ミアちゃんの帝国廃村調査依頼
紀藤トキ
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シナリオID:1659
オープニング
「この間、ヴィントのダンジョンに行った時にさあ、久しぶりに現役時代のこと思い出したのよねー。楽しかったなあ」
「それは良かったですね。でも今の時期に現場に出られると障りがありますので」
ギルドでしばらく書類仕事に従事するとダンジョンに潜りたくなる病(自称)に掛かっているギルド長エフィミア・リリックのいつもの戯言を、職員たちはいつものように切って捨てる。エフィミアも本当にまずい時にいなくなる事はないのだが、結構まずいくらいだと平気で姿を晦ますので対応が雑になるのは致し方ない所だろう。
(というか、私だって永久に生きてるわけじゃないし、いつまでも頼られても困るのよね)
などと考えるようになったのも、ヴィントでミアとして行動していた際にかつての仲間を思い出したからだろうか。パーティの治癒術師はドワーフだったが、天寿を全うせず戦って死んだ。ヒューマンだった戦士とハーフビーストの盗賊は、結婚して子供を作ってたぶん平和に余生を過ごした筈だ。
(いや……平和な余生ってことも無いか)
盗賊のフィオーネはともかく、戦士のブランは剣の道に血道をあげていた。帝国で剣腕を見出されて仕官し、曰くつきの宝剣を貰うくらいに評価されたのは幸いだったのだろうが、自分が認める後継者を最後まで見いだせなかったのは不幸だったかもしれない。それ以外の財産はともかく、その剣だけは未熟者に託すことが我慢ならない、と彼は考えたのだろう。あの様子だと血が繋がらない弟子からもお眼鏡に叶う相手は見つからなかったと見える。
「でも、だからって私に託されても困るのよね。剣の腕とかあんまりないんですけど」
とはいえ、様々な剣士と一緒に戦ってきたし、育つのも見て来たので目は越えている筈だ。そこを見込まれたのかもしれないが。
「あいつの子孫って今何してるのかな……? 遊びに行った事があるけど、ずいぶん昔だし代も変わって……って帝国滅んでるんだったな。ちょっと、地図出して、帝国の地図」
「突然に何事ですか……?」
ぶつぶつ独り言を言っていたかと思えば、唐突な指示。これに困惑するようではギルド長付は続かない。ヴィントのダンジョンへ出張していた時に集めた情報のお陰で、帝国の状況も表向きの情報程度はわかっていた。
「あちゃあ。滅んでるか……」
帝国南東部にある程々の農村が彼の終の棲家で、その周辺が一応領地のような物だった筈だ。帝国の制度だと王国貴族のような所領ではない筈だが、細かい事はエフィミアには興味が無い。帝国が滅ぶ直前も、100年近く前に案内してもらった頃と特に変わったことは無かったようだ。子孫は剣の腕は人並みでも、きちんと国に仕えたのだろう。
「……生き残り、とかいるのかな。いないわよねぇ……」
帝国の国情と、あの剣士の子や孫であるという点からすれば、きっと領主はクリーパーと闘って死ぬだろう。ただ、民は生き延びたかもしれないし、なんなら小さな子供の一人や二人生きているかもしれない。「今どうなっているの?」と部下に問えば、「冒険者ギルドへ問い合わせてみますので今は仕事してください」と返ってきた。
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問い合わせの結果が戻ったのは、数日後。
「村にアンデッド……か。そりゃあまあそういう事もあるわよね」
領主の館を中心に、元住民と思しきゾンビがうろついており、帝国内での再開発の順位は後に回っているのだとか。それなら自分が、と席を立とうとしたが先手を打って睨まれたのでエフィミアはしょんぼり着席した。
