィアは、何箇所か不自然に兵の配置を避けている箇所があったと説明を加えた。特に、人数の配置が少ない防衛線の端付近は罠と思しき箇所が幾つも見られたという。
「成程な。テクホテップ陵周辺にも罠が張られている可能性はあると思っていたが、そこまで露骨たぁな……まぁ警戒するに越したこたぁ無ぇ」
 ここで漸くアデッサは面を上げ、そのままのっそりと立ち上がった。その視線は、テクホテップ陵突入組が控えている岩山反対側の裾野付近へと流れていた。
「じゃあ、行こうか。俺は初手で火力を叩き込んだ後は、皆の支援に廻る」
 ジュストの宣言を受けて、シルヴィアが再びアルマの迷彩マントを羽織った。突入組に作戦開始の合図を送る為に、中間地点へと身を置く必要があったからだ。
 そしてもうひとつ、役割がある。防衛線の指揮官級を暗殺する為に単独行動を起こしているベルク・オスマットに対しても、神殿への最適な潜入タイミングを知らせる必要があった。
「では皆々様、お手抜かり無く」
 神殿への攻撃を担当するリリリリスは、フリーダ、サイラスと共に防衛線中央付近へと駆け出してゆく。この三人にも当然、アルマは砂漠迷彩用のマントやブランケットを貸し出していた。
「陽動は陽動らしく、派手に行くか」
 だわの落ち着いたひと言に、残った全員が頷き返す。
 いよいよ、作戦開始だ。

●三角錐への挑戦
 遠くで、派手な炸裂音が轟いた。
 キーゼが岩陰から覗き見ると、ジュストとアルマの魔法攻撃が初手で最大火力を敵防衛線に叩き込んだところであった。
 次いでアデッサが迎撃に飛び出してきた太信党の戦士集団と切り結び、だわが中距離の敵相手に牽制の攻撃を加えている。ふたりはいずれも、シルヴィアが仕掛けた淡い光の守護を受けて、接敵に臨んでいた。
「始まりました」
 傍らに佇む大柄な影に、キーゼは淡々と告げた。アクファリテ西方辺境伯配下の漠兵隊長アザンティア・カーンであった。
 当初キーゼは辺境伯麾下の隊に陽動班随伴を依頼したが、西方辺境伯ルーヴェン・アクファリテは、今はまだ兵を消耗する可能性のある任務には就かせられないと、かぶりを振った。その代わり、授恵者たるアザンティアを付けてくれた。
 アザンティアはキーゼが参加する突入組がテクホテップ陵に接近する際、第三の陽動として敵防衛線の後方へと突入する段取りであった。
「エリニアとカーゼル……ファブランド侯爵領で犠牲になった女性達……彼女達の悲しみと無念を、晴らしてあげなくてはね」
 ロゼットは傍らに佇む灰色狼の半獣人にして孤高の吸血鬼ハンターたるロレッタ・レーゼンに、神妙な面持ちでその美貌を向けた。ロレッタは目線だけで、小さく頷き返してきた。絶対に吸血鬼ロジェイル・アルトミーを討ち取ってみせるという強い決意が、金色の瞳の中から感じ取ることが出来た。
「それじゃあ、こっちもそろそろ近づいておこうか。敵が中央に寄ったところで、一気に突入出来る位置に居ねぇとな」
 ダムド・フィリスが鞘に収めたままの剣の柄に軽く触れながら、ゆっくりと岩陰から踏み出した。敵の意識は陽動組へと向けられている。今なら罠が仕掛けられている広い砂地に身を晒しても、敵に見つかる恐れは無いだろう。
「ほぇ~……あれがピラミッドってやつか……すげぇな」
 ロレッタと共に突入組に志願したハヤト=ガラン=ヴォルファングが、感心すると同時に半ば呆れた様子で、満天の星空に屹立する巨大な三角錐の不気味な影を、のんびり見上げた。
「神代の古代人ってのは何考えて、あんな馬鹿デケェのを造ったんだろうな?」
 同様にケン・Z・ブラッドリーも誰かに問いかけるというより、半ば感想を疑問形にしただけの台詞を静かに漏らした。
 今回の様なスタイルの狩り、即ち討伐戦も悪くないと突入組に参加したケンだが、ピラミッドの威容には流石に形容すべき言葉を失ったという様子である。
「でもあの中に、居るのですね……斃すべき吸血鬼が」
 この日のルアンナ・ミュラーも、魔獄の吸血鬼ハンターとしての戦闘衣を身に着けていた。今回討伐する相手はロレッタの仇でもあると聞いていたルアンナは、いつも以上に気合が入っている。ピラミッドという初めて突入するタイプの巨大遺跡であっても、その闘志が微塵にも揺らぐことはない
「でもさー、罠も多いんでしょ?」
 ハヤトやケンと同じく、初見たるピラミッドを感心した様子で見上げているツィーラ・イェレミース。聞いた話では、このピラミッドは本来は墓標として建造されたものではないらしい。では一体誰が、何の目的で、これ程の資材と労力をかけて組み上げたというのだろうか。
 謎が多く、冒険者の血を掻き立てる存在ではあったが、今回の任務は飽くまでも吸血鬼討伐だ。好奇心を満たす為にあれこれ見て廻る訳にはいかなかった。
「って、ここでのんびり眺めてても仕方無ぇや。仇討ち、しっかり手伝わせて貰うぜ」
 ハヤトはここが好機とばかりにロレッタの肩に手を振れた。しかし意外にもロレッタは嫌がるどころか、逆にハヤトの手にそっと触れ返し、感謝の意を表して僅かに頷き返した。
 何となく変な空気になってしまい、逆に慌てたのはハヤトの方であった。

