【恋眼】落日のティラン【毒杯】

明乃そら

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シナリオID:1702

オープニング

 王国南西部で発生している失踪事件の調査に乗り出した冒険者達。
 その結果、伯爵は事件における詳細な事情を把握しており、深く関わっていた事が判明した。
「伯爵は失踪事件に関与していただけでなく、事件を調査している私達まで始末しようと目論んでいたみたいだね。これはもう一度、改めて話を聞かせてもらう必要がありそうだね」
 ドミニク・ログナーは冒険者達を招集し、事件の真相を問い質すべく、再び伯爵邸に赴く準備をし始めるのであった。

●伯爵の苦悩
「失敗しただと!? ええい、ブルーノめ! 使えん奴を遣(よこ)しおって!」
 ――屋敷に響き渡る怒声。
 子供の誘拐を命じたローラン伯爵だったが、計画が未遂に終わってしまい、憤りを露わに従者達へ怒鳴り散らす。
「このままでは、冒険者共が私を疑ってまた押し掛けてくるではないか! 何とか門前払いをしなければ……」
 計画の邪魔をする冒険者も消すよう、依頼(オーダー)したのが反対に仇となってしまった。
 冒険者達は伯爵の悪事を暴いた上で、最終的には捕まえて拘束するつもりなのだろう。
 そうなった場合、ヴァルザード侯爵と共謀している王城襲撃計画までもが阻止されてしまう。
 大願成就を目前にして、またもや冒険者達に邪魔されるのか――。
「……カーチスとマルソーを呼べ! こうなったら徹底抗戦だ! どんな手を使ってでも連中を潰してやる!!」
 何れは王家と戦う予定であったが、ここで戦力を投入するのは止むを得ない。
 決して自分が捕まるわけにはいかないのだ――伯爵は形振り構わず、あらゆる手段で冒険者の追及を振り切るつもりだ。

 冒険者達の影に怯えるローラン伯爵は、足取り重く、疲れ切った様子で屋敷の奥にふらふら向かう。
 そこは彼以外には立ち入る事を許されない、秘密の部屋。専用の鍵で扉を開けて、中に入ると――。
 まるで庭園みたいなメルヘンチックな空間が広がり、中で待っていた人影が、足を弾ませ伯爵の傍に駆け寄ってくる。
「お帰り、パパ。今日は機嫌よくないみたいだけど、どうしたの?」
 話し掛けてきたのは、あどけない印象の可愛らしい少女であった。見た目は10代半ばくらいだろうか。しかも彼女の耳は、長く伸びて尖っている。
 この秘密の部屋にいる少女……彼女は紛れもない、エルフの娘だ。
 どうして貴族の屋敷にエルフの少女が、しかも隔離されるような形で暮らしているのか。
「おお、愛しのミレーユ。大丈夫だ、何でもない……こんな私を、どうか今夜も慰めておくれ」
 懇願するかのように弱々しく語る伯爵に、エルフの少女は艶やかな笑みを浮かべながら、伯爵の身体に抱きついた。
「ミレーユは本当にいい子だ。いつも私に従順で、10年前から変わらぬ姿で……まるで本当に人形みたいだ」
 伯爵は少女の華奢な体躯を抱き締め返し、そのままベッドに寝かせるように押し倒す。
「いざとなったら……お前の力も借りるとしよう。私の為だったら、戦ってくれるな」
 耳元で囁く伯爵の声に、エルフの少女はニコリと無邪気に微笑み、頷いた。
「うん。悪いヤツを倒せばいいんだね? パパはアタシが、守ってあげる――」

●錯綜する思惑
 ある建物の一室で、黒いドレスを纏った女性が煙管を吹かし、夜空に輝く月を仰ぎ見る。
「ブルーノの奴、あの日の夜は随分お楽しみだったそうじゃない」
 女性が語るのは、報告で聞いた事件の顛末。
 知り合いの伯爵に頼まれ、引き受けた仕事――結果は芳しくなかったが、想定内の範囲と言える。
「今回の件、伯爵には上客の誼みもあって先行投資してあげたけど……王家と事を構えるとなると、当面は様子を見ざるを得ないわね」
 協力者たる貿易商を介して知り得た情報――どうやら王国南西部の貴族派貴族は、ヴァルザード侯爵と組んで王都襲撃を計画しているとの事らしい。それは彼女としても、興味深い話であったが。
「あわよくば、市場の拡大も狙えるけれど。でも思惑が外れた時のリスクを考えたら、ね」
 仮に計画が失敗すれば、多大な損害を被るだけでは済まないだろう。
「場合によっては伯爵自身の立場も危なくなるわね。そうなったら残念だけど……切り捨てるしかないかしら。こっちの方まで探られると色々と厄介になりそうだし」
 証拠は残さず、消すだけだ。彼女にとっては、伯爵すらも所詮は駒の一つでしかない。
「その時の役目は〝貴女〟に任せるわ。彼を殺す資格が、貴女にはあるから」
 黒ドレスの女性は、部屋の片隅に佇む少女に視線を送り、命令を下す。
「――了解しました、ご主人様(マスター)」
 少女は表情を変える事なく指令を受け入れ、仰せのままにと一礼する。
「10年ぶりの里帰り、せいぜい楽しんでいらっしゃい」
 女性から背中越しに声を掛けられた少女――クロエは、薄っすら瞳を閉じながら、無言で部屋を立ち去るのであった。

