【壊密】薔薇を摘み取る魔手

革酎

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シナリオID:1439

オープニング

●不意なる遭遇
 強い陽射しが大地に突き刺さる、リーンエス王国南部の沿海地方西部。
 一般に王国の気候は穏やかで四季が巡るとされているが、シラー砂漠に近い位置では高温且つ乾燥気味の土地風土が随所で見られる。
 ヘルマス・ジーロー伯爵が支配する沿海領もそのうちのひとつで、からっとした暑さと碧い大海原を擁することから、ちょっとしたリゾート気分を味わうことが出来る。
 このジーロー伯爵領の領都セズンはまさにそういった土地の代表格で、海に面した港湾都市としての一面の他に、海水浴に適した砂浜をも抱える歓楽地としての性格も兼ね備えていた。
 ある日、このセズンの町中をひとりの青年がのんびりと散策していた。彼の名はイオレア・シュデル。端正な顔立ちとよく通る声帯の持ち主で、楽器演奏と歌唱技術に秀でた芸能達者でもあった。
 イオレアはある人物を訪ねてセズンの裏通りに足を踏み入れていた。強い陽射しに辟易しながらも、手にしたメモから漸(ようや)くその住所へ辿り着くことが出来た。
「おぉいフェルナンド、俺だ。暑いから早く中に入れてくれないか」
 石造りの集合住宅一階で、フェルナンド・カルバと刻まれた木製ドアの向こう側に呼びかけた。が、返事が無い。イオレアが今度はノックで来訪を知らせようとした時、潮風に吹かれた木製ドアが勝手に開いた。
 何かが、変だ――イオレアは腰に吊り下げた小剣の柄に右手を軽く触れさせたまま、音も無く開いた玄関扉の内側へと静かに長身を滑り込ませた。
 血の臭いが漂っている。同時に腐臭も鼻を衝いた。嫌な予感が、一気に込み上げてきた。
 室内は派手に荒らされている。まるで小さな嵐が通り過ぎていったかの様な有様だ。そこかしこに、飛び散った血痕も認められた。黒く乾燥していることから、既に相当な時間が経過していると見て良い。
 玄関に隣接するダイニングキッチンを通り過ぎて、奥の寝室へと向かった。腐臭と血臭は、ここから漂い出ている。寝室内を覗き込むと、木製ベッドの縁に上体を押し付ける様な格好で腐乱死体が突っ伏していた。無数の蠅が室内を飛び交っている。
 イオレアは内心で舌打ちを漏らした。腐乱死体は長い髪や体型から見て、成人女性らしい。そして少なくとも現在、ここにフェルナンドは居ない。
 周囲を警戒しながら、イオレアは腐乱死体に近づいた。肩甲骨の下の辺り、丁度心臓を一撃で仕留められる位置に、深い刺し傷が見られた。
 これは厄介な問題に巻き込まれたかも知れない。イオレアは腹を括ってフェルナンドの部屋を飛び出すと、ジーロー伯爵の私設兵団駐屯所へと走った。こういう時は迂闊に嗅ぎ回らず、最初に領主お抱えの公的機関に丸投げするのが一番だ。

●灼熱の中の捜索劇
 ジーロー伯爵の私設兵団駐屯所で、イオレアは事情聴取を受けた。担当者は、クレオール・テロドという幾分頭髪の生え際が後退しかかっている中年の兵団員だった。
「カペル侯爵領の巡回劇団員……もしかしてあんた、あの有名な青薔薇の所属?」
 だみ声を響かせて覗き込むクレオールからの視線に、イオレアは苦笑を返した。まさかこんな形で、自らの所属について訊かれることになろうとは。
「以前、青薔薇に所属していた旧友を訪ねてきました。セズンはとても良い町だから一度遊びに来いと誘われましてね」
「成程……確かにここは自慢したくなる様な土地だ」
 イオレアに自分の住む町をそれとなく褒められたクレオールは、一気に機嫌が良くなったらしい。それまでの仏頂面が嘘の様に、イオレアに対してにこやかな対応を見せる様になった。
 これならば何とか丸め込むことが出来そうだ――イオレアは腹の底で算段を立ててから、フェルナンドの行方が分からないことと、自身は遺体の女性とは面識が無いことを素直に告げた。
 クレオールは事件の捜査と共にフェルナンドの行方も探すと請け合ってくれたが、現時点ではフェルナンドも容疑者のひとりである。余り楽観は出来そうにも無かった。
 駐屯所を辞したイオレアは、セズンの中央広場に程近い宿屋へと引き返した。カペル侯爵家直属の広報兼諜報部隊『青薔薇』の巡回劇団員達が他に十数名、宿泊予約を入れている。フェルナンドと腐乱死体の件を併せて、仲間達と協議する必要があった。
「私達は、迂闊に手を出せないわね」
 この巡回劇団の長を務める女性歌手エムリナ・イーズが、渋い表情を浮かべて一室に集まった他の劇団員達の顔をぐるりと見渡した。
 イオレアも、同意見である。下手に関わればこちらが疑われるからだ。それだけは絶対に避けなければならない。すると別の劇団員が、冒険者を雇ってみてはどうかと提案した。事件の捜査は出来なくとも、フェルナンドの行方を探すぐらいのことは頼めるだろう、と。
「そうね。でもその前に、私達である程度の情報は絞り込んでおきましょう。旧友を探す為の聞き込みという体なら、私設兵団もそこまでとやかくいわないでしょうし」
 エムリナが示したこの方針に従い、青薔薇の面々は早速セズンの町中へと飛び出していった。

