【学転】エイトリとふしぎなおくすり2【魔学】
炙りとろ左門
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シナリオID:1937
オープニング
リーンエス王国、王都グランスパーダ——。
改革の2文字と共に開け放たれたパンクリアース学園の門戸。それはさまざまな憶測と陰謀を呼んだ。ここ「魔法使いの塔」においても、その余波があり……。
「シフ……」
数ある魔法使いの塔のひとつ、「碧星宮」の主エイトリは、おずおずもじもじと上目遣いに口を開く。
「あ、はい。おやつですか?」
美少女の類であるエイトリの誘惑にも、世話係のシフはなびかない。そういえばそろそろお茶の時間である。
「そ、そうじゃなくて……」
シフの直感が働く。エイトリが言いにくそうにしている時は大抵、問題ごとが発生した後だ。
「茶葉が切れていました、買ってきます」
シフは早々にその場を離脱することを選択したが、エイトリは胸の前で指を組んではらはらと涙を流す。
「お願いシフ! 変身薬の調合に失敗してしまったの!」
「またですか……ええ、まあ失敗はいつものことですからね、驚きませんけれども……」
問題はその失敗作の効果と処理方法である。エイトリは目深に被ったフードを、そろそろと降ろした。
うさぎ耳である。
ふわふわで短めのうさぎ耳が生えている。
「……なんですかそれ」
「あ、あのね、これからは異種族の方も学園で学ぶのでしょう? だから相互理解のために、他種族に変身できる薬を作ろうと思ったの!」
「あんたがこの塔にぶち込まれた理由を更新しないでくださいよ……」
もしそんな薬が出回ろう物なら混乱は必至である。失敗してよかった。
「でも耳と尻尾が生えただけですか? 中途半端ですね」
「そうなんです、中途半端なんです……失敗作とはいえ薬効は正確に記録しておかないといけないので、協力してくれませんか? ここに一箱ありますから」
「俺以外の11人集めてこいってことですね!! もう!!」
● 尊い犠牲者再び
「そういうわけでお願いできませんか」
シフが頭を下げるのは、王国査察官のレヴィル=ストゥルルソンである。今やレヴィルはフェイデン子爵領に異動となったが、定期報告のためにこうして王都に戻ってくるのだ——それにシフは縋りついた。
「お願いします! これを飲んでケモミミ生やすだけですから!!」
「シ、シフ! 声が大きいですよ……!!」
このままではシフが特殊性癖持ちの同性に迫る変態と見做されてしまう。レヴィルは慌てて宥めつつ、葡萄色の液瓶を手に取る。
「しかし……私やあなたはともかく、一般人に飲ませるわけにはいかないでしょう。となるとやはり……」
授恵者か。2人は同じくその結論に至ったのだった。
改革の2文字と共に開け放たれたパンクリアース学園の門戸。それはさまざまな憶測と陰謀を呼んだ。ここ「魔法使いの塔」においても、その余波があり……。
「シフ……」
数ある魔法使いの塔のひとつ、「碧星宮」の主エイトリは、おずおずもじもじと上目遣いに口を開く。
「あ、はい。おやつですか?」
美少女の類であるエイトリの誘惑にも、世話係のシフはなびかない。そういえばそろそろお茶の時間である。
「そ、そうじゃなくて……」
シフの直感が働く。エイトリが言いにくそうにしている時は大抵、問題ごとが発生した後だ。
「茶葉が切れていました、買ってきます」
シフは早々にその場を離脱することを選択したが、エイトリは胸の前で指を組んではらはらと涙を流す。
「お願いシフ! 変身薬の調合に失敗してしまったの!」
「またですか……ええ、まあ失敗はいつものことですからね、驚きませんけれども……」
問題はその失敗作の効果と処理方法である。エイトリは目深に被ったフードを、そろそろと降ろした。
うさぎ耳である。
ふわふわで短めのうさぎ耳が生えている。
「……なんですかそれ」
「あ、あのね、これからは異種族の方も学園で学ぶのでしょう? だから相互理解のために、他種族に変身できる薬を作ろうと思ったの!」
「あんたがこの塔にぶち込まれた理由を更新しないでくださいよ……」
もしそんな薬が出回ろう物なら混乱は必至である。失敗してよかった。
「でも耳と尻尾が生えただけですか? 中途半端ですね」
「そうなんです、中途半端なんです……失敗作とはいえ薬効は正確に記録しておかないといけないので、協力してくれませんか? ここに一箱ありますから」
「俺以外の11人集めてこいってことですね!! もう!!」
● 尊い犠牲者再び
「そういうわけでお願いできませんか」
シフが頭を下げるのは、王国査察官のレヴィル=ストゥルルソンである。今やレヴィルはフェイデン子爵領に異動となったが、定期報告のためにこうして王都に戻ってくるのだ——それにシフは縋りついた。
「お願いします! これを飲んでケモミミ生やすだけですから!!」
「シ、シフ! 声が大きいですよ……!!」
このままではシフが特殊性癖持ちの同性に迫る変態と見做されてしまう。レヴィルは慌てて宥めつつ、葡萄色の液瓶を手に取る。
「しかし……私やあなたはともかく、一般人に飲ませるわけにはいかないでしょう。となるとやはり……」
授恵者か。2人は同じくその結論に至ったのだった。
解説
皆さんは数ある魔法使いの塔のひとつ、「碧星宮」の主エイトリから、なりきり薬(モルフシフター・ポーション)の処理、もとい治験を依頼されました。
