【大地再甦】浄化者シェリルと祈りの旅【燃纛】
望月誠司
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オープニング
萎れていた畑の作物は甦った。
伝承の祭りにおいて聖女役をこなし、浄化儀式の中核となったエーテル浄化者シェリルの能力は本物であると瞬く間に近隣に知れ渡った――
「出張儀式ですか?」
齢の頃は十二歳程度だろうか、ぶかぶかの法衣に小柄な身を包んだ長い黒髪の少女が小首を傾げた。
彼女の名はシェリル。元々は町の教会で暮らす普通の孤児だったが、先日エーテル浄化の能力が発現し、町で行われた先の儀式では聖女役を見事にこなし、萎れていた畑の作物を再生させていた。
「うん、アウストラリス村の村長から是非にと文を貰ってね」
頭に白い布をまいた初老の町長ゼファナイアが頷く。
南村はその名の通り帝国南部に建っている村で、例によって今年は作物の実りが悪く、大変な状況にあるらしい。
せめて冬野菜くらいは確保したいので、アルサーラムを救ったその奇跡を是非我が村にももたらして欲しい、との事だった。
「君さえ良ければ南村に赴いて浄化の儀式を執り行ってくれないだろうか? 君が儀式を行えばきっと南村の畑も甦る」
「良いですよ! ごはん食べられないと大変ですもんね!」
町長からの頼みにシェリルは笑顔で二つ返事で頷いた。
「有難う。人々の為、どうかよろしく頼むよ」
●
「お・ば・かぁああああああああっ!!」
孤児院に帰って新しく依頼された事を話すとシェリルはシスター・ヨハナから怒られた。
曰く、
「報酬の相談もせずにほいほい引き受けるんじゃあありませんっ!!」
孤児達の食事の調理の途中らしき十七歳の胸の大きな銀髪ロングのシスターは、おたまを振り回しながら怒鳴った。
「うっ、だ、だって、不作だと皆困るでしょ?」
「ほいほい引き受けてたら貴方が困るのっ! 儀式の後、しばらく寝込んでたでしょーがっ!! 来なさい! 町長に直談判に行くわよ!! 自分の身は自分で守るの!! 誰も助けちゃくれないわよ!! 世の中ロクデナシばっかりなんだから、そんなポヤポヤしてたら骨の髄までしゃぶり捨てられるっ!! 狡兎死して走狗煮らるって言葉を知らないの!!」
「しらない」
「今知れ!」
「はいっ!」
普段はおっとりしてるが怒ると怖いシスターと共に再び町長の所へと赴くと、
「あぁやっぱり来たね」
初老の男はにこやかに笑った。
「わかってたんなら、最初からきちんと話しせんかい、忙しいんじゃあこっちはぁ!」
鬼でも殺しそうな形相をしているシスターの後ろでシェリルは縮こまっていた。
「いやぁ不作やら先日の祭りやらで町の財政も厳しくてねぇ、ワンチャン通らんかなぁと思ったんだけど」
「通るかッ!! 神かけて天罰くだすぞこのクソジジイッ!!」
「といっても相場もわからないし……」
「そんな事言って南村の村長からどれだけぶんどるつもりなんだ、九割よこせ」
「きゅ、九割?! それはさすがにシスター、冗談いっちゃいけないよ」
「冗談なものですか、実際に仕事するのはアンタじゃなくてこの子なんですからね!!」
ぎゃーぎゃーとシスターと町長が言い合っている。
シェリルは身を縮こまらせて小さくなりつつ瞳を閉じて神に祈りを捧げていた。
●
「いいなーシェリルは、本格的に聖女様かー」
「わたしにも浄化能力眠ってたりしないかなー」
「おかねたくさん貰ったんだって? 奢ってよー、ケチケチすんなよー」
たしかに私は恵まれている。
町の孤児院も兼ねている教会の兄弟姉妹達にまとわりつかれながらシェリルはそう思った。
「いいよー、ほら皆、これでぱーっとやってきなよ」
「わー、さっすがシェリル!」
「サンキュー!」
「シェリルは遊びにいかないの?」
「私は南村へ行く為の準備があるから」
「そっかー」
シェリルの手からゴールドを受け取って兄弟達が部屋の外へと駆けていった。
町長から貰ったお金の大部分は、お世話になってるヨハナに孤児院の運営の足しにと渡し、小遣いくらいはもっときなさい、と手元に残していたゴールドも今、兄弟達に渡してしまったので、シェリルは素寒貧になってしまっていた。
「お金って沢山入ってもぜんぜん残らないね、不思議!」
十二歳の少女はお金の不思議さを目の当たりにしたのだった。
●
シェリルは身支度をしながら歌を口ずさんでいた。
歌は良い。
先日、祭りで冒険者の人が歌っていた歌だ。
歌は心を洗ってくれる。
「……よしっと!」
聖女用の服に着替え、その上から伝統のぶかぶかの法衣に袖を通した少女は、己の両頬を叩いて一つ気合を入れた。
映りの悪い安物の曇った鏡に映る自分の顔を見つめてにこりと笑う。
――笑顔は皆を幸せにするの。勿論、貴方もね。
シスター・ヨハナはシェリルに昔、そう教えてくれた。
教えてくれた本人は最近あんまり笑ってくれないのだが(帝国の崩壊やらクリーパーやらバルバロイやら不作やらの色々で孤児院の経営が大変なのか怒ってる事が増えた)シェリルはシスターの教えを守っていた。
(うん、良い笑顔! たぶんカワイイ!)
