【FF】妖精さんのきもだめし
九蓮宝燈
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シナリオID:1542
オープニング
街道沿いの街カンパリ市は収穫祭で賑わっていた。
ギルド前の広場は祭りの準備中。
軽食の屋台の間を埋めるように、紫と橙のテラリウムのランタンがそこかしこに置かれ、飾られた壇に季節の花や実りが供えられる。
今年は仮装するのが流行らしい。服装は亜人や魔獣を模したものから、普段着では厳しいようなドレスなどの晴れ着を着てもいいということで、思い思いの服装をした人々が街を歩いている。
この街のギルド受付嬢アルミレア・A・アンダーソンも、吸血鬼の格好をしてカウンターに立っていた。
ギルド併設の酒場もなんだか賑やかだ。今夜は特別なメニューを出すらしい。
シナモンを効かせた林檎とバタースコッチのパイと、ベーコンと南瓜のグラタン。
それと、今年のワインができる前に去年のワインを飲んでしまおうということで、赤白ロゼのテーブルワインが飲み放題だという。
アルミレアは、厨房のほうは忙しそうね~などと考えながらぼーっとしていた。ふと視線を落とすと、カウンターの上によいしょよいしょと登る生き物が。身の丈三十センチほどの、ずんぐりむっくり三頭身の小さな人。
「テリーズ・トラ・トリュース」
三人の妖精さんたちであった。
「あら、なんなのあんたたち」
「これなめるとおしあわせー」
妖精さんが手渡してきた袋の中身をアルミレアが確認する。ずっしりと重いそれは、白い粉末状の結晶。
末端価格にしておよそ一万ゴールド超ほどの砂糖であった。
「ぞうわいー」
「あまあまー」
妖精さん。
魔獣の一種である。
概して幻惑能力に長け、一部魔法能力を持つが個体としては脆弱。
自然豊かな場所に住み、その土地のエーテルに縛られている。住処から離れると急速に弱体化し死亡する。よって、移動してくることや、人里に下りてくることはあまりない。
そして、その土地を守るために都合がよければ人類を利用し、都合が悪ければ害をなす生物である。
現ギルド職員であり元受付嬢のアルミレアはこの道には詳しい。
妖精さんが必ずしも人間の友ではないということをよく知っているので、警戒しながら来意を尋ねる。
「目的は何かしら」
鋭いアルミレアの目線に妖精さんは身をすくませる。
「ぼくらてきちがうます」
「おたすけてー」
妖精さんの言葉は片言であったが、アルミレアは根気強く聞き取った。彼らの言うことを要約するとこうである。
妖精さんの住んでいる森におばけがあらわれ、住処を追われてしまった。おばけを退治してほしい。
先ほどのあまあま、もとい砂糖は依頼料であるらしかった。
「来たわねこの街にも、例のビッグウェーブが……」
似たような話が各地で多発しているという話をアルミレアは聞いていた。
幸い今夜はお祭り。
観光に来たのか、それとも仕事か。冒険者の姿はちらほらあった。
「あなたたち、緊急の依頼なんだけど引き受けてくれるかしら」
アルミレアは何人かの冒険者に声をかけた。
依頼の内容はこうである。
妖精さんの住処である郊外の森に『おばけ』が出た。それを退治してほしい。
アルミレアが付け加えたところによると。
「おばけっていうのは多分『レイス』だと思う。この辺では珍しい魔獣じゃないわ。ギルドに資料だってあるから。きっとなんらかの理由で数が増えて生活圏が広がって、妖精さんの住処とぶつかっちゃったんだわ」
妖精さんの住処があるという森の近くに墓所があって、普段はレイスはその周囲にしか出ないはず。ギルドに記録されていた過去の妖精さんの目撃情報と照らし合わせると、墓所と妖精さんの住処と思われるポイントは近いけれど接してはいないという位置関係。