■場所
魔法使いの塔付近の蒸留室(薬草調合を行う建物)
楕円形のテーブルが中央にあり、人数分の椅子とお菓子とお茶が用意されています。
■なりきり薬(モルフシフター・ポーション)
エイトリが変身薬の調合失敗で生み出した謎の薬です。小瓶一本飲み干すと「各種族の特徴をランダムで備える」効果が現れます。効果時間は人それぞれのようですが、最長でも1日と推測されます。
■プレイングについて
適応したい各種族の名前をわかりやすく記述してください。
元の種族と同じ種族は選択できません。変身の度合いも指定していただければ可能な範囲で反映します(獣耳だけ、角だけ、など)。
例)
変身:ヒューマン→エルフ
薬を飲んだ後は参加者間でおしゃべりをするなり、エイトリの塔を探索するなり自由に行動できます。
■NPC
★エイトリ=ブロックル
ヒューマン/女/16歳
ブロックル伯爵家の末娘、黒髪金眼の美少女です。魔法使いの塔「碧星宮」の主であり、一昨年に学園を卒業後、塔を与えられました。動物実験をすっ飛ばす非常識な薬師であり、くわえて臓器移植を提唱したことから塔に幽閉されています。
★シフ
ヒューマン/男/22歳
碧星宮とその主であるエイトリに仕える世話係。基本的に丁寧な姿勢で他人に接しますが、ツッコミ時には素が出てしまいます。
★レヴィル=ストゥルルソン
ヒューマン/男/23歳
フェイデン子爵領を担当する王国査察官です。高い背丈と寡黙な性格からくる威圧感で誤解されがちですが、割と良い人です。シフとは中央勤務時代の知人同士であり、そのつながりで呼ばれました。
■特記
プレイングで指定しなければ、モブ含むNPCの描写は最低限か、登場しません。
字数の都合でNPCとのやりとりがカットされる場合もございます。ご了承ください。
マスターページは参照しなくても問題ありませんが、上記の他、描写やマスタリングに関する項目があります。
マスターより
異種族にな〜れ♪
初めましての方は初めまして。こんにちは、炙りとろ左門です。
まさかの続きが出ました。与太(コメディ)です。派閥も政治もわからんのでこうなった、異種族になれ。
それでは皆様のご参加&プレイング、お待ちしております!
リプレイ
前回と同じ、魔法使いの塔〈碧星宮〉そばにある蒸留室に、冒険者たちは集められた。
上質なテーブルクロスを敷いた大机には、塔の主たるエイトリ=ブロックル、その従者であるシフ、巻き込まれた王国査察官のレヴィル=ストゥルルソンがすでに席についており、残る椅子を冒険者8人で埋める。
「お薬が2本余ってしまいますね……ではこちらは私とシフで飲みましょう」
「また飲むの……?」
ぐったりと机に突っ伏すシフの前に1本、そして自分の前に1本、「なりきり薬」を置くと、エイトリは冒険者たちに向き直った。
「集まってくださってありがとうございます。これで記録が捗ります!」
エイトリはレポート用紙片手にほくほく顔である。その手元の薬がどれほど不味い代物か分かっているのだろうか。
「潜入捜査や咄嗟の目眩し、あるいはスキャンダルの捏造……いろいろと悪用できそうだ。これで世に出回ることがなくなるのなら、協力しよう……」
サマエラ=フォリウムは神妙な面持ちで頷く。それに、ジュスト・ヴェルジーも同意を示した。
「王国貴族にしてみたら相当な毒だよね、これ。一部の冒険者や密偵は仕事で使いたいかもしれないけれど……」
程度の差はあれども、王国貴族は基本的に人間至上主義であり、家系に異種族の血が入ることを嫌う。
「でも動機は立派なものだと思います!」
シェルリア・リトヴァールは続けてそうフォローする。
「他種族との相互理解は大切ですよね、私も他種族の事はあまり詳しくないですし」
本来であれば文化や風習なども学べるといいが、姿から入るのも、うんぬん——シェルリアはそして、小さく呟く。
「……ケモナーも一定の需要はありますし(ドゥジン的な意味で)」
「……シェルリア殿?」
「なんでもないです!」
隣に座っていたレヴィルが一瞬不安そうな顔をするが、シェルリアは輝かんばかりの笑顔で打ち消す。
「いずれにせよ、薬と聞いては参加せずにはいられませんね」
そう嘯くのはゲルトだ。前回は効果が効果ゆえに見送ったが、エイトリの調合する摩訶不思議な『薬』(まあ依頼に供されるのは失敗作なのだが)には興味があったのだ。
「これは……もしかして、リザードマンとかにもなれたりする?」
トゥーリがおずおずと問うも、エイトリは少し困ったように頬に手を当てた。
「まだ私とリフしか飲んでいませんが、それぞれハーフビーストとエルフの特徴が現れました。それ以外の種族の特徴が現れるかは、飲んでみませんと」
それに、パヴェル・A・サムルガチェフは薬瓶を眼前に掲げて軽く振る。
「辺境の亜種族なんかに変化できりゃあ、浪漫があるがなぁ」
「もう飲んでみていい?」
フリューリングスルフト=ティエラが待ちきれないと言った様子で、そわそわと耳や尻尾を動かしながら尋ねた。エイトリは「どうぞ」と、薬瓶の蓋を開ける。
「変化によってバランスを崩して転ぶといけませんから、座ったままで」
「……承知した」
エイトリのちょっと赤くなったおでこが顛末を物語っている。ローザリカ・L・ディオールをはじめ、冒険者たちは改めてふかふかの椅子に身を預けると、ぐいっと薬瓶の中身を飲み干した——。
● だいへんしん!
