【想石】学園には甘いショコラの香り

陵かなめ

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シナリオID:1928

オープニング

「皆さんは、最近注目されている嗜好品をご存知でしょうか」
 学園の教師が話し始めた。
 曰く、それはカカオから精製されるチョコレートというものであること。
 チョコレートを使った甘味品は、甘く少しほろ苦く、食べると幸せな気持ちになるのだとか。2月はチョコを贈り合おうという声もあるという。
 去年カカオが大量発生した「エドゥノーグダンジョン」のとある枝場に、今年は「宝石化の魔物」が大量発生しているとの噂もあるが、学園に通う者たちには縁遠いことなのかもしれない。
 さて。
「学園に通う皆さんには、世情に敏感でいてほしいと思います。そこで、チョコレート菓子を作る調理実習を行います」
 調理実習、と。
 教師の言葉を聞いた生徒たちは、驚きながらも瞳を輝かせた。
 とはいえ、である。
「まあ、楽しみですわ。ところで、調理場に使用人を連れて行くことはできますの?」
「そうですわね。我が家の料理人とも相談しませんと……」
「え? 料理人ではなく、わたくしが料理を?」
 純粋に、料理をしたことがない貴族の令嬢は多い。
「学園でチョコ菓子を作れるなんて素敵ですわ! わたくし、アイデアがありますの。大好きなお野菜をフレーバーとして入れたらどうかしら?」
「素敵ですね。それに……ふふ、もしプレゼントをするなら、恋のお呪い的な素材を合成するのも手なのでは……!」
 調理実習に向けて、おしゃべりに花を咲かせる生徒たちを見て、教師は正直なところ一抹の不安を覚えるのだった。

●依頼
 パンクリアース学園では、この度チョコ菓子を作る調理実習を行うこととなりました。
 常に変化する世情を鑑み、最近注目されている嗜好品について学ぶ良い機会になることでしょう。
 そこで、調理実習の助手を募集致します。
 料理に不慣れな生徒に見本を見せたり、生徒の作ったチョコ菓子の味見をしたりして下さい。
 よろしくお願い致します。

 パンクリアース学園、調理実習担当教師より。

 ジュスト・ヴェルジーは、張り出された依頼を見上げていた。
「たしかにそうだね。今まで包丁を持ったこともないご令嬢たちにとっては、少し難しい実習かもしれないね」
 包丁を握ったこともないご令嬢たちが、何の手助けもなしにチョコ菓子を作るのは難しいだろう。何か良からぬものを混入してしまう可能性もある。もし学園に通うご令息たちがそのようなものを受け取ってしまったら大惨事だ。
「手助けしてあげるのも良いかもね。基本的なチョコレートの扱いや……、毒……ん、味見役としてお手伝いもできるね」
 調理実習には、多くの令嬢が参加する。
 チョコレート菓子を実際に作りながら解説するのも良いだろう。
 困っている令嬢もきっと多い。声をかけて少し手助けするのもありだ。
 味見役も大募集しているという。
 自分を守るために、味見の前に何が入っているのか混入物に目を光らせておくことも大切だ。
 ジュストは調理実習に使われる調理室と日時をメモした。

解説

●成功条件 調理実習を手伝う。 ●できること 【実演】  初心者の令嬢でも出来るようなチョコレート菓子作りを実演すると、喜ばれると思います。 【お手伝い】  困っている令嬢は多いです。声をかけて少し手を貸してあげるのも良いと思います。 【味見】  ドキドキの味見役です。 ●その他  チョコレート菓子を作る器具や材料は学園が用意しています。  調理室にあるものをご利用下さい。

マスターより

 こんにちは、陵かなめです。【想石】シナリオになります。  パンクリアース学園の調理実習に参加するご令嬢たちの手助けをしてあげて下さい。  ご令嬢たちはみんな、素直な気持ちで真面目にチョコレート菓子を作ろうと集まっています。調理実習で美味しいチョコレート菓子を作れるといいですね!  実演や手助け、味見などよろしくお願いします。  楽しい実習になることを祈って。

