【聖祭】ユールフェス中止のお知らせ
空色みなも
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シナリオID:1776
オープニング
●
「やっておしまい、あんたたち!」
ぴっちりした黒服に身を包んだシリス・アローゼアの号令が、ユールフェスに賑わう町の夜空へ突き抜ける。
「ユールフェスチューシ! ユールフェスチューシ!」
号令を機に町に放たれたのは、甲高い声で叫ぶ黒づくめの集団であった。
黒づくめたちは町を歩くカップルを狙って襲い掛かると、その間に割って入る。
間に人波が押し寄せたことにより、手を繋いでいたカップルの手が離れ、互いに引き離された。
哀れカップルたちは、そのまま黒づくめたちの波に遠く遠く流されていく。
「あはは、いい気味だね!」
「そこまでです!」
高笑いを上げるシリスの前に、ザッと立ち塞がる影があった。
フリルのドレスを身にまとい、杖を突きつけているその影は、ルウ・エリオのものだ。
「あ、あんたは――! ……誰だっけ?」
「って、あぅ」
煽りなどではなく素で覚えのなさそうなシリスを見て、ルウの体からガクッと力が抜ける。
「ルウですよ……あなたたち悪の組織の天敵、魔法少女の……いい加減、覚えて頂けると嬉しいです」
肩を落とし、溜息をつくルウ。
これは本気で凹んでいる。
「ここのところ、どうにも物覚えが悪くてね……って、歳のせいとか言うんじゃないよ!?」
「言ってません」
勝手に熱くヒートアップするシリスを、ルウはユールフェスの夜の外気温より冷めた目で見ていた。
「ふん。なんにしても、飛んで火に入る魔法少女とはあんたのことさ。今夜は特別な戦力を用意してきたんだ」
「私も今夜は強力な助っ人をいっぱい連れてきました! 負けませんよ!」
シリスがサッと手を振ると、シリスの背後に数々のシルエットが居並んだ。
それと同時、ルウの背後からもザッ、と足音がしたのだった――。
●
時は少し遡る。
「あんたたち、最近、世界中で不思議なキャンドルが現れているのを知っているかい?」
いかにも宿屋の女将らしい衣服に身を包んだシリスが、カウンターを挟んで冒険者たちに語りかけていた。
ここは女神の賽子亭――エラトゥーン都市同盟の小さな町、エルタ・リコにある冒険者の宿だ。
「朝、起きたらこのキャンドルが枕元に置かれているっていうんだ。それがこの町、エルタ・リコでも起こっていてね」
そう言って差し出されたシリスの手には、蝶の模様が入った金色のキャンドルが握られていた。
「あんたたちに依頼したいのは、このキャンドルの調査だ。実際に火をつけてみて、どんなものか確かめて欲しいのさ」
シリスによると、これは冒険者ギルドからの依頼として、きちんと報酬もつく仕事として扱われるらしい。
依頼であるなら是非も無い――と思ったかどうかはともかく、冒険者たちは一部屋に集まって、キャンドルを灯してみることにした。
会場にはシリスも立ち会っている。
「あれ、なんだか眠くなってきた、ね……」
シリスが目つきをトロンとさせたとき。
冒険者たちの視界も、徐々にぼやけていく――。
そして、冒頭の状況に繋がるのだった。
「やっておしまい、あんたたち!」
ぴっちりした黒服に身を包んだシリス・アローゼアの号令が、ユールフェスに賑わう町の夜空へ突き抜ける。
「ユールフェスチューシ! ユールフェスチューシ!」
号令を機に町に放たれたのは、甲高い声で叫ぶ黒づくめの集団であった。
黒づくめたちは町を歩くカップルを狙って襲い掛かると、その間に割って入る。
間に人波が押し寄せたことにより、手を繋いでいたカップルの手が離れ、互いに引き離された。
哀れカップルたちは、そのまま黒づくめたちの波に遠く遠く流されていく。
「あはは、いい気味だね!」
「そこまでです!」
高笑いを上げるシリスの前に、ザッと立ち塞がる影があった。
フリルのドレスを身にまとい、杖を突きつけているその影は、ルウ・エリオのものだ。
「あ、あんたは――! ……誰だっけ?」
「って、あぅ」
煽りなどではなく素で覚えのなさそうなシリスを見て、ルウの体からガクッと力が抜ける。
「ルウですよ……あなたたち悪の組織の天敵、魔法少女の……いい加減、覚えて頂けると嬉しいです」
肩を落とし、溜息をつくルウ。
これは本気で凹んでいる。
「ここのところ、どうにも物覚えが悪くてね……って、歳のせいとか言うんじゃないよ!?」
「言ってません」
勝手に熱くヒートアップするシリスを、ルウはユールフェスの夜の外気温より冷めた目で見ていた。
「ふん。なんにしても、飛んで火に入る魔法少女とはあんたのことさ。今夜は特別な戦力を用意してきたんだ」
「私も今夜は強力な助っ人をいっぱい連れてきました! 負けませんよ!」