「それにしても……あの子も変わっているわよね。人形にするなら、死体なんかより生身の方がずっといいと思うけど」
 再び一人になった後、女性が思い浮かべるのは、闇社会で名前を馳せる『来世の栄光』の女教祖だ。
 共に裏の世界で生きる者として、賛同出来る部分も多少はあれど、嗜好は異なるようだと残念がった。
 そして気を取り直して煙管を咥え、唇から漏れる吐息が紫煙となって立ち上る。
 窓から射し込む月の光を浴びながら、黒いドレスの女吸血鬼――マリアベルは今後の展開に想像を巡らせ、愉悦する。

「斯くして幕を開けたるは、王都を揺るがす大事件。その結末たるや、どうなるかしら――」

解説

●目的  ローラン伯爵を逃さない事(生死は問いません) ●舞台について  王国南西部にあるローラン伯爵邸。  失踪事件における関与が発覚した為、伯爵は冒険者に捕まらないよう屋敷に立て籠る算段です。  現地に着くのは黄昏時。間もなく夕闇が迫ろうとする頃。  屋敷の前では、護衛部隊が陣を構えて立ちはだかります。 ●NPCについて ・『イヴァン・ローラン伯爵』  自領で発生していた失踪事件の首謀者。  更にはヴァルザード侯爵と結託して、王都襲撃を企んでいる。  屋敷のどこかに、侯爵から送られた計画書を隠しているらしい。  また、戦闘中は隠れてやり過ごしつつ、混乱に乗じて密かに逃亡を図ろうとしている。 ・『護衛部隊』  伯爵配下の私兵の中でも、10数名から成る選りすぐりの精鋭達。  隊長のカーチス、副隊長のマルソーは授恵者でもある。  カーチスはシューターで好戦的な性格。マルソーはウォーリアで朴訥な武人タイプ。 ・『ミレーユ』  伯爵が寵愛しているエルフの少女。  一部の人間以外の目に付かないよう、普段は屋敷の奥の部屋に隔離されている。  約10年前、ガストーニ商会から伯爵に買われて、現在に至る。  彼女も授恵者で、クラスはキャスター。 ・『クロエ・ルクレール』  メドゥの指先に所属している吸血鬼の少女。指令を受けて、伯爵の抹殺を目論んでいる。  伯爵とは過去に浅からぬ因縁があるらしい。

マスターより

今回は、前作『【恋眼】利欲に塗れた虚栄と謀略【毒杯】』からの続きとなります。 ローラン伯爵が失踪事件に関与している証拠を掴み、事件の完全決着に臨みます。 伯爵自身は全く話し合いをするつもりはありませんので、強行突破で乗り込んでもらって構いません。 失踪事件以外にも色々と余罪がありそうですが、最終的にどんな裁きが下されるのでしょう。 今回もNPCのドミニクが同行します。 もしご用件などありましたら、お気軽にお声掛け下さいませ。 また、クロエの方も同行扱いとなっておりますが、掲示板への顔出しなどはしませんのでご了承下さい。 それでは、皆様のプレイングをお待ちしております。

リプレイ

●全面対決の狼煙
 夕闇迫る空の下、ローラン伯爵邸に駆け付ける6人の影。
 一連の失踪事件への関与が明らかになったローラン伯爵を捕らえるべく、冒険者達は再び屋敷の中に乗り込んだ。
 敷地に一歩踏み込むと、広い庭園内に10数名もの兵士が待ち伏せている。
 彼らは伯爵直属の精鋭部隊。冒険者達を屋敷に侵入させるなと、伯爵からの命令を受けて立ちはだかる。
「来たな侵入者共。我々がいる以上、ここより先は通れぬと思え」
 最前列で剣と盾を構える偉丈夫の騎士。副隊長のマルソーが冒険者達の姿を見るなり、警告を促す。
「わざわざやられに来たってか。手加減はいらねぇ、全員死ぬ気で連中を倒せ!」
 後方から声を張り上げ、檄を飛ばすのは隊長のカーチス。兵士達はそれに応えるように気勢を上げて、並々ならぬ気迫で冒険者達を迎え撃つ。
「あの調子じゃ、話し合う気は少しも無いみたいだね。だったら私達も、徹底的に戦うよ」
 相手は最初から聞く耳持たず。ならば力押しで道を拓くしかないと、エルシー・サリバンが身の丈以上の巨大な弓を構えて、戦闘態勢に移行する。
「時間をかけるわけにはいかないからな。お互い遠慮無用でいこう」
 ジュスト・ヴェルジーは状況を見極め、ここは強行突破が最善と、敵の部隊と真っ正面から対峙する。
「伯爵に逃げられては困りますからね。速攻で片付けるとしましょう」
 目的はあくまで、伯爵に事件の関与を自白させる事。
 リコリス・アデュラリアは魔法の杖を掲げて、術式を展開。超高速で膨大な量の魔力が集まり、許容を超える力を一気に解放――紅蓮の炎を纏いし巨大な魔力の塊が、敵陣営の中心に撃ち込まれて爆発し、礫が飛び散り、生じる爆風が敵衛兵を吹き飛ばす。
「――咲き誇れ、燃え盛れ」
 自分と同じ翡翠の瞳の鷲が装飾された杖を揮い、ジュストが魔法を発動させる。
 撃ち込む火球が上空で弾け、深紅の花が咲き乱れ――舞い散る炎の花弁は兵士の群れに燃え移り、灼火の宴に乱舞する。
「狼狽えるな! 数ではこちらが断然優位だ、勇気を奮って武を示せ!」
 精鋭であっても、隊長と副隊長以外は一般人の兵士達。授恵者の力に尻込む彼らをマルソーが鼓舞し、自身も勇猛果敢に突撃する。
 大地を踏み締め、上体を大きく捻って振り抜く剣閃。その豪快な剣圧は、身を防ごうとする冒険者達をも薙ぎ払う。
「楽しい狩りの時間だぜ。一匹ずつ撃ち殺してやるよ」
 舌舐めずりしながら、卑しい笑みを浮かべるカーチス。
 弓を手に取り、放たれた矢は、半獣人(ハーフビースト)のエルシーを狙って迫り来る。
「ッ……!? お返しだよ!」
 飛来してきた矢は避けようとするエルシーの頬を掠めて、薄っすらと血が滲み出る。
 赤い狐の狩人は、負傷も構わず即座に反撃。番える矢にエーテルを纏わせ、威力を増した一撃が、大気を切り裂きながらカーチスの肩を穿つ。
「怪我の治療は任せてほしい。多少はキミ達の役に立たないとね」
 負傷した仲間は、ドミニク・ログナーが癒しの術を用いて手当てを行い、戦線を支える。