「冒険者に依頼してみては? 哀れな不死者を天に還すのは善行でしょうから。ただ、冒険者ギルド長名義で依頼するのは避けて欲しいですが」
「ああ、あっちにこれ以上首突っ込むと勘ぐられても嫌よね。じゃあミア名義で頼むようにするわ」
自分が行くと言い出すのではないかと部下は恐れていたが、エフィミアも年度末を控えた時期にエドゥノーグを離れるほど鬼ではない。市内、市外のお偉いさんと折衝するのは部下に投げられない面倒な仕事ではあった。
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『新米冒険者ミアさんからの依頼です。
帝国の都市ヴィントから東へ数日の位置にある小さな廃村には、帝国軍の調査の結果アンデッドが巣食っている事が分かっています。
エルフであるミアはその廃村の領主一家と親交があったそうで、廃村の解放と共に、彼らがどうなったかを知りたいと希望しています。
また、できれば死者たちの弔いを望むとのことでした。
今回、村の安全を取り戻す事に帝国側からも報酬が出るそうで、成功した際の報酬は少し多めです』
解説
マスターより
リプレイ
「これで安らかに眠ってくれるといいね……」
「敢えて村に残った勇敢なお年寄りの皆さま。あなた方のお陰で、ご家族は今も元気ですよ」
村の住人や領主の係累を探そうと考えたトゥーリは、「そう言う事なら帝国軍が管理しているんじゃないかな」とロベリアの言に乗って、ヴィントで暮らす村の生き残りに会う事が出来た。聞く相手がいるなら弔う方法やその名前を知りたいと同席したグレイブ・ヤードは、老人達が自ら残留を決めたお陰で自分たちは逃げ延びたのだと涙を浮かべた元住民の顔を思いだす。
「領主一家や家来は、やはり逃げなかったのかい?」
「待ち合わせしてた場所には、誰も来なかったって言ってたよ」
同胞であるミアが気に掛けていた領主一家の消息をロベリアが問うも、トゥーリは首を振った。当初は女子供だけでも逃がす話をしていたらしいが、老村民の覚悟を聞いて全員が残ることにしたのだろうと元住民は推測していた。そう思われるような領主であったのだろうとグレイブは思い、あるいは村内を徘徊していたゾンビは彼らを護る為に蘇ったのかとも考える。
「ジュスト家は新興で、係累はこの村にしか無かったようです。帝国へ来る前の親族は分からないですが……」
ヒューマンの顔を覚えるより紋章の方が記憶し甲斐がある、と思ったのかどうかはともかくリディリディ・トゥラ・イェレミースの紋章学の知識は冒険者としては十分以上だ。王国から流れてきた初代のブランは元より名字が無かったのか捨てたのか、先代皇帝よりジュストの姓を与えられたという。
「そのブランさんがミアさんのお知り合い……、だと思います」
「なんかすごく剣術が好きな人たちだったんだってね」
トゥーリが聞いてきた話では、ジュスト家の墓地には墓標として愛剣が並んでいたらしい。メイドや執事まで剣を遣ったというのだから筋金入りだ。授恵者でなくとも技術を磨くに余念が無かった彼らの生き方を、グレイブは善きものと思う。鎮魂の意を示すべく浮かべていたエンライトを、魂が天へ返るように意を込めて消灯した。
「ぐるっと見て回ってきたけど、もう残っている人はいないみたい」
「そうだね。村の中はもう静寂を取り戻したよ」
念のために村内をぐるりと一回り探知してきたララベル・サン・ディーベルとキオルティスがそう告げる。村にはまだ動き出していなかった遺体が2つと、魔獣の死骸も幾つか見つかった。クリーパーが大発生した昨冬、住処を追われた魔獣が村を襲ったのだろう。
「次は彼らの埋葬と鎮魂……。いえ、領主一家の消息調査も含め、今は館へ向かう方が先でしょうか」
Alexandra・Hexe・Claudiaが改めて為すべき事を数え上げた。一つ一つはこの面々なら難しい事ではないし、複雑でもないだろうと思う。