●最早、猶予無し
 ところがその日の夕刻、更に予想外の事態が生じた。
 エムリナが行方不明になった、というのである。
 宿へと引き返してきた青薔薇の諜報員達は、自分達が担当したセズン内区画を互いに報告し合い、エムリナがどの区域を廻っていたのかを絞り込むことにした。
 その結果、エムリナは海岸線、即ち海水浴場の砂浜を調査していたものと思われる。
「これ以上の二次被害、三次被害は出したくない。俺がエムリナを探しに行く」
 この面々の中では最も戦闘技術の高いイオレアが単独でエムリナを捜索する運びとなった。夜の砂浜は近隣からの光源が遠く、非常に見通しが悪い。だがイオレアならば闇の中でも自由に行動することが可能な技量を身に着けていた。
 イオレアは日が暮れる前に砂浜へと駆け付けたが、日没後、周囲が完全な闇に包まれた後になって、砂浜の脇に広がる岩場の陰で、エムリナを発見した。エムリナは下半身だけを潮水に浸す格好で、岩場の隙間に横たわっていた。
 意識は朦朧としていたが、命に別状は無さそうであった。イオレアはその足でエムリナを宿に連れ帰り、青薔薇の全員で交代しながら介抱に当たった。
「何の記憶も無い、だって?」
 漸く意識がはっきりしてきたエムリナの第一声に、イオレアは怪訝な表情を返した。
 エムリナが回復後に放った最初の台詞は、自分に何があったのかと尋ねる内容だった。つまり彼女は、己の身に何が起きたのかを理解していなかったのだ。
 これはいよいよ奇妙だ。最早自分達自身の手でフェルナンドの情報を掻き集めている段階ではない。
 何かが拙いと直感したイオレアは夜分にも関わらず、冒険者ギルドのセズン支部へと走った。彼が冒険者ギルドで示した依頼内容は二点。
 ひとつはフェルナンドの行方捜索。
 そしてもうひとつは、エムリナを襲った何者かの発見と、その目的の調査であった。

解説

状況:  PCの皆様はセズン冒険者ギルド支部での依頼を受け、フェルナンド捜索とエムリナ襲撃者捜索に着手したところからスタートして頂きます。  セズンの町に関しては、OPに記載された以上の隠された情報はございません。それ以外の不明点については、プレイング次第で明らかになったり、或いは不明のままだったりするでしょう。  町中は基本的にはジーロー伯爵の私設兵団が目を光らせている為、大きな騒ぎ等を起こせばすぐに駆けつけてきます。逆をいえば、静かにことを運べば彼らの警戒をかいくぐることも可能です。 敵:  現段階では明確な敵性存在は確認されていない為、どこでどんな敵と遭遇するかは全く分かりません。  しかしながら熟練の諜報員たる青薔薇に奇襲を仕掛けることが出来る技量が推測される以上、相当な手練れがどこかに潜んでいると見た方が良さそうです。 NPC:  青薔薇団員のイオレア・シュデル、同リーダーのエムリナ・イーズ、私設兵団のクレオール・テロドといった辺りが顔を見せるでしょうが、展開によっては捜索対象たるフェルナンド・カルバや領主のヘルマス・ジーロー伯爵、そして未だ姿を見せない謎の敵も現れる可能性があります。

マスターより

 皆様、こんにちは。  今回から個人連作【壊密】をリリースして参ります。  灼熱のリゾート地で起きた謎の殺人事件と失踪事件に加え、青薔薇団員が何者かに襲われるという奇妙な事件の連鎖。果たしてこれらがどの様に絡み合ってくるのか。  謎は多いですが、徐々に解明されてゆくことになるでしょう。  尚、諜報組織『青薔薇』につきましてはワールドガイド『都市や地域について』のリーンエス王国の項をご参照下さいませ。  それでは、もしご縁があればご参加のご検討宜しくお願い致します。

リプレイ

●劇団員達の証言
 ジーロー伯爵領都セズンの中央広場に程近い宿屋。
 その一室に、深夜になって複数の冒険者達が姿を見せた。カペル侯爵家直属の広報兼諜報部隊『青薔薇』の巡回劇団が、かつての同僚フェルナンド・カルバ捜索の為に雇った面々だ。
 劇団員達が驚いたことには、その冒険者達の中にカペル侯爵家の親族たるシルヴィア・A・カペルの姿があったことだった。
 シルヴィアにとっては青薔薇は大切な家族も同然の存在だったが、今回彼女はフラットな目線で捜査に加わる為にと、敢えて冒険者の身分でフェルナンド捜索依頼を受けることにしたらしい。
 冒険者達は手分けしてそれぞれの捜索に着手したが、そのうちシルヴィア、エフィルミア、ナタリア・フィッツジェラルドの三人は海岸線で意識不明の状態で発見された巡回劇団長エムリナ・イーズに対する聴取から入ろうとしていた。
 シルヴィアは、エムリナと顔を合わせるのがこれが初めてだった。青薔薇の構成員は意外な程に多く、その大半が諸領へと出払っていることが常だということから、シルヴィアとて知らぬ顔の方が多いというのが実情であった。しかしエムリナの方は、シルヴィアを知っている様子だった。シルヴィアの家系を考えれば、さもありなんというところであろう。
「ひと払いをお願い出来ますか?」
 何故か髪を焦げ茶色に染め、伊達眼鏡とそばかすメイク、耳を隠す帽子で別人になりすましているエフィルミアがエムリナに頼み込んだ。尚、このセズンでは彼女はエフィと名乗っている。
 シルヴィアが大丈夫だと頷くと、エムリナも安心した様子で室内の劇団員達に退室を命じた。
「まずはひとつ、施術させて欲しい。君を襲った輩が何か良からぬ術を仕込んでいる可能性もあるからね」
 エムリナが頷き返すのを確認してから、シルヴィアはじっくり時間をかけて解呪とアンチ・サイを施術。その際、ナタリアが補助という名目でベッド上に半身を置き上がらせているエムリナの肩と腰に手を添えた。
 施術を終えたシルヴィアがナタリアにちらりと視線を送る。ナタリアはこの時、密かにエンパシーを仕掛けていたが、彼女は目線だけでかぶりを振った。特段に怪しい点は感じられなかったということらしい。
 ただひとつ分かった事実として、エムリナは授恵者ではないという点であった。
 次いでエフィルミアが聴取を開始した。彼女は近くに他の劇団員が居ないと断った上で質問を投げかける。
「本当に貴女は記憶が無いんですか?」
 ぶしつけな質問ではあったが、これは絶対に訊かなければならない。エムリナが団員内にスパイありを警戒して真実を隠している可能性も考えられたからだ。
 しかしエムリナはかぶりを振った。本当に記憶が無いらしい。ならばということで、どの段階から記憶が飛んだのかを訊いてみたものの、これもはっきりしない。エムリナは砂浜に足を踏み込んだところで背後から何者かの急襲を受けたらしい。