ちなみに、ここのレイスはそれっぽい魔獣であってアンデッドではないので「知り合いのあの人の霊魂が~」ということはないらしい。
倒してしまっても遺族から苦情が来たりはしないので安心してほしいとアルミレアは言う。
「そういうわけだから、妖精さんの住処周辺のレイスの駆除、お願いできるかしら? お祭りが始まるまでは時間があるから、それまでに帰ってきたらいいわ」
今はお昼過ぎ。祭りの開始まではあと三時間ほど。
「引き受けてくれたらギルド酒場の特別メニューを特別にごちそうするわ」
特別メニューはオーブン料理である。祭りが終わったあとに冷めたものを食べるよりは、焼きたてを味わいたいところ。
カウンターの上では、のほほんとした妖精さんがアルミレアにもらったお菓子にかじりついていた。
解説
マスターより
リプレイ
妖精さんが両手を挙げてふよふよさせ、気の抜けた声を出す。
「おたすけ、ぷりーず」
妖精さんの表情は深刻さのかけらもないが、彼らの置かれている状況はなかなかシリアス。
自分と他人の境界をハッキリつけている悠人・ラドルファスは、妖精さんのゆるかわいい仕草にもとくに心を動かされなかった。
彼の行動原理は、仕事かそうでないか。
「とりあえず、そのレイスっての処理すればいいんでしょ? いいよ、仕事だし。――殺せるだけ殺してくる」
レイスを殺す? と、一瞬場の空気にハテナが蔓延する。
「レイスはアンデッドっぽい外見の『生き物』だから殺せるわよ」
受付嬢アルミレア・A・アンダーソンが少し間を開けたあと断言した。
相棒のゴリラを連れたハリーヌ・ヨツユビが、鼻をヒクヒクさせて袋の中の砂糖を確認した。正真正銘の砂糖。間違いなく報酬は支払われそうだ。
仮装はしていないがもともとケモ度が高く愛らしい外見のハリーヌ。お祭りムードの街によく溶け込んでいた。
「しかし、死者と関係のない魔獣ならば見た目だけの問題でございますね」
ならば相棒とともにたくさん倒して役得を堪能するのみ。
「お祭り巡りに来たらお仕事か~」
悪い魔女を自称するロベリアは、今日は耳をつけて悪い狼さんに仮装していた。
「『ぞうわい』されてしまったら仕方ないな……」
美味しいものが食べられる上に妖精助けになるのなら一石二鳥というもの。
「アツアツ料理と仕事終わりの美味しいお酒のためにぱぱっと片付けてしまおうか!」
ロベリアは依頼を受けた冒険者の中にサマエラ=フォリウムがいるのを見つけて同行を申し込んだ。
レイスは索敵に気をつけないと大ダメージを食らう可能性があるからだ。
「そう、だな……。互いに意識する方向を分担していけば、見落としも減るだろうか」
サマエラはランタンの中のろうそくを新しいものに取り換えた。もし仕事が長引けば使いどころもあるかもしれない。
観光に来ていたため、狼の仮装をしているライナ・フレイヴァルツと、赤ずきんの格好をしたフロマーシュ・ダイヤドロップは、このままペアを組んで依頼を受けることにした。
「霊と戦う、か。妖精の住処を圧迫するほどの霊とは相当な数がいるようだな」
「おばけ……レイスたちが妖精さんの住処を……。妖精さんが安心して暮らせるよう、がんばってまいりますっ!」
妖精さんは助けてくれそうな雰囲気を察して礼を言った。
「じひぶかいー」
依頼を受けてくれた冒険者は六人。
はたして、夜になるまでに戻って来られるだろうか。
●
悠人はまだ明るい森の中を一人で歩いていた。
索敵のために、視界を通常のものと温度の違いを可視化したものとを適宜切り替えている。
聞いた話では、レイス本体は霊体のような存在かもしれないが、扱うスキルは火の玉であるという。
