【暗輸】マルシェ・ノワール【求和】
崎田航輝
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シナリオID:1664
オープニング
同盟の街エルムポート。
湾岸部に位置する商業都市の、その商館の一室にて……モクトル・モハは冒険者達へそんな言葉を告げていた。
それは勿論、街の周囲で起きていた芸術品の強奪や、富豪の失踪から浮かび上がっていた組織犯罪の件の事。
冒険者達による先の調査によって、その実態が詳らかになったのだが――
「山岳に造られた闇市、ですか」
改めて報告書を手にしながら、モクトルは声を零す。
街から大きく離れてもいない場所にある、その犯罪の坩堝の存在に……モクトルの声音と表情は、深く曇っていた。
街の商業に仇なす組織犯罪の活動地。
それが街の北西方向の山中にある事が、前回の作戦で明らかになっていた。
開けた一角を利用した、村ほどの大きさもある闇市だ。
出入りこそ監視されるようだが、内に入った客や商人は束縛のない“自由”な売り買いが出来る、そんな場所である。
「……だけでなく、オークションまで開かれているというのですからね」
商材は盗品やどこかからの横流しの品だろう。
腕の立つ者に外で商品を“調達”させ、大した投資もなく大金を生む。そこで商品を買う客は、後ろ暗い品であるかどうかなど気にしない。
無法者による無法者の為の、マーケット。
そこは今も進行形で経済活動を行っている事だろう。
「――これを許す事は出来ません」
モクトルは改めて、その声音に静かな怒りを込める。
そして冒険者達へ頭を下げた。
「また、力を貸して下さい。この闇市を――壊滅させる為に」
●闇市へ
「今回は、前回よりも更に危険な仕事となってしまうかも知れません」
と、モクトルはそう前置いた。
闇市の存在が明らかになった以上、街として法の面から糾弾する事も出来る。ただ……そうしたところで、素早く逃げられてしまうのは目に見えていた。
元より、敵には戦闘能力を持った者が多数いる。街の者が乗り込んだとて、返り討ちに遭ってしまうのが落ちだろう。
闇市を潰す為に必要なのは……結局の所、力で敵の力を削ぐ事。
「そこで皆さんには闇市に潜入し――戦闘員にあたる者を全員、打倒してほしいのです」
前回の調査によって、闇市の大まかな造りは判明している。商材調達を行う賊達が常駐していると思われる住居も割り出せた。
「それらの男達や、門番。オークション会場と思われる建物にも、見張りや用心棒などはいるはずです」
そういった戦闘要員を無力化する事が出来れば、闇市を守るものはなくなるはずだ。
とはいえ、敵も簡単にやられる程弱くはないだろう。
「特に、場を仕切っていると思われるライメルという男には注意が必要でしょう。一人で首魁をしているなら相応の戦闘力を持っているはずです」
警戒を、とモクトルは言った。
「それでも、こちらに有利な面もあります」
モクトルはそう冒険者達へ続ける。
それはこちらが既に、闇市に客として参加出来るだけの信頼を得ている事だ。
「馬車は用意できます。それに乗り、商人風を装えば正面から闇市に入る事も可能でしょう」
無論、怪しい動きをすれば警戒される可能性もある。
山岳を伝ってゆく事で門番に見つからずに潜入出来るルートも判明しているので……どちらか一方を選ぶか、或いはそれぞれに別行動を取るかは冒険者次第だ。
「オークション会場などに関しては、客として堂々と参加した方が動きやすい場合もあるかと思います」
適宜場面に応じて作戦を、とモクトルは冒険者達に委ねた。
「それから、これは可能性の話ですが――」
と、モクトルは少し思案しながら言った。
曰く、闇市はそれ単体で運営できる仕組みにはなっているようだが……それが組織の全てなのかというと疑わしいのだという。
「敵が大規模な組織なのだとしたら、闇市はあくまで活動場所の一つであって……本拠地はどこか他の場所にあるという事も考えられます」
無論、真実は判らないが……故にこそ、正確な情報を手に入れる必要はあるだろう。
「その為にも、敵の首魁――ライメルは可能であれば捕縛した上で、尋問なども行って頂ければ助かります」
潜入に打倒、情報収集。
やるべき事は多いけれど。
「それでも、皆さんだからお願いできます」
是非力添えを、と。
モクトルは信頼の瞳を冒険者達へ向けていた。
解説
マスターより
リプレイ
中天にあった太陽が下がり始めた頃。
まだ明るい時分から、潜入組の面々は山中から闇市を見下ろしていた。
「この時間でも出入りしている人は多いみたいだね」
ルチル・プルメリア・グレイハーツは呟く。
山岳の闇市は、既に賑わいの様相だ。本番とも言えるオークションは夜からのようだが、それ以外の取引も活発らしい。
ララベル・サン・ディーベルは、きゅっと真剣な相貌を作る。
「今のうちに、調べられる所は調べておかないとね」
「だな。黒幕を押さえるためにも」
と、拳を打ち鳴らすのはハヤト=ガラン=ヴォルファング。これから飛び込む無法者の坩堝にも、恐れをなす様子は皆無で。
「さ~て、動くとすっか!」
言って坂を滑り降りると――ルチルとララベルもまた、それぞれに動き出した。
ルチルは広く市場内を窺える高所に陣取っていた。
「それじゃ、頼むよ」
そうしてそっと手のひらから下ろすのは――栗鼠のラト。囀るように応えるラトは、草木に隠れつつ分身と共に闇市に入ってゆく。
