【泳冥】光差す日の為に【求和】
崎田航輝
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シナリオID:2090
オープニング
森林に囲まれた内部にある広大な土地に、領主家たるメルべ邸は建っている。
高台にある堅固な立地と多く戦力に守られた外の眺めを――“賢人”は邸内から見下ろしていた。
「中々、上手くは運ばないものですね」
呟きが零れるのは、レッドラントを巡る戦況故だ。
ソームダリアからの出兵は失敗に終わった。
ばかりか、内乱計画そのものが破綻したのは……“商人”が敗北したらしい事からももはや明白だった。
状況を考えれば、作戦の殆どが露見していたと見ていい。
「全く、これではこちらが道化です」
と、独り言ちながら――“賢人”は廊下の先に武器を下げた人影を見つけて、そちらに足を向けた。
もう一人の仲間である“武人”だ。
「賢人か」
“武人”は彼に特有の濁った瞳を向ける。
「お得意の謀略は、ひどい有様だな」
「ええ。内乱自体は失敗を認めざるを得ませんね」
“賢人”は揶揄を受け止めて言った。
「ギルドの冒険者の出現は予想外でしたが……それを加味した上でも、してやられてしまったという所でしょうか」
「はっ、アイツらが雑魚だったせいもあるさ」
“武人”は不機嫌に零す。
自身が連れてきた戦力が敗北した事に、気分を害しているようでもあった。
対する“賢人”は冷静だ。
「焦る事はありませんよ。傷ついたのも死んだのも、手駒だけです。私達は未だかすり傷一つ負っていないのですから」
戦況はどうにでも転ぶ、そう言ってみせるように。
“武人”は考えを聞こうと言葉を差し向ける。
「で、どうするんだ」
「相手は戦力を召集してここへ攻めてくる。その戦いが激化する間に、逃げればいいだけですよ」
“賢人”は端的に答えた。
自分達以外の手駒など、無くて元々。
退避さえ出来れば、姿をくらませていくらでもやり直せる。“商人”を失ったのは痛手だが、そのうち代わりも現れるだろう。
今この瞬間、命の危機にないのなら、勝負はどこまでも五分。
それが“賢人”の考えだった。
尤も――手に入りかけたレッドラントをみすみす取り零す形にはなるけれど。
「……こんな領地、簡単に操れそうなものだったのですがね」
全てを見渡せるかのような高台の景色。
それを静かに眺めて賢人は昔を思い出していた。
貧しい農家の生まれながら、“賢人”は神童と持て囃された。
だが自身の子と聡明さを比較されるのを嫌った領主が、農地に賊をけしかけた。
幼稚な動機だ。それでも結果だけ見れば“賢人”は家族も土地も失い……その時から天涯孤独となった。
逃げ延びた“賢人”はのちに、その弁舌で領主の不名誉をばらまいて自害にまで追い込んだが――そこに感慨は無かった。
ただ一つ学んだ事がある。
――貴族というものは、どこまでも名誉に縛られている。
自分の名誉が大事だから、しがない農地に出る杭を打った。
自分の名誉が取り戻せないと分かったから、自害した。
名誉、名誉、名誉。
貴族は人を上辺で判断し、自らも上辺に生きている。
“賢人”が賊から逃れて他所の領地に助けを求めた時も、相手はこちらの所属や住処、持っている栄誉などを知りたがった。
そして“賢人”が天涯孤独のただの子供だと知ると、助力を渋った。
自分が貴族の子供だったら、状況は違ったろう。
貴族にとって、本質は人間そのものではなくそこにぶら下がる名札なのだ。
そう理解してから、“賢人”は貴族を利用する生き方を始めた。
近場の貴族同士を争わせ、自身の住みよい環境を作ってゆく。いつしかメドゥの指先として、王国の版図を広げる役を担うようになっていた。
仕事は、簡単だった。
貴族はいつだって自分や家の事を気にしている。そこに協力出来るとほのめかせば、簡単に取り入る事が出来た。
奴らは他人になんて興味がないのだ。
だから“賢人”は貴族に接触する時、失った名前は名乗らずにいつも簡潔に告げる。
――私ですか。しがない“賢人”とでもお覚えください。
けれど、その貴族の土地で今、喉元に迫られている。
「……」
そこに“賢人”は久しく、憎らしい気持ちを抱いてもいた。
●終局へ
「皆、ありがとう」
レッドラント東部。
ヒゼンベルクは頭を下げ、そう冒険者達へ改めて礼を述べていた。
そこは閑静な街区の一角にある屋敷。
ヒゼンベルクの祖父の住まいだ。
あれから戦場は収拾され、内乱は治まった。負傷者は多いが、戦いは完全に勝利した形だ。
「家の者にも状況を理解してもらえたよ」
紛争からの顛末は寄り子領地の間でも共有されつつある。メルべ家だけでなく、一帯がこちらの味方に戻っている状態だと言えた。
それから、と声を静めて。
「クロックワードの事は今後、考えていこうと思っている」
今、クロックワードはこの屋敷で静かに過ごしているという。
メルべ家全体の不祥事とも言えるから、王国にも判断を仰いだ上で、冷静に処遇を決めたいといった。
「出来るだけ、穏便な結末になるよう尽力したい。その機会を与えてくれた貴方達に、感謝する」
そして今考えるべきは、と続ける。
「レッドラント中央部の、領主邸の事だ」
かつてヒゼンベルクがいた、伯爵邸。
そこに敵の黒幕がいるのだ、と。
「ギルドからも情報が共有されている。敵は“賢人”――危険な人物のようだ」
その人物はメドゥの指先であり、“賢人会”というチームで内乱計画を進めていた。
“賢人”はチームの頭脳で、一連の計画を立てた張本人。クロックワードを洗脳し、手駒にした上で――レッドラントを転覆させ、我が物にしようとしていた黒幕そのものだ。
「“賢人”こそ、倒さなくてはいけない敵だ。これで全ての決着を、つけたい」
ただ、それも簡単ではないという。
「情報によれば、“賢人会”の一人は捕まったようだけれど……残るもう一人も領主邸にいるらしい」