 数では伯爵の護衛部隊が勝っているが、個の力は冒険者側が上回る。
 互いに譲らず、一進一退の激しい攻防を繰り広げる両陣営。だがこの戦い、冒険者側にはある思惑があった――。

「エルシーさん達のおかげで、どうにか見つからずに入れましたわね」
「ああ。後は伯爵を探して捕らえるだけだが……」
 護衛部隊と交戦しているチームはあくまで陽動。ネーヴェ・グラヌローザとルチル・プルメリア・グレイハーツの2人はその間隙を縫い、敵に気付かれる事なく建物内への潜入に成功する。
 後は伯爵の居場所を突き止めるだけ。だが伯爵側も、万が一に備えて冒険者対策の手を打っていた。

 玄関ホールで2人を待ち受ける刺客。冒険者達の行く手を阻むのは、踊り子風の衣装を纏ったエルフの少女だ。
「オネーさんたちは、パパのお客さん? だったら、アタシとちょっと遊ぼうよ」
 彼女――ミレーユは、無邪気に笑って二人を誘う。しかし見つめる双眸は、澱んだ狂気を孕んでいる。
「貴族の屋敷にエルフの娘……? 成る程、伯爵が10年前に買った特別な品っていうのは――」
 人間(ヒューマン)以外は排他的な王国貴族が、エルフの少女を養う理由――ルチルは伯爵と貿易商(ブルーノ)の会話の内容を思い出し、彼らの業の深さを痛感する。
「どうやら、素直に道を譲ってくれる気はなさそうですわね?」
 ネーヴェもエルフの踊り子(ミレーユ)に警戒心を抱き、祭刀を握り締める手に力を込める。

 ――立ち止まっている暇はない。今はこの場を切り抜ける為、一刻も早く目の前の敵を排除するだけだ。

●鳥籠の中の少女
「そっちもやる気だね。本気で行くから……少しは愉しませてよね」
 ミレーユは花の模様が刻まれた長いステッキを振り回し、舞い踊るような動きを見せる。すると風の力を呼び起こし、渦巻く嵐が炎を帯びて冒険者達を襲う。
「なかなかの手練れみたいですが、私達だって負けません」
 ネーヴェが祭刀に念じて、高めた魔力を解き放つ。全身から放出された力は数多の雪の結晶として、自身とルチルの頭上に降り注ぎ、吸い込まれるように溶けて消え、体内を巡って2人の力を増幅させる。
「今の攻撃、多少は効いたね。けどそんなんじゃ、あたい達は倒せないよ」
 ルチルの言葉は決して強がりではない。被った頭蓋の空洞から覗く瞳が鋭く光り、クロスボウの引き金に指を添え、眼前のエルフの少女を狙って矢を放つ。
 発射された矢は一陣の風を纏って、加速しながらミレーユに迫る。矢を回避しようと咄嗟に身体を反らすミレーユだが、躱し切れずに脾腹を裂かれ、態勢を崩して蹌踉めいた。