「うん。遺品や情報の回収は、また後で……だね」
価値ある装飾品の類は家族に託したのか、遺体は衣服程度しか身に着けていなかった。それでも、徘徊していた場所や大まかな背格好、遺族へ伝えられるようなものを集めたいとキオルティスは思う。遺体を探らねばならぬ事に鼻に皺を浮かべて不快感を表しつつも、リディリディも異は唱えなかった。
「埋葬は領主さんの所へ向かった後にします。ごめんなさい。……後で、髪を頂きますね」
騎士の家の出のエルゼリオ・レイノーラは、戦場で遺品を回収する作法を参考にしたのだろう。遺体へ向けて頭を下げてから、領主館へ視線を向けた。
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領主館は、村の規模の割には大きい敷地だった。正確には庭というか稽古場が広い。だいぶ打ち込まれた形跡のある人形や、身体を鍛える為であろう器具が半ば朽ちて並んでいた。
「建物の中、玄関を入ってすぐの所に2人いるよ。……どうしようか」
「ボクが盾を構えて最初に入って攻撃を引き受ける」
中の様子を探ったララベルに、エルゼリオが決然とした顔で応じる。聖職者ならぬ身で死者の安らぎに寄与できることはなく、滅んだ村で自分にできることは何があるか。考えたエルゼリオは屋敷の主が武に生きた者なら、せめてその剣を受けようと思った。グレイブが再びエンライトを浮かべ、ロベリアも念のためにとテラリウムのランタンを取り出す。
「行くよ。いちにの、さん!」
エルゼリオが緩んだ玄関扉を蹴り開けてそのままなだれ込み、盾を手にグレイブも続く。玄関ホールは狭苦しいという程でもないが、身軽さを売りにする面々には少し手狭で、つまりは盾役の力の見せ所だった。
「……くっ」
メイドが上段から切り下ろし、執事が剣先を突き入れてきた。いずれも鋭い太刀筋にグレイブとエルゼリオが瞠目するも、一撃が軽い。見れば、2人とも肩口から胴の半ばまで断たれていた。そんなざまでは生前の技の冴えも再現できように、それでも動き続ける死者に憐れみを感じつつ、剣を交わす。
「奥から新手が来る前に、対処しようか」
「それでは、ええと。メテオライトを」
「残れば私が撃ちます。後は気にせずにどうぞ」
期せず種族と性別が揃ったキャスター陣が杖と霊刀を手に術を紡ぐ。リディリディの放った光弾が味方を避けてゾンビを穿ち、ロベリアの魔弾がメイドの肩口を吹き飛ばした。Alexandraも魔弾を放ち、エルゼリオの退治していた執事に痛打を与える。しばし剣を交えたが、危なげもなく2体を打ち倒した。
「この先、二階と一階にいるようだけれど、手分けするかい?」
「ううん。まとまって確実に行こうよ。安全第一だし、それに余裕がある方が傷を少なくできると思うんだ」
外から邸内を捜査していたキオルティスが言うと、倒れたゾンビを見つつトゥーリが首を振った。数で勝り、力で勝っていたからこそ最小限の傷で無力化出来ているが、分散した場合にどうなるかは分からない。
「そうだね。領主さんはこの2人より強い、かもしれないし」
エルゼリオもそう同意した。念のためララベルとキオルティスがエーテル波で行く手を再度確認する。隠れるという知恵がおそらくないであろうゾンビの位置を探るのは容易だった。
「奥の広間かな? そこに4人いるみたい。あと、たぶん書斎に1人。地下室みたいなのは無い、のかな?」
「二階には2人が廊下に、1人が小さな部屋にいるよ。騒がしくしたけど、出てくる様子はないね」
手早く確認し、順番に対処する事にした。広間の4人は領主の一族と思しき男女で、実力は玄関の2人に劣るようだった。しかし、腰で上下両断されたのが無理に乗っているような状況では、それが真正の実力であるかは分からない。
「光塊大圧殺、安らかに眠れ!」