●防衛線中央の激闘
 アルマが放った雷の洗礼は、太信党の戦士達には中々の衝撃だったらしい。
 砂漠地帯では雷雲が発生すること自体が極めて稀であり、知識として知ってはいても、実際に稲光と耳を劈く様な雷鳴を体験すると、ほんの一瞬ではあったが、身動きがままならなくなってしまった様だ。
 次いでジュストが巨大な炎弾を召喚し、敵兵が最も密集している地点に容赦無く叩き込んだ。
 激しく荒れ狂う爆炎の中で、太信党の戦士達は悲鳴を上げながらのたうち廻った。
「どうやら、授恵者が繰り出す魔法攻撃には、余り慣れていないみたいだね」
 しかし、士気は決して低くはない。アルマとジュストの魔法攻撃を免れた他の太信党戦士達は、獰猛な勢いを見せて前衛に立つアデッサに殺到した。
 だがそれよりも早く、アデッサ自らが敵集団との間合いを詰めた。受けて立つという姿勢ではなく、自ら攻めるという積極性に、敵兵達は度肝を抜かれている。
 その隙を衝く様に、アデッサは手近の戦士をひとり、盛大に弾き飛ばした。
 魔法による遠隔高火力に加え、至近距離ではアデッサの凄まじいばかりの突進力が光る。太信党の戦士達は距離感を失っていた。
 更に追い打ちをかけたのが、だわとシルヴィアの飛び道具だ。魔法には詠唱や術式発動の為の時間が必要となる為、極論すればその間に接近戦を仕掛ければ良い。
 しかしだわとシルヴィアは、ほとんど一瞬で次々と間合いの外から攻撃を叩き込んで来る。
 これでは、守り一辺倒にならざるを得ない。

 ジュストとアルマの魔法攻撃、アデッサの近接戦闘、更にはだわとシルヴィアの中距離支援攻撃と、手薄な箇所を攻めるには十分といって良い程にバランスの取れた戦力が、敵防衛線の端に集結している。
 防衛線中央に位置する神殿内では当然、隊長クラスの戦士達が口早に情報を交換しながら、自分達の持ち場をどの様に再編するか、どこの隊を支援に向かわせるかで走り回っている。
 そんな中を、ベルクは陰から陰へと素早く移動しながら司令本部内の最も警護の硬いポイントを目指して進み続けていた。
(正直な話、適当な数を揃えて囲んで袋にすれば殺せる吸血鬼よりも、戦略的に部隊を指揮出来る指揮官の方が生きていられるのが邪魔なのだ……ついでに退場願おう)
 太信党の首領の名がウザリ・クル・タハーラであることは、最早周知の事実である。だがウザリは恐らく、本拠地ラネンターカム陵に居座ったままだろう。
 この防衛線に出てきているとすれば、現在太信党のナンバー2と目されている戦術参謀アディ・メギロ・トルトブールであると考えられる。
 ウザリを斃してしまえば太信党は一気に瓦解するだろうが、流石に今すぐそこまで辿り着けというのは難しいだろう。であれば、せめてアディを仕留められればというのがベルクの発想だった。
 やがてベルクは神殿二階部分の大広間へと辿り着いた。幾つも並べられている木卓の中で、ひと際大きな声でがなり立てている男が居る。周辺に佇む戦士達は恐縮しきりの様子だ。恐らくはあの落ち着きなく喚き倒している男こそが、アディに違いない。
 一撃必殺――ベルクは僅かに見出だした敵兵達の隙間を掻い潜り、一気にアディの懐へと迫った。

 同じ頃、神殿前では新たな騒ぎが巻き起こっていた。
「さぁ、さぁ、おいでなさいまし! この様な任務、華麗に優雅に華憐に、そしてエレガントかつファビュラスに達成して差し上げますわ!」
 物凄く嬉しそうな笑顔を振りまくリリリリスが、大剣と豪奢な盾を掲げながら歩を進め続けた。
「えぇ、えぇ、宜しゅうございますとも! 皆様で、この溢れ出るカリスマを存分に堪能して下さいまし!」
 挑発しているのか己に酔っているのか今ひとつ判然としないが、リリリリスが戦意を抱いていることは太信党の戦士達にも十分に伝わったらしい。
 一個小隊に匹敵する人数が、恍惚たる表情でうっとりと両腕を左右に広げているリリリリスに殺到する。これだけの人数に踏まれれば、ちょっと楽しいかも、などと思ったかどうか。
 しかし敵が接近するよりも早く、弾丸と化したフリーダがリリリリスの傍らを一気に駆け抜け、最も手近の大柄な太信党戦士を弾き飛ばした。
 フリーダの特攻に合わせて、サイラスも光り輝く矢の雨を敵の頭上から叩きつけた。
 甲高い笑いを響かせながら得物を振るうリリリリス。その一方で黙々と群がる敵兵を次々に薙ぎ倒してゆくフリーダという光景は、少しばかり異様だった。
 途中、リリリリスが閃光塗弾を敵集団の足元に投擲して視界を奪うなどしたが、リリリリス本人のインパクトが余りに強過ぎた為、眩い筈の光もちょっとした演出程度にしか見えなかった。
 少なくともサイラスには、その様に思えてならなかった。
(何か今回は、俺もネタ枠ん中に入っちゃってる気がしないでもないなぁ)
 吸血鬼相手だからと、銀の道具や聖なる水でも用意すれば、などとも考えたサイラスだったが、このカオスに近しい戦場を見れば可愛いものだと、内心で苦笑を漏らす始末であった。
 やがて、最初に戦端を開いた防衛線の端の方から、一部の兵力が慌てて引き返してくる。どうやら神殿正面こそが本命だと、敵もすっかり乗せられた様だ。
 更に数が増える敵勢力を前にして、リリリリスの恍惚たる笑みに今まで以上の喜色が加わった。
「もう十分にご堪能されたみたいですし、そろそろ本気で蹴散らしましょう。啓示にも、驕れる床は久しからずと出ています」
 フリーダの淡々とした訴えに、リリリリスも漸くその気になったらしく、いよいよ本気で敵兵力と刃を交える態勢を取った。