自画自賛すると、自分の身の丈よりも長い杖を手にして歩き出す。
「いってきまーす!」
孤児院の奥で仕事をしているシスターへと声をかけると、シェリルは「気をつけるのよ!」という叫びを背に受けつつ表へと出た。
●
アルサーラムの聖女――エーテル浄化者のシェリルが同じ大平原南部に建つアウストラリス村へと浄化に向かうとの事で、冒険者ギルドにその護衛依頼が出された。
「シェリルです。よろしくお願いします!」
聖女の法衣に身を包んだ十二歳の黒髪少女は依頼を引き受けやってきた冒険者達に笑顔で元気よく挨拶した。
依頼には護衛だけでなく、シェリルに道すがら剣や魔法などを出来るだけ教えてやって欲しい、とも記されていた。
なんでもアルサーラムに伝わる伝承によると、聖女を鍛えれば浄化能力も上昇する、とあったらしい。レベルアップがどうたらとかで、嘘か本当かは、わからなかったが。
なおそれは戦闘技術に限らず。歌や踊りなど非戦闘用の技能でも良いらしかった。
かくて、聖女の護衛兼教官として雇われた冒険者達は、シェリルとその町の護衛兵士四人と共に帝国南部の村アウストラリス目指して出発したのだった。
解説
マスターより
リプレイ
石で組まれた城門付近の、踏み固められた土の道を、カポカポ、ガラガラと蹄と車輪の音をたてながら冬野菜が積まれた荷馬車がゆっくりと通り過ぎてゆく。
「始めまして、お嬢さん。ウィレムと申します。以後お見知りおきを……」
ウェーブがかった長い黒髪を胸下まで流す189cmの長身瘦躯の男が、髪の間から覗く切れ長の金瞳を細め慇懃に一礼した。
一定時期より以前の記憶を喪っているという壮年の戦士ウィレムだ。齢の頃は30手前程度だろうか。
「スィーリーンと申します。よろしくお願いします」
赤紫色の鱗と銀色の髪、煌めく装飾品をつけ、ゆったりとした毛皮の防寒具――寒いのは苦手なのだ――に身を包んだリザードマンの少女スィーリーンもまた、礼儀正しく気品のある所作で一礼する。
「君が聖女シェリルだね、私はフレイヤ。気軽にフレちゃんで全然いーょ♪ よろぴく~☆」
赤い髪をツインテールにして、中背の身を黒服に包んでいるエルフの少女が赤瞳を片方閉じて軽い調子で挨拶した。フレイヤ・サンライズである。
「シェリルです! 皆さん、今回はどうかよろしくお願いします!」
ブカブカの法衣に身を包み、青硝子の耳飾りをつけている十二歳の小柄な黒髪少女は、物怖じした様子無くにこっと笑顔を浮かべ、元気良く一礼してみせた。
ウィレムなどは自らの風体があまり良いものとは言えない物である事を理解していたので、小さな童女から怖がられたら面倒だな、と内心思っていたが、どうやら杞憂だったようだ――元気に振る舞っているのは表面上だけの可能性もあったが。
依頼を受けて門付近に集まった十人の冒険者達はツェツィーリアや他の護衛達とも挨拶と自己紹介をかわしてゆく。
「シェリル様、楽しい旅にいたしましょう」
「はい!」
ぶかぶかのローブに華奢な小柄な身を包み、柔らかな金髪を腰まで流し、目元には大きな瓶底メガネをかけているエルフ少女ララノアは、十二歳の黒髪聖女と再会するとその小さな身をぎゅーっと抱き締めた。シェリルの方でもララノアをぎゅーっと抱き締め返してくる。しばし抱き合った後、身を離すと童女はララノアを見上げて嬉しそうに笑った。
「お祭りの後はどうでした?」
「すっごく眠くなりました! 食べ過ぎたのかな、と思ってたらそのままぐっすりと」
「そういえばシェリルさん寝込んだと聞きましたが……もう大丈夫なのですか?」
白狼を連れた金色の瞳と長い銀髪を持つ小柄なエルフ娘、マリイ・パルティスが柔らかい物腰で問いかける。
噂によれば祓凶祭の後、儀式の消耗からしばらくの間寝込んでしまったのだという。
「はい! もうばっちり全快です!」
ぐっと拳を握って見せてシェリル。
「それは何よりです」
微笑みつつエルフ娘は考える。
マリイも流星射などの後には満身創痍になる。それと比べ物にならない大きな力を使うのだから負担が大きいというのは良く分かる話だった。
後になってシェリルの身体に悪い影響がでないかがマリイは心配だった。
浄化能力の上昇も結構だが、童女の身体の負担が減るようにしたい。
(……それも含めて鍛える他ありませんか)
一般に熟達者は行使時の負担を減らせるものである。
エーテル浄化能力も熟達すれば使用時の負担が減らせるのではなかろうか。
「やはりエーテル浄化者としての力を使うと負担がかかるのですね……」
柔らかい金色の長髪に、長い耳を少し垂らした優し気な雰囲気の女エルフが、控えめな口調で言った。リディリディ・トゥラ・イェレミースである。