ぽん、ぽん、ぽぽん。
そんな軽快な音と謎の煙と共に、一同姿を変える。
「お、おぉ……!? なんか、変な感じだね!」
ハーフビーストのトゥーリは、リザードマンへ。全身に鱗が生え、これはなかなか「なりきり度」(エイトリ命名)が高い——と思いきや、尻尾だけがハーフビーストの時のままふさふさと揺れる。
しかし違和感はそこよりも、踵が地につくというものだった。もちろん骨格状そうではないリザードマンもいるが……。
「おおっとこれは……ハーフビーストからハーフリングへ、か」
パヴェルは12、3歳ほどのほっそりした美少年になっていた。少し尖った耳を触り、ヒューマンの少年ではなくハーフリングの特徴を備えたことを知る。
「こちらはハーフビースト……ですね?」
ゲルトは頭の上に生えたふさふさの耳を触る。ゴブリンの姿では、前髪らしきものが少し生えていただけの頭は、本来耳があった場所まで髪に覆われている。姿見の前に移動して見てみた限り、どうやら狼であるようだ。
「あっ、私もです!」
ヒューマンであるシェルリアもまた、垂れた耳にふさふさの尻尾が生えた。ゲルトに続き、同じく鏡を覗き込んでみる。
「我ながらかわいいです! これは……犬ですかね?」
「尻尾からして、兎ではないようですから。そうかもしれませんね」
シェルリアのスカートから覗く尾先から尻尾の長さを判断したゲルトがそう分析する。なるほどとシェルリアはそのばでくるりと回ってみた。
「椅子に座るときに邪魔になりそうです……普段ハーフビースト方はどうされているのかわかりませんが、服に工夫は必要ですよね」
早速有意義な報告をあげるシェルリアに、エイトリはペンを走らせる。
「他、体調に変化はありませんか?」
「あ、あ、歩きにくいかも〜」
ハーフビーストからヒューマンとなったフリューは、尻尾がないことに愕然としていた。
手袋や足靴の中の違和感に、フリューはそれらを脱ぎ捨てる。音を聞いていた位置が頭上から側頭部になった上に、耳も髪に覆われているため、髪を結び直した。
「足の裏、変な感じがするさぁ!」
そう、裸足の感覚にはしゃいで歩いてみたはいいものの、うまくバランスが取れずに倒れ込み——という流れである。
「やはり、ハーフビーストの方は、尻尾で体幹の均衡を取っているのですね」
もちろん例外もあるだろうが、フリューに関してはそうだったらしい。レヴィルは興味深そうに言及しつつ、フリューを助け起こした。
「うわ!? レヴィルさんももふもふ!」
「……どうやら、豹か何かのようです。この特徴的な尾の模様……」
もともと黒髪故にあまり目立たないが、よく見ると尾が豹柄である。フリューは思わずその耳をもっふりと両手で覆った。
「おー……!」
「あ、あの、あまり触られると……!!」
レヴィルが縮こまっている隣で、サマエラは自身に起きた変化に戸惑っていた。
「これは……」
ゴブリンに特徴的な角は消え、肌は白く、耳の尖りは少し大きく長く。外見もやや若返ったように見えるが……体格にさしたる変化はない。ぺたぺたと触って変化を確かめた後、小さく漏れたため息は、安堵だった。
「そうか……エルフになったか。なれた、んだな」
鏡を覗き込めば、そこには母の面影を残す自分の姿が映っていた。
(私は……母の子、なんだな)
胸がぽかぽかとあたたかくなる。ふっと鏡に向かって微笑むと、母がそうしてくれているようで。懐かしさのあまり、目を伏せた。
「……出回らなくていい薬、とは言ったが……私にとっては……」
わずかに言葉を詰まらせるサマエラに、エイトリは目を瞬き——そして、その背にそっと手を添えた。
「ありがとう……エイトリ」
「どういたしまして」
エイトリにとっては偶発的にできた失敗作でも、サマエラの不安を払拭するだけの働きをもたらした。それに、エイトリは小さくはにかんだ。
「……狐、かな?」
ジュストもまた、頭上に生えた耳、そして服の裾からちらちらと揺れる金色の尻尾を見て、変身の顛末を悟った。ヒューマンの耳があった位置には何もない。
「ロゼは猫だね。ハーフリングだったら、子供がえりしたみたいで面白かったのに——」
ジュストは赤毛の高貴な猫を振り返る。しかし、そこにローザリカの姿はなく——いや、ローザリカが何に変身したのか、それを判断するだけの間はあったのだが、一瞬にして姿がかき消えた、そして。
「うわっ!?」
ジュストの尻尾に、ローザリカが飛びついたのだ。
「ちょ、ちょっと君、」
「従弟殿のくせに!」
自分が猫に変身したことは理解したローザリカは、「おとなしくしていよう」と静観を決め込んだのだが、次の瞬間視界いっぱいに金色のもふもふ。
圧倒的もふである。見るからにふかふかだ。モフモフしたい。