その視界を用いて情報を探る策だ。
ルチルは自身も視覚を研ぎ澄ませて全体を窺いつつ……始めに、ラトに市場内をぐるりと巡らせて構造を把握。
(外にいる戦闘員は少ないみたいだね)
それをおおよそ理解すると、次は客の出入りの少ない北側へ。特に静かな北端中央の建物に、壁歩きを利用してそっと近づいてもらう。
内部の見える判りやすい窓はないが――隙間は皆無ではない。扉と壁の間から上手くラトを滑り込ませ、中に入らせた。
(広さの割に、ひとけは無いけれど――)
それでも確かな気配はある。
奥の部屋への隙間から覗くと、ローブを身につけた一人の男の背中が見えた。
『……これで、今日はオークションを開くだけか』
独り言は、闇市の動きについてのものだ。近づけるぎりぎりまで、天井から寄っていくと――幾つかの書類があるのも見えた。
他所との遣り取りを行っているものらしく……それがこの男が闇市の首魁である証左。
(声からしても、ライメルに違いないか)
ここはその住居だった訳だ。
広く頑丈そうな造りなのも、防備を考えてだろう。
(これ以上は、近づけないね)
一先ずは、この辺りが限度だ。後は、隠し通路などが無い事を確認してから――ルチルはラトを建物から引き上げさせた。
(こいつらが全員、非合法なもんの売り買いをしてるとはな)
本物の市場のような賑やかさを、ハヤトは物陰から眺めている。
闇市の東側。その露店を遠目に見る形で潜入してきていた。
行き交う人々は、逸れ者のような男から羽振りの良い商人まで様々。今日闇市が潰れるかも知れないとは思ってもいないのだろう、皆が自由な売買を謳歌している。
(さて、こっちは、と)
ハヤトは陰から陰へと隠密し、そこから北東の建物へ。
エーテルの波を奔らせて――
(おーおー、居るじゃねぇか)
その内部に複数の気配を察知した。
横に回って小さな窓を見つけ、内部を窺うと……確かに、戦闘員らしい装束の男がいるのが判った。
一人に一部屋、という配置でここで寝泊まりしているのだろう。後は可能な限り聞き耳を立てて、巡回の交代時間なども把握。
『――とまあ、こっちはそんな感じだ』
『了解』
と、応えるルチルともテレパスでやり取りしつつ――西側もまた調べを進めていった。
ララベルは露店のある一帯を素早く抜けて、オークション会場の裏手に辿り着いていた。
(大きな建物だね……)
闇市の中心とも言えるそこは、巨大な屋敷だ。豪奢ながら、中が見える窓などはなく厳重でもある。
そして――
(見張りもいるね)
裏手側には建物の裏口もある。
そこに武装した男達が立っていた。警戒も欠かしていないようで――
「……危ない、っと」
男達がこちらを向く直前、ララベルはひょいっと身を隠してやり過ごす。
(それでも、ずっと外を見てるだけじゃないね)
再び窺っていると、男達は会場内に入っていく時間もある。内外を定期的に行き来しているようで……ララベルはその周期を把握。
更に闇市内を巡回している戦闘員の、行動パターンも記録していった。
夕刻も近づく頃、闇市に近づく馬車がある。
金銀の装飾を身に着け、これみよがしに“成金”の姿を演じるオゴス。そしてその傍に付き従う形で座席に座る――夕霧と、キオルティス。
門番から簡単に検分され、怪しまれる事もなく中に入ると……すぐに、人々の賑わいを目の前にしていた。
「これが夜になれば一層盛り上がるわけですか」
オゴスの呟きに、夕霧は「成程のう」と声を零す。
陰に隠れ、違法の物品で金を儲ける。
うろつく巡回などの戦闘員がそれなりの戦闘力を持っていそうなのも、結局最後には力に訴える姿勢があるからだろう。
「くふくふ! まぁ、連中もクズであるな!」
要は悪人の牙城だから、と。
「全員、さっさと始末したい所じゃの。別に、首魁以外は邪魔なだけであろ?」
「なるべく捕虜にしたい所ではあるけれどね」
キオルティスは言いつつ、先に立って歩み始める。
何にせよ、目立った動きをするなら適した場所で、だ。まだ、この後やってくる仲間もいるのだからと――まずは露店を巡っていった。
丁度その頃、新たな馬車が闇市を訪れる。
海神・江流が御者を務める一台だ。座席にはヴィナスがついており――こちらも商人としてやってきた形。
一度門番に止められると、それも素直に受けていた。
と、ヴィナスはその男の武器を軽く確認する。
(武器は、普通か)
地理的には、ドワーフ王国も遠くない。不法な武器輸出シンジケートに携わると思われる鍛冶師――ソルスとの関連を疑っての事だ。
その門番の武器自体は特別なものではなかった、が……その視線に、門番は微かに不審げな目を向けてきていた。
ヴィナスは無礼を謝罪して言う。
「うちの連中の仕事用の武器を探していてね」
「方方回っても手に入らない。ただ、それくらいのものが欲しいという事なんだ」
そう言葉を添えるのは江流。
傭兵団の商人たるヴィナスの、仲介役として補足するように続けた。
「ここなら金で手に入るあらゆるものがありそうだ、と言うからね。こちらも、楽しみにしている所で」
立て板に水で連ねて言うと、門番も納得したのかそれ以上は特に突っ込んではこず――無事に闇市内に入る事が出来る。
それから二人は暫し現場の観察。
江流はオークション会場の出入り口を確かめると、中で用心棒らの配置も確認。更に今日の商品一覧を記した物を受け取る事が出来た。