「あまり無理をしないようにしてください。ヒューマン基準としても貴女はまだ幼いのでしょう?」
「はい。でも私はもう十二歳です。そして聖女なのでもうオトナ、とまではいえないですけど幼くもありません」
十二歳のぶかぶかの法衣を纏った子供はリディを見上げ自分は幼くはないのだと主張した。
(これは幼い)
リディはシェリルの物言いにそう判断した。背伸びしたがるのはまさに子供である。
若き森妖精リディリディとて65歳である。彼女から見ると12歳のシェリルはあまりに幼過ぎた。
(豊作になるというのは良いことです。いっぱいご飯が食べられるということなのですから……ただ、その度にこの子が良いように使われるというのはあまり良い事ではないですね)
ブロンドの女エルフは碧眼に憂いを秘めて幼子を見つめたのだった。
●
四人の護衛が軍馬と荷馬の手綱を引きつつ、シェリルを中心に冒険者達が周囲を固め、アルサーラムの石と鉄の城門を潜り抜けて、冬の荒涼たる大平原へと踏み出してゆく。
目指すは不作にあえぐ辺境の小村アウストラリスだ。
銀髪赤瞳のゴブリナ娘ストレガ・L・リベルガストラは、最後尾に立つと左右と後方を時折り見やりつつ歩いた。
あまりガチガチに警戒するのは疲れてしまうので「なんかいるなー」程度の緩いものにしている。曰く「狼も此方が注視している事を知らば襲う事はないのだ」との事。
「ウィレムさんとマリイさんはお知り合いなんですね!」
「はい、と言っても名前しか知らないのですけどね」
マリイの言葉に幼女が「……???」と表情に疑問符を浮かべて大きな黒瞳をパチパチと瞬かせている。
「まぁ名前しか知らない知り合いというのも妙な話ですがね」
ウィレム本人がシェリルの胸中の疑問を代弁するような事を言った。
「それは確かにそうですね。うん……ウィレムさんって何者なんですか?」
ウェーブ掛った黒い長髪の間より金色の瞳を覗かせながら長身痩躯の壮年男が呟くように言う。
「何者とは……深い話です。我々は一体、何者なのか」
そんな事を話しつつ一行は冬の荒野を吹きすさぶ冷たい風に吹かれながら歩いた。
日が高く昇ると早めに停止して昼食を取り、食べ終えるとシェリルへの教導に入る。聖女を鍛えればその浄化能力も上昇すると伝承にあった為だった。
「よろしくお願いします!」
ぶかぶかの法衣を脱ぎ耳飾りを外し下に着ていた神官服姿になった黒髪少女が両手を合わせて一礼する。
最初に教導にあたったのはウィレムだった。
(さて、剣でもなんでも教え込めという話ですが、こちらのお子様にいかにせよと……)
少し考えた壮年男は無い記憶を漁って剣を教える事にした。
シェリルへとノービスソードを渡して素振りをさせ、眺める。
「……ふむ」
壮年男は金瞳を細め顎を撫でる、
「シェリルさんは、こう、スプーンを指で挟んで『曲がるスプーン』という遊びをやった事はありますか?」
ウィレムが焚き火の火付けに使う細い枯れ枝を手に上下に振って見せると、孤児の少女は剣を振るう手を止め見上げ、
「はい! 教会で兄弟と一緒にやった事があります!」
「なるほど、知っているなら話は早い。要するに、これを、持ち手を変えて棒の先で、手首へ、肘へ、肩へ……まあ段々下がっていってへそだか足先だかまで連動させてやるものなのです、剣とは」
「そうなんですか!」
「取り合えずは手が空いてる時はこの枝を日頃からぶらぶらさせて慣れてください。続きはその後で」
「わかりました!」
という訳でシェリルは旅の間中、枯れ枝をプラプラ振る事になるのだった。
●
「私は剣と盾での護りの型をお教えいたしましょう」
早めにウィレムの教導が終わり次に指導にあたったのはコルネリウス・アーラだった。
「剣術は斬撃で攻撃するだけではありません。盾となり自分と誰かを護る事もできます」
赤銅色の長い髪と橙色の瞳を持つエルフの少女戦士はそう前置きすると、
「シェリルさんはまず自分の身を護る事から身に付けましょう。基本の構えはこうです」
と剣と盾を構えて見せた。
コルネリウスは細身で可憐な見目をしていたが、体を半身に捻り剣と盾を隙なく構え佇む姿は美しくも凛々しい。
黒髪少女が見とれたように感嘆の息を吐いた。
「自分をしっかり護る事は、周りの方も攻撃に集中して連携を取る事が出来るようになります。さ、まずは真似してやってみてください」
「はい!」
シェリルは元気に頷き、剣と盾を受け取って同じように構えてみせる。
「脇はこうしめて、盾はここで……はい、それで上から攻撃がきたらこう――」
コルネは少女の構えを矯正すると、剣での受け方、盾での受け流し方、撤退時の逃げ方等々、ディフェンスを教えていったのだった。
●