そういう意味では敵を追い詰めたと言ってもいい状況ではあるが……領主邸は当然、立地から堅固な造りになっている。
「黒幕の二人がいるとなれば、そこにいる戦力も強者ばかりだと思う」
敵は逃走の算段を整えているかも知れないし、手をこまねいてもいられない。
全力で、そして迅速に攻めねば勝てないだろうと言った。
「ただ……今回はハンツ男爵に協力してきた冒険者の方々も動いてくれる事になっているんだ」
先陣を切る彼らが道を開いてくれる。こちらは邸宅内にいるであろう賢人だけを目指す形を取れるだろうと言った。
無論、それでも楽な戦いとはならないはずだ。
それでも貴方達を信じて力を借りたい、とヒゼンベルクは言った。
「“賢人”は……一人の人間としても許せない相手だから」
クロックワードが洗脳されたのは、ヒゼンベルクの現状を憂う心があったからだ。
自分が伯爵をもっと全う出来ていれば、こんな事にはならなかったかもしれない。後悔があるからこそ余計に感じる、と。
「クロックワードは至らぬ僕を支えようとしてくれる、優しい人間だった」
その心をいいように操り、傀儡にしていた事を許容は出来ない、と。
「ここで倒さねば危険の芽は消えない。レッドラント、いや、王国全ての平和が脅かされない為にも――“賢人”の打倒をお願いする」
解説
マスターより
リプレイ
高い台地に、森からの風が吹き上げる。
その頂上で――冒険者達は庭園から領主邸へ走っていた。
そこはメルべ家の土地の中枢。外縁の勢力は既に先陣を含めた面々が突破し……後は邸内に残る敵を目指すのみだ。
「今の所、中から敵が逃げた様子はないわね」
呟くのはロゼット。
ならばそこには必ず黒幕がいる筈だ。レティシア・レインフィールは「ええ」と応えながら……故にこそ油断が出来ぬと判っている。
「……」
多くの者が傷ついた。多くの者が利用され、苦しめられてきた。
敵は強大だろう。
だからその皆の為にも、レティシアは真っ直ぐに前を見て。
「必ずこの事件を終わらせましょう」
「ああ」
ナタリア・フィッツジェラルドも頷く。
想起するのは伯爵達の事。
クロックワードは辛うじて救う事が出来ただろう。けれどここで首魁――“賢人”を取り逃がせば、その心も完全には浮かばれない。
これはただ害意ある敵を退けるだけの事ではない。
貴族と民、そして王国を守る為の戦いでもあるのだから。
長い回廊が見えると、ハヤト=ガラン=ヴォルファングが見渡し言った。
「さて、一網打尽にしてやろうぜ!」
「ああ。キッチリ確保させてもらうさね」
ルチル・プルメリア・グレイハーツも応える。
“賢人会”の他の二人はもう押さえた。
残るは、あと一人。
「これで――決着をつけよう」
ララベル・サン・ディーベルが言葉と共に見据える先に、回廊の分岐が見える。皆はそこで二手に分かれ、作戦を始めた。
「静かなものだね」
中央通路を走りながら、ジュスト・ヴェルジーは視線を巡らせる。
暫く進んでも物々しい気配はなく……戦時というには不釣り合いな空気ですらあった。
「逃げる気満々って事だろうな」
カイン・ステラには声を零しつつ、それを如実に感じる。元より“賢人”は、こちらと真正面から刃を構えるつもりがないのだろう。
(ま、逃すつもりはないが)
カインは隣へ目を向ける。
「どうだ?」
「今ん所は普通の屋敷って感じだな。聞いてあった通りだ」
応えるハヤトはエーテルの波を奔らせて周囲を探っている。その限りでは、敵影も見つからないが――
「おっと、いたぜ」
前方を見てハヤトは口角を上げる。
見張りを兼ねた防衛戦力だろう、そこに十を超える兵士の姿があった。
彼らはこちらを見つけると即時に迎撃にかかろうとする。それに対し――こちらも敢えて身を隠したりはしない。
寧ろ目立つように暴れる事こそが狙いなのだから。
「参りましょう」
レティシアが離れた仲間へテレパスで状況を伝え、月光色の杖を握り戦闘態を取ると――頷くカインも弓を引いて光の矢を顕現させていた。
瞬間、放たれたそれが豪速で敵の頭上へ。鏃から爆裂するように飛散し、無数の欠片を敵陣へ降り注がせた。
「……っ!」
剣兵らがそれに呻きを零すと――その頃にはもうハヤトが疾走。体勢を低く、前傾に駆け抜けて敵陣へ飛び込んでいる。
「うるぁ! ブレイブファング傭兵団のハヤト様のお出ましだぁ!!」
そうして最前の一人へ蹴撃を叩き込むと……勢いのままに拳を頬へ叩き込んで打ち倒す。
反作用を利用してふわりと降り立つと、俊敏に忍刀を抜き放ち。直ぐ側の一人にも剣撃を刻み込んでいた。
「今だ、頼むぜ!」
「了解。では、派手に行こうか」
そう返したのはジュスト。
すらりと伸ばした腕先、その手に嵌めた黒革のハーフグローブを軽く握り込み……その内部へ魔力を流動させている。
そして――ぽつ、ぽつ、と。
指先を宙に滑らせて、虚空に描くのは幾つもの光球。
辺りを照らし出す程の光量を湛えたそれは――ジュストがそっと指先で指し示すと同時、空中へ飛翔。敵陣へ雨の如く降り注いだ。
荒れ狂う光と熱の演舞に、兵士達は苦悶に喘ぎ……数人が耐えきれずに床へ倒れた。
僅かな時間で生まれた被害に、刀兵や残った剣兵がざわめく。
中央から攻められているという印象付けの、初手は成功したと見ていいだろう。その上でカインは口を開いてみせる。
「もうここは包囲されてるぜ、諦めたらどうだ」
「……、敵を前に逃げ出せるものか!」
兵士達はそれに義憤を返すように敵意を強めた。
カインは弓を構えながらも、心の中で得心する。
(言い包められてるな)
洗脳までは行かずとも、自ら進んで戦う程度には操られていると見て良さそうだ。
(だとすれば、こいつらは盾に使う前提。“賢人”はこっちの陽動も頭に入れて動いてる……って考えるべきだろうな)
ただ、カインは焦らない。