 結局のところ、エムリナからは大した情報は得られなかった。エフィルミアとナタリアは場所を変えて捜索を続行することとなったが、シルヴィアは宿屋内で他の劇団員からの聴取を実施していたロイ・アウレアと、宿屋の玄関ロビーで一旦情報をすり合わせることにした。
「お手数な上、不愉快な質問もあると思うが、事実を見直すことで気づくこともあります。エムリナさんだけでなく、貴方達の手助けをさせて欲しい」
 ロイの丁寧な説明と柔らかな物腰に、劇団員達は心象を良くしたらしく、彼らは素直に応じてくれた。その際ロイはひとりひとりの表情や口調、声のトーンなどをつぶさに観察していたが、いずれも虚偽の内容を話しているとは思えなかった。
「フェルナンドについては、名前を知っている程度というのがほとんどだった。イオレアに対しては気心が知れている様だな。皆、好印象を抱いているといった感じだった」
 ところがエムリナについては、どの劇団員も小首を傾げた。というのも、彼らがエムリナを劇団長として迎え入れたのはほんの十日程前のことで、それ以前は会ったことも無かったらしい。
 それは、全員が同様なのか――シルヴィアは改めてイオレア・シュデルを居室から呼び出し、ロイと三人で顔を揃えた。
「はい、俺も同じです。エムリナとは十日前、前の劇団長が別任務で離れることになったので、その入れ替えとして彼女が合流してきた時に初めて顔を合わせました」
 何となく引っかかるものを覚えながら、ロイとシルヴィアは質問を変えた。フェルナンドについて知っていることを全て話して欲しいとロイが丁寧に頼み込むと、イオレアは周囲に警戒の視線を流しながら、小声で応じ始めた。
「フェルナンドは、実はまだ青薔薇所属です。彼はマイスター直々の命令で、ある任務に就いていました」
 諜報員として優秀な捜査能力と戦闘力を兼ね備えるフェルナンドは、リーンエス王国に断続的な攻撃を仕掛けるテロ組織『黒熱砂』の動向を追っていた。だが青薔薇の身分では敵に警戒される為、敢えて職を辞した体を装って、ここセズンにて潜入捜査を実施していた。
 セズンに、黒熱砂の本拠地があるとの情報を掴んでいたからだ。
「俺はマイスターの命令で、フェルナンドから黒熱砂の最新情報を回収する予定でした」
 思わぬ展開に、シルヴィアとロイは思わず顔を見合わせた。

●正体
 明け方――フェルナンドが間借りしている石造りの集合住宅に程近い大通りの一角で、エル=バ=ノイアンとルベア・ベルニが周囲を警戒しながら小声で話し合っていた。
「どうやらこの一角は、シラー砂漠の民アクレフォの移民居住区らしい」
「でもって、テロ組織の本拠地がこの区画のどこかにある、という話ね」
 厄介なところに居を構えていたものだと、ふたりは揃って呆れた表情を見せた。
 フェルナンドの室には度々女性が訪れていたことも、周辺での聞き込みで分かっている。恐らく、腐乱死体と同一人物だろう。フェルナンドの居室内には女性が生活していた気配は無かったから、あの腐乱死体の生前の住居も別に存在する筈だ。
 だが、それ以上のことは分からなかった。フェルナンドが姿を消した上に、腐乱死体が彼の居室内に放置されていたことも、近隣住民は全く気付かなかったと口を揃えているが、恐らく事実ではないだろう。
「彼らは多分……黒熱砂の目を恐れているな」
 下手に関わり合いになれば、黒熱砂が何らかの報復を仕掛けてくる。だから気づいても、何も知らぬと押し通すし、ジーロー伯爵の私設兵団に通報することもしない。
 この区画は別名リトル・アクレフォ。シラー砂漠からの移民が多く住む区域だ。住民達は領主の権力よりも、黒熱砂をこそ恐れているのだろう。
「リトル・アクレフォの顔役はウーリオ・カッサン。陶器と砂漠の岩塩でひと山当てた豪商らしいな」
 ノイアンは朝焼けの朱い陽の光の中で、手書きメモのページを繰った。恐らく、この地区で起きた事象のほとんどに精通している人物だろう。
 フェルナンドの居室内には魔術的な痕跡や、紋具を用いた形跡も無かった。矢張り、黒熱砂が関わっているのだろうか。そしてエムリナが襲われた原因も分からない。黒熱砂の警戒対象に入っていたと考えるべきか。
「後は……もう一度私設兵団に顔を出すべきだな。そろそろ、あの腐乱死体の身元も割れている頃だろう」
「そうね。ここでの聞き込みも、フェルナンドの部屋での捜査も手詰まりになってきたし……」
 ノイアンからの提案に、ルベアは素直に乗ることにした。
 だが、その前に腹ごしらえだ。夜通し聞き込みや室内捜索を続けていたふたりは、昨晩から何も食べていないことに漸く気づいた。
 リトル・アクレフォのみならず、このセズン全体が常夏の観光地であり、同時に漁師町でもある為か、昼夜の区別無く、町中はそこかしこでひと通りや商業地の灯が見える。
 その所為で少々時間の感覚が狂ってしまっていた。