他方、ストレガは周囲の探索に向かっていた。
荷馬に積まれている食料は干し肉と堅パンとチーズだったので野菜が足りないと判断していたのだ。食べられる野草はないだろうかと平原を見て回る。
魔獣よりクリーパーより恐れるべきは健康にあり――ストレガとしてはそう思う。病気は授恵者でも治せない。
「うん、冬の大平原なのだ。さらに不作の影響か……」
草の量は少なく、そして所々に生えているものでも萎びていたり枯れかかっているものばかりだった。
それも羊や馬や牛などなら栄養に出来るんじゃないかな、という類の草ばかりで、人間が食べられる物はさらに少ない。
しかし優れた採集技能を持つストレガは、不毛の地でも人が食べられる草を辛うじて一定量掻き集める事に成功する。
野草を集めたストレガは次に狩りを行った。
「そのままでは食べにくい野草を手早く体内に取り入れるには、肉等と共に食べればいいのだ」
という訳で雷蛇禍や重力場、魔矢等を用いて野兎や小鳥等を狩ってゆく。
仕留めた獲物はダマスカス鋼の短剣を用いて素早く血抜きし解体、丁寧に美味しく食べられる肉にしていくのだった。
●
コルネの次にシェリルの指導にあたったのはベルク・オスマットだった。
「先に言っておくが我の教える護身術はあくまでも最終手段だ」
身長113cm、シェリルよりも小柄な長いくすんだ銀髪と、座った三白眼の淀んだ紅眼を持つ狐系の半獣娘である。
既に成人済みなのだが、過去に奴隷となった際に主人に変な薬を盛られた結果成長が止まってしまったのだ。
「決して自分から向かっていく技ではなく逃げ切れぬ際の最後の抵抗手段だということを覚えておいてくれ」
「はい!」
小さな半獣娘の言葉に黒髪少女が頷く。
「まずそなたが覚えることは助けを求めるべく声を出すことだ」
「助け、ですか?」
「そうだ。ゆえにまずは発声練習からいくとしようか」
という訳で二人は「あ、え、い、う、え、お、あ、お」と荒野に向かって声を発し始める。
ボイストレーニングをみっちり行い、周囲へと助けを求める事こそが第一の護身だと教え込んだ後、
「第二の護身術は――逃げ足だ」
「……それは、私の兄弟にも使い手が沢山いますね」
孤児院暮らしの少女はそんな事を言った。身近な手管のようだ。
なお過去のシェリルは兄弟の中一人逃げ遅れて捕まるタイプだ。
「うん、なら実戦でのその有効性はよく知っているだろう。これを鍛えると良い」
「……というと」
「走り込みだ。地道にトレーニングあるのみだ。ただ、最初のうちは軽くで良い。継続する事が大切だ」
「わかりました!」
という訳でシェリルはベルクの監督のもと走り込みを行った。
「よし、休憩だ」
ベルクはうっすらと汗ばみつつ座り込んだ黒髪聖女に水を注いだ木杯を渡した。シェリルは礼を言って受け取ると美味そうに飲み始める。
その傍ら、
「繰り返し言うが、自分から敵に立ち向かおうとは思うな。まずは味方のいる場所まで逃げ切ることを優先としなさい」
ベルクはシェリルへと語った。
「なぜか? 単体でできる戦闘などたかが知れている。だから我ら戦いを生業とする冒険者や軍人、自警団は複数人で戦うのだ」
数は力である。
「ゆえに素人は絶対に一人では戦闘しようと等とは思うでないぞ? 振りではないからな?」
「……わかりましたっ」
水を飲み込み黒髪少女が頷く。
「まぁどうしても戦わなければならない場面というのもある、だからこういったのを普段から腰に下げておきなさい」
ベルクは小さな皮袋を取り出した。
シェリルが視線で問いかけて来たので答える。
「――砂を詰めたものだ。口をほどいて投げつければ相手の視界を潰せる」
「なるほど、投げつける、了解です」
「後は、最後の護身術だがね。相手の股間を力一杯蹴り上げろ」
小柄な半獣娘は素早く足を振り上げた。
「こっ、股間ですか?」
「ああ、ただそれだけでいい。何故か? そこが男女ともに急所だ、動きも鈍る」
「……わかりました!」
黒髪聖女は頷き、陽が暮れてゆく中、立ち上がると、シュシュッと蹴りの訓練を行ったのだった。
●
夕方の野営地。
「調理の仕方は覚えておくべきなのだ。豊穣を齎す聖女がメシマズではイメージがた落ちなのだ」
「食べるの専門聖女では通りませんか?」
「通らんのだ」
「オトナの世界は非情です……」
という訳でストレガはシェリルと共に仕込みと調理を行った。野兎と野鳥の肉に野草を詰めて包み、鉄串に刺して焚き火で炙ってゆく。
なんだかんだシェリルは孤児院で調理を手伝っていたらしく手順を教えればすぐに吞み込んだ。
チーズは炙って溶かしパンにかけ、他に肉と野草のスープも鍋で作ってゆく。