予測された上でも意味があるのが、この策だから。カインはあくまで冷静に――後方の敵へエーテルを纏った矢を打ち込んで狙いを鈍らせていく。
無論敵も防戦一方ではなく、刃を手に攻めてきていた。
ハヤトは間合いを取って多くの敵の射程から外れ、食らいついてきた敵の攻撃も上手く躱すが……それでも全てからは逃れ得ず、一人から斬撃を貰う。
そのは威力も相応のもの。だが――
『――』
その頃にはもうレティシアが旋律から癒やしの光を生み出していた。
空の見えない空間に、まるで月を降ろしたようなその輝きは……唄に揺蕩い、踊り舞い。熱を帯びた傷口を、夜風で冷ますかのように癒やしきっていく。
「これで、大丈夫です」
「助かったぜ」
言ったハヤトは既に反撃態勢。
バネのように強靭な脚力で跳ぶと、速度のままに眼前の敵へ膝蹴りを入れて打倒。ぐるりと回って片足で着地すると、後方にいた刀兵へ狙いをつけた。
はっとした刀兵は、迎え撃とうと短刀を突き出す。が、その程度の動きを読めぬハヤトではなく。
「甘いぜ」
正面ではなく、斜めに跳んだハヤトは壁を蹴ってその刀兵の後ろへ。無防備な背中へ回し蹴りを叩き込むと――続く斬撃で意識を奪い去っていた。
と、そこでジュストが奥を見やる。
「これも予想通りかな」
通路の先に、中央通路にいたものとは別の兵士の姿が現れていた。こちらの剣戟を聞きつけて、駆けつけてきたのだろう。
予想通り、南側での戦闘が激化する流れ。
「後は“賢人”本人の動きだね。隠し通路で地下を通って、なんてパターンも考えられるけど――」
呟きつつ、ジュストは聴覚を研ぎ澄ませて不自然な構造がないかを確かめてもいる。
現状、そのたぐいのものは見つからないが――
「向こう側の皆様も、その事は調べられているでしょう」
レティシアは言いながら、テレパスで確認。情報をやり取りしつつ……向かってくる敵の迎撃を続けていく。
同じ頃、屋外通路へ進んだ四人も警戒を続けながら走っていた。
外観に沿うその道から望む邸宅は、未だ静寂。それ故に相手が虎視眈々と逃亡を謀っている事は想像出来るから。
「“賢人”より一歩、先んじられるかが勝負ね……」
ロゼットはそう口にする。
重きを置くべきは速く動けるかどうか。だから皆は五感を頼りに道中の異変を探していた。
「隠し通路みたいなものは、今の所なさそうかな」
そう言ったのは、双波で地形を調べるララベル。
それは意外でもあるが……ナタリアは思考を巡らせつつ口を開く。
「頭脳に自負がある性格ならば、負けが込む事を予想していなかった可能性はあるな」
ただ自身の命が危うくなれば、逃亡には全力を尽くすだろう。
故にこそ、ナタリアも油断なく聴覚を研ぎ澄ませ――ふと音を捉える。
「敵だ」
複数人が移動していると判るが、こちらに気づいている訳ではない。
中央通路の騒ぎを聞いて、そちらに合流しようとしているのだ。
ならば好都合。この通路にも剣兵と刀兵、合わせて三人が残るようだったが……その数ならば恐るるに足らない。
「一気に仕留めるぞ」
ナタリアは視認されるより前に、握る大鎌に魔力を込めて攻撃力を引き上げる。
そして遅れて敵兵がこちらに向かってきた所で――刃に流動させた光を幾つもの球へ変えて、その全てを撃ち出した。
強烈な光弾の雨霰に、兵士らは呻きを上げて後退する。
そこへララベルが走っていた。一瞬遅く気づいた兵士は、刃を握って応戦しようと構えるが――
「邪魔だ、今日の僕達を簡単に足止めできると思うな!!」
ララベルは疾風の如き速度で迫ると、細剣を突き出して。幾重もの剣閃で流星を描くように……三人を貫いて倒していた。
皆は頷き合い、再び疾駆する。
その間、ルチルは栗鼠のラトを先行させて前方を警戒する事も忘れない。
同時に、ラトの分身に逆側の屋外通路を探索させてもいた。その構造はこちらの通路と同じものだったが――
「向こうの兵士は皆中央に向かったみたいだね」
分身の視界を通じて確認し、ルチルは口を開く。
ロゼットも中央班からのテレパスを受け取り頷いていた。
「間違いないみたい。南での戦闘に力を投じる算段だと思うわ」
だとすれば、と進む先を見据えて。
「“賢人”にとって近づかれたくないのは北側ね」
「うん。急ごう」
応えるララベルは先を目指しながら、邸内への入り口も素早く観察してゆく。
するとその一角ではっとする。北側にも近い位置の内部で、僅かに何かが動く音が聞こえたのだ。
ルチルもサーマルアイを駆使。そこに人がいるらしいと把握した。
それは一人ではなく複数。
「北に動いてるね。“賢人”かは判らないけど、他の兵士とは違う」
「逃げる方向に行くなら、同行する配下かも」
ララベルの言葉に皆も頷く。
向こうはまだこちらには気づいていない。ここで戦う事も出来るが……最奥に戦力があった場合、挟撃を受けるのはこちらになる。
それなら、とロゼットは前だけを見つめた。
「先に北を取りましょう」
そして皆で止まらず最奥へ。
ロゼットがいち早く気配に気づくと、ルチルも頷きを返す。ラトの視界を通して、出入口前に弓を持った敵四人がいるのを見取っていた。
先刻の兵士よりは強敵だろう。
判断したロゼットはナタリアと視線を合わせ……間合いに入ると同時、二人で閃光塗弾を投げ込んでいく。
瞬間、眩く光ったそれが敵の視界を奪うと――その機に鋼弦を引き絞るのがルチル。敵がこちらの姿すら確認出来ずにいる間に、鮮烈に輝く光矢を番えていた。
刹那、放った一矢は風切り音と共に飛翔。硝子が砕けるように空中で炸裂すると、無数の鋭い破片が敵へ降りかかる。
「……っ!」
敵四人が膚を穿たれて血潮と苦悶を零す、その一瞬にララベルも床を蹴って猛加速。瞬く間に距離を詰めてから跳び上がっていた。
「これでも、喰らえ!」
まるで一瞬時が止まったかのように、足先を天に、頭を下に向けたララベルは……優美に回転しながら連閃。剣撃を降らせてまずは一人を打倒した。