シリスがサッと手を振ると、シリスの背後に数々のシルエットが居並んだ。
それと同時、ルウの背後からもザッ、と足音がしたのだった――。
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時は少し遡る。
「あんたたち、最近、世界中で不思議なキャンドルが現れているのを知っているかい?」
いかにも宿屋の女将らしい衣服に身を包んだシリスが、カウンターを挟んで冒険者たちに語りかけていた。
ここは女神の賽子亭――エラトゥーン都市同盟の小さな町、エルタ・リコにある冒険者の宿だ。
「朝、起きたらこのキャンドルが枕元に置かれているっていうんだ。それがこの町、エルタ・リコでも起こっていてね」
そう言って差し出されたシリスの手には、蝶の模様が入った金色のキャンドルが握られていた。
「あんたたちに依頼したいのは、このキャンドルの調査だ。実際に火をつけてみて、どんなものか確かめて欲しいのさ」
シリスによると、これは冒険者ギルドからの依頼として、きちんと報酬もつく仕事として扱われるらしい。
依頼であるなら是非も無い――と思ったかどうかはともかく、冒険者たちは一部屋に集まって、キャンドルを灯してみることにした。
会場にはシリスも立ち会っている。
「あれ、なんだか眠くなってきた、ね……」
シリスが目つきをトロンとさせたとき。
冒険者たちの視界も、徐々にぼやけていく――。
そして、冒頭の状況に繋がるのだった。
解説
●注意事項
このシナリオは夢オチシナリオです。
夢の中での出来事はアニエピカの世界観に影響を与えません。
報酬は不思議なキャンドルの情報提供に対して冒険者ギルドから出されるものです。
●目的
悪の組織の一員となってユールフェスの一日をかき回す。
または、正義のヒーローの一員となって悪の組織を退治する。
もとい、不思議なキャンドルの見せる夢を調査する。
●状況
朝起きたら不思議なキャンドルが枕元に置かれているという現象の調査がPCたちに依頼されました。
調査の一環としてキャンドルに火をつけてみると、その場に集まった者たちはうとうとして夢を見てしまいます。
●不思議なキャンドルの見せる夢
気が付くと、PCたちはユールフェスの一日に町を大混乱に陥れようと企む悪の組織に所属していました。
または、その悪の組織に対抗しようとする正義のヒーローの一員となっていました。
それぞれの思惑を胸に、悪と正義が激突します――夢の中で。
●夢の中でのPC設定について
悪の組織に所属する場合、体の一部が別の生物のパーツや、器械のパーツに改造されている怪人、という設定も可能です。
または幹部の一員、という設定にしても構いません。
大首領についてはNPCが担当します。
正義のヒーローの一員になる場合、普段とは違う姿に変身できたりしても構いません。
体の一部が器械のパーツになっている、などの設定も可能です。
使える能力はPCの装備スキルに準じます。
ただし、戦闘ルールを厳密に用いた判定は行いません。
このシナリオ中に限り、ある程度は夢の中のPC設定に合わせた演出が可能です。
●NPC
以下のNPCが夢の中に登場するかもしれません。
また、悪の組織と正義のヒーローで人数バランスが偏った場合、人数合わせとして予告にないNPCが追加される可能性があります。
▽シリス・アローゼア
エルタ・リコにある冒険者の宿、女神の賽子亭の女主人――のはずが、夢の中では悪の組織の大首領。
独り身なのを嘆いて、恋人たちの浮かれるユールフェスの一日を破壊しようと目論む、という設定。
本人の名誉のために付け加えておくと、あくまで夢の中だけの設定――と思いたい。
▽ルウ・エリオ
リーンエス王国でパンクリアース学園に通う学生冒険者――のはずが、夢の中では正義の変身魔法少女。
人々の幸せを願う心優しい少女、というのを設定と言ってしまうと怒られるだろうか。
マスターより
お世話になっております、空色みなもです。
連動【聖祭】でのリリースとなります。
いかに荒唐無稽な夢でも、見ている間は不思議と疑問を感じないことってありますよね。
関連NPCにシリス・アローゼアが紐づけられています。
相談掲示板では基本的に出発48時間前までに行われた質問に回答します。
夢の溢れる皆さんのプレイングをお待ちしております。
リプレイ
●
悪の大首領シリス・アローゼア(夢)率いる黒づくめの集団により、ユールフェスで賑わっていた町はすっかり大混乱に陥っていた。
「にゃはははは、ユールフェスチューシ! ユールフェスチューシ!」
黒づくめたちの顔をよく見ると、それらは全て甍・ヒネモスに瓜二つ。
夢の中だから、ちょっとばかり姉妹が増えても問題ない?