これまでより広い戦場へ、切り込んだララベルが4人をまとめて薙ぎ払う。
「さて、ここが大火力の使いどころだね。ふふふ、悪く思ってくれても構わないよ」
ロベリアの身体から花弁の幻が舞い、空間を揺るがす爆発と共に亡者はまとめて打ち倒された。通路の先の書斎へは、エルゼリオが申し出て最初に足を踏み入れる。
「――強い。貴方は……やはり領主さん……?」
盾の上から衝撃が響く。首と片腕がまともについていないのに、狙いは確かな一撃だった。騎士が名誉を掛けた一騎打ちと言う訳ではない。トゥーリが回復を飛ばし、魔術師たちの魔弾が飛ぶ。それでもすぐには倒れないゾンビに、エルゼリオは正対した。
「〝雄牛の角〟の一撃。ボクが持つ最大の剣技で以て応えるのが、せめてもの手向けです」
肩よりも高く腕を上げ、剣先を相手の胴へ向ける防御の構え。相手がぐるりと頭上で回転させた剣で斬りつけるのを、斜めに打ち上げてそのまま逆へいなした。もし、逆腕が万全なら盾が横殴りに襲ってきたのかもしれない。エルゼリオの踏み込みへ肩口が動いたが、腕がついてこなかった。
「安らかに……」
そのまま斜めに薙ぎ抜けると、敵手は前のめりに崩れる。床を染めるのが鮮血ではなく腐汁であるのが悲しい。
「あの、窓を開けておきませんか。後で調べに来るにしても、臭いです」
リディリディが空気を通すと、淀んでいた死臭が薄れたような気がした。彼女も含め、実のところ鼻が利かなくなってきている者も多い。スキルで嗅覚を鋭くしていたトゥーリとエルゼリオは幸か不幸かまだ嗅ぎ分けが出来ているのだが。
「この作りだと、2階は個人の部屋、ですか。アンナマリーと言う少女が領主宅にいたことは聞いていますが」
領主屋敷の様式を知っているか推測したのか、グレイブがそう口にする。今の所、子供の姿を見ていないのだが村の住人の言葉を信じるならば、領主一家には未成年もいた筈だ。口数少なく一同は階段を上がり、廊下にいた体格の良い召使い2人を打ち倒した。
「これは、確かに子供部屋のようだね」
「やっぱり、そうなのかな……」
扉に掛かった飾りを見てロベリアが言い、トゥーリも悲し気に肩を落とす。覚悟を決めて、ララベルが扉を開けた。
「ええと、子供……じゃなくって。メイドさん? かな?」
それもどちらかといえば、年のいった感じに見える。それでもこの屋敷の住人らしく剣を手にしていた。とはいえさほど腕が立つ訳でもない。「ごめんね」というララベルの謝罪の後に子供部屋の床に伏して、動かなくなった。
●
館の捜索は、さほど時間を要さなかった。空白の目立つ書斎の棚は、剣術関係の書物と領地関係の書類くらいしかない。
「最近の家系図が見つかったのは幸いだね」
キオルティスが邸宅内で倒れていた一族の人数と照らせば、10代の双子姉妹がいたはずだと分かる。グレイブが事前に聞いた名前は1人分だったが、薬の支払記録にしばしば名が出る所を見るに、マリアンヌという妹はかなり病弱だったようだ。村人の前へ出る事が無かったとしても不思議ではない。
「じゃあ、その子達の日記なのかな、これ」
ララベルは子供部屋と思われた場所から何冊かの日記を見つけた。件の姉と妹が交換日記をしていたようで、それなりの頻度で交わされている。ざっと読めば、健康な姉よりも病弱な妹の方が才能は有ったようでお互いを羨む関係だったようだ。
「お2人が逃げ延びたのだとしたら、どこへ向かったのでしょう?」
リディリディが記憶している限りでは、領主一家に係累はない。行先についての書置きかメモ位があるかとも思ったが、それらしきものは見当たらなかった。
「……事件性は無い、と踏んでいたのですが」
家系図と遺体の特徴を照らし合わせつつ、Alexandraは考え込む。館にクリーパーや魔獣と闘ったような損壊のあともなく、邸内で死した者の遺体は鋭利な傷を受けていた。そして剣才のあった妹と姉の行方不明。繋ぎ合わせれば剣呑な結論に繋がりそうな気もする。