「皆も、お願い!」
「ええ」
ロゼットも直後には敵の眼前に舞い至る。
敵も視界を取り戻しつつあったが……ロゼットはそれより先に祭棍へ全霊の力を込め、裂帛の一打を加えていた。
その一人がよろめく間に、ナタリアも後方から攻撃態勢。大鎌を振り抜くと、その軌跡に煌めかせた魔力を光弾へと変遷させていた。
直後、豪速で撃ち放たれたそれが敵を巻き込み、体力の減っていた一人を気絶させる。
「来るぞ」
同時、ナタリアは冷静に声を飛ばす。残る二人の配下が弓を引いていた。
すぐ後には矢撃が飛来するが……ララベルはその高い身体能力で身を躱す。だけでなく、勢いのまま剣撃を返してみせた。
ふらつく敵が怯む様子を見せると、ロゼットは口を開く。
「戦意を失ったなら、外を囲む軍に投降しなさい!」
それは通告でもある。
すると命を惜しいと判断したのだろう。その一人は降参するように武器を置く。
残る一人は抵抗姿勢だったが――ルチルが即座に矢を放ち、床に沈めていた。
「これで北側は制圧だね」
「ああ」
ナタリアは応えながら耳を澄まし、邸内を窺う。
すると先刻の気配が確かにこちら側に近づいているのが判った。
皆はすぐに周辺を確認。屋外通路に繋がる道があれば、ナタリアがそこを光縛で塞ぎ――最奥付近を一本道に仕立て上げる。
その上で――やってくる敵を確認した。
「推測は合っていたようだな」
ナタリアは見据えて、テレパスで中央班に状況を伝える。そこにいるのは――配下を引き連れるローブの男、“賢人”だった。
●未来
最後の兵士を矢で穿ち、床に倒れさせる。
カインは中央通路を制圧出来た事を見回して確認しながら……息もつかず北側を見据えていた。
「向こうで動きがあったみたいだな」
それは偵察に行かせていた大鼬のファの視界で見た情報でもある。
レティシアも頷いた。
「おそらく、最奥に現れたのかと」
状況はテレパスで伝え聞いてもいる。
残る敵はもう逃亡を目指す者だけだろう、と。
故に皆もまた通路を走る。そして最奥が見えるその場所で――五人の敵の背中を捉えた。
それは北側の仲間も丁度態勢を整えたタイミングで……そちらからテレパスを受けたレティシアが三人へ視線を向ける。
「間違いないようです」
「じゃ、始めるか」
カインは言いながら、その手に閃光塗弾を握っている。
直後には、配下四人と中心にいる“賢人”がこちらに気づいたが、遅い。投げ込まれたそれが丁度光を放ち、その目を眩ませた。
「今の内だ」
「了解」
次いで、ジュストがそっと手を翳す。
その指先を、風をなぞるように動かすと――軌跡から生まれた幾つもの光が羽ばたいた。
蝶の姿をしたそれは、ジュストの意志に従って飛翔。“賢人”にまとわりついて動きを鈍らせてゆく。
その隙に走りこむのが、ハヤト。
まずは最前の配下へ狙いをつけると――相手が防御の態勢を取る間もなく至近へ。
「観念するんだな!」
言葉と共に剛風の如き蹴撃。よろけたところへ拳打を見舞い……力尽くで隙を生み出して斬撃を重ね、弓を取り落とさせていた。
その機にレティシアは心を集中。
(この戦いで、争いを終わりに――)
静謐に澄ませた精神で、エーテルの波動を開放し……仲間の戦闘力を引き上げていた。
北側でも同じく、ナタリアが仲間のエーテルを増幅。青白い焔を瞬かせて態勢を万全としている。
その頃には皆が距離を詰め、敵を前後から囲う布陣。
ぐるりと視線を巡らせた“賢人”が、状況を見取って息を吐いていた。
「……挟み撃ちですか」
「ええ」
ロゼットが応えて踏み寄る。
「もう逃げられないわ。抵抗を止め、縛についてちょうだい」
「……巧みなものです。まんまと策に嵌ってしまったという訳ですね」
“賢人”は言いながらも……すぐ後には杖を握り直していた。
「降伏は終わりを意味します」
ならば選択肢は一つですよ、と。
見せたのは抵抗姿勢。動きの鈍った自身の代わりに、まずは配下をけしかけて道を開こうとする。
が、その直前にルチルが仲間へ合図。直後に弓弦に番えた矢を撃ち出していた。
そこにも閃光塗弾が括り付けられており――壁に着弾すると共に破砕。至近から光を浴びせて隙を作り出している。
それから仲間へ視線を向けて。
「頼むよ」
「ああ」
頷くナタリアは振るった刃から光を放出し、それを魔弾として形成。豪速で飛翔させて配下の一人を貫いていった。
“賢人”はその戦いの隙を縫おうと目論んでいたが――ララベルがひらりと舞い降りて。
「悪いけど、こっちは通せんぼだよ。喰らえ、烈風三連突き!!」
そのまま懐へ入りながら刺突。一呼吸の間に三撃を見舞って血潮を流させる。
残る配下は、反対側を突き崩そうと振り返っていた。
が、そこには既に弓を構えるカインの姿がある。
「思い通りに行くなんて、思わないことだな」
直後、放った矢は明滅するエーテルを伴って……命中すると共に配下の知覚を歪ませた。
唸りながらもその配下は弓を引くが――矢は空を切る。
もう一人の配下も同時に矢を放ってきていた、が。
「通さないよ」
直前、ジュストが広げた掌で面前の空間を撫ぜている。
するとその軌跡が光として残り――堅固な壁となって空間に留まっていた。
飛来した矢をそれで凌ぐと、その間にジュストは弓を手にとって……反撃の一矢。“賢人”への射線を塞ぐ配下を穿ってゆく。
「もう少しかな」
「すぐに打ち倒してやるぜ」
と、応えたのがハヤト。
敵が次の矢を番えようとする、その一瞬に横合いに飛び込んで苛烈なまでの一撃。斜め下方へ放った回し蹴りでその一人を地面に倒す。
同時、着地しながら後方の配下へ。飛んでくる矢を躱しながら……拳を返して顎を砕き、斬撃までもを叩き込んでいた。
ふらつくその配下へ、レティシアも魔矢を放って打倒。
一瞬の静寂が訪れる中――“賢人”へ言葉を投げている。
「貴方は何故、メルべ家を標的に選んだのですか」