食の幸福を追求し研鑽を重ねるストレガの超人的な調理術は本日も健在だった。
焼き肉は脂と旨味が乗っていて、スープは澄んでコク深い味わいだった。頂く命を無駄にしない。
「美味しい!」
お肉には滅法弱いリディリディなどは相好を崩して実に幸せそうに串肉を頬張っていたのだった。
食後、すっかり陽が落ち、月が昇り、氷点下の凍てつく荒野にて、ストレガは湯気立つココアを鍋で作り、ララノアは香草茶を淹れ皆に振る舞った。
ストレガとシェリルは朝食の仕込みをし、一行は交替で見張りにつきつつ、二つの大テントに男女別に分かれて眠りについたのだった。
●
「おはようございます」
朝食は切断したパンに昨晩の香草包み肉の残りを挟んだものだった。
「あれ、今日は耳飾り外してるんですね」
「うん『普段からつけてると貴方絶対、落としたりして失くすから、大事な時だけつけなさい』ってヨハねぇが……」
青硝子の耳飾りはシスターからの言い付けで普段は封印されてるらしい。
そんな会話をかわしつつ朝食後、野営地を引き払って再び出発し、荒野を進む。
例によって昼前まで進み、昼食を取ると二日目の教導へと入った。
今日はストレガと長い金髪のエルフ青年イズレンディル・パラリムによる座学だった。
「シェリルさんはこの先、様々な大人の思惑に巻き込まれる事になると思います」
パラリムという氏族名を持つ青年は、深く青い瞳に懸念の光を燻らせ、運命を託宣する神官のように幼い少女へと告げた。
「優しさにつけこんで利用する悪しき者は必ず居るから、戦闘だけでなく交渉術も学ぶといいのだ」
というのはストレガだ。エーテル浄化は現在希少な能力故、攫われて奴隷として使われる事のないように、と。
「奴隷、ですか……」
さすがに不安げな光を黒瞳に浮かべシェリルが呟く。
「一人で無理なら誰かつけるといいのだ」
「ツェツィーリアさんが専属でフォローしていただく事は可能でしょうか?」
イズレンディルが羽付き兜の女兵士へと問いかけると、
「自分は町の弓騎兵隊長の一人なので……でも聖女はアルサーラムにとって重要でありますしね。それに、自分も孤児院出身で、シェリルとは知らない仲ではないですから、個人的にもなんとかしてやりたいとは思うであります」
なので職務としてあたれるかどうか後で町長と話してみるそうだ。
かくてイズレンディルはツェツィも含めてシェリルへと世間の仕組みと知識を教える事にした。
パラリムの青年は卓抜した教導能力を誇っていたが、しかしそれでも短期間で教えられる事は少ない。
その為彼は、
『自身で知識を得られる事』
を重視した。
これまでの道中雑談した所、シェリルは歌や物語に興味がある様子だった。
自身が過去に伝承歌に纏わる事で失敗した体験を面白おかしく語って聞かせ少女の興味を惹くと、各地で物語や歌を調べる方法――帝国の一般民にも閲覧可能な蔵書の閲覧方法などを教える。
それから本を調べて読むには文章が読めなければならないとして、基本の読み書きを教えた。
また資料検索のコツや、蔵書を見せてくれるような国――周辺国や組織の基本情報を伝えた。
さらには伝承歌を諳んじて世界とエーテルの成り立ちについても語っておく。メドゥの指先ら人の悪意の存在に纏わる内容も話をした。
「経験と知識が合わせる事で深く身に着くと思います」
陽が大分傾いた頃には、ぷしゅーと知恵熱を発してそうなシェリルへとイズレンディルは「がんばりましたね」と微笑しつつそう述べた。
「知識だけで失敗を無くすことは出来ませんが、知識は失敗を減らし挽回を適切に行う助けとなります」
そのように小さな聖女に伝えてしめくくり、その傍らツェツィーリアには各国情勢やメドゥの指先等の犯罪組織の存在と思惑を伝えておいた。
シェリルに降りかかる人の悪意の可能性について、自身が世界を渡り歩き冒険者として得られた知識を伝えておく。
「村長から無理を言われる程度ならまだ良いのですが……」
それほど甘い世の中ではありませんから、とパラリムのエルフは言った。
●
陽が落ちて夜。
「否応なく世界の流れの影響を受けると思っておりまして、やはり心配が先に立ちます」
エルフ青年はココア片手に憂慮を呟く。
「私やコルネさんの経験が、少しでもシェリルさんのお力になれると良いですね」
コルネの黄色の夜香蘭はそのように語っていた。
赤銅色の髪を持つエルフ少女は頷くと、少し気になっていた事をシェリルと話してみる事にした。
「シェリルさんって良く笑いますよね」
「はい、笑顔は皆を幸せにするらしいので!」
と香草茶が注がれた杯に口つけつつシェリルが言う。シスターからそう教えられたのだと。
「シェリルさん、私もね……亡くなったお姉ちゃんに『いつも笑って』って言われたんです」