「これでオークションの動きも細かく予想がつく」
「そうだね。後は――」
と、ヴィナスは巡回の戦闘員らしき男へ、敢えて声をかける。
「失礼、少しばかり、商売の話がしたいのだけれど……」
それも決して小さくない話故、筆談が良い、と。
それに対し、男は始め迷う素振りを見せたものの……「少し待っていてくれ」と言って一度北へと下がっていった。
江流はそこでルチルらとテレパスを交わし、頷いた。
「ライメルの方へ向かったらしいよ」
許可を取りに戻ったという事だろう。実際、ライメル本人は来なかったが――同じ男が再びやってきて、話を聞くと言った。
場所は露店の端。その無人の一角に陣取ると、男は話を促す。
応じたヴィナスは『集団で相手を蹂躙する武器を探している』と伝えた。死に至るが即死しないような武器を求め、情報収集の一環として来ている、と。
男が傭兵団について聞き返して来ると、それには百人の規模を持ち、人里離れた位置に拠点があると返す。
『頭領は用心深く、信頼ない相手には姿も見せないが、信頼する相手なら街の1つや2つを滅ぼすくらいはお友達料金で引き受けてくれる』
それは無論、ハヤトや実際の傭兵団とは似ても似つかぬ情報だが……“裏”側の人間だと伝えて警戒を解きつつ、相手の興味を惹く事には成功した。
『市場ではすぐに用意出来ない。だが伝手はある』
それが彼の回答。
良い武器を作る連中がいて、それが闇市とも繋がっている――そんな情報を読み取る事が出来た。
商談の間、江流はヴィナスの背後に控えつつ、一応警戒の姿勢を見せている。ライメル本人は来なかったが、収穫はあった形だ。
(ライメルは、客は大事にするみたいだな)
なら一層、動きは読みやすい。
仲間達がこれから行ってくれる事も有意に運ぶだろう、と。
「敵は少なくないですが……皆さんが動きを把握してくれているようです」
賑わいに紛れながら、オゴスはそう小さく口を開く。
露店を巡りつつ――仲間からのテレパスで得た情報を夕霧やキオルティスに伝えている所だった。
キオルティスは成程、と返す。
「闇市に損得がある事が起これば、ライメルは出向いてくれそうだね」
「なら、こちらも出来る事はしておこうかのう」
と、少し二人から逸れて歩み出すのは夕霧だ。
視線の先にいるのは……巡回している戦闘員。交代時間なども判っている為、その男がこれから居住地に戻ると知っていた。
夕霧は――そこに“誘い”を掛ける作戦を実行するつもりだ。
(ま、問題なかろ)
可能なら会場の見張りを排除したいところだが、見張りは会場につきっきりらしい。纏まって行動してもいる為、今狙うのは断念せざるを得なかった。
巡回している戦闘員なら、必ず一人になる機会がある。
それが、今この時だ。
「長くはかからぬ。先に作戦を進めていても構わないのじゃ」
夕霧は言って、一旦二人と別行動。ひとけの少ない場所で戦闘員の進路上に立って、声をかけた。
素肌を見せ、弁舌も駆使して――色仕掛けだ。
戦闘員の男は迷う素振りはあったものの、疑う様子もなく……最後には誘いに乗って、夕霧を居住地の部屋へ案内した。
「ここがぬしの部屋か?」
敵の懐と言っても良い場所だが、夕霧は緊張の素振りも見せない。
仲間の情報で、巡回後は暫く自由時間になると判っている。部屋から出てこずとも、不審に思われる事もないだろう。
だから――
(まずは一人、片付けさせてもらおうかの)
そうして男が背を見せた瞬間……夕霧はマジカルポケットから剣を取り出して一突き。
なすすべもなく倒れる男を見下ろした。
「済まぬの。じゃが――ギルドに依頼をされるようなヘマをする方が悪いのじゃ」
夕霧は自身を正義の人などとは思っていない。安全に金が稼げるから、ギルドに属しているだけの事だ。
だから奪い合いになれば見合った手段を取る。それだけの事だと。
それきり視線を外して、夕霧は窓から脱出した。
その頃、オゴスとキオルティスはオークション会場に入っていた。
時刻は夜となり、開催も間もなくだ。オゴスはその中でエーテルの波を走らせて、建物の構造を把握している。
同時にすれ違う者全てを観察し、戦闘員とただのスタッフを区別し覚えてもいた。
「こちらのようで御座いますよ」
と、その間もキオルティスは不審に思われぬよう、導く素振り。オゴスを敬愛以上の対象とする――そんな執事としての成りを崩さず歩んでいた。
同時につぶさに時間を確認して。
「そろそろです」
ホールに人が集中してきたのを機に、合図代わりに言う。
オゴスも頷いた。丁度、夕霧も戻ってきたところで……テレパスで仲間の状況も問題ないと判っている、いいタイミングだから。
「では始めましょうか」
小声で言うと、オゴスはスタッフの一人の動きを見定めて――通りすがりに偶然を装って、自分の足を踏ませた。
「――おう、何しやがる」
オゴスの言葉に、スタッフの男がはっとする……それと同時に、キオルティスも憤怒の表情を作ってみせる。
「オゴスさまの御御足に何を……っ!」
そして払うように足をのかせ、逆上の様相を見せた。
スタッフはそれに怯んだか、「失礼」と謝る様子は見せるが――キオルティスは納得を示さない。
「仮に詫びに履物を舐めたとて許すまじ行為……そのような言葉一つで謝罪になると?」
寧ろ、その事に侮辱を感じたとでもいうように、一層の怒りを込めてスタッフ全体をねめつけた。
「貴殿ら、この失態……万死に値すると思われよ!