 町角のカフェで軽めの朝食を終えたノイアンとルベアは、ナタリアとシルヴィア、エフィルミアの三人と合流した。これから私設兵団詰所へと向かい、クレオール・テロドと面会しようということになっている。
 私設兵団詰所はセズンの治安にも一役買っている為、応対窓口は24時間常に開いている。だがクレオール自身は昼番担当の為、朝の出勤時間以降にならないと顔を見せない。
 五人の冒険者は丁度良い頃合いを見計らって、クレオールとの面会を求めた。クレオールは朝から御苦労様ですねぇと呑気な笑顔を浮かべて、冒険者達をロビーの応接スペースで出迎えた。
 ここでクレオールは、あの腐乱死体の女性の身元が分かった、と重大な事実を告げた。遺留品や特徴的なタトゥーから、割りと簡単に判明したのだという。
 五人の冒険者達は、腐乱死体の予想外の正体に思わず声を失った。
「そんなに驚く程のことなんですか?」
 事の重大さをまるで分かっていないクレオールは、ただ不思議そうな調子で、絶句する冒険者達の顔をぐるりと見渡すばかりであった。
 直後、冒険者達は揃って青薔薇の劇団員達が滞在する宿へと走る様な勢いで引き返した。
 私設兵団詰所で愚図愚図している訳にはいかなかった。
「ロイ、エムリナは今、どこに居る?」
 宿に付くなり、シルヴィアが鋭い声で問いかけた。ロイは何事かと驚きながらも、エムリナならつい先程、健康回復の為にと朝の散歩に出かけたと応じた。
「ではイオレアは?」
 ナタリアの問いかけに、焦燥の色が混ざり込む。最早、手遅れなのではないか――絶望的な響きが、声の奥に横たわっていた。
 イオレアはエムリナの看病の為に、彼女の部屋に朝まで詰めていた、とロイは応じた。その言葉を聞くなり、シルヴィアとナタリア、エフィルミアの三人は一斉にエムリナの室へと駆けた。
 廊下ですれ違う他の劇団員達は、何事かと驚くばかりであったが、三人は構わずエムリナの室へと雪崩れ込んだ。
 イオレアは、背中にナイフを突き立てられたまま、木張りの床で俯せに倒れ込んでいた。シルヴィアとナタリアの治癒術が今一歩遅かったら、絶命していたかも知れない。
 ナイフの傷口は、イオレアから聞いていた、腐乱死体のそれと酷似していた。
「一体、どういうことなんだ?」
 状況が呑み込めないロイが訊いた。ここで漸く、エフィルミアがクレオールから聞かされた想定外の事実を口にした。
「あの腐乱死体ですけど、彼女こそが本物のエムリナ・イーズさんだったみたいです」

●現れた敵
 回復したイオレアは、シルヴィアとナタリアからの介抱を受けながら、未だ衝撃が残る表情で何が起きたのかを静かに語り始めた。
 彼はエムリナ(と、思っていた女性)に対し、フェルナンドの極秘任務について簡単に説明したのだという。するとエムリナは、イオレアが背を向けて戸棚から薬を取り出そうとしたところを狙って、背後からナイフを突き刺してきたとのこと。
 恐らくイオレアの説明から、フェルナンドの居場所を推測したのだろう。
「彼女に、何を話した?」
 ノイアンに問われ、イオレアはしばし考え込む仕草を見せたが、ふと何かに思い当たったらしい。
 曰く、黒熱砂に対してはリトル・アクレフォの顔役カッサンが敵対している、との説明を付け加えたとイオレアは語った。
「そこだね……今、フェルナンドが身を隠している可能性が高いのは」
 ルベアも合点がいった様子で頷き返す。
 冒険者達はイオレアの介抱を他の劇団員に任せ、一斉に宿を飛び出した。向かう先は、ノイアンとルベアが調べ上げていた豪商カッサンの邸宅だ。
 その道中、事の真相が大体見えてきたと、エフィルミアが渋い表情で語った。
「砂浜でエムリナさんの偽物を襲ったのは多分、フェルナンドさんですね」
 フェルナンドが偽のエムリナをその場で殺さなかったのは、敵の出方を探る為であろう。偽のエムリナを泳がせることで、黒熱砂がどこまでフェルナンドの情報を掴んでいるのかが予測出来る、というものである。
 そして偽のエムリナは、フェルナンドと豪商カッサンの繋がりを知って動きを見せた。
「でも分からないね……何故、偽のエムリナはこんなにも簡単に青薔薇内部に潜り込むことが出来たんだ? 黒熱砂がそれなりの諜報力を持つテロ組織だとしても、青薔薇への潜入は容易じゃないだろう」
 ナタリアの指摘も、尤もだ。
 足を速めながらシルヴィアも同様に考え込む。
(疑問が多過ぎる。そもそも敵は、本当に黒熱砂だけなのか?)
 だが、その答えが出る前に一同はカッサン邸近くの通りで物陰に身を隠す様な仕草を見せているエムリナを捕捉した。
 最初にシルヴィアが光縛封で動きを封じた。偽のエムリナは相当に驚いた様子を見せたが、しかしその面はすぐに余裕の色へと変じる。その顔色から、冒険者達は別の敵が既にカッサン邸内へ突入していることを推測し、そのままの勢いで正面玄関から内部へと突入した。

 広いリビングで、壮年男性が床に突っ伏している。息はあるようだが、全身のそこかしこに火傷を負い、即時の応急手当が必要だった。
「彼は私に任せろ。皆は敵を」
 ナタリアがその男性――豪商カッサンへの治癒術を施す為に足を止め、その傍らにしゃがみ込む。
 残る面々は奥へと走った。破壊の痕跡が裏庭へと続いている。ノイアン、ルベア、ロイ、エフィルミア、シルヴィアの順で裏庭に飛び出すと、全身傷だらけの中年男性が長剣片手に、不気味な姿の化け物と対峙しているのが見えた。
「何だあれは」
 思わずロイが唸った。フェルナンドに迫ろうとしている怪人は、全身に紅い粘液を滴らせる異物を張り付けている。どれも、人間の臓物の様に思えた。
「そいつは壊密宗のビューティフルガッツだッ! 強酸性の霧を撒き散らすぞッ!」
 美しい臓物とは悪い冗談ね、とルベアは内心で毒づいた。確かに見た目は人間の臓物を体中に張り付けている様だが、とても美しいなどとはいえない。
 魔人ビューティフルガッツは、乱入してきた冒険者達の姿に軽く反応した。フェルナンドへの攻撃を諦めたのか、強酸性の毒を一気に噴射して煙幕を張ると、その直後にはどこかへと姿を消していた。
 敵が姿を消したことで、フェルナンドも緊張の糸が切れたのか、その場にへたり込んだ。
「正体さえ分かれば、態々殺すまでもないということか」
 シルヴィアとルベアがフェルナンドの応急手当に着手する傍ら、ノイアンは逃げ去った敵の痕跡を探したが、どうやら海岸方面へと向かったという以外にはこれといった手がかりは残されていなかった。
「うわぁ……あの砂浜、結構気に入ってたんですけど」
 砂浜での捜索を思い出しながら、エフィルミアが嫌悪感を面に表した。折角の楽しい思い出が、薄気味悪い化け物に汚された様な気分だった。