 ――その一方、外の庭園では激戦が続き、あれから冒険者達は敵の兵士の半数以上を撃破した。
「やはり隊長クラスはしぶといね。でも、これ以上時間を費やしてもいられないから」
 ジュストが鉄の茨の如き魔法の壁を張り巡らせて、守りを固めて敵の攻撃を耐え凌ぐ。
「相手もかなり消耗している様子。このまま畳み掛けましょう」
 リコリスの目の前に出現する魔法陣。中から大量の光弾が敵陣目掛けて射出され、一人、二人と、屈強な兵士が討ち倒されて地に伏せる。
「まだだ! そう簡単に終わらせはせぬ!」
 気力で痛みを堪える副隊長の武人(マルソー)。冒険者達の度重なる攻撃を受けて尚、踏み止まって闘志を剥き出し、攻め続ける。
 裂帛の気合と共に繰り出す斬撃。大地を砕かんとする高威力の一撃を、冒険者達は辛うじて防ぐが決して傷は浅くない。
「……そろそろ決着を付けましょう」
 祈りを捧げるように精神を集中させるリコリス。彼女の杖に魔力が収束されて輝きを増し、放つ力は氷の矢と化し、命中させたマルソーの太腿から冷気が溢れて、その両脚を凍てさせる。
「これでお終いだ」
 動きを封じられたマルソーに、ジュストが発する止めの一撃。光を宿した魔法の矢弾が敵の鎧を貫通し、マルソーは遂に力尽き果て、倒れ込む。
「クソッ! こうなりゃ俺が全員殺ってやる!」
 最後に残ったのは隊長のカーチスただ一人。全ての部下が倒れても、逃げずに抗うところは戦士としての意地だろうか。しかし授恵者4人を相手に挑むのは、分が悪すぎた。
「貴方に恨みはないけれど、あまり猶予もないからね」
 エルシーの真剣な赤い眼差しが、討つべき敵の姿を捕捉する。
 弦を極限まで引き絞り、威力を載せて撃った一矢は――カーチスに深手を負わせ、戦闘不能となって勝負が決した。

「思ったよりも厄介だ。さっさとどいてほしいんだが」
 玄関ホールでエルフの少女と戦うルチルは、決定打を与えられずに苛立っていた。
「埒が明きませんわね。ですが、焦れば相手の思う壺です」
 この戦いは敵だけでなく、時間との戦闘でもある。故に、こういう時こそ冷静な判断力が大事と、ネーヴェが説く。
「アタシはこれから、パパと一緒に外へ出るの。邪魔はさせないよ」
 対するミレーユも、強い想いを抱いて戦いに臨む。
 授恵者を倒した後は、伯爵と逃げる心算だったのだろうか。そうはさせじと、ネーヴェとルチルは持てる力を振り絞り、火力を重ねて攻め立てる。
 ミレーユも魔法を駆使して応戦するが、次第に押されて劣勢となり、優位に戦いを進める授恵者達が、最終的に彼女を力で捻じ伏せ、打ち破る。
「気を失ってはいますが、命に別状はなさそうですね。ひとまず彼女も捕縛しておきましょう」
 ネーヴェは昏倒しているミレーユを拘束し、一旦ホールの隅に移動させた後、伯爵の捜索を再開する。
「貴族の屋敷には隠し通路がお約束だ。おそらくここにも、そうした場所があるだろう」
 ルチルは栗鼠のラトを使って、五感を共有させて屋敷の中を隈なく探す。

 前回屋敷に来た時も調べてみたが、怪しい箇所は見つからなかった。しかし今回、もし伯爵が隠し通路を用いたならば、その痕跡が残っている筈――。
「……見つけたぞ。こんなところにあったとはな」
 そこは伯爵と面会を行った応接間。奥に飾られていた一枚の絵画が取り外されて、新たな扉が発見される。
「この先は地下通路ですか。伯爵はここから逃げた事になりますね」
 一歩遅かったか。となると、急いで追い掛けなければ伯爵を取り逃してしまう。
「お疲れ様。何とか見つけたみたいだね。早く伯爵に追いつこう」
 2人に労いの言葉を掛けてきたのは、エルシーだ。
 折しも、戦闘を終えた陽動班がタイミング良く合流を果たした。ドミニクだけは倒した敵の対応に当たり、残りの5人で伯爵の追跡に向かうのだった。

●暴かれし罪と裁かれし者
「護衛部隊は時間稼ぎの為の駒に過ぎぬ。勿論、ミレーユもな。冒険者共を倒してくれれば問題ないが、私は捕まるわけには行かんのだ」
 隠し通路を抜けて、屋敷の裏手の庭へと脱出したローラン伯爵。
 後は待機させていた馬車に乗り込み、屋敷を離れて逃げ去るのみ――ところが、馬車の傍らで、御者たる従者が気絶しており、これでは馬車を動かせない。
「い、一体何が……冒険者の仕業か!?」
 予期せぬ事態に、慌てふためくローラン伯爵。その時、馬車の後ろから一つの影が、姿を現わす。

「――お久しぶりです、お父様」

 静かながらも、凛とした声音で話すその人物は、黒衣を纏った少女であった。
 靡く銀色の髪が月光に煌めき、血のように鮮やかな真紅の瞳は、強い殺意の色を宿す。

「その顔……まさかセシル、いや……娘のクロエか!?」
 彼女は嘗て、伯爵が追放した妾の娘。それがどうして今になって現れたのか、伯爵の頭は混乱するばかりだ。
「ブルーノからは何も聞いていないのですね。10年ほど前、貴方に追い出された私達がどうなったのか――」
 少女の口から貿易商の名前が出た途端、伯爵は全ての事情を把握した。
「そうか、アイツの差し金か……。10年前、私に話を持ち掛けたのも、お前らから妻の事を聞き出したからか」
 ずっと懇意にしてきた商人の裏の魂胆が明らかになり、伯爵は怒りを隠せず、クロエを睨む。
「彼は何れ貴方の全財産を奪う腹積もりだったのでしょう。でも……もう使い道すらなくなった」
 伯爵の犯した罪は、先の失踪事件の関与だけではない。彼が捕らえられれば、やがて商会の方にも皺寄せが来る。
「つまり、冒険者共に捕まる前に、用済みの私を始末しに来たというのだな」
 恐る恐る訊ねる伯爵に、クロエは無言で近付きながら、短剣を取り出す。
 実の父親だろうと、主の命令ならば手を下す事も厭わない。
 冷酷非情な暗殺者が、伯爵に刃を向けて殺そうと――。