何かそうでなければならない理由があったのか、と。
その問は“賢人”の逃亡への意識を逸らす意図もある。
すると“賢人”はそれに……僅かな笑みで首を振ってみせた。
「別段、私怨などはありませんよ。仕事の一つです」
ただ、と微かに声に低める。
「王国には愚者が多い。だから、標的には事欠かない」
「――ならば」
と、レティシアは声を返す。
そこに“賢人”の感情が動くのを見て取っていたから。
「貴方が憎んでいらっしゃるのは王国でございますか。それとも、私達貴族でございますか」
「……同じ事ですよ」
賢人は顔を歪めてみせる。
「人で国は成る。王国は羊頭狗肉の牙城です。それは貴族が名誉という看板に群がる、虫の如き生き物だからです」
その声音には確かに憎しみの色があった。
隠しきれない憎悪が、“賢人”の原動力なのだろう。それを感じるからこそ、レティシアは頷きは返さない。
「貴族は名誉を重んずる。それは真実です」
けれど、と。
見据えるのは、自身も貴族として譲れぬものがあるから。
「それはその血と力で民を守る責務を果たす為に。少なくとも私は、そう在りたく存じます」
「……、綺麗事ですよ」
“賢人”はそれにこそ怒りを返すよう、杖を突き出す。
が、それよりも疾くジュストが弓を引いていた。直後に放った一矢が鋭い光を伴って、“賢人”の足を貫き膝をつかせる。
「何と言おうとも、今惨めに逃げるしかないのはそちらの方だよ」
ジュストもまた貴族。
相手がそれを貶め、嘲るのなら――こちらも煽り返すようにその心を逆撫でしてみせる。
「実に憐れじゃないか。随分と己の頭脳に自信と矜持をお持ちのようだが――自分もまた、誰かの掌の上で踊らされているだけの小物だという自覚はおありかな?」
「……言ってくれますね」
“賢人”は歯噛みしながらも魔力を凝集。
「まだ勝負は終わっていませんよ。最後に笑ったものが、正義です」
そのまま杖から光を放とうとする、が。
一手速くその面前に迫るのがララベルだった。
「それは違うよ」
決して正義なんかじゃない、と。
「君がやっているのは、人が誰かを思う心を利用しての悪行――そんなの、絶対に許せないから!」
瞬間、放った剣撃で腹部を穿つ。
「ああ」と声を継ぐカインも同時、容赦なく弓を引き絞っていた。
「それにな――人様の家に迷惑かけてんじゃねぇよ、馬鹿」
言葉と共に、放った矢が“賢人”を追い込んでゆく。
血を吐き呻く“賢人”は、それでも力を絞り出すよう、焔の爆轟を放ってきた。
が、ロゼットは纏った光でそれを耐え抜きながら、逆に“賢人”へと踏み込む。
相手があくまで破壊を望むなら、こちらもそれに抗するだけだから。
「――法の神の鉄槌を!」
刹那、輝く棍を突き出して。曇りなき心を表すような、澄み切った煌めきを伴う一撃で“賢人”の躰を深々と抉っていた。
倒れ込む“賢人”は、それでも喘ぐように杖に手を伸ばす。
だが、ナタリアがそれを許さない。
掲げた鎌に陽炎を漂わせて。それを渦巻かせて蒼々と煌めく光にして――鎌を振り下ろしながら一撃。鮮烈に輝く魔弾を撃ち込んでみせる。
「後は、頼む」
そのナタリアの言葉に頷くのが、ルチルとハヤト。
ルチルが矢を射掛けて体力を削り取り――ハヤトが肉迫。強烈な蹴撃で、“賢人”を気絶させた。
敵を捕縛した後……邸内を調べていたルチルが奥の一室から戻ってきた。
「資料は色々と残ってたよ」
その手には紙束。
“賢人”の手によるもので……レッドラント支配以降に至るまで綿密な計画が記されているようだった。
これで全ての事が詳らかになってゆくだろう。
「本当に終わりだな」
ハヤトは言って、横を見下ろす。
そこには“賢人”が拘束されていた。抵抗も無意味だと悟ったからか、ただ黙している。
ただ、レティシアがそっと歩み寄り――改めて自身の名を名乗ってから続けた。
「貴方のお名前を、まだ聞かせて頂いておりませんでした」
「……」
“賢人”は僅かに目を伏せる。
けれど次には口を開いた。
「ラルフ・ベーテル。……口にしたのは、いつぶりですかね。自身の名にも誇りを持てぬようでは、貴族に勝てないのも道理でしょうか」
そう自身を嘲って、後はただ瞑目する。
皆はその“賢人”も含めて敵戦力を連行。メルべ邸、そしてレッドラントの平和を取り戻した。
「これで決着ね……」
台地の下では、味方勢力が喜びの声を響かせている。
皆と共にその中に降りてきたロゼットは……感慨と、それだけに終わらない思いを胸に抱いていた。
勝利を手に入れた。
けれど受けた被害や、失った信用を取り戻すのはこれからだろう。
見ると、知らせを聞いてやってきたヒゼンベルクの姿が見えた。
ナタリアは改めて成果を報告する。
「邸宅は奪還。謀略の首謀者は捕縛しました」
「ありがとう。レッドラントを……守ってくれたんだね」
言いながら、ヒゼンベルクもまたこの先を考えてもいるようだった。
一連の出来事で、失われたものも大きい。それを彼自身も判っているのだろう。
だからロゼットは言った。
「全ては、これからだと思うわ」
ヒゼンベルクは以前、自身を額縁領主と言っていた。その額縁にどんな画が収まるのか――それはここから問われてゆくのだと思うから。
ヒゼンベルクは「ああ」と応える。
その表情は、どこか以前より力強くなったろうか。
それを見やりつつ、ルチルは前を向く。
「必要な情報はある。ま、何とかなるさね」
未来がどうなるかは、今この時から考える事。だからヒゼンベルクもそれに頷いて……冒険者達も共に、帰還の途についていった。
マスターコメント
ミドルシナリオ難しい 報酬:多い8 / 6〜8人
2022年05月05日 19時23分49秒 公開
相談掲示板