エーテルによって生み出された魔法の炎は永続的に燃え続けることはないが、用をなす瞬間は確かに燃えている。ならば、多少なりとも温度の変化はあるはずだと考えたのだ。
警戒していた悠人の視界の端に高温の飛翔体が。
レイスが何らかの野生動物を攻撃したようだ。
悠人の読みは当たっていた。
悠人はレイスが獲物に夢中になっている隙に一気に接近。頸椎と思われる部位を刺突するも、思ったよりダメージが通らない。
(こいつは強い個体か)
襲撃者の存在を認めたレイスが空気に溶けるように消えた。
悠人は傍にあった大木に背をつける。
彼はレイスの本質に気づいていた。
相手は『移動中』は物理的な干渉を受けない。しかし、『移動』以外では物理的な干渉は当然受ける。
――何かがあるところでは止まれない。
だから、木を背にすれば魂奪を使われる方向を前か横に限定できる。
火の玉での攻撃に切り替えて距離をとろうにも、すでに悠人のエーテルが木々の間に張り巡らされていた。
行動を限定されたレイスは悠人との正面突撃を余儀なくされる。
悠人の目がわずかな空間の揺らぎを捕らえた。
槍の穂先が斜陽を映して赤く光り、流星のように尾を引いてレイスの胸へと深々と突き刺さった。
●
ハリーヌはレイスの縄張りに近い墓所の周りをちょこちょこと歩いていた。
踏むとかさかさ音を立てる落ち葉の積もった場所は避け、下生えの部分に小さいあんよを乗せる。
ゴリラは視覚と聴覚を共有の上、少し離れたところを移動している。しかしながら視覚はサブ。メインの索敵手段は捜波だ。
レイスの多そうなポイントを狙った甲斐あって、ほどなくしてハリーヌのエーテルが一体のレイスを捉えた。
「さて、隠れても無駄でございますよ。ワタクシ、探し物は得意でございます」
ハリーヌはピンク色の手でギリリと弦を引き、ひょうと射放つ。矢は墓所にはつきものの、実の季節をすぎたイチイの木の幹をかすめてレイスを貫く。
矢の飛んできた方向に気をとられたレイスを、回り込んできたゴリラが黒くて太い手で掴み、地面へと叩きつけた。
少なくないダメージを受けたレイスは反撃ではなく逃走を開始。身を透けさせながら森の中へと入っていく。
「逃がさないでございます」
ハリーヌはレイスの背中に腸詰めの塗料を叩きつけた。木陰からなる薄暗闇の中、塗料がぼんやりと光ってレイスのシルエットを浮かび上がらせる。
そのまだらの光を目印にハリーヌは第二射を放つ。
ゴリラの視界が、レイスの体が砕けて霧のように消えるのを確認した。
●
ロベリアは頬に手のひらを添えて声を張っていた。
「悪い子はいないかーい! 狼さんとお祭りを楽しまないかーい!」
こちらの存在をアピールすれば、向こうから襲ってきてくれて、索敵の手間を省けるかもしれない。とはいえ……。
「レイスたちは物を透過するみたいだし……見通しの悪い場所は注意しないといけないねぇ」
ロベリアは今日はトリックしたい側なので、おばけに不意打ちされるのを楽しみたい気分ではなかった。
「擦り抜けられるやもしれないが、火の玉の射線を塞ぐくらいは、できるだろうか」
サマエラは耳に集中したまま、片手に構えた愛用の盾を見る。
(さくさく片付けて、お祭りと特別メニューを、楽しまねば)
戦闘態勢をとりながらも、オンオフの切り替えがハッキリしているところもある彼女は、心の中ではそんなことを考えていた。
不意にサマエラの耳に雨粒が何かを叩くような音が。
しかし空は晴れたまま。乙女心のごとき変わりやすいこの季節にはありがちな天気雨かもしれないが……。
「用心を」
サマエラはロベリアに注意を促しながら淡い光を付与。
この音はサマエラの予想通り、敵襲の兆候だった。
レイスが木を透過して進むとき、体に付着した小石や木片などが透過できずに障害物にぶつかった音。そしてそのようにして引き剥がされたものが地面に落ちる音である。