「間に合いましたわね。伯爵の命は奪わせません」
 伯爵の後を追って駆け付けた冒険者達。ネーヴェが声で注意を引き付け、一行はその間にクロエと伯爵を包囲する。
「やはり口封じに来たか。しかもアンタが伯爵の娘だったとはね」
 伯爵と商会との関係性から、ルチルはこうした展開も想定していた。但し以前出会った吸血鬼の少女が、伯爵に捨てられた子供というのは意外であったが。
「貴方はもう摘んでるよ。実の娘に殺されたくなければ、私達の保護下でリベンジを狙う方が賢いと思うけど」
 命が惜しくば大人しく投降するべきだと、エルシーは弓を向けながら伯爵を諫める。
「街の人達からも聞きました。伯爵……貴方は妻を殺しただけでなく、彼女の母親に罪を被せたそうですね」
 リコリスが語るのは、伯爵が10年前に犯した大罪。あの噂話が真実で、巡り巡って報いが返ってくるのは、実に皮肉な運命だ。この現実に伯爵は何を思うか、胸の内を探るリコリスだったが。
「殺さなかっただけマシと思え。口止め料に渡した赤い宝石、アレのおかげであの男(ブルーノ)に拾われたんだろ?」
 罪の意識を感じるどころか、伯爵は逆に開き直って、傲慢に振る舞う。
「生かしておくには外道過ぎるけど、でも俺達は、君に人殺しをしてほしくはない」
 悪態をつく伯爵に、ジュストは半ば呆れるが。こんな下種でも死なすわけにはいかないと、クロエに説得を試みる。

「……では、こうしましょうか」
 消耗しているとはいえ、授恵者5人を相手にするのは得策ではない。
 ならば、と――クロエは手にした短剣を、伯爵の足元の地面目掛けて、投げつける。
「自分の命をどうするか、貴方自身に決めてもらいます」
 命の選択を、クロエは伯爵に委ねる事にした。
 自ら命を断つのか、それとも――伯爵は地面に刺さった短剣を抜いて、手を震わせながら刃を自分の喉元へ――。
 しかし次の瞬間、伯爵はクロエを狙って襲い掛かった。
 伯爵の最後の抵抗を、クロエはもう1本の短剣で払い除け、返す刃で伯爵の首を斬ろうと一閃――そこへルチルの矢が飛び交い、クロエの短剣を弾くのだった。
「復讐しても、この男の罪が消えるわけじゃない。アンタみたいな子が増えても良しとするのか、主人の為なら」
 ルチルが強い口調で、クロエに問う。この吸血鬼の少女が復讐心で行動しているなら、説得の余地は残っている。
 僅かな感情の変化も見落とすまいと、彼女の挙動をじっと観察するルチル。
「……お好きにどうぞ。どちらにしても、その男には、死よりも辛い生き地獄が待っていますから」
 もはや無理だと悟ったか。クロエは伯爵の殺害を諦め、踵を返して撤退する。去り際に、別れの言葉を添えながら。

 ――さようなら(adieu)。

 それは父たる伯爵に捧げる、彼女なりの想いだろうか。
 とにかく、冒険者達は放心状態になっている伯爵を拘束。侯爵からの計画書も、馬車の中から見つかった。
 過激派貴族が企む、王城襲撃計画。その確たる証拠を押さえた以上、ローラン伯爵が裁かれるのも時間の問題だ。

 ……ところがその後の報告で、伯爵は錯乱状態に陥り、今は会話もまともに出来ない状態らしい。
 原因は、薬物中毒による幻覚症状。おそらくは、以前から麻薬を常習的に使用していたとの見解だ。

 斯くして、少女の失踪を巡る一連の事件は解決したが、これは次の事件の始まりでもあった――。

マスターコメント

まずはお疲れ様でした。 皆様の活躍のおかげで、ローラン伯爵を生かして捕らえる事が出来ました。 また、ヴァルザード侯爵と結託して企てていた王城襲撃計画も、文書の発見で判明しました。 伯爵の今後については、あのような状態ですが何らかの重い処分が下されるでしょう。 事件の方は、『ガストーニ商会』絡みでまた新たな展開を予定しています。 ご縁がありましたら、そちらの方もどうかよろしくお願い致します。 この度はご参加下さいまして、まことにありがとうございました。
ショートシナリオ

ショートシナリオ普通 報酬:多い5 / 4〜6人

2021年12月21日 00時34分55秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. エルシー・サリバン