ヒーラーの神官戦士ロゼット、参加したわ。 こちらは成立人数が揃ったわね。 回廊の枝分かれに、屋内は部屋も多くて 「賢人」を探す出すのに苦労しそうね。 敵数も多いけど、逃走のタイミングを計ってる相手を 捕捉するために、戦闘より探索・捜索を主にすることも 考えなきゃいけないわね。索敵や地形把握の技能は活きそうね。
ごきげんよう。 ヒーラーのレティシア・レインフィールと申します。 皆様、よろしくお願い致します。 >賢人 目的は『打倒』との事ですので逃亡されない限り 生死に関しては問われないようですけれど 手加減が可能な相手や状況ではございませんので 全力を尽くした上で生きていらっしゃれば捕縛を行うのがよろしいかと存じます。 >探索・捜索 こちらに関しては、シーフやシューターの皆様が主力となりますでしょうか。 勿論、私も含め他クラスの方でも汎用スキルでの補助は可能かと存じます。 ただ領主邸ともなれば重要な部屋を中心に 相応に防音等の対策はされていらっしゃるでしょうから 手段を一つや二つに絞らず、色々と方法を準備出来ますとよろしいかもしれません。 私ですと透視での室内等の確認か あるいは残留思念感応での情報収集を検討しております。
情報屋のルチルだ。クラスはシューター、よろしく。 こっちにも賢人会の一人が出てきて、いよいよ大詰めか。 賢人の目論見としては、邸内に突入した冒険者達を回廊に置いた手下達で足止め。 その隙に屋内か最奥にある脱出を目指す……といった所が考えられるか。 索敵スキルによる屋敷の内部構造の把握は勿論、比較的手の薄い最奥から手分けしての侵入も一考か? その場合、範囲攻撃持ちは回廊方面に向かうのが前後での合流を見込めそうかね。 >探索・捜索 捜波、栗鼠を用いて先行偵察を行おうと考えているよ。他の汎用スキルについてはまだ決めていない。 建物自体の構造の調査はシーフや透視に頼る事になりそうだ。
カイン・ステラ。シューターだ。 よろしく。 逃げる気満々みたいだし、遠距離攻撃持ちを優先して狙うんで、その間に間合い詰めてくれると嬉しいね。 >索敵 じゃあ、俺の方からは機動力重視で大鼬出すよ。 捜波は勿論使用。
ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。 別件で聊か遅れる形となったが、宜しく。 索敵スキルにして室内戦ともなればサーマルアイか透視でも使っておくべきか? 先行偵察で間取りが分かるだけでも大きい、追い込み漁的なのであれ何であれ、逃走経路と思わしき場所に光縛封の設置も出来よう。 足止めにけしかけた手下どもを、とっとと殲滅しようというならコモンブラッド+輝刃3が望ましいのだろうけど、数が少ないと、その分そう簡単にはやられないくらいには上質なんじゃないかと勘繰ってしまうよ。
>方針 そういえば、あくまで重要なのは『賢人』の方ですので 他の敵との戦闘は避けてもよろしいのですよね。 戦闘音で『賢人』の方の逃亡が早まる可能性もございますし……。 ただ敢えて戦闘音を立て、音がする方は避けられるであろう事から ある程度逃亡される方向や位置を誘導されてもよろしいかもしれません。 あと、ある程度は敵の人数を減らされなかった場合 『賢人』対応時にこちらが挟み撃ちにされたり 逃亡の補助をされる恐れもございます。 >賢人 恐らく、ルチル様が仰ったような形を想定されているのではないかと存じます。 人数的にはこちらが不利ですので手分けをするにしても二班が限界でございましょうか?
>探索・捜索 ペットでの偵察や捜波、有難く存じます。 サーマルアイは私は所持しておりませんのであまり詳しくはないのですけれど 人が居る事によって温まった空気で察知される形となりますでしょうか? サーマルアイか透視、どちらかを選ばれるのでしたら 個人的には透視の方が汎用性が高いと感じるのですけれど 戦闘中は使用が出来ない点と領主邸の重要な部屋は壁の厚みがあるかもしれない点。 この二点が懸念となりますので戦闘でも使用なサーマルアイも有効でございますし 他の探索・捜索法でもお互いに補えるとよろしいのではないかと存じます。 >戦闘 既に挙げられておりますように戦闘時間短縮には範囲攻撃や 支援での火力上昇が有効そうなのですけれど 各スキルには使用回数制限がございますので 『賢人』戦に備え、ある程度は残される必要はございますね。 いっそ、一部だけでも他の敵を部屋に閉じ込めたりするなど 物理的に介入が不可能な状態に出来ればよろしかったのですけれど……。
おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! まずは敵の補足&把握が重要になりそーだもんな。 双波で屋敷に隠し通路や扉なんかもねぇか警戒しつつ賢人を早期発見出来るように動くつもりだぜ!
キャスターのジュストだ。 連作の途中参加になるが、よろしく頼む。 >方針、流れ 最終目標は賢人に逃げられる前に倒す。 賢人の生死は不問、打倒後息があるなら捕縛。 という認識で大丈夫かな? 賢人戦以外の戦闘はスキルの残数もあるし回避出来たらしたいけど、回避することで逆に賢人補足が手間取るようなら早々に倒してしまうで良いかと思っているよ。 レティシア嬢が挙げてくれたように何処へ誘導して障害を設置するなりで隔離出来るならそれも良いかと思った。 逆に俺たちがそうされる恐れもあるから注意は必要だけれど。 今までの相談に目を通していて把握出来なかったのは賢人と会敵するまでの流れなんだけど…… 領主邸入口が行動開始地点として、 ・全員が同じタイミングで突入し探索班と足止めに来るだろう敵を相手どる班に別れる。 ・斥候が先行して、ある程度賢人の位置に目星をつけてから突入する。 現状どちらでイメージしている人が多いんだろうか? >探索 向こうに感波可能なシューターがいる場合、捜波を打つ場合はリスクもあるよね。 とはいっても捜波自体は有用だし、此方の行動を読んでくるなら読まれている前提で、シーフがいない方面に別働隊回せば逆張り出来そうかなと思ったり。 サーマルアイは確かデメリットもあったはずだし、透視も戦闘中は使えなかったりするから各自ばらけて持つ分には問題ないかな、と。