マスターコメント

 色々お疲れ様でございました。  幾つか決め手に欠ける部分もありましたが、無事にフェルナンドを保護するには十分なプレイングでした。  青薔薇内に敵がたやすく潜り込んだ理由、そして謎の怪人。不明点は多いですが、それらも今後少しずつ明かされていくことでしょう。  また次回以降も、ご縁がございましたらどうぞ宜しくお願い致します。
ショートシナリオ

ショートシナリオ難しい 報酬:標準6 / 4〜6人

2021年10月02日 15時14分02秒 公開

成功

相談掲示板

  1. ロイ・アウレア

    シューターのロイ・アウレアです。 正直に言います…。 ギルドに並ぶ2つの依頼、脳内(仮)プレが…200文字vsも字数オーバー… 当然にオーバーへ向かい…落ちた身の為、まだこちらの仕事で役立てる気がしませんので 皆様のお話を聞かせて頂きつつ、今から煮詰めて行きます。 今、気になってるのは、イオレアがフェルナンドへ会いに行った本当の理由。 素直に教えて貰えると楽なんだが…どう聞くのが良いか。 それと、エムリナが記憶を無くしたのは事実なのか。 戦いのショック・未知の敵の能力・何かを掴み黙って居た方が良いと判断しての選択か… どちらの件も現段階では引き出せる自信なし。 と、言う事で、別件で出来そうな事があれば手伝いますし 上の件で行動を思い浮かべば、そのようにしようと思ってます。 こんな状態ですが、皆さま、宜しくお願いします。

  2. シルヴィア・A・カペル

    シルヴィアだ。今回はよろしくね。 ロイについても了解だ。私もどう動くかはまだ決まっていないし、これから煮詰めていこう。 >フェルナンドの行方捜索 調べたいのは部屋と、女性は何者か、かな。 フェルナンドの部屋に入ってみたいけど私設兵団に止められてしまうかもしれないし、イオレアとクレオールに詳しく聞いた方が良さそうだね。 女性の身元については、現場が歓楽地の集合住宅なら聞き込みがしやすそうだ。凶器については傷跡を見たイオレアならどんな武器か推測は出来そうかな。彼と同じ小剣使いかもしれない。 彼がフェルナンドへ会いに行った理由は言葉通り受け取っていたけど、成程別の理由もあるのかもしれないね……。 >エムリナを襲った何者かの発見と、その目的の調査 海水浴場にいる観光客にフェルナンドについて聞き込みしていたなら、場所自体は不自然ではない……けど、彼女は近隣からの光源が遠い岩場の隙間にいた。下半身が海水に浸っていたし、まるで誰かに隠されたかのようだ。夜目が効くイオレアなら見つけてくれると思ったのかも? 何も覚えていないとはいえ、エムリナにも何故海水浴場を選んだか、気絶する前から岩場にいたのか……彼女の判断で黙っているとしたら色々質問して聞き出してみたいね。 >謎の敵 いつ何処で出てくるか分からないから看破や暗視、戦闘スキル等は持って行きたい。 「町中は基本的にはジーロー伯爵の私設兵団が目を光らせている為、大きな騒ぎ等を起こせばすぐに駆けつけてきます」というのが……敵にも動きがバレそうだし、兵団に時間を取られるのも頂けない。無いとは思うけど聞き込み等での戦闘以外でのトラブルも避けたい。

  3. シルヴィア・A・カペル

    此処からは推測だから聞き流して← フェルナンドが元青薔薇なら、芸術家で諜報員だろう。心臓を一撃で仕留められる位の手練れかもしれない……腕を買われてヘルマス・ジーロー伯爵に何か依頼されていた可能性もあるかなって。青薔薇達がフェルナンドにこの地に誘われていたというのは、元同僚に助けを求めていたのかもしれない。 腐乱死体の女性から都合の悪い情報を知ってしまって、罪を擦り付けられて逃げているか……或いは、敵さんの一人だった女性を殺した? 二重スパイ……? 考えすぎて深みにはまっている( エムリナに奇襲を仕掛けたのは敵さんへのポーズ(青薔薇は自分とは無関係だとアピールした)とか。自分から呼んでおいて「この件に関わるな」という牽制は無いと思うんだけど、今この時に青薔薇の仲間達が来るのが想定外だったという可能性はある。 この段階では想像しか出来ないから、フェルナンドが敵か味方か調査で確認していきたい。彼の性格、戦闘能力、青薔薇を辞めた理由等についても青薔薇メンバーに聞いてみたいな。

  4. エル=バ=ノイアン

    ウォーリアのノイアンだ。よろしく頼む。 さて、まずは…ちょっと固有名詞や人名が多いので、整理も兼ねて。 ジーロー伯爵領  └領都セズン 港湾都市 歓楽地 フェルナンド・カルバ宅にて成人女性の腐乱死体  └心臓を一撃 深い刺し傷 イオレア・シュデル  └カペル侯爵領の巡回劇団員(青薔薇) エムリナ・イーズ  └カペル侯爵領の巡回劇団員(青薔薇、記憶の混濁) フェルナンド・カルバ  └私設兵団の行方不明者 クレオール・テドロ  └聴取担当官 目的:フェルナンドの捜索    エムリナ襲撃の犯人の発見と目的の調査