「彼らは良き家族でもあったようですね。残念です」
日記からも家の中に残る物からも、グレイブは厳しいが温かい家庭の空気を感じた。使用人たちも良い付き合いをしていたと推察できる。ただ、邸内で誰が強いかという話題では色々あったようだ。
「やっぱり、領主様が一番強かったんだね」
「でも、初代様には及ばない、ってわざわざ太字で書いて有ります……」
エルゼリオとリディリディが見つけた番付はあの老婆が書いたらしい。そこに私の方が強い、とかこの間は俺が勝った、などとあるのは他の使用人たちか。強さに貪欲な人達だったのだろう。その後も有用そうな物や価値のある物をキオルティスが分類し、各自で遺品としてまとめていく。日が傾くころ、遺体を墓場へと運び埋葬を行う事となった。
「相方感謝するよ。レディに力仕事をさせるのはどうかなと思ったんだよね」
「……いえ」
共に担架を運ぶグレイブが、キオルティスに返す仮面越しの言葉は抑揚が薄い。2人が持っているトゥーリの持参した担架は、遺体を運ぶのに大活躍だった。その彼女の提案で、訪れる人がおらず荒れていた墓地そのものへも手入れする事になった。
「本当に、剣がお墓なのはびっくりしたかも」
「人がいなくなっちゃうと、すぐに寂れちゃうんだね……。なんだか少し寂しいな」
ララベルが傾いた剣をまっすぐに直しながら言うと、トゥーリが悲しそうな眼をする。市民に関しては、グレイブが帝国で一般的な様式を死者への手向けとした。
「せめて、安らかに眠れるように、ね」
キオルティスが弦楽器を手に、鎮魂曲を奏でている。深く掘った穴へ遺体を収め、手分けして土を被せた。エルゼリオが篝火を焚き、祈りをささげる。
「いま、私たちがやってることって……例えば、100年後とかにも残ってるのかな?」
(二度とアンデッドなどにならないように、この地に永の安寧を。……安らかに眠ってください)
トゥーリの言葉を耳にして、リディリディも心の中で祈りの言葉を捧げる。
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一件は自薦したAlexandraが取りまとめ、依頼人へ報告に向かった。同族として話したい事もあるとロベリアも同道している。
「ありがとう。なんか、思ったよりおかしな話になっているわね……」
ざっと目を通したミアことエフィミアは深々と溜息をついた。
「ボクはこの件を帝国へも伝えて、ついでに再開発の提案なんかもしてこようと思うよ」
せっかく直した墓も、管理する人が居なければ無駄になる、と言ってロベリアは片目を瞑る。「話がうまく片付いたら、忙しいミアも墓参りに行くと良い」と言われたエフィミアは「忙しいのよね、本当に」とため息をもう一つ。
「色々思い出と感傷に浸れるのも、ボク等長生きエルフの特権だよ。そう思えば、面倒ごとを託されるのも悪いばかりじゃない」
「探索者ギルドだけでも手一杯なんだけど。あいつら一人くらい手伝いに来いってのよ」
長命種としての視点でロベリアが言い、エフィミアはぐだぐだと管を巻く。
「……もう一つ言うべき事がありました。ミアはいい加減新米から卒業させなさい」
「ん? どういう事?」
じろりと目を向けてくるAlexandraにエフィミアは首をかしげるが、何のことはない。ミアは新米冒険者として過分な実力を発揮しており、ずっと新米を自称していては周囲に悪い影響がある、という指摘だった。
「ああ、今のあなたたちの成長速度に合わせたら、もう少し解禁した方がいいかしらね」
「いいえ。そう言う事ではありません」
先のエフィミアもかくやと言わんばかりにAlexandraは深いため息をつく。
「彼女が過度な謙遜をする事が、同業者にどう影響を与えるか。良く考えてください」