 敵の防備兵力が中央に移り始めた。
 リリリリス、フリーダ、サイラスの神殿攻撃組が圧倒的な破壊力を撒き散らし、見事に太信党防衛線の意識を自分達に向けさせたのであろう。
「そろそろ、合流の頃合いだね」
 後方で全体の戦況を俯瞰していたジュストが、まずだわとシルヴィアに手信号を送る。アデッサは尚も敵の接近戦兵力を引き受けているが、中距離支援のふたりは完全にフリーだった。
 ここで再びアルマが、防衛線の裏側に魔力を叩きつける。太信党の戦士達も中央の守りを厚くする為に、配置替えを余儀無くされつつある。
 ジュストもアルマに続いて、魔導火力を敵の後方に浴びせかけた。これが引き金となり、防衛線の端に配置されていた太信党の戦士達も、中央に移動を開始した。
「あの神殿に居るのが、アディ・メギロ・トルトブールだな」
 まだ直接、顔を見た訳では無かったが、アデッサは大体の当たりをつけた。そのアディの背後には既にベルクが迫っている筈なのだが、暗殺は成功したのだろうか。
 仮に失敗したとしても、こちらの狙いがロジェイルではなくアディだと誤認させられれば、それはそれで戦術的な成功といえる。
 泡を喰ったアディはロジェイルではなく、己の身を守る為に兵力を神殿に集中させることになるだろう。
「さぁ、もっとおいでなさいましな!」
 中央に近づくにつれ、リリリリスの派手な笑い声が聞こえてくる。
 だわもシルヴィアも呆れて良いのか、流石だと苦笑を浮かべて良いのか少しばかり迷った。
 が、一緒に行動しているフリーダとサイラスは、それどころではなかっただろう。

●吸血鬼ロジェイル・アルトミー
 戦線が、中央の神殿方向へと移ってゆく。
 後を追う格好でジュスト、アルマ、シルヴィア、だわ、アデッサ達も合流を果たすべく、神殿方向にじりじりと陣形を移動させていった。
 今、目の前にテクホテップ陵への侵入路が開かれた。それでもまだ一個小隊に匹敵する人数が残っている。
 ここでアザンティアが長身を揺らして、キーゼの肩を叩いた。あの連中は私に任せろという意思表示だ。キーゼは頷き返してから、ロレッタ達に目線で合図を送る。
 直後、2メートルを超えるアザンティアの巨躯が敵残存防備兵の真っ只中へと突入していった。
 同時にハヤトとダムドがピラミッド最下段の一部に開かれている、漆黒の闇空間へと走り込んだ。真っ先に罠の有無を調べたふたりだが、この入り口付近には危険は気配は無い。
 続けて、残りの面々がピラミッド内へと滑り込んでいった。
「城って訳でもねぇし、倉庫……でもねぇな。一体何の為に造ったんだ?」
 通気口や抜け道の有無を調べながら、ダムドはふと眉間に皺を寄せた。本来の用途が分かれば、その機能を逆に利用してやろうと考えていたダムドだが、この巨大な三角錐の建造理由は、ちょっと調べただけでは皆目見当もつかない。
 ただ陵墓として使うだけでは機能が有効に活用されず、勿体無いだろうというのがダムドの感想だったが、本来の用途が分からないままでは、何をどう利用して良いのかも分からない。
「けどよぉ、罠がありますってアピールだけは凄いよな」
 更に奥へ進んだところで、ハヤトが苦笑した。
 一本調子の、何の変哲も無い通路が突然、現れた。まるで侵入者を誘い込むかの様に。
 キーゼとツィーラ、ルアンナ、ケンの四人で闇の中に目を凝らし、疑わしいポイントを手分けして探る。四人が違和感を覚えた箇所を、ハヤトとダムドで片っ端から虱潰しに調べ上げていった。
 細い糸を張り巡らせた落石罠や、踏み込みスイッチ式の落とし穴など、次から次へと現れる罠のオンパレードに、ハヤトもダムドも苦笑を禁じ得ない。よくぞこれだけの罠を並べたものである。
「おっと、こいつはただの落とし穴じゃねぇな」
 ハヤトが感心したのは、侵入者を引きずり込んだ落とし穴は全て、複合型の罠として設計されている点であった。例えば、落とし穴に落下すれば大量の砂が流し込まれ、圧死若しくは窒息死させるといった具合だ。
 途中、ダムドが糸仕掛けの罠をわざと発動させてみたところ、上下左右から槍が一斉に襲い掛かってくるという古典的な仕組みも見受けられた。
「うわー、何だか本当に冒険してるって感じで、楽しい~」
 ツィーラが場違いな嬉声を漏らしたが、その気持ちはケンやルアンナにも、分からなくはなかった。ピラミッドという砂漠の異国情緒溢れる遺跡内部での冒険は、ツィーラならずとも冒険者としての魂が揺さぶられるものなのかも知れない。
「ロレッタ、こっちで合ってる?」
 左右から伏兵が現れるのではと警戒に警戒を重ねているロゼットが、一瞬だけロレッタに視線を流す。ロレッタは間違い無いと頷き返した。
「私は奴らの臭いが分かる。例え遺跡内でも、吸血鬼の臭いは止まらない」
 ロレッタの声音は冷静そのものであった。この調子なら、ロジェイルと遭遇した時でも安心して見ていられそうだと、ロゼットは内心で胸を撫で下ろす気分だった。
「例え敵が現れても、ロレッタは仇と戦うまで、力を温存しておいて」
 途中の雑魚は全て引き受けると、ロゼットは穏やかに微笑んだ。しかしその笑みが、すぐに緊張の色へと変わった。ハヤトとダムドが、手信号で警戒を促してきたのである。
 一行は壁際に無数の燭台が並ぶ、ひと際広い空間へと出た。中央に高さ3メートルを超える石舞台の様なものが鎮座している。その上に、青白い肌の中年男が黙然と佇んでいた。
「……ロジェイルだな」
 ハヤトは一度だけ、ファブランド侯爵邸内でロジェイルの顔を目撃している。そしてロレッタも、見覚えのある顔だという反応を見せていた。
「おいおい……何をそんなところで安全地帯気取りキメてんだ? ちったぁ空気読めよな」
「気取りではない。事実、ここは安全地帯だ」
 ケンの挑発に応じるかの如く、ロジェイルは足元の何かを踏んだ。
 すると、大広間を覆う石壁の一部が、一斉に崩れ落ちた。その向こうから姿を見せたのは、蠢く屍の群れであった。
「こいつら……吸血屍か」
 過去に、メドゥの指先幹部『青の中指』が率いていた吸血屍陸戦隊と遭遇したことがあるハヤトには、すぐにピンときた。
 このテクホテップ陵に仕掛けられている罠の大半は建造時、即ち古代に設置されたものと思われる古臭さを感じたが、この大広間に殺到する吸血屍は別だ。
 どう見ても、最近造られたものであった。
「吸血屍を造れる奴といやあ、大体知れてるぜ」
 ハヤトは頭の中でメドゥの指先に所属する、よく太った死霊術師を思い出していた。そして先般の集落奪還戦に於いても、吸血屍の群れが確認された。
 恐らく、テクホテップ陵内の罠の一部は定期的且つ継続的にメンテナンスが行われているのだろう。その一環として、目の前の吸血屍が大広間外側の罠装置内に補充されていたと見て良さそうだ。
「吸血屍ってのは、普通のゾンビと違うのか?」
 ダムドが得物を構えつつ、訊いた。
 ハヤトの説明によれば、生きている人間に襲い掛かり、その生き血を吸い尽くすまで攻撃するという変種のゾンビということらしい。だが、高所に登る能力は無い。
 ロジェイルが石舞台上は安全だといい切ったのには、理由があったのだ。
「成程……戦術としては悪くないですね」
 キーゼは石舞台上で悠然と構えるロジェイルに、ちらりと視線を送った。
 吸血鬼という肉体上の性能から見て、てっきり脳筋タイプの戦闘狂かと思われる節があったが、案外そうでもないらしい。
 但し、予習がなってない。
 こちらに、吸血屍との戦闘経験が豊富、或いは吸血屍という存在そのものに精通している者が居る事実を、ロジェイルは把握していなかったのだろう。
 そのリサーチ不足は、如何なものであろうか。