  5. エル=バ=ノイアン

    続いて、現在挙がっている気になる点をまとめよう。 1)イオレアがフェルナンドに会いに行った理由 2)エムリナの記憶混濁について 3)腐乱死体の女性の身元について 2)については、単純に襲われた瞬間の衝撃で記憶が抜けているだけ…の可能性もあるしな。 少し深読みが先行している感じはあるから、ひとつずつ丁寧に情報を拾っていこう。

  6. エフィルミア

    シーフのエフィルミアです!よろしくお願いしますっ。 あまり騒ぎには出来ないので、観光客のふりでもしながら捜査するのがいいですかね? ノイアンさん纏めありがとうございます! エムリナさんの記憶混濁は私も怪しいなっと思うのですよね。 諜報員という立場なら、そこそこ修羅場もくぐってるでしょうし、訓練もしてるはずです。 ショックで記憶混濁が起きるというのは不自然かなっと! 精神系スキルで記憶を弄られているのなら、解呪やアンチサイで対処出来るかもしれません。 青薔薇隊員の事を考えて、記憶混濁のふりをしているのなら 冒険者だけで話を聞いてみれば案外ぽろっと喋ってくれるでしょうか?

  7. ナタリア・フィッツジェラルド

    ヒーラーのナタリア・フィッツジェラルドだ。宜しく。 こちらも、ノイアンの纏めに感謝する。 アンチ・サイでの解呪を試みようというなら、その前にエンパシーでもやってみていいか? 洗脳と呼べるものは本人の意志と植え付けられた意志との混濁にあるから、彼女本人としては嘘は言ってないつもりなのかもしれないが。 それにアンチサイはもしかすれば、行方不明になったフェルナンドにも使う事になる可能性もあるだろう。 熟練諜報員をも手玉に取れるとなれば、それ以上のやり手か、青薔薇のやり方に精通した元構成員か二重スパイの類かが想定される所か? フェルナンドが仮に敵の手に落ちたとすれば、そこから記憶とかを抜き出したり読み取ったりしたとか。

  8. ルベア・ベルニ

    シーフのルベアよ、宜しく。 イオレアがフェルナンドに会いに行った理由に絡めて、なんだけど。 これはもう言われてるけどフェルナンドが青薔薇を辞めた理由も気になる。 あと、腐乱死体が出来上がるくらいの日数が経っているとなると、ほぼ必然的にフェルナンドは事が起こってから今に至るまでのどこかのタイミングで姿を消していると思うんだけど……潮風に吹かれて勝手にドアが開く、くらいになっていた状況なら、普通に考えたらイオレア以前に周辺住民が気付きそうなものよね? エムリナの件も併せて、どうにもイオレア、ないしは青薔薇が狙い撃ちにされている気がする……これも深読みしすぎかもだけど。

  9. ロイ・アウレア

    ああ……!皆さま聞かせてくれて、ありがとうございます! 動きの1つが浮かんで来ました。 >エムリナの記憶混濁 戦闘のショックで記憶が飛んだ(飛んだフリが必要となる)のは 相当に親しい人の裏切りとか、青薔薇の存続に係る大事とか…と思うので エムリナの人柄や交友他を確認しようと思います。 ここからがお願いですが、ナタリアさんがエンパシーをしてくれるなら 隣で調査結果を踏まえて話し掛けさせて貰えないかな? 名前を出す事でその人との最後のシーンとかが表層部に浮かぶかもしれない。 何も出ないなら、解呪やアンチサイで解除し、話を聞く流れでどうだろう? ちなみに、イオレアさんが会いに行った理由が気になったのは、ここです。 >これならば何とか丸め込むことが出来そうだ――イオレアは腹の底で算段を立ててから 純粋に会いに行ったなら「面倒な事に巻込まれた」と感じるのは仕方ないが 丸め込む(誤魔化す)必要はないよな…と。 その辺りも含め辿れば、青薔薇が狙い撃ちされてるのか 二重スパイなのかとかの深い部分にも入って行けると思うので ノイアンさんがまとめてくれた件を主にし進めたいと思いました。 それと、あまり騒ぎには出来ない件 基本は静かに探り、身が危険に成ったら騒げば、助けが来てくれるのか…(ニヤリ)…とほくそ笑んでしまった…。 まぁ開始早々、目を付けられると動き難くなるので、大人しく進めますね。

  10. シルヴィア・A・カペル

    ノイアンは纏め感謝だ。 皆の考察を読んで感服している。精神系スキル、有り得そうだね。 人体が腐るまでは大体一週間くらい、かな? セズンは暑いようだからもう少し早いかも。エアンチサイやエンパシーは有難い。是非よろしく頼むよ。 ロイも他の皆も身の危険を感じたら騒いで助けを呼んでくれればと思うけど、初回だし基本的には静かによろしく← ルベアが言ってくれたように青薔薇が狙い撃ちされているのかも。団長のエムリナが既に洗脳系のスキルを受けているとしたら、青薔薇に内部から工作をするつもりなのかもしれないね。諜報だけでなく広報もしている組織だから、聴衆の扇動も出来るかも……? >これならば何とか丸め込むことが出来そうだ―― あ、成程……! イオレアが第一発見者だから事件への関わりを疑われているのかと思っていたけど、ちょっと怪しい部分だね。ロイ、助言有難う。 >捜査の名目 青薔薇達自身が旧友を心配して調査、ならとやかく言われないと思うんだけど、冒険者への依頼となると、兵団の領分に本格的に首を突っ込む訳だから……まぁ良い気分にはならないと思う。青薔薇の一員と称するのが良いかもしれないね。皆も意見も聞きたいな。 >全体行動 依頼内容は二つに分かれてはいるけど、謎が多いしどちらをメインにするかくらいのゆるい方針の分担で良さそうだ。 (以下、間違いがあったら指摘よろしく頼むよ) ・フェルナンドの行方捜索 シルヴィア ・エムリナを襲った何者かの発見と、その目的の調査 ナタリア、ロイ、エフィルミア >個人行動 今の所、イオレアに事件現場の状況やフェルナンドについて質問してみたいと思っているよ。