その欲求はローザリカがもとより備えたものなのか、薬や変化のせいなのかはさておいて——そう、ローザリカはその尻尾の動きを目で追ってしまっていた。だが。だがその尻尾の持ち主はあの従弟殿なのである。
「いつも以上に気に障る笑み、モフモフ、余裕たっぷりの態度も気に食わない、もふ……そう! 僕の気を害したんだから責任を取るべきモフ!」
「笑っているだけで気に障るのかい!? あと僕は君相手にそこまで余裕があるわけじゃないね……! 特に今!」
ローザリカの思考はもう『もふもふ』に支配されている。ローザリカの様子を見てちょっと焦らして遊んでやろうくらいの気持ちでいたジュストは、思わぬ先制攻撃に動揺を隠しきれない。
少なくとも貴族の子女が、ふかふかを楽しむ程度ならまだしも。ローザリカは不機嫌そうに、しかしやたら熱心にジュストのもふをモフモフしている。あまりよろしくない。
「——っ!?」
そしてロゼの細い指先がある一点を撫で上げた瞬間、ジュストは腰から背筋を這い上がった妙な感覚に、思わず口を抑えて悲鳴を飲み込んだ。
「…………ロゼ…………」
気づいていないのだろう、ローザリカの尻尾がジュストの腰に巻き付いている。
「まさか自分だけが良い思いを出来るとは……思ってないよね?」
ジュストはわっしとローザリカの猫耳を掴む。といっても、かなり優しく、だが。
「お返しだ」
そして、ローザリカの頭上のもふをこちらもしっかりと堪能する。ふわふわだ。やたら長く細い毛が伸びているが、産毛というものだろうか。そういえば子猫の耳は割と毛が長く、ふかふかなのだという。
それにしても鮮やかな赤だ——ジュストがそこでようやくローザリカの表情を覗き込むと、頬を染めて涙目になって睨みあげられていたことに気づいた。
あ、これ死んだな。
ジュストは目を閉じ、そっとローザリカの耳から手を離したのだった。
竜の逆鱗ならぬ猫の逆鱗……鱗? ともかくそれに誤って触れないよう、ゲルトは頃合いを見計らって塔の外に出た。今の姿が、連れの狼とお揃いだと思ったからだ。
「ノーラ、オレに狼の耳が生えてきたんだ! お揃いだぞ!」
塔の入り口に待機させていたノーラに、ゲルトはうきうきと報告するが、対するノーラは戸惑いがちにゲルトを警戒していた。ゲルトの匂いをしきりに嗅ぎ、いつもと見目が違うことに困惑している。『貴方ホントにご主人?』とでも言いたげに首を傾げる始末だ。
「ノーラ? オレだよ……!?」
ノーラはさっと近くの木の後ろに隠れてしまう。その距離感に、ゲルトはがっくりと項垂れた。
「お、どうした? ……ああいや、なるほど。わかった」
その様子を目にしたパヴェルは瞬時に状況を理解する。小柄なエイトリの私服でよければ、と服を貸してもらったパヴェルは、これから街に出るつもりなのだという。まだ寒さの続く時期ゆえに上下共に裾も長く暖かな格好だが、それがパヴェルの性別を悟らせない。
「視線が変わると見えるもんも違うなぁ」
塔から出たパヴェルはきょろきょろとあたりの景色を見渡す。それだけでもなんだか、不思議な感覚だった。
「パヴェルさん、街へ出るのならお供します。もしものことがあるといけませんから……!」
と、パヴェルの後を、ロード種ゴブリンとなったシフが追いかける。奇しくも身長が逆転した2人である。シフもまた、パヴェルと同じ感想を抱いていた。
「ゲルトさんも行きませんか? お薬に興味があるなら、良いお店を知ってます」
「ぜひに……」
ゲルトは項垂れつつも、シフの誘いに乗るのだった。
「変身する前と後での変化は……これくらいかな?」
トゥーリは紙片にメモしていた事柄をエイトリに伝える。
「ありがとうございます。トゥーリさん、随分熱心ですね……?」
「あ……いや、これは……」
トゥーリは思わずしどろもどろになる。
最近、気になる人がいる。相手はリザードマンなので、少しでも彼のことを知ることができたら……と思って参加したのだ。こんな機会は、滅多にないだろう。というか今後はない気がする。
「そ、それより! 余ってたりしないかな? この薬」
「残念ながら、これで全部ですね。仮に余っていても、薬そのものを持ち出すことはできなくて……」
「そっかあ……」
色々試したかったのだが、という言葉を飲み込み、トゥーリは紅茶で喉を潤した。
「それにしても、ここは蒸留室だって聞いたけど……本もいっぱいあるんだね」
「はい。調合中にわからないことがあったら、すぐに参照できるようにと思って」
「いや〜もふもふです……ふさふさ……もふもふ」
(ドゥジン的な意味で)後学のために自分の尻尾や耳(の敏感な部分)を堪能していたシェルリアだったが——。