●討伐
 吸血屍の大群への対処にはハヤト、ダムド、キーゼ、ロゼットが当たり、ロジェイルにはツィーラ、ケン、ルアンナの三人がロレッタと共に対応に当たる。
 まず身軽なロレッタが超人的な跳躍力で石舞台上に飛び乗り、残る三人は梯子上に刻まれている登り口からロジェイルに迫ろうとした。
「俺とダムドで、手近の奴らを押し返す」
「その間に、魔法と弓で後ろの方の奴らを一掃してくれ」
 ハヤトとダムドはほとんど同時に、前後の吸血屍共へと間合いを詰めてゆく。その間、ロゼットは魔力の弾丸で中距離の敵を狙い始めた。
「ちょっと数が多いかな……魔矢使い切ったら、私も接近戦に切り替えるね」
「やれやれ、結局後方支援は僕ひとりですか……まぁ良いでしょう」
 ロゼットに肩を竦めてから、キーゼは愛用の弓に矢をつがえた。その正確無比な照準で、吸血屍共の額を次々と撃ち抜いてゆく。
 一方、石舞台上ではロジェイルが驚く程の回避能力を発揮してロレッタの刀捌きを躱していたが、それも長くは続かない。ルアンナが放った光球が命中するや、ロジェイルの動きが目に見えて鈍くなったのである。
 更にツィーラとケンが執拗に接近戦を仕掛け、徐々にロジェイルの体力を奪い、その生命力を蝕んでゆく。
 ロジェイルは鋭い鉤爪で対抗するが、ツィーラとケンの剣捌き、太刀捌きには到底及ばない。その間もルアンナは次々と支援魔術を行使し、ロジェイルの防御力を徹底的に削り続けた。
 やがてケンの大太刀がロジェイルの右腕を斬り落とし、ツィーラの大剣が同じく左膝を叩き割った。
「今だよ、ロレッタ!」
 ツィーラの叫びと同時に、ロレッタの長太刀が薄闇の中で煌めいた。その切っ先がロジェイルの心臓を一気に貫いた。
 ロジェイルは声にならない悲鳴を上げ、苦悶し、歯をガチガチと噛み鳴らした。そして驚愕の瞳でロレッタの美貌を真っ直ぐに睨みつける。
「そ、そうか……お前は、あの時の小娘か……か、仇を……仇を討ちにきたという訳か……」
 しかしロレッタは表情ひとつ変えず、長太刀を引き抜いた。そして血の海に沈み、肉体が崩壊し始めているロジェイルに向けて、僅かにひと言。
「貴様が吸血だから滅ぼした。私はハンターだからな……単純にそれだけの話だ」
 貴様如きに仇を討つ程の値打ちも無い――ロレッタが放ったひと言は辛辣だった。
「遂に……やりましたね、ロレッタさん」
「おめでとう、ロレッタ!」
 ルアンナとツィーラが笑みを浮かべて駆け寄るも、ロレッタはまだだ、とふたりを手で制した。石舞台の下では仲間達が退路を確保する為に死闘を演じている。彼らを助けなければならない。
「ここは、パン屋のミュラースにお任せを」
 ルアンナが悪戯っぽく笑って、範囲魔法発動の態勢に入った。ケンがハヤトとダムドに石舞台の傍らに戻れと大声で指示を出し、キーゼとロゼットも攻撃の手を止めた。
 直後、魔力の奔流が一部の吸血屍共を一気に呑み込んだ。更にルアンナの魔法は留まるところを知らず、極大火力が次々と憐れな屍共を一掃していった。
 吸血屍の群れを完全に撃退したところで、ケンがロレッタに神妙な表情を向けた。
「仇討ちは終わった訳だが……目的を果たして、次はどうする気だ?」
「無論、これからも吸血鬼を狩るさ」
 ロレッタの意思には、何の揺らぎも淀みも無かった。
 その後、突入組がピラミッドの外へ帰還すると、太信党との戦いも既に終わっていた。防衛線を構築していた太信党の戦士共は軒並み潰走し、太信党本拠地たるラネンターカム陵方面へと走り去っていったという。
「ロジェイルは斃せたのか?」
 夜の闇から、声をかけてきたのはベルクだった。その手には、血に染まった布の包みが提げられている。どうやら、人間の首らしい。
「もしかしてそれは、アディ・メギロ・トルトブールでは?」
 キーゼが問いかけると、ベルクは静かに頷き返した。