  11. シルヴィア・A・カペル

    今出ている疑問点等を書き出してみたよ。 此方も追加修正よろしく。 ◆青薔薇へ聞き込み ・イオレアがフェルナンドに会いに行った理由(単に誘いを受けたからか、別の理由があるのか) ・フェルナンドの人柄、戦闘能力、青薔薇を辞めた理由 ・(対イオレア)部屋と腐乱死体の状態、凶器 ・(対エムリナ)何故海水浴場を調べていたか、気絶前から岩場にいたのか ・エムリナの人柄、交友関係の確認 →(対エムリナ)エムリナの記憶混濁について(解呪・アンチサイ・エンパシー等使用) 戦いのショック、敵の未知の能力、本人の意思? ◆クレオール達兵団への聞き込み ・捜査状況(部屋、死体の状態。フェルナンドと女性について) ・青薔薇について(一般人が知る情報の度合い。巡回劇団員の旅の行程は知られているものなのか) ・世間話の体で、最近のジーロー伯爵領や伯爵の噂話? ※可能であればフェルナンドの部屋の調査許可も得たい ◆現地住民への聞き込み ・フェルナンドと女性について ・フェルナンドの不在に気づかなかったのか? ◆場所 ・青薔薇の宿屋(青薔薇達への聞き込みや情報共有で使用) ・フェルナンドの部屋(女性と親しかった痕跡、行先の手がかり) ・フェルナンドの集合住宅(フェルナンドと女性について聞き込み) ・海水浴場(エムリナの姿が何時まで一般人に見られていたか(犯人に気絶させられたのは何時頃か)、不審人物はいなかったか聞き込み。現場の岩場も確認) ・ジーロー伯爵の私設兵団駐屯所(事件の聞き込み、部屋へ入る許可取り) ・セズンの中央広場や酒場(定番枠。噂が集まりそう) ◆姿を見せない強敵も警戒

  12. エル=バ=ノイアン

    ふむ… 取り急ぎ、少し気になったんだが。 「行動操作」を付与されていた、という線もあるか。この場合、行動操作解除後は精神操作系の痕跡は残らない。行動操作における記憶や意識の有無はケースバイケースだから、断定できるわけではないが、可能性として。 俺はフェルナンドの部屋や死んだ女のことについて調べようと思っている。

  13. ロイ・アウレア

    シルヴィアさんの纏め、ノイアンさんの人名&固有名詞の一覧、利用させて貰ってます。 改めて、ありがとうございます。(本文と照らし合わせつ読み) それと「行動操作」が判らずワールドガイドを確認、こう言うバステもあると一つ勉強。 授恵者だと1‐2ターンで解除できそうなので、これが原因で後も混濁が続いてるなら 青薔薇のメンバーは熟練の諜報部員だけど一般人って事ですね。 行動は《エムリナの人柄、交友関係の確認》&《何故海水浴場を調べていたか、気絶前から岩場にいたのか》ここに行きたいと思ってます。 ただ、前回ナタリアさんの隣で一緒にと書きましたが… 考えたらエムリナさんは女性なので、女性が対応した方が良いですよね。 ナタリアさんなら、脈を診る・体に傷が無いか確認するなどの名目で直接触れれる。 (男は出て行け) なのでもう一項目、追加するなら 《フェルナンドの人柄、戦闘能力、青薔薇を辞めた理由》かな これなら、青薔薇への聞き込みとして同時に進められる。 1人の視点では見逃しもあると思うので、同行してくれる方が居るなら歓迎します。 尚、上の件はナタリアさんがエンパシーを使われる前提で話してるので 別のスキルを持つならオレが接触しても良い理由を考えてみますね。 他の調査も、手分け具合で行いますし、移動も可ですので 皆さんの担当したい場を教えて貰えたら助かります。

  14. ロイ・アウレア

    っと、《何故海水浴場を調べていたか、気絶前から岩場にいたのか》ここは シルヴィアさんの行動に被りますね。 同性の方が踏み込んで聞き易いと思うので、オレの予定からは外して 空いた分は、皆さんの調査範囲に合せて移動します。 それと、初回ですので基本的には静かに!、任せて下さい←

  15. シルヴィア・A・カペル

    >ロイ 私は今の所、イオレアに事件現場の状況やフェルナンドについて質問してみたいと思っているよ。それ以外はまだ未定なんだ(皆の予定とすり合わせるつもり)。 依頼としては「フェルナンドの行方捜索」メインになるから、エムリナに《何故海水浴場を調べていたか、気絶前から岩場にいたのか》を質問する可能性もある。 もし良かったら、イオレアに《フェルナンドの人柄、戦闘能力、青薔薇を辞めた理由》を一緒に聞いてみないかい? イオレアがフェルナンドを訪ねた訳だし、彼に聞いてみるのも良いと思うんだ。他の調査も並行してできると思うし、見落とし防止にもなるし、同行してくれる人は歓迎だよ。

  16. ロイ・アウレア

    イオレアとエムリナが混同してました…何の為の人名一覧(がくり) >シルヴィア では、青薔薇のメンバーに確認取れる件をメインにすると言う事でご一緒させて下さい。 確認する内容は多いが、回る地域(対象)を絞る事で網羅出来たらと思います。 結果は内容は些細な事でも皆に伝え、共有化を図るようにしますね。

  17. ナタリア・フィッツジェラルド

    行動操作、というのは私達の特性スキルをしても、そのようなものは無いから初耳になるな。 解呪などで簡単に解除出来ようが出来まいが、授恵者かそれに相当する何者かと遭遇したという事実に行き着く事は確かだろう。 私としては先にも申した通りエンパシーを用いる他、説得力の補強の為に医療薬学スキルも持っていこう。 ただ、アンチサイの方が望ましいという声もあれば、習得という形でそちらに差し替える。 アウレアの人柄を考慮したとしても、もっともらしい理由も無しに異性に触れたり触れられたりというのは抵抗もあろうに。

  18. エフィルミア

    シルヴィアさんまとめありがとうございます! やる事が…やる事が多い!(ぷすぷす) ちょっと何をしたらいいのか混乱してきましたっ。 アンチサイは私も持っていけるので、まずはナタリアさんと一緒にエムリナさんに会いに行って…。 何かしら情報を得たら、その情報を元に海岸を探索する感じがよいですかね? 看破はレベル5ですし、探波も捜波も使えますので探し物は得意です!