すぐに会場は騒然とし、人々が遠巻きに様子を窺い始める。スタッフも流石に取り繕おうとするが……オゴスは首を振った。
「何にしても、お前じゃあ話にならん。上の者を出せ」
オークションどころではない事態を、スタッフも無視出来ないだろう。相談をしてから……言葉に応じるように奥に下がっていった。
すると長い時間を置かず、場に一人の男が現れる。
『ライメルがそちらに向かったよ』
と、オゴスは丁度ルチルからテレパスを受け取っていた。風格からしても、間違いないだろうとオゴスも判断している。
「うちの者が粗相をしたようで」
そう言った男――ライメルは「申し訳ない」と謝罪を述べた。
オゴスは心内では警戒をしつつ、始めは食って掛かる。
「この落とし前、どうつけてくれるんだ?」
「ええ」
と、キオルティスも言葉を続ける。
「言いたい事はまだある。オゴスさまの懐から幾分、金銭が無くなっていた。オゴスさまにとっては小銭ですが――誰かが掠め取ったのでしょう」
管理体制はどうなっているのか、と。
それらの訴えにライメルは頷きを返した。
「それは重ねて失礼を。補填に、うちの商品から一つを譲らせて頂こう」
ただ、と続ける。
「うちも誠心誠意、やらせて頂いている。余り難癖をつけるようなら……こちらもこちらなりに対応させて頂く事になる」
それは闇市を仕切っている者なりの、威容を感じる言葉だった。
オゴスにとってはそれも想定内。気圧されたように、最後にはもごもごと癇癪を詫びて……騒ぎを収束させる。
それからホール裏に通されるとそこの造りも把握して――立ち去る前には、エーテルを広げてライメルをマークした。
「どうじゃ?」
ホールに戻ると、傍らの夕霧の問にオゴスは頷く。
「ライメルはホール裏に残っているようです。しばらくオークションの様子を見る事に決めたようですね」
それは他でもない好機に違いなかった。
同じ頃、ララベルはライメルの住居へと忍び込んでいた。
合流したルチルから、ライメルが建物を出たと知らせてもらったのだ。
(誰も……いないね)
一応確かめつつ、ララベルは奥へ向かう。ライメルが会場にいる間に、調べられる事は調べておく算段である。
「書簡とかがあればいいけど――」
と、そこで丁度書斎に行き当たり、捜索。
すると様々な遣り取りが窺える書類が出てきた。
「……やっぱり闇市は仕事の一部なんだね。一番連絡が多いのは……この場所、ゴールディかな?」
判るのは背後に大きな存在がある事。
それから必要な書類を纏めて、外に出たララベルは――近くの仲間の動きも聴覚で感じ取って。
「そろそろ、だね」
その手に細剣を握る。戦いの時間が訪れようとしていた。
●闘争
合図はテレパスと、視覚や聴覚を研ぎ澄ませた仲間同士の簡単な身振りで行われた。
敵の位置を把握し、仲間全員が位置についた最大の好機。その瞬間に冒険者達は……一斉に戦闘態勢に移る。
最初は、会場前の裏手側へ降りてきていたルチル。
(出てきたね)
と、丁度建物内から見張りが現れたのを見据えると――迷わず射撃。強靭な鋼弦から放った一矢で膝を貫き、まずは一人を崩折れさせた。
「……! 何だ――」
はっとする二人目の見張りが、事態を把握する前にルチルは二撃目の準備をしている。
そして相手がこちらに気づく頃には……再度の射撃。足を射抜き、一瞬にして行動不能に追い込んでいた。
そうして手早く彼らの武装を取り上げて無力化すると――
「次は向こうかね」
目指すのは戦闘員の居住地。すぐに異変に気づくであろう戦闘員らを合流させない目的だ。
無論、建物外には他に巡回の戦闘員もいる。
が、歩んできたそんな一人が、ルチルに気づく直前。その背後に素早く走り込んでいたのが――忍刀を抜刀するハヤト。
気配を消しての疾駆に、戦闘員は最後まで気づかない。ハヤトは零距離に迫り一閃、エーテルを棚引かす斬撃でその意識を奪い去った。
「よし、と」
それからその戦闘員の上着を脱がし、紐代わりにして捕縛すると――
『それじゃ、俺は東に行くぜ』
『了解』
と、ルチルとテレパスを交わし、そのままルチルとは逆側の居住区へと走る。
そこからは丁度、戦闘員が違和を感じて表に出てきた所。程なく、何かの騒ぎが起こったと気づくはずだろうが――
(そのチャンスも与えねぇぜ)
建物の角に回り込んだハヤトは、彼らの背後から強襲。命は奪わぬよう注意しながら、まずは背を一突きして一人を地に沈めた。
「っ、何者だ!」
横の戦闘員がハヤトに気づき、短刀を抜き放とうとする。