湯気立つココアを手に呟くと、黒髪少女がコルネを見上げた。
「でも笑顔になれない時も沢山あった」
エルフ娘は遠くを見るように橙色の瞳を細め呟く。
「森を出て、色々な経験をして学校でお勉強して……悲しい事、悔しい事も沢山あった」
きっとシェリルさんもこれから沢山あります。
「そんな時は、無理に笑わないで……笑顔でいる事を、呪いにはしてはいけません」
それは何故か。
大切な人や仲間が出来て、
『本当の意味で私が笑顔でいる』事を――
『幸せだから笑っている』事を――
その人達が願ってくれていると解ったからだ。
お姉ちゃんの「笑って」は「幸せでいて」という意味だった事も――
「――貴女の笑顔は勿論、ひとを幸せにします。でも、何よりもシェリルさんが幸せでなければいけません」
橙色の瞳で少女を見つめコルネリウスは言った。
「シェリルさんが、心から笑顔で居られるように。つらい時は周りを頼って、我慢しすぎないでください」
――沢山の人と関わって、沢山学んで。きっといつか、解りますから。
●
三日目、本日最初に教導についたのはスィーリーンだった。
「シェリル様はエーテル浄化者でいらっしゃるのですね。畑を、大地の力を蘇らせられるのは素晴らしい事です」
赤紫鱗の銀髪少女は農業には思い入れがあった。
「ですが、まずシェリル様自身の幸せを優先して下さいね」
「昨日、コルネリウスさんにも似たようなことを言われました……」
と黒髪聖女。
鮮やかに明るいオレンジ色の瞳のリザード娘は頷くと、
「大切な事です。それに、他の方の幸せを願うのは尊い事ですけれど、ただ与えるだけではその人の為にはなりません。
畑を耕し作物の世話をして収穫を得る、
日々働いてその報酬として金銭を得る。
努力して得た物こそ身につくものですから」
と実にしっかりと地に足がついた教えを述べたのだった。
そして、
「私は手細工をお教えいたしますね」
「手細工、ですか?」
「ええ、食器、農具、他にも色々な物を作ったり修理したり、様々な小物を作れたら生活の上でも役立つと思いますので」
曰く、作った物は使うのは勿論、売ってお金を稼ぐことも出来るという。
「それは確かにお役立ちスキルですね!」
スィーリーンは微笑むと、
「はい。それに何より、自分の手から様々な物を生み出すのは楽しいですよ」
「楽しい、ですか?」
小首を傾げてシェリル。
赤紫鱗のリザード娘は頷き、
「ええ、ただの小さな石や木材だったものが、道具になったり家具になったり、アクセサリーにだってなります。何を使って何を作るか考えるのは、とても楽しいと思いませんか?」
「確かに、夢と希望がありそうです!」
創作意欲を刺激されたらしきシェリルが目を輝かせ、スィーリーンは共に小物作りを開始する。
その後、二人は木を削って櫛を二本作ると、それぞれ所持したのだった。
●
次にシェリルの教導についたのはララノアだった。
「わ、私は……お歌を教える、とうより……共に歌えたら素敵だと」
緊張している風の瓶底メガネなエルフ娘がおずおずと言った。
「わぁ、有難うございます! 嬉しいです!」
幸せそうな笑顔を浮かべて黒髪少女。
「えっと、祓凶祭の時のお歌って……覚えてらっしゃいます?」
「勿論! すっごく……素敵でした!」
曰く、あれからしばしば口ずさんでいるらしい。歌うと心が晴れるんだとか。
「とっても良い歌ですよね」
「あの歌は……幸せの祈り歌、お母様が歌っていたと……育て親様から教わりました」
とてもお上手だったと……歌は母の形見ですね、と緑瞳を柔らかく細めエルフ少女は微笑んだ。
「大切な歌なのですね」
「はい……ぁ! 一緒にダンスもどうですか? 私も練習中で……歌いながら踊ると、とても楽しいのです♪」
「そうなのですか、それじゃダンスも一緒にやってみます!」
という訳でララノアはシェリルと共に平原に歌声を響かせながら踊った。形見の歌の他、楽しくなる歌、元気の出る歌、色々な歌を歌った。
小一時間後、
「た、たのしいですけど、歌いながら踊るって大変ですね……」
おろおろしているララノアの傍ら、ぜいぜいと四つん這いになって息を荒げているシェリルの姿があったのだった。
身体を鍛えるのに良さそうではあった。
その日の晩、例によって男女別に分かれた大型テントの中、ランプの明かりの下、ララノアはシェリルと話をしていた。
「――両親を知らずともオババ様がいました。一人になって本当に寂しくて怖くて……しかも大変……貧乏になりました……」
「貧乏」
「はい貧乏」
貧乏が限界突破し仕方なく冒険者になった過去を持つエルフ少女は言った。
「お金……全然増えないのです……不思議……」