  19. シルヴィア・A・カペル

    行動操作、非授恵者に使ったとしたら恐ろしいね……。 >ロイ 快諾ありがとう。青薔薇のメンバーに確認取れる件をメインにするということは、イオレア・エムリナ・他青薔薇に全体的に聞き込みをして見落としの無いようにしてくれるということかな。それなら私はイオレアにしか聞けない事件についての事柄(部屋、女性、凶器)をメインに聞き込みしてみるね。 ・イオレアがフェルナンドに会いに行った理由(単に誘いを受けたからか、別の理由があるのか) ・フェルナンドの人柄、戦闘能力、青薔薇を辞めた理由 ・(対イオレア)部屋と腐乱死体の状態、凶器 ……纏めのこの部分になる。都度仲間に共有するようにするね。当日はよろしく頼むよ。 >他の個人行動 もう一箇所くらい回れるかな。 部屋と死体の状況をイオレア以外にも聞いてみたい。クレオール達兵団への聞き込み&フェルナンドの部屋の立ち入り許可を求めに行くよ。部屋の立ち入り自体はノイアンにお任せする形になりそうだ。 単独での行動になるし、プレの文字数はこちらが多めになりそうかな。 >ナタリア 丁度同じ宿屋で聞き込みをするし、私がアンチ・サイを持っていこう。アンチ・サイが必要そうなら私に声をかけてくれればと思う。BS対策に解呪も持っていくね。 >エフィルミア 捜波や看破を使って捜査してくれるのはとても有り難いよ。海岸の方はお任せしたい。 >今の所の分担 ・イオレアと他青薔薇に聞き込み ロイ、シルヴィア ・エムリナに聞き込み ナタリア、エフィルミア ・私設兵団に聞き込み シルヴィア ・フェルナンドの部屋、亡くなった女性調査 ノイアン ・海岸調査 エフィルミア

  20. ロイ・アウレア

    >シルヴィア 青薔薇メンバーに確認は、イオ・エム・他青薔薇に全体的に聞き込みをする前提です。 当然に見落とし無いよう努力はしますが、一人では厳しいので一緒できる点はお願いします。 個人で【特に】として 青薔薇の複数人から同時に聞きつ挙動を確認し 後から個別に聞き出す方向で動きます。 エムリナ・イオレアにも確認するが、シルヴィア・ナタリア・エフィと居てくれるので 被らないよう動けたら良いな…と、思ってます。 汎用は、洞察と記憶力or話術の予定。 アンチ・サイと呪解が必要に成ったら、お近くのどちらかを頼らせて下さい。 >エフィ うむ、やること多いね! 混乱するなら絞って動いても良いと思うよ。 オレが今回、色々と動こうと思ったのは……以下メタ視点含む…… 薔薇を摘み取る魔手ってタイトルかも判るように、次回以降も誰かしらが狙われだろうから 今回の聞き込みで、重要情報を持って居る人(隠してる人)を絞り込んで 次回、或いは今回のリプレイ中に狙われるだろう人を守りたい…と思ったんだ。 それに、証拠品も時間の経過で消えたり隠匿されるだろうから 今のうち出来るだけの情報を集めたいなぁと……言う、気合だけは入ってる状態です。 前回、気合入れて盛大に空ぶりしたので…今回は慎重に振るよ(笑)

  21. ロイ・アウレア

    っと、「アンチ・サイと呪解と《エンパシー》が必要に成ったら」です。 ……早速このアイコンが使えるとは思わなかったな;

  22. ルベア・ベルニ

    すっかりぎりぎりになってしまったわね……。ごめん。 言い出したことだし、現地住民への聞き込みは私がやっておく。 併せて必要そうならフェルナンドの部屋捜査も手伝うわ。 看破も少しはレベル上げてるし、スカウトの心得もあるしね。

  23. エル=バ=ノイアン

    ん。まとめ、ありがとう。 そうだな、こっちの手伝いは余裕があれば。ただ、女の痕跡を探すつもりでいるから、同性の手はあると助かるな。俺では気づけないこともあるだろうから。

  24. シルヴィア・A・カペル

    ルベアの動きについても了解。住民への聞き込みと部屋の捜査、よろしくね。 >ロイ 今更ながらイオレアとエムリナ、本当に混同しやすいね……(プレで間違えていた模様) ロイ個人としての動きも了解だ。アンチ・サイの出番もあるだろうし、出来るだけ一緒に動けるようにするね。 >ナタリア 私もエンパシーを頼らせて貰えると有難い。よろしく頼むよ。 >持って行くスキル 特性はリヴァーオブヴァイタルと光縛封、汎用はアンチ・サイと交渉。 アクションは解呪2(6回)とメテオライト、ヒール、エンライトの予定だ。

  25. エフィルミア

    シルヴィアさん、解呪とアンチサイありがとうございます! それではアンチサイはシルヴィアさんにおまかせして、私は【看破】と【変装】を付けていこうと思いますっ。 ここで顔を知られない方が役に立つこともあるかも知らないですし、 青薔薇内に裏切り者がいる可能性も0ではないので…。 海岸では怪しいものを見つけても深追いせずに、ちゃんと報告に行きますねっ。 ミイラ取りがミイラになったら駄目!絶対!

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0