    シューターのエルシー・サリバンだよ、宜しく。 今回はローラン伯爵を捕獲するのと、計画書を見つけるのがお仕事なんだね。 単純に考えると、表で騒ぎを起こして手薄な場を作れば自分から出て来てくれそうだけどどうかな? その場合気を付けるのはミレーユさんみたいだけど……このエルフさんは本当に伯爵の味方なのかな? 最後にローラン伯爵を見捨ててサッと逃げちゃいそうな印象を持ったので 伯爵と一緒に捕獲か戦闘不能に持ち込みたいと感じてるよ。

  2. リコリス・アデュラリア

    キャスターのリコリス・アデュラリアと申します。 ……よろしくお願いします。 >作戦 表で騒ぎを起こす、つまり戦闘を行う事に関しては異論ありません。 ただ貴族の屋敷に隠し通路などは珍しいものではないので 逃亡阻止する為にも屋敷の周囲を警戒しつつ 先行で潜入するなりし、早期の内に伯爵の位置は把握した方が良いかと。 >伯爵 今回は彼を逃がさなければ生死は問わないとの事ですが これに関しては一応、各自の意見は確認した方が良いですか。 私は逃がさなければそれで構いませんが 情報を吐かせるのなら生かして捕らえる必要がありますね。 その場合、彼を殺そうとする者(クロエ)と敵対する事になるので どのように対応するか考えなければなりませんか。 >ミレーユ 一見ただの被害者のようにも見えますが 授恵者であるのなら大人しく伯爵に囲われ続けているとは思えないので 何らかの意図があって伯爵の元に居たのでしょうね。 彼女に関しては出来れば生かして捕縛する事に異論ありません。

  3. ジュスト・V・ケレス

    キャスターのジュストだ、よろしく頼む。 >作戦 事前に伯爵邸内部の構造を探れたら伯爵を捕まえやすいんだけど、事前行動がとれないのなら正面から護衛部隊を相手取る面々と、別所から屋敷に侵入して伯爵の位置を探って伯爵確保を優先する面々に分かれても良いかなと思った。 ミレーユに関しては殿をつとめさせる気がするから、護衛部隊とは別に相手する必要があるかもしれないね。 >伯爵とクロエ 俺としては伯爵を生かしたまま拘束し、クロエに殺されないようにした方が今後事件を解明するのに有益だとは思っているよ。 因縁があって単純に伯爵を殺したいというより証拠隠滅の理由もあるから、早期確保して彼女が接触前に少しでも話を聞き出しておくか、こちらで既に伯爵を殺したように見せかけておくとか? >ミレーユ ガストー二商会の完成された作品として心を壊され、伯爵に完全服従状態なのかは実際に会敵してみないと分かり兼ねるけれど。 伯爵と一緒に生かして捕縛で良いんじゃないかな。 ……懸念としては、自害の条件付けがされている可能性も無くはないという所か。

  4. ドミニク・ログナー

    ヒーラーのドミニク・ログナーだよ。今回も集まってくれてありがとう。 引き続きになるけれど、改めてどうかよろしくお願いするよ。

  5. ネーヴェ・グラヌローザ

    ヒーラーのネーヴェ・グラヌローザと申します。どうぞ宜しくお願い致します。 >作戦 リコリス様やジュスト様の仰る通り、護衛部隊対応班と伯爵確保優先班に分かれた方が良さそうな気が致します。出来れば騒ぎを起こす前に潜入出来ればベストでしょうから、それも見越して、ということになりましょうかね。 ただ、護衛部隊の方々の中に授恵者が混ざっていると言うことですから、戦力比を半々とするのは少々危険な気も致しますね……。3:2か、4:2が宜しいでしょうか。 >伯爵とクロエ 私も伯爵は生かしたままの拘束に異論ありません。余罪もあるようですから、出来る限りの情報は得ておきたいところかと。 既に殺したように見せかけるのは面白い手ですわね。その場合は伯爵を拘束後、一時的にどこかへ隠すなど出来れば良さそうでしょうか。 >ミレーユ こちらも生かして捕縛で宜しいかと。 完全服従状態なのか、敢えて囚われていたのかはエンパシーで多少探れないでしょうか。 戦闘時に相手取る際は魔法攻撃が厄介ですね……。光縛封も直ぐに破られてしまうでしょうから、速やかに戦闘不能まで持ち込む必要がありそうです。

  6. エルシー・サリバン

    ドミニクさん、こちらこそまたお世話に成るよ、宜しくね。 ローラン伯爵邸は前回、お邪魔したところだよね? 時間が有れば先行で潜入して伯爵の位置の把握に賛成で その前提で手分と準備をして良いと思う。 私は表を希望、リスを裏手か高台に配置しようと思うよ。 もしも時間が無くても、入り口から玄関~応接間?と通して貰った範囲は記憶してる筈だから 屋敷の周囲をサッと確認するのと 人の通れる場(召使い用通路や垣根の隙間)のチェックで当たりを付けられないかな? >伯爵 死なせたと思わせるの面白いね。 ただ、ごめん…どうやったらその流れに出来るかがまだ思い浮かばないの。 護衛部隊との戦闘もあるので現場はとてもせわしなくなるイメージなんだ。