困っている? 人にあげたり、働き先をドジでなくしたりで全然溜まらなかったのである。
「なんか、すっごく、わかる気がします……!」
私も貰ったお金すぐ消えた、とシェリル。
「でも、お金が無いと、いざという時、何も出来なくて……! シェリル様も……自分の為、誰かの為に、少し貯めておくと良いですよ……」
「……わ、わかりました」
身につまされる話にごくりと息を呑んで頷き黒髪少女。
かくて聖女は貯蓄の重要性を覚えたのだった。
それはそれとして、
「今は沢山の人に出会えて寂しくないです」
ララノアは微笑んだ。
「あなたも……良き縁に恵まれます様に……」
少女は静かに子守唄を歌ったのだった。
星空の下、穏やかな眠りを。
●
四日目の教導者の一人はリディリディだった。
「シェリルさんは杖をお持ちですし……魔法を練習してみませんか?」
「わぁ魔法! 私も使えるようになれるのでしょうか」
「とりあえずやってみましょう」
という訳でブロンドのエルフ娘は黒髪聖女に魔法の手ほどきを行った。
しばし後にシェリルの杖先から蒼白い閃光が迸り、
「わ、なんか出ました!」
「やりましたね! それが魔法ですよ」
シェリルはエーテル浄化者であって、戦闘向きの授恵者ではない。
なので魔法の行使は難しいのではとリディは考えていたが、一応行使できるレベルの能力・才能はあるようだった。ただやはり威力はとても弱かったが。
「魔弾、メテオライトのような基本的なものが使えれば便利ですが……とはいえ、今回のように貴女は護衛をされる身です……直接荒事に立ち向かう必要はありません……」
リディは少し考えつつ、
「……そこから石を投げてもらっても良いですか?」
シェリルは頷くと位置について石を放り投げた。
ゆるく放物線を描いて飛んで来た石に対し、リディは風を身の回りに逆巻かせ、弾き飛ばした。
「おおー!」
「ハリケーンウォール、といいます……貴女が習得するのはこちらの方が良いかもしれませんね……」
という訳でシェリルは防御的な魔法を習得すべく、リディから色々と教わってゆくのだった。
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続いての教導者はマリイだった。
「魔法については私も少し教えられると思います」
銀髪金瞳のエルフ娘はシェリルに魔法射撃させると、主に弾道の癖やコントロールのコツといった命中関連を中心に教えた。
その後、
「個人的に覚えてほしいのはヒール、でしょうかね」
「回復魔法ですか?」
「はい、今後何があるかは分かりませんし……」
という訳でシェリルはマリイからヒールに関して教わる事にした。
また実践だけでなく魔法に関する知識もエルフ娘は黒髪聖女へと教えていった。
基礎を中心に、既にシェリルが知っている知識を聞いて広げていく。
「シェリルさんにはどの魔法が合うでしょうかね? 大抵のスキルはどの魔法でも応用できると思うので、自分に合ったものを見つけると掴みやすいかもしれませんね」
「自分に合ったもの、ですか……」
「はい、因みに私は召喚魔法が得意です! ……というか他は正直微妙だったりします」
「マリイさんも不得意なものとかあったりするんですね。でも召喚、魔法……ですか? 召喚魔法って初めて聞きました」
「ああー、召喚魔法っていうのは、こういうのですよ」
マリイを手を翳すと指先より星が煌めく夜宙のような身体を持つトカゲに似た星の精霊を出現させた。
そしてトカゲは無数にある尻尾のうち一本を金色に輝く矢として飛ばす。
「SU・GO・I!!」
黒髪少女はキラキラと瞳を輝かせ両手を激しく打ち合わせ拍手した。
「私も召喚魔法やってみたいです!」
星の精霊に大分心奪われたらしい。
という訳でシェリルは召喚魔法に関する知識を教えて貰う事になった。
「それと、これは私個人の趣味ですが……魔法陣や言葉、縁起が良いもの、花等を刺繍してお守りや魔除けにするのです。効果はさておき想いを形に残すのも素敵だと思うので、興味があればぜひ!」
そんな事をマリイは勧めたのだった。
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五日目、昼食後に教導、というよりは雑談するようにフレイヤが言った。
「私も曲がりなりにもシスターしてたんだけどー、結局~こういうのって雰囲気で慣れていくのが一番なのよ。郷に入っては郷に従えってやつ?」
「ふんいき、ですか?」
「そうそう、無理に気取る必要とかないからさ、最初のうちはテキトーでいいのよテキトーで♪」
黒服に身を包んだ赤髪のツインテ娘は明るい調子でそう言った。