>味方編成 シーフ2名、キャスター1名、シューター2名、 ヒーラーが3名ね。今回ウォーリアは不在。 >建物の構造把握 場所がメルベ邸なら、依頼主のヒゼンベルク様からも情報は 手に入るんじゃないかしら?要は住んでる実家でしょうし。 >ジュスト 全員が同じタイミングで突入する、かな。 全体像としては、邸宅の外でも戦闘してきた訳だから、 流れにのった突入戦という想像でいるわ。 >突入案 実際、どう突入して、どう賢人を発見、追い込みましょうか。 例えばよ?賛成、反対、修正する用の仮案として。 (待ち伏せ系) A案、中央通路に4名、左右どちらかの屋外通路に4名がまわる B案、中央通路に4名、左右それぞれの屋外通路に2名がまわる ・中央通路で敵12名と戦闘。 ・中央は陽動役。「賢人」の注意を中央通路での戦闘に向ける ・その間に屋外通路を突破、最奥の出口を抑える。 ・テレパス等で出口確保を連絡後、中央通路の制圧を進める ・逃げ出す「賢人」を出口で待ち伏せて叩く。 ・中央通路の制圧が進めば、出口で挟撃もできる? (競争系) C案、中央通路を全員で突破、並行して屋内を技能・スキルで探索 ・「賢人」と取り巻きを発見したら、全員で追いかけて叩く ・賢人・配下・剣兵刀兵を、誰が主に対応するか決める ・シーフが賢人を追い抜く、または光縛封や移動低下で足止め他 ・出口までの「賢人」組と冒険者による妨害ありの競争 ・全員行動なので戦力、探索技能などは1番充実する。 ・ただし発見後は競争なので、追いつけなかったら失敗する。 皆の想像と違ったらゴメンなさい。他に浮かばなくて。
>建物の構造把握 ロゼット様の仰るように、ヒゼンベルク様から情報を得るのは名案かと存じます。 貴族の屋敷には隠し通路も少なくはございませんし 可能であれば簡単に地図などを描いて頂けると有難いのですけれど……。 >方針、流れ ジュスト様が纏めて下さったもので間違いはないかと。 そして私も全員が同じタイミングで突入する認識でございましたね。 あと、ご指摘がありましたように こちらが逆に閉じ込められないよう注意が必要でございますね。 >突入案 ロゼット様、仮案作成感謝致します。 この中ですと、私はA案かB案がよろしいのではないかと存じます。 最終的に挟撃をされるのでしたら役割分担も比較的容易でございますし。 例えば、中央通路班は攻撃重視。 屋外通路班は足止めの為の持久性重視といった形でございますね。
>建物の構造把握 そうだね、身内の情報があれば頼もしい所。 一部改修などされている可能性もあるけれど、逆に情報と異なる部分があればそこは透視なり探波で探るポイントになりそうだ。 >突入 御二人は回答ありがとう。 では俺もひとまず突入タイミングは全員同じという想定で話を進めるよ。 ロゼットさんは突入の仮案ありがとう。 挙げてくれている案の中だと俺もAかB案かな。 Aの方は左右の内一つに絞ることで敢えて逃げ道というか隙を作っておくことで賢人を誘導することが可能になるかもしれない。 それと単純に2人より4人の方が戦闘する際は安定するっていうのが利点だろうか。 Bの方はカバーできる範囲が広くて何れかが足止めないし閉じ込められるなどしてもリカバーしやすいのが利点だけど、屋外通路の面々は戦闘時負担が大きくなるかもしれない。 ただ、戦闘を回避するというか配置された敵を無視して強行突破ないし、潜んで暗殺等でクリアリングしていくというなら少人数の方が逆に動きやすいかもしれないね。 俺はどちらにせよ中央に行こうかと考えているし、屋外通路に回る予定の人が動き易い形で良いかな、と。 >賢人の動き、追い詰め方 邸の立地と周辺の状況から考えるとなんとなく地下を経由して外に出るような隠し通路がありそうな気がするけど、とりあえず最奥の出口を抑えて正面から攻めていって挟撃する形になれば逃げ道は絞れそうだよね。
>建物の構造把握 依頼主が伯爵であり、OP内容だけでなく、解説でも現場情報として邸宅の内部構造が提示されてる(詳細に書くとキリがないから大きく分けたと解釈)から、既に提供されている体で考えてた。 地下室・隠し通路・隠し部屋があるかどうかだけ念の為の確認でも大丈夫な気がする。 建築系の動きは人や資材の出入りで目立つし、資金源だった商人のシリーズ最終回で奴を捕縛して情報を得たとなっても尚、今回のOPに情報として提示がないから、新規にどうこうってのはないと思う。 >突入 俺もB案かな。 数で優ってる相手に対して更に数を減らして臨むよりはいいんじゃないかって理由。 誇剣もあるんでもうちょい考えるけど、概ね命中低下を見越した攪乱射撃中心になると思う。 >感波 使える可能性があるのは『配下』のみだな。 とは言え、使用するという明確な提示がされていないので、感波の有無に関係なく相手は逃げる気満々の体で動くよ。 【暗輸】最終回で商人が逃げる気満々だったのは関連依頼の情報としてギルドから提示されてると思うし、依頼主である伯爵からも可能性を示唆されてるし。
おっと、訂正訂正 >突入 B案なのは変更なし。 左右どっちから逃げるとかわかんねーし。 で、陽動側に回る。 攪乱射撃中心も変わんないかな。
誤字失礼。 待ち伏せ系のA案、B案が支持多めかな?カインはB案ね。 ひとまずB案にして…反応によってはA案にしましょうか。 私は屋外通路を突破して、出口の確保に行こうかな。 仮だから、移動可能よ。急ぎすぎてたらゴメンね。 中央通路(4名?) ジュスト カイン 屋外通路(右)(2名?) ロゼット(テレパス可) 屋外通路(左)(2名?)