リプレイ

「皆さん、ごきげんよう。それでは、調理実習を始めます」
 調理実習担当教師の言葉で、チョコレート菓子作りが始まった。

 手伝いとして参加した冒険者たちも準備に取り掛かる。
 エフィルミアは特製のチョコを抱えて含み笑いをしていた。そして、彼女が持ち込んでいるのは数多の薬草だ。
 その様子に気づいたゲルトは、遠く離れたところから心の中でつぶやいた。
(やべえものしかない予感がする……)
 明らかにヤバそうなものがあれば、没収も辞さない覚悟が必要だろう。
 決意するゲルトの肩をぽんと叩いたのはジュスト・ヴェルジーだ。
「身を守るための知識とスキルの用意もしてあるけど……危ない時はよろしくね」
「被害はどれほどになるのか……。いえ、回復や体の異常については、できるだけフォローしますので……」
「ありがとう。安心して背中を任せられるよ」
 まるで戦場に赴くような表情で、二人は頷きあった。
 ローザリカ・L・ディオールは、そんなジュストの様子を少々不機嫌そうに見る。
 ヒーラーはここにもいるのだけれども、従弟殿には届かなかったようだ。

 ナキルはチョコレートをうまく砕く事ができない令嬢に声をかけた。
「もう少し刃の部分に力が乗るように構えるほうが良いな」
「力が乗る……ですか?」
「ああ、こう、腕の力だけじゃなくてだな」
 実際にチョコレートを砕いて見せてやると、令嬢はナキルの真似をしながらチョコレートを砕く。
「まあ! こんなに細かく砕けましたわ!」
「その調子だ」
 伊達眼鏡を指で押し上げると、エフィルミアと目があった。
「ミアも手順とか分からなかったら……」
「……そんな丁寧に教えちゃって! 相手が可愛い令嬢だからってデレデレしてるんでしょ!」
「っていうか、その怪しい草はなんだ?」
 どうも話が噛み合わないと思いつつ、ナキルはエフィルミアの腕の中にあるたくさんの薬草を指差す。
 エフィルミアはぷいとそっぽを向いた。
「私の手伝いもする? いりませーん! 一人で出来ます!」
 ナキルが他の女の子の手伝いをすることが、何か気に入らないのだけれども!
 エフィルミアは、それ以上何も言わずに歩き去った。
 そんなエフィルミアの背を見てナキルは思う。
(どうしたんだ……ミアのヤツ)
 彼女は、いつもより4割増しで不機嫌な気がする。
 とはいえ今は調理実習中。
 矢継ぎ早に令嬢から質問の声がかかる。
 ナキルは都度対応しながらエフィルミアを追った。

「僕も調理と言う分野においては素人でしかないが……、偶然にもチョコレート作りだけは学んだことがあってね」
 ローザリカはそう言いながら、チョコレートの扱いに苦戦する令嬢を手伝っていた。
「まあ……それは、興味深いですわ。……ところで……型に流し込むというのが、どうもうまくいかなくて。わたくし……不器用なのかしら……?」
「料理未経験なら道具を扱う感覚がなくて当たり前だ」
 自分もそうだったと伝えると、令嬢はローザリカに親しみを感じたようだ。
「それでわたくし、思いをお伝えするために『オリジナリティ』を大切にしたいと考えましたの」
 令嬢は、同じく手伝いに来た冒険者から譲り受けたという『薬草』を取り出した。
「オリジナリティ、それは確かに大いに必要だろう」
 できるだけ言葉を選びながら、ローザリカはこのように続けた。
「だが……それは似通ったものが多数ある中から選んで貰う必要がある時だ」
「え……?」
「手作りという時点でそれはこの世にたった一つしかないもの。贈る相手に寄り添い、好みなどを取り入れれば一層輝きを増す想いの欠片だ」
「なるほど……」
 令嬢はチョコレートを見て頬を赤らめる。
 ローザリカの巧みな話術が効いているようだ。
「それに、オリジナリティを出せるのは何もチョコレートの味に限らない」
「それは、どういう……?」
「固める形に拘れば見た目でも楽しめるし、包装を工夫すれば食べ終えてからも思い出が形で残る」
 オリジナリティを出すなら、チョコレートに何らかの物質を追加するのではなく形や包装で!
 令嬢は納得し、包装へのこだわりを考え始めた。
 こうしてローザリカは、毒劇物が生み出される可能性をひとつ軌道修正したのだった。