 少しだけ、時間を遡る。
 戦術参謀アディの周囲には、隊長級の戦士が数名。いずれも戦闘技術はそれなりに鍛えているのだろうが、ベルクにとっては雑魚に等しい。
 しかし、手間が省けた。アディは早く持ち場に戻れと怒鳴り散らし、彼らをこの場から追い払ってしまったのである。
「何をぼーっとしておる! 貴様もさっさと持ち場に戻らんか!」
 アディは、ベルクを自軍の兵と勘違いしたらしい。
 ベルクは半獣人だ。リーンエス王国に於いて半獣人は人種差別の対象となることが多く、このシラー砂漠に生活の拠点を移した部族も幾らか存在している。
 アディはベルクを、そういった反王国体制側のひとりであると勝手に思い込んだのかも知れない。
 だが、そんなことはベルクにとってはどうでも良い。
 この直後、薄闇の中で刃が一閃した。

●終わりと、そして始まり
 冒険者達は無事に、任務を達成した。
 しかし、余りここでのんびりとしている時間は無かった。
「あれは……西方辺境伯?」
 東の方角から幾つもの馬蹄音が響いてくるのを、シルヴィアが敏感に察知した。
 見ると、ルーヴェン・アクファリテ西方辺境伯が自ら騎馬兵隊を率いて、駆けつけてきていた。この騎馬兵隊の中には青薔薇諜報員イオレア・シュデルの姿もあった。
「ちょいと、拙いことになった」
 到着するや、ルーヴェンは冒険者達に早く馬に乗れと促す。
 曰く、ラネンターカム陵から大規模な部隊が迫りつつあるのだという。
 太信党はどうやらロジェイルのみの防衛に専念すれば良いと考えていたらしいのだが、戦術参謀のアディ・メギロ・トルトブールが討たれたことで、その報復に打って出たと見て良さそうだった。
 ルーヴェンはこの場の全員分の馬を用意して率いていた。何かあった時の為に、予め用意させておいたのだろう。
 授恵者達は何の迷いも無く、鞍上に身を委ねた。
「報告はまた、後で聞くよ」
 鞍上のひととなったシルヴィアに、イオレアがお疲れ様と労いの言葉を投げかける。
 その一方で、ハヤトはルーヴェンに対してアピールすることを忘れなかった。
「なぁ辺境伯……太信党との戦いに決着をつける時が来たら、ブレイブファング傭兵団も手ぇ貸すぜ」
「いわれなくても、こっちからギルドに依頼するから心配すんな」
 あてにしてるからな、とルーヴェンは薄く笑った。

 翌朝――。
 だわ、ルアンナ、ツィーラ、ケン、ロゼット、ロレッタの六人は西方辺境伯邸内の中庭を散策していた。
 心地良い疲労感と充足感が、全員の表情に薄く滲んでいる。
「これからも、吸血鬼と戦う時はいつでも呼んで下さい! お供しますよ!」
 明るく笑うルアンナ。どこまでもついていくという言葉に、ロレッタは素直に感謝の意を示した。
 その時ツィーラとロゼットが驚きの声を漏らした。ふたりが向けた視線の先に、見知った顔があった。
 エリニア・ストゥだった。よく見ると、西方辺境伯邸の侍女の制服を身に着けている。エリニアの方でも気づいたらしく、嬉しそうに駆け寄ってきた。
「実は、こちらで働かせて頂くことになったんです」
 勿論ロレッタもイオレアも一切、口利きはしていない。エリニア自身が、本人の意思で西方辺境伯邸の侍女募集に応募したというのである。
 どうやら、彼女は次なるステップへ進むことが出来たらしい。
 ファブランド侯爵領の悲劇は、一応の決着を見たといって良いだろう。
 しかし、次なる戦乱の予兆が迫りつつある。
 太信党の侵略の牙は、既に動き出していた。

マスターコメント

 皆様、お疲れ様でございました。  個人連作【酔頸】は本シナリオを以って終了となります。短い間ではございましたが、お付き合いありがとうございました。
イベントシナリオ

イベントシナリオ難しい 報酬:標準16 / 4〜25人

2022年05月03日 11時44分37秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. キーゼ

    さて、よろしくお願いします。 仔細については連作参加者の方が詳しいでしょうからお任せしますが。 ひとまず敵陣に殴り込みですからね。 詳しく上げると多岐に渡りますが、大分類にするならば。 1.防衛網対応 2.潜入支援 3.本命殺害 大まかにこの3つでしょうか。 1は当然周辺の掃除や陽動が含まれ。 2は陵内の罠や敵生体の排除 3はそのまま本命の殺害、ですね