「——はっ!」
トゥーリとエイトリが話しているそばの本棚に、何かを感じ取った。
「この本……なんだか薄い……?」
その瞬間、エイトリは椅子を蹴り倒す勢いで立ち上がると、本棚とシェルリアの間に滑り込んだ。
「いけません!」
「イケナイ内容なんですか!?」
「ちっちち違います! これは……ちょっとイケナイ本です!」
「ちょっとイケナイ本!?」
その横で、サマエラが本を引き出す。
「他は分厚い上製本なのに、これだけ薄くて背表紙に題名がないな……一体何の、」
「わあああああ!」
エイトリは頬を染めて秘密の本棚を死守していた。
「どうイケナイんですか!? エイトリさん!」
「道義的にアレな本です!」
「どっちの意味でも……その、まずいな」
こんな相手だが、塔に幽閉される程度には異端者なのである。サマエラはそっと、本を戻した。
その騒ぎから少し離れたところで、フリューは一冊の本と向き合っていた。何の変哲もない、薬学書だ。しかしフリューの手は自然と、腹の上に添えられていた。
(いま、うちはヒューマンやけど……毒も都合よく消えたりは……しないか)
故郷を出る為の儀式においてフリューが背負ったもの。長く生きることはできず、血を残すこともできない代わりに——力と自由を得る。
重荷ではない。後悔もない。ただふと、思い至っただけ。
フリューは鼻をひくつかせるうさぎを抱き上げると、柔らかな毛並みに顔を埋めた。
「命短し、風となれ乙女……なんてさぁ♪」
やがて、日が沈む頃には薬の効果も切れ、世に出れば混乱を招くこと必至なエイトリの薬は無事、消費されたのだった。
上質なテーブルクロスを敷いた大机には、塔の主たるエイトリ=ブロックル、その従者であるシフ、巻き込まれた王国査察官のレヴィル=ストゥルルソンがすでに席についており、残る椅子を冒険者8人で埋める。
「お薬が2本余ってしまいますね……ではこちらは私とシフで飲みましょう」
「また飲むの……?」
ぐったりと机に突っ伏すシフの前に1本、そして自分の前に1本、「なりきり薬」を置くと、エイトリは冒険者たちに向き直った。
「集まってくださってありがとうございます。これで記録が捗ります!」
エイトリはレポート用紙片手にほくほく顔である。その手元の薬がどれほど不味い代物か分かっているのだろうか。
「潜入捜査や咄嗟の目眩し、あるいはスキャンダルの捏造……いろいろと悪用できそうだ。これで世に出回ることがなくなるのなら、協力しよう……」
サマエラ=フォリウムは神妙な面持ちで頷く。それに、ジュスト・ヴェルジーも同意を示した。
「王国貴族にしてみたら相当な毒だよね、これ。一部の冒険者や密偵は仕事で使いたいかもしれないけれど……」
程度の差はあれども、王国貴族は基本的に人間至上主義であり、家系に異種族の血が入ることを嫌う。
「でも動機は立派なものだと思います!」
シェルリア・リトヴァールは続けてそうフォローする。
「他種族との相互理解は大切ですよね、私も他種族の事はあまり詳しくないですし」
本来であれば文化や風習なども学べるといいが、姿から入るのも、うんぬん——シェルリアはそして、小さく呟く。
「……ケモナーも一定の需要はありますし(ドゥジン的な意味で)」
「……シェルリア殿?」
「なんでもないです!」
隣に座っていたレヴィルが一瞬不安そうな顔をするが、シェルリアは輝かんばかりの笑顔で打ち消す。
「いずれにせよ、薬と聞いては参加せずにはいられませんね」
そう嘯くのはゲルトだ。前回は効果が効果ゆえに見送ったが、エイトリの調合する摩訶不思議な『薬』(まあ依頼に供されるのは失敗作なのだが)には興味があったのだ。
「これは……もしかして、リザードマンとかにもなれたりする?」
トゥーリがおずおずと問うも、エイトリは少し困ったように頬に手を当てた。
「まだ私とリフしか飲んでいませんが、それぞれハーフビーストとエルフの特徴が現れました。それ以外の種族の特徴が現れるかは、飲んでみませんと」
それに、パヴェル・A・サムルガチェフは薬瓶を眼前に掲げて軽く振る。
「辺境の亜種族なんかに変化できりゃあ、浪漫があるがなぁ」
「もう飲んでみていい?」
フリューリングスルフト=ティエラが待ちきれないと言った様子で、そわそわと耳や尻尾を動かしながら尋ねた。エイトリは「どうぞ」と、薬瓶の蓋を開ける。
「変化によってバランスを崩して転ぶといけませんから、座ったままで」
「……承知した」
エイトリのちょっと赤くなったおでこが顛末を物語っている。ローザリカ・L・ディオールをはじめ、冒険者たちは改めてふかふかの椅子に身を預けると、ぐいっと薬瓶の中身を飲み干した——。
● だいへんしん!