 実演をしているゲルダ・クラインやリサ・ベイカー、アルフィー・リッパーを取り囲んでいる令嬢たちもいる。
 周辺に甘い匂いが漂い始めた。オーブンの中では、チョコレートのカップケーキが焼き上がりつつある。
「材料を混ぜるのが難しかったですわ」
「あの小さな型に流し込むのも気を使いましたわね」
「ああ! 焼き上がりが楽しみ!」
 令嬢たちはゲルダから教わったカップケーキ作りについて、楽しげに語り合っている。
「ゲルダちゃんのお手伝いも一段落しましたし、チョコクッキーを作っていきましょうか」
 リサが材料を並べると、クッキー作りを希望していた令嬢たちが目を輝かせた。
「まずは、チョコを細かく包丁で砕きます。そして湯せんで溶かしましょう」
 ザクザクと、チョコレートをリズミカルに刻む音。
「大丈夫、難しいことはないですよ」
 続いて湯せんだ。リサの手元で、刻んだチョコレートがとろとろと溶けていった。
「リサもチョコクッキーを作るんだな。なら、俺はアイスボックスクッキーにしてみるか」
 アルフィーも一緒になってチョコレートのクッキー生地を作る。二人でこねると、あっという間に生地が出来上がった。
「これからどうやってクッキーにするのでしょうか?」
「クッキー生地をこねた後は切るだけだ」
 令嬢に説明しながらプレーンの生地も作り、チョコとプレーンを交互に重ねて棒にする。
「こうやって模様にすると、あとは切って焼くだけ。簡単だろ?」
「まあ! なんて可愛らしい模様でしょう!」
 令嬢たちは歓声を上げながらクッキー生地を切り分け天板に並べた。
「リサのほうはどうだ?」
「はい、こちらもダマにならないように混ぜたら終わりです。あとは、棒状にして切りましょう」
 焼き加減は教師に確認してもらえば良いだろう。
「さあ、カップケーキが焼き上がりです」
 ちょうどクッキーを並べ終えたところで、ゲルダのカップケーキが焼き上がってきた。
「いい匂いですね!」
「おお、綺麗に膨らんでいるな」
 リサとアルフィーがカップケーキを覗き込む。
 令嬢たちも、ふっくらと焼き上がったカップケーキを見て手を叩いた。
「では、こちらをデコレーションしていきましょうか」
 ゲルダが用意したのはホイップクリームやアラザン、そしてチョコレートが詰まったペンだ。
 ホイップクリームは苺やオレンジなどのフレーバーも取り揃えている。
「そうだわ! 私、先ほど薬草を入れたら良いと聞きました! オリジナリティを出せば、あの方も気づいてくださるんじゃないかしら!」
 一人の令嬢が「とても良いことを思いついた」と手を挙げた。
 ゲルダは分量を変えてしまうとうまく膨らまない旨を伝えつつ、こんなふうに提案する。
「オリジナリティは、焼き上がった後の飾りつけの部分で発揮できるかなと」
「そう……かしら?」
「はい。例えば、贈りたい方の好きなものとか、好きな色とか。……その、わたしでよければお話をお伺いしても?」
 話を促された令嬢は、ゲルダに事情を話した。チョコレート菓子をプレゼントしたい相手は、家同士の付き合いは特にない人物であり、今までは積極的な関わりを持ってこなかったとのこと。しかし、ひたむきに授業に向かう姿に惹かれた……ということらしい。
「素敵です……! でしたら、とびきり可愛いもの、作りましょうね!」
「可愛いものが作れるの?」
 そのためのデコレーションだと、ゲルダは答えた。
 そして、令嬢からうまく情報を引き出し、相手のイメージに合った飾り付けを提案する。
 令嬢は薬草のことを忘れて、デコレーションに夢中になった。
「……救われた命がある」
 アルフィーがそっと涙を拭う真似をする。
 ゲルダの機転により、危ない劇物が令息に配られる不安がまたひとつ消えた。今日の味見役の安全も確保された……のだろう。恐らくだが。
 ともあれ、令嬢たちは思い思いのデコレーションを始めた。
「それじゃあ、クッキーが焼き上がるまでゲルダちゃんのお手伝いをしましょう」
 リサがアルフィーに目配せをする。
 アルフィーは頷き、作業がおぼつかない令嬢や困っている令嬢たちに声をかけた。
 ホイップを可愛らしく盛り付けるにはモコモコが良い。
 アラザンはキラキラと輝くようイメージして。
 それからハート型やリボン型のチョコレートをあしらうのも良いだろう。
 ゲルダとリサが手伝うことで、令嬢たちも可愛らしいデコレーションができているようだ。
 そして、しみじみとアルフィーは思った。
「二人の作る料理すごい勉強になるな」
 尻尾がピコピコ上下する。
 手際良く、簡単に、しかし飾り付け一つでこんなにも心が弾むようなプレゼントになったのだ。