言われた言葉をしばし咀嚼し「つまり殺し屋ちゃんがデレたって事?」「違いますし殺し屋ではありません」などと会話を交わすのを見つつ、ロベリアはのんびり茶を啜っていた。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:多い8 / 4〜8人
2021年12月02日 18時41分53秒 公開
参加者
トゥーリ
エルゼリオ・レイノーラ
- イェレミース トゥラ リディリディ
グレイブ・ヤード
ララベル・サン・ディーベル
ロベリア
キオルティス
Alexandra・Hexe・Claudia
相談掲示板
(被る) ヒーラー。グレイブ・ヤードです。 鎮魂のためにも、頑張りましょうか。
トゥーリだよ、よろしくね! そこまで急いで行動する必要がある依頼じゃなさそうだし、確実に全員で索敵・撃破をしてからの作業がいいのかな。 ・廃村の解放(ゾンビの全撃破) ・領主一家の消息を調査し、情報を持ち帰る ・ゾンビその他、人々の鎮魂 やらなきゃいけないことはこの三つだね。 下ふたつは人によって重点が違いそうだから、全員の中で抜け漏れが無ければ大丈夫じゃないかな……?
(重っっっ苦しい溜息をついたのち) …キャスター、クラウディアです。よしなに。 私は…申し訳ないのですが、トゥーリさんの挙げた3つに対する比重が軽くなります。 というのは個人のタスクとして、こちらを重点的に行うことになりそうなので。 ▽ギルドへの仔細報告 …まあ、実際にはこれを建前に言いたいことを言いに行くようなものなのですが。
僕はシーフのララベル・サン・ディーベル。 みんな、宜しくね!
>クラウディアさん えっと……ワタシが挙げた項目が依頼に対して合ってないとか、そういうアレじゃなくて…… 全然関係ないことをするよってことでいいのかな? もし間違ってたらごめんね…… やることやってから報告の時にミアさんとちょっと話すぐらいなら問題ないと思うんだけど、依頼にかこつけてミアさんと話したいってだけ言われてもちょっと困るかな。 仕事して報酬はみんなで等分ってお話なんだし、そこでこう、いきなり「仕事しないよ」って言われてもうーん…… いやまあ、事前に言ってくれてるだけお話し合いできるから、現地で単独行動されるよりはいいんだけれど! >クラス 言い忘れてた!ワタシはヒーラーだよ。 とはいっても、あんまりヒーラーっぽい感じで回復任せて!みたいな動き方はそんなにしないことが多いけど……前に出て殴るよ!
シーフのキオルティス。キオでもルティスでもお好きに。 今回は宜しくね! んー…と。 とりあえず現地でやることはトゥーリさんの案で大丈夫かと。 その辺りを描写は軽くてもきちんとやった上で、好きにするのは まぁ、その人次第かな…と思う、かな。 ただ全ての行動をおまけ程度のモノに全振りするのは個人的に 気になるかな…と言った感じ。 本来の依頼あってこそのおまけだと思うから、ね。
さすがに全振りまではしませんよ。 ギルドへの仔細報告は、自身の成果報告と同一です。 自分だけ怠慢の限りを尽くして言葉だけどうこうでは、仕事から成り立たないですし。 …まあ、(記入枠上では)割合が偏りそうだな ということで今のうちに。
思うところは皆さん何かしらあると思いますし、 「やるべきこと」さえちゃんと押さえていれば後の比率はいいのではないですか? 事前の個人方針の開示ありがとうございます。 で、あれば主な流れを誰かのプレイングに書いてそれに沿う形にすれば個人行動に使える文字数増えますかね? やりたいことがあるのであればそれに対して配慮はしようと思います
>主な流れ 折角だし、皆で少しずつ割り振るのも良いかもね。 誰々だけが負担を背負うんじゃなくて、皆がやりたいことをやる為に 皆で少しずつ協力して。 勿論、一纏めにした方が書き易いって人も居るかもだけど…ね。