それにしても数が多すぎはしまいか。
あとこれは『しまいか』に『姉妹か』をかけた駄洒落というわけでは決してない。
「いらっと! いらっと!」
甍はカップルを見つけては、イライラ……つまりトゲトゲのついた柔らかボールを足許に投げ込んでいる。
この一行しか使用する機会はないが、便宜上、いらっとボールと名付けよう。
四方八方から投げつけられるため、カップルたちはあっちを向いたり、こっちを向いたり、完全に狼狽えていた。
「眼福、眼福……」
「いけっ、ブチュッと!」
一方、別の甍たちはじっちゃんばっちゃんに変装して、カップルを拝んでみたり。
吹けもしない指笛をスヒーと鳴らそうとするなどして、はやし立てている。
「愛が本物なら当然、分かるよね?」
また別の甍たちはカップルの片方そっくりに変装して、相方に本物を当てさせようとしている。
答えを間違えた相方が、本物からビンタを食らう一幕があったりしたとか、しないとか。
他にも、いわゆるチンドン屋スタイルでロマンチックな雰囲気をぶち壊しな音楽で練り歩く甍がいたり。
町中の飾りつけに招き猫やら何やらを加えて歩く甍がいたり、もはや好き放題であった。
「そこまでよ! ユールフェスはみんなが楽しく過ごすお祭りなのに! これ以上、好きにはさせないんだからね!」
満を持して現れたのは、ベアトリーチェ・カロッサだった。
紫を基調とする可愛らしい衣装を身にまとったベアトリーチェはそう、正義の魔法少女である。
「ん? 正義の味方が来た? あー……帰ってください。あんまりしつこいと幹部を呼びますよ?」
「魔法少女を押し売りみたいに言わないの!」
気怠そうに話す甍に対し、ベアトリーチェはビシリと指を突き付けてツッコミを入れる。
「私たち、戦闘はからっきしなんで」
「あ、待ちなさい! 大首領のところへ案内なさい!」
蜘蛛の子を散らすように逃げ出す甍たち。
ベアトリーチェはそれを追いかけ、大首領シリスの待つ広場へと向かったのだった。
●
一方、町の広場ではシリスの呼び出した悪の組織構成員と、ルウ・エリオに助太刀する正義の味方が対峙していた。
「みんなが楽しみにしているはずのユールフェスの邪魔はさせません。この正義の味方、ファーシル仮面が相手です」
今しがた口上を述べたのは正義の味方、ファーシル・クリスティアだ。
身をかがめ、腕を右斜め上にビシッと掲げたファーシルは、その正体を隠すように羽飾りのついた真っ赤な仮面を身に着けていたが――。
「え? 本名を名乗っていたら仮面の意味がない? 正義の味方は細かいことは気にしてはいけません」
堂々と名乗った以上、ファーシルの仮面は雰囲気づくりのためにしか役に立っていないのだった。
「では『死神』の異名を持つ幹部、この私が相手――」
立ちはだかったのは、黒衣に身を包み、背中に翼を生やしたエルナ・クルプファルツ。
その姿はミミズクを想起させ、手にした彼岸花の杖からは膨大な魔力が溢れ出している。
緋色に光る瞳は二つ名に名前負けしない威圧感を放っており。
さらに、そのスラッとした脚は――生まれたての小鹿のように震えていた。
それはもう、プルプルと。
シリスの召喚に応じ、急いで駆けつけてきたのだ。
魔力に能力が振り切れている分、身体能力が皆無なので不可抗力である。
「『狂犬』コハク――」
その横ではコハクが鋭い目つきで威圧感を放っていた。
コハクのまとう黒で統一された軍服、そして赤の瞳は、エルナの姿を思わせる。
何を隠そう、コハクにとってエルナは義理の母にあたるのだ。
ほぼ無言で佇んでいるコハクは、時折エルナの言葉に深く頷いている。
――のかと思えば、立ったまま、こっくりこっくり船をこいでいるのだった。
義母であるエルナにお出掛けと聞いて、前日から楽しみすぎて寝不足に陥っていたので不可抗力である。
目が糸のように鋭く細められているのも、瞼が閉じそうになるのを必死でこらえているだけだった。
「知ってる? この星にあるすべてのものは中心に引き寄せられている……だからものは地面に落ちるし、私たちは大地に立てる……」
これは体を支えるという杖本来の用途で彼岸花の杖を使うことで、どうにか大地に立っている状態のエルナの台詞だ。
「すべてを引き寄せ、押さえつける……その力の名は、重力……もし、その力を自在に操ることができたら、どうなると思う……?」
「ま、まさか!」
自らの膝が笑うのにも構わず、エルナがクールに笑ったのを見て、ルウが狼狽える。
「ふふ……理解できたみたいだね……これから私が唱えるこの魔法――はそれとは全く関係ない、くらえ『呪いの焼きそばパン』」
説明しよう!
エルナの唱えた『呪いの焼きそばパン』とは、杖の先から飛び出す絶品の焼きそばパンに見る者すべてを飛びつかせ、購買競争さながらの光景を作り出す魔法である!