  7. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    情報屋のルチルだ。 クラスはシューター、よろしく。 >方針 可能であれば先行して伯爵の位置を調査。 表からの陽動と内部への潜入を同時に行い、護衛部隊の迎撃と伯爵&計画書の確保をするって事だね。 異論はない。であればアタイも表での陽動と栗鼠を使った潜入調査になるかね。腕利きのシューターはさっさと落としておきたい。 バランスや人数調整のための移動は可能だ。 >伯爵の生死 わざわざ口封じに来るって事はそれだけ喋られたらマズい情報を握ってるって事だろ? なら生かして吐かせておきたい。 死んだように見せかけるなら適当に手傷を負わせてクロエの前で狂言を打つ…って辺りか。だがクロエが何時何処から来るか未確定なのが不安要素か。 狙ったタイミングで芝居を打ちづらい。 >ミレーユ 「人形」と呼ばれている状態が正しいなら自我が欠落している可能性も有るが、一番伯爵を仕留めやすい立場にいるのは事実。 彼女自身、悪事に纏わる証人及び証拠でもあるし生かしたまま確保しておく方に賛成だ。 しかし、ミレーユの姿が変わらなくなったのは「10年前」でクロエは「10年ぶりの里帰り」……これは昔の知り合いだったりするのかね?

  8. ジュスト・V・ケレス

    >行動 俺も表での陽動を希望しておくね。 人数比はドミニク殿も加えて、陽動4:伯爵2が手堅いかなぁ、と。 >伯爵 ルチル女史が言うようにクロエが来る前に適当に手傷を追わせて、意識を奪っておけば芝居が打てるかなと考えていたよ。 説得力持たせるなら、刃物を突き立てるなりある程度流血させると良いかなって。 少し酷いことを言えば、此方にはヒーラーがいるし、伯爵にはある程度体張って貰う形になっても良いかと。 ただクロエが伯爵を無力化させる前に来てしまうと難しくなってしまうから、その場合は別の対応が必要だね。

  9. エルシー・サリバン

    >陽動4:伯爵2 良いと思うよ!。ドミニクさんの動きはジュストさんが記載できそうかな? 字数が大変なら私の方で載せれるけど…ヒーラーらしい動きとして書けるかが悩ましいよ。 隊長がシューターで、副隊長がウォーリア……落すならシューターからでどうかな? 10数名の精鋭達(一般人)も厄介なので 私は先手を取れるよう、隊長を中心に炸光矢して巻込むのを想定してるの。 副隊長がカバーするだろうから、即、真ハーツベインでBS状態にして…と思う。 このメンバーは後衛向けが多くて待ちに入ると危険そうなので積極的に攻めたいと考えてるよ。 >伯爵 まだ思いついてないけど『手傷を追わせて、意識を奪う』の流れで クロエを遠ざける…とか?合せられるようにするね。 >「10年前」でクロエは「10年ぶりの里帰り」 昔、クロエは伯爵の玩具だったのかも?とは感じたけど ミレーユとの関りは思いつかなかったよ……確かに、偶然じゃないのを感じるね。

  10. ネーヴェ・グラヌローザ

    人数比を考えますと私は伯爵対応になりますわね。 ちょっとまだ対策が浮かんでおりませんが、ひとまず手傷を負わせるのは承知致しました。 それと意識を失わせる方法ですが、ヒュプノシスで眠らせるのはいかがでしょうか? 見たところ、伯爵は授恵者では無さそうですので、通じる可能性が御座います。 狂言を打つのに汎用もう一枠は演技に致しましょうか。 >「10年前」でクロエは「10年ぶりの里帰り」 ルチル様の仰るもの、エルの仰るもの、どちらの可能性もあるように感じますね。

  11. リコリス・アデュラリア

    >班分け ジュスト案の陽動4:伯爵2で異論ありません。 私は範囲攻撃を活かすのであれば陽動の方が適任でしょうね。 無論、必要であれば伯爵への移動は可能です。 >陽動 シューターの隊長が彼の攻撃射程ギリギリまで下がらなければ優先して撃破は可能ですね。 ただ範囲攻撃で他の者達と巻き込めない程度に離れていた場合 先ず数的優位を取る為にも先に他の者達から先に倒してしまった方が良いかもしれません。 >伯爵 ある意味では一番手っ取り早いのは屋敷ごと燃やしたように見せ掛ける事ですが 計画書を確保出来ていなかった場合は出来ませんし 事件に無関係の者を巻き込む可能性もあるのであまりお勧めは出来ませんね。 クロエが来るまでに死んだように見せ掛けられるよう 適度に血を流させるなり浴びさせるなり出来れば良いですが 偽装工作の前に来た場合は返り討ちにするしかないでしょうか。