  2. ロゼット

    ロゼットよ。【酔頸】の連作の方に参加していたわ。 といっても、吸血鬼ロジェイルは黒幕として 出ていたぐらいで戦闘能力とかの情報は無いと思うわ。 ロジェイルの配下を倒すまでが、連作の内容だった感じね。 役割は、キーゼが挙げてくれた感じかな。 たぶん防衛網の相手が、太信党の参謀アディと所属の戦士達。 潜入支援の相手が、罠の中にある魔獣やアンデッド。 本命殺害の相手が吸血鬼ロジェイル、ってところかしら? 連作を追っていた身としては、吸血鬼の撃破に参加したいけど、 そのあたりは相談しながら調整したいわ。

  3. ツィーラ・イェレミース

    ウォーリアのツィーラ・イェレミースだよぅ! でへへー、よろしくね!! そうだね、ロゼットも言ってる通り、ロジェイルの名前が出てきただけってことぐらいで情報はないかなぁ。 ロジェイルの手下だったトレンプとカーゼルっていう吸血鬼はもう滅ぼしちゃったし。 他の情報っていえば、ロジェイルをロレッタは仇として追っているってことだねぇ。 だから、選択肢の3に行く人とロレッタは会うかもね。 あと、今回の依頼には関わりないことかもだけど・・・。 ロジェイルの上にはレムアルスっていう主が居るみたい。 って言っても、この情報は吸血鬼側には伏せた方が良いと思うんだよね。こっちが知ってるって分かったらこの先に警戒されるだろうし。 あ!行き先だね。 できればあたしも3に行きたいかなぁ。 もしも3が多くなってバランスとれないようだったら他に移動するけど。

  4. ルアンナ・ミュラー

    キャスターのルアンナです、いよいよ最終決戦ですね。 私もロジェイルを倒しに行きたいです。一番上の元締めらしきレムアルスがいないのは残念ですが。 ロレッタさんを無事に最深部まで辿り着かせ、ロジェイルを自らの手で討ち滅ぼし生還してもらうのが私の目標です。

  5. リリリリス

    私(ワタクシ)、リリリリスですわ!! いまのところ、防衛網として動くと思いますわ!

  6. だわ

    ウォーリアだ。だわと呼んでもらえれば。 ……今回はこちらが下方から太信党を攻めることになるのか。 ロジェイルが表に出てくるのは今回が初、吸血鬼としての弱点など特性は今のところ不明。 という状況だったか。 神聖な墳墓だとか神の加護を受けているとか表現されているようだから、吸血鬼はともかく太信党の戦意はなかなかに高いかもしれない。 わざと遺跡を破壊する行為は陽動に使えそうだな。 俺は防衛網を殴りに行く。

  7. シルヴィア・A・カペル

    シルヴィアだ。今回はよろしくね。 今の所、太信党の防衛網の対応に行く予定。 同班の回復支援を優先しつつ、範囲魔法等で敵の意識を此方に向けて陵への突入支援をしたいと考えているよ。

  8. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    おーっす! ブレイブファング傭兵団よハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 俺も最初から関わってきた口だからよ。 今回はロレッタを支援すんのにロジェイルんとこまで行くつもりだぜ!!

  9. No.9

    サイラスだ、よろしくなー 防衛網かね

  10. ジュスト・V・ケレス

    キャスターのジュストだ、よろしく頼む。 キーゼ殿が挙げてくれた役割の中だと防衛網対応に回ろうかと考えているけど、具体的にはどうしようかな、と。 多分向うとしてはこちらが陽動を仕掛けること位は読んでそうだけれど、それでもこちらは陵周辺の敵を幾らか惹きつけるなり数を減らして中に戦力を送り込む必要があるわけで。 陵内に侵入する人達はどうやってアプローチするとか目算は立てているかな? 複数箇所から何手かに分かれてとか、一か所から陵内対応者全員で入るとか……。 考えがあるなら防衛網対策や方針が定め易いと思ったんだけれど。 それとも防衛網対策の方から詰めていった方が良いんだろうか? その辺りの意見を聞きたいな。

  11. キーゼ

    想定より中身が無いので、ジュスト氏も触れていますが、多少話をしますかね ○防衛網対処 ここの役割はまず"陽動"。とはいえ、分散あるいは散発的、相手が脅威に感じない程度のものでは駄目ですから、砕く程度の圧力は必須です。目くらましと思われたら無意味ですので。 そういった意味では ·あえて薄いところをついて突破する体裁を取る、というような相手に危機感を抱かせるのが一手 ·辺境伯という存在を利用してこちらが太信党を潰しに来た、と相手に印象づかせる二の手 そういった意味でも、ここはソロでなくどれだけ集団線をこなせるか、になりますね。 人数比的に厳しい可能性もありますし、あちらは軍師持ち。各々が好き勝手に対処しようとすれば数の差で喰われるのはこちらでしょう。 ○潜入及び本命討伐 まず、どこから入るか、ですね。入り口が複数あるのか否か。陽動をかけるとしてどこからどう入るのか。 そもそもそこを連携しないと陽動も潜入も意味がなく、敵陣中央突破になりかねません。 ついで、内部のどこに潜んでいるか、の捜索、当然本命以外も取り巻きもあるでしょうからそこを含めた連戦。 道中どれだけスキル回数まで含めた損耗を抑えられるか、でしょう。 情報が少ない本命に辿り着く頃には疲弊している、など目も当てられません。 そういった意味でも、潜入支援はここで一番難易度が高いでしょうね。 人数比的に中で合流が容易なら複数箇所から潜入もありですが。恐らく一箇所に集中して、の方がいいかもしれません。 罠を警戒して、としても精々二手でしょう