情報収集も兼ねて、賢人はできれば生かして捕縛する気でいた。 相手が探波を持っているのなら、自然と捜波が来た方向から逃げようとする訳だし逆に動きが読みやすくなる可能性もあるかと。 どっちにしろ此方から逃げる気は満々だろうしね。 サーマルアイは確か、一定以上の壁の厚さを跨げば思ったように効果が得られないという措置をされた覚えがある。 透視も戦闘中は使えないし、良し悪しだな。分担できるなら両方あれば >方針 逃がさない、という点では逃げ道を減らすB案だろうか。 勿論人数が多い方が戦闘において有利だが、隠密行動が得意な面子なら逆に少人数の方が動きやすいというのには同意だね。 索敵は漫勉なくそろえておいた方がいいと思うから、今の所右側の屋外通路で。移動は可能だ。 今の配置だとロゼットがいるがもし必要になれば、テレパスを用意していけるよ。
透視とて見通せるものは1mの厚さの壁くらいであるという認識だったが、原則戦闘においては使用不可能か。 サーマルアイにしても、通常の視覚判定にマイナス判定を食らう可能性があるそうだから、超聴覚というように視覚以外の知覚手段で補いたい。 A、B、Cのどれにするかといえば、A案かB案だろうな。 シーフで賢人らを追い抜こうとはいうが、賢人に関する具体的なデータは不明で、ヒールや魔弾、メテオライトに爆炎と酷似したスキルを使う上に、それらも我々でいうアクションスキルであって特性という訳では無いから、やはり具体的なクラスや特性は不明だ。 ヒーラーが3名も居るにせよ、敵や賢人の動き次第とはいえ、直接賢人を逃さないなり敵増援の進軍妨害なりに、光縛封に1枠使うというのはそれなりに大きい。 なので言い出しっぺの私が立候補し、仮案だが屋外左通路を希望する。 とはいえ、陽動は敵の攻勢を前にしても、それなりに勢いを維持する事も肝だから流れによってはそちらに移る事も可能だし、汎用系にしてもテレパスに切り替える事も可能だ。 中央通路(4名?) ジュスト カイン 屋外通路(右)(2名?) ロゼット(テレパス可) 屋外通路(左)(2名?) ナタリア
>班分け ヒーラーはどの班にも居た方がよろしいでしょうし 私は特に拘りはございませんので一先ず中央通路を希望させて頂きますね。 連絡用のテレパスもご用意は可能となっております。 中央通路(4名?) ジュスト カイン レティシア(テレパス可) 屋外通路(右)(2名?) ロゼット(テレパス可) ルチル(テレパス可) 屋外通路(左)(2名?) ナタリア(テレパス可)
作戦は概ね了解だぜ! んじゃ、俺は中央通路で暴れさせて貰うとすんぜ!! 中央通路(4名?) ジュスト カイン レティシア(テレパス可) ハヤト 屋外通路(右)(2名?) ロゼット(テレパス可) ルチル(テレパス可) 屋外通路(左)(2名?) ナタリア(テレパス可)
明日出発だけど、左通路が現状ナタリア女史一人なんだよね。 勝手に人様の行動は決められないから何とも言い難いんだけれど、ララベル君が左通路に回ってくれるなら3班のままで、もし今日中に意思確認が出来ない場合は左を捨てて中央と右通路の2班構成にした方が良いのかな? 一応俺は明日の昼過ぎ位までなら行動を調整出来るけれど……。 中央はレティシア嬢がテレパスを持っていけるなら俺は超聴覚と戦術眼で賢人の動きを察知し易いようにしよう。 戦闘に関しては魔弓を持ち込んで 特性をシューター対策にクレネルウォール、賢人の逃走妨害用にスタティックフィールド アクションは鋭射、魔弾2、メテオライトは2と3 メテオライト2と3は主に回廊の剣兵と刀兵に。 鋭射は賢人用に温存する予定。
取り急ぎ。 賢人を別の班が見つけた際の布石として、増援堰き止めの為に光縛封を使いやすくするべくサーマルアイを取り下げてテレパスに切り替える。 私達の側がヤツを見つけた場合は、その逃走経路を塞ぎ、ヤツの足取りを伝えよう。
>方針 中央通路に4名、左右それぞれの屋外通路に2名がまわる (人数配置・配分については移動・増減の可能性あり) ・中央は陽動役。「賢人」の注意を中央通路での戦闘に向ける ・中央の陽動中に屋外通路を突破、最奥の出口を抑える。 ・テレパス等で出口確保を連絡後、中央通路の制圧を進める ・逃げ出す「賢人」を出口で待ち伏せて叩く。 ・中央通路の制圧が進めば、最奥で「賢人」を挟撃もできる。 >配置 中央通路(4名?) ジュスト カイン レティシア(テレパス可) ハヤト 屋外通路(右)(2名?) ロゼット(テレパス可) ルチル(テレパス可) 屋外通路(左)(2名?) ナタリア(テレパス可) >ジュスト >人数配分 最終的な配置は、ナタリアの判断に委ねて良いかなと。 ララベルも最後には確認してくれてたから、心配はさほど。 左右通路は最奥の制圧が優先だから、左右通路の敵は全滅が できなくても、最奥で左右合流後に迎え撃っても構わないかなと。 中央通路も近接型12名が押し寄せてくる上に、賢人の配下が 足止めに加勢してくる可能性だってあるから気をつけて。 >ルチル 恥ずかしながら、索敵できそうな感覚系は覚えていなくて。 「テレパス」1枠は余裕だから、私は入れておくわ。 候補がないなら重なっても良いし、任せてもらっても良いわ。 >自身のスキル 特性はちょっと悩んでて。ナタリアが光縛封は了解したわ。 アクションは近接戦闘を主に、攻撃2~3と回復1くらいね。
>人数配分 私も最終的なご判断はナタリア様にお任せしてよろしいのではないかと。 >中央通路 私は連絡用のテレパスの他は、探索・索敵用に透視をご用意させて頂きますね。 基本的にはヒール3やサイドヒールでの回復を行いつつ、魔矢での援護を行う形になるかと。 ハウリング・オブ・ブルーフレアは賢人戦での使用を想定しておりますが こちらは陽動が主な目的である事と配下の皆様の力量は不明ですので 状況次第では中央通路での使用も視野に入れております。
方針のまとめ、助かる。 >ロゼット 了解だ。ではテレパスは任せる分、汎用スキルは索敵と感知に割り振らせてもらおう。 サーマルアイと超視覚辺りで考えている。 特性の方はエーテルリンクと捜波で確定。後は念の為ヒールを一つ持って、範囲含め攻撃スキルを用意しておこうかね。 戦闘時の動きとしては、遠距離や範囲攻撃で先手を取って削ってから近接戦闘になった時ロゼットが突破しやすいようにやっていこうかと。
またちょっと取り急ぎに。 改めて方針や纏めに感謝を。 私もヴェルジーと同様に昼過ぎくらいまでなら調整可能だから、それでも反応がないなら2班構成に、ロゼット達の側に入っても宜しいか? 他には今更になるが、閃光塗弾の持ち込みもしておく。
方針の纏め感謝を。 人数配分については余計な気を回してしまったようで申し訳ない。 最終的な判断はナタリア女史に任せるということで異存無く。
では時間になったことだし、改めてロゼットの班で行動しよう。