  12. ネーヴェ・グラヌローザ

    申し訳ありません、抜けがありましたので再投稿致します。 >班分け ええと、ドミニク様を加えての陽動4:伯爵2と言うことでしたが……今のところ、希望はこのような配分となっております。 ●陽動(4人) エルシー(シューター) ルチル(シューター) ジュスト(キャスター) リコリス(キャスター) ●伯爵(2名) ネーヴェ(ヒーラー) ドミニク(NPC/ヒーラー) 私感ですが少々、職業バランスが悪いように思いますの。あと伯爵対応PCが私のみになるのも懸念点でしょうか。 この配分で行く場合、ドミニク様へどのように動いて頂くかのご相談を皆様とさせて頂けますと有り難く存じます。 或いはドミニク様を陽動に移して、代わりに伯爵対応の方へどなたかいらして頂けたらと思うのですが……いかがでしょうか。 参加枠はあと一枠御座いますから、この後新しく依頼を受ける方がいらっしゃった場合は、また調整が入ることになりましょうかね。 >伯爵の死亡偽装工作 ヒュプノシスは無傷で眠らせられますが、痛みで無効となるため血を浴びせることが必須となり、逆に攻撃して気絶させる場合は塩梅に悩みますわね。 本当に殺してしまっては元も子もありませんが、授恵者から非授恵者への攻撃は下手をすれば一撃で致命傷となりかねないようですので……。 いっそシグルラン様の万能ナイフをハンマー代わりにして、後頭部でも殴りましょうかね。 隠れてやり過ごそうともしておりますし、看破を持って行くのも宜しいかと考えております。

  13. エルシー・サリバン

    出発まで1日を切ったね。 ヒュプノシス案良いと思ったよ。 後頭部ガーンッなら遠慮なく…死なせない様に気を付ける。 >班分け 私もドミニクさんは陽動側のつもりで居たの。 でも、今回は誰かが来てくれない限り、どの分け方でも後衛メインだから 私が伯爵側へ移ろうか?リスでの先導と侵入って形で動けると思う。 見落としてたけど(ごめんよー!)、るちるさんが >腕利きのシューターはさっさと落としておきたい。 と、先に話してくれてたし、リコリスさんが精鋭優先を考えてくれてるから 屋敷前でのお仕事はお任せして、内部へ進もうと思うの。 20時位まで返事を待って、それからプレに掛かるね。

  14. ジュスト・V・ケレス

    俺もドミニク殿には正面側に入って貰おうかと考えていたのと、栗鼠で索敵したシューターの内どちらかが伯爵追跡に入った方が確実かなと思ったのでエルシー嬢が伯爵側に入ってくれるならお任せしたい。 ドニミク殿へのお願いは俺の方で記載しておくよ。 確かに屋敷に火をつけるとクロエは早々に退散してくれそうだけど、デメリットの方が大きそうだ。 ヒュプノスは良いかもね。 伯爵側で持っていけたらあると捕縛にも、クロエ対策としても使えそうだし。 伯爵に対しては攻撃スキルは使用せず、ヒュプノスや当身や単純な殴打で気絶させて口をきけなくすれば誤魔化しは効くと思うから、まずその方向性で試してみて貰う形になるかな。

  15. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    >エルシー 20時は過ぎてしまったが、クロエが来るなら揺さぶりや聞き出したい事が思いついたからこっちが内部潜入に向かっていいだろうか? 同じシューターなら立ち回りに左程変化はないと思うが…間に合わないようであれば、そのまま正面側での戦闘に動くよ。

  16. ジュスト・V・ケレス

    そういえば精鋭部隊の対応だけれど、ドミニク殿に来て頂いても此方は前衛が少ないのが危うい所だよね。 時間を長引かせるのは伯爵確保的にもよろしくないし、初手から威力高めの範囲魔法で制圧していくつもりでいるよ。 向こうのシューターに関しては濃煙巻かれたりする前に、此方のシューターで牽制して貰う必要があるかも。

  17. エルシー・サリバン

    ルチルさん、セーフだよー! 色々とあって、今から形にするところなの。 私の行動追加で、リスと分身の2手にして1体に中の様子を中継させてね。 何かあればその子に話し掛けてくれれば、援護で突入でも、更に騒ぐでも動けるよ。 シューターへは初手から真ハーツベインで追い込む事にしたので ジュストさんの心配が少しは晴らせるかな? リコリスさんのお話ししてくれた事ももっともだし、射程が厄介だからね。

  18. ルチル・プルメリア・グレイハーツ

    宣言が遅くなったが交代の旨は確認している。 承諾ありがとう。変わってもらった分の仕事は果たすさ。 >伯爵の死亡偽装工作 ヒュプノシスを利用して血を流させない方向で行くなら、首の骨を折ったとか見た目ではわからない殺し方に仕立てる事はできるね。 とは言え追及されてそこで起こされるリスクがある。 偽装工作をやる前にクロエが来てしまった場合、クロエに見逃すように交渉するか彼女を退けるならローラン伯爵に眠ってもらった方が都合のいいだろうから一概に持って行く必要がないとも言えないが…。 >個人 こちらは特性スキルに捜索面を任せて一般スキルは対人交渉に振っておくとするよ。 既に死体になっているならミレーユの関節を潰しても完全に動きを止める事は難しそうだが…とりあえず武器を持っていれば、それを使えなくさせてやろうかね。

  19. リコリス・アデュラリア

    纏めや調整、感謝します。 私も序盤は範囲攻撃で敵の数を減らしつつ 状況次第ではシューターを優先して狙うつもりです。 ただ場合によっては連戦になる為 スキル残数には気を付ける形になるかと。 ミレーユに関しては相談で挙がっていた為 一応エンパシーを用意したので 捕縛出来た場合には使用する予定です。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0