「お祭りの前だ……派手なトリックで景気よく行こうじゃないか!」
ロベリアは生命力を代償に支払いながら杖を前方に差し出す。
杖に毒々しいピンク色の光の蔓が巻き、先端に蕾が膨らみ、開花。
花びらをまき散らしながら種――光弾が、木から上半身を生やしたレイスを襲う。
十分すぎる威力のある魔弾はレイスを砕きながら樹皮を削り、薄黄色い材を弾けさせる。
レイスの破片は地に落ちる前に蒸発するように消えた。
一瞬で片がついたため、負傷らしい負傷はロベリアが爆光へ変換したエネルギーのみ。
回復はまだ不要そうだ。
「日が沈む前に、仕事を済ませよう」
「悪い狼はこう見えてか弱いからねぇ。頼りにしているとも!」
ロベリアは仮装の尻尾をふりふりしてサマエラのあとをついて行く。
●
茜から菫へと、徐々に空は色を変えていく。
夜になるとレイスの力は高まるという。ライナは指を折って今までに倒した数を振り返る。幸いなことにここまでは順調だ。
「なんだか不気味な感じだな。マーシュ、怖くはないか?」
ライナはフロマーシュを気遣いながら周囲を注意深く見回す。
「私は幽霊は大丈夫……です」
フロマーシュはおっかなびっくり進みながらも、胸の内には守護の決意が宿っている。
「怖かったら腕を組んでもいいからな」
ライナの王子様然とした申し出をフロマーシュは受ける。
しかしながら仮装のためかちょい悪な雰囲気がそこはかとなく……。
「……って、顔が赤いぞ?」
「そんなにですか!?」
ライナがフロマーシュの顔を覗く。時間帯からして夕焼けのせいではないことは確かであった。
見つめあう二人。
しかしロマンチックな雰囲気は一瞬だけ。フロマーシュはライナの後方に何か赤い光がともるのに気づいた。
「敵です!」
フロマーシュはすぐさま一歩前に出、白い翼のような盾でライナをかばう。
赤い光は燃え上がって二人のほうへと投げ込まれ、差し込みが間にあった盾に着弾した。
「私たちが倒すことで成仏してもらうしかあるまい」
ライナの純白の杖を中心に霧が立ちこめ、広がり、握りこむようにレイスを包んだ。
反撃を受けたレイスは身を暗がりに溶かし込ませて消える。
「ライナ様は、絶対にお守りしますっ!」
フロマーシュは盾を前に出したままライナの背に自分の背をあわせる。
互いの背を守りあい、二人で方角を半円ずつ分担して全方位を警戒する。
ほんのわずかな不自然な葉の揺れにライナが気づく。
「私の大事なメイドを暗殺などさせるものか!」
純白の杖が今度は極細の糸をしゅるしゅると吐き出す。
レイスは頭から糸を被りながら、構わずに突っ込んでくる。
レイスめがけてフロマーシュが上から下へ、祭刀を振り下ろす。
祭刀の軌道に沿って発生した不可視の衝撃刃がレイスの額を打ち、悶絶したレイスは蛇行しながら木々の間を暴れ狂う。
次に姿を現したとき、レイスは手のひらの中に火の玉を発生させていた。
レイスの火球が放たれるのと同時に、ライナが光弾を射出した。二つの光が交差する。
一秒後。
火の玉を受けたフロマーシュはまだ立っており、レイスは砕けて消えていた。
●
紫紺の空に宵の明星が上り、夜が訪れる。
徐々に妖精の住処の方向へと捜索範囲を広げつつ、ランタンの明かりを頼りに他の冒険者を探していたハリーヌが悠人を見つけた。
「そろそろ夜になるでございます」
「俺はまだ粘る」
悠人はまだヒールの残数があったので延長戦に挑むつもりのようだ。
悠人を見送ったあと、ハリーヌはロベリアとサマエラに会った。
「そろそろお祭りの時間なんだね!」
「――よし、帰ろう、祭りと食事が待っている」
サマエラは納刀し、かわりにランタンに火を入れ、カバーを被せた。