 一方その頃、ゲルトは実演している仲間を見ながら令嬢たちの手助けに回っていた。
「あの、この湯せんというのは、いつ頃出来上がるものなのですか?」
「……いつ頃、出来上がる……」
 そっと令嬢の手元を覗き込む。
 もしや、お湯に直接チョコレートを入れてしまったのだろうか。一瞬、不安に思った。けれど、令嬢は実演で見た通りに湯せんをしていた。
 ただ、いつまでかき混ぜていればよいのか分からなかったようだ。
 ゲルトはほっと胸をなでおろしつつ、実演されていた湯せんを思い出す。
「そろそろ良い頃合いだと思いますよ。きちんと溶けている」
「そうでしたのね! ここまでは見た通りにできているわ!」
 きちんとできていると言われた令嬢が嬉しそうに微笑んだ。
 他にも、お菓子にそぐわないような変なものを手に持っている令嬢には積極的に声をかける。
「そちらの、赤い液体はどのような……?」
「ふふ。これはお呪い用のわたくしの血液……」
「え……」
「こほん。……わたくしの血液は……少し怖いので、赤いお野菜を絞らせましたのよ」
 その口ぶりから、家で準備させたようだ。赤い液体に違いないけれど、それでお呪いは良いのだろうか。野菜から絞った汁は……チョコレートに素人が入れて良いものではないと思う。
 ゲルトは急ぎ赤い液体を横に除けた。
「な、何をなさいますの?!」
「……破棄してください。呪いになっては困る」
「の、呪い……?」
 令嬢が目を白黒させる。
 兎にも角にも、ゲルトの熱意により赤い汁は破棄された。
「呪い(まじない)も呪い(のろい)も解釈次第……」
 ゲルトはポツリと呟いて、次の令嬢の元へとむかった。