が、それを見越していたハヤトは既に飛び退いて、近接の間合いから外れていた。それでも戦闘員はナイフを投擲してくるが――
「喰らうかよ!」
ハヤトは悠々と跳躍しながら回避。直後に縦一閃の斬撃を返し、その一人も倒していた。
遅れてもう一人の敵が出てくるが、遅い。狙いを向けられる前にハヤトが斬撃を見舞い、一瞬の内に気絶させている。
「これで終わりだな」
夕霧が前もって数を減らしてもいたため、苦戦も無かった。
その男達を捕縛し、西へ向かうと――ルチルも戦闘中。居住地から出てきた賊へ光の矢を弾けさせ、一斉に体力を削り取っている。
「加勢するぜ!」
「悪いね」
と、応えたルチルにハヤトの力も合わされば、後は早く。すぐにその場の戦闘員全員が打ち倒された。
オークション会場内でも、冒険者達は迅速。
ホール内に立つ用心棒へと、まずはオゴスが狙いを定めていた。
「……!」
用心棒ははっとするが、遅い。
直後にはオゴスが魔導書を開き、海色の光を顕現。光球を雨と降らせて用心棒二人を穿つ。
それでもまだ倒れぬ様子だったが――
「頼めますか」
「勿論」
応えるキオルティスも奔っている。鮮やかに跳躍すると壁を蹴り、頭上を越え――瞬時に用心棒の背後を取っていた。
そのまま、振り返る暇すら与えない。すらりと細剣を抜き放つと一撃、流麗な剣閃を踊らせて背を抉り、気絶させてゆく。
「そちらは……問題なさそうだね」
と、見ると――間合いを取ろうとしていたもう一人の敵へ、夕霧が迫っていた。
気配もなく、音もなく。
さながら夕闇に落ちる陰のように、用心棒の懐へ入り込んだ夕霧は……至近から一刀、突き出した刃で容赦なく躰を貫いている。
「これで仕舞いじゃな」
言葉通り、抵抗も出来ぬままその用心棒は倒れていた。
「さて、向こうはどうかの」
ホール裏では、いち早く事態を察知したライメルが裏口への退避を目論んでいた。
が、その道を塞ぐように滑り込んできた影が、二つ。短剣を手に臨戦態勢をとるヴィナスと――それに続く江流。
「悪いけど、通さないよ」
ヴィナスはライメルが戦意を見せるより早く、斬撃を喰らわせて――刃に纏わせていたエーテルを光糸と成してその体を縛り付ける。
「今のうちに」
「助かるよ」
そして応えた江流も、大脇差を素早く奔らせ……軌跡を光印としてライメルへ刻みつけていた。
「授恵者……!」
一瞬で機動力と攻撃力を奪われたライメルは、憎らしげな声を吐く。
それでも冷静さは残っているのか、あくまで意識は出口に向いているようだったが――
「無駄だよ」
言ってそこから現れるのが、ララベル。
ヴィナスと江流、二人と合わせて完全に退路を断ちながら――真っ直ぐに踏み込んで連撃。強烈なまでの刺突を重ね、ライメルに鮮血を零させた。
呻くライメルも、暗色の光を爆発させてくるが……減退した魔力では威力も不十分。三人は倒れる事なく、一斉に反撃を加えてライメルを戦闘不能に追い込んだ。
皆が会場から出た時にはもう、殆どの敵が倒れている。
残る敵も少人数では抵抗するすべもなく――闇市の戦闘要員は、生きて残ったものは全員が捕縛された。
闇市の客らは暫し騒然としていたが……程なくやってきたモクトルを始めとする街の面々によって、鎮められ始めていた。
「これで良さそうだな」
「うん」
と、江流やララベルが改めて戦闘員をロープでしっかりと縛り、ひとところに並べると……オゴスも彼らを見下ろす。
「抵抗しなければ危害は加えません」
ご協力をお願いします、と。
その言葉にもはや彼らも逆らえない。皆が神妙に、従う姿勢を見せていた。
キオルティスはライメルに尋問を始めている。
「ん? キミはトップ? 全体を見れば違うよね?」
後生大事に秘密を護り抜いて、何か見返りでもあるのか、と。
その言葉にライメルは俯いている。
キオルティスはライメルを縛る前に服を剥いて、辱めを与えてあった。そのせいもあってだろう、ライメルは始めは黙っていたが……観念する様子で呟いた。
「……ターブという街がある。俺はそこから来た」
「そこにお友達が居るわけだ。ちゃんと、紹介してほしいな」
ヴィナスが言うと、ライメルはぽつぽつと語り始める。
“商会”とだけ呼称される組織があるらしい。それは十人や二十人程度ではない、ある種の巨大な構成員の集まりだ、と。
「書類から判ることとも一致してるね」
そう言ったのはララベル。手にする書類には、ゴールディの一角にある街との遣り取りが記録されている。
ライメルは力なく頷いた。