「サマエラのランタンはかわいくていいじゃないか!」
ランタンのカバーは南瓜を模した形をしていた。
彼女がこの街を訪れた理由は観光だったらしい。
ギルド前広場では今から祭りが始まるというところだった。
ハリーヌたちはギルドの入り口前でライナとフロマーシュと合流した。
別のルートを通ったのか、彼女たちも先ほど帰ってきたという風情。
「皆様、お疲れさまでございますよ!」
お互いの無事を喜びつつ、彼らは戦果を報告した。ここにいない悠人の分はハリーヌが途中経過としてことづけた。
「それくらい数を減らせたのなら十分ね! みんな、ありがとう!」
報告を集計したアルミレアは、例年のレイス討伐数と比較して十分な数があることを確認し、依頼書に『大成功』という結果を書き込んで解決済みボックスにシュート。
「ご褒美の特別メニューはあと二十分くらいで焼き上がるわよ!」
アルミレアは酒場に冒険者たちの席を手配していた。温かい飲み物でも飲みながら待っていてほしい、と着座を促す。
「ところで、テーブルワインも飲み放題でいいらしいねぇ!」
「そうよ! あ、ロベリアさんはお茶よりもワインがいいかしら?」
席に蛇口のついた樽が、どどーんとまるまる一個運ばれてきた。
「これは赤だけど、白やロゼがよかったら遠慮なく言ってちょうだいね!」
「ああ、今夜は遠慮せず飲ませてもらおうじゃないか!」
ロベリアはさっそく大きめのジョッキにじゃばじゃばとワインを注いだ。ワインが空気と混じり、葡萄の香りが立ち上る。
窓の外では祭りが始まっていた。仮装をした人々が珍味やゲームに興じている。
「サマエラ君も仮装しないのかい? なんならボクが選んであげようか」
ロベリアは、今いるメンバーの中で唯一仮装をしていないサマエラに向かって手をわきわきさせた。
「オーブン料理でございますか。特別とは……どのようなものでございましょうねぇ」
ハリーヌが言う。
「旬の材料を使っていて味がいいのはもちろんだけど、見てのお楽しみよ」
アルミレアが自慢していると、厨房から酒場娘がワゴンを押して出てきた。
運ばれてきたのは、小ぶりのかぼちゃをくりぬいて器にしたグラタンと、型で抜いて作ったのと皮つきのスライス林檎を花びらに見立てたのとの、二種の花で飾った花かごのようなパイ。
「……ああ、温まる……冷える日にこれは、良いな」
サマエラがグラタンにナイフを入れると、切れ目からホワイトソースに混じってざく切りの南瓜がたっぷり詰まっているのが見えた。
塩味はアンチョビ、香りは大蒜でつけてあるらしい。
「また今度、私も作ってみようか……とても、良いな」
「気に入っていただいたのなら嬉しいわ」
料理上手なサマエラであればおそらくレシピの再現は難しくないだろう。
もう一人の功労者であるハリーヌの相棒には旬の野菜と果物がそのまま振る舞われた。
皆が食べ終わるころ、悠人が帰ってきた。ヒールが十分な数あったようで外傷はないが、服は落ち葉などで汚れていた。
「おかえりなさい! あなたの分もとってあるわよ」
アルミレアが皿に載せたパイをテーブルに置くと、悠人はフォークを手に取るかわりに言った。
「これ、持ち帰りってできる?」
焼きたてのほうが美味しいものをわざわざ持ち帰りたいなんて、きっと家族でもいるのだろうと察したアルミレアは二人前を包んで紙袋に入れた。
「気をつけて持って帰りなさいね」
食後、ライナとフロマーシュは広場の屋台へ。
祭りはいよいよ場が温まってきたというタイミング。
「疲れも吹き飛ぶくらい楽しもう!」
ライナが差し出した手のひらにフロマーシュが手を重ねた。
お祭りの夜は、まだまだこれから。
マスターコメント
ショートシナリオ難しい 報酬:標準6 / 4〜8人