「焼きそばパンって聞こえた。お腹減った、母さんの焼きそばパン食べたい」
なお、この魔法は敵味方を区別しないので、悪の組織側のコハクもパチリと目を覚まして焼きそばパンを追いかけていくことになる。
「焼きそばパン……」
そして術者であるエルナ本人すら術中にはまるので、広場は焼きそばパンを追いかける人々でてんやわんやになったのだった。
●
「はっ……正義の味方を倒さないと」
エルナは正気に戻った。
焼きそばパンをコハクがゲットしたことで、呪いが解けたのだろう。
真面目に戦うことにしたエルナは、巨大な彼岸花を林立させたり、コハクの分身を見せることで正義の味方たちを翻弄する。
「母さんには指一本、触れさせない」
焼きそばパンを食べてすっかり目が覚めたコハクも、狂犬の二つ名に恥じぬ暴れっぷりを見せている。
魔力が高い分、接近されると弱いエルナであるが、コハクが睨みを利かせていることによって、正義の味方も迂闊にはエルナに近づけない。
「母さんの焼きそばパン、やっぱり美味しい」
コハクの口には食べかけの焼きそばパンが咥えられたままなので、いまいち緊張感には欠けるのだが。
「敵ながらなかなかやりますね――む?」
猛攻を受けてファーシルも攻めあぐねていると、視界の端に高笑いするシリスの姿が映る。
大首領であるシリスのそばには護衛の姿もなく、がら空きであった。
コハクが守る対象はあくまで義母のエルナであるため、シリスに意識が向いていなかったのだ。
「好機! 今こそ正義の力を示す時! 弱きを助け、正義を司る護気・幻耀剣の技、とくと味わいませ」
ファーシルはシリスに向かって駆け出した。
シリスもそれを見て、慌てて杖を構えるが――。
「アン、ドゥ――」
一瞬、ファーシルが早かった。
ファーシルは優雅に微笑みながらゆったりとした踏み込みを一歩、そして一転、素早く一歩を踏み出し――。
「ドルァアアアア!!」
その一歩でファーシルはシリスの足を踏みつけ、喉元に高速の貫手を放った。
ぐぇ、と短い声がシリスの喉から漏れ、シリスはその場にうずくまってしまった。
「そう、弱き者を守るためには己が手を、己が名誉を汚してでも勝つ必要があるのです……趣味とかではないですよ?」
ファーシル本人がそう言うのだ。
だからそうなのだろう――たぶん。
「アンタたち、一緒に過ごす相手がいないからって僻んでるんじゃないわよ!」
そこに黒づくめの甍たちを散らしながら広場へと辿り着いたベアトリーチェが飛び込んできた。
「アタシだってお一人様よ。でも孤独ってわけじゃないから寂しくなんてないもの!」
ベアトリーチェはエルナやコハクによる激しい攻撃を脅威の身体能力でかいくぐり、シリスに駆け寄る。
「食らえ! マジカルバインド!」
「あいだだだ!?」
そしてベアトリーチェはシリスの腕を掴むと、そのまま極め技に持ち込んだ。
マジで狩るって書くほうの魔法(物理)だった。
「女の子どうしでそんな……きゃっ」
それを見たルウは何を勘違いしたのか、頬を染めて目のやり場に困っている様子だ。
と、シリスの腕を極めていたベアトリーチェへ飛びかかる三つの影。
それは猿、豚、河童の三匹であった。
慌ててシリスから離れ、その場から飛び退くベアトリーチェ。
「騒ぎを聞きつけて戻ってきてみれば。急いで戻ってきてよかったアル」
三匹の従者をけしかけたのは、袈裟を着た牛・奶だった。
奶はシリスの忠実な部下であるのだが、先程まで広場に居なかったのは訳がある。
シリスの命令はユールフェスの一日を乱すことであったため、町中に出て工作を行っていたのだ。
「シリス様、大丈夫アルか」
「いたた……まったく、最近の正義の味方ときたら、年長者を敬う気持ちに欠けるから困るよ」
奶は二本持った錫杖のうち短いほうを掲げ、妖術を用いてシリスを治療する。
よろよろと立ち上がったシリスは、なんだかますます言動が老けていた。
「さあ、ワタシたちのコンビネーションをもってすれば、正義の味方なんて敵じゃないアル」
奶が長い方の錫杖を正義の味方たちに突きつけ、妖術による反撃を開始する。
三匹の従者が正義の味方たちを一か所に追い込んだところへ光の雨を降らせて一掃するという、荒唐無稽な夢の中にあってもまともな作戦だ。
「くっ……敵じゃナイのかアルのかはっきりしなさいよ!」
ベアトリーチェは降り注ぐ光を持ち前の回避力で避けながら、細かいところにツッコミを入れていた。
「ははは! 正義の味方も、多勢に無勢じゃ勝ち目がないようだね!」
大首領シリスも奶と連携し、炎を蛇のようにうねらせて正義の味方へと襲い掛からせる。