「小さな闇市など、稼ぎの一つに過ぎない。あそこは街全体が“商会”のものだ。街そのものが……組織なんだ」
「各地で稼いだ金が、そこに行くって事かい」
ルチルの言葉もライメルは否定しない。
ハヤトはへえ、と声を零す。
「さしずめ、犯罪集団の派遣元って感じか? 売上は殆ど自分らに集まるんだろうが」
「防備も固められてるかも知れないね」
ヴィナスの言葉に江流も頷いて続ける。
「ソルス――武器輸出シンジケートもそこに出入りしてる可能性が高いんだ」
「ほう、中々の悪じゃのう」
夕霧の言葉に、オゴスも頷く。
ここは末端だった訳だ。ターブというその本拠地は、更に危険だろう。
「それでも必要ならば、赴く事になるでしょうね」
皆もそれには頷く。討つべき敵がいるなら、足を止める理由にはならない、と。
そうして必要な情報を聞き取ると、冒険者達はモクトル達に彼らを引き渡し――期間の準備を始めた。
マスターコメント
ミドルシナリオ普通 報酬:多い8 / 6〜10人
2021年12月12日 14時05分30秒 公開
相談掲示板
シーフの海神江流だよ。今回は宜しくね。 取り敢えず、 客として闇市に正面から入るか、山岳を伝って潜入するか または人を分けて両方から行くかを決めないといけないのかな。 今の所は6人だからどっちかにまとまってもいいのかなとは思うけど、上限まで参加者が集まったらちょっと寄せると目立ちすぎる感はあるね。 あと、山岳を伝っての潜入の場合って闇市に入った後も一貫して隠密行動を通した方がいいのかな?そのへんの捉え方でちょっと難易度なり適材の条件が変わりそうな気がする。 客としていくなら話術とか交渉とかつけるか、山岳を伝うなら、ホライゾナルジャンプとかハイディングとか便利そうかなーと思ってみてるところ。
オゴスと申します。どうぞよろしくお願い致します。 >班分け 全員で同一の行動を取るのもありと書かれていますが、分担して連携をとった方が敵の打ち漏らしがなくなりそうです。 テレパスなどで会場の内外で情報をやり取りできればより連携しやすくなりますね。 あえて半々にせず、どちらかを多めにし主力と伏兵といった分け方も有効かもしれません。 >山岳から潜入後の行動 そのまま会場内でも隠密を継続して好機を狙うか、潜入してすぐに騒ぎを起こすか、ということでしょうか。 全体的な作戦次第でどちらが好ましいかは変わってきそうです。
シーフのヴィナス。よろしく。 >班分け 俺も役割分担した方がいいと思うので、賛成。 客にしても山岳からの潜入にしても塊になるのは今の人数だとちょっと厳しいかなって。
キオルティス、シーフをやってるよ。キオでもルティスでもお気軽に。 前回に引き続き今回も宜しくね。 >班分け そうだね…人数云々よりも、侵入方法を変えることでより効率の良い 仕事が出来るんじゃないかな…と言った所、かな。 あとは単純に『誰かは何かが出来るだろう』と言う点もあるよね。 例えば派手に騒ぐ人が居れば、隠密裏に動く人が動き易いとか。 …ので、俺も班分けには賛成。 班の数については幾つ在っても良いと思うけれど、客/山岳合わせて 3班程度までが妥当、な気もするけどどうだろう。
おーっす! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! そうだな、今んとこ出てる意見の通り班わけしてってのが良いと思うぜ。 個人的には山岳から新入生の方をかんがえてんぜ! 俺のナリじゃ商人に化けてって方は難しいだろーからよ。
出発日もだんだん近づいてきましたね。 前回の依頼で客を演じましたが正体はバレずに済みました。なので今回も客側に回ろうかと。 不審がられないよう、事を起こすまでは無難に過ごしています。怪しまれない程度に中を見て回ることくらいは出来るかもしれません。 テレパスも用意しておきましょうか。建物の中と外で連絡ができると連携が上手くいきそうです。
俺も、客側に回るよ。 一応商人って名乗って襤褸が出ない程度の知識はあると思うしね。 事態が動くまでは、闇市のお客様らしい振る舞いを心掛けておくよ。 >江流 交渉術が得意な江流が一緒だと心強いんだけど、できたら、一緒に行かない?
>ヴィナス この間と同じ取り合わせだな。 闇市、ブラックマーケットで横の繋がりで顔が割れててもそれなら整合性は崩れない。 OK、んじゃご一緒しましょっかね。 バックストーリーはこの間みたいに、そっちが依頼人、俺が仲介みたいなスタンスでいいかな?