 調理室に甘い匂いが満ちてきた。
 薬草を配り終えたエフィルミアは、特製のチョコレートを手にして佇んでいる。
 山盛りの薬草を三日三晩煮詰め、そこにチョコレートをぶち込んで完成した特製のチョコレート。
 令嬢たちに説明したときには誇らしささえあったというのに。
 今は――。
「ミア、何で機嫌悪いんだよ?」
 ようやく作業が一段落し、ナキルが近づいてきた。
「別に機嫌悪くなんてないしー!」
 エフィルミアが頬を膨らませる。
 ナキルは令嬢たちの味見役も名乗り出た。それも何だか気に入らないのだ。
「ふーん、そんなに女の子からチョコ欲しいんだ?」
「……はぁ」
 ナキルは、ようやくエフィルミアの不機嫌の理由を知った。
 頬を膨らませてそっぽを向く目の前の人物に、色々言いたいことは山ほどある。
 しかし、まずは。
「心配しなくても、お前のヤツしか食わねェって」
「し、心配って……」
「ほら、ミア。オレが作ったヤツやるから、ソレと交換しようぜ……あと、他の試食は、断ったから」
 エフィルミアは差し出されたチョコレート菓子に視線を落とした。
 他の子のチョコレートは食べていない。その事実に、ホッとした。
「ん、貰う。私の今回作ったやつも、見本で持ってきたやつもあげる! 特別なんだからね!」
「やっと機嫌直してくれたか。その顔が見れるなら……」
 その柔らかい笑顔を見ることが出来るなら……。そんな事を考えながら、ナキルは手渡されたチョコレートをかじる。
 三日三晩煮込んだ薬草とチョコレートが混ざりあった物体はエフィルミア特製の……アレだ。あの、思考がスパークするような、アレ。
 ナキルは一瞬、目の前が真っ白になった。
 とはいえ、大体ミアのせいという耐性があればこそ。
 すぐに気を取り直し「おい、ミア。お前もコレ、一口食おうか?」とエフィルミアの腕を掴んだ。
「私は食べないよ? 全部ナキルくん用だもん!」
 しかしエフィルミアは「ちゃんと全部食べてよね」と。
 そんな二人のやり取りを皆が微笑ましく見た。

 そろそろ調理実習も終盤。作った菓子の試食も始まっていた。
 味見役をかってでたジュストは、令嬢たちの菓子をひとつずつ丁寧に味見している。
「これは随分可愛らしくデコレーションできているね」
「アラザンを使ったかいがありましたわ!」
 いかにも素人が手作りしたカップケーキ。しかし、デコレーションはホイップクリームが可愛く盛られ、アラザンがキラキラと輝いている。
 プロが作った菓子のような味わいはない。が、この調理実習が良かったと思ってもらえるよう、真摯に令嬢の菓子を褒めた。
 穏やかな笑顔でハーブのブレンドティーを口に運ぶ。
 消化促進や解毒効果を期待しつつ、口直し用に準備したものだ。
 どんなものが出てきても、ジュストは嫌な顔ひとつせず味見をした。
 そしてその都度、造りや香り、舌触りなど褒める要素を見つけ出し、穏やかに伝える。
 あまりにも危険な菓子だけは――仲間の暗躍により突拍子もない物はなかったけれど――少しアドバイスも加えておく。これで、男子生徒も守られるだろう。
 のんびりとした試食の時間のハズなのだが。
「ところでロゼは作らないのかい、チョコ」
「なんで僕が。君にはご令嬢らの味見という大役があるだろう?」
 どうにもローザリカの機嫌が悪いような気がするとジュストは思った。
 実際には、彼が令嬢を過度に褒めるたびローザリカの頬がピクリと動いているのだけれども。
「なんだ、残念。君が作ったもの、ちょっと楽しみだったのに」
 ジュストの言葉を聞いて、ローザリカは刺々しい視線を返した。
 彼が笑顔で他の令嬢の菓子を食べている以上、自分の手作りまで他の誰かの口に入ってしまったら。
(『二人だけの』特別がなくなってしまうじゃないか)
 ローザリカは、そんな言葉を胸にしまい込む。

「それでは調理実習を終わります」
 教師の言葉で調理実習は終わった。
 令嬢たちは作った菓子を抱いて席を立つ。皆、満足そうな表情だ。
「お疲れ様。これは、さっき焼き上がったクッキーだ!」
 アルフィーが仲間たちにラッピングしたクッキーを配った。
 調理実習のお土産に。白と黒のクッキーは可愛らしく皆の手の中に収まった。