実際、この場に居る正義の味方はルウを含めて三人。
甍たち黒づくめが逃げてしまったとはいえ、悪の組織は大首領を含めて四人。
一人の差とはいえ、各々の実力が拮抗する中で、正義の味方側の不利は否めなかった。
「大首領、遅ればせながらセロンガード参上しました」
そこへさらに悪の組織の増援としてセロンガード・シュタインドルフが現れる。
「このまま正義の味方を片付けて、ユールフェスの夜をカップルたちの血で赤く染めてやりましょう!」
そう、セロンガードはカップルたちに対する憎悪の炎で燃えていた。
憎悪の炎は火炎瓶の形を取って町に燃え移り、夜空を明るく照らす予定だった――この時までは。
「そうは……させない」
その時、正義の魔法少女、ティトがセロンガードの前に立ちはだかった。
「貴女は……魔法少女のティトじゃないですか」
セロンガードは現れた魔法少女が見知った相手であるにも関わらず、目を丸くして驚いていた。
なぜなら、見るからにティトが本来の魔力を大きく失っていたからだ。
「どういう訳かは知りませんが、魔力がからっけつですよ。そんなことで私に敵うとでも?」
「その……恋をしたら、魔力が消失しちゃう……魔女特有のあれ、みたいな……」
すでに勝ち誇った様子のセロンガードに対し、ティトはもじもじとしながら、消え入りそうな声で事情を説明する。
「恋、ですって!? 貴女もカップルになろうと言うのですか!? ますます許せませ――」
「セロン、好きです。ぼくと、付き合ってください!!」
くわっと目を見開いたセロンガードへ、ティトの告白が食い気味に重なった。
「へ、私?」
虚をつかれたセロンガードは、自身を指差してティトを見つめ返す。
ティトはこくこくと頷いて、セロンガードに肯定の意を示している。
「ミー?」
セロンガードはよほど動揺しているのか、しつこくティトに尋ね返しては、首肯を貰っていた。
「大首領……私は……私は……!!」
ここでセロンガードの中には、ある葛藤が生まれていた。
カップルたちを爆破する立場の者でありながら、自らが幸せ者の仲間入りをしてしまったのだ。
しかし、悪の組織に拾ってくれた大恩ある大首領を裏切ることもできない。
悩んだ末に、セロンガードが出した結論は――。
「うぉおおおおおおお!!」
セロンガードは大首領たち悪の組織の構成員に突進した。
「まさか……こういった悪側の最後ってやられちゃって終わりな感じが多いアルが――?」
奶は嫌な予感がした。
セロンガードは悪の組織の構成員であり、なおかつ幸せ者である。
ここまで条件が揃っていて、セロンガードが爆発しないなどということがあるだろうか。
いや、ない。
「ティト、マイフレンド……」
セロンガードを中心に大きな爆発が巻き起こり、悪の組織の構成員たちは空高く吹き飛ばされた。
「末永く爆発しなー!!」
大首領のシリスは最後にそんな捨て台詞を残して、夜空のお星さまとなったのだった。
「セロン!」
ティトが叫んで手を伸ばすも虚しく、煙が晴れた後には――。
傷一つないセロンガードが普通に立っていた。
その場に残された正義の味方たちは思った。
いや、生きてるんかい――と。
●
「ん……」
ティトの目が覚めたのは、その時だった。
眠い目をこすりながら辺りを見回すと、依頼に集まった他の冒険者たちも、皆一様に眠たげな様子でいる。
冒険者たちの輪の中心で、不思議なキャンドルはすっかり融けて、形が崩れてしまっていた。
「そうだ……セロン、は」
ティトがハッとしてセロンガードの姿を探すと、セロンガードは大きな伸びをしているところだった。
それを見て、ティトは何故だか分からないが、ほっと胸をなでおろしたい気分になった。
「セロンに返事を聞かないと……? 返事? えっと……なんの返事だった、かな?」
そう、夢というのは儚いもので、それはティトの見た夢も例外ではない。
不思議なキャンドルが融けて無くなってしまうのと同時、夢の記憶も溶けて消えてしまったのだ。
ユールフェスの不思議な贈り物であるキャンドルは、ちょっとだけ人々に楽しい夢を見せて。
後は何事もなかったかのように、人々をいつもの日常へと送り帰したのだった。
悪の大首領シリス・アローゼア(夢)率いる黒づくめの集団により、ユールフェスで賑わっていた町はすっかり大混乱に陥っていた。
「にゃはははは、ユールフェスチューシ! ユールフェスチューシ!」
黒づくめたちの顔をよく見ると、それらは全て甍・ヒネモスに瓜二つ。
夢の中だから、ちょっとばかり姉妹が増えても問題ない?