  12. ジュスト・V・ケレス

    間を開けずに申し訳ない。 とりあえず潜入及び本命討伐に関してはそちらに参加する人の意見を待って、防衛防に関してだけ雑感的なものを。 >防衛網 辺境伯が攻めて来たと思わせると今回に限定せず太信党に圧をかけることが出来て、以降の西方辺境の動きに影響を及ぼすことが出来そうだよね。 勿論メリットだけじゃないけれど、今後のことを考えると個人的にはありかなと。 伯ご自身に出て来て頂かなくても辺境伯の軍の旗など借りてもそう見せかけることは可能に思える。 危機感を抱かせるにはやはりある程度向こうに損害を出す必要があるし、防衛網に回る人員があまりいないなら手をわけるより薄い箇所を探して一点突破する体が無難かな……数で圧される可能性もあるし。 でも有能な軍師がいる軍の布陣であからさまに他より手薄な箇所というのは逆に誘い出されているような気がしないでもない。 手薄な場所は探すよりこちらで作りだした方が良いのかな……。

  13. キーゼ

    >手薄 ここに関しては、罠でも罠でなくても薄いところが一番おいしい位置なので、ですね。 罠ならば、当然敵側は釣れたと思い本命を導入してくる。それがそのまま相手の隙になります。 罠でなければ、そこを起点に蚕食してしまえば済む。 何も考えず罠に飛び込むのならそれは致命ですが、罠と知って喰い返すつもりなら最も陽動に適した位置合いになりますので。 今回の主目的は陽動ですからね。敵がどう踊ってくれるか、が大事になるかと。

  14. リリリリス

    ふう、少々趣味が捗ってしまいましたわ。趣味ですわ、ただの趣味ですわ。 えぇ、えぇ…そうですわね 敵の防衛網を突破しなければなりませんわね。 侵入カ所に対して守りが暑くなっているであろうコトは想定の範囲内ですわね。 あえて『守りが薄い』場合は罠のとても多い侵入ルートへ誘導される…と考えてもよろしいかも知れませんわね。 私は護りを突破するにあたってはドラゴンチャリオットで陣形を乱す事はできろうですわね。 あとは閃光塗弾でもぽいぽい放り込みですわね。

  15. ロゼット

    宣言は今、防衛網に5人、ロジェイル討伐に4人くらいね。 人数次第で、討伐から外れてピラミッド内部での 魔獣やアンデッドの引き付けにまわることも考えてるわ。 >侵入・討伐 入口1カ所から、まとまっての侵入と思っているわ。 想像でしか話せないけど、防衛網対応の人らが1点突破のフリを 試みて敵を引き付けてる間に、別方向から迂回して接近・侵入かな。 ピラミッド内部は不明だけど、1本道で簡単、とはいかないにしても 迷宮になってる訳じゃないでしょうから、基本は最深部へ、かな。 中にいるのが魔獣とアンデッドじゃ、居場所を吐かせるのは無理だし。

  16. フリーダ=ブロムヴィスト

    ウォーリアのフリーダです。よろしくお願いします。 >方針 とりあえず防衛網の陽動に回る予定です。 陽動目的であれば突破する様に見せかけたい所ですので、 ある程度火力を優先していく形にしようと思います。

  17. ジュスト・V・ケレス

    >手薄 向こうの意図がどうあれ手薄な場所を突くことで相手を躍らせ易いのは確かで、それが結果として効果的な陽動に繋がるなら問題ないということか。 いやはや、筋違いな懸念をしてしまってすまないね。

  18. ジュスト・V・ケレス

    連投申し訳ない。 >防衛網 手薄な箇所の突き方だけど、勢いを重視するなら既に挙がっているドラチャリのような吹き飛ばしで他、爆系の範囲魔法や薙ぎ払いなどによって蹴散らして陣形を乱して食い破る。 もしくは配置されている敵が近接攻撃主体かつ装甲が固くないなら、敵の射程圏外から弓の通常射撃などで攻撃して、前に出て来たところを叩いて数を減らしていく……といった方法ならこちらの消耗を抑えたまま敵主力を引きだせるだろうか? それで防衛線における敵主力が出てきたら勢いを重視する時のような方法に切り換えるとか。 侵入・討伐組が別方向から迂回して接近・侵入する為にも極力派手に動いた方が良いんだろうけど、こちらのスキル回数には限りがあるし、向こうの方が数は多いから、攻め方が悩ましいなって。 あまりこういうことを考えるのが得意ではないので、的外れな意見を言っていたら指摘して頂ければ幸いだ。

  19. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    >侵入 今んとこの皆の発言だと侵入すんのに罠対応する面子がいなそーだから、俺は《双波》や《看破》《罠解除》積んでってロジェイルんとこまでの道程での損耗を抑える方に力を割くことにすんな。 そーすっと侵入&討伐班はかたまって突入すんのが良さそうだよな。

  20. キーゼ

    いえ、その辺りは説明を省くので、聞いて頂かないと通じてるか否か分かりませんので。不明点は聞いて頂いたほうがいいですね >陽動、衝突 あくまで入り口が複数ある前提ですが。 全員が全員耐久、機動性共に足並み揃い充実しているなら一気に食い付くのも吝かではなく。かと言ってこちらの手駒総数自体が少ない以上、チマチマ遠距離で討っても知れてるでしょう。 どのみち近づいた時点でこちらの存在には気付かれるでしょうからね。 基本はジュスト氏の上げる後者に近くなりますが。 初手は派手に、手薄な場所を遠距離高火力可能なもので一気に薙ぐ 敵の逆撃が即応ならば迎撃 乱れるならば蚕食する でいいかと。 指揮官がいる以上、乱れたとしても一瞬でしょうが。 知恵の回る指揮官なので陽動と気付かれるかもしれませんが、そこで本命に手を回すようなら食い潰せばいいですし。 入り口が一つで固められているなら、こじ開けるしかないでしょう >陽動·潜入 ロゼット氏の上げるよう、陽動をかけたあとの別方面から入れる入り口があるならそこで、で良いかと。