マスターコメント

 皆様、調理実習のお手伝いをありがとうございました。  調理室に漂う甘い匂いを感じました。  令嬢たちは楽しく調理をし、満足していたようです。  ……チョコレート菓子を受け取るであろう令息たちの安全も守られました!  それでは、また何処かでお会いしましょう。
ショートシナリオR

ショートシナリオR易しい 報酬:標準8 / 4〜8人

2022年03月03日 18時50分23秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. ナキル

    「ナキルだ、よろしくな! 今回は調理実習だっけ……へぇ…なるほど、確かに焼いたりなんだってのも練習、訓練は大事だもんな…オレも最初の頃は焦がしたりとかはやらかしたし。(うんうん) …えーっと……あぁ…一人(ミア)はちょっと、アレだけど…まぁ、何とかなるよな。 さて、オレが出来そうなのが ・記憶力Lv5、作業工程、コツ、レシピから計量値まで頭に叩き込んでサポート ・調理Lv2、実践面で上記の手順補助、レクチャー ・天眼、全体俯瞰で危ない作業や手順があればストッパー (・大体ミアのせい(ペインキル)、味見オチ) …なんで一般スキルが2つしかセットできないんだろうなぁ…って思いつつ。 【実演】【お手伝い】【味見】…一応、全部対応可能って気がするな…実際のポジションはみんなとのバランスみて決定しようと思うぜ。」

  2. ジュスト・V・ケレス

    4年のジュストだ、よろしくね。 そう、練習は大切だね。 最初から上手く出来る人はそういないし。 貴族のご令嬢方に関しては……今回初めて調理場に立って、調理器具や食材に触れる、という方も多いというか殆どだと思うから。 俺は【味見】で参加しようと思ってるけど、一人じゃ体がもたな……ゴホン、そんなに食べられない気がするからもう一人位手伝ってくれる人がいると嬉しいな。 あと純粋に美味しいチョコも食べたいので【実演】や【お手伝い】に回る皆を応援してるよ。 (PL/陵かなめMSはシナリオのリリース、PCPLの皆様はご参加有難うございます! 学生らしく皆でわいわい楽しめたら嬉しいです。それでは皆様良きバレンタインを!)

  3. アルフィー・リッパー

    アルフィー・リッパーだ。よろしくしてやってもいいぞ。 俺は【実演】の方で参加させてもらおうと思っている。美味しくて簡単なスイーツを作れるといいな。 あとせっかくだから味見もしてみたいよな(尻尾を左右にぴこぴこ振って)

  4. ゲルト

    1年のゲルトだ、よろしくな。 調理実習に誘ってくれてありがとな! といっても、オレは薬草を調合したり煎じて薬にするのは良くやってるが、料理になると全くの素人なんだよな。 やるのは簡単な【手伝い】と【味見】になるかな。 あと明らかな異物混入して呪物生成してた場合は全力で止めるぞ!( (回復・BS解除スキルをガン積みしていきます。皆、イキテ…)

  5. エフィルミア

    1年生、エフィルミアです!よろしくお願いしますっ。 私は【実演】と【お手伝い】を頑張りたいと思います! チョコがたくさん供給されているので、普通のチョコでは特別な思いを伝えるには足りないでしょう。 つまり、大事なのはオリジナリティ…!(ばーんっ) お野菜をフレーバーとして入れるのも、恋のお呪い的な素材を合成するのも良い案ですね! お相手が授恵者なら毒草を一つまみ隠し味で入れるのもいいと思います! 授恵者は丈夫ですし、ピリッとして舌へのいい刺激になりますよ!きっと!

  6. ナキル

    「と、そうだそうだ、オレも一年生だぜ! よろしくな! >ミア おい、マテよ、そこの。 基本も出来てねーのに、オリジナルに奔るヤツがあるかよ。(がし) 野菜は、まあ……一考するとして、だ 毒草はやめとけ、暗殺教室じゃねーんだから! あと、授恵者以外がうっかり誤食したら事件になんだろーがっ! (>ゲルト ……生き残りたい。)」

  7. リサ・ベイカー

    リサです、よろしくお願いしますね。 ゲルダちゃんと一緒に、【実演】予定…かな? アルフィーさんも、良かったらご一緒しませんか? エフィさん…毒草はいろいろダメな気がしますので、事前に没収ですよ? 学園に物騒なものを持ち込まないで下さい!