それにしても数が多すぎはしまいか。
あとこれは『しまいか』に『姉妹か』をかけた駄洒落というわけでは決してない。
「いらっと! いらっと!」
甍はカップルを見つけては、イライラ……つまりトゲトゲのついた柔らかボールを足許に投げ込んでいる。
この一行しか使用する機会はないが、便宜上、いらっとボールと名付けよう。
四方八方から投げつけられるため、カップルたちはあっちを向いたり、こっちを向いたり、完全に狼狽えていた。
「眼福、眼福……」
「いけっ、ブチュッと!」
一方、別の甍たちはじっちゃんばっちゃんに変装して、カップルを拝んでみたり。
吹けもしない指笛をスヒーと鳴らそうとするなどして、はやし立てている。
「愛が本物なら当然、分かるよね?」
また別の甍たちはカップルの片方そっくりに変装して、相方に本物を当てさせようとしている。
答えを間違えた相方が、本物からビンタを食らう一幕があったりしたとか、しないとか。
他にも、いわゆるチンドン屋スタイルでロマンチックな雰囲気をぶち壊しな音楽で練り歩く甍がいたり。
町中の飾りつけに招き猫やら何やらを加えて歩く甍がいたり、もはや好き放題であった。
「そこまでよ! ユールフェスはみんなが楽しく過ごすお祭りなのに! これ以上、好きにはさせないんだからね!」
満を持して現れたのは、ベアトリーチェ・カロッサだった。
紫を基調とする可愛らしい衣装を身にまとったベアトリーチェはそう、正義の魔法少女である。
「ん? 正義の味方が来た? あー……帰ってください。あんまりしつこいと幹部を呼びますよ?」
「魔法少女を押し売りみたいに言わないの!」
気怠そうに話す甍に対し、ベアトリーチェはビシリと指を突き付けてツッコミを入れる。
「私たち、戦闘はからっきしなんで」
「あ、待ちなさい! 大首領のところへ案内なさい!」
蜘蛛の子を散らすように逃げ出す甍たち。
ベアトリーチェはそれを追いかけ、大首領シリスの待つ広場へと向かったのだった。
●
一方、町の広場ではシリスの呼び出した悪の組織構成員と、ルウ・エリオに助太刀する正義の味方が対峙していた。
「みんなが楽しみにしているはずのユールフェスの邪魔はさせません。この正義の味方、ファーシル仮面が相手です」
今しがた口上を述べたのは正義の味方、ファーシル・クリスティアだ。
身をかがめ、腕を右斜め上にビシッと掲げたファーシルは、その正体を隠すように羽飾りのついた真っ赤な仮面を身に着けていたが――。
「え? 本名を名乗っていたら仮面の意味がない? 正義の味方は細かいことは気にしてはいけません」
堂々と名乗った以上、ファーシルの仮面は雰囲気づくりのためにしか役に立っていないのだった。
「では『死神』の異名を持つ幹部、この私が相手――」
立ちはだかったのは、黒衣に身を包み、背中に翼を生やしたエルナ・クルプファルツ。
その姿はミミズクを想起させ、手にした彼岸花の杖からは膨大な魔力が溢れ出している。
緋色に光る瞳は二つ名に名前負けしない威圧感を放っており。
さらに、そのスラッとした脚は――生まれたての小鹿のように震えていた。
それはもう、プルプルと。
シリスの召喚に応じ、急いで駆けつけてきたのだ。
魔力に能力が振り切れている分、身体能力が皆無なので不可抗力である。
「『狂犬』コハク――」
その横ではコハクが鋭い目つきで威圧感を放っていた。
コハクのまとう黒で統一された軍服、そして赤の瞳は、エルナの姿を思わせる。
何を隠そう、コハクにとってエルナは義理の母にあたるのだ。
ほぼ無言で佇んでいるコハクは、時折エルナの言葉に深く頷いている。
――のかと思えば、立ったまま、こっくりこっくり船をこいでいるのだった。
義母であるエルナにお出掛けと聞いて、前日から楽しみすぎて寝不足に陥っていたので不可抗力である。
目が糸のように鋭く細められているのも、瞼が閉じそうになるのを必死でこらえているだけだった。
「知ってる? この星にあるすべてのものは中心に引き寄せられている……だからものは地面に落ちるし、私たちは大地に立てる……」
これは体を支えるという杖本来の用途で彼岸花の杖を使うことで、どうにか大地に立っている状態のエルナの台詞だ。
「すべてを引き寄せ、押さえつける……その力の名は、重力……もし、その力を自在に操ることができたら、どうなると思う……?」
「ま、まさか!」
自らの膝が笑うのにも構わず、エルナがクールに笑ったのを見て、ルウが狼狽える。
「ふふ……理解できたみたいだね……これから私が唱えるこの魔法――はそれとは全く関係ない、くらえ『呪いの焼きそばパン』」
説明しよう!
エルナの唱えた『呪いの焼きそばパン』とは、杖の先から飛び出す絶品の焼きそばパンに見る者すべてを飛びつかせ、購買競争さながらの光景を作り出す魔法である!