>江流 助かるよ、ありがとう! うん、是非そういう立ち回りでお願いしたいな。
夕霧である!今回もよろしく頼むのじゃ。 オゴス殿が客を演じるということであれば、前回に引き続いて、その小姓でもするとするかの。 もちろん、オゴス殿が迷惑でなければ――じゃが。
僕は、シーフのララベル・サン・ディーベル。 みんな、宜しくね。 じゃあ僕は侵入方向に回ってみるね。
夕霧さん、迷惑なんてとんでもない。 俺一人じゃあ格好がつきません。よろしくお願いしますね。 前回で成金一味を演じたキオルティスさんも宜しければご一緒しませんか? もちろん、山岳側に回りたいなど希望が違うのでしたら別行動になっても大丈夫ですよ。
>オゴスさん お誘い有難う。じゃあご一緒させて頂いても良いかな? 夕霧嬢さえ良ければ、是非。役所は前回と一緒で良いよね。 そう言えば。客として乗り込む場合、ヴィナスさん達とは 別班と考えた方が良い…のかな? それと。 山岳班が1班もしくは、ペアや1人で…となってしまうのが 少し心配…って、この面子なら大丈夫そうな気がする…(苦笑 >行動 もしもヴィナスさん達と別班なら、お互い違う行動方針で 行きたいかな…と思う。 山岳班が何処まで何をするのか…って言うのも気になる所。 個人的には客として入り、迷子を装って予め雑魚敵を少なくして 山岳班を闇市内に手引きしたりとか、かな…と。
顔出しが遅れた。すまないね。 情報屋のルチルだ。 前回客側の演技は上手く通ってたからね。オゴス達は折角のチャンスを利用してやる方がいいだろう。 では、こっちは前回の闇市絡みで商人の演技をしてたから潜入方面に回ろう。被害者が客の顔して入ってくる以上の不自然はない。 こちらは栗鼠の目を借りて中の様子を見ようと思う。潜入側となるべく同じ方向から山岳地帯に入ろうと考えてるね。 内部を観察して、情報を集めてから捕縛に移れるように進めて行こうかと。 テレパスも所持していく予定だ。
侵入後は、闇市の間取りや警備の配置を確認してから、制圧、捕縛に以降したいところだけど、仕掛けるタイミングとかどうしようか。 合わせる手段あるかな? 思いつくのはテレパスとか、閃光塗弾で合図にしてしまうとか。そんなとこだけど。 商人偽装で潜入するのは、2手に分かれていいんじゃないかな。 5人1団体様だとちょっと多い気もするからね。 分かれてって事なら馬車もそれぞれで借りたほうが格好は付くかな。 こっちは二人だし念の為自前の荷馬車も用意しておこうか?
>偽装 了解。それじゃ客は2班ってことで。 >仕掛けるタイミング 少しずつ削ったりするんじゃなく、全てを一気に進めるのなら確かに必要だね。 隠密裏に進めるならテレパス。場の混乱をモノともしないなら閃光塗弾。 俺個人の感覚としては、場の混乱は有効でもあり、リスクも高いと思う。 それまでの配置と役割をきっちり決めておかないと、派手に動くことに因って 捕まえられれば一番情報量の多い、ライメルを逃がすチャンスを与えてしまいそう。 ただ、テレパスならそれはそれでスキル枠が1個埋まっちゃうんだよね…。 その他の方法として、今思い付いて無しではないことと言えば、客側である2班の内 どちらかが騒ぎを起こすって言う手もあるかな。 場がざわついたり、何等かのトラブルが起これば外にも漏れるだろうしね。 個人的には1班…個人行動ならその数だけ…テレパスがあるのが望ましいのかな、と。 >合図 寧ろ、困るのはこっちかな…? どんな状況やタイミングを合図とするか。コレ、以外と難しいかな…って。 江流さんが仰ってるように、やっぱり制圧/捕縛の直前なのか。 それとも合図があればすぐにコトを起こせるように、もう少し早めの合図にするのか。 必須なのは客班が無事に乗り込み、山岳班が少なくとも侵入口を確保してから… って感じだと思うんだけど、もっと具体案が有れば、成功率も上がるかな、と。
>騒ぎを起こす 前回の依頼で取引した花瓶が届かなかった件で「責任者と話がしたい」なんて不満をぶつけるのはどうでしょう? 用心棒につまみ出されない程度に収めるつもりですが、もしかして乱闘になるほどの騒ぎの方が都合が良かったりしますか? >テレパス ルチルさんはテレパスの用意をありがとうございます。 会場内でわかった情報はテレパスでお伝えしますね。 >戦闘 俺を含め参加者にシーフのクラスが多いですね。俺は魔法攻撃主体で戦おうと思います。 壁歩きで天井からメテオライトでも撃ちましょう。 ライメルには魔乱印が有効そうですが、どなたか使用する予定の方はいますか? >行動 会場内では椅子にどかっと座りつつ、双波の探波で建物の構造を確認できればと思っております。 成金のそばから離れキオルティスさんが迷子になというのもこちらの動きとして支障はありません。 ……ただ、単独行動で敵と戦闘になると状況によっちゃあ危険かなと。 ヒュプノシスなどで戦わずに無力化するか、エリアサイレンスで無音化するとリスクを減らせそうです。 もうすでにそのつもりでしたら聞き流してやってください。