No.10
あ、えっと・・・、キャスターのリディリディです。 あの・・・、よろしくお願いします・・・。 今回はあの冒険者さん、ミアさんでしたか・・・、彼女からの依頼ですね。 トゥーリさんの仰った3つを果たせば良さそうですね。 アンデッドになる原因は色々考えられますが、 今回は ワールドガイド > 敵対する存在 > アンデットについて の 「放置され適切に弔われていない死体はその周囲に魂が留まる可能性があり、アンデッドと化す危険性が高まります」にあたるかと思われます。 お墓を作ったりすれば良いのでしょうか。 たぶんヒューマン式のお墓で良いんですよね・・・。 生き残りが居るとすればもうすでに村を出ているでしょうね・・・。 何か書置きか手紙、メモなどが見つかれば良いのですが。
ーお気遣いいただきありがとうございます。 行動(記述)の分担…となると、実動細分化も必要となりそうですね。 今回で行くと… ・廃村の解放(ゾンビの全撃破) 屋外に徘徊するものが5体、領主館内には10体。 何れも後に身元を調べた上で弔う都合、粉々に吹き飛ばすのは避けたい…と。 加えて館内は潜伏している者もおり、アンデッドであることを加味しても強い… となると索敵と、各個撃破に向けた実戦手順があるとスムーズかな? ・領主一家の消息を調査し、情報を持ち帰る こちらは…調査に関しては資料探索や看破の領域でしょうか。 どの場所を調べるかについては…んん、領主館そのものの情報が少ないあたりなんとも。 ーぁ。それはそれとして、情報を持ち帰るのは私が行う[報告]とまとめてできそうです。 ・ゾンビその他、人々の鎮魂 墓地のある場所は領主館の裏、村そのものからは森に向かってしばらく…ですか。 道が荒れていなければの話ですが、荷馬車を使えれば遺体の移送がしやすくなりそうです。 …あとは埋葬の方法ですね。 一般には土葬ですし、放置されてのアンデッド化であれば同様で問題ないのですが… 万一人為的なそれであったりすると、或いは火葬なども検討が必要かもしれません。
>埋葬方法について これについてはこの村の「伝統的な埋葬法」を確認しておけばいいかもしれませんね。 これについてはそうそう変わるものでもないですから、「エフィミア氏に聞いた」ことにしてもいいかもしれません。
鎮魂に関しては、きちんとした形で埋葬して弔う他に、 俺は得意分野の音楽…レクイエム…鎮魂歌、だね…を 歌おうかな、と思ってるよ。 もし誰か、ツラい想いをした魂たちを音楽で送り出したいなら 是非、ご一緒して頂ければ…と。
遅くなってごめんよ~! ボクはエルフのロベリア、見ての通り悪い魔女さ。 皆、よろしく頼むよ。 やるべき事は既に挙げられてる感じでボクも問題ないかな~って思うね。 埋葬方法や弔い方に関しては一般的なモノ以外じゃ、「これをやってあげたい」ってこだわりがなければ特に指定する必要は無いと思ってたけど、本人に確認取ったり…人為的なゾンビ化(死霊術?)の可能性を考えてみたりするのも悪くないね。 まぁ、ボクとしては出来るなら身元をハッキリさせて、依頼主が来れる時に弔いに来れるお墓があればいいんじゃないかなって考えてるよ。 戦闘に関してはまだ決まってる事があんまりないけど、とりあえずは今回ウォーリアー君が居ないので、早期決着意識の火力増強用の特性か、もしもの突破にそなえてアーケインor壁を用意しようか考え中。 一応、敵の数もそれなりに居るし…範囲と単体攻撃どっちも持っていくよ。 居る位置が定点のは見えるなら先制狙撃でいいと思うけど、徘徊してるやつとか潜んでる奴はタフか足の速い人が誘き出したりするかい?(こっちはボクじゃ無理) それとも、村の方を片付けた後に屋敷付近で騒いだり、餌を置いたりして屋敷の中から誘き出してみるか…どんな方法でやる?