「焼きそばパンって聞こえた。お腹減った、母さんの焼きそばパン食べたい」
なお、この魔法は敵味方を区別しないので、悪の組織側のコハクもパチリと目を覚まして焼きそばパンを追いかけていくことになる。
「焼きそばパン……」
そして術者であるエルナ本人すら術中にはまるので、広場は焼きそばパンを追いかける人々でてんやわんやになったのだった。
●
「はっ……正義の味方を倒さないと」
エルナは正気に戻った。
焼きそばパンをコハクがゲットしたことで、呪いが解けたのだろう。
真面目に戦うことにしたエルナは、巨大な彼岸花を林立させたり、コハクの分身を見せることで正義の味方たちを翻弄する。
「母さんには指一本、触れさせない」
焼きそばパンを食べてすっかり目が覚めたコハクも、狂犬の二つ名に恥じぬ暴れっぷりを見せている。
魔力が高い分、接近されると弱いエルナであるが、コハクが睨みを利かせていることによって、正義の味方も迂闊にはエルナに近づけない。
「母さんの焼きそばパン、やっぱり美味しい」
コハクの口には食べかけの焼きそばパンが咥えられたままなので、いまいち緊張感には欠けるのだが。
「敵ながらなかなかやりますね――む?」
猛攻を受けてファーシルも攻めあぐねていると、視界の端に高笑いするシリスの姿が映る。
大首領であるシリスのそばには護衛の姿もなく、がら空きであった。
コハクが守る対象はあくまで義母のエルナであるため、シリスに意識が向いていなかったのだ。
「好機! 今こそ正義の力を示す時! 弱きを助け、正義を司る護気・幻耀剣の技、とくと味わいませ」
ファーシルはシリスに向かって駆け出した。
シリスもそれを見て、慌てて杖を構えるが――。
「アン、ドゥ――」
一瞬、ファーシルが早かった。
ファーシルは優雅に微笑みながらゆったりとした踏み込みを一歩、そして一転、素早く一歩を踏み出し――。
「ドルァアアアア!!」
その一歩でファーシルはシリスの足を踏みつけ、喉元に高速の貫手を放った。
ぐぇ、と短い声がシリスの喉から漏れ、シリスはその場にうずくまってしまった。
「そう、弱き者を守るためには己が手を、己が名誉を汚してでも勝つ必要があるのです……趣味とかではないですよ?」
ファーシル本人がそう言うのだ。
だからそうなのだろう――たぶん。
「アンタたち、一緒に過ごす相手がいないからって僻んでるんじゃないわよ!」
そこに黒づくめの甍たちを散らしながら広場へと辿り着いたベアトリーチェが飛び込んできた。
「アタシだってお一人様よ。でも孤独ってわけじゃないから寂しくなんてないもの!」
ベアトリーチェはエルナやコハクによる激しい攻撃を脅威の身体能力でかいくぐり、シリスに駆け寄る。
「食らえ! マジカルバインド!」
「あいだだだ!?」
そしてベアトリーチェはシリスの腕を掴むと、そのまま極め技に持ち込んだ。
マジで狩るって書くほうの魔法(物理)だった。
「女の子どうしでそんな……きゃっ」
それを見たルウは何を勘違いしたのか、頬を染めて目のやり場に困っている様子だ。
と、シリスの腕を極めていたベアトリーチェへ飛びかかる三つの影。
それは猿、豚、河童の三匹であった。
慌ててシリスから離れ、その場から飛び退くベアトリーチェ。
「騒ぎを聞きつけて戻ってきてみれば。急いで戻ってきてよかったアル」
三匹の従者をけしかけたのは、袈裟を着た牛・奶だった。
奶はシリスの忠実な部下であるのだが、先程まで広場に居なかったのは訳がある。
シリスの命令はユールフェスの一日を乱すことであったため、町中に出て工作を行っていたのだ。
「シリス様、大丈夫アルか」
「いたた……まったく、最近の正義の味方ときたら、年長者を敬う気持ちに欠けるから困るよ」
奶は二本持った錫杖のうち短いほうを掲げ、妖術を用いてシリスを治療する。
よろよろと立ち上がったシリスは、なんだかますます言動が老けていた。
「さあ、ワタシたちのコンビネーションをもってすれば、正義の味方なんて敵じゃないアル」
奶が長い方の錫杖を正義の味方たちに突きつけ、妖術による反撃を開始する。
三匹の従者が正義の味方たちを一か所に追い込んだところへ光の雨を降らせて一掃するという、荒唐無稽な夢の中にあってもまともな作戦だ。
「くっ……敵じゃナイのかアルのかはっきりしなさいよ!」
ベアトリーチェは降り注ぐ光を持ち前の回避力で避けながら、細かいところにツッコミを入れていた。
「ははは! 正義の味方も、多勢に無勢じゃ勝ち目がないようだね!」
大首領シリスも奶と連携し、炎を蛇のようにうねらせて正義の味方へと襲い掛からせる。
実際、この場に居る正義の味方はルウを含めて三人。
甍たち黒づくめが逃げてしまったとはいえ、悪の組織は大首領を含めて四人。
一人の差とはいえ、各々の実力が拮抗する中で、正義の味方側の不利は否めなかった。
「大首領、遅ればせながらセロンガード参上しました」
そこへさらに悪の組織の増援としてセロンガード・シュタインドルフが現れる。
「このまま正義の味方を片付けて、ユールフェスの夜をカップルたちの血で赤く染めてやりましょう!」
そう、セロンガードはカップルたちに対する憎悪の炎で燃えていた。
憎悪の炎は火炎瓶の形を取って町に燃え移り、夜空を明るく照らす予定だった――この時までは。
「そうは……させない」