  8. ローザリカ・D・ケレス

    4年のローザリカだ。 まあなんだ、僕もチョコだけはあるかったことがあるから【お手伝い】を中心に動こうかな。 同じ立場同士話しかけやすいこともあるかもしれないしね。 オリジナリティが大事なことにも同意する。する、が…… いや、よそう。止めるのは僕の役目ではないだろうから。 楽しい実習になることを期待しているよ。

  9. ゲルダ・クライン

    >毒草 えっと、その……(止めたほうがいいのかなとおろおろしながら あの、自分が作った料理で……誰かが倒れたりしてしまったら、きっと、悲しいと思いますので。……ええと……控えめに、お願いしますね? >個人 はい。わたしも難しいものは作れませんが、簡単なお菓子作りでしたらたぶんできると思いますので、リサちゃんと一緒に【実演】でがんばりますね。あとは、力が必要なところで【お手伝い】なんかもできたらよいな、と。 アルフィー様も、よろしければ是非ご一緒できたら嬉しいです。

  10. ナキル

    「>ミア ほらな、リサもゲルダ姉ちゃんも言ってるけど 毒物はやめとけよな。 それに、そんなヘンな事を一般生徒に教えるのも 今みたいな落ち着かない時期にやんのはマズイだろ? さて、オレは【手伝い】メインで……片手間作ってみる程度にするかな。(そして【味見】からは逃げられない……!)」

  11. エフィルミア

    >毒草は没収 そんなぁ!いい案だと思ったのに! それじゃあ代わりにこれ(体にいいがめっちゃ苦い)とこれ(体にいいがめっちゃ辛い)を入れます…。 体に良ければ問題ないですよね!(ぐっ)

  12. アルフィー・リッパー

    ゲルタ、リサ〉 俺も一緒でいいのか?リサの料理は勉強になるし二人がよければ是非一緒にやりたいよ。よろしくな

  13. ナキル

    「>ミア ………どうして「ソレ」がいい案だと思うんだろうな……ホントに(頭抱え) …で、その草()、自分でも口にするんだよな?」

  14. エフィルミア

    >ナキルくん 草じゃないもん!チョコだもん! ただのチョコだと他の女の子に負けちゃうから、私だって頑張ってオリジナリティを考えてるんだよ!(ぷんすこ) 自分で作ったのを自分で食べたら【味見】の人の出番がなくなっちゃうじゃないっ。 私はいっぱい作る役!ナキルくんはいっぱい食べる役!分かった?

  15. ナキル

    「>ミア ん? あぁ…薬草単品の話をしたつもりだったけど……流石に、”基本通り”の分量とかでやってれば、チョコはチョコらしくはなるだろ…流石に。 えーっと……ま、まぁいいか…分かったよ……。 (なんで怒ってるんだ)」

  16. ゲルダ・クライン

    (あそこはもう放っておいても大丈夫そうかなと考えつつ) >実演 アルフィー様、ご快諾ありがとうございます。 リサちゃんも、素敵な授業にできるように頑張りましょうね。えへへ。 ええと、念のためにお伝えしておいた方がいいかなと思いましたので。 わたしからはチョコレートのカップケーキの実演を予定しています。 失敗の少ない初心者向けのお菓子ですし、出来上がった後のデコレーションも楽しめるかなと。

  17. リサ・ベイカー

    (とりあえず、エフィさんはナキルさんにお任せしましょう…) はい、ゲルダちゃんもアルフィーさんもよろしくお願いしますね。 ならわたしは、チョコクッキー作ろうかな? あとは、ゲルダちゃんのお手伝いで。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0