ぽん、ぽん、ぽぽん。
そんな軽快な音と謎の煙と共に、一同姿を変える。
「お、おぉ……!? なんか、変な感じだね!」
ハーフビーストのトゥーリは、リザードマンへ。全身に鱗が生え、これはなかなか「なりきり度」(エイトリ命名)が高い——と思いきや、尻尾だけがハーフビーストの時のままふさふさと揺れる。
しかし違和感はそこよりも、踵が地につくというものだった。もちろん骨格状そうではないリザードマンもいるが……。
「おおっとこれは……ハーフビーストからハーフリングへ、か」
パヴェルは12、3歳ほどのほっそりした美少年になっていた。少し尖った耳を触り、ヒューマンの少年ではなくハーフリングの特徴を備えたことを知る。
「こちらはハーフビースト……ですね?」
ゲルトは頭の上に生えたふさふさの耳を触る。ゴブリンの姿では、前髪らしきものが少し生えていただけの頭は、本来耳があった場所まで髪に覆われている。姿見の前に移動して見てみた限り、どうやら狼であるようだ。
「あっ、私もです!」
ヒューマンであるシェルリアもまた、垂れた耳にふさふさの尻尾が生えた。ゲルトに続き、同じく鏡を覗き込んでみる。
「我ながらかわいいです! これは……犬ですかね?」
「尻尾からして、兎ではないようですから。そうかもしれませんね」
シェルリアのスカートから覗く尾先から尻尾の長さを判断したゲルトがそう分析する。なるほどとシェルリアはそのばでくるりと回ってみた。
「椅子に座るときに邪魔になりそうです……普段ハーフビースト方はどうされているのかわかりませんが、服に工夫は必要ですよね」
早速有意義な報告をあげるシェルリアに、エイトリはペンを走らせる。
「他、体調に変化はありませんか?」
「あ、あ、歩きにくいかも〜」
ハーフビーストからヒューマンとなったフリューは、尻尾がないことに愕然としていた。
手袋や足靴の中の違和感に、フリューはそれらを脱ぎ捨てる。音を聞いていた位置が頭上から側頭部になった上に、耳も髪に覆われているため、髪を結び直した。
「足の裏、変な感じがするさぁ!」
そう、裸足の感覚にはしゃいで歩いてみたはいいものの、うまくバランスが取れずに倒れ込み——という流れである。
「やはり、ハーフビーストの方は、尻尾で体幹の均衡を取っているのですね」
もちろん例外もあるだろうが、フリューに関してはそうだったらしい。レヴィルは興味深そうに言及しつつ、フリューを助け起こした。
「うわ!? レヴィルさんももふもふ!」
「……どうやら、豹か何かのようです。この特徴的な尾の模様……」
もともと黒髪故にあまり目立たないが、よく見ると尾が豹柄である。フリューは思わずその耳をもっふりと両手で覆った。
「おー……!」
「あ、あの、あまり触られると……!!」
レヴィルが縮こまっている隣で、サマエラは自身に起きた変化に戸惑っていた。
「これは……」
ゴブリンに特徴的な角は消え、肌は白く、耳の尖りは少し大きく長く。外見もやや若返ったように見えるが……体格にさしたる変化はない。ぺたぺたと触って変化を確かめた後、小さく漏れたため息は、安堵だった。
「そうか……エルフになったか。なれた、んだな」
鏡を覗き込めば、そこには母の面影を残す自分の姿が映っていた。
(私は……母の子、なんだな)
胸がぽかぽかとあたたかくなる。ふっと鏡に向かって微笑むと、母がそうしてくれているようで。懐かしさのあまり、目を伏せた。
「……出回らなくていい薬、とは言ったが……私にとっては……」
わずかに言葉を詰まらせるサマエラに、エイトリは目を瞬き——そして、その背にそっと手を添えた。
「ありがとう……エイトリ」
「どういたしまして」
エイトリにとっては偶発的にできた失敗作でも、サマエラの不安を払拭するだけの働きをもたらした。それに、エイトリは小さくはにかんだ。
「……狐、かな?」
ジュストもまた、頭上に生えた耳、そして服の裾からちらちらと揺れる金色の尻尾を見て、変身の顛末を悟った。ヒューマンの耳があった位置には何もない。
「ロゼは猫だね。ハーフリングだったら、子供がえりしたみたいで面白かったのに——」
ジュストは赤毛の高貴な猫を振り返る。しかし、そこにローザリカの姿はなく——いや、ローザリカが何に変身したのか、それを判断するだけの間はあったのだが、一瞬にして姿がかき消えた、そして。