その時、正義の魔法少女、ティトがセロンガードの前に立ちはだかった。
「貴女は……魔法少女のティトじゃないですか」
セロンガードは現れた魔法少女が見知った相手であるにも関わらず、目を丸くして驚いていた。
なぜなら、見るからにティトが本来の魔力を大きく失っていたからだ。
「どういう訳かは知りませんが、魔力がからっけつですよ。そんなことで私に敵うとでも?」
「その……恋をしたら、魔力が消失しちゃう……魔女特有のあれ、みたいな……」
すでに勝ち誇った様子のセロンガードに対し、ティトはもじもじとしながら、消え入りそうな声で事情を説明する。
「恋、ですって!? 貴女もカップルになろうと言うのですか!? ますます許せませ――」
「セロン、好きです。ぼくと、付き合ってください!!」
くわっと目を見開いたセロンガードへ、ティトの告白が食い気味に重なった。
「へ、私?」
虚をつかれたセロンガードは、自身を指差してティトを見つめ返す。
ティトはこくこくと頷いて、セロンガードに肯定の意を示している。
「ミー?」
セロンガードはよほど動揺しているのか、しつこくティトに尋ね返しては、首肯を貰っていた。
「大首領……私は……私は……!!」
ここでセロンガードの中には、ある葛藤が生まれていた。
カップルたちを爆破する立場の者でありながら、自らが幸せ者の仲間入りをしてしまったのだ。
しかし、悪の組織に拾ってくれた大恩ある大首領を裏切ることもできない。
悩んだ末に、セロンガードが出した結論は――。
「うぉおおおおおおお!!」
セロンガードは大首領たち悪の組織の構成員に突進した。
「まさか……こういった悪側の最後ってやられちゃって終わりな感じが多いアルが――?」
奶は嫌な予感がした。
セロンガードは悪の組織の構成員であり、なおかつ幸せ者である。
ここまで条件が揃っていて、セロンガードが爆発しないなどということがあるだろうか。
いや、ない。
「ティト、マイフレンド……」
セロンガードを中心に大きな爆発が巻き起こり、悪の組織の構成員たちは空高く吹き飛ばされた。
「末永く爆発しなー!!」
大首領のシリスは最後にそんな捨て台詞を残して、夜空のお星さまとなったのだった。
「セロン!」
ティトが叫んで手を伸ばすも虚しく、煙が晴れた後には――。
傷一つないセロンガードが普通に立っていた。
その場に残された正義の味方たちは思った。
いや、生きてるんかい――と。
●
「ん……」
ティトの目が覚めたのは、その時だった。
眠い目をこすりながら辺りを見回すと、依頼に集まった他の冒険者たちも、皆一様に眠たげな様子でいる。
冒険者たちの輪の中心で、不思議なキャンドルはすっかり融けて、形が崩れてしまっていた。
「そうだ……セロン、は」
ティトがハッとしてセロンガードの姿を探すと、セロンガードは大きな伸びをしているところだった。
それを見て、ティトは何故だか分からないが、ほっと胸をなでおろしたい気分になった。
「セロンに返事を聞かないと……? 返事? えっと……なんの返事だった、かな?」
そう、夢というのは儚いもので、それはティトの見た夢も例外ではない。
不思議なキャンドルが融けて無くなってしまうのと同時、夢の記憶も溶けて消えてしまったのだ。
ユールフェスの不思議な贈り物であるキャンドルは、ちょっとだけ人々に楽しい夢を見せて。
後は何事もなかったかのように、人々をいつもの日常へと送り帰したのだった。
マスターコメント
お疲れ様でした。空色みなもです。
このたびは当シナリオにご参加頂き、誠にありがとうございました!
ユールフェスを題材にしてますが、プレイングをお預かりした時期的に、マスターも初笑いさせて頂いたような形となりました。
皆さん、プレイングで実に楽しく遊んでおられましたね、ええ。
また皆さんにシナリオ参加して頂けるのを心よりお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ショートシナリオ易しい 報酬:標準8 / 4〜8人
2022年01月03日 11時34分23秒 公開
大成功
相談掲示板
確定してたね! シーフのベアトリーチェだよ、よろしく♪ アタシは正義側になって、プ〇キュア的なヒロインをやるつもりだよ!
エルヴンシューターのエルナです!皆さまよろしくおねがいしますね! 特に悪側と正義側の人数バランスを考えたりといったことは必要なさそうですし、私も正義側にしようかなと思っています!
おはこんばんにちわ、イラカだよー。 堂々と「悪」して良いならヤっちゃうよ悪側! せっかくだし。 同じアホなら踊らなきゃ損だしね。
ヒーラーのファーシルです。よろしくお願いしますね。 どちら側についてもやりたいことはあるのですが、正義の味方には憧れているので正義側で参加したいと思っています。
う~ん。 悪側の幹部とか怪人より下っぱになりたいかも? 何人居るか分からないけど 黒づくめの連中が実は全員私、みたいな勢いで。 悪さして蹴散らされるのだよ~。
明けましておめでとうございます! 気づけば満員御礼!みんなで楽しみましょう! やることを思いついたので、悪側にしようと思います!
ギリギリ滑り込み参加の牛奶アル。皆さんよろしくアル。 ワタシも悪側として、典型的な中華キャラやってみるアルよ。