  21. ロゼット

    >侵入・討伐 侵入&討伐班はまとまって侵入で異論はないわ。 罠解除はハヤトを頼らせてもらって、私は「看破」と 「位置感覚」で内部のルート探しを支援しようかと。 あと魔獣、アンデッドとの連戦消耗に備えて、範囲回復と 単体回復を用意して、討伐まで皆の生命をもたせるわ。

  22. アルマ・ヴァレンタイン

    ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくねー 陽動なら頭数がいたほういいかなってことで防衛網のほうに 範囲攻撃とか回復を準備していくね

  23. だわ

    明日の朝出発か。 今のところの表明を記載しておく。2と3は表記に悩んだが一旦このように。 > 1.防衛網対応 リリリリス、だわ、シルヴィア、サイラス、ジュスト、フリーダ、アルマ > 2.潜入支援 ハヤト、ロゼット > 3.本命殺害 ツィーラ、ルアンナ === ■防衛網 既に話してもらっているように、まずは遠距離攻撃を中心に防衛網の一点を破るように損耗を与えたいところだな。 ドラチャリなどで崩しに行く前衛がいるなら敵はそこから包囲や回り込みを試みてきそうだし、範囲攻撃などで道を確保するよう立ち回りたい。 俺は弓を持ち込んで範囲攻撃を中心に打ち込んでいく予定だ。 手薄な箇所の調査はどうするかな。 今のところ、なるべく身を隠しつつ遠距離から超視覚で探す予定だ。 調査状況の共有用にテレパスも持ち込めるが、陵の規模によってはカバーしきれない可能性もあるから要検討だな。

  24. シルヴィア・A・カペル

    >陽動 手薄な部分を一点突破するように動く事に賛成だ。 私も超視覚を使って、だわと手分けして手薄箇所を探してみようと思う。 テクホテップ陵も大きい遺跡みたいだからね……最終的には陽動班全員に共有する情報だし、テレパスは持って行かなくても良いかもしれないね(持ち込むことは出来るから要相談で)。 調査組の姿が見える位置にいる時は、何かあれば手信号で合図を送らせて貰うもりだ。 現時点ではもう一つの汎用はバランス感覚にしておくよ。砂漠だから念の為。 特性スキルは範囲回復とブルーフレア。 炸光矢も持って行くね。

  25. ジュスト・V・ケレス

    >防衛網 キーゼ殿は助言ありがとう。 明朝出発だし、防衛網もとい陽動の方針・概案は先に挙げてくれた 初手は派手に、手薄な場所を遠距離高火力可能なもので一気に薙ぐ 敵の逆撃が即応ならば迎撃 乱れるならば蚕食する で固めて良いように思う。 キーゼ殿が防衛網以外の場所に行くなら方針は【陽動】タグで纏めて俺の方で記載しておくよ。 個別の動きとしては汎用に戦術眼と天眼持参して、だわ殿やシルヴィア嬢が聴視覚などで得た情報も加えて攻める場所の選定を出来るようするつもりだ。 あとは極力威力を上げた範囲魔法を撃てるようにしておくね。

  26. リリリリス

    では、手薄な所や侵入経路などは事前に視察がある…と言う流れで 私は突破するつもりで防衛網へ…先程述べたように、ドラゴンチャリオット、毒撃などを行い 揺動にもそのまま侵入経路確保のために突破にも転身するようにしておきますわ 転身し揺動へ移る際には閃光塗弾をコロコロ致しますので… 一応テレパスも持って参りますわね

  27. だわ

    すまん。少し書き直した。 シルヴィア、防衛網の偵察に手を挙げてもらえて助かる。 連絡手段は少し悩むところだが、今のところはテレパスではなく「手信号での合図」に揃えさせてもらおうかと考えている。 リリリリス、持ち込み表明をしてくれたのに申し訳ない。

  28. シルヴィア・A・カペル

    >ジュスト 攻める場所の選定をして貰える事、有り難い。是非よろしく頼むよ。 情報共有についてしっかりプレに書いておくね。 >だわ 連絡手段については本当に悩ましいよね……了解だ、私も「手信号で合図」にさせて貰うよ。現地ではよろしくね。 リリリリスは持ち込み表明してくれたのにすまない。猛攻、頼りにしている。

  29. キーゼ

    さて、肝心の本明側があまりにも手薄なようなので。 僕も突入側に回りましょうか。可能な限り損耗を抑える方向性で行くようにしましょう ジュスト氏に置きましては申し訳ないですが、陽動側の統括をお願いします。 あくまで僕個人の一意見なので、自由に変えて下さって構わないですから。

  30. ベルク・オスマット

    シーフのベルクだ。 顔出しが遅くなって申し訳ない。 我の行動としては…防衛網にちょっかいかけに行くから陽動か? ちょっと敵指揮官に暗殺目的のカチコミかけてこようかと。

  31. ロゼット

    >潜入支援・本命殺害 キーゼは加勢ありがとう。 一応、プレイングは潜入支援を主にしてるけど本命の元までは 行くつもりにしておくわ。たぶんハヤトもロレッタに同行でしょうし。 NPCロレッタが本命殺害に加わるから、そこはプラス1名になるわね。 本職の吸血鬼狩りと聞いてるから、戦闘は頼りにして良いと思う。

  32. リリリリス

    >だわ様、カペル様 えぇ、えぇ、構いませんわ! そのうち取得しようとは思っていましたので 丁度いい機会でしたわ 私、前に居ると手信号は見落とすかも知れませんが 路傍の石を投げてくださるか、雰囲気で看破致しますわね!!

  33. ダムド・フィリス

    シーフのダムドだ、よろしく。 潜入支援をする。

  34. アデッサ・ハーレイ

    遅参、申し訳無い。 ウォーリアのアデッサ・ハーレイだ。宜しく頼む。 俺は防衛網対応でドラゴンチャリオッツによる吹き飛ばしや、薙ぎ払いによる範囲攻撃で敵陣を乱す事にしよう。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0