>騒ぎを起こす あ、良いかも!ちょっと声を荒げて貰えれば、会場自体がざわつくと思う。 そうすると普段と違う雰囲気になるでしょ?その空気感って結構強い。 用心棒たちも浮足立つし、何ならオゴスさんの連れである俺や夕霧さんが 乱闘斯くや…なんて雰囲気を出せば、注意も引けるかな…とか。 更にテレパスも併用すれば、かなり入り易い環境になるんじゃないかな。 >戦闘 壁歩きもしくはホライゾナルジャンプで場を乱しつつ、逃走防止、かな。 特にライメルだけは絶対だね。 とりあえずかなりスキルは厳選しないといけないし、もう少し考えるよ。 >個人行動 ヒュプノシスを使おうかと思ってたけど、これ授恵者には無効だったね… あっちの戦闘員が授恵者なのかどうなのかがハッキリしてないし 闇雲に使うのもちょっとマズい、かな。 エリアサイレンスは諸刃の剣だと俺は思ってるので使う気が無いし。 そうなると、声帯模写とかを使うかもしくはキッパリ諦めるか、かな。 江流さんの先の発言を見てても、全員一斉に攻撃を想定した方が 皆と足並みも揃えられるしね。
>騒ぎ いかんいかん。お恥ずかしい。前回のリプレイを見直していたら花瓶はちゃんと買い直していました。 追跡班の方が奪い返したという風に思い込んでいましたよ。俺の勘違いです。 騒ぎについては文句の内容を変えて実行しましょう。
オゴスさん達の方でひと悶着起こしてくれるなら、その間にライメルの居場所とか探してみようか。 乱闘はじまったのが分ればこっちもそれに乗じて大捕物を始めちまえばいいかな? 捕縛用にロープかなんか持っていったほうがいいかねぇ。 それまでの間は客として取り扱われてる品物や会場の看取り、警備の配置とか見ておこうと思うよ。 >ライメルに魔乱印 一応、持ち込む予定で考えてるよ。 ただ、使う対象はライメルだけだろうから、二人以上必要ってほどではなさそうだね。 オゴスさんが持っていくなら変更も視野にいれるよ。 今回、情報収集は捕縛後がメインになりそうだから、交渉はもしかしたらなくても大丈夫かな? その分でテレパス入れておこうかね。
>騒ぎ その辺のスタッフに足を踏まれたとかぶつかられたとか因縁をつけてみましょうか。 そして責任者を出せ、と。 これで本当にライメルが出てきてくれたら良いですが、そんなに上手くいくかはわかりませんね。 騒ぎは起こせると思います。ライメルを引きずり出せるかはまあ……上手くいったら儲けものってところですかねえ。すみません。 裏社会の連中なんで揉め事程度の不穏な空気には慣れてはいそうですが、乱闘斯くやというところまでいけば注意はまず引けるでしょう。 >捕縛 魔導書を装備するので光縛呪を用意していくつもりです。 敵の人数が多いのでロープで捕縛するのも助かります。 >魔乱印 江流さんが使ってくれるならありがたいです。よろしくお願いします。
では、こちらの様子をオゴスにテレパスで伝えて互いに襲撃のタイミングを図るとしよう。 騒ぎが起きたらとりあえず見張りの弓兵を潰して、居住区に待機している戦闘員達が出て来た辺りで合流する前に範囲攻撃を打ち込んでとおくとするか。 ライメル以外の敵戦力は16人。一人一人の練度が大した事なくても数では向こうが有利だ。 こちらで機先を取って減らしておくのが吉だろう。他に潜入側の方で対処する者がいれば、ライメルの確保を優先するが。
>騒ぎ 何なら足を踏まれたぶつかられたついでに、懐の金が無くなっても良いかも… 客として来てるのに金が無くなるのはマズいんじゃないかな…闇市場の信頼として。 乱闘斯くや≒騒ぎが起こせて注意が引ける 更に美味しいかもしれないのが、≒闇市場側の体面的に迷惑や他の客への体裁を 気にしてくれるなら、まぁまぁ皆さん落ち着いて…とライメルの部屋にでも 通してくれれば最高だよね! ライメルの部屋じゃなくても、裏に通して貰うだけでも上出来かな、と。 執事的には敬愛するオゴスさまの御御足を舐めて貰っても許さないけどね! >捕縛 俺はロープと…あと大事なのは猿轡だね、こういう場合。 ところで戦闘員の無力化って、ロープの件が出てるってことは、基本的に ライメルと一緒で、生け捕りで有ってる…のかな?
>騒ぎ 騒ぎ、とはちょっと違うけど、傭兵団の商人を装っていくので、俺の方でもオークションとは別に商売の話をしたがってるとはしてみるよ。 本人が来てくれればめっけもんだけどね。
>商売の話 ヴィナスさんのやり方なら責任者と穏便に会いやすそうですね。商人という演技の立場ともぴったりだと思います。 >ライメル以外の戦力 事前には減らせないかもしれませんが、戦闘開始後に俺はメテオライトで敵の数減らしを優先しておきますね。 >生け捕り 目的には打倒、捕縛とあるので依頼者は敵の命をとってきてほしいわけではなさそうです。 ライメル以外は殺害厳禁ってわけでもないんでしょうが、意図的に命を奪うこともないかと思いまして。 >執事的には ふふ。情熱的な執事さんですね。 協力して一芝居打って裏市の奴らを騙してやりましょう。