「うわっ!?」
ジュストの尻尾に、ローザリカが飛びついたのだ。
「ちょ、ちょっと君、」
「従弟殿のくせに!」
自分が猫に変身したことは理解したローザリカは、「おとなしくしていよう」と静観を決め込んだのだが、次の瞬間視界いっぱいに金色のもふもふ。
圧倒的もふである。見るからにふかふかだ。モフモフしたい。
その欲求はローザリカがもとより備えたものなのか、薬や変化のせいなのかはさておいて——そう、ローザリカはその尻尾の動きを目で追ってしまっていた。だが。だがその尻尾の持ち主はあの従弟殿なのである。
「いつも以上に気に障る笑み、モフモフ、余裕たっぷりの態度も気に食わない、もふ……そう! 僕の気を害したんだから責任を取るべきモフ!」
「笑っているだけで気に障るのかい!? あと僕は君相手にそこまで余裕があるわけじゃないね……! 特に今!」
ローザリカの思考はもう『もふもふ』に支配されている。ローザリカの様子を見てちょっと焦らして遊んでやろうくらいの気持ちでいたジュストは、思わぬ先制攻撃に動揺を隠しきれない。
少なくとも貴族の子女が、ふかふかを楽しむ程度ならまだしも。ローザリカは不機嫌そうに、しかしやたら熱心にジュストのもふをモフモフしている。あまりよろしくない。
「——っ!?」
そしてロゼの細い指先がある一点を撫で上げた瞬間、ジュストは腰から背筋を這い上がった妙な感覚に、思わず口を抑えて悲鳴を飲み込んだ。
「…………ロゼ…………」
気づいていないのだろう、ローザリカの尻尾がジュストの腰に巻き付いている。
「まさか自分だけが良い思いを出来るとは……思ってないよね?」
ジュストはわっしとローザリカの猫耳を掴む。といっても、かなり優しく、だが。
「お返しだ」
そして、ローザリカの頭上のもふをこちらもしっかりと堪能する。ふわふわだ。やたら長く細い毛が伸びているが、産毛というものだろうか。そういえば子猫の耳は割と毛が長く、ふかふかなのだという。
それにしても鮮やかな赤だ——ジュストがそこでようやくローザリカの表情を覗き込むと、頬を染めて涙目になって睨みあげられていたことに気づいた。
あ、これ死んだな。
ジュストは目を閉じ、そっとローザリカの耳から手を離したのだった。
竜の逆鱗ならぬ猫の逆鱗……鱗? ともかくそれに誤って触れないよう、ゲルトは頃合いを見計らって塔の外に出た。今の姿が、連れの狼とお揃いだと思ったからだ。
「ノーラ、オレに狼の耳が生えてきたんだ! お揃いだぞ!」
塔の入り口に待機させていたノーラに、ゲルトはうきうきと報告するが、対するノーラは戸惑いがちにゲルトを警戒していた。ゲルトの匂いをしきりに嗅ぎ、いつもと見目が違うことに困惑している。『貴方ホントにご主人?』とでも言いたげに首を傾げる始末だ。
「ノーラ? オレだよ……!?」
ノーラはさっと近くの木の後ろに隠れてしまう。その距離感に、ゲルトはがっくりと項垂れた。
「お、どうした? ……ああいや、なるほど。わかった」
その様子を目にしたパヴェルは瞬時に状況を理解する。小柄なエイトリの私服でよければ、と服を貸してもらったパヴェルは、これから街に出るつもりなのだという。まだ寒さの続く時期ゆえに上下共に裾も長く暖かな格好だが、それがパヴェルの性別を悟らせない。
「視線が変わると見えるもんも違うなぁ」
塔から出たパヴェルはきょろきょろとあたりの景色を見渡す。それだけでもなんだか、不思議な感覚だった。
「パヴェルさん、街へ出るのならお供します。もしものことがあるといけませんから……!」
と、パヴェルの後を、ロード種ゴブリンとなったシフが追いかける。奇しくも身長が逆転した2人である。シフもまた、パヴェルと同じ感想を抱いていた。
「ゲルトさんも行きませんか? お薬に興味があるなら、良いお店を知ってます」
「ぜひに……」
ゲルトは項垂れつつも、シフの誘いに乗るのだった。
「変身する前と後での変化は……これくらいかな?」
トゥーリは紙片にメモしていた事柄をエイトリに伝える。
「ありがとうございます。トゥーリさん、随分熱心ですね……?」
「あ……いや、これは……」
トゥーリは思わずしどろもどろになる。
最近、気になる人がいる。相手はリザードマンなので、少しでも彼のことを知ることができたら……と思って参加したのだ。こんな機会は、滅多にないだろう。というか今後はない気がする。