2021年11月10日 23時14分16秒 公開
相談掲示板
ゴブリン、ヒーラー。サマエラだ。よろしく頼む。 成立までもう少し、だな。 ひとまずソロでも組んででも、どちらでも大丈夫なつもりで、考えておこうかと。
ライナ・フレイヴァルツ、キャスターだ。皆よろしく頼む。 隠蔽や暗殺を持つ敵と戦うのは初めてなので、ガイドを確かめてみた。 一応皆で確認しておこう。 【隠蔽】 ①隠蔽状態でかつ対象から認識されていない状態からの攻撃は、攻撃する瞬間に攻撃側と防御側とで看破判定を行い、防御側が看破できなかった場合、その攻撃は絶対命中 ②汎用スキルの看破があると有利に働く 【暗殺】 隠蔽状態かつ対象に気づかれていない場合のみ使用可能。 暗殺の効果は記載されてないが、文字の通りになるのだろうか? 隠蔽宣言をされた段階で、 魂奪を使わせないようにしっかり【看破】を持っていったほうがよさそうだな。
皆様、ワタクシはハリーヌ。しがないヨツユビハリネズミのシューターでございます。 今回はよろしくお願いするでございますよ! 隠蔽でございますか。 それではワタクシは捜波を使うのが良さそうでございますね。 敵の発見はもちろん、見失わないようにすることもできるでございましょう。 ワタクシはゴリラを連れてソロの予定でございますが、もし捜波が必要な方がいらっしゃるようでございましたら、ご一緒できるでございますよ。 墓所のまわりを時計回りに索敵するつもりでございます!
ウォーリアのフロマーシュ・ダイヤドロップと申します。 皆様よろしくお願いいたしますっ! 私は看破を用意できますので、それを上手く使って、この度の相手の隠蔽、そして暗殺を防いでいけましたらっ! ライナ様は隠蔽と暗殺の効果を教えていただき、ありがとうございますっ! もし大丈夫でしたら、ご一緒してもよろしいでしょうか? 先の通り、看破での捜索はして参りますのでっ!
タダ酒、タダ飯がご馳走になれると聞いて! ……の、前に仕事か~(露骨にがっかり ボクはエルフのロベリア。見ての通り悪い魔女さ。 皆、よろしく頼むよ。 ライナ君は能力についてのまとめをありがとう か弱いボクは気を付けないといけないねぇ… >サマエラ君 やあ、久しぶり! 発言が遅くなって申し訳ないんだけど、良かったら組んで一緒に回らないかい? ボクってば火力ばっかりでアレだからさ…(何 一般スキルは看破はとりあえず持っていくつもりだよ。
情報ありがとう。 悠人・ラドルファス。ま、よろしく。 とりあえず全部始末すればいいんでしょ? ま、とりあえず仕事だし始末できる範囲で始末するよ。
おお、ロベリア、久し振りだな……! こちらも反応遅くなり済まない、組むのは歓迎だ。 それでは、回復やや厚めに用意して、支援もできるようにしておこう。 ライナは効果の確認を、ありがとう。看破は私も所持があるゆえ、持つとして…… 暗くなりかけでありそうなので、光源も念のため所持しようか。 【暗殺】の方はそうだな、単に使用条件を表すものかと思う。 魂奪さえ防げたなら、魔法防御に固めてしまって大丈夫そうだな。 延長戦もできるようだが、強化個体のみとなるとそれなりに構えておく必要もありそうなので、 とりあえずはしないつもりで、予定しておこう。
いやいや、魔女の夜は長いから大丈夫だよ。 お返事もらえた事だし、プレイングも二人で行動するようにしておくね! 無事に終えてお祭りを楽しもうじゃないか! お祭りまでの時間が3時間とあるが、夜になるまでは2時間(タイムリミット)って言う事だし、15分おきに出現判定が出るとなると全部見つけれて8匹、現状4班(悠人君がソロだと仮定して)で結構ギリギリって感じになるのかな。 無理は禁物だが、頑張ろうか!