顔出しが遅れてゴメンね! ヒーラーのエルゼリオ・レイノーラです。今回はヨロシク! >廃村の解放(ゾンビの全撃破) 廃村内に5体、領主館に10体の合計15体。 順番的には先に廃村内のゾンビを撃破してから、領主館に向かうようにした方が良いかな? >領主一家の消息を調査し、情報を持ち帰る 遺体の損壊状態はかなり酷いみたいだし…… 持ち物とかで個人確認するしかなさそうだよね。 >ゾンビその他、人々の鎮魂 髪の毛とか、持ち物を収集して遺族や知り合いに届ける事が出来ればな、って考えてるよ。
>順番として 私としては廃村の安全確保(アンデッドからの解放)をしてからの流れに賛成ですね。 心理的に少し慣らしてから動いたほうがよいでしょうし 何かあったときにいったん安全な場所に戻れるのは、安心感もあるでしょう。 >判別 衣服の程度、装飾品の有無、が主でしょうかね? 使用人であれば動きやすさ、万が一汚れてもいい程度の衣服でしょうし。 上に立つものであればそれなりの衣類は装飾に品格が求められますから。 >ポジション問題 私は前に出ておくとしましょうか。 そこまで難しくもないでしょうし
>順番 廃村のゾンビ>屋敷のゾンビ>遺品探し≧鎮魂…かな。 廃村でやや弱のゾンビとまず戦うことで今回のゾンビの戦い方を把握、 それを以て屋敷のゾンビ討伐に活かすのが良いかな、と。 >情報 遺品としては身に着けているもの…出来れば家紋なんかが有れば最良。 あとは屋敷に日記や家系図が残っていれば良いな、と思ってるよ。 >戦闘時 んー…今の所は前に出て、先手を取ることに注力する、かな。 あとはなるべく動き回って、ゾンビを一カ所に集めてみる…とか? そこそこの数を集めてしまえば、皆なり自分なりの範囲攻撃で 一気にたためるかな…って思ってたりするよ。
No.18
家紋ですか・・・。 村と言っても家が10件ほどですし、恐らく家紋は領主の紋を象った物のみだと思われますが、念のために【紋章知識】は用意しておきます。 ある程度集めてくださったらそこは離れてしまって構いません。 グラビディフィールドで足止めをするつもりです。
>順番 廃村のゾンビ>屋敷のゾンビ>遺品探し≧鎮魂、って順番で異論なしだよ! >遺品 収集した遺品はバックパックの中に収納して行くね。 >戦闘 今回は壁役が出来るウォーリアが居ないから、ボクは前に出る事にするね。 各個撃破できそうな配置ならそのまま撃破、放置しておくと包囲されそうな場合は一箇所に誘導する方向で動く予定。 >スキル 特性:超説法(物理)/サイドヒール改 アクション:ヒール2/輝刃3/輝甲3/強打3 今の所、こんな感じのスキル構成で行くつもりだよ~。
ボクも順番、流れはそれで問題ないかな 依頼人のご希望に添える様に頑張ろうか。 前衛やまとめる様に動いてくれる人もありがとう! うーん、ボクも悩むけどアーケインを足止め用に持っていく事にするかな。
あ!連投失礼。 今更だが、レベル25になっていたので、アーケインはやめて空間爆砕を用意していくことにしたよ。
僕は村内や領主の館で、双波をつかって地形とかゾンビの位置を把握して、警戒しつつ進めるようにしようと思うよ。 戦闘時は僕も前に出て、積極的に攻撃していこうかと。
こちらは単体への対応力に特化させることとします。 誘導後の範囲攻撃で漏れた個体の止め。 ほかには強個体への火力集中や、相手からの強撃阻止など。 立ち位置としては中衛でしょうか。 出立まで残り僅かですが、情報までに。