「そ、それより! 余ってたりしないかな? この薬」
「残念ながら、これで全部ですね。仮に余っていても、薬そのものを持ち出すことはできなくて……」
「そっかあ……」
色々試したかったのだが、という言葉を飲み込み、トゥーリは紅茶で喉を潤した。
「それにしても、ここは蒸留室だって聞いたけど……本もいっぱいあるんだね」
「はい。調合中にわからないことがあったら、すぐに参照できるようにと思って」
「いや〜もふもふです……ふさふさ……もふもふ」
(ドゥジン的な意味で)後学のために自分の尻尾や耳(の敏感な部分)を堪能していたシェルリアだったが——。
「——はっ!」
トゥーリとエイトリが話しているそばの本棚に、何かを感じ取った。
「この本……なんだか薄い……?」
その瞬間、エイトリは椅子を蹴り倒す勢いで立ち上がると、本棚とシェルリアの間に滑り込んだ。
「いけません!」
「イケナイ内容なんですか!?」
「ちっちち違います! これは……ちょっとイケナイ本です!」
「ちょっとイケナイ本!?」
その横で、サマエラが本を引き出す。
「他は分厚い上製本なのに、これだけ薄くて背表紙に題名がないな……一体何の、」
「わあああああ!」
エイトリは頬を染めて秘密の本棚を死守していた。
「どうイケナイんですか!? エイトリさん!」
「道義的にアレな本です!」
「どっちの意味でも……その、まずいな」
こんな相手だが、塔に幽閉される程度には異端者なのである。サマエラはそっと、本を戻した。
その騒ぎから少し離れたところで、フリューは一冊の本と向き合っていた。何の変哲もない、薬学書だ。しかしフリューの手は自然と、腹の上に添えられていた。
(いま、うちはヒューマンやけど……毒も都合よく消えたりは……しないか)
故郷を出る為の儀式においてフリューが背負ったもの。長く生きることはできず、血を残すこともできない代わりに——力と自由を得る。
重荷ではない。後悔もない。ただふと、思い至っただけ。
フリューは鼻をひくつかせるうさぎを抱き上げると、柔らかな毛並みに顔を埋めた。
「命短し、風となれ乙女……なんてさぁ♪」
やがて、日が沈む頃には薬の効果も切れ、世に出れば混乱を招くこと必至なエイトリの薬は無事、消費されたのだった。
マスターコメント
お疲れ様でした! ご参加ありがとうございました〜
ちょっとアドリブマシマシすぎたかもしれない 反省しています
エイトリは次、一体どんな薬を作るんでしょうね……また変な薬思いついたら出します。
それではまた、お会いしましょう〜!
ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 4〜10人
2022年03月05日 19時33分23秒 公開
大成功
相談掲示板
パヴェルだ。よろしくなぁ 早速なんだがよ 【Q】キャラクターとして作成できない種族(例えば敵勢力の種族など)にも変身できるのかどうか。
みなさま、MSの無茶振りに付き合っ……お集まりいただきありがとうございます。今回解説には質疑応答について記してはいませんが、いろいろとご不明点が出てくる依頼かと存じますので、適宜対応いたします。ただし質問の提出期限は【16日12時まで】となっておりますので、ご注意ください。 【A1】 今回変身先に指定できる種族は、キャラクターとして作成できる範囲内のものとなります。無制限となりますと、個々の事例に対し運営のチェックが必要となり、出発前に可否をお知らせするのが難しくなるケースも考えられまして……誠に申し訳ありませんが、ご理解いただけますと幸いです。
よくもまぁ塔に幽閉されても仕方がないような薬をこうもぽんぽんと開発出来るものだね。 ……コホン、失礼。 ジュストだ、よろしく頼む。 俺からも質問を。 【Q2】 変身後の姿と現在着用している衣服が合わない可能性があるよね? 着替えなどの用意はしてあるのかな。 それとも所謂『ご都合主義』仕様で着衣まで変化する仕組みだろうか?
【A2】 そうですね…体格の変化等が見込まれる場合、衣服については、自分の体より大きいか小さいかとなろうかと思いますが…一応、エイトリ様がローブをご用意しておられるそうで。MSの話では、弾け飛んだ場合はどこからともなくアルパカ系ハーフビーストが現れる……と。