歌が好きだとシェリルから聞くと、
「歌とかさ、ほら……宴会きたーって感じでうぇーいすればいいんじゃない?」
「うぇーい?」
小首を傾げて黒髪娘。
「そそ、うぇーいw」
頷いて赤髪娘。
「うぇーいw」
「うぇーいww!」
「うぇーいwww!」
意味不明なノリで少女二人は馬鹿笑いし始める。多分箸が転がっても大笑いしてそうである。
「そうそうwww んで、順番に歌ったりしてさ、てかさてかさ私も歌おっかマジで?☆」
「良いですね、歌いましょうっ!」
という訳で二人で荒野にゴキゲンな歌声を響かせてゆく。
その後、護身や戦闘の話になると、
「魔法職だけど刀で戦うよ? え、別にダメとかそんなルールないしw 別によくねって感じでめっちゃいいやつ買ってやったわw」
赤髪ツインテ黒服娘はすらりと刀身150cmほどもある大太刀を抜き放ち構えてみせる。
「わぁ!w これはw すごいっw おっきいですねっw フレちゃんw まじパナイ!www」
きゃっきゃと拍手して黒髪聖女。
「まぁそもそも誰からもダメとか言われたことすらねーけどねw いやでもシェリル笑い過ぎじゃね?www」
お子様は影響を受けやすいものである。
「あっ、すいませんw」
「いや良いけどねw そうだねー、やっぱり魔法職らしく一応遠くの敵には魔法スキルで攻撃するけど、近寄られたら刀で返り討ちみたいな? やっぱ自分から動くとかありえないしー、敵に動いてもらった方が楽じゃね、的な?」
「なるほど、基本迎撃用なのですね」
ふむふむと頷いてシェリル。草は取れたようだ。
そんな友達感覚な調子でフレイヤは沢山喋りながらシェリルの動向を楽しんだのだった。
●
「ふむ、少しマシになりましたね。杖を振るう時はより体全体と連動させてください」
今は杖を手に素振りしているシェリルの様子を眺めつつウィレムが言う。
再び剣も渡して振らせてみれば、風を切る音はなかなか鋭かった。
●
やがて一行は無事に南村へと到着した。
別れの際、
「不安はないですか? 大丈夫……いってらっしゃいませ!」
ララノアはシェリルの額にキスをして送り出した。
青硝子の耳飾りをつけ、リボンで長い黒髪を結い、法衣を纏った小さな聖女は嬉しそうに笑うと、
「有難うございます。いってきます!」
そう言って兵達と共に村内へと消えていった。
(神様? は、賑やかで楽しい事がお好き? 今回も届きますように……どうぞシェリル様もお守り下さい)
ララノアと一行は南村でこれから行われる浄化儀式の成功を祈ったのだった。
マスターコメント
ロングシナリオ普通 報酬:標準10 / 6〜10人
2021年12月10日 10時51分50秒 公開
参加者
相談掲示板
シーフのベルクだ、よろしく頼む。 とりあえず最悪の場合無手でもできる護身術でも教えようかと思う。 (主に金的とか目つぶしとか) まぁ最大の護身術は全力での逃走なわけだが。
ぇと…ヒーラーのララノアでしっ よろしゅくお願いいたしましで(がばちょ礼 わ、私はせっかくですので、お歌を…一緒に歌えたら、素敵だなって(もじ
No.3
キャスターのリディリディです。 その・・・、よろしくお願いします。 護衛の他は、そうですね・・・。 シェリルさんは杖を持っているということですし、キャスターの魔法をもしかしたら習得できるかもしれませんね。 魔弾やメテオライトくらいから教えて行こうかと思っています。
エルフのキャスター、イズレンディル・パラリムと申します。 飛び込みの参加となります。お初の方もそうでない方も宜しくお願い致します。 シェリルさんが世間の事をあまりご存じないことが少し気がかりでして、 世間の事をお伝えする事、また必要になればご自身で学びを得られるように、ということを 中心にお伝えできればと思っております。 世間を知らない、という点では、大森林を出る前の私も同じでしたので、親近感を感じますね。
キャスターのスィーリーンと申します。 よろしくお願いします。 私は手細工をお教えしようと思っております。 生活の上でも役立つと思いますので。
おそくなり☆ フレちゃんたそ〜 歌ってか、カラオケ的な〜? 好きに歌えば良くね?って感じで教えちゃうね(
ウィレムと申します。新参者ですが、宜しくお願いします。 剣、ともありますので、少しそのあたりで触れてみたいと思います。
コルネリウスです、よろしくお願いします。 自分の経験なども含めてお話しつつ、一般技能では薬草などの植物知識をお伝えできればと思います。
遅くなりましたすみません! マリイと申します。 私も魔法を少しと、お裁縫……というか刺繍を用いたおまじないを教えられたらなと思います。